JP2010520126A - 液状の製品の処理および浄化のための装置 - Google Patents

Abstract

蒸留酒製造業に関する発明である。本発明は、フィルターをカートリッジの全体に配置し、そして、フィルター材の均等な目孔を通して液状の製品を流すことによって、ウォッカ（蒸留酒）の純度を効率的に上げることを可能としている。
【選択図】図１

Description

本願発明は、ボトルから注がれるウォッカ（蒸留酒）の一部を、それが飲まれる前に、消費者自身によって、個別に処理および浄化する方法に関するものであり、また、当該方法は、蒸留酒製造業において、ボトル詰めされたウォッカの処理および浄化のために、実行され得るものである。

液状の製品を処理および浄化するための装置は存在しており（参照：米国特許６，１９３，８８６号、２００１年２月２７日）、そしてそれは、弾性ボトルのネック部に接続可能な本体部と、その中に位置するフィルターと、開放バルブを備えた供給部とからなるカートリッジを備えている。

米国特許第６，１９３，８８６号

既存の装置の欠点は、製品の浄化の低効率性にあり、それは、浄化の不規則性によって引き起こされる。なぜなら、異なる量の液体が、フィルター材の異なる大きさの目を通り抜けるからである。また同様に、ボトルのネック部の切断面の不合理な使用による。

本願発明によってなされる技術的結果は、前記欠点を解消するものである。

前述した結果は以下によって達成される。
液状の製品の処理および浄化するための装置であって、中央の空気供給部を有する弾性ボトルのネック部に接続可能な本体部と、その中に位置するフィルターと、開放バルブを有する封入要素と、からなるカートリッジを備えており、該フィルターは、本体の内部表面に固定され、開放バルブは、外向き開口のオリフィスの領域において空気供給部に固定されている。フィルターは、連続する荒い目のフィルター材、吸着物質またはその混合物、および、細い目のフィルター材によって形成されている。本体の外向き開口のオリフィスは散布部を有している。カートリッジを、ボトルのネック部から外れさせないロックによって、本体は、ボトルのネック部に接続される。装置には、本体に螺着される装飾キャップが装着され得る。

本願発明における、ボトルのネック部に接続されたカートリッジを備える装置を表す図。 本願発明における、ボトルのネック部に圧入された装置の別の態様を表す図。

本願発明の本質は図に表されている。

図1は、ボトルのネック部に接続されているカートリッジを備える装置を表している。カートリッジは、カートリッジが外れることを防ぐ、ロック３でボトル２のネック部に螺着するための装着部を備える本体部１と、外向き開口のオリフィスに配置されている散布部４と、装飾キャップをネジで取り付けるための、外面５上のネジ山と、連続する荒い目のフィルター材７、吸着物質８および細かい目のフィルター材９からなるフィルターとを備えている。

ボトルの内部のウォッカの所望の圧力を保証するための機構は、弾性物質のボトルの本体部と、カートリッジの本体部の空気供給部１２の外向き開口のオリフィスの領域において密閉要素１１に一体的に結合している開放バルブ１０と、からなる。

飲まれる前に消費者によって、すでにボトル詰めされたウォッカを処理および浄化するための、個別の処理および浄化装置の操作は、本発明の特徴であるが、以下のとおりである。

後発的に密封されたウォッカのボトルは、手に取られ、装飾密閉キャップ６が回し開けられ、そして、飲み物をいれる器の上で、そのネック部が下に向けられる。ボトル内のウォッカは密閉要素１１におけるオリフィスを通して、重力の作用によって、荒い目のフィルター材７に流れ込み、それを通過し、そして、ボトル内のウォッカについて所望の処理レベルを提供する、活性炭および（または）その他の吸着物質８で満たされたカートリッジの空間に進入する。吸着物質８に浸透後、所望の量のウォッカは、ボトル２の内部における僅かな空気およびフィルター材と吸着物質とのより集合した抵抗の結果として起こる圧力の低下によって、十分な速度で、細かい目のフィルター材を通過することができない。フィルターを通してウォッカを押し出すために、使用者はボトルを圧迫し、その結果として、ウォッカの容器の内容積が減少し、圧力が増加し、ウォッカの一部が、抑制された散布部である開放ノズルを通して、ボトルから飲み物を入れる器の中に注がれる。もしそれが不十分であるなら、手はボトルの圧迫を解除し、弾性力の作用の下、元の形態に自然に広がり始め、圧力は減少し、開放バルブ１０は開き、そして、外部の空気が空気供給部１２を通して内部に吸い込まれる。ボトルの内部の圧力は均一化される。消費者は、ボトル２を繰り返し圧迫し、ボトル中の圧力が増加し、開放バルブ１０が閉まり、そして、ろ過されたウォッカは、再度、細かい目の浄化フィルターを通して処理およびろ過され、飲み物を入れる器に注がれる。当該プロセスは器が満たされるまで繰り返される。その後に、ボトルのネック部を上向きにし、内部圧力は一定になり、ボトルは、キャップを螺着することによって密閉される。必要ならば、当該操作は繰り返される。

図２は、ボトルのネック部に圧入された装置の別の態様を表している。

上述したものは、ひとつの好ましい発明の実施形態を表しているが、記述された定義に従う他の実施形態もまた本願発明の範囲であることは明らかである。

Claims (7)

1. 液状の製品を処理および浄化するための装置であって、カートリッジを含んでおり、
   当該カートリッジは、
   弾性ボトルのネック部に接続可能な本体部と、
   前記本体部中に位置するフィルターと、
   開放バルブを有する空気供給部と、からなり、
   前記本体部の内側表面に前記フィルターが取り付けられ、
   前記開放バルブは、密閉要素に一体化されており、外向き開口のオリフィスの領域において本体部に実装された前記空気供給部に固定されていることを特徴とする装置。
2. 前記フィルターが、連続する荒い目のフィルター材、吸着物質、および、細かい目のフィルター材によって形成されていることを特徴とする請求項１に記載の装置。
3. 散布部が、前記本体部の前記外向き開口のオリフィスに実装されていることを特徴とする請求項１に記載の装置。
4. ニップル状の開放バルブが空気供給経路の端部に固定されていることを特徴とする請求項１に記載の装置。
5. 前記本体部が、ロックを使用することによって、ボトルのネック部に接続されていることを特徴とする請求項１に記載の装置。
6. 装飾キャップが前記本体部に接続されていることを特徴とする請求項１に記載の装置。
7. 前記装飾キャップが、取り外し可能なリング状の開封よけキャップを有するネジ山の手段によって、前記本体部に接続されていることを特徴とする請求項６に記載の装置。

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