JP2011024857A - 針型美顔器 - Google Patents
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Abstract
【課題】 一般の人が、簡便な手段により、皮膚下にある組織を刺激して各種の効能を得ること。
【解決手段】 針部材と弾性中間部材と把持部材よりなる針型美顔器において、弾性中間部材に出没可能に収納される針部材は、針部と針部材基部からなり、弾性中間部材は、弾性フランジ部と中央部に針部材を収納・保持する収納凹部及び底壁部からなり、把持部材は、弾性中間部材を嵌合する凹陥部を有することを特徴とする針型美顔器。
【選択図】 図1
【解決手段】 針部材と弾性中間部材と把持部材よりなる針型美顔器において、弾性中間部材に出没可能に収納される針部材は、針部と針部材基部からなり、弾性中間部材は、弾性フランジ部と中央部に針部材を収納・保持する収納凹部及び底壁部からなり、把持部材は、弾性中間部材を嵌合する凹陥部を有することを特徴とする針型美顔器。
【選択図】 図1
Description
本発明は、皮膚に押圧・接触して刺激することにより、血行等の改善を促進する、新規な針型美顔具に関する。
近年、健康志向の向上や、高齢化の伸展に伴う美意識の変化により、美顔器に対しては、多くの人々から、誰でも確実に実質的な効果を発揮するものが求められている。
このような要請に対し、これまでに様々なタイプの美顔器が開発されており、例えば美顔方法については、ミストによるもの、フォトケアとローラによるもの、超音波によるもの等がある。
例えば、肌に潤いを与えるためのミストを発生するタイプのものがあるが、これらの液体からミストを生成して放出するミスト発生装置は、人体を洗浄するための装置や、肌に潤いを与える等の美容効果を目的とした装置として広く用いられている。このようなミスト発生装置においては、放出するミストにミネラルを含有させるために、ミストを生成するための液体にミネラルを混入させることが望まれているが、自動的に所望の濃度の液体を送液してミストを生成することができるミスト発生装置が提供されている。(特許文献1)
このような要請に対し、これまでに様々なタイプの美顔器が開発されており、例えば美顔方法については、ミストによるもの、フォトケアとローラによるもの、超音波によるもの等がある。
例えば、肌に潤いを与えるためのミストを発生するタイプのものがあるが、これらの液体からミストを生成して放出するミスト発生装置は、人体を洗浄するための装置や、肌に潤いを与える等の美容効果を目的とした装置として広く用いられている。このようなミスト発生装置においては、放出するミストにミネラルを含有させるために、ミストを生成するための液体にミネラルを混入させることが望まれているが、自動的に所望の濃度の液体を送液してミストを生成することができるミスト発生装置が提供されている。(特許文献1)
さらに、LEDによるフォトケアとローラによるフェイスマッサージの併用トリートメントを可能にした美顔器もある。ローラによるフェイスマッサージは、ローラを回転させて皮膚をマッサージすることで血流を促進し、皮膚の新陳代謝を活発にする効果がある。また、顔の中心からリンパに向けてローラを動かすことで老廃物を除去する効果もある。一方、LEDによるフォトケアは、紫外線や赤外線を含まない可視光を皮膚に照射することで、表皮に吸収される波長の光が作用して新陳代謝を整え、老廃物やメラニンの***を促す効果や、表皮の基底層や真皮の乳頭層に吸収される波長の光が作用してメラニンの生成を抑制し、細胞***を促す効果がある。(特許文献2)
また、美容院やエステティック等において被施術者の皮膚表面、特に、顔に付着している古くなって剥がれかかった角質の除去と、毛孔に詰まった角栓を除去するための超音波美顔器もある。(特許文献3)
また、古くなった角質を除去してキメの細かい肌にし肌色を明るく(白く)するため、また角栓を除去してザラツキを無くすために、超音波を利用して角質の除去と角栓の除去を行なう超音波美顔器が開発されている。(特許文献4)
また、皮膚に対して交流電流を流すと共に、LEDにより光を照射する両者の相乗作用で、皮膚細胞の活性化が促進されるものもある。(特許文献5)
さらに、施術部位の皮膚に有効成分のイオンを導入するためのイオン導入電極と、イオン導入電極を介して施術部位の皮膚に超音波振動を付与する超音波振動子)とを有する電
子美肌器もある。(特許文献6)
また、美容院やエステティック等において被施術者の皮膚表面、特に、顔に付着している古くなって剥がれかかった角質の除去と、毛孔に詰まった角栓を除去するための超音波美顔器もある。(特許文献3)
また、古くなった角質を除去してキメの細かい肌にし肌色を明るく(白く)するため、また角栓を除去してザラツキを無くすために、超音波を利用して角質の除去と角栓の除去を行なう超音波美顔器が開発されている。(特許文献4)
また、皮膚に対して交流電流を流すと共に、LEDにより光を照射する両者の相乗作用で、皮膚細胞の活性化が促進されるものもある。(特許文献5)
さらに、施術部位の皮膚に有効成分のイオンを導入するためのイオン導入電極と、イオン導入電極を介して施術部位の皮膚に超音波振動を付与する超音波振動子)とを有する電
子美肌器もある。(特許文献6)
しかしながら、これら特許文献1〜6に記載された美顔器は、いずれも十分な効果を発揮するものではなく、特に、現在の美顔器市場においては、鍼灸の針の原理を応用した美顔器は存在しない。そして、肌を刺激するために様々なタイプの物理学的な原理を応用したものや、形状による効果、あるいはチタンや、ゲルマニウム等の素材による効果を主張するものが多い。
本発明は、本発明者らの長年にわたる鍼灸師としての知識と経験に基づき発明されたもので、東洋医学のツボを、鍼灸師の手によらずとも一般の人が本発明の針型美顔器を用いて自ら刺激することにより、鍼灸師が行う皮膚針とほぼ同様の効果を発揮するものである。
通常、鍼灸師が使用する針は金属製であり、針の端を指先でたたくことで針が先端部より飛び出し、皮膚下にある組織を刺激して各種の効能を得るものである。
これに対し本発明は、針部材と弾性中間部材と把持部材により構成された、針型美顔器を用いることにより、鍼灸師が使用する針に類似した効果を、誰でも簡便に得ようとするものである。
これに対し本発明は、針部材と弾性中間部材と把持部材により構成された、針型美顔器を用いることにより、鍼灸師が使用する針に類似した効果を、誰でも簡便に得ようとするものである。
そのために、本発明は、以下の構成とすることを特徴としている。
針部(11)と針部材基部(12)からなり弾性中間部材(2)の収納凹部(22)に出没可能に収納される針部材(1)と、周囲に形成された弾性フランジ部(21)と中央部に針部材を収納・保持する収納凹部(22)と底壁部(23)からなる弾性中間部材(2)と、弾性中間部材(2)を嵌合・嵌着する把持部材凹陷部(31)を有する把持部材(3)とからなる針型美顔器において、針部材(1)は弾性中間部材(2)の収納凹部(22)に出没可能に設けられ、針部(11)を皮膚に押圧接触することを特徴とする針型美顔器である。
また、針部材(1)と把持部材(3)は硬質のプラスチック材料からなり、弾性中間部材(2)は弾性体からなることを特徴とする針型美顔器である。
そして、弾性中間部材(2)に出没可能に収納される針部材(1)は、弾性中間部材の収納凹部(22)に弾性力で保持され、弾性中間部材の底壁部(23)からの弾発力により皮膚に対し押し付けられることを特徴とする針型美顔器である。
針部(11)と針部材基部(12)からなり弾性中間部材(2)の収納凹部(22)に出没可能に収納される針部材(1)と、周囲に形成された弾性フランジ部(21)と中央部に針部材を収納・保持する収納凹部(22)と底壁部(23)からなる弾性中間部材(2)と、弾性中間部材(2)を嵌合・嵌着する把持部材凹陷部(31)を有する把持部材(3)とからなる針型美顔器において、針部材(1)は弾性中間部材(2)の収納凹部(22)に出没可能に設けられ、針部(11)を皮膚に押圧接触することを特徴とする針型美顔器である。
また、針部材(1)と把持部材(3)は硬質のプラスチック材料からなり、弾性中間部材(2)は弾性体からなることを特徴とする針型美顔器である。
そして、弾性中間部材(2)に出没可能に収納される針部材(1)は、弾性中間部材の収納凹部(22)に弾性力で保持され、弾性中間部材の底壁部(23)からの弾発力により皮膚に対し押し付けられることを特徴とする針型美顔器である。
また、上記弾性フランジ部(21)は、圧縮変形してフランジ厚みが増減可能に形成され、収納された針部材(1)の針部(11)を収納開口表面より出没可能とするものであり、収納凹部(22)は、収納凹部(22)の開口表面から針部材(1)を出没可能に保持するものであって、弾性フランジ表面と針部(11)の先端が面一となっているものであり、収納凹部(22)は底部に底壁部(23)を有することを特徴とする針型美顔器である。
さらに、針部(11)が、プラチナまたは金により蒸着被覆されていることを特徴とする針型美顔器である。
さらに、針部(11)が、プラチナまたは金により蒸着被覆されていることを特徴とする針型美顔器である。
本発明は上記の構成により、以下のとおりの効果を発揮する。
(1)針部材(突起部材)に硬質の樹脂を用い、また針先を尖らせずに丸めることで皮膚を突き破ることなく肌を刺激することができ、誰でも安全に取り扱うことができる。
(2)弾性中間部材を設けることにより、強い刺激を避けることができ、また弾性体の反発力を利用して肌への加圧力を平均化することができる。そして、肌への圧着時間を鍼灸針よりも長く保つことができる。
(3)弾性中間部材は、針部材を覆うように弾性フランジ部が設けられていることから、針部の過剰な飛び出しを防ぐストッパーの役割を果たし安全性を確保することができる。(4)本発明は、針部材、弾性中間部材、把持部材の3部材よりなるが、各部材は、それぞれ分離可能で着脱自在に構成されている。したがって、使用状況に応じて適宜部品を交換し、経済的、且つ衛生的に長期間使用することができる。
(1)針部材(突起部材)に硬質の樹脂を用い、また針先を尖らせずに丸めることで皮膚を突き破ることなく肌を刺激することができ、誰でも安全に取り扱うことができる。
(2)弾性中間部材を設けることにより、強い刺激を避けることができ、また弾性体の反発力を利用して肌への加圧力を平均化することができる。そして、肌への圧着時間を鍼灸針よりも長く保つことができる。
(3)弾性中間部材は、針部材を覆うように弾性フランジ部が設けられていることから、針部の過剰な飛び出しを防ぐストッパーの役割を果たし安全性を確保することができる。(4)本発明は、針部材、弾性中間部材、把持部材の3部材よりなるが、各部材は、それぞれ分離可能で着脱自在に構成されている。したがって、使用状況に応じて適宜部品を交換し、経済的、且つ衛生的に長期間使用することができる。
本発明の針型美顔器は、針部材、弾性中間部材、把持部材の3部材よりなるが、これを用いて皮膚下にある組織を刺激することにより、鍼灸師による施術と程同様の効果を発揮することができる。
そして本発明は、針部材(突起部材)に硬質の樹脂を用い、また針先を尖らせずに丸めることで、皮膚を突き破ることなく肌を刺激することができ、一般の人でも安全に取り扱うことができるようにしたものである。
そして本発明は、針部材(突起部材)に硬質の樹脂を用い、また針先を尖らせずに丸めることで、皮膚を突き破ることなく肌を刺激することができ、一般の人でも安全に取り扱うことができるようにしたものである。
また本発明は、把持部材と針部材の間に弾性中間部材を設けることにより、強い刺激を避けることができ、さらに弾性体の反発力を利用して肌への加圧力を平均化することにより、肌への圧着時間を鍼灸針よりも長く保つことができるようにした。
また、弾性中間部材は、図1のとおり針部材を周囲から覆うように弾性フランジ部が設けられていることから、弾性中間部材が針部の過剰な飛び出しを防ぐストッパーの役割を果たし、針先を丸めたこととで二重の安全性を確保できる。
さらに、各部材は、それぞれ分離可能で着脱自在に構成されている。したがって、針部が消耗したときは針部材だけを交換し、弾性中間部材の弾性が減衰したときは弾性中間部材だけを交換可能であるので、使用状況に応じて経済的、且つ衛生的に長期間使用することができる。
以下に、各部材について図面を参照しながら、さらに詳しく説明する。
また、弾性中間部材は、図1のとおり針部材を周囲から覆うように弾性フランジ部が設けられていることから、弾性中間部材が針部の過剰な飛び出しを防ぐストッパーの役割を果たし、針先を丸めたこととで二重の安全性を確保できる。
さらに、各部材は、それぞれ分離可能で着脱自在に構成されている。したがって、針部が消耗したときは針部材だけを交換し、弾性中間部材の弾性が減衰したときは弾性中間部材だけを交換可能であるので、使用状況に応じて経済的、且つ衛生的に長期間使用することができる。
以下に、各部材について図面を参照しながら、さらに詳しく説明する。
(1)針部材(突起部材)
針部材(1)は、硬質のプラスチック材料からなり、弾性中間部材(2)に対して出没可能に収納される針部材基部(12)と、その表面に形成された針部(11)からなる。
針部材(1)は、弾性中間部材(2)の収納凹部(22)に弾性力で保持される。そして、弾性中間部材の底壁部(23)からの弾発力により、身体の皮膚に対し押し付けられる。
針部(11)の針の長さは、1〜5mm程度のものが効果的であるが、特に2mm程度のものが好ましい。
針部材基部(12)の直径は、5〜20mm程度のものが使用できるが、10〜15mm、特に12mm程度のものが好ましい。またその厚さは、3〜15mm程度のものが使用できるが、6mm程度のものが好ましい。
さらに、針部(11)は様々な形状のものが採用でき、単純な円錐形の他、二段円錐形や、円柱、四角形、五角形等の多角柱形も使用可能である。いずれの針部の先端も、肌を痛めないためには尖らせずに丸みを持たせることが好ましい。
針部(11)の針の密度や分布状況は、的確に肌のツボを捉え、所定の効果を発揮するために、直径12mmあたり4〜12個の針部が形成され分布されていることが必要で、さらに好ましくは6〜8個の針部(11)を有することが必要である。なお、分布の状況は均一が望ましいが、不均一に偏らせることも可能である。
針部材(1)は、硬質のプラスチック材料からなり、弾性中間部材(2)に対して出没可能に収納される針部材基部(12)と、その表面に形成された針部(11)からなる。
針部材(1)は、弾性中間部材(2)の収納凹部(22)に弾性力で保持される。そして、弾性中間部材の底壁部(23)からの弾発力により、身体の皮膚に対し押し付けられる。
針部(11)の針の長さは、1〜5mm程度のものが効果的であるが、特に2mm程度のものが好ましい。
針部材基部(12)の直径は、5〜20mm程度のものが使用できるが、10〜15mm、特に12mm程度のものが好ましい。またその厚さは、3〜15mm程度のものが使用できるが、6mm程度のものが好ましい。
さらに、針部(11)は様々な形状のものが採用でき、単純な円錐形の他、二段円錐形や、円柱、四角形、五角形等の多角柱形も使用可能である。いずれの針部の先端も、肌を痛めないためには尖らせずに丸みを持たせることが好ましい。
針部(11)の針の密度や分布状況は、的確に肌のツボを捉え、所定の効果を発揮するために、直径12mmあたり4〜12個の針部が形成され分布されていることが必要で、さらに好ましくは6〜8個の針部(11)を有することが必要である。なお、分布の状況は均一が望ましいが、不均一に偏らせることも可能である。
本発明において、針部材(1)に使用可能な硬質プラスチックは、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリシクロオレフィン、ポリ塩化ビニル(PVC)、ポリアミド(脂肪族および芳香族変異体を含む)、ポリエステル、ポリカーボネート、ポリアクリレート、ポリウレタン、ABS、又はその組み合わせのような、硬質なプラスチックである。特に好ましい樹脂は、アクリル樹脂である。
また、本発明の針部(11)は、メッキや真空蒸着等により、金属で被覆されていてもよい。その際に使用しうる金属として、プラチナ、金、銀、銅、ジルコニウムその他の金属が挙げられるが、特定の人に見られるアレルギーを考慮すると、金やプラチナが好ましい。
さらに、本発明の針型美顔器を持ち運びする際に、衛生的で且つ便利なように、針部材(1)や弾性中間部材(2)を覆う、カラフルなキャップ等を設けることも可能である。
また、本発明の針部(11)は、メッキや真空蒸着等により、金属で被覆されていてもよい。その際に使用しうる金属として、プラチナ、金、銀、銅、ジルコニウムその他の金属が挙げられるが、特定の人に見られるアレルギーを考慮すると、金やプラチナが好ましい。
さらに、本発明の針型美顔器を持ち運びする際に、衛生的で且つ便利なように、針部材(1)や弾性中間部材(2)を覆う、カラフルなキャップ等を設けることも可能である。
(2)弾性中間部材
弾性中間部材(2)は、上端の周囲に設けられた弾性フランジ部(21)と、中央部に針部材(1)を収納・保持する収納凹部(22)、及び底壁部(23)を有する構造からなる。
弾性フランジ部(21)は、圧縮変形してフランジ厚みが増減可能に形成され、収納された針部材の針部(11)を収納開口表面より出没可能とするものである。
弾性フランジ部(21)の外側直径は、10〜30mm程度、好ましくは15〜25mm程度であり、さらに好ましくは20mm程度のものが、使い勝手と所定の効果を発揮するうえで最適である。そしてこの外側直径は、把持部材の直径と同一でもよい。また、フランジ部の厚さ、及び幅は、共に3mm程度のものが好ましい。
収納凹部(22)は、収納凹部(22)の開口表面から針部材(1)を出没可能に保持するものであって、周囲の弾性フランジ表面と針部材(1)を収納する収納凹部(22)の開口表面とが面一となるように形成されており、また、収納凹部(22)は底部に弾性のある底壁部(23)を有する。さらに底壁部(23)は、成型時の加工性等を考慮して、貫通孔を有していてもよい。
弾性中間部材(2)は、上端の周囲に設けられた弾性フランジ部(21)と、中央部に針部材(1)を収納・保持する収納凹部(22)、及び底壁部(23)を有する構造からなる。
弾性フランジ部(21)は、圧縮変形してフランジ厚みが増減可能に形成され、収納された針部材の針部(11)を収納開口表面より出没可能とするものである。
弾性フランジ部(21)の外側直径は、10〜30mm程度、好ましくは15〜25mm程度であり、さらに好ましくは20mm程度のものが、使い勝手と所定の効果を発揮するうえで最適である。そしてこの外側直径は、把持部材の直径と同一でもよい。また、フランジ部の厚さ、及び幅は、共に3mm程度のものが好ましい。
収納凹部(22)は、収納凹部(22)の開口表面から針部材(1)を出没可能に保持するものであって、周囲の弾性フランジ表面と針部材(1)を収納する収納凹部(22)の開口表面とが面一となるように形成されており、また、収納凹部(22)は底部に弾性のある底壁部(23)を有する。さらに底壁部(23)は、成型時の加工性等を考慮して、貫通孔を有していてもよい。
本発明において使用可能な、弾性中間部材(2)を形成するための弾性材料は、ポリウレタン、ポリプロピレン、ポリシロキサンおよび/またはシリコン材料、ブチル材料、イソプレン、ネオプレン、ポリエチレン、ニトリルゴム(NBR)、スチレンブタジエンゴム(SDR)、エチレン・プロピレン3元共重合体(EPDM)、及び(互換性を有する)それらの混合物、スチレンブロック共重合体、例えば、スチレン・ブチレンブロック共重合体(SBS)、スチレン・エチレン・ブチレンブロック共重合体(SEBS)熱可塑性ポリウレタン、ポリエーテルブロックアミドおよび各種コポリマーである。本発明においては、特にシリコン材料やゴム系の材料が好ましい。
そして、本発明における好ましい弾性材料の硬度は、35°〜70°の範囲であり、好ましい硬度は、55°〜65°の範囲である。なお、本発明において、硬度はJISK6253に定義されるタイプAデュロメータ硬さである。
そして、本発明における好ましい弾性材料の硬度は、35°〜70°の範囲であり、好ましい硬度は、55°〜65°の範囲である。なお、本発明において、硬度はJISK6253に定義されるタイプAデュロメータ硬さである。
(3)把持部材
把持部材(3)は、硬質のプラスチック材料からなり、弾性中間部材(2)を嵌合、嵌着して収納する把持部材凹陥部(31)を有する。弾性中間部材(2)の嵌合、嵌着は、摩擦ばめや、弾性体の弾発力により嵌着する。
把持部材(3)には、弾性中間部材(2)の弾性力をさらに強化・併用し付勢力をもたせるために、その内部にスプリング等の弾性体を設けてもよい。
把持部材(3)の長さは、10〜50mm程度、好ましくは、20〜40mm程度、さらに好ましくは35mm程度のものが使い勝手と効果を発揮するうえで最適である。また、把持部材の直径は、10〜30mm程度、好ましくは15〜25mm程度であり、さらに好ましくは20mm程度のものが、使い勝手と所定の効果を発揮するうえで最適である
。そしてこの直径は、弾性フランジ部の外側直径と同一でもよい。
把持部材(3)は、硬質のプラスチック材料からなり、弾性中間部材(2)を嵌合、嵌着して収納する把持部材凹陥部(31)を有する。弾性中間部材(2)の嵌合、嵌着は、摩擦ばめや、弾性体の弾発力により嵌着する。
把持部材(3)には、弾性中間部材(2)の弾性力をさらに強化・併用し付勢力をもたせるために、その内部にスプリング等の弾性体を設けてもよい。
把持部材(3)の長さは、10〜50mm程度、好ましくは、20〜40mm程度、さらに好ましくは35mm程度のものが使い勝手と効果を発揮するうえで最適である。また、把持部材の直径は、10〜30mm程度、好ましくは15〜25mm程度であり、さらに好ましくは20mm程度のものが、使い勝手と所定の効果を発揮するうえで最適である
。そしてこの直径は、弾性フランジ部の外側直径と同一でもよい。
本発明の把持部材(3)において使用可能な硬質プラスチックは、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリシクロオレフィン、ポリ塩化ビニル(PVC)、ポリアミド(脂肪族および芳香族変異体を含む)、ポリエステル、ポリカーボネート、ポリアクリレート、ポリウレタン、ABS、コポリマー、又はその組み合わせのような、硬質なプラスチックである。特に好ましい樹脂は、アクリル樹脂である。
上記3部材の外部形状は、円筒形のものに限らず、五角形、六角形、八角形等の多角形のものでもよい。さらにこれらはカラフルな彩色を施して意匠性を向上させたものでもよい。そして、これら3部材はそれぞれ分離可能で、着脱自在に構成される。
3部材全体の長さは、25〜70mm程度、好ましくは、30〜50mm程度であり、さらに好ましくは40mm程度のものが、使い勝手と所定の効果を発揮するうえで最適である。
3部材全体の長さは、25〜70mm程度、好ましくは、30〜50mm程度であり、さらに好ましくは40mm程度のものが、使い勝手と所定の効果を発揮するうえで最適である。
本発明の針部材(1)は、弾性中間部材(2)に摺動自在に収納されるが、使用前の状態において、フランジ部の表面端部と、針部(11)の先端が同じレベルとなり、針部材(1)が突出しないように装着できる。また、使用時においてはフランジ部が、針の過剰な飛び出しを防ぎ、肌との接触においてストッパーの役割を果たし安全性を確保する。
本発明の針型美顔器の使用に際しては、親指と中指で該美顔器を持ち、先端を皮膚にあてて、軽くたたき押圧する。これにより、皮膚を刺激し、適用者のツボをマッサージして、血流やリンパ液の循環の向上を図ることができる。
本発明の針型美顔器は、針部材(1)と把持部材(3)が硬質のプラスチック材料で形成され、弾性中間部材(2)は弾性体で形成されている。
したがって、押圧により、弾性フランジ部(21)は圧縮変形してフランジ厚みが減少し、収納された針部材(1)の針部(11)を収納開口表面より出没させることが可能となる。そして、収納凹部(22)は、収納凹部(22)の開口表面から針部材(1)を出没可能に保持するものであって、弾性フランジ表面と針部(11)の先端は、非使用時は面一となっている。また、収納凹部(22)の底部は、弾性を有する底壁部(23)となっている。
したがって、押圧により、弾性フランジ部(21)は圧縮変形してフランジ厚みが減少し、収納された針部材(1)の針部(11)を収納開口表面より出没させることが可能となる。そして、収納凹部(22)は、収納凹部(22)の開口表面から針部材(1)を出没可能に保持するものであって、弾性フランジ表面と針部(11)の先端は、非使用時は面一となっている。また、収納凹部(22)の底部は、弾性を有する底壁部(23)となっている。
(1) 針部材
(2) 弾性中間部材
(3) 把持部材
(11)針部
(12)針部材基部
(21)弾性フランジ部
(22)収納凹部
(23)底壁部
(31)把持部材凹陷部
(2) 弾性中間部材
(3) 把持部材
(11)針部
(12)針部材基部
(21)弾性フランジ部
(22)収納凹部
(23)底壁部
(31)把持部材凹陷部
Claims (5)
- 針部(11)と針部材基部(12)からなり弾性中間部材(2)の収納凹部(22)に出没可能に収納される針部材(1)と、周囲に弾性フランジ部(21)と中央部に針部材(1)を収納・保持する収納凹部(22)と底壁部(23)からなる弾性中間部材(2)と、弾性中間部材(2)を嵌合・嵌着する把持部材凹陷部(31)を有する把持部材(3)とからなる針型美顔器において、針部材(1)は弾性中間部材(2)の収納凹部(22)に出没可能に設けられ、針部(11)を皮膚に押圧・接触することを特徴とする針型美顔器。
- 針部材(1)と把持部材(3)は硬質のプラスチック材料からなり、弾性中間部材(2)は弾性体からなることを特徴とする請求項1記載の針型美顔器。
- 弾性中間部材(2)に出没可能に収納される針部材(1)は、弾性中間部材(2)の収納凹部(22)に弾性力で保持され、弾性中間部材(2)の底壁部(23)からの弾発力により皮膚に対し押し付けられて押圧・接触することを特徴とする請求項1または2に記載の針型美顔器。
- 弾性フランジ部(21)は、圧縮変形してフランジ厚みが増減可能に形成され、収納された針部材(1)の針部(11)を収納開口表面より出没可能とするものであり、収納凹部(22)は、収納凹部(22)の開口表面から針部材(1)を出没可能に保持するものであって、弾性フランジ表面と針部(11)の先端が面一となっているものであり、収納凹部(22)は底部に底壁部(23)を有することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の針型美顔器。
- 針部(11)が、プラチナまたは金により被覆されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の針型美顔器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2009174991A JP2011024857A (ja) | 2009-07-28 | 2009-07-28 | 針型美顔器 |
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JP2009174991A JP2011024857A (ja) | 2009-07-28 | 2009-07-28 | 針型美顔器 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014213142A (ja) * | 2013-04-30 | 2014-11-17 | 花王株式会社 | 化粧料塗布具 |
JP2017080341A (ja) * | 2015-10-30 | 2017-05-18 | 株式会社 資生堂 | 美容装置 |
-
2009
- 2009-07-28 JP JP2009174991A patent/JP2011024857A/ja active Pending
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