JP2010279601A - 磁気共鳴イメージング装置、画像表示装置および画像表示システム - Google Patents

磁気共鳴イメージング装置、画像表示装置および画像表示システム Download PDF

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重治 大湯
Yoshiteru Watanabe
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Abstract

【課題】記録媒体や通信経路などのリソースの負荷を増大させることなく、用途に応じて適切な歪み補正画像を表示する。
【解決手段】2D歪み補正部26aが、画像再構成部22によって再構成された画像に対してスライス面内方向の歪み補正を施すことで、2次元補正画像を生成し、生成した2次元補正画像を画像データベースに保存する。また、表示制御部26dが操作者から3次元画像の表示要求を受け付けた場合に、3D歪み補正部26bが、2D補正画像記憶部23cに保存されている2次元補正画像を読み出し、読み出した2次元補正画像に対してスライス方向の歪み補正を施すことで3次元補正画像を生成する。そして、表示制御部26dが、3D歪み補正部26bによって生成された3次元補正画像を表示部25に表示させる。
【選択図】図3

Description

本発明は、磁気共鳴イメージング装置、画像表示装置および画像表示システムに関する。
従来、磁気共鳴イメージング装置(以下、「MRI(Magnetic Resonance Imaging)装置」と呼ぶ)によって生成された画像には、画像歪みが生じることが知られている。そのため、MRI装置は、生成した画像に対して歪み補正を行う機能を備えるのが一般的である(例えば、特許文献1、2および3参照)。画像歪みが生じる原因には、さまざまな原因があるが、最も大きな原因は、傾斜磁場コイルによって作られる傾斜磁場の非線形性によるものである。
具体的には、MRI装置は、画像の撮影および再構成を行う際には、傾斜磁場の分布が撮影空間の座標に対して完全に線形であると仮定して処理を行う。傾斜磁場が完全に線形であれば、その傾斜磁場は空間座標に対して直線的に変化するはずである。しかし、通常、傾斜磁場コイルによって発生する傾斜磁場は完全に線形ではなく、特に、撮影領域の中心から外れた外周で直線から外れるようになる。図11は、MRI装置によって生成された画像に生じる画像歪みを説明するための図である。傾斜磁場の非線形性によって、撮影領域の外周部において画素が位置ずれを起こすこととなり、その結果、図11の「原画像」に示すように、撮影された画像は空間的に歪んだものとなる。
このような画像歪みを補正するため、例えば、MRI装置は、あらかじめ用意された歪み補正テーブルを用いて画像の歪みを補正する。この歪み補正テーブルは、撮影に使用される傾斜磁場コイルが形成する傾斜磁場の分布をあらかじめ計測または計算し、撮影領域に設定された複数の代表点ごとに、どの程度の位置ずれを起こすかを計測または計算することで作成される。
かかる画像歪み補正の方法には、2D歪み補正および3D歪み補正がある。図12は、従来の2D歪み補正および3D歪み補正を示す図である。図12に示すように、2D歪み補正(図12に示す「2D歪み補正」)は、撮影された2次元のスライス画像ごとにスライス面内の方向の位置ズレを補正する。また3D歪み補正(図12に示す「3D歪み補正」)は、マルチスライス画像および3D撮影法により得られたボリューム画像に対し、3次元的に位置ズレを補正する。
具体的には、3D歪み補正では、MRI装置は、複数の代表点ごとに位置ずれを示す3次元変位ベクトル(または、元の座標と変位ベクトルの和)の値を有する歪み補正テーブルを用いる。MRI装置は、画像歪みの補正を行う際に、歪み補正テーブルの値に基づいて、歪み補正後の画像の着目画素の位置が歪みを含む画像においてどの位置に相当するかを算出する。そして、MRI装置は、算出した位置の画素値を求めて着目画素の画素値とすることで、歪み補正後の画像を生成する。ここで、着目画素の位置の変位ベクトル(または、元の座標と変位ベクトルの和)を、代表点でしか保存されていない変位ベクトル(または、元の座標と変位ベクトルの和)の値から求めるステップ、および、歪み画像での座標値の画素値を求めるステップにおいて補間処理が実行される。
一方、2D歪み補正では、MRI装置は、撮影したスライス画像ごとに歪み補正処理を行う。MRI装置は、歪み補正テーブルの変位ベクトルを対象画像のスライス面に投影し、投影した変位ベクトルを用いて歪み画像での画素座標を求め、補間により画素値を取得して歪み補正を行う。または、MRI装置は、歪み補正テーブルを用いて歪みを含む画像の画素座標(3次元座標)を求め、求めた画素座標を対象スライス画像の上に投影し、画素座標の各点での画素値を補間により求めて歪み補正を行う。2D歪み補正でも、3D歪み補正と同様に歪み補正テーブルの補間と、画像補間の2つのステップにて補間処理が利用される。ただし、画像補間のステップについては、3D歪み補正では3次元補間が実行されるのに対して、2D歪み補正では2次元補間が適用される。
定性的に説明すれば、2D歪み補正は、あるスライス画像の歪み補正は、そのスライスの画像を2次元的にゆがめ戻すことによって行われる。一方、3D歪み補正は、スライス面内の歪みの他にスライス直交方向の歪みも考慮し、3次元的に画像をゆがめ戻すことによって行われる。
上述したように、従来の2D歪み補正および3D歪み補正は異なる補正方法である。そのため、以下で説明するように、それぞれの補正方法によって補正された画像も特徴が異なってくる。
3D歪み補正は、3次元的に正確な歪み補正が行われることが特徴である。したがって、手術計画(手術ナビゲーション)に用いられる画像や、他の医用画像との位置合わせに用いられる画像には、3次元歪み補正が必須であるといえる。しかし、MRI装置のマルチスライス画像のスライス間隔は一般に画素間隔よりもはるかに大きく、例えば、画素間隔0.7mmスライス間隔1cmといった撮影条件が用いられている。このような画像に対して3D歪み補正を行うと、解像度の劣化や、輪郭が二重になるなど、好ましくない画像が生成されてしまう。また、マルチスライス画像の端部にあるスライスでは、実際に撮影を行っていない領域に歪んでいる結果、ある領域では歪みを補正することができず、画像のある領域が欠落してしまう。図13は、従来の3D歪み補正における部分欠落を説明するための図である。例えば、図13に示すように、従来の3D歪み補正では、マルチスライス画像における先頭スライスにおいて、欠落する部分が生じる。
一方、2D歪み補正は、3D歪み補正の逆であり、スライス間隔が画素間隔より大きいことによる偽像の生成や解像度の劣化を生じることがなく、端部スライスでの画像領域の部分的な欠落を生じることもない。そのため、2D歪み補正は、通常の撮影および読影作業に対して多くの場合好ましい補正方法である。しかし、上述したように、手術計画に用いられる画像や、2種の画像を合成するなど、正確な位置合わせが要求される臨床応用に用いられる画像には、2D歪み補正を用いることはできず、3D歪み補正が必要となる。また、直交3断面表示やMIP(Maximum Intensity Projection:最大値投影)画像、ボリュームレンダリングといった3次元処理画像を用いて読影を行う場合、2D歪み補正では補正されない方向で画像を参照することとなり、2D補正処理では不十分である。また、3次元画像に対して長さ計測、面積計測、体積計測などの計測を行う場合、2D補正処理では計測誤差が生じてしまうため、3D歪み補正が必須である。
このように、2D歪み補正および3D歪み補正には、それぞれに適した用途がある。そのため、画像診断を行う際には、用途に応じて、2D歪み補正を行った2D補正画像、または、3D歪補正を行った3D補正画像のいずれかを選択する必要がある。
そこで、例えば、MRI装置が、あらかじめ、2D補正画像および3D補正画像の両方を生成しておき、用途に応じて画像を切り替える方法がある。図14は、2D補正画像および3D補正画像の両方を生成する方法を説明するための図である。図14に示すように、この方法では、MRI装置は、撮影した画像(図14に示す「MRI原画像」)に対して、2D歪み補正(図14に示す「面内補正」)および3D歪み補正(図14に示す「3D補正」)をそれぞれ施すことで、2D補正画像および3D補正画像の両方を生成する。
特開2007−167374号公報 特開2007−159718号公報 特開2006−116216号公報
しかしながら、上述した従来の方法では、以下に説明するように、リソースの負荷が増大するという課題があった。
例えば、従来の方法では、撮影時にあらかじめ用途が限定される場合を除いて、2D補正画像と3D補正画像の両方を記録媒体に保存しておく必要が生じる。そのため、補正画像を保存するための記録媒体の容量が多量に消費されてしまう。
また、例えば、近年では、撮影装置と異なる読影ワークステーションに画像を転送して読影を行うことが一般的であるが、2D補正画像と3D補正画像の両方を転送する場合には、通信経路の負荷が増大したり、転送の所要時間が増加したりしてしまう。
また、例えば、撮影後も歪み補正前の原画像を保存しておき、読影時に用途に応じて2D歪み補正処理あるいは3D歪み補正処理のいずれかを実行し、所望の用途に供する方法も考えられるが、この場合には、読影に先立って歪み補正処理を行うことが必要になる。この処理は、読影の作業者が読影画像を選択してから画像が表示され読影を開始できるようになるまでの間に実行されるため、応答性が低下してしまう。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、記録媒体や通信経路などのリソースの負荷を増大させることなく、用途に応じて適切な歪み補正画像を表示することができる磁気共鳴イメージング装置、画像表示装置および画像表示システムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、請求項1記載の本発明は、磁気共鳴イメージング装置が、磁気共鳴現象を利用して収集されたデータに基づいて被検体内の画像を再構成する画像再構成手段と、前記画像再構成手段によって再構成された画像に対してスライス面内方向の歪み補正を施すことで2次元補正画像を生成する2次元歪み補正手段と、前記2次元歪み補正手段によって生成された2次元補正画像を保存する2次元補正画像記憶手段と、3次元画像の表示要求を受け付けた場合に、前記2次元補正画像記憶手段によって保存されている2次元補正画像を読み出し、読み出した2次元補正画像に対してスライス方向の歪み補正を施すことで3次元補正画像を生成する3次元歪み補正手段と、前記3次元歪み補正手段によって生成された3次元補正画像を表示部に表示させる表示制御手段とを備えたことを特徴とする。
また、請求項3記載の本発明は、画像表示装置が、3次元画像の表示要求を受け付けた場合に、再構成画像に対してスライス面内方向の歪み補正を施すことで生成された2次元補正画像が保存された画像記憶手段から当該2次元補正画像を読み出し、読み出した2次元補正画像に対してスライス方向の歪み補正を施すことで3次元補正画像を生成する3次元歪み補正手段と、前記3次元歪み補正手段によって生成された3次元補正画像を表示部に表示させる表示制御手段とを備えたことを特徴とする。
また、請求項4記載の本発明は、磁気共鳴イメージング装置と画像表示装置とを有する画像表示システムであって、前記磁気共鳴イメージング装置が、磁気共鳴現象を利用して収集されたデータに基づいて被検体内の画像を再構成する画像再構成手段と、前記画像再構成手段によって再構成された画像に対してスライス面内方向の歪み補正を施すことで2次元補正画像を生成する2次元歪み補正手段と、前記2次元歪み補正手段によって生成された2次元補正画像に対して、当該2次元補正画像をスライス方向に補正する際の変位量を示すスライス方向補正データを付与するスライス方向補正データ付与手段と、前記スライス方向補正データ付与手段によって前記スライス方向補正データが付与された2次元補正画像を前記画像表示装置に送信する2次元補正画像送信手段とを備え、前記画像表示装置が、前記磁気共鳴イメージング装置から送信された2次元補正画像を受信する2次元補正画像受信手段と、前記2次元補正画像受信手段によって受信された2次元画像を保存する2次元補正画像記憶手段と、3次元画像の表示要求を受け付けた場合に、前記2次元補正画像記憶手段によって保存されている2次元補正画像を読み出し、読み出した2次元補正画像に付与されているスライス方向補正データを用いて当該2次元補正画像に対してスライス方向の歪み補正を施すことで3次元補正画像を生成する3次元歪み補正手段と、前記3次元歪み補正手段によって生成された3次元補正画像を表示部に表示させる表示制御手段とを備えたことを特徴とする。
請求項1、3または4記載の本発明によれば、記憶媒体や通信経路などのリソースの負荷を増大させることなく、用途に応じて適切な歪み補正画像を表示することができるという効果を奏する。
図1は、実施例1に係るMRI装置の概要を説明するための図である。 図2は、実施例1に係るMRI装置の全体構成を示す構成図である。 図3は、図2に示した記憶部および制御部の構成を示す機能ブロック図である。 図4は、実施例1に係るMRI装置による歪み補正を説明するための図である。 図5は、実施例1に係るMRI装置による歪み補正の処理手順を示すフローチャートである。 図6は、歪み補正をより厳密に行う場合の変形例を説明するための図である。 図7は、実施例2に係る画像表示システムの概要を説明するための図である。 図8は、図7に示したMRI装置および画像表示装置の構成を示す機能ブロック図である。 図9は、スライス方向補正データ付与部によるスライス方向補正データの生成を示す図である。 図10は、実施例2に係る画像表示システムによる歪み補正の処理手順を示すフローチャートである。 図11は、MRI装置によって生成された画像に生じる画像歪みを説明するための図である。 図12は、従来の2D歪み補正および3D歪み補正を示す図である。 図13は、従来の3D歪み補正における部分欠落を説明するための図である。 図14は、2D補正画像および3D補正画像の両方を生成する方法を説明するための図である。
以下に、本発明に係る磁気共鳴イメージング装置(以下、「MRI装置」と呼ぶ)、画像表示装置および画像表示システムの実施例を図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下に示す実施例によって本発明が限定されるものではない。
まず、実施例1に係るMRI装置の概要について説明する。図1は、実施例1に係るMRI装置の概要を説明するための図である。本実施例1に係るMRI装置は、磁気共鳴現象を利用して収集されたデータに基づいて被検体内の画像(図1に示す「MRI原画像」)を再構成する。
また、MRI装置は、再構成した画像に対してスライス面内方向の歪み補正(図1に示す「面内補正」)を施すことで、2次元補正画像を生成する。このとき、MRI装置は、3D補正テーブルに設定されている変位ベクトルのx,y成分を用いて歪み補正を行う。そして、MRI装置は、生成した2次元補正画像を画像データベースに保存する。
その後、MRI装置は、操作者から3次元画像の表示要求を受け付けた場合に、画像データベースに保存されている2次元補正画像を読み出し、読み出した2次元補正画像に対してスライス方向の歪み補正(図1に示す「スライス方向補正」)を施すことで3次元補正画像を生成する。このとき、MRI装置は、3D補正テーブルに設定されている変位ベクトルのz成分を用いて歪み補正を行う。そして、MRI装置は、生成された3次元補正画像を表示部に表示させる。
このように、本実施例1では、MRI装置が、歪み補正を2段階に分けて実施するようにしている。すなわち、本実施例1では、MRI装置は、2D補正画像および3D補正画像の両方を生成して保存するのではなく、2D補正画像のみを生成して保存しておく。そして、MRI装置は、3次元画像の表示が要求された時点で、2D補正画像から3D補正画像を生成する。したがって、本実施例1では、補正画像を保存する記録媒体の容量を多量に消費することなく、用途に応じて適切な歪み補正画像を表示することができる。
次に、本実施例1に係るMRI装置の全体構成について説明する。図2は、実施例1に係るMRI装置の全体構成を示す構成図である。図2に示すように、MRI装置100は、静磁場磁石1、傾斜磁場コイル2、傾斜磁場電源3、寝台4、寝台制御部5、送信用RF(Radio Frequency)コイル6、送信部7、受信用RFコイル8、受信部9、シーケンス制御部10および計算機システム20を備える。
静磁場磁石1は、中空の円筒形状に形成されており、内部の空間に一様な静磁場を発生させる。この静磁場磁石1としては、例えば永久磁石、超伝導磁石などが用いられる。
傾斜磁場コイル2は、中空の円筒形状に形成されており、静磁場磁石1の内側に配置される。この傾斜磁場コイル2は、互いに直交するX,Y,Zの各軸に対応する3つのコイルが組み合わされて形成されている。これら3つのコイルは、傾斜磁場電源3から個別に電流供給を受けることによって、X,Y,Zの各軸に沿って磁場強度が変化する傾斜磁場を発生させる。
かかる傾斜磁場コイル2によって発生するX,Y,Z各軸の傾斜磁場は、例えば、リードアウト用傾斜磁場Gr、位相エンコード用傾斜磁場Geおよびスライス選択用傾斜磁場Gsにそれぞれ対応している。リードアウト用傾斜磁場Grは、空間的位置に応じて磁気共鳴信号の周波数を変化させるために利用される。位相エンコード用傾斜磁場Geは、空間的位置に応じて磁気共鳴信号の位相を変化させるために利用される。スライス選択用傾斜磁場Gsは、任意に撮像断面を決めるために利用される。
傾斜磁場電源3は、傾斜磁場コイル2に電流を供給する。寝台4は、被検体Pが載置される天板4aを備え、寝台制御部5による制御のもと、被検体Pが載置された状態で天板4aを傾斜磁場コイル2の空洞(撮像口)内へ挿入する。通常、この寝台4は、長手方向が静磁場磁石1の中心軸と平行になるように設置される。寝台制御部5は、制御部26による制御のもと、寝台4を駆動して天板4aを長手方向および上下方向へ移動する。
送信用RFコイル6は、傾斜磁場コイル2の内側に配置され、送信部7から高周波パルスの供給を受けて高周波磁場を発生する。
送信部7は、発振部、位相選択部、周波数変換部、振幅変調部、高周波電力増幅部などを有し、これらの各部の動作の結果として、ラーモア周波数に対応する高周波パルスを送信用RFコイル6に送信する。発振部は、静磁場中における対象原子核に固有の共鳴周波数の高周波信号を発生する。位相選択部は、上記高周波信号の位相を選択する。周波数変換部は、位相選択部から出力された高周波信号の周波数を変換する。振幅変調部は、周波数変換部から出力された高周波信号の振幅を例えばsinc関数に従って変調する。高周波電力増幅部は、振幅変調部から出力された高周波信号を増幅する。
受信用RFコイル8は、傾斜磁場コイル2の内側に配置され、送信用RFコイル6によって発生した高周波磁場の影響で被検体Pから放射される磁気共鳴信号を受信する。
受信部9は、選択器、前段増幅器、位相検波器およびアナログデジタル変換器を有し、これらの各部の動作の結果として、受信部9は、受信用RFコイル8から出力される磁気共鳴信号に基づいて磁気共鳴データを生成する。選択器は、受信用RFコイル8から出力される磁気共鳴信号を選択的に入力する。前段増幅器は、選択器から出力される磁気共鳴信号を増幅する。位相検波器は、前段増幅器から出力される磁気共鳴信号の位相を検波する。アナログデジタル変換器は、位相検波器から出力される信号をデジタル信号に変換する。
シーケンス制御部10は、計算機システム20から送信されるシーケンス実行データに基づいて傾斜磁場電源3、送信部7および受信部9を駆動することによって被検体Pのスキャンを行う。そして、スキャンを行った結果として受信部9から生データが送信されると、シーケンス制御部10は、そのk空間データを計算機システム20へ転送する。
ここで、「シーケンス実行データ」とは、所定のシーケンスに基づいて撮像を実行するためのデータである。すなわち、シーケンス実行データとは、傾斜磁場電源3が傾斜磁場コイル2に供給する電源の強さや電源を供給するタイミング、送信部7が送信用RFコイル6に送信するRF信号の強さやRF信号を送信するタイミング、受信部9が磁気共鳴信号を検出するタイミングなどを定義したデータである。
計算機システム20は、MRI装置100の全体制御や、データ収集、画像再構成などを行う。この計算機システム20は、特に、インタフェース部21、画像再構成部22、記憶部23、入力部24、表示部25および制御部26を有する。
インタフェース部21は、シーケンス制御部10との間で授受される各種信号の入出力を制御する。例えば、このインタフェース部21は、シーケンス制御部10に対してシーケンス実行データを送信したり、シーケンス制御部10から生データを受信したりする。
ここで、インタフェース部21によって受信された生データは、傾斜磁場コイル2により発生したスライス選択用傾斜磁場Gs、位相エンコード用傾斜磁場Geおよびリードアウト用傾斜磁場GrによってSE(Slice Encode)方向、PE(Phase Encode)方向およびRO(Read Out)方向における空間周波数の情報が対応付けられたk空間データとして、記憶部23に格納される。
画像再構成部22は、記憶部23に記憶されたk空間データに対してフーリエ変換等の再構成処理を施すことによって、被検体P内における所望核スピンのスペクトラムデータあるいは画像データを生成する。
記憶部23は、インタフェース部21によって受信された生データ(k空間データ)や、画像再構成部22によって生成された画像データなどを被検体Pごとに記憶する。
入力部24は、操作者からの各種指示や情報入力を受け付ける。この入力部24としては、マウスやトラックボールなどのポインティングデバイス、モード切替スイッチ等の選択デバイス、あるいはキーボード等の入力デバイスを適宜に用いられる。
表示部25は、制御部26による制御のもと、スペクトラムデータあるいは画像データ等の各種の情報を表示する。この表示部25としては、液晶表示器などの表示デバイスが適宜に用いられる。
制御部26は、MRI装置100全体を制御する。具体的には、制御部26は、図示していないCPU(Central Processing Unit)やメモリ等を有し、操作者からの指示に基づいて各種プログラムを実行することによって、上述した各部の動作を制御する。
このような構成のもと、本実施例1では、制御部26が、画像再構成部22によって再構成された画像に対してスライス面内方向の歪み補正を施すことで、2次元補正画像を生成する。そして、制御部26は、生成した2次元補正画像を記憶部23の画像データベースに保存する。その後、制御部26は、操作者から3次元画像の表示要求を受け付けた場合に、画像データベースに保存されている2次元補正画像を読み出し、読み出した2次元補正画像に対してスライス方向の歪み補正を施すことで3次元補正画像を生成する。そして、制御部26は、生成された3次元補正画像を表示部25に表示させる。
以下、上述した記憶部23および制御部26の機能について具体的に説明する。図3は、図2に示した記憶部23および制御部26の構成を示す機能ブロック図である。
図3に示すように、記憶部23は、特に、画像データ記憶部23aと、3D補正テーブル23bと、2D補正画像記憶部23cとを有する。
画像データ記憶部23aは、画像再構成部22によって生成された画像データを記憶する。
3D補正テーブル23bは、2D歪み補正および3D歪み補正に用いられる歪み補正テーブルである。具体的には、この3D補正テーブル23bは、撮影領域に設定されている複数の代表点ごとに、実空間における位置と再構成された画像における位置との間の3次元方向(x,y,z方向)のずれ量を示す3次元変位ベクトルを記憶する。
2D補正画像記憶部23cは、後述する2D歪み補正部26aによって2D歪み補正が施された2D補正画像を保存する。
一方、制御部26は、特に、2D歪み補正部26aと、3D歪み補正部26bと、3D画像処理部26cと、表示制御部26dとを有する。
2D歪み補正部26aは、画像再構成部22によって再構成された画像に対してスライス面内方向の歪み補正を施すことで2次元補正画像を生成する。図4は、実施例1に係るMRI装置100による歪み補正を説明するための図である。
図4に示すA点およびB点は、それぞれ、3D補正テーブル23bによって3次元変位ベクトルが記憶されている代表点である。なお、A点は、歪みを補正した正しい点であり、B点は、A点を撮影した結果、歪みが生じたために位置がずれて撮影された点である。そして、3D補正テーブル23bには、B点からA点に向かう3次元変位ベクトルが記憶されている。従来の3D歪み補正では、3D補正テーブル23bに記憶されている3次元変位ベクトルをB点に加えることで決まるA点の画素値を補間により求めることで、正しく歪み補正がなされる。
2D歪み補正部26aは、具体的には、3D補正テーブル23bに記憶されているB点の3次元変位ベクトルから、スライス面内方向の成分である面内変位ベクトルを求める。図4に示す例では、歪んだ画像の座標系で3次元変位ベクトルを画像面内方向(x,y方向)の成分とスライス方向(z方向)の成分とに展開した場合に、スライス面内方向の展開係数をdx,dyとし、スライス方向の展開係数をdzとしている。この場合、2D歪み補正部26aは、B点の3次元変位ベクトルをスライス面内成分およびスライス方向成分に展開することで、面内変位ベクトル(dx,dy,0)を求める。
そして、2D歪み補正部26aは、求めた面内変位ベクトルをB点に加えることでC点の座標を決定し、C点の画素値を補間により求める。この手順を全ての代表点について行うことによって、2D歪み補正部26aは、2D補正画像を作成する。
なお、2D歪み補正部26aは、2D歪み補正を行ったのちに、原画像を削除してもよい。これにより、記録媒体の容量の消費をさらに抑えることができる。
3D歪み補正部26bは、後述する表示制御部26dによる制御のもと、2D補正画像記憶部23cによって保存されている2次元補正画像を読み出し、読み出した2次元補正画像に対してスライス方向の歪み補正を施すことで3次元補正画像を生成する。
3D歪み補正部26bは、具体的には、3D補正テーブル23bに記憶されているB点の3次元変位ベクトルから、スライス方向の成分であるスライス方向変位ベクトルを求める。図4に示す例では、3D歪み補正部26bは、B点の3次元変位ベクトルをスライス面内成分およびスライス方向成分に展開することで、スライス方向変位ベクトル(0,0,dz)を求める。そして、3D歪み補正部26bは、2D補正画像記憶部23cによって保存されている2次元補正画像を読み出し、読み出した2次元補正画像におけるC点にスライス方向変位ベクトルを加えることでD点の座標を決定し、D点の画素値を補間により求める。
ここで、C点からD点に向かうベクトルは、向きがスライス方向と一致し、長さがdzとなるベクトルである。したがって、D点の座標を求めるには、単にスライス方向にdzだけ移動するのみでよい。この手順を2次元補正画像における全ての代表点について行うことで、3D歪み補正部26bは、3D補正画像を作成する。
このように、3D歪み補正部26bは、2D歪み補正部26aによって生成された2次元補正画像をスライス方向に補正する際の変位量を示すスライス方向変位ベクトルを生成し、生成したスライス方向変位ベクトルに基づいて、2次元補正画像に対してスライス方向の歪み補正を施す。
また、面内歪み補正のための面内変位ベクトルは(dx,dy,0)であり、スライス方向の変位ベクトルは(0,0,dz)である。そのため、各歪み補正ステップでの変位ベクトルを求めるには、元の3次元変位ベクトルをスライス面内方向およびスライス方向に展開すればよいので、容易に歪み補正を行うことができる。
3D画像処理部26cは、後述する表示制御部26dによる制御のもと、3D歪み補正部26bによって生成された3次元補正画像に対して3次元処理を施すことで3次元処理画像を生成する。なお、ここでいう「3次元処理」とは、例えば、直交3断面画像を生成する処理や、MIP(Maximum Intensity Projection:最大値投影)画像を生成する処理、ボリュームレンダリング画像を生成する処理などである。
表示制御部26dは、操作者からの指示に基づいて、各種画像を表示部25に表示させる。具体的には、表示制御部26dは、入力部24を介して操作者から2次元画像の表示要求を受け付けた場合には、要求された2次元画像に対応する2D補正画像を2D補正画像記憶部23cから読み出して表示部25に表示させる。
一方、入力部24を介して操作者から3次元画像の表示要求を受け付けた場合には、表示制御部26dは、3D歪み補正部26bを制御して、要求された3次元画像に対応する3次元補正画像を生成させる。そして、3次元補正画像が生成されると、表示制御部26dは、3D画像処理部26cを制御して、生成された3次元補正画像をもとに3次元処理画像を生成させ、生成された3次元処理画像を表示部25に表示させる。
なお、表示制御部26dは、操作者による読影が終了した時点で、3次元画像の表示に用いた3D補正画像を削除してもよい。これにより、記録媒体の容量の消費をさらに抑えることができる。
次に、本実施例1に係るMRI装置100による歪み補正の処理手順について説明する。図5は、実施例1に係るMRI装置100による歪み補正の処理手順を示すフローチャートである。
図5に示すように、MRI装置100では、画像再構成部22によって画像が再構成されると(ステップS101,Yes)、2D歪み補正部26aが、再構成された画像に対して2D歪み補正を実施することで、2D補正画像を生成する(ステップS102)。そして、2D歪み補正部26aは、生成した2D補正画像を2D補正画像記憶部23cに保存する(ステップS103)。
その後、表示制御部26dが、入力部24を介して操作者から2次元画像または3次元画像の表示要求を受け付けた場合に(ステップS104,Yes)、要求された画像が2次元画像であったときには(ステップS105,No)、2D補正画像記憶部23cから2D補正画像を読み出して表示部25に表示させる(ステップS106)。
一方、要求された画像が3次元画像であったときには(ステップS105,Yes)、3D歪み補正部26bが、2D補正画像記憶部23cから2D補正画像を読み出し、読み出した2D補正画像に対して3D歪み補正を実施することで、3D補正画像を生成する(ステップS107)。
続いて、3D画像処理部26cが、3D歪み補正部26bによって生成された3D補正画像から3次元処理画像を生成する(ステップS108)。そして、表示制御部26dが、3D画像処理部26cによって生成された3次元処理画像を表示部25に表示させる(ステップS109)。
上述してきたように、本実施例1では、2D歪み補正部26aが、画像再構成部22によって再構成された画像に対してスライス面内方向の歪み補正を施すことで、2次元補正画像を生成し、生成した2次元補正画像を画像データベースに保存する。また、表示制御部26dが操作者から3次元画像の表示要求を受け付けた場合に、3D歪み補正部26bが、2D補正画像記憶部23cに保存されている2次元補正画像を読み出し、読み出した2次元補正画像に対してスライス方向の歪み補正を施すことで3次元補正画像を生成する。そして、表示制御部26dが、3D歪み補正部26bによって生成された3次元補正画像を表示部25に表示させる。
すなわち、本実施例1では、MRI装置100が、2D補正画像のみを生成して保存しておき、3次元画像の表示が要求された時点で、2D補正画像から3D補正画像を生成する。したがって、本実施例1では、補正画像を保存する記録媒体の容量を多量に消費することなく、用途に応じて適切な歪み補正画像を表示することができる。
なお、本実施例1では、3D補正テーブル23bに記憶されている3次元変位ベクトルのx,y,z成分をそのまま使う方法について説明した。しかし、撮影画像のスライス面が装置のx−y平面と異なる場合には、3D補正テーブル23bの3次元補正ベクトルを、画像のx、y、z成分に変換する必要がある。本実施例1の方法では、厳密には補正誤差が生じるが、極端に大きなひずみを有する領域でない限り、現実的には、図4に示したA点とD点とは非常に近い点になる。
しかし、MRI装置の撮影可能領域の周辺部を撮影範囲に含める場合には、画像歪みが大きくなるために補正誤差も大きくなって、補正後の位置誤差が画素の大きさよりも大きくなる可能性が生じる。このような場合、より厳密な歪み補正方法が必要になる。
そこで、ここでは、歪み補正をより厳密に行う場合の変形例について説明する。図6は、歪み補正をより厳密に行う場合の変形例を説明するための図である。図6は図4と同じ例を示しており、(a)が実施例1における歪み補正を示し、(b)が本変形例における歪み補正を示している。
本変形例では、2D歪み補正部26aおよび3D歪み補正部26bが、歪みを含んだ画像におけるB点を歪みがない場合の正しい位置であるA点に戻すように歪み補正を行う。ここで、B点をA点に戻すように歪み補正を行うためには、2D歪み補正部26aによるスライス面内方向の歪み補正においてB点の移動先となるE点をいかにして求めるかが重要となる。E点が求まれば、2D歪み補正部26aが、面内方向の補正でB点をE点へ補正し、3D歪み補正部26bが、スライス方向の補正でE点をA点へ補正すればよい。以下、点Eを求める方法の一例を説明する。
まず、3D補正テーブル23bが、MRI装置100の装置座標系で表される複数の格子点ごとに、変位ベクトルを3次元配列として記憶しておく。そして、2D歪み補正部26aが、3D補正テーブル23bを用いて補間することで、B点からA点へのベクトルを求める。B点からA点へのベクトルを求めたのちに、2D歪み補正部26aは、A点を通る直線のうち歪み補正後のスライス方向の直線と、歪みを含む画像座標系でB点を通るスライスの曲面との交点を求め、求めた交点をE点とする。
具体的には、2D歪み補正部26aは、次のように計算することで、E点の座標を求める。まず、画像スライス方向のベクトルをk、面内方向の2つのベクトルをi,j、A点の座標をaとすると、A点周辺の座標は、a+xi+yj+zkで表わされる。
ここで、A点の周辺に位置する点での変位ベクトルを補間により求めた値をd(a+xi+yj+zk)とすると、歪みを含む画像座標系でB点を通るスライスの曲面は、a+xi+yj−d(a+xi+yj)で表わされる。一方、A点を通る直線のうち歪補正後のスライス方向の直線は、a+zkで表される。
したがって、これらの交点であるE点は、
a+xi+yj−d(a+xi+yj)=a+zk
すなわち、
d(a+xi+yj)=xi+yj−zk
を満たすx,y,zの値を求め、求めた値をa+zkに代入することによって求められる。
なお、上記方程式を解くには、公知の非線形最適化法やニュートンラフソン法を用いることができる。
ところで、上記実施例1では、MRI装置100に本発明を適用した場合について説明したが、本発明はこれに限られるものではない。例えば、MRI装置と画像表示装置とをネットワークを介して接続した画像表示システムにも適用することが可能である。そこで、以下では、本発明を適用した画像表示システムにについて説明する。
まず、実施例2に係る画像表示システムの概要について説明する。図7は、実施例2に係る画像表示システムの概要を説明するための図である。本実施例2に係る画像表示システムは、ネットワークを介して互いに接続されたMRI装置200および画像表示装置300を有する。ここで、画像表示装置300とは、例えば、読影ワークステーションなどである。
このような構成のもと、本実施例2では、MRI装置200が、磁気共鳴現象を利用して収集されたデータに基づいて被検体内の画像(図7に示す「MRI原画像」)を再構成する。また、MRI装置200は、再構成した画像に対してスライス面内方向の歪み補正を施すことで2次元補正画像を生成する。このとき、MRI装置は、3D補正テーブルに設定されている変位ベクトルのx,y成分を用いる。
そして、MRI装置200は、生成した2次元補正画像にスライス方向補正データを付与したうえで、その2次元補正画像を画像表示装置300に送信する。なお、ここでいう「スライス方向補正データ」とは、2次元補正画像をスライス方向に補正する際の変位量を示すデータ、すなわち、3D補正テーブルに設定されている変位ベクトルのz成分を示すデータである。
一方、画像表示装置300は、MRI装置200から送信された2次元補正画像を受信し、受信した2次元画像を保存する。その後、画像表示装置300は、操作者から3次元画像の表示要求を受け付けた場合に、保存されている2次元補正画像を読み出す。
そして、画像表示装置300は、2次元補正画像に対してスライス方向の歪み補正を施すことで3次元補正画像を生成する。(図7に示す「スライス方向補正」)。このとき、MRI装置は、読み出した2次元補正画像に付与されているスライス方向補正データを用いて歪み補正を行う。そして、画像表示装置300は、生成された3次元補正画像を表示部に表示させる。
このように、本実施例2では、MRI装置200が、2D補正画像および3D補正画像の両方を生成して転送するのではなく、2D補正画像のみを生成して画像表示装置300に転送する。そして、画像表示装置300が、3次元画像の表示が要求された時点で、2D補正画像から3D補正画像を生成する。したがって、本実施例2では、補正画像を転送する際に通信経路の負荷を増大させることなく、用途に応じて適切な歪み補正画像を表示することができる。
次に、図7に示したMRI装置200および画像表示装置300の構成について説明する。図8は、図7に示したMRI装置200および画像表示装置300の構成を示す機能ブロック図である。図8に示すように、MRI装置200と画像表示装置300とは、ネットワークを介して通信可能に接続されている。
ここで、本実施例2に係るMRI装置200は、基本的には、図2および3に示したものと同様であり、計算機システム220の構成が異なるのみである。そこで、ここでは、MRI装置200が有する計算機システム220を中心に説明する。また、図2および3に示した各部と同様の機能を有する機能部については、同じ符号を付すこととして詳細な説明を省略する。図8に示すように、計算機システム220は、記憶部223と、制御部226とを有する。
記憶部23は、特に、画像データ記憶部23aと、3D補正テーブル23bと、2D補正画像記憶部223cとを有する。
2D補正画像記憶部223cは、後述する2D歪み補正部226aによって2D歪み補正が施された2D補正画像を付帯情報とともに保存する。
一方、制御部226は、特に、2D歪み補正部226aと、スライス方向補正データ付与部226eと、2D補正画像送信部226fとを有する。
2D歪み補正部226aは、画像再構成部22によって再構成された画像に対してスライス面内方向の歪み補正を施すことで2次元補正画像を生成する。この2D歪み補正部226aによって行われる歪み補正は、実施例1における2D歪み補正部26aによって行われる歪み補正と同様であるので、ここでは説明を省略する。
スライス方向補正データ付与部226eは、2D歪み補正部226aによって生成された2次元補正画像に対して、その2次元補正画像をスライス方向に補正する際の変位量を示すスライス方向補正データを付帯情報として付与する。図9は、スライス方向補正データ付与部226eによるスライス方向補正データの生成を示す図である。
具体的には、スライス方向補正データ付与部226eは、2D歪み補正部226aによって2次元補正画像が生成されると、3D補正テーブル23bに記憶されている3次元変位ベクトルを参照する。ここで、3D補正テーブル23bには、図9に示すように、画像座標系での格子点を代表点として、格子点ごとに3次元ベクトルが設定されていたとする。例えば、格子点は1cm間隔に設定されている。
そして、スライス方向補正データ付与部226eは、3D補正テーブル23bに記憶されている3次元変位ベクトルに基づいて、画像座標系での各格子点におけるスライス方向変位ベクトルを算出する。このとき、スライス方向補正データ付与部226eは、まず、3D補正テーブル23bの3次元変位ベクトルを補間し、格子点での3次元変位ベクトルを求め、その3次元変位ベクトルのz成分(図9の左下に示すz成分)を求めることで、スライス方向変位ベクトルを算出する。前述したとおり、撮影画像のスライス面が装置のx−y平面と異なる場合には、3次元補正ベクトルのz成分を、画像のz成分に変換する必要がある。
そして、スライス方向補正データ付与部226eは、生成したスライス方向変位をスライス方向補正データとして2次元補正画像に付与する。ここで、スライス方向補正データは、マルチスライス画像の全スライスに共通のデータであるので、スライス方向補正データ付与部226eは、例えば、最初のスライス画像のみにスライス方向補正データを付帯情報として付与する。スライス方向補正データは、3次元配列のデータであるので、データ量は、画像データのサイズに比べて非常に小さい。そのため、データ保存の容量や通信容量に悪影響を及ぼすことはない。
図8の説明にもどって、2D補正画像送信部226fは、スライス方向補正データ付与部226eによってスライス方向補正データが付与された2次元補正画像をネットワーク経由で画像表示装置300に送信する。
一方、画像表示装置300は、入力部310と、表示部320と、記憶部330と、制御部340とを有する。
入力部310は、操作者から各種操作の入力を受け付ける。例えば、入力部310は、キーボードやマウスなどである。表示部320は、MRI装置から200送信された画像などの各種情報を出力する。例えば、表示部320は、液晶ディスプレイやCRT(Cathode Ray Tube)ディスプレイなどである。
記憶部330は、MRI装置から200送信された画像などの各種情報を記憶する。この記憶部330は、特に、2D補正画像記憶部330aを有する。2D補正画像記憶部330aは、MRI装置から200送信された2D補正画像を保存する。
制御部340は、画像表示装置300全体を制御する。この制御部340は、特に、2D補正画像受信部340aと、3D歪み補正部340bと、3D画像処理部340cと、表示制御部340dとを有する。
2D補正画像受信部340aは、MRI装置200から送信された2次元補正画像をネットワーク経由で受信する。この2D補正画像受信部340aは、2次元補正画像を受信すると、受信した2次元画像を2D補正画像記憶部330aに格納する。
3D歪み補正部340bは、後述する表示制御部340dによる制御のもと、2次元補正画像記憶部330aによって保存されている2次元補正画像を読み出し、読み出した2次元補正画像に付与されているスライス方向補正データを用いて、その2次元補正画像に対してスライス方向の歪み補正を施すことで3次元補正画像を生成する。
この3D歪み補正部340bによって行われる歪み補正は、実施例1における3D歪み補正部26bによって行われる歪み補正と同様であり、スライス方向変位ベクトルの代わりにスライス方向補正データが用いられる点が異なるのみであるので、ここでは説明を省略する。
3D画像処理部340cは、後述する表示制御部340dによる制御のもと、3D歪み補正部340bによって生成された3次元補正画像に対して3次元処理を施すことで3次元処理画像を生成する。なお、ここでいう「3次元処理」とは、例えば、直交3断面画像を生成する処理や、MIP画像を生成する処理、ボリュームレンダリング画像を生成する処理などである。
表示制御部340dは、操作者からの指示に基づいて、各種画像を表示部320に表示させる。具体的には、表示制御部340dは、入力部310を介して操作者から2次元画像の表示要求を受け付けた場合には、要求された2次元画像に対応する2D補正画像を2D補正画像記憶部330aから読み出して表示部320に表示させる。
一方、入力部310を介して操作者から3次元画像の表示要求を受け付けた場合には、表示制御部340dは、3D歪み補正部340bを制御して、要求された3次元画像に対応する3次元補正画像を生成させる。そして、3次元補正画像が生成されると、表示制御部340dは、3D画像処理部340cを制御して、生成された3次元補正画像をもとに3次元処理画像を生成させ、生成された3次元処理画像を表示部320に表示させる。
次に、本実施例2に係る画像表示システムによる歪み補正の処理手順について説明する。図10は、実施例2に係る画像表示システムによる歪み補正の処理手順を示すフローチャートである。
図10に示すように、MRI装置200では、画像再構成部22によって画像が再構成されると(ステップS201,Yes)、2D歪み補正部226aが、再構成された画像に対して2D歪み補正を実施することで、2D補正画像を生成する(ステップS202)。そして、2D歪み補正部226aは、生成した2D補正画像を2D補正画像記憶部223cに保存する(ステップS203)。
続いて、スライス方向補正データ付与部226eが、2D歪み補正部226aによって生成された2次元補正画像をスライス方向に補正する際の変位量を示すスライス方向補正データを生成する(ステップS204)。そして、スライス方向補正データ付与部226eは、生成したスライス方向補正データを2次元補正画像に付帯情報として付与する(ステップS205)。
続いて、2D補正画像送信部226fが、スライス方向補正データ付与部226eによってスライス方向補正データが付与された2次元補正画像をネットワーク経由で画像表示装置300に送信する(ステップS206)。
一方、画像表示装置300では、2D補正画像受信部340aが、MRI装置200から送信された2次元補正画像をネットワーク経由で受信し(ステップS207)、受信した2次元補正画像を2D補正画像記憶部330aに保存する(ステップS208)。
その後、表示制御部340dが、入力部310を介して操作者から2次元画像または3次元画像の表示要求を受け付けた場合に(ステップS209,Yes)、要求された画像が2次元画像であったときには(ステップS210,No)、2D補正画像記憶部330aから2D補正画像を読み出して表示部320に表示させる(ステップS211)。
一方、要求された画像が3次元画像であったときには(ステップS210,Yes)、3D歪み補正部340bが、2D補正画像記憶部330aから2D補正画像を読み出し、読み出した2次元補正画像に付与されているスライス方向補正データを用いて、その2次元補正画像に対してスライス方向の歪み補正を施すことで3次元補正画像を生成する(ステップS212)。
続いて、3D画像処理部340cが、3D歪み補正部340bによって生成された3D補正画像から3次元処理画像を生成する(ステップS213)。そして、表示制御部340dが、3D画像処理部340cによって生成された3次元処理画像を表示部320に表示させる(ステップS214)。
上述してきたように、本実施例2では、MRI装置200において、2D歪み補正部226aが、画像再構成部22によって再構成された画像に対してスライス面内方向の歪み補正を施すことで2次元補正画像を生成する。また、スライス方向補正データ付与部226eが、2D歪み補正部226aによって生成された2次元補正画像に対して、その2次元補正画像をスライス方向に補正する際の変位量を示すスライス方向補正データを付与する。そして、2D補正画像送信部226fが、スライス方向補正データ付与部226eによってスライス方向補正データが付与された2次元補正画像を画像表示装置300に送信する。
一方、画像表示装置300において、2D補正画像受信部340aが、MRI装置200から送信された2次元補正画像を受信する。また、2D補正画像記憶部330aが、2D補正画像受信部340aによって受信された2次元画像を保存する。また、表示制御部340dが操作者から3次元画像の表示要求を受け付けた場合に、3D歪み補正部340bが、2D補正画像記憶部330aによって保存されている2次元補正画像を読み出し、読み出した2次元補正画像に付与されているスライス方向補正データを用いて、その2次元補正画像に対してスライス方向の歪み補正を施すことで3次元補正画像を生成する。そして、表示制御部340dが、3D歪み補正部340bによって生成された3次元補正画像を表示部320に表示させる。
すなわち、本実施例2では、MRI装置200が、2D補正画像および3D補正画像の両方を生成して転送するのではなく、2D補正画像のみを生成して画像表示装置300に転送する。そして、画像表示装置300が、3次元画像の表示が要求された時点で、2D補正画像から3D補正画像を生成する。したがって、本実施例2では、補正画像を転送する際に通信経路の負荷を増大させたり、転送の所要時間が増加したりすることなく、用途に応じて適切な歪み補正画像を表示することができる。
なお、MRI装置では、傾斜磁場コイルによって形成されるZ軸方向に沿った傾斜磁場の強度は、磁場中心から端側に向かって緩やかに上昇したのちに下降する二価関数で表される。そのため、例えば、FOV(Field Of View)が広く設定されると、FOV内で傾斜磁場強度が同じになる点が複数存在する場合がある。その場合、傾斜磁場強度が同じになる複数の点のうち、磁場中心に最も近い点を除く他の点についてはFOVの外側に移動させるように、歪み補正テーブル(3D補正テーブル)の変位ベクトルが設定されることもある。本発明は、このような場合でも同様に適用することが可能である。
また、上記実施例において図示した各装置の各構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示のように構成されていることを要しない。すなわち、各装置の分散・統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散・統合して構成することができる。
例えば、図7に示した画像表示システムにおいて、画像表示装置が、2D歪み補正部を備えるようにしてもよい。その場合には、MRI装置が、歪み補正を行う前の画像を画像表示装置に対して送信する。また、画像表示装置が、MRI装置から送信された画像に対して2D歪み補正を施すことで2次元補正画像を生成し、生成した2次元補正画像を保存しておく。そして、画像表示装置は、3次元画像の表示要求を受け付けた場合に、保存されている2次元補正画像に対してスライス方向の歪み補正を施すことで3次元補正画像を生成する。
また、例えば、図7に示した画像表示システムにおいて、ネットワークを介して、MRI装置によって撮像された画像を保管する画像サーバがさらに接続されている場合には、画像サーバが、2D歪み補正および3D歪み補正の両方を実行するようにしてもよい。その場合には、画像サーバが、MRI装置から送信された画像に対して2d補正を施すことで2次元補正画像を生成し、生成した2次元画像を保存しておく。そして、画像サーバは、画像表示装置から3次元画像を要求された場合に、保存されている2次元補正画像に対してスライス方向の歪み補正を施すことで3次元補正画像を生成し、生成した3次元補正画像を画像表示装置に応答する。画像表示装置は、画像サーバから応答された3次元補正画像を表示部に表示させる。
または、画像サーバが2D歪み補正を行い、画像表示装置が3D歪み補正を実行するようにしてもよい。その場合には、画像サーバが、MRI装置から送信された画像に対して2d補正を施すことで2次元補正画像を生成し、生成した2次元画像を保存しておく。また、画像表示装置が、3次元画像を要求された場合に、画像サーバに保存された2次元画像を取得する。そして、画像表示装置は、取得した2次元補正画像に対してスライス方向の歪み補正を施すことで3次元補正画像を生成し、生成した3次元補正画像を表示部に表示させる。
100,200 MRI装置(磁気共鳴イメージング装置)
1 静磁場磁石
2 傾斜磁場コイル
3 傾斜磁場電源
4 寝台
4a 天板
5 寝台制御部
6 送信用RFコイル
7 送信部
8 受信用RFコイル
9 受信部
10 シーケンス制御部
20,220 計算機システム
21 インタフェース部
22 画像再構成部
23,223 記憶部
23a 画像データ記憶部
23b 3D補正テーブル
23c,223c 2D補正画像記憶部
24 入力部
25 表示部
26,226 制御部
26a,226a 2D歪み補正部
26b 3D歪み補正部
26c 3D画像処理部
26d 表示制御部
226e スライス方向補正データ付与部
226f 2D補正画像送信部
300 画像表示装置
310 入力部
320 表示部
330 記憶部
330a 2D補正画像記憶部
340 制御部
340a 2D補正画像受信部
340b 3D歪み補正部
340c 3D画像処理部
340d 表示制御部

Claims (4)

  1. 磁気共鳴現象を利用して収集されたデータに基づいて被検体内の画像を再構成する画像再構成手段と、
    前記画像再構成手段によって再構成された画像に対してスライス面内方向の歪み補正を施すことで2次元補正画像を生成する2次元歪み補正手段と、
    前記2次元歪み補正手段によって生成された2次元補正画像を保存する2次元補正画像記憶手段と、
    3次元画像の表示要求を受け付けた場合に、前記2次元補正画像記憶手段によって保存されている2次元補正画像を読み出し、読み出した2次元補正画像に対してスライス方向の歪み補正を施すことで3次元補正画像を生成する3次元歪み補正手段と、
    前記3次元歪み補正手段によって生成された3次元補正画像を表示部に表示させる表示制御手段と
    を備えたことを特徴とする磁気共鳴イメージング装置。
  2. 前記3次元歪み補正手段は、前記2次元歪み補正手段によって生成された2次元補正画像をスライス方向に補正する際の変位量を示すスライス方向変位情報を生成し、生成したスライス方向変位情報に基づいて、前記2次元補正画像に対してスライス方向の歪み補正を施すことを特徴とする請求項1に記載の磁気共鳴イメージング装置。
  3. 3次元画像の表示要求を受け付けた場合に、再構成画像に対してスライス面内方向の歪み補正を施すことで生成された2次元補正画像が保存された画像記憶手段から当該2次元補正画像を読み出し、読み出した2次元補正画像に対してスライス方向の歪み補正を施すことで3次元補正画像を生成する3次元歪み補正手段と、
    前記3次元歪み補正手段によって生成された3次元補正画像を表示部に表示させる表示制御手段と
    を備えたことを特徴とする画像表示装置。
  4. 磁気共鳴イメージング装置と画像表示装置とを有する画像表示システムであって、
    前記磁気共鳴イメージング装置が、
    磁気共鳴現象を利用して収集されたデータに基づいて被検体内の画像を再構成する画像再構成手段と、
    前記画像再構成手段によって再構成された画像に対してスライス面内方向の歪み補正を施すことで2次元補正画像を生成する2次元歪み補正手段と、
    前記2次元歪み補正手段によって生成された2次元補正画像に対して、当該2次元補正画像をスライス方向に補正する際の変位量を示すスライス方向補正データを付与するスライス方向補正データ付与手段と、
    前記スライス方向補正データ付与手段によって前記スライス方向補正データが付与された2次元補正画像を前記画像表示装置に送信する2次元補正画像送信手段とを備え、
    前記画像表示装置が、
    前記磁気共鳴イメージング装置から送信された2次元補正画像を受信する2次元補正画像受信手段と、
    前記2次元補正画像受信手段によって受信された2次元画像を保存する2次元補正画像記憶手段と、
    3次元画像の表示要求を受け付けた場合に、前記2次元補正画像記憶手段によって保存されている2次元補正画像を読み出し、読み出した2次元補正画像に付与されているスライス方向補正データを用いて当該2次元補正画像に対してスライス方向の歪み補正を施すことで3次元補正画像を生成する3次元歪み補正手段と、
    前記3次元歪み補正手段によって生成された3次元補正画像を表示部に表示させる表示制御手段と
    を備えたことを特徴とする画像表示システム。
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