JP2011010468A - 電力変換回路の制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】高電圧システム内に搭載される感温ダイオードSDによって検出される温度に関する情報を低電圧システムに出力する際に、検出誤差が拡大すること。
【解決手段】モータジェネレータ10は、インバータIVを介して高電圧バッテリ12に接続されている。これらは、高電圧システムを構成するものである。インバータIVのパワースイッチング素子Swn付近には、その温度を検出する感温ダイオードSDが配置されている。感温ダイオードSDの出力信号は、CPU20に取り込まれ、デジタルデータに変換された後、低電圧システム内に存在するECU26に出力される。CPU20を高電圧システム内に搭載する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、電力変換回路を構成するパワースイッチング素子およびその温度を検出する温度検出手段が車載低電圧システムから絶縁された車載高電圧システムに備えられる車両システムに適用され、前記温度検出手段によって検出される温度に関する情報を前記低電圧システムに伝達する電力変換回路の制御装置に関する。
この種のシステムとしては、例えば下記特許文献1に見られるように、車載主機に接続されるインバータを構成するパワースイッチング素子の温度検出手段として、感温ダイオードを用いることが周知である。感温ダイオードは、その温度に応じて出力電圧を変化させるものであるため、出力電圧を温度の検出値として利用することができる。ただし、高電圧システム内に搭載される感温ダイオードの出力電圧をこれと絶縁された低電圧システムに出力する際には、これら両システム間を絶縁しつつ信号を伝達する手段を利用する必要が生じる。こうした手段として、例えばアイソレーションアンプを使用する場合のように感温ダイオードの出力するアナログ信号を直接伝達する手段を用いると、回路の複雑化を招いたりコストアップの要因となったりするという問題が生じる。そこで従来、こうした手段として、フォトカプラ等、2値的な信号を伝達する手段が利用されていた。
特開2006−344721号公報
ところで、上記フォトカプラ等を利用して感温ダイオードによる温度検出に関する情報を低電圧システムに伝達する際には、感温ダイオードの出力するアナログ信号を時比率によって温度情報を表現する2値信号(時比率信号)に変換する手段を要することとなり、この手段やフォトカプラ等によって温度検出誤差が拡大されるおそれがある。
なお、上記感温ダイオードに限らず、高電圧システム内に搭載される温度検出手段によって検出される温度に関する情報を低電圧システムに伝達するものにあっては、情報伝達過程で検出誤差が拡大するおそれのあるこうした実情も概ね共通したものとなっている。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、その目的は、高電圧システム内に搭載される温度検出手段によって検出される温度に関する情報を低電圧システムに伝達するものにあって、検出誤差の拡大を好適に抑制することのできる電力変換回路の制御装置を提供することにある。
以下、上記課題を解決するための手段、およびその作用効果について記載する。
請求項1記載の発明は、電力変換回路を構成するパワースイッチング素子およびその温度を検出する温度検出手段が車載低電圧システムから絶縁された車載高電圧システムに備えられる車両システムに適用され、前記温度検出手段によって検出される温度に関する情報を前記低電圧システムに出力する電力変換回路の制御装置において、前記高電圧システム内に、離散的な数値にて表現されるデータであるデジタルデータを処理する処理手段を備え、前記低電圧システム内に、前記デジタルデータを処理対象として且つ前記電力変換回路の状態を管理する機能を有する管理手段を備え、前記処理手段は、前記温度検出手段の出力信号を取り込み、該出力信号によって表現される温度情報に対応したデジタルデータを前記管理手段に出力することを特徴とする。
デジタルデータを高電圧システムから低電圧システムに伝達させる際には、データに誤差が生じることはない。上記発明では、この点に鑑み、処理手段を高電圧システムに搭載することで、温度検出手段の検出に基づく温度情報を高電圧システム内でデジタルデータに加工する。これにより、検出誤差の拡大を好適に抑制することができる。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明において、前記処理手段は、前記温度検出手段の出力するアナログ信号を前記デジタルデータに変換するアナログデジタル変換手段を備えて且つ、該変換されたデジタルデータを前記管理手段に出力することを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項1又は2記載の発明において、前記電力変換回路は、高電位側のパワースイッチング素子および低電位側のパワースイッチング素子からなる一対のパワースイッチング素子の直列接続体が複数並列接続された回路を備えるものであり、前記温度検出手段の検出対象は、前記低電位側のパワースイッチング素子であり、前記処理手段は、前記低電位側のパワースイッチング素子の出力端子の電位を基準電位とするものであることを特徴とする。
温度検出手段は、通常、温度検出対象とするパワースイッチング素子の出力端子に接続されている。一方、上記低電位側のパワースイッチング素子は、いずれもその出力端子の電位が等しい。このため、処理手段が低電位側のパワースイッチング素子の出力端子の電位を基準電位とすることで、低電位側のパワースイッチング素子については、温度検出情報を処理手段によって簡易に取得することができる。
請求項4記載の発明は、請求項1〜3のいずれか1項に記載の発明において、前記処理手段は、前記電力変換回路を操作する操作信号を生成して出力するものであることを特徴とする。
上記発明が請求項3記載の発明特定事項を有する場合、低電位側のパワースイッチング素子に、絶縁手段を介すことなく操作信号を伝達させることができる。
請求項5記載の発明は、請求項4記載の発明において、前記電力変換回路は、車載主機としての多相回転機に接続されるものであり、前記管理手段は、前記多相回転機の制御量の指令値を前記処理手段に出力するものであり、前記処理手段は、前記制御量の指令値に基づき前記電力変換回路を操作する操作信号を生成して出力するものであることを特徴とする。
上記発明が請求項3記載の発明特定事項を有する場合、低電位側のパワースイッチング素子と処理手段との間に絶縁手段を備えることなく、処理手段によってこれらパワースイッチング素子を操作することができる。
請求項6記載の発明は、請求項4記載の発明において、前記電力変換回路は、入力電圧を変換して出力するコンバータを備え、前記管理手段は、前記コンバータの出力電圧の指令値を前記処理手段に出力するものであり、前記処理手段は、前記出力電圧の指令値に基づき前記コンバータを操作する操作信号を生成して出力するものであることを特徴とする。
請求項7記載の発明は、請求項3記載の発明において、前記処理手段は、前記高電位側のパワースイッチング素子の出力端子および前記低電位側のパワースイッチング素子の出力端子のそれぞれと同電位となる導電領域が形成された基板と、前記処理手段が実装される基板とが別基板とされる多層基板上に搭載されて且つ、前記処理手段は、前記低電位側のパワースイッチング素子の出力端子と同電位となる導電領域に接続されることで該導電領域の電位を基準電位として用いるものであり、前記温度検出手段は、一対の端子間の電圧を出力信号とするものであって且つ、該一対の端子のうちの一方が前記低電位側のパワースイッチング素子の出力端子と同電位となる導電領域を介して前記処理手段に接続されていることを特徴とする。
電気経路に電流が流れると、この電流による電圧降下が生じるために電気経路に電位差が生じる。一方、上記多層基板を用いると、導電領域の面積を大きくすることができる。そして、導電領域は、その抵抗値が小さくまた電流密度も小さくなるため、電位差を生じにくい。上記発明では、この点に鑑み、導電領域を介して温度検出手段と処理手段とを接続することで、処理手段の基準とする電位と、温度検出手段の基準とする電位との電位差を好適に抑制することができる。
請求項8記載の発明は、請求項1〜7のいずれか1項に記載の発明において、前記温度検出手段の一対の端子のそれぞれを前記処理手段の一対の端子のそれぞれに接続する配線が互いに平行に配置されていることを特徴とする。
上記発明では、一対の配線を平行に配置することで、温度検出手段の一対の端子等にコモンモードノイズが重畳した場合に、その影響を好適に低減することができる。
なお、上記発明が上記請求項7記載の多層基板を備える場合、前記一対の端子のうちの基準電位に対応する側と前記処理手段とは、前記導電領域との接続箇所を共通とすることを特徴としてもよい。
請求項9記載の発明は、請求項1〜8のいずれか1項に記載の発明において、前記温度検出手段は、一対の端子間の電圧を出力信号とするものであり、前記一対の端子に接続された差動増幅回路を更に備え、前記差動増幅回路の出力端子が前記処理手段に接続されていることを特徴とする。
上記発明では、温度検出手段の一対の端子等にコモンモードノイズが重畳したとしても、差動増幅回路によってそれを相殺することが可能となる。
請求項10記載の発明は、請求項1〜9のいずれか1項に記載の発明において、前記電力変換回路は、複数のパワースイッチング素子を備え、前記温度検出手段は、前記複数のパワースイッチング素子のうちの温度が高くなると想定されるものを温度検出対象とすることを特徴とする。
パワースイッチング素子の温度情報の用途は、通常、過度の高温となっていないか否かの判断にある。このため、複数のパワースイッチング素子を備えるものである場合、高温となると想定されるものを温度検出対象とすることで、温度検出対象の数を低減しつつも適切な温度管理を行うことができる。
請求項11記載の発明は、請求項10記載の発明において、前記複数のパワースイッチング素子を冷却水にて冷却する冷却手段を更に備え、前記温度検出手段の検出対象となるパワースイッチング素子は、前記冷却水の流動方向下流側に配置されるものであることを特徴とする。
冷却水の流動方向下流側は、上流側よりも温度が高くなると考えられるため、下流側に配置されるパワースイッチング素子の温度は、上流側に配置されるものよりも温度が高くなると考えられる。
第1の実施形態にかかるシステム構成を示す図。 同実施形態にかかるパワースイッチング素子の冷却装置を示す斜視図。 同実施形態にかかる温度検出信号の伝播経路の回路構成を示す回路図。 同実施形態にかかる温度検出信号の伝播経路の構造を示す斜視図。 従来のシステム構成を示す図。 上記実施形態の効果を示す図。 第2の実施形態にかかる温度検出信号の伝播経路の構造を示す斜視図。 第3の実施形態にかかる温度検出信号の伝播経路の回路構成を示す回路図。 上記各実施形態の変形例を示す図。 上記各実施形態の変形例の回路構成を示す回路図。 上記各実施形態の変形例における温度検出信号の伝播経路の構造を示す斜視図。
(第1の実施形態)
以下、本発明にかかる電力変換回路の制御装置をハイブリッド車に適用した第1の実施形態について、図面を参照しつつ説明する。
図1に、本実施形態にかかるシステム構成を示す。
図示されるように、車載主機としてのモータジェネレータ10は、インバータIVを介して高電圧バッテリ12に接続されている。インバータIVは、高電位側のパワースイッチング素子Swpおよび低電位側のパワースイッチング素子Swnの直列接続体が3つ並列接続されて構成されている。そして、これら各パワースイッチング素子Swpおよびパワースイッチング素子Swnの接続点が、モータジェネレータ10の各相にそれぞれ接続されている。また、上記高電位側のパワースイッチング素子Swpおよび低電位側のパワースイッチング素子Swnのそれぞれの入出力端子間(コレクタおよびエミッタ間)には、高電位側のフリーホイールダイオードFDpおよび低電位側のフリーホイールダイオードFDnのカソードおよびアノードが接続されている。
上記インバータIVを構成するパワースイッチング素子Swp,Swnの導通制御端子(ゲート)には、いずれもドライバユニットDUが接続されている。これら各ドライバユニットDUは、駆動対象のエミッタを基準電位として動作するものである。ドライバユニットDUは、高電圧バッテリ12の負極電位を基準電位として動作する中央処理装置(CPU20)に接続されている。ちなみに、高電位側のパワースイッチング素子SwpのドライバユニットDUとCPU20とは、インターフェース22を介して接続されている。インターフェース22は、フォトカプラ等によって構成されるものであり、高電位側のパワースイッチング素子SwpのドライバユニットDUとCPU20とを絶縁しつつも信号の伝達を可能とする絶縁手段である。
CPU20は、離散的な数値にて表現されるデータであるデジタルデータを演算対象とする処理手段である。ただし、CPU20は、外部からアナログ信号が入力される場合、これを処理可能なデジタルデータに変換するためのアナログデジタル変換器(A/D変換器20a)を備えている。CPU20は、図示しない各種センサの検出値等に基づき、インバータIVのU相、V相、およびW相のそれぞれについてのパワースイッチング素子Swpを操作する操作信号gup,gvp,gwpと、パワースイッチング素子Swnを操作する操作信号gun,gvn,gwnとを生成し出力する。これにより、パワースイッチング素子Swp,Swnが、ドライバユニットDUを介してCPU20により操作される。
上記操作信号gup,gvp,gwp、gun,gvn,gwnは、電子制御装置(ECU26)から出力される要求トルクに基づき生成される。ECU26は、高電圧バッテリ12を備えて構成される高電圧システムから絶縁された低電圧システムを構成するものであり、車体を基準電位(グランド電位)としつつ動作するものである。ECU26は、車載補機の電源となる低電圧バッテリ28を電源とする。なお、車載高電圧システムと車載低電圧システムとは絶縁する必要があるため、ECU26およびCPU20間の通信は、上記インターフェース22と同様のインターフェース24を介して行われる。
上記パワースイッチング素子Swp,Swnは、大電流が流れることに起因して高温となる。そして、パワースイッチング素子Swp,Swnの温度が過度に高くなる場合には、その信頼性の低下が懸念される。このため、パワースイッチング素子Swp,Swnは、図2に示されるように、冷却装置30にて冷却されている。図2は、パワースイッチング素子Swp,Swnのそれぞれが収容されるパワーカードPCが冷却装置30内に配置されていることを示している。ここで、冷却装置30は、流入口32から流入した冷却水が冷却通路36を介して流出口34から流出する構造を有しており、各一対の冷却通路36にはさまれるようにしてパワーカードPCが配置されている。特に、高電位側のパワースイッチング素子Swpを収容するパワーカードPCは、冷却装置30の上流側(冷却水の流入口32側)に配置され、これに隣接するようにして低電位側のパワースイッチング素子Swnを収容するパワーカードPCが冷却装置30の下流側(冷却水の流出口34側)に配置されている。
上記パワーカードPCには、パワースイッチング素子Swp,Swnの温度を検出するための感温ダイオードSD(図1)も収容されている。ここで、低電位側のパワースイッチング素子Swn付近に配置された感温ダイオードSDは、図1に示されるように、パワースイッチング素子Swnの温度を検出する手段である。一方、パワースイッチング素子Swp付近に配置される感温ダイオードSDは、本実施形態では、温度検出に利用されない。ここでは、パワースイッチング素子、フリーホイールダイオードFDおよび感温ダイオードSDが1パッケージ化されたパワーカードPCを想定しているため、高電位側のパワースイッチング素子Swp付近にも感温ダイオードSDが配置されることとなっている。
ここで、低電位側のパワースイッチング素子Swnの温度を検出対象とするのは、インバータIVの冷却装置30内での配置から、インバータIVを構成するパワースイッチング素子Swp、Swnの中で低電位側のパワースイッチング素子Swnの温度が特に高くなると考えられるためである。
上記低電位側のパワースイッチング素子Swnのそれぞれの温度を検出する各感温ダイオードSDによる温度検出信号(アナログ信号)は、CPU20に出力される。CPU20は、A/D変換器20aによって温度検出信号をデジタルデータに変換した後、このデジタルデータを、ECU26に出力する。ECU26では、パワースイッチング素子Swnの温度情報に基づき、要求トルクを制限する処理等を行う。
図3に、本実施形態にかかる感温ダイオードSDとCPU20との間の温度検出信号の伝達経路を示す。図示されるように、パワースイッチング素子SwnのドライバユニットDUは、電源42を給電手段とする定電流源40を備え、定電流源40の出力電流を感温ダイオードSDに入力すべく、定電流源40の出力端子と感温ダイオードSDのアノードとが接続されている。また、感温ダイオードSDのアノード側は、CPU20に接続されている。一方、感温ダイオードSDのカソード側は、CPU20と同様、パワースイッチング素子Swnの出力端子(エミッタ端子)と同電位とされている。これにより、CPU20では、感温ダイオードSDのアノードおよびカソード間の電圧を検出することができ、ひいては感温ダイオードSDによって検出される温度に関する情報を取得することができる。
図4に、感温ダイオードSDとCPU20との実際の接続態様を示す。
図示されるように、本実施形態では、CPU20が多層基板50に搭載されている。多層基板50は、複数の基板のそれぞれに、半導体装置や、配線、電極等が形成または搭載されたものである。特に、多層基板50は、グランド層52と、実装層56とを備えている。ここで、グランド層52は、パワースイッチング素子Swp,Swnの出力端子(エミッタ端子)側の電位となる導電領域が形成される層であり、図では、低電位側のパワースイッチング素子Swnのエミッタ電位となる導電領域53と、U相の高電位側のパワースイッチング素子Swpのエミッタ電位となる導電領域54とが示されている。なお、実際には、このグランド層52には、V,W相のそれぞれの高電位側のパワースイッチング素子Swpのエミッタ電位となる導電領域も形成されている。一方、実装層56は、CPU20等が搭載される層であり、その表面には、CPU20と他の電子機器とを接続するための配線が形成されている。なお、CPU20は、多層基板50の実装層56を貫通する配線(ビアコンタクトVc)を介して導電領域53に接続されている。これにより、CPU20は、導電領域53の電位を基準電位として動作することとなる。
上記パワーカードPCに搭載される感温ダイオードSDのアノードは、プラス配線Lpを介して多層基板50に接続されている。詳しくは、実装層56に形成された配線57を介してCPU20の入力端子に接続されている。一方、感温ダイオードSDのカソードは、マイナス配線Lmを介して多層基板50に接続されている。詳しくは、多層基板50の実装層56を貫通する配線(ビアコンタクトVc)を介して導電領域53に接続されている。
このため、感温ダイオードSDのカソード側とCPU20とは、導電領域53を介して接続されている。この導電領域53は、実装層56に形成される配線と比較してその電流の流路面積が大きく、抵抗値が小さくなっている。これにより、感温ダイオードSDとCPU20とのそれぞれの基準電位間の差が十分に抑制される。したがって、CPU20では感温ダイオードSDの一対の入力端子間の電圧を高精度に検出することができる。
さらに、このCPU20を高電圧システム内に配置することで、図5に示す従来例と比較して、感温ダイオードSDを用いた温度検出の精度を高めることが可能となる。図5に示す例は、CPU20を低電圧システムに配置したものである。
図6に、本実施形態および上記従来例における感温ダイオードSDとCPU20との間の信号伝達経路を示す。詳しくは、図6(a)に、本実施形態の信号伝達経路を示し、図6(b)に、従来例1の信号伝達経路を示し、図6(c)に、従来例2の信号伝達経路を示す。
ここで、従来例1および従来例2は、ともに、感温ダイオードSDの出力信号(温度検出信号)をインターフェース22(フォトカプラ)を介してCPU20に出力する例であるため、PWM信号生成器36によって、温度検出信号が論理「H」および論理「L」の2値的な信号に変換される。PWM信号生成器36の出力信号は、論理「H」および論理「L」の1周期に対する論理「H」の期間の比率(時比率)が温度情報を表現する信号である。この比率は、感温ダイオードSDの出力信号の電圧値と同様、アナログ値となっている。なお、従来例1および従来例2の相違点は、CPU20が上記時比率を直接検出するためのタイマ20bを備えるか、A/D変換器20aを備えるかにある。A/D変換器20aを備える従来例2では、時比率信号を、一旦、アナログの電圧信号に変換するための周波数電圧変換器38を備えている。
図6(d)に、これら図6(a)〜図6(c)の各構成における温度検出誤差を示す。従来例1,2の場合、時比率信号を生成する際に生じる検出信号の誤差や、フォトカプラ(インターフェース22)を介して信号を伝達させる際の誤差、更には、周波数電圧変換器38による変換誤差等があるため、本実施形態の場合と比較して誤差が拡大する。これに対し、本実施形態では、CPU20と感温ダイオードSDとの間にこうした部材を備えないため、CPU20によって最終的に認識される温度情報を高精度なものとすることができる。ちなみに、CPU20からECU26へと温度情報を伝達する際には、伝送対象がデジタルデータであるため、温度検出誤差は生じない。
以上詳述した本実施形態によれば、以下の効果が得られるようになる。
(1)CPU20を高電圧システムに搭載し、CPU20により感温ダイオードSDの出力するアナログ信号をデジタルデータに変換して低電圧システムに出力した。これにより、感温ダイオードSDを用いた温度の検出誤差の拡大を好適に抑制することができる。
(2)低電位側のパワースイッチング素子Swnの温度を検出対象とした。この場合、低電位側のパワースイッチング素子Swnの出力端子が全て同電位であることから、絶縁手段を介すことなく、全相について、低電位側のパワースイッチング素子Swnの温度を検出することができる。
(3)CPU20によって、パワースイッチング素子Swnの操作信号を生成するようにした。これにより、CPU20からパワースイッチング素子Swnへと絶縁手段を介すことなく操作信号を出力することができる。
(4)CPU20の端子のうち基準電位を取り込む端子と、感温ダイオードSDのカソードとを、導電領域53を介して接続した。これにより、感温ダイオードSDの基準電位とCPU20の基準電位を互いに同一とすることができる。
(5)複数のパワースイッチング素子Swp,Swnのうちの温度が高くなると想定されるもの(パワースイッチング素子Swn)を温度検出対象とした。これにより、温度検出対象の数を低減しつつも適切な温度管理を行うことができる。
(6)冷却水の流動方向下流側にパワースイッチング素子Swnを配置し、これを温度検出対象とした。これにより、低電位側のパワースイッチング素子Swnの温度が高くなると想定されるため、これを温度検出対象とすることで適切な温度管理をすることができ、また、CPU20と間で絶縁手段を必要とする通信線の数を低減することもできる。
(第2の実施形態)
以下、第2の実施形態について、先の第1の実施形態との相違点を中心に図面を参照しつつ説明する。
図7に、本実施形態にかかる感温ダイオードSDとCPU20との実際の接続態様を示す。なお、図7において、先の図4に示した部材に対応する部材については、便宜上同一の符号を付している。
図示されるように、感温ダイオードSDのカソードとCPU20とを接続するプラス配線Lpおよび配線57と、感温ダイオードSDのアノードとCPU20とを接続するマイナス配線Lmおよび配線58とは、互いに平行に配置されている。詳しくは、配線58は、CPU20と導電領域53との接続箇所に接続されている。このため、CPU20と感温ダイオードSDのアノードとの間の電位差は無視しえる。さらに、プラス配線Lpおよび配線57と、マイナス配線Lmおよび配線58とが平行となるため、これらの配線長は略等しい。このため、感温ダイオードSDのアノードおよびカソードのそれぞれとCPU20とを接続する電気経路にコモンモードノイズが重畳したとしても、CPU20によってこれら一対の電気経路間の電位差を検出する際には、このノイズの影響は相殺される。
以上説明した本実施形態によれば、先の第1の実施形態の上記効果に準じた効果に加えて、更に以下の効果が得られるようになる。
(7)感温ダイオードSDと多層基板50とを接続する一対の配線(プラス配線Lpおよび配線57,マイナス配線Lmおよび配線58)を平行に配置した。これにより、これらに重畳するコモンモードノイズの影響を好適に抑制することができる。
(第3の実施形態)
以下、第3の実施形態について、先の第2の実施形態との相違点を中心に図面を参照しつつ説明する。
図8に、本実施形態にかかる感温ダイオードSDとCPU20との間の温度検出信号の伝達経路を示す。なお、図8において、先の図3と同一の部材については、便宜上、同一の符号を付している。
本実施形態では、感温ダイオードSDのアノードおよびカソード間の電圧を差動増幅回路60を介してCPU20に入力する。ここで、差動増幅回路60は、オペアンプ62を備え、その非反転入力端子および反転入力端子に抵抗体64,66がそれぞれ接続されて且つ、反転入力端子と出力端子とが抵抗体68によって接続されたものである。ここで、本実施形態では、感温ダイオードSDのカソード側を反転入力端子に接続して且つ、アノード側に接続される端子である非反転入力端子を抵抗体69を介してパワースイッチング素子Swnのエミッタに接続する。この抵抗体69は、ノイズに対する耐性を高めるために設けられたものである。
上記差動増幅回路60は、一対の入力端子間の電位差に応じた信号を出力するため、一対の入力端子に重畳する同位相のノイズ(コモンモードノイズ)を好適に除去することができる。ちなみに、差動増幅回路60は、先の図7に示した多層基板50において実装層56に搭載される。ここで、抵抗体64,66のそれぞれに、先の図7に示した配線57,58を接続することが望ましい。
以上説明した本実施形態によれば、先の第2の実施形態の上記効果に準じた効果に加えて、更に以下の効果が得られるようになる。
(8)感温ダイオードSDのアノードおよびカソードを差動増幅回路60の一対の入力端子に接続し、差動増幅回路60の出力信号をCPU20に出力するようにした。これにより、感温ダイオードのアノードおよびカソードと差動増幅回路60の一対の端子とを接続する一対の電気経路にコモンモードノイズが重畳したとしても、これを好適に相殺することができる。
(その他の実施形態)
なお、上記各実施形態は、以下のように変更して実施してもよい。
・上記各実施形態では、下側アームのパワースイッチング素子Swnの温度の全てを温度検出対象としたが、これに限らない。例えばそのうちの1つのみであってもよい。この場合、例えば、冷却水の流出口34から最も離間した位置に配置されるパワースイッチング素子Swnの温度が最も高くなりやすいと考えられるため、この温度を検出対象としてもよい。もっとも、流出口34から最も離間した位置に配置されるものよりも、両側を一対のパワースイッチング素子に挟まれたパワースイッチング素子の方が温度が最も高くなりやすいと考えられる設定であるなら、この温度を検出対象とすることも勿論可能である。
・ハイブリッド車としては、モータジェネレータ10を1つのみ備えるものに限らない。例えば図9に2つのモータジェネレータ(モータジェネレータ10a,10b)を備えるものを例示するように、複数のモータジェネレータを備えるものであってもよい。なお、図9には、電力変換回路として、モータジェネレータ10aに接続されるインバータIV1とモータジェネレータ10bに接続されるインバータIV2とに加えて、高電圧バッテリ12の電圧を昇圧するコンバータCVを備える構成を例示した。なお、これらインバータIV1,IV2やコンバータCVは、いずれも高電位側のパワースイッチング素子Swpと低電位側のパワースイッチング素子Swnとの直列接続体を備えるものである。このため、低電位側のパワースイッチング素子Swnの出力端子の電位は、いずれも高電圧バッテリ12の負極電位に等しい。このため、これら低電位側のパワースイッチング素子Swnの全てを温度検出対象とすることが可能である。
なお、上記構成において、インバータIV1,IV2のパワースイッチング素子の操作信号と、コンバータCVのパワースイッチング素子の操作信号との双方が、高電圧システム内に搭載されるCPU20によって生成されるものとする構成に限らない。例えば、コンバータCVの操作信号のみが、高電圧システム内に搭載されるCPU20によって生成される構成であってもよい。この場合であっても、高電圧システム内のパワースイッチング素子の温度検出処理に高電圧システム内に搭載されるCPU20を利用することで、温度検出精度を向上させることはできる。
・上記各実施形態では、低電位側のパワースイッチング素子Swnを温度検出対象としたがこれに限らない。例えば、高電位側のパワースイッチング素子Swpのいずれか1つを温度検出対象として且つ、このパワースイッチング素子Swpの出力端子の電位や入力端子の電位をCPU20の基準電位としてもよい。もっとも、高電位側のパワースイッチング素子Swpを温度検出対象とする場合であっても、このパワースイッチング素子Swpの入力端子や出力端子の電位をCPU20の基準電位とすることは必須ではない。例えば、図10に示されるように、高電位側のパワースイッチング素子Swpの温度を検出する感温ダイオードSDのカソード電位とCPU20の基準電位とを、低電位側のパワースイッチング素子Swnのエミッタ電位としてもよい。ただし、この場合、パワースイッチング素子Swpとその温度を検出する感温ダイオードとの絶縁性を確保する必要がある。
・多層基板50の構造としては、先の図4に例示したものに限らない。例えば、図11に示すように、各相のパワースイッチング素子Swnのエミッタ電位とするための導電領域を分離してもよい。図11には、U相のパワースイッチング素子Swnのエミッタに接続される導電領域53aと、V相のパワースイッチング素子Swnのエミッタに接続される導電領域53bとが分離されている例を示した。これにより、パワースイッチング素子Swnの出力端子からの出力電流が導電領域を流れる事態を好適に回避することができる。
・高電位側のパワースイッチング素子Swpを駆動するドライバユニットDUと低電位側のパワースイッチング素子Swnを駆動するドライバユニットDUを高耐圧集積回路(HVIC)にて一体形成してもよい。この場合、CPU20とドライバユニットDUとの間にフォトカプラを設けることなく、インバータIVを構成するパワースイッチング素子Swp,Swnの全てをCPU20の操作信号によって駆動することも可能となる。
・温度検出手段としては、感温ダイオードに限らず、例えば、バイポーラトランジスタのベースおよびエミッタ間や、MOS型電界効果トランジスタのソースおよびドレイン間のようなPN接合の温度特性を利用する手段であってもよい。例えば、MOS型電界効果トランジスタを用いる場合、そのソースおよびドレイン間に同一の電流を流す場合におけるソースおよびドレイン間の電圧が温度依存性を有することに鑑み、ソースおよびドレイン間の電圧を温度検出信号として利用すればよい。また、例えば、熱電対であってもよい。
・電力変換回路としては、インバータや上記コンバータCVに限らず、高電圧バッテリ12の電圧を降圧して低電圧バッテリ28に出力するDCDCコンバータであってもよい。
・電力変換回路としては、ハイブリッド車に搭載されるものに限らず、例えば、電気自動車や燃料電池車に搭載されるものであってもよい。
・上記各実施形態では、高電位側のパワースイッチング素子Swpを搭載するパワーカードPCと低電位側のパワースイッチング素子Swnを搭載するパワーカードPCとの双方に感温ダイオードSDを搭載したが、これに限らず、温度検出対象となるパワースイッチング素子の搭載されるものにのみ感温ダイオードSDを搭載してもよい。
・その他、例えばCPU20を搭載する基板としては、多層基板に限らない。また、パワースイッチング素子としては、IGBTに限らず、例えばパワーMOSFETや、バイポーラトランジスタ等であってもよい。さらに、高電圧システム内のCPU20を、低電圧システム内のECU26内に収容してもよい。
10…モータジェネレータ、12…高電圧バッテリ、20…CPU(処理手段の一実施形態)、26…ECU(管理手段の一実施形態)、28…低電圧バッテリ、Swp,Swn…パワースイッチング素子、SD…感温ダイオード。

Claims (11)

  1. 電力変換回路を構成するパワースイッチング素子およびその温度を検出する温度検出手段が車載低電圧システムから絶縁された車載高電圧システムに備えられる車両システムに適用され、前記温度検出手段によって検出される温度に関する情報を前記低電圧システムに伝達する電力変換回路の制御装置において、
    前記高電圧システム内に、離散的な数値にて表現されるデータであるデジタルデータを処理する処理手段を備え、
    前記低電圧システム内に、前記デジタルデータを処理対象として且つ前記電力変換回路の状態を管理する機能を有する管理手段を備え、
    前記処理手段は、前記温度検出手段の出力信号を取り込み、該出力信号によって表現される温度情報に対応したデジタルデータを前記管理手段に出力する処理を行うことを特徴とする電力変換回路の制御装置。
  2. 前記処理手段は、前記温度検出手段の出力するアナログ信号を前記デジタルデータに変換するアナログデジタル変換手段を備えて且つ、該変換されたデジタルデータを前記管理手段に出力することを特徴とする請求項1記載の電力変換回路の制御装置。
  3. 前記電力変換回路は、高電位側のパワースイッチング素子および低電位側のパワースイッチング素子からなる一対のパワースイッチング素子の直列接続体が複数並列接続された回路を備えるものであり、
    前記温度検出手段の検出対象は、前記低電位側のパワースイッチング素子であり、
    前記処理手段は、前記低電位側のパワースイッチング素子の出力端子の電位を基準電位とするものであることを特徴とする請求項1又は2記載の電力変換回路の制御装置。
  4. 前記処理手段は、前記電力変換回路を操作する操作信号を生成して出力するものであることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の電力変換回路の制御装置。
  5. 前記電力変換回路は、車載主機としての多相回転機に接続されるものであり、
    前記管理手段は、前記多相回転機の制御量の指令値を前記処理手段に出力するものであり、
    前記処理手段は、前記制御量の指令値に基づき前記電力変換回路を操作する操作信号を生成して出力するものであることを特徴とする請求項4記載の電力変換回路の制御装置。
  6. 前記電力変換回路は、入力電圧を変換して出力するコンバータを備え、
    前記管理手段は、前記コンバータの出力電圧の指令値を前記処理手段に出力するものであり、
    前記処理手段は、前記出力電圧の指令値に基づき前記コンバータを操作する操作信号を生成して出力するものであることを特徴とする請求項4記載の電力変換回路の制御装置。
  7. 前記処理手段は、前記高電位側のパワースイッチング素子の出力端子および前記低電位側のパワースイッチング素子の出力端子のそれぞれと同電位となる導電領域が形成された基板と、前記処理手段が実装される基板とが別基板とされる多層基板上に搭載されて且つ、前記処理手段は、前記低電位側のパワースイッチング素子の出力端子と同電位となる導電領域に接続されることで該導電領域の電位を基準電位として用いるものであり、
    前記温度検出手段は、一対の端子間の電圧を出力信号とするものであって且つ、該一対の端子のうちの一方が前記低電位側のパワースイッチング素子の出力端子と同電位となる導電領域を介して前記処理手段に接続されていることを特徴とする請求項3記載の電力変換回路の制御装置。
  8. 前記温度検出手段の一対の端子のそれぞれを前記処理手段の一対の端子のそれぞれに接続する配線が互いに平行に配置されていることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の電力変換回路の制御装置。
  9. 前記温度検出手段は、一対の端子間の電圧を出力信号とするものであり、
    前記一対の端子に接続された差動増幅回路を更に備え、
    前記差動増幅回路の出力端子が前記処理手段に接続されていることを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の電力変換回路の制御装置。
  10. 前記電力変換回路は、複数のパワースイッチング素子を備え、
    前記温度検出手段は、前記複数のパワースイッチング素子のうちの温度が高くなると想定されるものを温度検出対象とすることを特徴とする請求項1〜9のいずれか1項に記載の電力変換回路の制御装置。
  11. 前記複数のパワースイッチング素子を冷却水にて冷却する冷却手段を更に備え、
    前記温度検出手段の検出対象となるパワースイッチング素子は、前記冷却水の流動方向下流側に配置されるものであることを特徴とする請求項10記載の電力変換回路の制御装置。
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