JP2010266030A - フロート式スチームトラップ - Google Patents
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Abstract
【課題】 簡単且つ確実に弁孔の内面に付着した異物を洗浄できるフロート式スチームトラップを提供する。
【解決手段】 本体1と蓋2で入口4と弁室3と出口5を形成する。弁室3の下部を出口5側に連通する弁孔10を有する弁座部材7を設ける。弁孔10を開閉するフロート12を弁室3内に配置する。弁座部材7を球形に形成すると共に弁孔10をL字状に形成した球形弁座部材7を本体1に回転操作可能に配置する。入口4と球形弁座部材7を連通するバイパス通路8を本体1に形成する。球形弁座部材7を外部から回転操作することによりL字状の弁孔10の一端10aから他端10bを通して弁室3と出口5側とを連通する第1状態とL字状の弁孔10の他端10bから一端10aを通してバイパス通路8と出口5側とを連通する第2状態とに切り替える。
【選択図】図1
【解決手段】 本体1と蓋2で入口4と弁室3と出口5を形成する。弁室3の下部を出口5側に連通する弁孔10を有する弁座部材7を設ける。弁孔10を開閉するフロート12を弁室3内に配置する。弁座部材7を球形に形成すると共に弁孔10をL字状に形成した球形弁座部材7を本体1に回転操作可能に配置する。入口4と球形弁座部材7を連通するバイパス通路8を本体1に形成する。球形弁座部材7を外部から回転操作することによりL字状の弁孔10の一端10aから他端10bを通して弁室3と出口5側とを連通する第1状態とL字状の弁孔10の他端10bから一端10aを通してバイパス通路8と出口5側とを連通する第2状態とに切り替える。
【選択図】図1
Description
本発明は、蒸気配管系で発生する復水をフロートの浮上降下により自動的に排出するフロート式スチームトラップに関し、特に、フロートにより開閉される弁孔の内面に付着した異物を洗浄できるものに関する。
従来のフロート式トラップは、例えば特許文献1に開示されている。これは、ケーシングで入口と弁室と出口を形成し、弁室の下部に弁室を出口側に連通する弁孔を有する弁座部材を設け、弁孔を開閉するフロートを弁室内に配置し、弁孔内に外部から手動で進退操作可能な操作部材を配置して操作部材の進退により弁孔の内面に付着した異物を掃除するものである。
上記従来のフロート式トラップは、手動により操作部材を進退せしめるものであるために、弁孔の内面に付着した異物を掃除するのに手間隙の掛かる問題点があった。
したがって本発明が解決しようとする課題は、簡単且つ確実に弁孔の内面に付着した異物を洗浄できるフロート式スチームトラップを提供することである。
上記の課題を解決するために、本発明のフロート式スチームトラップは、ケーシングで入口と弁室と出口を形成し、弁室の下部に弁室を出口側に連通する弁孔を有する弁座部材を設け、弁孔を開閉するフロートを弁室内に配置したものにおいて、弁座部材を球形に形成すると共に弁孔をL字状に形成した球形弁座部材をケーシングに回転操作可能に配置し、入口と球形弁座部材を連通するバイパス通路をケーシングに形成し、球形弁座部材を外部から回転操作することによりL字状の弁孔の一端から他端を通して弁室と出口側とを連通する第1状態とL字状の弁孔の他端から一端を通してバイパス通路と出口側とを連通する第2状態とに切り替えることができることを特徴とするものである。
本発明によれば、球形弁座部材を外部から回転操作してL字状の弁孔の他端から一端を通してバイパス通路と出口側とを連通する第2状態とすることにより、入口側の高圧蒸気が高速でL字状の弁孔を他端から一端へ流下して弁孔の一端の内面を逆洗するので、通常は弁孔の弁室側である弁孔の一端の内面に付着した異物を簡単且つ確実に洗浄できるという効果を奏する。
以下、本発明の実施の形態について、図1を参照して説明する。本体1に蓋2をボルトで締結して内部に弁室3を有するケーシングを形成する。本体1は入口4と出口5を有すると共に入口4を下記の球形弁座部材7に連通するバイパス通路8と球形弁座部材7を出口5に連通する出口通路9を有する。入口4はバイパス通路8及び弁室3の上部に連通する。入口4と出口5は同一軸上に形成する。弁室3の下部にL字状の弁孔10を開けた球形弁座部材7を配置する。球形弁座部材7は点線で示す弁軸11を本体1から外部に貫通して連結することにより回転操作可能に取り付ける。
弁室5内に球形弁座部材7に離着座して弁孔10の一端10aを開閉する中空球形のフロート12を自由状態で配置する。フロート12が弁孔10の一端10aを閉じた位置で当接するフロート座13をフロート12の下方に設ける。
図示は球形弁座部材7により、弁孔10の一端10aから他端10bを通して弁室3と出口通路9が連通され、バイパス通路8と出口通路9が遮断された第1状態を示している。図示の位置から弁軸11を回転操作して球形弁座部材7を90度時計回り方向へ回転させることにより、弁孔10の他端10bから一端10aを通してバイパス通路8と出口通路9が連通され、弁室3と出口通路9が遮断された第2状態となる。
上記のフロート式スチームトラップの動作は次の通りである。通常は図示の第1状態に球形弁座部材7を回転させて使用する。入口4から流入した復水の一部はバイパス通路8内へ流下し、残余の復水は弁室3内へ流下する。バイパス通路8内へ流下した復水は、球形弁座部材7によって出口5側へ流下することはなく、バイパス通路8内を満たした復水は弁室3内へ溢流する。弁室3内に溜まった復水の液面に応じてフロート12が浮上降下して球形弁座部材7に離着座して弁孔10の一端10aを開閉する。弁孔10の一端10aが開けられると弁室3内の復水が弁孔10の一端10aから他端10b、出口通路9を通して出口7に排出され、弁孔10の一端10aが閉じられると弁室3内の蒸気の漏出が防止される。
弁孔10の一端10aの内面に付着した異物を洗浄する場合は、図示の第1状態から弁軸11を回転操作して球形弁座部材7を90度時計回り方向へ回転させることにより、弁孔10の他端10bから一端10aを通してバイパス通路8と出口通路9を連通し、弁室3と出口通路9を遮断した第2状態とする。これにより、入口4側の高圧蒸気が高速で弁孔10の他端10bから一端10aを流下して弁孔10の一端10aを逆洗するので、弁孔10の一端10aの内面に付着した異物を簡単且つ確実に洗浄できる。
本発明は、上記のフリーフロート式スチームトラップに限らずレバーフロート式スチームトラップにも利用することができる。
1 本体
2 蓋
3 弁室
4 入口
5 出口
7 球形弁座部材
8 バイパス通路
9 出口通路
10 L字状の弁孔
10a L字状の弁孔の一端
10b L字状の弁孔の他端
11 弁軸
12 フロート
13 フロート座
2 蓋
3 弁室
4 入口
5 出口
7 球形弁座部材
8 バイパス通路
9 出口通路
10 L字状の弁孔
10a L字状の弁孔の一端
10b L字状の弁孔の他端
11 弁軸
12 フロート
13 フロート座
Claims (1)
- ケーシングで入口と弁室と出口を形成し、弁室の下部に弁室を出口側に連通する弁孔を有する弁座部材を設け、弁孔を開閉するフロートを弁室内に配置したものにおいて、弁座部材を球形に形成すると共に弁孔をL字状に形成した球形弁座部材をケーシングに回転操作可能に配置し、入口と球形弁座部材を連通するバイパス通路をケーシングに形成し、球形弁座部材を外部から回転操作することによりL字状の弁孔の一端から他端を通して弁室と出口側とを連通する第1状態とL字状の弁孔の他端から一端を通してバイパス通路と出口側とを連通する第2状態とに切り替えることができることを特徴とするフロート式スチームトラップ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009119260A JP2010266030A (ja) | 2009-05-15 | 2009-05-15 | フロート式スチームトラップ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009119260A JP2010266030A (ja) | 2009-05-15 | 2009-05-15 | フロート式スチームトラップ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010266030A true JP2010266030A (ja) | 2010-11-25 |
Family
ID=43363170
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009119260A Pending JP2010266030A (ja) | 2009-05-15 | 2009-05-15 | フロート式スチームトラップ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2010266030A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012002269A (ja) * | 2010-06-15 | 2012-01-05 | Tlv Co Ltd | フロート式スチームトラップ |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2714892B2 (ja) * | 1991-08-14 | 1998-02-16 | 株式会社テイエルブイ | フロ―ト弁 |
JP2005257042A (ja) * | 2004-03-15 | 2005-09-22 | Tlv Co Ltd | 温度応動弁 |
JP2006083908A (ja) * | 2004-09-15 | 2006-03-30 | Tlv Co Ltd | 温度応動弁 |
-
2009
- 2009-05-15 JP JP2009119260A patent/JP2010266030A/ja active Pending
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2714892B2 (ja) * | 1991-08-14 | 1998-02-16 | 株式会社テイエルブイ | フロ―ト弁 |
JP2005257042A (ja) * | 2004-03-15 | 2005-09-22 | Tlv Co Ltd | 温度応動弁 |
JP2006083908A (ja) * | 2004-09-15 | 2006-03-30 | Tlv Co Ltd | 温度応動弁 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2012002269A (ja) * | 2010-06-15 | 2012-01-05 | Tlv Co Ltd | フロート式スチームトラップ |
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