JP2010273052A - 同軸線通信装置とそのレベル調整方法及び同軸線通信システム - Google Patents

同軸線通信装置とそのレベル調整方法及び同軸線通信システム Download PDF

Info

Publication number
JP2010273052A
JP2010273052A JP2009122536A JP2009122536A JP2010273052A JP 2010273052 A JP2010273052 A JP 2010273052A JP 2009122536 A JP2009122536 A JP 2009122536A JP 2009122536 A JP2009122536 A JP 2009122536A JP 2010273052 A JP2010273052 A JP 2010273052A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coaxial line
level
signal
communication
distributor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2009122536A
Other languages
English (en)
Other versions
JP5324315B2 (ja
Inventor
Masahiro Kuwabara
雅裕 桑原
Kenichi Hirotsu
研一 弘津
Takashi Shimokuchi
剛史 下口
Yoshihisa Asao
芳久 浅尾
Jonathan Ephraim David Hurwitz
エフライム デイヴィッド ハーウィッツ ジョナサン
Juan Carlos Riveiro Insua
カルロス リヴェイロ インスア フアン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Broadcom Networks Edinburgh Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Gigle Semiconductor Ltd
Sumitomo Electric Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Gigle Semiconductor Ltd, Sumitomo Electric Industries Ltd filed Critical Gigle Semiconductor Ltd
Priority to JP2009122536A priority Critical patent/JP5324315B2/ja
Publication of JP2010273052A publication Critical patent/JP2010273052A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5324315B2 publication Critical patent/JP5324315B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Two-Way Televisions, Distribution Of Moving Picture Or The Like (AREA)
  • Cable Transmission Systems, Equalization Of Radio And Reduction Of Echo (AREA)

Abstract

【課題】 アンテナからの不要輻射を抑制しつつ、可能な限りの通信品質を確保することができる同軸線通信装置を提供する。
【解決手段】本同軸線通信装置は、分配器15A,15Bのアウト端子Tout に接続された同軸線C1,C2を通信信号の伝送路として通信を行う。一実施態様において、本通信装置1は、分配器15のイン端子Tin側への信号漏洩が許容範囲内となるように設定された通信信号の許容増加量ΔRを記憶する記憶手段11と、通信信号のレベルを測定する測定手段8と、測定された通信信号のレベルが所定値以下である場合に、許容増加量ΔRの分だけ通信信号のレベルを増加させる制御手段2と、を備える。
【選択図】 図1

Description

本発明は、屋内に配設された同軸線を用いて通信する同軸線通信装置とその通信信号のレベル調整方法、並びに、同軸線通信システムに関する。
最近では、パソコンやデジタル家電製品の普及に伴って、住宅内にLAN(ローカルエリアネットワーク)を構築することが多くなっているが、かかる宅内LANを構築する場合には、無線LANや電力線通信装置(「PLCモデム」ともいう。)が用いられることが多い。
その一方で、光ファイバ通信サービス(FTTH:Fiber To The Home )の進展と、プロバイダによる映像配信サービスの普及により、光端末が設置された部屋以外の場所からも、高速な通信サービスを享受したいという要求が高まっている。
そこで、近年、屋内に配設されテレビ等の放送信号を伝送する同軸線を用いて、より高速なデータ通信が可能な同軸線通信装置(「同軸ケーブルモデム」ともいう。)が注目されている(例えば、非特許文献1参照)。
この同軸線通信装置を用いた同軸線通信システムは、宅内に敷設された既設のTV用同軸線を用いてモデム間の通信を行うものであり、分配器のアウト端子に接続された各部屋に通じる同軸線と、その同軸線に接続された同軸線通信装置とから構成される。
この場合、ノイズが少なくかつ伝送損失も小さいという同軸線の特徴から、宅内LANにおいても高速通信が期待できるので、宅内ネットワークの構築に際しては同軸線通信システムが高速化のために有望な技術となる。
NTTネオメイト−NEOSTYLESHOP−c.LINKサービス、[2008年8月21日検索]、インターネット<URL:http://neostyle.ntt-neo.com/clink/clink.html>
上記の通り、同軸線通信システムでは、同軸線通信装置(以下、単に「モデム」ということがある。)が分配器のアウト端子側の同軸線に接続されており、モデム同士間の通信は、分配器のアウト端子に接続された同軸線を信号伝送路として行われるが、分配器のイン端子には、TV用の放送信号を宅内に引き込むために、アンテナに通じる同軸線が接続されている。
このため、モデムの通信信号をアウト端子側の同軸線に伝送させると、その通信信号が分配器のアウト端子側からイン端子側に通過してアンテナに到達し、当該通信信号がアンテナから電磁波として放射される、いわゆる不要輻射が発生する場合がある。
かかる不要輻射を抑制するには、通信信号がアンテナ側に到達するのを遮断するフィルタを、アンテナと分配器との間に設ける手段が考えられるが、この手段では専門的な知識を要するので、同軸ケーブルモデムを購入したユーザが容易にフィルタを設置できないという問題がある。
そこで、アンテナからの不要輻射を抑制する別の手段として、モデム同士の通信が確立できる範囲で、通信信号のレベルを予め極力抑えておくことが考えられる。
しかしながら、この場合、アンテナからの不要輻射を抑制できても、逆にモデム同士の通信品質が劣化してしまい、高速通信を担保できないという問題が生じる。このように、同軸線通信システムにおいては、不要輻射の抑制とモデム間の通信品質の確保とが互いにトレードオフの関係にある。
本発明は、かかる従来の問題点に鑑み、アンテナからの不要輻射を抑制しつつ、可能な限りの通信品質を確保することができる同軸線通信装置とその通信信号のレベル調整方法等を提供することを目的とする。
(1) 本発明の同軸線通信装置は、分配器のアウト端子に接続された同軸線を通信信号の伝送路として通信を行う同軸線通信装置であって、前記分配器のアウト端子間の減衰に関する減衰関係量を取得する手段と、前記減衰関係量に基づいて、前記分配器のイン端子側への信号漏洩が許容範囲となるように前記通信信号のレベルを調整する手段と、を備えていることを特徴とするものである。
本発明の同軸線通信装置では、分配器のアウト端子間の減衰に関する減衰関係量を利用して、通信信号のレベルを調整する。分配器のアウト端子からイン端子側への減衰量は、分配器のアウト端子間の減衰量が増加すれば増加する関係にある。このため、分配器のアウト端子間の減衰に関する減衰関係量を取得することで、分配器のイン端子側への信号漏洩が許容範囲となるように通信信号のレベルを調整することができる。その結果、分配器のイン端子に接続されたアンテナからの不要輻射を抑制しつつ、同軸線通信装置による通信品質を可能な限り確保することができる。
(2) 本同軸線通信装置において、前記減衰関係量を取得する手段に、他の同軸線通信装置から前記同軸線及び前記分配器のアウト端子間を介して受信した信号の受信レベルを測定する手段を設け、前記通信信号のレベルを調整する手段は、前記受信レベルに基づいて、前記他の同軸線通信装置に対する通信信号のレベルを調整するようにしてもよい。
分配器のアウト端子間の減衰量を減衰関係量として取得してもよいし、このように受信レベルを減衰関係量として取得することもできる。予め送信レベルが定まっている信号であれば、受信レベルを測定することで、分配器のアウト端子間の減衰量を特定することができる。ここでの測定には、受信レベルを測定する場合ばかりでなく、例えば受信信号のレベルに応じてゲインを変更する可変アンプのゲインを取得することも含む。
(3) ところで、宅内の同軸線の配線構造では、よりアンテナに近い第1分配器のアウト端子側に第2分配器が接続されるといったように、多段の配線構造になっている場合がある。
この場合、第2分配器のアウト端子側の第2同軸線に接続された第2の同軸線通信装置の通信信号は、第1及び第2分配器の双方で減衰されてアンテナに到達するが、第1分配器のアウト端子側の第1同軸線に接続された第1の同軸線通信装置の通信信号は、第1分配器のみで減衰されてアンテナに到達する。
このため、かかる多段の配線構造の場合には、第1及び第2の同軸線通信装置間の通信信号のレベルを、一律に同じ許容増加量の分だけ増加させると、アンテナに対する信号減衰量が大きい第2の同軸線通信装置が送信する通信信号については、アンテナからの不要輻射が発生しなくても、アンテナに対する信号減衰量が小さい第1の同軸線通信装置が送信する通信信号によって、アンテナからの不要輻射が発生する恐れがある。
従って、分岐段数が少ない第1同軸線に接続された第1の同軸線通信装置については、通信信号のレベルを一律に増加させることは好ましくない。
また、分配器による支線の分岐段数を直接測定することはできないが、第1の同軸線通信装置と第2の同軸線通信装置の分岐段数の相違は、各通信装置が受信する放送信号のレベルが同等か否かによって推定できる。
このため、放送信号の受信レベルが異なる他装置しか存在しない場合には、自装置だけが、アンテナからの不要輻射を発生させ易い、分岐段数が小さい同軸線に接続されている可能性がある。
そこで、好ましい実施態様として、前記同軸線通信装置において、前記分配器のイン端子からアウト端子へ伝送される放送信号のレベルを測定する手段と、他の同軸線通信装置における前記放送信号のレベルに関する放送レベルデータを受信する手段と、を更に備え、前記通信信号のレベルを調整する手段は、前記減衰関係量及び前記放送レベルデータに基づいて、前記他の同軸線通信装置に対する前記通信信号のレベルを調整することができる。
この場合、減衰関係量だけでなく放送レベルデータに基づいて通信信号のレベルを調整するので、例えば通信の相手方として、分岐段数が異なる同軸線に接続された他の同軸線通信装置しか存在しないときは、通信信号のレベルを増加しないようにすることが可能となる。
このため、自装置がアンテナにより近い同軸線に接続されている可能性がある場合には通信信号のレベルが増加されないので、アンテナからの不要輻射をより確実に防止しつつ同軸線通信装置による通信品質を可能な限り確保することができる。
(4) 本発明の一実施態様において、前記分配器間のアウト端子間に対する前記減衰関係量に対して、前記分配器のイン端子側への信号漏洩が許容範囲となるように前記通信信号のレベルを調整するための調整データを記憶する手段を更に備え、前記通信信号のレベルを調整する手段は、前記減衰関係量及び前記調整データに基づいて、前記通信信号のレベルを調整するようにしてもよい。
(5) 本発明の他の実施態様において、前記通信信号のレベルを調整する手段は、前記分配器のアウト端子間の減衰量が所定値以上であることを前記減衰関係量が示す場合に、第1の信号レベルから当該第1の信号レベルよりも高い第2の信号レベルに切り替えることにより、前記通信信号のレベルを調整することもできる。
(6) 前記同軸線通信装置において、前記減衰関係量を取得する手段は、予め定められたタイミングで前記減衰関係量を取得するようにしてもよい。
(7) 前記同軸線通信装置において、前記通信信号のレベルの調整値に関する調整情報を他の同軸線通信装置に通知する手段を更に備えることもできる。
(8) 本発明の他の観点によれば、分配器のアウト端子に接続された同軸線を通信信号の伝送路として通信を行う同軸線通信装置おける通信信号のレベル調整方法であって、前記分配器のアウト端子間の減衰に関する減衰関係量を取得する手順と、前記減衰関係量に基づいて、前記分配器のイン端子側への信号漏洩が許容範囲となるように前記通信信号のレベルを調整する手順とを備えていることを特徴とする同軸線通信装置における通信信号のレベル調整方法を提供することができる。
(9) 本発明のさらに他の観点によれば、イン端子と複数のアウト端子とを有する分配器と、前記アウト端子に接続される上述の同軸線通信装置とを備えていることを特徴とする同軸線通信システムを提供することができる。
以上の通り、本発明によれば、分配器のアウト端子からイン端子側への減衰量に関係する、分配器のアウト端子間の減衰に関する減衰関係量を利用して、通信信号のレベルを調整するようにしたので、アンテナからの不要輻射を抑制しつつ、同軸線通信装置の通信品質を可能な限り確保することができる。
本発明に係る同軸線通信装置の内部構成を示すブロック図である。 住宅に構築された同軸線通信システムの一例を示す配線構造図である。 住宅に構築された同軸線通信システムの別例を示す配線構造図である。 制御部が実行するレベル調整処理の一例を示すフローチャートである。 分配器のOUT端子−OUT端子間の減衰量と、IN端子−OUT端子間の減衰量との関係を示すグラフである。
以下、添付図面を参照しつつ、本発明の好ましい実施形態を説明する。
〔同軸線通信装置の内部構成〕
図1は、本発明の一実施形態に係る同軸線通信装置1の内部構成を示すブロック図である。
本実施形態の同軸線通信装置(同軸ケーブルモデム:以下、単に「モデム」ということがある。)1は、同軸線Cを通信信号の伝送路として通信を行うものであり、直交周波数分割多重(OFDM)方式による通信方式を採用している。
なお、以下においては、すべてのモデムの共通事項を説明する場合には、符号「1」を用いて「モデム1」と記載し、自装置と他装置を区別する必要がある場合には、符号「M1,M2」を用いて、「モデムM1」及び「モデムM2」と記載する。
また、「同軸線C」については、符号Cの後に付する数字により、分配器15による支線の分岐段数を表す。従って、アンテナ17側から見て分岐段数が「1」の同軸線Cは「同軸線C1」と記載し、分岐段数が「2」の同軸線Cは「同軸線C2」と記載する。
図1に示すように、本実施形態のモデム1は、主としてモデム間通信のメディアアクセス制御を行う制御部2と、モデム間通信に関するデータ変復調や通信信号の送受信を行う送受信部3(送信部3s及び受信部3r)と、送受信部3に対する送受信タイミングの切り替えを行う切替部4と、パソコン(PC)等の情報端末6に対する外部インターフェース5(例えば、イーサネット(登録商標)用インターフェース)と、筐体に設けられたコネクタ(F型)7と、を備えている。
また、モデム1は、当該モデム1の受信信号のうち、他のモデム1からの通信信号のレベルを検出する第1検出部8と、放送信号のレベルを検出する第2検出部9と、通信信号のレベルの許容増加量ΔRを記憶する記憶部11と、を備えている。
これらの検出部8,9は、例えば包絡線の検波回路等よりなり、受信部3rの入力側の受信信号を包絡線検波し、その検波信号を制御部2に出力する。従って、第2検出部9の入力側には、放送信号のみを通過させるバンドパスフィルタ10が設けられている。
なお、本実施形態では、アンテナ17の放送信号として地上デジタル放送によるテレビの放送信号を想定しているので、このフィルタ10の通過帯域は、470MHz〜770MHz(13〜62ch)に設定されている。
図1に示すように、上記コネクタ(F型)7には、同軸線Cの一端に設けられたアンテナプラグPが接続される。同軸線Cの他端のアンテナプラグPは宅内のTV端子18(図2及び図3参照)に接続される。
このように、本実施形態のモデム1は、TV端子18から延びる放送信号の伝送経路である同軸線Cに通信信号を重畳させ、他のモデム1との間で通信信号の送受信を行うものである。
従って、受信部3rが受信する受信信号には、他のモデム1が送信した同軸線通信のための通信信号の他に、アンテナ17で受信された放送信号も含まれている。
受信部3rは、受信信号の増幅機能や、受信信号の中から通信信号を取り出すフィルタ機能、A/D変換機能、通信信号を復調する復調機能等を有しており、復調して得られた受信データを制御部2に出力する。
送信部3sは、制御部2からの送信データの変調機能や、D/A変換機能、周波数調整機能、増幅機能等を有しており、切替部4を介して通信信号を同軸線Cに出力する。これにより、送信部3sは、同軸線Cを信号伝送路として通信信号を外部に送信する。
一方、制御部2は、受信部3rからの受信データ(他のモデム1からの通信信号のデータ)を、外部インターフェース5を通じて情報端末6へ送信させる。また、制御部2は、情報端末6からの送信データを、外部インターフェース5を通じて受信し、その送信データを送信部2sに転送する。
本実施形態の制御部2は、切替部3を制御することにより、通信信号の送信時間帯と受信時間帯とを交互に切り替える。つまり、モデム1は、時分割通信方式により他のモデムMとの間で通信を行うように構成されている。
更に、制御部2は、受信部3rでの受信信号からSNR(Signal to Noise Ratio )を測定する機能や、送信部3sのアンプの増幅率を変更してその送信出力(通信信号のレベル)を調整するレベル調整機能を備えている。
本実施形態の制御部2は、上記SNRや第1及び第2検出部8,9での受信レベルを常時監視しており、それらの測定値(すなわち、通信信号の受信レベルや放送信号の受信レベル)に基づいて、通信信号のレベルを増加させるか否かを決定する「レベル調整処理」を実行する。
具体的には、上記「レベル調整処理」は、測定値が所定条件を満たした場合に、記憶部11に記録されている前記許容増加量ΔRの分だけ、通信信号のレベルを増加させることにより、送信部3sの送信出力を「低レベルモード」から「高レベルモード」に切り替えるものであるが、その詳細(図4)については後述する。
〔同軸線通信システムの配線構造(1)〕
図2は、住宅に構築された同軸線通信システムの一例を示す配線構造図である。
図2に示すように、この同軸線通信システムは、イン端子Tinと複数のアウト端子Tout とを有する分配器15と、この分配器15のアウト端子Tout にそれぞれ接続された同軸線C1と、各同軸線C1にそれぞれ接続された本実施形態のモデムM1,M1と、このモデムM1,M1にそれぞれ接続された情報端末6とを備えている。
分配器15のイン端子Tinには、未分配(分岐段数=0)の同軸線C0が接続されており、この同軸線C0の一端は、屋外に設置された地上デジタル放送等によるテレビの放送信号を受信するためのアンテナ17に連結されている。
また、分配器15のアウト端子Tout には、当該分配器15によって支線の分岐段数が1段目となる、第1同軸線C1の他端が接続されており、この第1同軸線C1は、住宅16内の各部屋に設置された複数のTV端子18にそれぞれ繋がっている。
従って、アンテナ17が受信する放送信号は、分配器15によって第1同軸線C1にそれぞれ分配され、分配された放送信号は、TV端子18に接続された同軸線Cを通じてテレビ受像機器(図示せず。)に到達することになる。
また、複数のTV端子18の一部には、同軸線Cを介して本実施形態のモデムM1,M1が接続されている。従って、これらのモデムM1,M1同士は、同軸線C1及び第1同軸線C1介して通信信号の送受信を行うことになる。
すなわち、同軸線通信システム内の両モデムM1,M1は、分配器15のアウト端子Tout に繋がる第1同軸線C1と、この同軸線C1にTV端子18で接続された同軸線Cを介して有線で繋がっており、分配器15のアウト端子Tout に接続された第1同軸線C1を通信信号の伝送路として通信を行う。
これにより、システム内のあるモデムM1に接続された情報端末6は、他のモデムM1に接続された情報端末6との間で、双方向の通信を確立することができる。
なお、図2の例では、住宅16に分配器15が1つだけ設けられている場合を例示したが、分配器15は複数あってもよい(例えば、図3参照)。
また、図2の例では、地上デジタル放送によるテレビの放送信号をアンテナ17から受信する場合を例示したが、その放送信号を、分配器15のイン端子Tinに接続されたCATVのケーブルを通じて受信することもある。
〔不要輻射の問題点とその解決手段〕
図2に示す通り、分配器15は、アンテナ17側の同軸線C0が接続されるイン端子Tinと、その反対側の複数のアウト端子Tout とを備えている。
従って、図2に示す同軸線通信システムでは、各モデムM1,M1からTV端子18に注入された通信信号は、TV端子18→第1同軸線C1→分配器(Tout 〜Tin)→同軸線C0→アンテナ17、という経路でアンテナ17に到達し、この全行程で生じる減衰量の合計値で通信信号が減衰する。
また、同軸線通信を行うモデムM1,M1同士では、TV端子18→第1同軸線C1→分配器(Tout〜Tout)→同軸線CI→TV端子、という経路で通信信号が相手側モデムに到達し、この全行程で生じる減衰量に合計値で通信信号が減衰する。
従って、互いに通信するモデムM1,M1間の通信品質(通信速度)が低下するのは、各部屋のTV端子18間の減衰量が大きい場合であり、この場合、受信側での通信信号の受信レベルが小さくなり、十分なSNRが確保できなくなる。
ここで、アンテナ17への漏洩信号のレベルと、通信用の相手側モデムへの到達レベルとの間にはレベル差が生じるが、同軸線C自体の信号減衰量は比較的小さいことから、そのレベル差の原因は、主として、分配器15におけるTout−Tin とTout−Toutの端子間で生じる減衰量の差であると考えられる。
このように、各部屋のTV端子間18の減衰が大きくなる原因としては、分配器15のアウト端子Tout の数が多い等により、OUT−OUT端子間の減衰量が大きくなることが挙げられる。
しかし、OUT−OUT端子間の減衰量が大きくなると、IN−OUT端子間の減衰量も大きくなり、アンテナ17側への信号漏洩レベルも小さくなる。本願発明者らは、複数種類の分配器15について、IN−OUT端子間の減衰量と、OUT−OUT端子間の減衰量との関係を実測し、図5に示すような結果からその知見を得た。
この図5に示す通り、OUT−OUT端子間の通信信号の減衰量(dB)と、IN−OUT端子間の通信信号の減衰量(dB)とは、単調増加の関係、例えば正の比例関係にあることが判明した。
従って、上記の実測結果から、同軸線通信における通信信号の減衰量(≒OUT−OUT間減衰量)と、それに対応するアンテナ17側への漏洩信号の減衰量(≒IN−OUT間減衰量)との関係を特定することができる。
このため、各部屋のTV端子18間の減衰量に対応してイン端子Tin側に抜ける信号漏洩の量を許容範囲内に維持しつつ、通信信号のレベルを増加させるようにすれば、アンテナ17側への信号漏洩を一定以下に抑えると同時に、一定のレベルでの通信品質及び通信速度を確保することが可能となる。
本実施形態のモデム1は、上記知見に基づいて、分配器17のイン端子Tin側への信号漏洩が許容範囲内となるような通信信号の許容増加量ΔRを、予めモデム1の記憶部11に記憶させておき、測定された通信信号のレベルが所定値以下であるため通信品質が確保できていない場合に、その許容増加量ΔRの分だけ、通信信号のレベルを増加させることにより、不要輻射の抑制と通信品質の確保との両立を図る。
〔同軸線通信システムの配線構造(2)〕
図3は、住宅に構築された同軸線通信システムの別例を示す配線構造図である。
図3に示すように、この同軸線通信システムでは、よりアンテナ17に近い第1分配器15Aのアウト端子Tout 側に第2分配器15Bが接続された、多段の配線構造になっている。
すなわち、このシステムでは、第1分配器15Aのアウト端子Tout に接続された第1同軸線C1に、モデムM1と第2分配器15Bのイン端子Tinが接続され、第2分配器15Bのアウト端子Tout に接続された第2同軸線C2に、2つのモデムM2,M2がそれ接続されている。
ここで、第1同軸線C1に繋がるモデムM1を「第1モデムM1」とし、第2同軸線C2に繋がるモデムM2を「第2モデムM2」とすると、第2モデムM2の通信信号は、第1及び第2分配器15A,15Bの双方で減衰されてアンテナ17に到達するが、第1モデムM1の通信信号については、第1分配器15Aのみで減衰されてアンテナ17に到達することになる。
このため、図3に示す多段の配線構造の場合には、第1及び第2モデムM1,M2間の通信信号のレベルを、一律に同じ許容増加量ΔRだけ増加させると、アンテナ17に対する信号減衰量が大きい第2モデムM2が送信する通信信号については、アンテナ17からの不要輻射が発生しない場合でも、アンテナ17に対する信号減衰量が小さい第1モデムM1が送信する通信信号によって、アンテナ17からの不要輻射が発生する恐れがある。
従って、分岐段数が少ない第1同軸線C1に接続されたモデムM1については、通信信号のレベルを増加させることは好ましくない。
また、分配器15A,15Bによる支線の分岐段数を直接測定することはできないが、モデムM1とモデムM2の分岐段数の相違は、各モデムM1,M2が受信する放送信号の受信レベルが同等か否かによって推定できる。
このため、例えば図3に示すモデムM1のように、放送信号の受信レベルが異なる他のモデムM2しか存在しない場合には、モデムM1だけが、アンテナ17からの不要輻射を発生させ易い、分岐段数が小さい第1同軸線C1に接続されている可能性がある。
そこで、本実施形態のモデム1においては、同軸線C1,C2を通じて受信する放送信号のレベルを第2検出部9において測定し、制御部2が、自身が測定した放送信号のレベルと同等である他のモデム1の存在を検出した場合にのみ、許容増加量ΔRの分だけ通信信号のレベルを増加させる処理を実行するようになっている。
〔制御部によるレベル調整処理〕
図4は、制御部2が実行するレベル調整処理の一例を示すフローチャートである。
本実施形態では、モデム1の制御部2は、自装置がTV端子18に接続されて起動した場合、或いは、その後、一定期間(例えば数日)経過するごとに、図4に示す「レベル調整処理」を実行する。分配器の減衰は随時変化するものではないので、このように予め定められたタイミングでレベル調整処理を実行することで必要以上に調整することを防止することができる。
まず、制御部2は、送信部3sの送信出力を低めに設定して、通信信号のレベルが比較的弱い「低レベルモード」を実行する(ステップST1)。
この「低レベルモード」による通信信号のレベルは、アンテナ17からの不要輻射を抑えるため大きなマージンをもって、予め低めに設定されたレベルであるが、例えば所定長さの同軸線Cを伝送路とした通信が可能となる最低限のレベルに設定されている。
その後、制御部2は、同軸通信性能の良否を判定する(ステップST2)。この通信性能の良否判定は、例えば、受信部3rでの受信信号のレベルを所定の閾値と対比することによって行われ、その閾値以下である場合には通信性能が悪いと判定され、その閾値を超える場合には、通信性能が良いと判定される。
なお、この場合、通信性能が悪い場合の判定基準として、SNRに基づく通信速度が小さいことを併せて判定するようにしてもよい。
上記判定の結果、通信性能が良い場合(ステップST2でYES)には、通信信号のレベルを上げる必要がないので、制御部2はレベル調整処理を終了する。
他方、上記判定の結果、通信性能が悪い場合(ステップST2でNO)には、制御部2は、放送信号の測定モードに入る(ステップST3)。ここでは、通信性能が悪いということが、分配器のアウト端子間の減衰が大きいことを表すものとして処理を進める。同軸線通信装置が互いに低レベルモードで通信を行うことにすれば、そのときの通信性能によって減衰を評価することも可能である。
この測定モードにおいて、制御部2は、受信部3rでの受信信号に含まれる放送信号(本実施形態では、地上デジタル放送)のレベルを測定するとともに、他のモデム1との間で当該放送信号の受信レベルのデータ交換を行う。
その後、制御部2は、自装置で測定した放送信号の受信レベルと、他装置から通知された放送信号の受信レベルとを比較して、それらの受信レベルがほぼ同等であるか否かを判定する(ステップST4)。
この判定の結果、放送信号のレベルが同等である場合(ステップST4でYES)、すなわち、自装置で測定した放送信号の受信レベルと同等の他装置が存在する場合には、次の「高レベルモード」を実行し、同等でない場合(ステップST4でNO)には、「高レベルモード」を実行せずにレベル調整処理を終了する。
上記「高レベルモード」を実行する場合、制御部2は、記憶部11から前記許容増加量ΔRを読み出し、その増加量ΔRの分だけ通信信号が増加するように、送信部3sの送信出力を制御する。
この許容増加量ΔRは、分配器15のイン端子Tin側への信号漏洩が許容範囲内となるように予め設定された値(例えば、10dB)であるから、その分だけ通信信号のレベルを増加させて高レベルモードを実行しても、アンテナ17からの不要輻射が抑制されることになる。
高レベルモードを実行するか、放送信号のレベルが同等でなければ(ステップST4でNO)、レベル調整処理を終了する。この例では、放送信号のレベルが同等でない場合には、低レベルモードを維持することになる。この場合には同軸通信性能を十分に確保できない可能性があるが、アンテナ17からの不要輻射は確実に抑制することが可能となる。
以上のように、本実施形態のモデム1によれば、制御部2が高レベルモードを実行する場合に、分配器15のイン端子Tin側への信号漏洩が許容範囲内となるように設定された許容増加量ΔRの分だけ、通信信号のレベルを増加させるようになっているので、アンテナ17からの不要輻射を抑制しつつ、モデム1による通信品質を可能な限り確保することができる。
また、本実施形態のモデム1によれば、上記制御部2が、放送信号のレベルが同等である他のモデム1が存在する場合にのみ、通信信号のレベルを増加させるので(図4のステップST4参照)、例えば図3のモデムM1のように、通信の相手方として、分岐段数が異なる第2同軸線C2に接続された他のモデムM2,M2しか存在しないときは、モデムM1において通信信号のレベルが増加されない。
このため、図3のモデムM1のように、自装置がアンテナ17により近い第1同軸線C1に接続されている可能性があるものについては、通信信号のレベルが増加することがなく、アンテナ17からの不要輻射を確実に防止することができる。
今回開示した実施形態はすべて例示であって制限的なものではない。本発明の範囲は特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲の構成と均等の範囲内でのすべての変更が含まれる。
例えば、上記実施形態では、放送信号の受信レベルの同等性が、高レベルモードを実行するか否かの判定条件になっているが(図4にステップST4)、この判定条件を省略することにしてもよい。
上記実施形態では、許容増加量ΔRを記憶し、その値を用いて通信信号のレベルを調整したが、これに限られるものではない。例えば許容増加量ΔRに代わり、その許容増加量ΔRを加算した値を記憶部11に記憶しておき、記憶部11から読み出した値に通信信号のレベルを設定するようにしてもよい。また記憶部11に、例えば図5に示した関係を数式化したときの係数を記憶しておき、その係数を使って、通信信号のレベルの調整値を計算するようにしてもよい。
また上記実施形態では、通信信号のレベルを低レベルモードか高レベルモードのいずれかで設定することにより調整したが、3つ以上のモード(又は段階)で設定することにより調整するようにしてもよい。さらに、分配器のアウト端子間の減衰に応じて連続的に通信信号のレベルを調整するようにしてもよい。
さらに上記実施形態では、分配器のアウト端子間の減衰に関する減衰関係量として同軸線通信装置が互いに低レベルモードにあるときの同軸通信性能を用いたが、その例に限られるものではない。予め送信レベルが定まっている特別の信号をレベル調整処理の際に同軸線通信装置間で通信するようにし、その信号の受信レベルを減衰関係量として扱って、通信信号のレベル調整に用いるようにしてもよい。さらに受信レベル自体を測定するのではなく、受信レベルに応じてゲインを調整する可変アンプのゲインの値を取得することで、その受信レベルを推定するようにしてもよい。
なお、分配器のアウト端子が3つ以上ある場合には、アウト端子のペアによって減衰量が異なる可能性がある。この場合には、通信相手となる同軸線通信装置(が接続されたアウト端子)ごとに許容増加量ΔRを記憶したり、通信信号のレベルを調整したりするようにしてもよい。
また同軸線通信装置において、通信信号のレベルの調整値に関する調整情報を他の同軸線通信装置に通知する手段を更に備えるようにしてもよい。この場合、当該他の同軸線通信装置では、減衰関係量を測定する手段を備えていなくても、その調整情報にしたがって通信レベルを設定することが可能となる。さらに、調整情報に変えて、一の同軸線通信装置が他の同軸線通信装置と通信する場合に、一の同軸線通信装置において取得された減衰関係量を該一の同軸線通信装置から該他の同軸線通信装置へ送信するようにしてもよい。これにより、当該他の同軸線通信装置では、一の同軸線通信装置から受信した減衰関係量に基づいて通信信号のレベルを調整することができる。
1 同軸線通信装置(同軸ケーブルモデム)
2 制御部(制御手段)
3 送受信部
4 切替部
8 第1検出部
9 第2検出部
11 記憶部
15 分配器
15A 第1分配器
15B 第2分配器
17 アンテナ
C 同軸線
C0 未分配の同軸線
C1 第1同軸線
C2 第2同軸線
M1 第1モデム
M2 第2モデム
ΔR 許容増加量

Claims (9)

  1. 分配器のアウト端子に接続された同軸線を通信信号の伝送路として通信を行う同軸線通信装置であって、
    前記分配器のアウト端子間の減衰に関する減衰関係量を取得する手段と、
    前記減衰関係量に基づいて、前記分配器のイン端子側への信号漏洩が許容範囲となるように前記通信信号のレベルを調整する手段と、
    を備えていることを特徴とする同軸線通信装置。
  2. 前記減衰関係量を取得する手段は、
    他の同軸線通信装置から前記同軸線及び前記分配器のアウト端子間を介して受信した信号の受信レベルを測定する手段を有し、
    前記通信信号のレベルを調整する手段は、
    前記受信レベルに基づいて、前記他の同軸線通信装置に対する通信信号のレベルを調整する請求項1に記載の同軸線通信装置。
  3. 前記分配器のイン端子からアウト端子へ伝送される放送信号のレベルを測定する手段と、
    他の同軸線通信装置における前記放送信号のレベルに関する放送レベルデータを受信する手段と、を更に備え、
    前記通信信号のレベルを調整する手段は、
    前記減衰関係量及び前記放送レベルデータに基づいて、前記他の同軸線通信装置に対する前記通信信号のレベルを調整する請求項1又は請求項2に記載の同軸線通信装置。
  4. 前記分配器間のアウト端子間に対する前記減衰関係量に対して、前記分配器のイン端子側への信号漏洩が許容範囲となるように前記通信信号のレベルを調整するための調整データを記憶する手段を更に備え、
    前記通信信号のレベルを調整する手段は、
    前記減衰関係量及び前記調整データに基づいて、前記通信信号のレベルを調整する請求項1乃至3のいずれか1項に記載の同軸線通信装置。
  5. 前記通信信号のレベルを調整する手段は、
    前記分配器のアウト端子間の減衰量が所定値以上であることを前記減衰関係量が示す場合に、第1の信号レベルから当該第1の信号レベルよりも高い第2の信号レベルに切り替えることにより、前記通信信号のレベルを調整する請求項1乃至4のいずれか1項に記載の同軸線通信装置。
  6. 前記減衰関係量を取得する手段は、
    予め定められたタイミングで前記減衰関係量を取得する請求項1乃至5のいずれか1項に記載の同軸線通信装置。
  7. 前記通信信号のレベルの調整値に関する調整情報を他の同軸線通信装置に通知する手段を更に備えている請求項1乃至6のいずれか1項に記載の同軸線通信装置。
  8. 分配器のアウト端子に接続された同軸線を通信信号の伝送路として通信を行う同軸線通信装置おける通信信号のレベル調整方法であって、
    前記分配器のアウト端子間の減衰に関する減衰関係量を取得する手順と、
    前記減衰関係量に基づいて、前記分配器のイン端子側への信号漏洩が許容範囲となるように前記通信信号のレベルを調整する手順と、
    を備えていることを特徴とする同軸線通信装置における通信信号のレベル調整方法。
  9. イン端子と複数のアウト端子とを有する分配器と、
    前記アウト端子に接続される請求項1乃至7のいずれか1項に記載の同軸線通信装置と、を備えていることを特徴とする同軸線通信システム。
JP2009122536A 2009-05-20 2009-05-20 同軸線通信装置とそのレベル調整方法及び同軸線通信システム Expired - Fee Related JP5324315B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009122536A JP5324315B2 (ja) 2009-05-20 2009-05-20 同軸線通信装置とそのレベル調整方法及び同軸線通信システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009122536A JP5324315B2 (ja) 2009-05-20 2009-05-20 同軸線通信装置とそのレベル調整方法及び同軸線通信システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010273052A true JP2010273052A (ja) 2010-12-02
JP5324315B2 JP5324315B2 (ja) 2013-10-23

Family

ID=43420742

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009122536A Expired - Fee Related JP5324315B2 (ja) 2009-05-20 2009-05-20 同軸線通信装置とそのレベル調整方法及び同軸線通信システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5324315B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2463852A2 (en) 2010-12-07 2012-06-13 Ricoh Company, Ltd. Electrochromic Display Device

Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000232462A (ja) * 1999-02-10 2000-08-22 Showa Electric Wire & Cable Co Ltd ホームネットワークシステム
JP2001358742A (ja) * 2000-06-13 2001-12-26 Kandenko Co Ltd テレビ受信,インターネット接続及び棟内lanシステム
JP2004215144A (ja) * 2003-01-08 2004-07-29 Seiko Epson Corp 情報ネットワーク構成方法及びネットワーク接続回路
JP2005150854A (ja) * 2003-11-11 2005-06-09 Sumitomo Electric Ind Ltd 通信システム
JP2007151066A (ja) * 2005-11-04 2007-06-14 N H K Itec:Kk テレビ受信システム
JP2007318278A (ja) * 2006-05-24 2007-12-06 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 無線通信方法および装置
JP2010147555A (ja) * 2008-12-16 2010-07-01 Sumitomo Electric Ind Ltd 同軸線通信装置及び同軸線通信装置の送信レベル調整方法

Patent Citations (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000232462A (ja) * 1999-02-10 2000-08-22 Showa Electric Wire & Cable Co Ltd ホームネットワークシステム
JP2001358742A (ja) * 2000-06-13 2001-12-26 Kandenko Co Ltd テレビ受信,インターネット接続及び棟内lanシステム
JP2004215144A (ja) * 2003-01-08 2004-07-29 Seiko Epson Corp 情報ネットワーク構成方法及びネットワーク接続回路
JP2005150854A (ja) * 2003-11-11 2005-06-09 Sumitomo Electric Ind Ltd 通信システム
JP2007151066A (ja) * 2005-11-04 2007-06-14 N H K Itec:Kk テレビ受信システム
JP2007318278A (ja) * 2006-05-24 2007-12-06 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 無線通信方法および装置
JP2010147555A (ja) * 2008-12-16 2010-07-01 Sumitomo Electric Ind Ltd 同軸線通信装置及び同軸線通信装置の送信レベル調整方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP2463852A2 (en) 2010-12-07 2012-06-13 Ricoh Company, Ltd. Electrochromic Display Device

Also Published As

Publication number Publication date
JP5324315B2 (ja) 2013-10-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP2025179B1 (en) System and method for transporting analog multi-band rf signals
US8769597B2 (en) Amplifier with noise reduction
EP3158652B1 (en) Interference cancellation in coaxial cable connected data over cable service interface specification (docsis) system or cable network
US9282281B2 (en) Cable modem with dual automatic attenuation
EP2384577B1 (en) System and method for combined home network communications and broadcast reception in a settop box
US20140254441A1 (en) Amplifier with noise reduction
US20030114112A1 (en) Dynamic upstream attenuation for ingress noise reduction
US20080014890A1 (en) Systems and methods for providing millimeter wave signal improvements
US8792565B2 (en) 10 Gbps coaxial cable networking system
JP2012525764A (ja) ハイブリッド・カプラとのインピーダンス整合が改善されたフィルタ
JP2007221357A (ja) 無線中継装置、無線中継方法
JP5324315B2 (ja) 同軸線通信装置とそのレベル調整方法及び同軸線通信システム
JP6033667B2 (ja) アンテナ特性チューニングシステム
JP4595658B2 (ja) 通信装置と通信方法および電力線搬送通信システム
JP2007312282A (ja) 光受信機
JP2010135972A (ja) 同軸線通信装置及び当該同軸線通信装置の設定方法
JP5155132B2 (ja) 同軸線通信装置及び同軸線通信装置の送信レベル調整方法
JP2009512336A (ja) 周波数選択ケーブル反射器
JP4663399B2 (ja) Catvシステム
MX2008013338A (es) Servicios de datos de alta velocidad inalambricos robustos a traves de una infraestructura hfc utilizando tecnicas de diversidad cableada.
JP2011024108A (ja) 同軸線通信装置とその通信信号のレベル調整方法
US20200322572A1 (en) Passive entry adapter system for a catv network
CN103688471A (zh) 电路板
JP4782588B2 (ja) ケーブルモデム
JP2010041319A (ja) ケーブルモデム及びケーブルモデムを備えたcatv端末装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120521

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130704

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20130709

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20130718

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5324315

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees