JP2011027248A - 凹凸部を有する板材及びその凹凸部形状の設計方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】凹凸部を設けることによって剛性を向上させた板材であって、従来よりも剛性向上効果の高い凹凸部のパターンを有する板材を提供すること。
【解決手段】凹凸部2は、厚み方向における突出高さが異なる第1領域21、第2領域22及び第3領域23という3種類の領域を多数組み合わせて構成されている。各領域は、同種の領域が連続的に連なることなく、各領域が必ず異なる他の2種の領域と接するように、それぞれ分散配置されている。第1領域21は、仮想の六角形格子を構成する各六角形の中心点及び各格子点の位置に対応して規則的に分散配置されており、第2領域22は、隣接する第1領域21同士を繋ぐように分散配置されており、第3領域23は、第1領域21及び第2領域22に囲まれた位置に分散配置されている。
【選択図】図3
【解決手段】凹凸部2は、厚み方向における突出高さが異なる第1領域21、第2領域22及び第3領域23という3種類の領域を多数組み合わせて構成されている。各領域は、同種の領域が連続的に連なることなく、各領域が必ず異なる他の2種の領域と接するように、それぞれ分散配置されている。第1領域21は、仮想の六角形格子を構成する各六角形の中心点及び各格子点の位置に対応して規則的に分散配置されており、第2領域22は、隣接する第1領域21同士を繋ぐように分散配置されており、第3領域23は、第1領域21及び第2領域22に囲まれた位置に分散配置されている。
【選択図】図3
Description
本発明は、凹凸部を形成することによって剛性を高めた板材に関する。
例えば自動車においては、軽量化を目的として、鋼板等によって構成されている部品の材料を、アルミニウム合金板等の軽い材料に置き換えることが検討されている。この場合、軽量化の前提として、要求される剛性を確保することが必要である。
これまで、板材の剛性を板厚を厚することなく向上させるために、板材に凹凸模様を設けて形状的に剛性を向上させることが検討されてきた。
例えば、自動車の部品の1つに、ヒートインシュレータという板材よりなる部品がある。特許文献1には、その材料として、板厚を厚くすることなく十分な剛性を確保するために、エンボス成形による多数の凸部を形成したものが提案されている。また、ヒートインシュレータに限らず、様々な用途においてエンボス成形等によって凹凸部を形成することによって剛性を向上させた板材が提案されている(特許文献2〜6)。
これまで、板材の剛性を板厚を厚することなく向上させるために、板材に凹凸模様を設けて形状的に剛性を向上させることが検討されてきた。
例えば、自動車の部品の1つに、ヒートインシュレータという板材よりなる部品がある。特許文献1には、その材料として、板厚を厚くすることなく十分な剛性を確保するために、エンボス成形による多数の凸部を形成したものが提案されている。また、ヒートインシュレータに限らず、様々な用途においてエンボス成形等によって凹凸部を形成することによって剛性を向上させた板材が提案されている(特許文献2〜6)。
上記特許文献1のように、多数の凹凸部を形成した板材は、凹凸部のないものよりも剛性が高くなることは事実である。しかしながら、板厚を厚くすることなく剛性を向上するのに最適な凹凸形状がいかなるものであるかについては、未だ解明できているとは言えない。そして、剛性向上割合をこれまで以上に高くすることは、常に要求されている。
また、自動車に限らず、様々な機械装置等において、板材からなる部品を少しでも軽量化する要求が存在する。軽量化の必要性以外にも、材料費削減の効果も期待されている。また、板材(板状形状を有する材料)であれば、材質を問わず剛性向上要求は存在する。
また、自動車に限らず、様々な機械装置等において、板材からなる部品を少しでも軽量化する要求が存在する。軽量化の必要性以外にも、材料費削減の効果も期待されている。また、板材(板状形状を有する材料)であれば、材質を問わず剛性向上要求は存在する。
本発明は、かかる問題点に鑑みてなされたものであり、凹凸部を設けることによって剛性を向上させた板材であって、従来よりも剛性向上効果の高い凹凸部のパターンを有する板材を提供しようとするものである。
本発明は、凹凸部を形成することによって剛性を高めた板材であって、
上記凹凸部は、厚み方向における突出高さが異なる第1領域、第2領域及び第3領域という3種類の領域を多数組み合わせて構成されており、
上記第1領域、上記第2領域及び上記第3領域は、同種の領域が連続的に連なることなく、各領域が必ず異なる他の2種の領域と接するように、それぞれ分散配置されており、
かつ、上記第1領域は、仮想の六角形格子を構成する各六角形の中心点及び各格子点の位置に対応して規則的に分散配置されており、
上記第2領域は、隣接する上記第1領域同士を繋ぐように分散配置されており、
上記第3領域は、上記第1領域及び上記第2領域に囲まれた位置に分散配置されていることを特徴とする凹凸部を有する板材にある(請求項1)。
上記凹凸部は、厚み方向における突出高さが異なる第1領域、第2領域及び第3領域という3種類の領域を多数組み合わせて構成されており、
上記第1領域、上記第2領域及び上記第3領域は、同種の領域が連続的に連なることなく、各領域が必ず異なる他の2種の領域と接するように、それぞれ分散配置されており、
かつ、上記第1領域は、仮想の六角形格子を構成する各六角形の中心点及び各格子点の位置に対応して規則的に分散配置されており、
上記第2領域は、隣接する上記第1領域同士を繋ぐように分散配置されており、
上記第3領域は、上記第1領域及び上記第2領域に囲まれた位置に分散配置されていることを特徴とする凹凸部を有する板材にある(請求項1)。
本発明の板材は、上記のごとく、凹凸部として、厚み方向における突出高さが異なる第1領域、第2領域及び第3領域という3種類の領域を有している。そして、これらが、同種の領域が連続的に連なることなく、それぞれ分散配置されている。また、各領域は、必ず異なる他の2種の領域と接するように分散配置されている。さらに、上記第1領域は、仮想の六角形格子を構成する各六角形の中心点及び各格子点の位置に対応して規則的に分散配置されており、上記第2領域は、隣接する上記第1領域同士を繋ぐように分散配置されており、上記第3領域は、上記第1領域及び上記第2領域に囲まれた位置に分散配置されている。
このような構成を必須要件とすることによって、従来にない板材の剛性向上効果を得ることができる。特に、上記第1領域の配置を、上記仮想の六角形格子の中心点及び各格子点の位置に対応して規則的に分散配置することによって、方向性の少ない、つまり、どの方向に曲げ荷重がかかってもほぼ均一な剛性向上効果を得ることができる。上記仮想の六角形格子としては、正六角形格子が最も好ましいが、均一な剛性向上効果が実質的に低減しない範囲で正六角形から若干崩した六角形格子を採用することも可能である。
なお、剛性向上効果が得られる理由は次のように考えられる。
なお、剛性向上効果が得られる理由は次のように考えられる。
本発明では、上記凹凸部として、突出高さが3種類あり、どの種類のものも連続せず、かつ、各領域は、異なる2種の領域と必ず接している。例えば、1つの第1領域は、その外周が必ずいくつかの第2領域及び第3領域と接している。言い換えれば、各第1領域は、その外周が第2領域と第3領域によって囲まれている。同様に、各第2領域は、その外周が第1領域と第3領域によって囲まれている。また、各第3領域は、その外周が第1領域と第3領域によって囲まれている。そして、各領域は同種のものが連続することなく分散配置されている。
凹凸部を構成する各領域を、上記のような分散配置とすることにより、1つの領域に伝わった応力は、面方向に伝わる場合に、必ずその外周部分において他の異なる領域との境界部を通らざるを得ない。ここで、異なる領域同士の境界部分は、形状的に厚み方向に変化する高剛性部分となっている。そのため、全体としての剛性向上効果を高めることができると考えられる。
また、上述したごとく、剛性向上効果の方向性が少ない理由としては、上記第1領域の配置を上記仮想の六角形格子を構成する各六角形の中心点及び各格子点の位置に対応して規則的に分散配置することにより、これらの間の上記第2領域及び第3領域も六角形状の中心点に沿った配置になり、全体的に方向性のない円形状に近い特性を発揮し、どの方向に対しても剛性向上効果が得られるためである。
一方、例えば従来の特許文献1記載のような凸部形状を設けても、凸部の周囲の部分が同じ突出高さで全面に網目状に連続して存在する場合には、本発明のような効果は十分には得られないと考えられる。
そして、上記の凹凸部の構成は、厚み方向の突出高さが2種類異なるだけでは実現できず、積極的に3種類とすることによってはじめて実現することができる。
以上のように、本発明によれば、凹凸部を設けることによって剛性を向上させた板材であって、従来よりも剛性向上効果の高い凹凸部のパターンを有する板材を提供することができる。
以上のように、本発明によれば、凹凸部を設けることによって剛性を向上させた板材であって、従来よりも剛性向上効果の高い凹凸部のパターンを有する板材を提供することができる。
本発明において、上記各領域の突出高さは、必ずしも領域内全面が同等の突出高さを持つ平面領域である必要はない。後述するごとく、領域内において突出高さが変化しても良い。上記各領域の区別は、これらの領域の境界部において判断できる。各領域の境界、つまり、各領域の外周部の高さが異なることによって必ず段差が生じるためである。もし、段差が生じなければ平面状に連なって同じ領域ということになる。
また、上記凹凸部は、伸展性のある金属板であればプレス成形あるいはロール成形等の塑性加工を施すことにより形成することができ、樹脂材料等であれば射出成形あるいはホットプレス等によって形成することができる。
また、上記第1〜第3領域のうち、いずれの領域が最も突出し、どの領域が厚み方向の中心に近い中立面になるかは任意に設定可能であり、また、各領域の具体的な突出高さは、成形可能な範囲で適宜設定可能である
また、上記第1〜第3領域のうち、いずれの領域が最も突出し、どの領域が厚み方向の中心に近い中立面になるかは任意に設定可能であり、また、各領域の具体的な突出高さは、成形可能な範囲で適宜設定可能である
また、上記第1領域、上記第2領域及び上記第3領域のうち少なくとも1つは、その領域内において突出高さが変化していることが好ましい(請求項2)。すなわち、各領域内の面が全面同じ突出高さである必要はなく、徐々に***する形状であったり、徐々に窪む形状であっても良い。このような各領域内での突出高さの変化を加えることにより、さらに剛性向上効果を高めることが期待できる。
また、上記凹凸部は、単位形状として基準三角形を用い、
該基準三角形は、第1頂点、第2頂点及び第3頂点を有すると共に上記第2頂点と上記第3頂点を結ぶ第1辺、上記第1頂点と上記第3頂点を結ぶ第2辺、及び上記第1頂点と上記第2頂点とを結ぶ第3辺を有し、上記第1頂点の内角が30°、上記第2頂点の内角が90°、上記第3頂点の内角が60°であるものとし、
上記基準三角形の内部を、上記第1頂点を含む第1基準領域と、上記第2頂点を含む第2基準領域と、上記第3頂点を含む第3基準領域との3つに区画し、
上記基準三角形の各辺を線対称の中心としてその周囲に反転転写し、さらに反転転写された各基準三角形の各辺を線対称の中心としてその周囲に反転転写することを繰り返し、上記第1基準領域の集まりを上記第1領域、上記第2基準領域の集まりを上記第2領域、上記第3基準領域の集まりを上記第3領域とすることにより設計したものであることが好ましい(請求項3)。
該基準三角形は、第1頂点、第2頂点及び第3頂点を有すると共に上記第2頂点と上記第3頂点を結ぶ第1辺、上記第1頂点と上記第3頂点を結ぶ第2辺、及び上記第1頂点と上記第2頂点とを結ぶ第3辺を有し、上記第1頂点の内角が30°、上記第2頂点の内角が90°、上記第3頂点の内角が60°であるものとし、
上記基準三角形の内部を、上記第1頂点を含む第1基準領域と、上記第2頂点を含む第2基準領域と、上記第3頂点を含む第3基準領域との3つに区画し、
上記基準三角形の各辺を線対称の中心としてその周囲に反転転写し、さらに反転転写された各基準三角形の各辺を線対称の中心としてその周囲に反転転写することを繰り返し、上記第1基準領域の集まりを上記第1領域、上記第2基準領域の集まりを上記第2領域、上記第3基準領域の集まりを上記第3領域とすることにより設計したものであることが好ましい(請求項3)。
すなわち、上記凹凸部を有する板材における凹凸部形状の設計方法の発明としては、上記の凹凸部を有する板材における上記凹凸部の形状を設計する方法であって、
単位形状として基準三角形を用い、
該基準三角形は、第1頂点、第2頂点及び第3頂点を有すると共に上記第2頂点と上記第3頂点を結ぶ第1辺、上記第1頂点と上記第3頂点を結ぶ第2辺、及び上記第1頂点と上記第2頂点とを結ぶ第3辺を有し、上記第1頂点の内角が30°、上記第2頂点の内角が90°、上記第3頂点の内角が60°であるものとし、
上記基準三角形の内部を、上記第1頂点を含む第1基準領域と、上記第2頂点を含む第2基準領域と、上記第3頂点を含む第3基準領域との3つに区画し、
上記基準三角形の各辺を線対称の中心としてその周囲に反転転写し、さらに反転転写された各基準三角形の各辺を線対称の中心としてその周囲に反転転写することを繰り返し、上記第1基準領域の集まりを上記第1領域、上記第2基準領域の集まりを上記第2領域、上記第3基準領域の集まりを上記第3領域とすることを特徴とする凹凸部を有する板材における凹凸部形状の設計方法がある(請求項12)。
単位形状として基準三角形を用い、
該基準三角形は、第1頂点、第2頂点及び第3頂点を有すると共に上記第2頂点と上記第3頂点を結ぶ第1辺、上記第1頂点と上記第3頂点を結ぶ第2辺、及び上記第1頂点と上記第2頂点とを結ぶ第3辺を有し、上記第1頂点の内角が30°、上記第2頂点の内角が90°、上記第3頂点の内角が60°であるものとし、
上記基準三角形の内部を、上記第1頂点を含む第1基準領域と、上記第2頂点を含む第2基準領域と、上記第3頂点を含む第3基準領域との3つに区画し、
上記基準三角形の各辺を線対称の中心としてその周囲に反転転写し、さらに反転転写された各基準三角形の各辺を線対称の中心としてその周囲に反転転写することを繰り返し、上記第1基準領域の集まりを上記第1領域、上記第2基準領域の集まりを上記第2領域、上記第3基準領域の集まりを上記第3領域とすることを特徴とする凹凸部を有する板材における凹凸部形状の設計方法がある(請求項12)。
この設計方法においては、上記基準三角形1つの形状を決定すれば、全体形状を規則正しい凹凸形状として定めることができる。そして、上記基準三角形内の上記第1〜第3基準領域を変化させることによって、容易に全体形状を変化させることができるので、設計変更も容易である。
また、上記板材は金属板を塑性加工することにより上記凹凸部を形成したものであることが好ましい(請求項4、13)。金属板は、エンボス成形その他のプレス成形あるいはロール成形等の塑性加工を施すことによって容易に凹凸部を形成することができる。そのため、金属板の場合には、その凹凸部に上記優れた形態を適用することが比較的容易である。
上記金属板をプレス成形あるいはロール成形等により塑性加工した場合には、凹凸部の各部の厚みは成形の影響で若干低下する。そのため、製品の寸法管理としては、塑性加工前の厚みによって管理することが容易で合理的である。
塑性加工前の上記金属板の厚みtは、0.1mm〜6.0mmの範囲内が好ましい。金属板の厚みが0.1mm未満の場合及び6.0mmを超える場合には、用途的に剛性向上効果の必要性が少ない。
塑性加工前の上記金属板の厚みtは、0.1mm〜6.0mmの範囲内が好ましい。金属板の厚みが0.1mm未満の場合及び6.0mmを超える場合には、用途的に剛性向上効果の必要性が少ない。
塑性加工前の上記金属板の厚みtと、上記基準三角形における上記第1辺の長さLとは、t/L≦0.2、の関係にあることが好ましい(請求項5、14)。
上記(t/L)が上記上限値を超える場合には、塑性加工が困難となるおそれがある。一方、上記(t/L)の下限値には、特に制限はないが、凹凸の単位形状が大きくなり過ぎて実用的には取り扱いが困難となったり、剛性向上効果が十分に得られないおそれがあるため、0.02を下限とすることが好ましい。
上記(t/L)が上記上限値を超える場合には、塑性加工が困難となるおそれがある。一方、上記(t/L)の下限値には、特に制限はないが、凹凸の単位形状が大きくなり過ぎて実用的には取り扱いが困難となったり、剛性向上効果が十分に得られないおそれがあるため、0.02を下限とすることが好ましい。
また、上記基準三角形において、上記第1基準領域の面積S1と、上記第3基準領域の面積S3とは、0.4≦S1/S3≦5.9、の関係にあることが好ましい(請求項6、15)。
上記(S1/S3)が上記下限値未満の場合には、剛性向上効果が低くなるおそれがあり、一方、上記上限値を超える場合にも、剛性向上効果が低くなるおそれがある。そのため、より好ましくは、0.4≦S1/S3≦2.5、さらに好ましくは、0.7≦S1/S3≦1.3がよい。
上記(S1/S3)が上記下限値未満の場合には、剛性向上効果が低くなるおそれがあり、一方、上記上限値を超える場合にも、剛性向上効果が低くなるおそれがある。そのため、より好ましくは、0.4≦S1/S3≦2.5、さらに好ましくは、0.7≦S1/S3≦1.3がよい。
さらに、上記基準三角形において、上記第1基準領域の面積S1と、上記第2基準領域の面積S2と、上記第3基準領域の面積S3とは、0.02≦S2/S1≦1.0、0.04≦S2/S3≦1.0、の関係にあることが好ましい(請求項7、16)。
上記(S2/S1)が上記下限値未満の場合は塑性加工が困難となるおそれがあり、一方、上記(S2/S1)が上記上限値を超える場合には剛性向上効果があまり得られず、塑性加工も困難となるおそれがある。同様に、上記(S2/S3)が上記下限値未満の場合は塑性加工が困難となるおそれがあり、一方、上記(S2/S3)が上記上限値を超える場合には剛性向上効果があまり得られず、塑性加工も困難となるおそれがある。
上記(S2/S1)が上記下限値未満の場合は塑性加工が困難となるおそれがあり、一方、上記(S2/S1)が上記上限値を超える場合には剛性向上効果があまり得られず、塑性加工も困難となるおそれがある。同様に、上記(S2/S3)が上記下限値未満の場合は塑性加工が困難となるおそれがあり、一方、上記(S2/S3)が上記上限値を超える場合には剛性向上効果があまり得られず、塑性加工も困難となるおそれがある。
本発明の凹凸部の形状は、最も突出した凸領域(第1領域又は第3領域)と、最も凹んだ凹領域(第3領域又は第1領域)と、中間領域(第2領域)の3つの領域が存在するが、材料力学においてよく知られているように、断面二次モーメントが大きいほど曲げ剛性は高くなる。断面の中立面(第2領域)からより離れた位置に材料が存在するほど、断面二次モーメントは高くなることから、中立面ではない凹凸面(第1領域及び第3領域)の面積を増やして、中立面(第2領域)の面積を減らした方が剛性は高くなる傾向にある。また、中立面を除く凹凸面(第1領域及び第3領域)の総面積が等しい場合は、凹領域(第1領域又は第3領域)と凸領域(第3領域又は第1領域)の面積を均等に近づけた方が剛性は高くなる傾向がある。
また、上記基準三角形は、その中の基準点から上記第1辺、上記第2辺及び上記第3辺にそれぞれ垂下した第1垂線、第2垂線及び第3垂線によって、それぞれ上記第2基準領域と上記第3基準領域との間、上記第1基準領域と上記第3基準領域との間、及び上記第1基準領域と上記第2基準領域との間が区画されていることが好ましい(請求項8、17)。この場合には、設計を容易に行うことができる。
また、上記基準三角形における上記第1辺の長さLと、上記第3垂線の長さXと、塑性加工前の上記金属板の厚みtとは、0.1≦X/L≦0.4、X>tの関係にあることが好ましい(請求項9、18)。
上記(X/L)が上記下限値未満の場合には、塑性加工が困難となるおそれがあり、一方、上記上限値を超える場合には、剛性向上効果が十分に得られず、塑性加工も困難となるおそれがある。また、上記Xが厚みt以下の場合には、塑性加工が困難となるおそれがある。
上記(X/L)が上記下限値未満の場合には、塑性加工が困難となるおそれがあり、一方、上記上限値を超える場合には、剛性向上効果が十分に得られず、塑性加工も困難となるおそれがある。また、上記Xが厚みt以下の場合には、塑性加工が困難となるおそれがある。
また、上記基準三角形における上記第1辺の長さLと、上記第1垂線の長さYと、塑性加工前の上記金属板の厚みtとは、0.1≦Y/L≦0.8、Y>tの関係にあることが好ましい(請求項10、19)。
上記(Y/L)が上記下限値未満の場合には、塑性加工が困難となるおそれがあり、一方、上記上限値を超える場合には、剛性向上効果が十分に得られず、塑性加工も困難となるおそれがある。また、上記Yが厚みt以下の場合には、塑性加工が困難となるおそれがある。
上記(Y/L)が上記下限値未満の場合には、塑性加工が困難となるおそれがあり、一方、上記上限値を超える場合には、剛性向上効果が十分に得られず、塑性加工も困難となるおそれがある。また、上記Yが厚みt以下の場合には、塑性加工が困難となるおそれがある。
なお、上記基準点と各辺とを結ぶ区画線は、上記の各垂線に代えて、任意の直線あるいは任意の曲線とすることも可能である。
また、上記板材は、アルミニウム又はその合金よりなるアルミニウム合金板であることが好ましい(請求項11)。
アルミニウム合金板は、軽量素材として広く認知されており、これに本発明を適用して剛性向上化を図ることは、非常に有効である。
アルミニウム合金板は、軽量素材として広く認知されており、これに本発明を適用して剛性向上化を図ることは、非常に有効である。
(実施例1)
本発明の実施例にかかる凹凸部を有する板材について、図1〜図5を用いて説明する。
本例の凹凸部を有する板材1は、図1〜図4に示すごとく、凹凸部2を形成することによって剛性を高めた板材である。
上記凹凸部2は、厚み方向における突出高さが異なる第1領域21、第2領域22及び第3領域23という3種類の領域を多数組み合わせて構成されている。
上記第1領域21、第2領域22及び第3領域23は、同種の領域が連続的に連なることなく、かつ、各領域が必ず異なる他の2種の領域と接するように、それぞれ分散配置されている。
本発明の実施例にかかる凹凸部を有する板材について、図1〜図5を用いて説明する。
本例の凹凸部を有する板材1は、図1〜図4に示すごとく、凹凸部2を形成することによって剛性を高めた板材である。
上記凹凸部2は、厚み方向における突出高さが異なる第1領域21、第2領域22及び第3領域23という3種類の領域を多数組み合わせて構成されている。
上記第1領域21、第2領域22及び第3領域23は、同種の領域が連続的に連なることなく、かつ、各領域が必ず異なる他の2種の領域と接するように、それぞれ分散配置されている。
以下、さらに詳説する。
板材1は、材質:JIS A1050、質別:Oのアルミニウム合金板よりなる。図1に示すごとく、板材1のサイズは、幅W=300mm、長さL=600mmである。プレス成形による塑性加工前のアルミニウム合金板のサイズは、図1に示す板材1の周囲に、塑性加工時に挟持する部分となる、いわゆるブランクホルダ部が加えられた大きさとなる。また、塑性加工前のアルミニウム合金板の厚みt=0.4mmであるが、塑性加工後には若干減少する。
なお、本例では、塑性加工として一対の金型を用いるプレス成形を例に挙げたが、これに代えて、表面に所望の凹凸形状つけた一対の成形ロールに、素材となるアルミニウム合金板を通して塑性加工するロール成形を採用し、これによって図1に示すような凹凸形状を付与することもできる。
板材1は、材質:JIS A1050、質別:Oのアルミニウム合金板よりなる。図1に示すごとく、板材1のサイズは、幅W=300mm、長さL=600mmである。プレス成形による塑性加工前のアルミニウム合金板のサイズは、図1に示す板材1の周囲に、塑性加工時に挟持する部分となる、いわゆるブランクホルダ部が加えられた大きさとなる。また、塑性加工前のアルミニウム合金板の厚みt=0.4mmであるが、塑性加工後には若干減少する。
なお、本例では、塑性加工として一対の金型を用いるプレス成形を例に挙げたが、これに代えて、表面に所望の凹凸形状つけた一対の成形ロールに、素材となるアルミニウム合金板を通して塑性加工するロール成形を採用し、これによって図1に示すような凹凸形状を付与することもできる。
図2〜図4に示すごとく、凹凸部2は、上記のごとく、第1領域21、第2領域22及び第3領域23から構成されている。そして、図3、図4に示すごとく、同図の上方から見れば第1領域21が最も厚み方向に突出し、次いで第2領域22が突出し、第3領域23は突出していない状態で形成されている。反対面から見れば、第3領域23が最も厚み方向に突出し、次いで第2領域22が突出し、第1領域21は突出していない状態で形成されている。違う表現をすれば、第2領域22が厚み方向の中立面で、第1領域21が突出面であると共に第3領域が窪んだ面であるといえる。逆に、第2領域22が厚み方向の中立面で、第1領域21が窪んだ面であると共に第3領域が突出面であるともいえる。
また、図2に示すごとく、凹凸部2における各領域の配置は規則的になっている。すなわち、第1領域21の中心点は、仮想の六角形格子Aを構成する各六角形の中心点a及び各格子点bの位置に対応して、これらの点を中心にして規則的に分散配置されている。また、各第1領域21は、その外周形状が12角形を呈している。
第2領域22は、同図に示すごとく、隣接する第1領域21同士を繋ぐように分散配置されている。具体的には、隣接する第1領域21同士の対向する平行な2辺の両端を繋いだ長方形状の領域としてある。そして、第1領域21には、6つの第2領域22が接している。
第3領域23は、同図に示すごとく、第1領域21及び第2領域22に囲まれた位置に分散配置されている。第3領域23は、六角形状を呈し、各辺が第1領域21と第2領域22に交互に接している。そして、第1領域21には、6つの第3領域23が接している。
また、図5に示すごとく、各領域の寸法は、次のようになる。なお、同図に示す各領域の境界線は、境界部の厚みの中央部分を示しており、設計上の寸法に相当する。実際には、境界部に厚みがあることと、成形上の問題によって境界部分が斜めあるいは曲面状に成形されることから、目視による輪郭線は若干外又は内に移動する。上記各図では、作図上の問題から上記のごとく設計上の寸法位置にて線図で示している。また、斜視図である図3(後述する図11も同様)については、線図での表現上の問題から、角部等の自然な丸みを表現しきれていないが、実際の板材1においては、角部等にプレス成形(塑性加工)に伴う丸みが生じている。
図5に示すごとく、第1領域21の12角形の各辺は、交互に若干長さが異なっている。すなわち、長さL11=3.6mmの辺211と、長さL12=3.0mmの辺212とが交互に連なって12角形になっている。
また、辺211同士の間隔L13=12.0mm、辺212同士の間隔L14=12.3mmである。
また、第1領域21内は、略平坦な平面となっている。
また、図4に示すごとく、第1領域21の厚み方向の突出高さD1は、第2領域22の表面を基準として、0.6mmとした。なお、この突出高さD1は、ある程度変更可能である。D1の適正な範囲は、塑性加工前の金属板の厚みtによっても左右し、0.5≦t/D1≦2.0という関係式を満たす範囲がよい。この範囲の上限値を超えた場合には剛性向上効果があまり得られず、一方、下限値を超えた場合には塑性加工が困難となるおそれがある。
また、辺211同士の間隔L13=12.0mm、辺212同士の間隔L14=12.3mmである。
また、第1領域21内は、略平坦な平面となっている。
また、図4に示すごとく、第1領域21の厚み方向の突出高さD1は、第2領域22の表面を基準として、0.6mmとした。なお、この突出高さD1は、ある程度変更可能である。D1の適正な範囲は、塑性加工前の金属板の厚みtによっても左右し、0.5≦t/D1≦2.0という関係式を満たす範囲がよい。この範囲の上限値を超えた場合には剛性向上効果があまり得られず、一方、下限値を超えた場合には塑性加工が困難となるおそれがある。
図5に示すごとく、第2領域22は、第1領域21と共通の辺212と、長さL21=5.0mmの辺221とを交互に連ねて長方形状となっている。辺212は、第1領域21と第2領域22との境界である。
また、第2領域22内は、略平坦な平面となっている。
また、第2領域22内は、略平坦な平面となっている。
同図に示すごとく、第3領域23の6角形の各辺は、交互に若干長さが異なっている。すなわち、第1領域21と共通の辺211と、第2領域22と共通の辺221とを交互に連ねて六角形上となっている。辺211は第1領域21と第3領域23との境界であり、辺221は第2領域22と第3領域23との境界である。
また、第3領域23内は、略平坦な平面となっている。
また、図4に示すごとく、第3領域23の厚み方向の突出高さD3は、第2領域22の表面を基準として、0.6mmとした。なお、この突出高さD3は、ある程度変更可能である。D3の適正な範囲は、塑性加工前の金属板の厚みtによっても左右し、0.5≦t/D3≦2.0という関係式を満たす範囲がよい。この範囲の上限値を超えた場合には剛性向上効果があまり得られず、一方、下限値を超えた場合には塑性加工が困難となるおそれがある。
また、第3領域23内は、略平坦な平面となっている。
また、図4に示すごとく、第3領域23の厚み方向の突出高さD3は、第2領域22の表面を基準として、0.6mmとした。なお、この突出高さD3は、ある程度変更可能である。D3の適正な範囲は、塑性加工前の金属板の厚みtによっても左右し、0.5≦t/D3≦2.0という関係式を満たす範囲がよい。この範囲の上限値を超えた場合には剛性向上効果があまり得られず、一方、下限値を超えた場合には塑性加工が困難となるおそれがある。
以上のように、各領域は、第2領域22を中立面として、その厚み方向の一方に第1領域21に0.6mm突出させ、他方に第3領域23を0.6mm突出させた。
また、各部の厚みは、塑性加工によって若干減少し、平坦部全体が厚みt=0.38mmであり、境界部分においては平坦部の厚みと同等あるいは若干薄くなっている。また、境界部分は、塑性加工に対応して、角部に適宜丸みが形成されている。
また、各部の厚みは、塑性加工によって若干減少し、平坦部全体が厚みt=0.38mmであり、境界部分においては平坦部の厚みと同等あるいは若干薄くなっている。また、境界部分は、塑性加工に対応して、角部に適宜丸みが形成されている。
以上のような寸法関係に基づいて、本例の板材1の凹凸部2が構成されている。なお、本例では、すべての第1領域21の寸法及び形状を同じにし、すべての第2領域22の寸法及び形状を同じにし、さらに、すべての第3領域23の寸法及び形状を同じにした。しかしながら、必ずしも同じ領域に属するすべての領域を同じ形状及び寸法にすることは必要ではなく、例えば交互に形状又は寸法を変更してもよい。さらに、各領域内はすべて平坦な面としたが、領域内の面に***をつけてもよい。
いずれにしても、板材1は、上記のごとく、凹凸部2として、厚み方向における突出高さが異なる第1領域21、第2領域22及び第3領域23という3種類の領域を有している。そして、これらが、同種の領域が連続的に連なることなく、それぞれ分散配置されている。さらに、各領域は、必ず異なる他の2種の領域と接するように分散配置されている。このような構成を必須要件とすることによって、従来にない板材の剛性向上効果を得ることができる。
この理由は次のように考えられる。
この理由は次のように考えられる。
上記凹凸部2として、突出高さが3種類あり、どの種類のものも連続せず、かつ、各領域は、異なる2種の領域と必ず接している。例えば、1つの第1領域21は、その外周が必ずいくつかの第2領域22及び第3領域23と接している。言い換えれば、各第1領域21は、その外周が第2領域22と第3領域23によって囲まれている。同様に、各第2領域22は、その外周が第1領域21と第3領域23によって囲まれている。また、各第3領域23は、その外周が第1領域21と第3領域23によって囲まれている。そして、各領域は同種のものが連続することなく分散配置されている。
凹凸部2を構成する各領域を、上記のような分散配置とすることにより、1つの領域に伝わった応力は、面方向に伝わる場合に、必ずその外周部分において他の異なる領域との境界部を通らざるを得ない。ここで、異なる領域同士の境界部分は、形状的に厚み方向に変化する高剛性部分となっている。そのため、全体としての剛性向上効果を高めることができると考えられる。
そして、上記の凹凸部2の構成は、厚み方向の突出高さが2種類異なるだけでは実現できず、積極的に3種類とすることによってはじめて実現することができる。
また、本例では、第1領域21、第2領域22及び第3領域23を、上記のごとく規則正しく配列してある。これにより、本発明の基本的な構造を容易に実現できると共に、規則正しい配列で美観にも優れた凹凸形状を得ることができる。
また、本例では、第1領域21、第2領域22及び第3領域23を、上記のごとく規則正しく配列してある。これにより、本発明の基本的な構造を容易に実現できると共に、規則正しい配列で美観にも優れた凹凸形状を得ることができる。
(実施例2)
本例では、実施例1の板材1の凹凸部2形状の設計方法について説明する。
まず、図6に示すごとく、単位形状として基準三角形Kを用いる。
基準三角形Kは、第1頂点P1、第2頂点P2及び第3頂点P3を有すると共に第2頂点P2と第3頂点P3を結ぶ第1辺Q1、第1頂点P1と第3頂点P3を結ぶ第2辺Q2、及び第1頂点P1と第2頂点P2とを結ぶ第3辺Q3を有する。第1頂点P1の内角θ1が30°、第2頂点P2の内角θ2が90°、第3頂点P3の内角θ3が60°である。
本例では、板材の厚みをt、基準三角形Kにおける第1辺Q1の長さをLとすると、t/L=0.08とした。
本例では、実施例1の板材1の凹凸部2形状の設計方法について説明する。
まず、図6に示すごとく、単位形状として基準三角形Kを用いる。
基準三角形Kは、第1頂点P1、第2頂点P2及び第3頂点P3を有すると共に第2頂点P2と第3頂点P3を結ぶ第1辺Q1、第1頂点P1と第3頂点P3を結ぶ第2辺Q2、及び第1頂点P1と第2頂点P2とを結ぶ第3辺Q3を有する。第1頂点P1の内角θ1が30°、第2頂点P2の内角θ2が90°、第3頂点P3の内角θ3が60°である。
本例では、板材の厚みをt、基準三角形Kにおける第1辺Q1の長さをLとすると、t/L=0.08とした。
次に、基準三角形Kの内部を、第1頂点P1を含む第1基準領域R1と、第2頂点P2を含む第2基準領域R2と、第3頂点P3を含む第3基準領域R3との3つに区画する。本例では、基準三角形Kの中の基準点Vから第1辺Q1、第2辺Q2及び第3辺Q3にそれぞれ垂下した第1垂線V1、第2垂線V2及び第3垂線V3によって、上記各基準領域を区画する。つまり、第1垂線V1によって第2基準領域R2と第3基準領域R3との間を区画し、第2垂線V2によって第1基準領域R1と第3基準領域R2とを区画し、第3垂線V3によって第1基準領域R1と第2基準領域R2との間を区画する。
本例では、基準三角形Kにおける第1辺Q1の長さをL、第3垂線V3の長さをX、第1垂線V1の長さをYとすると、X/L=0.3、Y/L=0.5とした。
また、これにより、第1基準領域R1の面積をS1、第2基準領域R2の面積をS2、上記第3基準領域R3の面積をS3とすると、S1/S3=1.28、S2/S1=0.37、S2/S3=0.48の関係となる。
また、これにより、第1基準領域R1の面積をS1、第2基準領域R2の面積をS2、上記第3基準領域R3の面積をS3とすると、S1/S3=1.28、S2/S1=0.37、S2/S3=0.48の関係となる。
次に、図7に示すごとく、基準三角形Kの各辺を線対称の中心としてその周囲に反転転写し、3つの基準三角形K2を描く。さらに、図8に示すごとく、3つの各基準三角形K2の各辺を線対称の中心としてその周囲に反転転写して、合計6つの基準三角形K3を描く。さらに、図9に示すごとく、このような反転転写を繰り返す。そして、すべての基準三角形の各辺を消去す。これにより、第1基準領域R1の集まりが第1領域21、第2基準領域R2の集まりが第2領域22、第3基準領域R3の集まりが第3領域23となる。
このような反転転写の作図作業は、CADを用いれば簡単に行うことができる。
このような反転転写の作図作業は、CADを用いれば簡単に行うことができる。
以上のような手順によって、規則正しく上記3つの領域の境界形状を設計することができる。
次に、凹凸部2の各領域の厚み方向の突出高さを決める。本例では、実施例1において示したごとく、第2領域22を中立面として、その両側に第1領域21と第3領域23をそれぞれ逆方向に0.6mm突出させる形状とする。
次に、凹凸部2の各領域の厚み方向の突出高さを決める。本例では、実施例1において示したごとく、第2領域22を中立面として、その両側に第1領域21と第3領域23をそれぞれ逆方向に0.6mm突出させる形状とする。
次に、上記凹凸部2の設計形状に基づいて、アルミニウム合金板よりなる平坦な素材に上記凹凸部2を形成するための金型を準備する。
次に、その金型を用いて、上記素材を塑性加工することによって、凹凸部2を有する板材1が得られる。
次に、その金型を用いて、上記素材を塑性加工することによって、凹凸部2を有する板材1が得られる。
以上のように、本例では、基準三角形Kを決めることによって、容易に規則正しい配列の凹凸部2の設計を容易に行うことができる。
(実施例3)
実施例1の板材1につき、その剛性向上効果を定量的に求めるための評価を実施した。
まず、図10に示すごとく、実施例1と同じ材質の短冊状の板材8を評価対象とする。各領域のサイズは実施例1と同じとし、厚みも同じとした。
そして、板材8の長手方向一端81を固定し、他端82に荷重Fを板材8の鉛直方向に付与した条件で、その他端81がどのくらい撓むかを求めた。比較として、凹凸形状のない厚さ0.4mmの平板でも同様に撓み量を求めた。両者の撓み量を比較したところ、図10の本発明の形状を具備した板材8は、平板の撓み量の0.33倍程度であった。つまり、本発明の実施例1の形状は、3倍程度の剛性を持つ結果が得られた。
実施例1の板材1につき、その剛性向上効果を定量的に求めるための評価を実施した。
まず、図10に示すごとく、実施例1と同じ材質の短冊状の板材8を評価対象とする。各領域のサイズは実施例1と同じとし、厚みも同じとした。
そして、板材8の長手方向一端81を固定し、他端82に荷重Fを板材8の鉛直方向に付与した条件で、その他端81がどのくらい撓むかを求めた。比較として、凹凸形状のない厚さ0.4mmの平板でも同様に撓み量を求めた。両者の撓み量を比較したところ、図10の本発明の形状を具備した板材8は、平板の撓み量の0.33倍程度であった。つまり、本発明の実施例1の形状は、3倍程度の剛性を持つ結果が得られた。
なお、剛性向上効果の方向性の影響も調べた。具体的には、図10に示した短冊状の板材8と、長手方向の方向が15°異なるものと、30°異なるものを準備して、上記と同様の評価を行った。その結果、得られる剛性は、図10に示す場合と同等であり、どの方向においても平板の場合に比べて約3倍程度の剛性向上効果が得られることが確認できた。
(実施例4)
本例は、実施例1の凹凸部2の形状を基本として、第1領域21と第3領域23につき、各領域内において突出高さを変化させた例である。
図11、図12に示すごとく、第1領域21においては、その中心部C1を頂点とし、頂点に近づくほど第2領域22から離れるように略円錐状に***した形状とした。
また、第3領域23においては、その中心部C2を頂点とし、頂点に近づくほど第2領域22から離れるように略円錐状に***した形状とした。
本例は、実施例1の凹凸部2の形状を基本として、第1領域21と第3領域23につき、各領域内において突出高さを変化させた例である。
図11、図12に示すごとく、第1領域21においては、その中心部C1を頂点とし、頂点に近づくほど第2領域22から離れるように略円錐状に***した形状とした。
また、第3領域23においては、その中心部C2を頂点とし、頂点に近づくほど第2領域22から離れるように略円錐状に***した形状とした。
図12は、***した形状を強調して示した図であって、寸法的には正確ではないが、第1領域21の中心部C1の領域内での突出量D15=0.5mm、第3領域21の中心部C3の領域内での突出量D35=0.5mmである。その他の寸法関係は実施例1と同様である。D15の適正な範囲は、塑性加工前の金属板の厚みtによっても左右し、D15/t≦5という関係式を満たす範囲がよい。この範囲の上限値に近づくほど剛性向上効果は高まるが、上限値を超えた場合には塑性加工が困難となるおそれがある。なお、下限値は平坦な状態であり、これでも実施例1と同様の効果が得られることはいうまでもない。D35の適正な範囲も、塑性加工前の金属板の厚みtによっても左右し、D15の場合と同様に、D35/t≦5という関係式を満たす範囲がよい。
このように、第1領域21及び第3領域23の領域内において突出高さを変化させることによって、実施例1の場合よりもさらに剛性向上効果を高めることができる。具体的には、本例の板材は、実施例2と同様の評価を行うと、比較した平板の剛性よりも3.7倍程度の剛性を持つ結果が得られた。上記D15及びD35の値を上限近くまで上げれば、この倍率が5倍近くまで上昇することもわかった。
その他は、実施例1と同様の作用効果が得られる。
その他は、実施例1と同様の作用効果が得られる。
(実施例5)
本例は、図13、図14に示すごとく、実施例4と同様に,実施例1の凹凸部2の形状を基本として、第1領域21と第3領域23につき、各領域内において突出高さを変化させた例の別の形態である。
同図に示すごとく、本例の第1領域21におよび第3領域23が、互いに逆方向に第2領域22から離れるように略円錐状に***した形状を有する点は実施例4と同様であるが、その頂点付近が平面部217、237となっている点が実施例4と異なっている。
本例は、図13、図14に示すごとく、実施例4と同様に,実施例1の凹凸部2の形状を基本として、第1領域21と第3領域23につき、各領域内において突出高さを変化させた例の別の形態である。
同図に示すごとく、本例の第1領域21におよび第3領域23が、互いに逆方向に第2領域22から離れるように略円錐状に***した形状を有する点は実施例4と同様であるが、その頂点付近が平面部217、237となっている点が実施例4と異なっている。
この場合には、実施例4と同様の作用効果が得られるうえに、第1領域21及び第3領域23の領域の上記平面部217、237を、別途準備した平板と接合する場合の接合面として有効に利用することができる。これにより、別途準備した平板と本例の凹凸部を有する板材とを積層したサンドイッチ構造とした構造体を容易に得ることができる。
その他は、実施例1と同様の作用効果が得られる。
その他は、実施例1と同様の作用効果が得られる。
1 板材
2 凹凸部
21 第1領域
22 第2領域
23 第3領域
2 凹凸部
21 第1領域
22 第2領域
23 第3領域
Claims (19)
- 凹凸部を形成することによって剛性を高めた板材であって、
上記凹凸部は、厚み方向における突出高さが異なる第1領域、第2領域及び第3領域という3種類の領域を多数組み合わせて構成されており、
上記第1領域、上記第2領域及び上記第3領域は、同種の領域が連続的に連なることなく、各領域が必ず異なる他の2種の領域と接するように、それぞれ分散配置されており、
かつ、上記第1領域は、仮想の六角形格子を構成する各六角形の中心点及び各格子点の位置に対応して規則的に分散配置されており、
上記第2領域は、隣接する上記第1領域同士を繋ぐように分散配置されており、
上記第3領域は、上記第1領域及び上記第2領域に囲まれた位置に分散配置されていることを特徴とする凹凸部を有する板材。 - 請求項1において、上記第1領域、上記第2領域及び上記第3領域のうち少なくとも1つは、その領域内において突出高さが変化していることを特徴とする凹凸部を有する板材。
- 請求項1又は2において、上記凹凸部は、単位形状として基準三角形を用い、
該基準三角形は、第1頂点、第2頂点及び第3頂点を有すると共に上記第2頂点と上記第3頂点を結ぶ第1辺、上記第1頂点と上記第3頂点を結ぶ第2辺、及び上記第1頂点と上記第2頂点とを結ぶ第3辺を有し、上記第1頂点の内角が30°、上記第2頂点の内角が90°、上記第3頂点の内角が60°であるものとし、
上記基準三角形の内部を、上記第1頂点を含む第1基準領域と、上記第2頂点を含む第2基準領域と、上記第3頂点を含む第3基準領域との3つに区画し、
上記基準三角形の各辺を線対称の中心としてその周囲に反転転写し、さらに反転転写された各基準三角形の各辺を線対称の中心としてその周囲に反転転写することを繰り返し、上記第1基準領域の集まりを上記第1領域、上記第2基準領域の集まりを上記第2領域、上記第3基準領域の集まりを上記第3領域とすることにより設計したものであることを特徴とする凹凸部を有する板材。 - 請求項3において、上記板材は金属板を塑性加工することにより上記凹凸部を形成したものであることを特徴とする凹凸部を有する板材。
- 請求項4において、塑性加工前の上記金属板の厚みtと、上記基準三角形における上記第1辺の長さLとは、
t/L≦0.2、
の関係にあることを特徴とする凹凸部を有する板材。 - 請求項4又は5において、上記基準三角形において、上記第1基準領域の面積S1と、上記第3基準領域の面積S3とは、
0.4≦S1/S3≦5.9、
の関係にあることを特徴とする凹凸部を有する板材。 - 請求項6において、さらに、上記基準三角形において、上記第1基準領域の面積S1と、上記第2基準領域の面積S2と、上記第3基準領域の面積S3とは、
0.02≦S2/S1≦1.0、
0.4≦S2/S3≦1.0、
の関係にあることを特徴とする凹凸部を有する板材。 - 請求項3〜7のいずれか1項において、上記基準三角形は、その中の基準点から上記第1辺、上記第2辺及び上記第3辺にそれぞれ垂下した第1垂線、第2垂線及び第3垂線によって、それぞれ上記第2基準領域と上記第3基準領域との間、上記第1基準領域と上記第3基準領域との間、及び上記第1基準領域と上記第2基準領域との間が区画されていることを特徴とする凹凸部を有する板材。
- 請求項8において、上記基準三角形における上記第1辺の長さLと、上記第3垂線の長さXと、塑性加工前の上記金属板の厚みtとは、
0.1≦X/L≦0.4、
X>t、
の関係にあることを特徴とする凹凸部を有する板材。 - 請求項8又は9において、上記基準三角形における上記第1辺の長さLと、上記第1垂線の長さYと、塑性加工前の上記金属板の厚みtとは、
0.1≦Y/L≦0.8、
Y>t、
の関係にあることを特徴とする凹凸部を有する板材。 - 請求項1〜10のいずれか1項において、上記板材は、アルミニウム又はその合金よりなるアルミニウム合金板であることを特徴とする凹凸部を有する板材。
- 請求項1又は2に記載の凹凸部を有する板材における上記凹凸部の形状を設計する方法であって、
単位形状として基準三角形を用い、
該基準三角形は、第1頂点、第2頂点及び第3頂点を有すると共に上記第2頂点と上記第3頂点を結ぶ第1辺、上記第1頂点と上記第3頂点を結ぶ第2辺、及び上記第1頂点と上記第2頂点とを結ぶ第3辺を有し、上記第1頂点の内角が30°、上記第2頂点の内角が90°、上記第3頂点の内角が60°であるものとし、
上記基準三角形の内部を、上記第1頂点を含む第1基準領域と、上記第2頂点を含む第2基準領域と、上記第3頂点を含む第3基準領域との3つに区画し、
上記基準三角形の各辺を線対称の中心としてその周囲に反転転写し、さらに反転転写された各基準三角形の各辺を線対称の中心としてその周囲に反転転写することを繰り返し、上記第1基準領域の集まりを上記第1領域、上記第2基準領域の集まりを上記第2領域、上記第3基準領域の集まりを上記第3領域とすることを特徴とする凹凸部を有する板材における凹凸部形状の設計方法。 - 請求項12において、上記板材は金属板を塑性加工することにより上記凹凸部を形成したものであることを特徴とする凹凸部形状の設計方法。
- 請求項13において、塑性加工前の上記金属板の厚みtと、上記基準三角形における上記第1辺の長さLとは、
t/L≦0.2、
の関係にあることを特徴とする凹凸部形状の設計方法。 - 請求項13又は14において、上記基準三角形において、上記第1基準領域の面積S1と、上記第3基準領域の面積S3とは、
0.4≦S1/S3≦5.9、
の関係にあることを特徴とする凹凸部形状の設計方法。 - 請求項15において、さらに、上記基準三角形において、上記第1基準領域の面積S1と、上記第2基準領域の面積S2と、上記第3基準領域の面積S3とは、
0.02≦S2/S1≦1.0、
0.4≦S2/S3≦1.0、
の関係にあることを特徴とする凹凸部形状の設計方法。 - 請求項12〜16のいずれか1項において、上記基準三角形は、その中の基準点から上記第1辺、上記第2辺及び上記第3辺にそれぞれ垂下した第1垂線、第2垂線及び第3垂線によって、それぞれ上記第2基準領域と上記第3基準領域との間、上記第1基準領域と上記第3基準領域との間、及び上記第1基準領域と上記第2基準領域との間が区画されていることを特徴とする凹凸部形状の設計方法。
- 請求項17において、上記基準三角形における上記第1辺の長さLと、上記第3垂線の長さXと、塑性加工前の上記金属板の厚みtとは、
0.1≦X/L≦0.4、
X>t、
の関係にあることを特徴とする凹凸部形状の設計方法。 - 請求項17又は18において、上記基準三角形における上記第1辺の長さLと、上記第1垂線の長さYと、塑性加工前の上記金属板の厚みtとは、
0.1≦Y/L≦0.8、
Y>t、
の関係にあることを特徴とする凹凸部形状の設計方法。
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