JP2011035768A - 撮像装置及び画像共有システム - Google Patents

Abstract

【課題】デジタルカメラからアップロードされた撮影画像の閲覧者がインターネット上からリアルタイムにデジタルカメラの稼動状況を詳細に把握可能とし、且つ画像送信元であるデジタルカメラに対して手軽にメッセージを送信可能とするとともに、撮影者は手軽な操作で閲覧者とインターネットを介してコミュニケーションすることができる撮像装置及び画像共有システムを提供する。
【解決手段】撮像装置（１０１）の現在状態を示すプレゼンス情報を生成するプレゼンス情報生成手段２１２と、画像データにメッセージとプレゼンス情報とを埋め込んだ画像ファイルを生成する画像ファイル生成手段（２００）と、画像共有サービスを提供する画像共有サービスシステムとの間で前記画像ファイルを送受信する通信手段（２４１）と、を備えた。
【選択図】図２

Description

本発明は、通信機能を備えた撮像装置に関し、特に撮影地点からリアルタイムに撮像装置の現在状態を示す情報を埋め込んだ画像ファイルをインターネット上にアップロードできる撮像装置に関する。

従来、無線ＬＡＮ通信機能を内蔵したデジタルカメラ（撮像装置）が知られており、このデジタルカメラによれば、撮影した画像をリアルタイムにてインターネットにアップロードできる。
しかし、撮影者がリアルタイムに画像をアップロードできても、閲覧者側では撮影者の現在位置及び稼働状況を把握することができないため、撮影した画像や撮影すべき画像に対する効果的な指示を手軽にかつリアルタイムに撮影者に対して伝えることができないといった問題があった。
これに対して、デジタルカメラ付き携帯電話同士でチャットを行う技術が、特許文献１に開示されている。特許文献１の携帯電話によれば、プレゼンス情報をリアルタイムに相互に通知し合うので、相手の状態を考慮しながらコミュニケーションを取ることができる。ここでプレゼンス情報とは、相手が今どういう状態にあるのかを示す情報であり、例えば、起動中の携帯電話アプリケーションをプレゼンス情報として通知することにより、携帯電話が応答可能な状態にあるか否かを把握することができる。

しかし、特許文献１記載のデジタルカメラ付き携帯電話は通信機能が主体であり、デジタルカメラは付属的な意味が強いため、フラッシュ、オートフォーカス、撮影設定等、従来デジタルカメラに備わっている機能が無い。従って、カメラ機能を業務用途にて使用したい場合は機能的に不足があるという問題がある。また、無線ＬＡＮ通信機能付きデジタルカメラには、キーボードが無いために、撮影者と画像閲覧者とのコミュニケーションが困難であるという問題があった。
本発明は、上述の事情に鑑みてなされたものであり、デジタルカメラからアップロードされた撮影画像の閲覧者がインターネット上からリアルタイムにデジタルカメラの稼動状況を詳細に把握可能とし、且つ画像送信元であるデジタルカメラに対して手軽にメッセージを送信可能とするとともに、撮影者は手軽な操作で閲覧者とインターネットを介してコミュニケーションすることができる撮像装置及び画像共有システムを提供することを目的とする。

上記の課題を解決するために、請求項１に記載の発明は、被写体を撮像することにより画像データを得る撮像装置において、前記撮像装置の現在状態を示すプレゼンス情報を生成するプレゼンス情報生成手段と、前記画像データにメッセージと前記プレゼンス情報とを埋め込んだ画像ファイルを生成する画像ファイル生成手段と、画像共有サービスを提供する画像共有サービスシステムとの間で前記画像ファイルを送受信する通信手段と、を備えた撮像装置を特徴とする。
請求項２に記載の発明は、前記撮像装置の現在位置情報を取得するＧＰＳ受信機を備え、前記画像ファイル生成手段が前記ＧＰＳ受信機により受信した撮像装置の位置情報を前記画像ファイルに埋め込む請求項１記載の撮像装置を特徴とする。
請求項３に記載の発明は、前記画像ファイルに埋め込むメッセージは、予め撮像装置内に保存されたメッセージテンプレートから選択されたものである請求項１又は２記載の撮像装置を特徴とする。

請求項４に記載の発明は、前記プレゼンス情報生成手段は、撮像装置の動作モード又は撮影設定情報から前記プレゼンス情報を生成する請求項１乃至３の何れか一項記載の撮像装置を特徴とする。
請求項５に記載の発明は、前記メッセージがチャットログであり、前記画像ファイル生成手段が予め設定された任意の送信者のチャットログを画像ファイルに埋め込む請求項１乃至４の何れか一項記載の撮像装置を特徴とする。
請求項６に記載の発明は、前記メッセージがチャットログであり、前記画像ファイル生成手段が予め設定された任意の期間のチャットログを画像ファイルに埋め込む請求項１乃至５の何れか一項記載の撮像装置を特徴とする。
請求項７に記載の発明は、請求項２乃至６の何れか一項記載の撮像装置と、前記画像ファイルに埋め込まれた位置情報に基づいて、前記画像ファイルのデータを地図上にマッピングする画像共有サービスを提供する画像共有サービスシステムと、撮像装置がログインすることによりチャット通信を可能とするチャットサーバと、を備えた画像共有システムを特徴とする。

本発明によれば、デジタルカメラ本体にチャット通信機能及びチャット画面表示機能を追加し、プレゼンス情報とメッセージを送受信可能としたので、ネットワークを介してリアルタイムにデジタルカメラの稼動状況をアップロードすることができる。また、デジタルカメラに対して送信されたメッセージを受信し、返事を送信することによりリアルタイムに交信することができる。
また、本発明のデジタルカメラを含む画像共有システムを安価にかつ容易に構築することができる。

本発明に係る画像共有システムの全体構成図である。 本発明に係るデジタルカメラの機能ブロック図である。 本発明に係るデジタルカメラの動作を示すフローチャートである。 プレゼンス情報更新タスクのフローチャートである。 デジタルカメラによる撮影動作を示したフローチャートである。 チャット機能がオンのときにデジタルカメラにて撮影した撮影画像の概念図である。 デジタルカメラのＥＸＩＦヘッダ生成処理を示したフローチャートである。 画像共有システム全体の処理を示したタイミングチャートである。 デジタルカメラの撮影画面例とユーザインターフェースを示した図である。 デジタルカメラの撮影画面例とユーザインターフェースを示した図である。 デジタルカメラのチャットメッセージ送信画面例である。 画像共有サービスが提供するアプリケーション画面の例である。

以下、本発明の実施形態を詳細に説明する。本発明は、デジタルカメラ本体にチャット機能を実装し、デジタルカメラで撮影した画像、及びデジタルカメラ本体の動作状況をインターネットに公開するとともに、画像閲覧者とインターネットを介してリアルタイムにコミュニケーションを可能とする点に特徴がある。

図１は、本発明に係る画像共有システムの全体構成図である。
画像共有システム１００は、撮影した画像をデジタル化して記録するデジタルカメラ１０１（撮像装置）と、公衆無線ＬＡＮアクセスポイント１０２と、チャットサーバ１０３と、パーソナルコンピュータ（ＰＣ）１０４と、画像を共有可能にするサービスを提供する画像共有サーバ１０５と、から構成され、夫々がネットワーク１１０を介して接続されている。画像共有サービスには、例えばPicasa（登録商標）やGoogleEarth（登録商標）等がある。
デジタルカメラ１０１は、無線ＬＡＮアクセスポイント１０２と通信可能な無線ＬＡＮインターフェースを備えており、インターネットへのネットワーク接続が可能である。また、ＧＰＳ受信機１０６と通信可能なBluetooth（登録商標）インターフェースを有し、ＧＰＳ受信機１０６からBluetoothを介して現在位置情報を取得して、撮影画像に撮影位置情報を埋め込むことが可能である。また、チャットサーバ１０３へログインすることができ、チャットサーバ１０３にログインしたＰＣ１０４のユーザとチャットにて通信をすることが可能である。また、画像共有サーバ１０５へ撮影画像をアップロードすることが可能である。ＰＣ１０４はチャットサーバ１０３へログインし、デジタルカメラ１０１とチャットで通信することが可能である。
なお、チャットサーバ１０３と画像共有サーバ１０５とをアプリケーションサーバとして一体化してもよい。

図２は本発明に係るデジタルカメラの機能ブロック図である。
デジタルカメラ１０１は、デジタルカメラ１０１全体を制御するＣＰＵ２００と、プログラムが格納されているＲＯＭ２１０と、設定情報等が格納されているフラッシュメモリ２２０と、ＲＯＭ２１０に格納されているプログラムが実行される領域であるＳＤＲＡＭ２３０と、外部機器と通信する通信インターフェース２４０と、デジタルカメラ１０１の操作に必要なユーザインターフェース２５０と、撮影した画像ファイルが保存されるＳＤメモリカード２６０と、デジタルカメラのレンズ部、駆動部、各種センサー部等から構成されるデジタルカメラ機能部２９０と、を備える。
ＲＯＭ２１０は、チャットメッセージを生成するチャットメッセージ生成部２１１と、デジタルカメラのプレゼンス情報の生成及び更新を行うプレゼンス情報制御部２１２（プレゼンス情報生成手段）と、例えばＸＭＰＰクライアント部等からなるチャット通信部２１３と、を備える。
フラッシュメモリ２２０は、チャットサーバ１０３にログインするためのユーザ情報及びパスワード情報が格納されているチャットサーバログイン認証情報２２１と、予めチャットにて通信したいメンバーを保存しておくチャットメンバーリスト２２２と、チャットメッセージのテンプレートが登録されているチャットメッセージテンプレート２２３と、撮影設定情報等上記以外のデジタルカメラに関する設定情報が格納されている設定情報２２４と、画像を撮影したときに所定のメンバーへチャットを利用して画像が撮影された旨を通知するための宛先リストである画像撮影通知リスト２２５と、を有する。

チャットサーバログイン認証情報２２１は、デジタルカメラ上のソフトキーボードで作成しても良い。しかし、デジタルカメラに備わっているボタンのみでログイン認証情報を作成するのは困難であるため、予めＰＣ上で作成したログイン認証情報をデジタルカメラ１０１本体にＵＳＢケーブルやＳＤメモリカード等を用いて登録することが望ましい。
チャットメッセージはデジタルカメラ１０１上のソフトキーボードを用いて作成しても良い。しかし、デジタルカメラ１０１に備わっているボタンのみでメッセージを作成するのは困難であるため、予めＰＣを利用して作成した何通りかのメッセージテンプレートをＵＳＢケーブルやＳＤメモリカード等を用いてデジタルカメラ１０１本体にチャットメッセージテンプレート２２３として登録し、メッセージ送信時に利用することが望ましい。
通信インターフェース２４０は、チャットサーバ１０３と接続し、画像データを送信するために使用する無線ＬＡＮ２４１と、ＧＰＳ受信機と接続するBluetooth２４２と、を有する。なお、ＧＰＳ受信機をデジタルカメラ１０１に内蔵してもよい。
ユーザインターフェース２５０は、シャッターボタン２５１と、モードダイヤル２５２と、メニューボタン２５３等とを備える。

図３は、本発明に係るデジタルカメラの動作を示すフローチャートである。
ユーザがデジタルカメラ１０１の電源をオンするとデジタルカメラ１０１が起動する（ステップＳ３０１）。デジタルカメラ１０１は起動すると、チャット機能がオンにされているか否かを確認する（ステップＳ３０２）。チャット機能がオンになっているか否かの情報は設定情報２２４に格納されている。チャット機能がオンの場合は（ステップＳ３０２でＹｅｓ）、チャット通信部２１３がチャットサーバログイン認証情報２２１を使用して無線ＬＡＮ２４１を使ってチャットサーバ１０３へログインする（ステップＳ３０３）。次にプレゼンス情報制御部２１２が、デジタルカメラ１０１の動作モード及び設定情報２２４に格納されている撮影設定情報からプレゼンス情報を生成し（ステップＳ３０４）、プレゼンス情報更新タスクを開始する（ステップＳ３０５）。プレゼンス情報更新タスクが開始された後は、通常のデジタルカメラと同様に動作する。ステップＳ３０２でチャット機能がオフの場合は（ステップＳ３０２でＮｏ）通常のデジタルカメラと同様に動作する。

図４は、プレゼンス情報更新タスクのフローチャートである。
プレゼンス情報制御部２１２は、デジタルカメラ１０１の動作モードあるいは撮影設定情報が変更される度（ステップＳ４０１でＹｅｓ）に、プレゼンス情報を更新する（ステップＳ４０２）。プレゼンス情報におけるカメラの動作モードとしては、撮影モード、再生モード、設定モード等があり、撮影設定情報としては画質モード、画質サイズ、フォーカス設定、マクロ設定、ホワイトバランス、ＩＳＯ感度等があげられる。
図５は、デジタルカメラによる撮影動作を示したフローチャートである。以下、デジタルカメラ１０１の使用者をユーザと表現する。
ユーザがシャッターボタン２５１を押下して撮影を実施すると、デジタルカメラ１０１は、後述するＥＸＩＦヘッダ生成処理を実行し（ステップＳ５０２）、撮影画像ファイルをＳＤメモリカード２６０へ保存する（ステップＳ５０３）。保存が終了すると、デジタルカメラ１０１は無線ＬＡＮ２４１を使って撮影画像を画像共有サーバ１０５へアップロードする（ステップＳ５０４）。アップロードが完了すると（ステップＳ５０５）、画像撮影通知リスト２２５に登録された宛先へ撮影通知メッセージをチャットにて送信する（ステップＳ５０６）。

図６は、チャット機能がオンのときにデジタルカメラにて撮影した撮影画像の概念図である。本発明におけるデジタルカメラ１０１はチャット情報付加機能を備える。
撮影画像ファイル７００は、撮影した画像データの本体が記録される画像エリア７０１と、カメラの機種や撮影時の条件情報等のメタデータが記録されるＥＸＩＦヘッダ７０２とから構成される。チャット情報付加機能により、デジタルカメラ１０１は、撮影画像ファイル７００のＥＸＩＦヘッダ７０２における、例えばＡＰＰ５マーカセグメント７０３等のメーカ固有領域にチャット通信ログデータを埋め込むことができる。ＥＸＩＦヘッダ７０２内に埋め込まれたチャット通信ログデータにより、ユーザは過去にチャットで通信した相手や内容をもとに、ＰＣ１０４上で撮影画像を管理したり、検索することが可能となる。ＥＸＩＦヘッダ７０２には、チャットメッセージの他にも、プレゼンス情報及び撮像装置の位置情報を埋め込むことができる。

以下、チャット通信ログデータの埋め込み方法について説明する。
撮影画像に埋め込むチャット通信ログデータについては、予めサイズ上限、ログ期間、フィルタリング設定を、撮影設定メニューを使って設定する。設定した内容は設定情報２２４に保存される。
チャット通信ログデータは、設定された上限サイズを超えない範囲内で、設定された期間内に送受信されたチャットデータのみが、ＣＰＵ２００（画像ファイル生成手段）によって埋め込まれる。上限のサイズは、例えば数十キロバイト等と設定することができる。ログ期間は、例えば撮影日当日分のみ、あるいは過去数時間分のデータを埋め込むように設定することができる。また、埋め込むチャット通信ログデータに関しては、特定の送信者からのメッセージのみを埋め込むフィルタリングを行うことも可能である。

図７は、デジタルカメラのＥＸＩＦヘッダ生成処理を示したフローチャートである。
デジタルカメラ１０１は、撮影設定におけるチャット情報付加機能がオンになっているかオフになっているかを確認する（ステップＳ６０１）。チャット情報付加設定がオンになっている場合は、保存するチャット情報に関する送信者フィルタリング設定がオンになっているか否かを確認する（ステップＳ６０２）。オンになっている場合は、チャットログデータから指定された送信者の過去のメッセージのみを抽出する（ステップＳ６０３）。次にチャットログデータサイズが予め設定された上限サイズをオーバーしているか否かを確認し（ステップＳ６０４）、オーバーしている場合は規定のサイズ分のみ抽出する（ステップＳ６０５）。次にチャットログデータから抽出したデータをもとにＡＰＰ５エリアを作成する（ステップＳ６０６）。次にその他のＥＸＩＦヘッダ部分を生成して（ステップＳ６０７）、ＥＸＩＦヘッダ生成処理を終了する。

図８は、画像共有システム全体の処理を示したタイミングチャートである。以下、図８に従ってシステム全体の流れを説明する。
＜デジタルカメラ１０１のチャットサーバ１０３へのログイン＞
ユーザＡによってデジタルカメラ１０１の電源がオンされると（ステップＳ１２０１）、デジタルカメラ１０１はチャットサーバ１０３へログインする。ログインが完了するとデジタルカメラ１０１上にチャットメッセージ画面が表示される（ステップＳ１２０２）。
＜画像閲覧者の画像共有サーバへのログイン＞
一方、画像閲覧用のＰＣ１０４を利用しているユーザＢは画像共有サーバ１０５へログインを開始する（ステップＳ１２０９）。
画像共有サーバ１０５はチャットサーバ１０３のクライアント機能も提供しており、画像共有サーバ１０５のログイン認証情報をそのまま利用してチャットサーバ１０３へログインが行われる。ユーザＢの画像共有サーバ１０５及びチャットサーバ１０３へのログインが完了すると、画像共有サーバ１０５が提供する画像共有アプリケーションをユーザＢが利用できるようになる（ステップＳ１２１０）。
＜デジタルカメラ１０１における撮影及び画像閲覧者への通知＞
その後、ユーザＡによって撮影が実行されると（ステップＳ１２０３）撮影画像が画像共有サーバ１０５へ送信される。（ステップＳ１２０７） デジタルカメラ１０１は撮影データの送信が完了すると、予め設定しておいたチャットメンバーに対して画像撮影通知メッセージを送信する。（ステップＳ１２０４） ユーザＢは画像撮影通知メッセージをチャットにより受信することにより、ユーザＡが撮影したことを知り、画像共有アプリケーションの画面から撮影画像を確認する。
＜デジタルカメラ１０１のユーザＡと、画像閲覧ユーザＢのチャットによるコミュニケーション＞
ユーザＢは必要に応じてユーザＡに対してメッセージを送信する（ステップＳ１２１２）。デジタルカメラ１０１の表示部にはユーザＢのメッセージが表示され（ステップＳ１２０５）、ユーザＡは必要に応じてユーザＢに対してメッセージを返信する（ステップＳ１２０６）。

図９及び図１０は、デジタルカメラの撮影画面例とユーザインターフェースを示した図である。図１１は、デジタルカメラのチャットメッセージ送信画面例である。図８に示したタイミングチャートのステップＳ１２０２以降においてデジタルカメラ１０１に表示される。
デジタルカメラ１０１の背面８００には、画像やチャットメッセージ等が表示されるモニタ８０１と、撮影やチャットに関する設定が可能なＡＤＪボタン８０２、ＰＬＹボタン８０３、ＤＳＰボタン８０４と、十字キー８０５、エンターキー８０６等を備える。モニタ８０１に表示されたチャットメッセージ画面には、ユーザＡが撮影した画像とともに、画像閲覧者からのチャットメッセージが「ｕｓｅｒ１」「ｕｓｅｒ２」として表示されている。
本実施形態に係るデジタルカメラ１０１においては、テキストメッセージを入力するようなハードウェアキーボードを備えていないため、予めチャットメッセージテンプレート２２３登録された定型メッセージを選択して送信できるようにし、メッセージの送信や返信、チャット画面のオンオフをできるだけ少ないボタン操作で行えるようにした。
具体的には、ユーザＡは、ＡＤＪボタン８０２を押下することによりチャットメッセージの送信メニューに移行し、チャットメッセージテンプレート２２３からテンプレートを呼び出してモニタ８０１に表示する。ユーザＡは、十字キー８０５を用いて複数の送信文候補から一の送信文を選択し、ＰＬＹボタン８０３を押下することにより、チャットメッセージが送信される。

図１２は、画像共有サービスが提供するアプリケーション画面の例である。図８に示したタイミングチャートのステップＳ１２１０以降においてユーザＢが操作するＰＣ１０４に表示される。
デジタルカメラ１０１で撮影した位置情報付きの撮影画像ファイルは、図１２に示すように、アプリケーション画面１０００に表示された地図１０１０上にマッピングされ、撮影画像データアイコン１０２０乃至１０４０として表示される。撮影画像データアイコン１０２０には画像のサムネイル情報１０２１、カメラ識別名１０２２、カメラ動作モード１０２３（プレゼンス情報）が表示されている。他のアイコンも同様である。
ユーザＢが一つの撮影画像データアイコンを選択してダブルクリックすると拡大されて詳細画面１０５０が表示される。詳細画面１０５０には、撮影画像１０５１、カメラ識別名１０５２、カメラ動作モード１０５３、撮影画像の詳細情報１０５４、メッセージ作成欄１０５５、メッセージ送信ボタン１０５６、チャット通信ログデータ１０５７が表示される。
ユーザＢはメッセージ作成欄１０５５にメッセージを書き込み、メッセージ送信ボタン１０５６をクリックすることにより、詳細画面１０５０に表示されているデジタルカメラ１０１に対してチャットメッセージを送信することができる。チャットメッセージを受信したデジタルカメラ１０１には、チャットメッセージが表示される。

以上のように本発明によれば、デジタルカメラ本体にチャット通信機能及びチャット画面表示機能を追加したので、画像共有システムを安価にかつ容易に構築することができる。
デジタルカメラは、リアルタイムに撮影画像とプレゼンス情報とを画像共有サービスにアップロードするので、画像閲覧者はネットワークを介してデジタルカメラが現在稼働中であるか否かを判断することができる。
また、画像閲覧者がチャット可能を利用して、稼働中のデジタルカメラに対して手軽にメッセージを送ることができるので、撮影者は撮影画像に対する感想をリアルタイムで得ることができる。さらに、撮影現場にいながら撮影ポイントや撮影画質のリクエストを得ることができる。
また、デジタルカメラ本体にチャット通信機能を実装したので、デジタルカメラの撮影機能や画質が優先されるような場合に効果的である。業務用途にデジタルカメラを使用するケースも含まれる。
送信するチャットメッセージを予めデジタルカメラ内に登録し、保存しておくことにより、撮影者は手軽にデジタルカメラを介してチャット通信を行うことができる。
撮影画像を送信するチャット相手を画像撮影通知リストとしてデジタルカメラに登録できるので、特定の相手とチャットメッセージを交換することができる。

１００…画像共有システム、１０１…デジタルカメラ、１０２…無線ＬＡＮアクセスポイント、１０３…チャットサーバ、１０４…ＰＣ、１０５…画像共有サーバ、１０６…ＧＰＳ受信機、１１０…ネットワーク、２００…ＣＰＵ、２１０…ＲＯＭ、２１１…チャットメッセージ生成部、２１２…プレゼンス情報制御部、２１３…チャット通信部、２２０…フラッシュメモリ、２２１…チャットサーバログイン認証情報、２２２…チャットメンバーリスト、２２３…チャットメッセージテンプレート、２２４…設定情報、２２５…画像撮影通知リスト、２４０…通信インターフェース、２４１…無線ＬＡＮ、２４２…Bluetooth、２５０…ユーザインターフェース、２５１…シャッターボタン、２５２…モードダイヤル、２５３…メニューボタン、２９０…デジタルカメラ機能部、１０００…アプリケーション画面、１０１０…地図、１０２０、１０３０、１０４０…撮影画像データアイコン、１０２１…サムネイル情報、１０２２…カメラ識別名、１０２３…カメラ動作モード、１０５０…詳細画面、１０５１…撮影画像、１０５２…カメラ識別名、１０５３…カメラ動作モード、１０５４…詳細情報、１０５５…メッセージ作成欄、１０５６…メッセージ送信ボタン、１０５７…チャット通信ログデータ

特開２００８−１４７９４４公報

Claims (7)

1. 被写体を撮像することにより画像データを得る撮像装置において、
   前記撮像装置の現在状態を示すプレゼンス情報を生成するプレゼンス情報生成手段と、前記画像データにメッセージと前記プレゼンス情報とを埋め込んだ画像ファイルを生成する画像ファイル生成手段と、画像共有サービスを提供する画像共有サービスシステムとの間で前記画像ファイルを送受信する通信手段と、を備えたことを特徴とする撮像装置。
2. 前記撮像装置の現在位置情報を取得するＧＰＳ受信機を備え、前記画像ファイル生成手段が前記ＧＰＳ受信機により受信した撮像装置の位置情報を前記画像ファイルに埋め込むことを特徴とする請求項１記載の撮像装置。
3. 前記画像ファイルに埋め込むメッセージは、予め撮像装置内に保存されたメッセージテンプレートから選択されたものであることを特徴とする請求項１又は２記載の撮像装置。
4. 前記プレゼンス情報生成手段は、撮像装置の動作モード又は撮影設定情報から前記プレゼンス情報を生成することを特徴とする請求項１乃至３の何れか一項記載の撮像装置。
5. 前記メッセージがチャットログであり、前記画像ファイル生成手段が予め設定された任意の送信者のチャットログを画像ファイルに埋め込むことを特徴とする請求項１乃至４の何れか一項記載の撮像装置。
6. 前記メッセージがチャットログであり、前記画像ファイル生成手段が予め設定された任意の期間のチャットログを画像ファイルに埋め込むことを特徴とする請求項１乃至５の何れか一項記載の撮像装置。
7. 請求項２乃至６の何れか一項記載の撮像装置と、
   前記画像ファイルに埋め込まれた位置情報に基づいて、前記画像ファイルのデータを地図上にマッピングする画像共有サービスを提供する画像共有サービスシステムと、
   撮像装置がログインすることによりチャット通信を可能とするチャットサーバと、を備えたことを特徴とする画像共有システム。

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