JP2010262604A - 電力供給装置、電力受電装置、電力供給システム及び電力供給方法 - Google Patents

電力供給装置、電力受電装置、電力供給システム及び電力供給方法 Download PDF

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Abstract

【課題】直流の電力を供給する電源バスシステムにおいて、初期動作のための電力を供給するための補助電源を廃することでシステムの簡略化、メンテナンスの容易化、コスト低減等が可能な電力供給装置を提供すること。
【解決手段】情報を表す情報信号と直流電力とが重畳されるバスラインに接続され、所定の第1期間で出力される第1直流電力と前記バスライン上で重畳される正の電圧の第2直流電力を前記バスラインへ常時出力する直流電源を含み、前記第2直流電力の電圧値は、前記第1直流電力の最低電圧未満である、電力供給装置が提供される。かかる電力供給装置によって直流電源を供給することで、初期動作のための電力を供給するための補助電源が不用となりシステムの簡略化、メンテナンスの容易化、コスト低減等が可能となる。
【選択図】図1

Description

本発明は、電力供給装置、電力受電装置、電力供給システム及び電力供給方法に関する。
パーソナルコンピュータやゲーム機のような電子機器の多くは、機器の動作やバッテリの充電のために、商用電源より交流(AC)の電力を入力して機器に合わせた電力を出力するACアダプタが用いられている。通常、電子機器では直流(DC)によって動作するが、電圧や電流はそれぞれの機器で異なる。従って、機器に合わせた電力を出力するACアダプタの規格も、機器毎に異なることになり、同じような形状を有するACアダプタであっても互換性を有しないことになる、機器の増加に伴ってACアダプタの数も増加してしまう問題があった。
このような問題に対して、バッテリやACアダプタ等の機器に電力を供給する電源供給ブロックと、当該電源供給ブロックから電力が供給される電源消費ブロックとを、直流の1つの共通バスラインに接続した電源バスシステムが提案されている(例えば特許文献1、特許文献2)。かかる電源バスシステムにおいては直流の電流がバスラインを流れている。また、かかる電源バスシステムにおいては、各ブロックは自らがオブジェクトとして記述されており、各ブロックのオブジェクトがバスラインを介して相互に情報(状態データ)の送受信を行っている。また各ブロックのオブジェクトは、他のブロックのオブジェクトからの要求に基づいて情報(状態データ)を生成し、回答データとして送信している。そして、回答データを受信したブロックのオブジェクトは、受信した回答データの内容に基づいて電力の供給や消費を制御することができる。
特開2001−306191号公報 特開2008−123051号公報
このような直流の電力を供給する電源バスシステムにおいては、電力を供給するサーバと、電力を受電するクライアントのいずれにおいても、情報の通信のための通信用モデムや、機器の制御のための制御用マイクロプロセッサが動作している。しかし、かかる電源バスシステムにおいては、例え電力をサーバから定期的に受電する場合であっても、電力の供給が間歇的にならざるを得ない。従って、これらモデムやプロセッサを動作させるための常用電源を何らかの手段によって確保する必要があるという問題があった。電源バスシステムに接続して用いられる装置には、バスラインに接続され、サーバから電力が供給されるまでは動作用の電池等の補助電源を備えていなければ電力源が存在しないという問題があった。
そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、直流の電力を供給する電源バスシステムにおいて、初期動作のための電力を供給するための補助電源を廃することでシステムの簡略化、メンテナンスの容易化、コスト低減等が可能な、新規かつ改良された電力供給装置、電力受電装置、電力供給システム及び電力供給方法を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある観点によれば、情報を表す情報信号と直流電力とが重畳されるバスラインに接続され、所定の第1期間で出力される第1直流電力と前記バスライン上で重畳される正の電圧の第2直流電力を前記バスラインへ常時出力する直流電源を含み、前記第2直流電力の電圧値は、前記第1直流電力の最低電圧未満である、電力供給装置が提供される。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、情報を表す情報信号と直流電力とが重畳されるバスラインに接続され、所定の第1期間で出力される第1直流電力と前記バスライン上で重畳され、該直流電力の最低電圧未満の正の電圧の第2直流電力を前記バスラインから受電する受電手段を備える、電力受電装置が提供される。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、情報を表す情報信号と直流電力とが重畳されるバスラインに接続される電力供給装置及び電力受電装置を含み、前記電力供給装置は、所定の第1期間で出力される第1直流電力と前記バスライン上で重畳される正の電圧の第2直流電力を前記バスラインへ常時出力する直流電源を含み、前記第2直流電力の電圧値は、前記第1直流電力の最低電圧未満であり、前記電力受電装置は、前記所定の第1期間で出力される前記第1直流電力と前記バスライン上で重畳され、該直流電力の最低電圧未満の正の電圧の前記第2直流電力を前記バスラインから受電する受電手段を備える、電力供給システムが提供される。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、情報を表す情報信号と直流電力とが重畳されるバスラインに接続され、所定の第1期間で出力される第1直流電力と前記バスライン上で重畳される正の電圧の第2直流電力を前記バスラインへ常時出力する電力出力ステップを含み、前記第2直流電力の電圧値は、前記第1直流電力の最低電圧未満である、電力供給方法が提供される。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、情報を表す情報信号と直流電力とが重畳されるバスラインに接続され、所定の第1期間で出力される第1直流電力と前記バスライン上で重畳される負の電圧の第2直流電力を前記第1期間と異なる第2期間で前記バスラインへ出力する直流電源を含む、電力供給装置が提供される。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、情報を表す情報信号と直流電力とが重畳されるバスラインに接続され、所定の第1期間で出力される第1直流電力と前記バスライン上で重畳され、前記第1期間と異なる第2期間で出力される負の電圧の第2直流電力を前記バスラインから受電する受電手段を備える、電力受電装置が提供される。
前記第2直流電力の負の電圧の発生によって前記第2期間を検出するタイミング検出部をさらに備え、前記タイミング検出部で検出された前記第2期間を、前記バスラインに接続される他の装置との同期処理に利用してもよい。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、情報を表す情報信号と直流電力とが重畳されるバスラインに接続される電力供給装置及び電力受電装置を含み、前記電力供給装置は、所定の第1期間で出力される第1直流電力と前記バスライン上で重畳される負の電圧の第2直流電力を前記第1期間と異なる第2期間で前記バスラインへ出力する直流電源を含み、前記電力受電装置は、所定の第1期間で出力される第1直流電力と前記バスライン上で重畳され、前記第1期間と異なる第2期間で出力される負の電圧の第2直流電力を前記バスラインから受電する受電手段を備える、電力供給システムが提供される。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、情報を表す情報信号と直流電力とが重畳されるバスラインに接続され、所定の第1期間で出力される第1直流電力と前記バスライン上で重畳される負の電圧の第2直流電力を前記第1期間と異なる第2期間で前記バスラインへ出力する電力出力ステップを含む、電力供給方法が提供される。
以上説明したように本発明によれば、直流の電力を供給する電源バスシステムにおいて、初期動作のための電力を供給するための補助電源が不用となり、補助電源が不用となることで、システムの簡略化、メンテナンスの容易化、受電装置のコスト低減等が可能な、新規かつ改良された電力供給装置、電力受電装置、電力供給システム及び電力供給方法を提供することができる。
本発明の第1の実施形態に係る電力供給システム1の構成について示す説明図である。 本発明の第1の実施形態に係る電力供給システム1において電力サーバから供給される電圧出力の一例を示す説明図である。 バスライン10に電圧Vsを重畳するための構成の一例を示す説明図である。 電源サーバ100からの電圧と直流電源300からの電圧とをバスライン10に重畳させた場合の一例を示す説明図である。 本発明の第1の実施形態にかかるクライアント200の構成について示す説明図である。 本発明の第2の実施形態にかかるクライアント201の構成について示す説明図である。 本発明の第3の実施形態にかかるクライアント202の構成について示す説明図である。 バスライン10に現れる電圧の変化を示す説明図である。 本発明の第4の実施形態にかかるクライアント203の構成について示す説明図である。 本発明の上記実施形態にかかる電力供給システム1による電力供給処理について説明する説明図である。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
また、以下の順序に従って本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。
<1.第1の実施形態>
<1−1.電力供給システムの構成>
<1−2.電圧出力の一例>
<1−3.バスラインに電圧を重畳するための構成>
<1−4.クライアントの構成>
<2.第2の実施形態>
<3.第3の実施形態>
<4.第4の実施形態>
<5.電力供給システムによる電力供給処理>
<6.まとめ>
<1.第1の実施形態>
<1−1.電力供給システムの構成>
まず、本発明の第1の実施形態に係る電力供給システムの構成について説明する。図1は、本発明の第1の実施形態に係る電力供給システム1の構成について示す説明図である。以下、図1を用いて本発明の第1の実施形態に係る電力供給システム1の構成について説明する。
図1に示したように、本発明の一実施形態にかかる電力供給システム1は、電源サーバ100と、クライアント200と、を含んで構成される。電源サーバ100とクライアント200とは、バスライン10を介して接続されている。
電源サーバ100は、クライアント200に対して直流電力を供給するものである。また、電源サーバ100は、クライアント200との間で情報信号を送受信する。本実施形態においては、電源サーバ100とクライアント200との間の直流電力の供給および情報信号の送受信は、バスライン10で共用されている。
電源サーバ100は、情報信号の送受信のための通信用モデム、電力の供給を制御するためのマイクロプロセッサ、直流電力の出力を制御するスイッチ等を含んで構成されている。
クライアント200は、電源サーバ100から直流電力の供給を受けるものである。また、クライアント200は、電源サーバ100との間で情報信号を送受信する。図1では、2つのクライアント200を図示しており、説明の便宜上、クライアント200をそれぞれCL1、CL2と示している。
クライアント200は、情報信号の送受信のための通信用モデム、電力の供給を制御するためのマイクロプロセッサ、直流電力の出力を制御するスイッチ等を含んで構成されている。
なお、図1に示した電力供給システム1では、1つの電源サーバ100と、2つのクライアント200とを図示しているが、本発明においては、電源サーバの数とおよびクライアントの数はかかる例に限定されないことは言うまでも無い。
以上、本発明の第1の実施形態に係る電力供給システム1の構成について説明した。次に、本発明の第1の実施形態に係る電力供給システム1において電力サーバから供給される電圧出力の一例について説明する。
<1−2.電圧出力の一例>
図2は、本発明の第1の実施形態に係る電力供給システム1において電力サーバから供給される電圧出力の一例を示す説明図である。以下、図2を用いて本発明の第1の実施形態に係る電力供給システム1において電力サーバからの電圧出力の一例について説明する。
図2に示した例では、電源サーバ100から2つのクライアント200に対する直流電力の供給の様子を示している。電源サーバ100からの電力は、図2の期間AB、CD、EF、GHのように、適当な単位時間で分割されたタイムスロット(電力スロット)においてクライアントに供給される。図2のCL1で示した部分、すなわち期間AB及び期間EFにおいては、クライアントCL1用にアドレスされた電力が送られる。また、図2のCL2で示した部分、すなわち期間CD及び期間GHにおいては、クライアントCL1用にアドレスされた電力が送られる。そして、電力スロットと電力スロットとの間の期間においては、電源サーバ100とクライアント200との間のスイッチ制御のタイミングのずれを吸収するガード期間が置かれている。電力スロットの期間は例えば1.5秒であり、ガード期間は例えば300ミリ秒である。
なお、電源サーバ100とクライアント200との間を同期させる手法や、電源サーバ100からクライアント200への電力供給手法は特許文献2に開示されており、ここでは詳細な説明は省略する。
このように、電源サーバ100からの電力供給は間歇的なものとなるので、バスライン10にクライアント200を接続しても、接続後すぐに電源サーバ100からの電力が供給されるとは限らない。クライアント200が電源サーバ100から電力の供給を受けるには、電源サーバ100に対しクライアント200の存在を通知させなければならない(特許文献2参照)。電源サーバ100に対しクライアント200の存在を通知するためには、クライアント200の内部に含まれる通信用モデムやマイクロプロセッサを動作させる必要がある。そして、通信用モデムやマイクロプロセッサの動作のためには電源サーバ100から供給される電力とは別途、動作用の電力を確保する必要がある。
そこで本実施形態においては、クライアント200の動作に用いるために、電源サーバ100から出力する直流電圧よりも低い電圧Vsをバスライン10に出力し、電源サーバ100から出力する直流電圧と重畳させる。電源サーバ100から出力する直流電圧よりも低い電圧Vsを、電源サーバ100から出力する直流電圧と重畳させることで、クライアント200の内部に含まれる通信用モデムやマイクロプロセッサを動作させるための補助電力を廃する、または小容量の補助電力を用いることが可能となる。
以上、本発明の第1の実施形態に係る電力供給システム1において電力サーバからの電圧出力の一例について説明した。次に、本発明の第1の実施形態に係る電力供給システム1における、バスライン10に電圧Vsを重畳するための構成について説明する。
<1−3.バスラインに電圧を重畳するための構成>
図3は、本発明の第1の実施形態に係る電力供給システム1において、バスライン10に電圧Vsを重畳するための構成の一例を示す説明図である。以下、図3を用いて、本発明の第1の実施形態に係る電力供給システム1において、バスライン10に電圧Vsを重畳するための構成について説明する。
図3に示した構成では、本発明の第1の実施形態に係る電力供給システム1は、バスライン10に電圧Vsを重畳するために、電源サーバ100の他に電圧Vsを出力する直流電源300を含んでいる。直流電源300は、ダイオードD2を経由して、電圧Vsの電力をバスライン10へ出力する。
一方、電源サーバ100からは、スイッチS1のスイッチングにより、クライアント200への直流電力の供給が制御される。スイッチS1がオンとなっている間は、電源サーバ100から直流電力がバスライン10へ出力され、スイッチS1がオフとなっている間は、電源サーバ100からの直流電力の供給が停止される。このスイッチS1のスイッチングの制御は、電源サーバ100に含まれる制御用マイクロプロセッサ(図示せず)によって行われるようにしてもよい。
また、電源サーバ100とクライアント200との通信は、バスライン10へ供給される電力に重畳される高周波信号によって実行される。高周波信号による通信はキャパシタCを経由する経路で行われる。従って、スイッチS1のオン・オフに関係なく、高周波信号はキャパシタCを経由してバスライン10へ送られ、電源サーバ100とクライアント200との間の高周波信号による通信が実行される。
直流電源300からの出力電圧Vsは、電源サーバ100が供給する電力の最低電圧よりも低い値に設定される。直流電源300からの出力電圧Vsは、電源サーバ100が供給する電力の最低電圧よりも低い値に設定する理由は、電源サーバ100が供給する最低電圧がVs以下になると、電力が電源サーバ100ではなく直流電源300から供給されることになってしまうので、これを防ぐためである。電源サーバ100が供給する電力の最低電圧よりも低い値にVsが設定されることで、電源サーバ100からの電力が出力される期間、すなわち図2に示した電力スロットの期間においては、VsはダイオードD2が逆バイアスされることでマスクされる。従って、電源サーバ100からの電力が出力される期間においては全ての電力は電源サーバ100から取得されることになる。そして、スイッチS1がオープンの場合にのみ、直流電源300からの出力電圧Vsのみがバスライン10で観測される。直流電源300からの出力電圧Vsのみがバスライン10で観測されるのは、図2に示した例においては、期間BC、DE、FGの各期間である、
なお、直流電源300は、出力する電流に制限をかけても良い。図1に示したような電力供給システム1においては、電力を受電するクライアント200が短絡事故等を起こした場合に、直流電源300から過大な電流が供給される恐れがあるので、直流電源300からの過大な電流の供給を防止するためである。一方、電源サーバ100からの供給電力に関しては、クライアント200と電源サーバ100との間で予め合意に達した最大供給電流により制限される。
図4は、電源サーバ100からの電圧と直流電源300からの電圧とをバスライン10に重畳させた場合の一例を示す説明図である。図4に示した例では、図2に示した例と同様に、期間AB、CD、EF、GHが、電源サーバ100から電力を供給することができる期間であり、期間BC、DE、FGが電源サーバ100とクライアント200との間のスイッチ制御のタイミングのずれを吸収するガード期間である。
図4に示した例では、期間ABにおいては電源サーバ100からの電力供給は行われていない。従って、期間ABにおいては直流電源300からの電圧Vsがそのままバスライン10に観測される。続く期間BCでは元々電源サーバ100からの電力供給は行われないので、この期間BCにおいても直流電源300からの電圧Vsがそのままバスライン10に観測される。
図4に示した例では、続く期間CDにおいて、電源サーバ100からの電力供給が行われる。この期間では、直流電源300からの電圧Vsはマスクされて、バスライン10には観測されず、電源サーバ100からの出力電圧のみがバスライン10に観測される。従って、期間CDにおけるインピーダンスは、電力の供給源である電源サーバ100のインピーダンスとなる。続く期間DEでは元々電源サーバ100からの電力供給は行われないので、この期間DEにおいては、直流電源300からの電圧Vsがそのままバスライン10に観測される。
期間CDと同様に、続く期間EFにおいて、電源サーバ100からの電力供給が行われる。この期間では、直流電源300からの電圧Vsはマスクされて、バスライン10には観測されず、電源サーバ100からの出力電圧のみがバスライン10に観測される。続く期間FGでは元々電源サーバ100からの電力供給は行われないので、この期間FGにおいては、直流電源300からの電圧Vsがそのままバスライン10に観測される。そして、続く期間GHにおいては期間ABと同様に電源サーバ100からの電力供給は行われていない。従って、期間ABにおいては直流電源300からの電圧Vsがそのままバスライン10に観測される。
このように、電源サーバ100からの出力電圧に直流電源300からの電圧Vsを、バスライン10に重畳させることで、バスライン10には常に電圧Vs以上の電圧が観測される。そして、バスライン10に接続して使用されるクライアント200は、バスライン10への接続直後から最低でも電圧Vsの電力の供給を受けることができる。
以上、本発明の第1の実施形態に係る電力供給システム1における、バスライン10に電圧Vsを重畳するための構成について説明した。次に、本発明の第1の実施形態に係る電力供給システム1における、電力の供給を受けるクライアント200の構成について説明する。
<1−4.クライアントの構成>
図5は、本発明の第1の実施形態にかかるクライアント200の構成について示す説明図である。以下、図5を用いて本発明の第1の実施形態にかかるクライアント200の構成について説明する。
図5に示したように、本発明の第1の実施形態にかかるクライアント200は、スイッチ210と、降昇圧コンバータ220と、マイクロプロセッサ230と、キャパシタC1と、を含んで構成される。なお、図5に示した構成は、直流電源300からの電圧Vsを有する電力を受け取るための構成である。クライアント200は、図5に示した構成の他に、電源サーバ100から供給される電力を受け取るための構成を含む。クライアント200が電源サーバ100から供給される電力を受け取るための構成に関しては、例えば特許文献2に開示されているものを用いることができる。
スイッチ210は、電源サーバ100からクライアント200へ電力供給が行われていない場合に閉じられるものである。スイッチ210のスイッチングはマイクロプロセッサ230によって制御される。スイッチ210が閉じられていると、クライアント200は直流電源300からの電圧Vsを有する電力を受け取ることができる。スイッチ210が閉じられている状態では、直流電源300からの電圧Vsを有する電力がキャパシタC1の蓄電に用いられる。
降昇圧コンバータ220は、入力電圧よりも高い、または低い電圧に変換して出力するものである。直流電源300からの電圧Vsを有する電力によってキャパシタC1に電荷が蓄積されると、いずれはキャパシタC1の電圧が上昇する。降昇圧コンバータ220は、このキャパシタC1の電圧の上昇に伴って動作を開始する。降昇圧コンバータ220は、入力電圧を、マイクロプロセッサ230を動作させるための電圧V_local(例えば3.3V)に変換して出力する。
マイクロプロセッサ230は、クライアント200の動作を制御するものであり、例えば、スイッチ210のスイッチングを制御したり、電源サーバ100との間の同期タイミングを検出したりするものである。
マイクロプロセッサ230は、降昇圧コンバータ220が出力する電圧V_localによって動作する。すなわち、マイクロプロセッサ230は、キャパシタC1に蓄電されて電圧が上昇し、当該電圧の上昇に伴う降昇圧コンバータ220の動作の開始に伴って、動作を開始する。
マイクロプロセッサ230が動作を開始すると、電源サーバ100との間の同期タイミングを検出することが出来るようになる。電源サーバ100との間の同期タイミングは、図4における期間BC、DE、FGに相当する。マイクロプロセッサ230は、図4における期間BC、DE、FGの各期間でスイッチ210を閉じ、それ以外の期間でスイッチ210を開放するように制御する。このようにスイッチ210のスイッチングをマイクロプロセッサ230で制御することで、電源サーバ100との間の同期タイミングにおいては直流電源300からの電圧Vsを有する電力の供給を受けることができる。また、その他の期間では直流電源300からの電圧Vsを有する電力の供給を受けないように制御することができる。
以上、本発明の第1の実施形態にかかるクライアント200の構成について説明した。以上説明したように本発明の第1の実施形態によれば、クライアント200の初期動作の電源として、正の電圧Vsからなる電力をバスライン10に重畳させることができる。当該正の電圧は、電源サーバから電力が供給されない期間において、バスライン10に観測される。従って、クライアント200は、バスライン10を流れる正の電圧Vsからなる電力を受電することで、初期動作の電源に利用することができる。
<2.第2の実施形態>
次に、本発明の第2の実施形態にかかるクライアント201の構成について説明する。図6は、本発明の第2の実施形態にかかるクライアント201の構成について示す説明図である。
図6に示したように、本発明の第2の実施形態にかかるクライアント201は、降昇圧コンバータ220と、マイクロプロセッサ230と、キャパシタC1と、を含んで構成される。図6に示したクライアント201が、図5に示したクライアント200と異なるのは、図5のスイッチ210が図6には存在していない点である。従って、図6に示したクライアント201は、入力電圧の一部(または全部)をキャパシタC1に蓄えることができる。キャパシタC1を蓄電させた後の動作については、図5に示したクライアント200と同一であるが、図6に示したクライアント201はスイッチ210が存在しないので、マイクロプロセッサ230はスイッチング制御を行わない。
このようにクライアント201を構成することで、クライアント201は、図4における期間BC、DE、FG各期間で供給される、直流電源300からの電圧Vsを有する電力だけでなく、期間CD、EFその他の期間で電源サーバ100から供給されるクライアント用の電力の一部を使用することが出来る。
以上、本発明の第2の実施形態にかかるクライアント201の構成について説明した。以上説明したように本発明の第2の実施形態によれば、クライアント201の初期動作の電源として、正の電圧Vsからなる電力をバスライン10に重畳させることができる。当該正の電圧は、電源サーバから電力が供給されない期間において、バスライン10に観測される。従って、クライアント201は、バスライン10を流れる正の電圧Vsからなる電力を受電することで、初期動作の電源に利用することができる。またクライアント201は、直流電源300からの電圧Vsを有する電力だけでなく、電源サーバ100から供給されるクライアント用の電力の一部を、初期動作の電源として使用することが出来る。
<3.第3の実施形態>
次に、本発明の第3の実施形態にかかるクライアント202の構成について説明する。図8は、本発明の第3の実施形態にかかるクライアント202の構成について示す説明図である。
図8に示したように、本発明の第3の実施形態にかかるクライアント202は、コンバータ212と、マイクロプロセッサ230と、ダイオードD1と、キャパシタC1と、を含んで構成される。そしてコンバータ212は、スイッチ211と、レギュレータ213と、キャパシタC2と、インダクタL1と、抵抗R1、R2と、を含んで構成される。
上述した本発明の第1の実施形態及び第2の実施形態では、直流電源300からは正の電圧Vsを有する電力が供給されていた。本発明の第3の実施形態では、直流電源300からは負の電圧−Vsを有する電力が供給される。図7は、本発明の第3の実施形態において、電源サーバ100からの電圧と直流電源300からの電圧とをバスライン10に重畳させた場合の一例を示す説明図である。
図7に示したように、本発明の第3の実施形態では、期間ABにおいては電源サーバ100及び直流電源300からの電力供給は行われていない。従って、期間ABにおいてはグランドの電圧がバスライン10に観測される。続く期間BCでは、直流電源300からの電力供給が行われ、また電源サーバ100からの電力供給は元々行われないので、この期間BCにおいては直流電源300からの負の電圧−Vsがバスライン10に観測される。
図7に示した例では、続く期間CDにおいて、電源サーバ100からの電力供給が行われる。この期間では、直流電源300からは電力が供給されないので、電源サーバ100からの出力電圧のみがバスライン10に観測される。続く期間DEでは、期間BCと同様に、直流電源300からの電力供給が行われ、また電源サーバ100からの電力供給は元々行われないので、この期間BCにおいては直流電源300からの負の電圧−Vsがバスライン10に観測される。
以後、期間EFにおいては、電源サーバ100からの出力電圧のみがバスライン10に観測され、期間FGにおいては、直流電源300からの負の電圧−Vsがバスライン10に観測される。そして、期間GHにおいては、電源サーバ100からの出力電圧のみがバスライン10に観測される。図8に示した本発明の第3の実施形態にかかるクライアント202は、この直流電源300からの負の電圧−Vsを、コンバータ212によって正の電圧V_localに変換してマイクロプロセッサ230の初期動作に用いる構成を示したものである。なお、図8に示したクライアント202では、負の電圧−Vsを正の電圧V_localに変換するコンバータ212を示したが、本発明においては、負の電圧−Vsを正の電圧V_localに変換するための手段はかかる例に限定されないことは言う間でもない。
直流電源300からの負の電圧−Vsを有する電力がバスライン10に出力されると、当該電力をクライアント202で受電する。クライアント202では、受電した電力の一部(または全部)を用いて、ダイオードD1を経由してキャパシタC1を蓄電する。直流電源300からの負の電圧−Vsを有する電力を用いてキャパシタC1を蓄電すると、コンバータ212が負の電圧−Vsから正の電圧V_localに変換する。そして、この変換後の正の電圧V_localが、マイクロプロセッサ230の初期動作に用いられる。従って、直流電源300から出力される、負の電圧−Vsを有する電力を用いて、クライアント202のマイクロプロセッサ230を動作させることができる。またクライアント202のマイクロプロセッサ230の初期動作に、電源サーバ100からクライアント向けに出力された電力を用いる必要が無くなり、電源サーバ100からの電力を効率的に消費することができる。
また、本実施形態では、図7に示したような電圧の変化がバスライン10に現れる。従って、電源サーバ100とクライアント202との同期期間部分、すなわち図7における期間BC、DE、FGを、バスライン10を流れる高周波信号をモニタすることなく、電圧の変化を検出することで取り出すことが可能となる。
以上、本発明の第3の実施形態にかかるクライアント202の構成について説明した。以上説明したように本発明の第3の実施形態によれば、クライアント202の初期動作の電源として、負の電圧からなる電力をバスライン10に重畳させることができる。クライアント202は、バスラインを流れる負の電圧からなる電力を受電し、負の電圧から正の電圧へ変換することで、初期動作の電源に利用することができる。
<4.第4の実施形態>
次に、本発明の第4の実施形態にかかるクライアント203の構成について説明する。図9は、本発明の第4の実施形態にかかるクライアント203の構成について示す説明図である。
上述したように電源サーバとクライアントとの同期期間において、直流電源300から負の電圧−Vsを出力すると、クライアントにおいてバスライン上を流れる高周波信号をモニタすることなく、電圧の変化を検出することで、当該同期期間を取り出すことが出来る。
特許文献2に記載されているように、当該同期期間においては、電力供給システム全体のタイミング情報がバスライン上を流れている。従って、直流電源300から出力される負の電圧−Vsを、電力供給システムに接続されている電源サーバやクライアントがタイミング情報として利用することが可能となる。
特許文献2に記載されているようなサーバ−クライアント型の電力供給システムでは、システム(バスライン)上に電源サーバが1台しかない初期状態においては、当該電源サーバは同期期間において送出する同期パケットに、適当なフラグとなる引数を付加して出力する。かかる状態においては、電源サーバは負電源を出力しない。この状態からシステム(バスライン)上にさらに電源サーバ、またはクライアントが接続されると、電力供給システム内で同期サーバの選出が行われ、いずれか1つの電源サーバが同期サーバとなる。負の電圧−Vsは、この同期サーバが選出された状態が成立した時点から出力される。従って、負の電圧−Vsは、選出された同期サーバから出力するようにしてもよい。
本実施形態のように、直流電源300から出力される負の電圧−Vsを、電力供給システムに接続されている電源サーバやクライアントがタイミング情報として利用する方式の利点は、同期タイミングが極めて正確に把握できることにある。従来においては、例えば特許文献2に記載されているように、電源サーバとクライアントとの間の同期を、同期パケットの検出によって行うソフトウェア的な同期によって行っていた。このソフトウェア的同期による手法では、同期パケットが出力されるまでの処理時間がソフトウェア内部の状況の影響を受けるので、非常に正確なタイミングを作り出すことは困難である。一方、同期サーバが作り出した同期パケットを受信する側も同様であり、バスラインを流れる同期パケットを検出したとしても、最終的に同期タイミングであると判断するまでにはソフトウェア処理のばらつきが生じるおそれがある。
当該手法に対し、負の電圧−Vsを、電力供給システムに接続されている電源サーバやクライアントがタイミング情報として利用する方式では、タイミング検出精度が非常に高くなるという利点がある。従って、電力パケットを出力するタイミングに対する同期タイミング期間の最小化を実現しやすくなるという効果が生じる。なお現実的には、同期タイミング期間を減らすということは電力の減少に繋がるので、適当な期間を同期タイミングとして設定することが望ましい。
以上の点を踏まえて、本発明の第4の実施形態にかかるクライアント203の構成について説明する。図9に示したように、本発明の第4の実施形態にかかるクライアント203は、スイッチ211と、コンバータ212と、タイミング検出回路221と、マイクロプロセッサ230と、ダイオードD1と、キャパシタC1と、を含んで構成される。そしてコンバータ212は、レギュレータ213と、キャパシタC2と、インダクタL1と、抵抗R1、R2と、を含んで構成される。
図9に示した本発明の第4の実施形態にかかるクライアント203が、図7に示した本発明の第3の実施形態にかかるクライアント202と異なるのは、タイミング検出回路221が設けられている点である。タイミング検出回路221は、バスライン10に直結されており、直流電源300が出力し、バスライン10で観測される負の電圧−Vsの発生を検出する回路である。タイミング検出回路221で負の電圧−Vsの発生を検出することで、電源サーバ100とクライアント203との間の同期タイミングを検出することができる。
なお、クライアント203には、タイミング検出回路221が負の電圧−Vsを検出すると、マイクロプロセッサ230が使用可能な電圧に変換してマイクロプロセッサ230に供給するレベル変換回路を備えていても良い。そして、マイクロプロセッサ230はこのレベル変換回路からの電圧の供給のタイミングで、例えば割り込み処理を起動し、電力供給システム1における同期処理を実行することができる。
以上、本発明の第4の実施形態にかかるクライアント203の構成について説明した。以上説明したように本発明の第4の実施形態によれば、クライアント203の初期動作の電源として、負の電圧からなる電力をバスライン10に重畳させることができる。クライアント202は、バスラインを流れる負の電圧からなる電力を受電し、負の電圧から正の電圧へ変換することで、初期動作の電源に利用することができる。また、負の電圧の発生期間を検出することで、クライアント203は当該期間を電源サーバとの同期処理に利用することができる。
<5.電力供給システムによる電力供給処理>
なお、図1に示した電力供給システム1における電力の供給方法については、上記特許文献2(特開2008−123051号公報)において説明されている。従って、ここでは詳細な説明は省略するが、本発明の上記各実施形態にかかる電力供給システム1による電力供給処理について簡単に説明する。
図10は、本発明の上記各実施形態にかかる電力供給システム1による電力供給処理について説明する説明図である。以下、図10を用いて、本発明の上記各実施形態にかかる電力供給システム1による電力供給処理について説明する。
図10に示したように、電源サーバ100は、バスライン10に対して定期的に同期パケットA1、A2、A3、・・・を出力する。また、電源サーバ100は、クライアント200に電力を供給するために、クライアント200との間で送受信される情報信号である情報パケットB1、B2、B3、・・・および電力エネルギーをパケット化した電力パケットC1、C2、C3、・・・を出力する。一方、クライアント200は、電源サーバ100から電力の供給を受けるために、電源サーバ100との間で送受信される情報信号である情報パケットD1、D2、D3、・・・を出力する。
電源サーバ100は、所定の間隔(例えば1秒間隔)のタイムスロットの開始時に、同期パケットA1、A2、A3、・・・を出力する。タイムスロットは、情報パケットが送信される情報スロットと、電力パケットが送信される電力スロットとからなる。情報スロットIS1、IS2、IS3、・・・は、電源サーバ100とクライアント200との間で情報パケットのやり取りが行われる区間である。また電源スロットPS1、PS2、PS3、・・・は、電源サーバ100からクライアント200へ供給される電力パケットC1、C2、C3、・・・が出力される区間である。情報パケットは、情報スロットIS1、IS2、IS3、・・・の区間においてのみ出力可能なパケットである。従って、1つの情報スロットにおいて情報パケットの送受信が完了しない場合には複数の情報スロットに渡って情報パケットが送信される。一方、電力パケットは、電源スロットPS1、PS2、PS3、・・・の区間においてのみ出力可能なパケットである。
電源サーバ100は、自身が供給可能な電力仕様を示すサーバ電源プロファイルを1または2以上有しており、クライアント200は、自身の仕様に適合する電力を供給可能な電源サーバ100から、電力の供給を受けるものとする。このとき、クライアント200は、電源サーバ100からサーバ電源プロファイルを取得して、自身に対する電源サーバ100の仕様(サーバ電源プロファイル)を決定する。このためにまず、クライアント200は、電源サーバ100が出力する同期パケットA1を検出して、同期パケットA1に含まれる電源サーバ100のアドレスを取得する。アドレスは、例えばMACアドレスとすることができる。次いで、クライアント200は、電源サーバ100に対して、電源サーバ100が有するサーバ電源プロファイルの数の送信を要求する情報パケットD1を送信する。
情報パケットD1を受信した電源サーバ100は、情報パケットB1において、電源サーバ100が有するサーバ電源プロファイルの数であるサーバ電源プロファイル数を送信する。情報パケットB1を受信したクライアント200は、電源サーバ100のサーバ電源プロファイルの数だけサーバ電源プロファイルの内容を電源サーバ100から取得する。例えば電源サーバ100が2つのサーバ電源プロファイルを有する場合、クライアント200は、まず、1つめのサーバ電源プロファイルを取得する。1つめのサーバ電源プロファイルを取得したクライアント200は、電源の使用を要求する情報パケットD2として電源サーバ100に送信する。
情報パケットD2を受信した電源サーバ100は、電源サーバ100の内部に設けられた記憶部(図示せず)に記憶された第1のサーバ電源プロファイルを、情報パケットB2としてクライアント200に送信する。電源サーバ100から情報パケットB2を受信したクライアント200は、第2のサーバ電源プロファイルを取得するための情報パケットを送信する。しかし、この時点では情報スロットIS1が終了し、電源パケットを送信するための電源スロットPS1が開始している。従って、かかる情報パケットは次の情報スロットIS2において送信される。また、電源スロットPS1においては、クライアント200が電源サーバ100から供給を受ける電源仕様が確定していないため、電力の供給は行われない。
電源スロットPS1が終了し、次のタイムスロットの開始を示す同期パケットA2が電源サーバ100から出力される。その後、電源サーバ100から情報パケットB2を受信したクライアント200は、第2のサーバ電源プロファイルを取得するための情報を情報パケットD3として送信する。
情報パケットD3を受信した電源サーバ100は、電源サーバ100の内部に設けられた記憶部(図示せず)に記憶された第2のサーバ電源プロファイルを、情報パケットB3としてクライアント200に送信する。情報パケットB3を受信して電源サーバ100の有する2つのサーバ電源プロファイルを取得したクライアント200は、自身に適合する電源仕様のサーバ電源プロファイルを選択する。そして、クライアント200は、電源サーバ100に対して選択したサーバ電源プロファイルを確定させるための情報パケットD4を送信する。
情報パケットD4を受信した電源サーバ100は、クライアント200に対して第1のサーバ電源プロファイルを確定したことを通知するため、情報パケットB4として電源仕様が確定した旨の応答を表す情報を、クライアント200に送信する。その後、情報スロットIS2が終了して電源スロットPS2が開始すると、電源サーバ100はクライアント200に対して電源パケットC1を出力し、電源供給を行う。なお、電力パケットの送信のタイミングについては、送信開始時間設定リクエストを表す情報を用いることにより、電力供給開始時間をクライアント200から電源サーバ100に指定することができる。
以上、本発明の上記各実施形態にかかる電力供給システム1による電力供給処理について説明した。上述の本発明の第3の実施形態及び第4の実施形態では、直流電源300は、負の電圧−Vsからなる電力を、電源サーバから電力パケットが送出されない期間、すなわち情報スロットの期間において出力することができる。そして、本発明の第4の実施形態にかかるクライアント203は、負の電圧の発生期間を検出することで当該期間を電源サーバとの同期処理に利用することができる。
<6.まとめ>
以上説明したように、本発明の各実施形態によれば、電力供給システム1において、電源サーバ100から出力する電力とは別に、所定の正の電圧Vsまたは負の電圧−Vsを有する直流電力を出力する直流電源300を設ける。正の電圧Vsを有する直流電力を出力する場合には、直流電源300は当該直流電力を常時供給する。また、負の電圧−Vsを有する直流電力を出力する場合には、直流電源300は電源サーバ100からの電力供給が行われない期間(同期期間)においてのみ、当該直流電力を供給する。そして、本発明の各実施形態にかかるクライアントは、直流電源300から供給される正の電圧Vsまたは負の電圧−Vsを有する直流電力を受電し、受電した電力をマイクロプロセッサの動作に用いる。
このように直流電力を供給し、また直流電力を受電することで、サーバ−クライアント方式の電力供給システムに動的に接続される電源サーバやクライアントは、初期動作を開始させるための補助電力が不要となる。補助電力が不要となることで、電力供給システムの簡略化、メンテナンス性の改善及び向上、コスト低減等の効果が生じる。
また、負の電圧−Vsを有する直流電力をパルス状にバスライン10に出力し、受電側では当該パルス状に出力された負の電圧−Vsを有する直流電力を受電することで、この直流電力を同期タイミングの判断に用いることが出来る。ソフトウェア的にではなく、ハードウェア的に同期タイミングを判断することで、同期タイミングの検出がより正確になり、電源サーバ100からの電源出力タイミングの制御精度を向上させることができる。すなわち、電源サーバ100からの電力出力タイミングの制御精度を向上させることで、電力出力タイミングに対する同期タイミング期間の最小化が可能となるので、電源サーバ100から電力を受け取る際のアイドリング時間の減少に繋げることが出来る。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる例に限定されない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
例えば、上記実施形態では、電源サーバ100とは別の直流電源300から、所定の正の電圧Vsまたは負の電圧−Vsを有する直流電力を出力する構成としたが、本発明はかかる例に限定されない。例えば、電源サーバとクライアントとの間の同期を制御する同期サーバに、所定の正の電圧Vsまたは負の電圧−Vsを有する直流電力を出力する直流電源を備える構成としてもよい。
本発明は、電力供給装置、電力受電装置、電力供給システム及び電力供給方法に適用可能であり、特に、直流電力を供給する電力供給システムおよび当該電力供給システムにおいて用いられる電力供給装置、電力受電装置、および電力供給方法に適用可能である。
1 電力供給システム
100 電源サーバ
200、201、202、203 クライアント
210、211 スイッチ
212 コンバータ
213 レギュレータ
221 タイミング検出回路
220 降昇圧コンバータ
230 マイクロプロセッサ
300 直流電源

Claims (9)

  1. 情報を表す情報信号と直流電力とが重畳されるバスラインに接続され、所定の第1期間で出力される第1直流電力と前記バスライン上で重畳される正の電圧の第2直流電力を前記バスラインへ常時出力する直流電源を含み、
    前記第2直流電力の電圧値は、前記第1直流電力の最低電圧未満である、電力供給装置。
  2. 情報を表す情報信号と直流電力とが重畳されるバスラインに接続され、
    所定の第1期間で出力される第1直流電力と前記バスライン上で重畳され、該直流電力の最低電圧未満の正の電圧の第2直流電力を前記バスラインから受電する受電手段を備える、電力受電装置。
  3. 情報を表す情報信号と直流電力とが重畳されるバスラインに接続される電力供給装置及び電力受電装置を含み、
    前記電力供給装置は、所定の第1期間で出力される第1直流電力と前記バスライン上で重畳される正の電圧の第2直流電力を前記バスラインへ常時出力する直流電源を含み、
    前記第2直流電力の電圧値は、前記第1直流電力の最低電圧未満であり、
    前記電力受電装置は、前記所定の第1期間で出力される前記第1直流電力と前記バスライン上で重畳され、該直流電力の最低電圧未満の正の電圧の前記第2直流電力を前記バスラインから受電する受電手段を備える、電力供給システム。
  4. 情報を表す情報信号と直流電力とが重畳されるバスラインに接続され、所定の第1期間で出力される第1直流電力と前記バスライン上で重畳される正の電圧の第2直流電力を前記バスラインへ常時出力する電力出力ステップを含み、
    前記第2直流電力の電圧値は、前記第1直流電力の最低電圧未満である、電力供給方法。
  5. 情報を表す情報信号と直流電力とが重畳されるバスラインに接続され、所定の第1期間で出力される第1直流電力と前記バスライン上で重畳される負の電圧の第2直流電力を前記第1期間と異なる第2期間で前記バスラインへ出力する直流電源を含む、電力供給装置。
  6. 情報を表す情報信号と直流電力とが重畳されるバスラインに接続され、
    所定の第1期間で出力される第1直流電力と前記バスライン上で重畳され、前記第1期間と異なる第2期間で出力される負の電圧の第2直流電力を前記バスラインから受電する受電手段を備える、電力受電装置。
  7. 前記第2直流電力の負の電圧の発生によって前記第2期間を検出するタイミング検出部をさらに備え、
    前記タイミング検出部で検出された前記第2期間を、前記バスラインに接続される他の装置との同期処理に利用する、請求項6に記載の電力受電装置。
  8. 情報を表す情報信号と直流電力とが重畳されるバスラインに接続される電力供給装置及び電力受電装置を含み、
    前記電力供給装置は、所定の第1期間で出力される第1直流電力と前記バスライン上で重畳される負の電圧の第2直流電力を前記第1期間と異なる第2期間で前記バスラインへ出力する直流電源を含み、
    前記電力受電装置は、所定の第1期間で出力される第1直流電力と前記バスライン上で重畳され、前記第1期間と異なる第2期間で出力される負の電圧の第2直流電力を前記バスラインから受電する受電手段を備える、電力供給システム。
  9. 情報を表す情報信号と直流電力とが重畳されるバスラインに接続され、所定の第1期間で出力される第1直流電力と前記バスライン上で重畳される負の電圧の第2直流電力を前記第1期間と異なる第2期間で前記バスラインへ出力する電力出力ステップを含む、電力供給方法。
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