JP2011023142A - 電池、車両及び電池使用機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】 製造が容易で、安価にすることができ、信頼性を向上させることができる電池等を提供すること。
【解決手段】 リチウム二次電池100は、要素接続部材131、外部配置端子部材133及び締結部材135からなる電極端子部材130,140と、電極端子部材130,140とケース蓋部材113との間を絶縁する外部絶縁部材150とを備える。外部絶縁部材150は、外部配置端子部材133及び締結部材135を用いたインサート成形によって成形され、外部配置端子部材133及び締結部材135に接合して、これらの部材150,133,135が、1つの部材として取り扱い可能な形態とされている。
【選択図】 図2

Description

本発明は、発電要素と、これを収容する電池ケースと、電池ケース内で発電要素に接続すると共に、電池ケースの外部に延出し、外部の接続端子が締結される電極端子部材と、少なくとも自身の一部が電池ケースの外部に位置し、電極端子部材と電池ケースとの間を絶縁する外部絶縁部材とを備える電池に関する。また、この電池を備える車両、及び、この電池を備える電池使用機器に関する。
従来より、発電要素と、これを収容する電池ケースと、発電要素に接続する一方、電池ケースの外部に延出して外部の接続端子との接続に利用される電極端子部材と、少なくとも自身の一部が電池ケースの外部に位置し、電極端子部材と電池ケースとの間を絶縁する外部絶縁部材とを備える電池が知られている。例えば特許文献1に、このような電池が開示されている。図7に、この電池900の電極端子部材930近傍の縦断面図を示し、また、図8に、電極端子部材930、絶縁部材950,960,970等の分解斜視図を示す。
この電池900は、発電要素(図示外)を収容する電池ケース910と、発電要素に接続する一方、電池ケース910の外部に延出する電極端子部材930と、この電極端子部材930と電池ケース910との間に介在してこれらを絶縁する複数(3つ)の絶縁部材(外部絶縁部材950、シールゴム960及び内部絶縁部材970)とを備える。
このうち電池ケース910は、発電要素を収容する箱状のケース本体部材(図示外)と、このケース本体部材の開口を閉塞するケース蓋部材913とから構成されている。ケース蓋部材913には、端子挿通孔913hが形成され、電極端子部材930が挿通されている。
電極端子部材930は、要素接続部材931と外部配置端子部材933と締結部材935の3部材からなる。
このうち要素接続部材931は、要素接続本体部931eと挿通部931fとリベット部931gとからなる。要素接続本体部931eは、電池ケース910の内部に位置し、発電要素に接続している。また、挿通部931fは、この要素接続本体部931eの上端(図7及び図8中、上方の端部)に連なり、ケース蓋部材913の端子挿通孔913h及び後述する外部配置端子部材933の固定部933eの孔933ehに挿通されている。また、リベット部931gは、挿通部931fの上端に連なり、電池外部に露出し、拡径するように変形されて外部配置端子部材933の固定部933eに上側から当接している。
外部配置端子部材933は、ケース蓋部材913上に位置し、固定部933eと中間部933fと外部接続部933gとからなり、Z字状をなす。固定部933eは、自身を貫通する孔933ehを有し、上述のように要素接続部材931(リベット部931g)に接続している。この固定部933eは、ケース蓋部材913に沿ってかつ平行に延びる板状をなし、後述する外部絶縁部材950を介してケース蓋部材913に固定されている。中間部933fは、この固定部933eに連なり、上方(図7及び図8中、上方)に延びる板状をなす。外部接続部933gは、この中間部933fに連なり、ケース蓋部材913に沿ってかつ平行に延びる板状をなし、自身を貫通するネジ挿通孔933ghが形成されている。
締結部材935は、ケース蓋部材913上に位置し、雄ネジ部935eと基部935fとからなる。雄ネジ部935eは、ケース蓋部材913に直交する方向に延びる雄ネジであり、外部配置端子部材933の外部接続部933gのネジ挿通孔933ghに挿通されている。基部935fは、この雄ネジ部935eよりも径大で、この雄ネジ部935e及び外部接続部933gよりケース蓋部材913側に位置している。
3つの絶縁部材950,960,970は、互いに別体とされており、また、上述の電極端子部材930を構成する各部材(要素接続部材931、外部配置端子部材933及び締結部材935)や、ケース蓋部材913とは別に形成された後に、組み付けられている。
このうち外部絶縁部材950は、主として電池ケース910の外部に位置し、外部配置端子部材933の固定部933eとケース蓋部材913との間、及び、締結部材935の基部935fとケース蓋部材913との間に介在して、外部配置端子部材933及び締結部材935とケース蓋部材913との間を絶縁している。また、この外部絶縁部材950は、要素接続部材931の挿通部931fとケース蓋部材913の端子挿通孔913hの内周面との間にも介在して、要素接続部材931の挿通部931fとケース蓋部材913との間を絶縁している。
シールゴム960は、円環状をなし、要素接続部材931の挿通部931fが挿通されている。このシールゴム960は、電池ケース910の内部に位置し、ケース蓋部材913と要素接続部材931の要素接続本体部931eとの間に狭持されている。これにより、ケース蓋部材913と要素接続部材931の要素接続本体部931eとの間を絶縁しつつシールしている。
内部絶縁部材970は、電池ケース910の内部において、シールゴム960の径方向外側に配置されると共に、ケース蓋部材913と要素接続部材931の要素接続本体部931eとの間に配置されている。これにより、ケース蓋部材913と要素接続部材931の要素接続本体部931eとの間を絶縁している。
特開2008−192595号公報
上述の電池900では、電極端子部材930に、電池ケース910の外部に位置し、Z字状をなす外部配置端子部材933を有する。このため、電極端子部材のうち電池ケースの外部に位置する部分を、ケース蓋部材に直交する方向に延出させたストレート型の電極端子部材を有する電池と比べると、外部配置端子部材933の電池外部に露出する部分の面積を広くできるため、電極端子部材930の熱をこの外部配置端子部材933から放熱しやすい利点がある。
しかしながら、上述の電池900では、電極端子部材930を構成する各部材(要素接続部材931、外部配置端子部材933及び締結部材935)と、ケース蓋部材913と、3つの絶縁部材(外部絶縁部材950、シールゴム960及び内部絶縁部材970)をそれぞれ別々に形成した後に、これら7部材を組み付けていた。このため、部品点数が多く、電池の製造工程が複雑になりがちなため、電池が高価であった。また、電池製造時には、電極端子部材930を構成する各部材931,933,935から金属粉などの金属異物が発生することがあるが、これを完全に除去するのが難しかった。
本発明は、かかる現状に鑑みてなされたものであって、製造が容易で、安価にすることができ、信頼性の高い電池、この電池を備える車両、及び、この電池を備える電池使用機器を提供することを目的とする。
その解決手段は、発電要素と、開口をなし、前記発電要素を収容するケース本体部材、及び、このケース本体部材の前記開口を閉塞するケース蓋部材を有する電池ケースと、前記電池ケースの内部で前記発電要素に接続すると共に、前記ケース蓋部材上に延出し、外部の接続端子が締結される電極端子部材と、少なくとも自身の一部が前記ケース蓋部材上に位置し、前記電極端子部材と前記ケース蓋部材との間を絶縁する外部絶縁部材と、を備える電池であって、前記電極端子部材は、前記電池ケースの内部で前記発電要素に接続すると共に、前記ケース蓋部材を貫通する要素接続部材と、前記要素接続部材に接続し、電池ケースの外部のうち前記ケース蓋部材上に位置する外部配置端子部材と、前記電池ケースの外部のうち前記ケース蓋部材上に位置する締結部材と、を有し、前記外部配置端子部材は、前記要素接続部材に接続し、前記ケース蓋部材に沿って延び、前記外部絶縁部材を介して前記ケース蓋部材に固定された固定部と、この固定部に連なり、前記ケース蓋部材から離れる方向に延びる中間部と、この中間部に連なり、前記ケース蓋部材に沿って延び、自身を貫通するネジ挿通孔が形成された外部接続部、を含むZ字状をなし、前記締結部材は、前記ケース蓋部材に直交する方向に延びる形態に前記外部配置端子部の前記ネジ挿通孔に挿通され、外周に雄ネジが形成された雄ネジ部と、この雄ネジ部よりも径大で、この雄ネジ部及び前記外部配置端子部材の前記外部接続部よりも前記ケース蓋部材側に位置する基部と、を含み、前記外部絶縁部材は、前記外部配置端子部材及び前記締結部材を用いたインサート成形によって成形され、少なくとも、前記外部配置端子部材の前記固定部を保持すると共に、前記締結部材の前記基部をその軸線周りに回転不能に保持してなり、この外部絶縁部材、前記外部配置端子部材及び前記締結部材を、1つの部材として取り扱い可能な形態としてなる電池である。
本発明の電池では、外部絶縁部材が、外部配置端子部材及び締結部材を用いたインサート成形によって成形されており、外部絶縁部材、外部配置端子部材及び締結部材が、1つの部材として取り扱い可能な形態とされている。このため、従来に比して、部品の洗浄や取り扱いが容易であり、また、電池の製造も容易で、電池を安価にすることができる。
また、外部配置端子部材及び締結部材のうち、インサート成形により形成した外部絶縁部材に覆われている部分については、金属の露出が抑制されるので、取り扱い時に金属粉など金属異物が生じるのを従来よりも抑制でき、信頼性の高い電池とすることができる。
また、締結部材の基部がその軸線周りに回転不能な形態で外部絶縁部材に保持されているので、外部配置端子部材の外部接続部にバスバー等の外部の接続端子を当接させ、締結部材の雄ネジ部にナット等を締結したときに、締結部材が供回りすることを防止できる。
なお、「発電要素」としては、例えば、各々長尺状をなす正極、負極及びセパレータを重ねて捲回してなる捲回型の発電要素や、各々所定形状をなす正極、負極及びセパレータを多数積層してなる積層型の発電要素などが挙げられる。
「電池ケース」としては、角型の電池ケースや円筒型の電池ケースが挙げられる。
「外部絶縁部材」は、例えば樹脂により形成できる。具体的には、例えば、PPSやPE、PPなどの樹脂の単一材料、或いは、複数種の樹脂を含む複合材料を用いて、外部絶縁部材を形成すればよい。外部配置端子部材及び締結部材と外部絶縁部材とは、例えば、ナノレベルのアンカー効果を利用した接合方法、シランカップリング剤や有機めっきを利用した接合方法などにより接合させることができる。
更に、上記の電池であって、前記外部配置端子部材の前記固定部は、前記ケース蓋部材側を向く固定部裏面と、前記ケース蓋部材側とは逆側を向く固定部表面とを有する板状をなし、前記固定部表面の少なくとも一部が、前記外部絶縁部材に覆われることなく、電池外部に露出してなる電池とすると良い。
本発明の電池では、外部絶縁部材がインサート成形により形成されているにも拘わらず、外部配置端子部材の固定部のうち、固定部表面の少なくとも一部は、外部絶縁部材に覆われることなく、電池外部に露出している。このため、この固定部表面の露出部分から、電極端子部材の熱(例えば、電池内部で生じて電極端子部材に伝わった熱や、電極端子部材自身に生じる抵抗で生じた熱など)を放熱できるので、電極端子部材の温度が上昇することにより生じる不具合(例えば、外部絶縁部材が熱により劣化するなど)を抑制できる。
更に、上記の電池であって、前記外部配置端子部材の前記中間部は、前記固定部の前記固定部表面に連なる中間部表面と、前記固定部裏面に連なる中間部裏面とを有する板状をなし、前記中間部表面の少なくとも一部が、前記外部絶縁部材に覆われることなく、電池外部に露出してなる電池とすると良い。
本発明の電池では、外部絶縁部材がインサート成形により形成されているにも拘わらず、外部配置端子部材の中間部のうち、中間部表面の少なくとも一部は、外部絶縁部材に覆われることなく、電池外部に露出している。このため、前述の固定部表面の露出部分だけでなく、この中間部表面の露出部分からも、電極端子部材の熱を放熱できるので、電極端子部材の温度が上昇することにより生じる不具合を更に効果的に抑制できる。
更に、上記のいずれかに記載の電池であって、前記外部配置端子部材の前記外部接続部は、前記ケース蓋部材側を向く接続部裏面と、前記ケース蓋部材側とは逆側を向く接続部表面とを有する板状をなし、前記接続部表面が、前記外部絶縁部材に覆われることなく、電池外部に露出してなる電池とすると良い。
本発明の電池では、外部絶縁部材がインサート成形により形成されているにも拘わらず、外部配置端子部材の外部接続部のうち、接続部表面は、外部絶縁部材に覆われることなく、電池外部に露出している。このため、この接続部表面に、バスバー等の外部の接続端子を当接させ、締結部材の雄ネジ部にナット等を締結する際に、接続部表面と外部の接続端子との間に外部絶縁部材が挟まることがないので、接続部表面と外部の接続端子との電気的接続を確実なものとすることができる。
また、他の解決手段は、上記のいずれかに記載の前記電池を搭載し、この電池による電気エネルギーを動力源の全部または一部に使用する車両である。
前述の電池は、部品の洗浄や取り扱いが容易であり、また、電池の製造も容易で、電池を安価で信頼性の高いものとすることができる。従って、この電池を搭載する車両を、安価で信頼性の高いものとすることができる。
なお、「車両」としては、例えば、電気自動車、ハイブリッド自動車、プラグインハイブリッド自動車、ハイブリッド鉄道車両、フォークリフト、電気車いす、電動アシスト自転車、電動スクータなどが挙げられる。
また、他の解決手段は、上記のいずれかに記載の前記電池を搭載し、この電池をエネルギー源の少なくとも1つとして使用する電池使用機器である。
前述の電池は、部品の洗浄や取り扱いが容易であり、また、電池の製造も容易で、電池を安価で信頼性の高いものとすることができる。従って、この電池を搭載する電池使用機器を、安価で信頼性の高いものとすることができる。
なお、「電池搭載機器」としては、例えば、パーソナルコンピュータ、携帯電話、電池駆動の電動工具、無停電電源装置など、電池で駆動される各種の家電製品、オフィス機器、産業機器などが挙げられる。
実施形態1に係るリチウム二次電池の縦断面図である。 実施形態1に係るリチウム二次電池のうち、電極端子部材、ケース蓋部材及び各絶縁部材を示す分解斜視図である。 実施形態1に係るリチウム二次電池のうち、一体化された状態の外部配置端子部材、締結部材及び外部絶縁部材を示す斜視図である。 実施形態1に係るリチウム二次電池のうち、一体化された状態の外部配置端子部材、締結部材及び外部絶縁部材を示す断面図である。 実施形態2に係る車両を示す説明図である。 実施形態3に係るハンマードリルを示す説明図である。 従来技術に係る電池の電極端子部材近傍を示す縦断面図である。 従来技術に係る電池の電極端子部材、ケース蓋部材及び各絶縁部材を示す分解斜視図である。
(実施形態1)
以下、本発明の実施の形態を、図面を参照しつつ説明する。図1に、本実施形態1のリチウム二次電池(電池)100の縦断面図を示す。また、図2〜図4に、このリチウム二次電池100を構成する正極電極端子部材130及び負極電極端子部材140等の詳細を示す。なお、これら図1〜図4における上方をリチウム二次電池100の上側、下方をリチウム二次電池100の下側として説明する。
このリチウム二次電池100は、ハイブリッドカーや電気自動車等の車両や、ハンマードリル等の電池使用機器に搭載される角型電池である。リチウム二次電池100は、角型の電池ケース110、この電池ケース110内に収容された電極体(発電要素)120、この電極体120を包囲しつつ電池ケース110内に収容された絶縁フィルム包囲体125、電池ケース110に支持された2つの電極端子部材130,140、電池ケース110と電極端子部材130,140との間を絶縁する3種類の絶縁部材150,160,170等から構成されている。また、電池ケース110の内部には、電解液が注入されている。
このうち、電池ケース110は、金属(具体的には純アルミニウム)からなり、直方体状に形成されている。この電池ケース110は、上側のみが開口した箱状をなし、後述する電極体120を収容するケース本体部材111と、このケース本体部材111の開口111hを閉塞する形態で溶接された矩形板状のケース蓋部材113とから構成されている。
ケース本体部材111は、ケース蓋部材113に対向する矩形板状のケース底壁部111bと、ケース蓋部材113とケース底壁部111bとの間を結ぶ矩形板状の4つのケース側壁部111c,111c,…とからなる。
ケース蓋部材113は、表面113a及び裏面113bを有する矩形板状をなし、その長手方向(図1及び図2中、左右方向)の両端近傍の所定位置には、このケース蓋部材113を貫通する円孔の端子挿通孔113h,113hがそれぞれ形成されている。一方の端子挿通孔113h(図1及び図2中、左側)には、後述する正極電極端子部材130が挿通され、他方の端子挿通孔113h(図1及び図2中、右側)には、後述する負極電極端子部材140が挿通されている。
ケース蓋部材113の長手方向中央には、安全弁部113jが設けられている。この安全弁部113jは、ケース蓋部材113と一体的に形成されてケース蓋部材113の一部をなす。安全弁部113jは、ケース蓋部材113の他の部分よりも薄く薄膜状(厚み110±30μm)に形成されると共に、その上側にはV字溝を有し、厚み45±30μmと特に薄くされた破断部113jvが所定形状に形成されている。これにより、安全弁部113jは、電池ケース110内部の内圧が所定圧力に達した際に作動する。即ち、内圧が所定圧力に達したときに破断部113jvが破断して、電池内部のガスを電池外部に放出する。
また、ケース蓋部材113の長手方向中央よりも負極電極端子部材140側の所定位置には、電解液を電池ケース110内に注入する為の注液口部113mが設けられている。
図1に示すように、電池ケース110の内部には、自身の軸方向に(図1中、左右方向)に直交する横断面が長円形状をなす捲回型の電極体120が、横倒しにした状態で、即ち、電極体120の軸方向が、ケース本体部材111の2つのケース側壁部111c,111cと直交する状態で、収容されている。この電極体120の軸方向の両端には、正極電極端子部材130の要素接続部材131及び負極電極端子部材140の要素接続部材131が接続されている。
この電極体120は、正極シートと負極シートとをセパレータを介して重ねて捲回し、扁平状に圧縮したものである。正極シートは、長尺状アルミニウム箔からなる正極集電体を有する。この正極集電体の両面には、正極活物質を含む正極活物質層が形成されている。また、負極シートは、長尺状銅箔からなる負極集電体を有する。この負極集電体の両面には、負極活物質を含む負極活物質層が形成されている。セパレータは、多孔質のポリプロピレン樹脂シートからなる。
この電極体120は、絶縁フィルムを上側のみが開口した箱状に折り曲げ、所定部位を溶着して形成した絶縁フィルム包囲体125に、自身の上側を除いて全体的に包囲されている。
次に、正極電極端子部材130及び負極電極端子部材140について説明する(図1〜図4参照)。正極電極端子部材130と負極電極端子部材140は、基本的に同様な構成であるので、これらを構成する各部材には、正極電極端子部材130と負極電極端子部材140とで同一の符号を付して説明する。
正極電極端子部材130は、電池ケース110の内部において電極体120の正極シートに電気的かつ機械的に接続する一方、電池ケース110(ケース蓋部材113)に形成された端子挿通孔113hを通じて、電池ケース110の外部(ケース蓋部材113上)に延出している。また、負極電極端子部材140は、電池ケース110の内部において電極体120の負極シートに電気的かつ機械的に接続する一方、電池ケース110(ケース蓋部材113)に形成された端子挿通孔113hを通じて、電池ケース110の外部(ケース蓋部材113上)に延出している。
これらの電極端子部材130,140は、それぞれ、電池ケース110の内部から端子挿通孔113hを通じてケース蓋部材113上に延出する要素接続部材131と、この要素接続部材131に接続し、ケース蓋部材113上に位置する外部配置端子部材133と、この外部配置端子部材133に接続可能(当接可能)にケース蓋部材113上に配置された締結部材135とからなる。これら要素接続部材131、外部配置端子部材133及び締結部材135は、いずれも金属から形成されている。
なお、正極電極端子部材130の要素接続部材131は、電極体120の正極シート(アルミニウム箔)との溶接を考慮して、純アルミニウムにより形成されており、負極電極端子部材140の要素接続部材131は、電極体120の負極シート(銅箔)との溶接を考慮して、純銅により形成されている。また、外部配置端子部材133及び締結部材
135は、インサート成形される後述する外部絶縁部材150との接合性を向上させるために、その表面に有機めっきが施されている。
要素接続部材131は、要素接続本体部131eと挿通部131fとリベット部131gとからなる。
要素接続本体部131eは、金属板材を屈曲加工した所定形状を有し、電池ケース110の内部に位置し、電極体120に溶接されている。これにより、要素接続部材131と電極体120とが電気的かつ機械的に接続されている。
挿通部131fは、円柱状をなし、自身の下端で要素接続本体部131eの上端131esに連なると共に、自身の上端でリベット部131gに連なっている。この挿通部131fは、ケース蓋部材113の端子挿通孔113h及び後述する外部配置端子部材133の固定部133eの孔133ehを貫通している。
リベット部131gは、電池外部に露出し、加締められて(拡径するように変形されて)傘状をなし、後述する外部配置端子部材133の固定部133eの固定部表面133eaに上側から当接している。
外部配置端子部材133は、電池ケース110の外部のうちケース蓋部材113上に位置し、固定部133eと中間部133fと外部接続部133gとからなり、Z字状(段状)をなす。
このうち固定部133eは、ケース蓋部材113側とは逆側(上側)を向く固定部表面133eaと、ケース蓋部材113側(下側)を向く固定部裏面133ebとを有する板状をなす。この固定部133eは、ケース蓋部材113に沿ってかつ平行に延び、後述する外部絶縁部材150を介してケース蓋部材113に固定されている。この固定部133eには、自身の貫通する孔133ehが形成され、前述のように要素接続部材131の挿通部131fが挿通されている。また、この固定部133eの固定部表面133eaには、要素接続部材131のリベット部131gが接続(当接)している。固定部表面133eaとリベット部131gとの間には、外部絶縁部材150が介在していない。
この固定部表面133eaのうちの大部分は、電池外部に露出している。即ち、固定部表面133eaのうち、ケース蓋部材113の長手方向の両端側の一部をなす矩形状の縁部133ea1(図4参照)は、後述する外部絶縁部材150に覆われているが、固定部表面133eaのうち、この縁部133ea1を除いた部分である中央部133ea2は、外部絶縁部材150に覆われることなく、電池外部に露出している。
中間部133fは、固定部133eの固定部表面133eaに連なる中間部表面133faと、固定部裏面133ebに連なる中間部裏面133fbとを有する板状をなす。この中間部133fは、固定部133eに連なり、ケース蓋部材113から離れる方向、本実施形態1では、ケース蓋部材113に直交する方向のうち、ケース蓋部材113から離れる方向(上側)に延びている。中間部133fの中間部表面133faのうち、下側の一部(縁部133fa1)(図4参照)は、後述する外部絶縁部材150に覆われているが、それ以外の大部分(中央部133fa2)は、外部絶縁部材150に覆われることなく、電池外部に露出している。
外部接続部133gは、ケース蓋部材113側とは逆側(上側)を向く接続部表面133gaと、ケース蓋部材113側(下側)を向く接続部裏面133gbとを有する板状をなす。この外部接続部133gは、中間部133fに連なり、ケース蓋部材113に沿ってかつ平行に延び、自身を貫通する円状のネジ挿通孔133ghが形成されている。この外部接続部133gのうち、接続部表面133gaの全体は、後述する外部絶縁部材150に覆われることなく、電池外部に露出している。この接続部表面133gaは、バスバーなどの外部の接続端子との電気的接続に利用される。
次に、締結部材135について説明する。締結部材135は、自身の外周に雄ネジが形成された雄ネジ部135eと、これよりも径大な基部135fとからなる。
このうち雄ネジ部135eは、ケース蓋部材113に直交する方向(上下方向)に延びる形態に外部接続部133gのネジ挿通孔133ghに挿通されており、上記のように外周に雄ネジが形成されている。なお、図1〜図4の各図においては、雄ネジの記載を省略してある。
基部135fは、円板状をなす円板部135f1と、この円板部153f1のケース蓋部材113側に位置し、円板部135f1よりも若干径小で、外形が円柱状をなす円柱部135f2とからなる(図2及び図4参照)。この基部135fは、雄ネジ部135e及び外部配置端子部材133の外部接続部133gよりケース蓋部材113側に位置している。そして、基部135fのうち、ケース蓋部材113側とは逆側(上側)を向く基部表面135faが、外部接続部133gの接続部裏面133gbに当接して、締結部材135が外部配置端子部材133に電気的に接続している。
この基部135fには、基部表面135fa側に凹み、ケース蓋部材113側(下側)を向く基部裏面135fbに開口する、平面視六角形状の凹部135fcが形成されている(図4参照)。具体的には、この凹部135fcは、基部裏面135fb(下側)に位置し、横断面が六角形状の柱状をなす柱状凹部135fc1と、この柱状凹部135fc1の基部表面135fa側(上側)に位置し、六角錐状をなす錐状凹部135fc2とからなる。そして、この凹部135fc内には、後述する外部絶縁部材150の突出部150fnが配置されている。また、基部135fの径方向外側を向く外周135fd及び基部裏面135fbも、外部絶縁部材150により覆われている。これらにより、基部135fと外部絶縁部材150とが互いに接合し、締結部材135がその軸線周りに回転不能な状態となっている。
次に、電極端子部材130,140と共にケース蓋部材113に固定された外部絶縁部材150,150について説明する(図1〜図4参照)。外部絶縁部材150は、電極端子部材130,140とケース蓋部材113との間に配置されて、電極端子部材130,140とケース蓋部材113とが接触して短絡することを防止している。この外部絶縁部材150は、樹脂(具体的には100%PPS)からなり、外部配置端子部材133及び締結部材135を用いたインサート成形によって成形されている。これにより、外部絶縁部材150、外部配置端子部材133及び締結部材135は、図3及び図4に示すように、1つの部材として取り扱いが可能となっている。
具体的には、この外部絶縁部材150は、電池ケース110の外部(ケース蓋部材113上)に配置されると共に、ケース蓋部材113の端子挿通孔113h内に配置されている。即ち、この外部絶縁部材150は、外部配置端子部材133とケース蓋部材113の表面113aとの間、及び、締結部材135とケース蓋部材113の表面113aとの間に介在している。これにより、外部配置端子部材133とケース蓋部材113との間が絶縁されると共に、締結部材135とケース蓋部材113との間が絶縁されている。また、この外部絶縁部材150は、要素接続部材131の挿通部131fとケース蓋部材113の端子挿通孔113hの内周面113haとの間に介在している。これにより、要素接続部材131の挿通部131fとケース蓋部材113との間が絶縁されている。
詳細には、外部絶縁部材150は、外部配置端子部材133の裏面(固定部裏面133eb、中間部裏面133fb及び接続部裏面133gb)とケース蓋部材113の表面113aとの間に介在すると共に、外部配置端子部材133の裏面(固定部裏面133eb、中間部裏面133fb及び接続部裏面133gb)に接合している。これにより、外部配置端子部材133が外部絶縁部材150に保持されている。
また、外部絶縁部材150は、締結部材135の基部135fとケース蓋部材113の表面113aとの間に介在すると共に、基部135fに接合している。即ち、外部絶縁部材150には、ケース蓋部材113とは逆側(上側)に突出する突出部150fnが形成されている。この突出部150fnは、ケース蓋部材113側(下側)に位置し、横断面が六角形状の柱状をなす柱状部150fn1と、この柱状部150fn1の上側に位置し、六角錐状をなす錐状部150fn2とからなる。
そして、この突出部150fnが締結部材135の凹部135fcに収まって互いに接合することにより、締結部材335が外部絶縁部材350に保持されている。具体的には、突出部150fnの柱状部150fn1が凹部135fcの柱状凹部135fc1に収まって互いに接合すると共に、突出部150fnの錐状部150fn2が凹部135fnの錐状凹部135fc2に収まって互いに接合している。また、これにより、締結部材135が、その軸線周りに回転不能な状態となっている。
この外部絶縁部材150は、外部配置端子部材133及び締結部材135を用いたインサート成形によって成形されているにも拘わらず、前述したように、外部配置端子部材133の固定部133eのうち、固定部表面133eaの縁部133ea1しか覆っていない。更に、この外部絶縁部材150は、外部配置端子部材133の中間部133fのうち、中間部表面133faの縁部133fa1しか覆っていない。また、この外部絶縁部材150は、外部配置端子部材133の外部接続部133gのうち、接続部表面133gaを全く覆っていない。
次に、電極端子部材130,140と共にケース蓋部材113に固定されたシールゴム160,160について説明する。このシールゴム160は、ゴムからなり、ケース蓋部材113と要素接続部材131の要素接続本体部131eとの間に、厚み方向に圧縮された状態で狭持されている。このシールゴム160は、円環板状をなし、その内側には、要素接続部材131の挿通部131fが挿通されている。このシールゴム160により、ケース蓋部材113と要素接続部材131の要素接続本体部131eとの間の絶縁とシールが行われている。
次に、電極端子部材130,140と共にケース蓋部材113に固定された内部絶縁部材170,170について説明する。この内部絶縁部材170は、介在部170eと側壁部170fと側方部170gとから構成されている。この内部絶縁部材170は、樹脂製、具体的には、PPS樹脂から形成されている。
介在部170eは、シールゴム160の径方向外側に配置されると共に、ケース蓋部材113と要素接続部材131の要素接続本体部131eとの間に配置されている。これにより、ケース蓋部材113と要素接続部材131の要素接続本体部131eとの間を絶縁できると共に、シールゴム160の厚みを所定の厚みに規制できる。
側壁部170fは、この介在部170eの径方向外側に位置し、この介在部170eからケース蓋部材113側とは逆側(下側)に延びている。
側方部170gは、介在部170e及び側壁部170fの側方に連なって、ケース蓋部材113と電極体120との間に配置されている。これにより、ケース蓋部材113と電極体120とが接触することを確実に防止している。また、この側方部170gが存在することにより、電極体120がケース蓋部材113側に移動することを防止できるので、電極体120と、ケース蓋部材113の中央に形成された安全弁部113jとが、常に所定距離以上離間された状態を維持できる。これにより、電極体120が安全弁部113jを塞いでしまうことを防止できる。
以上で説明したように、本実施形態1のリチウム二次電池100は、外部絶縁部材150が、外部配置端子部材133及び締結部材135を用いたインサート成形によって成形されており、外部絶縁部材150、外部配置端子部材133及び締結部材135が、1つの部材として取り扱い可能な形態とされている。このため、従来に比して、部品の洗浄や取り扱いが容易であり、また、リチウム二次電池100の製造も容易で、リチウム二次電池100を安価にすることができる。
更に、外部配置端子部材133及び締結部材135のうち、インサート成形により成形した外部絶縁部材150に覆われている部分については、金属の露出が抑制されているので、取り扱い時に金属粉などの金属異物が生じることを従来よりも抑制でき、信頼性の高い電池とすることができる。
また、締結部材135の基部135fが外部絶縁部材150に保持されているので、外部配置端子部材133の外部接続部133gにバスバー等の外部の接続端子を当接させ、締結部材135の雄ネジ部135eにナット等を締結したときに、締結部材135が供回りすることを防止できる。
更に、本実施形態1では、外部絶縁部材150がインサート成形により形成されているにも拘わらず、外部配置端子部材133の固定部133eのうち、固定部表面133eaの中央部133ea2は、外部絶縁部材150に覆われることなく、電池外部に露出している。また、外部配置端子部材133の中間部133fのうち、中間部表面133faの中央部133fa2も、外部絶縁部材150に覆われることなく、電池外部に露出している。このため、これら固定部表面133eの中央部133ea2及び中間部表面133faの中央部133fa2から、電極端子部材130,140の熱(例えば、電池内部で生じて電極端子部材に130,140伝わった熱や、電極端子部材130,140自身に生じる抵抗で生じた熱など)を放熱できる。従って、電極端子部材130,140の温度が上昇することにより生じる不具合(例えば、各絶縁部材150,160,170が熱により劣化するなど)を抑制できる。
また、本実施形態1では、外部絶縁部材150がインサート成形により形成されているにも拘わらず、外部配置端子部材133の外部接続部133gのうち、接続部表面133gaは、外部絶縁部材150に覆われることなく、電池外部に露出している。このため、この接続部表面150gaに、バスバー等の外部の接続端子を当接させ、締結部材135の雄ネジ部135eにナット等を締結する際に、接続部表面133gaと外部の接続端子との間に外部絶縁部材150が挟まることがないので、接続部表面133gaと外部の接続端子との電気的接続を確実なものとすることができる。
次いで、上記リチウム二次電池100の製造方法について説明する。
外部配置端子部材133と締結部材135を用意する。そして、これらの部材133,135を用いた樹脂インサート成形により、外部絶縁部材150を形成する。具体的には、外部配置端子部材133及び締結部材135を金型にセットし、溶融した成形樹脂をこの金型内に射出して、外部絶縁部材150を形成する。これにより、図3及び図4に示すように、外部絶縁部材150、外部配置端子部材133及び締結部材135が、1つの部材として取り扱い可能な一体化部材ができる。これにより、部品の洗浄が容易となり、また、外部配置端子部材133及び締結部材135から金属異物が発生することを抑制できる。
次に、電極体120と要素接続部材131,131をそれぞれ用意する。そして、電極体120の軸方向の両端に、正極用の要素接続部材131と負極用の要素接続部材131を溶接する。その後、各要素接続部材131,131の挿通部131f,131fにそれぞれシールゴム160,160を配置する。また、各シールゴム160,160の径方向外側にそれぞれ内部絶縁部材170,170を配置する。更に、各内部絶縁部材170,170の上に、ケース蓋部材113を配置し、ケース蓋部材113の端子挿通孔113h,113hに、各要素接続部材131,131の挿通部131f,131fを挿入する。
次に、このうちのケース蓋部材113上に、前述の外部絶縁部材150、外部配置端子部材133及び締結部材135からなる一体化部材を配置する。その際、各外部配置端子部材133,133の固定部133e,133eの孔133eh,133ehに、各要素接続部材131,131の挿通部131f,131fを挿入する。その後、各要素接続部材131,131のうち、外部配置端子部材133,133の固定部133e,133eの孔133eh,133ehから突出した部分を加締めて拡大し、リベット部135g,135gを形成する。
次に、このうちの電極体120を、別途用意した絶縁フィルム包囲体125内に挿入する。その後、電極体120及び絶縁フィルム包囲体125がケース本体部材111内に収容されるようにして、ケース蓋部材113をケース本体部材111の開口111h上に配置する。そして、ケース蓋部材113の周縁部分とケース本体部材111の開口111h周縁とをレーザ溶接する。その後、ケース蓋部材113の注液口部113mから電池ケース110内に電解液を注入し、この注液口部113mを封止する。かくして、リチウム二次電池100が完成する。
(実施形態2)
次いで、第2の実施の形態について説明する。本実施形態2に係る車両700は、上記実施形態1のリチウム二次電池(電池)100を複数搭載したものである。具体的には、図7に示すように、この車両700は、エンジン740、フロントモータ720及びリアモータ730を併用して駆動するハイブリッド自動車である。この車両700は、車体790、エンジン740、これに取り付けられたフロントモータ720、リアモータ730、ケーブル750、インバータ760を備える。更に、この車両700は、複数のリチウム二次電池100を自身の内部に有する組電池710を備え、この組電池710による電気エネルギーを、フロントモータ720及びリアモータ730の駆動に利用している。
前述したように、リチウム二次電池100は、部品の洗浄や取り扱いが容易であり、また、リチウム二次電池100の製造も容易で、リチウム二次電池100を安価で信頼性の高いものとすることができる。従って、このリチウム二次電池100を搭載する車両700を、安価で信頼性の高いものとすることができる。
(実施形態3)
次いで、第3の実施の形態について説明する。本実施形態3のハンマードリル800は、上記実施形態1のリチウム二次電池(電池)100を含むバッテリパック810を搭載した電池使用機器である。図8に示すように、このハンマードリル800は、本体820の底部821に、バッテリパック810が収容されており、このバッテリパック810を、ドリルを駆動するためのエネルギー源として利用している。
前述したように、リチウム二次電池100は、部品の洗浄や取り扱いが容易であり、また、リチウム二次電池100の製造も容易で、リチウム二次電池100を安価で信頼性の高いものとすることができる。従って、このリチウム二次電池100を搭載するハンマードリル800を、安価で信頼性の高いものとすることができる。
以上において、本発明を実施形態に即して説明したが、本発明は上述の実施形態1〜3に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で、適宜変更して適用できることは言うまでもない。
例えば、上記実施形態1〜3では、電池として、リチウム二次電池100を例示したが、例えばニッケル水素電池、ニッケルカドミウム電池等の他の種類の二次電池などにも、本発明を適用できる。
また、上記実施形態1〜3では、捲回型の発電要素(電極体120)を有する電池100を例示したが、積層型の発電要素を有する電池などにも、本発明を適用できる。
100 リチウム二次電池(電池)
110 電池ケース
111 ケース本体部材
111h 開口
113 ケース蓋部材
113h 端子挿通孔
120 電極体(発電要素)
130 正極電極端子部材(電極端子部材)
131 要素接続部材
131e 要素接続本体部
131f 挿通部
131g リベット部
133 外部配置端子部材
133e 固定部
133eh 孔
133f 中間部
133g 外部接続部
133gh ネジ挿通孔
135 締結部材
135e 雄ネジ部
135f 基部
140 負極電極端子部材(電極端子部材)
150 外部絶縁部材
160 シールゴム
170 内部絶縁部材
700 車両
710 組電池(電池)
800 ハンマードリル(電池搭載機器)
810 バッテリパック(電池)

Claims (6)

  1. 発電要素と、
    開口をなし、前記発電要素を収容するケース本体部材、及び、このケース本体部材の前記開口を閉塞するケース蓋部材を有する電池ケースと、
    前記電池ケースの内部で前記発電要素に接続すると共に、前記ケース蓋部材上に延出し、外部の接続端子が締結される電極端子部材と、
    少なくとも自身の一部が前記ケース蓋部材上に位置し、前記電極端子部材と前記ケース蓋部材との間を絶縁する外部絶縁部材と、を備える
    電池であって、
    前記電極端子部材は、
    前記電池ケースの内部で前記発電要素に接続すると共に、前記ケース蓋部材を貫通する要素接続部材と、
    前記要素接続部材に接続し、電池ケースの外部のうち前記ケース蓋部材上に位置する外部配置端子部材と、
    前記電池ケースの外部のうち前記ケース蓋部材上に位置する締結部材と、を有し、
    前記外部配置端子部材は、
    前記要素接続部材に接続し、前記ケース蓋部材に沿って延び、前記外部絶縁部材を介して前記ケース蓋部材に固定された固定部と、
    この固定部に連なり、前記ケース蓋部材から離れる方向に延びる中間部と、
    この中間部に連なり、前記ケース蓋部材に沿って延び、自身を貫通するネジ挿通孔が形成された外部接続部、を含むZ字状をなし、
    前記締結部材は、
    前記ケース蓋部材に直交する方向に延びる形態に前記外部配置端子部の前記ネジ挿通孔に挿通され、外周に雄ネジが形成された雄ネジ部と、
    この雄ネジ部よりも径大で、この雄ネジ部及び前記外部配置端子部材の前記外部接続部よりも前記ケース蓋部材側に位置する基部と、を含み、
    前記外部絶縁部材は、
    前記外部配置端子部材及び前記締結部材を用いたインサート成形によって成形され、少なくとも、前記外部配置端子部材の前記固定部を保持すると共に、前記締結部材の前記基部をその軸線周りに回転不能に保持してなり、
    この外部絶縁部材、前記外部配置端子部材及び前記締結部材を、1つの部材として取り扱い可能な形態としてなる
    電池。
  2. 請求項1に記載の電池であって、
    前記外部配置端子部材の前記固定部は、
    前記ケース蓋部材側を向く固定部裏面と、前記ケース蓋部材側とは逆側を向く固定部表面とを有する板状をなし、
    前記固定部表面の少なくとも一部が、前記外部絶縁部材に覆われることなく、電池外部に露出してなる
    電池。
  3. 請求項2に記載の電池であって、
    前記外部配置端子部材の前記中間部は、
    前記固定部の前記固定部表面に連なる中間部表面と、前記固定部裏面に連なる中間部裏面とを有する板状をなし、
    前記中間部表面の少なくとも一部が、前記外部絶縁部材に覆われることなく、電池外部に露出してなる
    電池。
  4. 請求項1〜請求項3のいずれか一項に記載の電池であって、
    前記外部配置端子部材の前記外部接続部は、
    前記ケース蓋部材側を向く接続部裏面と、前記ケース蓋部材側とは逆側を向く接続部表面とを有する板状をなし、
    前記接続部表面が、前記外部絶縁部材に覆われることなく、電池外部に露出してなる
    電池。
  5. 請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載の前記電池を搭載し、この電池による電気エネルギーを動力源の全部または一部に使用する車両。
  6. 請求項1〜請求項4のいずれか一項に記載の前記電池を搭載し、この電池をエネルギー源の少なくとも1つとして使用する電池使用機器。
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