JP2010524056A - 遠隔制御装置およびその制御方法 - Google Patents

Abstract

遠隔制御装置およびその制御方法が提供される。本発明の実施形態による遠隔制御装置は、マルチメディアデータフォーマットのユーザインターフェースを伝送するユーザインターフェースサーバおよびユーザインターフェースを表示してユーザ命令の入力を受けてユーザインターフェースサーバを制御するユーザインターフェースクライアントを含む。
本発明の実施形態による遠隔制御方法は、本発明の実施形態による遠隔制御方法は、ユーザインターフェースサーバがマルチメディアデータフォーマットのユーザインターフェースをユーザインターフェースクライアントに伝送する（ａ）ステップと、ユーザインターフェースクライアントでユーザインターフェースを表示する（ｂ）ステップおよびユーザインターフェースを通して入力されるユーザの命令をユーザインターフェースサーバに伝送してユーザインターフェースサーバを制御する（ｃ）ステップを含む。

Description

本発明は、遠隔制御装置およびその制御方法に関するものであって、より詳細には遠隔制御のためにマルチメディアデータフォーマットのユーザインターフェースを利用する遠隔制御装置およびその制御方法に関するものである。

現在、多様な形態の無線通信技術は、日常生活においてさらに多くの使用が要求されており、速く発展しつつある。

物理的に離れている装置に対して遠隔制御する従来技術にはＣＥＡ−２０１４がある。

図１は、従来の遠隔制御装置を概略的に示すブロック図である。

ＣＥＡ−２０１４技術を構成している遠隔制御装置は、遠隔制御のためのユーザインターフェース（Ｕｓｅｒ Ｉｎｔｅｒｆａｃｅ、ＵＩ）を提供する遠隔ユーザインターフェースサーバ（Ｒｅｍｏｔｅ ＵＩ Ｓｅｒｖｅｒ、ＲＵＩＳ）、遠隔から送られたユーザインターフェースを表示する遠隔ユーザインターフェースクライアント（Ｒｅｍｏｔｅ ＵＩ Ｃｌｉｅｎｔ）を含んでいる。

遠隔制御のためのユーザインターフェース（Ｕｓｅｒ Ｉｎｔｅｒｆａｃｅ、ＵＩ）を提供する遠隔ユーザインターフェースサーバはその内部にウェブサーバ（Ｗｅｂ Ｓｅｒｖｅｒ）を有している。このウェブサーバを通して遠隔ユーザインターフェースサーバは、遠隔ユーザインターフェースクライアントが要求するウェブページ（Ｗｅｂ Ｐａｇｅ）を伝送し、遠隔ユーザインターフェースクライアントは、ＸＨＴＭＬブラウザ（Ｂｒｏｗｓｅｒ）を通して該当ユーザインターフェースのウェブページをユーザに提供する。

現在ＣＥＡ−２０１４で使用しているウェブページ著作の基準は、ＣＥ−ＨＴＭＬに従っており、このような基準はＸＨＴＭＬを利用してＣＥ装置に合わせて作られたものである。ユーザは、遠隔ユーザインターフェースクライアントから提供する入力装置（Ｉｎｐｕｔ Ｄｅｖｉｃｅ）を通してユーザの所望する情報を集めて遠隔ユーザインターフェースサーバにＨＴＴＰプロトコル（Ｐｒｏｔｏｃｏｌ）を利用して送る。遠隔ユーザインターフェースサーバのウェブサーバはこのような情報を受けて遠隔ユーザインターフェースサーバから提供するアプリケーション（Ａｐｐｌｉｃａｔｉｏｎ）を制御する。

しかし、従来の遠隔制御装置およびその制御方法には次のような問題点があった。

従来技術の特徴は、ウェブサーバを利用してユーザにＸＨＴＭＬで作られたユーザインターフェースを提供するということである。このような技術の問題点は、表現に制約があるということである。すなわち、ＣＥ−ＨＴＭＬは、既存のＰＣ環境で使用するＨＴＭＬより表現力において多くの制約がある。したがって、ユーザの所望するリッチマルチメディア（Ｒｉｃｈ Ｍｕｌｔｉｍｅｄｉａ）形態のユーザインターフェースを表現するのに多くの困難がある。このような要求事項を充足するためにはウェブブラウザが多くの機能を支援しなければならないため、遠隔ユーザインターフェースクライアントの負担が大きくなる。

また、ＣＥＡ−２０１４では遠隔ユーザインターフェースサーバ側で変更された事項を動的にアップデートしなければならないため、既存のＨＴＭＬ標準に追加される機能を有するようになっている。このような追加機能によって遠隔ユーザインターフェースクライアントは、遠隔ユーザインターフェースのためのブラウザと一般ウェブページを見るためのブラウザを共に支援しなければならない問題点があった。

また、遠隔ユーザインターフェースサーバでは遠隔ユーザインターフェースクライアントの性能（Ｃａｐａｂｉｌｉｔｙ）、すなわち、高解像度（Ｈｉｇｈ Ｒｅｓｏｌｕｔｉｏｎ）を支援する装置であるかどうかによって互いに異なるウェブページを作って提供してこそ遠隔ユーザインターフェースクライアントでユーザに見やすいユーザインターフェースを支援することができた。そうではない場合、本来ユーザインターフェースの鮮明度が落ちたりノイズが発生したりする問題点があった。

本発明は、前記した問題点を改善するために考案されたものであって、本発明が解決しようとする課題は、遠隔装置の制御のためのマルチメディアデータフォーマットのユーザインターフェースをマルチメディアストリーミング方式によって提供し、ユーザの入力を受けて遠隔装置を制御するようにする遠隔制御装置およびその制御方法を提供するものである。

本発明の技術的課題は、以上で言及したものに制限されず、言及されていないまた他の技術的課題は、次の記載から当業者に明確に理解できるであろう。

前記した技術的課題を達成するために、本発明の実施形態によるユーザインターフェースサーバは、ユーザインターフェース（Ｕｓｅｒ Ｉｎｔｅｒｆａｃｅ）をマルチメディアデータフォーマットでエンコード（Ｅｎｃｏｄｉｎｇ）するエンコーダおよび前記エンコードされたユーザインターフェースをマルチメディアストリーミング方式で遠隔のクライアントに伝送するストリーミングサーバを含む。

前記した技術的課題を達成するために、本発明の実施形態によるユーザインターフェースクライアントは、遠隔のサーバから伝送されたマルチメディアデータフォーマットのユーザインターフェースをデコード（Ｄｅｃｏｄｉｎｇ）するデコーダおよび前記デコードされたユーザインターフェースをユーザに出力するユーザインターフェース出力部を含む。

前記した技術的課題を達成するために、本発明の実施形態による遠隔制御装置は、マルチメディアデータフォーマットのユーザインターフェースを伝送するユーザインターフェースサーバおよび前記ユーザインターフェースを提供し、ユーザの命令の入力を受けて前記ユーザインターフェースサーバを制御するユーザインターフェースクライアントを含む。

前記した技術的課題を達成するために、本発明の実施形態による遠隔制御方法は、ユーザインターフェースサーバがマルチメディアデータフォーマットのユーザインターフェースをユーザインターフェースクライアントに伝送する（ａ）ステップと、前記ユーザインターフェースクライアントで前記ユーザインターフェースを表示する（ｂ）ステップおよび前記ユーザインターフェースを通して入力されるユーザの命令を前記ユーザインターフェースサーバに伝送して前記ユーザインターフェースサーバを制御する（ｃ）ステップを含む。

その他実施形態の具体的な内容は詳細な説明および図面に含まれている。

従来の遠隔制御装置を概略的に示すブロック図である。 本発明の一実施形態による遠隔制御装置の構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態による遠隔制御装置のユーザインターフェースサーバとユーザインターフェースクライアントの構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態による遠隔制御装置でマルチメディアデータフォーマットのユーザインターフェースを生成する方法を示す順序図である。 本発明の一実施形態による遠隔制御装置でマルチメディアデータフォーマットのユーザインターフェースを伝送して出力する方法を示す順序図である。 本発明の一実施形態による遠隔制御装置でマルチメディアデータフォーマットのユーザインターフェースを通して遠隔装置を制御する方法を示す順序図である。

本発明の利点、特徴、およびそれらを達成する方法は、添付される図面と共に詳細に後述される実施形態を参照すれば明確になるであろう。しかし、本発明は、以下で開示される実施形態に限定されるものではなく、互いに異なる多様な形態で具現されることが可能である。本実施形態は、単に本発明の開示が完全になるように、本発明が属する技術分野で通常の知識を有する者に対して発明の範疇を完全に知らせるために提供されるものであり、本発明は、請求項の範疇によってのみ定義される。なお、明細書全体にかけて、同一の参照符号は同一の構成要素を指すものとする。

以下、本発明の実施形態によって遠隔制御装置およびその制御方法を説明するための図面を参照して本発明について説明する。このとき、フローチャートの各ブロックとフロ−チャートの組み合わせはコンピュータプログラムインストラクションにより実行可能なのが理解できるであろう。これらコンピュータプログラムインストラクションは、汎用コンピュータ、特殊用コンピュータまたはその他のプログラマブルデータプロセッシング装備のプロセッサに搭載されうるので、コンピュータまたはその他のプログラマブルデータプロセッシング装備のプロセッサを通じて実行されるそのインストラクションがフローチャートのブロックで説明された機能を行う手段を生成するように機構を作れる。これらコンピュータプログラムインストラクションは特定方式で機能を具現するためにコンピュータまたはその他のプログラマブルデータプロセッシング装備を指向できるコンピュータ利用可能またはコンピュータ判読可能メモリに保存されることも可能なので、そのコンピュータ利用可能またはコンピュータ判読可能メモリに保存されたインストラクションはフローチャートのブロックで説明された機能を行うインストラクション手段を内包する製造品目を生産することも可能である。コンピュータプログラムインストラクションはコンピュータまたはその他のプログラマブルデータプロセッシング装備上に搭載することも可能なので、コンピュータまたはその他のプログラマブルデータプロセッシング装備上で一連の動作ステップが実行されてコンピュータで実行されるプロセスを生成し、コンピュータまたはその他のプログラマブルデータプロセッシング装備を行うインストラクションはフローチャートのブロックで説明された機能を実行するためのステップを提供することも可能である。

また、各ブロックは特定の論理的機能を行うための一つ以上の実行可能なインストラクションを含むモジュール、セグメントまたはコードの一部を示すことができる。また、いくつの代替実行例では、ブロックで言及された機能が順序を外れて発生することも可能であるということに注目せねばならない。例えば、連続して図示されている２つのブロックは、実質的に同時に行われてもよく、またはそのブロックが時々該当する機能によって逆順に行われてもよい。

図２は、本発明の一実施形態による遠隔制御装置の構成を示すブロック図である。

本発明の一実施形態による遠隔制御装置は、遠隔ユーザインターフェースサーバ１００と、遠隔ユーザインターフェースクライアント２００およびユーザインターフェースコントロールポイント３００を含み得る。

遠隔ユーザインターフェースサーバ１００（Ｒｅｍｏｔｅ ＵＩ Ｓｅｒｖｅｒ、ＲＵＩＳ）（以下、ＵＩサーバという）は、遠距離にある装置を制御するためのマルチメディアデータフォーマットのユーザインターフェースを提供することができる。

遠隔ユーザインターフェースクライアント２００（Ｒｅｍｏｔｅ ＵＩ Ｃｌｉｅｎｔ、ＲＵＩＣ）（以下ＵＩクライアントという）は、ＵＩサーバ１００から提供したユーザインターフェースを表示し、ユーザ命令の入力を受けてＵＩサーバ１００を制御する役割を果たすことができる。ＵＩクライアント２００は、携帯電話、ＰＤＡ、ＭＰ３プレーヤなどの携帯用マルチメディア装置はもちろん、携帯用でないコンピュータ、デジタルＴＶのようなマルチメディア装置を含み得る。

ユーザインターフェースコントロールポイント３００（ＵＩ Ｃｏｎｔｒｏｌ Ｐｏｉｎｔ）（以下、ＵＩコントロールポイントという）は、ＵＩサーバ１００とＵＩクライアント２００を発見してこれを制御する役割を果たすことができる。

ユーザが直接制御できない位置にある装置に対して遠隔制御をするためには先に該当装置を他の装置で発見しなければならない。一般的にネットワーク上で特定装置を発見するプロトコルは多く定義されている。

好ましくは、ホームネットワークで広く使っているＵＰｎＰ（Ｕｎｉｖｅｒｓａｌ Ｐｌｕｇ ａｎｄ Ｐｌａｙ）ネットワーキング技術における検索（Ｄｉｓｃｏｖｅｒｙ）メカニズムを使用することができる。例えば、ＵＩサーバ１００がＵＰｎＰ装置であるとすれば、ユーザはＵＰｎＰコントロールポイント（ＵＰｎＰ Ｃｏｎｔｒｏｌ Ｐｏｉｎｔ）を利用してＵＰｎＰ探索（Ｄｉｓｃｏｖｅｒｙ）する過程を通して遠隔ユーザインターフェースを提供するＵＩサーバ１００を発見することができる。

一般的にＵＩクライアント２００とＵＩコントロールポイント３００は、物理的に一つの装置で構成され得る。したがって、このような場合にはＵＩコントロールポイント３００は、ＵＩクライアント２００を意味することができる。

一方、ＵＩクライアント２００がＵＩサーバ１００を見つける過程でＵＩサーバ１００は、ＵＩクライアント２００がユーザインターフェースをマルチメディアストリーミング方式で伝送され得るＵＲＩ（Ｕｎｉｆｏｒｍ Ｒｅｓｏｕｒｃｅ Ｉｄｅｎｔｉｆｉｅｒ）情報を共に伝えることができる。したがって、ＵＩクライアント２００は、ＵＲＩ情報を通して後述するＵＩサーバ１００のストリーミングサーバ１２０にアクセスしてユーザインターフェースの伝送を受けることができる。

図３は、本発明の一実施形態による遠隔制御装置のユーザインターフェースサーバとユーザインターフェースクライアントの構成を示すブロック図である。

本発明の一実施形態による遠隔制御装置でＵＩサーバ１００は、エンコーダ１１０と、ストリーミングサーバ１２０と、デバイスプロファイルハンドラ１３０およびイベントハンドラ１４０を含み得る。

エンコーダ（Ｅｎｃｏｄｅｒ）１１０は、動的に構成されたユーザインターフェースをマルチメディア（Ｍｕｌｔｉｍｅｄｉａ）データフォーマットでエンコード（Ｅｎｃｏｄｉｎｇ）する役割をすることができる。すなわち、ＵＩサーバ１００から提供するアプリケーション１５０を制御するためにＵＩクライアント２００に伝送されるユーザインターフェースは、マルチメディアコンテンツ（Ｍｕｌｔｉｍｅｄｉａ Ｃｏｎｔｅｎｔｓ）の形態であり得る。アプリケーション（Ａｐｐｌｉｃａｔｉｏｎ）１５０は、ＵＩサーバ１００が提供する自体機能を意味し、アプリケーション１５０は、ＵＩサーバ１００で提供できる多様なアプリケーションの形態を有することができる。

マルチメディアデータフォーマットは、テキスト、停止画像、動画像、アニメーション、サウンドなどの多様な形態で存在することができる。その中で動画像は、次世代ＶＯＤサービスや、インタラクティブ（ｉｎｔｅｒａｃｔｉｖｅ）メディアサービスの基本として位置しており、関連標準案や研究が活発に行われている状況である。

好ましくは、マルチメディアデータフォーマットとしてＭＰＥＧ（Ｍｏｖｉｎｇ Ｐｉｃｔｕｒｅ Ｅｘｐｅｒｔｓ Ｇｒｏｕｐ）データを使用することができる。ＭＰＥＧ（Ｍｏｖｉｎｇ Ｐｉｃｔｕｒｅ Ｅｘｐｅｒｔｓ Ｇｒｏｕｐ）は、デジタル映像資料およびオーディオの圧縮および復元方法に対する国際的標準である。ＭＰＥＧは、ＰＣ上でのビデオ処理だけでなくＨＤＴＶのような高画質システムのデジタル化を目標としてＭＰＥＧ−２、ＭＰＥＧ−３、ＭＰＥＧ−４のように継続的な規格の改善を試みている。例えば、ＭＰＥＧ−４は、ＩＭＴ−２０００マルチメディアサービス、次世代対話形インターネット放送の核心技術として多様な形態のデジタルオーディオ、ビデオシーン号を効率的に処理して伝送する国際標準のマルチメディア動画圧縮技術である。一方、ＭＰＥＧデータは、オブジェクト記述（Ｏｂｊｅｃｔ Ｄｅｓｃｒｉｐｔｉｏｎ）と場面記述（Ｓｃｅｎｅ Ｄｅｓｃｒｉｐｔｉｏｎ）に対する情報を含み得る。

ストリーミングサーバ（Ｓｔｒｅａｍｉｎｇ Ｓｅｒｖｅｒ）１２０は、マルチメディアデータフォーマットのユーザインターフェースをマルチメディアストリーミング方式でＵＩクライアント２００に伝送する役割を果たすことができる。

ストリーミング（Ｓｔｒｅａｍｉｎｇ）方式は、インターネットで音声や映像、アニメーションなどをリアルタイムで再生する技法として、ＭＰＥＧデータなどのマルチメディアデータはストリーミング（Ｓｔｒｅａｍｉｎｇ）方式によって伝送され得る。

従来にはＵＩサーバ１００は、ウェブサーバを利用してユーザにＸＨＴＭＬで作られたユーザインターフェースを提供し、ＵＩクライアント２００ではウェブブラウザを利用してユーザインターフェースを表現した。したがって、ユーザの所望するリッチマルチメディア形態のユーザインターフェースを表現することに困難があっただけでなく、ＵＩクライアント２００の負担が大きくならざるを得なかった。

しかし、本発明の一実施形態による遠隔制御装置によれば、ＵＩサーバ１００は遠隔制御のためのマルチメディアデータフォーマットのユーザインターフェースをマルチメディアストリーミング方式で提供することができる。したがって、ユーザの所望するリッチマルチメディア形態のユーザインターフェースを自由に表現することができ、ウェブページを見るためのブラウザが必要ないためＵＩクライアント２００の負担を減らすことができる。

一方、ストリーミングサーバ１２０は、ＵＩクライアント２００でユーザインターフェースを通して入力されるユーザの命令を受けてＵＩサーバ１００から提供されるアプリケーション１５０を制御できるようにすることができる。ユーザインターフェースを通したユーザの命令はストリーミング方式、すなわちアップストリーム（Ｕｐｓｔｒｅａｍ）方式によってストリーミングサーバ１２０に伝送され得る。

デバイスプロファイルハンドラ（Ｄｅｖｉｃｅ Ｐｒｏｆｉｌｅ Ｈａｎｄｌｅｒ）１３０は、ＵＩクライアント２００の性能（Ｃａｐａｂｉｌｉｔｙ）情報を含むデバイスプロファイル（Ｄｅｖｉｃｅ Ｐｒｏｆｉｌｅ）の伝送を受けたＵＩクライアント２００の性能情報による最適のユーザインターフェース情報を生成することができる。

すなわち、デバイスプロファイルハンドラ１３０は、ＵＩクライアント２００のデバイスプロファイル情報の伝送を受けて性能マッチ作業（Ｃａｐａｂｉｌｉｔｙ Ｍａｔｃｈｉｎｇ）をするようになって、性能情報により差別化されたユーザインターフェースがあれば、最適化されたユーザインターフェース情報を見つけて伝送することができる。また、リアルタイムで該当性能に合わせて既存のユーザインターフェースの内容をトランスコード（Ｔｒａｎｓｃｏｄｉｎｇ）して伝送することもできる。

また、本発明のまた他の実施形態によれば、マルチメディアデータフォーマットとしてのＭＰＥＧはビットマップ（Ｂｉｔｍａｐ）でないベクターグラフィック（Ｖｅｃｔｏｒ Ｇｒａｐｈｉｃ）を基盤とした一場面記述情報を使用することができる。したがって、別途の性能マッチ作業をせずにもＵＩクライアント２００の解像度に合わせて自動でユーザインターフェースが表現されるようにすることができるため最適のユーザインターフェースを提供することもできる。

従来にはＵＩサーバ１００ではＵＩクライアント２００の性能、例えば、高解像度を支援する装置であるかどうかによって解像度による互いに異なるウェブページを作って提供してこそＵＩクライアント２００からユーザに見やすいユーザインターフェースを支援することができた。

しかし、本発明の一実施形態による遠隔制御装置によれば、ＵＩサーバ１００は、ＵＩクライアント２００の性能情報によって最適のユーザインターフェースを提供することができる。

また、本発明のまた他の実施形態による遠隔制御装置によれば、マルチメディアデータフォーマットとしてのＭＰＥＧデータフォーマット内に含まれたベクターグラフィック基盤の場面記述情報を使用することができるため、別途の性能マッチ作業をせずにもＵＩクライアント２００の解像度に合わせて自動で最適のユーザインターフェースを提供することもできる。

イベントハンドラ（Ｅｖｅｎｔ Ｈａｎｄｌｅｒ）１４０は、アプリケーション１５０内での状態変化または外部から来る通知（Ｎｏｔｉｆｉｃａｔｉｏｎ）を処理してＵＩクライアント２００にユーザインターフェースのアップデート状態を伝送して知らせることができる。

本発明の一実施形態による遠隔制御装置でＵＩクライアント２００は、デコーダ２１０とデバイスプロファイル保存部２２０、ユーザインターフェース出力部およびユーザ入力ハンドラ２３０を含み得る。

デコーダ（Ｄｅｃｏｄｅｒ）２１０は、ＵＩサーバ１００から伝送されたマルチメディアデータフォーマットのユーザインターフェースをデコード（Ｄｅｃｏｄｉｎｇ）する役割を果たすことができる。また、デコーダ２１０は、ユーザインターフェースをレンダリング（Ｒｅｎｄｅｒｉｎｇ）するレンダリングデバイス（Ｒｅｎｄｅｒｉｎｇ ｄｅｖｉｃｅ）を含み得る。

好ましくは、レンダリングデバイスは、マルチメディアデータフォーマットに含まれた場面記述（Ｓｃｅｎｅ Ｄｅｓｃｒｉｐｔｉｏｎ）情報を利用してユーザインターフェースをレンダリングすることができる。マルチメディアデータフォーマットでＭＰＥＧデータフォーマットを使用する場合、レンダリングデバイスは、ＭＰＥＧデータをデコードした後、ＭＰＥＧデータ内に含まれた場面記述情報およびオブジェクト記述情報を利用してユーザが見て聴くことができる形態でメディアオブジェクト（Ｍｅｄｉａ ｏｂｊｅｃｔ）を組み合わせてレンダリングすることができる。ここで、それぞれのメディアオブジェクトは、ユーザインターフェースとしての機能を実行することができる。また、マルチメディアデータフォーマットに含まれた場面記述は遠隔装置の機能を制御できる制御命令を含み得る。

デバイスプロファイル保存部２２０は、ＵＩクライアント２００、より詳細には後述するユーザインターフェース出力部の性能情報を含むデバイスプロファイルを保存することができる。すなわち、ＵＩサーバ１００から最適化されたユーザインターフェースを受けるための該当装置の性能（Ｃａｐａｂｉｌｉｔｙ）情報を含み得る。例えば、ＵＩクライアント２００の性能情報として、ユーザインターフェース出力部の解像度（Ｒｅｓｏｌｕｔｉｏｎ）に関するデバイスプロファイルを保存することができる。

ユーザインターフェース出力部（以下、ＵＩ出力部という）は、デコーディングおよびレンダリングが終わったユーザインターフェースをユーザに出力する役割をすることができる。ＵＩ出力部は、ユーザインターフェースをディスプレーできる陰極線管（ＣＲＴ、Ｃａｔｈｏｄｅ Ｒａｙ Ｔｕｂｅ）、液晶画面（ＬＣＤ、Ｌｉｑｕｉｄ Ｃｒｙｓｔａｌ Ｄｉｓｐｌａｙ）、発光ダイオード（ＬＥＤ、Ｌｉｇｈｔ−Ｅｍｉｔｔｉｎｇ Ｄｉｏｄｅ）、有機発光ダイオード（ＯＬＥＤ、Ｏｒｇａｎｉｃ Ｌｉｇｈｔ−Ｅｍｉｔｔｉｎｇ Ｄｉｏｄｅ）またはプラズマディスプレイ（ＰＤＰ、Ｐｌａｓｍａ Ｄｉｓｐｌａｙ Ｐａｎｅｌ）などの映像表示手段が具備されたモジュールであり得る。

一方、ユーザはＵＩ出力部から出力されるユーザインターフェースを通して制御命令を入力することができる。したがって、ユーザインターフェースを通して入力されるユーザの命令をＵＩサーバ１００に伝送してＵＩサーバ１００で提供するアプリケーション１５０を制御することができる。

ユーザ入力ハンドラ（Ｕｓｅｒ Ｉｎｐｕｔ Ｈａｎｄｌｅｒ）２３０は、ユーザインターフェースを通して入力されるユーザの命令を処理する役割を果たすことができる。すなわち、ＵＩクライアント２００がユーザからマウスやキーボードのような入力装置（Ｉｎｐｕｔ ｄｅｖｉｃｅ）から受信する情報を処理できるように制御することができる。

マルチメディアデータフォーマットでＭＰＥＧデータフォーマットを使用する場合、ＭＰＥＧデータ内に含まれた各々のメディアオブジェクトは、ユーザインターフェースとしての機能を実行することができる。また、マルチメディアデータフォーマットに含まれた場面記述は遠隔装置の機能を制御できる制御命令を含み得る。したがって、ユーザ入力ハンドラ２３０は、場面記述に記述された制御命令を呼び出ししてＭＰＥＧフォーマットのユーザインターフェースに対応される遠隔装置の機能を制御することができる。

図３に示す各々の構成要素は、一種の「モジュール」で構成され得る。前記「モジュール」は、ソフトウェア、Ｆｉｅｌｄ Ｐｒｏｇｒａｍｍａｂｌｅ Ｇａｔｅ Ａｒｒａｙ（ＦＰＧＡ）または注文型半導体（Ａｐｐｌｉｃａｔｉｏｎ Ｓｐｅｃｉｆｉｃ Ｉｎｔｅｇｒａｔｅｄ Ｃｉｒｃｕｉｔ、ＡＳＩＣ）のようなハードウェアの構成要素を意味し、モジュールはある役割を果たす。しかし、モジュールは、ソフトウェアまたはハードウェアに限定される意味ではない。モジュールは、アドレッシングできる保存媒体にあるように構成されることもでき、一つまたはそれ以上のプロセッサを実行させるように構成されることもできる。したがって、一例としてモジュールは、ソフトウェアの構成要素、オブジェクト指向ソフトウェアの構成要素、クラスの構成要素およびタスクの構成要素のような構成要素と、プロセス、関数、属性、プロシーザ、サブルーチン、プログラムコードのセグメント、ドライバ、ファームウェア、マイクロコード、回路、データ、データベース、データ構造、テーブル、アレイ、および変数を含む。構成要素とモジュールから提供される機能はさらに小さい数の構成要素およびモジュールに結合されたり追加的な構成要素とモジュールでさらに分離したりすることができる。

前記のように構成される本発明の一実施形態による遠隔制御方法を説明するとのとおりである。

図４は、本発明の一実施形態による遠隔制御装置でマルチメディアデータフォーマットのユーザインターフェースを生成する方法を示す順序図である。

先ず、遠距離にある装置を制御するため、ユーザはＵＩコントロールポイント３００を通して制御しようとするＵＩサーバ１００およびＵＩクライアント２００を検索する（Ｓ４０１）。例えば、ＵＩサーバ１００がＵＰｎＰ装置であるとすれば、ユーザはＵＰｎＰコントロールポイントを利用してＵＰｎＰ探索（Ｄｉｓｃｏｖｅｒｙ）過程を通してＵＩサーバ１００を発見することができる。一般的に、ＵＩクライアント２００とＵＩコントロールポイント３００は物理的に一つの装置で構成されていることができる。このような場合にはＵＩクライアント２００を見つける過程は省略することができる。

ＵＩサーバ１００とＵＩクライアント２００を見つけた後、ＵＩクライアント２００は、ネットワークを通して自身のデバイスプロファイル情報をＵＩサーバ１００に伝送することができる（Ｓ４０２）。これはＵＩクライアント２００がＵＩサーバ１００からユーザインターフェースの伝送を受けるとき、ＵＩクライアント２００で最適化された状態でユーザに表示できるようにするためである。ＵＩサーバ１００は、ＵＩクライアント２００のデバイスプロファイル情報を受けてデバイスプロファイルハンドラ１３０を通して性能マッチ作業（Ｃａｐａｂｉｌｉｔｙ Ｍａｔｃｈｉｎｇ）をすることができる（Ｓ４０３）。また、性能情報による最適のユーザインターフェース情報を生成してＵＩクライアント２００に伝送することができる（Ｓ４０４）。

一方、図示していないが、本発明のまた他の実施形態による遠隔制御装置によれば、マルチメディアデータフォーマットとしてのＭＰＥＧデータフォーマット内に含まれたベクターグラフィック基盤の場面記述情報を使用することができる。したがって、図４のような別途の性能マッチ作業をせずにもＵＩクライアント２００の解像度に合わせて自動で最適のユーザインターフェースを提供することもできる。

図５は、本発明の一実施形態による遠隔制御装置でマルチメディアデータフォーマットのユーザインターフェースを伝送して出力する方法を示す順序図である。

ＵＩクライアント２００にユーザインターフェースを伝送する前に、ＵＩサーバ１００のエンコーダ１１０は動的に構成されたユーザインターフェースをマルチメディアデータフォーマットでエンコードすることができる（Ｓ５０１）。一方、伝送されるユーザインターフェースはマルチメディアコンテンツとして、ＭＰＥＧ（Ｍｏｖｉｎｇ Ｐｉｃｔｕｒｅ Ｅｘｐｅｒｔ Ｇｒｏｕｐ）などのようなフォーマットのデータとして見ることができる。

そして、ＵＩサーバ１００のストリーミングサーバ１２０は、エンコードを終えたマルチメディアデータフォーマットのユーザインターフェースをマルチメディアストリーミング方式でＵＩクライアント２００に伝送することができる（Ｓ５０２）。

また、ＵＩクライアント２００のデコーダ２１０は、ＵＩサーバ１００から伝送されたマルチメディアデータフォーマットのユーザインターフェースをデコードすることができる（Ｓ５０３）。デコードが終わったユーザインターフェースはレンダリングデバイスによってマルチメディアデータフォーマットに含まれた場面記述を利用してレンダリングすることができる（Ｓ５０４）。

さらに、ＵＩ出力部は、デコーディングおよびレンダリングが終わったユーザインターフェースをユーザに出力する役割を果たすことができる（Ｓ５０５）。

図６は、本発明の一実施形態による遠隔制御装置でマルチメディアデータフォーマットのユーザインターフェースを通して遠隔装置を制御する方法を示す順序図である。

ユーザは、ＵＩ出力部から出力されるユーザインターフェースを通して制御命令を入力することができる（Ｓ６０１）。ユーザはＵＩ出力部でメニューアイテムを確認し、マウスやキーボードのような入力装置を通して必要なメニューにより制御命令を入力することができる。

また、ユーザ入力ハンドラ２３０は、ユーザインターフェースを通して入力されるユーザの命令を処理する役割を果たすことができる（Ｓ６０２）。すなわち、ＵＩクライアント２００がユーザからマウスやキーボードのような入力装置（Ｉｎｐｕｔ ｄｅｖｉｃｅ）から受信する情報を処理できるように制御することができる。

ユーザがユーザインターフェースを通して入力した制御命令を処理すると、ユーザの命令は、ストリーミング方式、すなわちアップストリーミング（Ｕｐｓｔｒｅａｍ）方式によってＵＩサーバ１００のストリーミングサーバ１２０に伝送され得る（Ｓ６０３）。一方、ストリーミングサーバ１２０は、ＵＩクライアント２００でユーザインターフェースを通して入力されるユーザの命令を受けてＵＩサーバ１００から提供されるアプリケーション１５０を制御できるようにすることができる（Ｓ６０４）。すなわち、ＵＩサーバ１００は伝達された情報を分析してユーザの所望する制御命令を読み取りＵＩサーバ１００で提供するアプリケーション１５０に再びその情報を伝送して該当装置を制御することができる。

本発明が属する技術分野の通常の知識を有する者は、本発明が、その技術的思想や必須の特徴を変更しない範囲で他の具体的な形態で実施され得ることを理解することができる。したがって、以上で記述した実施形態はすべての面で例示的なものであり、限定的ではないものと理解しなければならない。本発明の範囲は、上記詳細な説明よりは後述する特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲の意味及び範囲そしてその均等概念から導き出されるすべての変更または変形された形態が本発明の範囲に含まれると解釈されなければならない。

Claims (22)

1. ユーザインターフェース（Ｕｓｅｒ Ｉｎｔｅｒｆａｃｅ）をマルチメディアデータフォーマットでエンコード（Ｅｎｃｏｄｉｎｇ）するエンコーダ、および
   前記エンコードされたユーザインターフェースをマルチメディアストリーミング方式で遠隔のクライアントに伝送するストリーミングサーバを含むユーザインターフェースサーバ。
2. 前記ストリーミングサーバは、前記ユーザインターフェースを通して入力されるユーザの命令を受けてアプリケーションを制御する請求項１に記載のユーザインターフェースサーバ。
3. 前記遠隔のクライアントの性能（Ｃａｐａｂｉｌｉｔｙ）情報を含むデバイスプロファイル（Ｄｅｖｉｃｅ Ｐｒｏｆｉｌｅ）の伝送を受けて前記性能情報による最適のユーザインターフェース情報を生成するデバイスプロファイルハンドラをさらに含む請求項１に記載のユーザインターフェースサーバ。
4. 前記マルチメディアデータフォーマットは、ＭＰＥＧ（Ｍｏｖｉｎｇ Ｐｉｃｔｕｒｅ Ｅｘｐｅｒｔｓ Ｇｒｏｕｐ）データフォーマットである請求項１に記載のユーザインターフェースサーバ。
5. 前記ＭＰＥＧデータフォーマット内に含まれたベクターグラフィック（Ｖｅｃｔｏｒ Ｇｒａｐｈｉｃ）基盤の場面記述（Ｓｃｅｎｅ Ｄｅｓｃｒｉｐｔｉｏｎ）情報を使用し最適のユーザインターフェース情報を生成する請求項４に記載のユーザインターフェースサーバ。
6. 遠隔のサーバから伝送されたマルチメディアデータフォーマットのユーザインターフェースをデコード（Ｄｅｃｏｄｉｎｇ）するデコーダ、および
   前記デコードされたユーザインターフェースをユーザに出力するユーザインターフェース出力部を含むユーザインターフェースクライアント。
7. 前記デコードされたユーザインターフェースを通して入力されるユーザの命令を前記遠隔のサーバに伝送して前記遠隔のサーバを制御する請求項６に記載のユーザインターフェースクライアント。
8. 前記デコードされたユーザインターフェースを通して入力されるユーザの命令を処理するユーザ入力ハンドラをさらに含む請求項７に記載のユーザインターフェースクライアント。
9. 前記ユーザインターフェース出力部の性能情報を含むデバイスプロファイルを保存するデバイスプロファイル保存部をさらに含む請求項６に記載のユーザインターフェースクライアント。
10. 前記デコーダは、前記デコードされたユーザインターフェースをレンダリング（Ｒｅｎｄｅｒｉｎｇ）するレンダリングデバイスを含む請求項６に記載のユーザインターフェースクライアント。
11. 前記レンダリングデバイスは、前記マルチメディアデータフォーマットに含まれた場面記述（Ｓｃｅｎｅ Ｄｅｓｃｒｉｐｔｉｏｎ）情報を利用して前記デコードされたユーザインターフェースをレンダリングする請求項１０に記載のユーザインターフェースクライアント。
12. 前記マルチメディアデータフォーマットは、ＭＰＥＧデータフォーマットである請求項６に記載のユーザインターフェースクライアント。
13. マルチメディアデータフォーマットのユーザインターフェースを伝送するユーザインターフェースサーバと、
    前記ユーザインターフェースを表示し、ユーザ命令の入力を受けて前記ユーザインターフェースサーバを制御するユーザインターフェースクライアントを含む遠隔制御装置。
14. 前記ユーザインターフェースサーバは、
    前記ユーザインターフェースを前記マルチメディアデータフォーマットでエンコードするエンコーダ、および
    前記マルチメディアデータフォーマットのユーザインターフェースをマルチメディアストリーミング方式に伝送するストリーミングサーバを含む請求項１３に記載の遠隔制御装置。
15. 前記ユーザインターフェースクライアントは、
    前記マルチメディアデータフォーマットのユーザインターフェースをデコードするデコーダ、および
    前記ユーザインターフェースをユーザに出力するユーザインターフェース出力部を含む請求項１３に記載の遠隔制御装置。
16. 前記ユーザインターフェースサーバは、前記ユーザインターフェースクライアントの性能情報を含むデバイスプロファイルを伝送されて前記性能情報による最適のユーザインターフェース情報を生成する請求項１３に記載の遠隔制御装置。
17. 前記マルチメディアデータフォーマットは、ＭＰＥＧデータフォーマットである請求項１３に記載の遠隔制御装置。
18. 前記ユーザインターフェースサーバは、ＭＰＥＧデータフォーマット内に含まれたベクターグラフィック基盤の場面記述情報を使用して最適のユーザインターフェース情報を生成する請求項１７に記載の遠隔制御装置。
19. ユーザインターフェースサーバがマルチメディアデータフォーマットのユーザインターフェースをユーザインターフェースクライアントに伝送する（ａ）ステップと、
    前記ユーザインターフェースクライアントで前記ユーザインターフェースを表示する（ｂ）ステップ、および
    前記ユーザインターフェースを通して入力されるユーザの命令を前記ユーザインターフェースサーバに伝送して前記ユーザインターフェースサーバを制御する（ｃ）ステップと、を含む遠隔制御方法。
20. 前記（ａ）ステップは、
    前記ユーザインターフェースを前記マルチメディアデータフォーマットでエンコードするステップ、および
    前記エンコードされたユーザインターフェースをマルチメディアストリーミング方式で前記ユーザインターフェースクライアントに伝送するステップを含む請求項１９に記載の遠隔制御方法。
21. 前記（ｂ）ステップは、
    前記マルチメディアデータフォーマットのユーザインターフェースをデコードするステップ、および
    前記デコードされたユーザインターフェースをユーザに出力するステップを含む請求項１９に記載の遠隔制御方法。
22. 前記ユーザインターフェースサーバが前記ユーザインターフェースクライアントの性能情報を含むデバイスプロファイルの伝送を受けて前記性能情報による最適のユーザインターフェース情報を生成するステップをさらに含む請求項１９に記載の遠隔制御方法。

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