JP2011000495A - フィルタ装置 - Google Patents
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Abstract
【構成】横枠部材と縦枠部材とを略方形状に枠組みして表裏面に貫通する開口部を有する方形枠体を形成し、開口部内には、山状谷状の繰り返し折り構造に折り曲げて構成したシート状フィルタ材料を繰り返して折った折り方向が横枠部材の長手方向と同一方向となるよう取り付けてなり、シート状フィルタ部材は、繰り返して折った方向に向かい延出し、シート状フィルタ材料の表面側あるいは裏面側に突出する補強直線状凸条が、折り幅より短い長さで、かつ縦枠部材の長手方向に向かい一定の間隔をあけて複数凸設された、ことを特徴とする。
【選択図】図1
Description
ここで、従来のオフィスビルやマンションなどで使用されるフィルタ装置としては、通常、塵や埃など比較的大きな粒子、例えば10μm以上の粒子からなる塵や埃を捕集するフィルタ部材と、車の排気ガスやタバコの煙など比較的小さな粒子からなるもの、例えば0.3μm以上の粒子である塵や埃を捕集するフィルタ部材との2種類からなるフィルタ部材を用いたフィルタ装置が一般に知られている。
この様に、業界においては、フィルタ部材とは、短期間に使い捨てる部材としての認識で統一されていたのである。
さらに、フィルタ装置に使用されるいわゆる濾材と称呼されるフィルタ部材についても順次開発が進められ、きわめて高性能のフィルター部材が市場に出回るものとなってきている。
さらにこれに使用されるフィルタ部材をも簡単に使い捨てすることなく、簡単な作業で洗浄し、再利用することができれば、大幅な省資源化に繋がる。
しかも、今日のように、禁煙のエリアが広がり、空調設備のフィルタ装置においても、必要以上にたばこの煙を捕集することを要しないとの事情もある。
所定の幅を有する一対の横枠部材と一対の縦枠部材とを略方形状に枠組みして表裏面に貫通する開口部を有する方形枠体を形成し、
該方形枠体の開口部内には、山状谷状の繰り返し折り構造に折り曲げて構成したシート状フィルタ材料を前記方形枠体の幅と略同等の折り幅となし、かつ前記繰り返して折った折り方向が前記横枠部材の長手方向と同一方向となるよう取り付けてなり、
前記シート状フィルタ部材は、前記繰り返して折った方向に向かい延出し、前記シート状フィルタ材料の表面側あるいは裏面側に突出する補強直線状凸条が、前記折り幅より短い長さで、かつ縦枠部材の長手方向に向かい一定の間隔をあけて複数凸設された、
ことを特徴とし、
または、
前記補強直線状凸条は、前記シート状フィルタ部材の表面側に向かい凸設する補強直線状表凸条と、裏面側に向かい凸設する補強直線状裏凸条とを有し、当該補強直線状表凸条と補強直線状裏凸条とは、縦枠部材の長手方向へ向かい、前記シート状フィルタ部材の折り幅内で交互に配置されてなる、
ことを特徴とし、
または、
前記交互に凸設された補強直線状表凸条と補強直線状裏凸条は、隣り合う二つの前記凸条の長さを足した長さが、前記繰り返し折った幅と略同等となるよう凸設され、配置されてなる、
ことを特徴とし、
または、
前記シート状フィルタ材料は、2枚に重ね合わせ可能とされ、2枚のシート状フィルタ材料は、導入側のシート状フィルタ材料を、粒子の大きい粉塵が補集できるタイプに、送出側のシート状フィルタ材料を、導入側と比較して粒子の小さい粉塵をも補集できるタイプに配置した、
ことを特徴とするものである。
該フィルタ装置1は、まず、枠体3を有する。
枠体3は、所定の幅を有する一対の横枠部材2a及び一対の縦枠部材2bを略方形状に枠組みして表裏面に貫通する開口部を有するよう形成される。
また、本発明によるシート状フィルタ材料は、10μm以上の粒子からなる塵や埃を捕集するタイプや、車の排気ガスやタバコの煙など比較的小さな粒子からなるもの、例えば0.3μm以上の粒子である塵や埃を捕集するタイプのいずれのタイプをも選択できる。
ここで、補強直線状凸条5は二種類設けられる。すなわち、シート状フィルタ材料の表面側に凸部が形成されるよう凸設される補強直線状表凸条5aと、シート状フィルタ材料の裏面側に凸部が形成されるよう凸設される補強直線状表凸条5aとである。
次いで、シート状フィルタ材料につき、その表面を上にして平面上に広げ、その状態で表面から裏面に向かって押圧などを行い、もって、裏面側にも凸部を形成し、補強直線状裏凸条5bを形成するがごときである。
この様に、表面側に凸部を形成し、補強直線状表凸条5aを形成するとともに、裏面側にも凸部を形成し、もって補強直線状裏凸条5bを形成し、これらを交互に一定間隔をあけて配置することにより、シート状フィルタ材料につき、かなりの強度を得ることが出来る。
この様に、前記補強直線状表凸条5a及び補強直線状裏凸条5bを設けたシート状フィルタ材料を、山状谷状のジグザグの繰り返し折り構造の状態に折り畳み、そして、略方形状をなしたフィルタ部材4を水平方向(左右方向)に向かいそのジグザグ繰り返し折り構造が連続するよう、また若干水平方法へ延び縮み出来るようにして、前記枠体3内に設置すると、特に、ジグザグに折り返した折り返し幅の方向に、強度を向上させることが出来、もって、長期間の使用や洗浄後の再使用に対しても、前記シート状フィルタ材料がへたることがない。
すなわち、隣り合う二つの前記補強直線状表凸条5aと補強直線状裏凸条5bとが重なる幅を比較的短く構成し、折り返し幅の両端側には、隣り合う二つの前記補強直線状表凸条5aと補強直線状裏凸条5bのいずれか一方側を延出させておくのである。
ところで、シート状フィルタ材料を2枚使用し、この2枚のシート状フィルタ材料を二重に重ね合わせて、山状谷状の繰り返し折り構造に折り曲げて構成しても構わない。
この場合、同じ素材のシート状フィルタ材料、すなわち、粒子径が1μmから1000μmまでを捕集できるタイプの素材で構成したシート状フィルタ材料を2枚重ねて使用することも考えられる。
さらに、前記二重に重ね合わす2枚のシート状フィルタ材料について、導入側(上流側)のシート状フィルタ材料を、粒子の大きい粉塵が補集できるタイプに、送出側(下流側)のシート状フィルタ材料を、導入側と比較して粒子の小さい粉塵をも補集できるタイプに配置しても構わない。
ここで、本発明により構成されたフィルタ装置1は、その使用により短期間の間に新品に交換しなければならなかったり、短期間にメンテナンスを行わなければならなかったりすることがない。
ちなみに、従来型のフィルタ装置は、その初期圧力損失が190パスカルであったのに対し、本発明によるフィルタ装置1は、前述したフィルタ部材4の構造を採用することにより110パスカル以下という低数値を実現したものである。
すなわち、本発明のフィルタ装置1につき、その使用開始からカウントすると一度の購入で、最長4年間(運転時間では1万2千時間)使い続けられることになる。
その後、3回目(最終)の洗浄をしたとき、洗浄後は93パスカルとなり、2回目の洗浄後に計測した圧力損失値が90パスカルと全く変わらない値となっているのである。この様に、本発明のフィルタ装置1では、複数回の洗浄メンテナンスに充分耐えられることが理解できる。
例えば、1年間の長期に亘って使用されたフィルタ装置1は、メンテナンスのために洗浄される。
該空気洗浄機内では、粉塵を捕集しているフィルタ部材の下流面に向かい高圧エアを例えばパルス状に送出しながら、例えば起電器による振動を併用して、粉塵を排出させる。
続いて、例えば洗浄が行われる。
2a 横枠部材
2b 縦枠部材
3 枠体
4 フィルタ部材
5 補強直線状凸条
5a 補強直線状表凸条
5b 補強直線状裏凸条
14 谷折り部分
Claims (4)
- 所定の幅を有する一対の横枠部材と一対の縦枠部材とを略方形状に枠組みして表裏面に貫通する開口部を有する方形枠体を形成し、
該方形枠体の開口部内には、山状谷状の繰り返し折り構造に折り曲げて構成したシート状フィルタ材料を前記方形枠体の幅と略同等の折り幅となし、かつ前記繰り返して折った折り方向が前記横枠部材の長手方向と同一方向となるよう取り付けてなり、
前記シート状フィルタ部材は、前記繰り返して折った方向に向かい延出し、前記シート状フィルタ材料の表面側あるいは裏面側に突出する補強直線状凸条が、前記折り幅より短い長さで、かつ縦枠部材の長手方向に向かい一定の間隔をあけて複数凸設された、
ことを特徴とするフィルタ装置。
- 前記補強直線状凸条は、前記シート状フィルタ部材の表面側に向かい凸設する補強直線状表凸条と、裏面側に向かい凸設する補強直線状裏凸条とを有し、当該補強直線状表凸条と補強直線状裏凸条とは、縦枠部材の長手方向へ向かい、前記シート状フィルタ部材の折り幅内で交互に配置されてなる、
ことを特徴とする請求項1記載のフィルタ装置。
- 前記交互に凸設された補強直線状表凸条と補強直線状裏凸条は、隣り合う二つの前記凸条の長さを足した長さが、前記繰り返し折った幅と略同等となるよう凸設され、配置されてなる、
ことを特徴とする請求項1または請求項2記載のフィルタ装置。
- 前記シート状フィルタ材料は、2枚に重ね合わせ可能とされ、2枚のシート状フィルタ材料は、導入側のシート状フィルタ材料を、粒子の大きい粉塵が補集できるタイプに、送出側のシート状フィルタ材料を、導入側と比較して粒子の小さい粉塵をも補集できるタイプに配置した、
ことを特徴とする請求項1、請求項2または請求項3記載のフィルタ装置。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2009143098A JP2011000495A (ja) | 2009-06-16 | 2009-06-16 | フィルタ装置 |
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Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2011000495A true JP2011000495A (ja) | 2011-01-06 |
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Family Applications (1)
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JP2009143098A Pending JP2011000495A (ja) | 2009-06-16 | 2009-06-16 | フィルタ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
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Citations (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2008030025A (ja) * | 2006-06-27 | 2008-02-14 | Nitta Ind Corp | フィルタ濾材及びエアフィルタ |
-
2009
- 2009-06-16 JP JP2009143098A patent/JP2011000495A/ja active Pending
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