JP2011024211A - 信号の受信方法及び受信装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、GMSK変調方式により変調された信号を受信する方法に関するものである。
【解決手段】この信号は、2つのサービス信号を同時に伝送するために、同相信号と直交位相信号とを含んでおり、同相信号の疑似ランダム符号と直交位相信号の疑似ランダム符号とは互いに異なっている。参照信号と受信信号との間の相関を求める相関処理の実行中に、参照信号の信号経路上の分解フィルタによって、一方のサービス信号が他方のサービス信号とは独立的に検出されるようにした。
【選択図】図6

Description

本発明は位相連続信号の受信方法及び受信装置に関する。
通信信号やナビゲーション信号などの信号の伝送に関して、限られた帯域幅の中で、隣接する帯域と干渉することなく複数の信号を伝送するための変調方式として最も有望な方式の1つに、GMSK(ガウシアン・ミニマム・シフト・キーイング)変調方式がある。
GMSK変調方式の、その他の信号変調方式と比較したときの利点としては、下記のものがある。
−その他のキーイング式の変調方式と比べて、スペクトル効率が優れていること。
−コンスタント・エンベロープとなること。そのため非線形増幅器が使用されており、それによって干渉が抑制されている。
GMSK変調方式は、例えばセルラGSM(グローバル・システム・フォー・モバイル・コミュニケーションズ)などの無線通信システムに、現在主として採用されている変調方式である。
これまで、GMSK変調方式は、ナビゲーション信号の変調方式としては、採用されることがなかった。そのため、GMSK変調方式を用いたナビゲーション信号の受信装置というものも、これまでのところ存在していない。ただし本発明は、ナビゲーション信号に限られず、通信信号にも適用可能なものである。
ナビゲーション信号とは、位置が固定されている送信設備または移動する送信設備から送信される信号であって、対応する受信装置が、その信号に基づいて少なくとも1つの位置特定(測位)を行うことのできる信号をいう。この測位は、方位の計測によって行うのではなく、即ち、例えば受信方向によって受信信号の強度が変化することなどを利用して方向を判定することを通して行うのではなく、信号の伝搬時間を計測することによって行うものである。信号の伝搬時間を計測するのに適した信号としては例えばCDMA信号があり、そのCDMA信号と受信装置において生成する比較信号との間で相関処理を行うことで、伝搬時間が計測される。CDMA変調方式で変調したナビゲーション信号の特徴の1つに、この変調方式とするためのPRN(疑似ランダム雑音)符号を含んでいるということがあり、そのため、通信信号と比べてデータ・レートが低くなっている(例えばパイロット・チャネルのデータ・レートは0ビット/秒であり、また、例えばデータ・チャネルのデータ・レートは1000ビット/秒である)。現在運用されている幾つかのナビゲーション・システムでは、データ・レートが50ビット/秒とされている。
CDMA方式のうちでも最も簡明な方式では、PRN符号をデータ・ビットで多重化している。一方、PRN符号またはデータビットを搬送波(キャリア)で多重化している方式もあり、そのような搬送波をサブキャリアという。サブキャリアとしては、例えば無変調の矩形波信号などが用いられる。そのようなサブキャリアには、例えば、いわゆるBOC(バイナリ・オフセット・キャリヤ)信号や、BCS(バイナリ・コーデッド・シグナル)信号などがある。BOC信号については後に図1を参照して更に詳細に説明する。
サブキャリアを用いることによって、割当てられている帯域幅内での周波数スペクトルの利用効率が向上する。なぜならば、サブキャリアの周波数に応じて、サブキャリアを使用しなければ高い利用効率で利用される周波数帯中央部分から、サブキャリアを使用しなければ低い利用効率で利用される周波数帯辺縁部分へスペクトルが移動するため、周波数帯がその辺縁部分に至るまで略々一様な利用効率で利用されるようになるからである。
本発明に関して“サービス”という用語は信号を伝送することを意味しており、また、そのサービス信号とは、ある特定の用途のために伝送されて受信されるところの、及び/または、ある特定のユーザ群のために伝送されて受信されるところの、物理的な信号それ自体、及び/または、その物理的な信号を変調している信号の内容を意味するものである。更に、ここでいう特定の用途には、例えば、営利事業として運用されている高精度ナビゲーションの用途などがある。また、ここでいう特定のユーザ群とは、何らかの条件により限定されたユーザ群であることもあり、更には、非公開ユーザ群であることもある。そのようなユーザ群の具体例としては、例えば、営利事業としてのサービスを利用している利用者や、安全保障関係の省庁などがある。また更に、ここでいう特定のユーザ群は、公開されているサービスを利用している一般利用者であることもある。
自由に利用することのできるサービス信号に用いられている符号は、公開符号、即ち既知符号であるのに対して、自由に利用することを許されていないサービス信号に用いられている符号は秘密符号であり、その秘密符号の機密レベルは、具体的な用途(営利事業用途、安全保障用途、等々)に応じて様々な高さのレベルに設定されている。
もし、受信装置が、自由に利用することを許されていないサービス信号を認識しなければならないとすれば、そのサービス信号に用いられている符号がそれを知る権限を持たない非権限者に知られてしまうおそれがある。それゆえ、複数のサービス信号を互いに独立的に受信可能であるということが重要なのである。
サービス信号は、例えばそのサービス信号の通信チャネルの物理的特性によって、或いは、そのサービス信号のデジタル信号構造によって、それ自体が高精度の測位信号となり得るものであり、また、例えば、インテグリティ情報、電離圏情報、対流圏情報などの様々な補助情報を提供する信号ともなり得るものである。
一方、衛星に搭載する送信設備の観点からは、できるだけ少ないリソースで、できるだけ多くのサービス信号を送出できるようにすることが望まれている。そうするための可能な方法としては、例えば、1つの複素GMSK信号チャネル上において、各々がCDMA符号(即ちPRN符号)を含んでいる2つのサービス信号を伝送するという方法が考えられる。
また、ユーザが使用する受信装置を、ある特定のユーザ群のための専用の受信装置として構成することができ、そのような受信装置は、最初からその特定のユーザ群が利用するサービス信号だけを取扱うように構成して、その複雑度を低減することによって、例えば、低価格化、低消費電力化、それに軽量化などの利点が得られる。
従って、1つの通信チャネル上で複数のサービス信号を伝送する場合に、受信装置を、それら複数のサービス信号のうちの、受信しようとする1つのサービス信号だけを取扱うような構成とすることは、価値のあることである。
本発明に関して特に考慮すべき用途は、チャネル共有方式としてCDMA(符号分割多元接続)方式が用いられている用途である。より具体的には、例えば、GMSK変調方式で変調されたCDMA方式のナビゲーション信号によって、2つのサービス信号を同時に伝送するようにしている用途などである。この場合、2つのサービス信号を同時に伝送するには、ナビゲーション信号を複素信号として生成すればよい。1つの複素信号は2つの成分信号により表され、それら2つの成分信号は、互いに90°の位相差を有しており、従って互いに直交しており、それゆえ互いに独立的な成分信号である。そして、1つの複素信号を、そのような2つの成分信号により構成することができる。また、1つの複素信号をI経路(Iチャネルまたは同相チャネルと称する)と、Q経路(Qチャネルまたは直交位相チャネルと称する)とに分離することが可能であり、そのように分離する目的は、入力してくる1本のデータ・ストリームを振分けて、一方のサービス信号のデータを一方のチャネル(例えばIチャネル)上において伝送させ、他方のサービス信号のデータを他方のチャネル(例えばQチャネル)上において伝送させることにある。また、この振分けが可能なように、入力してくるデータ・ストリームは、第1サービス信号のデータ・ビットと、第2サービス信号のデータ・ビットとが、交互に配置されて構成されている。
OQPSK(オフセット・クォドラチャ・フェーズ・シフト・キーイング)方式では、同相チャネルのPRN(疑似ランダム雑音)符号と直交位相チャネルのPRN符号とを互いに独立的に生成し得るのに対して、GMSK変調方式では、ICCI(符号チップ間干渉)が存在するために、それら2つのチャネルのPRN符号を互いに独立的に生成することができない。しかし乍ら、OQPSK方式は、PRN符号の独立的な生成が可能ではあっても、スペクトル特性において劣ることから、好適なソリューションではない。
かかる事情から、2つの個別のサービス信号の一方をIチャネル上に伝送させ、他方をQチャネル上に伝送させることには、機密保持上の問題があり、なぜならば、それら2つのサービス信号のうちの一方を受信するためには、受信装置において、受信しようとするその一方のサービス信号のPRN符号ばかりでなく、他方のサービス信号のPRN符号も既知となっている必要があるからである。
例えば、営利事業として運用されている商用サービス信号では、そのPRN符号を非公開符号とし、或いは、暗号化した符号としている。そのため、例えば、ナビゲーション信号によって、公開サービス信号と、商用サービス信号とを同時に伝送しようとするとき、従来の方式では、受信装置においてそのナビゲーション信号を復号化するために、それら2つのサービス信号の夫々のPRN符号が、その受信装置において共に既知となっている必要があった。これは、符号チップ間干渉が存在するために、2つのサービス信号を分離できないからである。互いに隣接する符号チップの間に存在する符号チップ間干渉は、夫々、他方のサービス信号のPRN符号に原因して発生するものであるため、他方のサービス信号のPRN符号のレプリカとの相関処理を行わなければ対処できないのである。
従って、ある受信装置が、商用サービス信号を取扱わないものであっても、その受信装置の製造者は、その受信装置に商用サービス信号のPRN符号を組込んでおかねばならず、それゆえ、そのPRN符号を知っていなければならない。そのことによって、商用サービス信号のPRN符号が、それを知る権限を持たない非権限者に知られてしまうおそれが生じている。
2つの信号のPRN符号が共に既知でなければ、それら信号をIチャネルとQチャネルとに分離できないという問題を解決するための従来の解決方法の1つに、いわゆるプリコーディング技術を利用する方法がある。この方法は、多くの通信システムに用いられる方法である。この方法では、プリコーディングによって、出力信号の正負極性を、入力信号のバイナリPRN符号の正負極性と同一極性に保持する。これによって、受信装置は、受信装置に入力してくる信号と、受信装置において局所的に生成しているバイナリPRN符号との間の相関を求める相関処理を行えるようになる。
このプリコーディングを利用する方法には大きな短所が3つあり、それらは以下の通りである。
−送信装置の構造がより複雑になること。
−受信装置の電力損失が大きくなること。
−入力してくるRF信号と、受信装置において局所的に生成するバイナリPRN符号との間に不可避的に存在する符号遅延を補償するために、受信装置の構造が複雑にならざるを得ないこと。尚、この方法によって、BPSK方式と同等のパフォーマンスが得られるのは、符号遅延及び移相誤差がゼロのときだけである。
更に付言すると、この従来の方法を用いて行われる通信システム内における伝送は、互いに独立した2つのサービス信号の伝送ではなく、入力してくる1つのデータ・ストリーム(1つの「サービス信号」)の伝送であって、そのサービス信号のデータ・ストリームを高速データ・レートで伝送することを主眼としたものである。
本発明の目的は、GMSK変調方式によるナビゲーション信号として伝送される2つのサービス信号を互いに独立的に受信することのできる、受信装置のアーキテクチャを提供することにある。
上記目的は、請求項1に記載した方法により達成される。上記目的は更に、請求項11に記載した受信装置により達成される。
本発明においては、2つのサービス信号のためのPRN符号を互いに独立的に生成できるようにするために、GMSK変調信号の複素エンベロープのローラン分解を利用するようにしている。
ローラン分解を利用することによって、ベースバンド・ナビゲーション信号を受信するためのナビゲーション信号受信装置のアーキテクチャを、同相チャネル(Iチャネル)におけるPRN符号と直交位相チャネル(Qチャネル)におけるPRN符号とを互いに独立的に生成し得るものとすることができる。
これについての基本原理は、IチャネルまたはQチャネル上を伝送されるサービス信号に関して、ローラン分解の公式から算出されるC0フィルタを利用するというものである。このサービス信号はCDMA信号であり、伝送されるこのCDMA信号との間の相関を求めるために用いられる参照信号を構成するPRN符号に対して、このC0フィルタを適用するのである。尚、その参照信号は、メモリに格納しておいてもよく、或いは、リアルタイムで生成するようにしてもよい。
GMSK変調方式を規定するための一般的な規定の仕方は、使用するローパス・ガウシアン・フィルタにより、MSK変調方式を規定するものである。
これとは別の規定の仕方もあり、それは、伝送されるベースバンドGMSK信号をその1周期に亘ってローラン分解の公式を用いて表すことによって、GMSK変調方式を規定するというものである。その場合、信号は下式で表される。
Figure 2011024211
上式において、
Aは、信号振幅である。
BPSK信号の信号波形に関しては、上式において、
は、BPSK同相チャネル上の信号の第n番目のPRNチップである。
は、BPSK直交位相チャネル上の信号の第n番目のPRNチップである。
Lは、PRN符号長である。
は、チップ周期である。
また、BOCs(m,n)(これはサブキャリア・レートがmで、チップ・レートがnのバイナリ・オフセット・キャリアのsinを表す)、または、BOCc(m,n)(これはサブキャリア・レートがmで、チップ・レートがnのバイナリ・オフセット・キャリアのcosを表す)に関しては、それらの符号シーケンスに、上式で表される信号波形が挿入される。
図1は、BOCsまたはBOCcの場合の、aの値の具体例を示したグラフである。
PRN符号のbの値を表すグラフの曲線も、図1のグラフのaの曲線と同じ形状になる。
BOCsに関しては、PRN符号長はL・n/2mとなり、また、Tcはサブチップ長(Tchipperiod・n/2m)を表す。ここで、LはPRN符号の1周期におけるサブキャリア・チップの個数であり、Tchipperiodは、PRNチップの1個の長さである。
BOCcに関しては、PRN符号長はL・n/4mとなり、また、Tcはサブチップ長(Tchipperiod・n/4m)を表す。
図2A〜図2Cに、C0フィルタ及びC1フィルタを示した。それらの図に示したフィルタは、BT積の値を、夫々、BTc=0.5、BTc=0.3、BTc=0.25としたものである。
ベースバンド・ナビゲーション信号を受信するためのこのナビゲーション信号受信装置のアーキテクチャは、GMSK信号の複素エンベロープのローラン分解を利用することによって、同相チャネルのPRN符号と直交位相チャネルのPRN符号とを互いに独立的に生成し得るものとなっている。
これについての基本原理は、IチャネルまたはQチャネル上を伝送されるサービス信号に関して、ローラン分解の公式から算出されるC0フィルタを利用するというものである。このサービス信号はCDMA信号であり、伝送されるこのCDMA信号との間の相関を求めるために用いられる参照信号を構成するPRN符号に対して、このC0フィルタを適用するのである。
このアーキテクチャの構成は、下式で表される信号に基づくものである。
Figure 2011024211
Qチャネルだけを受信する場合には、受信装置において、下式で表される信号を生成するようにする。
Figure 2011024211
QチャネルとIチャネルとを共に受信する場合には、受信装置において、下式で表される信号を生成するようにする。
Figure 2011024211
マルチパス環境における信号のパフォーマンスを改善するには、C0フィルタが2ビットで量子化を施すようにする(それら2ビットのうちの一方のビットは大きさを表し、他方のビットは正負を表す)。
このアーキテクチャは、実装することが極めて容易である。このアーキテクチャによれば、マルチパス環境における信号のパフォーマンスが改善され、また、信号をI成分(同相成分)とQ成分(直交位相成分)とに正確に分離して、ユーザが個々のサービス信号を利用できるようにするものである。
添付図面は本発明の実施形態を示したものであり、図示した実施形態については後に詳細に説明する。
BOC(バイナリ・オフセット・コード)信号を示した図である。 本発明の1つの実施形態におけるローラン曲線を示した図である。 本発明の1つの実施形態におけるローラン曲線を示した図である。 本発明の1つの実施形態におけるローラン曲線を示した図である。 本発明の1つの実施形態における量子化の効果を示した図である。 本発明の1つの実施形態における量子化の効果を示した図である。 本発明の1つの実施形態における量子化の効果を示した図である。 本発明の1つの実施形態におけるマルチパス信号を示した図である。 本発明の1つの実施形態におけるマルチパス信号を示した図である。 本発明の1つの実施形態にかかる受信装置のアーキテクチャを示した図である。 本発明の1つの実施形態にかかる更に別の受信装置のアーキテクチャを示した図である。
本発明の1つの実施の形態によれば、信号の受信方法が提供される。前記信号は、位相連続変調された複素信号であり、前記信号と受信装置において生成された受信装置生成信号との間の相関を求める相関処理が行われる。受信信号である前記信号と、前記受信装置生成信号とは、いずれも疑似ランダム符号に基づく信号である。また、前記受信装置生成信号を生成する過程は、疑似ランダム符号シーケンスを生成するステップと、当該信号に対して分解フィルタによるフィルタ処理を施すステップとを含んでいる。ただし、分解フィルタに代えてその他のフィルタを用いることも可能であり、例えば、ナイキスト・フィルタ、適合フィルタ(整合フィルタ)、ガウス・フィルタなどを使用することができる。
本発明の1つの実施の形態によれば、前記分解フィルタはローラン分解フィルタであり、該ローラン分解フィルタのメイン・コンポーネントのみが用いられる。メイン・コンポーネントに加えてその他のコンポーネントを使用することも可能であるが、そのようにすることは、パフォーマンスの点で問題とするに値せず、また、受信装置の複雑度を必要以上に増大させるものである。メイン・コンポーネントのみを用いることによって、前記受信信号上で2つの互いに独立したサービス信号が伝送されている場合に、それらサービス信号のうちの1つだけを分離して受信することができる。より高次のローラン・コンポーネントを使用した場合には、そのような2つのサービス信号を互いに独立的に受信することはできなくなる。
本発明の1つの実施の形態によれば、前記受信信号はアナログ信号を1ビットまたは複数ビットでサンプリングして生成された信号である。
本発明の1つの実施の形態の方法によれば、前記受信装置生成信号は1ビットまたは複数ビットで量子化される。この量子化によって相関関数の形状が明瞭なピークを持つものとなり、もって、マルチパスに起因するピークの広がりによる誤差が小さくなり、また、受信装置の複雑度が軽減される。
本発明の1つの実施の形態によれば、前記受信信号は互いに独立した2つの疑似ランダム符号を含んでいる。前記受信装置生成信号は前記2つの疑似ランダム符号のうちの一方の疑似ランダム符号を含んでおり、前記受信装置生成信号に対して同相チャネルと直交位相チャネルとのいずれか一方においてフィルタ処理が施される。
更に、前記フィルタ処理が施された信号と受信信号との間の相関を求める相関処理が行われる。また、前記相関処理によって、受信信号に含まれている前記2つのサービス信号のうちの一方が高精度で検出され、しかもその際に、他方のサービス信号の疑似ランダム符号が既知である必要はない。
本発明の1つの実施の形態によれば、前記受信信号は第1疑似ランダム符号とこの第1疑似ランダム符号とは独立的な第2疑似ランダム符号とを含んでいる。前記受信装置は更に、第2疑似ランダム符号を含んでいる第2信号を生成し、前記受信装置において生成される前記第1疑似ランダム符号及び前記第2疑似ランダム符号は互いに独立的に生成される。前記第1疑似ランダム符号に対しては前記同相チャネルにおいて第1分解フィルタによるフィルタ処理が施され、前記第2疑似ランダム符号に対しては前記直交位相チャネルにおいて第2分解フィルタによるフィルタ処理が施される。前記フィルタ処理が施された前記第1疑似ランダム符号と前記受信信号との間の相関を求める相関処理が行われ、前記フィルタ処理が施された前記第2疑似ランダム符号と前記受信信号との間の相関を求める相関処理が行われる。
これによって、受信装置生成信号のもう1つのシーケンスが付加され、このシーケンスが最終的に第2受信装置生成信号を生成し、この第2受信装置生成信号は、第2サービス信号の疑似ランダム符号を含むものである。これによって、第2サービス信号を第1サービス信号とは独立的に受信することも可能になる。この方式では、第1サービス信号の受信及び検出と同時に、第2サービス信号の受信及び検出も行うことができる。また更に、2つのサービス信号の間での切替えも、また、必要に応じて2つのサービス信号のうちの一方をオフにすることも可能になる。
本発明の1つの実施の形態によれば、前記疑似ランダム符号はサブキャリアで変調されている。また、前記受信装置において生成される疑似ランダム符号も前記サブキャリアで変調されているようにすることができる。前記サブキャリアは、例えば、前記疑似ランダム符号と同一のレートまたはそれより高いレートの矩形波信号とすることができ、より具体的には、例えば、BOC信号やBCS信号とすることができる。また、当然のことながら、その他の信号波形の信号とすることも可能である。
本発明の1つの実施の形態によれば、前記受信信号である前記位相連続信号は、データ・ビットで変調されたGMSK信号である。より厳密に述べるならば、当業者には周知のごとく、前記疑似ランダム符号は前記データ・ビットと多重化され、また場合によっては更にサブキャリアと多重化され、そして、それによって発生するビット・シーケンスに対してGMSKフィルタ処理が施される。
前記受信信号は、例えば以下の、ナビゲーション信号、通信信号、テレビジョン信号、ラジオ信号、及びその他の信号から成る群中のうちの1つに割り当てられることができる。本発明の1つの実施の形態によれば、既述のごとく、かかる信号上において2つのサービス信号を伝送することができる。伝送されるサービス信号は、例えば、無料テレビジョン番組放送などの無料サービス信号、有料テレビジョン番組放送などの商用サービス信号、安全関連サービス信号、等々である。更に、異なった種類のサービス信号を組合せることも可能であり、例えば、一方のチャネル(例えば同相チャネル)では、あるテレビジョン番組を通常画質で無料で受信できるようにすると共に、他方のQチャネルでは、同じテレビジョン番組をHDTV(高精細度テレビジョン)画質で有料放送として受信できるようにするようにしてもよい。また、ユーザが、その番組を高画質で視聴したいときにHDTV番組の方へ切替えられるようにしておき、切替えたときにだけ料金を支払えばよいようにすることも可能である。
本発明の1つの実施の形態によれば、前記受信装置生成信号は、メモリに格納されている予め定められた複数の値から生成される。この場合、前記受信装置生成信号はリアルタイムで生成されるのではなく、予めメモリに格納されている複数の値として用意されている。こうすることにより、受信装置の構成が簡明となり、信号の変更が容易となり、高速の処理が可能となる。また、前記受信装置生成信号の値の全体を前記信号生成方法によって生成したならば、その生成した値をメモリに格納すると共に、その生成した値と前記受信信号との間の相関を直接的に求める相関処理を行うようにすることも考えられる。そのようにすれば、最終的に、前記受信装置にとって信号発生経路は不要となり、その代わりに、前記受信装置生成信号の値を読出すことのできる1つまたは複数のメモリがありさえすればよくなる。
本発明の1つの実施の形態によれば、図6に示したように、位相連続信号604を受信するための受信装置614が提供され、受信信号である前記信号604は互いに独立した2つの入力信号を含んでおり、前記2つの入力信号のうちの第1入力信号は同相信号であり、前記2つの入力信号のうちの第2入力信号は直交位相信号である。前記2つの入力信号はその各々が夫々に疑似ランダム符号を含んでいる。前記受信装置614は、前記受信信号604を受信するための受信部606と、前記受信信号の前記2つの疑似ランダム符号のうちの第1疑似ランダム符号に対応した第1疑似ランダム符号信号を生成するための第1信号生成器608とを備えている。更にこの実施の形態によれば、前記受信装置614は、生成した前記第1疑似ランダム符号信号にフィルタ処理を施すための第1分解フィルタ610と、前記フィルタ処理を施した前記第1疑似ランダム符号信号と前記受信信号604との間の相関を求める相関処理を行うための第1相関器612とを備えている。
かかる構成により、前記受信装置614は、前記受信信号604上において伝送されている2つのサービス信号のうちの1つを検出し得るものとなっている。
先に提示した方法に関する説明は、この受信装置にも該当する説明である。
本発明の1つの実施の形態によれば、前記受信装置614は、前記受信信号の前記2つの疑似ランダム符号のうちの第2疑似ランダム符号に対応した第2疑似ランダム符号信号を生成するための第2信号生成器616を備えている。またその実施の形態によれば、前記受信装置614は更に、生成した前記第2疑似ランダム符号信号にフィルタ処理を施すための第2分解フィルタ618を備えている。またその実施の形態によれば、前記受信装置614は更に、前記フィルタ処理を施した第2疑似ランダム符号信号と前記受信信号604との間の相関を求める相関処理を行うための第2相関器620を備えている。
かかる構成により、前記受信装置614は、前記受信信号604上において伝送されている2つのサービス信号を、同時にまたは選択的に、受信して検出し得るものとなっている。
本発明の1つの実施の形態によれば、前記第1相関器612及び前記第2相関器620は、
−アーリー・レイト・コリレータ(early-late correlator)と、
−デルタ・コリレータ(delta correlator)と、
−マルチ・コリレータ(multi correlator)とのうちの、
少なくとも1つから成るものである。
尚、ここでいうマルチ・コリレータは、例えばパンクチュアル信号だけを検出するコリレータであることもあり、或いは、例えばn個のアーリー・ブランチとn個のレイト・ブランチとを備えたコリレータであることもある。
本発明の1つの実施の形態によれば、前記第1信号生成器608及び前記第2信号生成器616は、予め定められた信号値を格納している少なくとも1つのメモリを備えたものである。
本発明の1つの実施の形態によれば、前記受信装置614は、前記受信信号を1ビットまたは複数ビットで量子化するための量子化器、及び/または、前記受信装置生成信号を1ビットまたは複数ビットで量子化するための量子化器を備えている。
以下に本発明をその実施形態に即して更に詳細に説明する。
図5に示した受信装置のアーキテクチャは、Iチャネルだけでなく、Qチャネルも受信することができるアーキテクチャである。参照信号をIチャネル上で受信するためには、信号経路502、508、510、512、518だけが実装されなければならない。
参照信号を生成したならば、その生成した参照信号を使用して、その参照信号と送信装置において生成されて送られてくる信号との間の相関を求めることができる。そうすることによって個々の受信装置がGMSK信号を受信するために相関関数を利用することができる。
PRN符号で変調されているGMSK信号の相関関数は、同じくPRN符号で変調されているBPSK(バイナリ・フェーズ・シフト・キーイング)信号の相関関数と比べて、「相関ピークの明瞭度」において劣っている。そのため、PRN符号で変調されているGMSK信号の相関関数は、マルチパス環境ではパフォーマンスが低下する。そのパフォーマンスを改善するための簡明な方法は、2ビットで量子化されたC0フィルタのための参照信号を用いるというものである。
相関ピークの明瞭度を向上させるために、サンプリング512、514の実行中にC0フィルタ(516、518)が2ビットで量子化を施す構成としてあり(それら2ビットのうちの一方のビットは大きさを表し、他方のビットは正負を表す)、これによって構成が更に簡明になっている。図3Aに、この構成により量子化した信号を示した。
これによってマルチパス環境におけるパフォーマンスが改善されている。
図3Bに示したのは、送信装置において生成されて伝送されてくるBPSK_10_GMSK(BTc=3)信号と、受信装置において生成される同信号に対応した参照信号との間の相関を求める相関処理によって得られる相互相関関数(CCF)であり、図示した3つの相互相関関数は、夫々以下の3つの場合のものである。
−正確なタイミングで伝送されてくる信号に対してC0+C1フィルタを適用して量子化を施さない場合の相互相関関数。
−その信号に対してC0フィルタだけを適用して量子化を施さない場合の相互相関関数。
−その信号に対してC0フィルタだけを適用して2ビットの量子化を施す場合の相互相関関数。
C0フィルタを適用して量子化を施さない場合には、その電力損失の値が0.1dB以下であった。また、C0フィルタを適用して2ビットの量子化を施す場合には、その電力損失の値が0.7dB以下であった。
図3Cに示したのは、AWGN(アディティブ・ホワイト・ガウシアン・ノイズ)環境におけるBPSK_10_GMSK(BTc=0.3)信号の符号トラッキングの具体例であり、この具体例はアーリー・レイト間隔をチップ0.5個分(for EL= 0.50 Chip)としたものである。図から明らかなように、本発明を用いることによって生成される信号は、より複雑なアーキテクチャにおいてC0+C1フィルタまたはC0フィルタを適用して量子化を施さない場合に生成される信号に類似している。
C0フィルタを適用して2ビットの量子化を施すことによって得られる改善効果を示すために、図4A(C0フィルタを適用して量子化を施さない場合)と、図4B(C0フィルタを適用して2ビットの量子化を施す場合)とに、それら2つの場合のマルチパス・エンベロープを示した。
図4Aと図4Bとの比較により明らかなように、図4Bに示した曲線の方が、減衰がよりすみやかに進行している。2ビットの量子化を施すようにしたフィルタを用いた場合には、メイン信号よりチップ1.25個分遅れて到着するマルチパス信号が、トラッキングに対して少しの影響も及ぼさなくなっている。量子化を施すようにしていないフィルタを用いた場合には、この効果は得られていない。更に、2ビットの量子化を施すようにしたフィルタを用いた場合には、誤差の大きさも幾分改善されている。

Claims (15)

  1. 信号の受信方法であって、
    前記信号は、位相連続変調された複素信号であり、
    前記信号と受信装置において生成された受信装置生成信号との間の相関を求める相関処理が行われる、
    信号の受信方法において、
    受信信号である前記信号は疑似ランダム符号を含む信号であり、
    前記受信装置生成信号は疑似ランダム符号を含む信号であり、
    前記受信装置生成信号を生成する過程は、
    疑似ランダム符号シーケンスを生成するステップと、
    当該信号に対して分解フィルタによるフィルタ処理を施すステップと、
    を含んでいる、
    ことを特徴とする信号の受信方法。
  2. 前記分解フィルタはローラン分解フィルタであり、
    前記ローラン分解フィルタのメイン・コンポーネントのみが用いられる、
    ことを特徴とする請求項1記載の方法。
  3. 前記受信信号はアナログ信号を1ビットまたは複数ビットでサンプリングして生成された信号である、
    ことを特徴とする請求項1記載の方法。
  4. 前記受信装置生成信号は1ビットまたは複数ビットで量子化される、
    ことを特徴とする請求項1記載の方法。
  5. 前記受信信号は互いに独立した2つの疑似ランダム符号を含んでおり、
    前記受信装置生成信号は前記2つの疑似ランダム符号のうちの一方の疑似ランダム符号を含んでおり、
    前記受信装置生成信号に対して同相チャネルと直交位相チャネルとのいずれか一方においてフィルタ処理が施され、
    前記フィルタ処理が施された信号と前記受信信号との間の相関を求める相関処理が行われる、
    ことを特徴とする請求項1記載の方法。
  6. 前記受信信号は第1疑似ランダム符号とこの第1疑似ランダム符号とは独立的な第2疑似ランダム符号とを含んでおり、
    前記受信装置は更に、第2疑似ランダム符号を含んでいる第2信号を生成し、
    前記受信装置において生成される前記第1疑似ランダム符号及び前記第2疑似ランダム符号は互いに独立的に生成され、
    前記第1疑似ランダム符号に対しては前記同相チャネルにおいて第1分解フィルタによるフィルタ処理が施され、
    前記第2疑似ランダム符号に対しては前記直交位相チャネルにおいて第2分解フィルタによるフィルタ処理が施され、
    前記フィルタ処理が施された前記第1疑似ランダム符号と前記受信信号との間の相関を求める相関処理が行われ、
    前記フィルタ処理が施された前記第2疑似ランダム符号と前記受信信号との間の相関を求める相関処理が行われる、
    ことを特徴とする請求項1記載の方法。
  7. 前記疑似ランダム符号はサブキャリアで変調されており、
    前記受信装置において生成される前記疑似ランダム符号も前記サブキャリアで変調されている、
    ことを特徴とする請求項1記載の方法。
  8. 前記受信信号である前記位相連続信号は、データ・ビットで変調されたGMSK信号であることを特徴とする請求項1記載の方法。
  9. 前記受信信号は、
    ナビゲーション信号、
    通信信号、
    テレビジョン信号、
    ラジオ信号、
    から成る群のうちの1つに割り当てられることができる、
    ことを特徴とする請求項1記載の方法。
  10. 前記受信装置生成信号は、メモリに格納されている予め定められた複数の値から生成されることを特徴とする請求項1記載の方法。
  11. 位相連続信号を受信するための受信装置であって、
    受信信号である前記信号は互いに独立した2つの入力信号を含んでおり、
    前記2つの入力信号のうちの第1入力信号は同相信号であり、前記2つの入力信号のうちの第2入力信号は直交位相信号であり、
    前記2つの入力信号はその各々が夫々に疑似ランダム符号を含んでおり、
    前記受信装置は、前記受信信号を受信するための受信部を備えており、
    前記受信装置は、前記受信信号の前記2つの疑似ランダム符号のうちの第1疑似ランダム符号に対応した第1疑似ランダム符号信号を生成するための第1信号生成器を備えており、
    以上において、
    前記受信装置は、生成した前記第1疑似ランダム符号信号にフィルタ処理を施すための第1分解フィルタを備えており、
    前記受信装置は、前記フィルタ処理を施した前記第1疑似ランダム符号信号と前記受信信号との間の相関を求める相関処理を行うための第1相関器を備えている、
    ことを特徴とする受信装置。
  12. 前記受信装置は、前記受信信号の前記2つの疑似ランダム符号のうちの第2疑似ランダム符号に対応した第2疑似ランダム符号信号を生成するための第2信号生成器を備えており、
    前記受信装置は、生成した前記第2疑似ランダム符号信号にフィルタ処理を施すための第2分解フィルタを備えており、
    前記受信装置は、前記フィルタ処理を施した前記第2疑似ランダム符号信号と前記受信信号との間の相関を求める相関処理を行うための第2相関器を備えている、
    ことを特徴とする請求項11記載の受信装置。
  13. 前記相関器は、
    −アーリー・レイト・コリレータ(early-late correlator)と、
    −デルタ・コリレータ(delta correlator)と、
    −マルチ・コリレータ(multi correlator)とのうちの、
    少なくとも1つから成ることを特徴とする請求項11記載の受信装置。
  14. 前記信号生成器は、予め定められた信号値を格納している少なくとも1つのメモリを備えていることを特徴とする請求項11記載の受信装置。
  15. 前記受信装置は、前記受信信号を1ビットまたは複数ビットで量子化するための量子化器、及び/または、前記受信装置生成信号を1ビットまたは複数ビットで量子化するための量子化器を備えていることを特徴とする請求項11記載の受信装置。
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