JP2010266776A - 接眼光学系及びそれを用いた電子ビューファインダー - Google Patents

接眼光学系及びそれを用いた電子ビューファインダー Download PDF

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彰訓 西尾
Keitaro Yokoyama
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Abstract

【課題】
小型でありながら視野角、光学性能の確保に有利な接眼光学系、および、そのような接眼光学系を備えた電子ビューファインダーを提供する。
【解決手段】
物体側から射出側に向かって順に、正屈折力を有し物体側に凹面を向けたメニスカス形状の単レンズである第1レンズ群と、負屈折力を有し物体側に凹面を向けたメニスカス形状の単レンズである第2レンズ群と、正屈折力を有する単レンズである第3レンズ群とからなり、第1レンズ群における物体側の凹面のレンズ面が非球面であり、第2レンズ群における物体側の凹面のレンズ面が非球面であり、第3レンズ群における射出側のレンズ面が非球面であることを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、物体を拡大して肉眼で観察する接眼光学系に関するものである。更には、画像表示装置の表示面に表示された画像を拡大して肉眼で観察する電子ビューファインダーに関するものである。
従来より、カメラ(ビデオカメラ、一眼レフカメラ、デジタルカメラなど)に用いる接眼光学系として、特許文献1〜特許文献3に開示されるような、物体側(表示面側)から射出側(射出瞳側)に向かって順に、正レンズ、負レンズ、正レンズの3枚のレンズで構成したタイプの接眼光学系が知られている。
このような正負正の屈折力配置としたトリプレットタイプの接眼光学系は、少ないレンズ枚数でありながら球面収差などの収差補正が行いやすく、高性能化に有利となる。
特開2007−264179号公報 特開2002−082290号公報 特開2004−258653号公報
しかしながら、特許文献1に開示された接眼光学系は、観察者の瞳が光軸から離れたときの観察画像の歪みが無視できないなど、光学性能が不十分である。
また、特許文献2、3に開示された接眼光学系は、全系の焦点距離が長く、表示面を含めた光学系全体の小型化や視野角の確保に不利となる。
本発明は、上述の課題に鑑み、小型でありながら視野角、光学性能の確保に有利な接眼光学系及びそれを用いた電子ビューファインダーの提供を目的とするものである。
上述の課題を解決するために、本発明の接眼光学系、及び、電子ビューファインダーは以下のいずれかとするものである。
本発明の接眼光学系の第1の構成は、物体側から射出側に向かって順に、正屈折力を有し物体側に凹面を向けたメニスカス形状の単レンズである第1レンズ群と、負屈折力を有し物体側に凹面を向けたメニスカス形状の単レンズである第2レンズ群と、正屈折力を有する単レンズである第3レンズ群とからなり、前記第1レンズ群における物体側の凹面のレンズ面が非球面であり、前記第2レンズ群における物体側の凹面のレンズ面が非球面であり、前記第3レンズ群における射出側のレンズ面が非球面であることを特徴とする接眼光学系である。
以下に、第1の構成において、上記構成を採用する理由と作用効果を説明する。
本発明における接眼光学系は、物体側から順に、正屈折力の単レンズ、負屈折力の単レンズ、正屈折力の単レンズの3つのレンズからなる構成とすることにより、少ないレンズ
枚数ながら全長の短縮化、収差補正に有利となる。つまり、全長を「(接眼光学系の)前側焦点位置から前側主点位置」の第1間隔と、「前側主点から後側主点」の第2間隔と、「後側主点から後側焦点位置」の第3間隔の合計とした場合、第2間隔が負の符号となるので、同符号の場合より全長の短縮化に有利となる。
また、収差補正のために6つの屈折面を利用でき、負の屈折力のレンズを2つの正レンズの間に配置することで球面収差や像面湾曲の補正を行いやすくなる。加えて、本発明の接眼光学系は、第1レンズ群が正の屈折力を持ち凹面を物体側に向けたメニスカス形状を持つことによって、第1レンズ群の位置が物体側に近づく。物体(例えば、表示素子の表示面や光学像が形成されるスクリーン面など)から第1レンズ群までの距離を短くできるので歪曲収差の補正に有利となる。
また、第1レンズ群の屈折力を抑えやすくなり、歪曲収差の補正にいっそう有利となる。加えて、第1レンズ群の物体側の凹面を非球面で構成することで、低次、高次の歪曲収差の補正に有利となり、光学系の小型化につながる。
加えて、第2レンズ群を物体側に凹面を向けたメニスカス形状とすることで、十分な視野角の確保や、射出瞳サイズの確保に有利となる。そして、物体側の凹面による諸収差をキャンセルする機能の確保に有利となる。この凹面は曲率の絶対値が大きくなりやすいが、この面を非球面で構成することで、高次の諸収差の補正に有利となる。具体的には、コマ収差、像面湾曲、非点収差などの補正に有利となる。
第3レンズ群の射出側のレンズ面を非球面で構成することにより、球面収差、観察者の瞳が光軸から離れた際の歪曲収差の補正に有利となる。
このように第1の構成の接眼光学系を採用することで、視野角や射出瞳の確保、全長の短縮化を行っても、諸収差の補正を良好に行え、観察者の瞳の位置が光軸からずれても良好な画像を観察できる接眼光学系を構成できる。
また、この接眼光学系の第1の構成に、以下に記載する第2〜第6の構成のいずれかを同時に満足することがより好ましい。
本発明の接眼光学系の第2の構成は、第1の構成において、視度調整のために、前記第2レンズ群と前記第3レンズ群が光軸に沿って一体移動することを特徴とするものである。
以下に、接眼光学系の第2の構成において、上記構成を採用する理由と作用効果を説明する。
第2レンズ群と第3レンズ群を一体で移動させて視度調整を行うことで、単一のレンズ群のみを移動させる場合と比較し、第2レンズ群と第3レンズ群にて収差をキャンセルしあい、収差変動を小さく抑えることができる。
また、接眼光学系全体を移動させて視度調整を行う場合に比べて、移動量のためのスペースの確保に有利となる。
また、表示面と第1レンズ群の間が密封しやすくなり、表示面付近への塵の進入を防ぐことができる。
本発明の接眼光学系の第3の構成は、前記第1レンズ群が、以下の条件式(1)を満足
するメニスカス形状であることを特徴とするものである。
1.01≦(R11+R12)/(R11−R12)≦20.0…(1)
ただし、
R11は、前記第1レンズ群の物体側レンズ面の曲率半径、
R12は、前記第1レンズ群の射出側レンズ面の曲率半径、
である。
以下に、接眼光学系の第3の構成において、上記構成を採用する理由と作用効果を説明する。
条件式(1)は、第1レンズ群のより好ましい形状を特定するものである。条件式(1)の下限値である1.01を下回らないようにすることで、第1レンズ群の凹面の負の屈折力の確保により、第1レンズ群の正屈折力を適度に抑えやすくなり、歪曲収差の補正に有利となる。条件式(1)の上限値である20.0を上回らないようにすることで、第1レンズ群の正屈折力を確保しやすくなり、第1レンズ群と第2レンズ群との間隔を小さくでき、小型化に有利となる。
条件式(1)について、下限値を1.1、更には1.9とすることがより好ましい。上限値を10.0、更には7.0、更には5.0、更には4.7、更には4.0、更には3.4とすることがより好ましい。
本発明の接眼光学系の第4の構成は、前記第2レンズ群が、以下の条件式(2)を満足するメニスカス形状であることを特徴とするものである。
−4.0≦(R21+R22)/(R21−R22)≦−1.01…(2)
ただし、
R21は、前記第2レンズ群の物体側レンズ面の曲率半径、
R22は、前記第2レンズ群の射出側レンズ面の曲率半径、
である。
以下に、接眼光学系の第4の構成において、上記構成を採用する理由と作用効果を説明する。
条件式(2)は、第2レンズ群のより好ましい形状を特定するものである。この条件式の下限値である−4.0を下回らないようにすることで、第2レンズ群の負の屈折力を確保しやすくなり、それにより本光学系のパワーバランスを良好にしやすくなり諸収差の補正に有利となる。
この条件式(2)の上限値である−1.01を上回らないようにすることで、第1レンズ群の正の屈折力を弱くしなくても射出瞳を光学系から離しやすくなる。加えて、第2レンズ群の物体側レンズ面での球面収差の補正効果の確保などに有利となる。
条件式(1)、条件式(2)を同時に満足することにより、全長の短縮化と収差補正にいっそう有利となる。
条件式(2)について、下限値を−3.0、更には−2.3とすることがより好ましい。
また、上限値を−1.1、更には−1.3とすることがより好ましい。
本発明の接眼光学系の第5の構成は、前記接眼光学系の前記第1レンズ群、前記第2レ
ンズ群、前記第3レンズ群が以下の条件式(3)、(4)、(5)を満足することを特徴とするものである。
1≦ F1/F ≦4 …(3)
−1.4≦ F2/F ≦−0.4 …(4)
0.3≦ F3/F ≦1 …(5)
ただし、
F1は、前記第1レンズ群の焦点距離、
F2は、前記第2レンズ群の焦点距離、
F3は、前記第3レンズ群の焦点距離、
Fは、接眼光学系の全系の焦点距離であり、前記接眼光学系が光学系中いずれかのレンズ群の移動による視度調整が可能な場合は−1ディオプター時の焦点距離、
である。
以下に、接眼光学系の第5の構成において、上記構成を採用する理由と作用効果を説明する。
条件式(3)は、接眼光学系の全系の焦点距離(F)に対する第1レンズ群の焦点距離(F1)を表す量(F1/F)の好ましい条件を特定するものである。
条件式(4)は、接眼光学系の全系の焦点距離(F)に対する第2レンズ群の焦点距離(F2)を表す量(F2/F)の好ましい条件を特定するものである。
条件式(5)は、接眼光学系の全系の焦点距離(F)に対する第3レンズ群の焦点距離(F3)を表す量(F3/F)の好ましい条件を特定するものである。
この各条件式を満たすことにより、各レンズ群の屈折力配分を良好にでき、諸収差の補正と全長の短縮化の両立にいっそう有利となる。
条件式(3)の下限値である1を下回らないようにして、第1レンズ群の屈折力を抑えることで、歪曲収差の補正に有利となる。
条件式(3)の上限値である4を上回らないようにして、第1レンズ群の屈折力を確保することで、第1レンズ群と第2レンズ群との間隔を小さくできコンパクト化に有利となる。
条件式(4)の下限値である−1.4を下回らないようにして、第2レンズ群の負の屈折力を確保することで、球面収差、非点収差、コマ収差、像面湾曲の補正に有利となる。また接眼光学系全系の主点間隔を狭められコンパクト化に有利となる。
条件式(4)の上限値である−0.4を上回らないようにして第2レンズ群の負の屈折力を適度に抑えることで、高次の球面収差、非点収差、コマ収差、像面湾曲の補正に有利となる。
条件式(5)の下限値である0.3を下回らないようにして、第3レンズ群の屈折力を適度に抑えることで、球面収差、非点収差、コマ収差、像面湾曲の補正に有利となる。
条件式(5)の上限値である1を上回らないようにして、第3レンズ群の屈折力を確保することで、全レンズ群の屈折力を確保しやすくなりコンパクト化に有利となる。
条件式(3)について、下限値を1.2、更には1.4とすることがより好ましい。
また、上限値を3.7、更には3.5とすることがより好ましい。
条件式(4)について、下限値を−1.2、更には−1.1とすることがより好ましい。
また、上限値を−0.5、更には−0.7とすることがより好ましい。
条件式(5)について、下限値を0.4、更には0.5とすることがより好ましい。
また、上限値を0.85、更には0.80とすることがより好ましい。
本発明の接眼光学系の第6の構成は、前記第3レンズ群が以下の条件式(7)を満足する両凸形状の単レンズであることを特徴とするものである。
0.1≦(R31+R32)/(R31−R32)≦0.9 …(7)
ただし、
R31は、前記第3レンズ群の物体側レンズ面の曲率半径、
R32は、前記第3レンズ群の射出側レンズ面の曲率半径、
である。
以下に、接眼光学系の第6の構成において、上記構成を採用する理由と作用効果を説明する。
条件式(7)は、第3レンズ群のより好ましい形状を特定するものである。この条件式(7)の下限値である0.1を下回らないようにすることで、第3レンズ群の物体側のレンズ面の正屈折力を確保でき、球面収差などの補正に有利となる。
条件式(7)の上限値である0.9を上回らないようにすることで、第3レンズ群の物体側面の凸面を適度に抑えることで軸外収差の補正に有利となる。
条件式(7)について、下限値を0.2、更には0.3とすることがより好ましい。
また、上限値を0.8、更には0.7とすることがより好ましい。
本発明の電子ビューファインダーの第1の構成は、映像を表示する表示面をもつ映像表示素子と、前記映像表示素子の表示面側に配置され前記表示面に表示された映像を拡大する接眼光学系を有し、前記接眼光学系が第1乃至第6のいずれか1つの構成であることを特徴とする。
前述の接眼光学系は、全長の小型化が可能であり高性能化に優れたものとしている。物体を映像表示素子の表示面とすることで、小型で高性能な電子ビューファインダーを構成できる。
また、この電子ビューファインダーの第1の構成に、以下に記載する第2、第3の構成のいずれかを同時に満足することがより好ましい。
本発明の電子ビューファインダーの第2の構成は、以下の条件式(6)を満足することを特徴とする。
F1/D1≧4.0 …(6)
ただし、
F1は、前記第1レンズ群の焦点距離、
D1は、前記第1レンズ群から前記表示面までの光軸上の距離、
である。
以下に、電子ビューファインダーの第2の構成において、上記構成を採用する理由と作用効果を説明する。
条件式(6)は、好ましい第1レンズ群の配置場所を特定するものである。この条件式を満足することにより、全長の短縮化、十分なファインダー倍率の確保、ハイアイポイント化に有利となる。加えて、歪曲収差の補正に有利となる。
条件式(6)について、下限値を6.0、更には7.0とすることがより好ましい。
また、条件式(6)に上限値50を設け、これを上回らないように第1レンズ群を表示面から離すことで、第1レンズ群に付着した塵や傷が観察されにくくなる。
更には、条件式(6)の上限値を40、更には30とすることがより好ましい。
本発明の電子ビューファインダーの第3の構成は、以下の条件式を(8)を満足することを特徴とする。
−2.0≦ D12/F2 ≦−0.05 …(8)
ただし、
F2は、前記第2レンズ群の焦点距離、
D12は、前記第1レンズ群から前記第2レンズ群までの光軸上の距離であり、前記接眼光学系が光学系中いずれかのレンズ群の移動による視度調整が可能な場合は−1ディオプター時の距離である。
以下に、電子ビューファインダーの第3の構成において、上記構成を採用する理由と作用効果を説明する。
条件式(8)は、第1レンズ群と第2レンズ群との間の好ましい軸上距離を特定するものである。
この条件式を満足することにより、軸外収差の補正と光学系の小型化の両立にいっそう有利となる。
下限値である−2.0を下回らないようにして、第1レンズ群と第2レンズ群との距離を小さくすることで、小型化に有利となる。
条件式(8)の上限値である−0.05を上回らないようにして、第1レンズ群と第2レンズ群との距離を確保することで、第1レンズ群の射出側レンズ面を表示面に近づけやすくなり、軸外収差の補正に有利となる。
条件式(8)について、下限値を−1.5、更には−1.0とすることがより好ましい。
また、上限値を−0.1、更には−0.23、更には−0.35とすることがより好ましい。
本発明によれば、小型でありながら視野角、光学性能の確保に有利な接眼光学系を提供できる。更には、そのような接眼光学系を備えた電子ビューファインダーを提供できる。
本発明の実施例1の接眼光学系を展開して光軸に沿ってとった断面図。 本発明の実施例2の接眼光学系を展開して光軸に沿ってとった断面図。 本発明の実施例3の接眼光学系を展開して光軸に沿ってとった断面図。 本発明の実施例4の接眼光学系を展開して光軸に沿ってとった断面図。 本発明の実施例5の接眼光学系を展開して光軸に沿ってとった断面図。 本発明の実施例6の接眼光学系を展開して光軸に沿ってとった断面図。 本発明の実施例1の接眼光学系の収差図。 本発明の実施例2の接眼光学系の収差図。 本発明の実施例3の接眼光学系の収差図。 本発明の実施例4の接眼光学系の収差図。 本発明の実施例5の接眼光学系の収差図。 本発明の実施例6の接眼光学系の収差図。 本発明の接眼光学系および電子ビューファインダーを用いた撮像装置。
図1〜図12を用い、本発明の接眼光学系と電子ビューファインダーについて説明を行う。図1〜図6は、それぞれ実施例1〜実施例6の電子ビューファインダーを説明するための図である。各図において(a)は−1ディオプター時、(b)は+1ディオプター時、(c)は−3ディオプター時の状態が示されている。また、図7〜図12は、それぞれ実施例1〜実施例6に対応した接眼光学系の収差図を示した図である。
図1は、本発明の実施例1の接眼光学系を展開して光軸に沿ってとった断面図である。
実施例1の電子ビューファインダーは、物体像が表示される液晶表示素子LCDと接眼光学系Oとを備えている。図中、Eはアイポイント(仮想絞り)を示している。
液晶表示素子LCDの表示画面サイズは短辺9.6mm、長辺7.2mmの矩形が想定されており、接眼光学系Oは表示面の最大高を6mmとして設計を行っている。
接眼光学系Oは、液晶表示素子LCDが設置された表示面(物体側)から観察側(射出側)に向かって順に、第1レンズ群G1、第2レンズ群G2、第3レンズ群G3とで構成されている。
第1レンズ群G1は、正屈折力を有し物体側に凹面を向けた正メニスカス形状の単レンズL1にて構成されている。
第2レンズ群G2は、負屈折力を有し物体側に凹面を向けた負メニスカス形状の単レンズL2にて構成されている。
第3レンズ群G3は、正屈折力を有する両凸形状の単レンズL3にて構成されている。
第1レンズ群G3〜第3レンズ群G3を構成するレンズL1〜L3は、プラスチック非球面レンズを使用している。プラスチックレンズを採用することで射出成型による製造が可能となり、量産化、低コスト化に有利となる。
この実施例では、液晶表示素子LCDの表示面に設けられたカバーガラスC1を考慮し
て設計を行っている。また、接眼光学系Oの射出側には射出窓部材C2が設けられており、光学系内部へ進入する塵を防いでいる。
視度調整は、第2レンズ群G2(レンズL2)と第3レンズ群G3(レンズL3)を一体で光軸方向に移動させて行う。これらのレンズ群G2、G3は、視度を増加させる場合には射出側に移動され、視度を減少させる場合には物体側に移動される。
図2〜図6は、それぞれ実施例2〜実施例6についての接眼光学系を展開して光軸に沿ってとった断面図である。これら実施例の接眼光学系の構成は実施例1で説明した構成と同様としている。なお、実施例4と実施例5については、液晶表示素子LCD表示面のカバーガラスC1を考慮せずに設計を行ったものとしている。
以下に上記実施例1〜6の各種数値データ(面データ、非球面データ、可変間隔データ、各種データ1、各種データ2)を示す。
面データには、面番号毎に各レンズ面(光学面)の曲率半径r、面間隔d、各レンズ(光学媒質)のd線(587.6nm)に対する屈折率nd、各レンズ(光学媒質)のd線のアッベ数νdが示されている。曲率半径r、面間隔dの単位はいずれもミリメートル(mm)である。面データ中、面番号の右側に付されたアスタリスク"*"は、そのレンズ面が非球面形状であることを、また、曲率半径に記載する"INF"は、無限大であることを示している。
非球面データには、面データ中、非球面形状としたレンズ面に関するデータが示されている。非球面形状は、xを光の進行方向を正とした光軸とし、yを光軸と直交する方向にとると下記の式にて表される。
x=(y2/r)/[1+{1−(K+1)(y/r)21/2]+A4y4
+A6y6+A8y8+
ただし、rは近軸曲率半径、Kは円錐係数、A4、A6、A8はそれぞれ4次、6次、8次の非球面係数である。なお、記号"E"は、それに続く数値が10を底にもつ、べき指数であることを示している。例えば「1.0E−5」は「1.0×10-5」を意味している。
可変間隔データは、視度調整において、第2レンズ群G2、第3レンズ群G3の移動によって変化する面間隔dを示したデータであって、−1ディオプター時、+1ディオプター時、−3ディオプター時の値が示されている。単位は面間隔dと同様、ミリメートル(mm)としている。
各種データ1には、視度調整において、第2レンズ群G2、第3レンズ群G3の移動によって変化する接眼光学系Oの視野角と、−1ディオプター時における接眼光学系全系の焦点距離が示されている。視野角には度数法による角度単位(deg)が用いられ、焦点距離の単位はミリメートル(mm)としている。
各種データ2には、第1レンズ群G1の焦点距離F1、第2レンズ群G2の焦点距離F2、第3レンズ群G3の焦点距離F3、全長、瞳径、表示面最大高が示されている。いずれの単位もミリメートル(mm)としている。なお、全長は、液晶表示素子LCDの表示面から射出窓部材C2の射出側の面までの距離である。
数値実施例1
単位 mm
面データ
面番号 r d nd νd
1(表示面) INF 1.2 1.51633 64.14
2 INF 3.2188
3* -25.2482 2.5 1.52542 55.78
4 -16.7195 D1(可変)
5* -5.8301 1.8 1.58423 30.49
6 -21.052 0.767
7* 20.0277 5.5 1.52542 55.78
8* -9.1323 D2(可変)
9 INF 1 1.51633 64.14
10 INF 10.63
11(仮想絞り) INF

非球面データ
第3面
K=-11.1683
A4=4.9071E-05
A6=1.8056E-06
A8=-1.9065E-08

第5面
K=-0.5995
A4=-1.5483E-04
A6=-5.2824E-06
A8=-1.3779E-08

第7面
K=-8.6058
A4=-2.8539E-05
A6=3.9365E-07
A8=4.4520E-10

第8面
K=-1.8699
A4=-1.2667E-04
A6=2.3649E-07
A8=5.2496E-09

可変間隔データ
視度 -1 +1 -3
D1 9.8474 11.36153 8.47821
D2 2.2281 0.7139 3.59722

各種データ1
視度 -1 +1 -3
視野角 22.509773 23.412179 21.494994
焦点距離 24.521073 24.174984 24.915539

各種データ2
F1 85.564
F2 -14.430
F3 12.767
全長 28.060
瞳径 8
表示面最大高 6 。
数値実施例2
単位 mm
面データ
面番号 r d nd νd
1(表示面) INF 1.2 1.51633 64.14
2 INF 3.5017
3* -129.8935 2.5 1.52542 55.78
4 -16.264 D1(可変)
5* -6.18 1.8 1.58423 30.49
6 -22.0341 0.7487
7* 19.5376 5.5 1.52542 55.78
8* -9.5782 D2(可変)
9 INF 1 1.51633 64.14
10 INF 10.63
11(仮想絞り) INF

非球面データ
第3面
K=9.9996
A4=4.4882E-05
A6=2.8178E-06
A8=-2.6438E-08

第5面
K=-0.6485
A4=-1.5451E-04
A6=-4.7570E-06
A8=6.2857E-08

第7面
K=-5.5198
A4=-2.8801E-05
A6=4.1170E-07
A8=1.7042E-10

第8面
K=-1.9696
A4=-1.0080E-04
A6=5.0472E-07
A8=3.0472E-09

可変間隔データ
視度 -1 +1 -3
D1 9.88322 11.44209 8.46049
D2 2.20183 0.64295 3.62455

各種データ1
視度 -1 +1 -3
視野角 24.004574 24.951549 22.942208
焦点距離 22.631051 21.91174 23.475443

各種データ2
F1 35.119
F2 -15.344
F3 13.084
全長 28.270
瞳径 8
表示面最大高 6 。
数値実施例3
単位 mm
面データ
面番号 r d nd νd
1(表示面) INF 1.2 1.51633 64.14
2 INF 3.3791
3* -35 2.5 1.52542 55.78
4 -15.7217 D1(可変)
5* -5.8874 1.8 1.58423 30.49
6 -21.3166 0.7158
7* 20.6781 5.5 1.52542 55.78
8* -9.1179 D2(可変)
9 INF 1 1.51633 64.14
10 INF 10.63
11(仮想絞り) INF

非球面データ
第3面
K=6.129
A4=8.7723E-05
A6=2.8774E-06
A8=-2.8606E-08
第5面
K=-0.6158
A4=-1.4976E-04
A6=-6.2597E-06
A8=1.8117E-08
第7面
K=-8.4476
A4=-3.8087E-05
A6=2.8003E-07
A8=2.9346E-09
第8面
K=-1.846
A4=-1.3206E-04
A6=2.1681E-07
A8=5.8329E-09

可変間隔データ
視度 -1 +1 -3
D1 9.8342 11.36621 8.40821
D2 2.23898 0.70697 3.66497

各種データ1
視度 -1 +1 -3
視野角 23.012608 23.962977 21.974353
焦点距離 23.802408 23.257532 24.416973

各種データ2
F1 52.001
F2 -14.548
F3 12.861
全長 28.160
瞳径 8
表示面最大高 6 。
数値実施例4
単位 mm
面データ
面番号 r d nd νd
1(表示面) INF 4
2* -20 2.5 1.52542 55.78
3 -10.8769 D1(可変)
4* -8.8631 1.8 1.58423 30.49
5 -23.2881 0.7158
6* 47.1663 5.5 1.52542 55.78
7* -9.1749 D2(可変)
8 INF 1 1.51633 64.14
9 INF 10.63
10(仮想絞り) INF

非球面データ
第2面
K=-0.2523
第4面
K=0.8541
A4=-4.9284E-05
A6=-6.3191E-08
A8=-3.7645E-09
第6面
K=-6.2928
A4=-3.3880E-05
A6=-8.8055E-09
A8=1.2223E-11
第7面
K=-0.3819
A4=-5.3472E-06
A6=1.3554E-07
A8=-2.0350E-10

可変間隔データ
視度 -1 +1 -3
D1 8.91406 9.48053 7.72274
D2 1.49495 0.92848 2.68627

各種データ1
視度 -1 +1 -3
視野角 23.012608 23.962977 21.974353
焦点距離 23.80241 23.257532 24.416973

各種データ2
F1 41.468
F2 -23.784
F3 15.127
全長 25.830
瞳径 8
表示面最大高 6 。
数値実施例5
単位 mm
面データ
面番号 r d nd νd
1(表示面) INF 4
2* -35 2.5 1.52542 55.78
3 -11.196 D1(可変)
4* -12.8996 1.8 1.63218 23.26
5 -90.9121 1.2147
6 36.6546 5.5 1.52542 55.78
7* -10.3836 D2(可変)
8 INF 1 1.51633 64.14
9 INF 10.63
10(仮想絞り) INF

非球面データ
第2面
K=-10.362
第4面
K=2.0067
A4=-8.0055E-05
A6=9.0883E-08
A8=9.3257E-09
第7面
K=-0.4791
A4=-1.6964E-05
A6=3.2996E-07
A8=-1.1875E-09

可変間隔データ
視度 -1 +1 -3
D1 11.11527 12.78795 9.59585
D2 2.43967 0.767 3.9591

各種データ1
視度 -1 +1 -3
視野角 23.641279 24.535416 22.596485
焦点距離 22.263433 21.429865 23.259421

各種データ2
F1 30.237
F2 -23.994
F3 16.046
全長 29.560
瞳径 8
表示面最大高 6 。
数値実施例6
単位 mm
面データ
面番号 r d nd νd
1(表示面) INF 1.2 1.51633 64.14
2 INF 3.5
3* -35 2.5 1.52542 55.78
4 -28.6713 D1(可変)
5* -6.18 1.8 1.63218 23.26
6 -20.1095 0.4658
7* 18.8508 5.5 1.52542 55.78
8* -9.1665 D2(可変)
9 INF 1 1.51633 64.14
10 INF 10.63
11(仮想絞り) INF

非球面データ
第3面
K=10.0153
A4=1.8908E-04
A6=3.0811E-06
A8=-8.4327E-08
第5面
K=-0.5976
A4=-1.9790E-04
A6=-5.3862E-06
A8=4.4662E-08
第7面
K=-5.8579
A4=-2.8566E-05
A6=2.8408E-07
A8=2.2586E-09
第8面
K=-1.9231
A4=-1.2514E-04
A6=2.9538E-07
A8=6.7974E-09

可変間隔データ
視度 -1 +1 -3
D1 9.67194 10.94249 8.48931
D2 1.97133 0.70078 3.15395

各種データ1
視度 -1 +1 -3
視野角 23.065187 22.22479 23.815602
焦点距離 24.002709 24.112469 23.901439

各種データ2
F1 265.638
F2 -16.035
F3 12.590
全長 27.378
瞳径 8
表示面最大高 6 。
以上の実施例1〜実施例6の収差図をそれぞれ図7〜図12に示す。これら収差図において(a)は−1ディオプター時、(b)は+1ディオプター時、(c)は−3ディオプター時の球面収差(SA)、非点収差(AS)、歪曲収差(DT)、倍率色収差(CC)を示す。なお、各図中、"φ"は瞳径を、"FIY"は表示面最大高を示している。
上記実施例1〜実施例6について、各条件式(1)〜条件式(8)の値を下記に示しておく。
実施例1 実施例2 実施例3 実施例4 実施例5 実施例6
条件式(1) 4.921 1.286 2.631 3.384 1.941 10.061
条件式(2) -1.776 -1.780 -1.763 -2.229 -1.331 -1.887
条件式(3) 3.489 1.552 2.185 2.020 1.358 11.067
条件式(4) -0.588 -0.678 -0.611 -1.158 -1.078 -0.668
条件式(5) 0.521 0.578 0.540 0.737 0.721 0.525
条件式(6) 26.582 10.029 15.389 10.367 12.095 75.897
条件式(7) 0.374 0.342 0.388 0.674 0.559 0.346
条件式(8) -0.682 -0.644 -0.676 -0.375 -0.463 -0.603
図13は、本発明の接眼光学系及び電子ビューファインダーを用いた撮像装置の一例であるデジタルカメラの構成を示す図である。図13において、符号10は撮像装置であるデジタルカメラで、撮像光学系1と、フィルター2と、撮像素子3と、コントローラー4と、内蔵メモリー5と、電子ビューファインダー6と、インターフェイス7とより構成さ
れている。
上記撮像装置において、撮像光学系1は複数の光学素子(レンズ等)にて構成されている。物体より発した光は、この撮像光学系1により集光され、この集光位置に物体像が形成される。そして、この集光位置には、CCD等の撮像素子3(受光面)が配置されている。撮像素子3は、規則正しく配置された光電変換素子の集まりよりなっている。また、モアレ現象の発生を防止するために、ローパス効果を持つフィルター2が撮像光学系1と撮像素子3の間に配置されている。また、赤外光をカットするための赤外カットフィルターを配置することもある。
撮像素子3に入射した光束は、その光電変換素子により電気信号(画像信号)に変換される。この電気信号は、コントローラー4に入力される。ここで、コントローラー4により、ガンマー補正や画像圧縮処理等の信号処理が電気信号に対して行なわれる。信号処理が施された電気信号は、内蔵メモリー5やインターフェイス7を介してパーソナルコンピューター9等に出力される。
電子ビューファインダー6は、照明系、画像表示素子(図13には示していない)及び接眼光学系(接眼レンズ)等で構成されている。ここで、接眼光学系には、本実施形態の接眼光学系、電子ビューファインダーが用いられている。また、表示面には、画像表示素子が配置されている。この画像表示素子は、コントローラー4によって制御されている。このような構成により、電子ビューファインダー6では、撮像しようとする物体の像や撮像された画像を観察者が観察し得るようになっている。また、内蔵メモリー5から補助メモリー8へ画像データを送ることできる。一方、インターフェイス7からは同じ画像データをパーソナルコンピューター9へ送ることができる。
以上、本発明の種々の実施形態について説明したが、本発明はこれらの実施形態のみに限られるものではなく、それぞれの実施形態の構成を適宜組み合わせて構成した実施形態も本発明の範疇となるものである。
1…撮像光学系
2…フィルター
3…撮像素子
4…コントローラー
5…内蔵メモリー
6…電子ビューファインダー
7…インターフェイス
8…補助メモリー
9…パーソナルコンピューター
10…撮像装置(デジタルカメラ)

Claims (9)

  1. 物体側から射出側に向かって順に、
    正屈折力を有し物体側に凹面を向けたメニスカス形状の単レンズである第1レンズ群と、
    負屈折力を有し物体側に凹面を向けたメニスカス形状の単レンズである第2レンズ群と、
    正屈折力を有する単レンズである第3レンズ群とからなり、
    前記第1レンズ群における物体側の凹面のレンズ面が非球面であり、
    前記第2レンズ群における物体側の凹面のレンズ面が非球面であり、
    前記第3レンズ群における射出側のレンズ面が非球面であることを特徴とする
    接眼光学系。
  2. 視度調整のために、前記第2レンズ群と前記第3レンズ群が光軸に沿って一体移動することを特徴とする
    請求項1に記載の接眼光学系。
  3. 前記第1レンズ群が、以下の条件式(1)を満足するメニスカス形状であることを特徴とする
    請求項1または請求項2に記載の接眼光学系。
    1.01≦(R11+R12)/(R11−R12)≦20.0…(1)
    ただし、
    R11は、前記第1レンズ群の物体側レンズ面の曲率半径、
    R12は、前記第1レンズ群の射出側レンズ面の曲率半径、
    である。
  4. 前記第2レンズ群が、以下の条件式(2)を満足するメニスカス形状であることを特徴とする
    請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の接眼光学系。
    −4.0≦(R21+R22)/(R21−R22)≦−1.01…(2)
    ただし、
    R21は、前記第2レンズ群の物体側レンズ面の曲率半径、
    R22は、前記第2レンズ群の射出側レンズ面の曲率半径、
    である。
  5. 前記接眼光学系の前記第1レンズ群、前記第2レンズ群、前記第3レンズ群が以下の条件式(3)、(4)、(5)を満足することを特徴とする
    請求項1乃至請求項4のいずれか1項に記載の接眼光学系。
    1≦ F1/F ≦4 …(3)
    −1.4≦ F2/F ≦−0.4 …(4)
    0.3≦ F3/F ≦1 …(5)
    ただし、
    F1は、前記第1レンズ群の焦点距離、
    F2は、前記第2レンズ群の焦点距離、
    F3は、前記第3レンズ群の焦点距離、
    Fは、接眼光学系の全系の焦点距離であり、前記接眼光学系が光学系中いずれかのレンズ群の移動による視度調整が可能な場合は−1ディオプター時の焦点距離、
    である。
  6. 前記第3レンズ群が以下の条件式(7)を満足する両凸形状の単レンズであることを特
    徴とする
    請求項1乃至請求項5のいずれか1項に記載の接眼光学系。
    0.1≦(R31+R32)/(R31−R32)≦0.9 …(7)
    ただし、
    R31は、前記第3レンズ群の物体側レンズ面の曲率半径、
    R32は、前記第3レンズ群の射出側レンズ面の曲率半径、
    である。
  7. 映像を表示する表示面をもつ映像表示素子と、
    前記映像表示素子の表示面側に配置され前記表示面に表示された映像を拡大する接眼光学系を有し、
    前記接眼光学系が請求項1乃至請求項6のいずれか1項の接眼光学系であることを特徴とする
    電子ビューファインダー。
  8. 以下の条件式(6)を満足することを特徴とする
    請求項7に記載の電子ビューファインダー。
    F1/D1≧4.0 …(6)
    ただし、
    F1は、前記第1レンズ群の焦点距離、
    D1は、前記第1レンズ群から前記表示面までの光軸上の距離、
    である。
  9. 以下の条件式を(8)を満足することを特徴とする
    請求項7または請求項8に記載の電子ビューファインダー。
    −2.0≦ D12/F2 ≦−0.05 …(8)
    ただし、
    F2は、前記第2レンズ群の焦点距離、
    D12は、前記第1レンズ群から前記第2レンズ群までの光軸上の距離であり、前記接眼光学系が光学系中いずれかのレンズ群の移動による視度調整が可能な場合は−1ディオプター時の距離、
    である。
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