JP2010524214A - 薄型フラット集光装置 - Google Patents

薄型フラット集光装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2010524214A
JP2010524214A JP2010501493A JP2010501493A JP2010524214A JP 2010524214 A JP2010524214 A JP 2010524214A JP 2010501493 A JP2010501493 A JP 2010501493A JP 2010501493 A JP2010501493 A JP 2010501493A JP 2010524214 A JP2010524214 A JP 2010524214A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plate
refractive index
diffraction grating
plates
light
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2010501493A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5346008B2 (ja
Inventor
フィリップ・トニー
Original Assignee
コミッサリア ア レネルジー アトミーク エ オ ゼネルジ ザルタナテイヴ
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by コミッサリア ア レネルジー アトミーク エ オ ゼネルジ ザルタナテイヴ filed Critical コミッサリア ア レネルジー アトミーク エ オ ゼネルジ ザルタナテイヴ
Publication of JP2010524214A publication Critical patent/JP2010524214A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5346008B2 publication Critical patent/JP5346008B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01LSEMICONDUCTOR DEVICES NOT COVERED BY CLASS H10
    • H01L31/00Semiconductor devices sensitive to infrared radiation, light, electromagnetic radiation of shorter wavelength or corpuscular radiation and specially adapted either for the conversion of the energy of such radiation into electrical energy or for the control of electrical energy by such radiation; Processes or apparatus specially adapted for the manufacture or treatment thereof or of parts thereof; Details thereof
    • H01L31/04Semiconductor devices sensitive to infrared radiation, light, electromagnetic radiation of shorter wavelength or corpuscular radiation and specially adapted either for the conversion of the energy of such radiation into electrical energy or for the control of electrical energy by such radiation; Processes or apparatus specially adapted for the manufacture or treatment thereof or of parts thereof; Details thereof adapted as photovoltaic [PV] conversion devices
    • H01L31/054Optical elements directly associated or integrated with the PV cell, e.g. light-reflecting means or light-concentrating means
    • H01L31/0547Optical elements directly associated or integrated with the PV cell, e.g. light-reflecting means or light-concentrating means comprising light concentrating means of the reflecting type, e.g. parabolic mirrors, concentrators using total internal reflection
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E10/00Energy generation through renewable energy sources
    • Y02E10/50Photovoltaic [PV] energy
    • Y02E10/52PV systems with concentrators
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10TTECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
    • Y10T156/00Adhesive bonding and miscellaneous chemical manufacture
    • Y10T156/10Methods of surface bonding and/or assembly therefor

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Condensed Matter Physics & Semiconductors (AREA)
  • Electromagnetism (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • Microelectronics & Electronic Packaging (AREA)
  • Power Engineering (AREA)
  • Diffracting Gratings Or Hologram Optical Elements (AREA)
  • Investigating Or Analysing Materials By Optical Means (AREA)
  • Photovoltaic Devices (AREA)
  • Gas Separation By Absorption (AREA)
  • Lasers (AREA)
  • Optical Couplings Of Light Guides (AREA)
  • Measurement Of The Respiration, Hearing Ability, Form, And Blood Characteristics Of Living Organisms (AREA)
  • Led Devices (AREA)

Abstract

本発明は集光装置に関する。本集光装置は、二つの主面(10、11)及び該二つの主面(10、11)間のエッジ(13)を有するプレート(1)(二つの主面(10、11)間には屈折率勾配が存在する)と、プレートの主面のうち一つ(11)(最も高い屈折率を有する)と共に機能する反射性又は半反射性の回折格子(2)とを備える。最も低い屈折率を有する主面(10)は、光用の前面入射面を形成する。光用の少なくとも一つの出射領域(12)がエッジ(13)上に配置される。

Description

本発明は薄型フラット集光装置に関する。このような装置は、光起電電池に関連し得るものであり、又は、自然光又は人工光の照明の分野において独立的に使用され得るものである。光起電装置における集光装置の使用によって、太陽に照らされる同一の表面に対して、光起電電池の表面積を減少させることが可能になる。従って、生成されるエネルギーのコストを減少させる。
従来の集光装置(太陽のスペクトルを変換するためのものではない)は、フレネルレンズやパラボラミラーを使用する。
両者の場合において、それらの光学部品は一次的なものであるといわれ、二次的な光学部品(これらもレンズやミラー型のものである)と共に用いられる。これらの装置の焦点距離は大きなものである。これらの装置は嵩張り、光起電電池に関連した場合に、家庭的な応用で許容される厚さを備えたアセンブリを得ることができない。パラボラミラー装置において、光起電電池は、パラボラミラーの焦点に配置され、電池の電気的接触及び冷却を困難にする。非特許文献1には、パラボラミラーを備えたこのような集光装置が記載されている。
他の集光装置は集積され組み合わせられる。これらは屈折表面(ミラーやレンズの役割を代替可能な透明物質のブロック)を利用する。光学表面に最近接するその表面はレンズとして機能し、周囲面はミラーとして機能して、内部光反射を生じさせる。これらの組み合わせられた内部屈折及び反射装置は、そのサイズに比較してより短い焦点距離を有する。このような装置と共に用いられる太陽電池は、集光装置の下流に配置される。接触及び冷却は妨げられない。集光装置は一般的に射出成形によって生成される。必ずしも達成することが容易ではない鋭角のエッジ、面積、厚さには顕著なばらつきがある。
更に、光起電電池が受光する照射は一様ではなく、これは、光起電装置の効率及び寿命にとって致命的である。このような集積集光装置はあまり嵩張らないが、これは、光学表面の複雑性の増大と引き換えである。それでも、完成した装置の厚さは数センチメートルである。非特許文献2には、このような集積集光装置が記載されている。
更に、このような集光装置は、非常に小さな許容角度を有しており、略1°から3°に限定されている。この許容角度は、集光装置の前面に対する有効光線の入射角の限界値に対応する。最大量のエネルギーを捕捉するために、太陽を機械的に追尾することが光起電装置の応用において提供可能である。
許容角度が小さくなるほど、機械的装置の正確性が上がり、その装置の価格も高価になる。
このような装置において、光学部品の前面は保護されなければならないが、その保護は達成が困難なものであり不可能なこともある。
複数の光学部品をアレイに配置する場合、光学部品の正確な位置決めが必要とされ、アレイは複雑な入射面を有する。
超大型太陽パネルにおけるこのような装置の集積は困難であり、このような装置は、中央集中型のエネルギー生成、複数の中型の太陽パネルが結合されるソーラーファームにおける使用により適したものということになる。
また、このような集光装置は、散光において(特に天候が曇りの場合)二流の性能しか有さず、非常に天気の良い地域でしか有効に用いることができないものである。
J.C.Minano外、"Flat high concentration devices"、第24回Conference Photovoltaic Energy Conversion、(ハワイ)、1994年12月5日〜9日、p.1123−1126 A.Terao外、"New developments on flat−plate micro−concentrator module"、第3回World Conference on Photovoltaic Energy Conversion、(日本大阪)、2003年5月11日〜18日、p.861−864
本発明の目的は、上述の欠点を有さない集光装置を的確に提案することである。
本発明の目的の一つは、典型的には1センチメートル未満の薄型の集光装置を提案することである。特に、このような集光装置は、共に用いられ得る光起電電池の幅に実質的に等しい厚さを有する。従来の太陽電池は、略100から700マイクロメートルの間の厚さを有する。
本発明の他の目的は、製造するのが簡単であり因って安価な集光装置を提案することである。
本発明の更に他の目的は、太陽の機械的な追尾無しで機能できるように大きな許容角度を有する集光装置を提案することである。
本発明の更なる目的は、散光においても許容可能な性能を有する集光装置を提案することである。
これらの目的を達成するため、本発明の集光装置は、回折格子と共に機能する、屈折率勾配を有する少なくとも一つのプレートを備える。
より正確には、本発明は、二つの主面及びそれら二つの主面の間のエッジを有するプレート(二つの主面の間に屈折率勾配が存在している)と、
プレートの主面のうち一つ(最も高い屈折率を有する)と共に機能する、反射性又は半反射性で機能する回折格子と、を有する集光装置である。最も低い屈折率を有する主面は、光用の前面入射面を形成し、光用の少なくとも一つの出射領域がエッジ上に配置されている。
回折格子は、一次元パターン又は二次元パターンを有し得る。
一次元パターンは実質的に平行なラインであり得る。
ラインは、三角形、四角形、台形又は円形プロファイルの成形部であり得る。
二次元パターンはシリンダー状又はコーン状のスタッドであり得る。
回折格子は、異なる向きのパターンを有する複数の回折副格子を備え得る。
一次元パターンは、プレートの主面の一エッジに平行な方向を有し得る一方、二次元パターンは、プレートの主面の一エッジに平行な対称軸を有し得る。
一変形例では、一次元パターンは、プレートの主面のエッジに対して、0からπ/2の間の角度を有する方向を有し得る。二次元パターンは、プレートのエッジに対して0からπ/2の間の角度を有する対称軸を有することができる。この角度は、特に略arctan(2)、つまり略63°に等しい。
エッジは、プレートの複数の側面によって形成される。出射領域は、側面全体またはその一部のみを占め得る。
好ましくは、実質的に一定の屈折率(プレートの最も高い屈折率以上)が、回折格子のパターンに与えられる。
一変形例では、回折格子のパターンが、プレートと共に機能する主面と、プレートと共に機能する主面の反対側の他の主面との間で屈折率勾配を有し得る。
集光装置は、プレートの最も低い屈折率を有する主面の反対側に位置する回折格子の面である背面を有する。この背面には、反射又は半反射背面コーティングが施され得る。これによって、集光装置の効率が上昇する。
半反射背面コーティングは、人間の目に見えるスペクトル外の波長に対して反射性であり、可視スペクトルに属する波長に対して透明であり得る。従って、集光装置が、人間の目に見える光を通すことができるようになる。
屈折率勾配を有する他のプレート(二つの主面及びエッジを有する)と、屈折率勾配を有する前記プレートとが、その中に回折格子が配置されるサンドイッチ構造を形成することができる。回折格子は、最も高い屈折率を有する主面と他のプレートとの側に存在し、他のプレートのエッジには少なくとも一つの出射領域が提供されている。
集光装置は、プレートの又は複数のプレートのうち一つの最も低い屈折率勾配を有する主面の反対側の背面を有する。この背面には、集光装置を色着けるための着色背面コーティングを施すことができる。
着色背面コーティングは、シリカ、酸化チタン、フッ化マグネシウム又は窒化シリコンから形成され得る。
他の実施形態では、着色背面コーティングは、元々色の着いている物質から形成され得る。
一変形例又は組み合わせにおいて、背面には、外部背面保護コーティングを施し得る。
前面保護装置を、プレートの又は複数のプレートのうち少なくとも一つの最も低い屈折率を有する主面に対して配置し得る。これによって、プラスチック材料が適切に風化しない場合においても、プレート用にプラスチック物質を用いることが可能になる。
プレートの又は複数のプレートのうち少なくとも一つの最も低い屈折率を有する主面に、反射防止コーティングを施し得る。プレートの又は複数のプレートのうち少なくとも一つの最も高い屈折率を有する主面にも、反射防止コーティングを施すことができる。
プレートの又は複数のプレートのうち少なくとも一つのエッジに、側面反射コーティングを施し得るが、そのコーティングが不透明の場合、出射領域は除かれる。
回折格子及びプレート(一つ又は複数)は、ガラス、又は、ポリスチレン、ポリメチルメタクリレート、ポリカーボネートから選択されたポリマー等の光を通すことのできるプラスチック物質から形成され得る。
プラスチック物質は、屈折率を増大させるために、シリコン、酸化チタン、硫化鉛、II‐VI族合金、又はIII‐V族合金に基づいたナノ粒子を含み得る。
回折格子及びプレートはフレキシブルであり得る。
また、本発明は、上述の集光装置、及び、各出射領域に取り付けられた光起電電池を備える光起電装置にも関する。
光起電電池は、それが取り付けられる出射領域の寸法と実質的に等しい寸法を有する有効領域を有する。
また、本発明は、集光装置の製造法にも関する。本製造方法において、二つの主面及びエッジを有しそれら二つの主面間で増大する屈折率勾配を有するプレートと、反射性又は半反射性の回折格子を共に機能するように作製する。回折格子は、プレートの最も高い屈折率を有する主面の側に位置する。光用の少なくとも一つの出射領域は、プレートのエッジ上に画定される。
回折格子は、リソグラフィ、乾式若しくは湿式エッチング、機械的トレーシング、レーザアブレーション、又はエンボス加工によって、プレート内に形成され得る。
一変形例では、回折格子は、プレート上に形成された層をエンボス加工することによって形成され得る。
一変形例では、回折格子は、プレートに取り付けられ得る。この構成において、回折格子は、成形加工、エンボス加工、リソグラフィ加工又はホログラフィによって形成され得る。
反射又は半反射背面コーティングを、集光装置の背面(プレートの最も低い屈折率を有する面の反対側に位置する)に形成し得る。この背面は、回折格子の面である。
回折格子は、屈折率勾配を有する前記プレートと、屈折率勾配を有する他のプレートとの間に挟み込まれ得る。この他のプレートは二つの主面及びエッジを有する。回折格子は、他のプレートの最も高い屈折率を有する主面の側に存在し得る。他のプレートのエッジッ上に光用の少なくとも一つの出射領域が画定される。
他のプレートは、一方のプレート及び回折格子によって形成されたアセンブリに取り付けられ得る。
一変形例では、プレート及び他のプレートは組み立てられて、二つのプレート間の界面領域に回折格子が形成され得る。
プレート(単数又は複数)は一枚のものであり得る。
一変形例では、積層体が得られるように複数のストリップ(異なる屈折率を有する)を組み立てて、その後、相互拡散によってストリップ間の界面を消すように積層体を融合するまで加熱することによって、プレート又は複数のプレートのうち少なくとも一つを形成することができる。
集光装置は、プレートの又は複数のプレートのうち少なくとも一つの最も低い屈折率を有する主面である前面を有する。本方法に従って、前面保護装置をその前面に配置し得る。
集光装置は、プレート又は複数のプレートのうち一つの最も低い屈折率を有する主面の反対側の背面を有する。本方法に従って、外部背面保護コーティングをその背面上に形成することができる。
一変形例又は組み合わせにおいて、着色コーティングを背面上に形成することができる。このコーティングは一層以上の積層を有する。
一変形例において、反射防止コーティングを、プレート又は複数のプレートのうち少なくとも一つの最も低い屈折率を有する主面上に形成することができ、プレート又は複数のプレートのうち少なくとも一つの最も高い屈折率を有する主面上にも形成することができる。
側面反射コーティングを、プレート又は複数のプレートのうち少なくとも一つのエッジ上に側面反射コーティングを形成することができるが、そのコーティングが不透明の場合、出射領域は除かれる。
また、本発明は、光起電装置の製造方法にも関する。本方法において、集光装置が上述の方法によって製造され、光起電電池が、その集光装置の各光出射領域に面して取り付けられる。
本発明による集光装置の第一実施形態の断面図を示す。 本発明による集光装置の第一実施形態の断面図を示す。 複数の回折副格子によって回折格子が形成されている本発明による集光装置の一例を示す。 本発明による集光装置を取り入れた本発明による光起電装置を示す。 本発明による集光装置を取り入れた本発明による光起電装置を示す。 本発明による集光装置の更に他の例を示す。 本発明による集光装置の更に他の例を示す。 本発明による集光装置の更に他の例を示す。 本発明による集光装置の更に他の例を示す。 本発明による二重屈折率勾配を有する集光装置の例を示す。 本発明による二重屈折率勾配を有する集光装置の例を示す。 効率の改善された本発明による集光装置の更に他の例を三次元的に示す。 本発明による光起電装置の多様な形態を示す。 本発明による光起電装置の多様な形態を示す。 本発明による光起電装置の多様な形態を示す。 本発明による光起電装置の多様な形態を示す。 本発明による光起電装置の多様な形態を示す。 本発明による集光装置、及び、その集光装置を取り入れた光起電装置の製造方法の段階を示す。 本発明による集光装置、及び、その集光装置を取り入れた光起電装置の製造方法の段階を示す。 本発明による集光装置、及び、その集光装置を取り入れた光起電装置の製造方法の段階を示す。 本発明による集光装置、及び、その集光装置を取り入れた光起電装置の製造方法の段階を示す。 本発明による集光装置の製造方法、及び、その集光装置を取り入れた光起電装置の製造方法の他の段階を示す。 本発明による集光装置の製造方法、及び、その集光装置を取り入れた光起電装置の製造方法の他の段階を示す。 本発明による集光装置の製造方法、及び、その集光装置を取り入れた光起電装置の製造方法の他の段階を示す。 本発明による集光装置の製造方法、及び、その集光装置を取り入れた光起電装置の製造方法の他の段階を示す。 二重屈折率勾配を有する集光装置の製造方法の段階を示す。 二重屈折率勾配を有する集光装置の製造方法の段階を示す。 二重屈折率勾配を有する集光装置の製造方法の段階を示す。
本発明は、添付図面を参照して、純粋に例示的なものであり限定的なものではない以下の例示的な実施形態の記載を読むことによって、より良く理解されるものである。
説明される様々な変形例は、互いに排他的なものと理解されるものではない。
後述の多様な図面の同一、同様又は等価な部分には同一の参照符号を付して、一つの図面から他の図面への移行を容易にする。
図面に示される多様な部品は、図面を見易くするために、必ずしも同一スケールでは示されていない。
図1Aを参照して、本発明による集光装置の第一実施形態をこれから説明する。この集光装置は、屈折率勾配を有する少なくとも一つのプレート1と、少なくとも一つの回折格子2を備える。回折格子2は反射性又は半反射性である。
プレートとは、光を通すことのできるシートを意味し、二つの実質的にフラットで平行な主面10、11とエッジ13とを有する。参照符号10の面は、集光装置の前面と称される。屈折率勾配を有するプレート1と、回折格子2とは互いに直面している。プレート1の他の主面11及び回折格子2の主面20は、回折格子2とプレートとの間の界面を形成する。回折格子の他の面25は、集光装置の背面を形成する。
プレート1の屈折率は、プレート1の厚さ方向に沿って、前面10から他の面11に向けて増加する。光線100は、前面10によって妨げられて、垂直入射でプレート1の厚さ方向に沿って通過するものとして示されている。光線は回折格子2に到達するが、この例において、回折格子は、プレート1の屈折率の最大値以上の実質的に一定な屈折率を有するものとされている。回折格子2は、プレート1を通過してきた光線100を複数次の回折に回折する。回折光線は、回折格子2のピッチによって課せられる角度のずれで、プレート1に向けて反射される。光線が再びプレート1に入射すると、光線100は、屈折率の勾配により曲がる。光線の一部は回折格子2によって再び反射される。光線は、一部の場合、複数回の反射を経ていて、プレート1のエッジ13上に配置された少なくとも一つの出射領域12によって、集光装置から出て行く。
回折格子2は、一次元的な又は二次元的なパターン4を有する。一次元である場合、パターンは以下においてラインと称され、ラインは、そのプロファイルが三角形、四角形、台形、円形等である成形部4である。二つの隣接する成形部4は、間隔5によって隔てられている。間隔5は、図1Aでは見て取れず、パターン4は連続的である。一方、図2及び3Aでは見て取れる。間隔5は、固体または固体が存在していないものとなり得る。また、トレンチの形態にすることができる。
三角形のプロファイルのラインの場合、その三角形は二等辺三角形、直角三角形等であり得る。三角形のプロファイルは、所定のスペクトル範囲に対して所定の次数における回折効率を改善する。図1Bに示されるような直角三角形のプロファイルは、光が単一の方向に集中して単一の出射領域12において集光装置から出て行くことを可能にする。
ライン4は、図3Aに示されるように、実質的に平行で、プレート1の主面の一エッジに沿うように向けられ得る。
複数の回折副格子24をプレート1上に配置することが可能である。ライン4を備えたか回折副格子24の場合、回折副格子24のラインは、図2に示されるように異なる方向を有し得る。
回折格子2のライン4は、図2に示されるように、プレート1の主面のエッジに対して0からπ/2の間の角度αを有し得る。例えば、角度αは略π/4に等しい。
回折格子2のパターン4、40に対して、一次元的なものではなくて、図3Bに示されるような二次元的なものも可能である。二つの図面3A及び3Bは同一スケールのものではなく、パターン40のスケールはプレート1のスケールに対応していないが、これは理解を容易にするためである。図3Bにおいて、回折格子は、複数のパターン40を有していて、そのパターンはライン及びコラムに規則的に分布したスタッドである。図3Bは、スタッド40の斜視図を示す。スタッド40は、例えば図示されるように円形の底部を備えたシリンダー状のスタッドである。四角形、三角形等の他の底部を有することもできる。コーン(先端が切り取られ得る)も想定可能である。
図3Aは、本発明による集光装置の三次元図であり、少なくとも二つの光起電電池3に関連付けられていて、これは、本発明による光起電装置となる。
二つの光起電電池3は、その各々が出射領域12に固定されているものとして示されている。光起電電池3は、それが面している出射領域12の表面と実施的に同一の敏感な表面を有しているが、ここで、プレート1のエッジ13の面が問題となる。光起電電池3の全表面は、以下において、光起電装置の有効表面と称されるものに対応する。
この図3Aにおいて、集光装置1の厚さは光起電装置3の幅を超えていないということが完全に見て取れる。
光起電装置3が冷却される必要がある場合、冷却装置63(破線で概略的に示されている)を電池の背面62に容易に取り付けることができるので冷却は問題とならない。その背面62は、集光装置に面する参照符号61の面の反対側である。この背面は完全に利用できるものである。光起電電池3は、回折格子2のライン4に対して、又は、スタッド40の対称軸に対して、実質的に平行である。図3Bにおいて、スタッド40は二つの対称軸を有しているので、プレート1のエッジ13の各面が光起電電池3と共に機能する。
回折格子2のパターン4、40は、ガラスやプラスチック物質、例えば、ポリスチレン、ポリメチルメタクリレート(PMMA)、ポリカーボネートや他の光を通すことのできるポリマーから製造可能である。回折格子2は、そのパターン4、40において一定の屈折率を有し、パターンを分離する間隔5を有する。パターン4、40の屈折率は、一定である限りにおいて、一般的に、プレート1の最も高い屈折率以上である。回折格子2のパターン4、40の屈折率を増大及び制御するために、特にそれがプラスチック物質製である場合、プラスチック物質にナノ粒子30を付与することが出来る。ナノ粒子30は、シリコン、酸化チタン、硫化鉛、II‐VI族合金、III‐V族合金であり得る。II‐VI合金は、元素周期律表のII族及びVI族の元素を含む化合物であり、その内、金属又は半金属が少なくとも一つ存在する。
プレート1は、ガラスやプラスチック物質、例えば、ポリスチレン、ポリメチルメタクリレート(PMMA)、ポリカーボネートや光を通すことのできる他のポリマーから製造可能である。プレート1にナノ粒子30を付与することができ、ナノ粒子の濃度及びサイズは、必要とされる屈折率に局所的に依存し、図8に示されるようなナノ粒子30の付与によって、屈折率勾配を生じさせることが可能になる。
屋外での使用に対して、特に光起電装置の応用の場合、図9Dに示されているように、プレート1の前面10に直面する前面保護装置31を提供することが好ましい。有機物質は、太陽及び大気に晒されると、風化する。有機物質は一般的に無機物質よりも不安定である。この前面保護装置31は、衝撃等の損傷を防止する機能を果たし得る。この前面保護装置31は、プレート1に接続されたシート上に堆積させたコーティングによって形成可能である。また、この前面保護装置31は、機械的な支持の役割も有する。この前面保護装置31はガラス枠によって形成可能であり、これが標準的な解法である。十分に透明で強力になるように選択される。一部のプラスチック物質を用いることも可能であり、ポリメチルメタクリレート等が挙げられるが、寿命は短くなる。フレーム34も提供され、例えば、アルミニウム製であり、周辺部においてアセンブリを保持する。
一変形例として、図4Dに示されるように、集光装置をフレキシブルとすることができる。従って、あらゆる支持体上にフィットすることができる。同時に、前面保護装置31、プレート1(単数又は複数)、回折格子2は、ポリマータイプのフレキシブルプラスチック物質製である。
プレート及び回折装置の形態及びそれらを構成する物質は、特定のシステムにおける集光装置の最適な集積化を促進するように選択される。
プレート1の厚さは、略0.5から20ミリメートルの間であり得る。パターン4、40は、略0.1から10マイクロメートルの間の高さ及び幅を有し得る。集光装置の全厚さは、略1.5から50ミリメートルの間になる。この厚さの範囲により、従来技術の集光装置の厚さよりもはるかに小さい厚さがもたらされる。その表面は略25cmから1mの間であり得る。
必要とされる屈折率勾配を得るために、以下で見る図8Dに示されるように、プレート1は、ストリップ1.1の積層体から形成可能であり、各ストリップは一定の屈折率を有する。
プレート1の屈折率勾配は、0.05よりも大きい。実際、屈折率勾配が高くなる程、得られる角度及びスペクトルの許容性が高くなる。少なくとも50°の傾斜の光線が、図4Aに示されるように収集可能である。しかしながら、集光係数、つまり、集光装置から出て行くエネルギーとそこに入って行くエネルギーとの比は、放射の波長及び角度の許容性に依存することには留意されたい。図4Aにおいて、ライン4は、実質的に台形の四角形プロファイルを有する。
図3Aに示される集光装置に対して想定可能な寸法を以下に与える。
‐ プレートの寸法: 150mm×150mm
‐ プレートの厚さ: 2mm
‐ 屈折率勾配: 0.29
‐ 回折格子のピッチ: 0.5マイクロメートル
‐ ラインの頂角: 120°
図4Aには、参照符号r1、r2、r3の三つの光線が示されていて、その各々は、プレート1の前面10に対して異なって入射している。集光装置内におけるその経路が描かれていて、集光装置から出て行くのが見て取れる。出射の際、光線は平行であり、互いに集光されている。このような集光装置によって、天候が散光の場合の気象条件下において、光エネルギーを収集することが可能になる。太陽を追尾するための機械的装置を提供する必要はなく、これによって、以前よりもはるかにコストが下がる。図4Aにおいて、光線r1、r2、r3は全て同じ波長を有しているものとする。
本発明の集光装置の効率を上昇させるために、その背面25を反射性にすることが可能である。ここで、背面は、プレート1に対向する回折格子2の面に対応する。例えば、背面反射コーティング26で覆うことが可能であり、背面反射コーティングは、例えば、アルミニウムや銀に基づいている。この背面反射コーティング26の外側を外部背面保護コーティング27で覆うことが可能であり、例えばシリカ製である。この背面反射コーティング26は、プレート1を通過して背面25にまで到達する光線100を反射する。この背面反射コーティング26及び外部背面保護コーティング27を図4Bに見て取ることができる。
一変形例では、一部の応用において、集光装置が人間にとって半透明でありながら改善した効率を有することが望まれる。回折格子2はイメージを着色又は変形し得て、忠実なイメージを見ていない可能性がある点は留意されたい。しかしながら、集光装置は、光ウェルとして使用され得るものであり、例えば、建物の屋根に配置される場合がある。このため、集光装置の背面25を半反射コーティングで覆うことが可能であり、つまり、人間の目に見える太陽スペクトルの範囲において透明であり、可視スペクトル外で反射性である。例えば、そのコーティングが、400から700ナノメートルの間で略90%より大きい透過率を有し、250から400ナノメートルの間と700から1100ナノメートルの間で略0%の透過率を有すると具体化することができる。400及び700ナノメートルという二つの区切りはその三つの範囲のうち一つから除外される。勿論、これらの波長は、採用される太陽電池及び選択される応用に従って適合されるものである。回折格子2のゼロ次は、背面25の側において何が生じているのかを、強力な色彩論で見ることを可能にする。また、この変形例においても、外部背面保護コーティング27を提供することが可能である。図面の数を増やさないため、図4Bのコーティング26が、背面反射コーティング又は背面半透明コーティングを表しているものとする。
集光装置を着色することが可能であり、特に、建物において用いられ、その周囲の環境に溶け込むことが望まれる場合である。従って、その透明度又は色の飽和度を変調させることが可能である。集光装置の背面25の背面着色コーティング28が図4Cに示されている。これを元々色の着いている物質で形成することが可能であり、顔料、リン光体、塗料を含むポリマー等が挙げられる。これを一つ以上の誘電体層の積層体から形成することも可能であり、例えば、シリカ、酸化チタン、フッ化マグネシウムや、着色用に光学系の薄層において用いられる他の物質に基づいている。層の数は、例えば、1から4の間である。着色コーティング28を、反射コーティング26及び/又は保護コーティング27に対して追加することが可能である。更に、図4Cにおいて、集光装置の前面10(プレート1のうち最も低い屈折率を有する面10の側において、)が反射防止コーティング32でコーティングされている。これによって、集光の効率が改善される。
集光装置の出射領域12の表面積を減少させるために、因って、光起電装置の応用の場合においてその有効面積を減少させるために、集光装置の出射領域12に対して角度αを有するように回折格子のパターン4、40を配向させることができる。図6を参照されたい。arctan(2)の角度に対して、つまり略63°に対して、またはarctan(1/2)に対して、出射領域12の表面積は半分に減少している。
より一般的に、角度がarctan(N)又はarctan(1/N)である場合に、表面積は、N分の一に減少する。
出射領域12の表面積が小さくなる程、エッジ13上での反射数は高くなり、エッジ13上での反射中における損失の危険性が高くなる。
更に、プレート1のエッジ13は、側面反射コーティング29でコーティングされていている(不透明な場合、出射領域12を除く)。透明な場合、どこにでも配置することが可能である。出射領域12がエッジ13の全面を占めている場合、この側面反射コーティング29はこの面には配置されない。この側面反射コーティング29は、プレート1内部を伝播する光線を反射する。側面反射コーティング29の品質が良い程、反射による損失が低くなる。図6に、このような側面反射コーティング29が示されていて、ブレードのエッジ13の面のうち三つを完全に覆っていて、エッジ13の残りの一つの面の半分を覆っている。プレート1のエッジ13の側面の一部のみを占める単一の光起電電池3のみが存在している。光起電装置の有効面積は、収集された同じ量のエネルギーに対して、四分の一に減少している。
エッジ13上に外部側面保護コーティング(図9Cの参照符号33)を施すことが可能であり、これも光起電電池3を覆う。上述のフレーム34によって形成することが可能である。
本発明による集光装置の効率を改善するため、プレート1の主面10、11のうち少なくとも一つに反射防止コーティングを施すことが好ましい。この反射防止コーティング32については上述しており、また、以下においても述べる。
図7Aから7Eを参照して、本発明の集光装置のプレート1の形態の非限定的な例を示す。回折ネットワークのパターンの対称軸22’及び装置毎に一つ又は二つの光起電電池3も概略的に示されている。パターンがラインの場合、ラインは、対称軸と事実上同化している。
図7Aにおいて、プレート1は四角形であり、より正確には矩形であり、回折格子のパターンの対称軸22’は、プレート1の幅方向に平行であり、二つの光起電電池3が示されていて、その各々は、プレートの幅に対応するエッジに沿って配置されている。それらの長さはエッジの長さである。
図7Bにおいて、プレート1は四角形であり、より正確には正方形であり、回折格子のパターンの対称軸22’は、正方形の対角線に平行であり、一つの光起電電池3のみが示されていて、正方形の辺のうち一つに沿って配置されているが、その長さは、辺の長さ未満であり、実質的に辺の半分に対応する。
図7Cにおいて、プレート1は三角形であり、回折格子のパターンの対称軸22’は、三角形の一辺に沿っていて、光起電電池3は、その辺に沿って配置されていて、その長さは辺の長さ未満であり、実質的に辺の半分に対応する。
図7Dにおいて、プレート1はハーフリングの形態である。回折格子のパターンの対称軸22’は、ハーフリングの対称軸に平行である。ハーフリングの端部のエッジに沿って、二つの光起電電池3がそれぞれ配置されている。
図7Eは、半円が延在している四角形、より正確には矩形の形態のプレート1を示す。その半円の直径は、四角形の一辺に対応する。回折格子のパターンの対称軸22’は、半円に直面している辺の反対側の四角形の辺に平行である。光起電電池3は、半円に隣接する辺の反対側の辺に沿って配置されているものとして示されている。
本発明による集光装置の他の構成をこれから扱う。図5A及び5Bを参照されたい。
集光装置は、回折格子2を挟み込む、屈折率勾配を有する二つのプレート1及び6を有する。第一のプレート1は、回折格子2に直面する高屈折率の主面11と、より低い屈折率の他の主面10を有する。第二のプレート6も、回折格子2に直面する高屈折率の主面11’と、より低い屈折率の他の主面10’を有する。第一のプレート1の他の主面10が集光装置の前面を形成する場合、第二のプレート6の他の主面10’は、集光装置の背面を形成する。逆も可能であり、前面が第二のプレート6に位置し、背面が第一のプレート1に位置する。二つのプレート1、6においては、最も高い屈折率は、回折格子2の側と同じ側に位置し得る。このような回折格子2は、反射及び透過の両方で機能し得る。図1Aの説明に加えて、前面10を介して第一のプレート1に入射して回折格子2によって回折された光線100は、第二のプレート6に入射する。屈折率の勾配のため、光線100は曲がる。光線の一部は再び回折格子2によって反射される。光線は、一部の場合、複数回の反射を経ていて、第一のプレート1のエッジ13上に配置された少なくとも一つの出射領域12から、及び/又は、第二のプレート6のエッジ上に配置された出射領域12’から出て行く。このように、光を、回折格子によって回折させプレート内を伝播させながら、集光装置の少なくとも一つの端部に運ぶという真の導光路が形成される。第一のプレート1を通過し回折格子2によって回折されない光(つまりゼロ次に対応)は、第二のプレート6を通過するし、回折格子2を透過する。よって、第一のプレートから集光装置を見る場合に、第二の回折プレートの側において生じていることの正確なイメージを見ることができる。
二つのプレート1、6の屈折率勾配は同じでもよいし、異なってもよい。
この構成では、集光装置の背面上に反射コーティングが施されていない。他方、屈折率勾配を有する二つのプレート1、6の二つの自由主面10、10’上に反射防止コーティングを施すことが好ましい。この反射防止コーティングは、図5Bにおいてそれぞれ参照符号32、32’とされている。
二つのプレートを有する構成において、ちょうど反射防止コーティングのように、背面着色コーティング、外部背面保護コーティング及び前面保護装置が第二のプレート6上に位置し得る。不必要に図面の数を増やさないため、この構成における、コーティングのいくつかは描いていない。第二のプレート6上のコーティング32’を示している図5Bを参照されたい。
本集光装置に関連する光起電電池が図5Aに描かれている。参照符号3’がそれであり、第一のプレート1上の出射領域12に面して、また、第二のプレート6の出射領域12’にも面して位置している。当然、二つの隣接する電池を使用することもできる。
本発明の集光装置の利点をこれから列挙する。小型であり(特に厚さに関して)、多彩な形態をとることが可能であり、その形態が、集光装置を収容する支持体に適合可能である。例えば、瓦、光ウェルを区切るためのフレーム、建物の他の要素(シャッター等)が想定される。その透明度は、広範に選択可能である。特に、光ウェル応用が興味深い。透明集光装置を想定する場合に、図5の変形例が特に適している。その色は、広範に選択可能であり、これは、特に、所定の色の環境において住居を集積させる場合において有利である。機械的な太陽追尾装置なしで機能することができるので、あらゆるシステムにおける集積が容易である。本集光装置は、散光の場合における性能を増大させる。
光起電装置応用において、使用される半導体の量を減少可能である。何故ならば、その有効面積を減少させることが可能だからである。エネルギー生成コストは、機械的な太陽追尾装置を省略可能であるので、減少可能である。更に、本発明の集光装置は、多重反射によって、光を光起電電池全体にわたって分布させることが可能であり、その寿命を改善する。
このような集光装置及び光起電装置の製造方法の一例をこれから説明する。
出発点は、屈折率勾配を有するプレート1であり、その勾配が、その厚さ方向に沿って増大する(図8A)。プレートは二つの主面10、11とエッジ13とを有する。プレートは、最も高い屈折率を有する主面11に配置された回折格子2と共に機能する(図8B)。光起電装置を得るために、少なくとも一つの光起電電池3を、例えば、接着によって集光装置の出射領域12(プレート1のエッジ上に位置する)に取り付ける。
図8B及び8Cにおいては、ナノ粒子30が、回折格子2のパターン3及びプレート1中に取り込まれていて、必要とされる屈折率及びその変化を達成する。
屈折率勾配を有するプレート1は、一枚のものでもあり得るし(図8Aのように)、異なる屈折率を有するストリップ1.1の積層体によっても形成され得る(図8D)。ストリップ1.1は、例えば接着剤(ガラスフューザー接着剤)によって、又は、接着剤無しで分子アセンブリによって、互いに組み立てられる。接着剤を用いた場合、又は、分子アセンブリの場合には、相互拡散によるストリップ1.1間の界面の融合及び消去の次の段階が提供される。
プレート1と回折格子2とを共に機能させることは、図9Aに示されるように、高屈折率を有するプレート1の主面11上に回折格子2を移転することによって、行うことができる。
回折格子2は、成形加工、エンボス加工、リソグラフィ加工によって、又はホログラフィによって製造可能である。
回折格子2は、個々に又はまとめて接着によって大型プレート上に移転させることができる。そのアセンブリは、複数の部分に分割される。図9Aにおいて、接着剤は参照符号7である。
一変形例では、図9Bに示されるように、回折格子2を、プレート1の高屈折率を有する側に対して、エッチング(例えば、リソグラフィ後の乾式又は湿式エッチングによって)、機械的トレーシングによって、レーザアブレーションによって、エンボス加工によって、プレート1内に形成可能である。図9Cに示されるように、プレート1上の回折格子2を、プレート1上に予め堆積させたポリマーの層8を高屈折率側に対してエンボス加工する段階によって製造することも想定される。ポリマーの層8はエンボス加工された後のものだけが示されている。
図9Bの構成において、回折格子2のパターン3は、屈折率勾配に加えて、一定の屈折率を有する。
プレート1のエッジ13の少なくとも一部に対して側面反射コーティング29を形成することが行われ得る。この側面反射コーティング29は、アルミニウム又は銀に基づいて行われ得る。この側面反射コーティング29は、スプレー法又は蒸着によって得ることができ、また、プレートに回折格子2を固定する前若しくは後に、又は、プレート1の上又は内部に回折格子2を形成する前若しくは後に形成することができる。
側面反射コーティング29を施された部分は、コーティングが透明の場合、プレート1のエッジ13全体に対応し得て、不透明の場合、光起電電池3に面する少なくとも一つの出射領域12が保たれる。この側面反射コーティング29は、図9において、破線でハッチングされて表されている。また、側面反射コーティングに対して外部側面保護コーティング33を追加することも可能である。この外部保護コーティング33は、例えば、シリカ製でスプレー法によって得ることができ、又は、ポリマー製で塗布又は液体の堆積によって得ることができる。保護コーティング33は、全体的なものになり得て、集光装置全体を保護し得る。
集光装置の背面25上に、例えば、スプレー法やゾル・ゲル堆積によって、背面反射又は半反射コーティング26を形成することが行われ得る。この背面反射又は半反射コーティング26は、プレート1に回折格子2が接続される前に回折格子上に存在し得て、又は、その後形成される。回折格子2がプレート1上又は内部に形成される場合、背面反射又は半反射コーティング26は、回折格子2の形成後に形成される。背面反射コーティング26は、例えば、アルミニウム又は銀製である。背面半反射コーティングは、例えば、シリカ、窒化シリコン、酸化チタン、フッ化マグネシウム、酸化タンタル製である。この背面反射又は半反射コーティング26は、図4Bに見て取れる。
集光装置の背面25上に背面着色コーティング28を形成することが行われ得る。この背面着色コーティング28は、プレート1に回折格子2が接続される前に存在し得て、又は、プレート1の上又は内部に回折格子が形成された後に形成される。この着色コーティング28は図4Cに見て取れる。例えば、スプレー法、ゾル・ゲル堆積、スピン堆積、塗布によって形成可能であり、元々透明であるか、又は、元々色の着いた物質(塗料や、希土類イオン、リン光体、蛍光粒子等)の一層以上の層によって形成可能である。それらの物質は、例えば、シリカ、酸化チタン、フッ化マグネシウム、色彩に寄与する他の既知の誘電体から選択可能である。多様な物質を多様な厚さで、多様な順序で積層することによって、所定の干渉色がもたらされる。
また、着色コーティング28が、発光粒子を含むPMMA型のポリマーやシリカ等の中性物質の少なくとも一つの層を備えるようにすることもできる。
背面着色コーティング28は、外部背面保護コーティング27と関連し得る。
プレート1の主面10、11のうち少なくとも一つの上に反射防止コーティング32を形成することが行われ得て、それらのうち一つしか存在しない場合には、低屈折率側に対して、プレート1の前面10上に配置される。これは、特に、回折格子がプレート1内部に形成される場合である。
回折格子2がプレート1上に移転されるか、プレート1上に形成される際、図8Bに示されるように、回折格子の移転又は形成の前に、回折格子2を収容するプレート1の他の主面11に反射防止コーティング32も提供され得る。この反射防止コーティング32は単一層でもあり得るし、多重層でもあり得る。
反射防止コーティング32は、着色コーティングに対して、例えばシリカ、酸化チタン、フッ化マグネシウム、その反射防止特性が知られている他の誘電体から選択された物質の一層以上の透明層の積層体から形成され得る。
着色コーティングは、本質的には反射防止コーティングと同じであるが、その設計が異なる。同じ物質を、異なる積層順序及び異なる厚さで用いる。しかしながら、着色コーティングは、更に、元々色の着いている物質(例えば、希土類、ナノ粒子、リン光体等の不純物を有する)を用いる。
前面保護装置31は集光装置の前面上に配置され得るが、これは接着によって行うことができる。この前面保護装置31は、ガラスプレートやポリメチルメタクリレート等のプラスチック物質であり得る。図9Dを参照されたい。プレート1及び/又は回折格子2は、プラスチック物質製であり得る。金属フレーム34が全体を取り囲むことができる。
図10Aに示されるように、集光装置が二つのプレート1、6のサンドイッチ構造であり、回折格子2がその間に挟まれている場合、第一のプレート1に回折格子2が附随した後に、回折格子2を第二のプレート6に取り付けることが可能である。回折格子2は、その最も高い屈折率と同じ側に対して、第一のプレート1上に凸版印刷され得る。
この場合、回折格子2のパターン3間の間隔5は、回折格子2のパターン3のものとはコントラストを成す屈折率を有する充填物質9で充填される。この物質は、誘電体(シリカ、窒化シリコン等)や、ポリマーや、有機/無機ハイブリッド物質であり得て、パターンのものよりも低い屈折率を有する。この物質は、トレンチを越えて突出し得るが、これは必須ではない。他の実施形態も想定可能である。二つのプレート1、6は、接着、又は、接着剤を用いず分子付着によって、最も高い屈折率を有する面を介して互いに組み立てられ得る(図10B)。次に、界面を消し去るために、融合段階が行われる。二つのプレート1、6は、上述のように一枚のもの、又は、異なる屈折率のストリップの積層体であり得る。積層体の場合、ストリップは、界面に対して対称的に、その屈折率に従って配置され得る。そして、導光路が得られ、プレート1、6の各々が導光路の半分を形成する。
回折格子は、アセンブリの中心における損傷又は再融合によって形成可能であり、例えば、導光路の中心に焦点を合わせたレーザLによって形成される(図10C)。
本発明の複数の実施形態について詳細に説明してきたが、多様な変更及び修正が、本発明の範囲を逸脱せずに行えることは理解されたい。
1 プレート
2 回折格子
10 プレートの主面(集光装置の前面)
11 プレートの主面
13 エッジ
20 回折格子の主面
25 集光装置の背面
100 光線

Claims (43)

  1. 二つの主面(10、11)及び該二つの主面(10、11)間のエッジ(13)を有するプレート(1)であって、該二つの主面(10、11)間に屈折率勾配が存在している、プレート(1)と、
    最も高い屈折率を有する前記プレートの主面の一つ(11)と共に機能する反射性又は半反射性の回折格子(2)とを備えることを特徴とし、最も低い屈折率を有する前記主面(10)は光用の前面入射面を形成し、光用の少なくとも一つの出射領域(12)が前記エッジ(13)に配置されていることを特徴とする集光装置。
  2. 前記回折格子(2)が一次元又パターン(4)又は二次元パターン(40)を備える、請求項1に記載の集光装置。
  3. 前記一次元パターンが実質的に平行なラインである、請求項2に記載の集光装置。
  4. 前記ラインが三角形、四角形、台形又は円形プロファイルの成形部である、請求項3に記載の集光装置。
  5. 前記二次元パターン(40)がシリンダー状又はコーン状スタッドである、請求項2に記載の集光装置。
  6. 前記回折格子が異なる向きのパターンを有する複数の回折副格子を備える、請求項2から5のいずれか一項に記載の集光装置。
  7. 一次元パターンが、前記プレート(1)の主面のエッジに平行な方向を有していて、二次元パターンが、前記プレート(1)の主面のエッジに平行な対称軸を有している、請求項1から6のいずれか一項に記載の集光装置。
  8. 一次元パターンが、前記プレート(1)の主面のエッジに対して0からπ/2の間の角度を有する方向を有していて、二次元パターンが、前記プレート(1)の主面に対して0からπ/2の間の角度を有する対称軸を有していて、該角度が特に略arctan(2)に等しい、請求項1から6のいずれか一項に記載の集光装置。
  9. 前記エッジ(13)が複数の側面によって形成されていて、前記出射領域(12)が側面全体又はその一部を占めている、請求項1から8のいずれか一項に記載の集光装置。
  10. 前記回折格子(2)のパターン(4)が、前記プレート(1)の最も高い屈折率以上の略一定の屈折率を有している、請求項2から9のいずれか一項に記載の集光装置。
  11. 前記回折格子のパターン(4)が、前記プレート(1)と共に機能する主面(20)と、該プレート(1)と共に機能する主面の反対側の他の主面(25)との間で、屈折率勾配を有する、請求項2から9のいずれか一項に記載の集光装置。
  12. 該集光装置の背面(25)が、前記プレート(1)の最も低い屈折率を有する面の反対側に位置する前記回折格子(2)の面であり、該背面(25)に背面反射又は半反射コーティング(26)が施されている、請求項1から11のいずれか一項に記載の集光装置。
  13. 前記背面半反射コーティング(26)が、人間の目に見えるスペクトル外の波長に対して反射性であり、可視スペクトルに属する波長に対して透明である、請求項12に記載の集光装置。
  14. 二つの主面とエッジとを有し屈折率勾配を有する他のプレート(6)及び屈折率勾配を有する前記プレート(1)が、前記回折格子(2)の配置されるサンドイッチ構造を形成し、前記回折格子が、前記他のプレート(6)の最も高い屈折率を有する主面と同じ側に存在していて、前記他のプレートのエッジに少なくとも一つの出射領域(12’)が提供されている、請求項1から11のいずれか一項に記載の集光装置。
  15. 該集光装置が、前記プレート(1)の又は複数の前記プレート(1、6)のうち一つの最も低い屈折率を有する主面の反対側に背面(25)を有し、該背面(25)に、該集光装置を色着けるための背面着色コーティング(28)が施されている、請求項1から14のいずれか一項に記載の集光装置。
  16. 前記着色コーティング(28)が、シリカ、酸化チタン、フッ化マグネシウム又は窒化シリコンから形成されている、請求項15に記載の集光装置。
  17. 前記背面着色コーティング(28)が元々色の着いている物質から形成されている、請求項15に記載の集光装置。
  18. 該集光装置が、前記プレート(1)の又は複数の前記プレート(1、6)のうち一つの最も低い屈折率を有する主面の反対側に背面(25)を有し、該背面(25)に、外部背面保護コーティング(27)が施されている、請求項1から17のいずれか一項に記載の集光装置。
  19. 前面保護装置(31)が、前記プレート(1)の又は複数の前記プレート(1、6)のうち少なくとも一つの最も低い屈折率を有する主面(10)に直面している、請求項1から18のいずれか一項に記載の集光装置。
  20. 前記プレート(1)の又は複数の前記プレート(1、6)のうち少なくとも一つの最も低い屈折率を有する主面(10)に反射防止コーティング(32)が施されていて、前記プレート(1)の又は複数の前記プレート(1、6)のうち少なくとも一つの最も高い屈折率を有する主面(11)にも反射防止コーティング(32)を施すことが可能な、請求項1から19のいずれか一項に記載の集光装置。
  21. 前記プレート(1)の又は複数の前記プレート(1、6)のうち少なくとも一つのエッジ(13)に、側面反射コーティング(29)が施されているが、該側面コーティングが不透明の場合には前記出射領域(12)が除かれている、請求項1から20のいずれか一項に記載の集光装置。
  22. 前記回折格子(2)及び前記プレート(1)又は複数の前記プレート(1、6)が、ガラス、又は、ポリスチレン、ポリメチルメタクリレート、ポリカーボネートから選択されたポリマー等の光を通すことのできるプラスチック物質から形成されている、請求項1から21のいずれか一項に記載の集光装置。
  23. 前記プラスチック物質に、屈折率を増大させるために、シリコン、酸化チタン、硫化鉛、II‐VI族合金、又は、III‐V族合金に基づいたナノ粒子(30)が付与されている、請求項22に記載の集光装置。
  24. 前記回折格子(2)及び前記プレート(1)又は複数の前記プレート(1、6)がフレキシブルである、請求項1から23のいずれか一項に記載の集光装置。
  25. 請求項1から24のいずれか一項に記載の集光装置と、出射領域(12)に取り付けられた光起電電池(3)とを備えた光起電装置。
  26. 前記光起電電池(3)が、該光起電電池が取り付けられる出射領域(12)の寸法と実質的に等しい寸法を有する有効領域を有する、請求項25に記載の光起電装置。
  27. 集光装置の製造方法であって、二つの主面(10、11)及びエッジ(13)を有し該二つの主面(10、11)間で増大する屈折率を有するプレート(1)と、反射性又は半反射性の回折格子(2)とを共に機能するように作製し、前記回折格子は、前記プレート(1)の最も高い屈折率を有する主面の側に配置され、光用の少なくとも一つの出射領域が前記プレートのエッジに画定される、方法。
  28. 前記回折格子が、リソグラフィ、乾式若しくは湿式エッチング、機械的トレーシング、レーザアブレーション又はエンボス加工によって、前記プレート(1)内に形成される、請求項27に記載の方法。
  29. 前記回折格子(2)が、前記プレート(1)上に形成された層をエンボス加工することによって形成される、請求項27に記載の方法。
  30. 前記回折格子(2)が前記プレート(1)に取り付けられる、請求項27に記載の方法。
  31. 前記回折格子が、成形加工、エンボス加工、リソグラフィ加工又はホログラフィによって形成される、請求項30に記載の方法。
  32. 背面反射又は半反射コーティング(26)が、前記プレートの最も低い屈折率を有する面の反対側に位置する前記集光装置の背面に形成され、該背面が前記回折格子の面である、請求項27から31のいずれか一項に記載の方法。
  33. 前記回折格子が、屈折率勾配を有する前記プレート(1)と、二つの主面及びエッジを有し屈折率勾配を有する他のプレート(6)との間に挟み込まれて、前記回折格子(2)が、前記他のプレート(6)のより高い屈折率を有する主面の側に存在し、光用の少なくとも一つの出射領域(12’)が前記他のプレート(6)のエッジに画定される、請求項27から31のいずれか一項に記載の方法。
  34. 前記他のプレート(6)が、前記プレート(1)及び前記回折格子(2)によって形成されるアセンブリ上に移される、請求項33に記載の方法。
  35. 前記プレート(1)及び前記他のプレート(6)が組み立てられて、前記回折格子(2)が、該二つのプレート間の界面領域に形成される、請求項33に記載の方法。
  36. 前記プレート(1)又は複数の前記プレート(1、6)のうち少なくとも一つが一枚のものである、請求項27から35のいずれか一項に記載の方法。
  37. 前記プレート(1)又は複数の前記プレート(1、6)のうち少なくとも一つが、積層体が得られるように異なる屈折率を有する複数のストリップ(1.1)を組み立てて、その後、該積層体を加熱して、相互拡散によって該ストリップ間の界面が消えるように融合することによって、形成される、請求項27から35のいずれか一項に記載の方法。
  38. 前記集光装置が、前記プレート(1)の又は複数の前記プレート(1、6)のうち少なくとも一つの最も低い屈折率を有する主面である前面を有し、前面保護装置(31)を該前面に配置する、請求項27から37のいずれか一項に記載の方法。
  39. 前記集光装置が、前記プレート(1)の又は複数の前記プレート(1、6)のうち一つの最も低い屈折率を有する主面の反対側の背面(25)を有し、外部背面保護コーティング(27)を該背面(25)に形成する、請求項27から38のいずれか一項に記載の方法。
  40. 前記集光装置が、前記プレート(1)の又は複数の前記プレート(1、6)のうち一つの最も低い屈折率を有する主面の反対側の背面(25)を有し、着色コーティング(28)が該背面(25)に形成され、該着色コーティングが一層以上の積層を有する、請求項27から39のいずれか一項に記載の方法。
  41. 反射防止コーティング(32)が、前記プレート(1)の又は複数の前記プレート(1、6)のうち少なくとも一つの最も低い屈折率を有する主面(10、10’)に形成され、前記プレート(1)の又は複数の前記プレート(1、6)のうち少なくとも一つの最も高い屈折率を有する主面(11)にも形成可能である、請求項27から40のいずれか一項に記載の方法。
  42. 側面反射コーティング(29)が、前記プレート(1)の又は複数の前記プレート(1、6)のうち少なくとも一つのエッジに形成されるが、該側面反射コーティングが不透明の場合、前記出射領域(12)は除かれる、請求項27から41のいずれか一項に記載の方法。
  43. 光起電装置の製造方法であって、集光装置が、請求項27から42のいずれか一項に記載の方法によって製造され、光起電電池(3)が、該集光装置の光用の出射領域(12)に面して取り付けられる、方法。
JP2010501493A 2007-04-05 2008-03-31 薄型フラット集光装置 Expired - Fee Related JP5346008B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
FR0754315A FR2914754B1 (fr) 2007-04-05 2007-04-05 Dispositif de concentration de lumiere plan a epaisseur reduite
FR0754315 2007-04-05
PCT/EP2008/053817 WO2008125471A1 (fr) 2007-04-05 2008-03-31 Dispositif de concentration de lumiere plan a epaisseur reduite

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010524214A true JP2010524214A (ja) 2010-07-15
JP5346008B2 JP5346008B2 (ja) 2013-11-20

Family

ID=38654542

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010501493A Expired - Fee Related JP5346008B2 (ja) 2007-04-05 2008-03-31 薄型フラット集光装置

Country Status (8)

Country Link
US (1) US8497422B2 (ja)
EP (1) EP2132786B1 (ja)
JP (1) JP5346008B2 (ja)
AT (1) ATE508480T1 (ja)
DE (1) DE602008006702D1 (ja)
ES (1) ES2366313T3 (ja)
FR (1) FR2914754B1 (ja)
WO (1) WO2008125471A1 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101189668B1 (ko) 2011-01-07 2012-10-10 (주)애니캐스팅 고효율의 집광 패널 및 이를 포함하는 집광형 태양광 발전 모듈
WO2012153749A1 (ja) * 2011-05-09 2012-11-15 シャープ株式会社 管理装置、管理方法、管理プログラム、太陽電池モジュール、および太陽光発電装置
JP2015507842A (ja) * 2011-12-22 2015-03-12 コーニンクレッカ フィリップス エヌ ヴェ ナノ構造発光層を備えた発光性太陽集光器
KR101608116B1 (ko) * 2012-12-18 2016-03-31 제일모직주식회사 열전사 필름, 그의 제조방법 및 이로부터 제조된 유기전계발광소자
JP2019520696A (ja) * 2016-04-27 2019-07-18 ユニベルシタ デッリ ストゥディ ディ ミラノ−ビコッカ 間接遷移型半導体のナノ結晶をベースとする大面積の発光型太陽集光器

Families Citing this family (26)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9040808B2 (en) 2007-05-01 2015-05-26 Morgan Solar Inc. Light-guide solar panel and method of fabrication thereof
US9337373B2 (en) 2007-05-01 2016-05-10 Morgan Solar Inc. Light-guide solar module, method of fabrication thereof, and panel made therefrom
US7873257B2 (en) 2007-05-01 2011-01-18 Morgan Solar Inc. Light-guide solar panel and method of fabrication thereof
TWI382551B (zh) * 2008-11-06 2013-01-11 Ind Tech Res Inst 太陽能集光模組
WO2010151253A1 (en) * 2009-06-24 2010-12-29 University Of Rochester Dimpled light collection and concentration system, components thereof, and methods
US8675279B2 (en) * 2009-12-15 2014-03-18 Toyota Motor Engineering And Manufacturing North America, Inc. Grating structure for dividing light
WO2011153320A2 (en) * 2010-06-02 2011-12-08 University Of Delaware Integrated concentrating photovoltaics
US8382189B2 (en) * 2010-10-05 2013-02-26 Ford Global Technologies, Llc Molded vanity assembly and method
US8885995B2 (en) 2011-02-07 2014-11-11 Morgan Solar Inc. Light-guide solar energy concentrator
US20120266957A1 (en) * 2011-04-20 2012-10-25 Agency For Science, Technology And Research Organic photovoltaic cell with polymeric grating and related devices and methods
CN102208471A (zh) * 2011-05-17 2011-10-05 林胜军 太阳能堆栈导光模块
US20130118547A1 (en) * 2011-11-11 2013-05-16 QUACLOMM MEMS Technologies, Inc. Photovoltaic window with light-turning features
US8328403B1 (en) 2012-03-21 2012-12-11 Morgan Solar Inc. Light guide illumination devices
US9635783B2 (en) * 2012-03-30 2017-04-25 Sunpower Corporation Electronic component housing with heat sink
CN103580600A (zh) * 2012-07-18 2014-02-12 利科光学股份有限公司 具有太阳能光源集中的行动装置
CA2787584A1 (en) 2012-08-22 2014-02-22 Hy-Power Nano Inc. Method for continuous preparation of indium-tin coprecipitates and indium-tin-oxide nanopowders with substantially homogeneous indium/tin composition, controllable shape and particle size
JP2015216138A (ja) * 2012-09-10 2015-12-03 シャープ株式会社 太陽電池モジュール及び太陽光発電装置
JP6091883B2 (ja) * 2012-12-19 2017-03-08 株式会社東芝 集光体及び太陽電池
CN105051454B (zh) 2013-03-15 2019-06-18 摩根阳光公司 光板、具有改善界面的光学组件及具有改善的制造容差的光板
WO2014141204A1 (en) 2013-03-15 2014-09-18 Morgan Solar Inc. Optics for illumination devices and solar concentrators
US9530906B2 (en) 2013-10-18 2016-12-27 Stc.Unm Methods to introduce sub-micrometer, symmetry-breaking surface corrugation to silicon substrates to increase light trapping
WO2015061909A1 (en) * 2013-11-01 2015-05-07 UNIVERSITé LAVAL Optical concentrator/diffuser using graded index waveguide
WO2016136502A1 (ja) * 2015-02-26 2016-09-01 ソニー株式会社 固体撮像素子、および電子装置
ES1221619Y (es) * 2016-11-03 2019-02-28 Basf Se Panel de luz diurna
US11894803B2 (en) * 2017-12-22 2024-02-06 Hyperstealth Biotechnology Corporation System and method of amplifying solar panel output
US10955606B2 (en) * 2018-05-30 2021-03-23 Applied Materials, Inc. Method of imprinting tilt angle light gratings

Citations (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59205771A (ja) * 1983-04-25 1984-11-21 エクソン・リサ−チ・アンド・エンジニアリング・カンパニ− 太陽電池セル
JPH0560931A (ja) * 1991-09-02 1993-03-12 Fujitsu Ltd 屈折率分布型プラスチツク樹脂成形体
JPH05224018A (ja) * 1991-07-30 1993-09-03 Nippondenso Co Ltd 導光装置
JPH07326789A (ja) * 1994-05-30 1995-12-12 Kyocera Corp 太陽電池モジュール
JPH10162698A (ja) * 1996-11-27 1998-06-19 Idec Izumi Corp スイッチおよびスイッチ付ディスプレイ
JPH1127968A (ja) * 1997-07-02 1999-01-29 Akira Hasegawa 発電システム
JPH11231136A (ja) * 1998-02-10 1999-08-27 Fuji Xerox Co Ltd 光バス、光バスの製造方法、および信号処理装置
JPH11266031A (ja) * 1998-03-18 1999-09-28 Hitachi Ltd 回折面を持つ集光型太陽光発電装置及び集光型太陽光発電モジュール
JP2000095862A (ja) * 1998-07-21 2000-04-04 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> フッ素化による光学用高分子材料の屈折率制御方法およびその成形品の表面親水化方法
JP2000111738A (ja) * 1998-10-08 2000-04-21 Fuji Xerox Co Ltd 光データバス、光データバスの製造方法、および信号処理装置
JP2000299482A (ja) * 1999-04-12 2000-10-24 Sanyo Electric Co Ltd 太陽電池モジュール
JP2001510902A (ja) * 1997-07-18 2001-08-07 テラサン エルエルシー 光放射集束デバイス
JP2002196102A (ja) * 2000-10-04 2002-07-10 Eastman Kodak Co ポリマー材料を光学的に改質する方法
JP2005011869A (ja) * 2003-06-17 2005-01-13 Sekisui Jushi Co Ltd 太陽電池モジュールおよびその製造方法
JP2007027150A (ja) * 2003-06-23 2007-02-01 Hitachi Chem Co Ltd 集光型光発電システム

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4863224A (en) * 1981-10-06 1989-09-05 Afian Viktor V Solar concentrator and manufacturing method therefor
US5936777A (en) * 1996-10-31 1999-08-10 Lightpath Technologies, Inc. Axially-graded index-based couplers for solar concentrators
US6265653B1 (en) * 1998-12-10 2001-07-24 The Regents Of The University Of California High voltage photovoltaic power converter
WO2004012273A1 (en) * 2002-02-15 2004-02-05 Biosynergetics, Inc. An electromagnetic radiation collector and transport system

Patent Citations (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59205771A (ja) * 1983-04-25 1984-11-21 エクソン・リサ−チ・アンド・エンジニアリング・カンパニ− 太陽電池セル
JPH05224018A (ja) * 1991-07-30 1993-09-03 Nippondenso Co Ltd 導光装置
JPH0560931A (ja) * 1991-09-02 1993-03-12 Fujitsu Ltd 屈折率分布型プラスチツク樹脂成形体
JPH07326789A (ja) * 1994-05-30 1995-12-12 Kyocera Corp 太陽電池モジュール
JPH10162698A (ja) * 1996-11-27 1998-06-19 Idec Izumi Corp スイッチおよびスイッチ付ディスプレイ
JPH1127968A (ja) * 1997-07-02 1999-01-29 Akira Hasegawa 発電システム
JP2001510902A (ja) * 1997-07-18 2001-08-07 テラサン エルエルシー 光放射集束デバイス
JPH11231136A (ja) * 1998-02-10 1999-08-27 Fuji Xerox Co Ltd 光バス、光バスの製造方法、および信号処理装置
JPH11266031A (ja) * 1998-03-18 1999-09-28 Hitachi Ltd 回折面を持つ集光型太陽光発電装置及び集光型太陽光発電モジュール
JP2000095862A (ja) * 1998-07-21 2000-04-04 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> フッ素化による光学用高分子材料の屈折率制御方法およびその成形品の表面親水化方法
JP2000111738A (ja) * 1998-10-08 2000-04-21 Fuji Xerox Co Ltd 光データバス、光データバスの製造方法、および信号処理装置
JP2000299482A (ja) * 1999-04-12 2000-10-24 Sanyo Electric Co Ltd 太陽電池モジュール
JP2002196102A (ja) * 2000-10-04 2002-07-10 Eastman Kodak Co ポリマー材料を光学的に改質する方法
JP2005011869A (ja) * 2003-06-17 2005-01-13 Sekisui Jushi Co Ltd 太陽電池モジュールおよびその製造方法
JP2007027150A (ja) * 2003-06-23 2007-02-01 Hitachi Chem Co Ltd 集光型光発電システム

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101189668B1 (ko) 2011-01-07 2012-10-10 (주)애니캐스팅 고효율의 집광 패널 및 이를 포함하는 집광형 태양광 발전 모듈
WO2012153749A1 (ja) * 2011-05-09 2012-11-15 シャープ株式会社 管理装置、管理方法、管理プログラム、太陽電池モジュール、および太陽光発電装置
JP2015507842A (ja) * 2011-12-22 2015-03-12 コーニンクレッカ フィリップス エヌ ヴェ ナノ構造発光層を備えた発光性太陽集光器
KR101608116B1 (ko) * 2012-12-18 2016-03-31 제일모직주식회사 열전사 필름, 그의 제조방법 및 이로부터 제조된 유기전계발광소자
JP2019520696A (ja) * 2016-04-27 2019-07-18 ユニベルシタ デッリ ストゥディ ディ ミラノ−ビコッカ 間接遷移型半導体のナノ結晶をベースとする大面積の発光型太陽集光器

Also Published As

Publication number Publication date
EP2132786B1 (fr) 2011-05-04
US20100037954A1 (en) 2010-02-18
ATE508480T1 (de) 2011-05-15
US8497422B2 (en) 2013-07-30
EP2132786A1 (fr) 2009-12-16
ES2366313T3 (es) 2011-10-19
DE602008006702D1 (de) 2011-06-16
JP5346008B2 (ja) 2013-11-20
FR2914754A1 (fr) 2008-10-10
FR2914754B1 (fr) 2009-07-17
WO2008125471A1 (fr) 2008-10-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5346008B2 (ja) 薄型フラット集光装置
TW477900B (en) Device for concentrating optical radiation
KR101791130B1 (ko) 태양전지 모듈
JP4747663B2 (ja) 集光型太陽光発電装置
EP2418694B1 (en) Solar energy harvesting system using luminescent solar concentrator with distributed outcoupling structures and microoptical elements
WO2011012545A1 (en) Luminescent optical device and solar cell system with such luminescent optical device
US20160276514A1 (en) Solar energy collection systems utilizing holographic optical elements useful for building integrated photovoltaics
EP2418693B1 (en) Luminescent solar concentrator with distributed outcoupling structures and microoptical elements
US20130068300A1 (en) Luminescent solar concentrator system
Karp et al. Planar micro-optic solar concentration using multiple imaging lenses into a common slab waveguide
WO2013005231A2 (en) Planar solar concentrators using subwavelength gratings
JP2005285948A (ja) 太陽電池モジュールおよびその製造方法
CA2738647A1 (en) Solar collector panel
US20180138346A1 (en) Solar Energy Collection Systems Utilizing Holographic Optical Elements Useful for Building Integrated Photovoltaics
US20120037208A1 (en) Thin film solar cell structure
KR20120037081A (ko) 평판형 광 집속장치
Tsoi et al. Using lenses to improve the output of a patterned luminescent solar concentrator
WO2012026572A1 (ja) 集光装置、光発電装置及び光熱変換装置
KR101402722B1 (ko) 광결정 구조체를 이용한 파장 제한 광전지 장치
EP3903046A1 (en) Optical system for manipulation and concentration of diffuse light
US20140202520A1 (en) Thin film solar collector and method
KR101525474B1 (ko) 태양광 집광 시스템 및 이에 사용되는 무반사 및 저반사 특성을 가진 적외선 필터
US20150096176A1 (en) Concentrating Thin Film Absorber Device and Method of Manufacture
KR20190096263A (ko) 집광식 태양광 발전 모듈
WO2014116498A1 (en) Solar waveguide concentrator

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20110318

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20121016

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20121017

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20130116

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20130123

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130227

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130716

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130815

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5346008

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees