JP2010519558A - 掃引波長撮像光学インターロゲーションシステム及びこれを使用する方法 - Google Patents

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Abstract

掃引波長撮像光学インターロゲーションシステム及び当該システムを本明細書に記載された1または複数のバイオセンサをインターロゲーションするために使用する方法である。当該掃引波長撮像光学インターロゲーションシステムは、掃引波長光学インターロゲーション技術の上に成立し、2Dラベルフリー像が、機械的走査を実行する必要無しに、当該バイオセンサ(1または複数)の一連の高速度スペクトル像から抽出される。

Description

本出願は、米国特許出願番号第11/711,207号(出願日2007年2月27日)の利益を主張する。この文書の内容は、参照することによって本明細書に含まれる。
本発明は、掃引波長撮像光学インターロゲーションシステム及び当該システムを1または複数のバイオセンサをインターロゲーション(interrogation)するために使用する方法に関する。1つの実施例において、当該バイオセンサは、マイクロプレートのウェル内に含まれている。
今日、非接触光学センサ技術は、生物学的研究の多くの分野において使用され、増大する高精度かつ時間制約のあるアッセイ(assay)の実施に貢献している。1つの応用において、光学インターロゲーションシステムは、生物学的な物質が当該バイオセンサのセンサ領域に持ち来されたときの、屈折率の変化または光学バイオセンサの光学応答/光学共鳴の変化をモニタリングするために使用され得る。生物学的物質の存在は、物質結合、吸着等を生起したときに、当該バイオセンサの光学共鳴を変化させる。当該光学共鳴の変化は、バイオセンサを使用してラベルフリーアッセイにおける生物学的事象の直接的なモニタリングすることを可能とする。バイオセンサの例は、表面プラズモン共鳴(SPR)センサ及び導波路回折格子カプラ(WGC)センサを含む。WGCセンサの構造及び機能に関する詳細な議論は、以下の文書において提供される。
・米国特許第4,815,843号(発明名称「Optical Sensor for Selective Detection of Substances and/or for the Detection of Refractive Index Changes in Gaseous, Liquid, Solid and Porous Samples」)
・K.Tiefenthaler氏他による「Integrated Optical Switches and Gas Sensors」、Opt. Lett. 10, No. 4 pp.137-139、1984年4月
・M.Nellen氏、K.Tiefenthaler氏、W.Lukosz氏による「Integrated Optical Input Grating Couplers as Biochemical Sensors」、Sensors and Actuators、15巻、273ページ、1988年4月
これらの文書の内容は、参照することによって本明細書に含まれている。
バイオセンサをインターロゲーションすべく今日使用されている光学インターロゲーションシステムは、多くの形式を取り得、2つのさらに一般的な形式が以下に簡単に説明される。1つの場合において、光学インターロゲーションシステムは、単一の波長の大きな角度範囲を有する光ビームをバイオセンサへ送出し、当該バイオセンサからの出力ビームが、当該バイオセンサの角度応答に関するいくつかの情報を提供する。このタイプの光学インターロゲーションシステムは、一般的に、角度インターロゲーションシステムと称される。何となれば、角度検出が使用されて、バイオセンサの特定の光学応答/光学共鳴を示す出力ビーム内の支配的な角度が探索される故である。他のケースにおいて、光学インターロゲーションシステムは、波長幅を有するコリメートされた光学ビームをバイオセンサへ送出し、当該バイオセンサからの出力ビームが、当該バイオセンサの波長応答に関するいくつかの情報を提供する。このタイプの光学インターロゲーションシステムは、一般的に、スペクトルインターロゲーションシステムと称される。何となれば、出力ビームのスペクトルが解析されて、バイオセンサの特定の光学応答/光学共鳴を示す出力ビーム内の共鳴波長が探索される故である。
これらのタイプのインターロゲーションシステムは有効に働くが、バイオセンサにインターロゲーションしてバイオセンサの表面において生体分子結合事象(例えば、タンパク質への薬剤の結合)または他の事象が生起しているかどうかを判定すべく使用され得る新しくかつ改良された光学インターロゲーションシステムへの試み及びデザインの要求が未だに存在する。1または複数のバイオセンサにインターロゲーションするために掃引波長チューナブルレーザを使用する光学インターロゲーションシステムの1つが、本発明の対象である。
本発明は、掃引波長撮像光学インターロゲーションシステム及び当該システムを1または複数のバイオセンサをインターロゲーションするために使用する方法を含む。1つの実施例において、当該掃引波長撮像光学インターロゲーションシステムは、(a)チューニング範囲を有し、所定の時間幅に亘る区別可能な波長の所定のシーケンスを有する光学ビームを射出するチューナブルレーザと、(b)当該光レーザを1または複数のバイオセンサを照光(光照射)する1または複数のインターロゲーションビームに変換する照明光学系と、(c)当該照光された1または複数のバイオセンサから像を収集する撮像光学系と、(d)当該チューナブルレーザから射出された光学ビームの区別可能な波長の1つに各々が対応する一連の収集された像を取得する2D撮像デバイスと、(f)当該収集された像を受光して当該収集された像を処理し、例えば、1または複数のバイオセンサにおいて生物学的事象が生起しているかを判定するデータ処理デバイスと、を含む。
本発明のさらに完全な理解は、添付の図面とともに以下の詳細な説明を参照することによって得られるだろう。
図1は、本発明によって1または複数のバイオセンサをインターロゲーションするために使用される例示の掃引波長撮像光学インターロゲーションシステムのブロック図である。 図2から図4は、本発明による掃引波長撮像光学インターロゲーションシステム内に含まれ得る3つ例示の撮像システムのブロック図である。 図2から図4は、本発明による掃引波長撮像光学インターロゲーションシステム内に含まれ得る3つ例示の撮像システムのブロック図である。 図2から図4は、本発明による掃引波長撮像光学インターロゲーションシステム内に含まれ得る3つ例示の撮像システムのブロック図である。 図5は、本発明によって2つのバイオセンサをインターロゲーションした後に掃引波長撮像光学インターロゲーションシステムによって生成される「データキューブ」の図である。 図6A及びBは、本発明によって「データキューブ」を処理した後に掃引波長撮像光学インターロゲーションシステムによって取得されたセントロイド波長マップ及び振幅マップの各々の図である。 図6A及びBは、本発明によって「データキューブ」を処理した後に掃引波長撮像光学インターロゲーションシステムによって取得されたセントロイド波長マップ及び振幅マップの各々の図である。 図7は、本発明による例示の掃引波長撮像光学インターロゲーションシステム内に配された2Dカメラのトリガを明らかにするために使用されるグラフである。 図8から図11は、本発明によって、例示の掃引波長撮像光学インターロゲーションシステムがマイクロプレート内に配された単一のバイオセンサにインターロゲーションした後に得られた様々な像及びグラフである。 図8から図11は、本発明によって、例示の掃引波長撮像光学インターロゲーションシステムがマイクロプレート内に配された単一のバイオセンサにインターロゲーションした後に得られた様々な像及びグラフである。 図8から図11は、本発明によって、例示の掃引波長撮像光学インターロゲーションシステムがマイクロプレート内に配された単一のバイオセンサにインターロゲーションした後に得られた様々な像及びグラフである。 図8から図11は、本発明によって、例示の掃引波長撮像光学インターロゲーションシステムがマイクロプレート内に配された単一のバイオセンサにインターロゲーションした後に得られた様々な像及びグラフである。 図12から図15は、本発明によって、例示の掃引波長撮像光学インターロゲーションシステムがマイクロプレート内に配された384個のバイオセンサにインターロゲーションした後に得られた様々な像及びグラフである。 図12から図15は、本発明によって、例示の掃引波長撮像光学インターロゲーションシステムがマイクロプレート内に配された384個のバイオセンサにインターロゲーションした後に得られた様々な像及びグラフである。 図12から図15は、本発明によって、例示の掃引波長撮像光学インターロゲーションシステムがマイクロプレート内に配された384個のバイオセンサにインターロゲーションした後に得られた様々な像及びグラフである。 図12から図15は、本発明によって、例示の掃引波長撮像光学インターロゲーションシステムがマイクロプレート内に配された384個のバイオセンサにインターロゲーションした後に得られた様々な像及びグラフである。
図1を参照すると、例示の掃引波長撮像光学インターロゲーションシステム100のブロック図が示されており、当該システムは、本発明に従って1または複数のバイオセンサ102をインターロゲーションすべく使用され得る(注記:バイオセンサ102は、マイクロプレート104内に配されているが如く示されている)。光学インターロゲーションシステム100は、チューナブルレーザ106、1×4スプリッタ108、パワートラッキングデバイス110、波長トラッキングデバイス112、撮像システム114及びデータ処理デバイス116を含んでいる。チューナブルレーザ106(例えば、掃引波長チューナブルレーザ106)は、光ビーム118を射出し、当該光ビーム118は、所定の時間幅に亘って区別可能な波長の所定のシーケンスを有している。例えば、チューナブルレーザ106は、チューニング範囲を有しており、当該チューニング範囲において、0.1nm/secから300nm/secのチューニング速度で、モードホップ(mode hop)の無い838nmから853nm亘るシーケンスで光学ビーム118が射出される。チューナブルレーザ106は、光ビーム118を光ファイバケーブル120内に射出するように示されており、光ファイバケーブル120は、1×4スプリッタ108に接続されているように示されている。
この実施例において、1×4スプリッタ108は、光ビーム118を受光し、当該光ビーム118を4つの別々の光ファイバケーブル120a、120b、120c及び120d内に入力する。第1の光ファイバケーブル120aは、パワートラッキングデバイス110と結合し、当該パワートラッキングデバイス110は、チューナブルレーザ106から射出された光ビーム118の変化するパワーをトラッキングする。第2の及び第3の光ファイバケーブル120b及び120cは、波長トラッキングデバイス112と結合し、当該波長トラッキングデバイス112は、チューナブルレーザ106から射出される光ビーム118の変化する波長をトラッキングする。第4の光ファイバケーブル120dは、撮像システム114と結合し、当該撮像システム114は、この例においてはマイクロプレート104のウェル内に配されている所定の数のバイオセンサ102を照光して撮像する。例示のマイクロプレート104の詳細な議論に関しては、同一出願人の米国特許出願第11/489,173号を参照する(当該出願の内容は、参照することによって本願に含まれる)。
図示されているように、撮像システム114は、照明光学系122、撮像光学系124(テレセントリック(telecentric)レンズ138等)及び2D撮像デバイス126(例えばCCD(charge coupled device)カメラ126、CMOS(complementary metal oxide semiconductor)カメラ126等)を含む。基本的には、照明光学系122は、光ビーム118を、1または複数のバイオセンサ102を照光する1または複数のインターロゲーションビーム128に変換する(この実施例において、1つのインターロゲーションビーム128が、マイクロプレート104内に配されている複数のバイオセンサ102を照光する様に示されている)。撮像光学系124は、照光されたバイオセンサ(単数または複数)102から像129を収集する。そして、2D撮像デバイス126が、チューナブルレーザ106から射出された光ビーム118の区別可能な波長の1つに各々対応する一連の収集された像129を取得する。特に、2D撮像デバイス126は、照光されたバイオセンサ(単数または複数)102の一連の画像(picture)を取得する。ここにおいて、像129の各々は、チューナブルレーザ106から射出された光ビーム118の区別可能な波長の1つに対応する。最後に、データ処理デバイス116(例えば、コンピュータ116、マイクロプロセッサ116、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)116)が、収集された像129を受信し、当該収集された像を処理し、例えば、1または複数のバイオセンサ102において生化学的反応または他の事象が存在するか否かを判定する。
4つの例示的な撮像システム114の例及びこれらの撮像システム114がどのように機能するかは、図1から図4を参照して以下で議論される。図1において、示された撮像システム114は、法線に近い約2°の入射角を有しており、照明光学系122は、光ビーム118を受光してインターロゲーションビーム128をコリメートレンズ132に向かって出力するレンズ130を含む。コリメートレンズ132は、受光したインターロゲーションビーム128をコリメートし、コリメートされたインターロゲーションビーム128をミラー/リフレクタ134へ指向せしめる。ミラー/リフレクタ134は、当該コリメートされたインターロゲーションビーム128を反射し、当該インターロゲーションビームは、ビームスプリッタ136を通過してマイクロプレート104のウェル内に配されている所定の数のバイオセンサ102を照光する。代替例として、照明光学系122は、受光した光ビームを複数のインターロゲーションビーム128に変換するようになされ得、インターロゲーションビーム128の各々は、マイクロプレート104のウェル内に配された対応するバイオセンサ102を照光することとなる。さらに、撮像システム114は、テレセントリックレンズ138を有し、当該テレセントリックレンズ138は、照光されたバイオセンサ(単数または複数)102から像129を収集すべく特に選択された視野を有する。最後に、撮像システム114は、2D撮像デバイス126(テレセントリックレンズ138に取り付けられている)を有し、当該2D撮像デバイス126は、照光されたバイオセンサ(単数または複数)102の一連の画像/像129を取得/収集する(注記:画像/像129の各々は、光ビーム118/インターロゲーションビーム128の異なった波長に対応する)。
図2を参照すると、例示の撮像システム114aが、本発明の他の実施例による傾斜した入斜角を有して示されている(注記:傾斜した入射角は、ビームスプリッタ136の必要を排除し、光学的効率を4倍向上し得る)。この実施例において、撮像システム114aは、光学レンズ130aを含む照明光学系122aを有し、当該光学レンズ130aは、光ビーム118を受光し、インターロゲーションビーム128をコリメートレンズ132aに向けて所定の角度で出力する。コリメートレンズ132aは、インターロゲーションビーム128を受光し、マイクロプレート104のウェル内に配された所定の数のバイオセンサ102を照光するコリメートされたインターロゲーションビーム128を出力する。代替例として、照明光学系122aは、受光された光ビーム118を複数のインターロゲーションビーム128に変換するようになされ得、インターロゲーションビーム128の各々は、マイクロプレート104のウェル内に配された対応するバイオセンサ102に照光される。さらに、撮像システム114aは、テレセントリックレンズ138aを有し、テレセントリックレンズ138aは、所定の角度で位置決めされ、テレセントリックレンズ138aは、照光されたバイオセンサ(単数または複数)102から像129を収集すべく特に選択された視野を有する。最後に、撮像システム114aは、照光されたバイオセンサ(単数または複数)102の一連の画像/像129を取得/収集する2D撮像デバイス126a(テレセントリックレンズ138aに取り付けられている)を有する(注記:画像/像129の各々は、光ビーム118/インターロゲーションビーム128の異なった波長に対応する)。
図3を参照すると、例示の撮像システム114bが、比較的小さな設置面積を有して示されている。何となれば、照明光学系122b及び撮像光学系124bが、本発明の他の実施例に従って、テレセントリックレンズ138bの前面レンズ(またはレンズグループ)137bを共用している故である。この実施例において、撮像システム114bは、レンズ130bを含む照明光学系122bを含み、レンズ130bは、光ビーム118を受光してミラー/リフレクタ134bへ向けてインターロゲーションビーム128を出力する。ミラー/リフレクタ134bは、インターロゲーションビーム128を反射し、当該インターロゲーションビーム128は、ビームスプリッタ136bを通過してテレセントリックレンズ138bの前面レンズ(またはレンズグループ)137bへ進行する。前面レンズ(またはレンズグループ)137bは、インターロゲーションビーム128を出力し、当該インターロゲーションビーム128は、マイクロプレート104のウェル内に配されている所定の数のバイオセンサ102を照光する。フロントレンズ(またはレンズグループ)137bは、照光されたバイオセンサ(単数または複数)102から像129を収集し、当該収集された像129をビームスプリッタ136bへ進行させる。ビームスプリッタ136bは、当該収集された像129をテレセントリックレンズ138bの背面レンズ141bへ反射する。従って、背面レンズ141bは、照光されたバイオセンサ(単数または複数)から収集された像129を前面レンズ(またはレンズグループ)137bを介して受信する。最後に、撮像システム114bは、2D撮像デバイス126b(テレセントリックレンズ138bの背面レンズ141に付随している)を含み、当該2D撮像デバイス126bは、照光されたバイオセンサ(単数または複数)102の一連の画像/像129を取得/収集する(注記:画像/像129は、光ビーム118/インターロゲーションビーム128の異なった波長に対応する)。
図4を参照すると、例示の撮像システム114cが示されており、本発明の他の実施例に従って、照明光学系122c及び撮像光学系124cがテレセントリックレンズ138cの前面レンズ(またはレンズグループ)137cを共有している。この実施例において、撮像システム114cは、レンズ130cを含む照明光学系122cを有し、レンズ130cは、光ビーム118を受光して、インターロゲーションビーム128を、ビームスプリッタ136cを経由してテレセントリックレンズ138cの前面レンズ137cに向けて出力する。テレセントリックレンズ138cの前面レンズ137cは、インターロゲーションビーム128をコリメートして、当該コリメートされたインターロゲーションビーム128をミラー/リフレクタ134cに進行させる。ミラー/リフレクタ134cは、インターロゲーションビーム128を反射し、当該反射されたインターロゲーションビーム128は、マイクロプレート104のウェル内に配された所定の数のバイオセンサ(単数または複数)102を照光可能である。ミラー/リフレクタ134cは、当該照光されたバイオセンサ(単数または複数)102の像129も受信し、像129をテレセントリックレンズ138cの前面レンズ137cを介しかつビームスプリッタ136cからそれて、テレセントリックレンズ138cのバックレンズ(またはレンズグループ)141cへ進行せしめる。背面レンズ(またはレンズグループ)141cは、当該収集された像129を2D撮像デバイス126cに向けて進行せしめる。そして、2D撮像デバイス126b(テレセントリックレンズ138bの背面レンズ141bに付随している)は、照光されたバイオセンサ(単数または複数)102の一連の画像/像129を取得/収集する(注記:画像/像129の各々は、光ビーム118/インターロゲーションビーム128の異なった波長に対応している)。
詳細な議論は、光学インターロゲーションシステム100のコンポーネント106、110、112、116,122、124及び126に関して、以下に提供される。詳細な議論は、1つの実験に関して提供され、当該実験において、光学インターロゲーションシステム100は、96ウェルマイクロプレート104の1つのウェル内に配された単一のバイオセンサ102をインターロゲーションすべく使用される。次に、詳細な説明は、他の実験に関して提供され、当該実験において、光学インターロゲーションシステム100は、384ウェルマイクロプレート104のウェル内に配された多数のバイオセンサ102をインターロゲーションすべく使用される。その後、詳細な説明は、光学インターロゲーションシステム100に関するいくつかの追加的な特徴及び機能を議論すべく提供される。
チューナブルレーザ106
好ましいチューナブルレーザ106は、掃引波長チューナブルレーザに基づく半導体ダイオードレーザである。1つの実施例において、掃引波長チューナブルレーザ106は、モードホップの無い838nmから853nmのチューニング範囲に亘ってチューニングされ得、0.1nm/secから300nm/secの範囲のチューニング速度を有する。好ましい掃引波長チューナブルレーザ106は、チューニング範囲に亘って約5mWのファイバ結合光パワー(fiber coupled optical power)を有する。さらに、好ましい掃引波長チューナブルレーザ106は、10nm未満の波長インターロゲーション範囲を有する。10nm未満の波長インターロゲーション範囲は、ラベルフリーインターロゲーションにおいて適切である。何となれば、WGCバイオセンサ102の共鳴スペクトル幅は、一般的に、約1nmに設計されるからである。
パワートラッキングデバイス110
パワートラッキングデバイス110は、チューナブルレーザ106から射出された光ビーム118の変化するパワーをトラッキングする(注記:チューナブルレーザ106のパワーは、光ビーム118の波長を変化させることによって変化する)。パワートラッキングデバイス110は、この変化するパワーをモニタリングし、当該変化するパワーは、パワー基準としてデータ処理デバイス116によって使用され、インターロゲーションされたバイオセンサ(単数または複数)102からのスペクトル出力におけるパワー変化の影響が除去される。
波長トラッキングデバイス112
波長トラッキングデバイス112は、チューナブルレーザ106から射出された光ビーム118の変化する波長をトラッキングする。1つの実施例において、波長トラッキングデバイス112は、ファイバマッハツェンダー干渉計(fiber Mach-Zehnder interferometer)140及び温度非依存エタロン(athermalized etalon)142を含む。ファイバマッハツェンダー干渉計140は、チューナブルレーザ106の動作中に、レーザ波長の瞬間値を非常に高い解像度でデコードすべく使用される。温度非依存エタロン142は、チューナブルレーザ106の動作中に、レーザ波長の正確な基準を提供すべく使用される。例えば、ファイバマッハツェンダー干渉計140は、4pmのフリースペクトル範囲(FSR)を有し得る。そして、温度非依存エタロン142は、200pmのFSR及び100のフィネス(finesse)を有し得る。
チューナブルレーザ106から射出された光ビーム118の変化する波長をトラッキングすべく使用され得る他の方法は、分散素子をインターロゲーションビーム128の光学経路内、例えばバイオセンサ102内またはバイオセンサ102近傍の回折格子に配し、2D撮像デバイス126の所定の領域を使用して当該レーザの波長を検出及びモニタリングすることである。例えば、この解決方法は、バイオセンサ102の1つの近傍において、チャープ周期(period)を有する回折格子結合導波路を使用して実施されても良い。この回折格子結合導波路は、他のバイオセンサ102と同じコリメートされた照光ビーム128によって照光されるだろう。この回折格子結合導波路がチャープ周期を有している故に、光線128は、当該回折格子結合導波路の局部的な周期及びチューナブルレーザ106の波長の共鳴条件が適合するいくつかの特定の場所を除いて反射されないであろう(以下の等式を参照)。
λ=Λ(x)(Neff +/− sin(θ))
ここにおいて、λは、チューナブルレーザ106の波長であり、
Λ(x)は、回折格子結合導波路内の局部的な格子周期であり、
Neffは、回折格子結合導波路の実効屈折率であり、
θは、インターロゲーションコリメートビーム128の入射角である。
この等式において、格子の周期は回折格子結合導波路に沿った位置の関数である。従って、波長の変化は、x方向における共鳴位置を変化させるだろう。測定に使用されるのと同一の2D撮像デバイス126上の回折格子を撮像することによって、共鳴位置を測定可能であるので、波長可変光源106の波長がモニタリング可能である。
照明光学系122
照明光学系122は、通常は、インターロゲーションビーム128を生成する。インターロゲーションビーム128は、好ましくは一様でありかつマイクロプレート104の平坦な底部と合致すべく平坦な波面を有する。マイクロプレート104の底部表面が僅かに湾曲している場合、照明光学系122は、インターロゲーションビーム128のコリメートされた波面を調整してマイクロプレート104の湾曲した底面に合致させることが可能である。代替例として、照明光学系122は、個々のバイオセンサ102を照光すべく使用可能な、小さなサイズの複数の平行インターロゲーションビーム128を生成可能である。どちらの場合でも、インターロゲーションビーム(単数または複数)128の入射角は、バイオセンサ(単数または複数)102の回折格子共鳴波長が、チューナブルレーザ106のチューニング範囲内にあるように選択される。
図1から図4に示されているように、インターロゲーションビーム128は、レンズ132を使用して(例えば)送出ファイバ120dから出力された光ビーム118をコリメートすることによって生成されても良い。必要ならば、レンズ132は、湾曲した表面の反射ミラーと置換され得る。さらに、インターロゲーションビーム128のサイズは、撮像光学系124の視野及び2D撮像デバイス126の焦点平面のピクセルサイズに適合せしめられる。当該撮像領域は、マイクロプレート104全体、マイクロプレート104の一部領域、マイクロスコープ送り台、センサチップ等のサイズであり得る。
撮像光学系124
撮像光学系124は、照光されたバイオセンサ(単数または複数)102から像を収集する。例えば、撮像光学系124は、例えば、エドモンドインダストリアルオプティクス(Edmund Industrial Optics)社またはオプトエンジニアリング(Opto-Engineering)社によって製造された標準マシンビジョン(machine vision)テレセントリックレンズ138であり得る(図1参照)。テレセントリックレンズ138の視野は、通常は、関心のある特定の領域(すなわち、マイクロプレート104内でインターロゲーションされるべきバイオセンサ102の数)に応じて選択される。
2D撮像デバイス126
2D撮像デバイス126(テレセントリックレンズ138に付随している)は、照光されたバイオセンサ(単数または複数)102の一連の画像/像129を取得/収集する。特に、2D撮像デバイス126は、照光されたバイオセンサ(単数または複数)102の一連の画像129を取得し、画像129の各々は、チューナブルレーザ106から射出された光ビーム118(インターロゲーションビーム128)の区別可能な波長の1つに対応している。1つの例において、2D撮像デバイス126は、2D焦点平面撮像アレイ及び当該撮像アレイ全体を同時に露出可能なグローバルシャッター(global shutter)を有するCMOSまたはCCDカメラであり得る。2D撮像デバイス126は、通常は、外部トリガ信号によって制御され、チューナブルレーザ106がチューニング範囲に亘って走査する際に、カメラ126は、チューナブルレーザ106の波長の1つに対応するスペクトル像129の各々を有する一連のスペクトル像129を取得する。スペクトル像129は、図5に示されているように「データキューブ」を形成する(注記:当該「データキューブ」内では、チューナブルレーザ106の特定の波長が、スペクトル像129の各々のタイミングによって復調され、各々のスペクトル撮像ピクセルは、インターロゲーションされたセンサスペクトルを含む)。
データ処理デバイス116
データ処理デバイス116(例えば、コンピュータ116、マイクロプロセッサ116、FPGA116)は、収集された像129(「データキューブ」)を受信し、処理ソフトウェア及びデジタルフィルタを使用して、当該収集された像(「データキューブ」)を自動的に処理して(例えば):(1)1または複数の照光されたバイオセンサ102において生化学的反応または他の事象が生起しているか否かを判定する;(2)バイオセンサ102の各々におけるセンサ領域(1または複数)及び/または基準領域(単数または複数)を探索する;(3)照光されたバイオセンサ(単数または複数)102の各々における不良領域を除去する;及び/または(4)照光されたバイオセンサ(単数または複数)102の各々における界面化学の均一性及びターゲット分子固定化をキャリブレーションする(注記:光学的界面によるコヒーレント干渉は、デジタルフィルタを使用することによって除去可能である)。必要ならば、データ処理デバイス116は、例えば、バイオセンサ102におけるセンサ領域及び基準領域の位置に関する予備的知識によって複数の撮像領域(ピクセル)を一緒に区分けする。このモードにおいて、複数のピクセルは、単一の検出器として一緒にグループ化され、センサスペクトル/画像の数は、区分けされた領域の数まで減少させられる。これによって、データ処理は、非常に単純化される。
1つの実験において、データ処理デバイス116は、2つのバイオセンサ102に関連する図5に示された「データキューブ」を処理し、セントロイド波長マップ(図6A)及び振幅マップ(図6B)を生成する(注記:撮像領域は、この例においては区分けされていない)。これらのバイオセンサ102の各々は、半分の表面を厚い導波路でコーティングされ、他の半分の表面を通常の導波路でコーティングされている。さらに、バイオセンサ102が配されているマイクロプレート104内のウェルは、水で満たされている。2Dマップの両方におけるx軸及びy軸は、2Dカメラ126内のピクセルのアレイに対応し、ピクセルの各々はスペクトルを含み、これらのスペクトルの全てのセントロイド波長及びピーク振幅が2Dマップ内に示されている。これらのマップにおいて、両方のバイオセンサ102の結果的な共鳴波長が、約3nm異なったことがわかる。明らかなように、バイオセンサ102の各々に対する応答を識別すべく使用されるこの2Dマッピング処理は、大量の並列処理操作を伴う。
特定のインターロゲーション用途のために1Hzのデータレートを達成する必要があるならば、チューナブルレーザ106の順次走査及び2D撮像デバイス126による全てのスペクトル像129の順次取得は、1秒間で達成される必要がある。この要求は、十分に、市場入手可能なチューナブルレーザ106の現在の能力内である。もちろん、この問題に関するこの能力または任意の他のデータレートを満足すべく、所望の波長サンプリングポイントの数が2D撮像デバイス126のフレームレートを決定するだろうことが理解されるべきである。例えば、単一のチューニングシーケンスの間に500個の波長サンプルを取得することを望む場合、カメラフレームレートは、500フレーム毎秒の速度が必要である。バスラー(Basler)社のA504k等のCMOSカメラ126は、フルの1024×1208ピクセルフォーマットで500fpsを達成可能である(注記:部分的な像領域を取得する場合さらに高いフレームレートが可能である)。1Hzのデータレートを達成する必要の無い用途においては、むしろCCDカメラまたは比較的低価格なCMOSカメラのようなさらに遅いカメラ126が使用され得る。
データ処理デバイス116は、区分ベースの像処理を使用する際に大量のデータを処理しなければならず、ピクセルベースの像処理を使用する際にはさらに多くのデータを処理しなければならない。この量のデータの処理に使用され得る1つのタイプのデータ処理デバイス116は、フィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)であり、FPGAは、大量の並列論理動作を実行することが可能である。実際、FPGA116は、ピクセル区分、スペクトルフィルタリング、デジタルフィルタリング、及び、セントロイド計算を含む2D像処理(これによって、ピクセル各々のセントロイド波長が取得される)の実行に使用可能である。必要ならば、FPGA116は、2D撮像デバイス126内に直接的に組み込まれていても良い。
例示の光学インターロゲーションシステム100
図1のような構成を有する光学インターロゲーションシステム100が、製造されてテストされた。光学インターロゲーションシステム100は、波長トラッキングデバイス112を含んでおり、波長トラッキングデバイス112は、ファイバマッハツェンダー干渉計140及び温度非依存エタロン142を使用して過渡レーザ波長のリアルタイムトラッキングを行った。この構成において、マッハツェンダー干渉計140及びエタロン142の出力は、アナログ−デジタルデータ取得(DAQ)カード(特に、NIPCI 1643)へ送信され、当該カードは、16ビットの解像度で250kS/s以下の同時サンプリングレートを有している。バスラー社のA504k高速度CMOSカメラ126は、NIPCIe−1429フレームグラッバ(frame grabber)(図示せず)とともに、光学インターロゲーションシステム100内で使用された。バスラー社のA504K CMOSカメラ126は、1000fpsで動作せしめられ、関心領域は750×500ピクセルに設定された。そして、フレームグラッバは、像のデータを、CMOSカメラ126からコンピュータ116内へ直接送信した。
この構成において、当該フレームグラッバは、DAQボード(波長トラッキングデバイス112に付随している)にリアルタイムシステムインターロゲーション(RTSI)バスを介して接続され、CMOSカメラ126は、外部トリガモードで動作するように設定された。マルチファンクションDAQカードも使用され、そのカウンタ出力の1つを介してトリガパルスを生成する。RTSIバスを介して送信されるトリガパルスは、CMOSカメラ126/フレームグラッバボードのトリガに使用された。従って、CMOSカメラ126は、DAQカードのトリガパルスの制御によってプログラム調整可能なフレームレートを有している。このように、チューナブルレーザ106が走査を開始する際、マッハツェンダー干渉計140出力、エタロン出力は、同時に取得されてCMOSカメラ126のトリガに使用される。図7は、実験データを示すグラフであり、マッハツェンダー干渉計140及びエタロン142の各々からのアナログ出力702及び704は、同時に取得されかつカメラのトリガパルス706を示した。カメラ126は、カウンタパルス706の立ち上がりエッジによってトリガされた。この例において、フリンジカウント(fringe counting)アルゴリズムが使用されて、時間に応じたチューナブルレーザの波長が判定された。この態様において、各々の像129のタイミングは、像129各々の平均波長を計算するために使用された。フレーム各々の波長の探索の後、ピクセルの各々またはピクセルグループは、センサスペクトルが、最後のセントロイド波長計算の前にデジタルフィルタリングを経て寄生干渉フリンジが除去される態様で処理されることが可能であった。このタイプの処理は、本願と同一出願人の米国特許出願第60/781,397号(出願日2006年3月10日、発明名称「Optimized Method for LID Biosensor Resonance Detection」)において議論された。当該文書の内容は、参照することによって本明細書に包含される。
この実験において、CMOSカメラ126が500fpsで動作せしめられている場合のデータ取得時間は、通常は1秒であった。コンピュータ116は、「データキューブ」を形成する像129のスタックを生成した(例えば、図5を参照)。コンピュータ116は、2つの異なった方法を使用して「データキューブ」を処理可能である。第1の方法は、ピクセル区分けに基づくものであり、それによって、ソフトウェア内で複数の関心領域(ROI)が形成され、ピクセルがROI各々において平均化されてチャンネルが形成される。例えば、フルプレート測定システムにおいて、768個のROIが生成され、基準領域及びサンプル領域を有するバイオセンサ102を含んだウェルの各々に対して2つのROIが形成された。この特定のタイプのバイオセンサ102についての詳細な議論に関して、本願と同一出願人による米国特許出願第10/027,509号(出願日2004年12月29日、発明名称「Method for Creating a Reference Region and a sample Region on a biosensor and the Resulting Biosensor」)を参照する。当該文書の内容は、参照することによって本願に包含される。
第2のアプローチは、ピクセルの各々をセンサチャンネルとして扱う。これは本当の意味でのラベルフリー撮像であるが、コンピュータ116に対する計算集中になり得る。この方アプローチにおいて、コンピュータ116は、像のデータを保存してオフライン状態でそれを処理する必要があり得る。しかし、議論は、1秒未満のデータ処理時間を達成する様々な方法を説明すべく以下に提供される。
単一ウェル−−光学インターロゲーションシステム100
光学インターロゲーションシステム100が使用されて、96ウェルマイクロプレート104の1つのウェル内に配された単一のバイオセンサ102がインターロゲーションされ、システムノイズ及び解像度が調査される。撮像システム114は、2つの近赤外線(NIR)アクロマートレンズ(achromat)を有し、当該レンズの焦点距離は、それぞれ200mmと100mmとであった。このレンズセットは2×撮像システム114を形成した。そして、像平面内の1つのピクセルは、バスラー社のA504Kカメラ126の物体空間における6μmに相当した。ファイバコリメータは、焦点距離75mmのレンズ132を使用して組み立てられた。この特定の光学インターロゲーションシステム100は、3×3mmの視野を有するようにデザインされ、当該視野は、96ウェルマイクロプレート104の1つのウェル内に配された単一回折格子バイオセンサ102のサイズである。必要ならば、光学インターロゲーションシステム100は、柔軟に構成されて、96ウェル、384ウェルまたは1536ウェルマイクロプレート全体を、TMまたはTEインターロゲーションを使用して測定可能である。
この実験において、光学インターロゲーションシステム100は、10nmのチューニング範囲を有するチューナブルレーザ106及びバスラー社のA504kカメラ126を使用し、当該カメラ126は、1セットの像を500fpsで取得する様に設定され、500fpsでは、データ取得を1秒以内に達成可能である。コンピュータ116は、ピクセルベースの処理を使用して、取得された「データキューブ」を処理して共鳴波長及び共鳴振幅を判定した。水に満たされた1つのウェル内のバイオセンサ102の振幅マップは、図8A及び図8Bに示されている。図8A及び図8Bにおいて、バイオセンサ102は回折格子欠陥を有し、当該欠陥は、振幅像において容易に見ることができる。これらのタイプの回折格子欠陥は、原盤(master)における傷によってしばしば生起し、欠陥のパターンは、マイクロプレートからマイクロプレートへと繰り返される傾向がある。この実験において、バイオセンサ102の底部が、図8Aの下部に示されている様に、共鳴波長において広がった縞(streak)パターンを有することがしばしば観測される。この影響は、光学クロストークに関連すると考えられている。しかし、近傍のウェルの遮断は全く変化を生まなかった。結合領域が入射ビーム128からマスキングされた場合、図8Bからわかるように、当該縞は消滅した。これらの観察結果は、マイクロプレート104上のエポキシ領域からの散乱光が、バイオセンサ102の導波路内で結合し得ることを示唆した。この導かれた波は、回折格子外で共鳴的に結合し、縞を形成し、当該縞の長さは、漏洩波の結合長さに一致する。結合距離(coupling distance)は、約216μmと測定された。
バイオセンサ102の回折格子エッジからの結合距離に関する物理特性をさらに知るためにバイオセンサ102の共鳴マップがプロットされ、図9Aに示されているように、底部領域内にセントロイド波長の実質的な相違を有することが分かった。このエッジ効果は、アーティファクト(artifact)であり得る。何となれば、エバネッセント波は、最初の200μmの伝搬距離内に完全には広がっていなかった故である。この仮定を確認するために、回折格子スペクトルが、バイオセンサ102内の回折格子の底部端からエバネッセント波の伝搬方向に沿って比較された。図9Bは、漏洩波の伝搬方向に沿って隣接するピクセルの列によって測定された回折格子スペクトルのプロットであって、当該漏洩波は、当該回折格子スペクトルの連続的な変化を表し、最下のスペクトルは、バイオセンサ102の底部端に対応し、最上のスペクトルは、バイオセンサ102の底部端から216μmにある。図示されているように、ウェルによって決まる共鳴は、150μmの伝搬後まで形を表さない。
この150μmの結合距離は、漏洩波伝搬方向における像解像度を制限する。直交する方向において、当該像解像度は、従来のマイクロスコープの像解像度に達し得る。このことは、なぜこれらの振幅マップの底部内の欠陥が全て縞として現れるかを明らかにする。解像度を向上させるために、バイオセンサ102は、TE偏波でインターロゲーションされ得、TE偏波は、結合距離を200μmから約20μmまで減少させる。さらに、バイオセンサ102内の回折格子のエッチング深さを増加させて、さらに結合距離を減少させることも可能である。しかし、当該エッチング深さの増加においては、共鳴が広がってしまうというトレードオフの関係が存在し、ベースラインノイズがそれによって増大するであろう。
共鳴波長像内のノイズレベルを測定するために、2セットのデータが、個別の条件で別々に5分間取得される。これら2つの測定の2D共鳴波長像の相違で、ノイズの集合体(ensemble)を得た。この一連の異なった波長像は、図10に示され、この像は1.8pm毎ピクセルのノイズレベル(これは1pmのショットノイズに相当する)を示す。この結果は、バスラー社のA504kカメラ126の低ノイズ性能を実証した。それに比べて、従来フォトダイオードの非像ベース光学インターロゲーションシステムは、フォトダイオード及び増幅電子部品を密集して設けられない故に約10倍のショットノイズで動作する。
この光学インターロゲーションシステム100は、サンプル領域及びピンプリント基準領域を有するバイオセンサ102のインターロゲーションにも使用される。図11Aは、波長マップの像であり、当該マップはピンプリント基準領域を詳細に表している(波長マップの下部を参照)。90%の密集度を有するセルアッセイプレートも、この光学インターロゲーションシステム100を使用してインターロゲーションされ、その結果の波長マップは、図11Bに示されている。この特定の解像度は、個別のセルを分解するためには十分ではなかったが、この波長マップは、良好な均一性を有していた(注記:セル密集度がウェルのエッジにさらに近づいたことが見て取れる)。
フルプレート−−光学インターロゲーションシステム100
384ウェルマイクロプレート104をインターロゲーションするための特定の実験において使用される光学インターロゲーションシステム100は、図1に示されているように構成されている。光学インターロゲーションシステム100は、チューナブルレーザ106(チューニング幅10nm)、バスラー社のCMOSカメラ126(500fps)及びエドモンド社のテレセントリックレンズ138(0.08xの拡大率及び160mmの入力アパチャー)を使用した。照明光学系122は、1メートルの焦点距離を有するJMLオプティカル社(JML)のプラノコンベックス(plano-convex)レンズ132並びに1メートルの焦点距離に調整可能な2つの折り返しミラー(folding mirror)134及び136を含むこととした。
光学インターロゲーションシステム100は、プログラム生成された768の関心領域(ROI)に従って384ウェルマイクロプレートの全てをカバーする視野を有し、ROIの各々は、回折格子のサイズの半分(2×1mm)に相当しかつバスラー社のCMOSカメラ126における13×6ピクセルを使用した。この特定の構成は、マイクロプレート104全体内のバイオセンサ104の各々に対するウェル内参照を許容した。この実験において、データ処理ユニット116は、ROIの各々に対してピクセルを平均化し、データ処理時間を短縮した。この光学インターロゲーションシステム100によって測定された384ウェルマイクロプレート104の波長マップ及び振幅マップは、図12A及び図12Bに各々示されている。図12Aに示されているように、マイクロプレート104の波長均一性は、2.5nmよりも良好であった。図12Bに示された測定された振幅分布は、アポダイジング階調フィルタが使用されてガウスインターロゲーションビーム128が平坦化されたにもかかわらず、光強度の均一性がむしろ低いことを示している。過度の非均一性は、エドモンド社のテレセントリックレンズ138内のコーティングの角度依存性の故と考えられている(注記:オプトエンジニアリング社のテレセントリックレンズ138または他のタイプのレンズは、光学インターロゲーションシステム100内での使用にさらに適切であろう)。
この光学インターロゲーションシステム100のベースラインノイズも、100回の連続的な取得が行われた後に測定された。図13Aは、ベースラインノイズを示しており、当該ベースラインノイズは、光強度の非均一性と相互に非常に関連している分布を有し、384ウェルマイクロプレート104の外側エッジ内のウェルが、比較的高いベースラインノイズを有している。図13B及び図13Cは、各々が自己参照ベースラインノイズ及び非参照ベースラインノイズを示すヒストグラムである。図から明らかなように、自己参照ベースラインノイズは、非参照ベースラインノイズよりも低い。特に、当該自己参照ベースラインノイズは、0.2pmのノイズレベル中央値を有し、これは、ROI内のピクセル数の3乗根によって割られた1.8pmの単一ピクセルノイズに全く等しい。存在する僅かな異常値は、欠陥ウェルの故であった。エドモンド社のテレセントリックレンズ138をOE社のテレセントリックレンズ(または同様のテレセントリックレンズ)と置換することで、ビームの均一性を向上させ、ノイズレベルをさらに低くかつさらに一定にすべきである。
この実験において、データ処理デバイス116は、共鳴波長近傍の像を合計することによってスペクトル像のスタックを処理した。単一のインターロゲーションシステム100において実行されたのと同様に、スペクトル像は、ピクセル毎ベースで処理された。結果として得られ、寄生欠陥フリンジを持たなかった波長像及び振幅像は、図14A及び14Bにそれぞれ示されている。波長像は、マイクロプレート104の最初及び最後の行に配されているウェルが、高いウェル内波長傾斜を示したことを表している。その一方で、振幅像は、マイクロプレート104の第1列内の欠陥のあるウェルを明確に識別している(注記:これらの欠陥は、マイクロプレートを製造するのに使用されたマスタによって生じたものである)。図示されているように、2D像は、ROIベースの検出を可能とすべく欠陥を識別するため及び正確な位置を生成するために有用であり得る。この能力は、ピンプリントされたウェル内参照の用途に対して特に重要である。
必要ならば、光学インターロゲーションシステム100は、迅速にマシンビジョンシステムに転換され得る。これは、照明システムをファイバ結合広帯域光源となるように構成して、スペクトル像をインターロゲーションすることによってなされ、当該転換によって、例えば、マイクロプレート104の位置アラインメント又はオンライン検査が可能となる(図15参照)。さらに、光学インターロゲーションシステム100によって実行され得る他の重要な光学撮像モダリティ(imaging modality)は、蛍光撮像である。これを可能とするために、光学インターロゲーションシステム100は、レーザ励起光学系、蛍光フィルタ及び蛍光信号を検出するために加えられるダイクロイックミラー(dichroic mirror)を有する必要があるだろう。上述のように、掃引波長撮像光学インターロゲーションシステム100には多くの変形例が存在し、これらは、本発明の範囲内から得られる。例えば、広範な波長可変光源及びフィルタを利用可能なことによって、このスペクトル撮像技術を、SPR撮像技術において一般的に使用されている小領域センサチップをインターロゲーションすることに使用可能である。
考察/代替例
上述した光学インターロゲーションシステム100は、プレートフォーマットから独立している。従って、このような製造コスト及び保守点検に関する汎用リーダのアプローチの利益は、非常に明白である。加えて、高スループット走査(HTS)アッセイ及びキネティックアッセイ(kinetics assay)の異なった特性の故に、ROIベースの光学インターロゲーションシステム100は、これらの特定のニーズを解決するために容易に調整され得る。対照的に、ピクセルベースのインターロゲーションシステム100は、タンパク質及びペプチドのマイクロアレイのラベルフリー撮像のようなラベルフリーのマイクロアレイベースアッセイが可能である。加えて、当該ピクセルベースのインターロゲーションシステム100は、空間的に解明された情報を提供する。当該情報は、1つのラベルフリー像が使用されて、インターロゲーションされるバイオセンサ(単数または複数)102の回折格子位置、基準領域、固定化領域及び欠陥が自動的に検出される故に重要である。さらに、当該ピクセルベースの光学インターロゲーションシステム100は、高スループット撮像、キネティック撮像及び高解像度撮像フォーマットにおけるアッセイを含む細胞アッセイ用途のための新しい能力をもたらす。さらに、当該ピクセルベースの光学インターロゲーションシステム100は、市場が拡大しているハイコンテンツスクリーニング(HCS)を可能とするためにも使用され得る。
データ処理におけるボトルネックを減少させるために、光学インターロゲーションシステム100は、必要ならば、フレームグラッバを組み込むことが可能であり、当該フレームグラッバは、強力な内蔵FPGAを有してカメラ126とデータ処理デバイス116との間のインタフェースとして機能する。FPGAは、並列動作の処理において非常に効率的である。第2の可能なオプションは、FPGA及び処理電子機器をCMOSカメラ126内に密集させて統合して「スマートカメラ」とするものである。この内蔵処理に加え、FPGAアクセラレーテッドコプロセッサのような新たなコンピュータ技術が、潜在的にさらに他の代替例を提供する。さらに、64ビットオペレーティングシステムの登場は、ソフトウェア開発をさらに促進する。
光学インターロゲーションシステム100のモジュール特性は、組立及びアッセイの実行を比較的単純にする。大きな傾きの入射角において動作しなければならないSPRI及び撮像エリプソメトリシステム(imaging ellipsometry system)と違い、光学インターロゲーションシステム100のインターロゲーション角度には柔軟性があり、法線入射に近づけることも可能である。従って、光学インターロゲーションシステム100は、さらにコンパクトで、安定しかつ使用容易にすることが可能である(例えば、図2に示されたコンパクトな光学インターロゲーションシステム100を参照)。
当業者は、回折格子ベクトルに沿った光学インターロゲーションシステム100の空間解像度が、WCGバイオセンサ102の漏洩係数によって制限され得ることを容易に認識するであろう。換言すれば、漏洩係数は、導かれた波の自由空間への再結合前の伝搬距離を決定する。この問題を解決するために、必要ならば、WGCバイオセンサ内の深い回折格子構造(>50nm)が使用されて、漏洩係数が増大されて空間解像度が向上され得る。実際、100μmオーダーの空間解像度が達成可能であった。さらに、TEモードのインターロゲーションを使用することによって、光学インターロゲーションシステム100の空間解像度をさらに向上させることが可能である。
さらに、当業者は、光学インターロゲーションシステム100が、掃引波長光学インターロゲーション技術の上に成り立っていることを容易に理解するであろう。当該技術において、2Dラベルフリー像は、バイオセンサ(単数または複数)102の一連の高速度スペクトル像から、機械的走査無しに抽出される。「データキューブ」を取得するために必要な像収集速度は、1秒より速くても良く、市場入手可能な高速度CMOS撮像装置126によって達成され得る。その一方で、スペクトル「データキューブ」のリアルタイム処理は、FPGA116及びマイクロプロセッサ116によって実行可能である。加えて、光学インターロゲーションシステム100の撮像領域は、撮像レンズの拡大率の選択によって変化し得る。そして、光学インターロゲーションシステム100の視野は、標準の96、384又は1536ウェルマイクロプレートの全体と、物理的調整無しに同じ大きさになり得る。さらに、高いスペクトル解像度は、マイクロスコープ又はテレセントリックレンズを使用することで達成され得る。当該光学インターロゲーションシステムのいくつかの追加の特徴/能力は、以下の通りである。
1.光学インターロゲーションシステム100は、実務的に重要なWGCベースのバイオセンサと共存性(compatible)がある。
2.光学インターロゲーションシステム100は、好ましくは1秒以内の高速像取得及びデータ処理が可能である。
3.光学インターロゲーションシステム100は、モードホップフリーの掃引波長チューナブルレーザ106であるチューナブルレーザ106を使用しても良い。例えば、チューナブルレーザ106は、2nmから15nmのチューニング範囲を有し得、0.1nm/secから1000nm/secの間のチューニング速度を有する。
4.光学インターロゲーションシステム100は、波長トラッキングデバイス112を使用しても良く、波長トラッキングデバイス112は、1pmから100pmのフリースペクトル範囲を有するマッハツェンダー干渉計140と、温度非依存エタロン142のような波長基準デバイスとを含む。
5.光学インターロゲーションシステム100は、照明光学系122を使用しても良く、照明光学系122は、コリメートレンズ、湾曲反射ミラーまたはコリメータの積層モジュールを含む。
6.光学インターロゲーションシステム100は、撮像システム124を使用しても良く、撮像システム124は、テレセントリックレンズ及び焦点平面アレイ検出器、例えば、CMOS又はCCDの2D撮像デバイス126を含む。例えば、2D撮像デバイス126は、100fps、500fps、1000fps、2000fps等のフレームレートを有し得る。
7.光学インターロゲーションシステム100は、1または複数のWGCバイオセンサ102をインターロゲーションしても良い。WGCバイオセンサ102(通常は、10nm、50nm・・・よりも深い回折格子深さを有している)は、標準のマイクロプレートの底部内又は任意のサイズの基板内に設けられ得る。
8.光学インターロゲーションシステム100は、マイクロプレート104内のバイオセンサ102の全てに対応する撮像領域を有し得る。または、光学インターロゲーションシステム100は、マイクロプレート104内の単一のWGCバイオセンサ102(例えば、10×10mmまたは1×1mmのサイズの領域を有する)に対応する撮像領域を有し得る。
本発明のいくつかの実施例が、添付の図面において図示されかつ上述の詳細な説明において説明されてきたが、本発明は、開示された実施例に限定されず、以下の特許請求の範囲に記載されかつ定義される本発明の趣旨から逸脱することなく、多くの再構成例、変形例及び置換例が実施可能であることが理解されるべきである。

Claims (22)

  1. インターロゲーションシステムであって、
    チューニング範囲を有し、所定の時間幅に亘って区別可能な波長の所定のシーケンスを有する光ビームを射出するチューナブルレーザと、
    前記光ビームを1または複数のインターロゲーションビームに変換して1または複数のバイオセンサを照光する照明光学系と、
    当該照光された1または複数のバイオセンサからの像を収集する撮像光学系と、
    前記チューナブルレーザから射出された前記光ビームの前記区別可能な波長の1つに各々が対応する当該収集された一連の像を取得する2D撮像デバイスと、
    当該収集された像を受信して当該収集された像を処理するデータ処理デバイスと、
    を含むことを特徴とするインターロゲーションシステム。
  2. 請求項1記載のインターロゲーションシステムであって、前記チューナブルレーザから射出された前記光ビームの前記区別可能な波長をトラッキングする波長トラッキングデバイスをさらに含むことを特徴とするインターロゲーションシステム。
  3. 請求項2記載のインターロゲーションシステムであって、前記波長トラッキングデバイスが、ファイバマッハツェンダー干渉計及び温度非依存エタロンを含むことを特徴とするインターロゲーションシステム。
  4. 請求項2記載のインターロゲーションシステムであって、前記波長トラッキングデバイスが、チャープ周期を有する回折格子結合導波路を含み、前記回折格子結合導波路が、前記インターロゲーションビームの1つによって照光され、対応する像が前記2D撮像デバイスによって取得され、前記データ処理デバイスによって処理されることを特徴とするインターロゲーションシステム。
  5. 請求項1記載のインターロゲーションシステムであって、前記チューナブルレーザのパワーをトラッキングするパワートラッキングデバイスをさらに含むことを特徴とするインターロゲーションシステム。
  6. 請求項1記載のインターロゲーションシステムであって、前記チューナブルレーザが、モードホップフリーの掃引波長チューナブルレーザであることを特徴とするインターロゲーションシステム。
  7. 請求項1記載のインターロゲーションシステムであって、前記照明光学系が、前記1または複数のインターロゲーションビームの各々が、実質的に平坦な波面を有するように構成されていることを特徴とするインターロゲーションシステム。
  8. 請求項1記載のインターロゲーションシステムであって、前記照明光学系が、前記1または複数のインターロゲーションビームの各々が、前記1又は複数のバイオセンサを含むマイクロプレートの表面に適合した波面を有するように構成されていることを特徴とするインターロゲーションシステム。
  9. 請求項1記載のインターロゲーションシステムであって、前記撮像光学系が、テレセントリックレンズを含むことを特徴とするインターロゲーションシステム。
  10. 請求項1記載のインターロゲーションシステムであって、前記2D撮像デバイスが、グローバルシャッターを有するCCD(charge coupled device)カメラまたはグローバルシャッターを有するCMOS(complementary metal oxide semiconductor)カメラをさらに含むことを特徴とするインターロゲーションシステム。
  11. 請求項1記載のインターロゲーションシステムであって、前記データ処理デバイスが
    当該収集された像を受信して処理し、
    前記1または複数のバイオセンサの各々において生化学的反応が存在するか否かを判定し、
    前記1または複数のバイオセンサの各々においてセンサ領域(単数または複数)及び/または基準領域(単数または複数)を探索し、
    前記1または複数のバイオセンサの各々における欠陥領域を除去し、かつ/または、
    前記1または複数のバイオセンサの各々における界面化学の均一性及び標的分子の固定化をキャリブレーションすることを特徴とするインターロゲーションシステム。
  12. 請求項1記載のインターロゲーションシステムであって、前記1または複数のバイオセンサが、導波路回折格子カプラバイオセンサであることを特徴とするインターロゲーションシステム。
  13. 1または複数のバイオセンサをインターロゲーションする方法であって、
    所定の時間幅に亘って区別可能な波長の所定のシーケンスを有する光ビームを射出するステップと、
    前記光ビームを1または複数のバイオセンサを照光する1または複数のインターロゲーションビームに変換するステップと、
    当該照光された1または複数のバイオセンサからの像を収集するステップと、
    当該射出された光ビームの前記区別可能な波長の1つに各々が対応する一連の当該収集された像を取得するステップと、
    当該収集された像を処理するステップと、
    を含むことを特徴とする方法。
  14. 請求項13記載の方法であって、当該射出された光ビームの区別可能な波長をトラッキングするステップをさらに含むことを特徴とする方法。
  15. 請求項13記載の方法であって、光ビームを射出するチューナブルレーザのパワーをトラッキングするステップをさらに含むことを特徴とする方法。
  16. 請求項13記載の方法であって、モードホップフリーの掃引波長チューナブルレーザが使用されて前記光ビームが射出されることを特徴とする方法。
  17. 請求項13記載の方法であって、前記変換するステップが、前記1または複数のインターロゲーションビームが実質的に平坦な波面を有するように前記1または複数のインターロゲーションビームを形成するステップを含むことを特徴とする方法。
  18. 請求項13記載の方法であって、前記変換するステップが、前記1または複数のインターロゲーションビームが前記1または複数のバイオセンサを含むマイクロプレートの表面に適合するように前記1または複数のインターロゲーションビームを形成するステップを含むことを特徴とする方法。
  19. 請求項13記載の方法であって、テレセントリックレンズが使用されて、当該照光された1または複数のバイオセンサからの前記像が収集されることを特徴とする方法。
  20. 請求項13記載の方法であって、2D撮像デバイスが使用されて、当該射出された光ビームの前記区別可能な波長の1つに各々が対応する一連の当該収集された像が取得されることを特徴とする方法。
  21. 請求項13記載の方法であって、データ処理デバイスが使用されて当該収集された像が処理され、
    前記1または複数のバイオセンサの各々において生化学的反応が存在するか否かが判断され、
    前記1または複数のバイオセンサの各々におけるセンサ領域(単数または複数)及び/または基準領域(単数または複数)が探索され、
    前記1または複数のバイオセンサの各々における欠陥が除去され、かつ/または、
    前記1または複数のバイオセンサの各々における界面化学の均一性及び標的固定化がキャリブレーションされることを特徴とする方法。
  22. 請求項13記載の方法であって、前記1または複数のバイオセンサが、導波路回折格子カプラバイオセンサであることを特徴とするインターロゲーションシステム。

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