JP2010528711A - 超音波手術システム - Google Patents

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Abstract

超音波手術システムは、近位端及び遠位端を有する超音波伝送部材を含む。超音波作動エンドエフェクターは、この伝送部材の該遠位端に取り付けられる。加圧流体デリバリーシステムは、少なくとも1つの流体源と連通している流体ノズルを含む。この流体ノズルは、使用中、軟組織に、エンドエフェクターから軟組織を遠ざける速度で加圧流体を供給するように配設及び構成される。

Description

開示の内容
〔技術分野〕
本願は、概して手術システム、及びより詳しくは超音波手術システムに関する。
〔背景技術〕
外科医は、手術において、組織を切断及び凝固するために、超音波器具を使用する。圧電要素は、超音波器具の共振周波数で電気的に励起され、共振器を通って伝送され、増幅され、同一周波数の機械的な定在波振動を生成する、振動を作り出す。器具の超音波伝送アセンブリは、この振動を器具の遠位端上のエンドエフェクター(例えば、切れ刃)に伝送する、細長い伝送導波管を有する。いくつかの器具は、エンドエフェクターが、組織を処理するために、横(長手方向軸に対して垂直)又はねじれ(長手方向軸の周囲)方向のいずれかに主に振動するように特に設計されているが、エンドエフェクターは、主に長手方向に振動し、隣接した組織内に局部的熱を発生させてもよい。
エンドエフェクターの遠位端は、振動腹点に対応する。エンドエフェクターの近位端は、典型的に、超音波伝送アセンブリの最も遠位の振動節点のわずかに遠位にある導波管に取り付けられる。この配設は、エンドエフェクターに組織が載せられていない場合に、器具を好ましい共振周波数に調整できるようにする。いくつかの実施形態では、エンドエフェクターの長さは、特定の周波数の超音波エネルギー入力によって励起される際に、エンドエフェクター材料を通って伝播する音波長の4分の1よりわずかに短い。
異なる材料から形成された超音波手術エンドエフェクターは、大幅に異なる音響的及び機械的特徴を呈してもよい。これらの特徴は、超音波伝播波長、伝導性熱伝達、機械的疲労強度、及び音響伝送効率などの材料特性に関連し得る。例えば、比較的高い弾性率対密度比を有するセラミックなどの材料から形成されたエンドエフェクターは、比較的低い比を有する金属などの材料から形成されたエンドエフェクターより長い超音波伝播波長を有し得る。
いくつかの現行の超音波手術器具のエンドエフェクターは、Ti−6Al−4Vチタン合金から作製される。チタン合金の超音波伝播波長は、55.5kHzの超音波周波数で動作される際、エンドエフェクターの長さが約22mmになるように、約87mmである。特定の手術用途では、外科医が、現在入手可能なものよりわずかに長いエンドエフェクターを好む場合がある。
材料内の音波長は、超音波エネルギー入力の周波数(サイクル/秒)で除算した材料内の音の速度と同等である。したがって、より長いエンドエフェクターを有する器具を提供するための一方法は、超音波エネルギー入力の周波数を減少させることである。例えば、周波数を、約55.5kHzから約27.8kHzに低減すると、チタン合金内の固有波長は、約174mmに増加する。しかしながら、励起周波数の実用下限値が存在する。20kHz未満で振動するエンドエフェクターは、ヒトにとって不快な可聴音を作り出す場合があり、明らかに、手術室に望ましくない。
より長いエンドエフェクターを有する器具を提供するための別の方法は、音がより早く移動するエンドエフェクター材料を選択することである。材料内の音の速度は、材料密度と弾性係数の関数である。基本的に、高い弾性率対密度比を有する材料は、比較的低い比を有する材料より速く超音波エネルギーを伝播する。アルミナ(Al23)を含む、特定のセラミック材料は、いくつかのチタン合金の約2倍程度の固有波長を呈する。残念ながら、セラミック材料は、非常に脆性であり、セラミック製エンドエフェクターは、通常の取り扱い、セットアップ、及び操作中に破損しやすいであろう。
より長いエンドエフェクターを提供することに加え、エンドエフェクターの「自己発熱」並びに組織を切断及び凝固する時間を削減するために、エンドエフェクターの音響伝送効率を改善することが望まれる場合がある。サファイア、チタン、及びアルミニウムなどのいくつかの材料は、銅及びスチールなどの他の材料より効率的に超音波エネルギーを伝送し得る。手術用超音波エンドエフェクターの音響伝送効率は、Ti−6Al−4Vチタン合金及びいくつかのアルミニウム合金では10,000〜20,000である、「Q」係数として当該技術分野において既知のユニットレス音響係数と関連し得る。特定のスチールのQ係数は、250と低くてもよい。エンドエフェクターの自己発熱が最小化されるべき用途では、エンドエフェクターは、高いQ係数を有する材料から形成されてもよい。しかしながら、エンドエフェクターが体液に浸りながら使用される場合など、エンドエフェクターの急速自己発熱が望まれる、いくつかの手術用途が存在し得る。そのような用途では、エンドエフェクターは、組織内に熱を瞬時に発生させて、組織を切断及び凝固するために、より低いQ係数を有する材料から形成されてもよい。
また、エンドエフェクター材料の熱伝導率は、エンドエフェクターが、どれだけ迅速に組織を切断及び凝固するかに大幅に影響し得る。エンドエフェクターの組織への熱の伝導が速すぎると、組織が炭化する場合がある。しかし、エンドエフェクターの組織への熱の伝導が遅すぎると、装置の切断及び凝固が遅すぎる場合がある。手術用途により、約7W/(m−K)の熱伝導率を有する、Ti−6Al−4V合金から形成されたエンドエフェクターは、過度の熱を保持する場合があり、一方で、約200W/(m−K)の熱伝導率を有する、アルミニウムから形成されたエンドエフェクターは、組織から過度の熱を奪う場合がある。
エンドエフェクター材料の機械的疲労強度は、エンドエフェクターの作動寿命、ひいては、外科手術中に何回エンドエフェクターを使用できるかに、大きく影響し得る。疲労強度は、材料の耐久限度と称される場合があり、材料に、実質的に無限のサイクルで可逆的に加えられ得る応力に対応する。Ti−6Al−4V合金は、約413kPaの疲労強度を有し、一方、アルミニウムの疲労強度は、約138kPaである。また、アルミニウムは、チタン合金より柔らかく、使用中、他の手術器具によってより容易に破損され、エンドエフェクターの疲労抵抗を更に減少させ得る、亀裂発生をもたらす可能性がある。
明らかに、手術用超音波エンドエフェクターの設計は、特定の手術用途に望ましい音響的及び機械的特徴の組み合わせを有する単一エンドエフェクター材料に使用可能な選択肢が非常に限られているため、少なくとも多少困難であった。例えば、現行のエンドエフェクターより長い超音波伝播波長及び優れた疲労強度を有し、それにも関わらず、現行のエンドエフェクターの音響効率及び熱的特徴を維持する、手術用超音波エンドエフェクターを提供することが望ましい場合がある。
組織を切断するのに液体ジェットを使用する、別の手術器具が、米国特許第6,375,635号によって開示される。器具は、器具の遠位端に向けて高圧液体を導き、ジェット開口部を提供するノズルを含む、圧力ルーメンを含む。器具は、ジェット開口部の反対に、器具が動作している際に液体ジェットを受容するための排出ルーメンを更に含む。
〔課題を解決するための手段〕
一態様では、超音波手術システムは、近位端及び遠位端を有する、超音波伝送部材を含む。超音波作動エンドエフェクターは、伝送部材の遠位端に取り付けられる。加圧流体デリバリーシステムは、少なくとも1つの流体源と連通している、流体ノズルを含む。流体ノズルは、使用中、軟組織に、エンドエフェクターから軟組織を遠ざける速度で加圧流体を供給するように配設及び構成される。
別の態様では、超音波手術システムは、超音波伝送部材、及び伝送部材に取り付けられた超音波作動エンドエフェクターを含む。シースは、エンドエフェクターに対して可動式である。シースは、エンドエフェクターによる組織との相互作用を阻止するためにシースがエンドエフェクターを被覆する第1の構成と、エンドエフェクターが組織と相互作用するようにシースを越えて露出される第2の構成と、を有する。
第3の態様では、超音波手術システムを使用して組織を処理する方法が提供される。方法は、超音波伝送部材の遠位端に取り付けられた超音波作動エンドエフェクターを、組織に近接して設置する工程を含む。加圧流体は、少なくとも1つの流体源と連通している流体ノズルを含む加圧流体デリバリーシステムを使用して、軟組織に、エンドエフェクターから軟組織を遠ざける速度で向けられる。
第4の態様では、超音波手術システムは、患者に外科手術を実施するように適合された遠位端と、操作者が制御できるように適合された近位端と、を有する手術器具を含む。器具は、器具の遠位端に向けて高圧液体を導くのに十分なバースト強度を有する圧力ルーメンを含む。圧力ルーメンは、ジェット開口部を提供する少なくとも1つのノズルを含む。ノズルは、そのノズルを通って流れる高圧の液体として液体ジェットを形成するように形状化される。排出ルーメンは、器具が動作中の際に液体ジェットを受容するため、及び液体カラムの形で手術部位から液体を供給するために、断面積を有し、ジェット開口部と反対側に、そのジェット開口部から所定の距離で設置することができる、ジェット受容開口部を含む。超音波システムは、圧力ルーメン、液体ジェット、排出ルーメン、及び液体カラムのうちの1つ以上に超音波エネルギーを付与するように構成される。
第5の態様では、超音波手術システムは、近位端及び遠位端を有する超音波伝送部材を含む。超音波作動エンドエフェクターは、伝送部材の遠位端に取り付けられる。エンドエフェクターは、金属材料のマトリックス内に配置されたダイヤモンド粒子を含む、複合エンドエフェクターである。ダイヤモンド粒子は、使用中に組織と接触するために、エンドエフェクターの表面において露出している。
本発明の1つ以上の実施形態の詳細を、添付図及び以下の説明で明らかにする。本発明の他の特長、目的、及び利点は、説明及び図面、並びに特許請求の範囲から明らかとなるであろう。
加圧流体を供給することができる、超音波手術器具の実施形態。 使用中の図1の手術装置の遠位端の詳細図。 使用中の図1の手術装置の遠位端の詳細図。 加圧流体を供給することができる超音波手術器具の別の実施形態。 可動式シースアセンブリを含む超音波手術器具の別の実施形態の斜視図。 延びた構成及び引っ込んだ構成の、図4の超音波手術器具の部分的な側断面図。 延びた構成及び引っ込んだ構成の、図4の超音波手術器具の部分的な側断面図。 組織と接触している、図5の超音波手術器具の遠位端の部分的な詳細側断面図。 骨を切断するための、引っ込んだ構成の図6の超音波手術器具の遠位端の部分的な詳細側断面図。 可動式シースアセンブリを含む、超音波手術器具の別の実施形態の部分図。 可動式シースアセンブリを含む、超音波手術器具の別の実施形態の部分図。 可動式シースアセンブリを含む、超音波手術器具の別の実施形態の部分図。 加圧流体デリバリーシステム及び可動式シースアセンブリを含む、超音波手術器具の別の実施形態。 延びた構成及び引っ込んだ構成の、図12の線13−13に沿った、超音波手術器具の側断面図。 延びた構成及び引っ込んだ構成の、図12の線13−13に沿った、超音波手術器具の側断面図。 超音波手術器具の別の実施形態の断面図。 超音波手術器具の別の実施形態の断面図。 超音波手術器具の別の実施形態の断面図。 超音波手術器具の別の実施形態の断面図。 超音波伝送アセンブリの実施形態の斜視図。 図16の線17−17に沿った、超音波伝送アセンブリの断面図。 超音波伝送アセンブリの別の実施形態の斜視図。 超音波手術器具の別の実施形態の線図。 図19の超音波手術器具の遠位端の詳細図。
本発明の詳細を説明する前に、本発明は、その用途又は使用において、添付の図面及び説明に例示される部品の構成並びに配設の詳細に制限されないことが留意されるべきである。例示的な実施形態は、他の実施形態、変形物、及び修正物に導入又は組み込まれてもよく、様々な方法で実践又は実施されてもよい。更に、特に指示がない限り、本明細書に採用される用語及び表現は、読者の便宜上、例示的な実施形態を説明するために選択されており、本発明を制限するためではない。
図1を参照すると、例示的な超音波システム10は、超音波変換器14を有する超音波信号発生器12、及びハンドピースハウジング16を含む。超音波変換器14は、超音波信号発生器12からの電気信号を機械的エネルギーに変換し、結果として、超音波変換器14及び超音波エンドエフェクター18の、超音波周波数での主に長手方向振動運動を生じる。好適な発生器は、オハイオ州シンシナティ(Cincinnati)にあるエチコン・エンド−サージェリー社(Ethicon Endo-Surgery, Inc.,)から、モデル番号GEN04として入手可能である。音響アセンブリ20にエネルギーが加えられると、音響アセンブリ20を通して振動運動定在波が発生する。超音波エンドエフェクター18の遠位端は、55.5kHzの超音波周波数で、約10〜200マイクロメートルのピーク間振幅で、長手方向に振動してもよい。細長い内部シース22は、導波管24及び超音波エンドエフェクター18の近位端を保持する。音響アセンブリ20に沿ったいずれかの点での振動運動の振幅は、振動運動が測定される音響アセンブリに沿った位置に依存する。振動運動定在波内の最小又はゼロ交差は、一般に、節(node)(すなわち、通常、長手方向運動が最小である場所)と称され、長手方向定在波内の最大絶対値又はピークは、一般に、腹(anti-node)と称される。いくつかの実施形態では、腹とその腹に最も近い節との間の距離は、4分の1波長(λ/4)である。
音響アセンブリ20のコンポーネントは、いずれかのアセンブリの長さが波長の2分の1の整数(nλ/2)となるように、音響的に調整されてもよく、式中、波長λは、音響アセンブリ20の予め選択された波長、又は動作する長手方向振動駆動周波数fdであり、nは、いずれかの正の整数である。また、音響アセンブリ20は、いずれかの好適な音響要素の配設を組み込んでもよいことが熟慮される。エンドエフェクターへの振動運動の付与に関する詳細は、例えば、米国特許第6,254,623号、同第6,976,969号、同第7,163,548号、及び2005年10月7日に出願された、名称が「超音波手術器具で使用するための作動機構(Actuation Mechanism For Use With An Ultrasonic Surgical Instrument)」の米国特許出願公開第11/246,826号に記載され、これらの全ての詳細は、本明細書に完全に説明されるかのように、参照によって本明細書に組み込まれる。
更に図1を参照すると、超音波システム10は、流体デリバリーシステム30を更に含む。流体デリバリーシステム30は、加圧流体源32(例えば、ポンプ、圧縮器などを含む)、加圧流体源からの加圧流体をハンドピースハウジング16に向けるための導管34を含む。導管34は、バルブ38(例えば、ソレノイドバルブ)によって、外部シース36に接続される。外部シース36は、内部シース22の外径より大きな内径を有し、外部シース36と内部シース22との間を通って加圧流体が移動することができる流体通路を形成する。流体通路は、外部シース36の遠位端に位置する流体出口40と連通している。例示されている実施形態では、流体出口40は、エンドエフェクター18の遠位端41の近位に位置するノズルを形成する。
いくつかの実施形態では、超音波システム10は、ユーザーが流体供給を制御できるようにする、制御部(この場合、ボタン42の形態)を含む。図示されるように、ボタン42は、ハンドピースハウジング16上に位置する。一実施例として、ボタン42を押す(例えば、ユーザーの指を使用して)と、バルブを開かせる信号をバルブ38に送信し、流体を、内部シース22と外部シース36との間の流体通路に入れる。ボタン42が開放されると、信号が中断され、バルブ38が閉まり、それによって流体が流体通路に入るのを防止する。他の実施例も考えられる。例えば、制御部42は、制御部からの信号に基づいてバルブの動作を制御するコントローラ(図示せず)に接続されてもよい。制御部42は、ユーザーが多数の流体供給パラメーターを制御できるようにする多重設定に対応する多重入力(例えば、ボタン、スイッチ、ダイヤルなど)を含んでもよい。一実施例として、流体デリバリーシステム30は、異なる流体の種類(例えば、液体及び気体)の複数の流体源を含んでもよい。制御部42は、ユーザーが、流体出口40に向けて流体通路を通して供給する、異なる流体種類又は加圧流体の種類の組み合わせを選択できるようにしてもよい。別の実施形態では、ボタン42は、ボタンを押すこと及び開放することによって開けること並びに閉じることができる、押しボタン式機械的バルブであってもよい。
別のシステム実施形態では、超音波システム10は、内部シース22を含まず、流体通路は、外部シース36を使用して形成され、加圧流体は、導波管24と外部シースとの間を流れる。別のシステム実施形態では、加圧流体を供給するために、導波管24を通って延びる中央ルーメン(要素35)及び超音波エンドエフェクター18が使用される。
別の実施例として、点線で図示されるように、それぞれの加圧流体源が異なる種類の流体を提供する多重加圧流体源32a及び32bが提供されてもよい。例えば、流体源32aは空気(又は他の気体)を提供してもよく、流体源32b(fluid source 32)は生理食塩水(又は他の液体)を提供してもよい。いくつかの実施形態では、流体源32a及び32bは、異なる圧力で流体を提供してもよい。一実施形態では、ハンドピースハウジング16は、導管34a及び34bの端部に位置するコネクタ56(例えば、液体密封を形成する、ねじ付き、クサビ嵌合など)と噛み合うことができる、接続/切断ポート54を含んでもよい。ユーザーは、所望の加圧流体源32a、32bをポート54に接続することによって、異なる流体種類の間で選択を行ってもよく、場合によっては、望ましくない圧力流体源を切断してもよい。
今、図2a及び図2bを参照すると、加圧流体ジェット44を、軟組織を移動させる速度で、エンドエフェクター18を越えて軟組織46の近隣に向けることができる。図2aは、移動させられた軟組織46を示し、図2bは、骨48を露出するために、加圧流体を使用して移動させられた軟組織46を示す。軟組織46の移動は、例えば、軟組織を損傷することを避けながら、骨48などのより硬質の物質を処理することが望ましい場合に有利であり得る。例えば、脊椎の手術などの整形外科手術では、エンドエフェクター18を使用して、周囲の軟組織の切断を避けながら、骨を切断する必要がある場合がある。エンドエフェクター18によって流体を向けることは、使用中に、エンドエフェクター18を冷却するという、更なる利点を提供し得る。
組織を損傷することなく軟組織46を移動させるための流体が供給される速度は、所望の組織移動量、周囲組織の種類、移動される組織の量、並びに流体及び流体圧力の種類などのいくつかの要因に依存し得る。流体の速度は、出口40の寸法及び圧力の組み合わせによって制御されてもよい。いくつかの実施形態では、使用され、約50ml/秒等、約20ml/秒〜100ml/秒で供給される流体は、生理食塩水であってもよい。別の実施形態では、使用され、約69kPa(10psi)のように、約35kPa〜138kPa(5psi〜20psi)で供給される流体は、空気であってもよい。いくつかの実施では、制御部42(図1)は、ユーザーが流体出口速度を調節できるようにする調整可能な圧力システムを提供することによって、ユーザーによって圧力を調節できるようにしてもよい。別の実施形態では、加圧流体源で圧力調節することができてもよい。
いくつかの実施形態では、流体デリバリーシステム30と共に吸入システム50が使用されてもよい。吸入システム50は、示されるように、超音波システム10から分離されてもよく、又は吸入システムは、超音波システムに取り付けられる、若しくはその一部であってもよい。吸入システム50は、吸入ルーメン内に負の圧力を生じることができる真空源(図示せず)に接続される、吸入ルーメン52を含む。吸入システム50は、使用中に処理部位から流体及び/又は破片を取り出すために使用される。
図1〜図2bによって、外部シース36が内部シース22を包囲し、内部シース22と同一の広がりを有する、同軸設計が示される一方、他の実施形態も考えられる。例えば、図3は、加圧流体を供給して軟組織を移動させるために、高圧導管54、及び隣接したシース22が使用される実施形態を図示する。別の実施形態では、加圧流体を供給して軟組織を移動させるために、多重高圧導管54が使用されてもよい。更なる代替として、内部シース22と外部シース36との間、超音波エンドエフェクター18と外部シース36との間、又はエンドエフェクターを通して形成されたルーメン(図示せず)を通して、吸入が提供されてもよい。
図4は、軟組織を移動させることができる、超音波システム60の別の実施形態を示す。超音波システム60は、単に例示的なものでしかなく、他のシステムが採用されてもよい。超音波システム60は、エンドエフェクター62、ハンドピース64、器具ハンドル66、及び超音波伝送ロッドアセンブリ68を含む。ハンドピース64は、信号発生器からの電気信号(例えば、55,000Hzの正弦波形)を機械的振動に変換するための超音波変換器69(例えば、圧電変換器)を含む。例示的な信号発生器は、エチコン・エンド−サージェリー社(Ethicon Endo-Surgery, Inc)から市販される、ウルトラシジョン(Ultracision)(登録商標)モデルHP054である。エンドエフェクター62は、同様にエチコン・エンド−サージェリー社(Ethicon Endo-Surgery, Inc)から入手可能なモデルDH105によって提供されるものなどの解剖用フックであってもよい。
ここで図5を参照すると、超音波システム60は、固定結節点76で導波管74に固定されるコネクタコンポーネント72を含む可動式シースアセンブリ70を含む。導波管74は、コネクタコンポーネントの導波管に対する軸方向移動を防止するために、コネクタコンポーネント72の環状チャネル80内に受容される取り付けセグメント78を含む。コネクタコンポーネント72は、環状チャネル80と放射状部分84とを含む軸部分82を含む。放射状部分84は、可動式シースアセンブリ70のためのストップを形成する。
可動式コンポーネント86は、コネクタコンポーネント72に摺動して接続される。可動式コンポーネント86は、コネクタコンポーネント72の遠位に位置する遠位部88と、コネクタコンポーネントの近位に位置する近位部90と、を含む。放射状部分84は、可動式コンポーネント86の内側表面94内に形成されるスロット92内に受容される。スロット92は、軸方向に延び、可動式コンポーネントがコネクタコンポーネント72に対して軸方向に移動できるようにする。
偏倚部材96(本実施形態では、バネ)は、コネクタコンポーネント72と可動式コンポーネント86との間に位置する。偏倚部材96は、放射状に延びる可動式コンポーネント86の着座面98及びコネクタコンポーネント72の放射状部分84に着座する。放射状に延びる着座面98は、スロット92の遠位端を画定する。偏倚部材96は、図5に示されるような延びた構成に向けて、可動式コンポーネント86を偏倚させる。延びた構成では、可動式コンポーネント86は、エンドエフェクター62を越えて遠位に延びる。放射状に延びる着座面100は、コネクタコンポーネント72の放射状部分84を嵌合することによって、偏倚部材96によって印加される偏倚力による、可動式コンポーネント86の軸方向移動を更に防止する。着座面100は、スロット92の近位端を形成する。
図6は、力Fが、偏倚部材96によって可動式コンポーネント86に印加される軸方向偏倚力を上回る、引っ込んだ構成の可動式シースアセンブリ70を示す。この力Fは、導波管74に対して近位で可動式コンポーネント86を軸方向移動させ、スロット92を有するコネクタコンポーネント72は、コネクタコンポーネントの放射状部分94に対して移動する。スロット92は、エンドエフェクター62が可動式コンポーネントの遠位端102を越えて露出されるように、可動式コンポーネント86が十分に軸方向移動できるような寸法である。
組織を損傷することなく軟組織46を移動させるために偏倚部材96によって可動式コンポーネント86に提供される所望の偏倚力は、所望の組織移動量、周囲組織の種類、移動される組織の量などのいくつかの要因に依存し得る。しかしながら、偏倚力は、可動式コンポーネント86が、遠位端102が骨などの比較的硬質の物質と接触する際、例えば、手動で印加される力の下で、軸方向に引っ込むように選択されるべきである。例えば、図7は、可動式コンポーネント86の遠位端102がエンドエフェクター62の遠位に位置し、硬膜104などの軟組織と接触しており、可動式コンポーネント86の遠位端を前方に移動させると、組織を移動させる、延びた構成の可動式シースアセンブリ70を示す。遠位端102が、骨106などの比較的硬質の物質と接触すると、器具の継続的な前方への移動は、エンドエフェクター62を、遠位端102を越えて延ばし、エンドエフェクターを露出し、可動式シースアセンブリを、図8に示されるように引っ込んだ位置に置く。器具を骨106から移動させ、エンドエフェクター62は、可動式コンポーネント86に対して移動し、可動式コンポーネントに引っ込んで戻る。
図9を参照すると、可動式シースアセンブリ110の別の実施形態は、導波管に接続される(例えば、コネクタコンポーネント72と類似する方法で)コネクタコンポーネント112と、コネクタコンポーネント112に回転可能に接続される可動式コンポーネント114と、を含む。可動式コンポーネント114は、可動式コンポーネント114が周囲を回転することができる、旋回軸を画定する、本実施形態ではピン116によって、コネクタコンポーネント112に回転可能に接続される。図9に示されるような湾曲していない構成に向けて可動式コンポーネント114を偏倚させるために、偏倚部材(図示せず、ねじりバネなど)が使用されてもよい。代替として、可動式コンポーネント材料は、可動式コンポーネントを湾曲していない構成に向けて偏倚させるために、可動式コンポーネント114自体を片持ちバネとして使用できるように、十分な曲げ剛性を有するように選択されてもよい。
ここで図10及び図11を参照すると、可動式コンポーネント114は、エンドエフェクター62が通過できる寸法のスロット118を含む。特に図11を参照すると、偏倚力を上回るのに十分な力Fが可動式コンポーネント114に印加されると、可動式コンポーネントは、矢印120の方向に回転する。スロット118の位置及び寸法は、例えば、切断作業のために、エンドエフェクターが露出されるまで可動式コンポーネント114が回転する際、エンドエフェクター62を通過させる。上記のように、偏倚部材によって可動式コンポーネント114に提供される偏倚力は、組織を損傷することなく軟組織を移動させるように、及び可動式コンポーネント114が骨などの比較的硬質の物質と接触すると、例えば、手動で印加される力を使用して可動式部材114が回転できるように、選択されてもよい。
図12を参照すると、上述された機構のいくつかが、超音波システム122に統合される。超音波システム122は、流体デリバリーシステム124及び可動式シースアセンブリ126の両方を含む。流体デリバリーシステムは、流体源32と、例えば、バルブ132を使用して流体入口130に連結される導管128と、を含む。可動式シースアセンブリ126は、コネクタコンポーネント134と、そこに摺動して接続される可動式コンポーネント136と、を含む。上記の可動式コンポーネント114のように、可動式コンポーネント136は、例えば、切断作業のために、エンドエフェクターを露出するために、エンドエフェクター18に対して引っ込めることができる。
図13及び図14は、延びた構成(図13)及び引っ込んだ構成(図14)の可動式コンポーネント136を示す。図13に見ることができるように、延びた構成では、流体開口部138は、コネクタコンポーネント134の軸方向部分135と可動式コンポーネント136との間に形成される。流体開口部138は、加圧流体が流体出口に向かって流体通路140に流れ込むことができるようにする。いくつかの実施形態では、加圧流体は、可動式コンポーネント136に偏倚力を提供して、延びた位置に向けて可動式コンポーネントを偏倚させるために使用されてもよい。図14は、引っ込んだ構成の可動式コンポーネント136を示す。引っ込んだ構成では、可動式コンポーネント136の表面142は、コネクタコンポーネント134の表面144と嵌合し、それによって流体開口部138を閉じ、流体が流体通路140に流れ込むのを防止する密封を形成する。理解できるように、本実施形態では、可動式コンポーネント136及びコネクタコンポーネント134は、流体出口への流量を制御できるようにする機械的バルブを形成する。いくつかの実施では、可動式コンポーネント136及びコネクタコンポーネント134によって形成される機械的バルブは、流体開口部138寸法の調節によって、加圧流量の段階的制御を提供してもよい。これは、「全開」流速と「全閉」流速との間で流量を調節できるようにする。
別の実施形態では、可動式コンポーネント136は、手動で調節され、それによって手動で調節可能な機械的バルブを形成し、ユーザーは、流体開口部138の寸法を手動で制御することができる。更に別の実施形態では、シースが引っ込められた際にのみ(例えば、切断中)流体を流す延びた位置の可動式シースを用いて流れを遮断するために、可動式コンポーネント136が使用される。
図15A〜図15Dは、コンポーネント141及び143の1つ又は両方を、もう一方に対して回すことによって開閉することができる、調節可能な機械的バルブを含む、例示的な実施形態を示す。コンポーネント141及び143は、それぞれ、流体を流体出口に供給するために使用される流体通路145及び147を含む。図15Cは、互いに対して90度回転されたそれぞれの通路145及び147と閉じた構成で接続されたコンポーネント141及び143を示す。図15Dは、互いに対して回転されており、それによって流体流路149及び151を開く、コンポーネント141及び143を示す。
戻って図1〜図14を参照すると、エンドエフェクター18及び62、並びに関連する導波管は、Ti−6Al−4Vなどのチタン合金、アルミニウム合金、又はいずれかの他の好適な材料から単一形成されてもよい。あるいは、エンドエフェクターは、導波管と同一の材料、又は代替材料から別個に形成されてもよい。次いでエンドエフェクターは、例えば、ねじ接続又は溶接によって、導波管に取り付けられてもよい。当該技術分野において周知であるように、エンドエフェクターの近位端は、最も遠位の導波管の振動節点の近くに位置してもよい。エンドエフェクターの遠位端は、振動腹点の位置に対応する。したがって、エンドエフェクターの長さは、特定の超音波エネルギー入力周波数でのエンドエフェクターの材料組成物の特徴である音波長の4分の1にほぼ等しい。例えば、エンドエフェクターが、Ti−6Al−4Vから形成される場合、固有波長は約87mmであり、エンドエフェクターの長さは約22mmである。
しかしながら、エンドエフェクター18、62を混合材料から形成し、それによって複合エンドエフェクターを提供することが望ましい場合がある。今、図16を参照すると、超音波手術器具のための超音波伝送アセンブリ150の第1の実施形態の遠位部の斜視図が示されている。図17は、図16の線17−17で切り取ったアセンブリ150の断面図である。アセンブリ150は、上述される導波管と類似してもよい導波管152を含む。導波管152の遠位端は、第1の振動節点156の近くの複合エンドエフェクター154の近位端に取り付けられる。また、節点156は、エンドエフェクターの近位端154のわずかに近位に定置されてもよい。図16に示される座標系は、アセンブリ150の長手方向軸158がz軸に対して平行となるように定義される。複合エンドエフェクター154は、円形断面を有する円筒形の第1の部分160を含む。第1の部分160は、長手方向軸158と同軸でありエンドエフェクター154の遠位端と近位端との間に延びる穴162(空洞とも称される)を有する。円筒形の第2の部分164は、穴162の内部に定置されてもよく、穴162を実質的に充填してもよい。第1の部分160内の穴162は、振動節点156の近くに延びるように示されるが、この手段の別の実施形態は、穴162を、材料を通る単一又は多重波長の一部から最大導波管152全体を含むまで延ばすことができることに留意するべきである。
第1の部分160は、Ti−6Al−4Vなどのチタン合金及び7075−T6などのアルミニウム合金を含む、多数の好適な材料のうちのいずれか1つであってもよい、第1の材料から形成されてもよい。第1の部分160は、超音波手術器具の通常の取り扱い、セットアップ、及び操作中の構造的応力に耐えるために、第2の部分164に比較的頑丈な外装を提供する。第1の部分160は、超音波手術器具の超音波駆動ユニットによって提供されてもよいものなどの超音波エネルギー入力によって励起されると、例えば、第1の波長で、特徴的に(「特徴的に」は、通常、材料によって呈される音響特性を指す)振動する。超音波エネルギー入力の一実施例は、約55.5kHzの周波数で約3ワットである。第1の波長の一実施例は、約87mmである。
第2の部分164は、アルミナ、窒化アルミニウム、ジルコニア、炭化ケイ素、窒化シリコーン、サファイア、及びルビーを含む、多数の好適な材料のうちのいずれか1つであってもよい、第2の材料から形成される。第2の部分164は、エンドエフェクター154の一部分にのみ延びてもよく、又は長さ全体に延びてもよい。第2の部分164は、超音波エネルギー入力によって別々に励起されると、例えば、第2の波長で特徴的に振動する。第2の波長は、第1の部分160の第1の波長より実質的に大きくてもよい。第2の波長の一実施例は、約174mmである。
第1の部分160及び第2の部分164は、ろう着、フリッティング、及び機械的連結を含むが、これらに限定されない多数の好適なプロセスのうちのいずれか1つ又はその組み合わせを用いて、共に接合されてもよい。第1の部分160及び第2の部分164が共に接合され、超音波エネルギー入力によって励起されると、複合エンドエフェクター154は、第1の波長と第2の波長との間である複合波長で、特徴的に振動する。
同様に、熱伝導率、超音波出力伝送効率、及び疲労強度を含む、エンドエフェクター154の他の材料特性のうちの1つ以上は、複合固有値を有してもよい。更に、材料特性に関連するそれぞれの複合固有値は、第1の部分160及び第2の部分164の材料特性の固有値によって定義される範囲内であってもよい。
例えば、いくつかの実施形態では、チタン合金などの第1の部分160を形成する材料は比較的低い熱伝導率を有するように選択されてもよく、アルミニウム合金などの第2の部分164を形成する材料は比較的高い熱伝導率を有するように選択されてもよい。一実施形態では、第2の部分164はエンドエフェクター154の幅W全体の約30〜70パーセント(例えば、約50パーセント)であり、第1の部分160が幅Wの残りを構成してもよい。この例示的な配設は、いずれかの材料単体から作製されたエンドエフェクターの熱伝達係数間のいずれかの複合熱伝達係数を提供するべきである。有利なことに、活動領域内の組織から離れて熱を伝達することができるエンドエフェクターが提供されてもよいが、それ程速くはないため、高速の組織離断は不可能である。
図17に示されるように、第2の部分164は、長さ全体に沿って、均一の直径を有してもよい。他の実施では、第2の部分164及び/又は第1の部分160は、直径を、均一に、又は更には互いに一定に、先細にしてもよい。複合エンドエフェクター154の最適性能を継続して保証するために、第1の部分160及び第2の部分164は、強力な固着で、接触面間の全領域内の空隙が最小となるように、共に接合されてもよい。複合エンドエフェクター154を作製するための方法は、チタン合金などの第1の材料から形成された第1のロッドを提供し、せん孔プロセスなどによって第1のロッドの近位端と遠位端との間に延びる長手方向穴を作る工程を含んでもよい。例えば、第1のロッドは約5ミリメートルの外径を有してもよく、長手方向穴は約4ミリメートルの直径を有してもよい。方法は、人工サファイアなどの第2の材料から形成された第2のロッドを提供し、第2のロッドの直径を第1のロッドの長手方向穴にぴったりと嵌まるように寸法化する工程を更に含んでもよい。方法は、接合プロセスによって、第1のロッドを第2のロッドに接合する工程を更に含んでもよい。接合プロセスは、例えば、フリッティングプロセス、ろう着プロセス、機械プロセス、又はそのようなプロセスの組み合わせであってもよい。
ペースメーカーハウジングを通る、生体適合性の密閉された長持ちする電気導線「フィードスルー」を作製するためのフリッティングプロセス及びろう着プロセスは、心臓ペースメーカー産業界において周知である。フリッティングプロセスは、95%アルミナ又は100%アルミナ(サファイア)などのセラミックを、チタン、ステンレススチール、又はモリブデンなどの金属に固着するために使用されてもよい、セラミックを金属に密封するプロセスを含む。セラミック(図17のエンドエフェクター154の第2の部分164など)は、粉末高融点金属又は薄膜スパッタ金属化技術を使用して、金属化されてもよい。次いで、金属化セラミックは、高圧で金属(図17のエンドエフェクター154の第1の部分など)に保持され、セラミックと金属を共に固着するために、ある期間、高熱が施されてもよい。
また、そのようなろう着合金は、超音波エネルギー入力の伝播に関して、一般に、「損失性」(すなわち、ろう着合金は、音響エネルギーを効率的に伝播せず、急速に熱を発生させる傾向がある)であるが、ろう着合金(例えば、銀、金、又は金−銅)を用いて、第2の部分164と第1の部分160を共にろう着することも可能である。しかしながら、銀、金、及び同類のものなどの損失性材料からの第2の部分164の形成を含む、エンドエフェクター154の組成物への損失性材料の使用は、エンドエフェクター154を、流体環境で使用するのに特に好適なものにする可能性がある。例えば、外科医は、体液下の組織を切断及び/又は凝固するために、エンドエフェクターから迅速に熱を放散する、超音波手術器具を頻繁に用いる。結果として、組織を切断及び/又は凝固するのに必要とされる時間が大幅に増加し、これは、患者にとって非常に費用のかかるものであり得る。エンドエフェクターが体液に浸水する場合にさえ、そのような外科手術に、損失性材料から構成され、組織を切断及び凝固するために特に適合したエンドエフェクターを有する超音波器具が提供されてもよい。損失性材料の自己発熱を、エンドエフェクター154と接触している組織の自己発熱に組み合わせることによって、システムが、組織内のタンパク質を変性させるため、及び組織を切断/凝固するために必要な熱を提供できるようにしてもよい。更に、損失性の材料の内側芯の周囲にチタン合金又は他の非損失性合金の外部シースを利用することによって、複合エンドエフェクターの自己発熱量を制御することができる。
第2の部分164を第1の部分160に機械的に接合又は連結する工程は、第2の部分を第1の部分160の穴の中に圧入する工程、又は第1の部分を第2の部分上に機械的に押し付ける工程を含んでもよい。あるいは、例えば、穴の直径を大きくするために、第2の部分164を穴の中に定置する前に、第1の部分160が加熱される、熱プロセスが使用されてもよい。次いでアセンブリは、第1の部分160が第2の部分164上にきつく収縮するように、冷却されてもよい。別の実施形態では、第1の部分160及び第2の部分164は、共にねじ止めされる。また、当業者にとって明らかであるように、様々な他の周知の機械プロセスが使用されてもよい。
当業者は、複合エンドエフェクターが、複数個の部分を含んでもよく、それぞれの部分が多数の構成のうちのいずれか1つを有してもよく、部分が多数の配設のうちのいずれか1つで共に接合されてもよいことを認識するであろう。それぞれの部分は、いずれかの他の部分の材料と同一又は異なる材料で作製されてもよい。したがって、超音波エネルギー入力によって励起したときの複合波長、構造強度、構成(長さを含む)、質量分布、製造原価、動作寿命、熱伝導、及び熱発生に関するが、これらに限定されない、特性の所望の組み合わせを有する複合エンドエフェクターを提供することができる。それぞれの部分は複数の材料のうちの1つから形成されてもよく、それぞれの材料が、超音波エネルギー入力によって励起されると材料特性の固有値を呈し、複合エンドエフェクターが、超音波エネルギー入力によって励起されるとそれぞれの材料の固有値のうちのいずれか1つと異なる複合固有値を呈する。
また、複合エンドエフェクターが、超音波エネルギー入力によって励起されるとエンドエフェクターを通しての破壊伝播に対して向上した耐性を呈するように、材料から形成されて共に接合された複数個の部分を有する複合エンドエフェクターを超音波手術器具に提供することも可能である。部分のうちの少なくとも1つは、積層部分内で生じた破壊が隣接した部分を通して伝播しないように、隣接した部分に接合された積層部分であってもよい。
ここで図18を参照すると、いくつかの実施形態では、エンドエフェクター170は、焼結した若しくはHIP処理されたチタン又はアルミニウム合金などの金属マトリックス174内に配置された、ダイヤモンド、酸化アルミニウム粒子などの小さな硬質粒子172を含んでもよい。粒子は、接着剤を用いて、又はコーティングの一部として、適用することができる。粒子172は、組織と接触できるように、エンドエフェクター170の表面において露出している。粒子172の追加は、組織と接触しているエンドエフェクター170の磨耗作用を増加する。いくつかの実施では、増加した磨耗作用のため、使用中にエンドエフェクター170に水を注ぐことが望ましい場合がある。
図19を参照すると、液体ジェット手術システム180の実施形態が示されている。液体ジェット手術システム180は、ユーザーの手中に定置するように構成された握り領域188を有する、本体186を含む近位端を有する手術用ハンドピースである、液体ジェット手術器具182を利用する。手術器具182は、圧力ルーメン192及び排出ルーメン194を含む、遠位端190を有する。
図示されている実施形態では、手術器具182は、圧力ルーメン192及び排出ルーメン194を少なくとも部分的に包囲し、器具182が動作中の際、圧力ルーメン192と排出ルーメン194との間の幾何学的構成を維持するのを助長するためにルーメンに支持体を供給する、シース196を更に含む。圧力ルーメン192は、その遠位端に、圧力ルーメン192によって供給され、圧力ルーメン192を通って流れる高圧液体として液体ジェットを形成する、ノズル198を更に含む。排出ルーメン194は、器具182が動作中の際、液体ジェットを受容するために、その遠位端に位置し、ジェットノズル198の反対側に、ジェットノズル198から所定の距離で定置される、ジェット受容開口部200を含む。
いくつかの実施形態では、もはやジェット受容開口部200の上に入射せず、したがって患者に、意図的ではない組織の損傷をもたらす可能性がある液体ジェットの狙い誤りにつながる可能性がある湾曲が、例えば、外科手術空間内の表面と接触することによって、ルーメンに生じるのを防ぐのに十分なほどルーメンの遠位端が剛性であるように、圧力ルーメン192及び排出ルーメン194は、構成及び支持される。圧力ルーメン192は、高圧液体供給導管206を介して、高圧ポンプ204と流体連通している。また、高圧液体供給導管206は、特定の手術用途に器具182を使用するために考えられる最も高い液体圧力に耐えることができるバースト強度を有さなければならない。いくつかの実施形態では、高圧液体供給導管206は、少なくとも344.74MPa(50,000psi)に耐えるように構成された、バースト耐性ステンレススチールハイポチューブを含む。いくつかの実施形態では、ハイポチューブは、手術器具182の可撓性及び取り扱い性を改善するために、らせん状に巻かれてもよい。一実施形態では、高圧液体供給導管206は、圧力ルーメン192に接続することができる、ケブラー(Kevlar)強化ナイロンチューブを含む。
所望の外科手術を実施するのに要求される液体圧力を供給することができる、いずれかの好適なポンプであってよい、高圧ポンプ204は、高圧液体供給導管206と流体連通している。当業者は、本目的のために、ピストンポンプ及びダイヤフラムポンプを含むが、これらに限定されない、多くの種類の高圧ポンプが利用されてもよいことを、容易に理解するであろう。いくつかの実施形態では、高圧ポンプ204は、再利用可能なポンプ駆動コンソール210に連結される、使い捨てピストン又はダイヤフラムポンプを含む。高圧ポンプ204は、液体供給リザーバ214から液体を受容する、低圧力液体供給線212と流体連通している入口を有する。ポンプ駆動コンソール210は、好ましくは、液体供給導管206内に高圧液体を供給するための駆動力を高圧ポンプ204に提供するために利用することができる電動モータを含む。液体ジェット手術システム180の様々な他の詳細は、米国特許第7,122,017号に記載され、この詳細は、本明細書に完全に説明されるかのように、参照によって組み込まれる。
超音波システム220は、液体ジェット手術システム180の特定の機構に超音波エネルギーを付与するように位置する。超音波システム220は、超音波変換器224を有する超音波信号発生器222を含む。超音波変換器224は、超音波信号発生器222からの電気信号を機械的エネルギーに変換し、結果として、超音波変換器の主に振動運動を生じる。変換器224は、システムを長手方向に、横方向に、又はねじれを伴って振動させるように設計することができる。一実施形態では、変換器は、例えば、加圧流に圧力パルスを付与するために圧力ルーメン192の周囲に位置する放射モード変換器である。
ここで図20を参照すると、超音波変換器224(図19)は、圧力ルーメン192、排出ルーメン194、高圧液体ジェット202、及び排出ルーメン内の吸引チューブ水カラムのうちのいずれか1つ以上に振動エネルギーを付与してもよい。最初に、超音波エネルギーは、圧力ルーメン192に付与されてもよい。これは、例えば、圧力ルーメン192を長手方向に振動させ、それによって定在波による圧力ルーメンの収縮及び膨張運動を作り出すことによって達成されてもよい。先端部195の動的運動は、圧力パルスを作り出す。別の実施例として、変換器224は、圧力ルーメン102を包囲、又は圧力ルーメンの一部を形成し、放射モードで励起されてもよい。この励起は、変換器224に、圧力ルーメン102(可撓性である)の直径、又は変換器がルーメンの一部である場合は流体、を収縮させ、それによって圧力パルスを作り出す。超音波エネルギーを圧力ルーメン192に付与することによって、液体ジェット切断が向上されてもよい。場合によっては、圧力ルーメン192は、それ自体が、組織を切断又は凝固するために使用されてもよい。
いくつかの実施形態では、例えば、上述されるものと類似する方法で、排出ルーメン194に超音波エネルギーが付与されてもよい。超音波エネルギーを排出ルーメン194に付与することによって、排出ルーメン194内の目詰まりが防止され得る。場合によっては、排出ルーメン194は、それ自体が、組織を切断又は凝固するために使用されてもよい。
いくつかの実施形態では、高圧水ジェット202に超音波エネルギーが加えられてもよい。これは、圧力ルーメン192を長手方向に振動させ、それによって定在波による圧力ルーメンの収縮及び膨張運動を作り出すことによって、達成されてもよい。先端部195の動的運動は、水流202に振動運動を付与する圧力パルスを作り出す。別の実施例として、変換器224は、圧力ルーメン102を包囲するか又は圧力ルーメンの一部を形成し、放射モードで励起されてもよい。この励起は、変換器224に圧力ルーメン102(可撓性である)の直径、又は変換器がルーメンの一部である場合は流体、を収縮させ、それによって水流202に伝達される圧力パルスを作り出す。いくつかの実施形態では、上述されるものと類似する方法で、排出ルーメン194内の液体カラムに超音波エネルギーが加えられてもよい。
多数の詳細な実施形態が記載されてきた。それでもなお、様々な修正が行われてもよいことが理解されるであろう。したがって、他の実施形態は下記の特許請求の範囲の範疇にある。
〔実施態様〕
(1) 近位端及び遠位端を有する超音波伝送部材と、
前記伝送部材の前記遠位端に取り付けられた超音波作動エンドエフェクターと、
少なくとも1つの流体源と連通している流体ノズルを含む加圧流体デリバリーシステムと、を含む超音波手術システムであって、前記流体ノズルが、使用中、軟組織に、前記エンドエフェクターから前記軟組織を遠ざける速度で加圧流体を供給するように配設及び構成される、超音波手術システム。
(2) 前記超音波伝送部材の周囲に配置された内部シースと、
前記内部シースの周囲に配置され、前記内部シースから放射状に間隔を空けられて、前記加圧流体を前記流体ノズルに向けるための流体通路を画定する、外部シースと、を更に含む、実施態様1に記載の超音波手術システム。
(3) ユーザーが握ることのできるハンドピースを更に含み、前記ハンドピースが、導波管に動作可能に接続された超音波変換器を含み、前記ハンドピースは、ユーザーが加圧流体供給を制御できるようにする、前記ハンドピース上に位置するユーザー制御部を含む、実施態様2に記載の超音波手術システム。
(4) 前記超音波伝送部材の周囲に配置されて、前記加圧流体を前記流体ノズルに向けるための流体通路を画定する、外部シースを更に含む、実施態様1に記載の超音波手術システム。
(5) 前記流体ノズルから、少なくとも約20ml/秒の速度で流体を供給するように構成される、実施態様1に記載の超音波手術システム。
(6) 前記加圧流体デリバリーシステムが、複数の流体源を含む、実施態様1に記載の超音波システム。
(7) 前記複数の流体源が、第1の流体を含む第1の流体源と、前記第1の流体とは異なる第2の流体を含む第2の流体源と、を含む、実施態様6に記載の超音波システム。
(8) 前記複数の流体源が、第1の圧力で流体を提供するように構成された第1の流体源と、前記第1の圧力とは異なる第2の圧力で流体を提供するように構成された第2の流体源と、を含む、実施態様6に記載の超音波システム。
(9) 前記エンドエフェクターが、
第1の熱伝導率を有する第1の材料を含む第1の部分と、
前記第1の熱伝導率より高い第2の熱伝導率を有する第2の材料を含む第2の部分と、を含む複合エンドエフェクターである、実施態様1に記載の超音波手術システム。
(10) 前記エンドエフェクターが、
使用中に自己発熱して組織に熱を提供する損失性材料を含む第1の部分と、
使用中に組織に提供される熱を制限する非損失性材料を含む第2の部分と、を含む複合エンドエフェクターである、実施態様1に記載の超音波手術システム。
(11) 前記エンドエフェクターが、金属材料のマトリックス内に配置されたダイヤモンド粒子を含む複合エンドエフェクターであって、前記ダイヤモンド粒子が、使用中に組織と接触するために、前記エンドエフェクターの表面において露出している、実施態様1に記載の超音波手術システム。
(12) 超音波伝送部材と、
前記伝送部材に取り付けられた超音波作動エンドエフェクターと、
前記エンドエフェクターに対して可動式であるシースと、を含む超音波手術システムであって、前記シースが、前記エンドエフェクターによる組織との相互作用を防止するために前記シースが前記エンドエフェクターを被覆する第1の構成、及び、組織と相互作用するために前記エンドエフェクターが前記シースを越えて露出される第2の構成を有する、超音波手術システム。
(13) 前記シースが、前記第1の構成に向けて偏倚されるように、前記シースに動作可能に接続される偏倚部材を更に含む、実施態様12に記載の超音波手術システム。
(14) 前記伝送部材に固定して接続されるコネクタ部材を更に含み、前記コネクタ部材が、軸方向部分と、前記軸方向部分から外向きに延びる放射状部分と、を含み、前記第1の構成に向けて前記シースを偏倚させるために、前記コネクタ部材と前記シースとの間に前記偏倚部材が位置する、実施態様13に記載の超音波手術システム。
(15) 前記偏倚部材がバネである、実施態様14に記載の超音波手術システム。
(16) 流体デリバリーシステムを更に含み、前記シースの遠位端が、使用中に加圧流体を組織に供給するための流体ノズルを画定する、実施態様12に記載の超音波手術システム。
(17) 前記エンドエフェクターが、
第1の熱伝導率を有する第1の材料を含む第1の部分と、
前記第1の熱伝導率より高い第2の熱伝導率を有する第2の材料を含む第2の部分と、を含む複合エンドエフェクターである、実施態様12に記載の超音波手術システム。
(18) 超音波手術システムを使用して組織を処理する方法であって、
超音波伝送部材の遠位端に取り付けられた超音波作動エンドエフェクターを、組織に近接して設置する工程と、
少なくとも1つの流体源と連通している流体ノズルを含む加圧流体デリバリーシステムを使用して、軟組織上に、前記エンドエフェクターから前記軟組織を遠ざける速度で加圧流体を向ける工程と、を含む、方法。
(19) 前記流体ノズルが、前記超音波伝送部材を包囲するシースによって画定される、実施態様18に記載の方法。
(20) 前記エンドエフェクターによる組織との相互作用を防止するために前記シースが前記エンドエフェクターを被覆する第1の構成、及び、組織と相互作用するために前記エンドエフェクターが前記シースを越えて露出される第2の構成、から前記シースを移動する工程を更に含む、実施態様19に記載の方法。
(21) 前記シースを、前記第1の構成に向けて偏倚させる工程を更に含む、実施態様20に記載の方法。
(22) 患者に外科手術を実施するために適合された遠位端と、操作者が制御できるように適合された近位端と、を有する手術器具であって、前記器具が、前記器具の前記遠位端に、高圧液体を導くのに十分なバースト強度を有する圧力ルーメンを含み、前記圧力ルーメンが、ジェット開口部を提供する少なくとも1つのノズルを含み、前記ノズルが、高圧で前記ノズルを通って流れる液体として液体ジェットを形成するように形状化される、手術器具と、
前記器具が動作中の際に液体ジェットを受容するために、及び液体カラムの形で手術部位から前記液体を供給するために、断面積を有し、前記ジェット開口部の反対側に、前記ジェット開口部から所定の距離で設置することができる、ジェット受容開口部を含む、排出ルーメンと、
前記圧力ルーメン、液体ジェット、排出ルーメン、及び液体カラムのうちの1つ以上に超音波エネルギーを付与するように構成された、超音波システムと、を含む、超音波手術システム。
(23) 前記超音波システムが、前記圧力ルーメンに接続された超音波変換器を含み、前記超音波変換器が、高圧液体が前記圧力ルーメンを通って流れる間、前記圧力ルーメンに長手方向振動運動を付与するように構成される、実施態様22に記載の超音波システム。
(24) 前記超音波システムが、前記圧力ルーメンに接続された超音波変換器を含み、前記超音波変換器が、高圧液体が前記圧力ルーメンを通って流れる間、多重振動パルスで前記圧力ルーメンの直径を縮小するように構成される、実施態様22に記載の超音波システム。
(25) 前記超音波システムが、前記排出ルーメンに接続された超音波変換器を含み、前記超音波変換器が、高圧液体が前記圧力ルーメンを通って流れる間、前記圧力ルーメンに長手方向振動運動を付与するように構成される、実施態様22に記載の超音波システム。
(26) 前記超音波システムが、前記排出ルーメンに接続された超音波変換器を含み、前記超音波変換器が、前記液体カラムが前記排出ルーメンを通って流れる間、多重振動パルスで前記排出ルーメンの直径を縮小するように構成される、実施態様22に記載の超音波システム。
(27) 近位端及び遠位端を有する超音波伝送部材と、
前記伝送部材の前記遠位端に取り付けられた超音波作動エンドエフェクターと、を含む超音波手術システムであって、前記エンドエフェクターが、金属材料のマトリックス内に配置されたダイヤモンド粒子を含む複合エンドエフェクターであり、前記ダイヤモンド粒子が、使用中に組織と接触するために、前記エンドエフェクターの表面において露出している、超音波手術システム。

Claims (23)

  1. 近位端及び遠位端を有する超音波伝送部材と、
    前記伝送部材の前記遠位端に取り付けられた超音波作動エンドエフェクターと、
    少なくとも1つの流体源と連通している流体ノズルを含む加圧流体デリバリーシステムと、を含む超音波手術システムであって、前記流体ノズルが、使用中、軟組織に、前記エンドエフェクターから前記軟組織を遠ざける速度で加圧流体を供給するように配設及び構成される、超音波手術システム。
  2. 前記超音波伝送部材の周囲に配置された内部シースと、
    前記内部シースの周囲に配置され、前記内部シースから放射状に間隔を空けられて、前記加圧流体を前記流体ノズルに向けるための流体通路を画定する、外部シースと、を更に含む、請求項1に記載の超音波手術システム。
  3. ユーザーが握ることのできるハンドピースを更に含み、前記ハンドピースが、導波管に動作可能に接続された超音波変換器を含み、前記ハンドピースは、ユーザーが加圧流体供給を制御できるようにする、前記ハンドピース上に位置するユーザー制御部を含む、請求項2に記載の超音波手術システム。
  4. 前記超音波伝送部材の周囲に配置されて、前記加圧流体を前記流体ノズルに向けるための流体通路を画定する、外部シースを更に含む、請求項1に記載の超音波手術システム。
  5. 前記流体ノズルから、少なくとも約20ml/秒の速度で流体を供給するように構成される、請求項1に記載の超音波手術システム。
  6. 前記加圧流体デリバリーシステムが、複数の流体源を含む、請求項1に記載の超音波システム。
  7. 前記複数の流体源が、第1の流体を含む第1の流体源と、前記第1の流体とは異なる第2の流体を含む第2の流体源と、を含む、請求項6に記載の超音波システム。
  8. 前記複数の流体源が、第1の圧力で流体を提供するように構成された第1の流体源と、前記第1の圧力とは異なる第2の圧力で流体を提供するように構成された第2の流体源と、を含む、請求項6に記載の超音波システム。
  9. 前記エンドエフェクターが、
    第1の熱伝導率を有する第1の材料を含む第1の部分と、
    前記第1の熱伝導率より高い第2の熱伝導率を有する第2の材料を含む第2の部分と、を含む複合エンドエフェクターである、請求項1に記載の超音波手術システム。
  10. 前記エンドエフェクターが、
    使用中に自己発熱して組織に熱を提供する損失性材料を含む第1の部分と、
    使用中に組織に提供される熱を制限する非損失性材料を含む第2の部分と、を含む複合エンドエフェクターである、請求項1に記載の超音波手術システム。
  11. 前記エンドエフェクターが、金属材料のマトリックス内に配置されたダイヤモンド粒子を含む複合エンドエフェクターであって、前記ダイヤモンド粒子が、使用中に組織と接触するために、前記エンドエフェクターの表面において露出している、請求項1に記載の超音波手術システム。
  12. 超音波伝送部材と、
    前記伝送部材に取り付けられた超音波作動エンドエフェクターと、
    前記エンドエフェクターに対して可動式であるシースと、を含む超音波手術システムであって、前記シースが、前記エンドエフェクターによる組織との相互作用を防止するために前記シースが前記エンドエフェクターを被覆する第1の構成、及び、組織と相互作用するために前記エンドエフェクターが前記シースを越えて露出される第2の構成を有する、超音波手術システム。
  13. 前記シースが、前記第1の構成に向けて偏倚されるように、前記シースに動作可能に接続される偏倚部材を更に含む、請求項12に記載の超音波手術システム。
  14. 前記伝送部材に固定して接続されるコネクタ部材を更に含み、前記コネクタ部材が、軸方向部分と、前記軸方向部分から外向きに延びる放射状部分と、を含み、前記第1の構成に向けて前記シースを偏倚させるために、前記コネクタ部材と前記シースとの間に前記偏倚部材が位置する、請求項13に記載の超音波手術システム。
  15. 前記偏倚部材がバネである、請求項14に記載の超音波手術システム。
  16. 流体デリバリーシステムを更に含み、前記シースの遠位端が、使用中に加圧流体を組織に供給するための流体ノズルを画定する、請求項12に記載の超音波手術システム。
  17. 前記エンドエフェクターが、
    第1の熱伝導率を有する第1の材料を含む第1の部分と、
    前記第1の熱伝導率より高い第2の熱伝導率を有する第2の材料を含む第2の部分と、を含む複合エンドエフェクターである、請求項12に記載の超音波手術システム。
  18. 患者に外科手術を実施するために適合された遠位端と、操作者が制御できるように適合された近位端と、を有する手術器具であって、前記器具が、前記器具の前記遠位端に、高圧液体を導くのに十分なバースト強度を有する圧力ルーメンを含み、前記圧力ルーメンが、ジェット開口部を提供する少なくとも1つのノズルを含み、前記ノズルが、高圧で前記ノズルを通って流れる液体として液体ジェットを形成するように形状化される、手術器具と、
    前記器具が動作中の際に液体ジェットを受容するために、及び液体カラムの形で手術部位から前記液体を供給するために、断面積を有し、前記ジェット開口部の反対側に、前記ジェット開口部から所定の距離で設置することができる、ジェット受容開口部を含む、排出ルーメンと、
    前記圧力ルーメン、液体ジェット、排出ルーメン、及び液体カラムのうちの1つ以上に超音波エネルギーを付与するように構成された、超音波システムと、を含む、超音波手術システム。
  19. 前記超音波システムが、前記圧力ルーメンに接続された超音波変換器を含み、前記超音波変換器が、高圧液体が前記圧力ルーメンを通って流れる間、前記圧力ルーメンに長手方向振動運動を付与するように構成される、請求項18に記載の超音波システム。
  20. 前記超音波システムが、前記圧力ルーメンに接続された超音波変換器を含み、前記超音波変換器が、高圧液体が前記圧力ルーメンを通って流れる間、多重振動パルスで前記圧力ルーメンの直径を縮小するように構成される、請求項18に記載の超音波システム。
  21. 前記超音波システムが、前記排出ルーメンに接続された超音波変換器を含み、前記超音波変換器が、高圧液体が前記圧力ルーメンを通って流れる間、前記圧力ルーメンに長手方向振動運動を付与するように構成される、請求項18に記載の超音波システム。
  22. 前記超音波システムが、前記排出ルーメンに接続された超音波変換器を含み、前記超音波変換器が、前記液体カラムが前記排出ルーメンを通って流れる間、多重振動パルスで前記排出ルーメンの直径を縮小するように構成される、請求項18に記載の超音波システム。
  23. 近位端及び遠位端を有する超音波伝送部材と、
    前記伝送部材の前記遠位端に取り付けられた超音波作動エンドエフェクターと、を含む超音波手術システムであって、前記エンドエフェクターが、金属材料のマトリックス内に配置されたダイヤモンド粒子を含む複合エンドエフェクターであり、前記ダイヤモンド粒子が、使用中に組織と接触するために、前記エンドエフェクターの表面において露出している、超音波手術システム。
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