JP2010526707A - 乗物用アクセルペダル - Google Patents
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Abstract
ペダルハウジングと、ペダルハウジングに結合したペダルアームを有する乗物用のペダル装置。ハウジングに関連付けられた摩擦生成装置は、少なくとも、ペダルアームに係合するアクチュエータと、アクチュエータに係合されるブレーキパッドと、ブレーキパッドに係合するバネを有する。ブレーキパッド上のアームは、摩擦生成装置の内部中央壁又は内部周辺壁のどちらかと係合するように適合されている。1実施形態では、摩擦生成装置は、ペダルハウジングに規定されたキャビティに填め込まれる分離されたモジュールを規定する。ペダルアームには磁石が結合している。センサーがペダルハウジングに結合し、磁石の近傍に配置される。センサーは、磁石の動きに応答してアームの位置を示す電気信号を生成する。
Description
[関連出願の相互参照]
本出願は、本願に開示されるすべての参照文献と同様に、本願に明示的に組み込まれる2007年5月9日出願の米国仮出願番号60/928,430及び2008年2月21日出願の米国仮出願番号61/066,552の出願日及び開示の利益を主張する。
本出願は、本願に開示されるすべての参照文献と同様に、本願に明示的に組み込まれる2007年5月9日出願の米国仮出願番号60/928,430及び2008年2月21日出願の米国仮出願番号61/066,552の出願日及び開示の利益を主張する。
本発明はペダル機構に関する。当該ペダルは、特に乗物(vehicle)のアクセルペダルであり得る。
自動車のアクセルペダルは従来、一般にボーデンケーブルと呼ばれるケーブルにより、エンジンの燃料サブシステムに連結されていた。アクセルペダルの設計は変化するが、典型的な復帰バネとケーブルの摩擦が協働して、良く知られ、受け入れられている自動車のドライバーのための体感応答を生成する。例えば、ボーデンケーブルとその保護シースの間の摩擦が所与のスロットル位置を保持するためにドライバーに求められる足圧力を低減する。同様に、摩擦は、ドライバーが感じる道路の凹凸が直ちにスロットル位置に影響することを防止する。
この機械的なケーブル駆動のスロットルシステムをより完全に電子化されたセンサー駆動の手法に置換する努力が行われている。完全に電子化された手法では、アクセルペダルの位置は位置センサーで読み取られ、対応する位置信号がスロットル制御に用いられる。センサーに基づく手法は、アクセルペダルの位置がエンジン制御に使用される種々の変数の一つとなる電子制御システムに特に適合する。
このようなワイヤー駆動の構成は技術的には実用的であるが、ドライバーは一般に、従来のケーブル駆動のスロットルシステムにおける感覚、即ち体感応答を好む。このため設計者は、ケーブル駆動のアクセルペダルの体感応答を再現させるメカニズムをもって、この嗜好への取り組みを試みてきた。例えば、ウォルトマン等への米国特許第6360631号は、ヒステリシス効果を提供できるプランジャーサブシステムを備えるアクセルペダルに向けられている。
この点、従来技術のシステムは、余りに高価であるか、従来のアクセルペダルの体感応答を不適切に再現するものである。従って、低コストでケーブルベースのシステムの感覚を有する電子的なアクセルペダル装置の必要がなお存在している。
1実施形態では、本発明は、ペダルハウジングと、前記ペダルハウジングに回転可能に結合されたペダルアームと、前記ペダルアームの動きに応答して前記ペダルアームの位置を示す電気信号を提供するセンサーと、前記ハウジングに関連付けられた摩擦生成装置とを有するペダル装置に向けられる。
摩擦生成装置は、少なくとも1つのブレーキ表面を規定するブレーキハウジングと、前記ブレーキハウジングに関連付けられて少なくとも1つの接触表面を規定するブレーキパッドとを含む。前記ブレーキパッドは、前記ペダルアームの動きに応じて動くように動作可能であり、前記接触表面は前記ブレーキ表面に係合して摩擦を生成するように適合されている。前記摩擦生成装置は、更に、前記ブレーキハウジング内の少なくとも1つのバネと、前記ペダルアームと前記ブレーキパッドの間に位置し、前記ペダルが押下されたときに前記ブレーキパッドを押圧するように適合されたアクチュエータを有する。
いくつかの実施形態では、前記ペダルハウジングはキャビティを規定し、前記ブレーキハウジングは、前記キャビティに取り付けられるように適合された分離された(別体の)カートリッジ又はモジュールである。前記カートリッジ又はモジュールは、その中に取り付けられた少なくともアクチュエータ、ブレーキパッド及びバネを有する。前記ペダルアームは、前記アクチュエータに係合するように適合され、前記アクチュエータは、前記ブレーキパッドに係合するように適合され、前記ブレーキパッドは、前記バネ及び前記ブレーキハウジングの前記ブレーキ表面に係合するように適合されている。
1実施形態では、前記カートリッジ又はモジュールは、それぞれ対向するブレーキ表面を規定するそれぞれの対向する側部を含む中央内部壁を規定し、前記ブレーキパッドは、それぞれの接触表面を規定するそれぞれのアームを有し、前記アームは、前記カートリッジの前記中央壁の前記対向するブレーキ表面と接触して摩擦を生成するように前記アクチュエータにより内側に屈曲されるように適合されている。
他の実施形態では、前記カートリッジ又はモジュールは、周辺の内部壁を規定し、前記ブレーキパッドは、それぞれの接触表面を規定するそれぞれのアームを有し、前記アームは、前記カートリッジの前記周辺の内部壁と接触して摩擦を生成するように前記アクチュエータにより外側に屈曲されるように適合されている。
すべての実施形態において、前記ペダルアームに磁石が取り付けられており、前記センサーは、前記ペダルハウジングに取り付けられて、前記磁石の近傍に位置する。
これら、或いは、他の目的、特徴及び利点は、詳細な説明、図面及び特許請求の範囲により明らかとなる。
本発明の種々の特徴は、下記の添付図面についての後述の説明により最も良く理解できる。
図1は、本発明に従うアクセルペダル装置の組み立てられた全体斜視図。
図2は、図1のアクセルペダル装置の右側分解斜視図。
図3は、図1のアクセルペダル装置の左側分解斜視図。
図4は、図1のアクセルペダル装置の側部断面図。
図5は、摩擦生成装置を取り外した図1のアクセルペダル装置の底部側分解斜視図。
図6は、摩擦生成装置を取り付けた図1のアクセルペダル装置の底部側分解斜視図。
図7は、図1のアクセルペダル装置の摩擦生成装置の全体拡大斜視図。
図8は、図7の摩擦生成装置の分解斜視図。
図9は、図7の摩擦生成装置の水平断面図。
図10は、図1のアクセルペダル装置の磁石装置の分解斜視図。
図11は、図1のアクセルペダル装置のペダル移動距離に対するペダル力のグラフ。
図12は、本発明に従う摩擦生成装置の代替実施形態の全体拡大斜視図。
図13は、図12の摩擦生成装置の分解斜視図。
図14は、図12の頂部水平断面図。
図15は、本発明に従う摩擦生成装置の追加的な実施形態の全体拡大斜視図。
図16は、図15の摩擦生成装置の分解斜視図。
図17は、図15の摩擦生成装置の頂部水平断面図。
本発明は、多くの異なる態様の実施例を許容するものであるが、本明細書及び添付の図面は、本発明の例としていくつかの形態のみを開示している。しかし、本発明は、そのように開示される実施例に限定されるものではない。本発明の範囲は、添付の特許請求の範囲により特定される。
本発明に従う非接触アクセルペダル装置20が図1〜6に示されている。ペダル装置20は、ペダルハウジング100と、ペダルハウジング100に回転可能に取り付けられたペダルアーム50を有する。ハウジング100は、ペダル装置の部品を収容し、乗物のファイアーウォールやフロア(不図示)に取り付けられるように適合されている。ハウジング100は、成型プラスチックから形成され得る。
<ペダルハウジング>
ペダルハウジング100は、底部壁102、側壁103,104、頂部壁105及び正面壁106を有する。側壁103,104は、概略平行に対面し、底部壁102及び頂部壁105に垂直に指向する。幾つかの開口やキャビティがハウジング100に規定されている。
ペダルハウジング100は、底部壁102、側壁103,104、頂部壁105及び正面壁106を有する。側壁103,104は、概略平行に対面し、底部壁102及び頂部壁105に垂直に指向する。幾つかの開口やキャビティがハウジング100に規定されている。
ペダルハウジング100は、センサーキャビティ130(図4)と摩擦生成装置キャビティ140(図5)を規定する。センサーキャビティ130は、側壁103,104と頂部壁105内に形成される。摩擦生成装置キャビティ140は、底部壁102,側壁103,104及び正面壁106内に形成される。センサーはセンサーキャビティ130に取り付けられるように適合されている。摩擦生成装置は摩擦生成装置キャビティ140に取り付けられるように適合されている。
ペダルハウジング100は更に、側壁103,104,底部壁102及び頂部壁105の間にペダルアーム開口108を規定する。ペダルアーム50は、ペダルアーム開口108の中に伸び込んでいる。
側壁103,104から外部に向けて円弧又は湾曲形状の肩部109,110が外方に向けてそれぞれ伸びている。円弧形状の肩部の端部は底部壁102に一体化する。シャフト穴112(図2,3)が、壁103,104に垂直で回転軸113に共直線の関係をもってハウジング100を貫通するようにハウジング110に規定されている。穴壁111(図2,3)はシャフト穴112を取り囲むようにベアリング肩部109,110に規定されている。
3つの突起乃至アンカー120が底部壁102から外方に向けて壁103,104に垂直に伸びている。各突起120は開口122を規定する。金属製のインサート124が開口122に圧入されている。
ハウジング100は、開口122に挿通させて締め付けられるボルトやネジなどの締め具を用いて乗物に固定され得る。本発明に従うペダル装置は、ハウジングのデザインにマイナーチェンジがされた位置調整可能な、又は不能なペダルボックスラックを用いてファイアーウォールやペダルラックに取り付けることが可能である。
ハウジング部分107(図2,3)が頂部壁105と正面壁106の間から外方に伸びている。部分107はセンサーキャビティ130に連続する開口132(図4)を規定する。円環状のステップ133が開口132に対向して部分107の内部に設けられている。
開口142(図5)が正面壁106に規定され、正面壁106に位置している。開口144(図5)が側壁103に規定されて側壁103に位置しており、開口146(図5)が側壁104に規定されて側壁104に位置している。開口142,144,146は摩擦装置キャビティ140と連続している。
楔形の突起148(図1,3)が底部壁102から上方にペダルアーム開口108内に伸び込んでいる。
<ペダルアーム>
細長いペダル乃至ペダルアーム50はペダルアーム開口108から伸びる近位端部54と遠位端部52を有する。中央部53は、端部52,54の間に位置する。中央部53は底部側面65を有する。フットパッド55が遠位端部52に向かって位置している。フットパッド55は乗物の運転者の足によって押下されるように適合されている。フットパッドは、ペダルアーム50と一体でも良く、別体で端部52との接続部で回転可能でも良い。ペダルアーム50は、射出成型プラスチックなどの種々の適切な材料により形成され得る。
細長いペダル乃至ペダルアーム50はペダルアーム開口108から伸びる近位端部54と遠位端部52を有する。中央部53は、端部52,54の間に位置する。中央部53は底部側面65を有する。フットパッド55が遠位端部52に向かって位置している。フットパッド55は乗物の運転者の足によって押下されるように適合されている。フットパッドは、ペダルアーム50と一体でも良く、別体で端部52との接続部で回転可能でも良い。ペダルアーム50は、射出成型プラスチックなどの種々の適切な材料により形成され得る。
近位端部54は、湾曲した凸状の表面57を呈する丸みを帯びたドラム56において終端する(図5に最も良く示されている)。ドラム56を貫通して伸びる穴58(図3,4)がドラム56に規定されている。穴58は円形の穴壁63により規定される。ペダルアーム50がハウジング100に取り付けられたときに、穴58は穴122と連続し、回転軸113と同軸となる。
肩部乃至ストッパ61がドラム56の上部から延び、丸みを帯びたカムローブ62がドラム56の底部から延びている。カムローブ62はドラム56と底部側面65の間に位置する。
ペダルアーム50は、ドラム56を通過する軸乃至シャフト接続180(図2,3)を介してペダルハウジング100に保持され、ペダルハウジング100の周りで回転する。軸乃至シャフト180は、円柱形状でそれぞれより小さい及びより大きい端部182,186を規定する。幾つかのリブ184が端部182の周りを取り囲むように位置し、幾つかのリブ188が端部186の周りを取り囲むように位置する。丸いベアリング面190が端部182,186の間の軸180上に位置する。端部186にはフランジが形成されている。
軸乃至シャフト180は穴58及び112を通過する。端部182はリブ184が壁104の穴壁111に対して圧縮されるように穴壁111に圧入されている。同様に、端部186はリブ186が穴壁111に対して圧縮されるように穴壁111に圧入されている。リブ184,186が穴壁111に対して圧縮されることで軸180がハウジング100に固定される。
ペダルアーム50が回転すると、穴壁63はベアリング壁190上で、乃至、ベアリング壁190に対して回転する。すなわち、穴壁63が動いてもベアリング壁190は動かない。ペダルアーム50は回転軸113の周りで回転可能である。
<センサー>
センサー30(図2,3)はペダル装置20に取り付けられており、ペダルアーム50の位置を表示又は伝達可能な電気信号を生成するように適合されている。センサー30は、ペダルアーム50に取り付けられたバイポーラのテーパー型磁石装置乃至磁石と、ハウジング100に結合した磁場センサー44を有している。
センサー30(図2,3)はペダル装置20に取り付けられており、ペダルアーム50の位置を表示又は伝達可能な電気信号を生成するように適合されている。センサー30は、ペダルアーム50に取り付けられたバイポーラのテーパー型磁石装置乃至磁石と、ハウジング100に結合した磁場センサー44を有している。
ペダルアーム50は、更にC字状のドラム56から外方に伸びる1対のアーム乃至フック59(図4に最も良く示されている)を有する。アーム59の間に窪み60が規定される。
図10は、平行で対向した扇形状の磁石部31A,31Bと、アーム59によりペダルアーム50に保持されるキノコ形状の基部40とを有する磁石装置32を示す。磁石部40は、磁石装置32を横断して伸びる窪み41,42を有する。磁石装置32はアーム59上で窪み60内に滑り込む。組み立てた後は、アームは窪み41,42内に延び込んで保持され、基部40は窪み60に保持される。
センサー30はバイポーラのテーパー型磁石装置32と、好ましくは鋼鉄製で磁石32の両側部に取り付けられる1対の磁束伝達体乃至極片45,46とを有する。磁束伝達体45は磁石部31Aに取り付けられ、磁束伝達体46は磁石部31Bに取り付けられる。
磁石装置32は、全体に32A,32B,32C,32Dの参照番号が付された4つの交番する(乃至は互い違いの)磁極:N,S,N,Sを有する。各極32A,32B,32C,32Dは基部40と一体に形成されエアギャップ37で隔てられている。
磁極32A,32B,32C,32Dは磁石部間にダイヤモンド形状のエアギャップ37が形成されるように傾斜している。傾斜した磁極は磁束密度が変化する磁場をエアギャップに形成する。磁石装置32は成型フェライトで形成することができる。磁石装置32の更に詳細な使用及び構成は「対向するテーパー型磁石を有する磁石位置センサー」と題され、その全体が参照により本明細書に組み込まれる米国特許番号6,211,668号に見ることができる。
磁石装置32内で磁束は対向する極間で流れる。ゼロガウス点は概ねエアギャップ37に位置する。磁束伝達体45,46は磁石32の外側にあって磁石の構造面、機械面双方での支持として機能し、機能的には磁石から出射する磁束の電磁境界として作用する。磁束伝達体45,46は磁石装置32の1の極(例えば82A)から他の極(例えば82B)への磁束の低インピーダンス経路を提供する。
磁石装置32は、例えばホール効果センサーなどの磁界センサー44(図2,4)により検知される変動磁界を生成する。磁石装置32とセンサー44は協働することによってペダル変位を示す電気信号を提供する。1実施形態では、磁界センサー44は単一のホール効果部品又は装置であり得る。
他の実施形態では、磁界センサー44は、ベルギー リーパーのメレキスコーポレーションから型番MLX90316集積回路で商業的に入手可能な3軸集積回路であり得る。MLX90316集積回路は集積回路表面に平行な2つの方向乃至ベクトルの磁界を測定し得る。MLX90316集積回路は1以上の内部ホール効果装置を含み得る。
図2,3,4に磁石32と相互作用するようにハウジング100に結合された磁界センサー乃至ホール効果センサー44を示す。磁界センサー44は磁石装置32の近くに取り付けられている。より詳細には、ホール効果センサー44はエアギャップ37に取り付けられている。
ホール効果センサー44はペダルアーム変位及び対応する磁石装置32の動きにより誘導される磁束変化に応答する。センサー44からの電気信号は、磁石装置32の変位により示されるペダルアーム50の変位を、参照により本願に明示的に組み込まれるキッカワらへの米国特許番号5,524,589及びマツモトらへの米国特許番号6,070,610に記述され、示されるような電子制御モジュールに通信される指令された速度/加速命令に変換する効果を有する。
ホール効果装置44は印刷回路基板160(図2,3,4)に取り付けられる。印刷回路基板160は平面的な形状で対向する側面161,162を有する。ホール効果センサー44は、半田付けなどにより側面161に搭載されるように適合されている。ホール効果センサー44はドラム56及び磁石装置32の回転に対応するペダルアーム変位により誘起される磁束変化に応答する。より詳細には、ホール効果センサー44は極32A,32B,32C,32Dの間に生成される磁束を測定する。
ホール効果センサー44により生成される信号の信号処理を提供するためにアンプやフィルターなどの他の電子部品164もまた側面161に搭載される。
ホール効果センサー44は、回路基板160を介して電極164(図4)に作動的に接続される。電極166は印刷回路基板160に半田付けされる。電極166は、対応する端部166A,166Bを規定する。端部166Bは印刷回路基板160に半田付けされ、端部166Aは接続キャビティ170内に延び込んでいる。電極端166aは乗物のエンジンコントローラ又はコンピュータに接続され得る外部ワイヤーハーネスに接続され得る。
コネクタ装置158(図2)はハウジング100に取り付けられるように適合されている。コネクタ装置158は、キャビティ172を規定する矩形形状の壁171(図3)を有する。電極端166Aはキャビティ172内に延び込んでいる。壁171は壁171を囲繞して壁171から外方に延びる環状のフランジで終端する。フランジ173はコネクタをハウジングに保持するためにハウジング部107に超音波溶接され得る。
ネジやボルトなどの締め具が印刷回路基板160をフランジ173に固定するように適合される。フランジ173はフランジ173がステップ133上に載置され、印刷回路基板160がセンサーキャビティ130内に延び込むように開口132に取り付けられる。
ドラム56は外方に延びる肩部又はストッパ61(図4)を有する。ペダルアーム50はアイドリング、復帰乃至休止位置ストッパ61の形態の予め定められた回転限界を有する。ペダルアーム50がリリースされると、ペダルアーム50はストッパ61がリッジ乃至リップ128に接触してペダルアーム50の後方への動きを制限するまで回転する。
ペダルアーム50は他の回転限界であるペダルアーム50の底部側面65が底部壁102の部位150に接触してペダルアーム50の前方への動きが制限される開スロットル位置に至るまで押下することができる。
キャビティ66(図4に最も良く示されている)はペダルアーム50の中央部53に位置し、底部側面65に向けて開放している。キャビティ66は壁67により規定される。キックダウン装置300はキャビティ66に取り付けられるように適合されている。
キックダウン装置300は、ボタン310、ハウジング312及びハウジング312内に位置するバネ314を有する。キックダウン装置300はペダルアーム50に取り付けられるように適合されている。キックダウン装置300はキャビティ66に圧入されており、ペダルアーム50の壁67に強く接触している。キックダウン装置300はペダルアーム50の押下の中間ポイントでペダルの押下に対する増大した抵抗を提供する。キックダウン装置300の使用及び構成の詳細は「ペダルのキックダウン機構」と題され、その内容が参照により本明細書に組み込まれる米国特許番号6,418,813号に見ることができる。
<摩擦生成装置>
摩擦生成装置200は図7〜9に示されており、摩擦生成装置キャビティ140(図5)に取り付けられるように適合されている。図示の実施形態では、摩擦生成装置200は、少なくとも、バネ250,254、ブレーキパッド260及びアクチュエータ280を内部に有する分離された(別体の)ブレーキハウジング乃至カートリッジ乃至モジュール202を含む。
摩擦生成装置200は図7〜9に示されており、摩擦生成装置キャビティ140(図5)に取り付けられるように適合されている。図示の実施形態では、摩擦生成装置200は、少なくとも、バネ250,254、ブレーキパッド260及びアクチュエータ280を内部に有する分離された(別体の)ブレーキハウジング乃至カートリッジ乃至モジュール202を含む。
ブレーキハウジング202は、概略矩形形状であり、湾曲し、平行な対向する側壁205に連続する底部壁204を有する。ブレーキハウジング202は、対向する端部206,207を規定する。端部壁208は端部206に位置し、底部壁204に垂直である。上部壁209は上方に延びて、側壁205の部分から内側に湾曲し、端部壁208に接合する。上部壁209は側壁205から上方に向けて角度が付けられている。上部壁209の長さは側壁205のおよそ半分である。
ブレーキハウジング202は、射出成型プラスチック、より特定的には、高耐力(high yield strength)を有するプラスチックなどの任意の適切な材料から形成することができる。
壁204,205,208,209はキャビティ210を規定する。開口211が壁209と端部壁208の間に規定される。細長い1対のチャネル乃至溝212がキャビティ21に面して底部壁の長さに渡って延在する。側壁205のそれぞれにスロット214が位置する。スロット214は平行で対向し、キャビティ210により分離され、側壁205の約半分の長さに渡って延在する。壁205はスロット204に延び込む頂部端213を規定する。
ブレーキハウジング202は、スロット乃至溝215を規定する1対の概してC形状の部分216を更に有する。部分216は、側壁205から端部207に向かって延び、キャビティ210によって分離され、平行であり、対向している。1対の固定タブ乃至フィンガー218,219が各部分216から外方に延び、他の固定タブ乃至フィンガー220(図5)が端部壁208から外方に延びている。
スロット222が上部壁209の間に規定されている。スロット222は開口211に連続し、端部壁208で終端する。1対の円錐形状のボス224が端部壁208からキャビティ210に向けて延びている。
リブ乃至ブレーキ壁230(図8,9)が、底部壁204から上方に向けて延びている。ブレーキ壁230は実質的にブレーキハウジング202の中央の近くに位置し、ハウジング202の長さに概略平行に延びており、底部壁204に垂直に指向している。
壁230は対向する2つの表面を有する。ブレーキ表面231は壁230の1側面上に位置し、ブレーキ表面232は壁230の他側面上に位置する。ブレーキ表面231,232は壁230と同じ材料でも良く、或いは、ブレーキ表面231,232は増大した摩擦係数を有する材料で形成されても良い。
図7,8,9を連続して参照すると、摩擦生成装置200は、壁230及びブレーキ表面231,232と係合するように構成されたブレーキパッド260を更に有する。ブレーキパッド260は、側面262A,262Bを有する中央ボディ262を有する。1対の細長い平行なアーム263,264が側面262Aから外方に垂直に延びている。アーム263,264は、それぞれ外側表面を有し、これが組合わさってV字を形成し、このVの足は、バネ250,254に向けてそれぞれ外方に分かれていく。アーム263,264は、スロット265により分離されている。アーム263は、内側に向いた接触表面267と外側に向いた斜めの表面(angled surface)270を有する。アーム264は、内側に向いた接触表面266と外側に向いた斜めの表面268を有する。接触表面266,267は、ブレーキハウジング202に組み立てられるまでは、スロット265に渡って互いに向き合って並置されている。ブレーキパッド260がブレーキハウジング202に取り付けられた後は、接触表面266はブレーキ表面232に近接してこれに係合し、接触表面267はブレーキ表面231に近接してこれに係合するように適合されている。
アーム263と264の間のアーム263,264がボディ260に接合するボディ260に隣接したところに開口272が規定される。開口272はスロット265に連続している。1対の樽形状のボス乃至突起273,274が側部262Bからアーム263,264の反対の方向に垂直に外方に向けて延びている。
ブレーキパッド260は、接触表面266,267に所望の摩擦係数を提供できる任意の材料から形成することができる。
キャビティ210内には1対のコイルバネ250,254が取り付けられている。バネ250,254は別々のチャネル212に載置される。バネ250は対向する端部251,252を規定する。バネ254は対向する端部255,256を規定する。バネ250,254は端部壁208とブレーキパッド260の間で圧縮される。バネ250,254はペダルアーム50を休止乃至アイドリング位置に向けて外方に付勢する。バネ端部251,255はボス224を覆うように取り付けられてハウジング200に保持される。ボス224はバネ250,254内に部分的に延び込んでいる。バネ端部252,256はボス乃至突起273,274を覆うように取り付けられてブレーキパッド260に保持される。突起573,574がバネ250,254内に部分的に延び込んでいる。
2つのバネは冗長性を理由に使用される。もし1つのバネが故障しても他方が動作可能である。この冗長性は、改良された信頼性の為に提供され、付勢機能を途絶させることなく1つのバネが故障乃至疲労することを許容する。冗長バネを有し、各バネがペダルアームをそのアイドリング位置に復帰させる能力を有することが有用である。例えば、板バネやトーションバネなどの他のタイプのバネを使用することもできる。
ブレーキパッド660は、アーム663,664に平行に中央ボディ662から垂直に延びる突起乃至柱710を更に有する。柱710はギャップ665を部分的に覆うように延びる。柱710はアーム663と664の間に位置し、アーム663,664より僅かに短い。1対のスロット712が柱710をアーム663,664から分離する。スロット710はアーム663,664に平行に延びる。アクチュエータ680がブレーキパッド660と接続された後は、柱710はアクチュエータの頂部表面683の一部の上を後方689に向けて延びる。柱710はアクチュエータ680がブレーキパッド660と整列状態を保ち、アクチュエータ680に力が掛かったときにアクチュエータ680が上方に回転することを防止することを助ける。柱710はまた、アクチュエータ680が動くにつれて頂部壁609に磨耗が生じることを防ぐ。
図7,8,9を続けて参照すると、アクチュエータ280は、ブレーキパッド260に隣接かつ接触して、キャビティ210に取り付けられる。アクチュエータ280は中央ボディ282を有する。ボディ282は、頂部283、底部284、側部286、側部287、正面288及び背部289を有する。
1対のアーム290,291が頂部283から背部289に向かって下方に延びる。V形状の窪み292がアーム290と291の間に規定される。三角形形状の開口293が頂部283を通って窪み292に延びる。開口293は窪み292と連続している。ボディ282の窪み292の端部にスロット294が規定される。
アーム290は楔面296を有し、アーム291は楔面295を有する(図9)。楔面295は斜めの表面268に隣接して接触し、楔面296は斜めの表面270に隣接して接触する。楔面295,296は、正反対に対向し、バネ250,254の方向に向けて相互から外方に離れていく。
側部286,287のある部分から1対の細長い矩形形状の案内レール297が外方に向けて延びている。案内レール297は背部289に向けて配置されている。レール297は頂部端213上に載置され、ハウジング202のスロット214に係合する。レール297は、アクチュエータ280が移動するにつれて、エッジ213上でスロット214内をスライドする。
側部286,287のある部分から1対の細長い矩形形状の案内レール298(図8)が外方に向けて延びている。レール298は正面288に向けて配置されている。レール298はハウジング202のチャネル215内でのスライド移動のために取り付けられている。レール298はアクチュエータ280が移動するにつれて、チャネル215内をスライドする。
レール297,298はアクチュエータ280をハウジング202に保持し、アクチュエータ280の動きを方向278,279に直線状に案内する。アクチュエータ280は方向279に向けて更にハウジング202の内側に移動することができ、方向278に向けてハウジング202から更に外方に移動することができる。
細長い平面的なカム表面299(図7)は、アクチュエータ280の正面288に沿って延びており、装置500がハウジング100に搭載された後(図4)にカムローブ62により係合されるように適合されている。
開示の実施形態では、摩擦生成装置200は、単一の分離されたモジュール又はモジュール式ユニットとして摩擦生成装置キャビティ140(図5)に取り付けられ、又は、填め込まれるように設計される。図5は、ハウジング100の摩擦生成装置キャビティ140に挿入される前の摩擦生成装置200を示す。摩擦生成装置200は、摩擦生成キャビティ140に配置され、ハウジング202は、固定タブ218,219が側壁103,104に対してスライドし、固定タブ200が正面壁106に対してスライドするように下方に押し込まれる。ハウジング200が更に摩擦生成キャビティ140に押し込まれると、ハウジング202は、固定タブ219が開口146に填め込まれ、固定タブ220が開口142に填め込まれる停止位置に到達する。これにより、摩擦生成装置200は、摩擦生成装置キャビティ140内でハウジング100にしっかりと保持される。
摩擦生成装置200の使用は多くの利点を有する。摩擦生成装置200は、モジュール式で、自己充足型で、分離された摩擦生成ユニットであるため、多様なハウジング及びペダルアームの形状、サイズに使用することが可能である。例えば、異なる乗物では、乗物のフロア、乗物のファイアウォール、取付穴、ペダル位置及びコネクター取付位置の構成のためにハウジング及びペダルアームのデザインが異なっている。
摩擦生成装置200は、モジュラー式で自己充足型の摩擦生成ユニットであるため、ハウジング100及びペダルアーム50の形状やサイズが必要に応じて各乗物への適用のためにカスタマイズされても、摩擦生成装置200のデザインは一定のままであることが可能である。
<動作>
図4,9を参照すると、ペダルアーム50は、使用者によって押下されて第1の方向79(加速)に動くことができ、或いは、ペダルアーム50は、リリースされて他の方向72(減速)に動くことができる。ペダルアーム50が押下されて方向70に向けて動くにつれて、ペダルアーム50は下方に回転し、カムローブ62をカム表面299と係合し、又は、これを押すように付勢する。カムローブ62及びカム表面299は、ペダルアーム50の回転運動をアクチュエータ280の直線運動に変換する。ペダルアーム50が更に押下されると、アクチュエータ280は方向279に向けて(すなわち、バネ250,254に向けて)動くことで、アクチュエータの楔面295,296をブレーキパッドの斜めの表面268,270と接触するように付勢し、アクチュエータ230及びアーム263,264により規定されるそれぞれのV形状によって、ブレーキパッドのアーム263,264を屈曲させて、相互に向けて内側に動くように付勢する。窪み292は制動パッド260のアーム263,264に押し付けられ、或いは、アーム263,264上に割り込まされる。
図4,9を参照すると、ペダルアーム50は、使用者によって押下されて第1の方向79(加速)に動くことができ、或いは、ペダルアーム50は、リリースされて他の方向72(減速)に動くことができる。ペダルアーム50が押下されて方向70に向けて動くにつれて、ペダルアーム50は下方に回転し、カムローブ62をカム表面299と係合し、又は、これを押すように付勢する。カムローブ62及びカム表面299は、ペダルアーム50の回転運動をアクチュエータ280の直線運動に変換する。ペダルアーム50が更に押下されると、アクチュエータ280は方向279に向けて(すなわち、バネ250,254に向けて)動くことで、アクチュエータの楔面295,296をブレーキパッドの斜めの表面268,270と接触するように付勢し、アクチュエータ230及びアーム263,264により規定されるそれぞれのV形状によって、ブレーキパッドのアーム263,264を屈曲させて、相互に向けて内側に動くように付勢する。窪み292は制動パッド260のアーム263,264に押し付けられ、或いは、アーム263,264上に割り込まされる。
このアーム263,264の内側への移動がブレーキパッドの接触表面266,267を壁230のブレーキ表面231,232と更に咬み合わせるように付勢し、これにより、ブレーキパッドの接触表面266,267と壁のブレーキ表面231,232の間の鉛直力、接触力、又は、摩擦力が増加する。アクチュエータ280が更に方向279に向けて動くと、ブレーキパッドの接触表面266,267と壁のブレーキ表面231,232の間に生じる摩擦力は増大する。加えて、アクチュエータ280がハウジング202内に更に動くと、アクチュエータ280を動かす為に必要な力が増大する。
結果として生じるブレーキパッドの表面266,267と壁のブレーキ表面231,232の間の牽引力は、方向70へのペダルアーム50の動きに抵抗し、ペダルアーム50を押下している人又は使用者が足で感じることができる。
ペダルアーム50が第1の方向70(加速)に動いたときに、圧縮バネ250,254内のバネ力Fsは、バネ250,254がブレーキパッド260とハウジング202の間で圧縮されるにつれて増大する。増大した力Fsは、ブレーキパッド260をアクチュエータ280の方向に付勢する。より特定的には、ブレーキパッドのアーム263,264が窪み292内に割り込んでいく。
ペダルアーム50の押下の効果は、ブレーキパッドの接触表面266,267がブレーキ表面231,232に対して発生させる垂直力の増大を生じさせる。ブレーキパッドの接触表面266,267と壁のブレーキ表面231,232の間の摩擦力は、動摩擦係数と垂直力の積により定義される。ペダルアームにおける印加力の増大に伴って垂直力が増大するに従い、摩擦力はそれに応じて増大する。運転者は、ペダルアーム50における彼の足でこの増大を感じる。摩擦力は、ペダルが押下されるときには印加力に抗い、ペダルがアイドリング位置に復帰していくときは、バネ力から差し引かれる。
ハウジング202内でのアクチュエータ280の動きはスロット214と係合するレール297及び溝215に係合するレール298により案内される。
ペダルアーム50への力が減少し、或いは、ペダルアーム50がリリースされて方向72へ動くと、反対の効果が顕れる。ペダルアーム50は上方に回転し、バネ250,254は伸長してブレーキパッド260がアクチュエータ280をハウジング202から外側に方向279に向けて(すなわち、バネ250,254から離れる方向に)移動させるように付勢する。バネ250,254はペダルアーム50を休止又はアイドリング位置に復帰させる。
アクチュエータ280が方向278に動くにつれて、アーム264,264それぞれの接触表面266,267と壁230のブレーキ表面231,232の間の摩擦又は牽引力は減少する。アクチュエータ280が方向278に動くにつれて、アーム263,264は壁230への圧力を減少させる。壁230上の圧力は減少するが、ペダル50が動く間に接触表面266,267とブレーキ表面231,232の間にいくらかの牽引又は摩擦力が生じるように、壁230上の圧力はゼロまでは落ちない。
ブレーキパッド260とアクチュエータ280が方向278に動くとき、ブレーキパッド260とアクチュエータ280のV形状の部分の間になおも僅かな楔効果が生じる。より詳細には、ブレーキパッド260の斜めの表面268,270(図8)は、アクチュエータ280のV形状の楔面295,296と接触するように押し込まれ、アーム263,264が折れ曲がって、相互に内側に向けて移動するように付勢する。この態様で、アクチュエータ280が方向278に動く間に、接触表面266,267とブレーキ表面231,232の間のそれぞれに小さい大きさの牽引力が生成される。
接触表面266,267とブレーキ表面231,232の間の結果としての牽引力は、方向72への動きを減速させ、ペダルアーム50に触れている人に感じられ得る。ペダルアーム50への力の更なる減少は、ペダルアーム50をアイドリングエンジン位置に移動させる。
アクチュエータ280のブレーキパッド260へのスライド運動は、段階的であり、ブレーキパッドの接触表面266,267を壁のブレーキ表面231,232に向けて付勢する力を増大又は減少させる「楔」効果と表現することができる。この力は方向依存性であり、この力はヒステリシスを有する。
ペダルを押下するために必要とされる力は、ペダルを復帰させるために必要とされる力と等しくない。ブレーキパッドの接触表面266,267と壁のブレーキ表面231,232の間に生成される摩擦によって、ペダルを伸長させるよりも大きい力がペダルを押下するために必要とされる。ペダルを伸長するために必要とされる力は、バネ250,254の開放により供給される。ペダルアーム力のヒステリシスは、従来の機械リンク式のアクセルペダルの感覚に近い点で好ましい。
ペダルアームの圧縮の間は摩擦力がバネ力に加算され、ペダルがリリースされ、或いはそのアイドリング位置に向かって復帰するときは摩擦力がバネ力から差し引かれる。
ここで図4,10を参照すると、ペダルアーム50が方向70に動くと、磁石装置32がペダルアーム50のドラム56に接続されているために、磁石措置32もまた動く。ペダルアーム50の動きは磁石装置32をセンサーキャビティ130内で円弧状の経路で移動させる。磁石装置32の動きは、印刷回路基板160に位置的に固定された磁界センサー又はホール効果装置44に相対的である。磁石装置32の動きは、ホール効果装置44に概略垂直に通過する磁束フィールドを強度、極性の面で変化させる。この磁束強度及び極性の変化はホール効果装置44により検出される。ホール効果装置44は、磁束強度及び極性に比例した電気信号を生じさせる。この電気信号は、磁束強度又は磁束の極性に少なくとも部分的に比例し得る。
この電気信号は、増幅され、印刷回路基板160上の信号調整電子部品164によって調整され、その後、外部ワイヤーハーネス(不図示)に向けて端子166に運ばれる。外部ワイヤーハーネスは、乗物のエンジンコントローラ又はコンピュータ(不図示)と通信状態となるように適合される。エンジンコントローラは、エンジンの動作パラメータの少なくとも1つを制御するためにこの電気信号を使用する。
1代替実施形態では、磁石装置32(図2,3,4)は、所望であれば、ペダルアーム50のドラム56の変わりにアクチュエータ280に取り付けられ、又は、結合されても良い。アクチュエータ280が移動すると、磁石装置32は磁界センサー44に対して移動する。
ペダルアーム50が更に方向70に動くと、キックダウン装置300のボタン312が実質的に楔形状の突起148に接触する。ペダルアーム50の更なる押下は、ボタン312を押し込み、ハウジング310内のバネ314の圧縮を生じさせる。
ボタン310の動きは、ペダルを押下している人に、ペダルが押下されるときの更なる力又は抵抗の増大として感じられる。これは「キックダウン力」と呼ばれ、スロットル全開位置において生じるように、或いは、これを示すように設計される。
ペダルアーム50は、ペダルアーム50の底部側面65が底部壁102の部位150に接触してペダルアーム50の前方への動きを制限するスロットル全開位置において回転限界に達するまで、方向70に更に押下されることができる。
本実施形態では、ペダルの位置を検知するために磁石及びホール効果センサーが使用されるが、直動又は回転式抵抗位置センサー、GMRセンサー、容量センサー及び誘導センサーなどの他のタイプのセンサーも使用可能である。
アクセルペダル装置20のペダル移動距離に対するペダル力のグラフが図11に示されており、これは、特に、本発明に従うアクセルペダル装置により提供される方向依存性の駆動−力ヒステリシスを示す力ダイアグラムである。Y軸は、ペダルアーム50を駆動するために必要なフットペダル力をニュートン(N)で示す。X軸は、ペダルアーム50のフットパッド55の変位量をミリメータ(mm)で示す。
経路410は、方向70にペダルアーム50の押下を開始するのに必要なペダル力を示す。経路420は、初期的な変位の後に、スロットル全開位置で機械的な移動限界450に向けてペダルアーム50を動かし続けるのに必要な比較的より小さいペダル力の増加を示す。経路430は、ペダルアーム50がアイドリング位置に向かう反対方向72に移動を開始する前に許容されるフットペダル力の減少を示す。
経路430はドライバーがフットペダル力を減少させ、その間、なおもアクセルペダル位置を同じに保つことを許容する移動無しゾーンに対応する。力のレベルが減少するにつれて、ペダルアーム50は、経路440に従って移動する。
図11は、ペダル圧力がゼロのポイント、すなわち、アイドリング位置から完全に押下された位置に、そして、再度ペダル圧力の無いアイドリング位置に戻るまでの完全サイクルに渡る本発明に従うペダル動作を示している。しかし、この動作曲線の形状は、サイクルの中間でのアクセルペダルの開始、停止にも当てはまる。例えば、アクセルペダルが中間位置まで押下されたときでも、運転者は、ペダル力が減少するときの移動無しゾーン(経路430)の利益を受ける。
<摩擦生成装置の第1の代替実施形態>
摩擦生成装置又はカートリッジ又はモジュール500の代替実施形態が図12−14に示されている。摩擦生成装置500は摩擦生成装置キャビティ14(図5)に取り付けられるように適合されている。摩擦生成装置500は、少なくとも、バネ550,554、ブレーキパッド560及びアクチュエータ580が内部に取り付けられたブレーキハウジング又はカートリッジ又はモジュール502を含む。
摩擦生成装置又はカートリッジ又はモジュール500の代替実施形態が図12−14に示されている。摩擦生成装置500は摩擦生成装置キャビティ14(図5)に取り付けられるように適合されている。摩擦生成装置500は、少なくとも、バネ550,554、ブレーキパッド560及びアクチュエータ580が内部に取り付けられたブレーキハウジング又はカートリッジ又はモジュール502を含む。
摩擦生成装置500は、ブレーキ表面が、装置200のように内部壁ではなく、ハウジングの外部側壁上に位置する点を除いて摩擦生成装置200に類似する。
ブレーキハウジング502は、概略矩形形状であり、平行で向かい合って離間する側壁505に接続する底部壁504を有する。頂部壁509は側壁505に接続する。頂部壁509は、底部壁504に対して平行で、対向し、離間している。ブレーキハウジング502は、対向する端部506,507を規定する。端部壁508は端部506に位置し、底部壁504及び頂部壁509に垂直である。頂部壁509は底部壁504より僅かに短い。
ブレーキハウジング502は、射出成型プラスチック、より特定的には、高耐力を有するプラスチックなどの任意の適切な材料から形成することができる。
壁504,505,508,509は内部チャンバ乃至キャビティ510を規定する。キャビティ510は端部507に開口し、又は、面している。アクチュエータ580は、キャビティ510の外側に位置する。バネ550,554及びブレーキパッド560がキャビティ510の内側に位置する。1対の浅く、細長い、離間した平行のチャネル乃至溝512がキャビティ510に向かって上向きに底部壁504の長さに渡って延びている。他の1対の浅く、細長いチャネル乃至溝517がキャビティ510に向かって下向きに頂部壁509の長さに渡って延びている(図13)。
各外周壁505の内側表面がブレーキ表面531,532(図14)を規定する。ブレーキ表面531,532は平行で相互に対向し、キャビティ510に面している。ブレーキ表面531,532は、壁505と同じ材料でも良く、増大した摩擦係数を有する材料で形成されても良い。
ブレーキハウジング502は、更に、内側の対向するスロット乃至溝515を規定する1対の概略C形状の部分516を有する。部分516は側壁505から端部507に向かって延び、キャビティ510により分離され、平行で対向している。1対の固定タブ乃至フィンガー518,519が部分516のそれぞれから外方に向けて延び、もう1つの固定タブ乃至フィンガー520が端部壁508から外方に延びている。1対の円錐形状のボス524が端部壁508からキャビティ510に延びている。
図12−14を続けて見ると、摩擦生成装置500は、更に、ハウジングのブレーキ表面531,532に係合するように構成されたブレーキパッド560を有する。ブレーキパッド560は、概略U形状で、対向する表面562A、562Bを有する中央ボディ562を有する。1対の細長く、平行で離間したアーム563,564が側部562Aから垂直に外方に延びる。アーム563,564及びボディ562は協働して中央ギャップ乃至スロット565を規定する。アーム563は、狭い、又は、薄い端部563Aと広い、又は、厚い端部563Bを有する。正反対のアーム564は、狭い、又は、薄い端部564Aと広い、又は、厚い端部564Bを有する。狭い端部563A,564Aは、アーム563,564の長さに垂直な力が加えられたときにアーム563,564が僅かに曲がる(bend)又は屈曲(flex)することを許容する。案内柱576(図13)が、側部562Aの中央から垂直に外方に向けてアーム563,564に対して平行に離間した関係で延びている。
アーム563は、外向きの又は外側の平坦な接触表面567と、内向きの又は内側に面する斜めの表面570を有する。アーム564は、外向きの又は外側に面する平坦な接触表面566と、内向きの又は内側に面する斜めの表面568を有する。斜めの表面568,570はブレーキハウジング502に組み立てられる前は、相互に対向して並置されている。斜めの表面568,570は、ブレーキハウジングの端部532に向けて相互から外方に離れていく。
ブレーキパッド560がブレーキハウジング502に取り付けられた後は、ブレーキパッドの接触表面566は、ハウジングのブレーキ表面532に隣接して係合するように適合されており、ブレーキパッドの接触表面567は、壁のブレーキ表面531に隣接して係合することができる。
1対の樽形状のボス乃至突起573,574がブレーキパッド560の表面562Bからアーム573,574の方向と反対の方向で外方に向けて垂直に延びている。
ブレーキパッド560は、接触表面566,567に所望の摩擦係数を与えることができる任意の適切な材料で形成することができる。
1対のコイルバネ550,554がキャビティ510の内側に搭載される。バネ550,554は別々のチャネル512に載置される。バネ550は対向する端部551,552を規定する。バネ554は対向する端部555,556を規定する。バネ550,554は、端部壁508とブレーキパッド560の間で圧縮される。バネ550,554はペダルアーム50を外方に向けて休止乃至アイドリング位置に付勢する。バネの端部551,555は、ボス524に覆い被さることでハウジング502に保持される。ボス524は部分的にバネ550,554内に延び込んでいる。バネの端部552,556は、ボス又は突起573,574に覆い被さることでブレーキパッド560に保持される。ボス573,574はバネ550,554内に部分的に延び込んでいる。
1対の案内リブ577がブレーキパッドのボディ562の頂部側から外方に延びている(図13)。ブレーキパッド560をハウジング502に組み立てた後は、案内リブ577はハウジング502の頂部壁に規定されたチャネル517の中に在る。案内リブ577及びチャネル517は、ブレーキパッド560が動くときにブレーキパッド560が直線経路をたどり続けるように補助する。
2つのバネは冗長性を理由に使用される。もし1つのバネが故障しても他方が動作可能である。この冗長性は、改良された信頼性の為に提供され、付勢機能を途絶させることなく1つのバネが故障乃至疲労することを許容する。冗長バネを有し、各バネがペダルアームをそのアイドリング位置に復帰させる能力を有することが有用である。例えば、板バネやトーションバネなどの他のタイプのバネを使用することもできる。
図12−14を連続して見ると、アクチュエータ580は、ブレーキパッド560に隣接して接触した状態でブレーキハウジング502に搭載される。アクチュエータ580は中央ボディ582を規定する。ボディ582は頂部583、底部584、側部586、側部587、正面588及び背部589を規定する。
斜めの楔表面596は側部586に位置し、斜めの楔表面595は側部587に位置する。楔表面595はブレーキパッドのアーム563の斜めの表面570に実質的に平行で隣接し、押圧されてこれと接触し得る。楔表面596はブレーキパッドのアーム564の斜めの表面568と実質的に平行で隣接し、押圧されてこれて接触し得る。楔表面595,596は、バネ550,554の方向に向けて内側に集束する。
スロット594(図14)が背部589に位置し、アクチュエータ580のボディ582内に部分的に延び込んでいる。ブレーキパッドの案内柱576は、アクチュエータのスロット594内に延び込んでいる。案内柱576及びスロット594は、アクチュエータ580及びブレーキパッド560の直線運動を更にガイドする。
1対の細長い矩形形状の案内レール598(図13)が対向する側部586,587から外方に向けて延びている。レール598は正面588に向かって位置する。レール598はハウジング502のチャネル515内でスライド運動するように取り付けられる。レール598はアクチュエータ580が動くにつれてチャネル515内でスライドする。レール598はハウジング502内でアクチュエータ580を保持し、アクチュエータ580が方向578,579に動くときに直線的にアクチュエータ580の動きをガイドする。アクチュエータ580は、方向579に向けてハウジング502内に更に動くことができ、方向578に向けてハウジング502から外部に更に動くことができる。
細長い平坦なカム表面599がアクチュエータ580の正面588に沿って延在し、装置500がハウジング100に取り付けられた後(図4)に、ペダルアーム50のカムローブ62(図4)に係合するように適合されている。
摩擦生成装置500は、ペダルハウジングに規定される摩擦生成装置キャビティ140(図5)に、単一の分離されたモジュール又はモジュールユニットとして取り付けられるように適合されており、更に、摩擦生成装置200と交換できるように適合されている。図5の実施形態で交換されると、摩擦生成装置乃至カートリッジ乃至モジュール500は、摩擦生成装置キャビティ140に配置され、カートリッジ乃至モジュール502は、固定タブ518,519が側壁103,104に対してスライドし、固定タブ520が正面壁106に対してスライドするように下方に押し込まれる。ハウジング502が更に摩擦生成装置キャビティ140に押し込まれると、固定タブ518が開口144に填め込まれ、固定タブ519が開口146に填め込まれ、固定タブ520が開口142に填め込まれる停止位置に到達する。摩擦生成装置500はこれにより摩擦生成装置キャビティ140内でハウジング100にしっかりと保持される。
摩擦生成装置500の使用は多くの利点を有する。摩擦生成装置500は、モジュール式の自己充足式の摩擦生成ユニットであるため、多様なハウジング100及びペダルアーム50の形状、サイズに使用することができる。例えば、異なる乗物では、乗物のフロア、乗物のファイアウォール、取付穴、ペダル位置及びコネクター取付位置の構成のために若干異なるハウジング及びペダルアームのデザインを必要とする。
摩擦生成装置500は、モジュラー式で自己充足型の摩擦生成ユニットであるため、ハウジング100及びペダルアーム50の形状やサイズが必要に応じて各乗物への適用のためにカスタマイズされても、摩擦生成装置500のデザインは一定のままであることが可能である。
<摩擦生成装置の第1の代替実施形態の動作>
ペダル装置20は摩擦生成装置500を用いて摩擦生成装置200について上記したと類似の態様で動作することができる。摩擦生成装置500は図4−6の摩擦生成装置200と取り替えることができる。ここで、摩擦生成装置500が図4−6の摩擦生成装置200に取り替えられたものとして、摩擦生成装置500の動作を説明する。
ペダル装置20は摩擦生成装置500を用いて摩擦生成装置200について上記したと類似の態様で動作することができる。摩擦生成装置500は図4−6の摩擦生成装置200と取り替えることができる。ここで、摩擦生成装置500が図4−6の摩擦生成装置200に取り替えられたものとして、摩擦生成装置500の動作を説明する。
図4,14を参照すると、ペダルアーム50は、使用者によって押下されて第1の方向79(加速)に動くことができ、或いは、ペダルアーム50は、リリースされて他の方向72(減速)に動くことができる。ペダルアーム50が押下されて方向70に向けて動くにつれて、ペダルアーム50は下方に回転し、ペダルアームのカムローブ62をアクチュエータのカム表面599と係合し、又は、これを押すように付勢する。カムローブ62及びカム表面599は、ペダルアーム50の回転運動をアクチュエータ580の直線運動に変換する。ペダルアーム50が更に押下されると、アクチュエータ580は方向579に向けて(すなわち、バネ550,554に向けて)動くことで、アクチュエータの楔面595,596をブレーキパッドの斜めの表面568,570と接触するように付勢し、アーム563,564を曲げて、アーム563,564がアクチュエータ580の動きに概略垂直に、相互から離れる反対方向に横方向の外方に動くように付勢する。アクチュエータ580は、アーム563,564をブレーキハウジング502の外周壁505に対して付勢し、或いは、押し込む。
アーム563,564の外方への動きは、外側のアームの接触表面566,567がすべてのブレーキ表面531,532と更に係合するように付勢し、アームの接触表面566,567とハウジングのブレーキ表面531,532の間の垂直接触乃至摩擦力を増大させる。接触表面566,567とハウジングのブレーキ表面531,532の間に生成される摩擦力は、アクチュエータ580が更に方向579に移動するにつれて増大する。アクチュエータ580が更に移動すると、アクチュエータ580がハウジング502内に更に移動するにつれて、アクチュエータ580を移動させるために要する力は増大する。
アームの接触表面566,567とハウジングのブレーキ表面531,532の間の結果として生じる牽引力は、ペダルアーム50の方向70への移動に抵抗し、ペダルアーム50を押下している人又は使用者が足で感じることができる。
ペダルアーム50が方向70に移動する(加速)と同時に、バネ550,554がブレーキパッド550とハウジング502の間で圧縮されるにつれて圧縮バネ550,554内のバネ力Fsが増大する。この増大した力Fsがアクチュエータ580に向けて、又はその中にブレーキパッド560を付勢する。より詳細には、ブレーキパッドのアーム563,564は、アクチュエータの楔表面595,596に対してそれぞれ押し込まれる。
ペダルアーム50の圧縮の効果は、アームの接触表面566,567がハウジングのブレーキ表面531,532に対して作用させる垂直力の増大を生じさせる。アームの接触表面566,567とハウジングのブレーキ表面531,532の間の摩擦力は、動摩擦係数と垂直力の積により定義される。ペダルアームに印加される力の増大とともに垂直力が増大するにつれて、摩擦力がそれに応じて増大する。運転者は、ペダルアーム50における彼の足でこの増大を感じる。摩擦力は、ペダルが押下されるときには印加力に抗い、ペダルがアイドリング位置に復帰していくときは、バネ力から差し引かれる。
ハウジング502内でのアクチュエータ580の動きは、ハウジングのチャネル515に係合し、その中でスライドするアクチュエータのレール598によって、ハウジング502の長さに平行な軸に沿って直線的に案内される。
ペダルアーム50への力が減少し、又は、ペダルアーム50がリリースされて方向72に動くと、反対の効果が顕れる。ペダルアーム50は上方に回転し、バネ550,554は伸長してブレーキパッド560がアクチュエータ580をハウジング502から外側に方向578に向けて移動させるように付勢する。バネ550,554はペダルアーム50を休止又はアイドリング位置に復帰させることができる。
アクチュエータ580が方向578に動くにつれて、アームの接触表面566,567とハウジングのブレーキ表面531,532の間の摩擦又は牽引力は減少する。アクチュエータ580が方向578に動くにつれて、アーム563,564は壁505に印加される圧力を減少させる。壁505上の圧力は減少するが、ペダルアーム50が動く間に接触表面566,567とブレーキ表面531,532の間にいくらかの牽引又は摩擦力が生じるように、壁505上の圧力はゼロまでは落ちない。
ブレーキパッド560とアクチュエータ580が方向578に動くとき、ブレーキパッド560とアクチュエータ580の間になおも僅かな楔効果が生じる。より詳細には、ブレーキパッド560のアームの斜めの表面568,570は、アクチュエータ580の楔面595,596と接触するように押し込まれ、アーム563,564が折れ曲がって、相互に外側に向けて移動するように付勢する。この態様で、アクチュエータ580が方向278に動く間に、接触表面566,567とブレーキ表面531,532の間のそれぞれに小さい大きさの牽引力が生成される。
アームの接触表面566,567とハウジングのブレーキ表面531,532の間の結果としての牽引力は、ペダルアーム50の方向72への動きを減速させ、ペダルアーム50に触れている人に感じられ得る。ペダルアーム50への力の更なる減少は、ペダルアーム50のアイドリングエンジン位置への移動を生じさせる。
アクチュエータ580のブレーキパッド560へのスライド運動は、段階的であり、アームの接触表面566,567をハウジングのブレーキ表面531,532に向けて付勢する力を増大又は減少させる「楔」効果と表現することができる。この力は方向依存性であり、この力はヒステリシスを有する。
ペダルを押下するために必要とされる力は、ペダルを復帰させるために必要とされる力と等しくない。アームの接触表面566,567とハウジングのブレーキ表面531,532の間に生成される摩擦によって、ペダルを伸長させるよりも大きい力がペダルを押下するために必要とされる。ペダルを伸長するために必要とされる力は、バネ550,554の開放により供給される。ペダルアーム力のヒステリシスは、従来の機械リンク式のアクセルペダルの感覚に近い点で好ましい。
ペダルアームの押下の間は摩擦力がバネ力に加算され、ペダルがリリースされ、或いはそのアイドリング位置に向かって復帰するときは摩擦力がバネ力から差し引かれる。
摩擦生成装置500を有するペダル装置20における磁石装置32及びホール効果センサー44の動作はペダル装置20の動作について前記したのと同様であり得、従って、前記の説明はここに参照により組み込まれる。
図12−14の摩擦生成装置500を用いた図1のアクセルペダル装置20についてのペダル移動距離に対するペダル力のグラフは、図11に示したものと同様であり得る。
<摩擦生成装置の第2の代替実施形態>
他の実施形態に係る摩擦生成装置又はカートリッジ又はモジュール600が図15−17に示されている。摩擦生成装置600は摩擦生成装置キャビティ14(図5)に取り付けられるように適合されている。摩擦生成装置600は、少なくとも、バネ650,650、ブレーキパッド660及びアクチュエータ680が内部に取り付けられたブレーキハウジング又はカートリッジ又はモジュール602を含む。摩擦生成装置600は、摩擦生成装置500に類似している。
他の実施形態に係る摩擦生成装置又はカートリッジ又はモジュール600が図15−17に示されている。摩擦生成装置600は摩擦生成装置キャビティ14(図5)に取り付けられるように適合されている。摩擦生成装置600は、少なくとも、バネ650,650、ブレーキパッド660及びアクチュエータ680が内部に取り付けられたブレーキハウジング又はカートリッジ又はモジュール602を含む。摩擦生成装置600は、摩擦生成装置500に類似している。
ブレーキハウジング602は、概略矩形形状であり、平行で向かい合って離間する側壁605に接続する底部壁604を有する。頂部壁乃至横断部材609は側壁605の一部に接続し、側壁605の頂部を連結する。頂部壁609は、底部壁605に対して対向し、離間している。頂部壁609は側壁605に追加的な強度を付加する。ブレーキハウジング602は、対向する端部606,607を規定する。端部壁608は端部606に位置し、底部壁604及び側部壁605に垂直である。
ブレーキハウジング602は、射出成型プラスチック、より特定的には、高耐力を有するプラスチックなどの任意の適切な材料から形成することができる。
壁604,606,608,609は内部チャンバ乃至キャビティ610を規定する。キャビティ610は上方に開放している。壁604,605,609は、端部607に向かって面する開口612を規定する。1対のU形状のリブ617(図16)が端部壁608からキャビティ610に部分的に延びている。1対の概略円形で離間し、平行なボス624(図16,17)が端部壁608から外方にキャビティ610内に部分的に延び込んでいる。中央リブ613がボス624の間でこれらから離間して、底部壁604から上方にキャビティ610内に延び込んでいる。
各側壁605の内側表面の一部が内側に延長乃至突起して、内側の対向した平坦なブレーキ表面631,632を規定している。ブレーキ表面631,632は平行で相互に対向し、開口612に連結している。ブレーキ表面631,632は、壁605と同じ材料でも良く、増大した摩擦係数を有する材料で形成されても良い。
ブレーキハウジング602は、更に、ハウジング602の対向する側部のスロット乃至溝615をそれぞれ規定する1対の対向する概略C形状の部分616(図16)を有する。部分616は側壁605から端部607に向けて延び、平行で対向している。1対の固定タブ乃至フィンガー618,619(図15−17)が部分616のそれぞれから外方に向けて延び、もう1つの固定タブ乃至フィンガー620(図17)が端部壁608から外方に延びている。1対の円錐形状のボス624が端部壁608からキャビティ610に延びている。
図15−17を続けて見ると、摩擦生成装置600は、更に、ハウジングのブレーキ表面631,632に係合するように構成されたブレーキパッド660(図16)を有する。ブレーキパッド660は、概略U形状で、対向する表面662A、662Bを有する中央ボディ662を有する。1対の細長く、平行で離間したアーム663,664が側部662Aから外方に垂直に延びる。アーム663,664は、中央ボディ662とともに、実質的にU形状の部材を規定する。アーム663,664はギャップ乃至スロット665によって分離されている。アーム663は、狭い、又は、薄い端部663Aと広い、又は、厚い端部663Bを有する。正反対のアーム664は、狭い、又は、薄い端部664Aと広い、又は、厚い端部664Bを有する。狭い端部663A,664Aは、アーム663,664の長さに垂直な力が加えられたときにアーム663,664が僅かに曲がる(bend)又は屈曲(flex)することを許容する。
アーム663は、平坦な斜めでない外方を向いた接触表面667と、内方を向いた平坦な斜めの表面670を有する。アーム664は、平坦な斜めでない外方を向いた接触表面666と、内方を向いた平坦な斜めの表面668を有する。斜めの表面668,670はブレーキハウジング602に組み立てられる前は、相互に向かい合って並置されている。表面668,670は、ハウジングの端部604に向けて相互から外方に離れていく。
ブレーキパッド660がブレーキハウジング602に取り付けられた後は、アームの接触表面666は、ハウジングのブレーキ表面632に隣接して係合するように適合されており、アームの接触表面667は、ハウジングのブレーキ表面631に隣接して係合することができる。
1対の離間した平行な樽形状のボス乃至突起673,674がブレーキパッドの表面662Bからアーム663,664の方向と反対の方向で外方に向けて垂直に延びている。
ブレーキパッド660は、接触表面666,667に所望の摩擦係数を与えることができる任意の適切な材料で形成することができる。
1対のコイルバネ650,654がキャビティ610の内側に搭載される。バネ650は対向する端部651,652を規定する。バネ654は対向する端部655,656を規定する。バネ650,654は、端部壁608とブレーキパッド660の間で圧縮される。バネ650,654はペダルアーム50(図1)を外方に向けて休止乃至アイドリング位置に付勢する。バネの端部651,655は、U形状のリブ617上に載置され、ボス624に覆い被さることでハウジング602に保持される。ボス624は部分的にバネ650,654内に延び込んでいる。バネの端部652,656は、ボス又は突起673,674に覆い被さることでブレーキパッド660に保持される。ボス673,674はバネ650,654内に部分的に延び込んでいる。
2つのバネは冗長性を理由に使用される。もし1つのバネが故障しても他方が動作可能である。この冗長性は、改良された信頼性の為に提供され、付勢機能を途絶させることなく1つのバネが故障乃至疲労することを許容する。冗長バネを有し、各バネがペダルアームをそのアイドリング位置に復帰させる能力を有することが有用である。例えば、板バネやトーションバネなどの他のタイプのバネを使用することもできる。
図15−17を連続して見ると、アクチュエータ680は、ブレーキパッド660に隣接して接触した状態でブレーキハウジングの開口612に搭載される。アクチュエータ680は中央ボディ682を規定する。ボディ682は頂部683、底部684、側部686、側部687、正面688及び背部689を規定する。
楔表面696(図16)は側部686に規定され、楔表面695はアクチュエータ680の反対の側部687に位置する。楔表面695はブレーキパッドの斜めの表面670に実質的に平行で隣接し、押圧されてこれと接触し得る。楔表面696はブレーキパッドの斜めの表面670と実質的に平行で隣接し、押圧されてこれて接触し得る。楔表面695,696は、アクチュエータの端部688の方向に向けて概略V形状の方向性で相互から外方に離間していく。
案内レール698が対向する側部686,687のそれぞれのある部分から外方に向けて延びている。レール698は正面688に向かって位置し、対向した平行の正反対の関係で指向している。レール698はハウジング602のチャネル615内でスライド運動するように取り付けられる。レール698はアクチュエータ680が動くにつれてチャネル615内でスライドする。レール698はハウジング602内でアクチュエータ680を保持し、アクチュエータ680が方向678,679に動くときに直線的にアクチュエータ680の動きをガイドする。アクチュエータ680は、方向679に向けてハウジング602内に更に動くことができ、方向678に向けてハウジング602から外部に更に動くことができる。
細長い平坦なカム表面699がアクチュエータ680の正面688に沿って延在し、装置600がハウジング100に取り付けられた後(図4)に、ペダルアーム50のカムローブ62(図4)に係合するように適合されている。
摩擦生成装置600は、摩擦生成装置キャビティ140に、単一の分離されたモジュール又はモジュールユニットとして取り付けられるように適合されており、更に、摩擦生成装置200と交換できるように適合されている。図5の実施形態で交換されると、摩擦生成装置600は、摩擦生成装置キャビティ140に配置され、ハウジング602は、固定タブ618,619が側壁103,104に対してスライドし、固定タブ620が正面壁106に対してスライドするように下方に押し込まれる。ハウジング602が更に摩擦生成キャビティ140に押し込まれると、ハウジング602は、固定タブ618が開口144に填め込まれ、固定タブ619が開口146に填め込まれ、固定タブ620が開口142に填め込まれる停止位置に到達する。摩擦生成装置600はこれにより摩擦生成装置キャビティ140内でハウジング100にしっかりと保持される。
摩擦生成装置600の使用は多くの利点を有する。摩擦生成装置600は、モジュール式の自己充足式の摩擦生成ユニットであるため、多様なハウジング100及びペダルアーム50の形状、サイズに使用することができる。例えば、異なる乗物では、乗物のフロア、乗物のファイアウォール、取付穴、ペダル位置及びコネクター取付位置の構成のために若干異なるハウジング及びペダルアームのデザインを必要とする。
摩擦生成装置600は、モジュラー式で自己充足型の摩擦生成ユニットであるため、ハウジング100及びペダルアーム50の形状やサイズが必要に応じて各乗物への適用のためにカスタマイズされても、摩擦生成装置600のデザインは一定のままであることが可能である。
<摩擦生成装置の第2の代替実施形態の動作>
ペダル装置20は摩擦生成装置600を用いて摩擦生成装置200について上記したと類似の態様で動作することができる。摩擦生成装置600は図4−6の摩擦生成装置200と取り替えることができる。ここで、摩擦生成装置600が図4−6の摩擦生成装置200に取り替えられたものとして、図4−6に関連して摩擦生成装置600の動作を説明する。
ペダル装置20は摩擦生成装置600を用いて摩擦生成装置200について上記したと類似の態様で動作することができる。摩擦生成装置600は図4−6の摩擦生成装置200と取り替えることができる。ここで、摩擦生成装置600が図4−6の摩擦生成装置200に取り替えられたものとして、図4−6に関連して摩擦生成装置600の動作を説明する。
図4,17を参照すると、ペダルアーム50は、使用者によって押下されて第1の方向79(加速)に動くことができ、或いは、ペダルアーム50は、リリースされて他の方向72(減速)に動くことができる。ペダルアーム50が押下されて方向70に向けて動くにつれて、ペダルアーム50は下方に回転し、ペダルアームのカムローブ62がアクチュエータのカム表面699と係合し、又は、これを押すように付勢する。カムローブ62及びカム表面699は、ペダルアーム50の回転運動をアクチュエータ680の直線運動に変換する。ペダルアーム50が更に押下されると、アクチュエータ680は方向679にバネ650,654の方向に向けて動くことで、アクチュエータの楔面695,696をブレーキパッドの斜めの表面668,670と接触するように付勢し、アーム663,664を曲げて、アーム663,664がアクチュエータ680の動きに概略垂直に、相互から離れる反対方向に外側に動くように付勢する。アクチュエータ680は、アーム663,664をブレーキハウジング602の外周壁605に対して付勢し、或いは、押し込む。
アーム663,664の外方への動きは、その接触表面666,667がハウジングのブレーキ表面631,632と更に係合するように付勢し、アームの接触表面666,667とハウジングの内側のブレーキ表面631,632の間の垂直接触乃至摩擦力を増大させる。ブレーキパッドの接触表面666,667とハウジングのブレーキ表面631,632の間に生成される摩擦力は、アクチュエータ680が更に方向679に移動するにつれて増大する。アクチュエータ680が更に移動すると、アクチュエータ680がハウジング602内に更に移動するにつれて、アクチュエータ680を移動させるために要する力は増大する。
アームの接触表面666,667とハウジングの内側のブレーキ表面631,632の間の結果として生じる牽引力は、ペダルアーム50の方向70への移動に抵抗し、ペダルアーム50を押下している人又は使用者が足で感じることができる。
ペダルアーム50が方向70に移動する(加速)と同時に、バネ650,654がブレーキパッド660とハウジング602の間で圧縮されるにつれて圧縮バネ650,654内のバネ力Fsが増大する。この増大した力Fsがアクチュエータ680に向けて、又はその中にブレーキパッド660を付勢する。より詳細には、ブレーキパッドのアーム663,664は、アクチュエータの楔表面695,696に対してそれぞれ押し込まれる。
ペダルアーム50の圧縮の効果は、アームの接触表面666,667がハウジングの内側のブレーキ表面631,632に対して作用させる垂直力の増大を生じさせる。アームの接触表面666,667とハウジングの内側のブレーキ表面631,632の間の摩擦力は、動摩擦係数と垂直力の積により定義される。ペダルアームに印加される力の増大とともに垂直力が増大するにつれて、摩擦力がそれに応じて増大する。運転者は、ペダルアーム50における彼の足でこの増大を感じる。摩擦力は、ペダルが押下されるときには印加力に抗い、ペダルがアイドリング位置に復帰していくときは、バネ力から差し引かれる。
ハウジング602内でのアクチュエータ680の動きは、ハウジングのチャネル615に係合し、その中でスライドするアクチュエータのレール698によって、ハウジング602の長さに平行な軸に沿って直線的に案内される。
ペダルアーム50への力が減少し、又は、ペダルアーム50がリリースされて方向72に動くと、反対の効果が顕れる。ペダルアーム50は上方に回転し、バネ650,654は伸長してブレーキパッド660がアクチュエータ680をハウジング602から外側に方向678に向けて移動させるように付勢する。バネ650,654はペダルアーム50を休止又はアイドリング位置に復帰させることができる。
アクチュエータ680が方向678に動くにつれて、アームの接触表面666,667とハウジングの内側のブレーキ表面631,632の間の摩擦又は牽引力は減少する。アクチュエータ680が方向678に動くにつれて、アーム663,664は壁605に印加される圧力を減少させる。壁605上の圧力は減少するが、ペダルアーム50が動く間に接触表面666,667とブレーキ表面631,632の間にいくらかの牽引又は摩擦力が生じるように、壁605上の圧力はゼロまでは落ちない。
ブレーキパッド660とアクチュエータ680が方向678に動くとき、ブレーキパッド660とアクチュエータ680の間になおも僅かな楔効果が生じる。より詳細には、ブレーキパッド660の斜めの表面668,670は、アクチュエータ680の楔面695,696と接触するように押し込まれ、アーム663,664が折れ曲がって、相互から外側に向けて移動するように付勢する。この態様で、アクチュエータ680が方向678に動く間に、アームの接触表面666,667とハウジングの内側のブレーキ表面631,632の間のそれぞれに小さい大きさの牽引力が生成される。
アームの接触表面666,667とハウジングの内側のブレーキ表面631,632の間の結果としての牽引力は、ペダルアーム50の方向72への動きを減速させ、ペダルアーム50に触れている人に感じられ得る。ペダルアーム50への力の更なる減少は、ペダルアーム50のアイドリングエンジン位置への移動を生じさせる。
アクチュエータ680のブレーキパッド660へのスライド運動は、段階的であり、アームの接触表面666,667をハウジングの内側のブレーキ表面631,632に向けて付勢する力を増大又は減少させる「楔」効果と表現することができる。この力は方向依存性であり、この力はヒステリシスを有する。
ペダルを押下するために必要とされる力は、ペダルを復帰させるために必要とされる力と等しくない。アームの接触表面666,667とハウジングの内側のブレーキ表面631,632の間に生成される摩擦によって、ペダルを伸長させるよりも大きい力がペダルを押下するために必要とされる。ペダルを伸長するために必要とされる力は、バネ650,654の開放により供給される。ペダルアーム力のヒステリシスは、従来の機械リンク式のアクセルペダルの感覚に近い点で好ましい。
ペダルアームの押下の間は摩擦力がバネ力に加算され、ペダルがリリースされ、或いは、そのアイドリング位置に向かって復帰するときは摩擦力がバネ力から差し引かれる。
摩擦生成装置600を有するペダル装置20における磁石装置32及びホール効果センサー44の動作はペダル装置20の動作について前記したのと同様であり得る。
図15−17の摩擦生成装置600を用いた図1のアクセルペダル装置20についてのペダル移動距離に対するペダル力のグラフは、図11に示したものと同様であり得る。
上記した実施例の数多くの変形例、改変例が本発明の新規な特徴の精神及び範囲を逸脱することなく実現される。本明細書に記述された特定のシステムについての限定は意図されておらず、また、推論されるべきでないことに留意されるべきである。勿論、全てのそのような改変例が、添付の特許請求の範囲により、添付の特許請求の範囲に包含されるものとしてカバーされることが意図されている。例えば、摩擦生成装置の要素が、ペダルハウジングに填め込まれるように適合された分離されたモジュール乃至カートリッジの部分を有するものとして説明されているが、本発明は、ペダルハウジングと一体乃至これと成型された摩擦生成装置の部分としてのそのような要素の使用も同様に包含する。
Claims (30)
- ペダルハウジングと、
前記ペダルハウジングに結合したペダルアームと、
前記ペダルハウジングに関連付けられたブレーキハウジングと、
前記ブレーキハウジングに関連付けられたブレーキパッドであって、前記ペダルアームの動きが前記ブレーキパッドの動きを生じさせる、該ブレーキパッドと、
前記ペダルアームに関連付けられた磁石と、
前記ペダルハウジングに関連付けられ、前記磁石の近傍に配置されるセンサーとを備えるペダル装置であって、
前記センサーが、前記磁石の動きに応答し、前記ペダルアームの位置を示す電気信号を生成することを特徴とするペダル装置。 - 前記ブレーキハウジングが、ブレーキ表面を規定し、前記ブレーキパッドが前記ブレーキ表面に実質的に相補的であり、前記ブレーキ表面に係合するように適合された接触表面を規定することを特徴とする請求項1に記載のペダル装置。
- 前記ペダルを休止位置に付勢するためにバネが前記ブレーキパッドに関連付けられていることを特徴とする請求項1に記載のペダル装置。
- 前記ペダルアームと前記ブレーキパッドの間にアクチュエータが結合されていることを特徴とする請求項1に記載のペダル装置。
- 前記ブレーキパッドが1対のアームを有することを特徴とする請求項2に記載のペダル装置。
- 前記アームの間にスロットが規定されていることを特徴とする請求項5に記載のペダル装置。
- 前記ブレーキハウジングから壁が延びていることを特徴とする請求項6に記載のペダル装置。
- 前記壁の対向する表面がそれぞれ対向するブレーキ表面を規定することを特徴とする請求項7に記載のペダル装置。
- 前記アームのそれぞれが前記壁の前記対向する表面と係合することを特徴とする請求項8に記載のペダル装置。
- キックダウン装置が前記ペダルアームに結合していることを特徴とする請求項1に記載のペダル装置。
- ハウジングと、
前記ハウジングに結合したペダルアームと、
前記ハウジングに結合した摩擦生成装置であって、
前記ペダルアームに隣接して取り付けられ、前記ペダルアームが押下されるにつれて前記ペダルアームにより移動されるように適合されたアクチュエータと、
少なくとも1つの接触表面を有し、前記アクチュエータにより移動されるように動作可能なブレーキパッドであって、前記接触表面とブレーキ表面との間に摩擦が生成されるように前記接触表面が前記ブレーキ表面と接触する、該ブレーキパッドと、
前記ブレーキパッドと接触し、前記ペダルアームを付勢するバネとを有する摩擦生成装置と、
前記ペダルアームの動きに応答し、前記ペダルアームの位置を示す電気信号を生成するセンサーとを有するペダル装置。 - 前記ハウジングがブレーキ表面を規定し、前記ブレーキパッドの前記接触表面が前記ブレーキ表面と係合するように適合されていることを特徴とする請求項11に記載のペダル装置。
- バネが前記ブレーキパッドと前記ハウジングの間にセットされていることを特徴とする請求項11に記載のペダル装置。
- 前記アクチュエータが前記ペダルアームと前記ブレーキパッドの間に結合されていることを特徴とする請求項11に記載のペダル装置。
- 前記センサーが、前記ペダルアームに結合した磁石と、前記磁石の近傍に配置された磁気センサーとを有することを特徴とする請求項11に記載のペダル装置。
- 前記ハウジングが壁を有し、前記ブレーキ表面が前記壁により規定されていることを特徴とする請求項12に記載のペダル装置。
- 前記ブレーキパッドが1対のアームを有し、前記接触表面が前記アーム上に規定されていることを特徴とする請求項16に記載のペダル装置。
- 前記壁が内部中央壁であり、前記壁の対向する側面がそれぞれ対向するブレーキ表面を規定し、前記アームのそれぞれが前記接触表面を規定する内側表面を規定し、前記アクチュエータが前記アームを内側に屈曲させて前記壁の前記対向するブレーキ表面に接触させるように適合されていることを特徴とする請求項17に記載のペダル装置。
- 前記ハウジングの前記壁が内側壁により規定され、前記アームのそれぞれが外側の接触表面を規定し、前記アクチュエータが前記アーム及びそれらそれぞれの外側の接触表面を外方に屈曲させて前記ハウジングの前記壁に接触させるように適合されていることを特徴とする請求項17に記載のペダル装置。
- キャビティを規定するハウジングと、
前記ハウジングに回転可能に結合したペダルアームと、
前記キャビティに取り付けられるように適合された別体の摩擦生成モジュールであって、
前記摩擦生成モジュールのブレーキ表面に接触するように適合された接触表面を有するブレーキパッドと、
前記ブレーキパッドに当接するように適合された少なくとも1つのバネと、
前記ブレーキパッドに対して係合するように適合されたアクチュエータとを有する摩擦生成モジュールを備えるペダル装置であって、
前記ペダルアームの動きによって前記アクチュエータが前記ブレーキ表面に接触するように前記ブレーキパッドを移動させることを特徴とするペダル装置。 - 前記ブレーキパッドが1対のアームを有し、前記接触表面が前記アーム上に規定されていることを特徴とする請求項20に記載のペダル装置。
- 前記ブレーキ表面が前記摩擦生成モジュールの内側の中央壁に規定され、前記アクチュエータが前記壁の対向する側面に接触させるように前記ブレーキパッドの前記アームを内側に屈曲させるように適合されていることを特徴とする請求項21に記載のペダル装置。
- 前記ブレーキ表面が前記摩擦生成モジュールの内側の周辺壁上に規定され、前記アクチュエータが前記壁により規定される前記ブレーキ表面と接触するように前記ブレーキパッドの前記アームを外側に屈曲させるように適合されていることを特徴とする請求項20に記載のペダル装置。
- ペダルハウジングと、
前記ペダルハウジングに回転可能に結合したペダルアームと、
前記ペダルアームの動きに応答し、前記ペダルアームの位置を示す電気信号を提供するセンサーと、
前記ペダルアームと関連付けられた摩擦生成装置であって、
少なくとも1つのブレーキ表面を規定するブレーキハウジングと、
前記ブレーキハウジングと関連付けられ、前記ブレーキ表面と係合して摩擦を生成する少なくとも1つの接触表面を規定し、前記ペダルアームの動きに応答して動くように動作可能なブレーキパッドであって、前記接触表面が前記ブレーキ表面と係合して摩擦を生成するように適合された、該ブレーキパッドと、
前記ブレーキハウジング内の少なくとも1つのバネと、
前記ペダルアームと前記ブレーキパッドの間に位置し、前記ペダルアームが押下されたときに前記ブレーキパッドを押圧するアクチュエータとを有する摩擦生成装置
を備えることを特徴とするペダル装置。 - 前記ペダルハウジングがキャビティを規定し、前記ブレーキハウジングが前記キャビティに取り付けられるように適合された別体のカートリッジであることを特徴とする請求項24に記載のペダル装置。
- 前記ブレーキハウジングが、前記ブレーキハウジングを前記ペダルハウジングの前記キャビティに保持することを可能にするための少なくとも1のタブを有することを特徴とする請求項25に記載のペダル装置。
- 前記カートリッジが、その中に取り付けられた少なくとも前記アクチュエータ、ブレーキパッド及びバネを有することを特徴とする請求項25に記載のペダル装置。
- 前記ペダルアームが前記アクチュエータと係合するように適合されており、前記アクチュエータが前記ブレーキパッドと係合するように適合されており、前記ブレーキパッドが前記バネと係合するように適合されていることを特徴とする請求項27に記載のペダル装置。
- 前記カートリッジが対向するブレーキ表面のそれぞれを規定するそれぞれの対向する側面を含む中央内部壁を規定し、前記ブレーキパッドが接触表面のそれぞれを規定し、前記アクチュエータによって前記壁の前記対向するブレーキ表面と接触して摩擦を生成するように屈曲されるように適合されたそれぞれのアームを有することを特徴とする請求項27に記載のペダル装置。
- 前記カートリッジが周辺の内部壁を規定し、前記ブレーキパッドが、接触表面のそれぞれを規定し、前記アクチュエータによって前記周辺の内部壁と接触して摩擦を生成するように外側に屈曲されるように適合されたそれぞれのアームを有することを特徴とする請求項27に記載のペダル装置。
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