JP2011019346A - 変電所監視制御システム - Google Patents

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淳也 永田
Sadao Tamura
節生 田村
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Abstract

【課題】電力系統の状態変化を提供するイベントをカスタマイズ可能にし、オペレータが理解しやすい表現のイベントとすることである。
【解決手段】変電所が管轄する電力系統の状態変化に対応したイベントを作成するためのルールとして状態変化に含まれる情報をカスタマイズ可能な形式のイベントを作成できるルールを予め格納したルール定義格納部21を備え、ルール抽出手段25は、状態変化を受信したときその状態変化に対応するルールをルール定義格納部から抽出し、イベント作成手段26は、状態変化に含まれる情報及びルール抽出手段25が抽出したルールに基づいてイベントを作成し、イベント登録手段27は、イベント作成手段26で作成したイベントをイベントリスト格納部23に格納し、イベント表示要求手段28はイベントリスト格納部23に格納されたイベントを表示装置20に表示する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、変電所が管轄する電力系統に状態変化があったときその状態変化をイベントとして表示装置に表示して監視制御する変電所監視制御システムに関する。
変電所の監視制御システムを担当するオペレータは、監視制御システムが管理する電力系統状態や機器の動作状況を監視し、電力系統の状態変化があった場合にはその内容を的確に把握し系統を制御する必要がある。電力系統の状態変化を知る手段の一つとして、イベントが発生したことを示すリストをオペレータ用の表示装置に表示することが行われている。
このイベントを表示するリストは、オペレータに対して発生した事象をよりわかりやすく文章で理解させることを主眼としている。このイベントリストに表示する内容は、機器を監視する機能、機器を制御する機能、システム運用を管理する機能などがそれぞれ別個に作成して表示している。
オペレータにガイダンスを提示するものとしては、電力系統の事故発生後の復旧操作手順を画面に表示するために予めデータベースに格納しているガイダンスデータを組み合わせて事故報告書を作成する復旧支援システムがある(例えば、特許文献1参照)。
特開2001−8365号公報
しかし、特許文献1のものは、データベースに入力されているガイダンスデータを読み込んだ後に事故報告書を作成していくものであるが、この事故報告書は定型のフォーマットであり固定化されているので、オペレータに提供する情報の形態が変更になる場合は容易に対応できないものであり、また、電力ユーザによる変更も困難なものである。
一方、表示装置にイベントリストを表示するものでは、イベントリストに表示する内容は、機器を監視する機能、機器を制御する機能、システム運用を管理する機能などそれぞれの機能がそれぞれ別に作成し表示しているので、内容に統一性がなく、場合によっては誤った文章を表示することもあった。
このように、従来のものでは、オペレータに提供する情報はデータベースに登録されているもののフォーマット上での配置の組み合わせを行うのみで、元となる情報については固定化されている。このため、個々の情報については自由度がなく必ずしも電力系統の状況に沿った内容ではなく、オペレータによる解読が困難であった。
図10は従来の変電所監視制御システムでのイベントリストの表示例の説明図である。図10では、事故処理機能、監視処理機能、制御処理機能を有した演算処理装置の場合を示している。演算処理装置11の事故処理機能12は、系統事故が発生した際には、その事故情報に基づきガイダンスデータベース13から必要なガイダンスを取得し、事故報告書14に当て嵌めて事故報告書を作成する。また、演算処理装置11の監視処理機能15や制御処理機能16は、電力系統に状態変化があったときは、設備データベース17を参照して機器名称を取得し、これに表現したい文章を追加してイベント文章を作成し、イベント表示画面18として表示装置に表示している。この場合、機器名称以外の文章はそれぞれの機能が持つアプリケーション情報、あるいは外部データベースにより固定化されている。
従来のものでは、ガイダンス自体はデータベース化しているため、文言を変更するだけであれば電力ユーザのみで行えるが、新しいガイダンスを追加するような場合は、メーカによるアプリケーション変更が必要である。これは、新たなガイダンスの意味合いをアプリケーション自体も認識し処理しなければならないからである。例えば、事故処理機能12で作成の事故報告書については、「○○が発生」→「○○の事故が発生」、「□□を投入」→「□□を投入し復旧」というカスタマイズはできなかった。また、新たに「××を遮断」というガイダンスを追加することもできなかった。
また、事故処理機能12は事故復旧に着目したものであり、ガイダンスデータベース13は監視処理機能15や制御処理機能16での利用は考慮されていないので、監視処理機能15や制御処理機能16で用いる情報表示は、ガイダンスデータベース13とはリンクしておらず、同一システム内の機能であるにもかかわらずオペレータに提供する情報の内容や詳細レベルにばらつきがあった。
これらのことから、オペレータ向けの情報作成を行う機能が異なれば、その表現も異なり、文章を作成するための情報もそれぞれが持つようになる。また、変更する際は、電力ユーザのみならずメーカによる変更も発生し効率が悪かった
すなわち、監視処理機能15や制御処理機能16が設備データベース17を使用している場合は、電力ユーザによるデータベースメンテナンスが広範囲に渡るため効率が悪い上に、変更もれやミスなどが発生しやすかった。また、機能によってデータベースを使用していない場合はアプリケーションの変更が発生するため、電力ユーザとメーカ共に作業が発生し効率が悪かった。
本発明の目的は、電力系統の状態変化を提供するイベントをカスタマイズ可能にし、オペレータが理解しやすい表現のイベントとすることができる変電所監視制御システムを提供することである。
本発明の変電所監視制御システムは、変電所が管轄する電力系統に状態変化があったときその状態変化をイベントとして表示装置に表示して監視制御する変電所監視制御システムにおいて、前記状態変化に対応したイベントを作成するためのルールとして前記状態変化に含まれる情報をカスタマイズ可能な形式のイベントを作成できるルールを予め格納したルール定義格納部と、前記状態変化を受信したときその状態変化に対応するルールを前記ルール定義格納部から抽出するルール抽出手段と、前記状態変化に含まれる情報及び前記ルール抽出手段が抽出したルールに基づいてイベントを作成するイベント作成手段と、前記イベント作成手段で作成したイベントをイベントリスト格納部に格納するイベント登録手段と、前記イベントリスト格納部に格納されたイベントを表示装置に表示するイベント表示要求手段とを備えたことを特徴とする。
本発明によれば、電力系統の状態変化を提供するイベントをカスタマイズ可能にし、オペレータが理解しやすい表現のイベントとすることができる。
本発明の実施の形態に係わる変電所監視制御システムの構成図。 本発明の実施の形態におけるイベント作成の実施例1の説明図。 本発明の実施の形態におけるイベントのカスタマイズを行う際のルール変更の説明図。 本発明の実施の形態におけるイベント作成の実施例2の説明図。 本発明の実施の形態の実施例2におけるイベントのカスタマイズを行う際のルール変更の説明図。 本発明の実施の形態におけるイベント作成の実施例3の説明図。 本発明の実施の形態の実施例3におけるイベントのカスタマイズを行う際のルール変更の説明図。 本発明の実施の形態におけるイベント作成の実施例4の説明図。 本発明の実施の形態の実施例4におけるイベントのカスタマイズを行う際のルール変更の説明図。 従来の変電所監視制御システムでのイベントリストの表示例の説明図。
以下本発明の実施の形態を説明する。まず、本発明に至った経緯を説明する。一般に、電力系統の状態変化のイベントにつき、カスタマイズ可能な情報を作成するには、電力系統の状態変化を詳細に解析して判断し任意の文字を組み合わせる必要があり文字列処理を多用しなければならないが、マイコンベースである変電所監視制御システムは、計算機処理性能が低く、また記憶容量も小さいため、これらの文字列処理を大量、かつ高速に処理することが困難であった。さらに、表現する文章を電力ユーザと予め決定しておく習慣もあり、カスタマイズ可能なように作り込むこともなく固定化して使用すること一般的であり、本発明のような技術を必要としていなかったが、近年、変電所監視制御システムの計算機処理性能向上および記憶容量増大により膨大な文字列処理が可能となったことや、電力ユーザ自身での高度なカスタマイズのニーズも高まったことにより本発明に至った。
そこで、本発明では、オペレータに提供する情報について、文脈と機器名や状態呼称をカスタマイズできるようにし、表現の自由度を向上させることにより、オペレータに解読しやすい情報の提供を可能とした。また、カスタマイズしたデータをデータベースで一元管理し、監視制御システムを構成するすべての機能がこの仕組みを利用できるようにし、オペレータに提供する情報の内容と詳細レベルとを、監視制御システム全体を通して統一することを可能とし、ついてはオペレータの状況把握の向上につながるようにした。
さらに、一元管理されたデータベースのみのカスタマイズで表現を自由に変えることができることから、電力ユーザによるデータベースメンテナンスのみで運用可能となり、各機能のソフトウェア変更も発生しないようにした。
図1は本発明の実施の形態に係わる変電所監視制御システムの構成図である。変電所監視制御システムは、電力系統からの状態変化信号を入力してイベントリストを作成する演算処理装置11と、イベント作成のためのルール及び設備データを記憶した記憶装置19と、演算処理装置11で作成したイベントリストを表示する表示装置20とから構成される。
記憶装置19には、イベント作成のためのルールを格納したルール定義格納部21と、電力系統の変電所を構成する電気設備の設備データを格納した設備データ格納部22と、演算処理装置11で作成したイベントを格納したイベントリスト格納部23とを有する。後述するように、ルール定義格納部21には、イベントを作成するためのルールとして、状態変化した機器名称と状変方向とを記述し状変方向の表現をカスタマイズ可能な形式のイベントを作成できるルールが予め格納されている。
また、設備データ格納部22には電力系統構成や電気設備情報のデータベースが格納されている。電力ユーザにおいて実施される電力設備変更(電力系統における変圧器や送電線の増設や廃止など)に伴い、変電監視制御システムも何らかの変更を行う必要がある。この変更は変電監視制御システムのアプリケーションに依存することなく電力ユーザが実施できなければならないため、電力系統構成や電気設備情報をデータベースとして設備データ格納部22に格納している。
演算処理装置11は、電力系統からの状態変化信号を受信する状態変化受信手段24と、状態変化信号に対応するルールをルール定義格納部21から抽出するルール抽出手段25と、状態変化信号に含まれる情報及びルール抽出手段25が抽出したルールに基づいてイベントを作成するイベント作成手段26と、イベント作成手段26で作成したイベントをイベントリスト格納部23に登録するイベント登録手段27と、イベントリスト格納部23に格納されたイベントを表示装置20に表示するイベント表示要求手段28とを備えている。
すなわち、イベント作成の際の文章の組み立て条件をルールとしてデータベース化し、予めルール定義格納部21に格納し、イベントの文章の組み立ては、イベント作成手段26がルール定義格納部21のルールを参照して行うように構成した。これにより、ルールを適用するだけで文章を作成でき、これを表示装置20に表示するようにした。
次に、本発明の実施の形態に係わる変電所監視制御システムの処理内容について説明する。図2は本発明の実施の形態におけるイベント作成の実施例1の説明図である。図2(a)に示すように、電力系統で発生した状態変化の内容が「機器番号=003、状変方向=閉」であったとする。状態変化受信手段24は受信した状態変化信号の内容を参照し機器番号を取得する。ここでは「003」を取得することになる。
ルール抽出手段25は、ルール定義格納部21からルールを取得する。図2(b)に示すように、ルール定義格納部21には“機器名称(機器種別)”+“Close”というルールが格納されているとする。
イベント作成手段26はこのルールに従い、設備データ格納部22の設備データを参照しイベントを作成する。設備データ格納部22には、図2(c)に示すように、機器番号に対応して機器種別及び機器名称が格納されている。
イベント作成手段26は、機器番号=003の機器番号を持つ機器名称“Q2 Disconnector”を設備データ格納部22から取得し、ルールの機器名称の欄に取得した機器名称“Q2 Disconnector”を挿入して、図2(d)に示すように、イベント“Q2 Disconnector Close”を生成する。ここで、本来のイベントリストは検出日時や、機器が属する系統名や電圧階級などの情報を付与するケースがほとんどであるが、ここではこれらの付加情報については説明を省略する。
イベント登録手段27は、図2(e)に示すように、整形されたイベントリスト“Q2 Disconnector Close”をイベントリスト格納部23に保存する。イベントリスト格納部23はこれまでに発生した事象を蓄えておく領域である。
イベント表示要求手段28は、登録したイベント“Q2 Disconnector Close”をオペレータに周知するために表示装置20に対して表示要求を行う。
次に、イベントのカスタマイズについて説明する。図3は本発明の実施の形態の実施例1におけるイベントのカスタマイズを行う際のルール変更の説明図である。イベント“Q2 Disconnector Close”に対し、イベント“Q2 Disconnector changed from Open to Close.”と表示したい場合を例に説明する。
この場合、ルール定義格納部21には、図3(a)に示すように、「機器名称と機器種別を設備データ格納部22から取得し、機器状態は開から閉に変化した」ことを生成するルール“機器名称”+“(機器種別)”+“changed from Open to Close.”を定義する。
実際には、図3(b)に示すように、EqName“(“EqKind”)”“changed from Open to Close.”と記載する。ここでEqNameは機器番号から機器名称を得る関数である。また、EqKindは機器番号から機器種別を得る関数である。それぞれ設備データ格納部22を参照する関数であり、機器が所属する系統名称を表示したい場合はEqBayのような所属系統名称を得る関数を準備しておき、これをルール定義に記載することで実現できる。
本発明の実施の形態の実施例1によれば、ルール定義を変更することにより、イベントリストの文章を自由に変更することが可能になる。これにより、オペレータがわかりやすい文章をイベント表示することができ、電力系統や電気設備の状態を迅速かつ的確に把握できるため、事故時の早期復旧や系統の安定運用など、電力品質の安定化にも寄与できる。また、これらの変更はアプリケーションの改変は必要としないため、電力ユーザによる変更のみで対応可能となり、メンテナンス性の向上にもつながる。
図4は本発明の実施の形態におけるイベント作成の実施例2の説明図である。この実施例2は、ルールに条件を記載できるようにしたものであり、状態変化信号に含まれる情報のうち状変方向または機器種別を条件として場合分けしたルールを有したものである。
図4(a)に示すように、電力系統で発生した状態変化の内容が「機器番号=002、状変方向=開」であったとする。状態変化受信手段24は受信した状態変化信号の内容を参照し機器番号と状変方向とを取得する。ここでは「002」と「開」とを取得することになる。
ルール抽出手段25は、ルール定義格納部21を参照し、「状変方向=開」に合致するルールを検索する。ここでは、図4(b)に示すように、「rule1:状変方向=開の場合、“機器名称(機器番号)”+“Open”」を抽出する。
イベント作成手段26はこのルールに従い、設備データ格納部22を参照しイベントを作成する。設備データ格納部22には、図4(c)に示すように、機器番号に対応して機器種別及び機器名称が格納されている。イベント作成手段26は、機器番号=002の機器番号を持つ機器名称“Q1 Disconnector”を設備データ格納部22から取得し、ルールの機器名称の欄に取得した機器名称“Q1 Disconnector”を挿入して、図4(d)に示すように、イベント“Q1 Disconnector Open”を生成する。
イベント登録手段27は、図4(e)に示すように、整形されたイベントリスト“Q1 Disconnector Open”をイベントリスト格納部23に保存する。そして、イベント表示要求手段28は、登録したイベント“Q1 Disconnector Open”をオペレータに周知するために表示装置20に対して表示要求を行う。
次に、ルールの記載例について説明する。図5は本発明の実施の形態の実施例2におけるイベントのカスタマイズを行う際のルール変更の説明図である。イベント生成の条件として、「機器種別がCBの場合」と「機器種別がCB以外の場合」とを記載する場合を説明する。
図5(a)に示すように、ルール定義格納部21には「機器種別がCBの場合は“Circuit Breaker”と表示する」ルールと、「機器種別がCB以外の場合は“Other Equipment”と表示する」ルールとを記載する。
実際には、図5(b)に示すように、(=EqKind“CB”),“Circuit Breaker”、(!=EqKind“CB”),“Other Equipment”と記載する。ここで、(= EqKind “CB”)が表す条件は「EqKind(設備データ格納部22から得た機器種別)と文字列“CB”が等しい(=)場合は“Circuit Breaker”のイベントを生成する」である。また、(!= EqKind “CB”)が示す条件は「EqKind(設備データ格納部22から得た機器種別)と文字列“CB”が等しくない(!=)場合は“Other Equipment”のイベントを生成する」である。
EqKindは機器番号から機器種別を得る関数である。これは設備データ格納部22を参照する関数であり、例えば、機器が所属する系統名称を条件にしたい場合はEqBayのような所属系統名称を得る関数を準備しておき、これをルール定義に記載することで実現できる。
以上の説明では、条件の判断は等号(=)で行うようにしたが、等号(=)の不等号、大小比較などを使用することが可能である。従って、「機器種別がCBの場合」の他に「機器種別がCB以外の場合」や「機器番号が002以上の場合」等の条件を定義することができる。
本発明の実施の形態の実施例2によれば、実施例1の効果に加え、ルールに条件を記載できるようにし、これを解釈することで、従来はアプリケーションでしか実施できなかったようなイベント作成を電力ユーザ自らデザインすることができる。このため、従来よりもわかりやすいイベントにすることが可能となる。これは、電力ユーザによる柔軟なカスタマイズ機能を提供するばかりではなく、変電監視制御システムのメーカにとってはメンテナンスフリー化と多種多様な電力ユーザに提供が可能となる。
図6は本発明の実施の形態におけるイベント作成の実施例3の説明図である。この実施例3は、ルールに複数の条件を記載できるようにしたものであり、状態変化信号に含まれる情報のうち機器種別毎に状変方向で場合分けされたルールを有したものである。
図6(a)に示すように、電力系統で発生した状態変化の内容が「機器種別=SW、状変方向=開」であったとする。状態変化受信手段24は受信した状態変化信号の内容を参照し機器種別と状変方向とを取得する。ここでは「SW」と「開」とを取得することになる。
ルール抽出手段25は、ルール定義格納部21を参照し、「機器種別=SW、状変方向=開」を元に合致するルールを検索する。ここでは、図6(b)に示すように、「rule3:機器種別=SW、状変方向=開の場合、“機器名称(機器番号)”+“Remote”」を抽出する。
イベント作成手段26はこのルールに従い、設備データ格納部22を参照しイベントを作成する。設備データ格納部22には、図6(c)に示すように、機器番号に対応して機器種別及び機器名称が格納されている。イベント作成手段26は、機器種別=SWの機器種別を持つ機器の名称“Remote/Local Control”を設備データ格納部22から取得し、ルールの機器名称の欄に取得した機器名称“Remote/Local Control”を挿入して、図6(d)に示すように、イベント“Remote/Local Control Remote”を生成する。
イベント登録手段27は、図6(e)に示すように、整形されたイベントリスト“Remote/Local Control Remote”をイベントリスト格納部23に保存する。そして、イベント表示要求手段28は、登録したイベント“Remote/Local Control Remote”をオペレータに周知するために表示装置20に対して表示要求を行う。
次に、ルールの記載例について説明する。図7は本発明の実施の形態の実施例3におけるイベントのカスタマイズを行う際のルール変更の説明図である。イベント生成の条件として、「機器種別がCBかつ状変方向が開の場合」と「機器種別がCBかつ状変方向が閉の場合」を記載する場合を説明する。
図7(a)に示すように、ルール定義格納部21には「機器種別がCBかつ状変方向が開の場合は“Circuit Breaker Open”と表示する」ルールと、「機器種別がCBかつ状変方向が閉の場合は“Circuit Breaker Close”と表示する」ルールとを記載する。
実際には、図7(b)に示すように、(AND (= EqKind “CB”) (= EqSts “Open”)),“Circuit Breaker Open”、(AND (= EqKind “CB”) (= EqSts “Close”)),“Circuit BreakerClose”と記載する。ここで、(AND (= EqKind “CB”) (= EqSts “Open”))が表す条件は「EqKind(設備データ格納部から得た機器種別)と文字列“CB”が等しい(=)場合、かつ(AND)、「EqSts(機器状態)から得た状変方向と文字列“Open”が等しい(=)場合は“Circuit Breaker Open”のイベントを生成する」である。また、(AND (= EqKind “CB”) (= EqSts “Close”))が表す条件は「EqKind(設備データ格納部22から得た機器種別)と文字列“CB”が等しい(=)場合、かつ(AND)、「EqSts(機器状態)から得た状変方向と文字列“Close”が等しい(=)場合は“Circuit Breaker Close”のイベントを生成する」である。
EqKindは機器番号から機器種別を得る関数である。また、EqStsは機器番号から機器状態を得る関数である。これらは設備データ格納部22を参照する関数である。例えば、機器クオリティ(正常、異常)を条件に加え、異常時に“failure”と表示したい場合は機器クオリティを得る関数を準備しておき、これをルール定義に記載することで実現できる。
複数の条件は、ANDやORなどの論理演算子を使用可能である。従って、「機器種別がCBかつ状変方向が開の場合」の他に「機器種別がCBあるいは機器種別がSWの場合」などの複数条件を定義することができる。
本発明の実施の形態の実施例3によれば、ルールに複数の条件を記載できるようにし、これを解釈することで、さらにバリエーションが豊富なイベント作成を電力ユーザ自らデザインすることができる。このため、実態に即した詳細でかつ具体的なイベントにすることが可能となりオペレータの理解は容易となる。
図8は本発明の実施の形態におけるイベント作成の実施例4の説明図である。この実施例4は、イベント作成をある特定の機能だけで使用するのではなく、監視制御システムが持つさまざまな機能で利用し、システム内のイベントを統一するできるようにしたものである。
図8(a)に示すように、電力系統で発生した状態変化の内容が「機器種別=CB、状変方向=開」であったとする。状態変化受信手段24は受信した状態変化信号の内容を参照し機器種別と状変方向とを取得する。ここでは「CB」と「開」とを取得することになる。
ルール抽出手段25は、ルール定義格納部21を参照し、「機器種別=CB、状変方向=開」を元に合致するルールを検索する。ここでは図8(b)に示すように、「rule1:状変方向=開の場合 “機器名称”+“Open”、“機器種別”+“Open”、“Open”」となる。
イベント作成手段26はこのルールに従い、設備データ格納部22を参照しイベントを作成する。設備データ格納部22には、図8(c)に示すように、機器番号に対応して機器種別及び機器名称が格納されている。イベント作成手段26は、機器種別=CBの機器種別を持つ機器の名称“Q0 Circuit Breaker”を設備データ格納部22から取得し、ルールの機器名称の欄に取得した機器名称“Q0 Circuit Breaker”を挿入して、図8(d)に示すように、3種類のイベント“Q0 Circuit Breaker Open”、“CB Open”、“Open”を生成する。
イベント登録手段27はこれら3種のイベントのうち、監視制御システムが持つ機能に応じた一つのイベントを選択し、イベントリスト格納部23に格納する。仮にここで“機器種別+Open”のイベントを必要としていれば“CB Open”を登録する。そして、イベント表示要求手段28は、登録したイベント“CB Open”をオペレータに周知するために表示装置20に対して表示要求を行う。
次に、ルールの記載例について説明する。図9は本発明の実施の形態の実施例4におけるイベントのカスタマイズを行う際のルール変更の説明図である。イベント生成の条件として、「状変方向が開の場合」と「状変方向が閉の場合」とを記載する場合を説明する。
図9(a)に示すように、ルール定義格納部21には「状変方向が開の場合は“機器名称+Open”と“機器種別+Open”と“Open”を生成する」ルールと、「状変方向が閉の場合は“機器名称+Close”と“機器種別+Close”と“Close”を生成する」ルールを記載する。
実際には、図9(b)に示すように、(= EqSts “Open“),EqName“Open”,EaKind“Open”,“Open”、(= EqSts “Close”),EqName“Close”,EaKind“Close”,“Close”と記載する。ここで、(= EqSts “Open”)が表す条件は「EqSts(機器状態)から得た状変方向と文字列“Open”が等しい(=)場合はEqName+“Open”とEqKind+“Open”と“Open”のイベントを生成する。また、(= EqSts “Close”)が表す条件は「EqSts(機器状態)から得た状変方向と文字列“Close”が等しい(=)場合はEqName+“Close”とEqKind+“Close”と“Close”のイベントを生成する。
EqStsは機器番号から機器状態を得る関数である。EqNameは機器番号から機器名称を得る関数である。EqKindは機器番号から機器種別を得る関数である。これらは設備データ格納部22を参照する関数である。
このように、条件を元に生成するイベントの生成パターンを複数定義できるようにしており、例えば、事故処理機能で使用するもの、監視処理機能で使用するもの、制御処理機能で使用するものを複数定義しておく。そして、イベント登録手段27は、これらの機能に応じて生成したイベントを登録することになる。
本発明の実施の形態の実施例4によれば、監視制御システム内の各機能のイベント作成を画一化することができるため、機能毎にオペレータに提供する情報の内容や詳細に差異がなくなる。これにより、機能毎の情報の理解を速やかに行うことができるため、システム全体を通した系統運用がよりスムーズになる。また、電力ユーザは機能毎に異なる定義を変更する必要がなく、ルール定義のみを変更することでオペレータに提供する情報のカスタマイズを柔軟に行うことが可能となる。
11…演算処理装置、12…事故処理機能、13…ガイダンスデータベース、14…事故報告書、15…監視処理機能、16…制御処理機能、17…設備データベース、18…イベント表示画面、19…記憶装置、20…表示装置、21…ルール定義格納部、22…設備データ格納部、23…イベントリスト格納部、24…状態変化受信手段、25…ルール抽出手段、26…イベント作成手段、27…イベント登録手段、28…イベント表示要求手段

Claims (4)

  1. 変電所が管轄する電力系統に状態変化があったときその状態変化をイベントとして表示装置に表示して監視制御する変電所監視制御システムにおいて、前記状態変化に対応したイベントを作成するためのルールとして前記状態変化に含まれる情報をカスタマイズ可能な形式のイベントを作成できるルールを予め格納したルール定義格納部と、前記状態変化を受信したときその状態変化に対応するルールを前記ルール定義格納部から抽出するルール抽出手段と、前記状態変化に含まれる情報及び前記ルール抽出手段が抽出したルールに基づいてイベントを作成するイベント作成手段と、前記イベント作成手段で作成したイベントをイベントリスト格納部に格納するイベント登録手段と、前記イベントリスト格納部に格納されたイベントを表示装置に表示するイベント表示要求手段とを備えたことを特徴とする変電所監視制御システム。
  2. 前記ルール定義格納部に予め格納されるルールは、前記状態変化に含まれる情報のうちの特定の情報で場合分けしたルールであり、前記ルール抽出手段は前記状態変化の特定の情報が一致するルールを前記ルール定義格納部から抽出することを特徴とする請求項1記載の変電所監視制御システム。
  3. 前記ルール定義格納部に予め格納されるルールは、前記状態変化信号に含まれる情報のうちの2以上の特定の情報で場合分けされたルールであり、前記ルール抽出手段は前記状態変化の2以上の特定の情報が一致するルールを前記ルール定義格納部から抽出することを特徴とする請求項1記載の変電所監視制御システム。
  4. 前記ルール定義格納部に予め格納されるルールは、前記状態変化に含まれる情報のうちの特定の情報で場合分けされ、機能毎に異なる複数のイベント形式を持つルールであり、前記ルール抽出手段は前記状態変化の特定情報が一致するルールを前記ルール定義格納部から抽出し、前記イベント作成手段は、前記状態変化に含まれる情報及び前記ルール抽出手段が抽出したルールに基づいて複数のイベント形式のイベントを作成し、前記イベント登録手段は前記イベント作成手段で作成された複数のイベントのうち機能に合致したいずれか一つを選択してイベントリスト格納部に格納することを特徴とする請求項1記載の変電所監視制御システム。
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