JP2011025951A - Drip bag heated in microwave oven - Google Patents
Drip bag heated in microwave oven Download PDFInfo
- Publication number
- JP2011025951A JP2011025951A JP2009172031A JP2009172031A JP2011025951A JP 2011025951 A JP2011025951 A JP 2011025951A JP 2009172031 A JP2009172031 A JP 2009172031A JP 2009172031 A JP2009172031 A JP 2009172031A JP 2011025951 A JP2011025951 A JP 2011025951A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pouch
- microwave oven
- water
- drip
- microwave
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Package Specialized In Special Use (AREA)
- Packages (AREA)
- Apparatus For Making Beverages (AREA)
Abstract
Description
本発明は電子レンジでパウチの上方に収納された水を加熱してそのお湯を手間をかけずに下方の被抽出物に注ぎ、カップにドリップすることができるパウチに関する。とくに、珈琲、紅茶、お茶などを風味良く抽出出来るドリップパウチに関する。 The present invention relates to a pouch that can heat water stored above a pouch in a microwave oven, pour the hot water into a lower extract without trouble, and drip it into a cup. In particular, the present invention relates to a drip pouch that can extract coffee, tea, tea, etc. with a good flavor.
従来、たとえばレギュラーコーヒーの抽出方式としてはドリップ式がある。この抽出方式は、飲用カップの上に直接抽出器具を載せ、濾紙等をセットし、コーヒー粉を載置した後、熱水を注入して抽出を行うものである。ここでコーヒー抽出液の香味等を左右する要因の一つが濾紙等のフィルターや抽出器具からの雑味成分の移行であり、これらを最小限に抑えることがおいしいコーヒーを淹れるために必要なことと考えられている。 Conventionally, for example, there is a drip type as a method for extracting regular coffee. In this extraction method, an extraction device is placed directly on a drinking cup, filter paper or the like is set, coffee powder is placed, and hot water is injected to perform extraction. Here, one of the factors that influence the flavor of the coffee extract is the transfer of miscellaneous ingredients from filters such as filter paper and extraction equipment. What is necessary to brew delicious coffee is to minimize these It is believed that.
電子レンジを用いてドリップ式で直接コーヒー等を抽出するための装置は少なく、多くの場合電子レンジは、単に抽出済みのコーヒーを温めなおすのに用いられているに過ぎない。 There are few devices for directly extracting coffee or the like in a drip manner using a microwave oven, and in many cases the microwave oven is simply used to reheat the extracted coffee.
電子レンジを用いて直接コーヒー等を抽出する装置はたとえば特許文献１および特許文献３に提案されている。これらの装置は抽出用水を収容する抽出用容器において、少なくとも一部に通液性の通路を有する部材と常温で固形性を有し、前記通路を閉塞するワックス、硬化油、脂肪酸、乳化剤等の油性物質とからなる底部を有している。そして電子レンジによる加熱で前記抽出用水の温度が前記油性物質の溶融温度以上に達するときにのみ開通する。
An apparatus for directly extracting coffee or the like using a microwave oven has been proposed in
また、特許文献２には、コーヒー抽出器として、コーヒー抽出用水を収容するための容器と、該容器の下部に連設され少なくとも一部が濾材から成りコーヒー粉を収容する抽出部とから構成されるものが提案されている。また、前記容器の底部材は熱によって可溶化、軟化、または液化する物質により閉鎖される欠切部を有し、該欠切部は該閉鎖が解除されるときには前記容器内に収容される水の圧力により前記欠切部において段差を形成し得る形状を有している。
以上に提案された方法においてはいずれも、抽出時に抽出用の水が加温されたお湯が、通路を閉塞するワックス、硬化油、脂肪酸、乳化剤等の油性物質と接触することによって微妙な香りが抽出されたコーヒーに転移することは避けられなかった。 In any of the methods proposed above, hot water in which extraction water is heated during extraction comes into contact with oily substances such as wax, hardened oil, fatty acid, emulsifier, etc. that block the passage, so that a subtle fragrance is produced. Transfer to extracted coffee was inevitable.
また、電子レンジで使用する場合にカップに抽出用の容器をセットしてから水を加える構造のためにセット時に水がこぼれやすいという問題もあった。 In addition, when used in a microwave oven, there is also a problem that water is likely to spill due to the structure in which water is added after an extraction container is set in the cup.
電子レンジを用いてコーヒー等の抽出物を簡易に得るための方法としては、他にも、例えば特許文献４には、電子レンジを用いて一定量の美味しいコーヒーを簡単に抽出することができる電子レンジ用コーヒーメーカーとして、抽出されたコーヒーを受け入れるカップと、コーヒー粉を収容してカップ上に載置されるマイクロ波不透過性のドリッパーと、このドリッパーの上部を覆ってマイクロ波を遮断するマイクロ波遮蔽部材と、一定量の水を収容して前記ドリッパー上に載置される非金属製の湯沸器とを備え、前記湯沸器内には、上端の流入口が水面よりわずかに上方に位置し、下端の流出口が湯沸器の底より下方に位置する流出管が、底板を上下に貫通するように立設され、この流出管には、湯沸器の底面及び流出管の外周との間に水の流通間隙を残して、キャップが被挿され、このキャップ内の流出管の上部には、わずかな空間が形成されるようにしたことを特徴とする電子レンジ用コーヒーメーカーが提案されている。
As another method for easily obtaining an extract such as coffee using a microwave oven, for example,
上記の装置においては、電子レンジで使用する場合にカップに抽出用の容器をセットしてから水を加える構造のためにセット時に水がこぼれやすいという問題とともに、構造が複雑であり簡便に使用することが難しいという問題もあった。 In the above apparatus, when using in a microwave oven, the structure is complicated and the structure is easy to use, with the problem that water tends to spill during setting due to the structure in which the container for extraction is set in the cup and then water is added. There was also a problem that it was difficult.
さらに、特許文献５には、珈琲豆から美味しい珈琲を誰でも簡単に作ることができ、特にアイス珈琲を短時間に作ることができる飲用珈琲の製法として、珈琲豆から珈琲エキスを抽出することにより飲用珈琲を作る方法であって、焙煎され且つ挽かれた珈琲豆に、飲用珈琲の全量よりも少ない量の水を加えてマイクロ波照射した後、前記珈琲豆を抽出用の水に浸すことにより珈琲エキスを抽出する飲用珈琲の製法が提案されている。
Furthermore, in
高温の抽出液を低温の水で薄めるこの方法は、特にアイス珈琲を短時間に作ることができる飲用珈琲の製法及び電子レンジ抽出用珈琲パックとして有用ではあるがホットコーヒーには向かない。 This method of diluting a hot extract with low-temperature water is particularly useful as a method for producing a drinking koji that can make ice koji in a short time and as a koji pack for microwave extraction, but is not suitable for hot coffee.
特許文献６には、電子レンジ用飲料抽出フィルターとして、電子レンジを用いて、コーヒー、紅茶、緑茶等の飲料の抽出を簡便に行えるようにし、かつ、抽出かすが速やかに抽出液から分離されるようにするために、電子レンジ用飲料抽出フィルターを、第１の不織布層と、第２の不織布層との疎水性熱融着性繊維から構成された積層構造とする。第１の不織布層上に常温水と抽出材料を保持できるようにし、それを電子レンジ加熱することにより昇温した抽出液を得、かつ該抽出液のフィルターに対する表面張力が電子レンジ加熱前の常温水に比して低下し、抽出液がフィルターを通液できるようにするフィルターが提案されている。
この、温度による水の表面張力の差を利用して加熱時に初めて抽出液がフィルターを通過できるようにすることによって抽出液と抽出かすを分離する方法は、通常コーヒー等の抽出に用いられる水の表面張力のばらつきやフィルター材料の形状や表面性のばらつきによって一定条件での確実な通液を保証することが難しい。 The method of separating the extract from the extract liquid by allowing the extract to pass through the filter for the first time during heating using the difference in the surface tension of the water depending on the temperature is usually used for the extraction of coffee or the like. It is difficult to guarantee reliable liquid passage under certain conditions due to variations in surface tension and variations in the shape and surface properties of filter materials.
特許文献７に記載の電子レンジ用コーヒーメーカーでは、容器内部の液体が所定の温度に達したときに自動的に開口する、形状記憶合金からなる弁体部を、水を収容しておく容器の底部に設け、電子レンジの作用によって容器内の水が所定の温度に達したときにその弁体が開き、濾過体上のコーヒー粉に注がれ、抽出液が下部の容器に溜まるようにしているが、このコーヒーメーカーは構造が複雑であり、一杯分〜数杯分のコーヒーを入れる使い捨てのドリッパーとしては使用することができない。
In the coffee maker for microwave ovens described in
上記のような従来の方法では、電子レンジで使用する場合にカップに抽出用の容器をセットしてから水を加える構造のためにセット時に水がこぼれやすいという問題があり、より簡便に用いるために、水も含めてワンセットでカップに装着できてそのまま電子レンジで加熱することで雑味のない飲用抽出液が得られるようなパウチの出現が待ち望まれていた。 In the conventional method as described above, there is a problem that water is easily spilled at the time of setting because of the structure in which water is added after setting the extraction container in the cup when used in a microwave oven, so that it can be used more easily In addition, there has been a long-awaited appearance of a pouch that can be attached to a cup including water and heated in a microwave oven as it is to obtain a drinkable extract with no taste.
電子レンジでパウチの上部に収納された水を加熱するだけで、そのお湯を手間をかけず、下方の被抽出物に注ぎ、手軽に雑味のない本格的なドリップコーヒーが愉しめる電子レンジ加熱ドリップパウチを提供することを課題とする。 Just heating the water stored in the upper part of the pouch with a microwave oven, you can easily pour the hot water into the extract underneath and enjoy the authentic drip coffee without any miscellaneous taste. It is an object to provide a drip pouch.
上記の課題に鑑み、本発明者等は、使用前の保管運搬時にはパウチの内部で混ざり合うことがなく保存され、電子レンジでの加熱によって初めて加温された水とコーヒー粉等の被抽出物が接触するパウチの構造を検討した。 In view of the above-mentioned problems, the present inventors have stored water and coffee to be extracted for the first time by heating in a microwave oven without being mixed inside the pouch during storage and transportation before use. We examined the structure of the pouch that touches.
その結果、パウチ内部を２室に分けて境界部分を一定温度以上で剥離し易くなる低温ヒートシールでシールすることによって、常温では水とコーヒー粉等の被抽出物が分離した状態で収納され、電子レンジでの加熱によって初めて低温ヒートシール部が剥離して、加温された水が被抽出物に接触する現象を利用して上記の目的を達成することが出来ることを見出し本発明の完成に至った。 As a result, the inside of the pouch is divided into two chambers, and the boundary portion is sealed with a low temperature heat seal that makes it easy to peel off at a certain temperature or higher, so that the extractables such as water and coffee powder are stored in a separated state at room temperature, Finding that the above-mentioned object can be achieved by utilizing the phenomenon that the low-temperature heat seal part is peeled off only by heating in the microwave and the heated water comes into contact with the substance to be extracted. It came.
本発明の請求項１の発明は、周囲をシールされた上下２室からなるパウチで、上方室に水が収納できる空間を有し、下方室に被抽出物が収納され、これらの２室間は低温ヒートシール領域を含む領域で区切られ、下方室の被抽出物底部にはフィルターが配置され、さらにその下部はシールで密封され、使用時に下方室の下部をノッチより開封して開き、カップにセット出来ることを特徴とする電子レンジ加熱ドリップパウチである。
The invention of
本発明の請求項２の発明は、上方室の空間に水がすでに収納されていることを特徴とする請求項１に記載の電子レンジ加熱ドリップパウチである。
The invention of
本発明の請求項３の発明は、底部のフィルターはガゼット折りされていることを特徴とする請求項１または２に記載の電子レンジ加熱ドリップパウチである。 A third aspect of the present invention is the microwave oven heated drip pouch according to the first or second aspect, wherein the bottom filter is gusset folded.
本発明の請求項４の発明は、２室を仕切っている低温ヒートシール領域を含む領域の形状は、中央部が上側に山状となった、山型、あるいはＷ型をした帯状領域からなり、上方室の空間の大きさは、その幅よりも高さが小さい請求項１から３のいずれか１項に記載の電子レンジ加熱ドリップパウチである。
In the invention of
本発明の請求項５の発明は、低温ヒートシール領域が幅方向に複数配置されていることを特徴とする請求項４に記載の電子レンジ加熱ドリップパウチである。
The invention of
本発明の請求項６の発明は、下方室の下部をノッチより開封して開くための、ミシン目またはハーフカットによるカット線が設けられ、該カット線は左右対称の位置に複数の凹みを有することを特徴とする請求項１〜５のいずれか１項に記載の電子レンジ加熱ドリップパウチである。
The invention of
本発明の請求項１の発明の電子レンジ加熱ドリップパウチは、周囲をシールされた上下２室からなるパウチで、上方室に水が収納できる空間を有し、下方室に被抽出物が収納され、これらの２室間は低温ヒートシール領域を含む領域で区切られ、下方室の被抽出物底部にはフィルターが配置され、さらにその下部はシールで密封され、使用時に下方室の下
部をノッチより開封して開き、カップにセット出来ることを特徴とする電子レンジ加熱ドリップパウチであるから、電子レンジでパウチの上部に収納された水を加熱するだけで、そのお湯を手間をかけず、下方の被抽出物に注ぎ、手軽に雑味のない本格的なドリップコーヒーが愉しめる電子レンジ加熱ドリップパウチを提供することが可能になる。
The microwave heating drip pouch according to the first aspect of the present invention is a pouch comprising two upper and lower chambers sealed around each other. The upper chamber has a space in which water can be stored, and an extractable is stored in the lower chamber. These two chambers are separated by a region including a low-temperature heat-sealed region, a filter is disposed at the bottom of the extract in the lower chamber, and the lower portion is sealed with a seal. It is a microwave heated drip pouch that can be opened and set in a cup. It becomes possible to provide a microwave-heated drip pouch that can be poured into an extract and easily enjoyed with full-fledged drip coffee with no miscellaneous taste.
本発明の請求項２の発明の電子レンジ加熱ドリップパウチは、上方室の空間に水がすでに収納されていることによって抽出時に水を入れる手間が省けるだけでなく、電子レンジへの装入等の作業時に水や熱水がこぼれることがなく手軽に抽出作業が行える。
The microwave heating drip pouch of the invention of
さらに、上方室の空間が密閉されていることによって収納された水の温度だけでなく温度上昇による圧力増加の応力により低温ヒートシール領域が剥離して熱水が下方室の被抽出物に注ぎ易くなるという効果も大きい。 Furthermore, since the space in the upper chamber is sealed, not only the temperature of the stored water but also the low-temperature heat seal area is peeled off due to the stress of pressure increase due to the temperature rise, so that hot water can easily be poured into the extract in the lower chamber. The effect of becoming is also great.
本発明の請求項３の発明の電子レンジ加熱ドリップパウチは、底部のフィルターが通常の自立性パウチと同様にガゼット折りされていることによって、使用時に下方室の下部をノッチより開封して開き、カップにセットしたときに倒れないようにすることが可能になる。
The microwave heating drip pouch of the invention of
さらに、抽出時に下方室の下部を開封して開くまでは折り畳まれていたフィルターを開くことによって、下方室の底部フィルターの有効面積を拡大して抽出をより均一にするという効果も期待できる。 Furthermore, by opening the filter that is folded until the lower part of the lower chamber is opened and opened at the time of extraction, an effect of expanding the effective area of the bottom filter of the lower chamber and making the extraction more uniform can be expected.
本発明の請求項４の発明の電子レンジ加熱ドリップパウチは、２室を仕切っている低温ヒートシール領域を含む領域の形状は、中央部が上側に山状となった、山型、あるいはＷ型をした帯状領域からなっているので、電子レンジでの加熱時に応力の集中する上方室の中央部の低温ヒートシール領域から剥離開通することによって２室間の貫通を容易にすることが出来る。 In the microwave oven drip pouch according to the fourth aspect of the present invention, the shape of the region including the low-temperature heat-sealed region partitioning the two chambers is a mountain shape or a W shape in which the central portion has a mountain shape on the upper side. Since it consists of the strip | belt-shaped area | region which carried out, penetration between two chambers can be made easy by carrying out peeling opening from the low-temperature heat seal area | region of the center part of the upper chamber where stress concentrates at the time of the heating with a microwave oven.
また、上方室の空間の大きさは、その幅よりも高さを小さくすることによって電子レンジでの加熱時に応力の集中する上方室の中央部の低温ヒートシール領域に偏在した応力をかけることが可能になるだけでなく、安定した自立姿勢の保持にも効果的である。 In addition, the size of the space in the upper chamber is less than the width of the space, and stress that is unevenly distributed can be applied to the low temperature heat seal region in the center of the upper chamber where stress is concentrated when heating in a microwave oven. Not only is this possible, it is also effective in maintaining a stable and independent posture.
本発明の請求項５の発明の電子レンジ加熱ドリップパウチは、低温ヒートシール領域が幅方向に複数配置されていることによって、加熱時にパウチ中央部だけでなく幅方向に均一に熱水がかかり安定した効果的な抽出が実現できる。
The microwave heating drip pouch of the invention of
低温ヒートシール領域が上方室と下方室の境界領域に全幅にわたって設けられている場合でも、その上下いずれかの位置に通常のヒートシール領域が幅方向に複数配置することでも、構造がやや複雑になるが、幅方向に均一に熱水がかかるという同様な効果を得ることが出来る。 Even when the low-temperature heat seal area is provided over the entire width in the boundary area between the upper chamber and the lower chamber, the structure is slightly complicated by arranging a plurality of normal heat seal areas in the width direction at either the upper or lower position. However, the same effect that the hot water is uniformly applied in the width direction can be obtained.
本発明の請求項６の発明の電子レンジ加熱ドリップパウチは、下方室の下部をノッチより開封して開くための、ミシン目またはハーフカットによるカット線が設けられていることによって、下方室の下部を開封する場合に、容易に予定通りの形状で開封することが出来る。 According to a sixth aspect of the present invention, the microwave heated drip pouch is provided with a perforation line or a cut line by a half cut for opening the lower part of the lower chamber by opening it from the notch. Can be opened easily in the shape as planned.
さらに、該カット線は左右対称の位置に複数の凹みを有することで下方室の下部を開封した場合に、セットするカップの円周状の口縁部に開封した下部の凹みを引っ掛けてパウチのカップへの固定を容易にすることが出来る。 Furthermore, the cut line has a plurality of dents at symmetrical positions so that when the lower part of the lower chamber is opened, the lower dent opened on the circumferential mouth edge of the cup to be set is hooked. Fixing to the cup can be facilitated.
以下に本発明の実施形態の例について必要に応じて図面を参照しながら説明する。
図１は本発明の電子レンジ加熱ドリップパウチの一例の略図であり（Ａ）はパウチ開封前の状態を、（Ｂ）はパウチ底部をノッチから開封後の状態を模式的に示している。
図２は本発明の電子レンジ加熱ドリップパウチの抽出時の一例の略図であり図１（Ｂ）の開封したパウチの底部を広げてカップ上に載置し、電子レンジで加熱して抽出を行う状態を模式的に示したものである。
Examples of embodiments of the present invention will be described below with reference to the drawings as necessary.
1A and 1B are schematic views of an example of a microwave heating drip pouch according to the present invention. FIG. 1A schematically shows a state before the pouch is opened, and FIG. 1B schematically shows a state after the pouch bottom is opened from the notch.
FIG. 2 is a schematic view of an example of extraction of a microwave heated drip pouch according to the present invention. The bottom of the opened pouch in FIG. 1B is spread and placed on a cup, and extraction is performed by heating in a microwave oven. The state is schematically shown.
本発明の電子レンジ加熱ドリップパウチは図１に示すように、表裏重ねた積層材料の周囲を通常のヒートシール等でシールされた上下２室からなるパウチ（１）であって、トップシール（２）側の上方室に水（１０）が収納できる空間を有し、ボトムシール側の下方室に被抽出物（１１）が収納され、これらの２室間は低温ヒートシール領域（６）を含む境界シール領域（５）の領域で区切られ、下方室の被抽出物（１１）底部にはフィルター（７）が配置され、さらにその下部はボトムシール（４）で密封され、使用時に下方室の下部をノッチ（８）よりカット線（９）に沿って開封して開き、カップにセットして電子レンジ加熱により抽出が出来ることを特徴とする電子レンジ加熱ドリップパウチである。 As shown in FIG. 1, the microwave heating drip pouch according to the present invention is a pouch (1) having two upper and lower chambers in which the periphery of the laminated material stacked on the front and back sides is sealed by a normal heat seal or the like, and a top seal (2 ) -Side upper chamber has a space in which water (10) can be stored, the bottom seal-side lower chamber stores the extractable material (11), and a space between these two chambers includes a low-temperature heat seal region (6). It is divided by the boundary seal area (5), and the filter (7) is arranged at the bottom of the lower chamber extract (11), and the lower part is sealed by the bottom seal (4). The microwave heating drip pouch is characterized in that the lower part is opened from the notch (8) along the cut line (9), opened, set in a cup and extracted by microwave heating.
本発明の電子レンジ加熱ドリップパウチは、パウチ内部を２室に分けて上方室に水を、下方室にコーヒー粉等の被抽出物を収納して、上下２室の境界部分を一定温度以上で剥離し易くなる低温ヒートシールでシールすることによって、常温では水とコーヒー粉等の被抽出物が分離した状態で収納され、電子レンジでの加熱により高温になった水の温度と圧力により初めて低温ヒートシール部が剥離して上下２室が連絡し、加温された水が被抽出物に接触することによって抽出液（１４）が得られてフィルター（７）を通過してカップ（１３）に滴下して簡単に抽出を行うことが出来る。 The microwave heating drip pouch of the present invention divides the inside of the pouch into two chambers, stores water in the upper chamber, and stores an extractable material such as coffee powder in the lower chamber, and sets the boundary between the upper and lower chambers at a certain temperature or higher. By sealing with a low-temperature heat seal that makes it easy to peel off, water and extractables such as coffee powder are stored in a separated state at room temperature, and the temperature is low for the first time due to the temperature and pressure of water that has become hot due to heating in a microwave oven. The heat seal part peels and the upper and lower chambers communicate with each other, and the heated water comes into contact with the extract to obtain an extract (14), which passes through the filter (7) to the cup (13). Easy extraction by dropping.
本発明の電子レンジ加熱ドリップパウチは、内容物収納時に上方室の空間（１０）に水がすでに収納されてトップシールがシールされていることで上記の抽出の簡便さをさらに強調した効果が得られる。 The microwave heating drip pouch of the present invention has the effect of further emphasizing the ease of extraction described above because water is already stored in the upper chamber space (10) and the top seal is sealed when the contents are stored. It is done.
底部のフィルター（７）は下方室のノッチからカット線に沿って開封したときにボトム開口部（１２）を広げてカップ（１３）の上で自立することが容易になるように、通常のスタンディングパウチと同様にガゼット折りされていることが望ましい。
同様の理由で上方室の空間（１０）の幅（ａ）は高さ（ｂ）よりも大きいことが望ましい。
The bottom filter (7) is a normal standing so that when opened from the notch in the lower chamber along the cut line, the bottom opening (12) is widened to make it easier to stand on the cup (13). It is desirable that the gusset is folded like a pouch.
For the same reason, the width (a) of the upper chamber space (10) is preferably larger than the height (b).
上方室で加熱された水が下方室のフィルター（７）上にある被抽出物に均等にかかるよ
うにするための、上下２室を区分する領域に設けられる低温ヒートシール（６）の領域の形状と配置について、図７および図８により説明する。
In the region of the low-temperature heat seal (6) provided in the region dividing the upper and lower chambers so that the water heated in the upper chamber is evenly applied to the extract on the filter (7) in the lower chamber The shape and arrangement will be described with reference to FIGS.
図７は本発明の電子レンジ加熱ドリップパウチの低温ヒートシール領域形状の例を示しており、図７（Ａ）は該領域が上方に凸の山型の場合、図７（Ｂ）は中央部が上方に凸のＷ型の場合を示している。 FIG. 7 shows an example of the shape of the low-temperature heat-sealed region of the microwave heating drip pouch of the present invention. FIG. 7 (A) shows a mountain shape in which the region protrudes upward, and FIG. Shows the case of the W-shaped convex upward.
加熱による水の膨張と水蒸気の圧力は上方室の内部（１０）の中央部で最も大きくなり基本的には低温ヒートシール領域（６）は中央部から剥離して開通を始めるが、このことをより確実にするために応力が集中する中央部の低温ヒートシール領域の形状を中央部で上に凸になる形状としたのが図７に示した例である。 The expansion of water due to heating and the pressure of water vapor are greatest at the center of the upper chamber interior (10), and basically the low temperature heat seal area (6) peels off from the center and begins to open. FIG. 7 shows an example in which the shape of the low-temperature heat-sealed region in the central portion where stress is concentrated is a shape that protrudes upward in the central portion for more certainty.
図７の（Ａ）に示した、低温ヒートシール領域（６）の形状が上方に凸の山型の場合には電子レンジで加熱した場合に低温ヒートシール領域は山型の頂点（図示せず）から剥離を始めて加熱された水は上方室の中央部からフィルター（７）上の被抽出物（１１）に滴下して抽出が開始される。熱水の流れが中央部から始まることで端部の被抽出物の少ない位置に偏在することが避けられて濃度のある均一な抽出が可能になる。
図７には典型的な例のみ図示したが、低温ヒートシール領域の形状が中央部で上に凸になる形状であれば必ずしもこの例の形状にはこだわらない。
In the case where the shape of the low-temperature heat seal region (6) shown in FIG. 7A is an upwardly convex mountain shape, the low-temperature heat seal region has a mountain-shaped apex (not shown) when heated in a microwave oven. The water that has been peeled off and heated from the center of the upper chamber is dropped from the center of the upper chamber onto the extraction target (11) on the filter (7), and extraction is started. By starting the flow of hot water from the central portion, it is possible to avoid uneven distribution at a position where there is little extractable material at the end portion, and uniform extraction with concentration becomes possible.
Although only a typical example is illustrated in FIG. 7, the shape of this example is not necessarily limited as long as the shape of the low-temperature heat seal region is a convex shape at the center.
図８は本発明の電子レンジ加熱ドリップパウチの低温ヒートシール領域（６）の配置の例を示した。低温ヒートシール領域（６）が幅方向に複数配置されていることによって、上方室で加熱された水が下方室のフィルター（７）上にある被抽出物（１１）に徐々にかつ均等にかかるようにすることが出来るだけでなく、保存や輸送中の境界シール領域（５）の剥離を防止する効果も期待できる。 FIG. 8 shows an example of the arrangement of the low temperature heat seal region (6) of the microwave oven heated drip pouch of the present invention. By arranging a plurality of low-temperature heat-sealing regions (6) in the width direction, water heated in the upper chamber is gradually and evenly applied to the extraction target (11) on the filter (7) in the lower chamber. In addition, it can be expected to prevent peeling of the boundary seal region (5) during storage and transportation.
開封したパウチの底部を広げてカップ上に載置し、電子レンジで加熱して抽出を行う場合にカップ上に安定して載置するために本発明の電子レンジ加熱ドリップパウチにおいては開封時のカット線の形状によってボトム開口部にカップ上端縁の食い込む凹部を形成することが出来る。 The bottom of the opened pouch is spread and placed on the cup, and when performing extraction by heating with a microwave oven, the microwave heated drip pouch of the present invention is used at the time of opening to stably place on the cup. Depending on the shape of the cut line, a recess in which the upper end edge of the cup bites into the bottom opening can be formed.
図３は本発明の電子レンジ加熱ドリップパウチのカット線形状の例であり、図３（Ａ）が凹みが４箇所の場合の開封前の正面略図であり図３（Ｂ）が凹みが６箇所の場合の開封前の正面略図である。
図４には図３（Ａ）の形状の場合の本発明の電子レンジ加熱ドリップパウチの抽出時の一例の略図を示した。
FIG. 3 is an example of the cut line shape of the microwave heating drip pouch of the present invention, FIG. 3 (A) is a schematic front view before opening when there are four dents, and FIG. 3 (B) is six dents. It is the front schematic before opening in the case of.
FIG. 4 shows a schematic diagram of an example of the extraction of the microwave heating drip pouch of the present invention in the case of the shape of FIG.
図３（Ａ）においてボトム開口部（１２）の下端縁（１２１）となる、ミシン目やハーフカット線等で設けられたカット線（９）には幅方向の対称な２箇所に凹み（９１）が設けられており、ノッチ（８）からカット線に沿ってカットしていくと、ボトム開口部下端縁（１２１）の表面裏面の計４箇所に凹みがあるパウチ底部が形成される。 In FIG. 3A, a cut line (9) provided by a perforation, a half cut line, or the like, which is the lower edge (121) of the bottom opening (12), is recessed at two symmetrical positions in the width direction (91 ), And when cutting along the cut line from the notch (8), a pouch bottom having dents in a total of four locations on the front and back surfaces of the bottom edge of the bottom opening (121) is formed.
図４に図３（Ａ）の場合の抽出時の略図を示したように、抽出時にはカット線（９）に沿って形成されたカット線凹み（９１）が４箇所あるボトム開口部下端縁（１２１）の凹みにカップ（１３）の上端縁（１３１）を嵌め込む形で固定することによって、フィルター（７）を含むパウチ底部を広げた状態で抽出中にパウチがカップから外れて倒れる等の危険を防ぐことが出来、抽出作業をより安全に行うことが可能になる。 As shown in the schematic diagram at the time of extraction in the case of FIG. 3A in FIG. 4, at the time of extraction, the bottom opening bottom end edge having four cut line recesses (91) formed along the cut line (9) ( 121) The upper edge (131) of the cup (13) is fixed in the recess of the cup (13) so that the pouch falls off the cup during the extraction while the bottom of the pouch including the filter (7) is expanded. It is possible to prevent danger and to perform extraction work more safely.
図３（Ｂ）の場合も図３（Ａ）の場合とカット線凹み（９１）の数が異なるだけで同様に使用出来、同様の効果がある。カット線により形成される凹みの数と形状はパウチがカ
ップに固定することの出来るものであればここに例示した場合にこだわらない。
In the case of FIG. 3 (B), it can be used in the same manner as in the case of FIG. The number and shape of the dents formed by the cut lines are not limited to the case illustrated here as long as the pouch can be fixed to the cup.
本発明の電子レンジ加熱ドリップパウチに用いる材料としては、パウチ本体を構成する積層フィルムとして、たとえば、図５（ａ）に断面を示したような構成のフィルムを用いることが出来る。 As a material used for the microwave heating drip pouch of the present invention, for example, a film having a cross section shown in FIG. 5A can be used as the laminated film constituting the pouch body.
図５（ａ）において、積層フィルム（１０１）は少なくとも外側基材（１０２）とシーラント層（１０５）からなり、必要に応じて印刷層（１０３）と接着層（１０４）その他が介在する構成となっている。 In FIG. 5 (a), the laminated film (101) is composed of at least an outer base material (102) and a sealant layer (105), and a printing layer (103), an adhesive layer (104) and others are interposed as required. It has become.
外側基材（１０２）は通常包装材料として用いられるプラスチックフィルム例えば、延伸ポリエチレンテレフタレート（ＰＥＴ）等のポリエステルフィルム、延伸ナイロン（Ｎｙ）等のポリアミドフィルム、延伸ポリプロピレン（ＯＰＰ）単体もしくは必要に応じて機械的強度を補いあるいはバリア性を高めるための他のフィルムあるいは層のドライラミネート法や押出しラミネート法、場合によっては蒸着法による積層体からなる。 The outer substrate (102) is a plastic film usually used as a packaging material, for example, a polyester film such as stretched polyethylene terephthalate (PET), a polyamide film such as stretched nylon (Ny), a stretched polypropylene (OPP) alone or a machine as required It consists of a laminate by a dry lamination method or extrusion lamination method of another film or layer for supplementing the mechanical strength or increasing the barrier property, and in some cases by a vapor deposition method.
シーラント層（１０５）を構成する熱融着可能な接着性熱可塑性樹脂としては、主にポリオレフィン樹脂たとえば、無延伸ポリプロピレン（ＣＰＰ）樹脂単体あるいはプロピレン系重合体（コポリマーやターポリマー）や、ＬＬＤＰＥと称される直鎖状低密度ポリエチレンからなる層が好適に用いられる。シーラント層（１０５）はフィルムのラミネートもしくは押出し法により形成され、厚みは、２０〜１５０μｍとすることが多い。 Examples of the heat-sealable adhesive thermoplastic resin constituting the sealant layer (105) are mainly polyolefin resins such as unstretched polypropylene (CPP) resin alone or propylene-based polymers (copolymers and terpolymers), LLDPE and A layer made of a linear low-density polyethylene is preferably used. The sealant layer (105) is formed by laminating or extruding a film, and the thickness is often 20 to 150 μm.
必要に応じて積層フィルム（１０１）に設けられる印刷層（１０３）はその設けられる層の表面性に応じて適宜選択されたインキを用いてグラビア印刷法、オフセット印刷法、フレキソ印刷法等の周知の方法で設けることが出来る。 The printing layer (103) provided on the laminated film (101) as needed is well known in the gravure printing method, offset printing method, flexographic printing method, etc., using an ink appropriately selected according to the surface property of the provided layer. It can be provided by the method.
接着層（１０４）はドライラミネート法による場合は公知のウレタン系接着剤により形成され、押出しラミネート法による場合はラミネートされる層の表面に応じた熱接着性樹脂により形成される。 The adhesive layer (104) is formed of a known urethane-based adhesive in the case of the dry laminating method, and is formed of a heat adhesive resin corresponding to the surface of the layer to be laminated in the case of the extrusion laminating method.
積層フィルム（１０１）を構成する外側基材フィルム（１０２）を構成する要素としては酸素あるいは水蒸気等のバリア性を向上させるための中間フィルムの積層以外に、酸化アルミニウムや酸化チタン等の無機酸化物の蒸着被膜の形成や蒸着被膜を形成したフィルムのラミネートなどの方法が適用できる。 The elements constituting the outer base film (102) constituting the laminated film (101) include inorganic oxides such as aluminum oxide and titanium oxide in addition to the lamination of an intermediate film for improving barrier properties such as oxygen or water vapor. A method such as formation of a vapor-deposited film or lamination of a film having a vapor-deposited film can be applied.
図５（ｂ）にはバリアフィルムとしての無機酸化物の蒸着フィルムの層構成の一例を示した。バリアフィルム基材（１７）の表面にプライマー層（１８）を介して無機酸化物蒸着層（１９）が形成されておりさらにその上からガスバリア性被膜層（２０）が積層されている。 FIG. 5B shows an example of the layer configuration of an inorganic oxide vapor-deposited film as a barrier film. An inorganic oxide vapor deposition layer (19) is formed on the surface of the barrier film substrate (17) via a primer layer (18), and a gas barrier coating layer (20) is laminated thereon.
バリアフィルム基材（１７）は外側基材フィルム（１０２）でもよくその内側に積層される中間フィルム（図示せず）でもよく材質も同様であればよい。通常バリアフィルム基材に対する無機酸化物蒸着層の密着性を上げるためにイソシアネート系等のプライマー層を塗工することが必要な場合が多い。 The barrier film substrate (17) may be an outer substrate film (102) or an intermediate film (not shown) laminated on the inside thereof, and the material may be the same. Usually, it is often necessary to apply an isocyanate-based primer layer in order to improve the adhesion of the inorganic oxide vapor deposition layer to the barrier film substrate.
無機酸化物の蒸着層（１９）を形成する方法としては通常真空蒸着法が用いられ、１００ｎｍ程度の酸化アルミニウムや酸化チタンの薄膜層を設ける。電子レンジを使用することを想定した本発明の電子レンジ加熱ドリップパウチにおいては金属アルミニウム等の導電性被膜を含む構成は、加熱時にスパークを起こす危険があるので採用することが出来ない。 As a method of forming the inorganic oxide vapor deposition layer (19), a vacuum vapor deposition method is usually used, and a thin film layer of aluminum oxide or titanium oxide having a thickness of about 100 nm is provided. In the microwave heating drip pouch according to the present invention, which is assumed to use a microwave oven, a configuration including a conductive coating such as metallic aluminum cannot be adopted because there is a risk of causing sparking during heating.
本発明の電子レンジ加熱ドリップパウチの本体の材料構成の例としては、無機酸化物蒸着ＰＥＴ／Ｎｙ／ＣＰＰまたはＰＥ、Ｎｙ／ＰＥまたはＣＰＰ、紙／Ｎｙ／ＰＥまたはＣＰＰ、ＰＥＴまたはＯＰＰ／紙／Ｎｙ／ＰＥまたはＣＰＰ、ＰＥＴまたはＯＰＰ／Ｎｙ／ＰＥまたはＣＰＰのような構成が挙げられる。 Examples of the material composition of the main body of the microwave heated drip pouch of the present invention include inorganic oxide deposited PET / Ny / CPP or PE, Ny / PE or CPP, paper / Ny / PE or CPP, PET or OPP / paper / Examples include Ny / PE or CPP, PET or OPP / Ny / PE or CPP.
本発明の電子レンジ加熱ドリップパウチフィルターに用いる底部のフィルター（７）は被抽出物が透過しないものであることが必要であり、材料としては、坪量５〜３０ｇ／ｍ２のポリプロピレン系不織布が好適であるが、被抽出物の形態がコーヒー粉等の粉体ではなく、紅茶等のサイズの大きいものであれば、直径１ｍｍ以下の穴をあけたフィルムでも構わない。 The bottom filter (7) used for the microwave oven heated drip pouch filter of the present invention needs to be a material that does not allow the substance to be extracted to pass through. As a material, a polypropylene nonwoven fabric having a basis weight of 5 to 30 g / m 2 is used. Although it is suitable, if the form of the extract is not a powder such as coffee powder but a tea or the like having a large size, a film having a hole with a diameter of 1 mm or less may be used.
底部のフィルター（７）はスタンディングパウチのようにガゼット折りで配置され、その底の下は本体の積層フィルムがボトムシール（４）の位置で通常温度のヒートシールにより密封される The bottom filter (7) is arranged in a gusset fold like a standing pouch, and the laminated film of the main body is sealed by a normal temperature heat seal at the position of the bottom seal (4) under the bottom.
本発明の電子レンジ加熱ドリップパウチのトップシール（２）、サイドシール（３）及びボトムシール（４）はシーラント層（１０５）同士を面々で合わせてヒートシールすることにより接着される。 The top seal (2), side seal (3), and bottom seal (4) of the microwave oven heated drip pouch of the present invention are bonded together by heat sealing the sealant layers (105) together.
これらのシール部分の接着および低温ヒートシール領域（６）以外の境界シール領域（５）の接着は必要な耐熱性を有する通常のヒートシール温度で行われ、電子レンジ加熱時にも容易に剥離することがない。 Bonding of these seal parts and bonding of the boundary seal region (5) other than the low-temperature heat seal region (6) is performed at a normal heat seal temperature having necessary heat resistance, and can be easily peeled even when heating in a microwave oven. There is no.
これに対して低温ヒートシール領域（６）は高温での剥離強度が他のシール領域よりも小さくなるようにパウチ作成時に他の領域のヒートシール温度よりも低い温度でシールすることによって作成される。 On the other hand, the low temperature heat seal region (6) is created by sealing at a temperature lower than the heat seal temperature of the other region at the time of pouch creation so that the peel strength at high temperature is smaller than the other seal region. .
このシール温度は、たとえばシーラント層（１０５）が直鎖状低密度ポリエチレン樹脂の場合は、通常シールが１８０〜２２０℃程度であるのに対して、低温ヒートシールは１２０〜１６０℃程度であり、同様に無延伸ポリプロピレン樹脂の場合は、通常シールが２３０〜２５０℃程度であるのに対して、低温ヒートシールは１７０〜２１０℃程度である。 For example, when the sealant layer (105) is a linear low density polyethylene resin, the seal temperature is usually about 180 to 220 ° C, whereas the low temperature heat seal is about 120 to 160 ° C. Similarly, in the case of unstretched polypropylene resin, the seal is usually about 230 to 250 ° C, whereas the low temperature heat seal is about 170 to 210 ° C.
その他、たとえばエチレン系アイオノマー樹脂であるハイミランＮＴ０７０１８（三井デュポン製）の場合は、通常シールが１９０〜２３０℃程度であるのに対して低温ヒートシールは１２０〜１６０℃程度で必要な強度差をつけることが出来る等シーラント層の材質と厚みによって適宜調整することによって、電子レンジでパウチの上部に収納された水を加熱するだけで、そのお湯を手間をかけず、下方の被抽出物に注ぎ、手軽に雑味のない本格的なドリップコーヒー等を愉しむことが出来るようになった。 In addition, for example, in the case of Himiran NT07018 (made by Mitsui DuPont), which is an ethylene ionomer resin, a normal seal is about 190 to 230 ° C, whereas a low temperature heat seal gives a necessary strength difference at about 120 to 160 ° C. By adjusting appropriately according to the material and thickness of the sealant layer etc., just heating the water stored in the upper part of the pouch with a microwave oven, pouring the hot water into the lower extract without taking time, Now you can enjoy authentic drip coffee with no miscellaneous taste.
また、本発明の電子レンジ加熱ドリップパウチにおいては加熱時の熱水の滴下分布を均一にするために低温ヒートシール領域の下方にさらに幅方向に複数の未シール部を有する通常の温度でのパターンシールを設けても構わない。 In addition, in the microwave heating drip pouch of the present invention, a pattern at a normal temperature having a plurality of unsealed portions in the width direction below the low-temperature heat-sealed region in order to make the dripping distribution of hot water during heating uniform. A seal may be provided.
低温ヒートシールと同様の効果を得るために若干複雑になるが上記パターンシールの下方または上方の位置に易剥離性テープを挿入しても構わない。 Although it is slightly complicated to obtain the same effect as that of the low-temperature heat seal, an easily peelable tape may be inserted at a position below or above the pattern seal.
本発明において使用される易剥離性テープ（２３）としては、例えば、図６（ｃ）に示すように、シーラント層に対して接着性を示す接着性樹脂層（２４）と包装容器を加熱し
て発生する蒸気の蒸気圧により易剥離性を示す易剥離性樹脂層（２５）との２層からなるテープ材等を挙げることができる。
As the easily peelable tape (23) used in the present invention, for example, as shown in FIG. 6 (c), the adhesive resin layer (24) showing adhesion to the sealant layer and the packaging container are heated. For example, a tape material composed of two layers with an easily peelable resin layer (25) exhibiting easy peelability due to the vapor pressure of the generated vapor can be used.
シーラント層に対して接着性を示す接着性樹脂層（２４）としては、積層フィルム（１０１）の内面シーラント層（１０５）を構成する熱融着可能な接着性熱可塑性樹脂をそのまま使用することができるが、ＣＰＰと称されるプロピレン系重合体（コポリマーやターポリマー）や、ＬＬＤＰＥまたはＬＬＤと称される直鎖状低密度ポリエチレンからなる層が好適に用いられる。そしてその厚みは、２０〜１５０μｍとすることが多い。 As the adhesive resin layer (24) exhibiting adhesion to the sealant layer, the heat-sealable adhesive thermoplastic resin constituting the inner surface sealant layer (105) of the laminated film (101) may be used as it is. A layer made of a propylene-based polymer (copolymer or terpolymer) called CPP or a linear low-density polyethylene called LLDPE or LLD is preferably used. The thickness is often 20 to 150 μm.
また、上記の易剥離性を示す易剥離性樹脂層（２５）としては、例えば、ブロックポリプロピレン系コポリマー、ランダムポリプロピレン系コポリマー、エチレン／酢酸ビニル等のエチレン系共重合体などが好適に用いられる。エチレン系共重合体としては、特にエチレン成分含有量が８５〜９８重量％の共重合体が望ましい。 Moreover, as said easily peelable resin layer (25) which shows said easy peelability, ethylene copolymer, such as a block polypropylene-type copolymer, a random polypropylene-type copolymer, ethylene / vinyl acetate, etc. are used suitably, for example. As the ethylene-based copolymer, a copolymer having an ethylene component content of 85 to 98% by weight is particularly desirable.
ここで、ブロックポリプロピレン系コポリマーの代表例はポリプロピレン−ポリエチレンブロックコポリマー、ランダムポリプロピレン系コポリマーの代表例はプロピレン−エチレンランダムコポリマーである。 Here, a typical example of the block polypropylene copolymer is a polypropylene-polyethylene block copolymer, and a typical example of the random polypropylene copolymer is a propylene-ethylene random copolymer.
上記の接着性樹脂層（２４）と易剥離性樹脂層（２５）の積層方法は、特に限定されず、例えば、ドライラミネート、エクストルージョンコーティング、共押出などの周知の方法が挙げられる。 The lamination method of said adhesive resin layer (24) and easily peelable resin layer (25) is not specifically limited, For example, well-known methods, such as dry lamination, extrusion coating, and coextrusion, are mentioned.
本発明の電子レンジ加熱ドリップパウチは本体を形成する積層フィルムの内面同士を重ね合わせてスタンディングパウチ製袋機にて底テープ材にフィルター用不織布を用いて両側のサイドシールを行い両側面とボトムのみがシールされた四角形状のスタンディングパウチを作成する。 The microwave heating drip pouch of the present invention is such that the inner surfaces of the laminated film forming the main body are overlapped with each other, and the side tape is sealed on both sides using a non-woven fabric for a filter as a bottom tape material in a standing pouch bag making machine. Create a standing pouch with a square shape.
そのパウチ内に充填機にて被抽出物（コーヒー粉など）を充填し、その上部を低温でヒートシールして低温ヒートシール領域（６）を設けて、上室にさらに水を充填し、その上部のトップシール（２）部分を通常シール温度でヒートシールするとレンジドリップパウチが完成する。
なお、このパウチは上室に水を封入する工程を省いて水を別個にあとから入れる方法でも使うことが出来る。
The pouch is filled with an extraction object (coffee powder or the like) with a filling machine, the upper part is heat-sealed at a low temperature to provide a low-temperature heat-sealing region (6), and the upper chamber is further filled with water, When the upper top seal (2) is heat sealed at the normal sealing temperature, the range drip pouch is completed.
In addition, this pouch can also be used in a method in which the process of filling water in the upper chamber is omitted and water is separately added later.
以上のように、本発明の電子レンジ加熱ドリップパウチによれば、電子レンジでパウチの上部に収納された水を加熱するだけで、そのお湯を手間をかけず、下方の被抽出物に注ぎ、手軽に雑味のない本格的なドリップコーヒーが愉しめる電子レンジ加熱ドリップパウチが提供出来る。 As described above, according to the microwave heating drip pouch of the present invention, just heating the water stored in the upper part of the pouch with a microwave oven, pouring the hot water into the lower extractable, We can provide a microwave heated drip pouch that allows you to enjoy full-fledged drip coffee without any nuisance.
１…電子レンジ加熱ドリップパウチ
２…トップシール
３…サイドシール
４…ボトムシール
５…境界シール領域
６…低温ヒートシール領域
７…フィルター
８…ノッチ
９…カット線
９１…カット線凹み
１０…水(熱水)
１１…被抽出物
１２…ボトム開口部
１２１…ボトム開口部下端縁
１３…カップ
１３１…カップ上端縁
１４…抽出液
１７…バリアフィルム基材
１８…プライマー層
１９…蒸着薄膜層
２０…ガスバリア性被膜
２１…バリアフィルム
２３…易剥離性テープ
２４…接着性樹脂層
２５…易剥離性樹脂層
１０１…積層フィルム
１０２…外側基材
１０３…印刷インキ層
１０４…接着剤
１０５…シーラント層
ａ…上室幅
ｂ…上室高さ
DESCRIPTION OF
DESCRIPTION OF
Claims (6)
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2009172031A JP2011025951A (en) | 2009-07-23 | 2009-07-23 | Drip bag heated in microwave oven |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2009172031A JP2011025951A (en) | 2009-07-23 | 2009-07-23 | Drip bag heated in microwave oven |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2011025951A true JP2011025951A (en) | 2011-02-10 |
Family
ID=43635196
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2009172031A Pending JP2011025951A (en) | 2009-07-23 | 2009-07-23 | Drip bag heated in microwave oven |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2011025951A (en) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2014515087A (en) * | 2011-04-15 | 2014-06-26 | クラウゼン・カンパニー・リミテッド | Pouch and manufacturing method thereof |
| JP2015000766A (en) * | 2013-06-13 | 2015-01-05 | ゴグリオ ソシエタ ペル アチオニＧｏｇｌｉｏ Ｓ．Ｐ．Ａ． | Packaging in flexible material for food product to be consumed after heating in oven |
| JP2021035865A (en) * | 2015-03-20 | 2021-03-04 | コミティア，インク． | Method and system for producing liquid food product or beverage product drinkable and eatable from frozen liquid contents |
| US11724849B2 (en) | 2019-06-07 | 2023-08-15 | Cometeer, Inc. | Packaging and method for single serve beverage product |
| US11751716B2 (en) | 2015-03-20 | 2023-09-12 | Cometeer, Inc. | Systems for controlled heating and agitation for liquid food or beverage product creation |
-
2009
- 2009-07-23 JP JP2009172031A patent/JP2011025951A/en active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2014515087A (en) * | 2011-04-15 | 2014-06-26 | クラウゼン・カンパニー・リミテッド | Pouch and manufacturing method thereof |
| JP2015000766A (en) * | 2013-06-13 | 2015-01-05 | ゴグリオ ソシエタ ペル アチオニＧｏｇｌｉｏ Ｓ．Ｐ．Ａ． | Packaging in flexible material for food product to be consumed after heating in oven |
| JP2021035865A (en) * | 2015-03-20 | 2021-03-04 | コミティア，インク． | Method and system for producing liquid food product or beverage product drinkable and eatable from frozen liquid contents |
| JP7138686B2 (en) | 2015-03-20 | 2022-09-16 | コミティア，インク． | Methods and systems for creating edible liquid food or beverage products from frozen liquid contents |
| US11751716B2 (en) | 2015-03-20 | 2023-09-12 | Cometeer, Inc. | Systems for controlled heating and agitation for liquid food or beverage product creation |
| US11724849B2 (en) | 2019-06-07 | 2023-08-15 | Cometeer, Inc. | Packaging and method for single serve beverage product |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US8062683B2 (en) | Disposable brewing device | |
| EP0524464B1 (en) | Flexible coffee cartridge with a rigidifying element and method of manufacturing the same | |
| JP3061234U (en) | Food container for cooking in microwave | |
| WO1992010919A1 (en) | A beverage maker | |
| US9957101B2 (en) | Disposable brewing device | |
| JP2006327590A (en) | Self-standing packaging bag for microwave oven | |
| JP2011025951A (en) | Drip bag heated in microwave oven | |
| CN106414261A (en) | Opening device, method of manufacturing an opening device and a packaging container having such opening device | |
| JP2006027646A (en) | Boiled rice package for cooking on microwave, and manufacturing method for rice package | |
| US9463916B2 (en) | Zone heat-sealable packaging film and resulting pouch | |
| JP5834479B2 (en) | Paper container | |
| JP2648926B2 (en) | Extraction container | |
| JPH0831Y2 (en) | Extraction package | |
| JP3803648B2 (en) | Heating container for microwave oven and package for heating microwave oven | |
| US20080000797A1 (en) | Food Sachet or Container | |
| WO2014044278A1 (en) | A method of producing a disposable brewing device, a disposable brewing device and a method of forming an exit opening in a disposable brewing device | |
| JP2008285189A (en) | Packaging material for ready-to-eat food, and ready-to-eat food |