JP2011034286A - 環境影響物排出量評価装置および環境影響物排出量評価方法 - Google Patents

環境影響物排出量評価装置および環境影響物排出量評価方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2011034286A
JP2011034286A JP2009179176A JP2009179176A JP2011034286A JP 2011034286 A JP2011034286 A JP 2011034286A JP 2009179176 A JP2009179176 A JP 2009179176A JP 2009179176 A JP2009179176 A JP 2009179176A JP 2011034286 A JP2011034286 A JP 2011034286A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
amount
environmental impact
flow rate
utility
information
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2009179176A
Other languages
English (en)
Inventor
Masafumi Nojima
雅史 能島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP2009179176A priority Critical patent/JP2011034286A/ja
Priority to PCT/JP2010/062906 priority patent/WO2011013803A1/ja
Publication of JP2011034286A publication Critical patent/JP2011034286A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06QINFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES; SYSTEMS OR METHODS SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G06Q10/00Administration; Management
    • G06Q10/06Resources, workflows, human or project management; Enterprise or organisation planning; Enterprise or organisation modelling
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06QINFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES; SYSTEMS OR METHODS SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G06Q10/00Administration; Management
    • G06Q10/04Forecasting or optimisation specially adapted for administrative or management purposes, e.g. linear programming or "cutting stock problem"
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06QINFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES; SYSTEMS OR METHODS SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G06Q50/00Information and communication technology [ICT] specially adapted for implementation of business processes of specific business sectors, e.g. utilities or tourism
    • G06Q50/06Energy or water supply
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P90/00Enabling technologies with a potential contribution to greenhouse gas [GHG] emissions mitigation
    • Y02P90/80Management or planning
    • Y02P90/82Energy audits or management systems therefor
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
    • Y02P90/00Enabling technologies with a potential contribution to greenhouse gas [GHG] emissions mitigation
    • Y02P90/80Management or planning
    • Y02P90/84Greenhouse gas [GHG] management systems

Landscapes

  • Business, Economics & Management (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Economics (AREA)
  • Human Resources & Organizations (AREA)
  • Strategic Management (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Entrepreneurship & Innovation (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Marketing (AREA)
  • General Business, Economics & Management (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Tourism & Hospitality (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Development Economics (AREA)
  • Game Theory and Decision Science (AREA)
  • Operations Research (AREA)
  • Quality & Reliability (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Primary Health Care (AREA)
  • Water Supply & Treatment (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Educational Administration (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Abstract

【課題】原燃料を製造、輸送等するそれぞれのプロセスにおいて、環境影響物排出量を定量化し、その排出量を表示する。
【解決手段】環境影響物排出量評価装置1は、原料タンク10、ユーティリティ供給装置20、および製品タンク30に具備されたタグ60から識別情報を取得して、対象となるプロセスを確定する。そして、環境影響物排出量評価装置1は、原料タンク10、ユーティリティ供給装置20、および製品タンク30に接続する各配管に具備された流量測定手段40から流量データを取得し、環境影響物排出量評価装置1の記憶部に記憶された単位量当たりの熱量および単位量熱量当たりの環境影響物排出量のデータを用いて、当該プロセスにおける環境影響物排出量を算出する。
【選択図】図1

Description

本発明は、環境影響物排出量評価装置および環境影響物排出量評価方法に関する。
従来、二酸化炭素(CO)を代表とする温室効果ガスによる大気環境の悪化が重大な社会問題となっている。特に、近年においては、地球規模での気温上昇が温室ガスの影響であることが指摘されており、その影響は深刻な国際問題となっている。このような事態に鑑み、2005年2月に地球温暖化防止京都議定書が発効され、温室効果ガス削減の数値目標や、排出量取引、共同実施、クリーン開発メカニズム等についての国際協定が履行された。しかし、経済成長や電気需要の伸び等から温室効果ガス削減の数値目標達成は非常に困難であると考えられる。
一方、需要家に供給される電力の発電に要するエネルギ源の環境への影響については、需要家は把握することができないので、環境負荷を低減するために、需要家は単に省エネを通した電力量の低減しか方法がなく、環境保全への具体策がとれなかった。
このような状況において、電力需要家に対して、環境負荷の小さい電力を選択させ、発電所ごとの供給状態を需要家の要求に応じて計画する電力供給方法が開示されている(例えば、特許文献1参照)。また、自動車等についても、燃料販売所が自動車に販売した燃料の銘柄、添加剤、販売日等のデータを自動車に送信し、自動車の走行で消費した燃料量に対応した温暖化ガス量を評価する技術が開示されている(例えば、特許文献2参照)。
特開2001−184406号公報 特開2007−064091号公報
しかしながら、特許文献1に記載された技術は、供給調整を即時に行うことが要求される電力を考慮した技術であり、例えば、ガソリンスタンド等のように、燃料供給所に1次保存された燃料を需要者が購入する場合等を考慮していない。さらに、厳密な意味でのエネルギの環境性を考慮する場合、発電形態のみでエネルギを考慮するだけでなく、一次エネルギを採掘し、輸送・貯蔵、燃料製造および供給する過程で累積した環境性を考えることが必要となる。例えば、水素を燃料として発電する場合、自然エネルギを電気に変換し、さらに水電気分解して得られる水素と、石油を改質して得られる水素とでは、その環境性は大きく異なる。
また、特許文献2に記載された技術における自動車用燃料に関しては、銘柄により一定量燃焼した際に排出されるCO量はほぼ一定となり、自動車で排出されるCO排出量の算出が可能となる。しかし、例えば、バイオ燃料を混合した際に、そのバイオ燃料の起源や製造工程によってはCO排出量が大きく異なることが考えられる。また、同じ自動車用燃料の銘柄でも燃料を採掘する場所が異なる場合のCO排出量を特定するのも困難である。
このような背景に鑑みて本発明がなされたのであり、本発明は、原燃料を製造、輸送、利用するそれぞれの過程において、環境影響物排出量を定量化し、その排出量を表示することにより、エネルギ供給者およびエネルギ需要者による環境影響物排出量削減を支援する環境影響物排出量評価装置および環境影響物排出量評価方法を提供することを目的とする。
前記課題を解決するため、環境影響物排出量評価装置は、原料タンク、ユーティリティ供給装置、および製品タンクに具備されたタグから識別情報を取得して、対象となるプロセスを確定する。そして、環境影響物排出量評価装置は、原料タンク、ユーティリティ供給装置、および製品タンクに接続する各配管に具備された流量測定手段から流量データを取得し、環境影響物排出量評価装置の記憶部に記憶された単位量当たりの熱量および単位量熱量当たりの環境影響物排出量のデータを用いて、当該プロセスにおける環境影響物排出量を算出し表示させることを特徴とする。
本発明によれば、原燃料を製造、輸送等するそれぞれのプロセスにおいて、環境影響物排出量を定量化し、その排出量を表示することにより、エネルギ供給者およびエネルギ需要者による環境影響物排出量削減を支援する環境影響物排出量評価装置および環境影響物排出量評価方法を提供することができる。
本実施形態に係る環境影響物排出量評価システムの全体構成を示す図である。 本実施形態に係る環境影響物排出量評価装置の構成例を示す機能ブロック図である。 本実施形態に係る原燃料テーブルの一例を示す図である。 本実施形態に係るタンクマスタテーブルの一例を示す図である。 本実施形態に係るユーティリティマスタテーブルの一例を示す図である。 本実施形態に係るプロセスマスタテーブルの一例を示す図である。 本実施形態に係るプロセス接続タンクテーブルの一例を示す図である。 本実施形態に係るプロセスデータテーブルの一例を示す図である。 本実施形態に係るプロセス評価テーブルの一例を示す図である。 本実施形態に係るタンク出納テーブルの一例を示す図である。 本実施形態に係るタンク状態テーブルの一例を示す図である。 本実施形態に係る環境影響物排出量の評価処理の流れを示すフローチャートである。 本実施形態2に係る環境影響物排出量評価システムの全体構成を示す図である。 本実施形態2に係るエネルギ輸送手段の一例を説明するための図である。 本実施形態2に係る環境影響物排出量評価装置の構成例を示す機能ブロック図である。 本実施形態2に係るサプライチェーンテーブルの一例を示す図である。 本実施形態2に係るタンク状態テーブルの一例を示す図である。 本実施形態3に係る環境影響物排出量評価システムの全体構成を示す図である。 本実施形態3に係る環境影響物排出量評価装置の構成例を示す機能ブロック図である。 本実施形態3に係る評価履歴データテーブルの一例を示す図である。
次に、本発明を実施するための形態(以下「実施形態」という)について、適宜図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本実施形態に係る環境影響物排出量評価装置1(1a)を備える環境影響物排出量評価システム5(5a)の全体構成を示す図である。
図1に示すように、環境影響物排出量評価システム5は、原料M,M,…,Mを貯蔵する原料タンク10と、原料タンク10から配管等を通して原料を受け取り、原料を加工し、任意の製品P,P,…,Pを製造するエネルギ製造手段50と、製品の製造や加工に用いる燃料、電力等のユーティリティU,U,…,Uを供給するユーティリティ供給装置20と、エネルギ製造手段50により製造された製品を、配管等を通して取得し貯蔵する製品タンク30と、各配管等に設置される流量測定手段40と、エネルギ製造手段50による製品の製造プロセスにおける環境影響物の排出量を評価する環境影響物排出量評価装置1(1a)と、を含んで構成される。
エネルギ製造手段50は、原料タンク10から配管等を通して原料を受け取り、製品の製造、加工に必要な燃料や水、電力等のユーティリティを用いて製品を製造し、配管等を通して製造した製品を製品タンク30に貯蔵する。ここで、原料タンク10とエネルギ製造手段50との間、ユーティリティ供給装置20とエネルギ製造手段50との間、およびエネルギ製造手段50と製品タンク30との間には、それぞれの配管等に流量測定手段40(40M,40U,40P)が設けられている。
この流量測定手段40は、エネルギ製造手段50に供給される原料量と、製品の製造、加工に用いる燃料や電力等のユーティリティエネルギ量と、エネルギ製造手段50から製品タンク30に供給される製品量とを測定する。そして、流量測定手段40は、通信ネットワーク6を介してその測定結果を環境影響物排出量評価装置1へと送信する送信手段を備える。
また、原料タンク10、ユーティリティ供給装置20、および製品タンク30には、各装置ごとにその設備を識別するための個体識別手段としてのタグ60が備えられている。このタグ60は、タンク等の装置そのもの、装置に接続する配管、その配管に具備された流量測定手段40のいずれかに備え付けられ、その装置を他の装置と識別するものである。また、このタグ60は、例えば、RF−ID(Radio Frequency IDentification)、IC(Integrated Circuits)タグ、2次元コード等で構成される。そして、このタグ60による識別情報は、不図示のリーダにより読み込まれ、環境影響物排出量評価装置1に入力される。
次に、環境影響物排出量評価装置1について具体的に説明する。
図2は、本実施形態に係る環境影響物排出量評価装置1(1a)の構成例を示す機能ブロック図である。
図2に示すように、環境影響物排出量評価装置1は、制御部100と、通信部200と、入出力部300と、メモリ部400と、記憶部500とを含んで構成される。
制御部100は、流量測定手段40(図1参照)からの情報に基づき、原料を加工し製品を製造するプロセスで排出される環境影響物排出量を算出する処理の全般を司る。そして、制御部100は、原燃料設備情報取得部110と、プロセス情報処理部120と、測定情報取得部130と、環境性評価処理部140と、表示制御部150とを含んで構成される。なお、制御部100は、この環境影響物排出量評価装置1が備えるCPU(Central Processing Unit)によるプログラム実行処理や専用回路等により実現され、プログラム実行処理により実現される場合には、記憶部500に、この環境影響物排出量評価装置1の機能を実現するためのプログラムが記憶される。
原燃料設備情報取得部110は、原料タンク10(図1参照)、ユーティリティ供給装置20、および製品タンク30に付されたタグ60から読み取られた識別情報(タンクID)を、通信部200もしくは入出力部300を介して取得し、メモリ部400に記憶する。
プロセス情報処理部120は、原燃料設備情報取得部110が取得した識別情報(タンクID)をもとに、記憶部500内の後記するタンクマスタテーブル520(図4参照)を検索する。そして、プロセス情報処理部120は、検索の結果、当該タンクの識別情報が登録されている場合に、後記するプロセス接続タンクテーブル550(図7参照)を用いて、原料のタンクIDおよび製品のタンクIDが一致するプロセスのプロセスIDとプロセス名とを抽出する。
続いて、プロセス情報処理部120は、抽出したプロセスIDとプロセス名とを後記するプロセスデータテーブル(プロセスデータ情報)560(図8参照)に登録する。
測定情報取得部130は、原料タンク10とエネルギ製造手段50との間、ユーティリティ供給装置20とエネルギ製造手段50との間、そしてエネルギ製造手段50と製品タンク30との間に設けられた流量測定手段40から送られる流量データを通信部200を介して取得し、メモリ部400に記憶する。
環境性評価処理部140は、記憶部500内の後記する原燃料テーブル(原燃料情報)510(図3参照)から、単位量熱量当たりの環境影響物排出量を取得し、当該プロセスの環境影響物排出量を算出する。そして環境性評価処理部140は、算出した環境影響物排出量を用いて、環境影響物排出量原単位を算出する。なお、ここで、環境影響物排出量原単位は、
環境影響物排出量原単位 = 環境影響物排出量/製品エネルギ量
の式で算出される。なお、本実施形態においては、環境影響物の一例を、COとして説明する。
以下、環境性評価処理部140が行う処理を説明する。ここで、原料タンク10とエネルギ製造手段50との間に設けられた流量測定手段40M(図1参照)の測定値を流量r、エネルギ製造手段50と製品タンク30との間に設けられた流量測定手段40Pの測定値を流量R、そして、ユーティリティ供給装置20とエネルギ製造手段50との間に設けられた流量測定手段40Uの測定値をユーティリティ導入量qとする。そして、環境性評価処理部140は、メモリ部400に記憶された原料単位量当たりの熱量a(MJ/m)、製品単位量当たりの熱量a(MJ/m)、ユーティリティ単位量当たりの熱量k(MJ/m)から、以下の式で原料、製品、ユーティリティの各熱量を算出する。
原料熱量 ∫(r×a)dt(MJ)
製品熱量 ∫(R×a)dt(MJ)
ユーティリティ熱量 ∫(q×k)dt(MJ)
次に、環境性評価処理部140は、原燃料テーブル510(図3参照)から、原料の単位量熱量当たりの環境影響物排出量b、および製品の単位量熱量当たりの環境影響物排出量bを抽出する。また、ユーティリティの単位量熱量当たりの環境影響物排出量lを、後記する(式3)を用いて算出する。そして、環境性評価処理部140は、当該プロセスの環境影響物排出量S’を以下の(式1)を用いて算出する。
Figure 2011034286
続いて、環境性評価処理部140は、環境影響物排出量原単位Snorm’を以下の(式2)を用いて算出する。
Figure 2011034286
ここで、ユーティリティの単位量熱量当たりの環境影響物排出量lは、変動しないデータとして記憶させておくことも可能であるが、例えば、系統電力の昼夜で発電構成比が変わることを反映して算出することもできる。
その場合、各発電所ごとに、発電量Kおよびその際の単位熱量当たりの環境影響物排出量Lを格納するデータベースサーバを持ち、環境影響物排出量評価装置1は、このデータデースサーバから、これらのデータを通信部200を介して取得し、エネルギ製造手段50に供給される電力の単位量熱量当たりの環境影響物排出量Lを、以下の式を用いて算出する。
Figure 2011034286
これにより、ユーティリティの単位量熱量当たりの環境影響物排出量l=Lが求まる。
そして、環境性評価処理部140は、算出した環境影響物排出量と環境影響物排出量原単位を記憶部500内の後記するプロセス評価テーブル570(図9参照)に格納する。
表示制御部150は、測定情報取得部130が取得した測定データや、環境性評価処理部140がプロセス評価テーブル570に格納した当該プロセスにおける環境影響物排出量および環境影響物排出量原単位に関する情報等を、入出力部300を介して液晶ディスプレイ(不図示)等に表示させる制御を行う。
次に、通信部200は、各流量測定手段40等との間で情報の送受信を行うための通信インタフェースで構成される。
また、入出力部300は、外部装置とのデータの入出力を行うための入出力インタフェースから構成され、不図示のキーボードやタッチパネル等から制御部100が行う処理に関する指示を受け付けたり、表示制御部150の制御のもと、不図示の液晶ディスプレイ等に制御部100の処理結果等を表示させる。
メモリ部400は、RAM(Random Access Memory)等の一次記憶装置からなり、原燃料設備情報取得部110が取得した、原料タンク10や製品タンク30に付された識別情報(タンクID)、測定情報取得部130が取得した、流量測定手段40から送られる流量データ等を記憶する。
記憶部500は、ハードディスク、フラッシュメモリ等の記憶装置から構成され、原燃料テーブル510と、タンクマスタテーブル520と、ユーティリティマスタテーブル530と、プロセスマスタテーブル540と、プロセス接続タンクテーブル550と、プロセスデータテーブル560と、プロセス評価テーブル570と、タンク出納テーブル580と、タンク状態テーブル590とを含んで構成される。
図3は、本実施形態に係る原燃料テーブル(原燃料情報)510の一例を示す図である。
原燃料テーブル510は、図3に示すように、各原燃料に固有の原燃料IDに関連付けて、原燃料名と、単位量当たりの熱量と、単位量熱量当たりのCO排出量(環境影響物排出量)とが、少なくとも記憶される。また、当該プロセスより前のプロセスにおいて、予めCO排出量原単位(環境影響物排出量原単位)が算出できている原燃料については、原料IDに関連付けて、そのCO排出原単位が記憶される。
ここで、原燃料とは、原料タンク10に格納される原料、ユーティリティ供給装置20に格納される燃料,エネルギ製造手段50により製造され製品タンク30に格納される製品を含むものである。
図4は、本実施形態に係るタンクマスタテーブル520の一例を示す図である。
タンクマスタテーブル520は、図4に示すように、原料、ユーティリティ、および製品を貯蔵する各タンクの基本情報を管理し、タンクIDに関連付けて、タンク名やタンク材質、設置日、ユーザID等が記憶される。
図5は、本実施形態に係るユーティリティマスタテーブル(ユーティリティマスタ情報)530の一例を示す図である。
ユーティリティマスタテーブル530は、図5に示すように、各プロセスで使用されるユーティリティ情報を管理しており、ユーティリティIDに関連付けて、プロセスID,プロセスの運用状況が変化した場合に変更する枝番、ユーティリティ名、運用変更日時等が記憶される。また、ユーティリティの単位量当たりの熱量と、単位量熱量当たりのCO排出量(環境影響物排出量)とが予め算出されている場合には、このユーティリティマスタテーブル530に記憶される。
図6は、本実施形態に係るプロセスマスタテーブル540の一例を示す図である。
プロセスマスタテーブル540は、図6に示すように、プロセスの基本情報を管理しており、プロセスIDに関連付けて、プロセス名、プロセスの所属する場所もしくは位置(地名やGPS情報)等が記憶される。
図7は、本実施形態に係るプロセス接続タンクテーブル550の一例を示す図である。
プロセス接続タンクテーブル550は、図7に示すように、プロセスIDおよびプロセス名に関連付けて、原料のタンクIDと、ユーティリティIDと、製品のタンクIDとの接続関係を記憶する。また、当該プロセスにおいて製造された製品が、次のプロセスにおいて、原料として使用されるか否かを示す引継フラグを備えていてもよい。この場合、当該プロセスにおける製品が次のプロセスにおいて原料として使用される場合に、引継フラグを「1」としておくことにより、原燃料テーブル510(図3参照)に、その製造した製品を、原燃料として登録するように設定し、処理することができる。また、引継フラグが「0」の場合は、当該プロセスで製造された製品を原燃料テーブル510に、原燃料として登録する処理を行わない設定として処理する。
図8は、本実施形態に係るプロセスデータテーブル(プロセスデータ情報)560の一例を示す図である。
プロセスデータテーブル560は、流量測定手段40(図1参照)により測定され、環境影響物排出量評価装置1の測定情報取得部130が取得した流量データを管理する。そして、プロセスデータテーブル560は、図8に示すように、プロセスデータIDに関連付けて、そのプロセスのプロセスID、プロセス名、そのプロセス内の一連の処理に固有な番号である枝番、原料のタンクIDとその流量、ユーティリティIDとその流量、製品タンクIDとその流量、および稼動開始日時が記憶される。
図9は、本実施形態に係るプロセス評価テーブル570の一例を示す図である。
プロセス評価テーブル570は、環境性評価処理部140(図2参照)が算出したプロセスの評価結果が記憶される。具体的には、図9に示すように、対象となるプロセスに関するCO排出量(環境影響物排出量)と、CO排出量原単位(環境影響物排出量原単位)が少なくとも格納される。
なお、環境性評価処理部140は、プロセスの評価結果として、さらに「効率」を以下を式に基づき算出し、プロセス評価テーブル570に格納するようにしてもよい。
効率=(製品の熱量×製品流量)/[(原料の熱量×原料流量)+Σ(各ユーティリティの熱量×各ユーティリティ流量)] … (式4)
図10は、本実施形態に係るタンク出納テーブル580の一例を示す図である。
タンク出納テーブル580は、各タンクごとに、そのタンクから排出され、またはそのタンクに投入された流量に関する情報を管理する。具体的には、図10に示すように、タンクIDに関連付けて、受渡原燃料名とその受渡量、受入燃料名とその受入量、および日時が記憶される。
図11は、本実施形態に係るタンク状態テーブル590の一例を示す図である。
タンク状態テーブル590は、図11に示すように、各タンクに貯蔵された原燃料の格納量を管理し、タンクIDと、原燃料IDと、格納量と、更新日時とが記憶される。
次に、図12を参照しつつ、本実施形態に係る環境影響物排出量評価方法の処理の流れについて具体的に説明する。
図12は、本実施形態に係る環境影響物排出量の評価処理の流れを示すフローチャートである。
まず、環境影響物排出量評価装置1の原燃料設備情報取得部110(図2参照)は、原料タンク10、ユーティリティ供給装置20、および製品タンク30に具備されたタグ60から識別情報(原料のタンクID、ユーティリティID、製品のタンクID)を取得する(ステップS1201)。
次に、環境影響物排出量評価装置1のプロセス情報処理部120(図2参照)は、原燃料設備情報取得部110が取得した原料のタンクIDおよび製品のタンクIDをもとに、記憶部500内のタンクマスタテーブル520(図4参照)を検索し、タンクIDが登録されているか否かを判定する(ステップS1202)。ここで、タンクIDが登録されていなければ(ステップS1202→No)、タンクIDの登録を促す画面を表示制御部150の制御により出力し、処理を終了する。一方、タンクIDが登録されている場合は(ステップS1202→Yes)、次にステップS1203へ進む。
ステップS1203において、プロセス情報処理部120は、記憶部500内のプロセス接続タンクテーブル550(図7参照)を用いて、原燃料設備情報取得部110が取得した、原料のタンクIDと製品のタンクIDとの両方が一致するプロセスのプロセスIDとプロセス名とを抽出する。
次に、プロセス情報処理部120は、ステップS1203で抽出したプロセスIDとプロセス名とから、記憶部500内のプロセスデータテーブル560(図8参照)に、新たなレコードを作成する(ステップS1204)。
ここまでの処理が、製品の製造等のプロセスを行う前に予め実行しておく処理である。
続いて、エネルギ製造手段50を用いたプロセスが開始された後における環境影響物排出量評価装置1の処理について説明する。
エネルギ製造手段50が稼動すると、原料タンク10から原料が該当プロセスに供給され、ユーティリティを消費するとともに、エネルギ製造手段50から製品タンク30へ製品が供給される。プロセス情報処理部120は、測定情報取得部130(図2参照)が流量データを取得したことを契機として、記憶部500内のタンク出納テーブル580(図10参照)に、各タンクごとの原燃料の受渡量、受入量に関する新たなレコードを作成する(ステップS1205)。
そして、測定情報取得部130が、各配管等に設置された流量測定手段40(図1参照)から、所定時間ごとに流量データを取得し(ステップS1206)、タンク出納テーブル580およびプロセスデータテーブル560(図8参照)に格納する。
また、プロセス情報処理部120は、取得した流量データをもとに、現状の各タンクの格納量の状態を示すタンク状態テーブル590(図11参照)を最新の状態に更新する(ステップS1207)。
続いて、環境影響物排出量評価装置1の環境性評価処理部140は、記憶部500内の原燃料テーブル510(図3参照)から、単位量当たりの熱量および単位量当たりの環境影響物排出量を取得し、流量測定手段40から測定情報取得部130が取得した流量データを用いて、当該プロセスの環境影響物排出量を前記した(式1)を用いて算出する(ステップS1208)。
続いて、環境性評価処理部140は、ステップS1207で算出した環境影響物排出量に基づき、前記した(式2)を用いて、環境影響物排出量原単位を算出する(ステップS1209)。
そして、環境性評価処理部140は、ステップS1207で算出した環境影響物排出量と、ステップS1208で算出した環境影響物排出量原単位とを、プロセスデータIDに関連付けて、記憶部500内のプロセス評価テーブル570(図9参照)に記憶する(ステップS1210)。また、環境性評価処理部140は、プロセス接続タンクテーブル550(図7参照)を参照し、当該プロセスの引継フラグが「1」の場合は、このプロセスで製造した製品の環境影響物排出量原単位を、原燃料テーブル510(図3参照)の原燃料として登録する。
なお、環境性評価処理部140は、前記した(式4)を用いて、プロセスの効率を算出し、このステップS1210において、プロセス評価テーブル570に記憶させてもよい。
続いて、環境影響物排出量評価装置1の表示制御部150は、プロセス評価テーブル570に記憶された、各プロセスごとの環境影響物排出量、環境影響物排出量原単位等を入出力部300を介して、液晶ディスプレイ等に表示する(ステップS1211)。
このようにすることで、そのプロセスにおける環境影響物排出量および環境影響物排出量原単位を定量化し表示することができ、エネルギ供給者およびエネルギ需要者による環境影響物排出量削減を支援することができる。
(実施形態2)
次に、本実施形態2に係る環境影響物排出量評価装置について説明する。実施形態2は、原燃料を輸送するプロセスに本発明を適用するものである。
図13は、本実施形態2に係る環境影響物排出量評価装置1bを備える環境影響物排出量評価システム5bの全体構成を示す図である。
図13に示すように、原燃料を輸送するプロセスでは、実施形態1のエネルギ製造手段50(図1参照)を備えず、その代わりにエネルギ輸送手段70を備える。エネルギーを輸送するプロセスであるため、実施形態1とは異なり、実施形態2においては、原料と製品が同じものとなる。
ここで、エネルギ輸送手段70は、輸送用のトラック、船舶、航空機、鉄道等であり、原料や、製品を、そのエネルギ輸送手段70内に貯蔵し、任意の場所に輸送するものである。
図14は、本実施形態2に係るエネルギ輸送手段70の一例を説明するための図である。
図14は、エネルギ輸送手段70が輸送用トラックの場合を示している。この場合、輸送用トラックの燃料タンク72が、図13に示すユーティリティ供給装置(ユーティリティタンク)20に相当し、走行距離や燃料消費量を記憶し管理する輸送管理装置73を備える。また、エネルギ輸送手段70は、原料または製品を貯蔵する輸送用タンク71を備え、その輸送用タンク71に投入した流量と取り出した流量とを測定する流量測定手段40を備える。そしてこの流量測定手段40が測定した流量データは、輸送管理装置73に送られ、ユーティリティ導入量(燃料消費量)等とともに、無線ネットワーク等の通信手段を通じて、環境影響物排出量評価装置1b(図13参照)に送信される。
なお、本実施形態2において用いられるユーティリティのユーティリティ単位量当たりの熱量、および単位量熱量当たりの環境影響物排出量についての情報は、輸送管理装置73に記憶しておき、その情報を環境影響物排出量評価装置1bへ流量データとともに送信してもよいし、環境影響物排出量評価装置1bのユーティリティマスタテーブル530(図5参照)に予め記憶させておいてもよい。
図15は、本実施形態2に係る環境影響物排出量評価装置1bの構成例を示す機能ブロック図である。実施形態1において説明した環境影響物排出量評価装置1a(図2参照)との違いは、記憶部500内に、サプライチェーンテーブル600を備えていることである。以下、実施形態1の環境影響物排出量評価装置1aと同一の機能は同じ符号を付し、説明を省略する。
このサプライチェーンテーブル600は、原料タンク10からエネルギ輸送手段70を介して製品タンク30へ、原料または製品(以下、実施形態2において「製品」という)を移す際に、その製品の授受を記憶するものである。
図16は、本実施形態2に係るサプライチェーンテーブル600の一例を示す図である。サプライチェーンテーブル600は、原燃料IDに関連付けて、製品の受け渡し側のタンクIDと、受け取り側のタンクIDとを記憶するものである。このサプライチェーンテーブル600に、原燃料の受け渡しと受け取りを行うタンクIDを記録することで、製品の流通経路を管理することが可能となる。
また、本実施形態2に係るエネルギ輸送手段70においては、異なる原料タンク10から輸送してきた複数の製品を混合し、一つの製品タンク30に貯蔵する場合がある。このような環境影響物およびその排出量の異なる複数の製品を混合する場合において、本実施形態2に係る環境影響物排出量評価装置1bにおいては、図16に示したサプライチェーンテーブル600、タンク出納テーブル580(図10参照)、およびタンク状態テーブル590(図11参照)を用いて、同一タンク内の混合した製品を個別に管理することができる。
例えば、配管もしくは、輸送手段を介して、エタノールタンクとガソリンタンクが接続され、エタノールがガソリンタンクに移される場合として説明する。
エタノールがガソリンタンクに移されると、サプライチェーンテーブル600においては、図16のID「2」に示すように、エタノールの原燃料ID「2」、受渡タンクIDが「2」(エタノールタンク)、受取タンクIDが「3」(ガソリンタンク)のデータが入力され、エタノールの流通経路が記憶される。
そして、原料タンクに備えられた流量測定手段40M(図13参照)により、エタノールの受渡量が測定される。すると、図10に示すタンク出納テーブル580のID「3」に例示するように、エタノールのタンクID「2」と、受渡原燃料名「エタノール」と、受渡量「8」(L)と、日時とが記憶される。次に、製品タンクに備えられた流量測定手段40Pにより、製品タンク30へのエタノールの受入量が測定される。すると、タンク出納テーブル580のID「4」において、ガソリンのタンクID「3」と、受入原燃料名「エタノール」と、受入量「8」(L)と、日時とが記憶される。このようにして、タンクごとの原燃料の出納が管理される。
また、タンク状態テーブル590では、図11に示したタンク状態テーブル590の状態から、図17に示すような現状の各タンクの格納量の状態に更新される。よって、ID「2」のエタノールタンクの格納量から「8」(L)減算され格納量が「92」(L)となる。そして、新たなID「4」が付されたレコードが作成され、ガソリンタンクのタンクID「3」に、原燃料ID「2」のエタノールが「8」(L)格納される。これにより、タンクID「3」のガソリンタンクには、ID「3」に示される原燃料ID「3」のガソリンが格納量「1000」(L)、ID「4」に示される原燃料ID「2」のエタノールが格納量「8」(L)の割合で存在し、合計1008(L)格納されていることが管理される。
このようにすることで、タンクに入っている製品が複数の燃料で構成されている場合であっても、環境影響物排出量評価装置1bは、各燃料の構成比を考慮して、環境影響物排出量を算出することが可能となる。
以上のように、原燃料を輸送するプロセスにおいても、本実施形態2に係る燃料影響物排出量評価装置1bを用いて、実施形態1と同様の処理により環境影響物排出量および環境影響物排出量原単位を算出し表示させることができる。
(実施形態3)
次に、本実施形態3に係る環境影響物排出量評価装置について説明する。実施形態3は、井戸元原料から得た原料を加工し、任意の製品にして利用するまでのエネルギ流通プロセスに本発明を適用するものである。
図18は、本実施形態3に係る環境影響物排出量評価装置1cを備える環境影響物排出量評価システム5cの全体構成を示す図である。
通常、井戸元原料は採掘され、輸送されてエネルギを変換・転換される。さらに、変換・転換されて製造された製品は、消費者に供給するために、任意の場所に輸送され、利用機器で消費される。このときの採掘、輸送、製造等の各プロセスを、図18に示すように、プロセスA,B,C,…,Nとする。
環境影響物排出量評価システム5cには、各プロセスごとに環境影響物排出量評価装置1A,1B,1C,…,1Nが備えられている。そして、各プロセスに投入される原料量および原料を投入した結果作り出される製品量、製品を製造する際または輸送する際に投入されるユーティリティ量に関する情報を、環境影響物排出量評価装置1A,1B,1C,…,1Nが、各タンクやユーティリティ供給装置20に備えられた流量測定手段(不図示)から取得する。また、各環境影響物排出量評価装置1A,1B,1C,…,1Nは、通信ネットワーク6等で繋がれており、通信部200を介して情報の送受信が可能となっている。
図19は、本実施形態3に係る環境影響物排出量評価装置1c(1A,1B,…,1N)の構成例を示す機能ブロック図である。実施形態1において説明した環境影響物排出量評価装置1a(図2参照)との違いは、実施形態2と同様に、記憶部500内に、サプライチェーンテーブル600(図16参照)を備えていることと、さらに記憶部500内に評価履歴データテーブル(評価履歴データ情報)610と、制御部100内に履歴情報送受信部160とを備えていることである。以下、実施形態1の環境影響物排出量評価装置1aおよび実施形態2の環境影響物排出量評価装置1bと同一の機能は同じ符号を付し、説明を省略する。
図20は、本実施形態3に係る評価履歴データテーブル(評価履歴データ情報)610の一例を示す図である。評価履歴データテーブル610は、採掘、輸送、製造等における各プロセスごとに現在評価しようとするプロセスより前のプロセスに備えられた環境影響物排出量評価装置1cが取得した原料量やユーティリティ量、そして、現プロセスより前のプロセスに備わる環境影響物排出量評価装置1cが算出したCO排出量やCO排出量原単位が、評価履歴データ情報として管理される。
具体的には、図20に示すように、現プロセスより前のプロセスの評価履歴データ情報として、プロセスID、プロセス名、そのプロセスにおける原料の原燃料ID、原料量、CO排出量、CO排出量原単位、そして、そのプロセスに投入されたユーティリティのユーティリティID、ユーティリティ量、CO排出量、CO排出量原単位、さらに、そのプロセスにおける製品の原燃料ID、製品量、CO排出量、CO排出量原単位の各評価履歴データ情報が記憶される。
図19に戻り、制御部100内の履歴情報送受信部160は、自己の環境影響物排出量評価装置1cが設置されたプロセスより前のプロセスに設置された環境影響物排出量評価装置1cから、通信部200を介して、評価履歴データテーブル610に記憶された評価履歴データ情報を受信する。そして、履歴情報送受信部160は、測定情報取得部130が取得した測定結果、および環境性評価処理部140が算出した自己のプロセスの評価結果(CO排出量、CO排出量原単位)を付加して更新された評価履歴データ情報を、通信部200を介して、次のプロセスの環境影響物排出量評価装置1cに送信する。
本実施形態3に係る環境影響物排出量評価システム5cにおいては、原料を採掘、輸送、製造等するそれぞれのプロセスにおいて、各プロセスに備わる環境影響物排出量評価装置1c(1A,1B,1C,…,1N)が、各プロセスにおける環境性の評価結果である環境影響物排出量および環境影響物排出量原単位を算出し表示させることができる。さらに、現プロセスより前のプロセスに備わる環境影響物排出量評価装置1cから評価履歴データ情報を取得することで、環境性評価処理部140が、現プロセスにおいて算出した環境影響物排出量を含む評価結果を付加して評価履歴データテーブル610を更新し、過去のプロセスにおける環境性に関する評価結果も併せて提示させることができる。このようにすることで、エネルギ供給者およびエネルギ需要者は、井戸元原料から原料を加工し、製品を輸送するまでの一連の流通プロセスに基づき、環境影響物排出量を評価することが可能となる。
なお、この環境影響物排出量評価システム5cにおいては、各プロセスごとに環境影響物排出量評価装置1A,1B,1C,…,1Nを設けて、評価履歴データ情報を送受信する構成としているが、システム全体として1つの環境影響物排出量評価装置1cを設け、各プロセスから直接、流量等のデータの送受信を行うことで、環境影響物排出量の評価を集中して管理することも可能である。
(実施形態3の変形例)
次に、実施形態3に係る環境影響物排出量評価システム5cにおいて、エネルギを販売する場合の炭素税額を算出する変形例について説明する。
この変形例は、各プロセスにおいて累積したCO排出量から製品に係る炭素税額を見積もる一例を示すものである。
本実施形態3の変形例においては、当該プロセスで環境影響物が排出される場所の情報がプロセスマスタテーブル540(図6参照)に記憶され、各プロセスでの環境影響物排出量が、環境影響物排出量評価装置1cによって算出されている。さらに、その環境影響物に関する炭素税率が予め環境影響物排出量評価装置1cの記憶部500に記憶されているものとして説明する。
例えば、AエネルギおよびBエネルギを製造する工場が、それぞれ工場A,Bであり、各工場で排出される環境影響物排出量がC,C’、炭素税がDであるとする。このとき、A工場の炭素税抜きの製品価格がxとすると、B工場へのA工場の製品価格は、x+C×Dとなる。また、ユーティリティについても、ユーティリティの供給場所と消費場所が特定され、地図データ等で距離を決定することで、エネルギ輸送距離を求め、ユーティリティ輸送時でのユーティリティ量を算出する。また、各プロセスにおいて、原燃料の受け渡しにあたり、炭素税が支払われているか否かの情報を、評価履歴データテーブル610(図20参照)内の評価履歴データ情報に付加し、次のプロセスの環境影響物排出量評価装置1cに受け渡す。
このようにすることで、どのプロセスまでの炭素税が納入済みなのか、また、プロセス処理後の製品について、炭素税の容易な見積もりを可能とし、エネルギ購入者に炭素税額を明示することが可能となる。
以上説明したように、本実施形態に係る環境影響物排出量評価装置および環境影響物排出量評価方法は、エネルギが流通する過程で発生する環境影響物排出量を算出し、環境影響物排出量に関する評価結果を、エネルギ供給者およびエネルギ需要者に提示することが可能となる。よって、各プロセスの運営者にとっては、環境性を原料購入の指標とすることが可能となる。
1 環境影響物排出量評価装置
5 環境影響物排出量評価システム
6 通信ネットワーク
10 原料タンク
20 ユーティリティ供給装置
30 製品タンク
40 流量測定手段
50 エネルギ製造手段
60 タグ
70 エネルギ輸送手段
100 制御部
110 原燃料設備情報取得部
120 プロセス情報処理部
130 測定情報取得部
140 環境性評価処理部
150 表示制御部
160 履歴情報送受信部
200 通信部
300 入出力部
400 メモリ部
500 記憶部
510 原燃料テーブル(原燃料情報)
520 タンクマスタテーブル
530 ユーティリティマスタテーブル(ユーティリティマスタ情報)
540 プロセスマスタテーブル
550 プロセス接続タンクテーブル
560 プロセスデータテーブル(プロセスデータ情報)
570 プロセス評価テーブル
580 タンク出納テーブル
590 タンク状態テーブル
600 サプライチェーンテーブル
610 評価履歴データテーブル(評価履歴データ情報)

Claims (6)

  1. 原料を貯蔵する原料タンクから前記原料を取得し、ユーティリティ供給装置から製品の製造に用いるユーティリティの供給を受けて、エネルギ製造手段が前記原料を加工し製品を製造して、その製造した製品を製品タンクに貯蔵するプロセスにおいて、前記原料タンク、前記ユーティリティ供給装置、および前記製品タンクに具備された各流量測定手段に通信ネットワークを介して接続され、前記プロセスの環境影響物排出量を評価する環境影響物排出量評価装置であって、
    (1)各原燃料に関連付けて、前記原燃料の単位量当たりの熱量および単位量熱量当たりの環境影響物排出量が記憶される原燃料情報、(2)前記ユーティリティそれぞれに関連付けて、前記ユーティリティの単位量当たりの熱量および単位量熱量当たりの環境影響物排出量が記憶されるユーティリティマスタ情報、ならびに(3)前記プロセスに関連付けて、前記原料タンクからの流量、前記ユーティリティ供給装置からの流量、および前記製品タンクへの流量が記憶されるプロセスデータ情報、が格納される記憶部と、
    前記各流量測定手段と前記通信ネットワークを介して情報の送受信を行う通信部と、
    前記原料タンク、前記ユーティリティ供給装置、および前記製品タンクのそれぞれが受け渡しもしくは受け入れた流量に関する流量情報を、前記通信部を介して、前記各流量測定手段から取得する測定情報取得部と、
    前記原燃料情報に記憶された前記原燃料の単位量当たりの熱量および単位量熱量当たりの環境影響物排出量と、前記ユーティリティマスタ情報に記憶された前記ユーティリティの単位量当たりの熱量および単位量熱量当たりの環境影響物排出量と、前記取得した流量情報とを用いて、環境影響物排出量を算出する環境性評価処理部と、
    前記環境性評価処理部が算出した前記プロセスの環境影響物排出量を表示装置に表示させる表示制御部と、
    を備えることを特徴とする環境影響物排出量評価装置。
  2. 原料を貯蔵する原料タンクから前記原料を取得し、ユーティリティ供給装置から前記原料の輸送に用いるユーティリティの供給を受けて、エネルギ輸送手段が前記原料を輸送して、その輸送した前記原料である製品を製品タンクに貯蔵するプロセスにおいて、前記原料タンク、前記ユーティリティ供給装置、および前記製品タンクに具備された各流量測定手段に通信ネットワークを介して接続され、前記プロセスの環境影響物排出量を評価する環境影響物排出量評価装置であって、
    (1)各原燃料に関連付けて、前記原燃料の単位量当たりの熱量および単位量熱量当たりの環境影響物排出量が記憶される原燃料情報、(2)前記ユーティリティそれぞれに関連付けて、前記ユーティリティの単位量当たりの熱量および単位量熱量当たりの環境影響物排出量が記憶されるユーティリティマスタ情報、ならびに(3)前記プロセスに関連付けて、前記原料タンクからの流量、前記ユーティリティ供給装置からの流量、および前記製品タンクへの流量が記憶されるプロセスデータ情報、が格納される記憶部と、
    前記各流量測定手段と前記通信ネットワークを介して情報の送受信を行う通信部と、
    前記原料タンク、前記ユーティリティ供給装置、および前記製品タンクのそれぞれが受け渡しもしくは受け入れた流量に関する流量情報を、前記通信部を介して、前記各流量測定手段から取得する測定情報取得部と、
    前記原燃料情報に記憶された前記原燃料の単位量当たりの熱量および単位量熱量当たりの環境影響物排出量と、前記ユーティリティマスタ情報に記憶された前記ユーティリティの単位量当たりの熱量および単位量熱量当たりの環境影響物排出量と、前記取得した流量情報とを用いて、環境影響物排出量を算出する環境性評価処理部と、
    前記環境性評価処理部が算出した前記プロセスの環境影響物排出量を表示装置に表示させる表示制御部と、
    を備えることを特徴とする環境影響物排出量評価装置。
  3. 採掘した原料を輸送し、前記原料を加工して製品を製造するエネルギ流通プロセスにおいて、各プロセスごとに設置され、各プロセスで排出される環境影響物排出量を算出し、自身が設置された現プロセスより前のプロセスにおいて排出された環境影響物排出量を含めて評価する環境影響物排出量評価装置であって、
    (1)各原燃料に関連付けて、前記原燃料の単位量当たりの熱量および単位量熱量当たりの環境影響物排出量が記憶される原燃料情報、(2)前記製品の製造に用いるユーティリティそれぞれに関連付けて、前記ユーティリティの単位量当たりの熱量および単位量熱量当たりの環境影響物排出量が記憶されるユーティリティマスタ情報、(3)前記プロセスに関連付けて、原料タンクに具備された流量測定手段からの流量、前記ユーティリティを供給するユーティリティ供給装置に具備された流量測定手段からの流量、および製品タンクに具備された流量測定手段からの流量が記憶されるプロセスデータ情報、ならびに(4)前記現プロセスより前のプロセスに設置される他の環境影響物排出量評価装置が算出したプロセスの環境影響物排出量を含む過去のプロセスの評価履歴である評価履歴データ情報、が格納される記憶部と、
    前記流量測定手段および自身が評価する前記現プロセス以外のプロセスに設置される前記他の環境影響物排出量評価装置と通信ネットワークを介して情報の送受信を行う通信部と、
    前記評価履歴データ情報を、前記通信部を介して、前記現プロセスより前のプロセスに設置される前記他の環境影響物排出量評価装置から受信する履歴情報送受信部と、
    前記原料タンク、前記ユーティリティ供給装置、および前記製品タンクのそれぞれが受け渡しもしくは受け入れた流量に関する流量情報を、前記通信部を介して、前記流量測定手段から取得する測定情報取得部と、
    前記原燃料情報に記憶された前記原燃料の単位量当たりの熱量および単位量熱量当たりの環境影響物排出量と、前記ユーティリティマスタ情報に記憶された前記ユーティリティの単位量当たりの熱量および単位量熱量当たりの環境影響物排出量と、前記取得した流量情報とを用いて、前記現プロセスの環境影響物排出量を算出する環境性評価処理部と、
    前記環境性評価処理部が算出した前記プロセスの環境影響物排出量を表示装置に表示させる表示制御部と、を備え、
    前記環境性評価処理部は、前記現プロセスにおいて算出した環境影響物排出量を含む評価結果を前記評価履歴データ情報に付加して更新し、前記更新した評価履歴データ情報を前記表示制御部を介して表示装置に表示させ、さらに、前記更新した評価履歴データ情報を、前記現プロセスの次のプロセスに設置される前記他の環境影響物排出量評価装置に前記履歴情報送受信部を介して送信すること
    を特徴とする環境影響物排出量評価装置。
  4. 原料を貯蔵する原料タンクから前記原料を取得し、ユーティリティ供給装置から製品の製造に用いるユーティリティの供給を受けて、エネルギ製造手段が前記原料を加工し製品を製造して、その製造した製品を製品タンクに貯蔵するプロセスにおいて、前記原料タンク、前記ユーティリティ供給装置、および前記製品タンクに具備された各流量測定手段に通信ネットワークを介して接続され、前記プロセスの環境影響物排出量を評価する環境影響物排出量評価装置に用いられる環境影響物排出量評価方法であって、
    前記環境影響物排出量評価装置は、
    (1)各原燃料に関連付けて、前記原燃料の単位量当たりの熱量および単位量熱量当たりの環境影響物排出量が記憶される原燃料情報、(2)前記ユーティリティそれぞれに関連付けて、前記ユーティリティの単位量当たりの熱量および単位量熱量当たりの環境影響物排出量が記憶されるユーティリティマスタ情報、ならびに(3)前記プロセスに関連付けて、前記原料タンクからの流量、前記ユーティリティ供給装置からの流量、および前記製品タンクへの流量が記憶されるプロセスデータ情報、が格納される記憶部と、
    前記各流量測定手段と前記通信ネットワークを介して情報の送受信を行う通信部と、を備え、
    前記原料タンク、前記ユーティリティ供給装置、および前記製品タンクのそれぞれが受け渡しもしくは受け入れた流量に関する流量情報を、前記通信部を介して、前記各流量測定手段から取得するステップと、
    前記原燃料情報に記憶された前記原燃料の単位量当たりの熱量および単位量熱量当たりの環境影響物排出量と、前記ユーティリティマスタ情報に記憶された前記ユーティリティの単位量当たりの熱量および単位量熱量当たりの環境影響物排出量と、前記取得した流量情報とを用いて、環境影響物排出量を算出するステップと、
    前記算出した環境影響物排出量を表示装置に表示させるステップと、
    を実行することを特徴とする環境影響物排出量評価方法。
  5. 原料を貯蔵する原料タンクから前記原料を取得し、ユーティリティ供給装置から前記原料の輸送に用いるユーティリティの供給を受けて、エネルギ輸送手段が前記原料を輸送して、その輸送した前記原料である製品を製品タンクに貯蔵するプロセスにおいて、前記原料タンク、前記ユーティリティ供給装置、および前記製品タンクに具備された各流量測定手段に通信ネットワークを介して接続され、前記プロセスの環境影響物排出量を評価する環境影響物排出量評価装置に用いられる環境影響物排出量評価方法であって、
    前記環境影響物排出量評価装置は、
    (1)各原燃料に関連付けて、前記原燃料の単位量当たりの熱量および単位量熱量当たりの環境影響物排出量が記憶される原燃料情報、(2)前記ユーティリティそれぞれに関連付けて、前記ユーティリティの単位量当たりの熱量および単位量熱量当たりの環境影響物排出量が記憶されるユーティリティマスタ情報、ならびに(3)前記プロセスに関連付けて、前記原料タンクからの流量、前記ユーティリティ供給装置からの流量、および前記製品タンクへの流量が記憶されるプロセスデータ情報、が格納される記憶部と、
    前記各流量測定手段と前記通信ネットワークを介して情報の送受信を行う通信部と、を備え、
    前記原料タンク、前記ユーティリティ供給装置、および前記製品タンクのそれぞれが受け渡しもしくは受け入れた流量に関する流量情報を、前記通信部を介して、前記各流量測定手段から取得するステップと、
    前記原燃料情報に記憶された前記原燃料の単位量当たりの熱量および単位量熱量当たりの環境影響物排出量と、前記ユーティリティマスタ情報に記憶された前記ユーティリティの単位量当たりの熱量および単位量熱量当たりの環境影響物排出量と、前記取得した流量情報とを用いて、環境影響物排出量を算出するステップと、
    前記算出した環境影響物排出量を表示装置に表示させるステップと、
    を実行することを特徴とする環境影響物排出量評価方法。
  6. 採掘した原料を輸送し、前記原料を加工して製品を製造するエネルギ流通プロセスにおいて、各プロセスごとに設置され、各プロセスで排出される環境影響物排出量を算出し、自身が設置された現プロセスより前のプロセスにおいて排出された環境影響物排出量を含めて評価する環境影響物排出量評価装置に用いられる環境影響物排出量評価方法であって、
    前記環境影響物排出量評価装置は、
    (1)各原燃料に関連付けて、前記原燃料の単位量当たりの熱量および単位量熱量当たりの環境影響物排出量が記憶される原燃料情報、(2)前記製品の製造に用いるユーティリティそれぞれに関連付けて、前記ユーティリティの単位量当たりの熱量および単位量熱量当たりの環境影響物排出量が記憶されるユーティリティマスタ情報、(3)前記プロセスに関連付けて、原料タンクに具備された流量測定手段からの流量、前記ユーティリティを供給するユーティリティ供給装置に具備された流量測定手段からの流量、および製品タンクに具備された流量測定手段からの流量が記憶されるプロセスデータ情報、ならびに(4)前記現プロセスより前のプロセスに設置される他の環境影響物排出量評価装置が算出したプロセスの環境影響物排出量を含む過去のプロセスの評価履歴である評価履歴データ情報、が格納される記憶部と、
    前記流量測定手段および自身が評価する前記現プロセス以外のプロセスに設置される前記他の環境影響物排出量評価装置と通信ネットワークを介して情報の送受信を行う通信部と、を備え、
    前記原料タンク、前記ユーティリティ供給装置、および前記製品タンクのそれぞれが受け渡しもしくは受け入れた流量に関する流量情報を、前記通信部を介して、前記流量測定手段から取得するステップと、
    前記原燃料情報に記憶された前記原燃料の単位量当たりの熱量および単位量熱量当たりの環境影響物排出量と、前記ユーティリティマスタ情報に記憶された前記ユーティリティの単位量当たりの熱量および単位量熱量当たりの環境影響物排出量と、前記取得した流量情報とを用いて、前記現プロセスの環境影響物排出量を算出するステップと、
    前記算出した前記現プロセスの環境影響物排出量を表示装置に表示させるステップと、
    前記評価履歴データ情報を、前記通信部を介して、前記現プロセスより前のプロセスに設置される前記他の環境影響物排出量評価装置から受信するステップと、
    前記現プロセスにおいて算出した環境影響物排出量を含む評価結果を前記受信した評価履歴データ情報に付加して更新し、前記更新した評価履歴データ情報を表示装置に表示させるステップと、
    前記更新した評価履歴データ情報を、前記現プロセスの次のプロセスに設置される前記他の環境影響物排出量評価装置に前記通信部を介して送信するステップと、
    を実行することを特徴とする環境影響物排出量評価方法。


JP2009179176A 2009-07-31 2009-07-31 環境影響物排出量評価装置および環境影響物排出量評価方法 Pending JP2011034286A (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009179176A JP2011034286A (ja) 2009-07-31 2009-07-31 環境影響物排出量評価装置および環境影響物排出量評価方法
PCT/JP2010/062906 WO2011013803A1 (ja) 2009-07-31 2010-07-30 環境影響物排出量評価装置および環境影響物排出量評価方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009179176A JP2011034286A (ja) 2009-07-31 2009-07-31 環境影響物排出量評価装置および環境影響物排出量評価方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2011034286A true JP2011034286A (ja) 2011-02-17

Family

ID=43529454

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009179176A Pending JP2011034286A (ja) 2009-07-31 2009-07-31 環境影響物排出量評価装置および環境影響物排出量評価方法

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP2011034286A (ja)
WO (1) WO2011013803A1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2020250303A1 (ja) * 2019-06-11 2020-12-17 本田技研工業株式会社 環境負荷低減支援システム、及び環境負荷低減支援方法

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10634558B1 (en) 2018-11-13 2020-04-28 Anna Ailene Scott Air quality monitoring system and enhanced spectrophotometric chemical sensor
US10697947B1 (en) 2019-01-23 2020-06-30 Project Canary, Inc. Apparatus and methods for reducing fugitive gas emissions at oil facilities
CA3191655A1 (en) 2020-09-10 2022-03-17 Anna Ailene Scott Air quality monitoring system and method
WO2023187928A1 (ja) * 2022-03-28 2023-10-05 日揮グローバル株式会社 温室効果ガスの排出量の管理方法、及び温室効果ガスの排出量管理システム
US11887203B1 (en) 2023-02-01 2024-01-30 Project Canary, Pbc Air quality monitors minimization system and methods
US11727519B1 (en) 2023-02-01 2023-08-15 Project Canary, Pbc Air quality monitors minimization system and methods
US11861753B1 (en) 2023-02-01 2024-01-02 Project Canary, Pbc Air quality monitors minimization system and methods
US11790312B1 (en) 2023-03-23 2023-10-17 Project Canary, Pbc Supply-chain characteristic-vectors merchandising system and methods

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005339504A (ja) * 2004-04-27 2005-12-08 Fujitsu Ltd 環境負荷評価システム及び環境負荷評価サーバ
JP2009086790A (ja) * 2007-09-28 2009-04-23 Hitachi Ltd 環境影響物排出量評価システム

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2020250303A1 (ja) * 2019-06-11 2020-12-17 本田技研工業株式会社 環境負荷低減支援システム、及び環境負荷低減支援方法

Also Published As

Publication number Publication date
WO2011013803A1 (ja) 2011-02-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
WO2011013803A1 (ja) 環境影響物排出量評価装置および環境影響物排出量評価方法
JP4626435B2 (ja) 環境影響物排出管理システム及び環境影響物排出管理方法
WO2022149501A1 (ja) 情報管理方法、及び情報提供方法
JP2008243110A (ja) 燃料環境影響物排出量評価システム
US20090089075A1 (en) Fuel environmental evaluation system
JP6480276B2 (ja) 水素製造出荷システム
US20080228628A1 (en) Registration method and system for an environmental commodities exchange
AU2013288052B2 (en) Download for safety inspection item
CN105184625A (zh) 一种基于o2o模式的液化石油气瓶配送方法
SG191407A1 (en) Method and system for energy efficiency and sustainability management
JP2014126876A (ja) 課税標準額検証装置、課税標準額検証用プログラム及び課税標準額検証システム
EP4160515A1 (en) Information processing device, information processing method, and program
CN103020720A (zh) 作为供应链一部分的用户
US20230162163A1 (en) System and method for determining environmental footprint
US20150379465A1 (en) Work-detail-data distribution system and method for 2d-code-reading lp gas work
CN112396296A (zh) 一种基于bim的资源调度***
WO2010098140A1 (ja) 工事の二酸化炭素排出量推定システムおよびその方法
Lee et al. A study on the environmental aspects of hydrogen pathways in Korea
JP2006185340A (ja) 燃料調達支援方法及び燃料調達支援システム
JP2020039272A (ja) バイオマスを用いたエネルギ生成システムおよびその制御方法
JP7468500B2 (ja) 情報管理方法、及び情報提供方法
Liu et al. Research on the pathway of digital technology to drive China’s energy sector to achieve its carbon neutrality goal
TWM468729U (zh) 桶裝瓦斯聯合配送系統
WO2023127115A1 (ja) 水素取引支援装置、水素取引支援方法、及び水素取引支援システム
Mazhar Understanding Greenhouse Gas Management: Scopes and Boundaries for Carbon Footprinting