JP2010269811A - 包装容器 - Google Patents

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奈三江 馬場
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Abstract

【課題】通常のプラスチックボトルにも応用が可能であり、高度な密封性や防湿性が期待でき、リクローズ時の密封性も良好であり、さらに不正開封防止バンドを使用することが可能な包装容器を提供する。
【解決手段】シール部材4によって封緘された口栓部2と、口栓部に螺合し、裾部に不正開封防止バンド5を備えたキャップ3と、容器本体1とを有する包装容器であって、キャップは、不正解封防止バンドとシール部材を除去した後には口栓部に嵌合して容器を再封止するインナーリング6を有し、不正開封防止バンドは、キャップを未開封の状態で、インナーリングがシール部材に進入してシール部材を破壊することを防止する。
【選択図】図1

Description

本発明は、包装容器に関し、密封性や防湿性に優れ、再封止が可能なキャップ付き容器に関する。
容器本体の開口部にねじ付きのキャップを有する容器で、広く用いられているものとして、飲料用のPETボトルが挙げられる。これらの容器は、水分の多い内容物を収納することを目的としているため、当然の事ながら防湿性を考慮した容器ではない。また密封性についても、高度の密封性を要求されるものではない。
高度の密封性が得られる容器の密封機構として、硬質樹脂からなるキャップ本体と軟質樹脂からなる中栓とからなるキャップを用いて、容器本体の口頸部とキャップが螺着する構造により密封性を高めた容器の密封機構が提案されている(特許文献1参照)。この容器の密封機構は、容器本体の口頸部の外周面に設けられている雄ネジに硬質樹脂のキャップ本体の内周面に設けられている雌ネジを螺合させて装着するものであり、キャップをねじ込むだけの簡単な操作で密封ができるものである。
また、一方、いたずら防止のための不正解封防止機構を有するキャップと、プルリングで開封する注出口具を組み合わせた口栓が提案されている(特許文献2参照)。この口栓は、キャップが不正開封されると、不正開封されたことが外観から一目瞭然に確認でき、注出口具に不正解封防止封緘リングが残ることがなく、キャップで再封したときの再封性が良好な口栓である。
また、容器にキャップを装着した状態で、その容器の内容物を加熱滅菌しても、シール材とキャップの間に水が残留せず、さらに、容器からキャップを外し、注出口からシール材を開封した後、容器にキャップを再装着しても注出口を簡易に素早く密封することが出来る注出口の密封機構が提案されている(特許文献3参照)。この注出口の密封機構は、容器の注出口天面にリング溝を刻設し、該リング溝内面に非固着状態で注出口天面をシール材で密封して、かつリング溝に沿うコンタクトリングをキャップ内面に設けてなるものである。
特開2005-193942号公報 特開2006-1599号公報 特開2007-30895号公報
特許文献1に記載された密封機構は、密封性を軟質樹脂のクッション性に依存しているため、高度な密封性は期待できない。また不正開封防止手段がないため、万一いたずらをされても、検知することができないという欠点がある。特許文献2に記載された口栓は、プルリングによる開封口が口栓と一体に成形されているので、容器本体に口栓を取り付けた後から内容物を充填することはできない。このため、容器本体に内容物を充填した後に容器本体と口栓を接着するという工程を経る必要があり、従って実際上は、容器本体が、軟質の包装袋に限定されるという問題がある。また特許文献3に記載された注出口の密封機構によると、注出口を密封するシール材をキャップのねじ込みによって注出口に密着さ
せる方法を採用しているため、密封の程度にばらつきが発生する可能性がある。また、構造上、不正開封防止手段である不正開封防止バンドを設けることができないという問題がある。
本発明の解決しようとする課題は、従来の上記の問題点に鑑み、通常のプラスチックボトルにも応用が可能であり、高度な密封性や防湿性を実現することができ、リクローズ時の密封性も良好であり、さらに不正開封防止バンドを使用することが可能な包装容器を提供しようとするものである。
上記の課題を解決するための手段として、請求項1に記載の発明は、シール部材によって封緘された口栓部と、該口栓部に螺合し、裾部に不正開封防止バンドを備えたキャップと、容器本体とを有する包装容器であって、該キャップは、不正解封防止バンドとシール部材を除去した後には口栓部に嵌合して容器を再封止するインナーリングを有し、前記不正開封防止バンドは、キャップを未開封の状態で、インナーリングがシール部材に進入してシール部材を破壊することを防止するものであることを特徴とする包装容器である。
また、請求項2に記載の発明は、前記不正解封防止バンドが、前記キャップを口栓部から取り外すことによって、キャップから切断され、さらに口栓部から除去されることを特徴とする請求項1に記載の包装容器である。
また、請求項3に記載の発明は、容器本体およびシール部材がガスバリア性を有することを特徴とする請求項1または2に記載の包装容器である。
本発明に係る包装容器は、口栓部がシール部材によって封緘されているので、シール部材のバリア性を選択することにより、高度な密封性が期待でき、また密封性のばらつきも少なく、安定した品質が保証される。また、口栓部に螺合し、裾部に不正開封防止バンドを備えたキャップを有するので、容器の不正開封を防止することができる。また万一不正開封された場合には、一目でそれを確認することができる。
また、キャップは、不正開封防止バンドとシール部材を除去した後には口栓部に嵌合して容器を再封止するインナーリングを有するので、再封止が可能であり、かつ再封止時の密封性も十分に確保できる。また、不正開封防止バンドは、キャップを未開封の状態で、インナーリングがシール部材に進入してシール部材を破壊することを防止するものであるから、誤操作により、キャップを必要以上にねじ込んでしまい、インナーリングによってシール部材を破壊してしまうという事故を未然に防止することができる。
また、不正解封防止バンドが、キャップを口栓部から取り外すことによって、自動的にキャップから切断され、さらに口栓部から除去されるようにした場合は、開封操作が容易になり包装容器の使い勝手が向上する。
また、容器本体およびシール部材をガスバリア性を有するものとした場合には、さらに高度なガスバリア性を有する包装容器を実現することができる。
図1は、本発明に係る包装容器の一実施態様における口栓部とキャップの構造を示した断面模式図である。 図2は、図1に示した包装容器のキャップを外し、シール部を開封した状態を示した断面説明図である。 図3は、図1、図2に示した包装容器を再封止した状態を示した断面模式図である。
以下、図面に従って本発明に係る包装容器について詳細に説明する。
図1は、本発明に係る包装容器の一実施態様における口栓部2とキャップ3の構造を示した断面模式図である。本発明に係る包装容器は、容器本体1と口栓部2とキャップ3とを有し、口栓部2は、シール部材4によって封緘されている。キャップ3は、裾の部分に不正開封防止バンド5を有しており、ねじ部7によって口栓部2のねじ部8と螺合するようになっている。キャップ3は、不正開封防止バンド5を除去しない限り、開栓することはできない。従って、キャップ3を一旦開栓し、何らかのいたずらをした上で、再度元通りにする等ということはできないものである。不正開封防止バンド5は、図には示されていないが、開封のきっかけとなるタブを手で引くことにより、引き裂いて除去することができるようになっている。
キャップ3にはインナーリング6が設けられているが、不正開封防止バンド5が存在する限り、キャップ3をねじ込む方向に回転させたとしても、図1の状態よりも押し込むことは、できない。従って、誤操作によりキャップ3をねじ込む方向に回転させようとしたとしても、インナーリング6が、シール部材4を突き破ったりすることはない。
シール部材4としては、バリア性の良い材料が使用される。具体的には、アルミニウム箔単体、アルミニウム箔と熱可塑性樹脂フィルムとの複合材、紙とアルミニウム箔との複合材、紙とバリア性フィルムとの複合材、バリア性フィルムと熱可塑性樹脂フィルムとの複合材などを使用することができる。容器の口栓部2とシール部材4との封緘は、両者の材質によって異なるが、シール部材4のシール面に設けたシーラント層の熱融着による方法や、ホットメルト接着剤などの接着剤による方法が用いられる。シール部材4には、図示されていないが、タブを設けて、開封時のきっかけが容易に掴めるようにすると良い。
不正開封防止バンド5とキャップ本体との間が点状の脆弱部分で繋がるようにしておき、キャップ3を開封することにより、自動的にこの脆弱部分が破断するようにしてもよい。この時、不正解封防止バンドには縦方向の切込みを入れておき、上下方向の破断と同時に水平方向にも破断するようにしておくことにより、不正開封防止バンドを容易に除去することができる。
図2は、図1に示した包装容器のキャップを外し、シール部を開封した状態を示した断面説明図である。不正開封防止バンド5を切断除去し、キャップ3を開封することにより、初めてシール部材4の開封が可能となる。キャップ3を開封しない限りシール部材4を開封することはできないので、不正に開封された場合には、外観から容易に察知することができる。
図3は、図1、図2に示した包装容器を再封止した状態を示した断面模式図である。シール部材を除去した後、キャップ3を口栓部2にねじ込んで、ねじ部7と8の螺合によって固定することにより、キャップ3の内部に設けたインナーリング6が口栓部2の開口部に嵌合するので、シール部材が存在していた時のバリア性と同等のバリア性は期待できないが、実用上問題のない程度の密封性を保持した状態で再封止が可能となる。
本発明に係る包装容器は、密封方法が容器の口栓部へのシール部材の封緘によるものであるため容器本体1としては、広範な選択が可能となる。口栓部と容器本体が一体となっ
たプラスチックボトルとすることも可能であり、軟包装フィルムによって製袋された軟包装容器を口栓部に接合した容器でも良い。いずれの場合でも、容器本体に内容物を充填した後に、シール部材を封緘することにより密封することができる。
容器本体をガスバリア性の高いものとした場合には、通常の容器では保存できないような内容物でも長期保存することが可能となる。容器本体のガスバリア性を向上させる手段としては、容器本体がプラスチックボトルである場合であれば、ガスバリア性の樹脂を含む多層ボトルとする方法や、プラスチックボトルの内面にプラズマを用いたCVD法により無機蒸着層を設ける方法などがある。また容器本体が軟包装フィルムを製袋した袋である場合には、軟包装フィルムの層構成中にガスバリア性のフィルムやアルミニウム箔を用いることによって、容器としてのガスバリア性を確保することが可能となる。
このように、本発明に係る包装容器は、シール部材による封緘方法を用いたために、広範な内容物に対して、適用が可能となり、非常に汎用性の高い包装容器とすることが可能となった。またねじの螺合によるキャップには、再封止用のインナーリングを設けたので、開封後の再封止が可能である。また不正開封防止手段を有するので、不正開封を防止すると共に、誤操作によりシール部材を破損してしまう事故を防止することも可能となった。シール部材と容器本体をガスバリア性の高いものとする事により、揮発しやすい内容物や、酸化しやすい内容物、あるいは吸湿しやすい内容物にも適用が可能である。
1・・・容器本体
2・・・口栓部
3・・・キャップ
4・・・シール部材
5・・・不正開封防止バンド
6・・・インナーリング
7・・・ねじ部
8・・・ねじ部

Claims (3)

  1. シール部材によって封緘された口栓部と、該口栓部に螺合し、裾部に不正開封防止バンドを備えたキャップと、容器本体とを有する包装容器であって、該キャップは、不正解封防止バンドとシール部材を除去した後には口栓部に嵌合して容器を再封止するインナーリングを有し、前記不正開封防止バンドは、キャップを未開封の状態で、インナーリングがシール部材に進入してシール部材を破壊することを防止するものであることを特徴とする包装容器。
  2. 前記不正解封防止バンドは、前記キャップを口栓部から取り外すことによって、キャップから切断され、さらに口栓部から除去されることを特徴とする請求項1に記載の包装容器。
  3. 容器本体およびシール部材は、ガスバリア性を有することを特徴とする請求項1または2に記載の包装容器。
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2001328662A (ja) * 2000-05-19 2001-11-27 Dainippon Printing Co Ltd 注出口組合体
JP2008201479A (ja) * 2007-01-25 2008-09-04 Rohto Pharmaceut Co Ltd 密閉容器およびその製造方法

Patent Citations (2)

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