JP2010282462A - 静電容量方式タッチパネル - Google Patents

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Abstract

【課題】入力操作面が大型化し、検出電極パターンやその配線パターンの抵抗値が変動しても、精度良く、入力操作位置を検出可能な静電容量方式タッチパネルを提供する。
【解決手段】検出電極パターンに検出抵抗を直列に接続し、検出電極パターンの浮遊容量とで、入力操作体に発生するコモンモードノイズが通過するハイパスフィルターを形成する。ハイパスフィルターを通過するコモンモードノイズのレベルは、入力操作体が接近し、検出電極パターンの浮遊容量が大きくなるほど上昇するので、コモンモードノイズのレベルが上昇した検出電極パターンの配設位置から入力操作位置を検出する。
【選択図】図1

Description

本発明は、絶縁パネルの入力操作面への入力操作位置を、入力操作位置における浮遊容量の変化から検出する静電容量方式タッチパネルに関する。
電子機器のディスプレーに表示されたアイコンなどを指示入力するポインティングデバイスとして、指などの入力操作体を入力操作面へ接近させた静電容量の変化を利用して、非接触で入力操作位置を検出することにより、ディスプレーの背面側に配置しても入力操作が可能な静電容量方式タッチパネルが用いられている。
入力操作による静電容量の変化は、入力操作面に検出抵抗Rを直列に接続した検出電極パターンを配置し、検出電極パターンについての静電容量(浮遊容量)Cと検出抵抗Rの一側に所定の電圧Vccを加えて、時定数RCに依存する充電時間若しくは放電時間の変化から検出できる。
しかしながら、入力操作面の大きさが例えば4インチ以上に拡大したタッチパネルでは、検出電極パターン自体やこれに接続される引き出し電極パターンの厚さや幅の製造誤差や温度変化に起因して個々の検出電極パターン毎の抵抗値が安定せず、時定数が設計値と異なることから入力操作を誤検出するという問題があった。そこで、従来、入力操作面が大型の静電容量式タッチパネルは、入力操作面の表面に均一抵抗層をむらなく形成し、入力操作位置の浮遊容量を介して操作者に流れる交流信号を入力操作面の四隅で検出し、四隅での信号レベルを比較して、入力操作位置を検出している(特許文献1)。
また、上述の時定数の変化を利用した検出方式では、指を検出電極パターンへ接近させた際の浮遊容量がわずかに10pF程度であるので、1MΩの検出抵抗を直列に接続したとしても、時定数は、約10−5秒変化するだけであり、充電時間や放電時間の比較から直接検出電極パターンへの入力操作を検出することは、極めて困難であった。この問題を解決するために、より大きな容量のコンデンサを用意しておき、浮遊容量の充電電荷を繰り返しこのコンデンサへ移し、コンデンサの充電時間を比較するチャージトランスファー方式の静電容量検出方法が提案されている(特許文献2)。
以下、チャージトランスファー方式の静電容量検出方法を、図6、図7を用いて説明する。図6に示すコンデンサC1は、容量の変化を検出しようとする小容量c1のコンデンサであり、例えば、操作者の指とパターンとの間に生じる微小浮遊容量のコンデンサである。コンデンサC1の一側は、操作者を介して接地され、他側のSW1がON動作している間、充電電圧Vccで充電される。また、コンデンサC1と並列に、SW2を介してコンデンサC1の静電容量に対して充分に大きい容量c2のコンデンサC2が接続されている。
このように構成された検出回路について、第1ステップで、SW1をON、SW2をOFFとして、コンデンサC1を充電電圧Vccで充電し、充電後、第2ステップで、SW1とSW2をともにOFFとする。この第2ステップでは、コンデンサC1の電圧V1は、Vccである。続いて、第3ステップで、SW1をOFF、SW2をONとし、コンデンサC1の充電電荷の一部をコンデンサC2へ移し、その後、第4ステップで、SW1とSW2を再びともにOFFとする。この第4ステップでは、コンデンサC1の電圧V1とコンデンサC2の電圧V2は等しくなる。
第1ステップから第4ステップまでの処理をN回繰り返したときのコンデンサC2の電圧V2は、V2=Vcc×(1−c2/(c1+c2))で表され、充電電圧Vcc、コンデンサC2の容量c2が既知であるので、図7に示す充電電圧Vccの1/2に設定したVrefまでコンデンサC2の電圧V2が達成する回数Nを求めれば、検出しようとするコンデンサC1の静電容量c1が得られる。
図7に示すように、静電容量c1が増加する程、Vrefに達する繰り返し回数Nは短くなるので、検出電極パターンへの入力操作体の接近のみを検知できれば充分な静電容量方式タッチパネルでは、繰り返し回数のしきい値Nrefを例えば図中の1100に設定し、このしきい値Nrefより短い繰り返し回数でVrefに達した場合に、入力操作の指が接近し10pF以上の浮遊容量が生じたものとして、検出電極パターンへの入力操作を検出する。
特開2000−76014号公報 特開2006−78292号公報
特許文献1により開示されている静電容量方式タッチパネルは、入力操作面の異なる2カ所以上の位置に入力操作体を接近させるいわゆるマルチタッチの入力操作位置を検出することができず、また、入力操作面が拡大するほど、四隅の信号レベルを比較するだけでは検出誤差が大きく、正確な入力操作位置を検出できないものであった。
また、特許文献2に記載のチャージトランスファー方式の静電容量検出方法を用いた静電容量方式タッチパネルでは、検出電極パターン毎に二種類のスイッチSW1、SW2と充電手段及びスイッチSW1、SW2の制御手段が必要になるとともに、特許文献2に記載の例では、ステップ1からステップ4までの処理を1000回ほど繰り返さないと、静電容量の変化を検出できず、入力操作を検出可能な時間内に検出しなければならないことから、各ステップでスイッチSW1、SW2を2μsecの周期で高速に切り替え制御している。また、タッチパネルの大型化に伴い、検出電極パターンも長くなるため、パターンの抵抗が大きくなり、図6のC1にて示される浮遊容量コンデンサとの時定数も大きくなり、その結果、ステップ1の間に浮遊容量コンデンサへの充電が不十分となり、入力操作を誤検出する場合もあった。
この方式のタッチパネルでは、入力操作位置を二次元平面座標で検出する場合には、格子状に配置する多数の行検出電極パターンと多数の列検出電極パターンについてそれぞれステップ1からステップ4までの処理を隔離返して各スイッチSW1、SW2を同時に高速制御する必要があり、全体の構造が複雑化すると共に、短時間の入力操作の検出は極めて困難なものであった。
従って、大面積の入力操作面への入力操作を、誤検出することなく、また、その入力操作位置を精度良く迅速に検出可能な静電容量方式タッチパネルが望まれているが、従来のいずれの静電容量方式タッチパネルであっても、これを実現することができなかった。
更に、いずれの静電容量方式タッチパネルも、入力操作面に交流信号を印加したり、充放電工程が必要となるので、入力操作を待機する待機時間中にも電力を消費し、バッテリーの消耗が激しいことから携帯機器への搭載には不適であった。
本発明は、このような従来の問題点を考慮してなされたものであり、入力操作面が大型化し、検出電極パターンやその配線パターンの抵抗値が変動しても、精度良く、入力操作位置を検出可能な静電容量方式タッチパネルを提供することを目的とする。
また、検出電極パターン毎に高速で回路の開閉制御を行うことなく、多数の検出電極パターンについての入力操作を迅速に検出できる静電容量方式タッチパネルを提供することを目的とする。
また、浮遊容量の変化を検出するための検出信号を生成したり、検出電極パターンと入力操作体の間に発生するコンデンサを充電する工程を要しないので、低消費電力で入力操作を待機することができる静電容量方式タッチパネルを提供することを目的とする。
上述の目的を達成するため、請求項1の静電容量方式タッチパネルは、絶縁パネルの一面に互いに絶縁して配設される複数の検出電極パターンと、複数の検出電極パターンにそれぞれ接続し、接続する検出電極パターンの浮遊容量に応じて変化する容量変化信号を出力する複数の容量検出手段とを備え、1又は2以上の容量検出手段から出力される容量変化信号が変化した際に、その容量変化信号を出力した容量検出手段が接続する検出電極パターンに入力操作体が接近して浮遊容量が上昇したものとし、該検出電極パターンの配設位置から入力操作位置を検出する静電容量方式タッチパネルであって、
各容量検出手段は、接地電位若しくは安定電位に保たれた接続部と、前記検出電極パターンとの間に接続され、前記検出電極パターンの浮遊容量とでコモンモードノイズが通過するハイパスフィルターを構成する検出抵抗と、入力インピーダンスが高い入力に前記検出電極パターンを接続させたインピーダンス変換手段とを有し、容量検出手段のインピーダンス変換手段から出力されるコモンモードノイズを容量変化信号とし、いずれか1又は2以上の容量検出手段から出力されるコモンモードノイズのレベルが所定のしきい値を越えた際に、その容量検出手段が接続する検出電極パターンの配設位置から入力操作位置を検出することを特徴とする。
商用交流電力線が配線されている近傍で、検出電極パターンを基準として、操作者の一部とみなされる入力操作体には、商用交流電源周波数で電位が変動するコモンモードノイズが発生する。入力操作体に発生するコモンモードノイズは、ハイパスフィルターを通過し、入力インピーダンスの高いインピーダンス変換手段から容量変化信号として出力される。容量変化信号は、入力操作体が検出電極パターンに接近し、検出電極パターンの浮遊容量が増加するほど、そのレベルが大きくなるので、所定のしきい値と比較し、しきい値を越えたときにその検出電極パターンへの入力操作体が接近したと判別でき、その検出電極パターンの絶縁パネルの一面の配設位置から入力操作位置を検出する。
インピーダンス変換手段の入力インピーダンスは、出力インピーダンスに比べて極めて高く、ハイパスフィルターから出力される微弱なコモンモードノイズを、他のノイズの影響を受けずに容量変化信号として出力できる。
請求項2の静電容量方式タッチパネルは、絶縁パネルの一面の隣り合う検出電極パターンの間に、接地電位若しくは安定電位のシールド電極パターンが検出電極パターンと平行に配設されていることを特徴とする。
絶縁パネルの一面で、検出電極パターンは、接地電位若しくは安定電位のシールド電極パターン間に挟まれて遮蔽され、入力操作体から入力されるコモンモードノイズ以外のノイズは検出電極パターンへ侵入しにくい。
請求項3の静電容量方式タッチパネルは、絶縁パネルの他面に、絶縁パネルの他面全体を覆い、接地電位若しくは安定電位のシールド板が積層されていることを特徴とする。
絶縁パネルの他面の全体が接地電位若しくは安定電位のシールド板で覆われるので、各検出電極パターンは、他面側がシールド板で遮蔽され、一面側の入力操作体から入力されるコモンモードノイズ以外のノイズは検出電極パターンへ侵入しにくい。
請求項4の静電容量方式タッチパネルは、X方向に沿って複数の行検出電極パターンが、一面に配設された第1絶縁パネルと、前記行検出電極パターンと格子状に交差するY方向に沿って複数の列検出電極パターンが、前記第1絶縁パネルの一面と絶縁する一面に配設された第2絶縁パネルとが積層され、XY平面上の入力操作位置を検出することを特徴とする。
入力操作体による入力操作位置の近傍で交差する行検出電極パターンと列検出電極パターンの浮遊容量が増加し、容量変化信号のレベルが大きくなるので、しきい値を越える容量変化信号を出力した容量検出手段の行検出電極パターンと列検出電極パターンの各配設位置から、XY平面上の入力操作位置が検出される。
請求項5の静電容量方式タッチパネルは、検出抵抗の抵抗値は、直列に接続される検出電極パターンの抵抗値を加えて、1MΩ以上であることを特徴とする。
コモンモードノイズのレベルは約30Vであり、入力操作によって約10pF程度変化する浮遊容量とハイパスフィルターを構成する検出抵抗の抵抗値が1MΩ以上である場合に、容量変化信号のレベル変化は、回路上検出可能な100mV以上となる。
請求項1の発明によれば、入力操作体と検出電極パターンとの間の浮遊容量の変化を検出するために、浮遊容量を充電したり、別に生成する検出信号を浮遊容量へ流すことなく、自然発生するコモンモードノイズを検出信号として利用するので、簡単な回路で高速に浮遊容量の変化から入力操作位置を検出できる。
絶縁パネルの一面に配設された複数の検出電極パターンの各浮遊容量の変化を同時に検出できるので、入力操作位置が複数箇所であってもそれぞれ検出できる。
入力操作面が大型化し、検出電極パターンやその配線パターンの抵抗値が変動しても、その抵抗値の変動量を無視できる程度の大きさに検出抵抗の抵抗値を調整することができ、容量変化信号のレベルにほぼ影響せず、入力操作を誤検出することがない。
また、コンデンサの充電工程や検出信号の発生回路がないので、低消費電力で入力操作を待機できる。
請求項2と請求項3の発明によれば、コモンモードノイズ以外のノイズが容量変化信号に重畳しにくく、入力操作位置の検出精度が向上する。
請求項4の発明によれば、XY平面上の入力操作位置を精度よく検出できる。
請求項5の発明によれば、検出抵抗の抵抗値が検出電極パターンの抵抗値を加えて、1MΩ以上であるので、浮遊容量が入力操作により約10pF程度の微小変化であっても、検出回路でその変化を検出できる。
また、検出電極パターンの抵抗値は、入力操作面が5インチ以上に拡大しても数10kΩ以下であり、検出電極パターンの抵抗値を加えた検出抵抗の抵抗値は1MΩ以上であるので、検出電極パターンの抵抗値に変動があっても無視できる大きさであり、容量変化信号のレベルに影響せず、入力操作面が拡大しても入力操作を誤検出しない。
本発明の第1実施の形態に係る静電容量方式タッチパネル1の判定回路15を示すブロック図である。 静電容量方式タッチパネル1の入力操作位置と容量変化信号の関係を示し、(a)は、絶縁パネル2の部分平面図、(b)は、ハイパスフィルター4の出力信号Bと容量変化信号の包絡線波形Cの波形図である。 検出抵抗3の抵抗値Riとハイパスフィルター4の周波数特性の関係を示す波形図である。 異なる浮遊容量の静電容量cについて、ハイパスフィルター4の入出力比と検出抵抗3の抵抗値Riとの関係を示す波形図である。 第2実施の形態に係る静電容量方式タッチパネル20のブロック図である。 従来のチャージトランスファー方式の静電容量検出方法を示すブロック図である。 図6に示す静電容量検出方法による充電回数NとコンデンサC2の電圧V2との関係を示す波形図である。
以下、本発明の一実施の形態に係る静電容量方式タッチパネル(以下、タッチパネルという)1を、図1乃至図4を用いて説明する。タッチパネル1は、絶縁パネル2の表面が入力操作面2aとなっているもので、図2(a)に示すように、入力操作面2a上の一方向に沿ったx1、x2、x3、x4、・・xnの等間隔の位置に、ITOなどの導電材料からなる複数の検出電極パターン5が互いに平行な線状に形成されている。
また、各検出電極パターン5の間には、接地接続された線状のシールド電極パターン12が検出電極パターン5と平行に形成され、絶縁パネル2の表面に沿って検出電極パターン5に入力されるノイズを遮断している。本実施の形態では、シールド電極パターン12を接地しているが、安定した電位に保たれれば、必ずしも接地電位としなくてもよい。
各検出電極パターン5の一側には、検出抵抗3が直列に接続され、検出抵抗3の他側は接地接続されている。図1に示すように、各検出電極パターン5には、入力操作体6である操作者の指が接近すると増大する浮遊容量Cfが生じ、検出抵抗3がこの浮遊容量Cfの一側である検出電極パターン5と接地間に接続されることにより、指6からの入力に対するハイパスフィルター4が構成される。
タッチパネル1が商用交流電源で動作する電子機器に搭載されていたり、タッチパネル1を使用する空間の周囲に商用交流電力線が配線されていると、図1に示すように、接地面に接触している操作者の指6は、検出電極パターン5を基準として、商用交流電源周波数で電位が変動し、指6に例えば50Hzの商用交流電源周波数fのコモンモードノイズAが発生する。
ハイパスフィルター4を通過する出力レベルを|Vo|は、コモンモードノイズAのレベルを|Vi|、コモンモードノイズAの周波数(商用交流電源周波数f*2π)をω、浮遊容量をCf、検出抵抗3の抵抗値をRiとすると、
Figure 2010282462

で表される。
すなわち、操作者の指6が特定の検出電極パターン5へ接近するほど、その検出電極パターン5に生じる浮遊容量Cfも増加し、ハイパスフィルター4を通過するコモンモードノイズの出力レベル|Vo|も増加する。
ここで、指6を検出電極パターン5へ接近させた際の浮遊容量は、10pF程度であるので、(1)式において、浮遊容量Cfを10pFとし、検出抵抗3の抵抗値Riを1GΩ、100MΩ、10MΩ、1MΩとした場合の|Vo|/|Vi|の周波数特性を図3に示すと、周波数ωが高くなるほど|Vo|/|Vi|が上昇する。操作者に生じるコモンモードノイズAのレベルは約30Vであり、後段の回路で出力レベル|Vo|を検出可能なレベルを100mV以上とすると、少なくともハイパスフィルター4のGain(|Vo|/|Vi|)は3×10−3以上が必要となり、コモンモードノイズAの周波数(商用交流電源周波数f)が50Hzであるとすると、検出抵抗3の抵抗値Riは、検出電極パターン5の抵抗値を加えて少なくとも1MΩ以上とする必要がある。
また、(1)式において、浮遊容量Cfを100pF、10pF、1pFとした場合の検出抵抗3の抵抗値Riに対する|Vo|/|Vi|は、図4に示すように、抵抗値Riを上昇させるほど大きくなり、1pF程度の浮遊容量Cfの変化を100mV以上の出力レベル|Vo|が検出できる回路で検出する場合には、3×10−3以上のGain(|Vo|/|Vi|)を得るため、10MΩ以上の抵抗値Riの検出抵抗3を接続する必要があり、ここでは、図1に示す検出抵抗3の抵抗値Riを、10MΩとしている。
入力操作面2aが大型化し、検出電極パターン5やその配線パターンの抵抗値が変動しても、その抵抗値の変化量は40KΩ程度であり、少なくとも1MΩ以上である検出抵抗3の抵抗値Riに比べて無視できる程度の変化量であるので、ハイパスフィルター4を通過する後述する容量変化信号のレベルの判定には影響せず、入力操作を誤検出することがない。
尚、検出抵抗3の抵抗値Riが1GΩ以上となると、浮遊容量Cfが微小であっても外部ノイズがハイパスフィルター4を通過し、外部ノイズやコモンモードノイズのレベル変動が誤動作の原因となるので、抵抗値Riは1GΩ未満であることが望ましい。
ハイパスフィルター4の出力側は、アノードを接地させたダイオード7のカソードに接続することにより、ハイパスフィルター4から出力されるコモンモードノイズを、図1のBで示す波形のように、グランドレベルにクランプする。これは、交流信号であるコモンモードノイズの極性を一致させ、後述する電圧しきい値VTHと電圧レベルの比較を容易にするためである。
ハイパスフィルター4の出力側は、更にインピーダンス変換手段である電圧フォロアとして作用するユニティゲインアンプ8の入力に接続されている。ユニティゲインアンプ8の入力インピーダンスは、ハイパスフィルター4からの出力インピーダンスより十分に高く、数100Ωの出力インピーダンスに変換して出力するので、微弱信号であるコモンモードノイズを安定した電圧レベルの容量変化信号として出力できる。また、ユニティゲインアンプ8により、ハイパスフィルター4からユニティゲインアンプ8までの容量検出回路9には、ユニティゲインアンプ8の出力側回路からノイズ、クロックなどの交流信号が通過せず、出力側から分離されるので、タッチパネル1の内部回路からの影響を受けずにコモンモードノイズを検出できる。
ユニティゲインアンプ8の出力は、直列に接続する抵抗Rと、抵抗Rの出力と接地端子間に接続するコンデンサCとからなるローパスフィルター10が接続されている。ローパスフィルター10は、ユニティゲインアンプ8から出力される図1のBの波形で示される容量変化信号の高周波成分をカットし、後段に接続するコンパレータ11がレベルを比較容易にするために、その包絡線に近似するCの波形に波形成形する。
コンパレータ11は、ローパスフィルター10から非反転入力に入力されるCの波形の容量変化信号のレベルを、所定電圧に設定する電圧しきい値VTHと比較し、その比較結果を二値出力する。前述したように、容量変化信号のレベルは、検出電極パターン5へ接近するほど大きくなるので、電圧しきい値VTHは、例えば指6が検出電極パターン5に接近し、その浮遊容量Cfが10pF以上となったときに非反転入力に入力される容量変化信号のレベルに設定する。これにより、コンパレータ11は、図1のDの波形で示すように、検出電極パターン5に対して入力操作を行わない間に、非反転入力の入力レベルは、電圧しきい値VTHであるので、「L」を、入力操作を行う指6が検出電極パターン5に接近したときに、非反転入力の入力レベルが電圧しきい値VTHを越えるので、「H」の二値出力CMPoを出力する。
以上の入力操作の判定回路15は、各検出電極パターン5毎に備えられ、各コンパレータ11から出力される二値出力CMPoは、入力操作位置を検出する図示しないマイコンの各入力ポートへ出力される。マイコンでは、いずれか1又は2以上の入力ポートに「H」の入力判定信号が入力されると、その「H」を出力した判定回路の検出電極パターン5の絶縁パネル2上の配設位置に入力操作の指6が接近したものとして、入力操作位置を検出する。
このように構成されたタッチパネル1の入力操作面2aに沿って、図2(a)に示すように、x1からxnの方向へ入力操作する指6が移動し、x1にある検出電極パターン5上を指6が通過すると、x1の検出電極パターン5が構成するハイパスフィルター4から、Bの波形で示すコモンモードノイズが出力され、その判定回路15のコンパレータ11には、Cに示す電圧しきい値VTHを越えるレベルの波形が入力される。その結果、コンパレータ11から「H」の二値出力CMPoが出力され、「H」を出力した判定回路15の検出電極パターン5の配設位置からx1の入力操作位置が検出される。
同様に、指6が通過した位置の検出電極パターン5が構成するハイパスフィルター4から、それぞれB、B、Bの波形のコモンモードノイズが出力され、コンパレータ11に、C、C、Cに示す電圧しきい値VTHを越えるレベルの波形が入力される。これにより、コンパレータ11から「H」の二値出力CMPoが出力され、「H」を出力した判定回路15の検出電極パターン5の配設位置から、x2、x3、x4、・・xnの入力操作位置が順に検出される。
次に、本発明の第2実施の形態に係る静電容量方式タッチパネル20を図5を用いて説明する。図5において、上述第1実施の形態と同一若しくは同一に作用する構成については、同一番号を付してその詳細な説明を省略する。
このタッチパネル20は、入力操作面2aの二次元平面上の入力操作位置を検出するものであり、シールド板21上にX側絶縁パネル22とY側絶縁パネル23を積層させた3層構造となっている。本実施の形態のタッチパネル20は、電子機器の液晶ディスプレーなどの表示素子の表面側に搭載されるものであり、従って、操作者が表示素子の表示を確認しながら、入力操作が可能なように、シールド板21とX側絶縁パネル22とY側絶縁パネル23は、それぞれ透明な絶縁フィルムで形成されている。
X側絶縁パネル22の表面には、図に示すX方向の等間隔の位置に、Y方向に沿ってITOなどの透明導電材料からなる複数の検出電極パターン24Xが互いに平行な線状に形成され、各検出電極パターン24Xの一側に、他側を接地させた検出抵抗3が直列に接続されている。
また、Y側絶縁パネル23の表面には、図に示すY方向の等間隔の位置に、X方向に沿ってITOなどの透明導電材料からなる複数の検出電極パターン24Yが互いに平行な線状に形成され、各検出電極パターン24Yの一側にも、他側を接地させた検出抵抗3が直列に接続されている。従って、XY平面を入力操作面2aとして、入力操作面2aの背面側で多数の検出電極パターン24Xと検出電極パターン24Yとが、格子状に交差している。
X側絶縁パネル22とY側絶縁パネル23の各検出電極パターン24X、24Yの間には、線状のシールド電極パターン12が検出電極パターン24X、24Yと平行に形成され、更に、X側絶縁パネル22の背面側に、表面の全体に接地接続した透明導電パターン層を形成したシールド板21が積層されるので、各検出電極パターン24X、24Yは、入力操作面2aの上方以外の方向がシールド電極パターン12とシールド板21によってシールドされ、指6のコモンモードノイズ以外のノイズが侵入しない。このシールド板21は、安定した電位に保たれれば、必ずしも接地しなくてもよい。
各検出電極パターン24Xの検出抵抗3が接続された他側は、ダイオード7によりグランドレベルにクランプされ、ユニティゲインアンプ8の入力に接続され、検出電極パターン24Xを有する入力側回路と、その出力側が分離される。各検出電極パターン24Xに接続するユニティゲインアンプ8の出力は、CPU25によって接続が切り換えられるX側マルチプレクサ26の入力にそれぞれ接続し、X側マルチプレクサ26により選択接続されたユニティゲインアンプ8から出力される容量変化信号がA/D変換器27へ入力される。
各検出電極パターン24Yの検出抵抗3が接続された他側も、検出電極パターン24Xと同様に、ダイオード7によりグランドレベルにクランプされ、ユニティゲインアンプ8を介してCPU25によって接続が切り換えられるY側マルチプレクサ28の入力にそれぞれ接続される。従って、Y側マルチプレクサ28により選択接続されたユニティゲインアンプ8から出力される容量変化信号がA/D変換器27へ入力される。
第1実施の形態では、容量変化信号の包絡線のレベルを電圧しきい値VTHと比較し、特定の検出電極パターン5への入力操作を検出しているが、本実施の形態では、容量変化信号をA/D変換器27で二値化し、二値化した容量変化信号のレベルから、A/D変換器27の出力に接続するCPU25で、入力操作位置を検出している。
以下、このように構成されたタッチパネル20で入力操作位置を検出する方法を、入力操作面2a上のXY座標(Xn、Yn)の位置へ指6を接近させる入力操作があったものとして説明する。CPU25は、少なくとも指6を入力操作面2aへ接近させる入力操作時間より短い周期で、X側マルチプレクサ26とY側マルチプレクサ28の全ての入力を切り替え制御し、各検出電極パターン24X、24Yを走査する。
すなわち、X側絶縁パネル22上の多数の検出電極パターン24Xと、Y側絶縁パネル23上の多数の検出電極パターン24Yの各浮遊容量Cfを表す容量変化信号が、A/D変換器27へ順に入力される。XY座標(Xn、Yn)に指6が接近すると、その近傍の検出電極パターン24X(Xn)と検出電極パターン24Y(Yn)に接続するユニティゲインアンプ8からA/D変換器27に入力される容量変化信号のレベルが上昇し、CPU25は、これらのユニティゲインアンプ8の出力に接続するタイミングで、二値化した容量変化信号のレベルが所定回数数繰り返してしきい値を越えることから、検出電極パターン24X(Xn)と検出電極パターン24Y(Yn)が交差する位置(Xn、Yn)’を、入力操作位置として検出する。
また、同一方向で隣り合う複数の検出電極パターン24X、24Yの容量変化信号のレベルが、同一走査周期内でしきい値を越える場合には、各容量変化信号のレベルを比較して、入力操作位置を求める。例えば、X方向のXn−1、Xn、Xn+1に配設された検出電極パターン24X(Xn−1)、24X(Xn)、24X(Xn+1)に接続するユニティゲインアンプ8から同一走査周期内に出力される容量変化信号のレベルが、所定回数数繰り返してしきい値を越える場合には、各配設位置にその容量変化信号のレベルを重み付けして算出する重心位置を、X方向の入力操作位置とする。これにより、複数の検出電極パターン24X、24Yの配線数以上の分解能で、XY方向の入力操作位置を検出できる。
CPU25は、このようにして真検出した入力操作位置を、表示画面上のカーソル移動制御や電子機器の動作を制御するマイコンへ出力し、入力操作位置に応じた所定の処理を実行させる。
以上説明した第1、第2実施の形態では、検出抵抗3を、ユニティゲインアンプ8が接続する検出電極パターン5、24X、24Yの他側に接続しているが、ハイパスフィルター4が形成されれば、ユニティゲインアンプ8の接続側に接続するものであってもよい。
また、ユニティゲインアンプ8は、入力インピーダンスが出力インピーダンスに比べて極めて高いインピーダンス変換素子であれば、電圧増幅を兼ねたアンプであってもよい。
また、検出抵抗3の一側を接地させているが、安定した電位の端子に接続してもよく、また、コモンモードノイズを同一極性で変化させるために、ダイオード7によってクランプしているが、コモンモードノイズのレベルを測定できれば、必ずしもダイオード7は介在させなくてもよい。
更に、入力操作体6を操作者の指で説明したが、操作者が握る専用入力ペンなど操作者と別の操作体であってもよい。
本発明は、大型の入力操作面を有する静電容量方式タッチパネルに適している。
1 第1実施の形態に係る静電容量方式タッチパネル
2 絶縁パネル
3 検出抵抗
4 ハイパスフィルター
5 検出電極パターン
6 入力操作体(指)
8 インピーダンス変換手段(ユニティゲインアンプ)
9 容量検出手段(容量検出回路)
12 シールド電極パターン
20 第2実施の形態に係る静電容量方式タッチパネル
21 シールド板
22 X側絶縁パネル
23 Y側絶縁パネル
24X 検出電極パターン
24Y 検出電極パターン

Claims (5)

  1. 絶縁パネルの一面に互いに絶縁して配設される複数の検出電極パターンと、複数の検出電極パターンにそれぞれ接続し、接続する検出電極パターンの浮遊容量に応じて変化する容量変化信号を出力する複数の容量検出手段とを備え、1又は2以上の容量検出手段から出力される容量変化信号が変化した際に、その容量変化信号を出力した容量検出手段が接続する検出電極パターンに入力操作体が接近して浮遊容量が上昇したものとし、該検出電極パターンの配設位置から入力操作位置を検出する静電容量方式タッチパネルであって、
    各容量検出手段は、
    接地電位若しくは安定電位に保たれた接続部と、前記検出電極パターンとの間に接続され、前記検出電極パターンの浮遊容量とでコモンモードノイズが通過するハイパスフィルターを構成する検出抵抗と、
    入力インピーダンスが高い入力に前記検出電極パターンを接続させたインピーダンス変換手段とを有し、
    容量検出手段のインピーダンス変換手段から出力されるコモンモードノイズを容量変化信号とし、いずれか1又は2以上の容量検出手段から出力されるコモンモードノイズのレベルが所定のしきい値を越えた際に、その容量検出手段が接続する検出電極パターンの配設位置から入力操作位置を検出することを特徴とする静電容量方式タッチパネル。
  2. 絶縁パネルの一面の隣り合う検出電極パターンの間に、接地電位若しくは安定電位のシールド電極パターンが検出電極パターンと平行に配設されていることを特徴とする請求項2に記載の静電容量方式タッチパネル。
  3. 絶縁パネルの他面に、絶縁パネルの他面全体を覆い、接地電位若しくは安定電位のシールド板が積層されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の静電容量方式タッチパネル。
  4. X方向に沿って複数の行検出電極パターンが、一面に配設された第1絶縁パネルと、前記行検出電極パターンと格子状に交差するY方向に沿って複数の列検出電極パターンが、前記第1絶縁パネルの一面と絶縁する一面に配設された第2絶縁パネルとが積層され、
    XY平面上の入力操作位置を検出することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の静電容量方式タッチパネル。
  5. 検出抵抗の抵抗値は、直列に接続される検出電極パターンの抵抗値を加えて、1MΩ以上であることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の静電容量方式タッチパネル。
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