JP2010268641A - 駆動装置 - Google Patents

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正弥 天野
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Abstract

【課題】システム起動が要求されたときにコンデンサの充電をより確実に行なう。
【解決手段】システム起動が要求されて正極側リレー及び抵抗付き負極側リレーをオンとして高電圧系及び低電圧系のコンデンサの初期充電制御を実行すると共にDC/DCコンバータの異常信号に基づく入力異常フラグFが値1と判定されたときに、高電圧系のコンデンサの電圧VHが閾値を超えるまでは昇降圧コンバータの昇圧動作が行なわれ(時刻t21−t22)、電圧VHが閾値を超えてからバッテリ電圧Vbと低電圧系のコンデンサの電圧VLとの差の絶対値が閾値未満となるまでは昇降圧コンバータの降圧動作が行なわれ(時刻t22−t23)、バッテリ電圧Vbと電圧VLとの差の絶対値が閾値未満となったときには負極側リレーをオンとしてから抵抗付き負極側リレーをオフとする。これにより、高電圧系及び低電圧系のコンデンサをより確実に充電することができる。
【選択図】図4

Description

本発明は、駆動装置に関する。
従来、この種の駆動装置としては、モータを駆動するインバータ回路と、主バッテリと、インバータ回路に印加される電圧を平滑する平滑コンデンサと、主バッテリおよびインバータ回路に並列接続されて補機バッテリと電力をやりとりするDC/DCコンバータと、DC/DCコンバータと主バッテリの正極端子,負極端子との間に設けられたメインコンタクタ,サブコンタクタとを備え、イグニッションオンされてインバータ回路への通電を開始する前に平滑コンデンサの初期充電(プリチャージ)を行なう、車載されたものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。この装置では、イグニッションオンされたときに、メインコンタクタとサブコンタクタとをオフに保持した状態で、補機バッテリからの電力により平滑コンデンサが充電されるようDC/DCコンバータを制御し、平滑コンデンサの電圧がバッテリの電圧から規定公差以内になるまでプリチャージを行なうものとしている。また、上述の構成に加え、バッテリからの電力を昇圧してインバータ回路に供給可能な昇圧コンバータを備える駆動装置において、DC/DCコンバータの入力側電圧に過電圧異常が生じたときなどにオン信号の異常信号をDC/DCコンバータから出力するものが提案されている(例えば、特許文献2参照)。この装置では、DC/DCコンバータからの異常信号に基づいて昇圧コンバータの異常発生の有無を判断している。
特開2003−61209号公報 特開2008−236943号公報
上述の後者の駆動装置においてコンタクタに電流制限用の抵抗を直列接続した構成で、イグニッションオンされるなどシステム起動が要求されたときに、コンタクタをオンすることによって主バッテリからの電力を用いて平滑コンデンサのプリチャージを行なうものがあるが、同様の構成で、DC/DCコンバータからの異常信号が信号ラインの断線などにより入力不能となったときには、DC/DCコンバータが作動するよう制御するものがある。この場合、システム起動が要求されたときにDC/DCコンバータからの異常信号が入力不能であるときには、平滑コンデンサを充電しようとしても、DC/DCコンバータの作動に伴って電流制限用の抵抗で電圧降下が生じ、平滑コンデンサをその電圧がバッテリ電圧に十分近づくまで充電することができない場合が生じる。
本発明の駆動装置は、システム起動が要求されたときにコンデンサの充電をより確実に行なうことを主目的とする。
本発明の駆動装置は、上述の主目的を達成するために以下の手段を採った。
本発明の駆動装置は、
動力を入出力可能な電動機と、該電動機を駆動するインバータと、直流電源としてのバッテリと、前記バッテリが接続された低電圧系と前記インバータが接続された高電圧系との間で電圧の調整を伴って電力のやりとりが可能で駆動停止時には前記低電圧系からの電力を電圧の調整を伴わずに前記高電圧系に供給可能な昇降圧コンバータと、前記低電圧系の電圧を平滑する低電圧系コンデンサと、前記高電圧系の電圧を平滑する高電圧系コンデンサと、前記低電圧系からの電力を電圧の調整を伴って補機側に供給可能なDC/DCコンバータと、前記バッテリの前記低電圧系の電力ラインへの電気的な接続および接続の解除を行なうバッテリ用リレーと、抵抗を有し前記バッテリの前記低電圧系の電力ラインへの該抵抗を介しての電気的な接続および接続の解除を行なう抵抗付きリレーと、システム起動が要求されたときに前記バッテリ用リレーをオフとした状態で前記抵抗付きリレーをオンとして前記高電圧系コンデンサの電圧または前記低電圧系コンデンサの電圧が前記バッテリの電圧を含む所定範囲内になったときに前記バッテリ用リレーをオンとして前記抵抗付きリレーをオフとするよう前記バッテリ用リレーと前記抵抗付きリレーとを制御する初期充電制御を実行し、前記DC/DCコンバータから該DC/DCコンバータに関する異常信号が入力できなくなる入力異常が生じたときには前記補機側に電力が供給されるよう前記DC/DCコンバータを制御する制御手段と、を備える駆動装置において、
前記制御手段は、前記初期充電制御を実行すると共に前記入力異常が生じたときに、前記高電圧系コンデンサの電圧が前記バッテリの電圧より大きい所定電圧を超えるまでは前記低電圧系からの電力が昇圧されて前記高電圧系に供給されるよう前記昇降圧コンバータを制御し、前記高電圧系コンデンサの電圧が前記所定電圧を超えてから前記低電圧系コンデンサの電圧が前記バッテリの電圧を含む第2の所定範囲内になるまでは前記高電圧系からの電力が降圧されて前記低電圧系に供給されるよう前記昇降圧コンバータを制御し、前記低電圧系コンデンサの電圧が前記第2の所定範囲内になったときには前記バッテリ用リレーをオンとして前記抵抗付きリレーをオフとするよう前記バッテリ用リレーと前記抵抗付きリレーとを制御する手段である、
ことを特徴とする。
この本発明の駆動装置では、初期充電制御を実行すると共に入力異常が生じたときに、高電圧系コンデンサの電圧がバッテリの電圧より大きい所定電圧を超えるまでは低電圧系からの電力が昇圧されて高電圧系に供給されるよう昇降圧コンバータを制御し、高電圧系コンデンサの電圧が所定電圧を超えてから低電圧系コンデンサの電圧がバッテリの電圧を含む第2の所定範囲内になるまでは高電圧系からの電力が降圧されて低電圧系に供給されるよう昇降圧コンバータを制御し、低電圧系コンデンサの電圧が第2の所定範囲内になったときにはバッテリ用リレーをオンとして抵抗付きリレーをオフとするようバッテリ用リレーと抵抗付きリレーとを制御する。これにより、システム起動が要求されたときに高電圧系コンデンサや低電圧系コンデンサの充電をより確実に行なうことができる。
本発明の一実施例としての駆動装置20の構成の概略を示す構成図である。 電子制御ユニット60により実行されるプリチャージ制御ルーチンの一例を示すフローチャートである。 比較例における正極側リレー52,抵抗付き負極側リレー56,負極側リレー54の各状態とコンデンサ42の電圧VHとの時間変化の様子の一例を示す説明図である。 実施例における正極側リレー52,抵抗付き負極側リレー56,負極側リレー54の各状態とコンデンサ42,44の電圧VH,VLと昇降圧コンバータ40の制御状態との時間変化の様子の一例を示す説明図である。
次に、本発明を実施するための形態を実施例を用いて説明する。
図1は、本発明の一実施例としての駆動装置20の構成の概略を示す構成図である。実施例の駆動装置20は、図示するように、例えば同期発電電動機として構成されて動力を入出力可能な2つのモータMG1,MG2と、モータMG1,MG2をそれぞれ駆動する駆動回路により構成されたインバータ22と、例えば二次電池などの直流電源として構成されたバッテリ30と、バッテリ30からみてインバータ22に直列接続されると共にダイオードD1が逆方向に並列接続されたトランジスタT1,このトランジスタT1に直列接続されると共にバッテリ30からみてインバータ22に並列接続され且つダイオードD2が逆方向に並列接続されたトランジスタT2,トランジスタT1及びトランジスタT2の中間点に接続されると共にバッテリ30の正極端子に接続されるリアクトルLを有する昇降圧コンバータ40と、昇降圧コンバータ40からみてインバータ22に並列接続され昇降圧コンバータ40よりインバータ22側である高電圧系の電圧を平滑するコンデンサ42と、昇降圧コンバータ40からみてバッテリ30に並列接続され昇降圧コンバータ40よりバッテリ30側である低電圧系の電圧を平滑するコンデンサ44と、昇降圧コンバータ40からみてバッテリ30に並列接続されバッテリ30からの電力を降圧して図示しない補機や補機バッテリに供給可能なDC/DCコンバータ50と、このDC/DCコンバータ50とバッテリ30の正極端子との間に設けられたシステムメインリレー(以下、正極側リレーという)52と、DC/DCコンバータ50とバッテリ30の負極端子との間に設けられたシステムメインリレー(以下、負極側リレーという)54と、電流制限用の抵抗55が直列に接続されてこの抵抗55と共にシステムメインリレー54に対して並列に接続されたリレー(以下、抵抗付き負極側リレーという)56と、装置全体をコントロールする電子制御ユニット60と、を備える。実施例の駆動装置20は、例えば、モータMG1とモータMG2とをそれぞれエンジンからの動力を用いて発電する発電機と走行用の動力を出力する電動機としてハイブリッド自動車に搭載したり、自動車以外の移動体や移動しない建設設備などに組み込むことができる。
電子制御ユニット60は、CPU62を中心とするマイクロプロセッサとして構成されており、CPU62の他に処理プログラムを記憶するROM64と、データを一時的に記憶するRAM66と、図示しない入出力ポートとを備える。電子制御ユニット60には、図示しない回転数センサにより検出されるモータMG1,MG2の回転数などモータMG1,MG2を駆動制御するために必要な信号やDC/DCコンバータ50に関する異常信号NoddなどDC/DCコンバータ50を駆動制御するために必要な信号,バッテリ30の端子間に接続された電圧センサ31からのバッテリ電圧Vb,バッテリ30の正極端子側に設けられた電流センサ32からの充放電電流Ib,高電圧系のコンデンサ42の端子間に接続された電圧センサ43からの電圧VH,低電圧系のコンデンサ44の端子間に接続された電圧センサ45からの電圧VLなどが入力ポートを介して入力されており、電子制御ユニット60からは、インバータ22の図示しないスイッチング素子へのスイッチング制御信号や昇降圧コンバータ40のトランジスタT1,T2へのスイッチング制御信号,DC/DCコンバータ50の駆動信号,正極側リレー52と負極側リレー54と抵抗付き負極側リレー56とをそれぞれオンオフするための駆動信号などが出力ポートを介して出力されている。DC/DCコンバータ50に関する異常信号Noddは、実施例では、DC/DCコンバータ50の故障や低電圧系の電圧VLが過電圧となる異常が生じたときなどにオン信号として入力されるものとした。また、電子制御ユニット60は、この異常信号Noddが信号ラインの断線などにより入力することができない異常が生じたときには、初期値として値0が設定された入力異常フラグFに値1を設定するものとした。
電子制御ユニット60による駆動装置20の制御では、モータMG1,MG2の別途設定されたトルク指令と回転数センサからの回転数とを入力し、モータMG1をそのトルク指令と回転数とからなる駆動点で駆動するのに必要な高電圧系の電圧とモータMG2をそのトルク指令と回転数とからなる駆動点で駆動するのに必要な高電圧系の電圧とのうち大きい方を高電圧系の目標電圧に設定し、高電圧系のコンデンサ42の電圧VHが設定された目標電圧になるよう昇降圧コンバータ40のトランジスタT1,T2をスイッチング制御する。そして、モータMG1,MG2がそれぞれトルク指令で駆動されるようインバータ22をスイッチング制御する。また、図示しない補機や補機バッテリを含む補機側に低電圧系から電力を供給するときには、DC/DCコンバータ50の作動により補機側に電力が供給されるるようDC/DCコンバータ50を制御する。さらに、例えば駆動装置20が車載されたものである場合にはイグニッションオンされたときなど、システム起動が要求されたときには、正極側リレー52と抵抗付き負極側リレー56とをオンとしてコンデンサ42,44の電圧VH,VLがバッテリ電圧Vbに十分近づくまでコンデンサ42,44を充電してから負極側リレー54をオンとして抵抗付き負極側リレー56をオフとする初期充電制御を実行する。また、実施例の電子制御ユニット60では、入力異常フラグFに値1が設定されると、補機バッテリの電力を確保するなどのためにDC/DCコンバータ50を強制的に作動して補機側に電力を供給する異常時制御を実行するものとした。なお、実施例の駆動装置20がシステムオフされているときには、インバータ22と昇降圧コンバータ40とDC/DCコンバータ50とは駆動停止(実施例ではゲート遮断)した状態とすると共に正極側リレー52,負極側リレー54,抵抗付き負極側リレー56を全てオフの状態とするものとし、コンデンサ42,44の電荷は図示しない抵抗などを用いて放電される即ちディスチャージされるものとする。
次に、高電圧系のコンデンサ42及び低電圧系のコンデンサ44の初期充電制御を含むプリチャージ制御について説明する。図2は、電子制御ユニット60により実行されるプリチャージ制御ルーチンの一例を示すフローチャートである。このルーチンは、駆動装置20のシステム起動が要求されたときに所定時間(例えば数msecなど)毎に繰り返し実行される。プリチャージ制御ルーチンが実行されると、電子制御ユニット60のCPU62は、まず、電圧センサ31からのバッテリ電圧Vbや電流センサ32からの充放電電流Ib,電圧センサ43からの高電圧系のコンデンサ42の電圧VH,電圧センサ45からの低電圧系のコンデンサ44の電圧VL,初期値として値0が設定されDC/DCコンバータ50の異常信号Noddに基づいて設定される入力異常フラグFなど制御に必要なデータを入力し(ステップS100)、コンデンサ42,44の充電を開始していないときには、正極側リレー52をオンとしてから抵抗付き負極側リレー56をオンとすることによりコンデンサ42,44の充電を開始する(ステップS110)。電流制限用の抵抗が直列接続されていない負極側リレー54をオンとするのではなく、抵抗付き負極側リレー56をオンとするのは、大きな電流によりリレーの接点が溶着するのを防止するためである。続いて、入力異常フラグFを調べ(ステップS120)、入力異常フラグFが値0のときには、DC/DCコンバータ50は作動していないと判断し、充電完了条件が成立しているか否か、即ち、バッテリ電圧Vbと高電圧系の電圧VHとの差の絶対値が閾値Kv1未満であり且つバッテリ30の充放電電流Ibの絶対値が閾値Kib未満であるか否かを判定し(ステップS130,S140)、この充電完了条件が成立していないときには、そのまま本ルーチンを終了し、この充電完了条件が成立したときには、負極側リレー54をオンとしてから抵抗付き負極側リレー56をオフとすることによりコンデンサ42,44の充電を停止して(ステップS190)、本ルーチンを終了する。ここで、閾値Kv1と閾値Kibとは、コンデンサ42の電圧VHとコンデンサ44の電圧VLとが共にバッテリ電圧Vbに略等しくなるまでコンデンサ42,44が充電されたか否かを判断するためのものであり、コンデンサ42,44の特性などに基づいて予め実験などにより求められた値0近傍の値を用いることができる。なお、充電完了条件のうち高電圧系の電圧VHに代えて低電圧系の電圧VLを用いてもよいことは言うまでもない。こうしてコンデンサ42,44の充電を停止すると、本ルーチンの実行が停止され、モータMG1,MG2がトルク指令で駆動されるようインバータ22のスイッチング制御を開始可能な状態、即ち、システム起動が完了した状態になる。なお、プリチャージ制御を実行している最中にインバータ22,昇降圧コンバータ40,DC/DCコンバータ50がゲート遮断されているときには、これらの構成上、高電圧系に電圧VHが作用してもインバータ22よりモータMG1,MG2側に電圧は印加されず、低電圧系に電圧VLが作用してもDC/DCコンバータ50より補機側に電力は供給されないが、低電圧系に電圧VLが作用すると昇降圧コンバータ40のダイオードD1を介して高電圧系のコンデンサ42は充電される。
ステップS120で入力異常フラグFが値1のときには、DC/DCコンバータ50は作動していると判断し、高電圧系のコンデンサ42の電圧VHと閾値Kv2とを比較し(ステップS150)、コンデンサ42の電圧VHがバッテリ電圧Vbより大きい閾値Kv2以下のときには、昇降圧コンバータ40によりバッテリ30からの電力を昇圧して高電圧系に供給する昇圧動作が行なわれるよう昇降圧コンバータ40のトランジスタT1,T2をスイッチング制御(昇圧制御)して(ステップS160)、本ルーチンを終了する。その後、コンデンサ42の電圧VHが閾値Kv2より大きくなったときには、昇降圧コンバータ40により高電圧系からの電力を降圧して低電圧系に供給する降圧動作が行なわれるよう昇降圧コンバータ40のトランジスタT1,T2をスイッチング制御(降圧制御)する(ステップS170)。そして、第2の充電完了条件が成立しているか否か、即ち、バッテリ電圧Vbと低電圧系のコンデンサ44の電圧VLとの差の絶対値が閾値Kv3未満になったか否かを判定し(ステップS180)、この第2の充電完了条件が成立していないときには、そのまま本ルーチンを終了し、この第2の充電完了条件が成立したときには、負極側リレー54をオンとしてから抵抗付き負極側リレー56をオフとすることによりコンデンサ42,44の充電を停止して(ステップS190)、本ルーチンを終了する。ここで、閾値Kv3は、コンデンサ44の電圧VLがバッテリ電圧Vbに略等しくなるまでコンデンサ44が充電されたか否かを判断するためのものであり、コンデンサ44の特性などに基づいて予め実験などにより求められた値0近傍の値を用いることができる。また、閾値Kv2は、DC/DCコンバータ50が作動している状態で、昇圧コンバータ40の降圧動作により低電圧系のコンデンサ44をバッテリ電圧Vbまで充電することができる高電圧系のコンデンサ42の電圧VHやこれより若干大きい電圧として予め実験などにより求められたものを用いることができる。入力異常フラグFが値1でDC/DCコンバータ50が作動しているときにこうして昇降圧コンバータ40の昇圧動作と降圧動作とを行なう理由について、次に説明する。
図3は、プリチャージ制御の実行が開始されDC/DCコンバータ50が作動しているときでも昇降圧コンバータ40の昇圧動作や降圧動作を行なわない比較例における、正極側リレー52,抵抗付き負極側リレー56,負極側リレー54の各状態とコンデンサ42の電圧VHとの時間変化の様子の一例を示す説明図である。図4は、プリチャージ制御の実行が開始されDC/DCコンバータ50が作動しているときに昇降圧コンバータ50の昇圧動作と降圧動作を行なう実施例における、各リレーの状態と電圧VH,VLと昇降圧コンバータ40の制御状態との時間変化の様子の一例を示す説明図である。図3に示すように、正極側リレー52及び抵抗付き負極側リレー56をオンの状態とすると(時刻t11)、コンデンサ42の電圧VHは上昇を開始するが、この電圧VH(及び図示しないコンデンサ44の電圧VL)はバッテリ電圧Vbにまでは上昇しない。これは、DC/DCコンバータ50の作動に伴って低電圧系に電流制限用の抵抗55(その抵抗値を値r1とする)で電圧降下(その大きさは充放電電流Ibと値r1との積の絶対値近傍の値)が生じるるためである。このため、比較例では、正極側リレー52と抵抗付き負極側リレー56と負極側リレー54との全てをオフとして(時刻t12)、システム起動を完了することなくシステムオフとする。この比較例に対し、実施例では、図4に示すように、正極側リレー52及び抵抗付き負極側リレー56をオンの状態としたときに入力異常フラグFが値1と判定されると(時刻t21)、昇降圧コンバータ40の昇圧動作を開始してコンデンサ42,44を充電し、コンデンサ42の電圧VHが閾値Kv3より大きくなると(時刻t22)、昇降圧コンバータ40の降圧動作を開始してコンデンサ42からの電力を用いてコンデンサ44を充電する。そして、コンデンサ44の電圧VLがバッテリ電圧Vbに略等しくなると(時刻t23)、負極側リレー54をオンとすると共に抵抗付き負極側リレー56をオフとしてプリチャージ制御の実行を完了するのである。こうした制御により、システム起動が要求されたときに高電圧系のコンデンサ42の電圧VHがバッテリ電圧Vb以上となると共に低電圧系のコンデンサ44の電圧VLがバッテリ電圧Vbに略等しくなるまでコンデンサ42,44を充電することができる。
以上説明した実施例の駆動装置20によれば、システム起動が要求されて正極側リレー52及び抵抗付き負極側リレー56をオンとしてコンデンサ42,44の初期充電制御を実行すると共にDC/DCコンバータ50の異常信号Noddに基づく入力異常フラグFが値1と判定されたときに、高電圧系のコンデンサ42の電圧VHが閾値Kv2を超えるまでは昇降圧コンバータ40の昇圧動作が行なわれ、電圧VHが閾値Kv2を超えてからバッテリ電圧Vbと低電圧系のコンデンサ44の電圧VLとの差の絶対値が閾値Kv3未満となるまでは昇降圧コンバータ40の降圧動作が行なわれ、バッテリ電圧Vbと電圧VLとの差の絶対値が閾値Kv3未満となったときには負極側リレー54をオンとしてから抵抗付き負極側リレー56をオフとするから、システム起動が要求されたときに高電圧系のコンデンサ42や低電圧系のコンデンサ44をより確実に充電することができる。
実施例の主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載した発明の主要な要素との対応関係について説明する。実施例では、モータMG1やモータMG2が「電動機」に相当し、インバータ22が「インバータ」に相当し、バッテリ30が「バッテリ」に相当し、トランジスタT1,T2とダイオードD1,D2とリアクトルLとを有する昇降圧コンバータ40が「昇降圧コンバータ」に相当し、コンデンサ42が「高電圧系コンデンサ」に相当し、コンデンサ44が「低電圧系コンデンサ」に相当し、DC/DCコンバータ50が「DC/DCコンバータ」に相当し、負極側リレー54が「バッテリ用リレー」に相当し、抵抗55と抵抗付き負極側リレー56との組み合わせが「抵抗付きリレー」に相当し、システム起動が要求されたときに正極側リレー52及び抵抗付き負極側リレー56をオンとしてコンデンサ42の電圧VHとバッテリ30の充放電電流Ibとによる充電完了条件が成立したときに負極側リレー54をオンとして抵抗付き負極側リレー56をオフとする初期充電制御として図2のプリチャージ制御ルーチンのステップS100〜S140,S190の処理を実行したり初期充電制御を実行すると共にDC/DCコンバータ50の異常信号Noddに基づく入力異常フラグFが値1と判定されたときに高電圧系のコンデンサ42の電圧VHが閾値Kv2を超えるまでは昇降圧コンバータ40の昇圧動作が行なわれ電圧VHが閾値Kv2を超えてからバッテリ電圧Vbと低電圧系のコンデンサ44の電圧VLとの差の絶対値が閾値Kv3未満となるまでは昇降圧コンバータ40の降圧動作が行なわれバッテリ電圧Vbと電圧VLとの差の絶対値が閾値Kv3未満となったときには負極側リレー54をオンとしてから抵抗付き負極側リレー56をオフとする図2のプリチャージ制御ルーチンのステップS100,S150〜S190の処理を実行する電子制御ユニット60が「制御手段」に相当する。
以上、本発明を実施するための形態について実施例を用いて説明したが、本発明はこうした実施例に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々なる形態で実施し得ることは勿論である。
本発明は、駆動装置の製造産業などに利用可能である。
20 駆動装置、22 インバータ、30 バッテリ、31 電圧センサ、32 電流センサ、40 昇降圧コンバータ、42,44 コンデンサ、43,45 電圧センサ、50 DC/DCコンバータ、52,54,56 システムメインリレー、55 抵抗、60 電子制御ユニット、62 CPU、64 ROM、66 RAM、MG1,MG2 モータ。

Claims (1)

  1. 動力を入出力可能な電動機と、該電動機を駆動するインバータと、直流電源としてのバッテリと、前記バッテリが接続された低電圧系と前記インバータが接続された高電圧系との間で電圧の調整を伴って電力のやりとりが可能で駆動停止時には前記低電圧系からの電力を電圧の調整を伴わずに前記高電圧系に供給可能な昇降圧コンバータと、前記低電圧系の電圧を平滑する低電圧系コンデンサと、前記高電圧系の電圧を平滑する高電圧系コンデンサと、前記低電圧系からの電力を電圧の調整を伴って補機側に供給可能なDC/DCコンバータと、前記バッテリの前記低電圧系の電力ラインへの電気的な接続および接続の解除を行なうバッテリ用リレーと、抵抗を有し前記バッテリの前記低電圧系の電力ラインへの該抵抗を介しての電気的な接続および接続の解除を行なう抵抗付きリレーと、システム起動が要求されたときに前記バッテリ用リレーをオフとした状態で前記抵抗付きリレーをオンとして前記高電圧系コンデンサの電圧または前記低電圧系コンデンサの電圧が前記バッテリの電圧を含む所定範囲内になったときに前記バッテリ用リレーをオンとして前記抵抗付きリレーをオフとするよう前記バッテリ用リレーと前記抵抗付きリレーとを制御する初期充電制御を実行し、前記DC/DCコンバータから該DC/DCコンバータに関する異常信号が入力できなくなる入力異常が生じたときには前記補機側に電力が供給されるよう前記DC/DCコンバータを制御する制御手段と、を備える駆動装置において、
    前記制御手段は、前記初期充電制御を実行すると共に前記入力異常が生じたときに、前記高電圧系コンデンサの電圧が前記バッテリの電圧より大きい所定電圧を超えるまでは前記低電圧系からの電力が昇圧されて前記高電圧系に供給されるよう前記昇降圧コンバータを制御し、前記高電圧系コンデンサの電圧が前記所定電圧を超えてから前記低電圧系コンデンサの電圧が前記バッテリの電圧を含む第2の所定範囲内になるまでは前記高電圧系からの電力が降圧されて前記低電圧系に供給されるよう前記昇降圧コンバータを制御し、前記低電圧系コンデンサの電圧が前記第2の所定範囲内になったときには前記バッテリ用リレーをオンとして前記抵抗付きリレーをオフとするよう前記バッテリ用リレーと前記抵抗付きリレーとを制御する手段である、
    ことを特徴とする駆動装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015096689A (ja) * 2013-11-15 2015-05-21 住友重機械工業株式会社 ショベル
CN113602094A (zh) * 2021-08-05 2021-11-05 东风汽车集团股份有限公司 一种新能源汽车的上电方法及装置

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