JP2010265854A - ターボ式過給機付き内燃機関およびその制御方法 - Google Patents

ターボ式過給機付き内燃機関およびその制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】エアクリーナやセンサを汚染劣化させることなく、過給機のコンプレッサのサージングを防止することが可能なターボ式過給機付き内燃機関およびその制御方法を提供する。
【解決手段】ECU5は、エンジン回転速度センサ6およびアクセル開度センサ27からの情報に基づいてコンプレッサ3がサージング状態になると判定すると、バイパス弁17を開き、EGR弁4bを開き、かつ、吸気絞り弁24を閉じる。その後、エンジン回転速度センサ6およびアクセル開度センサ27からの情報に基づいてコンプレッサ3のサージング状態が終了したと判定すると、バイパス弁17を閉じ、EGR弁4bを閉じ、かつ、吸気絞り弁24を開く。
【選択図】図1

Description

本発明は、ターボ式過給機付き内燃機関およびその制御方法に関し、更に詳しくは、エアクリーナやセンサを汚染劣化させることなく、過給機のコンプレッサのサージングを防止することが可能なターボ式過給機付き内燃機関およびその制御方法に関する。
ターボ式過給機付きエンジンを搭載した車両においては、その走行状態が特に減速状態にある時、過給機のコンプレッサにより過給された空気が吸気通路内に残ってしまうことがある。この過給された空気は、ピストンの吸排気行程により吸気通路から排気通路に移動することになるが、減速状態ではエンジンの回転速度が低下しており、ピストンの吸排気行程による空気の移動量は低下することになる。その結果、排気通路に移動しきれなかった空気の一部が吸気通路内に残ってしまい、かつ、その時の空気流量とのバランスにより、過給機の作動点がコンプレッサのサージングラインを超えてサージングを引き起こす。サージングが発生すると、圧縮された空気のコンプレッサへの吹き返しを引き起こし、コンプレッサは振動や熱で破損する虞がある。また、このサージングに起因する脈動波が騒音となって車内の居住性を損なう。
図4は、コンプレッサ内の吸気流量と入出口の圧力比との関係を示している。一点鎖線は、サージラインであり、このラインより左側でサージングが発生する。破線はEGR弁を全開とする従来の車両が減速しているときの推移を示している。この場合、吸気通路にブースト圧が残っているため、コンプレッサの出口側の吸気圧力が高く、吸気流量は、サージングラインを超えて減少してしまう。実線はサージング無しの場合の推移を示している。
図5は、上記したサージングを防止するための従来のターボ式過給機付きエンジン50の一例を示している。過給機51のコンプレッサ52の上流側の吸気管53と下流側の吸気管54とを連通するバイパス管55と、このバイパス管55を開閉するバイパス弁56と、サージングの発生を検出する手段とを備えたターボ式過給機付きエンジン50において、サージングが発生すると判断された時に、バイパス弁56を開いて、下流側の吸気管54の圧縮空気をバイパス管55から上流側の吸気管53に逃がし、サージングの発生を防止する。なお、符号57はエンジン本体、58はMAF(Mass Air Flow)センサ、59はエアクリーナ、60はEGR弁、61はEGRクーラである(例えば特許文献1参照)。
しかし、サージングの発生を防止するための構成を、低圧EGRシステムを備えたターボ式過給機付きエンジンに適用した場合、以下の問題がある。
図6は、そのターボ式過給機付きエンジン70の構成図を示している。過給機71のタービン71aの下流側の排気管72と、過給機71のコンプレッサ71bの上流側の吸気管73との間には、低圧EGRシステム74が設置されている。低圧EGRシステム74は、排気管72と吸気管73とを接続するEGR管74aと、その開閉を行うEGR弁74bと、EGRクーラ74cが配置されている。
過給機71のコンプレッサ71bの下流側の吸気管75と、上流側の吸気管73は、バイパス管77を介して接続されている。バイパス管77にはバイパス弁78が設置されている。下流側の吸気管75は、インタークーラ79を介して吸気管80に接続され、エンジン本体81に接続される。上流側の吸気管73には、下流側から順に、吸気絞り弁82、MAFセンサ83およびエアクリーナ84が設置されている。
コンプレッサ71bの上流の吸気管73には、エアクリーナ84で塵等が除去された清浄な空気だけではなく、ブローバイガスBGやEGRガスのように異物を含有するガスも含まれている。ブローバイガスは、エンジン本体81からオイルセパレータ85を介して吸気管73に流入するガスであり、微量のオイルミストや金属粉を含有する。EGRガスは、排気管72から低圧EGRシステム74を通過して吸気管73に流入するガスであり、微量な煤や未燃ガスを含有する。
図6の構成では、サージングの発生を防止するために、過給機71のコンプレッサ71bの上流側の吸気管73と下流側の吸気管75とを連通するバイパス管77をバイパス弁78により開くことで、下流側の吸気管75内の圧縮空気を、上流側の吸気管73内に逃がすようにしている。しかし、この際、上記したブローバイガスBGおよびEGRガスを含む空気が、上流側の吸気管73の上流のMAFセンサ83およびエアクリーナ84に逆流することになる。このサージングの防止動作が断続的に行われることにより、MAFセンサ83とエアクリーナ84とはオイルミスト等のような異物を含有する空気に断続的に晒される。その結果、エアクリーナ84では目詰まりが発生し、圧力損失の増加、ひいては耐久年数の低下を招く。一方、MAFセンサ83では、汚染劣化を引き起こす。MAFセンサ83の検出情報は燃料噴射量の基本値を算出するために使用されるので汚染劣化によりMAFセンサ83に不具合が生じたときの影響は極めて大きく、最終的にエンジンの性能低下を招く。
なお、例えば特許文献2には、車両が減速していると判断したときに、吸気通路の吸気の一部をEGR通路から排気通路に流すことによって、吸気通路の吸気圧力を下げてサージングを防止する技術が開示されている。
特開平5−280361号公報 特開2004−360525号公報
本発明の目的は、エアクリーナやセンサを汚染劣化させることなく、過給機のコンプレッサのサージングを防止することが可能なターボ式過給機付き内燃機関およびその制御方法を提供することにある。
上記の目的を達成するための本発明のターボ式過給機付き内燃機関は、過給機のコンプレッサの下流側の吸気管と上流側の吸気管とをバイパス弁を介して接続するバイパス管と、前記過給機のタービンの下流側の排気管と前記コンプレッサの上流側の吸気管とをERG弁を介して接続するEGR管と、前記コンプレッサの上流側の吸気管において、前記EGR管の接続部より上流側に設けられた吸気絞り弁と、前記コンプレッサのサージング状態を検出するサージング検出手段と、前記サージング検出手段からの情報に基づいて前記バイパス弁、前記EGR弁および前記吸気絞り弁を制御する制御手段とを備え、前記制御手段は、前記サージング検出手段からの情報に基づいて前記コンプレッサがサージング状態になると判定すると、前記バイパス弁と前記EGR弁とを開き、かつ、前記吸気絞り弁を閉じ、前記サージング検出手段からの情報に基づいて前記コンプレッサのサージング状態が終了したと判定すると、前記バイパス弁と前記EGR弁とを閉じ、かつ、前記吸気絞り弁を開く制御を行うものである。
また、上記のターボ式過給機付き内燃機関において、前記サージング検出手段は、エンジン回転速度を検出するエンジン回転速度検出手段と、アクセル開度を検出するアクセル開度検出手段とを有しており、前記制御手段は、前記エンジン回転速度検出手段により検出されたエンジン回転速度が予め設定された値の範囲にあって、前記アクセル開度検出手段によって検出されたアクセル開度がゼロのときに、前記過給機のコンプレッサがサージング状態であると判定するものである。
また、上記の目的を達成するための本発明のターボ式過給機付き内燃機関の制御方法は、過給機のコンプレッサの下流側の吸気管と上流側の吸気管とをバイパス弁を介して接続するバイパス管と、前記過給機のタービンの下流側の排気管と前記コンプレッサの上流側の吸気管とをERG弁を介して接続するEGR管と、前記コンプレッサの上流側の吸気管において、前記EGR管の接続部より上流側に設けられた吸気絞り弁と、前記コンプレッサのサージング状態を検出するサージング検出手段と、前記サージング検出手段からの情報に基づいて前記バイパス弁、前記EGR弁および前記吸気絞り弁を制御する制御手段とを備え、前記サージング検出手段からの情報に基づいて前記コンプレッサがサージング状態になるか否かを判定するステップと、前記サージング状態になると判定すると、前記バイパス弁と前記EGR弁とを開き、かつ、前記吸気絞り弁を閉じるステップと、前記サージング検出手段からの情報に基づいて前記コンプレッサのサージング状態が終了したと判定すると、前記バイパス弁と前記EGR弁とを閉じ、かつ、前記吸気絞り弁を開くステップとを有するものである。
また、上記のターボ式過給機付き内燃機関の制御方法において、前記サージング検出手段は、エンジン回転速度を検出するエンジン回転速度検出手段と、アクセル開度を検出するアクセル開度検出手段とを有しており、前記制御手段は、前記エンジン回転速度検出手段により検出されたエンジン回転速度が予め設定された値の範囲にあって、前記アクセル開度検出手段によって検出されたアクセル開度がゼロのときに、前記過給機のコンプレッサがサージング状態であると判定するものである。
本発明によれば、過給機のコンプレッサがサージング状態になると、バイパス弁を開くことにより、コンプレッサの下流の圧縮空気をコンプレッサの上流に逃がすことができるので、コンプレッサのサージングを防止できる。また、このとき、バイパス弁を開くとともに、吸気絞り弁を閉じ、かつ、EGR弁を開くことにより、コンプレッサで圧縮された空気をEGR管から排気管に流すことができ、吸気絞り弁の上流のエアクリーナやセンサが、オイルミスト、煤および未燃ガス等のような異物を含有する空気に晒されるのを防止することができるので、エアクリーナやセンサの汚染劣化を防止することができる。したがって、エアクリーナやセンサを汚染劣化させることなく、過給機のコンプレッサのサージングを防止することができる。
本発明の実施の形態のターボ式過給機付きエンジンの構成図である。 図1のターボ式過給機付きエンジンのサージング制御のフローチャートを示す図である。 サージング解消時の空気の流れを示した過給機付きエンジンの構成図である。 コンプレッサ内の吸気流量と入出口の圧力比との関係を示すグラフ図である。 サージングを防止するための従来のターボ式過給機付きエンジンの構成図である。 低圧EGRシステムを備えたターボ式過給機付きエンジンの構成図である。
以下、本発明の実施の形態のターボ式過給機付き内燃機関およびその制御方法について添付の図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は本実施の形態のターボ式過給機付きエンジンの構成図である。なお、破線矢印は信号の流れる方向を示している。
本実施の形態のエンジン(内燃機関)1は、エンジン本体2と、ターボ式過給機(以下、単に過給機という)3と、低圧EGR(排気再循環:Exhaust Gas Recirculation)システム4と、ECU(制御手段:Engine Control Unit)5とを有している。
エンジン本体2は、例えばディーゼルエンジンのような、圧縮されて高温になった空気に燃料を吹き込んだ時に起こる自己発火をもとにした膨張でピストンを押し出すエンジンである。ただし、火花点火式のガソリンエンジンに適用することもできる。
このエンジン本体2には、エンジン本体2の回転速度を検出するエンジン回転速度センサ(サージング検出手段、内燃機関回転速度検出手段)6が設置されている。このエンジン回転速度センサ6は、ECU5に電気的に接続されており、検出信号をECU5に送信する。なお、符号7は排気マニホールド、符号8は吸気マニホールドを示している。
過給機3は、タービン3aとコンプレッサ3bとを有している。このタービン3aとコンプレッサ3bは、一本の軸の両端に複数枚の羽根を設けることで一体的に形成されており、エンジン本体2からの排気ガスによりタービン3aが駆動すると、その駆動力にコンプレッサ3bが連動することにより圧縮した空気をエンジン本体2に送り込む。
過給機3のタービン3a側の入口は、上流側の排気管10aを通じて排気マニホールド7に接続され、さらにエンジン本体2の燃焼室に接続されている。また、過給機3のタービン3a側の出口は、下流側の排気管10bに接続されている。排気管10bの途中位置には、後処理装置11が設置されている。この後処理装置11は、エンジン本体2の燃焼室内で生成され排出される有害成分を排気系で無害化する装置である。矢印Aeは排気ガスの流れを示している。
過給機3のコンプレッサ3b側の入口は、上流側の吸気管15aに接続されている。過給機3のコンプレッサ3b側の出口は、下流側の吸気管15bを通じてインタークーラ16に接続され、さらに吸気管15cを介して吸気マニホールド8に接続され、エンジン本体2の燃焼室に接続されている。矢印Aは吸気ガスの流れを示している。
過給機3のコンプレッサ3bの上流側の吸気管15aと、下流側の吸気管15bとは、バイパス弁17を介してバイパス管18により接続されている。このバイパス管18は、コンプレッサ3bの上流側の吸気管15aと、下流側の吸気管15bとを、コンプレッサ3bを介さずに接続する配管である。バイパス弁17は、バイパス管18を開閉する弁であり、ECU5に電気的に接続され、その開閉動作がECU5により制御される。
上記した低圧EGRシステム4は、燃焼後の排気ガスの一部を吸気側へ導き吸入空気と混ぜるシステムであり、これにより主として排気ガスの窒素酸化物(NOx)の低減等が可能となっている。EGRシステム4は、EGR管4aと、EGR弁4bと、EGRクーラ4cとを有している。
EGR管4aは、過給機3のタービン3aの下流側の排気管10bと、過給機3のコンプレッサ3bの上流側の吸気管15aとを接続する配管である。EGR管4aと排気管10bとの接続位置は、排気管10bにおいて後処理装置11の設置位置よりも下流部分である。また、EGR管4aと吸気管15aとの接続位置は、吸気管15aにおいてバイパス管18の接続位置よりも上流部分である。EGR弁4bは、EGR管4aの開閉制御を行う弁であり、EGR管4aの途中位置に設置されている。EGR弁4bは、ECU5に電気的に接続されており、その開閉動作がECU5によって制御される。EGRクーラ4cは、EGR管4a中に流れる排気ガスの温度を下げる装置であり、EGR弁4bと排気管10bとの間に設置されている。
エンジン本体2のクランクケースと、過給機3のコンプレッサ3bの上流側の吸気管15aとは、ブローバイガス管20により接続されている。ブローバイガス管20と吸気管15aとの接続位置は、吸気管15aにおいてEGR管4aの接続位置よりも上流部分である。矢印Abはブローバイガスの流れを示している。
ブローバイガス管20の途中位置には、オイルセパレータ21が設置されている。オイルセパレータ21は、エンジン本体2のクランクケース等から漏れたブローバイガスを吸気管15aに戻す前に、ブローバイガスに含有されるオイル分を分離して回収する装置である。
過給機3のコンプレッサ3bの上流側の吸気管15aにおいて、ブローバイガス管20の接続位置よりもさらに上流には、吸気絞り弁24が設置されている。吸気絞り弁24は、吸気管15aの開閉および吸気量の調整を行う弁である。吸気絞り弁24は、ECU5に電気的に接続されており、その開閉動作および吸気絞り動作が制御される。
吸気管15aにおいて、吸気絞り弁24のさらに上流には、MAF(Mass Air Flow)センサ25が設置されている。このMAFセンサ25は、吸気管15a内に流れる吸入空気の通過量(新気量)を検出する空気量(吸気量)センサである。エンジン本体2には、吸入空気量に見合った燃料を供給する必要があり、また、要求する燃料の量は、エンジン本体2の運転状態によって異なるので、MAFセンサ25により、エンジン本体2の運転状態に見合った空燃比になるように吸入空気量を検出する。このMAFセンサ25で検出された情報は、燃料噴射量の基本値を算出するために使用されるので不具合が生じたときの影響が極めて大きい。MAFセンサ25に不具合が生じると、例えば加速不良、全体的な出力不足、減速停止時および再始動時のエンストの発生等、正常な走行に支障をきたす故障を引き起こす場合が多く、最終的にエンジン1の性能低下を招く。
吸気管15aにおいて、MAFセンサ25のさらに上流には、エアクリーナ26が設置されている。このエアクリーナ26により空気中の微細な異物が取り除かれ清浄な空気がエンジン本体2に供給される。エアクリーナ26は、エンジン本体2の状態を大きく左右する重要な要素であり、エアクリーナ26に目詰まりが生じ空気の流れが悪くなると燃費の悪化、始動性の低下、アイドリングの安定性の低下が生じる。また、空気を吸い込む際の抵抗が増すことで、エンジン本体2の負担も大きくなり、エンジン本体2の寿命を縮める。
ECU5は、エンジン運転における電気的な制御を統合的に行うためのマイクロコントローラである。ECU5は、エンジン回転速度センサ6およびアクセル開度センサ(サージング検出手段、アクセル開度検出手段)27からの情報に基づいて、コンプレッサ3bがサージング状態になると判定すると、バイパス弁17およびEGR弁4bを開き、かつ、吸気絞り弁24を閉じるように指令する。また、ECU5は、エンジン回転速度センサ6およびアクセル開度センサ27からの情報に基づいて、コンプレッサ3bのサージング状態が終了したと判定すると、バイパス弁17およびEGR弁4bを閉じ、かつ、吸気絞り弁4bを開くように指令する。
ECU5は、エンジン回転速度センサ6により検出されたエンジン回転速度が予め決められた値の範囲(エンジン回転速度が、例えば500rpm以上、2000rpm以下)であって、アクセル開度センサ27によって検出されたアクセル開度がゼロのときに、車両が減速状態であると判定し、過給機3のコンプレッサ3bがサージング状態になると判定する。車両の減速状態は、エンジン回転速度の変化に基づき判定しても良いし、車両の車速を検出する車速センサを設け、その車速センサにより検出された車速の変化に基づいて判定しても良い。
次に、本実施の形態の過給機付きエンジンの制御方法について図2および図3を参照しながら説明する。図2は図1の過給機付きエンジンのサージング制御のフローチャートを示す図、図3はサージング解消時の空気の流れを示した過給機付きエンジンの構成図である。
まず、図2のステップ100に示すように、車両走行時において、ECU5は、エンジン回転速度センサ6およびアクセル開度センサ27からの情報に基づいてコンプレッサ3bがサージング状態に陥るか否かを判定する。
ここで、サージング状態に陥ると判定すると、図2のステップ101および図3に示すように、バイパス弁17を開き、コンプレッサ3bの下流側の吸気管15b内の圧縮空気A1をバイパス管18からコンプレッサ3bの上流側の吸気管15a内に逃がす。これにより、コンプレッサ3bの出口側の吸気管15b内の圧力を下げることができるので、コンプレッサ3bのサージングを防止することができる。このため、サージングに起因して圧縮空気A1がコンプレッサ3b側に吹き返し、コンプレッサ3bが振動や熱で破損してしまう不具合を回避することができるので、過給機3の耐久性能を向上させることができる。また、サージングに起因する脈動波を防止できるので、車両内の騒音を低減でき、車両内の居住性を向上させることができる。
この時、MAFセンサ25およびエアクリーナ26よりも下流に配置された吸気絞り弁24を閉じ、かつ、EGR弁4bを開くことで、吸気管15bから吸気管15aに逃がした圧縮空気A1を、MAFセンサ25、エアクリーナ26およびブローバイガス管20の接続位置よりも下流のEGR管4aを通じて排気管10bに流す。
これにより、吸気管15bから吸気管15aに逃がした圧縮空気A1が、EGR管4aを通じて吸気管15aに流れた排気ガス(煤や未燃ガスを含有)やブローバイガス管20を通じて吸気管15aに流れたブローバイガス(オイルミストを含有)をMAFセンサ25およびエアクリーナ26側に逆流させてしまうことがないようにすることができる。また、ブローバイガスや排気ガスがMAFセンサ25やエアクリーナ26側に逆流してきたとしても、この間、吸気絞り弁24が閉じており、それに遮られるので、ブローバイガスや排気ガスがMAFセンサ25およびエアクリーナ26に直接触れることもない。すなわち、吸気絞り弁24の上流のMAFセンサ25やエアクリーナ26が、オイルミスト、煤および未燃ガス等を含んだ空気に晒されるのを防止することができる。このため、MAFセンサ25やエアクリーナ26の汚染劣化を防止することができる。
このため、MAFセンサ25の不具合による加速不良、全体的な出力不足、減速停止時や再始動時のエンストの発生等、正常な走行に支障をきたすような故障の発生を低減できる。また、エアクリーナ26の目詰まりを低減または防止できるので、エアクリーナ26の目詰まりに起因する燃費の悪化、始動性の低下、アイドリングの不安定を回避でき、また、吸気抵抗の増大に起因するエンジン本体2の負担を低減できる。したがって、エンジン1の性能低下を回避することができる。
ここで、過給機3のコンプレッサ3bがサージング状態になると判定するのは、車両が減速状態の時であり、具体的にはエンジン回転速度センサ6により検出されたエンジン回転速度が、例えば500rpm以上、2000rpm以下であって、アクセル開度センサ27によって検出されたアクセル開度がゼロのときである。このため、このときに吸気管15aの吸気絞り弁24を閉じても問題となることもない。なお、エンジン回転速度が500rpmより下である場合は、エンジン本体2がアイドリング運転であり、車両が停止していると見なせるので、車両が減速しているとは判定しない。
その後、図2のステップ102に示すように、エンジン回転速度センサ6およびアクセル開度センサ27からの情報に基づいてコンプレッサ3bのサージング状態が終了したか否かを判定する。
ここで、サージング状態が終了したと判定すると、図2のステップ103に示すように、バイパス弁17を閉じ、EGR弁4bを閉じ、かつ、吸気絞り弁24を開く。
このように本実施の形態の過給機付きエンジンおよびその制御方法によれば、コンプレッサ3bのサージングを防止することができるので、過給機3の耐久性能を向上させることができる。また、低圧EGRシステム4と組み合わせることにより、新規の装置を追加することなく、従来技術では成し得なかったMAFセンサ25とエアクリーナ26の汚染劣化を防止することができる。
本発明のターボ式過給機付き内燃機関およびその制御方法は、エアクリーナやセンサを汚染劣化させることなく、過給機のコンプレッサのサージングを防止することができるので、自動車等に搭載されるターボ式過給機付き内燃機関およびその制御方法に利用できる。
1 エンジン(内燃機関)
2 エンジン本体
3 ターボ式過給機
3a タービン
3b コンプレッサ
4 低圧EGRシステム
5 ECU(制御手段)
6 エンジン回転速度センサ(サージング検出手段、内燃機関回転速度検出手段)
10a 排気管
10b 排気管
15a 吸気管
15b 吸気管
15c 吸気管
17 バイパス弁
18 バイパス管
24 吸気絞り弁
25 MAFセンサ
26 エアクリーナ
27 アクセル開度センサ(サージング検出手段、アクセル開度検出手段)

Claims (4)

  1. ターボ式過給機付き内燃機関において、
    過給機のコンプレッサの下流側の吸気管と上流側の吸気管とをバイパス弁を介して接続するバイパス管と、
    前記過給機のタービンの下流側の排気管と前記コンプレッサの上流側の吸気管とをERG弁を介して接続するEGR管と、
    前記コンプレッサの上流側の吸気管において、前記EGR管の接続部より上流側に設けられた吸気絞り弁と、
    前記コンプレッサのサージング状態を検出するサージング検出手段と、
    前記サージング検出手段からの情報に基づいて前記バイパス弁、前記EGR弁および前記吸気絞り弁を制御する制御手段とを備え、
    前記制御手段は、
    前記サージング検出手段からの情報に基づいて前記コンプレッサがサージング状態になると判定すると、前記バイパス弁と前記EGR弁とを開き、かつ、前記吸気絞り弁を閉じ、
    前記サージング検出手段からの情報に基づいて前記コンプレッサのサージング状態が終了したと判定すると、前記バイパス弁と前記EGR弁とを閉じ、かつ、前記吸気絞り弁を開く制御を行うターボ式過給機付き内燃機関。
  2. 前記サージング検出手段は、エンジン回転速度を検出するエンジン回転速度検出手段と、アクセル開度を検出するアクセル開度検出手段とを有しており、
    前記制御手段は、前記エンジン回転速度検出手段により検出されたエンジン回転速度が予め設定された値の範囲にあって、前記アクセル開度検出手段によって検出されたアクセル開度がゼロのときに、前記過給機のコンプレッサがサージング状態であると判定する請求項1記載のターボ式過給機付き内燃機関。
  3. ターボ式過給機付き内燃機関の制御方法において、
    過給機のコンプレッサの下流側の吸気管と上流側の吸気管とをバイパス弁を介して接続するバイパス管と、
    前記過給機のタービンの下流側の排気管と前記コンプレッサの上流側の吸気管とをERG弁を介して接続するEGR管と、
    前記コンプレッサの上流側の吸気管において、前記EGR管の接続部より上流側に設けられた吸気絞り弁と、
    前記コンプレッサのサージング状態を検出するサージング検出手段と、
    前記サージング検出手段からの情報に基づいて前記バイパス弁、前記EGR弁および前記吸気絞り弁を制御する制御手段とを備え、
    前記サージング検出手段からの情報に基づいて前記コンプレッサがサージング状態になるか否かを判定するステップと、
    前記サージング状態になると判定すると、前記バイパス弁と前記EGR弁とを開き、かつ、前記吸気絞り弁を閉じるステップと、
    前記サージング検出手段からの情報に基づいて前記コンプレッサのサージング状態が終了したと判定すると、前記バイパス弁と前記EGR弁とを閉じ、かつ、前記吸気絞り弁を開くステップとを有するターボ式過給機付き内燃機関の制御方法。
  4. 前記サージング検出手段は、エンジン回転速度を検出するエンジン回転速度検出手段と、アクセル開度を検出するアクセル開度検出手段とを有しており、
    前記制御手段は、前記エンジン回転速度検出手段により検出されたエンジン回転速度が予め設定された値の範囲にあって、前記アクセル開度検出手段によって検出されたアクセル開度がゼロのときに、前記過給機のコンプレッサがサージング状態であると判定する請求項3記載のターボ式過給機付き内燃機関の制御方法。
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