JP2010537331A - ビデオ画像のオンライン較正方法およびシステム - Google Patents

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Abstract

【課題】ビデオ画像の一部を、道路標識、橋、レーンマーク等と認識し、車線からのはみ出しに対する警告等の種々の機能をもつ、ビデオカメラを利用する運転支援システムに用いられるオンライン較正方法およびシステムを提供する。
【解決手段】路面上のレーンマークその他の側線を含む画面フレーム内でバニッシングポイントを推定するオンライン較正方法において、車線の左側および右側の少なくとも一方のレーンマークを捉えるか、または遠方において互いに交わるように外挿することによって、バニッシングポイントの位置を特定し、所定の時刻における所与の画面フレームにおいて、レーンマークの片側だけしか捉えられない場合でも、一連の画像を時間フィルタにかけて、長時間にわたるバニッシングポイントの平均座標を求め、このバニッシングポイントの平均座標から、ぶれの影響を除去したビデオカメラのヨー角度とピッチ角度を割り出す。破線状に繰返し規則的に現れるレーンマークを捉え、または遠方において互いに交わるように推測することによって、あるいは路面の特性の出現頻度の変化を用いて、ビデオカメラのピッチ角度を割り出し、かつバニッシングポイントの平均座標を算出する。
【選択図】図1b

Description

本発明は、ビデオ画像のオンライン較正方法およびシステム、特に車両から視た道路形状を写し出す画像処理方法およびシステムに利用しうる、ビデオ画像のオンライン較正方法およびシステム関する。
本発明に係るビデオ画像のオンライン較正方法およびシステムにおいては、ビデオカメラによって撮影される対象物の位置測定も行われる。この位置測定は、ビデオカメラの向きを設定する過程(カメラの焦点を道路のまっすぐ前方に合わせるか、または道路の左寄りもしくは右寄りに合わせるか等)も包含している。
車両の前部および後部の少なくとも一方に設けられた単一または複数のビデオカメラで撮影されたビデオ画像を用いる、いわゆる運転支援システム(「運転アシスタント」とも呼ばれる)がいくつか知られている。ここで用いられるビデオカメラは、駐車する場合、特に後向き駐車や縦列駐車をする場合に、自動車の前方または後方におけるレーンマーク(車線境界線)、路肩を示す車道外側線、障害物、他の車両、歩行者等(以下、本明細書および特許請求の範囲を通じて、単に「レーンマーク」という)を検知して表示する。
特許文献1に記載されているように、ビデオカメラおよびビデオ画像は、自動車の周囲の状況を検知する画像評価システム、または運転支援システムとともに用いられる。この画像評価システムにおいては、障害物やレーンマーク等が検知されるだけでなく、これらと自動車間の距離も推定しうる。この際には画像センサが用いられ、この画像センサにおける複数または一群の画素が、適当なデータ処理手段を用いて、強度、コントラスト、色彩、その他のパラメータを基に、自動車の周囲の状況を表示する。
非特許文献1には、もう1つの運転支援システムが記載されている。このシステムは、レーンマーク、車線外側線、その他道路上で目印となるものを発見すること、およびレーンマークと道路の外側線が交わって道路が画面上から消失する点(バニッシングポイント)を推測することに基礎を置いている。
特許文献2に記載されている発明においては、上記のバニッシングポイントを求めるために、車線の両側にあるレーンマークの直線的な外挿線を用いている。特許文献3記載の発明においても、同様の手法を用いているが、後者の発明が、前者の発明と違う点は、必ずしも車線両側のレーンマークを用いる必要がないということである。さらに、後者の発明においては、道路がカーブを描いている場合にも、バニッシングポイントを設定することができる。
欧州特許出願第1400409号サーチレポート 米国特許第7209832号明細書 米国特許第7095432号明細書
IEEE Transactions on Vehicular Technology, 第53巻,第6号,2004年11月
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、車載ビデオカメラによる位置測定システム(車両の走行中に、道路形状を推定するために用いられるシステムであって、車両とレーンマークとの位置関係を容易に推定しうる)に利用されるビデオ画像のオンライン較正方法およびシステムを提供することを目的としている。本発明は、ビデオカメラ付きの運転支援システムを搭載している車両に有用である。
本発明は、上記課題を解決するために、車載ビデオカメラを介して、車線内の走行を保つ運転支援システムを有する車両において、路面上のレーンマークその他の側線を含む画面フレーム内でバニッシングポイントの位置を特定するオンライン較正方法を提供するものである。
本発明の方法においては、車線の左側および右側の少なくとも一方のレーンマークを捉えるか、または遠方において互いに交わるように外挿することによって、バニッシングポイントの位置を特定するようになっており、所定の時刻における所与の画面フレームにおいて、レーンマークの片側だけしか捉えられない場合でも、一連の画像を時間フィルタにかけて、長時間にわたるバニッシングポイントの平均座標を求めることができ、かつこのバニッシングポイントの平均座標から、ぶれの影響を除去したビデオカメラのヨー角度とピッチ角度を求めうるようになっている。
より詳しくいうと、本発明の方法においては、前記バニッシングポイントの位置特定のために、最初の推定値を設定するようになっており、第1の画面フレームにおいて第1のレーンマークが道路の片側に捉えられた場合には、前記バニッシングポイントの最初の推定値を、前記レーンマークに向かって、レーンマークからの垂直距離に比例し、かつ時間の経過に従って逓減する値でウェート付けされた距離だけ直線的に動かし、第2の画面フレームにおいて第2のレーンマークが捉えられた場合には、前記第1の画面フレームにおけるバニッシングポイントの位置を基に、より正確な位置に新しいバニッシングポイントを定めるという手順を繰返し、バニッシングポイントの最初の推定値は、時間が経過するにつれて、段々に小さい修正量で、真の値に近づくようになっている。
前記バニッシングポイントの逐次的な修正システムは、再帰的な平均化フィルタリングによって、ビデオカメラによる測定値が、従前の値よりも著しくずれているとされた場合には、この測定値を採用しないようになっているのが好ましい。
多項式モデルに沿ってレーンマークを推定し、レーンマークに接近したバニッシングポイントの修正値の不確実さは、そのレーンマークからの垂直距離における、道路が写し出されたフレームの画素の大きさに関係するようになっているのが好ましい。
レーンマークの前方への推測線に基づいて、画像上でバニッシングポイントを特定する際には、推測線を形成する前に、画面上においても実際の路面上においても、レーンマークを外挿するのに十分なだけ離間した複数の点を選ぶこと、十分な車速の下で測定すること、複数のレーンマークが互いに十分な角度を保って延びていること、およびレーンマークの位置についての確かさを含む所定の条件を満たすか否かを判断するようになっているのが好ましい。
本発明はまた、車載ビデオカメラを介して、車線内の走行を保つ運転支援システムを有する車両において、路面上のレーンマークその他の側線が現れた画面フレーム内でバニッシングポイントを推定するオンライン較正方法であって、破線状に繰返し規則的に現れるレーンマークを捉えるか、または遠方において互いに交わるように推定することによって、ビデオカメラのピッチ角度を割り出し、一連の画像を時間フィルタにかけて、長時間にわたるバニッシングポイントの平均座標を算出するようになっている。
さらに本発明は、車載ビデオカメラを介して、車線内の走行を保つ運転支援システムを有する車両において、路面の特性が現れた画面フレーム内でバニッシングポイントを推定するオンライン較正方法であって、路面の特性の出現頻度の変化を用いてビデオカメラのピッチ角度を割り出し、かつ一連の画像を時間フィルタにかけて、長時間にわたるバニッシングポイントの平均座標を算出するようになっていることを特徴とするオンライン較正方法にも関する。
上記様相においては、車両前方の路面を検証するための画像処理装置と、コンピュータを含む電気回路とを備え、前記コンピュータを含む電気回路は、ビデオカメラおよび光軸のぶれを含む、バニッシングポイントのおおよその位置を特定し、このバニッシングポイントの位置から、レーンマークその他の側線の外挿線を用いて、連続的な修正のための時間フィルタリングにかけ、一画素の範囲内の正確さで、ビデオカメラのピッチ角度とヨー角度を導出しうるようになっているのが好ましい。
前記バニッシングポイントは、車両に載せる貨物の重量に関連づけられた変数と結び付けられ、前記貨物の重量が大きくなれば、車両が車線から外れるのを抑制する効果が働き、かつピッチ角度およびヨー角度の正確な値を求めうるようになっているのが好ましい。
この態様においては、ヨー角度の変化率、ホイールの回転速度、ステアリング角を含む車両から送られるシグナルを基に道路の局所的な曲率を算出し、画面上でレーンマークをまっすぐなものに修正した後に、バニッシングポイントの位置とビデオカメラの向きを推定するための推定線を用いるようになっているのが好ましい。
本発明は、前記オンライン較正方法またはオンライン較正システムを実行するためのコンピュータが読み取り可能な媒体に格納されたコンピュータプログラムも提供する。
本発明のオンライン較正方法によれば、バニッシングポイントの位置特定のために、最初の推定値を設定するようになっており、第1の画面フレームにおいて第1のレーンマークが道路の片側に捉えられた場合には、前記バニッシングポイントの最初の推定値を、前記レーンマークに向かって、レーンマークからの垂直距離に比例し、かつ時間の経過に従って逓減する値でウェート付けされた距離だけ直線的に動かし、第2の画面フレームにおいて第2のレーンマークが捉えられた場合には、前記第1の画面フレームにおけるバニッシングポイントの位置を基に、より正確な位置に新しいバニッシングポイントを定めるという手順を繰返し、バニッシングポイントの最初の推定値は、時間が経過するにつれて、段々に小さい修正量で、真の値に近づくことができる。
ビデオカメラの搭載箇所を示す車両の模式的平面図である。 図1に示すビデオカメラで撮影され、レーンマークがバニッシングポイントで収斂するようになっている道路の画像である。 ビデオカメラのピッチ角、バニッシングポイント、および光軸の位置関係を水平方向から視た模式図である。 ビデオカメラのヨー角度、バニッシングポイント、および光軸の位置関係を垂直方向から視た模式図である。 バニッシングポイントの位置が推定される手順を示す模式図である。 バニッシングポイントの位置を逐次修正する手順を示すフロー図である。
本発明の上記目的ならびに上記以外の目的、特徴および技術的効果は、添付の図面を参照して行う以下の好ましい実施形態の説明から明らかになると思う。
図1aは、ビデオ画像処理システムを搭載し、かつ道路2を矢印3で示す方向に前進する車両1を模式的に示す。車両1のビデオ画像処理システムは、破線5と6に挟まれた道路範囲を捉えうる、画像センサとしてのデジタル式ビデオカメラ4を備えている。コンピュータを含む電気回路8は、ビデオカメラ4のデジタルデータによって構成される入力信号9を受け取る。他方、車両1のリアルタイムの車速も、入力信号10として与えられる。
ビデオカメラ4で捉えられた道路2の範囲は、ビデオ画像処理システムを介して、図1bに示すような画像として表示される。特に図1bには、地平線13上に、レーンマーク14,15が収斂して道路12が画面から消失するバニッシングポイント11が示されている。車両がバニッシングポイント11に接近すると、それまで見えなかった対象物が現れ、他方、車両がバニッシングポイント11から遠ざかると、対象物は、バニッシングポイント11と一体になる。
画面上におけるバニッシングポイント11の位置は、ビデオカメラ4のピッチ角度(上下の振れ角度)およびヨー角度(左右の振れ角度)と関連づけられている。特に、画面上に現れるバニッシングポイント11の高さは、ビデオカメラ4のピッチ角度(上向きか、または下向きか)と関連づけられている。ビデオカメラ4が下向きになればなるほど、バニッシングポイント11の画面上に現れる位置は高くなる。
他方、バニッシングポイント11の画面の水平方向における位置は、ビデオカメラ4のヨー角度(左に振れているか、または右に振れているか)と関連づけられている。ビデオカメラ4が左に振れると、バニッシングポイント11は、画像上で右側に移動する。したがって、画面上に現れるバニッシングポイントの位置から、ビデオカメラのピッチ角度およびヨー角度を導き出すことができる。なお、これらの角度度は、上記以外の方法や手段によって割り出すこともできる。
バニッシングポイント11の位置、およびビデオカメラ4が捉えている範囲が分かると、ビデオカメラ4の向きを継続的に調整することができる。この際、道路12は、少なくともビデオカメラ4の近傍においては平坦であると仮定する。これは、道路12が実際に水平に延びていることを意味するものではなく、局所的には概ね平坦であると仮定するものである。
本発明においては、バニッシングポイント11の位置を決定するために、レーンマーク、路肩等の道路12や車線の両側を区画する目印となるものを発見する必要はない。さらに、本発明においては、カーブを曲がって走行する場合にも、バニッシングポイント11を画面上に再現することができる。
ビデオカメラのピッチ角度と関連づけられたバニッシングポイントの垂直位置
バニッシングポイント11は、地平線13上に位置している。本実施形態の方法は、ビデオカメラの撮像範囲内で、バニッシングポイント11の垂直位置を発見しつつ進行する。ビデオカメラの光軸の垂直面内における向きは、直前の向きを較正することによって知ることができる。したがって、これら2つのビデオカメラの光軸の向きの差を積み重ねることもできる。これらの差の長時間にわたる平均は、静的な環境下におけるビデオカメラのピッチ角度と直接に関連づけられている。車両が動くことによる(動的な環境下での)ビデオカメラのピッチ角度の変化は、経時的に均せば0と想定されるため(仮にそうでないならば、車両は、下り坂または上り坂を進んでいることになる)、ビデオカメラの光軸の垂直面内における向きを割り出すことについて、影響を与えることはない。
図2は、ビデオカメラ4の撮像範囲の幾何学的な関係を模式的に示す。ここでは、ビデオカメラ4(車両と一体であり、独立には動かないものと想定されている)は、未知の角度αで下方を向いている。地平線は、ビデオ画面における1本の画素行23上に投影される。角度αは、地平線に対応する光線13と、光軸に対応する光線20によって定められる。地平線に対応する画素行23と、ピッチ角度αとの間には、下記数1で示す関係がある。
Figure 2010537331

ここで、nは、光軸に対応する画素行と地平線に対応する画素行23との間にある画素行の数、kyは、1つの画素の垂直方向の長さ、FLは、焦点距離21を示す。光線20(光軸の方向に延びる)と光線13(地平線に向かって延びる)は、ビデオカメラの焦点22において交わる。
ビデオカメラのヨー角度と関連づけられたバニッシングポイントの水平位置
図3は、平坦な道路におけるビデオカメラ4の平面図である。ビデオカメラ4を搭載している車両1(図1a参照)は、レーンマーク30,31と平行に走行している。バニッシングポイントは、光線33の延長上に位置し、ビデオ画面上の1本の画素列32に写し出される。光線33は、道路のレーンマーク30,31と平行に延び、レンズ(ピンホールと同等)を通過し、ビデオカメラの光軸に対応する光線34と角度Ψで交差しつつ、バニッシングポイントとして写し出される。
レーンマーク30,31と平行に延びる光線33は、ビデオカメラ4が捉えているバニッシングポイント11(図1b参照)から入射する。画素列32に至る光線33以外の光線は、バニッシングポイント11から入射するものではない。したがって、角度Ψ(光軸34に対応する光線とバニッシングポイント11に対応する光線がなす角度)は、ビデオカメラのヨー角度Ψと等しい。また、光軸34の延長上にある画素列とバニッシングポイントに対応する画素列32とが相違することにより、ヨー角度Ψについて、次のような関係が成立する。
Figure 2010537331

ここで、mは、光軸34の延長上にある画素列とバニッシングポイントに対応する画素列32との間に位置する画素列の数、kxは、1つの画素の水平方向の長さ、FLは、焦点距離36を示す。また、車両1は、レーンマーク30,31と平行に走行すると仮定する。
この仮定が成立しないならば、車両は、走行するにつれて道路から側方に外れることになる。したがって、上記数2についての仮定は、ヨー角度の長時間にわたる変動の期待値が0であることを意味している。この期待値が0からずれていると、ビデオカメラ(すなわち車両)は道路の側方を向いていることになる。
この外、道路のレーンマーク30,31は、平均してまっすぐに延びていると仮定する。すなわち、サーキットを概ね楕円形を描くように試験走行する場合を想定しているのではない。画面の水平方向におけるバニッシングポイントの位置の経時的な平均をとると、まっすぐに前方に延びているのでなければならない。したがって、バニッシングポイントの水平位置の長時間にわたる平均からのずれ(光軸34と、バニッシングポイントに対応する画素列32との間における変動)は、車両1が静止しているときのビデオカメラ4のヨー角度の範囲内に止まる。
長時間にわたる平均は0になると仮定すると、ビデオカメラのヨー角度のずれにより、ビデオカメラが向いている方向(道路の側方を向いているか否か)を推定することが可能になる。特に、光軸上の画素列34とバニッシングポイントに対応する画素列とがなすビデオカメラの内角Ψの測定結果を累積すると、車両の走行がヨー角度の変動に及ぼす効果は、平均して0となる。n個のサンプルの平均ヨー角度をΨ(n)とすると、この値は、ビデオカメラ4の経時的な静的ヨー角度(ビデオカメラの車両の進行方向に対する振れ角度)に収斂する。
車両1が走行することによるピッチ角度とヨー角度の変動の平均値が0であると仮定して、ピッチ角度とヨー角度を長時間にわたって計測すると、バニッシングポイントの位置の測定値を基に、ビデオカメラ4の向きをオンラインで較正するシステムを構築することができる。
つぎに、図1bに示すようなバニッシングポイント11の位置を確定する方法について説明する。ここでは、本発明に係るバニッシングポイントの位置を推定するための4つのアプローチについて説明する。
第1のアプローチ:道路上に2つまたはこれを超える数のレーンマークを探し、これらのレーンマークを互いに交わるまで推定する(交点がバニッシングポイントとなる)。
第2のアプローチ:レーンマークが1つしか捉えられない場合に、バニッシングポイントの位置を特定する。
第3のアプローチ:生地の織り目を辿るような過程を踏んで、バニッシングポイントの位置を特定する。
第4のアプローチ:道路がカーブを描いている場合に、バニッシングポイントの位置を再設定する。
以下に、これら4つのアプローチを詳細について、説明する。
第1のアプローチ:推定線によるバニッシングポイントの位置設定とビデオカメラの向きの較正
レーンマークを、画像フィルタにかけて割り出す。すなわち、画像フィルタを介して、バックグラウンドと対比することにより、一定の大きさを有するとともに、車両の走行によっても変動せず、かつ車両の走行方向を示す一貫した指標となりうる対象物を探し出す。例えば、レーンマークは、ビデオカメラを用いるレーンマーク検知方法、および画像処理方法を利用して見出すことができる。以下においては、レーンマークが発見されたことを前提として説明を進める。
レーンマークのバニッシングポイントの位置は、ビデオ画面上でxy座標を用いて表すことができる。バニッシングポイントの位置は、1つの画素全体、または1つの画素の一部にとどまる範囲内の正確さをもって再現される。いずれにしても、レーンマークaに対して(xa1・xan,ya1・yan)、レーンマークbに対して(xb1・xbm,yb1・ybm)等の座標を割り当てることができる。各レーンマークに対して割り当てる座標の数(レーンマークaに対してはn個、レーンマークbに対してはm個)は、同じである必要はない。
2以上の点があれば、直線は定まる(したがって、画像上で、片側に2つ以上の点があれば、その側におけるレーンマークを定めることができる)。また、同一平面にあって互いに平行でない2本の直線は交わる。したがって、ビデオ画面上で互いに一定の角度をなす2つのレーンマークは、交差する。このビデオ画面上におけるレーンマークの交点は、バニッシングポイントの近傍である。レーンマークを定める複数の点については、実際に使用する前に、時間フィルタリングと通常の条件設定を施し、バニッシングポイントの長時間にわたる正確な平均的位置を算出する。こうすれば、すでに説明したように、バニッシングポイントから、ビデオカメラの向きを割り出すことができる。
バニッシングポイントを推定するための2本の直線は、次のようにして定められる。レーンマーク上のポイントを(x,y)座標で表す。この座標は、1つの画素の全部または一部の範囲内に位置する。いずれの場合であっても、逆レンズモードを用いて、ビデオカメラレンズの歪みを取り除くことができる。逆レンズモードを用いるには、レンズの歪みのタイプと程度だけでなく、ビデオ画面上におけるレンズの光軸の位置も分からなければならない。レンズの歪みを取り除くと、従前と同一の画素の範囲内で、新しい(x,y)座標が得られる。例えば、(100, 200)であった座標が、レンズの歪みを取り除いた後には、(98.23, 202.65)となることもある。
このようにして、従前の各ポイントの座標値を、レンズの歪みを除去したものに正し、ビデオ画面上で、これらのポイントを通る直線を定める。これらのポイントが3つを超えて存在する場合には、最小二乗法によって、回帰線を定める。ノイズマークや低画質マークが検知される場合には、メジアン(中央値)についての最小二乗法も用いることができる。レーンマークとなる直線を定めるための2つのポイントは、できるだけ離れているのが好ましい。
2つまたはこれを超える数のポイントから定まる2つの直線は、バニッシングポイントの近傍に交点をもつ。レーンマークの発見および回帰線の決定には不確かさも伴うため、バニッシングポイントの位置の正確さを向上させるために、経時的な平均をとる。
各直線を3つ以上のポイントを基に描く場合、2以上の交点が生じる場合があるが、このような複数の交点は、1つにまとめることができる。実際に用いられるのは、バニッシングポイントの近傍に位置する1つまたは高々2つのポイントである。ノイズを減らすために、ウェート付けされた1群のポイントが用いられることもある。
このようなアプローチとして最も簡単なシステムにおいては、バニッシングポイントの位置を特定するために、道路の最も左側および右側のレーンマークを用いる(これ以外に、位置が最も確かなレーンマークを用いることもできる)。
バニッシングポイントの位置の経時的な平均座標から、上記のようなビデオカメラの静的なヨー角度とピッチ角度を推定することができる。これらの角度の静的な値(ビデオカメラのぶれがない状態における値)からのずれは、ビデオカメラを搭載している車両が動くことによる。このようなピッチ角度の静的な値からのずれは、ビデオカメラの現在のピッチ角度は何度かというような問いに対して答える際にも必要となる。
レーンマークを推定するためには、各側のレーンマークを描くための最も近いポイントと最も遠いポイントとが、十分に離れていることが必要である。また、道路の局所的な曲率がゼロであること、および車両が、ある程度の大きさの一定の速度で走行していることも必要である(車速が小さすぎると、ヨー角度が広くなりすぎる)。
ピッチ角度を推定した場合には、バニッシングポイントの長時間にわたる平均値を求めるために使用する前に、大きく外れた値を除去する。
第2のアプローチ:ある時点において片側のレーンマークしか見えない場合におけるバニッシングポイントの位置の特定
図4は、このアプローチの一例において、リアルタイムのバニッシングポイント40を、最終的な推定値まで導く過程を要約して示している。車両がレーンから外れることに対して警告をするためのオンライン較正は、バニッシングポイントを発見することにかかっている。
バニッシングポイントは、左側および右側のレーンマークが交差する点を発見または推定することによって定められる。オンライン較正は、所定の画面フレーム内にレーンマークが1つ(左側または右側のレーンマーク)しか捉えられない場合にも実行することができる。レーンマークは、運転支援システムが作動している間、2つ捉えられることが要求されるが、一時的に1つしか捉えられないこともある。以下に、このような場合に、オンライン較正がいかにして行われるかについて説明する。
バニッシングポイントは、一時的に画面フレーム内に片側のレーンマークしか捉えることができない場合でも、一連の画像(画像シーケンス)から求めることができる。ただし、この画像シーケンス内(同一の画面フレームでなくともよい)における複数のポイントで、両側のレーンマークを捉えうることが必要である。いずれかの画面フレームにおいて、片側のレーンマークしか捉えられなくても許容されるが、バニッシングポイントの位置の正確さを高めることはできない。
バニッシングポイントとは、ビデオ画像上において、レーンマークの外挿線が概ね通過すると想定される位置である。図4に示すように、バニッシングポイント40を求める際には、最初の想定位置が用いられる。この最初の想定位置とは、簡単にいえば、ビデオ画像の中心点、またはビデオカメラが搭載されている車両についてのデフォルト値である。
画面フレームの片側にレーンマーク41が捉えられたときには、画面フレームの周縁またはこの推定線から、画面上でレーンマーク41と直交するように、想定線を矢印42で示す方向に延ばす。この想定線は、時間に依存する値でウェート付けされており、時間とともに、レーンマーク41またはレーンマーク43(レーンマーク41に係る第nフレームよりも時間的に遅れた第mフレームにおいて得られる推定線)に接近する程度が減少する。
その結果、第nフレームにおいては、より正確さの高い座標位置において、新規なバニッシングポイント40'を得ることができ、さらに、第mフレームにおいては、より正確さの高い座標位置において、新規なバニッシングポイント40''を得ることができる。
レーンマーク41,43が、それぞれバニッシングポイントを通過する頃には、バニッシングポイントは、当初想定したバニッシングポイント40から、経時的に若干の補正を行いつつ、最終的な値(真の位置)に到達する。
したがって、どのフレームにおいても、推定線が交わるようになっている2本のレーンマークは必要ないにも拘わらず、バニッシングポイントの位置を推定することができる。
バニッシングポイントの位置を調整するためにローパスフィルタを用いる場合には、バニッシングポイントは、経時的に変化しない値でウェート付けされた、路肩からの距離に比例する距離で更新される。この平均化の過程においては、経時的に減少する値でウェート付けする。(繰り返し平均フィルタの場合、平均化の過程においては、徐々に増大する値でウェート付けするが、新規な測定値に係るウェートは、測定の回数が増大するにつれて小さくする。)
このアプローチにおける本発明の特徴が明らかになるよう、以下に、簡単な実施例を示す。最終的な目標は、2つの直線の交点(簡単のため、座標を(0,0)とし、一方の直線x軸、他方の直線をy軸とする(いずれか一方の直線の位置は変化しない))を求めることである。一方の直線は、他方の直線が捉えられなくても、所与の時間にアルゴリズムに使用される。この場合、2直線の交点を求めることはできない。この条件下で、最初に推定される交点の正確さを高めることが課題である。
最初の交点の推定座標を、任意に(−8、−8)とする。バニッシングポイントの推定位置を高める際のルールは、「リアルタイムの推定ポイントを、一方の直線上で、それまでの距離(これと直交する直線との交点によって示される)の半分の距離に移動させる。」である。このルールをx軸に適用し、その度にy軸を与えると、x座標は次のように変化する。
x座標を−8から始める。
x座標を−4へ移動させる。
x座標を−2へ移動させる。
x座標を−1へ移動させる。
x座標を−0.5へ移動させる。
以下、同様。このようにすれば、正確な交点のx座標に近づくことは分かると思う。
このプロセスをx軸だけでなく、y軸にも拡張する。x軸、y軸等の数(次元)によらず、最初のスタートポイントを正確な座標値(0,0)に向けて動かしていくことに変わりはない。正確な値への漸近は、各軸について独立に、かつスタートポイントの位置とは拘りなく、同じように行う。バニッシングポイントは、任意のスタートポイントから、その正確な値に向けて引き寄せられる。
システムには、ノイズを加えることもできる。簡単のため、レーンマークが1本だけの場合を再度考える。これは互いに直交する軸が2本存在する場合にも拡張しうることは明らかである。このノイズの値は、任意に、−0.2,−0.4,−0.1,−0.4,0,+0.4,−0.3,+0.1,……(これらの値の長時間にわたる平均値は0である)とすることができる。簡単のため、ここでは、第1の値(−0.2)を例にとって説明する。
座標(−8)から、(−8−(−0.2))/2(すなわち3.9単位)動かして、座標を(−4.1)とする。
座標(−4.1)から、(−4.1−(−0.4))/2動かして、座標を(−2.25)とする。
座標(−2.25)から、(−2.21−(−0.1))/2動かして、座標を(−1.175)とする。
この過程を繰り返すと、−0.7875、−0.39375、0.003125……と続いていく。
こうして、加えるノイズの大きさに拘わらず、正確な値である0に接近していく(ノイズの数列が発散していく場合を除く)。
上記のノイズを加える過程は、互いに直交する二次元座標の場合にも拡張しうることは明らかである。また、この過程は、ビデオカメラを搭載している車両が移動する場合に、バニッシングポイントを移動させる過程を、部分的に模倣している。
このようなアプローチにおいて最後に残された課題は、レーンマークの延びる角度が変化する場合である。実際のレーンマークは、道路幅に応じて、ビデオ画面上で、角度を変化させつつ、運転者の視界へ入ってくる。
簡単にするため、1本のレーンマークだけが、角度を変化させた状態で捉えられるものとする。これは、2本のレーンマークが角度を変化させた状態で捉えられる場合に拡張しうる。
レーンマークの角度を、上記のノイズに類似した態様(−20°,−40°−10°,−40°,0,+40°等の任意の数列)で変化させる。バニッシングポイントの推定値の較正は、常にレーンマークと直交する方向に行う。
レーンマークの推定は2次元的に行うため、較正の手順は複雑である。そこで、簡単のため、最初の過程のみ説明する。
傾きm、y切片bmark、およびリアルタイムのバニッシングポイントの座標(xn,yn)を用いる線形方程式で表されるバニッシングポイントの新規な較正位置を与える基本的な方程式は、下記数3および数4の通りである。
Figure 2010537331

Figure 2010537331
バニッシングポイントの最初の推定位置を座標(−8,−8)から始める。すると、上記数3および数4に従い、x座標は、−1.74,−3.19と移動し,y座標は、−0.59,−1.37と移動する。その結果、この較正手順によっても、バニッシングポイントは、真の値(0,0)へと移動する。
上記の手順は、レーンマークの曲がり角度が種々に変化する場合には複雑になる。しかし、2本のレーンマークがともに種々の角度でカーブしている場合にも、上記の手順によれば、バニッシングポイントは、原点(0,0)に向かって移動する。
いずれの場合にも、上記アプローチによれば、バニッシングポイントが、どのようなポイント(ノイズを含む)を通過する場合にも、種々の角度で変化するレーンマークの延長上にある場合にも、その最初の推定座標は、真の値に向かう。これは、実際の道路上のレーンマークの位置と角度が、同時に変化する場合にも当てはまる。
図4に示す例においては、簡単にするため、互いに直交する2つの軸を用いている。しかし、一般的には、これらの軸はそうではなく、またバニッシングポイントの真の値を推定するための各軸の移動も互いに独立に行われるわけではない。上記の軸を用いるルールの優れているところは、最初の推定ポイントを真の値へ向かわせることができる点にある。ただし、上記バニッシングポイントの位置の修正を行うためには、2本のレーンマークは、互いに重なってはならない。
図4における距離44のように、最初の推定ポイントから原点まで、順次半分の距離だけ接近させていくというルールは、修正することができる。このルール(half-distance rule)とは、常に、変数が最終的な真の値の近傍にあるときでも、リアルタイムのノイズの値の少なくとも半分の距離は移動させることを意味する。ノイズに対する感度は、繰返し平均の関係を用いて、ステップの大きさを小さくすることによって、改善することができる。この結果、第n番目の過程の長さは1/nとなる。nが大きな値になれば、1/nは、ますます小さくなる。したがって、ノイズが最終的な真の値に及ぼす影響は、徐々に小さくなる。
以上を要約すると、道路のバニッシングポイントを発見する通常のプロセスにおいては、2本のレーンマーク(右側のレーンマークと左側のレーンマーク)を、1つの画面フレーム中に捉えうることが必要である。2本のレーンマークは、バニッシングポイントの近傍で交わる。
図5は、バニッシングポイントの推定について、ビデオカメラで捉えられたレーンマークの数に応じて、種々の経路が採られることを示すフロー図である。ただし、単一のフレームにおいて、2つのレーンマークが同時に捉えられなければならないわけではない。右側のレーンマークと左側のレーンマークが時々現れる限り、上述のアプローチにより、バニッシングポイントの最初の推定ポイントを、最終的な真の値に収斂するよう修正することができる。
図5に示すプロセスは、ブロック50から開始し、ついでビデオカメラ4(図1b参照)から画像を受け取る(ブロック51)。道路上にレーンマークが捉えられた場合(ブロック53:位置探知過程)には、次の位置決定過程(ブロック54)に進む。ここで、バニッシングポイントの位置の正確さが満足されうるものである場合には、次のブロック55に進む。そうでない場合には、再度ブロック51へ戻り、ビデオカメラ4から新たな画像を受け取る。
レーンマークが1つしか捉えられない場合には(ブロック55)、バニッシングポイントは、レーンマークの外挿位置に向かい(ブロック56)、修正されたバニッシングポイントが出力される(ブロック57)。さらに、これまでのプロセスを繰り返すために、ビデオカメラから画像を受け取る過程(ブロック51)に戻る。
他方、レーンマークが2本捉えられ(ブロック58)、コンピュータによって、これら2本のレーンマークの外挿線の交点が導出されたときは(ブロック59)、バニッシングポイントを、その交点に向かって移動させる。こうして、修正されたバニッシングポイントは、ブロック57に向かい、このプロセスを繰返すために、ブロック51へ移動して、ビデオカメラから画像データを受け取る。
仮に2本を超えるレーンマークが捉えられ(ブロック58)、コンピュータによって、これらのレーンマークの外挿線の交点が導出され(ブロック61)、さらに一点に集約された場合には(ブロック62)、バニッシングポイントを、その集約点に向かって移動させる(ブロック63)。こうして、修正されたバニッシングポイントが、ブロック57に向かい、このプロセスを繰返すために、ブロック51へ移動して、ビデオカメラから画像データを受け取る。
第3のアプローチ:織り目を辿るような過程を踏むバニッシングポイントの特定
このアプローチでは、上述のバニッシングポイントに接近するように逐次距離を狭めていくアプローチで説明した距離よりも近接した距離で、規則的に離間したパターン(織り目模様)を用い、ビデオカメラの傾斜角を割り出すために、この離間の規則性を利用する。レーンマークが破線として描かれている場合は、この規則的に離間したパターンに該当する。この技術的思想は、後述するように、アスファルトの粗い粒条の路面にも拡張しうる。
一例として、ビデオカメラの1m先に始まって(このスタートポイントを、パターンの位相と呼ぶ)、3m間隔で破線状に延びるレーンマークのパターンを取り上げる。また、ビデオカメラは、路面から1.5mの高さにあって、3.6°下向きであるとする。その外、ビデオカメラのレンズの焦点距離は、5.7mmとする。
ピッチ角度+レーンマークに対応する光線が光軸となす角度(内角)=tan-1(ビデオカメラの高さ(m単位)/ビデオカメラの位相(m単位)+破線状レーンマークの繰返し回数(n))とすると、このパターンの第1の単位(レーンマークの最初の破線)ついては、位相1(m)、かつn=0となる。
したがって、ビデオカメラは、3.6(ピッチ角度)+内角=tan-1(1.5/1.0)≧52.716°下向きとなる。
次の破線状レーンマークについては、位相は1で変わらず、n=1となるため、内角は、15.958°下向きとなる。
最後にn=2の場合には、内角は、8.496°下向きとなる。
次に、位相、繰返しパターン間の距離、またはビデオカメラのピッチ角度のいずれかが未知の場合を考える。ビデオカメラの設定高さも内角も不明の場合には(いずれも光軸に関わる)、3つの未知の値について3つの方程式(いずれも数値計算によって解くことができる))を立てて、ピッチ角度を求めることができる。測定値が多数得られる場合には、方程式は、誤差を最小にするように解く。
以上、破線が規則的に繰返す単純なレーンマークの場合を取り扱ってきたが、このアプローチは、ビデオカメラ前方の路面について第1順序統計量が不動である過程すれば、アスファルトの路面が粗い道路の場合に拡張することができる(すなわち、路面アスファルトの粒と粒の間の距離の平均は、対象区間内では一定と仮定する)。
バニッシングポイントに向かって路面上で明確に捉えうるアスファルト粒間の距離の平均の変化(すなわち、画面にアスファルト粒が現れる頻度の変化)を観察すると、方程式を立てることができ、再びビデオカメラのピッチ角度を導出することができる。ビデオ画面は、通常1cm未満のアスファルト粒を捉えうるよう、十分な解像度を有していなければならない。このようなアプローチによるビデオカメラのピッチ角度の推定は、上述の破線状レーンマークからピッチ角度を推定するアプローチを拡張したものである。
第4のアプローチ:道路がカーブしている場合のバニッシングポイントの特定
道路がカーブしている場合には、レーンマークの推定線の交点に当たるバニッシングポイントは、左右へ移動する。したがって、道路がカーブしているということは、バニッシングポイントの真の値に偏りを生じさせる原因となる。しかし、この偏りを除去し、道路が、実際とは異なり、まっすぐに延びるものと再構成して、バニッシングポイントの真の値に到達することができる。このためには、走行中の車両から送られる、道路のリアルタイム曲率半径についてのシグナルを利用する。このシグナルは、ヨー角度の変化率、ホイールの回転速度、ステアリング角等である。道路の曲率半径が分かれば、レーンマークの画像を、道路がまっすぐであれば位置すべきポイントへ復帰させ、すでに説明したように、推定線を前方へ延ばすことによって、バニッシングポイントの真の座標を得ることができる。
1 車両
2,12 道路
4 ビデオカメラ
8 電気回路
9,10 入力信号
11 バニッシングポイント
13 地平線
14,15 レーンマーク

Claims (12)

  1. 車載ビデオカメラを介して、車線内の走行を保つ運転支援システムを有する車両において、路面上のレーンマークその他の側線を含む画面フレーム内でバニッシングポイントを推定するオンライン較正方法であって、車線の左側および右側の少なくとも一方のレーンマークを捉えるか、または遠方において互いに交わるように推測することによって、バニッシングポイントの位置を特定するようになっており、所定の時刻における所与の画面フレームにおいてレーンマークの片側だけしか捉えられない場合でも、一連の画像を時間フィルタにかけて、長時間にわたるバニッシングポイントの平均座標を求めることができ、かつこのバニッシングポイントの平均座標から、ぶれの影響を除去したビデオカメラのヨー角度とピッチ角度を求めることを特徴とするオンライン較正方法。
  2. 前記バニッシングポイント(40)の位置特定のために、最初の推定値を設定するようになっており、第1の画面フレーム(n)において第1のレーンマーク(41)が道路(2)の片側に捉えられた場合には、前記バニッシングポイントの最初の推定値を、前記レーンマーク(41)に向かって、レーンマーク(41)からの垂直距離に比例し、かつ時間の経過に従って逓減する値でウェート付けされた距離だけ直線的に動かし、第2の画面フレーム(m)において第2のレーンマーク(43)が捉えられた場合には、前記第1の画面フレーム(n)におけるバニッシングポイントの位置を基に、より正確な位置に新しいバニッシングポイント(40')を定めるという手順を繰返し、バニッシングポイントの最初の推定値は、時間が経過するにつれて、段々に小さい修正量で、真の値に近づくようになっていることを特徴とする請求項1記載のオンライン較正方法。
  3. 前記バニッシングポイントの逐次的な修正システムは、再帰的な平均化フィルタリングによって、ビデオカメラによる測定値が、従前の値よりも著しくずれているとされた場合には、この測定値を採用しないようになっていることを特徴とする請求項1または2記載のオンライン較正方法。
  4. 多項式モデルに沿ってレーンマークを外挿し、レーンマークに接近したバニッシングポイントの修正値の不確実さは、前記レーンマーク(41)(43)に接近したバニッシングポイントの修正値の不確実さは、そのレーンマークからの垂直距離における、道路が写し出されたフレームの画素の大きさに関係するようになっていることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載のオンライン較正方法。
  5. レーンマークの前方への外挿線に基づいて、画像上でバニッシングポイントを特定する際、外挿線を形成する前に、画面上においても実際の路面上においても、レーンマークを外挿するのに十分なだけ離間した複数の点を選ぶこと、十分な車速の下で測定すること、複数のレーンマークが互いに十分な角度を保って延びていること、およびレーンマークの位置についての確かさを含む所定の条件を満たすか否かを判断することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載のオンライン較正方法。
  6. 車載ビデオカメラを介して、車線内の走行を保つ運転支援システムを有する車両において、路面上のレーンマークその他の側線が現れた画面フレーム内でバニッシングポイントを推定するオンライン較正方法であって、破線状に繰返し規則的に現れるレーンマークを捉え、または遠方において互いに交わるように外挿することによって、ビデオカメラのピッチ角度を割り出し、一連の画像を時間フィルタにかけて、長時間にわたるバニッシングポイントの平均座標を算出することを特徴とするオンライン較正方法。
  7. 車載ビデオカメラを介して、車線内の走行を保つ運転支援システムを有する車両において、路面の特性が現れた画面フレーム内でバニッシングポイントを推定するオンライン較正方法であって、路面の特性の出現頻度の変化を用いてビデオカメラのピッチ角度を割り出し、かつ一連の画像を時間フィルタにかけて、長時間にわたるバニッシングポイントの平均座標を算出することを特徴とするオンライン較正方法。
  8. 請求項1〜5に係る方法、請求項6に係る方法、請求項7に係る方法を組み合わせたことを特徴とする方法。
  9. 車載ビデオカメラを介して、車線内の走行を保つ運転支援システムを有する車両において、路面上のレーンマークその他の側線、または路面の特性が現れた画面フレーム内でバニッシングポイントを推定する請求項1〜8のいずれかに記載のオンライン較正方法を実施しうる、車両前方の路面を検証するための画像処理装置と、コンピュータを含む電気回路とを備えるオンライン較正システムであって、前記コンピュータを含む電気回路は、ビデオカメラおよび光軸のぶれを含む、バニッシングポイントのおおよその位置を特定し、このバニッシングポイントの位置から、レーンマークその他の側線の外挿線を用いて、連続的な修正のための時間フィルタリングにかけ、一画素の範囲内の正確さで、ビデオカメラのピッチ角度とヨー角度を導出しうるようになっていることを特徴とするオンライン較正システム。
  10. 前記バニッシングポイントは、車両に載せる貨物の重量に関連づけられた変数と結び付けられ、前記貨物の重量が大きくなれば、車両が車線から外れるのを抑制する効果が働き、かつピッチ角度およびヨー角度の正確な値を求めうるようになっていることを特徴とする請求項9記載のオンライン較正システム。
  11. ヨー角度の変化率、ホイールの回転速度、ステアリング角を含む車両から送られるシグナルを基に道路の局所的な曲率を算出し、画面上でレーンマークをまっすぐなものに修正した後に、バニッシングポイントの位置とビデオカメラの向きを推定するための外挿線を用いるようになっていることを特徴とする請求項9または10記載のオンライン較正システム。
  12. 請求項1〜8のいずれかに記載のオンライン較正方法、または請求項9または10記載のオンライン較正システムを実行するためのコンピュータが読み取り可能な媒体に格納されたコンピュータプログラム。
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