JP2010514819A - 凝固第vii因子関連ポリペプチドの皮下投与 - Google Patents

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Abstract

本発明は、第VIIa因子により冒されうる病状を処置する医薬を製造するための、第VIIa因子関連ポリペプチドの使用に関し、ここで、該医薬は皮下投与用のものである。

Description

本発明は、第VIIa因子又は第VIIa因子関連ポリペプチドにより冒されうる病状を予防又は処置する医薬を製造するための、第VIIa因子関連ポリペプチドの使用に関し、ここで、該医薬は皮下又は筋肉内投与用のものである。
血液凝固は、最終的にフィブリン血餅を生じる種々の血液成分又は因子の複合的相互作用からなるプロセスである。一般に、凝固「カスケード」と称されるものに関与する血液成分は、それ自体が活性化凝固因子である、アクチベーターの作用によりタンパク質分解酵素に転換される酵素的に不活性なタンパク質である酵素前駆体又はチモーゲンである。このような転換を受けた凝固因子は、一般に「活性因子」と称され、末尾に小文字の「a」を加えて標記される(例えば第VIIa因子)。
活性化第X因子(「Xa」)は、プロトロンビンをトロンビンに転換させるのに必要とされ、トロンビンはついでフィブリン血餅形成の最終段階としてフィブリノーゲンをフィブリンに転換する。第X因子の活性化を促進する2つの系又は経路が存在する。「内因的経路」は、血漿中にのみ存在する因子の利用を通してトロンビン形成に至る反応を意味する。一連のプロテアーゼ媒介活性化により、最終的に第IXa因子が生じ、これが、第VIIIa因子と共に、第X因子をXaに切断する。同一のタンパク質分解が、血液凝固の「外因的経路」において、第VIIa因子とその補助因子の組織因子によりもたらされる。組織因子は膜結合タンパク質であり、通常は血漿中は循環しない。しかしながら、血管破裂の際には、それは第VIIa因子と複合体化し、Ca++及びリン脂質の存在下で第X因子活性化又は第IX因子活性化を触媒しうる。ホメオスタシスにおける2つの凝固経路の相対的な重要性は明らかではないが、近年、第VII因子と組織因子が、血液凝固の調節において中枢的役割を担っていることが見出された。
第VII因子は、単鎖チモーゲンとして血液中を循環する微量の血漿糖タンパク質である。チモーゲンは触媒的に不活性である。単鎖第VII因子は、インビトロで、第Xa因子、第XIIa因子、第IXa因子又はトロンビンにより、2本鎖第VIIa因子に転換され得る。第Xa因子は、第VII因子の主たる生理学的アクチベーターであると考えられている。ホメオスタシスに関与する幾つかの他の血漿タンパク質と同様、第VII因子はその活性についてビタミンKに依存しており、これは、タンパク質のアミノ末端でクラスター化する多くのグルタミン酸残基のγ-カルボキシル化に必要とされる。これらのγ-カルボキシル化グルタミン酸は、第VII因子とリン脂質との金属結合相互作用に必要である。
チモーゲン第VII因子の活性化2本鎖分子への転換は、分子のほぼ中間に位置する内部ペプチド結合が切断されることにより生じる。ヒト第VII因子において、活性化切断部位はArg152-Ile153である。組織因子、リン脂質及びカルシウムイオンの存在下で、2本鎖第VIIa因子は、タンパク質限定加水分解により、第X因子又は第IX因子を素早く活性化させる。
組換えヒト第VIIa因子(rFVIIa)は、第VIII因子又は第IX因子に対する中和抗体を生じる血友病患者の処置に有用である活性化凝固因子である。第VIII因子及び第IX因子の投与により、重篤な血友病患者の約30%に重篤な抗体形成が生じる。rFVIIaの作用(第X因子を介した凝固系の活性化)により、体の血管区画に影響が及ぶ。現在まで、rFVIIaの投与経路は静脈内である。相対的に半減期が短い結果、投与は、通常は2.5〜3時間毎に繰り返されなければならない。投与間隔を長くすることができる、長時間持続する吸収相を有する適切なバイオアベイラビリティに至る投与の代替形態により、自己投与が可能となり、よって患者にとっての利便性が増加する。
第VIIa因子は、約50kDaの分子量を持つ糖タンパク質である。第VIIa因子は、常套的には、血友病A又はB患者に、予防的(例えば、計画されている手術を予想して)又は出血症状(bleeding episodes)に応じて、静脈内送達されている。このような静脈注射の繰り返し使用は、病気を制御するためには必要なことではあるが、副作用を起こすおそれがある。注射の繰り返しにより、注射部位の静脈が線維状になり又は閉塞され、高齢者を処置する場合は、特に緊急の問題に至るおそれがある。また、乳児/幼児/小児等、静脈が小さい場合、必要な治療的用量を注射するために、静脈に針を挿入することが医師/親にとって困難である場合がある。静脈内投与に対する更なる障害は、注入に必要な時間が長く、患者が子供の場合は問題となりかねない。
凝固第VIII因子(170-300kDa)及び第IX因子(60kDa)は、単鎖チモーゲンの形態で皮下投与されてよく、すなわちポリペプチドは、未だ活性化されていない。これらの非活性化形態は、非常に素早く分解される活性化(切断)形態よりも、さらに安定している。
第VIIa因子は、出血性疾患、特に凝固因子欠乏症に起因する出血性疾患(血友病A及びB)、又は凝固因子インヒビター、又は血友病A又はBを被っていない患者、例えばフォンウィルブランド病を被っている患者における出血性疾患を制御するための、哺乳動物、特にヒトへの投与に有用である。フォンウィルブランド病を患っている患者は、フォンウィルブランド因子タンパク質を欠いているか、又は異常なフォンウィルブランド因子タンパク質を有しているため、不完全な一次止血となる。また、出血性疾患は、血液凝固カスケードが正常に機能している患者にも見られ、血小板機能の欠失、血小板減少症、又は知られていない理由に起因する場合もある。さらにFVIIaは、他の患者における過度の出血、例えば組織損傷、特に手術又は外傷に関連し、中でも組織因子(TF)に富む組織での出血を予防又は処置するのに使用されてもよい。FVIIaは、出血が拡散している、また現在の止血技術及び治療に対する応答性が低い(例えば、出血性胃炎及び大量の子宮出血)の場合も使用されてよい。さらにFVIIaは、脳、内耳領域、眼等の機械的止血の可能性が制限されており、種々の器官からバイオプシーを取り出すプロセスに関連する器官、及び腹腔鏡手術において生じた出血の処置にも適している。
国際出願第93/07890号は、皮下注射によるFIXを用いた血友病の処置に関する。
国際出願第95/26750号は、血友病A又はBを処置するための、皮下注射に適したFVIII又はFIXの処方に関する。
国際出願第95/28954号は、保存及び皮下注射に適したFIXの濃縮製剤に関する。
図1は、ミニブタに皮下投与した後の研究化合物についての、時間(h)の関数としての血漿濃度ELISA(ng/ml)を示す(平均±SD、n=2)(1:2)。 図2は、ミニブタに皮下投与した後の研究化合物についての、時間(h)の関数としての血漿FVIIa等価物血餅濃度(ng/ml)を示す(平均±SD、n=2)(1:2)。 図3は、マウスに皮下投与した後の研究化合物についての、時間(h)の関数としての、ELISAを介して測定した場合の血漿FVIIa濃度(ng/ml)を示す(平均±SD)。 図4は、マウスに皮下投与した後の研究化合物についての、時間(h)の関数としての、血漿凝固活性(ng/ml)を示す(平均±SD)。
本発明は、出血症状を予防又は処置する方法を提供するものであり、該方法は、投与の皮下又は筋肉内経路を介して、第VIIa因子関連ポリペプチドを、このような処置に有効な量、このような処置を必要とする患者に投与することにより実施される。
本発明の第2の態様は、出血症状を予防又は処置する医薬を調製するための、第VIIa因子関連ポリペプチドの使用に関し、該調製は皮下又は筋肉内径路を介しての投与に適している。
本発明の第3の態様は、(i)製薬用製剤中の第VIIa因子関連ポリペプチド、及び(ii)出血症状を予防又は処置するために、皮下又は筋肉内経路を介して投与するための説明書を含む、キットのパーツに関する。
幾つかの実施態様では、第VIIa因子関連ポリペプチドは、第VIIa因子のアミノ酸配列変異体である。幾つかの実施態様では、第VIIa因子関連ポリペプチドは、野生型第VIIa因子、又は分子のポリペプチド部分に共有結合又は非共有結合して付加的な化学的部分が導入されることで修飾された第VIIa因子の配列変異体である。結合は、ポリペプチド部分に直接なされても、あるいは例えばオリゴ糖部分を介して間接的になされてもよい。幾つかの実施態様では、第VIIa因子関連ポリペプチドは、ペグ化により修飾されており、ここで、一又は複数のポリエチレングリコール(PEG)基はポリペプチド鎖に直接(例えば、システイン残基に結合することにより)に、又はタンパク質結合オリゴ糖を介してコンジュゲートしている。幾つかの実施態様では、第VIIa因子関連ポリペプチドは、野生型(無修飾)第VIIa因子のバイオアベイラビリティの少なくとも約125%のバイオアベイラビリティを示す。
(発明の詳細な記載)
本発明は、第VIIa因子関連ポリペプチド、すなわち治療的用途を高めるために野生型第VIIa因子に対して修飾されたポリペプチドを、皮下又は筋肉内投与することを含む。このような第VIIa因子関連ポリペプチドは、皮下経路を介して効果的に投与され、例えば出血等の第VIIa因子応答性症候群を予防及び/又は処置するための治療的に有益な方法を提供可能であることが見出された。
第VIIa因子関連ポリペプチド
野生型ヒト第VII因子は、米国特許第4784950号に開示されているアミノ酸配列を有するポリペプチド(配列番号:1)である。「第VIIa因子」及び「第VIIa因子関連ポリペプチド」なる用語は、それらのそれぞれの生物活性形態が生じるように、タンパク質分解的にプロセシングされたポリペプチドを含むことを意図している。典型的には、第VII因子は、残基152と153の間が切断されて、第VIIa因子が生じる。
血液凝固における第VIIa因子の生物活性は、(i)組織因子(TF)へ結合し、(ii)第IX因子又は第X因子のタンパク質分解的切断を触媒して、活性化第IX因子又はX(それぞれ第IXa因子又は第Xa因子)を生成する能力に由来する。本発明の目的において、第VIIa因子の生物活性は、例えば米国特許第5997864号に記載されているように、第VII因子欠損血漿及びトロンボプラスチン(又は組換えTF)を使用し、血液凝固を促進させる調製物の能力を測定することにより定量されうる。このアッセイでは、生物活性はコントロールサンプルに対する凝固時間の減少度として表され、1単位/mlの第VII因子活性を有するプール化ヒト血清標準体と比較することにより、「第VII因子単位」に転換される。またFVIIa活性は、既知のタンパク質濃度及び既知の比活性を有する参照物質に対して測定された場合、mg/mlで表してもよい。また、第VIIa因子の生物活性は、(i)第X因子、及び脂質膜に包埋したTFを含む系において、第Xa因子を生成する第VIIa因子の能力を測定し(Perssonら, J. Biol. Chem. 272:19919-19924, 1997);(ii)水系中における第X因子の加水分解度を測定し;(iii)表面プラズモン共鳴ベースの装置を使用し、TFに対するその物理的結合を測定し(Persson, FEBS Letts. 413:359-363, 1997);(iv)合成基質の加水分解度を測定することにより定量されうる。何れの方法も、その方法が上述した方法のいずれかと相関し、よってアッセイユニットを調節可能な場合は、第VIIa因子活性の定量に使用されうることが理解されるであろう。
本発明で使用される第VIIa因子関連ポリペプチドは、次の点の一又は複数において野生型第VIIa因子とは異なるポリペプチドを含む:(i)アミノ酸配列に変異を含む(修飾されたアミノ酸の導入を含む);及び/又は(ii)ポリペプチド部分に共有結合又は非共有結合した付加的な化学的部分が導入されて修飾されている。第VII因子のこのような変異は、安定性、リン脂質結合性、改変された比活性等を含む、ヒト第VII因子とは異なる性質を示し得る。
第VII因子変異体の非限定的な例には、S52A-FVIIa、S60A-FVIIa(Linoら, Arch. Biochem. Biophys. 352: 182-192, 1998);米国特許第5580560号に開示されたような増加したタンパク質分解安定性を示すFVIIa変異体;残基290と291の間、又は残基315と316の間が、タンパク質分解的に切断された第VIIa因子(Mollerupら, Biotechnol. Bioeng. 48:501-505, 1995);第VIIa因子の酸化形態(Kornfeltら, Arch. Biochem. Biophys. 363:43-54, 1999);PCT/DK02/00189(国際公開第02/077218に相当)に開示されているFVII変異体;及び国際公開第02/38162号に開示されたような増加したタンパク質分解安定性を示すFVII変異体(Scripps Research Institute);国際公開第99/20767号、米国特許第6017882号及び米国特許第6747003号、米国特許出願第20030100506号(ミネソタ大学)及び国際公開第00/66753号、米国特許出願第20010018414号、米国特許第2004220106号、及び米国特許第200131005号、米国特許第6762286号及び米国特許第6693075号(ミネソタ大学)に開示されたような高められた膜結合性を示し、修飾されたGla-ドメインを有するFVII変異体;及び国際公開第01/58935号、米国特許第6806063号、米国特許出願第20030096338号(Maxygen ApS)、国際公開第03/93465号(Maxygen ApS)、国際公開第04/029091号(Maxygen ApS)、国際公開第04/083361号(Maxygen ApS)、及び国際公開第04/111242号(Maxygen ApS)、並びに国際公開第04/108763号(Canadian Blood Services)に開示されたようなFVII変異体が含まれる。
FVII変異体の非限定的例には、国際公開第01/83725号、国際公開第02/22776号、国際公開第02/077218、PCT/DK02/00635(国際公開第03/027147号に相当)、デンマーク特許出願第PA2002 01423号(国際公開第04/029090号に相当)、デンマーク特許出願第PA2001 01627号(国際公開第03/027147号に相当)に開示されたFVII変異体;国際公開第02/38162号(スクリップス研究所);日本国特許第2001061479号に開示されているような高められた活性を有するFVIIa変異体(財団法人化学及血清療法研究所)が更に含まれる。
第VIIa因子配列変異体の非限定的例には:L305V、L305V/M306D/D309S、L305I、L305T、F374P、V158T/M298Q、V158D/E296V/M298Q、K337A、M298Q、V158D/M298Q、L305V/K337A、V158D/E296V/M298Q/L305V、V158D/E296V/M298Q/K337A、V158D/E296V/M298Q/L305V/K337A、K157A、E296V、E296V/M298Q、V158D/E296V、V158D/M298K、及びS336G、L305V/K337A、L305V/V158D、L305V/E296V、L305V/M298Q、L305V/V158T、L305V/K337A/V158T、L305V/K337A/M298Q、L305V/K337A/E296V、L305V/K337A/V158D、L305V/V158D/M298Q、L305V/V158D/E296V、L305V/V158T/M298Q、L305V/V158T/E296V、L305V/E296V/M298Q、L305V/V158D/E296V/M298Q、L305V/V158T/E296V/M298Q、L305V/V158T/K337A/M298Q、L305V/V158T/E296V/K337A、L305V/V158D/K337A/M298Q、L305V/V158D/E296V/K337A、L305V/V158D/E296V/M298Q/K337A、L305V/V158T/E296V/M298Q/K337A、S314E/K316H、S314E/K316Q、S314E/L305V、S314E/K337A、S314E/V158D、S314E/E296V、S314E/M298Q、S314E/V158T、K316H/L305V、K316H/K337A、K316H/V158D、K316H/E296V、K316H/M298Q、K316H/V158T、K316Q/L305V、K316Q/K337A、K316Q/V158D、K316Q/E296V、K316Q/M298Q、K316Q/V158T、S314E/L305V/K337A、S314E/L305V/V158D、S314E/L305V/E296V、S314E/L305V/M298Q、S314E/L305V/V158T、S314E/L305V/K337A/V158T、S314E/L305V/K337A/M298Q、S314E/L305V/K337A/E296V、S314E/L305V/K337A/V158D、S314E/L305V/V158D/M298Q、S314E/L305V/V158D/E296V、S314E/L305V/V158T/M298Q、S314E/L305V/V158T/E296V、S314E/L305V/E296V/M298Q、S314E/L305V/V158D/E296V/M298Q、S314E/L305V/V158T/E296V/M298Q、S314E/L305V/V158T/K337A/M298Q、S314E/L305V/V158T/E296V/K337A、S314E/L305V/V158D/K337A/M298Q、S314E/L305V/V158D/E296V/K337A、S314E/L305V/V158D/E296V/M298Q/K337A、S314E/L305V/V158T/E296V/M298Q/K337A、K316H/L305V/K337A、K316H/L305V/V158D、K316H/L305V/E296V、K316H/L305V/M298Q、K316H/L305V/V158T、K316H/L305V/K337A/V158T、K316H/L305V/K337A/M298Q、K316H/L305V/K337A/E296V、K316H/L305V/K337A/V158D、K316H/L305V/V158D/M298Q、K316H/L305V/V158D/E296V、K316H/L305V/V158T/M298Q、K316H/L305V/V158T/E296V、K316H/L305V/E296V/M298Q、K316H/L305V/V158D/E296V/M298Q、K316H/L305V/V158T/E296V/M298Q、K316H/L305V/V158T/K337A/M298Q、K316H/L305V/V158T/E296V/K337A、K316H/L305V/V158D/K337A/M298Q、K316H/L305V/V158D/E296V/K337A、K316H/L305V/V158D/E296V/M298Q/K337A、K316H/L305V/V158T/E296V/M298Q/K337A、K316Q/L305V/K337A、K316Q/L305V/V158D、K316Q/L305V/E296V、K316Q/L305V/M298Q、K316Q/L305V/V158T、K316Q/L305V/K337A/V158T、K316Q/L305V/K337A/M298Q、K316Q/L305V/K337A/E296V、K316Q/L305V/K337A/V158D、K316Q/L305V/V158D/M298Q、K316Q/L305V/V158D/E296V、K316Q/L305V/V158T/M298Q、K316Q/L305V/V158T/E296V、K316Q/L305V/E296V/M298Q、K316Q/L305V/V158D/E296V/M298Q、K316Q/L305V/V158T/E296V/M298Q、K316Q/L305V/V158T/K337A/M298Q、K316Q/L305V/V158T/E296V/K337A、K316Q/L305V/V158D/K337A/M298Q、K316Q/L305V/V158D/E296V/K337A、K316Q/L305V/V158D/E296V/M298Q/K337A、K316Q/L305V/V158T/E296V/M298Q/K337A、F374Y/K337A、F374Y/V158D、F374Y/E296V、F374Y/M298Q、F374Y/V158T、F374Y/S314E、F374Y/L305V、F374Y/L305V/K337A、F374Y/L305V/V158D、F374Y/L305V/E296V、F374Y/L305V/M298Q、F374Y/L305V/V158T、F374Y/L305V/S314E、F374Y/K337A/S314E、F374Y/K337A/V158T、F374Y/K337A/M298Q、F374Y/K337A/E296V、F374Y/K337A/V158D、F374Y/V158D/S314E、F374Y/V158D/M298Q、F374Y/V158D/E296V、F374Y/V158T/S314E、F374Y/V158T/M298Q、F374Y/V158T/E296V、F374Y/E296V/S314E、F374Y/S314E/M298Q、F374Y/E296V/M298Q、F374Y/L305V/K337A/V158D、F374Y/L305V/K337A/E296V、F374Y/L305V/K337A/M298Q、F374Y/L305V/K337A/V158T、F374Y/L305V/K337A/S314E、F374Y/L305V/V158D/E296V、F374Y/L305V/V158D/M298Q、F374Y/L305V/V158D/S314E、F374Y/L305V/E296V/M298Q、F374Y/L305V/E296V/V158T、F374Y/L305V/E296V/S314E、F374Y/L305V/M298Q/V158T、F374Y/L305V/M298Q/S314E、F374Y/L305V/V158T/S314E、F374Y/K337A/S314E/V158T、F374Y/K337A/S314E/M298Q、F374Y/K337A/S314E/E296V、F374Y/K337A/S314E/V158D、F374Y/K337A/V158T/M298Q、F374Y/K337A/V158T/E296V、F374Y/K337A/M298Q/E296V、F374Y/K337A/M298Q/V158D、F374Y/K337A/E296V/V158D、F374Y/V158D/S314E/M298Q、F374Y/V158D/S314E/E296V、F374Y/V158D/M298Q/E296V、F374Y/V158T/S314E/E296V、F374Y/V158T/S314E/M298Q、F374Y/V158T/M298Q/E296V、F374Y/E296V/S314E/M298Q、F374Y/L305V/M298Q/K337A/S314E、F374Y/L305V/E296V/K337A/S314E、F374Y/E296V/M298Q/K337A/S314E、F374Y/L305V/E296V/M298Q/K337A、F374Y/L305V/E296V/M298Q/S314E、F374Y/V158D/E296V/M298Q/K337A、F374Y/V158D/E296V/M298Q/S314E、F374Y/L305V/V158D/K337A/S314E、F374Y/V158D/M298Q/K337A/S314E、F374Y/V158D/E296V/K337A/S314E、F374Y/L305V/V158D/E296V/M298Q、F374Y/L305V/V158D/M298Q/K337A、F374Y/L305V/V158D/E296V/K337A、F374Y/L305V/V158D/M298Q/S314E、F374Y/L305V/V158D/E296V/S314E、F374Y/V158T/E296V/M298Q/K337A、F374Y/V158T/E296V/M298Q/S314E、F374Y/L305V/V158T/K337A/S314E、F374Y/V158T/M298Q/K337A/S314E、F374Y/V158T/E296V/K337A/S314E、F374Y/L305V/V158T/E296V/M298Q、F374Y/L305V/V158T/M298Q/K337A、F374Y/L305V/V158T/E296V/K337A、F374Y/L305V/V158T/M298Q/S314E、F374Y/L305V/V158T/E296V/S314E、F374Y/E296V/M298Q/K337A/V158T/S314E、F374Y/V158D/E296V/M298Q/K337A/S314E、F374Y/L305V/V158D/E296V/M298Q/S314E、F374Y/L305V/E296V/M298Q/V158T/S314E、F374Y/L305V/E296V/M298Q/K337A/V158T、F374Y/L305V/E296V/K337A/V158T/S314E、F374Y/L305V/M298Q/K337A/V158T/S314E、F374Y/L305V/V158D/E296V/M298Q/K337A、F374Y/L305V/V158D/E296V/K337A/S314E、F374Y/L305V/V158D/M298Q/K337A/S314E、F374Y/L305V/E296V/M298Q/K337A/V158T/S314E、F374Y/L305V/V158D/E296V/M298Q/K337A/S314E、S52A-第VII因子、S60A-第VII因子;R152E-第VII因子、S344A-第VII因子、及びP11Q/K33E、T106N、K143N/N145T、V253N、R290N/A292T、G291N、R315N/V317T、K143N/N145T/R315N/V317T;及び233Thrから240Asnのアミノ酸
配列に置換、付加又は欠失を有するFVII、304Argから329Cysのアミノ酸配列に置換、付加又は欠失を有するFVIIがさらに含まれる。
本発明で使用される野生型第VIIa因子又は第VIIa因子配列変異体の修飾には、限定されるものではないが、例えば一又は複数のアルキル化、グリコシル化、ペグ化、アシル化、ホスホリル化、硫酸化、又は他のエステル形成又はアミド形成等、化学的及び/又は酵素的修飾が含まれる。具体例には、限定されるものではないが、ペグ化した野生型ヒト第VIIa因子、システイン-ペグ化されたヒト第VIIa因子、及びそれらの変異体が含まれる。第VII因子誘導体の非限定的例には、国際公開第2005/014035号(Novo Nordisk A/S);国際公開第03/31464号及び米国特許第20040043446号、米国特許第20040063911号、米国特許第20040142856号、米国特許第20040137557号、及び米国特許第20040132640号(Neose Technologies, Inc.)に開示されたグリコペグ化FVII誘導体;国際公開第01/04287号及び米国特許出願第20030165996号、国際公開第01/58935号、国際公開第03/93465号(Maxygen ApS)、国際公開第02/02764号、米国特許出願第20030211094号(ミネソタ大学)に開示されている他のFVIIコンジュゲートが含まれる。
ペグ化されたヒト第VIIa因子には、一又は複数のポリエチレングリコール(PEG)部分が結合された任意の第VIIa因子が含まれる。PEG部分は、第VIIa因子ポリペプチドの任意のアミノ酸残基又は炭水化物部分を含む、第VIIa因子ポリペプチドの任意の部分に結合しうる。「システイン-ペグ化ヒト第VIIa因子」なる用語は、ヒト第VIIa因子に導入されたシステインのスルフヒドリル基に結合したPEG分子を有する第VIIa因子を称し、第VIIa因子配列変異体を形成する。
一実施態様では、本発明で使用される第VIIa因子関連ポリペプチドは、ポリペプチド部分に共有結合又は非共有結合される付加的な化学的部分を導入することで修飾されている。一実施態様では、このような付加的な化学的部分は、デンドリマー、ポリアルキレングリコール(PAG)を含むポリアルキレンオキシド(PAO)、例えばポリエチレングリコール(PEG)及びポリプロピレングリコール(PPG)、分枝状PEG、ポリビニルアルコール(PVA)、ポリカルボキシラート、ポリビニルピロリドン、ポリエチレン・無水マレイン酸共重合体、ポリスチレン・無水マレイン酸共重合体、デキストラン、カルボキシメチル-デキストランからなる列挙から選択される。
一実施態様では、本発明で使用される第VIIa因子関連ポリペプチドは、分枝状であってもよい、ポリエチレングリコール(PEG)を導入されることで修飾されている。一実施態様では、ポリエチレングリコールは、2−100KDa、例えば4−40KDa、例えば5KDa、10KDa、20KDa、又は40KDaの平均分子量を有する。
本発明で使用される第VIIa因子関連ポリペプチドには、上述したような一又は複数の凝固アッセイ、タンパク質分解アッセイ、又はTF結合アッセイで試験した場合に、同じ細胞型において生産される第VIIa因子の比活性の少なくとも約5%、例えば少なくとも約25%、例えば少なくとも約50%、75%及び90%を示すものが含まれる。野生型第VII因子に対して実質的に改変された生物活性を有する第VII因子変異体には、限定されるものではないが、TF非依存性第X因子タンパク質分解活性を示す第VII因子変異体が含まれる。
薬物動態学的変異体
一連の実施態様では、本発明で使用される第VIIa因子関連ポリペプチドには、一又は複数の薬物動態特性が、野生型第VIIa因子に対して変化しているものが含まれる。
本発明の実施の際に、薬物動態特性は、例えばWinNonlin Professional Version 3.1 (Pharsight Inc., Mountain View, CA, USA)を使用して算出することができる。一つを越える値が存在するならば、各時点での平均濃度値を使用して計算が実施される。
以下の式を使用して、次の薬物動態学的パラメータが算出される:AUC、AUC%Extrap、Cmax、tmax、λ、t1/2、CL、及びV
AUC 時間0から無限大までの、血漿濃度-時間曲線下の面積。無限大まで、
外挿法を用いた線形/log台形公式を使用して算出。
線形台形公式は時間0からtmaxまで使用する:
Figure 2010514819
log台形公式は時間tmaxから最終時点tまで使用する:
Figure 2010514819
無限大までの外挿は次式を使用して実施する:
Figure 2010514819
AUC%Extrap
最終濃度から無限大までの外挿法のためのAUCの百分率:
Figure 2010514819
max 時間0まで逆外挿した最大血漿濃度
CL 全身クリアランス
Figure 2010514819
max 最大血漿濃度が観察される時間
1/2 半減期:
Figure 2010514819
λ 消失速度定数。(平均)濃度対時間のlog-線形回帰により算出
消失期に基づく分布容積:
Figure 2010514819
有用な第VIIa因子関連ポリペプチドの非限定的例には、吸収とクリアランスとの間の比率が改変されて、増加したAUC及び/又はt1/2をもたらすものが含まれる。
幾つかの実施態様では、第VIIa因子関連ポリペプチドは、修飾により、吸収とクリアランスとの間の比率が変化し、野生型第VII因子のバイオアベイラビリティの少なくとも約25%、50%、75%、100%、125%、150%、200%、又は500%のバイオアベイラビリティの増加を示すものである。
化合物の調製
本発明での使用に適した精製されたヒト第VIIa因子は、好ましくは、例えばHagenら, Proc.Natl.Acad.Sci. USA 83: 2412-2416, 1986に記載されたように、又は欧州特許第200421号(ZymoGenetics)に記載されたように、DNA組換え技術により作製される。
ここに記載された第VII因子変異体は、組換え核酸技術により生産されてもよい。一般に、クローン化された野生型第VII因子核酸配列が、所望のタンパク質をコードするように改変される。ついで、この改変された配列は発現ベクターに挿入され、これが宿主細胞中で形質転換されるか又は形質移入される。高等真核細胞、特に培養された哺乳動物細胞が、宿主細胞として好ましい。ヒト第VII因子に対する完全長ヌクレオチド及びアミノ酸配列は公知である(組換えヒト第VII因子のクローニング及び発現が記載されている米国特許第4784950号を参照)。ウシ第VII因子配列は、Takeyaら, J. Biol. Chem. 263:14868-14872 (1988))に記載されている。第VIIa因子配列変異体を生産するために任意の一般的な技術を使用することができることは理解されるであろう。
また第VII因子は、Broze及びMajerus, J. Biol.Chem. 255 (4): 1242-1247, 1980、Hedner及びKisiel, J. Clin.Invest. 71: 1836-1841, 1983により記載されている方法により製造することができる。これらの方法は、検出可能な量の他の血液凝固因子を伴わずに第VII因子を生じせしめる。更に精製された第VII因子調製物は、最終精製工程として更なるゲル濾過を含ませることにより得ることができる。
野生型第VIIa因子又は第VIIa因子配列変異体の化学的及び/又は酵素的修飾は、当該分野で知られている任意の手段により達成され得る。適切な修飾には、限定されるものではないが、欧州特許出願第06120000号(Novo Nordisk A/S)に記載の化学的グリカン修飾、国際公開第2006013202号に記載のC末端修飾、国際公開第2006035057号に記載のグリコシルトランスフェラーゼ媒介性修飾、国際公開第2005014049号に記載のデンドリマー修飾、カルボキシペプチダーゼ媒介性末端修飾(例えば、国際公開第2005035553A2号、国際公開第9520039A号、及び国際公開第9838285A号に記載)、トランスグルタミナーゼ媒介性修飾(例えば、国際公開第2005070468号に記載)、自己触媒/エンドペプチダーゼ媒介性ペプチド転移(例えば、国際公開第2006013202A2号に記載);チオール媒介性修飾(例えば、国際公開第2002077218号及びPCT/EP/2006063310に記載)、及びアミン媒介性修飾(例えば、国際公開第02/02764号に記載)が含まれる。
第VII因子及び第VII因子関連ポリペプチドは、第XIIa因子又はトリプシン様特異性を有する他のペプチダーゼ、例えば、第IXa因子、カリクレイン、第Xa因子、及びトロンビンを使用し、タンパク質分解的切断により活性化されうる。例えば、Osterudら, Biochem. 11:2853 (1972); Thomas, 米国特許第4456591号;及びHednerら, J. Clin. Invest. 71:1836 (1983)を参照。また第VII因子は、イオン交換クロマトグラフィー用カラム、例えばMono Q(登録商標)(Pharmacia)等に通過させることにより、活性化されてもよい。ついで、得られた活性化第VII因子は、以下に記載するようにして、製剤化され、投与されうる。
医薬投与
ここに記載したようなFVIIaで処置するための任意の患者用のレジメンは、当業者により決定されるべきである。治療において投与される用量は、多くの要因、例えば患者の体重及び状態に依存し、治療マトリックス中の異なった点を調べ、臨床成績に相関させることにより、決定されうる。
一連の実施態様では、第VIIa因子関連ポリペプチドは、皮下的に、kg体重当たり約100−100000単位の量、例えば体重kg当たり約250−25000単位の量で、約5−500μg/kgに相当する量が投与される。
本発明の実施の際には、第VIIa因子関連ポリペプチドは、出血の予防又は処置のための単一用量有効量を含む単一用量として、又は出血の予防又は処置のための有効量を含む一連の段階的用量で、患者に投与されうる。第VIIa因子関連ポリペプチドの有効量とは、単一用量で又は複数回用量の総計で、もしくは任意の他の種類の定められた処置レジメンの一部として投与される場合に、出血に関連した少なくとも一の臨床的パラメータにおいて測定可能な程度の改善性を生じせしめる第VIIa因子ポリペプチドの量を意味する。異なる活性度を有する第VIIa因子関連ポリペプチドが投与される場合、有効量は、既知の第VIIa因子ポリペプチドと、第VIIa因子関連ポリペプチドの一又は複数の生物学的特性(例えば凝固活性及び/又は一又は複数の薬物動態特性)を比較し、既知の第VIIa因子ポリペプチドについての予め決められた有効量に対して比例的に、投与される量を調節することにより決定しうる。
単一用量の投与とは、約5分未満の期間で、ボーラスとして、第VIIa因子関連ポリペプチドの全用量を投与することを意味する。幾つかの実施態様では、投与は、約2.5分未満、中でも約1分未満の期間でなされる。典型的には、単一用量有効量は、野生型第VIIa因子と比較して、少なくとも約40μg/kgのヒト第VIIa因子関連ポリペプチド、例えば少なくとも約50μg/kg、75μg/kg、又は90μg/kg、又は少なくとも約150μg/kgの第VIIa因子を含む。
幾つかの実施態様では、単一用量の第VIIa因子関連ポリペプチドの投与に続き、被験者は、少なくとも約30分の間は、さらなる第VIIa因子関連ポリペプチドを投与されない。幾つかの実施態様では、投与後の間隔は、少なくとも約45分、例えば少なくとも約1時間、少なくとも約1.5時間、又は少なくとも約2時間である。
他の実施態様では、被験者は次のレジメンに従い、第VIIa因子関連ポリペプチドを受容する:(i)被験者は、少なくとも約40μg/kgを含む第1の量の第VIIa因子関連ポリペプチドを受容し;(ii)少なくとも約30分の期間後、第2の量の第VIIa因子関連ポリペプチドが投与され、該量は少なくとも約40μg/kgを含み;(iii)第2の量の投与の少なくとも約30分の期間後、第3の量の第VIIa因子関連ポリペプチドが投与され、該量は少なくとも約40μg/kgを含む。ついで、 第3の量の投与の後、少なくとも約30分の期間後、被験者は、少なくとも約40μg/kgを含む更なる(第4)の量の第VIIa因子関連ポリペプチドを受容しうる。
他の実施態様では、第1の量の第VIIa因子関連ポリペプチドは、少なくとも約40μg/kg、例えば少なくとも約80μg/kg、例えば少なくとも約100μg/kg、又は少なくとも約150μg/kg、又は少なくとも200μg/kg、又は少なくとも300μg/kg、又は少なくとも500μg/kgを含み;他の実施態様では、第2の量の第VIIa因子関連ポリペプチドは、少なくとも約75μg/kg、例えば少なくとも約90μg/kgを含み;他の実施態様では、第3(及び場合によっては第4)の量の第VIIa因子関連ポリペプチドは、少なくとも約75μg/kg、例えば少なくとも約90μg/kgを含む。
一実施態様では、第1の用量は約200μg/kg、第2の用量は約100μg/kg、及び第3の用量(及び場合によっては第4)の用量は約100μg/kgを含む。
他の実施態様では、被験者は、第1の投与から少なくとも約45分、例えば少なくとも約1時間、少なくとも約1.5時間、少なくとも約2時間、少なくとも約2.5時間、又は少なくとも約3時間の期間後、第2の量の第VIIa因子関連ポリペプチドを受容する。
一実施態様では、被験者は、約200μg/kgを含む第1の用量を受容し;被験者は、約1時間の期間後、100μg/kgを含む第2の用量を受容し、第1の用量から約3時間の期間後、被験者は、約100μg/kgを含む第3の用量を受容する。
併用療法:
本発明は、第VIIa因子関連ポリペプチドと併せた付加的な薬剤の併用投与を含む。幾つかの実施態様では、付加的な薬剤には、限定されるものではないが、凝固因子、例えば第VIII因子、第IX因子、第V因子、第XI因子,又は第XIII因子を含む血液凝固剤;又はPAI-1、アプロチニン、ε-アミノカプロン酸又はトラネキサム酸等、線維素溶解系のインヒビターが含まれる。
他の薬剤と第VIIa因子関連ポリペプチドとの組合せの投与を含む実施態様では、第VIIa因子関連ポリペプチドの用量はそれ自体で有効量を含み、付加的な薬剤により、患者に対する治療的有益性がさらに増すと理解されるであろう。あるいは、第VIIa因子関連ポリペプチドと第2の薬剤との組合せは、併せて有効量を含みうる。また、有効量は、例えば投与のタイミング及び回数、投与方式、製剤等を含む、特定の処置レジメンで定められうると理解されるであろう。
医薬の製剤
静脈注射は、通常は5−20mlである。皮下に付与される注射は、0.05から1mlであることが、通常は好ましい。よって、FVIIa関連の濃度は、このような医薬においては、比較的高くしなければならない。
投与される容量は、0.01ml以上、例えば0.1−2ml、0.25−1.5ml、及び0.5−1mlとすることができる。
FVIIa関連ポリペプチドのバイオアベイラビリティを増加させる添加剤は、それ自体が適切な有機化合物、その塩、それ自体が有機化合物又はその塩を含有するエマルション又は分散液、例えば極性脂質の分散液、又はそれらの任意の組合せ又は一連の付加物である。本発明で有用な有機化合物は、例えばアミノ酸、ペプチド、タンパク質、及び多糖類である。ペプチドには、ジペプチド、トリペプチド、オリゴペプチド、例えばコラーゲン及びゼラチンが含まれる。コラーゲン及びゼラチンは好ましくは加水分解されている。多糖類には、例えばキトサン、シクロデキストリン、デンプン、ヒアルロン酸、デキストラン、セルロース、及びそれらの任意の誘導体、それらの組合せ、及び/又は一連の付加物が含まれる。デンプンは好ましくは加水分解されている。エマルションには、分散相として油を含有する水中油型エマルション、及び連続相として油を含有する油中水型分散液が含まれる。油は、植物又は動物由来、もしくは合成的に生成させることができる。適切には、エマルションの植物性油は、大豆油又はベニバナ油、又はそれらの任意の組合せである。FVIIaのバイオアベイラビリティを増加させる添加剤は、乾燥又は再構築の前に製剤に添加可能であり、又はFVIIaを含有する安定した溶液又は分散液に添加可能である。
投与前、一又は複数の水溶液又は分散液を、任意の混合物又はシーケンスで、安定した水溶液、分散液、又は乾燥した形態である本発明の医薬に添加することができる。
医薬は、乾燥した形態、好ましくは凍結乾燥とすることができる。投与前、乾燥した製品又は組成物は、水溶液又は分散液、例えば懸濁液、リポソーム製剤又はエマルションを用いて再構築することができる。また医薬は、投与用に準備が整った安定した水溶液とすることができる。さらにそれは、分散液、例えば懸濁液、リポソーム製剤又はエマルションとすることができる。
医薬は好ましくは皮下的に投与される。製剤におけるFVIIa活性は、好ましくは約0.1mg/ml〜約100mg/ml、例えば約0.3mg/ml〜約25mg/ml、約0.6mg/ml〜約25mg/ml、約3mg/ml〜約25mg/ml、又は約6mg/ml〜約25mg/mlである。
また医薬は、等張液を得るために、一又は複数の塩、例えばNaCl、KClをさらに含有していてもよく、一又は複数の他の等張性を確立させる化合物を、好ましくは1.0mg/ml以上の量で含有していてもよい。
カルシウム、又は亜鉛等の他の二価の金属イオンは、FVIIa活性を維持するために必要なものとして使用されてよい。例えば、塩化カルシウムを添加してもよいが、他の塩、例えばグルコン酸カルシウム、グルビオン酸カルシウム(calcium glubionate)又はグルセプタン酸カルシウム(calcium gluceptate)も使用されてよい。医薬は、好ましくは0.15mg/ml以上の量で、塩化カルシウムを含有する。
アミノ酸は、好ましくはバッファーに使用され、製剤が凍結乾燥されているならば、系及びそれは、タンパク質を保護する。適切なバッファーは、グリシン、リジン、アルギニン、ヒスチジン、又はグリシルグリシンとすることができ、好ましくはヒスチジンである。
また、非イオン性界面活性剤が医薬中に存在していてもよい。界面活性剤は、好ましくはブロック共重合体、例えばポロキサマー(poloxamer)、特にポリキサマー188、又はポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、例えばポリオキシエチレン-(20)-ソルビタンモノラウラート又はポリオキシエチレン-(80)-ソルビタンモノオレアートから選択される。好ましくは、ポリオキシエチレン-(80)-ソルビタンモノオレアート(トゥイーン80)である。トゥイーン80は少なくとも0.01mg/mlの濃度で使用されることが好ましい。使用される場合、非イオン性界面活性剤は、上述した臨界ミセル濃度(CMC)の量で好ましく存在すべきである。Wan及びLee, Journal of Pharm Sci, 63, p. 136, 1974を参照。
単糖類又は二糖類(例えばスクロース)、多糖類、例えば低分子量のデキストリン類、又は糖アルコール(例えば、ソルビトール、グリセロール、又はマンニトール)を添加してもよい。また医薬は、酸化防止剤、例えば亜硫酸水素塩、アスコルビン酸グルタチオン、アセチルシステイン、トコフェロール、メチオニン、EDTA、クエン酸、ブチルヒドロキシトルエン、及び/又はブチルヒドロキシアニソールをさらに含有していてもよい。さらに錯化剤、例えばEDTA及びクエン酸は、それらがカルシウム又は他の二価の金属イオン、例えばzn2+よりも不安定な金属イオンに対して、より強い親和性を示す場合、FVIIa分子を安定化させるために低濃度で存在しうる。またさらに医薬は、シクロデキストリン、特にスルホアルキルエーテルシクロデキストリン(国際公開第2005023308号)を含有していてもよい。さらに、保存料、例えばベンジルアルコール、フェノール、ソルビン酸、パラベン類、m-クレゾール及びクロロクレゾールを添加してもよい。
アジュバントは、一般的に0.001〜4%w/vの濃度で存在している。また医薬製剤は、プロテアーゼインヒビター、例えばアプロチニン又はトラネキサム酸を更に含みうる。
製剤のpHは、好ましくは2−9の間の値に調節される。約5.0〜約7.5のpHを有する調製物が好ましく、より好ましくは、約5.0〜約6.5のpHを有する調製物であり、最も好ましくは、約5.5〜約6.0のpHを有する調製物である。
好ましくは、FVIIa関連ポリペプチドは高度に精製され、すなわち40IU/mg以上の比活性を有する。
一実施態様では、医薬は次のものからなる。
rFVIIa-関連ポリペプチド 4mg/ml(30000IU/ml)
塩化ナトリウム 5.84mg/ml
ポリソルベート80 0.1mg/ml
塩化カルシウム,2H2O 1.47mg/ml
ヒスチジン 1.37mg/ml
pH6.0
本発明で使用可能な医薬組成物を調製するための一般的な技術は、例えばRemington: The Science and Practice of Pharmacy, 第19編, 1995に記載されている。
医薬は、例えば、細菌保持フィルターを通して濾過することにより、医薬に滅菌剤を導入することにより、医薬に照射することにより、又は医薬を加熱することにより、滅菌されうる。またそれらは、滅菌水、又は使用前又は使用直前に幾つかの他の滅菌された注射用媒体に溶解可能な、滅菌された固体状医薬の形態で製造することができる。
本発明は、以下の実施例により、さらに例証される。与えられる実施例は、本発明を例証するものであり、限定するものではないことを意味する。
実施例1:ミニブタへの皮下投与後の止血タンパク質の薬物動態
動物:
Ellegaard Gottingen Minipigs, Soro Landevej 302, DK4261, Dalmose, Denmarkからの、20匹のオスのゲッティンゲンミニブタで実験を実施した。体重は6.9−14.5kgの範囲であった。毎日2回、動物に水と食物(200gのアトロミン(Atromin)9023を毎日)を与えた。21−23℃に温度制御された室内で、12時間サイクルの明時と暗時にて、研究を実施した。明時は6時から18時とした。
薬剤及び化学:
rFVIIa、rFVIIa-5K PEG、rFVIIa-10K PEG、rFVIIa-20K PEG、及びrFVIIa-40K PEGを、投与に使用した(表1)。種々の試験用物質を、10mMのヒスチジン、100mMのNaCl、及び10mMのCaClに希釈した。
Figure 2010514819
実験設定:
試験用物質(n=2)(表1)を静脈内又は皮下に単一投与するために、動物を割り当てた。用量は、静脈内で0.2mg/kg体重、皮下で0.5mg/kg体重であり、これは静脈内で0.1ml/kg、皮下で0.25ml/kgに対応する。静脈内用量は、耳の静脈へ針又は短いカテーテルを介して投与され、2mlの滅菌生理食塩水が続く。皮下注射を、頸部右側、耳から約5−7cm、及び頸部中央部から7−9cmに与えた。針上のストッパーを用いて注射をし、針の0.4cmを挿入させた。
血液及び組織サンプルの採取:
血液サンプルを、投与前、投与0.25、0.5、1、2、3、4、6、8、12、24、30、48、54、72、80、96、120、144及び168時間後に取り出した。rFVIIaが投与されたミニブタからのサンプル採取を48時間後に終了した。0.129Mのクエン酸ナトリウムが予め充填されたバキュテイナ(2ml)を使用して血液サンプルを収集し、最大10分、室温で保持し、室温にて、4000Gで5分間遠心分離した。遠心分離の直後、0.5mlの血漿を2mlのSPAバッファーに希釈し、ゆっくりではあるが、完全に混合した。500μlに希釈された血漿をマイクロニック(Micronic)チューブに移し、ラックに配した。3×500μlに希釈された血漿を3つのエッペンドルフ管に移し、箱に配した。識別のために、全てのチューブに完全にラベルを付け、−80℃で保存した。最後の血液サンプルの後、Zoletil 50 Vetを使用し、動物を沈静化させ、ペントバルビタール注射により屠殺し、処分した。
分析方法:
rFVIIa及び類似体の濃度をELISAにより、及び凝固アッセイにより活性を測定した。
ELISA:
アッセイは、高度な選択性を有し、ブタ血漿におけるrhFVIIaを測定するように修正されたこと以外は、DakoCytomationからの第FVII因子EIAキットと基本的に同じである。簡単に述べると、希釈された血漿サンプル中のrhFVIIa濃度を、サンプル中の同じ割合に対し、ブタ血漿が補填されたSPAバッファーにおいて調製されたrhFVIIaの標準物質の列から測定した。ELISAセットアップを、一方がrhFVIIaを捕捉するために供給され、他方が結合したrhFVIIaを検出する2つの抗rhFVIIaモノクローナル抗体をベースにした直接2部位サンドイッチとした。ビオチン化された検出抗体を、捕捉抗体でコーティングされた96ウェルマイクロタイタープレートにおいて、希釈された血漿サンプル又は標準物質と共にインキュベートした。次に、ウェルを洗浄し、西洋わさびペルオキシダーゼ標識ストレプトアビジンと共にインキュベートし、再度洗浄し、使用準備が整ったTMB/過酸化ペルオキシダーゼの有色基質と共にインキュベートした。最後に、HPOを添加することにより発色を停止させ、参照として620nmと450nmで光学密度を測定した。
凝固アッセイ:
rFVIIコンジュゲートのFVIIa活性レベルを、Morriseyらに従い、修正FVIIa凝固アッセイを使用して分析した。
要するに、rFVIIa変異体を、FXa又はFIXaによるFVIIの活性化を支持するのに失敗したが、FVIIaに対する補因子活性を有する組織因子(可溶性TF、sTF)の細胞外ドメインを使用する一段階凝固アッセイにおいて測定した。sTF(TF1-209、LOd11338-125)、試験用サンプル、及び標準物質を、50mMのトリス、100mMのNaCl、1%のBSA、pH7.4(TBS/BSA)バッファーに希釈した。標準物質(rFVIIa、バルクLASA13200-008−1.31mg/ml、32U/μg)を2-200pMの範囲に希釈し、サンプル中と同じ割合になるまで、標準物質をマウス血漿で補った。同量(25μl)の希釈サンプル(又は標準物質)と先天的なFVII欠損血漿(Helena Biosciences)とを混合した。ウサギの脳のセファリン(RBC、Heptest Laboratories Inc、1バイアルを10mlの0.9%NaClにおいて再構成した)(50μl)をrFVIIaサンプル/欠損血漿に添加し、37℃で2分、インキュベートした。50μlのsTF/CaCl(sTF、29nM;CaCl、4.2mM)を添加することにより、凝固を開始させた。凝固時間を記録し、log-logスケールにおいてrFVIIaの濃度に対してプロットし、線形回帰曲線を、回帰分析による対数変換データに適合させた。長時間作用する変異体についての凝固時間を、この較正曲線に基づき、rFVIIa様濃度に(nM)に転換した。
結果の分析:
ELISA並びに凝固アッセイ分析からの結果を、PCベースのソフトウェアWinNonlin(Pharsight Corporation)を使用する、非コンパートメント薬物動態学的分析にかけた。
結果及び検討:
ELISA及び凝固アッセイの結果を添付Aに付与する。図1及び図2は、研究化合物の時間プロファイルに対する、ELISAを介して測定されたFVIIa及び類似体の血漿濃度、及び凝固等価物活性の平均(±SD)をそれぞれ例証する。
血漿濃度及び活性プロファイル(図1及び図2)には、8時間(ELISA)及び5時間(凝固活性)の平均T1/2(表3及び表4)に至る、rFVIIaの皮下投与と比較した、20、62、33、158時間(ELISA)、及び10、12、14及び21時間(凝固活性)のT1/2に至るFVIIa-5K PEG、FVIIa-10K PEG、FVIIa-20K PEg、FVIIa-40K PEGの皮下投与後の、拡張吸収が示されている。
実施例2:マウスへの皮下投与後の止血タンパク質の薬物動態
動物:
tornbjergvej 40, Ejby, 4623 Ll. Skensvedからの、82匹のオスのNMRIマウスにおいて、研究を実施した。動物は約30gと計量され、実験期間中、食物及び水(アルトロミン(Altromin)1320)に自由に接近できるようにした。温度制御された室内で実験を実施した。
薬剤及び化学薬品:
rFVIIa、FVIIa-5K PEG、FVIIa-10K PEG、FVIIa-40K PEG、FVIIa-HSA、及びdes-gla FVIIaを、実験に含めた(表2)。FVIIa-HSAを10mMのグリシルグリシン、150mMのNaCl、10mMのCaCl、0,01%のトゥイーン80、pH6.6に処方し、FVIIa-5K PEG及びFVIIa-40K PEGを10mMのヒスチジン、150mMのNaCl、15mMのCaCl、pH 6.0に処方し、FVIIa-10K PEGを10mMのグリシルグリシン、50mMのNaCl、10mMのCaCl、pH6.0に処方した。
試験用品を使用するまで−80℃で保存した。投与日、試験用品を解凍し、氷上で保存した。試験用品を、投与直前に室温にした。
Figure 2010514819
実験設計:
動物に、表1に列挙された化合物を静脈内又は皮下への単一投与を受けさせた。少量の血液しかマウスから引き出すことはできず、よってマウスからの全てのプロファイル得ることはできなかった。以下に記載の研究において、血液サンプリングは、2−3のサンプルpr.時点、及び2−3のサンプルpr.マウスに基づき引き出される平均プロファイルを可能にする、少量サンプリングレジメンを含む。用量は、静脈内には尾部静脈に1−2mg/kg体重、皮下には頸部に7.8−10mg/kgとした。
分析方法:
rFVIIaの濃度をELISAにより、及び凝固アッセイによりcp-FVIIaの活性度を測定した。
ELISA:
アッセイは、高度な選択性を有し、マウス血漿におけるrhFVIIaを測定するように修正されたこと以外は、DakoCytomationからの第FVII因子EIAキットと基本的に同様である。簡単には、希釈された血漿サンプル中のrhFVIIa濃度を、サンプル中の同様のパーセンテージに対し、マウス血漿が補足されたSPA-バッファーにおいて調製されたrhFVIIaの標準物質の列から測定した。ELISAセットアップを、一方がrhFVIIaを捕捉するために供給され、他方が結合したrhFVIIaを検出する2つの抗rhFVIIaモノクローナル抗体をベースにした直接2部位サンドイッチとした。ビオチン化された検出抗体を、捕捉抗体でコーティングされた96ウェルマイクロタイタープレートにおいて、希釈された血漿サンプル又は標準物質と共にインキュベートした。次に、ウェルを洗浄し、西洋わさびペルオキシダーゼ標識ストレプトアビジンと共にインキュベートし、再度洗浄し、使用準備が整ったTMB/過酸化ペルオキシダーゼの有色基質と共にインキュベートした。最後に、HPOを添加することにより発色を停止させ、参照として620nmと450nmで光学密度を測定した。
凝固アッセイ:
rFVIIaコンジュゲートのrFVIIa活性レベルを、Morriseyらに従い、修正FVIIa-凝固アッセイを使用して分析した。
要するに、rFVIIa変異体を、FXa又はFIXaiiによるFVIIの活性化を支持するのに失敗したが、FVIIaに対する補因子活性を有する組織因子(可溶性TF、sTF)の細胞外ドメインを使用する一段階凝固アッセイにおいて測定した。sTF(TF1-209、LOd11338-125)、試験用サンプル、及び標準物質を、50mMのトリス、100mMのNaCl、1%のBSA、pH7.4(TBS/BSA)バッファーに希釈した。標準物質(rFVIIa−1.31mg/ml、32U/μg)を2-200pMの範囲に希釈し、サンプル中と同じ割合になるまで、標準物質をマウス血漿で補った。同量(25μl)の希釈サンプル(又は標準物質)と先天的なFVII欠損血漿(Helena Biosciences)とを混合した。ウサギの脳のセファリン(RBC、Heptest Laboratories Inc、1バイアルを10mlの0.9%NaClにおいて再構成した)(50μl)をrFVIIaサンプル/欠損血漿に添加し、37℃で2分、インキュベートした。50μlのsTF/CaCl(sTF、29nM;CaCl、4.2mM)を添加することにより、凝固を開始させた。凝固時間を記録し、log-logスケールにおけるrFVIIaの濃度に対してプロットし、線形回帰曲線を、回帰分析による対数変換データに適合させた。長時間作用する変異体についての凝固時間を、この較正曲線に基づき、rFVIIa様濃度に(nM)に転換した。
結果の分析:
ELISA並びに凝固アッセイ分析からの結果を、PCベースのソフトウェアWinNonlin(Pharsight Corporation)を使用する、非コンパートメント薬物動態学的分析にかけた。
結果及び論議:
血漿濃度及び活性プロファイル(図3及び図4)には、ELISA及び凝固アッセイのそれぞれにおいて、8、16、24及び8時間、及び5、8、8及び8時間の平均Tmaxに至る、C407を介して結合したFVIIa-5K PEG、FVIIa-10K PEG、FVIIa-40K PEG及びFVIIa-HSA PEGの皮下投与後の、拡張吸収相が示されている。皮下投与後のFVIIaの平均Tmax値は、ELISA及び凝固活性の双方において3時間であった(表3及び表4)。静脈内投与後のものと比較して、皮下投与後は、Cmax値及びAUCがゆっくりと低下した(表3及び表4)。マウスにおける皮下投与後、C407を介して結合したFVIIa-5K PEG、FVIIa-10K PEG、FVIIa-40K PEG及びFVIIa-HSA PEGのT1/2は、8.4、14、51、8.2時間(ELISA)、及び3.5、8.6、8.4、4.2時間(凝固活性)であり、cpFVIIaについての3.4時間(ELISA)及び1.5時間(凝固活性)より大きかった。バイオアベイラビリティは、ELISA及び凝固活性のそれぞれについて、23、78、45及び17%、及び12、16、26及び13%と推定された(表3及び表4)。
表3及び表4には、それぞれELISA及び凝固アッセイのデータの非コンパートメント分析(NCA)後の薬物動態学的パラメータを列挙する。
Figure 2010514819
Figure 2010514819
ここに引用された刊行物、特許出願及び特許を含む全ての文献は、各文献が、出典明示により個々にかつ特に援用され、その全内容がここに記載されているかの如く、特定の文献が別個にここの他の箇所で援用されているとしても、その全体が出典明示によりここに援用される(法律により許容される最大範囲)。
特に示さない限り、ここで提供される全ての正確な値は、対応する近似値の代表例である(例えば、特定の要因又は測定値に関して提供される全ての正確な例示的値は、適切な場合は、「約」により修飾される対応の近似測定値をまた提供するとみなすことができる)。
本発明の実施態様
1.出血症状を予防又は処置する方法であって、第VIIa因子関連ポリペプチドを、このような処置に有効な量、このような処置を必要とする患者に投与することを含み、該投与が皮下又は筋肉内経路を介してなされる方法。
2.第VIIa因子関連ポリペプチドが、第VIIa因子のアミノ酸配列変異体である実施態様1に記載の方法。
3.第VIIa因子関連ポリペプチドが、ポリペプチドに共有結合又は非共有結合した非ポリペプチド部分を含む実施態様1-2の何れかに記載の方法。
4.非ポリペプチド部分がPEGである実施態様3に記載の方法。
5.第VIIa因子関連ポリペプチドが、野生型第VIIa因子のバイオアベイラビリティに対して、少なくとも約125%のバイオアベイラビリティを示す実施態様1-4の何れかに記載の方法。
6.第VIIa因子関連ポリペプチドが皮下経路を介して投与される実施態様1-5の何れかに記載の方法。
7.出血症状を予防又は処置する医薬を調製するための、第VIIa因子関連ポリペプチドの使用であって、該調製が皮下又は筋肉内径路を介しての投与に適している使用。
8.(i)製薬用製剤中の第VIIa因子関連ポリペプチド、及び(ii)出血症状を予防又は処置するために、皮下又は筋肉内経路を介して投与するための説明書を含むパーツのキット。

Claims (8)

  1. 出血症状を予防又は処置する方法であって、第VIIa因子関連ポリペプチドを、このような処置に有効な量、このような処置を必要とする患者に投与することを含み、該投与が皮下又は筋肉内経路を介してなされる方法。
  2. 第VIIa因子関連ポリペプチドが、第VIIa因子のアミノ酸配列変異体である請求項1に記載の方法。
  3. 第VIIa因子関連ポリペプチドが、ポリペプチドに共有結合又は非共有結合した非ポリペプチド部分を含む請求項1又は2に記載の方法。
  4. 非ポリペプチド部分がPEGである請求項3に記載の方法。
  5. 第VIIa因子関連ポリペプチドが、野生型第VIIa因子のバイオアベイラビリティに対して、少なくとも約125%のバイオアベイラビリティを示す請求項1から4の何れか一項に記載の方法。
  6. 第VIIa因子関連ポリペプチドが皮下経路を介して投与される請求項1から5の何れか一項に記載の方法。
  7. 出血症状を予防又は処置する医薬を調製するための、第VIIa因子関連ポリペプチドの使用であって、該調製が皮下又は筋肉内径路を介しての投与に適している使用。
  8. (i)製薬用製剤中の第VIIa因子関連ポリペプチド、及び(ii)出血症状を予防又は処置するために、皮下又は筋肉内経路を介して投与するための説明書を含むパーツのキット。
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