JP2010263970A - Bicycle shoe - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、靴、特に、自転車のペダルと共に使用するためのクリートを固定可能な自転車用靴に関する。 The present invention relates to a shoe, and more particularly to a bicycle shoe capable of securing a cleat for use with a bicycle pedal.
自転車用の靴には、自転車のペダルと共に使用するためのクリートを固定可能なものが従来知られている。クリートは、ペダルに設けられたビンディングに着脱自在に係止可能である。従来の自転車用靴は、足の甲を覆うアッパー部と、アッパー部に固定された靴底部と、を備えている。靴底部には、クリートを固定するためのねじ孔を有するクリート固定部が装着されている。 2. Description of the Related Art Conventionally, bicycle shoes that can fix cleats for use with bicycle pedals are known. The cleat can be detachably locked to a binding provided on the pedal. A conventional bicycle shoe includes an upper portion that covers an instep and a shoe bottom portion that is fixed to the upper portion. A cleat fixing part having a screw hole for fixing the cleat is attached to the shoe sole.
この種の自転車用靴、特にマウンテンバイク用の靴において、ライダーの歩行を行いやすくするために、クリートが靴底より飛び出さないようにしたものが従来知られている（例えば、特許文献１参照）。従来の自転車用靴は、クリートを収納可能なクリート収納部を靴底部に形成している。これにより、歩行時にクリートが接地面に接触しなくなり、クリートを装着しても、ライダーが歩行しやすくなる。クリート収納部の後方は概ね平坦な面で構成されている。 2. Description of the Related Art Conventionally, in this type of bicycle shoe, in particular, a mountain bike shoe, a cleat is prevented from jumping out of the shoe sole in order to facilitate the rider's walking (see, for example, Patent Document 1). ). A conventional bicycle shoe has a cleat housing part in the shoe sole that can accommodate cleats. Thereby, the cleat does not come into contact with the ground contact surface during walking, and the rider can easily walk even if the cleat is attached. The rear side of the cleat storage part is constituted by a generally flat surface.
デュアルスラローム、ダウンヒル及びクロスカントリなどのマウンテンバイクのレースでは、ライダーは、ビンディングからクリートを外し、靴をペダルの踏み面に載せて走行することがある。例えば、連続するコーナーを走行する際には、ビンディングからクリートを外してカーブに合わせて足を出すときがある。このような場合、前記従来の自転車用靴では、クリート固定部の後部が概ね平坦であるため、クリートをペダルから外すと、走行路の凹凸による振動により、靴がペダルの外側に脱落することがある。 In mountain bike races such as dual slalom, downhill and cross country, riders may remove cleats from their bindings and put their shoes on the pedal treads. For example, when running on consecutive corners, the cleats may be removed from the binding and the feet may be stepped along a curve. In such a case, in the conventional bicycle shoe, since the rear portion of the cleat fixing portion is substantially flat, if the cleat is removed from the pedal, the shoe may fall out of the pedal due to vibration caused by unevenness of the running path. is there.
本発明の課題は、クリートを固定可能な自転車用靴において、クリートをペダルに係止しなくてもペダルから靴が容易に脱落するのを防止することにある。 An object of the present invention is to prevent a shoe from being easily detached from a pedal in a bicycle shoe capable of fixing a cleat without locking the cleat to the pedal.
発明１に係る自転車用靴は、自転車のペダルと共に使用するためのクリートを固定可能な靴である。自転車用靴は、アッパー部と、靴底部と、クリート固定部と、靴脱落防止部と、を備えている。アッパー部は、足の甲を覆う。靴底部は、アッパー部に固定されている。クリート固定部は、靴底部に設けられクリートを固定可能である。靴脱落防止部は、靴底部のクリート固定部の後方に凹んで形成されている。 The bicycle shoe according to the first aspect of the present invention is a shoe capable of fixing a cleat for use with a bicycle pedal. The bicycle shoe includes an upper portion, a shoe bottom portion, a cleat fixing portion, and a shoe dropout prevention portion. The upper part covers the instep. The shoe sole part is fixed to the upper part. The cleat fixing part is provided on the shoe bottom part and can fix the cleat. The shoe dropout prevention part is formed to be recessed behind the cleat fixing part of the shoe bottom part.
この自転車用靴では、通常はクリートをペダルに係止させる。クリートをペダルから外してペダルに靴底部を載せるときには、クリート固定部の後方に靴をずらす。すると、クリート固定部の後方に凹んで形成された靴脱落防止部がペダルに配置される。靴脱落防止部をペダルに配置すると、凹んで形成れた靴脱落防止部の縁部がペダルに引っ掛かる。このため、クリートをペダルに係止しなくても、ペダルが左右に移動しにくくなり、ペダルから靴が容易に脱落するのを防止できる。 In this bicycle shoe, the cleat is usually locked to a pedal. When removing the cleat from the pedal and placing the shoe sole on the pedal, slide the shoe behind the cleat fixing part. Then, the shoe drop-off prevention part formed by being recessed behind the cleat fixing part is arranged on the pedal. When the shoe drop-off prevention part is arranged on the pedal, the edge of the shoe drop-off prevention part formed in a concave shape is caught on the pedal. For this reason, even if it does not latch a cleat to a pedal, it becomes difficult for a pedal to move to right and left, and it can prevent that shoes fall off from a pedal easily.
発明２に係る自転車用靴と、発明１に記載の靴において、靴底部は、クリート固定部を含むように形成され、クリートが底面から突出しないようにクリートを収納可能なクリート収納部を有し、脱落防止部は、クリート収納部と連続して形成されている。 In the bicycle shoe according to the invention 2 and the shoe of the invention 1, the shoe bottom part is formed so as to include a cleat fixing part, and has a cleat storage part capable of storing the cleat so that the cleat does not protrude from the bottom surface. The drop-off prevention part is formed continuously with the cleat storage part.
この場合には、靴をクリート固定部から後方にずらす際に邪魔な凹凸が生じないので、靴をスムーズに移動させることができる。 In this case, when the shoe is shifted backward from the cleat fixing part, no disturbing irregularities are generated, so that the shoe can be moved smoothly.
本発明によれば、靴脱落防止部をペダルに配置すると、凹んで形成された靴脱落防止部の縁部がペダルに引っ掛かる。このため、クリートをペダルに係止しなくても、ペダルが左右に移動しにくくなり、ペダルから靴が容易に脱落するのを防止できる。 According to the present invention, when the shoe drop-off prevention portion is disposed on the pedal, the edge portion of the shoe drop-off prevention portion formed in a concave shape is caught on the pedal. For this reason, even if it does not latch a cleat to a pedal, it becomes difficult for a pedal to move to right and left, and it can prevent that shoes fall off from a pedal easily.
図１から図３において、本発明の一実施形態による自転車用靴１０は、ビンディングを有するペダルＰＤと共に使用するためのクリート４０を固定可能な靴である。自転車用靴１０は、足の甲を覆うアッパー部１２と、アッパー部１２に固定された靴底部１４とを備えている。また、自転車用靴１０は、靴底部１４から突出するスパイク１６と、靴底部１４に設けられスパイク１６を固定するスパイク固定部１８と、クリート４０を固定するためのクリート固定部２０と、を備えている。
1 to 3, a
アッパー部１２は、通気性を有する布地と合成皮革とを用いて構成されている。アッパー部１２には、面ファスナで足の甲を締め付け可能な、複数（例えば３本）の締め付けベルト２２ａ，２２ｂ，２２ｃが装着されている。アッパー部１２は、図４に示すように、靴底部１４の後述する下ソール部２４と上ソール部２６との隙間に挿入されて下ソール部２４及び上ソール部２６に接着剤により固定されている。
靴底部１４は、図４及び図５に示すように、アッパー部１２に固定された下ソール部２４と、上ソール部２６と、中間ソール部２８と、敷き皮２９と、を有している。
As shown in FIGS. 4 and 5, the
下ソール部２４は、例えば合成ゴム等の弾性体製の部材である。下ソール部２４は、図３から図６に示すように、下面にクリート４０を収納可能なクリート収納部２４ａと、ペダルＰＤから自転車用靴１０が脱落するのを防止する靴脱落防止部２４ｂと、を有している。また、つま先側にスパイク１６が貫通するスパイク貫通孔２４ｃが形成されている。下ソール部２４は、上面に中間ソール部２８を収納可能な収納凹部２４ｄを有している。収納凹部２４ｄは、中間ソール部２８の厚みと実質的に同じ長さ凹んで形成されている。これにより、中間ソール部２８の上面と下ソール部２４の上面とが実質的に面一となる。
The lower
クリート収納部２４ａは、クリート固定部２０を含むように凹んで形成されている。クリート収納部２４ａは、クリート固定部２０に固定されたクリート４０を底面から突出しないように収納可能であり、この実施形態では、下ソール部２４の上下面を貫通して形成されている。靴脱落防止部２４ｂは、クリート固定部２０の後方に凹んで形成されている。靴脱落防止部２４ｂは、クリート収納部２４ａと連続して形成されており、後方に行くに従い先細りに形成されている。したがって、この実施形態では、靴脱落防止部２４ｂは下ソール部２４を貫通していない。
The
上ソール部２６は、図４，図５及び図７に示すように、下ソール部２４の上方に、足底に対向して配置される部材である。上ソール部２６は、例えばポリアミド樹脂等の比較的硬質な合成樹脂製の部材である。上ソール部２６は、下ソール部２４より僅かに小さい外形を有している。上ソール部２６は、上面にクリート４０を固定するためのボルト部材４２がねじ込まれる雌ねじを有するナット部材４４を配置するための概ね矩形の配置凹部２６ａを有している。配置凹部２６ａには、クリート固定部２０を構成する２本のスリット２０ａ，２０ｂが前後方向に沿って形成されている。スリット２０ａ，２０ｂには、ナット部材４４が装着されている。これにより、クリート４０の装着位置を前後方向に調整できる。
As shown in FIGS. 4, 5, and 7, the upper
ナット部材４４は、図４に示すように、第１スリット２０ａ，２０ｂ及び後述する第２スリット２０ｃ，２０ｄに嵌合する２つのナット部４４ａと、２つのナット部４４ａが両端に配置されたプレート部４４ｂと、を有している。また、上ソール部２６は、下面に中間ソール部２８に密着する密着凸部２６ｂを有している。密着凸部２６ｂは、中間ソール部２８の外形と実質的に同じ形状に突出して形成されている。このため、上ソール部２６と下ソール部２４との間には、密着凸部２６ｂの周囲に隙間３０（図４）が形成される。この隙間３０に前述したようにアッパー部１２が挿入されて固定される。
As shown in FIG. 4, the
中間ソール部２８は、図４，図５及び図８に示すように、下ソール部２４と上ソール部２６との間に配置されている。具体的には、下ソール部２４に形成された収納凹部２４ｄに配置されている。中間ソール部２８は、例えば、ポリアミド樹脂にガラス繊維を混入させたガラス繊維強化樹脂製であり、上ソール部２６より硬質で機械的強度が高くなっている。中間ソール部２８の前部（つま先側）には、間隔を隔てて一体形成された２つのスパイク固定部１８が形成されている。スパイク固定部１８は、筒状であり、その内周面にスパイク固定用の雌ねじ部１８ａが形成されている。スパイク固定部１８は、前下方に向かって斜めに形成されている。中間ソール部２８のスリット２０ａ，２０ｂに対向する位置には、クリート固定部２０を構成する第２スリット２０ｃ，２０ｄが形成されている。第２スリット２０ｃ，２０ｄは、第１スリット２０ａ，２０ｂより僅かに幅が狭い。中間ソール部２８と上ソール部２６とは、両者のいずれか一方から突出して形成された位置決め凸部及びいずれか他方に凹んで形成された位置決め凹部により位置決めされる。
As shown in FIGS. 4, 5, and 8, the intermediate
敷き皮２９は、例えば、上ソール部２６の上面に接着されており、足底にあわせて湾曲して形成されている。なお、敷き皮２９を上ソール部２６に接着しなくても良い。
For example, the covering 29 is bonded to the upper surface of the upper
スパイク１６は、図５に示すように、先端に金属製の鋲部１６ａが一体形成された合成樹脂製の部材である。スパイクの基端には、ねじ部１６ｂが形成されており、スパイク固定部１８の雌ねじ部１８ａにねじ込み固定される。
As shown in FIG. 5, the
スパイク固定部１８は、前述したように中間ソール部２８の先端に中間ソール部２８と一体形成されている。
As described above, the
クリート固定部２０は、前述したスリット２０ａ，２０ｂ及びスリット２０ｃ，２０ｄと、ボルト部材４２と、ナット部材４４と、を有している。クリート４０には、一面に長円形凹部４０ａが形成されており、長円形凹部４０ａには、長円形凹部４０ａより小径の長円形孔４０ｂが形成されている。長円形凹部４０ａには、２つの固定孔４６ａを有する長円形のワッシャ部材４６が装着されている。この固定孔４６ａを貫通して２本のボルト部材４２がナット部材４４にねじ込まれてクリート４０が自転車用靴１０に固定されている。また、このとき、上ソール部２６と中間ソール部２８とがボルト部材４２により締結される。
The
このように構成された自転車用靴１０では、靴底部１４が、下ソール部２４と、上ソール部２６と、中間ソール部２８の３つの部材で構成され、中間に配置された中間ソール部２８にスパイク固定部１８が設けられている。このため、スパイク１６に衝撃が作用しても、その衝撃が、中間ソール部２８から上ソール部２６を介して足底に伝わる。このため、衝撃が直接足底に伝達されなくなり、スパイク１６を装着しても足底に衝撃が伝わりにくくなる。
In the
また、クリート４０をペダルＰＤから外して自転車用靴１０を前方にずらし、図３に示すように、靴脱落防止部２４ｂをペダルＰＤに配置すると、凹んで形成された靴脱落防止部２４ｂの縁部がペダルＰＤに引っ掛かる。このため、クリート４０をペダルＰＤに係止しなくても、ペダルＰＤが左右に移動しにくくなり、ペダルＰＤから自転車用靴１０が容易に脱落するのを防止できる。
Further, when the
＜他の実施形態＞
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
<Other embodiments>
As mentioned above, although one Embodiment of this invention was described, this invention is not limited to the said embodiment, A various change is possible in the range which does not deviate from the summary of invention.
（ａ）前記実施形態では、靴底部を下ソール部２４と上ソール部２６と中間ソール部２８とで構成したが、靴底部の３つの部材を一体形成しても良い。また、上ソール部と中間ソール部とを一体形成しても良い。
(A) In the above-described embodiment, the shoe sole portion is configured by the lower
（ｂ）前記実施形態では、靴底部１４の下ソール部２４にクリート収納部２４ａを形成したが、クリート収納部を形成しなくても良い。
(B) In the above embodiment, the
１０ 自転車用靴
１２ アッパー部
１４ 靴底部
２０ クリート固定部
２４ａ クリート収納部
２４ｂ 靴脱落防止部
４０ クリート
ＰＤ ペダル
DESCRIPTION OF
Claims (2)
足の甲を覆うアッパー部と、
前記アッパー部に固定された靴底部と、
前記靴底部に設けられ前記クリートを固定可能なクリート固定部と、
前記靴底部の前記クリート固定部の後方に凹んで形成された靴脱落防止部と、
を備えた自転車用靴 A bicycle shoe capable of fixing cleats for use with a bicycle pedal,
An upper part covering the instep,
A shoe sole fixed to the upper portion;
A cleat fixing portion provided on the shoe sole and capable of fixing the cleat;
A shoe drop-off prevention part formed to be recessed behind the cleat fixing part of the shoe bottom part;
Bicycle shoes with
前記脱落防止部は、前記クリート収納部と連続して形成されている、請求項１に記載の自転車用靴。 The shoe sole portion is formed to be recessed so as to include the cleat fixing portion, and further includes a cleat storage portion capable of storing the cleat so that the cleat does not protrude from the bottom surface,
The bicycle shoe according to claim 1, wherein the drop-off prevention part is formed continuously with the cleat storage part.
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2009116145A JP2010263970A (en) | 2009-05-13 | 2009-05-13 | Bicycle shoe |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2009116145A JP2010263970A (en) | 2009-05-13 | 2009-05-13 | Bicycle shoe |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2010263970A true JP2010263970A (en) | 2010-11-25 |
Family
ID=43361523
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2009116145A Pending JP2010263970A (en) | 2009-05-13 | 2009-05-13 | Bicycle shoe |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2010263970A (en) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US10342285B2 (en) | 2015-02-26 | 2019-07-09 | Shimano Inc. | Bicycle shoe |
| CN111759048A (en) * | 2020-06-29 | 2020-10-13 | 海宁君润针织有限公司 | Shoes with lock |
-
2009
- 2009-05-13 JP JP2009116145A patent/JP2010263970A/en active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US10342285B2 (en) | 2015-02-26 | 2019-07-09 | Shimano Inc. | Bicycle shoe |
| CN111759048A (en) * | 2020-06-29 | 2020-10-13 | 海宁君润针织有限公司 | Shoes with lock |
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