JP2010287069A - 作業機械管理システムにおける作業機械管理方法 - Google Patents

作業機械管理システムにおける作業機械管理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】作業機械遠隔稼働管理システムで得られた作業機械ごとの運転・操作情報に基づいて適切な運転・操作方法を提案できる作業機械管理方法を提供する。
【解決手段】作業機械の運転・操作情報を作業機械から無線通信で送信し、管理部で受信した運転・操作情報を顧客端末機器または社内端末機器に提供する作業機械遠隔稼働管理システムと、管理部で顧客・作業機械・訪問情報を一元管理する販売・サービス支援システムとを具備した作業機械管理システムである。管理部は、販売・サービス支援システムの顧客・作業機械・訪問情報を表示する社内端末機器の画面上にて、作業機械遠隔稼働管理システムで取得した運転・操作情報を図表化するとともに評価した運転・操作方法診断レポートを作業機械ごとに作成し、この運転・操作方法診断レポートを顧客端末機器または他の社内端末機器に送信する機能を備えている。
【選択図】図1

Description

本発明は、作業機械の運転・操作情報を作業機械から管理部を介して顧客端末機器および社内端末機器の少なくとも一方に提供する作業機械遠隔稼働管理システムを備えた作業機械管理システムにおける作業機械管理方法に関する。
車両監視システムにより、遠隔車両の最新状態を監視して、監視結果(現在位置、故障部品、消耗部品の残り時間など)を表示したウェブページを間欠的にクライアントシステムにオンラインで提供し、そのウェブページに、部品管理システムやレンタルシステムに接続するためのリンクデータ又は制御データを埋め込み、クライアントシステムは、監視結果を示したウェブページを表示した後、そのウェブページに埋め込まれたリンクデータ又は制御データを利用して、部品管理システムに接続して部品検索や部品の購入注文をオンラインで行ったり、あるいは、レンタルシステムに接続して、代車の検索やレンタル注文をオンラインで行なうことができるようにした機械状態管理システムがある(例えば、特許文献1参照)。
また、遠隔地で作業機械の稼働状況を把握し管理する作業機械遠隔稼働管理システムのウェブサービスに、顧客基礎情報、作業機械に関する稼働情報(稼働時間、燃料残量など)、機械情報(エンジン回転数、油圧機器状態など)、メンテナンス情報(オイル交換時期、フィルタ交換時期など)、修理履歴、部品注文、販社情報などを格納した諸情報データベースを接続し、修理履歴などの情報を活用して次回部品交換時期を推定する部品交換時期管理システムがある(例えば、特許文献2参照)。
特開2003−203127号公報(第1頁、図1) 特開2008−117117号公報(第1頁、図1)
特許文献1の機械状態管理システムは、故障部品または交換部品の部品手配および代車手配などのサービス支援用の画面と、エンジンおよび作動油などの温度および圧力などの作業機械ごとのマシンモニタリングレポート画面とを切替表示することは可能であるが、作業機械ごとに好ましい運転・操作方法を提案する機能は備えていない。
特許文献2の部品交換時期管理システムも、稼働情報、機械情報、メンテナンス情報などを表示することは可能であるが、作業機械ごとに好ましい運転・操作方法を提案する機能は備えていない。
本発明は、このような点に鑑みなされたもので、作業機械遠隔稼働管理システムで得られた作業機械ごとの運転・操作情報に基づいて適切な運転・操作方法を提案できる作業機械管理システムにおける作業機械管理方法を提供することを目的とするものである。
請求項1に記載された発明は、作業機械の運転・操作情報を作業機械から無線通信で送信させ、管理部で受信した運転・操作情報を顧客端末機器および社内端末機器の少なくとも一方に提供する作業機械遠隔稼働管理システムと、管理部で顧客・作業機械・訪問情報を一元管理する販売・サービス支援システムとを具備した作業機械管理システムにおいて、管理部は、販売・サービス支援システムの顧客・作業機械・訪問情報を表示する画面上にて、作業機械遠隔稼働管理システムで取得した運転・操作情報を図表化するとともに評価した運転・操作方法診断レポートを作業機械ごとに作成し、この運転・操作方法診断レポートを顧客端末機器および社内端末機器の少なくとも一方に送信する作業機械管理システムにおける作業機械管理方法である。
請求項2に記載された発明は、請求項1記載の作業機械管理システムの作業機械管理方法における運転・操作方法診断レポートには、作業機械に搭載されたエンジンのエンジン目標回転数を設定するアクセルダイヤルのダイヤルモード別使用時間およびダイヤルモード別構成比を表示する作業機械管理方法である。
請求項3に記載された発明は、請求項1記載の作業機械管理システムの作業機械管理方法における運転・操作方法診断レポートには、作業機械に搭載されたエンジンのアイドル時間を表示する作業機械管理方法である。
請求項4に記載された発明は、請求項1記載の作業機械管理システムの作業機械管理方法における運転・操作方法診断レポートには、作業機械に搭載されたエンジンの標準運転時における目標回転数より低速回転の目標回転数を設定するエコモード運転の使用時間を表示する作業機械管理方法である。
請求項5に記載された発明は、請求項1記載の作業機械管理システムの作業機械管理方法における運転・操作方法診断レポートには、作業機械の油圧回路に設けられたリリーフ弁が作動したリリーフ圧作業時間を表示する作業機械管理方法である。
請求項1記載の発明によれば、管理部は、販売・サービス支援システムの顧客・作業機械・訪問情報を表示する画面上にて、作業機械遠隔稼働管理システムで取得した運転・操作情報を図表化するとともに評価した運転・操作方法診断レポートを作業機械ごとに作成し、顧客端末機器および社内端末機器の少なくとも一方に送信するので、作業機械遠隔稼働管理システムで得られた作業機械ごとの運転・操作情報に基づいて適切な運転・操作方法を提案できる。
請求項2記載の発明によれば、エンジン目標回転数を設定するアクセルダイヤルのダイヤルモード別使用時間およびダイヤルモード別構成比を表示することにより、高アクセルダイヤル値の使用時間比が高い場合はアクセルモードを下げることで低燃費運転が可能となることを提案できる。
請求項3記載の発明によれば、作業機械に搭載されたエンジンのアイドル時間を表示することにより、このアイドル時間が多い場合は作業時以外はエンジンを停止することで低燃費運転が可能となることを提案できる。
請求項4記載の発明によれば、作業機械に搭載されたエンジンの標準運転時における目標回転数より低速回転の目標回転数を設定するエコモード運転の使用時間を表示することにより、このエコモード運転の使用時間が少ない場合はこのエコモード運転の使用頻度を増やすことで低燃費運転が可能となることを提案できる。
請求項5記載の発明によれば、作業機械の油圧回路に設けられたリリーフ弁が作動したリリーフ圧作業時間を表示することにより、このリリーフ圧作業時間が多い場合は操作内容や使用機械のクラスを見直すことで低燃費運転が可能となることを提案できる。
本発明に係る作業機械管理システムにおける作業機械管理方法の一実施の形態を示すフローチャートである。 同上管理システムのブロック図である。 同上管理システムの概要図である。 同上管理システムの作業機械側のコントローラのブロック図である。 同上管理システムの作業機械側の油圧回路および制御回路の回路図である。 同上管理システムの管理部側での操作手順を示すフローチャートである。 同上管理システムの販売・サービス支援システムの画面上で「累積稼働時間」を選択した場合の表示例を示す図である。 同上管理システムの販売・サービス支援システムの画面上で「運転指導」を選択した場合の表示例を示す図である。 同上「運転指導」を選択した場合の画面上で運転・操作方法診断レポートを呼出す場合の操作例を示す図である。 同上運転・操作方法診断レポートの一例を示す図である。
以下、本発明を、図1乃至図10に示された一実施の形態に基いて詳細に説明する。
図3は、中心となる作業機械遠隔稼働管理システム10の概要を示し、この作業機械遠隔稼働管理システム10は、作業機械11の動態管理を無線通信を利用して遠隔地で行なうもので、作業機械11は、無線通信機能を有するとともに、グローバル・ポジショニング・システム用衛星(以下、GPS衛星12という)により位置測位機能を有する動態管理用コントローラ(後で説明する)を備えている。なお、この図3で示された作業機械11は油圧ショベルであるが、作業機械11としては、ブルドーザ、ローダなどでも良い。
作業機械11の動態管理用コントローラは、中継局13および無線キャリアネットワーク14を介して、管理部15と通信可能に構成されている。無線キャリアネットワーク14は、携帯電話通信と衛星通信とを併用して、作業機械11の動態管理用コントローラと管理部15とを結ぶ携帯電話回路網である。
管理部15は、作業機械11を生産するメーカ社内に設置され、この管理部15には、インターネット回線網16を介して顧客端末機器17が通信可能に構成されているとともに、メーカ系列のイントラネット回線網18を介して、メーカ社内およびメーカ系列販社内などのメーカ側社内に設置された社内端末機器19が通信可能に構成されている。
管理部15は、作業機械11の動態管理用コントローラから無線通信で送信させた車両情報、動態データ(すなわち稼働データおよび位置情報)を受信して保存するとともに、一連の情報集合体であるウェブサイトに反映させ、顧客およびメーカ社内または販売店のサービスマンに対して、インターネット回線網16またはイントラネット回線網18を通じて、ウェブ(Web)またはメーラにて情報提供を行なう。
顧客端末機器17または社内端末機器19は、顧客またはサービスマンが、インターネット回線網16またはイントラネット回線網18を通じて管理部15にアクセスして、ウェブブラウザまたはメーラにより自分の所有または担当する作業機械11の稼働データを閲覧する主としてパーソナルコンピュータ(以下、単に「パソコン」という)であるが、携帯電話も含む。
稼働データは、稼働情報(稼働時間、燃料残量など)、機械情報(エンジン回転数、油圧機器状態など)、警告情報(未承認キー挿入、異常検出など)、メンテナンス情報(オイル交換時期、フィルタ交換時期など)を含む。
図2は、作業機械遠隔稼働管理システム10における管理部15側の構成を示し、特に、作業機械11の車両情報(車両名称(号機情報)、機種、建機本体シリアル番号など)、稼働データ(稼働情報、機械情報、警告情報、メンテナンス情報)および位置情報(GPS衛星12による地図表示)などを作業機械11から遠隔地の管理部15に無線通信で送信させ、管理部15で受信したこれらの情報をウェブサイト(会員サイト)に反映させて顧客またはサービスマンに提供することで、顧客またはサービスマンがインターネットまたはイントラネットに接続されたパソコンなどを使ってホームページ上で作業機械11を管理する管理部15側のアプリケーションを示し、管理部通信部21と、データ連結処理部22と、データベース23と、メール配信部24と、ネット回線用情報処理部25とを備えている。
管理部通信部21は、無線キャリアネットワーク14を利用できる通信機器、すなわち無線キャリアネットワーク14を介して作業機械11の動態管理用コントローラ26とデータ通信をするためのデータ受信部27、データ送信部28および情報制御部29を備えている。
作業機械11内では、動態管理用コントローラ26と機体制御用コントローラ30とが、車載電子機器ネットワークにより接続されている。これらのコントローラ26,30の説明は、後で詳述する。
また、作業機械遠隔稼働管理システム10のデータ連結処理部22は、XMLデータ形式などの標準化技術を用いて、種々のシステム間で異なる言語のコンピュータシステム同士を対話させたり情報を交換するウェブサービス22wsを備えている。すなわち、データ連結処理部22は、XML(eXtensible Markup Language)などの標準化技術を用いて、例えば作業機械11の動態管理用コントローラ26と、顧客端末機器17(顧客パソコン17pc、顧客携帯電話17ph)またはメンテナンス実行側(メーカ社内および販売店)の社内端末機器19(社内パソコン19pc、社内携帯電話19ph)などとの間で行なわれるデータ授受を制御し、その処理を行なうウェブサーバを備えている。
顧客パソコン17pcおよび顧客携帯電話17phは、いずれもインターネット回線網16を介して管理部15が運営するウェブサイトにアクセスできる環境にあり、顧客携帯電話17phは、電子メールを受信保存できる機能を有する。
社内パソコン19pcおよび社内携帯電話19phは、いずれもメーカ系列のイントラネット回線網18を介して管理部15が運営するウェブサイトにアクセスできる環境にあり、社内携帯電話19phは、電子メールを受信保存できる機能を有している。
データベース23は、車両データベース31と、顧客情報データベース32と、社内データ更新部33とから構成され、車両データベース31には、作業機械11から送信された車両情報(号機情報など)、稼働データ(稼働情報、機械情報など)および位置情報が保存され、顧客情報データベース32には、社内のイントラネット回線網18を介して顧客マスタから供給され社内データ更新部33で逐次更新される顧客に関するデータが保存される。後述するように、各データベース31,32の情報は、ヒモ付けされた態様で顧客またはサービスマンに提供される。
メール配信部24は、電子メールを顧客携帯電話17ph、顧客パソコン17pcおよび社内携帯電話19phに送信するためのメールサーバを備え、作業機械11側から警告情報が送信された場合は、車両情報に対応する顧客に警告情報があった旨の電子メールを送信し、また、後述する部品交換時期が設定範囲内に入った場合は、車両情報に対応する顧客に部品交換時期を知らせる電子メールを送信する。このため、送信すべき顧客携帯電話17ph、顧客パソコン17pcおよび社内携帯電話19phのアドレスがメールサーバのメモリに保存されている。
ネット回線用情報処理部25は、データ連結処理部22に情報制御部34を介して接続され、ウェブサイトを管理する顧客向情報処理部35および社内向情報処理部36を備え、ウェブサイトを通じて顧客パソコン17pcおよび社内パソコン19pcとデータの授受を行う。
ウェブサイトから所定のデータの取得要求を行わせるために、IDとパスワードによるログインを条件としており、このため、アクセスを許容する顧客および社内(販売店も含む)のサービスマンには、それぞれIDとパスワードを付与しておく。
作業機械11の位置情報は、作業機械遠隔稼働管理システム10により顧客パソコン17pcまたは社内パソコン19pcで確認することができるとともに、管理部15の情報制御部34に接続された地図情報検索サイトの地図情報データベース41を通じて、顧客携帯電話17phまたはサービスマンの社内携帯電話19phでも確認できるので、移動しながら、部品交換作業現場などのメンテナンス対象車両の位置を探索するのに役立つ。
また、作業機械遠隔稼働管理システム10のデータ連結処理部22のウェブサービス22wsに、作業機械遠隔稼働管理システム外部のソフト書換えシステム42が、このソフト書換えシステム42に取付けられた互換可能な同一データ形式のウェブサービス42wsを介して接続され、作業機械遠隔稼働管理システム外部のデータベースとしての諸情報データベース43が、この諸情報データベース43に取付けられた互換可能な同一データ形式のウェブサービス43wsを介して接続され、作業機械遠隔稼働管理システム外部の修理業務システム44が、この修理業務システム44に取付けられた互換可能な同一データ形式のウェブサービス44wsを介して接続され、作業機械遠隔稼働管理システム外部のレンタルシステム45が、このレンタルシステム45に取付けられた互換可能な同一データ形式のウェブサービス45wsを介して接続され、作業機械遠隔稼働管理システム外部の取説取得用イントラネット回線網46が、この取説取得用イントラネット回線網46に取付けられた互換可能な同一データ形式のウェブサービス46wsを介して接続されている。
ソフト書換えシステム42は、作業機械11の動態管理用コントローラ26および機体制御用コントローラ30の各制御用ソフトウェアを書換えるソフト書換えファイルを備え、このソフト書換え機能を利用して作業機械11の制御用ソフトウェア(機体制御プログラム)を変更することが可能である。例えば、作業機械11の機体制御用コントローラ30を制御する機体制御プログラム中の稼働設定値を書換えることで、エンジン回転数や油圧ポンプ特性などを調整することが可能である。
諸情報データベース43は、社内データ更新部33に提供される更新前の顧客基礎情報、作業機械11に関する機械情報、修理履歴、部品注文、販社情報などを格納したデータベースであり、修理履歴などの内部情報を活用して次回部品交換時期を推定し、次回部品交換時期が設定範囲内に入ったか否かを判断する部品交換時期管理システムを有する。前記社内データ更新部33は、この諸情報データベース43の顧客に関するデータを更新して、顧客情報データベース32に入力する。
修理業務システム44は、作業機械遠隔稼働管理システム10から修理業務を遂行する上で必要なデータをもらうためのものである。
レンタルシステム45は、作業機械11のレンタル業務における在庫情報などを管理するとともに請求書を発行するための会計処理をするシステムであり、車両情報(号機情報)とともに、レンタル先顧客情報などが保存されている。
取説取得用イントラネット回線網46は、作業機械11の部品カタログや取扱説明書を取得するためのイントラネット回線網である。
そして、この図2に示された作業機械遠隔稼働管理システム10における管理部15とその周辺では、顧客パソコン17pcおよび社内パソコン19pcからアクセスされ、動態データの取得要求がされるウェブサイトを運営するデータ連結処理部22のウェブサーバと、作業機械11から通信手段を介して取得した動態データおよびこの動態データに関連する関連データを保存する内部のデータベース23と、この内部のデータベース23を管理する管理サーバと、内部のデータベース23に保存されるべき関連データを保存している外部の諸情報データベース43と、この外部の諸情報データベース43を管理する管理サーバとを備え、前記データ連結処理部22のウェブサーバは、前記関連データを、自身に接続された外部の諸情報データベース43から取り出して内部のデータベース23に保存させるとともに、内部のデータベース23に保存される動態データ(稼働データ)を、それと関連する関連データ(顧客情報)とともに、ウェブサイトに反映させるものであって、前記ウェブサーバを介したデータ授受のデータ形式をXMLデータ形式として、少なくとも、前記ウェブサーバをサービスリクエスタに、ウェブサーバに接続される各サーバを、サービスプロバイダにそれぞれ機能させる。
この管理部15の管理システムは、いわゆるXMLウェブサービスを作業機機11の作業機械遠隔稼働管理システム10に利用した技術であり、そのXMLウェブサービスとは、XMLデータ形式のデータ交換によってネットワーク上に散在する各アプリケーションを連携させる技術をいう。XML(eXtensible Markup Language)は、マークアップ言語の一つで、最大の特徴は、各システムのプラットフォームに依存することなくシステム間でデータを送受信でき、またプログラムが解釈できる言語なので、異なるシステム間のサーバ同士でのデータの送受信に使用できる点にある。
そして、XMLデータ形式のオブジェクトをネットワーク経由で利用できる通信プロトコルとしてSOAP(Simple Object Access Protcol)が知られている(下位プロトコルとして汎用されるHTTPなどを利用可能)。したがって、例えばHTTPで接続されたネットワーク環境においてSOAPを使用し、例えば第1サーバからネットワーク上にある第2サーバに前記XMLデータを送信させることで、第2サーバで処理をさせ、その処理後のXMLデータを第1サーバに返すことも可能であり、さらに第1サーバでウェブサイトを運営していれば、取得したデータをこのウェブサイトに反映させることも可能となる。
前記サービスリクエスタおよびサービスプロバイダは、いずれもXMLウェブサービス上の概念であり、サービスリクエスタとはデータ要求をするXMLデータの送信元をいい(例えば第1サーバ)、サービスプロバイダとは、そのデータの送信先であって、そのデータに記述される処理をした後、処理後のデータをサービスリクエスタに返す相手方サーバをいう(例えば第2サーバ)。
管理部15においては、データ連結処理部22のウェブサーバがサービスリクエスタとして機能し、それに接続される内外のデータベース23,43の管理サーバがサービスプロバイダとして機能するので、ウェブサーバからのXMLデータ形式の指令データにより各管理サーバが指令の処理を行い、処理後のデータをウェブサーバに返信することになる。返信されるデータが外部の諸情報データベース43からの関連データであれば、ウェブサーバでは、それをそのまま内部のデータベース23の管理サーバに送信して保存させる。返信されるデータが内部のデータベース23からの動態データ(稼働データ)およびそれにヒモ付けされた関連データ(顧客情報)であれば、ウェブサーバは自身が運営するウェブサイトに反映させる。
それゆえ、この装置において、顧客またはサービスマンが例えば自己の所有または担当する作業機械11の動態データを知りたいとき、自己の端末から管理部15のウェブサイトにアクセスし、データ取得要求の指示を出すことができる。
管理部15のウェブサーバでは、この指示を受けて、内部のデータベース23の管理サーバに対してXMLデータ形式の指令データを送信するので、管理サーバは、内部のデータベース23から所望の作業機械のXMLデータ形式の動態データを取り出すとともに、関連データも取り出して、ウェブサーバに返信する。ウェブサーバでは、動態データと関連データをヒモ付けさせてウェブサイトに反映させる。これにより、顧客またはサービスマンは動態データを関連データとともに取得できる。顧客またはサービスマンが自己の端末との間に自身のデータベースを接続させている場合は、前記ウェブサイトから取得する動態データはXMLデータ形式なので、直接そのデータベースに取り込むことも可能となる。
作業機械11と管理部15との間のデータ授受もXMLデータ形式とし、作業機械側データ取得手段をサービスプロバイダとして機能させる。データ連結処理部22のウェブサーバとXMLデータ形式でデータ授受を行なうソフト書換えシステム42、修理業務システム44、レンタルシステム45および取説取得用イントラネット回線網46の各サーバも、諸情報データベース43と同様にサービスプロバイダとして機能させる。
以上説明したように、この作業機械遠隔稼働管理システム10における管理部15側のアプリケーションは、データ連結処理部22のウェブサーバとデータ授受のデータ形式をXMLデータ形式とし、少なくとも前記ウェブサーバをサービスリクエスタに、このウェブサーバに接続される各サーバを、サービスプロバイダにそれぞれ機能させているため、サービスプロバイダから返信される動態データや関連データもXMLデータ形式となっており、それらデータを管理部15内にそのまま取り込むことも、さらに、そのデータを例えば顧客側や外部システムがウェブサーバを介してそのまま取り込むことも容易となっている。
すなわち、建設業界の標準形式であるXMLデータ形式に対応できるとともに、このXMLデータ形式は全世界に通ずる全世界共通データ形式でもあるので、外部からデータ提供の依頼があったときでも、そのままデータを渡すことができる。さらに、態様によっては、外部のシステムと接続させ、データ連結処理部22のウェブサーバをサービスリクエスタとして機能させて、ウェブサーバが取得した動態データを、直接その外部のシステムに取り込むようにすることも可能である。
また、管理部15のウェブサイトに接続されるサービスプロバイダとしてのサーバを増やすことも容易となり、その場合、管理システム自体の処理を増加させることも可能になる。一方、データ連結処理部22のウェブサーバはサービスリクエスタとして機能すれば足りるので、管理部自体の負担は増えず、機構が簡単なまま、しかも低コストで装置がグレードアップする効果が得られる。
すなわち、システム構築につき、従来のように他のシステムとの連携を含めたシステム構成を1つ1つ作成する必要がなく、連携コネクタすなわちデータ連結処理部22のウェブサービスを1つ作るだけで、ソフト書換えシステム42、諸情報データベース43、修理業務システム44、レンタルシステム45、取説取得用イントラネット回線網46などの各業務における様々な他のシステムと、それらのウェブサービス42ws,43ws,44ws,45ws,46wsを介して簡単に連携できるので、それぞれの独自インターフェイスとの繋ぎ合わせが容易にでき、低コストで作成できる。
さらに、作業機械遠隔稼働管理システム10の完成後における別システムの追加、改変が容易であり、例えば、ソフト書換えシステム42、諸情報データベース43、修理業務システム44、レンタルシステム45、取説取得用イントラネット回線網46のような別システムを連携させることになっても、これらの別システムを作業機械遠隔稼働管理システム10内に入れるためのシステム開発は不要であり、これらの別システムにウェブサービス42ws,43ws,44ws,45ws,46wsを取付けるだけで、別システムの追加が可能となる。
この図2に示された管理部15のデータ連結処理部22に直接接続されたデータベース23、間接的に接続された外部の顧客端末機器17、社内端末機器19、地図情報データベース41、ソフト書換えシステム42、諸情報データベース43、修理業務システム44およびレンタルシステム45および取説取得用イントラネット回線網46などによって、管理部15で顧客・作業機械・訪問情報を一元管理する販売・サービス支援システム48を構成している。
次に、図4は、作業機械11の内外へのデータ授受を制御する動態データ管理装置である動態管理用コントローラ26と、作業機械11の種々の機器を制御する機体制御用コントローラ30とを示す。動態管理用コントローラ26と、機体制御用コントローラ30は、通信線などの車載電子機器ネットワーク51によって接続されている。
動態管理用コントローラ26は、作業機械11のバッテリ(図示せず)に直接接続される主電源回路に対し、エンジン始動回路(図示せず)とパラレルに接続されている。したがって、エンジン始動回路のエンジンキースイッチをオフにしても、主電源スイッチをオフにしない限り、動態管理用コントローラ26は主電源の供給を受けて稼働状態を維持できる。これに対し、機体制御用コントローラ30は、前記動態管理用コントローラ26と異なり、エンジンキースイッチ回路に接続され、エンジンキースイッチのオン/オフと連動する。
機体制御用コントローラ30は、演算処理部52および記憶部53を備え、演算処理部52は、有線通信部54を介して車載電子機器ネットワーク51に接続されるとともに、入出力信号処理部55を介して、ディーゼルエンジンのエンジンコントローラ(ECMなど)、油圧回路のポンプコントローラ(レギュレータなど)およびセンサ類などの各種機器56に接続されている。
そして、記憶部53には、車両情報(号機情報など)および設定データが保存され、この記憶部53内の設定データに基づきエンジンコントローラ、ポンプコントローラなどに制御信号を出力する。さらに、この機体制御用コントローラ30に取込まれた稼働データは、有線通信部54から車載電子機器ネットワーク51を介して、動態管理用コントローラ26に取込まれる。
動態管理用コントローラ26は、演算処理部61と、この演算処理部61に接続された記憶部62と、有線通信部63と、無線通信部64と、位置測定部65と、日付管理部66と、入出力信号処理部67と、電源制御部68とからなる。
演算処理部61は、動態管理用コントローラ26内のデータの授受等に関して各構成部62〜67に対して指令を出力する。
記憶部62は、演算処理部61より書き込まれた作業機械の稼働データ(稼働情報、機械情報、メンテナンス情報および警告情報)および演算処理部の指令基準となる条件が記述された設定データを保存する。この記憶部62は、保存されるデータに応じて、記憶領域が稼働データ記憶部71、自発送信データ記憶部72、設定データ記憶部73の3つに分割されている。
有線通信部63は、作業機械内の他のコントローラ(機体制御用コントローラ30)と車載電子機器ネットワーク51を介してデータ通信をする。
無線通信部64は、無線キャリアネットワーク14を利用できる無線通信機器とメモリを備え、その無線キャリアネットワーク14を介して管理部通信部21とデータ通信をする。そのメモリには管理部通信部21の電話番号(連絡先データ)が保存されるほか、この管理部通信部21からの呼出用電子メールを保存する領域が設定されている。
位置測定部65は、GPS受信機を備え、GPS衛星12からの電波を受信して現在位置を測位する。
日付管理部66は、時計手段と充電池を備え、主電源オフ時にも日時を保持して日時データを管理できるように独自の充電池を備え、また予め演算処理部61より設定された日付、時刻になると演算処理部61に出力をする。
入出力信号処理部67は、エンジンコントローラ、ポンプコントローラおよびセンサ類などの各種機器56に接続され、センサ類から得られた稼働データを機械情報として動態管理用コントローラ26に取込むとともに、各種機器56のリレーなどに対して出力をするもので、機種によっては機体制御用コントローラ30が設置されない場合にも対応できる。
電源制御部68は、演算処理部61、無線通信部64および日付管理部66に接続され、これらの内部電源のオン/オフを制御する。
そして、前記記憶部62への各データの保存は、前記演算処理部61の指令により処理され、そのうち作業機械11の各種機器56に設けられた稼働時間積算計、燃料残量センサ、エンジン回転数センサ、温度センサ、圧力センサなどのセンサ類から得られた所定の稼働データ(稼働情報(稼働時間情報、燃料残量情報)、機械情報、メンテナンス情報および警告情報)は、入出力信号処理部67および演算処理部61を経て記憶部62の稼働データ記憶部71に保存される。
これらの稼働データのうち、警告を発する条件に合致する異常データがあった場合、それは警告情報として、自発送信データ記憶部72にも保存される。この自発送信データ記憶部72に警告情報が保存されている場合、後述するように、管理部15からの呼出用電子メールの有無に関わらず、演算処理部61は管理部15側に警告情報を送信するよう指令を出力する。
演算処理部61の制御指令は、記憶部62の設定データ記憶部73に保存される設定データに基づいているが、更新すべき設定データは、管理部15側から送信され、それが前記設定データ記憶部73に保存される。
車載電子機器ネットワーク51には、サービスツール76を介してノートパソコン77が接続可能となっている。このノートパソコン77は、車載電子機器ネットワーク51を介して動態管理用コントローラ26および機体制御用コントローラ30と通信を行ない、ノートパソコン77上に機械情報などをリアルタイムで表示させる。
次に、前記動態管理用コントローラ26内における通信処理を説明する。
演算処理部61では、主電源スイッチがオンになっている限り、管理部15からの呼出用電子メールが受信されて無線通信部64のメモリ内に保存されているか否かを常時チェックしている。
管理部15から呼出用電子メールが送信された場合、無線通信部64で受信し、即座に無線通信部64のメモリに保存する。チェックしている演算処理部61がその保存を確認すると、無線通信部64に無線通信部64のメモリから管理部15の電話番号を取り出させ、管理部15側に架電させる。
無線通信部64が管理部15と通じると、管理部15から設定データがあればそれが送信され、それとともに所望の作業機械11の送信要求が送信される。演算処理部61では、まず設定データを受信したかどうか確認し、受信があれば、それを記憶部62の設定データ記憶部73に保存して更新し、更新完了した結果をデータとして管理部15側に返す。設定データは、上述したように、演算処理部61の制御指令であり、更新以後は更新後の設定に基づき制御が行われる。
次に演算処理部61は、稼働データ要求を確認すると、所望の作業機械11の稼働データを稼働データ記憶部71から取り出して、無線通信部64から管理部15へ送信させる。なお、稼働データを受信した管理部15側では、その稼働データをウェブサイトに反映させ、顧客またはサービスマンに情報提供する。
次に演算処理部61は、記憶部62の自発送信データ記憶部72内に警告情報の有無を確認し、警告情報があれば、そのデータを取り出し、無線通信部64から管理部15へ送信させる。
警告情報を受信した管理部15側では、そのデータをウェブサイトに反映させるとともに、管理部15側に登録されている顧客またはサービスマンの携帯電話17ph,19phに、警告情報を受信した旨の電子メールを送信する。
演算処理部61は、各データ送信後、設定された所定時間が経過すると、強制的に回線を切断させる。なお、管理部15からの呼出用電子メールがない場合、演算処理部61は、記憶部62の自発送信データ記憶部72内に警告情報があるか否かを常時チェックし、データがあれば、無線通信部64から管理部15に架電させて、警告情報を送信させる。
次に、このような作業機械遠隔稼働管理システム10の顧客およびサービスマンを含めた実際のデータの流れについて説明する。
顧客および社内(販売店も含む)のサービスマンが現在の自己の所有または担当する作業機械11の稼働状況について知りたいときは、それぞれ各自の顧客端末機器17または社内端末機器19からインターネット回線網16またはイントラネット回線網18を介して、管理部15が運営するウェブサイトにアクセスし、IDとパスワードでログインした後、所望の作業機械11の稼働データの取得を要求する。
管理部15側では、要求された所望の作業機械11へのアクセスデータを自身のデータベース23から取得し、そのデータに基づき、所望の作業機械11に無線キャリアネットワーク14を介して呼出用電子メールを送信する。
一方、作業機械11側では、動態管理用コントローラ26の無線通信部64により前記呼出用電子メールを受けておく。動態管理用コントローラ26の演算処理部61が呼出用電子メールの保存を確認すると、無線通信部64に対して架電指令を出力し、携帯電話通信網を含む無線キャリアネットワーク14を介して管理部15側に架電させる。
電話を受けた管理部15側では稼働データの要求信号を出力し、これを受けて前記作業機械11側は、前記動態管理用コントローラ26内において、演算処理部61が記憶部62から所望の稼働データを取得し、これを無線通信部64から出力させる。このデータを受けた管理部15側は、いったん自身のデータベース23に保存し、所定の出力形式で自身のウェブサイトに反映させる。これにより、顧客端末機器17または社内端末機器19において、その時点における所望の稼働データが表示されることになる。
このデータの流れにおいて、作業機械11の動態管理用コントローラ26は、エンジンキースイッチがオフのときでも作業機械11のバッテリから直接電源を得て、主電源スイッチが切られない限り稼働しており、作業機械11が作動していないときでも、管理部15側からの呼出用電子メールを常に監視して応答する体勢をとっているので、主電源スイッチをオフにしない限り、顧客または社内(販売店も含む)のサービスマンは、いつでも、管理部15が運営するウェブサイトを通じて、所望の作業機械11についてのリアルタイムの稼働データを要求し、また取得することができる。
また、警告情報については、それが自発送信データ記憶部72に保存されれば、主電源スイッチがオンである限り、作業機械11側から直ちに管理部15側に送信され、電子メールによって顧客端末機器17または社内端末機器19に出力されるので、作業機械11に異常のあることをリアルタイムで知ることができる。
特に、動態管理用コントローラ26の位置測定部65を経て取得したGPS位置情報を利用して、日付管理部66で管理される日時との関係で作業機械11の稼働位置が設定された想定領域の外に作業機械11が移動したときに、その位置情報を警告情報として保存させるようにすれば、顧客またはサービスマンは遠隔地において盗難か否かの判断が即座にできる。なお、明らかに盗難の可能性が高いと想定できる位置情報の場合は、動態管理用コントローラ26からの警告信号に基づき機体制御用コントローラ30が自身でエンジン始動回路を遮断するなどの始動制限機能を備えることで、盗難防止を図れる。
また、顧客端末機器17または社内端末機器19からの稼働データの要求は、すべて管理部15を通じるルートとなっていて、これにより作業機械11が稼働データを送信する先は管理部15だけとなっており、そのデータ送信の始動も、管理部15側からの呼出用電子メールの有無に限っているので、データを渡す顧客の認証機構が作業機械11にはまったく不要となり、しかもアクセスのあった時にデータを渡すのではなく、呼出は呼出で終了させた後、接続先が設定されている管理部15だけに作業機械11側から架電のうえデータを送信するので、作業機械11および管理部15ともに簡易なシステム構成となるとともに、データ漏洩のおそれがない。
すなわち、この作業機械遠隔稼働管理システム10では、作業機械11側からの動態データの送信先は、予め連絡先が設定された管理部15のみであり、その管理部15からウェブサイトを通じて顧客端末機器17または社内端末機器19にデータが提供されるので、作業機械11側では動態データを管理部15だけに提供すれば、複数の顧客またはサービスマンにデータを提供できることになる。
このことは、作業機械11が複数の顧客端末機器17または社内端末機器19から直接アクセスを受け、それにデータを提供するシステムと比較して、個々の認証機構が不要となる分、システムが簡素化できるとともに、通信ランコストも低廉に抑えることが可能となる。しかも、作業機械11とのデータの授受は、予め連絡先が決定されている管理部15のみに限られ、限られた回線でデータを流すので、情報が漏洩するおそれも格段に減少し、セキュリティに要する構築費用もきわめて低廉で済むものとなっている。
また、管理部15側が作業機械11とのデータの授受を一括して行い、受信したデータをウェブサイトに反映させて顧客またはサービスマンに提供するので、例えば作業機械11からは数値だけの生データのみを受け取るものとしても、ウェブサイトに反映させる段階で、数値だけの生データを顧客またはサービスマンが所望する様式に加工して表示させることができ、顧客またはサービスマンの便宜に適うシステムとなっている。
すなわち、管理部15側がデータ授受を一括して行うことで、作業機械11の稼働データのうち保守管理に必要なものと、顧客に必要なものとを、管理部15にて選別することができ、顧客とサービスマンのそれぞれにとって必要なデータだけを提供することができる。さらに、管理部15側で、決まった時間に一括してすべての作業機械の稼働データを取得し、そのデータをウェブサイトに反映させることも可能であるが、そのような場合は、通信コストを低廉にできる。
次に、図5は、作業機械側の油圧回路および制御回路を示し、作業機械に搭載されたエンジン81により駆動される可変容量型のポンプ82は、タンク83内の作動油を吸込み、ポンプ吐出ライン84を経てコントロール弁85に作動油を供給する。このコントロール弁85には、パイロット操作弁(いわゆるリモコン弁)86によりパイロット操作される複数のスプールが内蔵され、これらのスプールにより、ポンプ82から吐出された作動油が方向制御および流量制御されて作業機械を動かす複数の油圧アクチュエータ87に供給される。ポンプ吐出ライン84からタンク83への戻りライン88が分岐され、この戻りライン88中にリリーフ弁89が設けられ、このリリーフ弁89によりポンプ吐出ライン84の供給油圧の上限が設定圧に制御される。
エンジン81には、そのエンジン回転数を制御する電子ガバナ91と、エンジン回転数を検出するエンジン回転数センサ92とが設置され、これらの電子ガバナ91およびエンジン回転数センサ92は、エンジンコントローラ93に接続されている。このエンジンコントローラ93には前記の機体制御用コントローラ30が接続されている。
この機体制御用コントローラ30に、エンジン目標回転数を例えば10段階に設定するアクセルダイヤル94と、エンジンの標準運転とこの標準運転時における目標回転数より低速回転の目標回転数を設定するエコモード運転とを選択する運転モード切替スイッチ95と、入力キーおよび表示画面を備えたモニタ96と、油圧アクチュエータ87の負荷圧力を検出する負荷圧検出センサ97と、リリーフ弁89がリリーフ作動していることを検出するリリーフ圧検出センサ98と、パイロット操作弁86が操作されたときに発生するパイロット操作圧を検出するパイロット圧検出センサ86pと、負荷圧検出センサ97により検出された負荷圧力に応じてポンプ82のポンプ容量可変手段を制御するレギュレータ99とがそれぞれ接続されている。
次に、図1に示されたフローチャートを参照して、作業機械管理システムにおける作業機械管理方法の制御フローを説明する。なお、図1中の丸数字は、ステップ番号を示す。
(ステップ1)
機体制御用コントローラ30は、時間計測機能を有しているので、運転・操作情報として、アクセルダイヤル94で設定されたダイヤルモード別の使用時間を計測し、エンジンコントローラ93を介してエンジン81が始動されてから停止されるまでのエンジン稼働時間を計測し、パイロット圧検出センサ86pによりパイロット操作弁86から出力されたパイロット操作圧を検出して作業機械11のフロント作業装置の油圧アクチュエータ87が作動された実働時間を計測し、エンジン稼働時間から実働時間を差引いたアイドル時間を演算し、リリーフ圧検出センサ98で検出されたリリーフ弁89がリリーフ作動している高負荷状態のリリーフ圧作業時間を計測し、作業機械11がフロント作業装置の先端にバケットに替えて油圧ブレーカや破砕機などのアタッチメントを装着している場合はパイロット圧検出センサ86pによりアタッチメント用パイロット操作圧を検出してアタッチメント使用時間を計測し、パイロット圧検出センサ86pにより走行用油圧モータおよび旋回用油圧モータへのパイロット操作圧を検出して作業機械11の走行時間、旋回時間を計測し、運転モード切替スイッチ95によりエコモード運転を選択したエコモード使用時間を計測する。
(ステップ2)
機体制御用コントローラ30で計測された各時間は、無線キャリアネットワーク14などを介し、管理部15のデータ連結処理部22を経て、データベース23または諸情報データベース43に保存されるので、社内パソコン19pcにより、これらの時間データを呼出して例えば月間の累計(A)を演算し、例えば時間(hr)単位で数値化する。
(ステップ3)
社内パソコン19pcにより、ダイヤルモード別の使用時間から、月間のダイヤルモード別構成比(B)を演算して図表化する。
(ステップ4)
社内パソコン19pcにより、最大アクセルダイヤル値の使用時間が、エンジン稼働時間に1未満の係数K1を掛けた値以上であるか否かを判断し、また、アイドル時間が、エンジン稼働時間に1未満の係数K2を掛けた値以上であるか否かを判断し、また、エコモード使用時間が、エンジン稼働時間に1未満の係数K3を掛けた値以下であるか否かを判断し、また、リリーフ圧作業時間が、エンジン稼働時間に1未満の係数K4を掛けた値以上であるか否かを判断する。
(ステップ5)
ステップ4の各判断の中で、該当する項目がある場合は、その項目に対応する診断内容(C)をメモリから呼出すか、または管理者が社内パソコン19pcから入力する。
(ステップ6)
社内パソコン19pcにより、ステップ2で数値化した各時間の累計(A)、ステップ3で図表化されたダイヤルモード別構成比(B)、ステップ5で呼出されるか入力された診断内容(C)などにより、図10に示される運転・操作方法診断レポート101を、顧客ごとに各作業機械11について作成し、データベース23または諸情報データベース43に保存する。
(ステップ7)
ステップ4の各判断の中で、該当する項目がない場合は、ステップ2で数値化した各時間の累計(A)と、ステップ3で図表化されたダイヤルモード別構成比(B)とにより、運転・操作方法診断レポート101を、顧客ごとに各作業機械11について作成し、データベース23または諸情報データベース43に保存する。
(ステップ8)
図10に示される運転・操作方法診断レポート101を、認証された顧客またはメーカ側社員の要求に応じて、または定期的に出力する。その出力データは、インターネット回線網16を通じて顧客ごとに顧客端末機器(顧客パソコン17pc、顧客携帯電話17ph)17に送信しても良いし、プリントアウトしたものを顧客ごとに送付しても良い。また、メーカ側社員には、イントラネット回線網18を通じて社内端末機器(社内パソコン19pc、社内携帯電話19ph)19により上記データを提供する。
次に、図6は、運転・操作方法診断レポート101を呼出す際の操作手順を表わすフローチャートであり、図7乃至図10に示された社内パソコン19pcのディスプレイ画面を併用して説明する。
(ステップ11)
社内パソコン19pcのディスプレイに、図7に示されるような販売・サービス支援システム48の画面(以下、「4S画面102」という)が表示される。この4S画面102には、タイトルバー103と、顧客情報、作業機械情報、訪問情報、販売情報、サポート情報、経理会計情報などを選択することができるボタン104と、作業機械11の稼働データに関する項目(累積稼働時間、月間稼働時間、フィルタ使用時間、一定領域に対する車両の流入/流出、運転指導、警告発生一覧)を選択することができるボタン105と、このボタン105により選択された項目名を表示するタイトルバー106と、選択された項目に関する内容が表示されたウィンドウ107とが設けられている。
図7に示されたウィンドウ107は、この4S画面102上でボタン105aをクリックして「累積稼働時間」を選択した場合であり、顧客名、作業機械を特定するパッケージ番号、車両名称、車両シリアル番号、エンジン累積稼働時間、アタッチメント使用時間、キーオン時間、エンジン始動制限の有無、フィルタ交換必要性の有無、警告情報の有無などのタイトルおよび内容が表示されている。
(ステップ12)
図8に示されるように、4S画面102上でボタン105bをクリックして「運転指導」を選択する。
(ステップ13)
4S画面102中のウィンドウ107内に図8に示される運転指導画面が表示される。すなわち、顧客名、パッケージ番号、車両名称、車両シリアル番号、エンジン累積稼働時間、アクセルダイヤル8、9、10(最高ダイヤル値)の各ダイヤルモード使用時間、エンジン月間稼働時間、フロント作業装置の実働時間、アイドル時間、エコモード使用時間、アクセルダイヤル10の使用時間に関する警告、アイドル時間に関する警告、エコモード使用時間に関する警告のタイトルおよび内容が表示される。
(ステップ14)
図8に示されるように、ウィンドウ107内の「運転指導」画面中に表示された所定の顧客欄のパッケージ番号が表示されたボタン108をクリックする。
(ステップ15)
図9に示されるように、「運転指導」を選択した場合の4S画面102上で、稼働実績、警告情報および油脂・フィルタ交換時間などに関する稼働レポート100を表わしたウィンドウと、運転・操作方法診断レポート101を表わしたウィンドウと、レポート出力の対象となる月を選択する画面109を表わしたウィンドウとを表示する。
(ステップ16)
画面109でレポート出力の対象となる月を選択して、「出力」ボタンをクリックすると、稼働レポート100および運転・操作方法診断レポート101の図表が、選択された月の図表に変更される。
(ステップ17)
運転・操作方法診断レポート101のウィンドウ内をクリックすると、図10に示された運転・操作方法診断レポート101が拡大表示される。
次に、図10は、この運転・操作方法診断レポート101の一例を示し、この運転・操作方法診断レポート101には、診断対象の作業機械11を特定する欄111と、作業機械11に搭載されたエンジン81のエンジン目標回転数を設定するアクセルダイヤル94のダイヤルモード別使用時間を日毎に棒グラフで表わした欄112および数値で表わした欄113と、月間のダイヤルモード別構成比(B)を棒グラフで表わした欄114と、作業機械11に搭載されたエンジン81の日毎の稼働時間、フロント作業装置を作動させた実働時間、エンジン稼働時間から実働時間を差引いたアイドル時間、リリーフ弁89がリリーフ作動している高負荷状態のリリーフ圧作業時間、アタッチメントを装着した場合のアタッチメント使用時間、作業機械11の走行時間、旋回時間、エコモード運転をしたエコモード使用時間を日毎に数値で表わした欄115と、これらの各時間の月間の累計(A)を表わした欄116と、診断内容(C)を表示した運転・操作方法指導欄117とが設けられている。
この運転・操作方法診断レポート101の運転・操作方法指導欄117における診断内容(C)としては、例えば、アクセルダイヤル10などの高アクセルダイヤル値の使用時間比が高い場合は、燃費生産性が向上する適切なダイヤル位置にアクセルモードを下げることを提案するとともに、これにより低燃費運転が可能となることを表示する。また、エンジン81のアイドル時間が多い場合は、作業時以外はエンジン81を停止することを提案するとともに、これにより低燃費運転が可能となることを表示する。また、エコモード運転の使用時間が少ない場合は、このエコモード運転の使用頻度を増やすことを提案するとともに、これにより低燃費運転が可能となることを表示する。また、リリーフ圧作業時間が多い場合は、作業機械11にとって過度の作業を行なっているので、負担を軽減できる操作方法、作業方法または作業機械のクラス見直しなどの代替案を提案するとともに、これにより低燃費運転、故障防止および長寿命化を図れることなどを表示する。
以上のように、作業機械11の運転・操作情報を作業機械11から無線通信で送信させ、管理部15で受信した運転・操作情報をウェブサイトを介して顧客端末機器17および社内端末機器19の少なくとも一方に提供する作業機械遠隔稼働管理システム10と、管理部15で顧客・作業機械・訪問情報を一元管理する販売・サービス支援システム48とを具備した作業機械管理システムにおいて、管理部15は、販売・サービス支援システム48の顧客・作業機械・訪問情報を表示する社内パソコン19pcの画面上にて、作業機械遠隔稼働管理システム10で取得した運転・操作情報を図表化するとともに評価した運転・操作方法診断レポート101を作業機械11ごとに作成し、この運転・操作方法診断レポート101を顧客端末機器17および社内端末機器19の少なくとも一方に送信する機能を備えている。
次に、この管理システムの効果を説明する。
管理部15は、販売・サービス支援システム48の顧客・作業機械・訪問情報を表示する4S画面102上にて、作業機械遠隔稼働管理システム10で取得した運転・操作情報を図表化するとともに評価した運転・操作方法診断レポート101を作業機械11ごとに作成し、顧客端末機器17および社内端末機器19の少なくとも一方に送信するので、作業機械遠隔稼働管理システム10で得られた作業機械11ごとの運転・操作情報に基づいて適切な運転・操作方法を提案できる。
エンジン目標回転数を設定するアクセルダイヤル94のダイヤルモード別使用時間およびダイヤルモード別構成比を表示することにより、高アクセルダイヤル値の使用時間比が高い場合はアクセルモードを下げることで低燃費運転が可能となることを提案できる。
作業機械11に搭載されたエンジン81のアイドル時間を表示することにより、このアイドル時間が多い場合は作業時以外はエンジン81を停止することで低燃費運転が可能となることを提案できる。
作業機械11に搭載されたエンジン81の標準運転時における目標回転数より低速回転の目標回転数を設定するエコモード運転の使用時間を表示することにより、このエコモード運転の使用時間が少ない場合はこのエコモード運転の使用頻度を増やすことで低燃費運転が可能となることを提案できる。
作業機械11の油圧回路に設けられたリリーフ弁89が作動したリリーフ圧作業時間を表示することにより、このリリーフ圧作業時間が多い場合は操作内容や使用機械のクラスを見直すことで低燃費運転が可能となることを提案できる。
本発明は、作業機械を遠隔地で稼働管理する作業機械遠隔稼働管理システムを搭載した油圧ショベル、ブルドーザまたはローダなどに適用できる。
10 作業機械遠隔稼働管理システム
11 作業機械
15 管理部
17 顧客端末機器
19 社内端末機器
48 販売・サービス支援システム
81 エンジン
89 リリーフ弁
94 アクセルダイヤル
101 運転・操作方法診断レポート

Claims (5)

  1. 作業機械の運転・操作情報を作業機械から無線通信で送信させ、管理部で受信した運転・操作情報を顧客端末機器および社内端末機器の少なくとも一方に提供する作業機械遠隔稼働管理システムと、管理部で顧客・作業機械・訪問情報を一元管理する販売・サービス支援システムとを具備した作業機械管理システムにおいて、
    管理部は、販売・サービス支援システムの顧客・作業機械・訪問情報を表示する画面上にて、作業機械遠隔稼働管理システムで取得した運転・操作情報を図表化するとともに評価した運転・操作方法診断レポートを作業機械ごとに作成し、
    この運転・操作方法診断レポートを顧客端末機器および社内端末機器の少なくとも一方に送信する
    ことを特徴とする作業機械管理システムにおける作業機械管理方法。
  2. 運転・操作方法診断レポートには、作業機械に搭載されたエンジンのエンジン目標回転数を設定するアクセルダイヤルのダイヤルモード別使用時間およびダイヤルモード別構成比を表示する
    ことを特徴とする請求項1記載の作業機械管理システムにおける作業機械管理方法。
  3. 運転・操作方法診断レポートには、作業機械に搭載されたエンジンのアイドル時間を表示する
    ことを特徴とする請求項1記載の作業機械管理システムにおける作業機械管理方法。
  4. 運転・操作方法診断レポートには、作業機械に搭載されたエンジンの標準運転時における目標回転数より低速回転の目標回転数を設定するエコモード運転の使用時間を表示する
    ことを特徴とする請求項1記載の作業機械管理システムにおける作業機械管理方法。
  5. 運転・操作方法診断レポートには、作業機械の油圧回路に設けられたリリーフ弁が作動したリリーフ圧作業時間を表示する
    ことを特徴とする請求項1記載の作業機械管理システムにおける作業機械管理方法。
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