JP2010263307A - 携帯電話機 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、WLANを用いて通信する無線IP電話機から位置情報を通知しつつ緊急呼発信を行うことを支援することができる携帯電話機を提供する。
【解決手段】WLANを用いて通信を行う無線IP電話機1が無線接続されるアクセスポイント2aに接続された携帯電話機5であって、無線IP電話機1から所定の発信先へ発信操作がなされたときにその所定の発信先へ接続し、その所定の発信先から受信した情報をアクセスポイント2aを介して無線IP電話機1へ送信するとともに、無線IP電話機1から取得した情報を前記所定の発信先へ送信する中継手段と、所定の発信先から測位要求に基づいて測位起動されると、位置の測位を簡易化するためのアシストデータを取得し、取得したアシストデータを無線IP電話機1へ送信し、無線IP電話機1から送信された位置情報を受信し、この位置情報を送信する位置情報送信手段を備えた。
【選択図】 図4

Description

本発明は、無線IP電話機から緊急発呼を行う場合に、無線IP電話機からの緊急発呼を仲介して緊急センターに送信する携帯電話機に関する。
近年、携帯電話機や無線IP(Internet Protocol)電話機等の携帯端末が一般家庭に普及し、ユーザにより常時携帯されるようになってきたため、携帯電話機を介して緊急呼発信がされるケースが増加している。しかしながら、現状では、WLANを用いて通信を行う無線IP電話機においては緊急呼発信サービスが提供されていないため、無線IP電話機からは緊急呼発信が行えなかった。これは主に、IP接続で携帯端末を特定するために使用されるIPアドレスでは、携帯端末のロケーションがわからないため、緊急呼をどこに繋げば良いかがわからないためである。
そこで、無線LAN端末からIP電話網を介して警察・消防などの緊急発信を行う場合において、無線LAN端末の発信位置を特定することができる位置取得システムが提案されている(特許文献1参照)。この位置取得システムは、第1の無線端末から送信された送信信号から第1の無線端末の位置情報をする取得部と、第1の無線端末の位置情報が改ざんされた情報か否かを判断する判断部とを備え、判断部は、第1の無線端末の位置情報が改ざんされた情報であると判断したとき、送信信号を受信する第1のアクセスポイントの位置に基づく第1の情報を、第1の無線端末の位置情報とするものである。
特開2006−191470号公報
固定の有線IP電話機では、緊急呼発信の時のみ一般加入回線で発信する形式がとられており、WLANを用いた通信機能及び携帯電話網を用いた通信機能の双方を具備する携帯端末では緊急呼発信時には携帯電話発信とすることで携帯電話網の基地局のロケーションから緊急呼接続先を決めることができるようになっている。
しかしながら、通信機能としてWLANを用いた通信機能のみを有する携帯端末、または携帯電話網を用いた通信機能を具備していても携帯端末が圏外であるようなときは、現状ではこれらの携帯端末から緊急呼発信が行えないので、その対策としてSIPサーバでWLANのアクセスポイント(WLAN−AP)のロケーションを管理することで接続先を判定するような方法が検討されている。
一方、緊急呼発信の際に発信先からの要求に基づいて携帯端末の位置情報が通知されるが、上記のサーバでWLAN−APの位置を管理する方式では、通知できる位置の精度はWLAN−APの接続エリア単位であり、携帯端末の詳細な位置情報を通知することはできない。また、サーバで位置情報管理を行わせるためには、サーバ設備の改修やWLAN−AP位置の登録等の大きな手間が発生する。
また、無線IP電話機がGPSを搭載していたとしても、ロケーションプラットホームに蓄積されたアシストデータを用いたA−GPS測位方式による測位を行うことができないため、測位に時間がかかるという問題点がある。
本発明は、上記課題を鑑みなされたもので、WLANを用いて通信する無線IP電話機から位置情報を通知しつつ緊急呼発信を行うことを支援することができる携帯電話機を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明に係る携帯電話機は、WLANを用いて通信を行う無線IP電話機が無線接続されるアクセスポイントに接続された携帯電話機であって、前記無線IP電話機から所定の発信先へ発信操作がなされたときにその所定の発信先へ接続し、その所定の発信先から受信した情報を前記アクセスポイントを介して前記無線IP電話機へ送信するとともに、前記無線IP電話機から取得した情報を前記所定の発信先へ送信する中継手段と、前記所定の発信先から測位要求に基づいて測位起動されると、位置の測位を簡易化するためのアシストデータを取得し、取得したアシストデータを前記無線IP電話機へ送信し、前記無線IP電話機から送信された位置情報を受信し、この位置情報を送信する位置情報送信手段を備えたことを特徴とする。
本発明に係る携帯電話機によると、WLANを用いて通信する無線IP電話機から位置情報を通知しつつ緊急呼発信を行うことを支援することが可能となる。
本発明に係る携帯電話機が適用される通信システムの構成図。 通信システムが有する無線IP電話機を示す構成図。 本発明に係る携帯電話機を示す構成図。 本発明に係る携帯電話機が適用される通信システムにおける緊急呼発信支援処理の流れを示す図。 本発明に係る携帯電話機が緊急呼発信支援処理を行う手順を示すフローチャート。
本発明に係る携帯電話機の実施形態について、添付図面を参照しながら説明する。図1は、本発明に係る携帯電話機5が適用される通信システム100を示す構成図である。通信システム100において、無線IP(Internet Protocol)電話機1や携帯電話機5が相互に通信を行うことができる。
通信システム100は、無線IP電話機1が通信するためのネットワーク2を備えている。ネットワーク2は、例えばARPANET(Advanced Research Project Agency)等、LAN(Local Area Network)同士、あるいはLANとWAN(Wide Area Network)とが相互に接続されることにより広領域にて通信するネットワークである。ネットワーク2は、無線IP電話機1から発信された電波を受信したり無線IP電話機1に対して電波を送信したりする複数のアクセスポイント2aを備えている。無線IP電話機1は、近隣のアクセスポイント2aを介してネットワーク2に接続して、ネットワーク2を介して他の通信装置(例えば固定IP電話機2bなど)に対して通信する。また、アクセスポイント2aは、ネットワーク2に無線接続されている無線IP電話機1から発信を受けた場合、この発信が通常の発信であるか緊急呼発信であるかを判断して、緊急呼発信であった場合には、この発信を緊急発信先に接続する。
通信システム100において、ネットワーク2は、公衆回線網であるネットワーク3にゲートウェイ3aを介して接続されている。無線IP電話機1は、ネットワーク2及びネットワーク3を介して他の通信装置(例えば固定電話機3b)に対して通信する。
通信システム100は、携帯電話機5が通信するためのネットワーク4を備えている。ネットワーク4は、例えば携帯電話網であり、携帯電話機5から発信された電波を受信したり携帯電話機5に対して電波を送信したりする複数の基地局4aを備えている。携帯電話機5は、例えばW−CDMA(Wideband−Code Division Multiple Access)方式によって近隣の基地局4aを介してネットワーク4に無線接続される。
ネットワーク4には、ロケーションプラットホーム7が接続されている。ロケーションプラットホーム7は、位置を示す情報とその位置での測位に必要な情報(アシストデータ)とを記憶している。アシストデータには、その位置で利用できる衛星の情報や、ドップラー周波数等の情報が含まれている。
ここでまず、通信システム100において、携帯電話機5から110番や119番等の緊急呼発信がなされた場合の通信制御処理について説明する。携帯電話機5から110番や119番等の緊急呼発信がなされると、ネットワーク4はその携帯電話機5が接続されている基地局4aの地域の緊急発信先(警察、消防等)に緊急呼を接続する。このとき、携帯電話機5が自立的に自らの位置を通報先に通知することもできるが、それがなされなかった場合に緊急発信先からの操作で緊急呼発信を行った携帯電話機5の位置情報を取得する機能が備えられている。
緊急発信先から携帯電話機5の位置情報を取得するための操作が行われると、携帯電話機5の位置情報取得の要求(測位要求)がその携帯電話機5が属している携帯電話システム内のロケーションプラットホーム7に送信される。ロケーションプラットホーム7は、位置情報取得の要求を受けると、対象の携帯電話機5に対して位置情報取得の要求を配信する(測位起動)。
位置情報取得の要求をうけた携帯電話機5は、その要求に基づいて例えばA−GPS(Assisted GPS)のMS−Based方式で自らの位置の測位を行う。MS−Based方式では、携帯電話機5が、自らが属している基地局の情報(セル情報)をロケーションプラットホーム7に通知するとともに、ロケーションプラットホーム7は、受け取ったセル情報に基づいて、GPS測位に必要な情報(アシストデータ)を携帯電話機5に通知する。
携帯電話機5は、そのアシストデータを利用してGPS衛星からの電波を受信して位置の計算を行う。この方式によると、GPS衛星の軌道計算やそのために必要な情報をGPS衛星から受信することが不要になるため、測位時間の短縮や感度の向上が図られる。携帯電話機5は、この方式で自らの位置情報を取得すると、その情報をロケーションプラットホーム7に通知し、ロケーションプラットホーム7は携帯電話機5から取得した位置情報を緊急発信先に通知する。
もし携帯電話機5が位置情報の取得に失敗した場合、ロケーションプラットホーム7は携帯電話機5が接続されている基地局4aの情報から大まかな携帯電話機5の位置を割り出して緊急発信先に通知する。このときの位置情報の精度は携帯電話機5で測位できた場合の精度よりも悪くなるが、携帯電話機5の大まかな位置を通知することができる。すなわち、携帯電話機5で測位した場合の精度は一般的に数十メートルであるが、基地局4aの情報から割り出した位置情報の精度は数キロメートル程度である。
図2は、無線IP電話機1の機能を示すブロック図である。無線IP電話機1は、図2に示すように、主制御部10、電源回路部11、操作入力制御部12、表示制御部13、音声制御部14、無線IP通信制御部15、GPS受信部16、及び記憶部17がバスによって相互に通信可能に接続されて構成されている。
主制御部10は、CPU(Central Processing Unit)を具備し、無線IP電話機1の総括的な制御を行うとともに、後述する通信制御処理、その他の様々な演算処理や制御処理等を行う。電源回路部11はバッテリ等の電源供給源を具備し、ユーザ操作に基づいて電源のオン/オフ状態を切り替え、電源がオン状態の場合に電力供給源から各部に対して電力を供給して、無線IP電話機1を動作可能にする。
操作入力制御部12は、ユーザにより押下されることによりデータを入力する操作キーを備えていて、操作キーの押下を検出すると、それらの操作を示す信号を生成して、この信号を主制御部10に伝送する。信号を受信した主制御部10は、この信号に基づいた処理を行う。
表示制御部13は、データを表示するディスプレイを備えていて、ディスプレイに対する表示インタフェースを備え、主制御部10の制御に基づいて、文書や画像等からなる画面をディスプレイに表示したり、ディスプレイの電源のON/OFF状態を切り替えたりする。
音声制御部14は、音声を出力するスピーカや音声を集音するマイクロフォンを備え、主制御部10の制御に基づいて、マイクロフォンで集音された音声からアナログ音声信号を生成し、このアナログ音声信号をデジタル音声信号に変換する。また音声制御部14は、デジタル音声信号を取得すると、主制御部10の制御に基づいて、このデジタル音声信号をアナログ音声信号に変換し、スピーカから音声として出力する。
無線IP通信制御部15は、アンテナ15aを備えていて、主制御部10の制御に基づいて、ネットワーク2のアクセスポイント2aからアンテナ15aを介して受信した受信信号をスペクトラム逆拡散処理してデータを復元する。このデータは、主制御部10の指示により、音声制御部14に伝送されてスピーカから出力されたり、表示制御部13に伝送されてディスプレイに表示されたり、または記憶部17に記録されたりする。また無線IP通信制御部15は、主制御部10の制御に基づいて、マイクロフォンで集音された音声データや操作キーを介して入力されたデータや記憶部17に記憶されたデータを取得すると、これらのデータに対してスペクトラム拡散処理を行い、アクセスポイントに対してアンテナ15aを介して送信する。
GPS受信部16は、地球上の位置情報を測位するGPS(Global Positioning System)システムのGPS衛星から放送されている電波を受信するためのアンテナ16aを備え、このアンテナ16aを介して受信した電波に基づいて、無線IP電話機1の位置情報を示すGPS情報を生成して、主制御部10に伝送する。なお、GPS情報の取得方法は無線IP電話機1がGPS情報を生成する方法に限らず、GPSサーバが無線IP電話機1の位置を検知してGPS情報を生成し、このGPS情報を無線IP電話機1に送信する方法でも良い。
記憶部17は、主制御部10が行う処理について、処理プログラムや処理に必要なデータ等を格納するROM(Read Only Memory)やハードディスク、不揮発性メモリ、データベース、主制御部10が処理を行う際に使用されるデータを一時的に記憶するRAM(Random Access Memory)等から構成される。また、主制御部10が後述する通信制御処理を行う際の処理プログラムは、例えばROMに記憶されているものとする。
図3は、携帯電話機5の機能を示すブロック図である。携帯電話機5は、図3に示すように、主制御部20、電源回路部21、操作入力制御部22、表示制御部23、音声制御部24、通信制御部25、GPS受信部26、及び記憶部27がバスによって相互に通信可能に接続されて構成されている。
主制御部20は、CPU(Central Processing Unit)を具備し、携帯電話機5の総括的な制御を行うとともに、後述する通信制御処理、その他の様々な演算処理や制御処理等を行う。電源回路部21はバッテリ等の電源供給源を具備し、ユーザ操作に基づいて電源のオン/オフ状態を切り替え、電源がオン状態の場合に電力供給源から各部に対して電力を供給して、携帯電話機5を動作可能にする。
操作入力制御部22は、ユーザにより押下されることによりデータを入力する操作キーを備えていて、操作キーに対する入力インタフェースを備え、操作キーの押下を検出すると、それらの操作を示す信号を生成して、この信号を主制御部20に伝送する。信号を受信した主制御部20は、この信号に基づいた処理を行う。
表示制御部23は、データを表示するディスプレイを備えていて、ディスプレイに対する表示インタフェースを備え、主制御部20の制御に基づいて、文書や画像等からなる画面をディスプレイに表示したり、ディスプレイの電源のON/OFF状態を切り替えたりする。
音声制御部24は、音声を出力するスピーカや音声を集音するマイクロフォンを備え、主制御部20の制御に基づいて、マイクロフォンで集音された音声からアナログ音声信号を生成し、このアナログ音声信号をデジタル音声信号に変換する。また音声制御部24は、デジタル音声信号を取得すると、主制御部20の制御に基づいて、このデジタル音声信号をアナログ音声信号に変換し、スピーカから音声として出力する。
通信制御部25は、アンテナ25aを備えていて、主制御部20の制御に基づいて、ネットワーク4の基地局4aからアンテナ25aを介して受信した受信信号をスペクトラム逆拡散処理してデータを復元する。このデータは、主制御部20の指示により、音声制御部24に伝送されてスピーカから出力されたり、表示制御部23に伝送されてディスプレイに表示されたり、または記憶部27に記録されたりする。また通信制御部25は、主制御部20の制御に基づいて、マイクロフォンで集音された音声データや操作キーを介して入力されたデータや記憶部27に記憶されたデータを取得すると、これらのデータに対してスペクトラム拡散処理を行い、基地局に対してアンテナ25aを介して送信する。
GPS受信部26は、地球上の位置情報を測位するGPSシステムのGPS衛星から放送されている電波を受信するためのアンテナ26aを備え、このアンテナ26aを介して受信した電波に基づいて、携帯電話機5の位置情報を示すGPS情報を生成して、主制御部20に伝送する。なお、GPS情報の取得方法は携帯電話機5がGPS情報を生成する方法に限らず、GPSサーバが携帯電話機5の位置を検知してGPS情報を生成し、このGPS情報を携帯電話機5に送信する方法でも良い。
記憶部27は、主制御部20が行う処理について、処理プログラムや処理に必要なデータ等を格納するROM(Read Only Memory)やハードディスク、不揮発性メモリ、データベース、主制御部10が処理を行う際に使用されるデータを一時的に記憶するRAM(Random Access Memory)等から構成される。また、主制御部20が後述する通信制御処理を行う際の処理プログラムは、例えばROMに記憶されているものとする。
通信システム100において、無線IP電話機1は、上述した携帯電話機5の緊急発信機能を利用して、緊急発信先に緊急発信する。図4は、通信システム100において無線IP電話機1から緊急呼発信が指示された場合に、携帯電話機5の緊急発信機能を利用することによってWLANを使用する無線IP電話機1の位置情報を緊急発信先に送信して緊急呼発信を実現する通信制御処理を示す概念図である。
図4に示すように、通信システム100において、ネットワーク2のアクセスポイント(WLAN−AP)2aに対して携帯電話機5が通信可能に接続される。これにより、アクセスポイント2aに対してネットワーク2を介して接続されている無線IP電話機1から緊急呼aが発信された場合に、無線IP電話機1は携帯電話機5を経由して緊急発信先に緊急呼接続される。
アクセスポイント2aは、接続している無線IP電話機1が発信したときに送信される情報をモニターし、それが緊急呼発信であるか否かを判断する。そして、緊急呼発信ではない場合と判断した場合、無線IP電話機1が送信した情報をネットワーク2(IP網)に中継する。それに対して、緊急呼発信である場合、無線IP電話機1が送信した情報をネットワーク2(IP網)に中継せず、接続している携帯電話機5に対して緊急呼発信するよう制御する。携帯電話機5は、アクセスポイント2aからの要求に応じて、自端末が接続している基地局の地域の緊急発信先に発信を行う。そして、携帯電話機5と緊急発信先とが接続された後、アクセスポイント2aは、携帯電話機5の受信音声を無線IP電話機1に中継し、無線IP電話機1の送信音声を携帯電話機5に中継する。これによって、無線IP電話機1と緊急発信先との通話を実現することができる。
緊急発信先4bは、緊急呼発信を行った端末と接続した後、所定のオペレータ操作に応じて、緊急呼発信を行った端末の位置を取得するための要求を送信することができる。緊急発信先から位置取得の要求(測位要求b)が送信されたとき、この要求は、アクセスポイント2aに接続している携帯電話機5が属しているシステム内のロケーションプラットホーム7に送信される。
ロケーションプラットホーム7は、測位要求bを受信すると、SMSノティフィケーション機能を用いて、対象の端末に対する位置情報取得の要求を配信する。このSMSは、PPG/SMSC7aを介して緊急発信を行った携帯電話機5へ送信される。なお、PPG(Push Proxy Gateway)装置は、メッセージ情報等を宛先の端末へプッシュ転送を行う装置である。また、SMSC(Short Message Service Center)は、端末との間でショートメッセージの送受信を行う装置である。
携帯電話機5は、PPG/SMSC7aから位置情報取得の要求を含むSMSを受信すると、A−GPSのMS−Based方式での測位を起動する。つまり、携帯電話機5は、属している基地局の情報(セル情報)をロケーションプラットホーム7に対して送信する。ロケーションプラットホーム7は、受信したセル情報に基づいて、そのセルでの測位に必要なアシストデータを抽出し、携帯電話機5に対して送信する。そして、携帯電話機5は、受信したアシストデータをアクセスポイント2aを介して、緊急発信を行った無線IP電話機1に通知する。
緊急発信を行った無線IP電話機1は、このアシストデータを用いて衛星からの電波を受信し、無線IP電話機1の位置を算出する。そして、無線IP電話機1は、算出した位置情報をアクセスポイント2aを介して携帯電話機5に送信する。
無線IP電話機1によって算出した位置情報を受信した携帯電話機5は、この位置情報をロケーションプラットホーム7に送信する。ロケーションプラットホーム7は、受信した位置情報を緊急発信先に通知し、緊急発信先は、無線IP電話機1で測位した位置情報を取得することができる。
以上のように、無線IP電話機1の接続先であるアクセスポイント2aに対して接続した携帯電話機5が、無線IP電話機1へ位置測位のためのアシストデータを送信するため、無線IP電話機1はこのアシストデータを用いてすばやく自端末の位置を測位することができる。
なお、携帯電話機5は、ロケーションプラットホーム7からアシストデータを取得した際、このアシストデータを無線IP電話機1へ通知するとともに、携帯電話機5が有するGPSによって、アシストデータを用いた携帯電話機5の位置測位を行っても良い。このように、携帯電話機5によって測位を行い、無線IP電話機1から正常な測位結果を受信したときには、無線IP電話機1から受信した測位結果を自らの測位結果としてロケーションプラットホーム7に通知し、無線IP電話機1から正常な測位結果を受信することができない場合には、携帯電話機5が測位した自端末の位置情報をロケーションプラットホーム7に通知する。これによって、緊急発信先には、無線IP電話機1によって位置が測位できた場合には無線IP電話機1の位置情報が通知され、無線IP電話機1によって位置が測位できなかったとしても無線IP電話機1の近くに存在する携帯電話機5の位置情報を通知することができる。携帯電話機5はアクセスポイント2aに接続されているため、携帯電話機5と無線IP電話機1との距離は、アクセスポイント2aの接続可能範囲相当(数百メートル)である。そのため、携帯電話機5によって測位した位置をロケーションプラットホームに通知する場合には、無線IP電話機1によって測位した位置を通知する場合の精度(数十メートル)よりも精度が悪くなるが、セルラー電話システムで基地局情報から割り出した位置情報の精度(数キロメートル)を無線IP電話機1の位置として通知する場合よりは精度良く位置情報を緊急発信先に通知することができる。
さらに、無線IP電話機1が測位に失敗して、かつ携帯電話機5が測位に失敗した場合には、携帯電話機5は、携帯電話機5に予め登録された位置情報(例えば基地局4aの基地局情報やアクセスポイント2aの位置情報)をロケーションプラットホーム7に送信する。このように通信システム100では、無線IP電話機1が測位を行えない場所(例えば地下等)にある場合に、携帯電話機5が測位を行ってその位置情報が使用される。
通信システム100において無線IP電話機1が緊急発呼を行った際に、携帯電話機5が緊急発信先に対して緊急呼を発呼する場合の携帯電話機5の処理手順を、図5に示すフローチャートに基づいて説明する。
携帯電話機5は、アクセスポイント2aからの制御に基づいて、自端末が接続している基地局の地域の緊急発信先に対して緊急呼発信を行う。緊急発信先に接続された後、携帯電話機5は、緊急発信先から受信した受信音声をアクセスポイント2aに送信するとともに、アクセスポイント2aが無線IP電話機1から受信した送信音声を緊急発信先に送信する。これにより、無線IP電話機1と緊急発信先との緊急通話機能が実現される。
その後、携帯電話機5は、ロケーションプラットホーム7からPPG/SMSC7aを介して位置情報取得の要求を受けた場合(S101のYes)、携帯電話機5が属している基地局の情報(セル情報)をロケーションプラットホーム7に対して送信する(S105)。そして、その応答として、携帯電話機5は、ロケーションプラットホーム7からのアシストデータを受信したか否かを判断する(S107)。アシストデータを受信すると(S107のYes)、携帯電話機5は、そのアシストデータをアクセスポイント2a経由で、緊急呼発信を行った無線IP電話機1に送信する(S109)。また、携帯電話機5は、アシストデータを無線IP電話機1に送信するとともに、GPS受信部26を用いて携帯電話機5の位置測位を行う。
緊急呼発信を行った無線IP電話機1は、受信したアシストデータを利用してGPS衛星からの電波を受信して位置の計算を行い、位置情報を生成する。算出された測位結果(位置情報)をアクセスポイント2a経由で携帯電話機5に送信する。
アクセスポイント2aに接続されている携帯電話機5は、無線IP電話機1から適切な位置情報を受信したか否かを判断する(S111)。適切な位置情報を受信した場合(S111のYes)は、携帯電話機5は、無線IP電話機1から取得した測位結果(位置情報)を測位結果としてロケーションプラットホーム7に送信する(S113)。そして、ロケーションプラットホーム7は、無線IP電話機1から受信した位置情報を緊急発信先に送信する。一方、適切な位置情報を受信しなかった場合(すなわち測位NG情報が送られてきたとき)(S111のNo)、例えば測位NG情報を受信した場合や測位情報を受信できなかった場合などは、携帯電話機5は、ステップS107でロケーションプラットホームから受信したアシストデータを用いて携帯電話機5のGPSによって測位した位置情報を測位結果としてロケーションプラットホーム7に送信する(S115)。
このようにして通信システム100において、携帯電話機5は、WLANを用いて通信を行う無線IP電話機1から緊急呼発信があった場合に、この発信を仲介して緊急発信先に送信する。そして、緊急発信先から位置情報の取得要求があった場合には、携帯電話機5がロケーションプラットホーム7からアシストデータを取得し、無線IP電話機1が、このアシストデータを用いて位置情報の測位を行うことができるため、無線IP電話機1の正確な位置情報を迅速に測位することができる。
また、無線IP電話機1が位置測位不可能な状況にある場合には、アクセスポイント2aに接続された携帯電話機5は、自ら測位した位置情報を緊急発信先に送信する。このときの測位精度はアクセスポイント2aの接続可能範囲相当(数百メートル)になり、無線IP電話機1で測位を行った場合の精度(数十メートル)よりも精度は悪くなるが、携帯電話システムで基地局情報から割り出した位置情報の精度(数キロメートル)よりも高精度な位置情報を取得できる。
本発明に係る携帯電話機5によると、WLANを用いて通信する無線IP電話機1から位置情報を通知しつつ緊急呼発信を行うことを支援することができ、また、無線IP電話機1がGPS測位不可能な場所にあっても、無線IP電話機1の大まかな位置情報を緊急発信先に通知することが可能となる。
さらに、本発明の実施形態では、フローチャートのステップは、記載された順序に沿って時系列的に行われる処理の例を示したが、必ずしも時系列的に処理されなくとも、並列的あるいは個別実行される処理をも含むものである。
100…通信システム,1…無線IP電話機,2、3、4…ネットワーク,2a…アクセスポイント,2b…固定IP電話機,3a…ゲートウェイ,4a…基地局,4b…固定電話機,5…携帯電話機,7…ロケーションプラットホーム,10、20…主制御部,11、21…電源回路部,12、22…操作入力制御部,13、23…表示制御部,14、24…音声制御部,15…無線IP通信制御部、25…通信制御部,15a、25a…アンテナ,16、26…GPS受信部,16a、26a…アンテナ,17、27…記憶部。

Claims (4)

  1. WLANを用いて通信を行う無線IP電話機が無線接続されるアクセスポイントに接続された携帯電話機であって、
    前記無線IP電話機から所定の発信先へ発信操作がなされたときにその所定の発信先へ接続し、その所定の発信先から受信した情報を前記アクセスポイントを介して前記無線IP電話機へ送信するとともに、前記無線IP電話機から取得した情報を前記所定の発信先へ送信する中継手段と、
    前記所定の発信先から測位要求に基づいて測位起動されると、位置の測位を簡易化するためのアシストデータを取得し、取得したアシストデータを前記無線IP電話機へ送信し、前記無線IP電話機から送信された位置情報を受信し、この位置情報を送信する位置情報送信手段を備えたことを特徴とする携帯電話機。
  2. 前記携帯電話機の位置を測位する第1の測位手段を備え、
    前記位置情報送信手段は、前記無線IP電話機から適切な位置情報が受信されなかった場合、前記第1の測位手段により測位された位置情報を送信することを特徴とする請求項1記載の携帯電話機。
  3. 前記携帯電話機の近隣にある基地局を示す基地局情報を取得する取得手段を備え、
    前記第1の送信手段は、前記無線IP電話機から適切な位置情報が受信されず、かつ前記第1の測位手段が測位に失敗した場合に、前記取得手段により取得された基地局情報を送信することを特徴とする請求項2記載の携帯電話機。
  4. WLANを用いて通信を行う無線IP電話機が無線接続されるアクセスポイントに接続された携帯電話機であって、
    前記無線IP電話機から緊急発信先へ発信操作がなされたときにその緊急発信先へ接続し、緊急発信先から受信した情報を前記アクセスポイントを介して前記無線IP電話機へ送信するとともに、前記無線IP電話機から取得した情報を前記緊急発信先へ送信する中継手段と、
    前記緊急発信先から測位要求に基づいてロケーションプラットホームによって測位起動されると、自端末のセル情報を前記ロケーションプラットホームに送信して位置の測位を簡易化するためのアシストデータを取得し、取得したアシストデータを前記無線IP電話機へ送信し、前記無線IP電話機から送信された位置情報を受信し、この位置情報を前記ロケーションプラットホームへ送信する位置情報送信手段を備えたことを特徴とする携帯電話機。
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