JP2010525353A - 電気化学的測定用のストリップ - Google Patents

電気化学的測定用のストリップ Download PDF

Info

Publication number
JP2010525353A
JP2010525353A JP2010504816A JP2010504816A JP2010525353A JP 2010525353 A JP2010525353 A JP 2010525353A JP 2010504816 A JP2010504816 A JP 2010504816A JP 2010504816 A JP2010504816 A JP 2010504816A JP 2010525353 A JP2010525353 A JP 2010525353A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
connector
working
strip
electrode
links
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2010504816A
Other languages
English (en)
Inventor
バリー ハゲット
ブライアン バーチ
ロベルト アンドレス
ダミアン エドワード ヘイトン バスキーフィールド
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
LifeScan Scotland Ltd
Original Assignee
LifeScan Scotland Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by LifeScan Scotland Ltd filed Critical LifeScan Scotland Ltd
Publication of JP2010525353A publication Critical patent/JP2010525353A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N27/00Investigating or analysing materials by the use of electric, electrochemical, or magnetic means
    • G01N27/26Investigating or analysing materials by the use of electric, electrochemical, or magnetic means by investigating electrochemical variables; by using electrolysis or electrophoresis
    • G01N27/28Electrolytic cell components
    • G01N27/30Electrodes, e.g. test electrodes; Half-cells
    • G01N27/327Biochemical electrodes, e.g. electrical or mechanical details for in vitro measurements
    • G01N27/3271Amperometric enzyme electrodes for analytes in body fluids, e.g. glucose in blood
    • G01N27/3272Test elements therefor, i.e. disposable laminated substrates with electrodes, reagent and channels
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T29/00Metal working
    • Y10T29/49Method of mechanical manufacture
    • Y10T29/49002Electrical device making
    • Y10T29/49117Conductor or circuit manufacturing

Landscapes

  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Biochemistry (AREA)
  • Hematology (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Electrochemistry (AREA)
  • Biophysics (AREA)
  • Analytical Chemistry (AREA)
  • Molecular Biology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Immunology (AREA)
  • Pathology (AREA)
  • Investigating Or Analysing Biological Materials (AREA)
  • Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Electric Means (AREA)

Abstract

【課題】複数入力型の測定器のユーザーが測定器と必ずしもマッチしない電極を有するテストストリップを使用することができるようにすること。
【解決手段】本発明は、サンプル材料中の分析物の電気化学的測定用の測定器と共に使用する、特に、血液サンプル中のグルコース濃度を決定するためのストリップ、特にテストストリップ及び該テストストリップ用アダプタに関する。当該ストリップ300は、測定器とインターフェースするための複数の動作コネクタ350であって、少なくとも一つの動作電極330に接続されている動作コネクタ350を含む。当該ストリップ300は、単一入力使用のための複数入力型測定器と共に特に使用される。
【選択図】図3

Description

本発明は、サンプル材料中の分析物の電気化学的測定用の複数入力型測定器と共に使用するストリップに関する。特に、本発明は、血液サンプル中のグルコース濃度を決定するためのテストストリップ及び該テストストリップ用アダプタに関する。
血中のグルコースレベルを測定する装置は、糖尿病患者の役に立つ。特に、患者自身によって使用できる装置によれば、自身のグルコースレベルをモニターし、インシュリンを投薬することができる。
従来、血液サンプルと接触することになるグルコース測定装置の少なくとも一部は、破棄される。このことは、衛生上の理由、使用の利便性、サンプル間での相互汚染を回避し、伝染病の蔓延を予防するのに重要である。糖尿病患者は、頻繁に自身のグルコースレベル(血糖値)をチェックしなければならないため、廃棄コストの低減化が重要である。
現在のグルコース測定装置は、比色法より電気化学的測定法が好まれている。動作センサー部及び基準センサー部と呼ばれる2つのセンサー部の間で電流が測定されるというのが一般原則である。動作センサー部は少なくとも一つの動作電極を含み、該電極の上には、フラビン酵素のグルコースオキシダーゼのような酵素、及びフェリシアン化合物のような電子媒介化合物を含む、酵素試薬層が適用される。該電極間に電位差が印加されると、被測定物質(酵素基板)から酵素を通じて、動作電極の表面へと電子が移動することにより、電流が生成される。グルコースオキシダーゼ及びフェリシアン化合物テストストリップを使ったグルコースの測定は、該グルコースオキシダーゼによるグルコースの特定の酸化に基づくものである。この反応中、グルコースオキシダーゼは還元される。酵素は、反応の途中にそれ自身還元されるフェリシアン化合物との反応により、再酸化される。
基準電極と動作電極との間に印加された電位差によりこれらの反応が実行されると、動作電極の表面において還元された媒介イオン(フェロシアン化物)の電気化学的再酸化によって、電流が作られる。従って、上述した化学反応中に作られたフェロシアン化合物の量は、電極間に配置されたサンプル中のグルコースの量に正比例するため、生成された電流はサンプル中のグルコース含有量に比例する。生成された電流は動作電極の面積にも比例する。従って、動作センサー部の既知の面積が与えられれば、グルコース濃度は、測定された電流から決定することができる。
特に、糖尿病の人にとって、血中のグルコース濃度を知ることは非常に重要であるため、ユーザがいつでもグルコース濃度を決定するために自分の血液をサンプリングし且つテストすることが可能な上記原理を使った測定器が開発された。生成された電流は、測定器によりモニターされ、単純な数式によって電流をグルコース濃度に関連づけるアルゴリズムを使ってグルコース濃度の読み取り値に変換される。一般に、測定器は、サンプルチャンバ、及び該サンプルチャンバ内部で酵素(例えば、グルコースオキシダーゼ)及び媒介物質(例えば、フェリシアン化物)と一緒に配置される少なくとも2つのセンサー部を含む使い捨てのストリップと共に、動作する。適当な使い捨ての電気化学的テストストリップは、ワンタッチ(商標)ウルトラ(商標)全血液テストキット内で使用されており、ライフスキャン・リミテッドから販売されている。使用の際、ユーザーは指又は他の適当な場所を針で刺し出血させて、サンプルチャンバへ血液サンプルを導入し、上記した化学反応が始まる。
電気化学的な点で、測定器の機能は2つある。第一に、電気的インターフェースを分極し、動作電極面での電流を導く分極電圧(ワンタッチ・ウルトラの場合約+0.4V)をもたらす。第二に、陽極(動作電極)と陰極(基準電極)との間の外部回路に流れる電流を測定する。
上記した測定器は、2つの電極モードで動作する単純な電気化学システムと考えてよい。しかし実際には、グルコースの測定を容易にし、及び/又は、測定器の他の機能を実行するために、第三及び第四の電極が使用されてもよい。特に、2つ以上の動作電極を有する電気化学的テストストリップと共に使用するための複数入力型測定器が通常使用される。セルを通じて流れる電流を伝達するように機能するカウンタ電極及び基準電極の両方を有するセルを設けることも周知である。
米国特許第6,733,655号には、サンプル溶液中の物質の濃度を測定するための装置であって、基準センサー部と、該サンプル溶液中の該物質の濃度に比例して電荷キャリアを生成するための第1動作センサー部と、該サンプル溶液中の該物質の濃度に比例して電荷キャリアを生成するための第2動作センサー部とを含む装置が記載されている。上記した米国特許文献から分かることは、測定装置は電荷キャリアの生成の結果として2つの動作センサー部により伝達された電流を比較し、2つの電流が違いすぎれば、すなわち、一方のセンサー部での電流値が他方のセンサー部で考えられる電流の予想値と大きく異なれば、エラーの指示を与えるということである。
米国特許第6,733,655号明細書
一つ以上の動作電極を有するテストストリップを使用することは、常に必要又は所望されるものではない。しかし、しばしば複数入力型測定器は、デュアル電極(すなわち、一つの基準電極及び一つの動作電極)テストストリップとバックワードコンパチブルではない。未接続の第2動作センサー入力を有する複数入力型測定器は、入力の不足を測定エラーと解釈し、テストストリップでのエラーを指示する。同様に、グルコース濃度を決定するために測定器により実行される計算は、予想したテストストリップに関する仮定情報(例えば、電極の動作表面積)に依存するため、電気化学的テストストリップのセンサー部は、正確な測定が為されるために使用される測定器とマッチしなければならない。
測定器とマッチした構成を有する特定のテストストリップのみが該測定器と共に使用可能であるという制限は、ユーザーにとって不便であり、結果的に、ユーザーはそのようなテストストリップのみの使用を強いられることになる。よって、最近に既存の単一動作センサー型測定器を複数入力型測定器に取り替えたユーザーは、以前の測定器と共に使用した単一動作電極テストストリップは、複数入力型測定器とコンパチブルではなく、それを捨てて新しい複数センサー用のテストストリップと交換しなければならないことに気づく。同様に、異なる測定器用に設計されたテストストリップを入手することは可能かもしれないが、ユーザーは、自身の測定器に対して特定的に設計されたテストストリップを常に得られるとは限らない。テストストリップが自分の測定器に特定して設計されていない(要するに、マッチしていない)場合、ユーザーは、テストストリップを自分の測定器に使用することができることが望ましい。
テストストリップ上に複数の動作センサーを与えることは、テストストリップを複雑化し、よって製造のコストの増大及び困難性の増加が伴う。また、製造上の欠陥は、より複雑なテストストリップにおいて一般的であると予想される。複数の動作センサーはすべての応用に要求されないため、ユーザーが任意の測定器に対して単一動作センサーテストストリップを使用する選択肢をもつことが望ましい。しかし、複数入力型測定器が使用されれば、単一動作センサーテストストリップとのバックワードコンパチビリティの不足は、それが自身の応用に必要でなくても、ユーザーに対して、より複雑な複数動作センサーテストストリップの使用を強いることになる。
最後に、複数動作センサーの存在は、入手可能なサンプル材料(例えば、血液)の量が非常に少ない場合に問題となる。その場合、単一動作電極を有するテストストリップ中の回路を完全に動作させるには十分かもしれないが、複数の動作電極を有するテストストリップではそうではない(そのすべてがサンプル材料によって覆われる必要がある)。従って、複数入力型測定器と単一動作電極テストストリップとの間の互換性の欠如は、ある応用により適したテストストリップの使用を妨げるものである。
複数入力型グルコース測定器のユーザーが測定器と必ずしもマッチしない電極を有するテストストリップを使用することができるようにするのが望ましい。
本発明は、サンプル材料中の分析物の電気化学的測定用の複数入力型測定器と共に使用するストリップ、測定器を有するストリップのシステム、及びそのようなストリップを製造する方法を含む。一つの態様において、当該ストリップは、基準電極、少なくとも一つの動作電極、当該ストリップを測定器とインターフェースするための基準コネクタ及び複数の動作コネクタ、該基準電極を該基準コネクタと電気的に接続する基準リンク、及び、該少なくとも一つの動作電極を該複数の動作コネクタと電気的に接続する複数の動作リンクを含み、少なくとも一つの動作電極が複数の動作コネクタに接続されている点に特徴を有する。
動作電極を複数の動作コネクタに接続することにより、単一動作電極(又は、相互に接続された動作電極の一つの集合)が(複数の動作リンクを通じて)一つ以上の動作コネクタに電流を供給することが可能となる。複数入力型測定器に該ストリップを接続すると同時に、電極により供給される全電流は動作リンク間、従ってコネクタ間で分割される。よって、動作電極は、測定器からみて、複数の電極であって、複数のうちの異なるひとつが各動作コネクタに接続されたものであることわかる。こうして、当該ストリップにより、複数入力型測定器は、測定器により通常要求されるよりも少ない動作電極でもって使用可能となる。
複数のコネクタ間で動作電極を共有することの他の利点は、該測定器の各入力に供給される全電流が該コネクタにインターフェースされた入力の数の関数として弱められるということである。このアプローチにより、不適切な大電流は、低電流を受け取るよう構成された入力間で分割される。
本発明のストリップは、使用の際、基準電極及び動作電極がサンプル材料と接触するような電気化学的テストストリップが好ましい。あるいはまた、当該ストリップは、先行技術のテストストリップと測定器とを連結するためのアダプタストリップでもよい。アダプタの実施態様において、基準及び動作電極は、使用の際、テストストリップの基準コネクタ及び動作コネクタと係合する。有利なことに、このようなアダプタの使用により、既存の(未修正の)単一又は複数の動作電極テストストリップは、当該テストストリップ自身を修正することなく複数入力型測定器と共に使用可能となる。該アダプタは、サンプル材料と接触しないため、再使用可能である。
少なくとも一つの動作電極はすべての動作コネクタと接続される。
複数の動作リンクは、同じ抵抗を有し、動作コネクタ間で全電流を等しく分割する。あるいはまた、複数の動作リンクは、異なる抵抗を有し、動作コネクタ間の電流分布を重み付けすることも可能である。
複数の動作リンクの一つ以上は、複数の動作リンクの少なくとも一つ以上の部分を覆うオーバレイ材料を有し、それは複数の動作リンクの一つ以上の電気抵抗を減少させる。
オーバレイ材料は該オーバレイ材料の単一層を含む。あるいはまた、オーバレイ材料は、同じか又は異なる材料のいくつかの層から形成されてもよい。
動作コネクタ間の電流分布を制御するために、複数の動作リンクは、同じか又は異なる抵抗率を有する材料から形成され、動作リンクは同じか又は異なる幅、長さ、厚さ及びレイアウトを有してもよい。
複数の動作電極はオーバレイ材料に覆われており、当該オーバレイ材料は覆われた動作電極と電気的に相互に接続する。該オーバレイ材料は、被覆動作電極の動作面の全体を覆ってもよく、あるいは、被覆動作電極の動作面の一部のみを覆ってもよい。
従来技術のテストストリップを本発明に係るストリップへ単純に変換するために使用できるので、電極をオーバレイすることは有利である。動作電極の動作面全体(すなわち、サンプル材料に晒される面全体)が覆われる態様において、異なる電気的、化学的及び物理的性質を有するサンプルに対して動作面を与えるために、動作電極の動作面全体を異なる材料でオーバレイすることができる。そのうえ、オーバレイ材料は、隣接する被覆動作電極間に配置されるギャップを実質的に覆う。このギャップを覆うことにより、電極の動作面は効果的に拡大し、電極を流れる電流は増加する。
動作電極をオーバレイすることにより、既存の動作電極の有効動作面の面積及び材料は、動作電極(及び動作リンク)の相互接続を与えることに加え、変更可能となる。従って、オーバレイすることは、未修正のテストストリップとはコンパチブルではない入力要求を有する測定器と共に使用する既存のテストストリップを修正する際に、特に有用である。
選択的に、オーバレイ材料はカーボンインクである。カーボンインクは、スクリーン印刷に適しており、従来技術のテストストリップの大規模な自動修正を容易にする。
複数の動作リンクの少なくとも一つは分割リンクである。該分割リンクは、第1抵抗率を有する材料から成る第1抵抗値を有する第1リンク部分と、第2抵抗率を有する材料から成る第2抵抗値を有する第2リンク部分とからなり、それらは電気的に接続されている。第1及び第2抵抗率は異なってもよい。該分割リンクは、更に、第3リンク部分を含む。第1及び第3リンク部分は、ギャップにより分離される。ギャップがブリッジされて、第1及び第3リンク部分が電気的に相互に接続するように、第2部分は、第1及び第3リンク部分の各々の少なくとも一部をオーバレイする。第3リンク部分は、第1抵抗率を有する材料から形成される。
ある態様において、複数の動作リンクは分割リンクである。複数の分割リンクは、同じ第1抵抗率を共有する。複数の分割リンクは、同じ第2抵抗率を共有してもよく、しなくてもよい。
分割リンクの使用により、各リンクに対して所望のレベルの減衰を適用するために、動作リンクの抵抗値が可変となる。適当な抵抗値の材料を選択することにより、各動作リンクの抵抗値を等しくして、それらの間の電流を等分することができる。あるいはまた、それらの間の電流分布を重み付けするために、各動作リンクの抵抗値を重み付けすることもできる。
第1及び第3リンク部分がギャップにより分離され且つ第2リンク部分が当該ギャップをブリッジするという分割リンクの形式は、ストリップの製造を容易にする。大量の同一のストリップ「ブランク」は、第1リンク部分及び第3リンク部分のみが正しい位置に製造され、続いて、第1リンク部分及び第3リンク部分をブリッジする第2リンク部分が次のステージで加えられて製造される。それは、例えばスクリーン印刷のような適切な技術により成される。第3リンク部分に対して適当な抵抗率の材料を選択することにより、ストリップブランクを特定の測定器に適合するストリップへ簡単にカスタマイズすることができる。このカスタマイズのプロセスは、ブリッジする第2リンク部分を形成する材料をオーバレイするだけなので、ボリュームの小さい製造方法に適している。
複数の分割リンクは、分岐点において少なくとも一つの動作電極を複数の動作コネクタへ接続する。分割リンクの第2リンク部分は、該分岐点と動作コネクタとの間に配置される。該分岐点のコネクタ側に第2リンク部分を配置することにより、(第2リンク部分の材料の適当な選択によって)異なる重み付けは、動作コネクタの各々における電流に適用できる。
基準電極から分離したカウンタ電極を使用する態様において、カウンタ電極は、与えられ、カウンタリンクを使ってカウンタコネクタに接続される。
他の態様において、サンプル材料中の分析物の電気化学的測定用の複数入力型測定器と共に使用するストリップを製造する方法が与えられる。当該方法は、基準電極を与える工程、少なくとも一つの動作電極を与える工程、ストリップを測定器とインターフェースするための基準コネクタ及び複数の動作コネクタを与える工程、基準リンクを使って基準電極を基準コネクタと電気的に接続する工程、並びに複数の動作リンクを使って少なくとも一つの動作電極を複数の動作コネクタと電気的に接続する工程を含み、少なくとも一つの動作電極を複数の動作コネクタに電気的に接続する工程は、少なくとも一つの動作電極を複数の動作コネクタに接続する工程を含むことを特徴とする。
他の態様において、サンプル材料中の分析物を電気化学的に測定するためのシステムが与えられる。当該システムは、基準電極、動作電極、ストリップを測定器とインターフェースするための基準コネクタ、第1動作コネクタ及び第2動作コネクタ、基準電極を基準コネクタに電気的に接続するように構成された基準リンク、動作電極を第1動作コネクタに電気的に接続するように構成された第1動作リンク、動作電極を第2動作コネクタと電気的に接続するように構成された第2動作リンクを含むストリップと、第1動作コネクタと基準コネクタとの間に第1テスト電圧を印加することができる第1テスト電圧回路、第2動作コネクタと基準コネクタとの間に第2テスト電圧を印加することができる第2テスト電圧回路、第1動作コネクタと基準コネクタとの間の第1テスト電流及び第2動作コネクタと基準コネクタとの間の第2テスト電流を測定することができる電流測定回路を含む測定器と、を備える。
これら及び他の態様、並びに特徴及び利点は、当業者が、添付する図面と共に、以下の発明の詳細な説明を参酌することにより明らかとなる。
添付した図面は、この明細書を合体して、この明細書の一部を構成する。添付した図面は、前述の一般的な説明及び後述の詳細な説明と共に、本発明の好適な実施形態を図解する。添付した図面は、本発明の特徴を説明するのに役立つ(符号は構成要素を表す)。
本発明に係るストリップの使用により、異なる構成の動作電極が、その構成用に特定的に設計されていない測定器と共に使用されるのが可能となる。特に有利なことに、比較的高価で且つ複雑な測定器の修正が要求されず、代わりに、テストストリップの修正のみが要求される。この修正は本発明に係るストリップを製造するためのテストストリップ製造プロセスを適応することにより実行してもよく、あるいは、既存の電気化学的テストストリップを修正することにより実行してもよい。例えば、本発明のある態様に係るストリップは、選択された動作リンク間に分岐点を加えることにより、既存の複数入力テストストリップを修正することによって、製造可能である。更に当該修正は、選択された動作リンク内に不連続を形成することを含む。
図1は、2つの動作電極を有する従来技術のテストストリップを示す。 図2は、絶縁マスクにより部分的に被覆された図1の従来技術のテストストリップを示す。 図3は、本発明の好適な実施形態に係る、2つの動作リンク及び動作コネクタを有するテストストリップを示す。 図4は、本発明の好適な実施形態に係る、3つの動作リンク及び動作コネクタを有するテストストリップを示す。 図5は、絶縁マスクにより被覆された図3のテストストリップ300を示す。 図6は、本発明の好適な実施形態に係るテストストリップの一部の回路図を示す。 図7は、本発明の好適な実施形態に係るテストストリップを示す図で、オーバレイ材料によりオーバレイされた動作コネクタを示す。 図8は、本発明の好適な実施形態に係るアダプタと、単一動作電極を有する従来技術のテストストリップと、を示す。 図9は、本発明の好適な実施形態に係るアダプタと、2つの動作コネクタを有する従来技術のテストストリップと、を示す。 図10は、本発明の好適な実施形態に係る、分割リンクを有するアダプタと、単一動作電極を有する従来技術のテストストリップと、を示す。 図11は、本発明の好適な実施形態に係る、2つの動作コネクタ及び分割リンクを有するテストストリップを示す。
以下、図面を参照して、本発明を詳細にする。異なる図面において同一の構成要素は同一の符号で示す。図面は、必ずしもスケーリングされておらず、選択した実施形態について描くものであるが、本発明の範囲を限定することを意図するものではない。詳細な説明は、本発明の原理を例示するものであり、限定するものでない。以下の説明は、当業者が本発明を製造し、使用することができるように明瞭に記載されており、本発明のいくつかの実施形態、適応、変更、置換及び使用について記載しており、現時点で本発明を実施する最適と思われるものを含む。
ここで、任意の数値又は範囲について使用される用語、「約」又は「ほぼ」は、コンポーネントの一部又は集合が、ここで説明される意図した目的のために機能することができる適当な寸法許容範囲を示すものである。
図1は、従来技術のテストストリップ100を示す。当該テストストリップ100は、絶縁基板120を備え、絶縁基板120の上には、第1及び第2動作電極130、135と、基準電極140と、第1及び第2動作コネクタ150、155と、基準コネクタ160とが設けられる。第1及び第2動作リンク170、175は、第1及び第2動作電極130、135を第1及び第2動作コネクタ150、155にそれぞれ接続する。基準リンク180は、基準電極140を基準コネクタ160に接続する。
明細書中において、用語「絶縁」は、適当な電気的絶縁特性を有する基板を説明するのに使用される。
図2は、動作及び基準リンク170、175、180がサンプル材料に晒されるのを防止するために適用される絶縁マスク層200を有する、図1の従来のテストストリップを示す。該マスク200は、サンプル材料と接触するように、動作及び基準電極130、135、140の動作面を露出させる窓210を画定する。
酵素層(図示せず)は、マスク層200の上、及びマスク200の窓210を通じて露出する電極130、135、140の領域の上に印刷される。これにより、基準センサー部及び2つの動作センサー部はそれぞれ形成される。その後、ストリップの上に接着剤層が印刷される。親水性フィルムは、ストリップ上にラミネートされ、且つ、接着剤により正しい位置に保持される。該フィルムは、露出したセンサー部の上にサンプルチャンバ、及び毛管作用により該サンプルチャンバ内に液体のサンプル材料を引き込むための薄いチャネルを画定する。最後に、保護用プラスチック製カバーテープは親水性フィルムの上に適用される。該カバーテープは、サンプルチャンバの上に透明部分を有する。該透明部分により、ユーザーは、ストリップが使用されたことをすぐに見分けることができる。また該透明部分は、十分なサンプル材料が適用されたか否かについて視覚的なチェックを与える際の助けともなる。
使用の際、テストストリップ100は、測定器(図示せず)内に挿入される。該測定器は、挿入と同時に、動作及び基準コネクタ150、155、160と電気的に接続する一組のコンタクトを含む。該測定器は、基準コネクタ160と各2つの動作コネクタ150、155との間に電位差を与える。所定の時間間隔の後、各動作コネクタ150、155(及び動作電極130、135)を通じて流れる電流は、測定器により測定され、2つの測定結果が比較される。2つの測定結果がある閾値を超える量だけ異なれば、エラーメッセージが測定器に表示され、テストを繰り返さなければならない。しかし、測定結果がある閾値を超える量だけ異なっていなければ、グルコースレベルは、測定された電流値に基づいて計算され、測定器に表示される。
図3は、本発明の好適な実施形態に係るテストストリップ300を示す。テストストリップ300は、サンプル材料に対して耐性を有する任意寸法の適当な絶縁材料から成る基板320を含む。基板用の好適な材料として、ポリエステル、ポリカーボネート、ポリアミド、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリ塩化ビニル、及びナイロンが含まれる。他の適当な材料として、プラスチック、セラミックス及びガラスが含まれる。更に、当該テストストリップ300は、第1動作電極330、基準電極340、2つの動作コネクタ350、355及び基準コネクタ360を含む。第1動作電極は、動作リンク370、375により、動作コネクタ350、355の各々と電気的に接続される。基準電極340は、基準リンク380により基準コネクタ360と電気的に接続されている。
電極330、340、コネクタ350、355、360、及びリンク370、375、380用の適当な材料として、カーボン、金、プラチナ、パラジウム、イリジウム、ロジウム、導体ポリマー、ステンレススチール、ドープされた酸化スズが含まれる。電極330、340、コネクタ350、355、360及びリンク370、375、380は、同じ材料から成るが、必ずしも同じ材料でなくともよい。好適には、電極330、340、コネクタ350、355、360、及びリンク370、375、380は、基板320上に印刷されたスクリーン印刷カーボンインクにより形成される。
図3には、単一動作電極330のみが示されている。しかし、テストストリップ300は、更に、第1動作電極330と電気的に接続されるか又は第1動作電極330と絶縁された付加的な動作電極を含んでも良い。同様に、テストストリップ300は、更に、図3に示すものと電気的に接続されるか又は絶縁された付加的な動作コネクタ及び動作リンクを含んでも良い。例えば、図4は、好適な実施形態に係るテストストリップ400を示す。テストストリップ400は、3つの動作コネクタ350、355、456と、該動作コネクタ350、355、456を単一動作電極330に接続する3つの動作リンク370、375、476と、を有する。
図5は、絶縁マスク層500を有する、図3のテストストリップ300を示す。絶縁マスク層500は、動作及び基準リンク370、375、380がサンプル材料に晒されるのを防止するために適用される。該マスクは、サンプル材料に接触するように、動作及び基準電極330、340の動作面を露出させる窓510を画定する。該マスク500は、サンプル材料に対して耐性を有する任意の適当な絶縁材料から形成される。好適には、製造の容易さのために、該マスクは、テストストリップ上にスクリーン印刷される。
酵素層(図示せず)は、マスク500の上及びマスク500内の窓510を通じて露出した電極330、340の部分の上に、プリントされる。これにより、基準センサー部及び動作センサー部はそれぞれ形成される。その後、接着剤の層はストリップ上に印刷される。親水性フィルムは、ストリップ上にラミネートされ、接着剤により正しい位置に保持される。該フィルムは、露出したセンサー部の上のサンプルチャンバと、毛管作用により該サンプルチャンバ内に液体のサンプル材料を引き込むための薄いチャネルと、を画定する。最後に、保護用プラスチックカバーテープ親水性フィルム上に適用される。該カバーテープは、サンプルチャンバの上に透明部分を有する。該透明部分により、ユーザーは、ストリップが使用されたことをすぐに見分けることができる。また、該透明部分は、十分なサンプル材料が適用されたか否かについて視覚的なチェックを与える際の助けともなる。
図3及び図5のテストストリップ300が複数入力型測定器と共に使用される際、基準及び動作電極340、330間に流れる電流は、動作電極330に接続される動作リンク370、375間で、従って、動作コネクタ350、355間で分割される。動作リンク370、375が等しい抵抗値を有し且つ等しい電圧が印加されれば、各動作コネクタ350、355で測定される電流は、基準及び動作電極340、330間に流れる電流の半分である。各電極で等しい電流が測定されるので、複数入力型測定器は、エラーを検出しない。
図6に示すように、一つの実施形態において、測定器は、第1動作コネクタ350と基準コネクタ360との間に第1テスト電圧Vを印加すると共に、第2動作コネクタ355と基準コネクタ360との間に第2テスト電圧Vを印加する。第1テスト電圧V及び第2テスト電圧Vの結果として、測定器は、分析物濃度に比例する第1テスト電流I(t)及び第2テスト電流I(t)を測定する。表記I(t)及びI(t)は、時間tの関数として、第1及び第2テスト電流をそれぞれ表す。
以下に示すように、式1は、図6に示す回路にキルヒホッフの法則を適用することにより導出される。
Figure 2010525353
一つの実施形態において、第1テスト電圧V及び第2テスト電圧Vは、大きさが正確に等しい。しかし、実際には、第1テスト電圧V及び第2テスト電圧Vは、電子部品中に典型的に観測される変動性のため、有限の大きさの違いが生じる。電圧差Vdiffは、第1テスト電圧Vと第2テスト電圧Vとの間の差である。第1テスト電圧V及び第2テスト電圧Vの印加の結果として、第1動作コネクタ350と第2動作コネクタ355との間には、電圧差Vdiffが効果的に印加される。液体サンプルがセンサーに適用される前後における図6の回路に流れる電流に対するVdiffの効果について、以下に説明する。
サンプルがセンサーに適用されなかった第1の状況において、I(t)はゼロである。よって、式1から、両方のブランチを流れる電流は、大きさが等しく、方向が逆であり、すなわち、I(t)=−I(t)である。電圧差Vdiffの結果として、第1動作コネクタ350と第2動作コネクタ355との間に流れる電流Ishuntの大きさは、式2に示すように、電圧差Vdiffに正比例し、第1動作コネクタ350と第2動作コネクタ355との間の分路抵抗Rshuntに反比例する。
Figure 2010525353
分路抵抗Rshuntは、第1動作コネクタ350、第1動作リンク370、第2動作リンク375、及び第2動作コネクタ355からの抵抗値の和を含む。Rshuntの単純表記が図6に示されている。ここで無視できる抵抗を有する第1動作コネクタ350及び第2動作コネクタ355は、合計されて、Rshunt=R+Rとなる。好適な実施形態において、2つの抵抗値R及びRは、ほぼ同じ値を有する。よって、以下の関係が成り立つ。
Figure 2010525353
サンプルが適用された第2の状況において、I(t)はゼロとは異なり、Rcommon、R及びRを通じて、電圧降下が生じる。従って、電極に印加される有効電圧Veffは、以下の通りである。
Figure 2010525353
図6に示すように、Vshuntは分岐点での電圧なので、式5が成り立つ。
Figure 2010525353
とVは類似であるため、各々は公称分極電位Vpolで置換可能である。I(t)及びI(t)は非常に類似するため、各々は式1から導出されるI(t)/2で置換可能である。その結果、式5は式6になる。
Figure 2010525353
式6のVshuntを式4のVeffを使って置換した結果が式7である。
Figure 2010525353
従って、センサーの適正な動作を保証するために、Veffは、式7の括弧内の項により十分に弱められないようにしなければならない。よって、Veffが分析物の正確な測定をもたらすように、Rshunt及びRcommonの大きさは、十分に小さくなければならない。
しかし、Ishuntが十分に小さくなるには、Rshuntの大きさも十分に大きくなければならない(式2参照)。Ishuntが十分に大きければ(例えば、測定器のメモリに記憶された所定の閾値以上であれば)、グルコース測定器によりエラーメッセージが出力され、ストリップに欠陥があるか又は使用済みとして、誤った識別を行う。例えば、所定の閾値は約100ナノアンペアである。従って、測定器がエラーメッセージを出力するのを防止するために、Rshuntの大きさは、十分に大きくなければならない。同時にまた、分析物の正確な測定をもたらすために、Rshuntの大きさは、十分に小さくなければならない。
shuntに対する要求の間には妥協が存在するので、それは、適合性により決定されなければならない。決定の第1ステップは、次の通りである。Rshunt及びRcommonは分岐点の位置に依存している。そのため、式2から、Rcommonは、Ishuntを増加させるのに寄与せず、また、式7から、Rcommonは、Rshuntの4倍の効果を有することがわかる。解決策は、Rcommonからの寄与を最小にしながらRshuntの最大値を達成するために、分岐点を動作電極のできるだけ近くに移動することである。
決定の第2ステップは次の通りである。システムがストリップを欠陥があるか又は使用済みと検出しないために、電圧差|V−V|の最大可能値を決定すると共に、この電圧差を最大電流値で割った結果よりもわずかに大きくなるように、Rshuntを構成する。従って、本発明の一つの実施形態において、Rshuntの下限値は、電流Ishuntが測定器の所定のエラー閾値よりも小さくなるように構成される。
決定プロセスの第3のステップは次の通りである。Veffが不正確なグルコース測定を引き起こすほど十分に減少しないように、最大可能なI(t)値を決定すると共に、Rshunt及びRcommonの両方を構成する。I(t)の最大値は、高いグルコース濃度(例えば、600mg/dL)、低いヘマトクリットレベル(例えば、20%)、高温(摂氏40度)、又はその組み合わせにおいて推定されることに留意すべきである。従って、本発明の一つの実施形態において、VeffがVpolの元の値の例えば約20%以上減少しないように、Rshunt及びRcommonの上限値は構成される。
各動作コネクタ350、355で測定される電流が基準電極と動作電極との間に流れる全電流より少ないという事実を勘案して、図5に示すように、マスク層500の窓510を通じて露出する電極330、340の動作面積の寸法は調節される。電極330、340の動作面積が増加すれば、測定される電流値は増加する。また、その動作面積が減少すれば、測定される電流値は減少する。あるいはまた、測定される電流に対する補正が測定器で適用されてもよく、あるいは、測定器により表示される読み取り値に(例えば、手動で)補正が加えられてもよい。
図7は、本発明の好適な実施形態に係るテストストリップ600を与えるよう修正された、図1の従来技術のテストストリップ100を示す。この修正は、動作電極130、135をオーバレイすること、及びそれらの間のギャップ620を電気的導体オーバレイ材料610によりブリッジすることを含む。オーバレイ材料610は、動作電極130、135及び基板120に対して任意の適当な方法で適用される。その方法は、例えば塗装であり、好ましくは、従来技術のテストストリップ100の上にカーボンインクをスクリーン印刷することである。動作電極間のギャップ620をオーバレイ材料610によりブリッジすることにより動作電極130、135を電気的に接続することは、ブリッジされた動作電極130、135を通じて動作リンク170、175を電気的に接続する効果を有する。従って、基準電極140と動作電極130、135との間を流れる電流は、動作リンク170、175の間で、また動作コネクタ150、155の間で分割される。
図7のテストストリップ600の基準電極140及び動作電極130、135を通じて流れる全電流は、動作電極130、135の有効動作面積を変化させることにより、調節可能である。動作電極130、135の有効動作面積は、サンプル材料に晒される基板120の領域にわたってオーバレイ材料610を拡張することにより、増加する。特に、オーバレイ材料610で動作電極130、135間のギャップ620をブリッジすることは、動作電極130、135の動作面積を効果的に増加させる。オーバレイ材料610は、特に所望の電気的、化学的及び物理的性質を有するように選択される。特に、オーバレイ材料610の選択は、動作電極130、135を通じて流れる電流を増加し又は減少するために使用される。
図8は、使用の際、単一動作電極130、動作リンク170及び動作コネクタ150を有する従来技術のテストストリップ710と、複数入力型測定器(図示せず)との間に配置される、本発明の好適な実施形態に係るアダプタ700を示す。アダプタ700は、テストストリップ710の動作及び基準コネクタ150、160とそれぞれ接触し且つ電気的接続を形成するように構成された、動作電極730及び基準電極740を具備する。該アダプタ700の単一動作電極730は、測定器の動作センサー入力とインターフェースするように構成された2つの動作コネクタ750、755へ、一対の動作リンク770、775を通じて電気的に接続されている。該アダプタ700の基準電極740は、基準リンク780によってアダプタ700の基準コネクタ760に電気的に接続される。該基準コネクタ760は、測定器上の基準コネクタとインターフェースするように構成される。好適には、使用中、アダプタ700の電極730、740は、テストストリップ710のコネクタ150、160と係合し、該アダプタ700をテストストリップ710に取り外し可能に固定する。接続と同時に、テストストリップ710及びアダプタ700は、図3のテストストリップ300と同じ方法で機能する。
図9は、図8のアダプタ700の変形例を示す。図9のアダプタ800は、図1の従来技術のテストストリップ100と共に使用するためのものである。該テストストリップ100は、2つの動作電極130、135を有する。各動作電極130、135は、別々の動作リンク170、175により、2つの動作コネクタ150、155の異なるひとつと接続されている。従って、アダプタ800は、テストストリップ100の動作コネクタ150、155と接触し且つ電気的接続を形成するように構成された2つの動作電極730、835を含む。アダプタ800の各動作電極730、835は、該アダプタ800の動作リンク770、775により、該アダプタの動作コネクタ750、755の両方と電気的に接続される。
図10は、本発明の好適な実施形態に係る他のアダプタ900を示す。該アダプタ900は、動作リンク970、975がそれぞれ3つの動作リンク部分970a−c、975a−cに分割される分割リンクであることを除いて、図8のアダプタ700と類似している。分割リンク970、975は、他の個数の部分に分割されてもよいが、3つが好ましい。図10は、2つの分割動作リンク970、975を示すが、他の数の動作リンクが使用されてもよく、そのすべてが分割リンクである必要はない。
図10の分割リンク970、975は、それぞれ第1リンク部分970a、975a及び第3リンク部分970c、975cを含む。第1リンク部分970a、975aは、アダプタ900の動作コネクタ750、755とそれぞれ接続する。第3リンク部分970c、975cは、分岐点910においてアダプタ900の動作電極730に接続される。各リンクの第1及び第3部分970a、975a、970c、975cは、ギャップにより分離され、同じ材料から成るのが好ましく、且つ、基板720上へスクリーン印刷されるのが好ましい。
図10のアダプタ900は、第2リンク部分970b、975bを除けば、第1及び第3部分970a、975a、970c、975cを画定するように各動作リンク770、775内に形成された不連続性を有する、図8のアダプタ700と言ってもよい。この不連続性は、動作リンク770、775をレーザー切除、切断加工、ドリル加工、又は研磨加工することにより、あるいは他の適当な処理により形成される。
更に、各分割リンク970、975は、第1及び第3リンク部分970a、975a、970c、975cを少なくとも部分的にオーバレイし且つ第1及び第3リンク部分を分離するギャップをブリッジする第2リンク部分970b、975bを含む。好適には、第2リンク部分970b、975bは、アダプタ900上にスクリーン印刷されるが、手による塗装又は他の適当な方法により適用されてもよい。第2リンク部分970b、975bは、第1及び/又は第3リンク部分970a、975a、970c、975cと同じ材料から成る。
しかし、第2リンク部分970b、975bは、第1及び第3リンク部分970a、975a、970c、975cと異なる抵抗率を有する材料から形成されるのが好ましい。
図10の第2リンク部分970b、975bを形成するために使用される材料の抵抗率は、動作リンク970、975を通じて変化してもよい。第2リンク部分970b、975bの材料及び/又は第2リンク部分970b、975bの寸法及び/又はレイアウトを変化させることにより、動作リンク970、975の抵抗率の重み付けが可能となり、そして各動作コネクタ750、755で測定される電流を重み付けすることが可能となる。
図11は、本発明の好適な実施形態に係るテストストリップ1000を示す。テストストリップ1000は、基板1020上に、2つの動作リンク1070、1075によって2つの動作コネクタ1050、1055と電気的に接続される2つの動作電極1030、1035を含む。更に、テストストリップ1000は、基準リンク1080により基準コネクタ1060と電気的に接続される基準電極1040を含む。動作リンク1070、1075は、いずれも分割リンクである。各分割リンクは、動作コネクタ1050、1055と接続された第1リンク部分1070a、1075a、及び動作電極1030、1035と接続された第3リンク部分1070c、1075cを含む。各第1リンク部分1070a、1075aは、ギャップにより対応する第3リンク部分1070c、1075cと離隔される。第3リンク部分1070c、1075cは、分岐点1010において相互に接続されている。
第2リンク部分1070b、1075bは、各分割動作リンク1070、1075の第1及び第3リンク部分1070a、1075a、1070c、1075cを少なくとも部分的にオーバレイし、且つ、各動作リンク1070、1075の第1部分1070a、1075aと第3部分1070c、1075cとの間のギャップをブリッジする。図11のテストストリップ1000の分割動作リンク1070、1075は、図10のアダプタにおけるそれらと同様の方法で形成される。分割動作リンク1070、1075は、動作リンク1070、1075の抵抗値、及び動作コネクタ1050、1055間を流れる動作電極1030、1035の全電流の分割を調節するのに使用される。
以上、本発明の好適な実施形態が示され且つ説明されたが、これらの実施形態は、例示にすぎないことは当業者にとって明白である。本発明から離れることなく、当業者は、様々な変更、修正及び置換をなし得る。本発明を実施する際に、ここで説明した本発明の実施形態に対してさまざまな代替が使用できることが理解されよう。以下に示す特許請求の範囲は、本発明の態様を画定する。この特許請求の範囲の態様に属する方法は、それに含まれることを意図するものである。

Claims (76)

  1. サンプル材料中の分析物の電気化学的測定用の複数入力型の測定器と共に使用するストリップであって、
    基準電極と、
    少なくとも一つの動作電極と、
    前記ストリップを前記測定器へインターフェースするための基準コネクタ及び複数の動作コネクタと、
    前記基準電極を前記基準コネクタへ電気的に接続する基準リンクと、
    前記少なくとも一つの動作電極を前記複数の動作コネクタへ電気的に接続する少なくとも一つの動作リンクと、
    を含むストリップ。
  2. 各々が、前記少なくとも一つの動作電極の各々と接続される複数の動作リンクを有する、請求項1に記載のストリップ。
  3. 前記少なくとも一つの動作電極が前記複数の動作コネクタと接続するような複数の動作リンクを有する、請求項1に記載のストリップ。
  4. 前記ストリップは、電気化学的テストストリップであり、使用の際、前記基準電極及び前記動作電極は、前記サンプル材料と接触する、請求項1に記載のストリップ。
  5. 前記ストリップは、前記測定器と、基準コネクタ及び動作コネクタを有する電気化学的テストストリップとを連結するためのアダプタであり、
    使用の際、前記基準電極及び前記動作電極は、前記テストストリップの前記基準コネクタ及び前記動作コネクタと係合する、請求項1に記載のストリップ。
  6. 前記少なくとも一つの動作電極は、すべての前記動作コネクタと接続する、請求項1〜5のいずれかに記載のストリップ。
  7. 前記複数の動作リンクのすべては、同じ抵抗値を有する、請求項1〜6のいずれかに記載のストリップ。
  8. 前記複数の動作リンクのすべては、同じ抵抗値を有するのではない、請求項1〜7のいずれかに記載のストリップ。
  9. 前記複数の動作リンクのすべては、同じ抵抗率を有する材料から形成されている、請求項1〜8のいずれかに記載のストリップ。
  10. 前記複数の動作リンクのすべては、同じ抵抗率を有する材料から形成されているのではない、請求項1〜8のいずれかに記載のストリップ。
  11. 前記複数の動作リンクの一つ以上は、当該複数の動作リンクの一つ以上の少なくとも一部を覆うオーバレイ材料を有し、
    前記オーバレイ材料は、当該複数の動作リンクの一つ以上の電気抵抗値を減少させる、請求項1〜10のいずれかに記載のストリップ。
  12. 前記複数の動作リンクのすべては、幅、長さ、厚さ及びレイアウトが同じである、請求項1〜11のいずれかに記載のストリップ。
  13. 前記複数の動作リンクのすべては、幅、長さ、厚さ及びレイアウトが同じではない、請求項1〜11のいずれかに記載のストリップ。
  14. 前記複数の動作電極は、オーバレイ材料により覆われ、
    該オーバレイ材料は、被覆動作電極を電気的に相互に接続する、請求項1〜13のいずれかに記載のストリップ。
  15. 前記オーバレイ材料は、前記被覆動作電極の動作面を完全に覆う、請求項14に記載のストリップ。
  16. 前記オーバレイ材料は、前記被覆動作電極の動作面の一部のみを覆う、請求項14に記載のストリップ。
  17. 前記オーバレイ材料は、隣接する前記被覆動作電極間に位置するギャップを実質的に覆う、請求項14〜16のいずれかに記載のストリップ。
  18. 前記動作電極は、前記オーバレイ材料と同じ材料から形成される、請求項14〜17のいずれかに記載のストリップ。
  19. 前記動作電極は、前記オーバレイ材料と異なる材料から形成される、請求項14〜17のいずれかに記載のストリップ。
  20. 前記オーバレイ材料はカーボンインクである、請求項14〜19のいずれかに記載のストリップ。
  21. 前記複数の動作リンクの少なくとも一つは分割リンクであり、該分割リンクは第1リンク部分及び第2リンク部分を含み、
    前記第1リンク部分は、第1抵抗値を有し、第1抵抗率を有する材料から形成され、
    前記第2リンク部分は、第2抵抗値を有し、第2抵抗率を有する材料から形成される、請求項1〜20のいずれかに記載のストリップ。
  22. 前記第1抵抗率と前記第2抵抗率とは異なる、請求項21に記載のストリップ。
  23. 前記第1抵抗率と前記第2抵抗率とは同じである、請求項21に記載のストリップ。
  24. 前記第1抵抗値と前記第2抵抗値とは異なる、請求項21〜23のいずれかに記載のストリップ。
  25. 前記第1抵抗値と前記第2抵抗値とは同じである、請求項21〜23のいずれかに記載のストリップ。
  26. 前記分割リンクは更に第3リンク部分を含み、
    前記第1リンク部分と前記第3リンク部分とはギャップにより分離されており、
    前記第2リンク部分は、前記ギャップがブリッジされるように前記第1リンク部分及び前記第3リンク部分の各々の少なくとも一部をオーバレイし、前記第1リンク部分及び前記第3リンク部分を電気的に相互に接続する、請求項21〜25のいずれかに記載のストリップ。
  27. 前記第3リンク部分は、前記第1抵抗率を有する材料から形成される、請求項22に記載のストリップ。
  28. 前記第2抵抗率は、前記第1抵抗率よりも大きい、請求項21〜27のいずれかに記載のストリップ。
  29. 前記第2抵抗率は、前記第1抵抗率よりも小さい、請求項21〜28のいずれかに記載のストリップ。
  30. 前記複数の動作リンクは分割リンクである、請求項21〜29のいずれかに記載のストリップ。
  31. 複数の前記分割リンクのすべては、同じ第1抵抗率を有する、請求項30に記載のストリップ。
  32. 複数の前記分割リンクのすべては、同じ第2抵抗率を有する、請求項30又は31に記載のストリップ。
  33. 複数の前記分割リンクのすべては、同じ第2抵抗率を有するのではない、請求項30又は31に記載のストリップ。
  34. 複数の前記分割リンクのすべては、同じ第1抵抗率を有する、請求項30〜33のいずれかに記載のストリップ。
  35. 複数の前記分割リンクのすべては、同じ第2抵抗率を有する、請求項30から34のいずれかに記載のストリップ。
  36. 複数の前記分割リンクのすべては、同じ第2抵抗率を有するのではない、請求項30〜34のいずれかに記載のストリップ。
  37. 複数の分割リンクは、分岐点において、少なくとも一つの動作電極を複数の動作コネクタへ接続し、
    前記分割リンクの前記第2リンク部分は前記分岐点と前記動作コネクタとの間に位置する、請求項21〜36のいずれかに記載のストリップ。
  38. 更に、少なくとも一つのカウンタ電極と、
    各カウンタ電極を前記測定器へインターフェースするためのカウンタコネクタと、
    前記基準電極を前記カウンタ電極へ電気的に接続するカウンタリンクを含む、請求項1〜37のいずれかに記載のストリップ。
  39. サンプル材料中の分析物の電気化学的測定用の複数入力型の測定器と共に使用するストリップを製造する方法であって、
    基準電極を与える工程と、
    少なくとも一つの動作電極を与える工程と、
    前記ストリップを前記測定器へインターフェースするための、基準コネクタ及び複数の動作コネクタを与える工程と、
    基準リンクを使って、前記基準電極を前記基準コネクタへ電気的に接続する工程と、
    複数の動作リンクを使って、前記少なくとも一つの動作電極を前記複数の動作コネクタへ電気的に接続する工程と、
    を含み、
    前記少なくとも一つの動作電極を前記複数の動作コネクタへ電気的に接続する工程は、少なくとも一つの動作電極を前記複数の動作コネクタへ接続する工程を含む方法。
  40. 前記ストリップは、電気化学的テストストリップであり、
    使用の際、前記基準電極及び前記動作電極は、前記サンプル材料と接触する、請求項39に記載の方法。
  41. 前記ストリップは、前記測定器と、基準コネクタ及び動作コネクタを含む電気化学的テストストリップとを連結するためのアダプタであり、
    使用の際、前記アダプタの前記基準電極及び前記動作電極は、前記テストストリップの前記基準コネクタ及び前記動作コネクタと係合する、請求項40に記載の方法。
  42. 更に、前記アダプタの前記基準電極及び前記動作電極を前記テストストリップの前記基準コネクタ及び前記動作コネクタと係合させる工程を含む、請求項41に記載の方法。
  43. 前記少なくとも一つの動作電極を前記複数の動作コネクタへ電気的に接続する工程は、前記少なくとも一つの動作電極をすべての前記動作コネクタへ接続する工程を含む、請求項39〜42のいずれかに記載の方法。
  44. 前記複数の動作リンクのすべては、同じ抵抗値を有する、請求項39〜43のいずれかに記載の方法。
  45. 前記複数の動作リンクのすべては、同じ抵抗値を有するのではない、請求項39〜43のいずれかに記載の方法。
  46. 更に、同じ抵抗率を有する材料から前記複数の動作リンクのすべてを形成する工程を含む、請求項39〜45のいずれかに記載の方法。
  47. 更に、同じ抵抗率を有しない材料から前記複数の動作リンクを形成する工程を含む、請求項39〜45のいずれかに記載の方法。
  48. 更に、幅、長さ、厚さ及びレイアウトが同じであるように、前記複数の動作リンクのすべてを形成する工程を含む、請求項39〜47のいずれかに記載の方法。
  49. 更に、幅、長さ、厚さ及びレイアウトの少なくとも一つが異なるように、前記複数の動作リンクを形成する工程を含む、請求項39〜47のいずれかに記載の方法。
  50. 更に、オーバレイ材料の少なくとも一つの層により複数の前記動作電極をオーバレイする工程を含み、
    該オーバレイ材料は、被覆動作電極を電気的に相互に接続する、請求項39〜49のいずれかに記載の方法。
  51. 前記オーバレイする工程は、前記被覆動作電極の動作面を前記オーバレイ材料で完全に覆う工程を含む、請求項50に記載の方法。
  52. 前記オーバレイする工程は、前記被覆動作電極の動作面を前記オーバレイ材料で一部のみ覆う工程を含む、請求項50に記載の方法。
  53. 前記オーバレイする工程は、隣接する動作電極間に位置するギャップを実質的に覆う工程を含む、請求項50〜52のいずれかに記載の方法。
  54. 更に、前記オーバレイ材料と同じ材料から前記動作電極を形成する工程を含む、請求項50〜53のいずれかに記載の方法。
  55. 更に、前記オーバレイ材料とは異なる材料から前記動作電極を形成する工程を含む、請求項50〜53のいずれかに記載の方法。
  56. 前記オーバレイ材料はカーボンインクである、請求項50〜55のいずれかに記載の方法。
  57. 前記複数の動作リンクの少なくとも一つは、第1リンク部分及び第2リンク部分を含む分割リンクであり、
    当該分割リンクは、第1抵抗率を有する材料から前記第1リンク部分を形成し、且つ、第2抵抗率を有する材料から前記第2リンク部分を形成することにより形成され、
    前記第1抵抗率及び前記第2抵抗率は異なる、請求項50〜56のいずれかに記載の方法。
  58. 前記分割リンクは更に、第3リンク部分を含み、
    当該方法は、更に、前記第1リンク部分と前記第3リンク部分とをギャップにより分離する工程と、
    前記ギャップをブリッジし且つ前記第1リンク部分及び前記第3リンク部分を電気的に相互に接続する第2リンク部分により、前記第1リンク部分及び前記第3リンク部分の各々の少なくとも一部をオーバレイする工程と、を含む、請求項57に記載の方法。
  59. 更に、第1抵抗率を有する材料から前記第3リンク部分を形成する工程を含む、請求項58に記載の方法。
  60. 前記第2抵抗率は前記第1抵抗率よりも大きい、請求項57〜59のいずれかに記載の方法。
  61. 前記第2抵抗率は前記第1抵抗率よりも小さい、請求項57〜60のいずれかに記載の方法。
  62. 前記複数の動作リンクは分割リンクである、請求項57〜61のいずれかに記載の方法。
  63. 複数の前記分割リンクのすべては、同じ第1抵抗率を有する、請求項62に記載の方法。
  64. 複数の前記分割リンクのすべては、同じ第2抵抗率を有する、請求項62又は63に記載の方法。
  65. 複数の前記分割リンクのすべては、同じ第2抵抗率を有するのではない、請求項62又は63に記載の方法。
  66. 少なくとも一つの前記動作電極を複数の前記動作コネクタへ電気的に接続する工程は、分岐点において前記少なくとも一つの動作電極を前記複数の動作コネクタへ接続するために複数の分割リンクを使用する工程を含み、
    前記分割リンクの前記第2リンク部分は、前記分岐点と前記動作コネクタとの間に配置される、
    請求項57〜65のいずれかに記載の方法。
  67. 更に、カウンタ電極を与える工程と、
    前記測定器へ前記ストリップをインターフェースするためのカウンタコネクタを与える工程と、
    カウンタリンクを使って、前記カウンタ電極を前記カウンタコネクタへ電気的に接続する工程と、
    を含む請求項39〜66のいずれかに記載の方法。
  68. サンプル材料中の分析物を電気化学的に測定するためのシステムであって、
    A)基準電極及び動作電極と、
    ストリップを測定器へインターフェースするための基準コネクタ、第1動作コネクタ及び第2動作コネクタと、
    前記基準電極を前記基準コネクタへ電気的に接続するように構成された基準リンクと、
    前記動作電極を前記第1動作コネクタへ電気的に接続するように構成された第1動作リンク、及び前記動作電極を前記第2動作コネクタへ電気的に接続するように構成された第2動作リンクと、を含むストリップと、
    B)前記第1動作コネクタと前記基準コネクタとの間に第1テスト電圧を印加することが可能な第1テスト電圧回路と、
    前記第2動作コネクタと前記基準コネクタとの間に第2テスト電圧を印加することが可能な第2テスト電圧回路と、
    前記第1動作コネクタと前記基準コネクタとの間の第1テスト電流及び前記第2動作コネクタと前記基準コネクタとの間の第2テスト電流を測定することが可能な電流測定回路と、を含む測定器と、
    を備えたシステム。
  69. 前記第1動作コネクタと前記第2動作コネクタとは、電気的に接続され、分路抵抗を形成する、請求項68に記載のシステム。
  70. 前記第1動作コネクタと前記第2動作コネクタとの間に分路電流が流れ、
    該分路電流が所定の閾値より小さくなるように、前記分路抵抗は構成される、請求項69に記載のシステム。
  71. 前記分路電流は、100ナノアンペアよりも小さい、請求項68〜70のいずれかに記載のシステム。
  72. 前記第1動作コネクタと前記動作電極との間の電圧降下が第1テスト電圧の20%よりも小さくなるように、前記第1動作リンクの抵抗値は構成される、請求項68〜71のいずれかに記載のシステム。
  73. 基板と、
    前記基板上に配置された少なくとも3つの電気的コネクタと、
    前記基板上に配置された動作電極及び基準電極であって、該基準電極は、前記少なくとも3つの電気的コネクタの一つに接続され、該動作電極は、前記少なくとも3つの電気的コネクタの少なくとも2つに接続されている、動作電極及び基準電極と、
    を含む電気化学的テストストリップ。
  74. 基板と、
    前記基板上に配置された少なくとも3つの電気的コネクタと、
    前記少なくとも3つの電気的コネクタに接続され、且つ、テストストリップの2つの電気的コネクタのそれぞれと電気的に接続することが可能な2つの電極と、
    を含むアダプタ。
  75. A)第1基板と、
    前記第1基板上に配置された少なくとも3つの電気的コネクタと、
    前記第1基板上に配置された2つのリンク電極であって、該リンク電極のひとつは、該少なくとも3つの電気的コネクタの一つに接続され、もう一つのリンク電極は、該少なくとも3つの電気的コネクタのうちの少なくとも2つの電気的コネクタに接続されている、2つのリンク電極と、を有するアダプタと、
    B)第2基板と、
    前記第2基板上に配置された2つの電極と、
    前記第2基板上に配置された2つのコネクタであって、該2つのコネクタの各々は前記アダプタの2つのリンク電極のそれぞれと電気的に接続することが可能である、2つのコネクタと、を有するテストストリップと、
    を含むテストストリップシステム。
  76. 電気化学的テストストリップを使用する方法であって、
    第1電極が第1コネクタ及び第2コネクタに共通に接続され、且つ、第2電極が第3コネクタへ接続された2つの電極を有するテストストリップを与える工程と、
    前記第1電極と前記第2電極との間に生物学的液体サンプルを付着させる工程と、
    前記第1コネクタと前記第3コネクタとの間に第1電圧を印加する工程と、
    前記第2コネクタと前記第3コネクタとの間に第2電圧を印加する工程と、
    前記第1コネクタと前記第2コネクタとの間に、前記第1電圧又は前記第2電圧のいずれかの約20%よりも小さい有効電圧をもたらす工程と、
    前記第1コネクタと前記第3コネクタとの間及び前記第2コネクタと前記第3コネクタとの間の電流を、時間を掛けて測定する工程と、
    を含む方法。
JP2010504816A 2007-09-05 2007-09-05 電気化学的測定用のストリップ Pending JP2010525353A (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/GB2007/003340 WO2009034284A1 (en) 2007-09-05 2007-09-05 Strip for an electrochemical meter

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2010525353A true JP2010525353A (ja) 2010-07-22

Family

ID=39201829

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010504816A Pending JP2010525353A (ja) 2007-09-05 2007-09-05 電気化学的測定用のストリップ

Country Status (5)

Country Link
US (3) US20090325307A1 (ja)
EP (1) EP2108125A1 (ja)
JP (1) JP2010525353A (ja)
CN (1) CN101680875A (ja)
WO (1) WO2009034284A1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019500610A (ja) * 2015-12-28 2019-01-10 ライフスキャン・スコットランド・リミテッド 電極電圧検知接続部を有する電気化学式分析試験ストリップ及び同ストリップと共に使用するための手持ち式検査計

Families Citing this family (56)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6391005B1 (en) 1998-03-30 2002-05-21 Agilent Technologies, Inc. Apparatus and method for penetration with shaft having a sensor for sensing penetration depth
US8641644B2 (en) 2000-11-21 2014-02-04 Sanofi-Aventis Deutschland Gmbh Blood testing apparatus having a rotatable cartridge with multiple lancing elements and testing means
US7344507B2 (en) 2002-04-19 2008-03-18 Pelikan Technologies, Inc. Method and apparatus for lancet actuation
US9226699B2 (en) 2002-04-19 2016-01-05 Sanofi-Aventis Deutschland Gmbh Body fluid sampling module with a continuous compression tissue interface surface
WO2002100254A2 (en) 2001-06-12 2002-12-19 Pelikan Technologies, Inc. Method and apparatus for lancet launching device integrated onto a blood-sampling cartridge
AU2002315177A1 (en) 2001-06-12 2002-12-23 Pelikan Technologies, Inc. Self optimizing lancing device with adaptation means to temporal variations in cutaneous properties
US9795747B2 (en) 2010-06-02 2017-10-24 Sanofi-Aventis Deutschland Gmbh Methods and apparatus for lancet actuation
US7981056B2 (en) 2002-04-19 2011-07-19 Pelikan Technologies, Inc. Methods and apparatus for lancet actuation
JP4149911B2 (ja) 2001-06-12 2008-09-17 ペリカン テクノロジーズ インコーポレイテッド 電気式ランセットアクチュエータ
US9427532B2 (en) 2001-06-12 2016-08-30 Sanofi-Aventis Deutschland Gmbh Tissue penetration device
US7041068B2 (en) 2001-06-12 2006-05-09 Pelikan Technologies, Inc. Sampling module device and method
US8337419B2 (en) 2002-04-19 2012-12-25 Sanofi-Aventis Deutschland Gmbh Tissue penetration device
US8784335B2 (en) 2002-04-19 2014-07-22 Sanofi-Aventis Deutschland Gmbh Body fluid sampling device with a capacitive sensor
US8360992B2 (en) 2002-04-19 2013-01-29 Sanofi-Aventis Deutschland Gmbh Method and apparatus for penetrating tissue
US7547287B2 (en) 2002-04-19 2009-06-16 Pelikan Technologies, Inc. Method and apparatus for penetrating tissue
US7491178B2 (en) 2002-04-19 2009-02-17 Pelikan Technologies, Inc. Method and apparatus for penetrating tissue
US7901362B2 (en) 2002-04-19 2011-03-08 Pelikan Technologies, Inc. Method and apparatus for penetrating tissue
US9248267B2 (en) 2002-04-19 2016-02-02 Sanofi-Aventis Deustchland Gmbh Tissue penetration device
US7674232B2 (en) 2002-04-19 2010-03-09 Pelikan Technologies, Inc. Method and apparatus for penetrating tissue
US8221334B2 (en) 2002-04-19 2012-07-17 Sanofi-Aventis Deutschland Gmbh Method and apparatus for penetrating tissue
US7331931B2 (en) 2002-04-19 2008-02-19 Pelikan Technologies, Inc. Method and apparatus for penetrating tissue
US7976476B2 (en) 2002-04-19 2011-07-12 Pelikan Technologies, Inc. Device and method for variable speed lancet
US7232451B2 (en) 2002-04-19 2007-06-19 Pelikan Technologies, Inc. Method and apparatus for penetrating tissue
US8267870B2 (en) 2002-04-19 2012-09-18 Sanofi-Aventis Deutschland Gmbh Method and apparatus for body fluid sampling with hybrid actuation
US8372016B2 (en) 2002-04-19 2013-02-12 Sanofi-Aventis Deutschland Gmbh Method and apparatus for body fluid sampling and analyte sensing
US7229458B2 (en) 2002-04-19 2007-06-12 Pelikan Technologies, Inc. Method and apparatus for penetrating tissue
US9795334B2 (en) 2002-04-19 2017-10-24 Sanofi-Aventis Deutschland Gmbh Method and apparatus for penetrating tissue
US8702624B2 (en) 2006-09-29 2014-04-22 Sanofi-Aventis Deutschland Gmbh Analyte measurement device with a single shot actuator
US7892183B2 (en) 2002-04-19 2011-02-22 Pelikan Technologies, Inc. Method and apparatus for body fluid sampling and analyte sensing
US8579831B2 (en) 2002-04-19 2013-11-12 Sanofi-Aventis Deutschland Gmbh Method and apparatus for penetrating tissue
US9314194B2 (en) 2002-04-19 2016-04-19 Sanofi-Aventis Deutschland Gmbh Tissue penetration device
US7713214B2 (en) 2002-04-19 2010-05-11 Pelikan Technologies, Inc. Method and apparatus for a multi-use body fluid sampling device with optical analyte sensing
US7297122B2 (en) 2002-04-19 2007-11-20 Pelikan Technologies, Inc. Method and apparatus for penetrating tissue
US7909778B2 (en) 2002-04-19 2011-03-22 Pelikan Technologies, Inc. Method and apparatus for penetrating tissue
US8574895B2 (en) 2002-12-30 2013-11-05 Sanofi-Aventis Deutschland Gmbh Method and apparatus using optical techniques to measure analyte levels
EP1628567B1 (en) 2003-05-30 2010-08-04 Pelikan Technologies Inc. Method and apparatus for fluid injection
US7850621B2 (en) 2003-06-06 2010-12-14 Pelikan Technologies, Inc. Method and apparatus for body fluid sampling and analyte sensing
WO2006001797A1 (en) 2004-06-14 2006-01-05 Pelikan Technologies, Inc. Low pain penetrating
EP1671096A4 (en) 2003-09-29 2009-09-16 Pelikan Technologies Inc METHOD AND APPARATUS FOR PROVIDING IMPROVED SAMPLE CAPTURING DEVICE
US9351680B2 (en) 2003-10-14 2016-05-31 Sanofi-Aventis Deutschland Gmbh Method and apparatus for a variable user interface
US7822454B1 (en) 2005-01-03 2010-10-26 Pelikan Technologies, Inc. Fluid sampling device with improved analyte detecting member configuration
WO2005065414A2 (en) 2003-12-31 2005-07-21 Pelikan Technologies, Inc. Method and apparatus for improving fluidic flow and sample capture
US8828203B2 (en) 2004-05-20 2014-09-09 Sanofi-Aventis Deutschland Gmbh Printable hydrogels for biosensors
US9820684B2 (en) 2004-06-03 2017-11-21 Sanofi-Aventis Deutschland Gmbh Method and apparatus for a fluid sampling device
US9775553B2 (en) 2004-06-03 2017-10-03 Sanofi-Aventis Deutschland Gmbh Method and apparatus for a fluid sampling device
US8652831B2 (en) 2004-12-30 2014-02-18 Sanofi-Aventis Deutschland Gmbh Method and apparatus for analyte measurement test time
US9386944B2 (en) 2008-04-11 2016-07-12 Sanofi-Aventis Deutschland Gmbh Method and apparatus for analyte detecting device
GB2465842A (en) * 2008-12-05 2010-06-09 Accunostics Ltd Adaptor for an analyte measuring device
US9375169B2 (en) 2009-01-30 2016-06-28 Sanofi-Aventis Deutschland Gmbh Cam drive for managing disposable penetrating member actions with a single motor and motor and control system
US8965476B2 (en) 2010-04-16 2015-02-24 Sanofi-Aventis Deutschland Gmbh Tissue penetration device
WO2012033539A1 (en) * 2010-09-10 2012-03-15 Hitachi Chemical Co., Ltd. Individually addressable band electrode arrays and methods to prepare the same
CN102967636B (zh) * 2012-03-31 2016-06-01 艾康生物技术(杭州)有限公司 自动编码装置和具有该装置的生物传感器和制造方法
US20140116893A1 (en) * 2012-10-29 2014-05-01 Lifescan, Inc. System and method for reduction of perceived inaccuracy of analyte measurements
US10213140B2 (en) 2013-05-17 2019-02-26 Johnson & Johnson Vision Care, Inc. Ophthalmic lens with a microfluidic system
US10154809B2 (en) 2015-06-24 2018-12-18 University Of Virginia Patent Foundation Test strip device and related methods thereof
WO2024096729A1 (en) * 2022-11-01 2024-05-10 Universiti Malaya An apparatus for detecting biomarkers from biomolecule

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5286362A (en) * 1990-02-03 1994-02-15 Boehringer Mannheim Gmbh Method and sensor electrode system for the electrochemical determination of an analyte or an oxidoreductase as well as the use of suitable compounds therefor
US20050279647A1 (en) * 2004-06-18 2005-12-22 Terry Beaty System and method for coding information on a biosensor test strip
WO2006133878A2 (en) * 2005-06-14 2006-12-21 Roche Diagnostics Gmbh Methods and devices for controlling the impact of short circuit faults on co-planar electrochemical sensors

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6338790B1 (en) * 1998-10-08 2002-01-15 Therasense, Inc. Small volume in vitro analyte sensor with diffusible or non-leachable redox mediator
US6616819B1 (en) * 1999-11-04 2003-09-09 Therasense, Inc. Small volume in vitro analyte sensor and methods
US6733655B1 (en) * 2000-03-08 2004-05-11 Oliver W. H. Davies Measurement of substances in liquids
US6863800B2 (en) * 2002-02-01 2005-03-08 Abbott Laboratories Electrochemical biosensor strip for analysis of liquid samples
US20040118704A1 (en) * 2002-12-19 2004-06-24 Yi Wang Analyte test intrument having improved versatility
CN1846131B (zh) * 2003-06-20 2012-01-18 霍夫曼-拉罗奇有限公司 制备窄的均匀试剂条的方法和试剂
US20050067277A1 (en) * 2003-09-30 2005-03-31 Pierce Robin D. Low volume electrochemical biosensor
US7556723B2 (en) * 2004-06-18 2009-07-07 Roche Diagnostics Operations, Inc. Electrode design for biosensor
GB0514728D0 (en) 2005-07-19 2005-08-24 Hypoguard Ltd Biosensor and method of manufacture
US20070017824A1 (en) * 2005-07-19 2007-01-25 Rippeth John J Biosensor and method of manufacture

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5286362A (en) * 1990-02-03 1994-02-15 Boehringer Mannheim Gmbh Method and sensor electrode system for the electrochemical determination of an analyte or an oxidoreductase as well as the use of suitable compounds therefor
US20050279647A1 (en) * 2004-06-18 2005-12-22 Terry Beaty System and method for coding information on a biosensor test strip
WO2006133878A2 (en) * 2005-06-14 2006-12-21 Roche Diagnostics Gmbh Methods and devices for controlling the impact of short circuit faults on co-planar electrochemical sensors

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2019500610A (ja) * 2015-12-28 2019-01-10 ライフスキャン・スコットランド・リミテッド 電極電圧検知接続部を有する電気化学式分析試験ストリップ及び同ストリップと共に使用するための手持ち式検査計

Also Published As

Publication number Publication date
US20090302873A1 (en) 2009-12-10
US20090325307A1 (en) 2009-12-31
US20090302872A1 (en) 2009-12-10
CN101680875A (zh) 2010-03-24
EP2108125A1 (en) 2009-10-14
WO2009034284A8 (en) 2009-06-18
WO2009034284A1 (en) 2009-03-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2010525353A (ja) 電気化学的測定用のストリップ
US8815076B2 (en) Systems and methods for determining a substantially hematocrit independent analyte concentration
KR101723395B1 (ko) 충전 충분성 방법 및 시스템
CA2772738C (en) Analyte measurement method and system
RU2577366C2 (ru) Способ электрохимического измерения глюкозы с обнаружением ошибок
CA2794978C (en) Analyte measurement method and system
JP6923647B2 (ja) バイオセンサの導電性エレメントの未補償抵抗の補正方法および装置とシステム
US20210199615A1 (en) Electrochemical-based analytical test strip with electrode voltage sensing connections and hand-held test meter for use therewith
EP1927850B1 (en) Bio-sensor measuring device, bio-sensor measuring system, and bio-sensor measuring method
WO2004029605A1 (en) Apparatus and method for measuring reaction result of samples on biosensor
CN107110814A (zh) 用于以电化学方式检测至少一个分析物的测试元件
EP3444601A1 (en) Method of operation of a meter to measure a response of a sample on a reaction chamber of a test strip
MXPA06008846A (en) Electrochemical biosensor

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20111220

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20120321

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20120328

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20120703