JP2011003195A - XMLデータをkey−valueデータ構造に格納する際にノード順序を保持する方法及び構造 - Google Patents
XMLデータをkey−valueデータ構造に格納する際にノード順序を保持する方法及び構造 Download PDFInfo
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Abstract
【課題】印刷システム内で処理可能なプログラミング言語によりJDFジョブチケットと関連する印刷データとを正確かつ効率的に処理する。
【解決手段】複数のXMLノードを含むXMLデータを第1順序により受信するステップと、XMLノードをパーシングして、印刷ジョブに係る印刷パラメータ又は他のXMLノードを特定し、印刷パラメータの特定に応答してそれに関する情報を、エントリのキー値フィールドが第1順序におけるXMLノードの序数位置を示し値フィールドが印刷パラメータを示すkey−valueペアデータ構造のエントリに格納し、XMLノードのチャイルドXMLノードを特定してこのノードを再帰的に処理するステップと、各エントリの値フィールドの印刷パラメータに従って印刷ジョブを生成するため、各エントリのキー値フィールドの序数位置で決まる順序でkey−valueペアデータ構造の各エントリを処理するステップとを有する。
【選択図】図1
【解決手段】複数のXMLノードを含むXMLデータを第1順序により受信するステップと、XMLノードをパーシングして、印刷ジョブに係る印刷パラメータ又は他のXMLノードを特定し、印刷パラメータの特定に応答してそれに関する情報を、エントリのキー値フィールドが第1順序におけるXMLノードの序数位置を示し値フィールドが印刷パラメータを示すkey−valueペアデータ構造のエントリに格納し、XMLノードのチャイルドXMLノードを特定してこのノードを再帰的に処理するステップと、各エントリの値フィールドの印刷パラメータに従って印刷ジョブを生成するため、各エントリのキー値フィールドの序数位置で決まる順序でkey−valueペアデータ構造の各エントリを処理するステップとを有する。
【選択図】図1
Description
本発明は、一般にXML(eXtensible Markup Language)データ/ドキュメントの処理に関し、より詳細にはkey−valueペアデータ構造に格納される際に受信したXMLデータの適切な処理に関する順序付け情報を保持するため、印刷環境におけるJDF(Job Definition Format)ジョブチケットなどのXMLデータの処理に関する。
XMLドキュメント(ここでは“XMLデータ”とも呼ばれる)が、標準化された拡張フォーマットにより符号化及び表現されたデータの間の関係について利用される。多くのコンピュータ及び通信アプリケーションは、XML符号化を用いて標準化されたさらなるフレキシブルかつ拡張可能な方法によりデータを表現してきた。XMLデータを利用した一例となる適用は、印刷ジョブの印刷において用いられる印刷ジョブチケットの符号化を伴う。
印刷店(大型及び小型)と共にプロダクション印刷やさらにより小規模なワークグループ環境を含む多くの印刷環境では、一般に特定の印刷ジョブを印刷するのに要する処理を記述するJDF情報を作成することが知られている。JDF情報は、XMLドキュメントとして符号化される。JDFは、印刷ジョブの処理に関する情報(印刷パラメータ、レイアウトパラメータ、仕上げパラメータなど)を提供するための広く採用されている標準的な仕様である。JDF情報は、典型的には、“ジョブチケット”と呼ばれるオブジェクト/ファイルに含まれ、ジョブチケットのエントリによって印刷ジョブの印刷データと関連付けされる。JDFジョブチケットは、特定のジョブの印刷に関連付けされた印刷パラメータを指定するのに求められる任意数のJDF要素を含む。このような印刷パラメータの一例として、印刷対象の題材のコンテンツを特定する1以上のリソースロケータ、印刷ジョブに係る各種タイプのオブジェクトをレンダリングするためのオプションを示すレンダリングオプション、n−up、duplex、他の利用可能な印刷オプションなどを示すレイアウトオプション、印刷のためのメディアパラメータ(用紙サイズ、重量、カラーなど)があげられる。JDF規格は、CIP4(業界団体)により公表され、当業者には周知であり、www.cip4.orgにおいて容易に入手可能である。
一般に、印刷ジョブに関する各種パラメータが可能性のあるパラメータ及びオプションのツリーの関連付けされた論理ブランチにグループ化されるように、JDF要素(XMLノードのシーケンスとして符号化される)は、階層的ツリーに関して規定される。このツリーは共通のルートを有し、各ブランチは、ジョブチケットを作成するのにユーザ/アプリケーションにより指定される関連するパラメータの特定の列挙されたグループ化に関連付けされる。
いくつかの印刷環境では、印刷サーバは、印刷システムに送信するために最終的なドキュメントフォーマットを準備するため、JDFジョブチケットと関連する印刷データとを処理する。他の印刷企業では、JDFジョブチケットと関連する印刷ジョブデータとが共に、処理のため印刷システムに直接送信される。印刷システム内で実行されるJDFジョブチケットインタプリタ/プロセッサは、その後にJDF命令と関連する印刷データとを処理し、印刷ジョブの所望の出力を生成するかもしれない。
JDFジョブチケットの処理では、JDFステートメント/要素はそれらが受信される順序により処理されることが重要である。一部のJDFオプション/命令は、複数の方法により指定可能であり、それの表現方法又は順序に応じて、異なる適用範囲又は異なるセマティックさえも一緒に示すこともある。
印刷システム(すなわち、プリンタコントローラ)内のプログラムを用いてXMLテキストファイルをインメモリデータ構造にパーシング(parse)するとき、通常は階層構造を容易にするプリンタコントローラ言語のプログラミング言語により与えられるデータ構造を選択する。いくつかのケースでは、これは、各要素が規定される順序を保持しないデータ構造であるかもしれない。この一例は、PostScript言語によるディクショナリデータ構造(dictionary data structure)である。PostScriptディクショナリは、キーと値のペア(key−value pair)のセットであり、キーは一般に名前の文字列であり、値は他のディクショナリを含む任意のオブジェクトであってもよい。これは、チャイルドオブジェクトがサブディクショナリにより表現される可能性があるため、階層構造を可能にする。このアプローチは、親子の順序を保持するが、兄弟の順序を保持しない。なぜなら、ディクショナリは、それのkey−valueペアが挿入された順序に関する情報を保持しないためである。
印刷システム内のJDFジョブチケットを処理するための処理能力は、汎用ワークステーションとサーバシステムと比較して制限される。例えば、JDFインタプリタ/プロセッサは、印刷システムの印刷コントローラ内で処理可能なインタプリタ言語により記述された“プログラム”として実装されるかもしれない。PostScriptは、JDFジョブチケットの解釈/処理を実現するのに利用可能なインタプリタプログラミング言語の一例である。PostScriptは強力なプログラミング言語であるが、PostScriptベースのJDFインタプリタにおいてジョブチケットを処理する際に受信したJDFジョブチケットに各要素に係る順序情報を保持することは困難である。
従って、印刷システム内で処理可能なプログラミング言語によりJDFジョブチケットと関連する印刷データとを正確かつ効率的に処理することが求められている。
本発明は、XMLノードの当初の順序付けを維持しながら、key−valueペアデータ構造をサポートするプログラミング言語を利用して、印刷システムにおいてXMLデータを処理するための方法及び関連する構成を提供することによって、上記及び他の問題点を解決するものであり、これにより従来技術を有用に進歩させるものである。特に、ここでの特徴及び態様は、ジョブチケットに当初のJDF要素の順序付けを保持するように、データをkey−valueデータ構造(PostScriptディクショナリデータ構造など)に入力することによって、JDFジョブチケットを処理するよう構成される。
ここでの1つの態様は、印刷ジョブに係るXMLデータを処理する印刷システムコントローラにおいて実行可能な方法を提供する。本方法は、複数のXMLノードを含むXMLデータを第1の順序により受信することを含む。本方法はさらに、XMLデータの各XMLノードを処理する。各XMLノードの処理はさらに、XMLノードをパーシングして、印刷ジョブ又は他のXMLノードに係る印刷パラメータを特定することを含む。印刷パラメータの特定に応答して、本方法はさらに、key−valueペアデータ構造のエントリに印刷パラメータに関する情報を格納することを含む。エントリのキー値フィールド(key value field)は、第1の順序によるXMLノードの序数位置(ordinal position)を示し、エントリの値フィールド(value field)は、印刷パラメータを示す。XMLノードのチャイルドXMLノードの特定に応答して、上述されるようにチャイルドXMLノードを再帰的に処理する。その後、本方法は、各エントリのキー値フィールドの序数位置により決定される順序によりkey−valueデータ構造の各エントリを処理し、各エントリの値フィールドの印刷パラメータに従って印刷ジョブの出力を生成する。
ここでの他の態様は、JDFジョブチケットのXMLデータを処理し、関連する印刷ジョブを処理する印刷システムのプリンタコントローラにおいて実行可能な方法を提供する。本方法は、XMLノードとして符号化された印刷パラメータを指定するJDFジョブチケットと関連するジョブデータとを受信することを含む。本方法はさらに、JDFジョブチケットのXMLノードをPostScriptディクショナリデータ構造の対応するエントリに変換する。PostScriptディクショナリデータ構造の各エントリは、JDFジョブチケットの各要素の当初の順序を示す序数値と、JDFジョブチケットの各要素に指定される印刷ジョブパラメータとを含む。本方法は、その後に、PostScriptディクショナリデータ構造に指定される印刷ジョブパラメータを用いて印刷ジョブデータを処理し、印刷ジョブを出力する。この処理は、PostScriptディクショナリデータ構造のエントリの序数値により指定される順序により印刷ジョブパラメータを利用する。
ここでのさらなる他の態様は、マーキングエンジンとマーキングエンジンに接続されるプリンタコントローラとを含む印刷システムを提供する。プリンタコントローラは、JDFジョブチケットと関連する印刷ジョブデータとを受信するよう構成される。プリンタコントローラはさらに、各エントリがキー値フィールドと関連する値フィールドとを格納する複数のエントリを有するkey−valueデータ構造を格納するメモリを有する。プリンタコントローラはまた、メモリに接続され、JDFジョブチケット内の第1の順序によりXMLノードシーケンスを特定するよう構成されるジョブチケットパーサを有する。各XMLノードは、印刷パラメータ名と印刷パラメータ値とを含む。ジョブチケットパーサはさらに、key−valueデータ構造のエントリのキー値フィールドの単調増加する値の現在値を格納し、さらに印刷パラメータ名と印刷パラメータ値とをエントリの対応する値フィールドとして格納するよう構成される。プリンタコントローラはまた、メモリに接続される印刷ジョブプロセッサを有し、印刷ジョブプロセッサは、各エントリが当該エントリのキー値フィールドに従って第1の順序により処理されるように、key−valueデータ構造のエントリに格納される印刷パラメータ名と印刷パラメータ値とに従って印刷ジョブデータを処理するよう構成される。
本発明によると、印刷システム内で処理可能なプログラミング言語によりJDFジョブチケットと関連する印刷データとを正確かつ効率的に処理することが可能となる。
以下、図面に基づいて本発明の実施の形態を説明する。図面を通じて、同一の参照番号は、同一の要素又はタイプを表す。
図1〜5及び以下の説明は、本発明の実現及び利用方法を当業者に教示するため、本発明の具体的な実施例を示す。この教示のため、本発明のいくつかの従来技術に関する側面は簡略化又は省略されている。当業者は、これらの実施例から本発明の範囲内となる変形を理解するであろう。当業者は、以下に記載される特徴は本発明の複数の変形を構成するための各種方法により組み合わせ可能であることを理解するであろう。この結果、本発明は、以下に記載される具体的な実施例に限定されず、請求項及びそれに均等するものによってのみ限定される。
図1は、ここでの特徴及び態様により改良された、XMLデータのXMLノードにおいて情報を表現する対応するkey−valueデータ構造を生成するため、印刷ジョブに係るXMLデータを受信し、受信したXMLデータを処理又は変換するよう構成される印刷システムを提供する一例となるシステム100のブロック図である。印刷システム106は、適切なソースからXMLデータ102と関連する印刷ジョブデータ104とを受信するため接続されるプリンタコントローラ108を有する。いくつかの実施例では、XMLデータ102と印刷ジョブデータ104とのソースは、印刷システム106に接続される計算システム又はサーバ上で処理可能なアプリケーションプログラムであってもよい。他の実施例では、XMLデータ102と印刷ジョブデータ104とは、印刷システム106に係るストレージシステムに格納され、処理のためそこから抽出されてもよい。
プリンタコントローラ108は、XMLデータ102と関連する印刷ジョブデータ104とを受信するよう構成される何れか適切な計算装置及び/又は電子装置であってもよい。プリンタコントローラ108は、XMLデータ102を受信し、XMLデータ102内の各XMLノードを特定するためXMLデータをパーシング(parce)するよう構成されるXMLパーサ110を有する。XMLデータ102のXMLノードは、印刷ジョブデータ104の印刷に適用される印刷パラメータを指定する。コントローラ108は、印刷パラメータが格納されるkey−valueデータ構造を格納するためのメモリ112を有する。メモリ112は、RAM、DRAM、SDRAM、不揮発性メモリなどを含む何れか適切なランダムアクセスメモリコンポーネントであってもよい。
特定された各XMLノードに対して、パーサ110は、メモリ112に格納されるkey−valueデータ構造への対応するエントリを生成する。このように生成され、key−valueデータ構造に格納されたエントリは、XMLデータ102の処理においてXMLパーサ110により特定されるXMLノードの当初のシーケンス順序を保持するよう構成される。パラメータがXMLデータ102に指定される順序は、しばしばそこに含まれる印刷パラメータの適切な解釈及び処理に関連する。従って、メモリ112に格納されるkey−valueデータ構造は、XMLパーサ110により処理されるXMLノードのシーケンスの当初の順序に関する情報を含む。この順序は、例えば、エントリが追加されるとき、key−valueデータ構造の各エントリのキーフィールドに序数のインデックス値として単調増加する値の現在値を格納するなどによって示されてもよい。
プリンタコントローラ108はまた、印刷ジョブデータ104を受信し、さらにXMLパーサ110により生成されるようなメモリ112に格納されるkey−valueデータ構造のエントリを抽出するよう構成される印刷ジョブプロセッサ114を有してもよい。印刷ジョブプロセッサ114はさらに、印刷ジョブデータ104の印刷されたページを表し、印刷パラメータに従ってフォーマット化される対応するページ画像シーケンスを生成するため、key−valueデータ構造に格納される印刷パラメータに従って印刷ジョブデータ104を処理するよう構成される。生成されたページ画像は、その後に最終的に印刷されるジョブ出力118を生成するマーケティングエンジン116に印加される。
一実施例では、XMLデータ102は、印刷ジョブデータ104に係る各種フォーマット化及びレイアウトパラメータを指定するJDFジョブチケットであってもよい。XMLデータ102がJDFジョブチケットである場合、XMLパーサ110は、印刷ジョブデータ104に適用されるJDF印刷パラメータを指定するXMLノードを特定するためのJDFジョブチケットパーサを有する。従って、メモリ112に格納されるkey−valueデータ構造は、各エントリが対応するキー値に関連付けされるエントリ値としてJDF印刷パラメータを格納する。上述されるように、メモリ112に格納されるkey−valueデータ構造は、JDF印刷パラメータを指定するXMLノードのシーケンスの当初の順序に関する情報を格納する。JDF印刷パラメータの指定の順序は印刷パラメータの解釈及び適用に対する効果を有するため、この格納された当初順序情報は、印刷ジョブプロセッサ114が指定された印刷パラメータと印刷ジョブデータ104の関連する処理を処理する際に利用される。
他の実施例では、XMLパーサ110と印刷ジョブプロセッサ114とは、プリンタコントローラ108内で動作可能なPostScriptインタプリタ機能により処理されるPostScriptプログラムとして実現されてもよい。このような実施例では、メモリ112に格納されるkey−valueデータ構造は、例えば、PostScriptディクショナリデータ構造、PostScriptアレイデータ構造、他のPostScriptデータ構造又はPostScriptデータ構造の各種組み合わせなどであってもよい。
当業者は、印刷システム106とプリンタコントローラ108内に存在する多数の追加的及び等価な構成及び機能を容易に認識するであろう。このような追加的及び等価な構成及び機能は、説明の簡単化のためここでは省略される。
図2は、ここでの特徴及び態様による関連する印刷ジョブの処理のためJDFジョブチケットのXMLノードの変換を行う一例となるプリンタコントローラ200のブロック図である。プリンタコントローラ200は、JDFジョブチケット204と関連する印刷ジョブデータ214とを格納するよう構成されるストレージシステム202を有する。ストレージシステム202は、各種タイプのRAM、各種タイプのディスク又は他の大容量記憶装置などを含む、JDFジョブチケット204と印刷ジョブデータ214とを格納可能な何れか適切なメモリ又は大容量記憶装置から構成されてもよい。JDFジョブチケット204は、パラメータ208,210,212などを含むXMLノード206のシーケンスを含む。当業者は、XMLノード206のシーケンスにより指定されるパラメータが、特定のページ又はページグループにより分割又はグループ化されるか、又は関連する印刷ジョブデータ214の全体のすべてのページに適用可能であることを容易に認識するであろう。JDFジョブチケット204のXMLノード206のシーケンスに指定される特定のパラメータのグループ化及び範囲は、JDF規格による設計的選択として当業者に周知である。ストレージシステム202の印刷ジョブデータ214は、最終的な印刷ジョブ出力として生成されるページ画像シーケンスの印刷データを含む。P1データ216,P2データ218,P3データ220は、印刷ジョブデータ214の対応するページ1,2,3のデータを表す。当業者は、任意数のページが印刷システムの能力のみによって制限された印刷ジョブデータ214と、存在する場合には印刷システムにおいて用いられるページ記述言語(PDL)内に指定されてもよいことを容易に認識するであろう。さらに、当業者は、印刷ジョブデータ214のページ(216,218,220)が、PCL、PostScript、PDFなどを含む各種プリンタ制御言語及び/又はページ記述言語の何れかにより符号化されてもよいことを容易に認識するであろう。上記及び他のプリンタ制御言語及びページ記述言語がまた、当業者に周知であろう。
プリンタコントローラ200はまた、JDFジョブチケット204と関連する印刷ジョブデータ214とにより表される印刷ジョブを処理するよう実行可能なPostScriptインタプリタ222を有する。特に、PostScriptインタプリタ222は、プリンタコントローラ200内で実行可能なプログラムを表すPostScript言語ステートメント又はコマンドを処理する。PostScriptダイナミックメモリ224は、XMLパーサ226及びジョブプロセッサ230などのPostScriptにより解釈される言語により符号化されたプログラムを格納するようにしてもよい。PostScriptダイナミックメモリ224は、PostScriptインタプリタコマンド及び関連するデータを格納するのに適した何れかの記憶装置であってもよい。このような記憶装置は、例えば、RAM、DRAM、SDRAM、不揮発性RAMなどを含むものであってもよい。
XMLパーサ226は、ストレージシステム202のXMLノード206のシーケンスからXMLデータを抽出し、抽出したXMLノードをPostScriptディクショナリ228の対応するエントリに変換するよう構成されるPostScriptプログラムであってもよい。PostScriptディクショナリデータ構造は、PostScriptにより解釈される言語内で実現可能なkey−valueデータ構造の一例である。特に、XMLパーサ226は、各エントリがここで変換され、PostScriptディクショナリ228のデータにより表現されるXMLノード206のシーケンスの当初の順序に関する情報を含むキー値により符号化されるように、PostScriptディクショナリ228における各エントリを生成する。JDFジョブチケット204内で指定されるXMLノード206のシーケンスはここで指定される印刷パラメータの解釈及び適用に関連するため、当初の順序付け情報は、XMLパーサ226により生成されるPostScriptディクショナリのエントリに保持される。当業者また、スクリプトディクショナリ228に格納される情報を表すのに利用可能な他の各種PostScriptデータ構造を認識するであろう。例えば、PostScriptアレイデータ構造は、同様にkey−valueデータ構造と関連する処理を実現するのに利用されてもよい。
ジョブプロセッサ230は、PostScriptインタプリタ222により解釈され、PostScriptディクショナリ228において指定される印刷パラメータのフォーマット及びレイアウト制御の下で印刷ジョブデータ214に対応するページ画像を生成するよう実行可能なPostScriptプログラムであってもよい。特に、ジョブプロセッサ230は、指定された各ページ(216〜220など)の印刷ジョブデータ214を抽出し、抽出した印刷パラメータをPostScriptディクショナリ228から適切な順序により適用するXMLノード206の適切な当初の順序付けにより解釈及び適用されるPostScriptディクショナリ228から抽出される印刷パラメータに基づき、ジョブプロセッサ230は、ページ画像を生成し、JDFジョブチケット204において指定される印刷パラメータに従ってフォーマット化された印刷ジョブデータ214に対応する印刷出力を生成するため、ページ画像をマーキングエンジン232に印加する。
当業者は、プリンタコントローラ200内に存在する多数の追加的及び等価な構成及び機能を容易に認識するであろう。このような追加的及び等価な構成及び機能は、説明の簡単化のためここでは省略される。
図3は、対応するkey−valueデータ構造304(例えば、PostScriptディクショナリデータ構造など)を生成するため、XMLパーサ300(例えば、JDFジョブチケットパーサなど)により処理される一例となるXMLデータ302(例えば、JDFジョブチケットなど)を示すブロック図である。XMLデータ302は、階層的に構成された一例となるXMLノードシーケンスを示す。第1XMLノード312は、パラメータ“A”が“Red”の値に設定されていることを示す。XMLノード314は、印刷パラメータ“B”が“1,2,3”の各値のシーケンスに設定されていることを示す。XMLノード314は、パラメータ“B.1”が“True”の値に設定されていることを示すチャイルドノード314.1を階層的に含むペアレントノードである。XMLノード316は、パラメータ“C”が“Yes”の値に設定されるさらなる他のペアレントノードを示す。ペアレントノード316のチャイルドノード316.1〜316.3はそれぞれ、印刷パラメータ“C.1”が“No”の値に設定され、“C.2”が“False”の値に設定され、“C.3”が“x,y,z”の値に設定されていることを示す。
XMLパーサ300は、XMLデータ102のおいて与えられる(例えば、JDFジョブチケットにおいて与えられるような)順序により各種XMLノード312〜316.3を処理する。XMLノードシーケンスは、key−valueデータ構造304(例えば、PostScriptディクショナリや他のPostScriptデータ構造など)の対応するエントリに変換される。key−value設定は、各エントリのキーフィールド値を含む。キーフィールド値は、各エントリがkey−valueデータ構造304に格納される物理的順序に関係なく、JDFジョブチケットにおいて当初に処理されるような値の序数的シーケンスを示す又は表す。第1エントリは、“Key_1”のキー値を含む。第1エントリの対応する値フィールド332は、パラメータが“A”と呼ばれることを示す名前フィールドと、パラメータの値が“Red”であることを示す値フィールドとを含むPostScriptアレイ又は他のPostScriptディクショナリなどのデータ構造である。key−valueデータ構造304の他のエントリは、“Key_2”のキー値を示し、この場合には複数のエントリを有する対応する値フィールド324を有する。これは、ノード314がチャイルドXMLノードを有するペアレントXMLノードであるためである。値フィールド324(再び、PostScriptアレイ、ディクショナリ又は他の適切なPostScriptデータ構造として表される)は、第1エントリにパラメータの名前“B”と、“1,2,3”の対応する値とを示す。値フィールド324の第2エントリは、対応するペアレントノードのチャイルドノードを表し、他のキー値“Key_3”を示す名前フィールドを含む。チャイルドのキー序数値に対応する値フィールド324.1は、対応するパラメータの名前が“B1”であり、対応する値が“True”であることを示すさらなる他のPostScriptアレイ又はディクショナリデータ構造(又は他の適切なデータ構造)である。
さらなる他のペアレントXMLノードは、キー値が“Key_4”であり、対応する値フィールド326が対応する印刷パラメータの名前が“C”であり、その値が“Yes”であることを示すkey−valueデータ構造304のエントリにより表される。関連するXMLペアレントノードが3つのチャイルドノードを有するため、ペアレントノードの値フィールド326はまた、これら3つの関連するチャイルドXMLノードに対応する3つのさらなるエントリを含む。この第1エントリは、キー“Key_5”を表す名前フィールドと、印刷パラメータの名前“C.1”とその値“No”とを表す対応する値フィールド326.1とを示す。値フィールド326.2の他のエントリは、“Key_6”のキーインデックス値として名前を示し、パラメータ名“C.2”と対応する値“False”とを表す対応する値フィールド326.2とを示す。値フィールド326のさらなる第3のエントリは、その名前を“Key_7”の他のキーフィールド値として、それの対応する値を“x,y,z”として表す対応する値フィールド326.3とを示す。構造304の各エントリが格納される物理的順序に関係なく、キー値(Key_1〜Key_7など)は、XMLデータ302にXMLノードの当初の順序付けを保持するのに用いられる情報を格納する。
図3に例示されるkey−valueデータ構造304は、各種印刷パラメータがPostScriptディクショナリデータ構造により表現されるため、関連する印刷システムのジョブプロセッサによってより容易に適用可能である。キー値“Key_1”〜“Key_7”は、XMLノードのシーケンスが対応するXMLデータ302(対応するJDFジョブチケットなど)において規定された当初の順序に対応する順序によるパラメータの抽出を確実にするため、ジョブプロセッサにより利用される。図3に示されるように、値フィールドエントリ322〜326.3は、PostScriptディクショナリデータ構造(他の内部に階層的に埋め込まれたものなど)として表されてもよい。当業者はまた、PostScriptアレイデータ構造がkey−valueデータ構造304と共に他のPostScriptデータ構造を実現するのに利用可能であることを認識するであろう。さらに、当業者は、他のプログラミング言語(すなわち、PostScript以外)が、使用されるプログラマブルデータ構造における同様の豊富さとフレキシビリティを提供する限り、ここでの特徴及び態様を実現するのに利用されてもよい。例えば、Java(登録商標)又はJavaScriptは、同様のデータ構造を提供してもよく、これにより、Java及びJavaScriptプログラミング言語が、XMLパーサ300及び当該XMLパーサ300の処理により生成されるkey−valueデータ構造304を実現するため利用可能である。さらに、当業者は、図3に示される特定のパラメータ名及びパラメータ値と共に、JDFジョブチケットに指定される当該パラメータの個数は、単なる一例であることを容易に認識するであろう。任意数の所望の印刷パラメータが、JDFジョブチケットのXMLデータにおいて指定され、key−valueデータ構造304の任意数の対応するエントリが、パラメータが当初のXMLデータ302に与えられる当初の順序を特定する情報を保持しながら、印刷パラメータを表すため設けられてもよい。
図4は、ここでの特徴及び態様によるXMLデータに指定されるXMLノードの当初の順序付けを保持しながら、XMLデータを対応するkey−valueエントリに変換するようにXMLデータと関連する印刷ジョブデータとを処理する一例となる方法を説明するフローチャートである。図4の方法は、印刷システムコントローラ又はXMLデータと関連する印刷ジョブデータとを処理するよう構成される他の何れか適切な装置の内部で実行されてもよい。特に、一実施例では、図4の方法は、印刷システムコントローラ又は他の適切な計算装置の内部で実行可能な適切なPostScriptインタプリタにより解釈されるPostScriptプログラムとして実現されてもよい。
ステップ400は、XMLデータ(JDFジョブチケットなど)と関連する印刷ジョブデータとを受信する。XMLデータと関連する印刷ジョブデータとは、付属のホストシステム又はサーバなどを含む何れか適切なソースから受信されてもよいし、又は図4の方法を実行する印刷システムコントローラに係るストレージシステムから抽出されてもよい。ステップ402は、key−valueデータ構造を初期化し、さらに現在の序数インデックス値を初期化する。key−valueデータ構造の初期化は、単にPostScriptディクショナリ及び/又は他のPostScriptデータ構造などの適切なデータ構造を規定又はインスタンス化することを伴うものであってもよい。序数インデックス値は1に初期化され、XMLノードが処理されると、key−valueデータ構造に格納されるエントリのキーフィールドに格納されるキー値の生成に利用される。
ステップ406〜412はまとめてステップ404と呼ばれ、受信したXMLデータ(JDFジョブチケットなど)のXMLノードシーケンスに指定される各XMLノードの処理を表す。特に、ステップ406は、指定された印刷パラメータを特定するため、受信したXMLデータのXMLノードシーケンスの最初の又は次のXMLノードをパーシングする。XMLノードのパーシングでは、まずノードが印刷パラメータを指定するか、又は他のXMLノード(ペアレントXMLノード内に階層的に指定されたチャイルドXMLノードなど)を指定するか判断される。その後、ステップ408は、ステップ406によりパーシングされるXMLノードが印刷パラメータ又はチャイルドXMLノードを表すか判断する。パーシングされたXMLノードが印刷パラメータを表す場合、ステップ410は次に、key−valueデータ構造の新たなエントリに値フィールドとしてパラメータ情報を格納する。キーフィールドは、序数インデックスの現在値を含む値に設定され、序数インデックス値がインクリメントされる。これにより、key−valueデータ構造の新たなエントリは、受信したXMLデータの当初のシーケンスにおける当該ノードの序数位置を示すキーフィールド値を含む(例えば、JDFジョブチケットにおける当該XMLノードの序数位置など)。ステップ412は、その後により多くのデータが受信したXMLデータにおいてパーシングされ続けるか判断する。そうである場合、処理は受信したXMLデータのXMLノードシーケンスの次のXMLノードをパーシング及び処理するため、ステップ406にループバックし続ける。受信したXMLデータにおいて処理されるべきさらなるデータがない場合(及びステップ404の現在の処理が、後述されるようなステップ404の再帰的呼び出しに対して、受信したすべてのXMLデータの完了の場合)、指定された印刷パラメータに従って印刷出力を生成することによって、完成したkey−valueデータ構造と関連する印刷ジョブとを処理するため、ステップ414における処理が継続される。ステップ414の処理は、印刷パラメータが、受信したXMLデータに指定されるようなパラメータの当初の順序(例えば、JDFジョブチケットに指定されるような順序など)を表す序数インデックス値を含むキー値を用いて、key−valueデータ構造から抽出されることを確実にする。このため、key−valueデータ構造の各エントリの物理的順序に関係なく、ステップ414のジョブ処理は、それらがXMLデータにおいて符号化された当初の順序により当該エントリから印刷パラメータを抽出するようにしてもよい。
ステップ408は、ステップ406によりちょうどパーシングされたXMLノードが現在の上位レベルのペアレントXMLノードのチャイルドXMLノードを表すと判断した場合、ステップ420が、このチャイルドノードを処理するためステップ404の処理を再帰的に呼び出すよう実行可能である(チャイルドのチャイルド再帰的に処理するなど)。チャイルドノード(階層的により深いチャイルドノードを含む)の再帰的処理が完了すると、前のペアレントXMLノードに対応するステップ404の処理の前の呼び出しに処理は戻る。
図5は、ここでの特徴及び態様による印刷システムにおいてJDFジョブチケットとそれの関連する印刷ジョブデータとを処理する他の一例となる方法を説明するフローチャートである。図5の方法は、印刷システムのコントローラ又はXMLデータと関連する印刷ジョブデータとを処理するよう構成される他の何れか適切な装置の内部で実行されてもよい。ステップ500は、JDFジョブチケットとそれの関連する印刷ジョブデータとを受信する。ステップ502は、JDFジョブチケットのXMLノードシーケンスをPostScriptディクショナリデータ構造又は他の適切なPostScriptデータ構造の対応するエントリに変換する。ステップ502により実行される変換は、序数インデックス値又は他の適切な指標を用いて、JDFジョブチケットにおいて当初に受信されたようなXMLノードシーケンスに関する情報を格納する。その後、ステップ504は、(PostScriptディクショナリデータ構造に変換されるような)JDFジョブチケットの印刷パラメータにより指定されるようにフォーマット化された出力を生成するため、PostScriptディクショナリ内で符号化された印刷パラメータを利用して、印刷ジョブデータを処理する。
当業者は、図4及び5の方法の処理において多数の追加的及び等価なステップを容易に認識するであろう。このような追加的及び等価なステップは、説明の簡単化のため、ここでは省略される。
ここでは特定の実施例が説明されたが、本発明の範囲はこれらの実施例に限定されるものでない。本発明の範囲は、以下の請求項及びそれに均等なものにより規定される。
100 システム
102 XMLデータ
104 印刷ジョブデータ
106 印刷システム
108、200 プリンタコントローラ
110 XMLパーサ
102 XMLデータ
104 印刷ジョブデータ
106 印刷システム
108、200 プリンタコントローラ
110 XMLパーサ
Claims (16)
- 印刷ジョブに係るXMLデータを処理する印刷システムコントローラにおいて実行可能な方法であって、
複数のXMLノードを含むXMLデータを第1順序により受信するステップと、
前記XMLデータの各XMLノードを処理するステップであって、該ステップはさらに、前記XMLノードをパーシングして、前記印刷ジョブに係る印刷パラメータ又は他のXMLノードを特定し、印刷パラメータの特定に応答して、前記印刷パラメータに関する情報を、エントリのキー値フィールドが前記第1順序における前記XMLノードの序数位置を示し、前記エントリの値フィールドが前記印刷パラメータを示すkey−valueペアデータ構造のエントリに格納し、前記XMLノードのチャイルドXMLノードの特定に応答して、前記チャイルドXMLノードを再帰的に処理する、ことを含む前記処理するステップと、
各エントリの値フィールドの印刷パラメータに従って前記印刷ジョブの出力を生成するため、各エントリのキー値フィールドの前記序数位置により決定される順序により前記key−valueペアデータ構造の各エントリを処理するステップと、
を有する方法。 - 前記XMLデータは、JDFジョブチケットである、請求項1記載の方法。
- 前記印刷システムコントローラは、PostScriptインタプリタを有し、
前記各XMLノードを処理するステップは、前記PostScriptインタプリタにより実行される、請求項1記載の方法。 - 前記情報を格納するステップは、PostScriptディクショナリデータ構造を使用し、
単調増加するインデックス値の現在値を含めるため、前記キー値を生成するステップと、
前記インデックス値をインクリメントするステップと、
前記生成されたキー値を前記キー値フィールドとして前記PostScriptディクショナリデータ構造のエントリに格納するステップと、
前記エントリの値フィールドとして前記XMLノードの名前と前記印刷パラメータとを格納するステップと、
をさらに有する、請求項3記載の方法。 - 前記名前と前記印刷パラメータとを格納するステップはさらに、前記エントリの値フィールドとしてPostScriptアレイデータ構造を格納し、
前記アレイデータ構造は、前記アレイデータ構造のエントリとして前記名前を含み、前記アレイデータ構造の他のエントリとして前記印刷パラメータを含む、請求項4記載の方法。 - 前記名前と前記印刷パラメータとを格納するステップはさらに、前記エントリの値フィールドとして他のエントリを他のPostScriptディクショナリデータ構造に格納し、
前記他のエントリは、前記他のエントリのキー値フィールドとして前記名前を含み、前記他のエントリの値フィールドとして前記印刷パラメータを含む、請求項4記載の方法。 - JDFジョブチケットにおけるXMLデータを処理し、関連する印刷ジョブを処理する印刷システムのプリンタコントローラにおいて実行可能な方法であって、
XMLノードとして符号化された印刷パラメータを指定する前記JDFジョブチケットと関連する印刷ジョブデータとを受信するステップと、
前記JDFジョブチケットのXMLノードをPostScriptディクショナリデータ構造の対応するエントリに変換するステップであって、前記PostScriptディクショナリデータ構造のエントリは、前記JDFジョブチケットの各要素の当初の順序を示す序数値と、前記JDFジョブチケットの各要素に指定される印刷ジョブパラメータとを含む前記変換するステップと、
前記印刷ジョブを出力するため、前記PostScriptディクショナリデータ構造に指定される印刷ジョブパラメータを用いて前記印刷ジョブデータを処理するステップと、
を有し、
前記処理するステップは、前記PostScriptディクショナリデータ構造のエントリの序数値により指定される順序により前記印刷ジョブパラメータを用いる方法。 - 前記変換するステップはさらに、
a)ペアレントXMLノードにおけるパラメータ名とパラメータ値とを特定するステップと、
b)単調増加する値の現在値を前記序数値として含むキー値フィールドと、前記パラメータ名と前記パラメータ値とを含む関連する値フィールドとを含むエントリを前記PostScriptディクショナリデータ構造に追加するステップと、
c)前記単調増加する値をインクリメントするステップと、
d)前記ペアレントXMLノードが何れかのチャイルドXMLノードを有するか判断するステップと、
e)前記XMLノードがチャイルドXMLノードを含むと判断すると、f)前記ペアレントXMLノードの各チャイルドXMLノードについてステップa)〜e)を再帰的に繰り返すステップと、各ペアレントXMLノードについてステップa)〜e)を繰り返すステップをさらに実行する、請求項7記載の方法。 - マーキングエンジンと、
前記マーキングエンジンに接続され、JDFジョブチケットと関連する印刷ジョブデータとを受信するよう構成されるプリンタコントローラと、
を有する印刷システムであって、
前記プリンタコントローラはさらに、
各エントリがキー値フィールドと関連する値フィールドとを格納する複数のエントリを有するkey−valueデータ構造を格納するメモリと、
前記メモリに接続され、前記JDFジョブチケット内の第1の順序によって、各XMLノードが印刷パラメータ名と印刷パラメータ値とを含むXMLノードシーケンスを特定するよう構成されるジョブチケットパーサであって、前記ジョブチケットパーサはさらに単調増加する値の現在値を前記key−valueデータ構造のエントリのキー値フィールドに格納し、前記印刷パラメータ名と前記印刷パラメータ値とを前記エントリの対応する値フィールドとして格納するよう構成されるジョブチケットパーサと、
前記メモリに接続される印刷ジョブプロセッサであって、前記エントリが前記エントリのキー値フィールドに従って前記第1の順序で処理されるように、前記key−valueデータ構造のエントリに格納される印刷パラメータ名と印刷パラメータ値とに従って前記印刷ジョブデータを処理するよう構成される印刷ジョブプロセッサと、
を有する印刷システム。 - 前記XMLノードシーケンスは、少なくとも1つのペアレントXMLノードと、前記ペアレントXMLノードのそれぞれに係る少なくとも1つのチャイルドXMLノードとを有し、
前記ジョブチケットパーサはさらに、各ペアレントXMLノードの各チャイルドXMLノードを再帰的に処理するよう構成される、請求項9記載の印刷システム。 - 前記key−valueデータ構造の各エントリの値フィールドは、複数のフィールドを有するアレイデータタイプである、請求項10記載の印刷システム。
- PostScriptインタプリタをさらに有し、
前記ジョブチケットパーサは、前記PostScriptインタプリタにより実行されるPostScriptプログラムである、請求項9記載の印刷システム。 - 前記メモリに格納されるkey−valueデータ構造は、PostScriptディクショナリである、請求項12記載の印刷システム。
- 前記PostScriptディクショナリのエントリのキーフィールドは、単調増加する値の現在値を含む、請求項13記載の印刷システム。
- 前記PostScriptディクショナリのエントリの値フィールドは、印刷パラメータ名と印刷パラメータ値とを含む、請求項14記載の印刷システム。
- 前記PostScriptディクショナリの印刷パラメータ値は、印刷パラメータ名と印刷パラメータ値とを含む第2のPostScriptディクショナリを含む、請求項15記載の印刷システム。
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