JP2011019323A - 力率改善回路 - Google Patents

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Abstract

【課題】負荷の軽重や交流入力電圧の高低にかかわらず、高効率を得る力率改善回路を提供する。
【解決手段】交流入力の電力エネルギーを蓄積するとともに、蓄積した電力エネルギーを放出するリアクトルL1,L2と、2つのダイオードD1,D2と2つのスイッチング素子Q1,Q2とからなり、リアクトルによる電力エネルギーの蓄積と放出とを切り換える混合ブリッジ型スイッチ部と、リアクトルに流れる電流に応じて2つのスイッチング素子Q1,Q2のオン制御を行うとともに、2つのスイッチング素子Q1,Q2に流れる電流に応じて2つのスイッチング素子Q1,Q2のオフ制御を行う制御回路3と、交流入力の電圧に応じて不連続動作モードと臨界動作モードとを切り換える動作モード切換部11とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、交流入力を直流に変換する際の力率を改善する力率改善回路に関する。
従来から、交流電源の交流電圧を直流電圧に変換する際の力率低下を防止するために、昇圧型の力率改善回路が用いられている。特許文献1には、ブリッジ型全波整流回路の帰還電流が流れる側の整流素子2個を高速スイッチ素子にそれぞれ置き換え、高速スイッチ素子を適正に制御することによって力率を改善するとともに、部品点数の削減及び変換効率・信頼性の向上が可能な電源装置が記載されている。
この電源装置は、正弦波交流のライン入力電圧の上波側部と下波側部とに応じて各スイッチ素子を制御することにより、入力電流の波形が入力電圧の波形と相似形で同相の波形となるように構築され、力率を改善することができる。また、ブリッジ型全波整流回路が不要となるので、整流ダイオードの順方向電圧降下に起因する損失が無くなり、効率を改善することができるという利点を有する。
図9は、従来の臨界動作モードのブリッジ型力率改善回路の構成を示す回路図である。この力率改善回路は、図9に示すように、リアクトルL1,L2と、スイッチング素子Q1,Q2と、ダイオードD1〜D4と、コンデンサC1〜C3と、抵抗R1〜R7と、半波整流回路1,2と、制御回路3とから構成される。
スイッチング素子Q1,Q2は、リアクトルL1,L2の主巻線L1a,L2aを介して供給される電圧を交流電源(ACinput)の周波数より高い周波数でスイッチングし、昇圧して出力するためのものである。
制御回路3は、リアクトルL1,L2の主巻線L1a,L2aに流れる電流が交流電源の交流入力電圧波形に比例するようにスイッチング素子Q1,Q2のスイッチングを制御することで、力率を改善することができる。また、制御回路3は、リアクトルL1,L2の主巻線L1a,L2aに流れる電流がゼロに減少したことをリアクトルL1,L2の補助巻線L1b,L2bに発生するフライバック電圧により検出した場合に、スイッチング素子Q1,Q2をオン制御する。
具体的には、制御回路3は、図9に示すように、コンパレータ4と、ワンショット回路5と、エラーアンプ6と、マルチプライヤ7と、コンパレータ8と、RSフリップフロップ9と、ドライバ10とから構成され、ZCD端子、CS端子、FB端子、及びMULT端子に入力された諸信号に基づいてスイッチング素子Q1,Q2をオン/オフ制御するための信号を生成してOUT端子から出力する。
スイッチング素子Q1,Q2のオンと共にリアクトルL1,L2に蓄積されたエネルギーは、スイッチング素子Q1,Q2のオフと共にダイオードD1,D2を介してコンデンサC2に蓄えられる。コンデンサC2の両端電圧即ち出力電圧は、抵抗R3,R4により分圧されてFB端子に入力される。エラーアンプ6は、出力電圧を検出するFB端子から入力された電圧と所定の基準電圧Vth1とを比較し、その誤差に応じた電圧をマルチプライヤ7に出力する。
マルチプライヤ7は、交流入力電圧を検出するMULT端子から入力された電圧とエラーアンプ6の出力電圧とを乗算し、その乗算に応じた電圧をコンパレータ8に出力する。なお、MULT端子に入力される電圧は、リアクトルL1,L2の主巻線L1a,L2aを介して供給される電圧をダイオードD3,D4で整流した脈流電圧を抵抗R5とR6とで分圧した電圧である。
一方、半波整流回路2は、スイッチング素子Q1,Q2に流れる電流に基づいて抵抗R1,R2に発生する電圧を半波整流してCS端子を介してコンパレータ8に出力する。
コンパレータ8は、マルチプライヤ7の出力電圧と半波整流回路2の出力電圧とを比較して、抵抗R1,R2に発生する電圧がマルチプライヤ7の出力電圧よりも高い場合にRSフリップフロップ9のリセット端子Rに対して出力を発生する。
半波整流回路1は、リアクトルL1,L2の主巻線L1a,L2aに流れる電流に基づいて補助巻線L1b,L2bに発生するフライバック電圧を半波整流して抵抗7とZCD端子とを介してコンパレータ4に出力する。半波整流回路1は、補助巻線L1b,L2bの各々において現れる互いに極性の異なる波形のマイナス側を除去するので、結果的に交流電源の周波数に同期してプラス側の波形のみを選別する回路であるといえる。
コンパレータ4は、リアクトルL1,L2の主巻線L1a,L2aに流れる電流を検出するZCD端子から入力された電圧と基準電圧Vth2とを比較して、その比較結果をワンショット回路5に出力する。
ワンショット回路5は、ローレベルからハイレベルに上がる信号が入力された場合には、ローレベルの信号をRSフリップフロップ9のセット端子Sに出力する。一方、ハイレベルからローレベルに下がる信号が入力された場合には、一定時間幅のパルス信号をRSフリップフロップ9のセット端子Sに出力する。
RSフリップフロップ9は、リセット端子R又はセット端子Sに入力された電圧に基づいて、出力端子Qについて、セット動作またはリセット動作を行う。ドライバ10は、例えば、トランジスタを用いたスイッチング回路から構成され、RSフリップフロップ9の出力端子Qの電圧に基づいて、スイッチング素子Q1,Q2をオン/オフ駆動する。
制御回路3は、上述した構成を有することにより臨界動作モードを実現し、リアクトルL1,L2の補助巻線L1b,L2bに生ずるフライバック電圧がゼロになるのを検出してスイッチング素子Q1,Q2をターンオンさせる。これにより、リアクトルL1,L2に蓄積したエネルギーをゼロ近辺まで放出させた時点で蓄積に転じてリアクトルL1,L2に対する高い利用率を維持するとともに、交流入力電流波形が交流入力電圧波形に追従した正弦波電流波形となり、力率を改善することができる。
特開平7−115774号公報
ここで、交流電源の交流入力電圧が100V等のように低い電圧である場合には、リアクトルL1,L2と、スイッチング素子Q1,Q2の寄生容量あるいはドレイン−ソース間に付加された共振コンデンサ(図示しない)とによって部分共振動作が行われ、高い効率を得ることができる。
しかしながら、自由振動の振幅がリアクトルL1,L2のインダクタンス値や共振コンデンサの容量あるいはスイッチング素子Q1,Q2の寄生容量により決まるため、交流入力電圧が200V等のように高い電圧である場合には、自由振動によるスイッチング素子の電圧がゼロまで下がらない場合があり、擬似共振動作が行われずにハードスイッチングとなる。
図10は、従来の力率改善回路の各部の動作を示す波形図である。図10に示すように、スイッチング素子の電圧がゼロまで下がりきらずにスイッチング素子Q1,Q2をターンオンすると、共振コンデンサ(あるいは寄生容量)のターンオン時の短絡電流によりスイッチング損失が増大し、高効率を得るのが困難という問題が生じる。さらに、臨界動作モードで動作する力率改善回路は、交流入力電圧が高い場合や軽負荷時においてスイッチング周波数が上昇するため、単位時間あたりのスイッチング損失はより増大することになる。
本発明は上述した従来技術の問題点を解決するもので、負荷の軽重や交流入力電圧の高低にかかわらず、高効率を得る力率改善回路を提供することを課題とする。
本発明に係る力率改善回路は、上記課題を解決するために、交流入力の電力エネルギーを蓄積するとともに、蓄積した電力エネルギーを放出するリアクトルと、2つのダイオードと2つのスイッチング素子とからなり、前記リアクトルによる電力エネルギーの蓄積と放出とを切り換える混合ブリッジ型スイッチ部と、前記リアクトルに流れる電流に応じて前記2つのスイッチング素子のオン制御を行うとともに、前記2つのスイッチング素子に流れる電流に応じて前記2つのスイッチング素子のオフ制御を行う制御部と、前記交流入力の電圧に応じて不連続動作モードと臨界動作モードとを切り換える動作モード切換部とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、負荷の軽重や交流入力電圧の高低にかかわらず、高効率を得る力率改善回路を提供することができる。
本発明の実施例1の形態の力率改善回路の構成を示す回路図である。 本発明の実施例1の形態の力率改善回路の動作を示す各部の波形図である。 本発明の実施例1の形態の力率改善回路における臨界動作モードと不連続動作モードとの動作モード切換を示す波形図である。 本発明の実施例1の形態の力率改善回路における動作モード切換を示す波形図の拡大図である。 本発明の実施例1の形態の力率改善回路の別の構成例を示す回路図である。 本発明の実施例1の形態の力率改善回路の別の構成例を示す回路図である。 本発明の実施例2の形態の力率改善回路の構成を示す回路図である。 本発明の実施例2の形態の力率改善回路の動作を示す各部の波形図である。 従来の臨界動作モードのブリッジ型力率改善回路の構成を示す回路図である。 従来の力率改善回路の動作を示す各部の波形図である。
以下、本発明の力率改善回路の実施の形態を、図面に基づいて詳細に説明する。
以下、本発明の実施例について図面を参照しながら説明する。まず、本実施の形態の構成を説明する。図1は、本発明の実施例1の力率改善回路の構成を示す回路図である。この力率改善回路は、図1に示すように、リアクトルL1,L2、スイッチング素子Q1,Q2、ダイオードD1〜D4、コンデンサC1〜C3、抵抗R1〜R7、半波整流回路1,2、制御回路3、及び動作モード切換部11により構成される。したがって、図9で説明した従来の力率改善回路と異なる点は、動作モード切換部11が新たに設けられている点である。なお、図1において、図9における構成要素と同一ないし均等のものは、前記と同一符号を以て示し、重複した説明を省略する。
リアクトルL1,L2は、交流入力(交流電源)の電力エネルギーを蓄積するとともに、蓄積した電力エネルギーをリアクトルL1,L2の主巻線L1a,L2aから出力電流として放出する。また、リアクトルL1,L2の補助巻線L1b,L2bは、図9に示す従来の力率改善回路と同様に、一端が接地されているとともに、他端が半波整流回路1に接続されている。
ダイオードD1,D2とスイッチング素子Q1,Q2とからなる混合ブリッジは、本発明の混合ブリッジ型スイッチ部に対応し、リアクトルL1,L2による電力エネルギーの蓄積と放出とを切り換える。
スイッチング素子Q1,Q2は、リアクトルL1,L2の主巻線L1a,L2aを介して供給される電圧を交流電源(ACinput)の周波数より高い周波数でスイッチングし、昇圧して出力するためのものである。本実施例において、スイッチング素子Q1,Q2は、FET(Field Effect Transistor)で構成されるものとするが、必ずしもこれに限らない。
また、抵抗R1,R2は、スイッチング素子Q1,Q2の各々に対して直列に接続され、スイッチング素子Q1,Q2に流れる電流を電圧に変換し、半波整流回路2およびCS端子を介して制御回路3内のコンパレータ8に出力する。
制御回路3は、本発明の制御部に対応し、リアクトルL1,L2の主巻線L1a,L2aに流れる電流に応じて2つのスイッチング素子Q1,Q2のオン制御を行うとともに、2つのスイッチング素子Q1,Q2に流れる電流に応じて2つのスイッチング素子Q1,Q2のオフ制御を行う。制御回路3の具体的な構成は、図9で説明した従来の力率改善回路と同様であるため、重複した説明を省略する。
動作モード切換部11は、本発明の動作モード切換部に対応し、交流入力の電圧(交流入力電圧)に応じて不連続動作モードと臨界動作モードとを切り換える。
具体的には、動作モード切換部11は、ダイオードD10,D11、抵抗R10〜R13、スイッチング素子Q10,Q11、コンデンサC10、及び電源Vccにより構成される。なお、電源Vccと抵抗R11とは、定電流電源に置き換えることも可能である。
動作モード切換部11は、交流入力の電圧が所定値以上である場合に制御回路3によるオン制御のタイミングを強制的に調節して2つのスイッチング素子Q1,Q2のオフ期間を固定とすることにより、力率改善回路を不連続動作モードで動作させる。
さらに、動作モード切換部11は、交流入力の電圧が所定値未満である場合に制御回路3に対する強制的なオン制御のタイミングの調節を解除して2つのスイッチング素子Q1,Q2のオフ期間を可変とすることにより、力率改善回路を臨界動作モードで動作させる。
ここで、コンデンサC10と抵抗R12とにより構成される時定数回路は、制御回路3によるオン制御のタイミングを所定時間遅らせる。この時定数回路の詳細な動作については後述する。
また、スイッチング素子Q10は、本発明の充放電部に対応し、2つのスイッチング素子Q1,Q2のオン期間にコンデンサC10を放電させるとともに、2つのスイッチング素子Q1,Q2のオフ期間にコンデンサC10を充電させる。本実施例において、スイッチング素子Q10は、NPN型のバイポーラ・トランジスタであり、抵抗R10を介して制御回路3のOUT端子がベースに接続されているため、スイッチング素子Q1,Q2のオン/オフ動作に同期してオン/オフ制御される。
また、抵抗R13とスイッチング素子Q11とにより構成される直列回路は、本発明の動作モード切換判断部に対応し、抵抗R12に対して並列に接続されている。スイッチング素子Q11は、本実施例においてPNP型のバイポーラ・トランジスタであり、MULT端子がベースに接続されているため、交流入力の電圧が所定値未満の場合にオンする構成となっている。
動作モード切換判断部は、交流入力の電圧が所定値以上である場合にスイッチング素子Q11がオフとなり、抵抗R12に生じた電圧をダイオードD11を介して制御回路3のリアクトルL1,L2の主巻線L1a,L2aに流れる電流を検出する端子(ZCD端子)に出力することにより、制御回路3によるオン制御のタイミングを強制的に調節して2つのスイッチング素子Q1,Q2のオフ期間を固定とし、力率改善回路を不連続動作モードで動作させる。
また、動作モード切換判断部は、交流入力の電圧が所定値未満である場合にスイッチング素子Q11がオンとなり、抵抗R12に生じた電圧が制御回路3(ZCD端子)に出力されるのを阻止することにより、2つのスイッチング素子Q1,Q2のオフ期間を可変として、力率改善回路を臨界動作モードで動作させる。
次に、上述のように構成された本実施の形態の作用を説明する。本実施例の力率改善回路において、動作モード切換部11以外の構成における動作は、従来の力率改善回路と同様であり、交流入力の電流(交流入力電流)が交流入力電圧波形に追従した正弦波電流波形となるように動作して、力率を改善する。
図9に示す従来の力率改善回路は、臨界動作モードで動作するものであるが、本実施例の力率改善回路は、動作モード切換部11を備えることにより、交流入力の電圧が高い場合に不連続動作モードで動作する。この場合の動作について説明する。
図2は、本実施例の力率改善回路の不連続動作モードによる動作を示す各部の波形図である。なお、図2に示す波形図は、交流入力のL相電圧が正である期間におけるものとする。また、図2において、力率改善回路の動作は、不連続動作モードの動作となる程度にL相電圧が高いものとする。ここで、交流入力のL相電圧が所定値以上であるため、MULT端子の電圧が高くなり、スイッチング素子Q11はオフに制御される。したがって、抵抗R12に生じた電圧は、ダイオードD11を介してZCD端子に出力される。
時刻tにおいて、制御回路3のOUT端子の信号がH(ハイ)レベルである場合に、2つのスイッチング素子Q1,Q2はオン制御される。その際に、スイッチング素子Q10もオン制御されるため、スイッチング素子Q10のコレクタ電圧は、L(ロー)レベルになる。すなわち、スイッチング素子Q10は、OUT端子信号に対する反転信号を出力する。
図2に示すように、リアクトルL1の主巻線L1aに流れる電流は、スイッチング素子Q1がオンの間に徐々に上昇する。それにつれてスイッチング素子Q1に流れる電流も上昇する。
制御回路3内のコンパレータ8は、抵抗R1に発生する電圧がマルチプライヤ7の出力電圧よりも高くなった場合にRSフリップフロップ9のリセット端子RにHレベルの信号を出力し、OUT端子の信号をLレベルにする(時刻t)。
OUT端子の信号レベルがLレベルになると、スイッチング素子Q1がオフするので、リアクトルL1に蓄積された電力エネルギーはリアクトルL1の主巻線L1aから出力電流として放出される。リアクトルL1の主巻線L1aに流れる電流は、徐々に低下する。
また、OUT端子の信号がLレベルになると、スイッチング素子Q10がオフ制御されるので、スイッチング素子Q10のコレクタ側には電源Vccによる電圧が発生する。これにより、時定数回路を構成する抵抗R12の両端に電圧が発生するので、抵抗R12は、ダイオードD11を介してZCD端子に電圧を出力する。また、これと同時にコンデンサC10に対する充電が開始される。
その後、コンデンサC10に電荷がたまるにつれて抵抗R12の両端の電圧は低下する。したがって、図2に示すように、ZCD端子に出力された電圧は、徐々に低下する。
臨界動作モードで動作する場合であれば、リアクトルL1,L2の主巻線L1a,L2aに流れる電流がゼロになると、制御回路3は、ZCD端子においてゼロ電流を検出し、OUT端子の信号をHレベルにして再びスイッチング素子Q1,Q2をオンさせる。しかしながら、本実施例の力率改善回路は、図2において、ZCD端子に加算された電圧により不連続動作モードで動作しており、時刻tにおいてリアクトルL1,L2の主巻線L1a,L2aに流れる電流がゼロになっても、ZCD端子の電圧がVth2以下にならないかぎりOUT端子の信号はLレベルに維持される。
コンデンサC10と抵抗R12とにより構成される時定数回路は、以上のようにして電圧をZCD端子に印加することにより、制御回路3によるオン制御のタイミングを所定時間遅らせ、オフ時間幅を固定とする。時刻tにおいて、ZCD端子の電圧がVth2以下になると、制御回路3は、再びHレベルの信号をOUT端子から出力し、スイッチング素子Q1,Q2,Q10をオンさせる。
スイッチング素子Q10がオンすることにより、コンデンサC10の放電が行われる。その際に、抵抗R12に並列接続されたダイオードD10は、コンデンサC10にたまった電荷を迅速に抜く効果を有する。
次に、臨界動作モードと不連続動作モードとの動作モード切換について説明する。図3は、本実施例の力率改善回路における臨界動作モードと不連続動作モードとの動作モード切換を示す波形図であり、交流入力のL相電圧が正の期間における波形である。また、図4は、図3に示す波形図の拡大図にZCD端子の電圧波形をさらに示した図である。
交流入力の電圧が低い場合には、図3の交流入力位相0〜θに示すようにMULT端子電圧が低いため、スイッチング素子Q11がオン制御される。したがって、抵抗R12の両端電圧が下がり、結果として動作モード切換判断部は、抵抗R12に生じた電圧が制御回路3に対して出力されるのを阻止する。すなわち、動作モード切換部11による制御回路3に対する強制的なオン制御のタイミングの調節が解除され、力率改善回路は、臨界動作モードで動作を行う。
したがって図3,4に示すように、リアクトルL1の主巻線L1aに流れる電流(L1a電流)がゼロ近傍に低下すると同時に、制御回路3は、ZCD端子の電圧がVth2未満に低下したのを検出して、OUT端子の信号をHレベルにしてスイッチング素子Q1,Q2をオンさせる。
また、交流入力の電圧が高くなると、図3に示すように位相θにおいてMULT端子電圧が所定値より高くなり、スイッチング素子Q11がオフ制御される。したがって、動作モード切換判断部は、抵抗R12に生じた電圧を制御回路3のZCD端子に出力することで、スイッチング素子Q1,Q2のオン制御のタイミングを強制的に調節し、オフ期間を固定にする。これにより、力率改善回路は、不連続動作モードで動作を行う。
したがって図3,4に示すように、リアクトルL1の主巻線L1aに流れる電流(L1a電流)が位相a2でゼロ近傍に低下してもZCD端子の電圧がVth2以上であるため、制御回路3は、OUT端子の信号をHレベルにせず、位相a3においてZCD端子の電圧がVth2未満に低下した場合にOUT端子の信号をHレベルにし、スイッチング素子Q1,Q2をオンさせる。
一般に、臨界動作モードにおけるスイッチングオン/オフ時間は、次式により表される。
Figure 2011019323
ここで、(1)式及び(2)式における各記号の示す意味は以下の通りである。ton:スイッチングオン時間(sec)。toff:スイッチングオフ時間(sec)。L:リアクトルのインダクタンス(H)。η:効率(0<η<1)。P:出力電力(w)。Vrms:交流入力電圧(V)。V:直流出力電圧(V)。θ:位相角(rad)。
したがって、従来の力率改善回路は、上述したように交流入力電圧の実効値Vrmsが大きいほどスイッチング周波数が上昇し、単位時間あたりのスイッチング損失が増大するという問題があった。
しかしながら、本実施例の力率改善回路は、抵抗R12、コンデンサC10で与えられる時定数により、スイッチングオフ時間を長くとることができるため、スイッチング周波数を低減することができ、損失を減らして高効率を得ることができる。
その後、位相角π−θにおいてMULT端子電圧が所定値より低くなると、スイッチング素子Q11はオン制御される。したがって、動作モード切換部11は、再び制御回路3に対する強制的なオン制御のタイミングの調節を解除し、力率改善回路の臨界動作モードによる動作を促す。
なお、図2、図3、図4において、交流入力のL相電圧が正の期間について説明したが、N相電圧が正の期間についての動作も同様であり、図中のL1a電流をL2a電流と考えればよい。
また、設計者は、抵抗R12,R13の調整により、交流入力の位相角θ、π−θにおける臨界動作モードと不連続動作モードとの切換を任意に設定することができ、最適な力率を得ることができる。
上述のとおり、本発明の実施例1の形態に係る力率改善回路によれば、少ない部品点数の追加により、交流入力電圧の高低にかかわらず、高効率を得ることができる。すなわち、本実施例の力率改善回路は、交流入力電圧が低い領域においては臨界動作モードで動作し、交流入力電圧が高い領域においてはスイッチング周波数が低減された不連続動作モードで動作するので、単位時間あたりの損失を減らして高効率を得ることができる。
さらに、交流入力電圧が高い領域では、スイッチング周波数が低減された不連続動作モードで動作することにより、過電流設定値を交流入力電圧が低い領域とほぼ同じの一定値にすることができる。すなわち、本発明の力率改善回路は、過電流設定値を交流入力電圧にかかわらず、ほぼ一定値にすることができる。
また、主回路に混合ブリッジを採用しているため、特許文献1に記載の電源装置と同様に、全波整流回路が不要で効率改善に資するという利点も有する。
なお、図5は、本実施例の力率改善回路の別の構成例を示す回路図である。図1に示す力率改善回路と異なる点は、L相とN相の両方にリアクトルL1,L2を設ける代わりに、N相にのみリアクトルL3を備えている点である。本発明の力率改善回路において、リアクトルは必ずしもL相とN相の両方に設けられる必要は無く、図5に示すようにN相にのみ設けてもよいし、L相にのみ設けてもよい。
図5に示す力率改善回路のリアクトルL3は、N相電圧の正負にかかわらずリアクトルに流れる電流を検出できるように補助巻線L3b,L3cが設けられているので、動作は図1に示す力率改善回路と同一である。
また、図1に示す力率改善回路と同一の効果を得られるのみならず、リアクトルが1つでよいため、低コスト化に資するという利点を有する。
さらに、図6に示すような構成の力率改善回路も実現可能である。この場合の力率改善回路は、図1の力率改善回路と同様にL相とN相の両方にリアクトルを備えているが、リアクトル自体はリアクトルL4を1つ設けるのみでよいため、図5に示す力率改善回路と同様に、コスト面において利点を有する。
図7は、本発明の実施例2の力率改善回路の構成を示す回路図である。実施例1の図1に示す力率改善回路と異なる点は、ダイオードD20,D21、コンパレータ12、及びコンデンサC4が新たに設けられている点である。
制御回路3内のエラーアンプ6は、出力電圧を検出するFB端子から入力された電圧と所定の基準電圧Vth1とを比較し、その誤差に応じた電圧を位相補償用に設けられたcomp端子とマルチプライヤ7とに出力する。
軽負荷時には、FB端子へ入力される電圧が大きくなるので、エラーアンプ6の出力レベルが下がり、comp端子の電圧が減少する。
したがって、本実施例の動作モード切換部11は、comp端子の電圧を検出することにより、軽負荷領域であるか否かを判断して動作モードを切り換える。言い換えると、動作モード切換部11は、交流入力電圧を検出するMULT端子電圧のみならず、さらに混合ブリッジ型スイッチ部の出力電力に応じて不連続動作モードと臨界動作モードとを切り換える。
具体的には、comp端子とグランドとの間にコンデンサC4が接続されている。また、comp端子は、コンパレータ12のマイナス側入力端子に接続されている。一方、コンパレータ12のプラス側入力端子はVth3の電圧源に接続されており、コンパレータ12の出力端子はダイオードD21を介してスイッチング素子Q11のベースに接続されている。
また、ダイオードD20は、スイッチング素子Q11とMULT端子との間に設けられている。ダイオードD20,D21を備えることにより、MULT端子とコンパレータ12の出力端子との間に電流が流れるのを防止するとともに、コンパレータ12の出力端子とMULT端子とのいずれの電圧にも応じてスイッチング素子Q11をオン/オフ制御させることができる。
動作モード切換部11は、混合ブリッジ型スイッチ部の出力電圧に基づく位相補償用信号のcomp端子電圧が所定値(Vth3)未満である場合に軽負荷であると判断して不連続動作モードの動作を選択するとともに、位相補償用信号のcomp端子電圧が所定値(Vth3)以上である場合に重負荷であると判断して臨界動作モードの動作を選択する。
すなわち、動作モード切換判断部は、comp端子電圧が所定値(Vth3)未満である場合にスイッチング素子Q11がオフとなり、抵抗R12に生じた電圧をダイオードD11を介して制御回路3のZCD端子に出力することにより、制御回路3によるオン制御のタイミングを強制的に調節して2つのスイッチング素子Q1,Q2のオフ期間を固定とし、力率改善回路を不連続動作モードで動作させる。
一方、動作モード切換判断部は、comp端子電圧が所定値(Vth3)以上である場合にスイッチング素子Q11がオンとなり、抵抗R12に生じた電圧が制御回路3のZCD端子に出力されるのを阻止することにより、2つのスイッチング素子Q1,Q2のオフ期間を可変として、力率改善回路を臨界動作モードで動作させる。
その他の構成は実施例1の図1に示す力率改善回路と同様であり、重複した説明を省略する。
次に、上述のように構成された本実施の形態の作用を説明する。本実施例の力率改善回路の動作は、基本的に実施例1の力率改善回路とほぼ同様である。実施例1の力率改善回路の動作と異なる点は、負荷の軽重に応じて動作モードが切り換わる点であるため、当該切換動作について説明する。
図8は、本実施例の力率改善回路において負荷の軽重に応じた動作を示す各部の波形図である。なお、図8に示す波形図は、交流入力のL相電圧が正である期間におけるものとする。なお、N相電圧が正の期間についての動作も同様であり、図中のL1a電流をL2a電流と考えればよい。
まず、軽負荷時には、FB端子に入力される電圧が大きくなるため、エラーアンプ6の出力レベルが下がり、comp端子の電圧も低いものとなる。comp端子電圧が所定値(Vth3)未満である場合には、コンパレータ12の出力端子に電圧が生じ、ダイオードD21に電流が流れない状態となる。その結果、スイッチング素子Q11がオフとなるので、抵抗R12に生じた電圧をダイオードD11を介して制御回路3のZCD端子に出力することにより、動作モード切換部11は、制御回路3によるオン制御のタイミングを強制的に調節して2つのスイッチング素子Q1,Q2のオフ期間を固定とし、力率改善回路を不連続動作モードで動作させる。
すなわち、動作モード切換部11は、混合ブリッジ型スイッチ部の出力電力に基づく位相補償用信号のcomp端子電圧が所定値(Vth3)未満である場合に、軽負荷であると判断して不連続動作モードの動作を選択する。
一方、重負荷時には、FB端子に入力される電圧が小さくなるため、エラーアンプ6の出力レベルが上がり、comp端子の電圧も高いものとなる。comp端子電圧が所定値(Vth3)以上である場合には、コンパレータ12の出力端子に電圧が生じないので、ダイオードD21が導通する。その結果、スイッチング素子Q11がオンとなるので、抵抗R12の両端電圧が下がり、動作モード切換部11による制御回路3に対する強制的なオン制御のタイミングの調節が解除され、力率改善回路は、臨界動作モードで動作を行う。
すなわち、動作モード切換部11は、混合ブリッジ型スイッチ部の出力電力に基づく位相補償用信号のcomp端子電圧が所定値(Vth3)以上である場合に、重負荷であると判断して臨界動作モードの動作を選択する。
なお、動作モード切換部11は、実施例1で説明したように交流入力電圧の高低にも応じて動作モードを切り換えるので、本実施例における動作としては、重負荷又は交流入力電圧が低い場合に臨界動作モードによる動作を選択し、軽負荷又は交流入力電圧が高い場合に不連続動作モードによる動作を選択するものとなる。
その他の作用は実施例1の図1に示す力率改善回路と同様であり、重複した説明を省略する。
上述のとおり、本発明の実施例2の形態に係る力率改善回路によれば、実施例1の効果に加え、少ない部品点数の追加により、負荷の軽重にかかわらず、高効率を得ることができる。すなわち、本実施例の力率改善回路は、中〜重負荷領域においては臨界動作モードで動作し、軽負荷領域においてはスイッチング周波数が低減された不連続動作モードで動作するので、全負荷領域において高効率を得ることができる。
また、動作モード切換部11は、交流入力電圧の高低と負荷の軽重との双方に対して適切な動作モードを選択するので、高効率を実現するために状況に応じたきめ細かな動作が可能になる。
本発明に係る力率改善回路は、交流入力を直流に変換して出力するスイッチング電源装置に使用される力率改善回路に利用可能である。
1,2 半波整流回路
3 制御回路
4 コンパレータ
5 ワンショット回路
6 エラーアンプ
7 マルチプライヤ
8 コンパレータ
9 RSフリップフロップ
10 ドライバ
11 動作モード切換部
12 コンパレータ
L1,L2,L3,L4 リアクトル
Q1,Q2,Q10,Q11 スイッチング素子
D1,D2,D3,D4,D10,D11,D20,D21 ダイオード
C1,C2,C3,C4,C10 コンデンサ
R1,R2,R3,R4,R5,R6,R7,R10,R11,R12,R13 抵抗

Claims (5)

  1. 交流入力の電力エネルギーを蓄積するとともに、蓄積した電力エネルギーを放出するリアクトルと、
    2つのダイオードと2つのスイッチング素子とからなり、前記リアクトルによる電力エネルギーの蓄積と放出とを切り換える混合ブリッジ型スイッチ部と、
    前記リアクトルに流れる電流に応じて前記2つのスイッチング素子のオン制御を行うとともに、前記2つのスイッチング素子に流れる電流に応じて前記2つのスイッチング素子のオフ制御を行う制御部と、
    前記交流入力の電圧に応じて不連続動作モードと臨界動作モードとを切り換える動作モード切換部と、
    を備えることを特徴とする力率改善回路。
  2. 前記動作モード切換部は、前記交流入力の電圧が所定値以上である場合に前記制御部によるオン制御のタイミングを強制的に調節して前記2つのスイッチング素子のオフ期間を固定とすることにより当該力率改善回路を不連続動作モードで動作させるとともに、前記交流入力の電圧が所定値未満である場合に前記制御部に対する強制的なオン制御のタイミングの調節を解除して前記2つのスイッチング素子のオフ期間を可変とすることにより当該力率改善回路を臨界動作モードで動作させることを特徴とする請求項1記載の力率改善回路。
  3. 前記動作モード切換部は、
    抵抗とコンデンサとからなり、前記制御部によるオン制御のタイミングを所定時間遅らせる時定数回路と、
    前記2つのスイッチング素子のオン期間に前記コンデンサを放電させるとともに、前記2つのスイッチング素子のオフ期間に前記コンデンサを充電させる充放電部と、
    前記交流入力の電圧が所定値以上である場合に前記抵抗に生じた電圧を前記制御部の前記リアクトルに流れる電流を検出する端子に出力するとともに、前記交流入力の電圧が所定値未満である場合に前記抵抗に生じた電圧が前記制御部に対して出力されるのを阻止する動作モード切換判断部と、
    を有することを特徴とする請求項1又は請求項2記載の力率改善回路。
  4. 前記動作モード切換部は、さらに前記混合ブリッジ型スイッチ部の出力電圧に応じて不連続動作モードと臨界動作モードとを切り換えることを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか1項記載の力率改善回路。
  5. 前記動作モード切換部は、前記混合ブリッジ型スイッチ部の出力電圧に基づく位相補償用信号の電圧が所定値未満である場合に軽負荷であると判断して不連続動作モードを選択するとともに、前記位相補償用信号の電圧が所定値以上である場合に重負荷であると判断して臨界動作モードを選択することを特徴とする請求項4記載の力率改善回路。
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