JP2010263314A - 端子位置特定装置 - Google Patents

端子位置特定装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2010263314A
JP2010263314A JP2009111170A JP2009111170A JP2010263314A JP 2010263314 A JP2010263314 A JP 2010263314A JP 2009111170 A JP2009111170 A JP 2009111170A JP 2009111170 A JP2009111170 A JP 2009111170A JP 2010263314 A JP2010263314 A JP 2010263314A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
terminals
terminal
opening
row
specifying device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2009111170A
Other languages
English (en)
Inventor
Ryoji Nishioka
良治 西岡
Keizo Fujii
敬三 藤井
Hiroshi Moriwake
寛 森分
Shinya Watanabe
真也 渡▲辺▼
Sei Nishimoto
聖 西本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Chugoku Electric Power Co Inc
Original Assignee
Chugoku Electric Power Co Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Chugoku Electric Power Co Inc filed Critical Chugoku Electric Power Co Inc
Priority to JP2009111170A priority Critical patent/JP2010263314A/ja
Publication of JP2010263314A publication Critical patent/JP2010263314A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Structure Of Telephone Exchanges (AREA)

Abstract

【課題】端子板への付け替え作業を行うことなく、複数列の端子を列毎に特定し露出させる端子位置特定装置を提供する。
【解決手段】複数の通信装置と夫々接続される複数の第1端子が配列された第1端子面と、複数の第1端子と夫々電気的に接続される複数の第2端子が行方向及び列方向に配列された第2端子面とを有し、複数の通信装置同士を電気的に接続するべく、複数の第2端子の間を配線を介して接続する端子板の、第2端子面の全体に対して着脱可能に装着され、複数の第2端子を列毎に区画し、複数の第2端子を列毎に露出させる複数の開口を形成する複数の区画部材と、複数の開口を夫々選択的に開閉する複数の開閉部材と、を備えた端子位置特定装置。
【選択図】図1

Description

本発明は、端子位置特定装置に関する。
例えば電話機と交換機とを中継接続する端子板が知られており、その一例として、図6に例示される端子板50がある。同図の(a)は、端子板50の平面図であり、同図の(b)は、同端子板50のe−e’での断面図である。端子板50は、例えば矩形状の絶縁板20と、この絶縁板20を例えば表面から裏面にかけて貫通する複数の金属棒から構成される端子10、10’とを備えている。ここで、絶縁板20を境とする金属棒の一方側を端子10、他方側を端子10’としている。
図6(a)に例示されるように、複数の端子10、10’は、絶縁板20上に、例えば行方向及び列方向に規則的に配列され、端子10’には、電話機や交換機等の通信装置(不図示)が接続されている。例えば所定の電話回線を構成する通信装置と接続されている端子10’に対応する端子10の行方向及び列方向の位置を特定し、特定された端子10同士をジャンパ線200で接続することによって、この電話回線の接続や切り替え等を行うようになっている。一般に、このジャンパ線200を接続する作業(「ラッピング作業」と称する)は、列単位の端子10(つまり、或る列方向に配列される複数の端子10)に対して行われる。
ところで、複数の端子10から作業対象となる端子10の列を特定し、特定された列の端子10に対しラッピング作業を行なう場合、端子10の位置の誤認や端子10への工具の接触等が原因となって、作業対象の端子10及び作業対象以外の端子10の間や作業対象以外の端子10同士等を誤って電気的に接続してしまう虞がある。これは、回線疎通障害といった事故につながる虞がある。
このような事故を抑制するため、特許文献1では、作業対象以外の列の端子10を覆うことによって作業対象の端子10の列を特定するための手段が開示されている。この手段は、対向する一辺側が略直角に折り曲げられた一対の略矩形状のカバー部材であり、端子板50側に固定可能な固定部材が、各カバー部材の平板部分に対し折り曲げ部分と同じ側に突設されている。この対向する一対の折り曲げ部分が、作業対象の端子10の列と、同列に対し行方向両側に隣接する端子10の列とを仕切る機能を果たし、平板部分が、作業対象の端子10以外の端子を覆う機能を果たす。また、固定部材は、端子10同士の隙間に嵌まり込むことによって、カバー部材全体を端子板50に装着する機能を果たす。この手段を適用すれば、複数列の端子10から、作業対象の列の端子10を特定し露出させることができる。
一例として、図6に例示される7列目の端子10が作業対象であるとした場合、一方のカバー部材が1列目乃至6列目の端子10を覆うとともに、他方のカバー部材が8列目乃至15列目の端子10を覆うことによって、作業対象の端子10(7列目)のみが露出される。尚、同図では、各列からのジャンパ線200同士が絡まり合うことを防止するためのジャンパ線サポート30も例示されている。
特開2007−214617号公報
しかしながら、前述した手段であるカバー部材を端子板50に一旦装着すると、作業対象として他の端子10と隔離して露出できる端子10は1列のみ(例えば前述した7列目)であった。このため、作業対象となる端子10の列が複数である場合、或る列の作業が終了し次の列の作業を開始する都度、カバー部材を着脱する必要が生じたため、作業者に負担をかけるとともに作業時間を長くする原因となっていた。
尚、図7に例示されるように、例えば絶縁板20上の隣接する端子10の隙間に同端子10同士を隔離する隔離板60が立設された構成の端子板70に対しては、カバー部材を適用しようとしても、そもそも端子10同士の隙間に前述した固定部材を嵌め込むことができなかった。このため、カバー部材は、端子板70に装着することができないという問題があった。ここで、図7の(a)は、端子板70の平面図であり、同図の(b)は、同端子板70のf−f’での断面図である。尚、図6及び図7において、略同一の部材については同一の部材番号が使用されている。
本発明はかかる課題に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、端子板への付け替え作業を行うことなく、複数列の端子を列毎に特定し露出させることができる端子位置特定装置を提供することにある。
前記課題を解決するための発明は、複数の通信装置と夫々接続される複数の第1端子が配列された第1端子面と、前記複数の第1端子と夫々電気的に接続される複数の第2端子が行方向及び列方向に配列された第2端子面とを有し、前記複数の通信装置同士を電気的に接続するべく、前記複数の第2端子の間を配線を介して接続する端子板の、前記第2端子面の全体に対して着脱可能に装着され、前記複数の第2端子を列毎に区画し、前記複数の第2端子を列毎に露出させる複数の開口を形成する複数の区画部材と、前記複数の開口を夫々選択的に開閉する複数の開閉部材と、を備える端子位置特定装置である。
この端子位置特定装置によれば、同装置が装着された端子板の第2端子面上において、例えば、端子同士を電気的に接続する作業の対象(以後「作業対象」と称する)である第2端子の列について開閉部材を通じて該当の開口を開放することによって当該列を露出させる一方、作業対象ではない第2端子の列について開閉部材を通じて該当の開口を閉塞することによって当該列を露出させない(即ち、覆う)ことができる。つまり、端子位置特定装置を第2端子面の全体に対して一旦装着してしまえば、以後、同装置を付け替えることなく開閉部材を通じて開口を選択的に開閉することによって、複数列の第2端子を列毎に特定し露出させることができる。
また、かかる端子位置特定装置において、前記区画部材は、隣り合う列方向の前記複数の第2端子の間に介在するべく突出する絶縁性の部材であることが好ましい。
この端子位置特定装置によれば、隣り合う列方向の第2端子同士が絶縁性の区画部材によって仕切られているため、例えば作業対象の第2端子の列を、隣り合う列と絶縁した状態で露出させることができる。これによって、例えば所定の列における第2端子同士を配線接続する際に、当該所定の列と隣り合う列の第2端子に対する干渉(工具の接触や当該所定の列の第2端子との電気的接続等)を防止できる。
また、かかる端子位置特定装置において、前記開閉部材は、長手方向の両側端が隣接する前記区画部材に狭持され、前記開口上を列方向に沿ってスライドする部材であることが好ましい。
この端子位置特定装置によれば、開閉部材のスライド動作によって開放された開口から露出する第2端子に対し例えば作業を行なう場合、同開閉部材が作業の邪魔にならない。また、例えば或る列の第2端子のうち現時点で作業対象である第2端子を露出させつつ、現時点で作業対象ではない第2端子をできるだけ露出させないように、該当の開閉部材の列方向のスライド量を調節できる。
また、かかる端子位置特定装置において、前記開閉部材の一方の面に設けられる凹部と、前記開閉部材のスライドを所定位置で停止させるべく前記凹部に嵌入する突片とを備えることが好ましい。
この端子位置特定装置によれば、例えば前述した所定位置を列方向における第2端子の配列間隔と対応させれば、前述した開閉部材の列方向のスライド量をより精度良く調節できる。
また、かかる端子位置特定装置において、前記複数の第2端子の行方向及び列方向の位置を特定するための記号を、前記複数の開口の周囲に備えることが好ましい。
この端子位置特定装置によれば、作業対象の第2端子の列に該当する開口(即ち、開口の行方向の位置)を特定するとともに、同開口の開放によって露出された第2端子夫々の列方向の位置を特定することが容易になる。これによって、作業対象となる第2端子の位置を誤認する虞を効果的に抑制できる。
本発明の他の特徴については、添付図面及び本明細書の記載により明らかとなる。
本発明によれば、端子板への付け替え作業を行うことなく、複数列の端子を列毎に特定し露出させることが可能な端子位置特定装置を提供することができる。
本実施形態に係る端子位置特定装置の斜視図である。 図1に示す端子位置特定装置をa−a’の矢印方向に見た側面図である。 図1に示す端子位置特定装置のb−b’での断面図である。 図1に示す端子位置特定装置をc−c’の矢印方向に見た側面図である。 図1に示す端子位置特定装置のd−d’での断面図である。 (a)は、端子板の平面図であり、(b)は、(a)に示す端子板のe−e’での断面図である。 (a)は、その他の端子板の平面図であり、(b)は、(a)に示す端子板のf―f’での断面図である。
本明細書及び添付図面の記載により、少なくとも以下の事項が明らかとなる。
図1乃至図5を参照しつつ、本実施形態に係る端子位置特定装置1について説明する。尚、図1乃至図5に示す端子板50において、複数の通信装置(不図示)と夫々接続される複数の端子10’(第1端子)が配列された面を第1端子面とし、複数の端子10(第2端子)が配列された面を第2端子面とする。また、この端子板50は、図6に示す端子板50と同一であるとし、各部材に同一符号を付して、その説明を省略する。更に、後述するように、この端子板50の代わりに、図7に示す端子板70が用いられてもよい。
図1に例示されるように、端子位置特定装置1は、複数の区画部材140を端子板50の第2端子面に対し所定間隙隔てて保持する保持部材100と、複数の開閉部材110とを備えている。
保持部材100は、例えば樹脂等の絶縁材料からなり、端子板50に装着する際に同端子板50と対向する側が開口した略箱形状の部材である。この一面が開口した略箱形状の保持部材100は、具体的には、図1の上側に位置する天面部101と、図1の左右側に位置する一対の側面部102、103と、図1の下側に位置する底面部104と、複数の区画部材140とから構成されている。尚、本実施形態では、保持部材100を構成する天面部101、側面部102、103、底面部104、及び複数の区画部材140は一体形成されている。
複数の区画部材140は、保持部材100の天面部101と底面部104との間で、一対の側面部102、103と平行且つ左右方向に略等間隔に保持される左右方向に幅狭の複数の板部材であり、隣り合う区画部材140の間に開口130が形成されるようになっている。本実施形態では、保持部材100を端子板50に対し後述する装着手段(装着溝160等)によって装着すると、複数の区画部材140は、同端子板50の第2端子面と平行に対向しつつ、同端子板50の隣り合う列方向の端子10の間に夫々位置するようになっている。つまり、複数の区画部材140は、端子10を列毎に区画すると共に、開口130を通じて端子10を列毎に露出させるようになっている。尚、以後、図1の端子10の列方向は同図の上下方向に対応し、図1の端子10の行方向は同図の左右方向に対応するものとする。また、同図では、保持部材100の破断部として、区画部材140の第2端子面側の一部を例示しているが、同区画部材140については、見易さのため、二点鎖線で表わしている。
複数の開閉部材110は、例えば樹脂等の絶縁材料からなり、前述した開口130と略同形状をなす(即ち、上下方向をその長手方向とする)板部材である。本実施形態では、各開閉部材110は、後述するように、列方向にスライドして、対応する各開口130を開閉可能となっている。また、開閉部材110の下側端部には、例えばラッピング作業等の作業者が把持するための把持部120が形成されている。
以上の構成により、端子位置特定装置1は、複数の開閉部材110を通じて複数の開口130を夫々選択的に開閉することができる。作業者は、端子板50の或る列の端子10に対しラッピング作業等を行う際に、同列に対応する開閉部材110のみを操作して開口130を開放することによって、該当の端子10のみを露出させることができる。尚、この際、他の開口130は閉塞されたままになっている。これにより、作業対象の端子10の列のみを特定して露出させることができるため、少なくとも作業対象の列以外の列の端子10が誤って当該作業の接続に関与してしまう事態を防止できる。また、作業者は、例えば、或る列の端子10の作業が終了すると、対応する開閉部材110を操作して開口130を閉塞した後に、次の作業対象となる列の開閉部材110を操作して対応する開口130を開放する作業手順を踏むことによって、端子板50に装着した端子位置特定装置1を作業中に取り外す手間を省くことができる。つまり、端子板50に対して端子位置特定装置1を一旦装着してしまえば、同装置1を付け替えることなく、複数列の端子10を列毎に特定し露出させることができる。
次に、区画部材140のより詳細な構成と、各開閉部材110が区画部材140に挟持された状態で列方向に沿ってスライドして各開口130を開閉するための具体的な構成とについて述べる。
区画部材140は、図1(二点鎖線で示される部分)及び図3に例示されるように、端子10の方向(図1の紙面奥行き方向)に所定の厚みを有しており、保持部材100を端子板50に装着すると、複数の区画部材140は夫々、隣接する列方向の端子10の間に介在するように第2端子面側に突出するようになっている。これによって、隣り合う列方向の端子10同士は、区画部材140によって仕切られ、電気的に絶縁される。尚、図3の例示では、区画部材140は第2端子面に当接しているが、これに限定されるものではない。区画部材140は、要するに、作業者による誤接続等を防止できる前記厚みを有していれば、必ずしも第2端子面140に当接している必要はない。隣り合う一対の区画部材140は、図3及び図5に例示されるように、開口130を形成している長手方向の一対の対向端面に、開閉部材110をスライド可能に挟持する挟持レール150を夫々有している。具体的には、挟持レール150は、区画部材140における開口130を挟んで向かい合う端面に長手方向沿って形成された溝である。
開閉部材110は、図3及び図5に例示されるように、前述した隣り合う一対の区画部材140に夫々形成された対向する一対の挟持レール150に挟持されている。開閉部材110は、開口130の一部又は全部を閉塞する状態で端子10と対向する側に、例えばゴム製の略シート形状をなす弾性部材111が設けられている。図5の例示では、この弾性部材111は、開閉部材110の長手方向に周期的に凹凸形状をなしており、凹凸形状の凹部112に対し前述した底面部104の端部(突片)が嵌入されている。一方、図示してはいないが、底面部104の端部は、凹凸形状の凸部に対し、同凸部が僅かに弾性変形した状態で当接する。よって、作業者は、把持部120を把持して開閉部材110を図5の下側にスライドさせる際、底面部104の端部が弾性部材111の凸部に当接している状態に比べて、同端部が凹部120に嵌入した状態の方が、把持部120を通じてより大きな抗力を感じるようになっている。ここで、本実施形態では、前述した凹凸形状の周期は、端子板50における端子10の列方向の間隔と対応するように形成されているため、作業者は、自己の手の感覚を通じて、或る列の複数の端子10が上側から下側にかけて1つずつ露出するように開閉部材110をスライドさせることができる。尚、本実施形態では、作業者は、開閉部材110のスライド操作を続けることにより、同開閉部材110を保持体100から完全に取り外し、該当の列の開口130を全開にすることもできるようになっている(図1の7列目の開口130及び開閉部材110を参照)。
以上の構成により、作業対象の端子10の列は、区画部材140によって隣り合う列と絶縁された状態で露出されるため、例えば、作業者が作業対象以外の列の端子10に工具等を誤って接触させて短絡を引き起こしてしまうことや、作業者が作業対象以外の列の端子10と作業対象の列の端子10とを誤って接続してしまうこと等を防ぐことができる。
また、開閉部材110は、スライド動作によって開口130を開閉するため、開口130を開放して作業対象の端子10の列を露出させても、例えば開閉部材110自体が作業者側に突出したりしないため、作業の邪魔とならない。
更に、開閉部材110のスライド量を調節することにより、同一の開口130の上側の一部のみを開放しそれ以外を閉塞しておくことができる。例えば、作業対象の列の端子10にラッピング作業を行なう際、作業者は、現時点での作業対象である上側の端子10を露出させる一方、下側の端子10を覆うように、開閉部材110のスライド量を調節できる。
また更に、開閉部材110の凹部112と底面部104の端部とが互いに係止される構成により、作業者は、自己の手の感覚を通じて、或る列の複数の端子10が上側から下側にかけて1つずつ露出するように開閉部材110をスライドさせることができるため、スライド量の調整をより精度良く行うことができる。
図1に例示されるように、保持部材100の天面部101には、端子10の列を特定するための「1」乃至「15」の連続する数字(記号)が各開口130の上部に印字されている。また、保持部材100の側面部102には、端子10の行を特定するための「A」乃至「K」の連続するアルファベット(記号)が印字されている。
この1乃至15によって、作業対象の端子10を露出する開口130を特定することが容易となる。また、A乃至Kによって、同開口130の開放によって露出された端子10夫々の列方向の位置を特定する事が容易になる。これによって、作業者が作業対象となる端子10の位置を誤認する虞を効果的に抑制できる。尚、記号は、これらに限定されるものではなく、要するに、端子10の行方向及び列方向を特定するための記号であれば、如何なるものであってもよい。
図1及び図5に例示されるように、保持部材100の天面部101における端子板50への装着側には、端子板50への装着用の装着溝160が形成されている。この装着溝160は、図1の紙面奥行き方向をその深さ方向とし且つ同図の左右方向を溝の方向とし、その内側が例えばゴム製の弾性部材161で被覆されており、端子板50の上端に設けられている複数のジャンパ線サポート30の突出部分が嵌入するようになっている。これにより、保持部材100は、端子板50に着脱可能に装着される。
尚、ジャンパ線サポート30は、例えばプラスチック等の絶縁材料からなる複数の棒部材であり、端子10、10’の列毎に、第1端子面及び第2端子面の双方に対して突出するように端子板50に備えられている。隣り合うジャンパ線サポート30の間にジャンパ線200を通すことによって、例えばジャンパ線200が、端子10、10’の各列に振り分けられる際や、端子10、10’の各列から引き回される際に、互いに絡まり合うことを防止する。
このように、本実施形態に係る端子位置特定装置1は、端子10の配列位置から少し離れたジャンパ線サポート30を利用して端子板50に装着されるため、装着対象が例えば前述した端子板70であっても装着できる。つまり、端子位置特定装置1は、第2端子面における端子10同士の間の隔離板60の有無に関わらず、ジャンパ線サポート30を備える端子板であれば着脱可能である。但し、端子板70に適用される端子位置特定装置1では、隔離板60が隣り合う列方向の端子10同士を仕切る機能を既に有しているため、区画部材140は、例えば図1の二点鎖線で示される構成を有さないものとする。
尚、前述した実施形態の端子板50、70では、端子10、10’が絶縁板20を貫通する複数の金属棒から構成されるとしたが、これに限定されるものではない。例えば、端子10と、端子10’とは、夫々、絶縁板20の表面と裏面との間で電気的に接続された別個の2本の金属棒から構成されていてもよい。
また、前述した実施形態では、端子板50、70は、ジャンパ線サポート30を上側として、鉛直方向に立てて使用するものであったが、これに限定されるものではない。端子板50、70は、例えば水平方向に横にして使用するものであってもよい。
前述した実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく変更、改良されるとともに、本発明にはその等価物も含まれる。
前述した実施形態では、各開閉部材110は、列方向にスライドして、対応する各開口130を開閉することとしたが、これに限定されるものではない。例えば、開閉部材110が開口130を閉塞した状態で、同開閉部材110と区画部材140とが相互に当接する部分の夫々に着脱可能な面ファスナーを用いてもよい。要するに、開閉部材110は、複数の開口130を夫々選択的に開閉する複数の部材であればよい。
前述した実施形態では、開閉部材110は、区画部材140の挟持レール150にスライド可能に挟持されていることとしたが、これに限定されるものではない。例えば、区画部材140の開口130を挟んで向かい合う端面を挟持レール150に遊嵌可能な形状とし、開閉部材110の長手方向の両側面を挟持レール150と同様な構成としてもよい。
前述した実施形態では、開閉部材110における端子10と対向する側に弾性部材111が設けられ、同弾性部材111の凹部112に底面部104の端部(突片)が嵌入されることとしたが、これに限定されるものではない。例えば、開閉部材110と挟持レール150とが相互に接触する部分のうち、一方に凹部が設けられ、他方に突片が設けられてもよい。
前述した実施形態では、端子位置特定装置1は、装着溝160を備え、同装着溝160にジャンパ線サポート30が嵌入することによって端子板50に装着されることとしたが、これに限定されるものではない。例えば、端子位置特定装置1は、一対の側面部102、103が、絶縁板20を挟持することによって端子板50に装着されてもよい。
1 端子位置特定装置
10、10’ 端子
20 絶縁板
30 ジャンパ線サポート
50、70 端子板
60 隔離板
100 保持部材
101 天面部
102、103 側面部
104 底面部
110 開閉部材
111、161 弾性部材
112 凹部
120 把持部
130 開口
140 区画部材
150 挟持レール
160 装着溝
200 ジャンパ線

Claims (5)

  1. 複数の通信装置と夫々接続される複数の第1端子が配列された第1端子面と、前記複数の第1端子と夫々電気的に接続される複数の第2端子が行方向及び列方向に配列された第2端子面と、を有し、前記複数の通信装置同士を電気的に接続するべく、前記複数の第2端子の間を配線を介して接続する端子板の、前記第2端子面の全体に対して着脱可能に装着され、
    前記複数の第2端子を列毎に区画し、前記複数の第2端子を列毎に露出させる複数の開口を形成する複数の区画部材と、
    前記複数の開口を夫々選択的に開閉する複数の開閉部材と、
    を備えたことを特徴とする端子位置特定装置。
  2. 前記区画部材は、隣り合う列方向の前記複数の第2端子の間に介在するべく突出する絶縁性の部材である
    ことを特徴とする請求項1に記載の端子位置特定装置。
  3. 前記開閉部材は、長手方向の両側端が隣接する前記区画部材に狭持され、前記開口上を列方向に沿ってスライドする部材である
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の端子位置特定装置。
  4. 前記開閉部材の一方の面に設けられる凹部と、
    前記開閉部材のスライドを所定位置で停止させるべく前記凹部に嵌入する突片と、
    を備えたことを特徴とする請求項3に記載の端子位置特定装置。
  5. 前記複数の第2端子の行方向及び列方向の位置を特定するための記号を、前記複数の開口の周囲に備えたことを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載の端子位置特定装置。
JP2009111170A 2009-04-30 2009-04-30 端子位置特定装置 Pending JP2010263314A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009111170A JP2010263314A (ja) 2009-04-30 2009-04-30 端子位置特定装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009111170A JP2010263314A (ja) 2009-04-30 2009-04-30 端子位置特定装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2010263314A true JP2010263314A (ja) 2010-11-18

Family

ID=43361073

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009111170A Pending JP2010263314A (ja) 2009-04-30 2009-04-30 端子位置特定装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2010263314A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013007934A (ja) * 2011-06-27 2013-01-10 Nec Corp 誤作業防止システム
JP2015144047A (ja) * 2014-01-31 2015-08-06 中国電力株式会社 ラッピング端子絶縁カバーおよびジャンパー線配線方法
JP5911979B1 (ja) * 2015-01-09 2016-04-27 中国電力株式会社 端子識別装置、端子識別方法、及びプログラム

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013007934A (ja) * 2011-06-27 2013-01-10 Nec Corp 誤作業防止システム
JP2015144047A (ja) * 2014-01-31 2015-08-06 中国電力株式会社 ラッピング端子絶縁カバーおよびジャンパー線配線方法
JP5911979B1 (ja) * 2015-01-09 2016-04-27 中国電力株式会社 端子識別装置、端子識別方法、及びプログラム

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR20140093424A (ko) 전지모듈
JP2015216829A (ja) 電子部品ユニット、及び、ワイヤハーネス
JP2010263314A (ja) 端子位置特定装置
US4091440A (en) Mechanical support system for printed circuit boards
US20180333815A1 (en) Contact spring holding jig for grease application
US2417369A (en) Multiple circuit connector of the plug type
WO2014123021A1 (ja) 電源装置
CN105516829A (zh) 多功能模块化配线架
EP3273756B1 (en) Board guide member and housing
JP2010216928A (ja) バーンインテストボード
KR101389065B1 (ko) 커넥터
WO2019134386A1 (zh) 电子器件的安装座和电子设备
JP2014191881A (ja) 電気接続装置
JP7201424B2 (ja) 電子装置
JP6418877B2 (ja) 太陽光発電システム用の集電ボックスにおける放熱構造
JP5518693B2 (ja) 端子台
JP5502212B1 (ja) 端子台および切り離し器具
JP2012256530A (ja) カードコネクタ
US8222551B2 (en) Electrical switch with casing and holder mountable on the casing
JP7181516B2 (ja) ラック列給電システム
KR20120118071A (ko) 단자대 및 전자 기기 유니트
JP2017009828A (ja) 光通信装置および光ファイバーケーブル固定方法
KR20210148335A (ko) 스위치 캐비닛 프레임 및 장착판에 장착되는 다극 터치 보호 모듈을 갖는 스위치 캐비닛 장치
KR101694442B1 (ko) 테스트 단자 장치
JP6794032B2 (ja) 配線ダクト