JP2010261962A - ジェットポンプ及び原子炉 - Google Patents

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Abstract

【課題】効率を更に増大できるジェットポンプを提供する。
【解決手段】ジェットポンプ7は、ノズル装置8及び逆U字状のエルボ管19をベルマウス24の上方に配置する。ノズル装置8はノズル部9及びノズル部9の上端に設置されたノズルヘッダー部13を有する。内部冷却水吸引通路17はノズル部9及びノズルヘッダー部13内に配置される。ノズルヘッダー部13は内部に内部冷却水吸引通路17を取り囲む環状ヘッダー部16を形成し、ノズル部9は内部に内部冷却水吸引通路17を取り囲む環状噴出口12を形成している。エルボ管19がノズルヘッダー部13の上端に接続される。内部冷却水吸引通路17は、エルボ管19の一端からエルボ管19内に挿入されており、エルボ管19の外面に開口部18を形成している。エルボ管19内の冷却水通路は、内部冷却水吸引通路17の軸心に対して上方から下方に向かって傾斜している。
【選択図】図1

Description

本発明は、ジェットポンプ及び原子炉に係り、特に、沸騰水型原子炉に適用するのに好適なジェットポンプ及び原子炉に関する。
従来の沸騰水型原子炉(BWR)は、原子炉圧力容器内にジェットポンプを設置している。ジェットポンプは、ノズル、ベルマウス、スノート及びディフューザを備える。再循環系配管は原子炉圧力容器に接続される。この再循環系配管に設けられた再循環ポンプの駆動によって昇圧された冷却水は、再循環系配管を通り、駆動水としてノズルからジェットポンプ内に噴出される。ノズルは、駆動水の速度を増加させる。噴出された駆動水によって、ノズルの周囲に存在する冷却水が被駆動水としてスノート内に流入する。ディフューザから排出された冷却水は、下部プレナムを経て炉心に供給される(例えば、USP3,625,820参照)。
特開2002−89499号公報は、被搬送物(雨水、沈砂池に流入した下水及び固形物等)を吸引する吸引管及び吸引管を取り囲む筒状部材を有するジェットポンプを記載する。更に、このジェットポンプは、吸引管を取り囲んで設けられて筒状部材と吸引管の間に高圧水供給室を形成している。高圧水供給室に開口する複数の噴射口が、吸引管を取り囲んで配置されている。高圧水供給室内に供給された高圧水がそれらの噴射口から噴出されることによって、吸引管から被搬送物を吸引する。
特開2001−90700号公報の図3に記載されたジェットポンプは、ベンチュリー管を有し、ベンチュリー管の上流に駆動水を噴出させるノズルを備えている。このノズルは、内側円筒及び内側円筒を取り囲む外側円筒を有する。内側円筒と外側円筒の間に形成された駆動水用流路は、断面積が駆動水の吐出側に向かって徐々に減少する環状流路になっている。駆動水用流路に供給された駆動水は、その流路の一端(吐出口)からベンチュリー管内に向かって噴出される。ノズルの周囲に存在する洗浄水が、ノズルから噴出される駆動水によってベンチュリー管内に吸引される。具体的には、この洗浄水は、ノズルとベンチュリー管の間に形成される第1冷却水吸引流路、及び内側円筒より内側に形成される第2冷却水吸引流路をそれぞれ通ってベンチュリー管内に流入する。ノズルからは円筒状態になった駆動水が噴出される。円筒状態の駆動水の横断面は連続したリングになっている。
USP3,625,820 特開2002−89499号公報 特開2001−90700号公報
ジェットポンプの性能は、以下に示すようなM比、N比、効率によって表される。M比は、ノズル部での駆動水(再循環水)の流量Qnに対する、スロート部に流入する被駆動水(冷却水)の流量Qsの比であり、(1)式で表される。
M比 = Qs/Qn ……(1)
N比は、駆動水に対する被駆動水の全圧比であり、(2)式で表される。
N比 = (Pd−Ps)/(Pn−Pd) ……(2)
ここで、Pdはディフューザ部の全圧、Psはスロート部の全圧、Pnはノズル部の全圧である。効率ηは、駆動水に対する被駆動水のエネルギーの比であり、M比とN比の積で表される。
η = M比 × N比 ……(3)
ジェットポンプとしては、M比、N比及び効率ηが大きいことが望ましい。小さい容量の再循環ポンプを用いて、ジェットポンプから吐出される冷却水流量を効率良く増加させることができれば、再循環系をコンパクト化することができ、再循環系の設置スペースを低減できる。
例えば、既設の原子炉(例えば、BWR)で出力向上を行う場合には、炉心流量を増加して炉心の冷却能力を高めることにより、原子炉出力の増大幅を拡大することができる。
また、炉心流量の制御幅を拡大することによって、炉心内のボイド率の変化幅が増大し、燃料経済性を高めることができる。このように炉心流量を増加させるためには、再循環ポンプ、給水ポンプ及びジェットポンプを改良するとよい。発明者らは、出力向上を目的とした既設の原子炉の改造においては、再循環ポンプ及び給水ポンプなどの大型機器の改造、交換に比べて、ジェットポンプの改良が有効であることを見出した。ジェットポンプの性能は、駆動水と被駆動水の混合部の形状に大きく依存するため、駆動水を噴出するノズルを改良することにより、その性能を向上できる可能性がある。
被搬送物を吸引する吸引管、及び吸引管を取り囲み内部に駆動水が供給される筒状部材を有する、特開2002−89499号公報に記載されたジェットポンプは、冷却水を炉心に供給する、原子炉のジェットポンプに用いることはできない。もし、特許文献2に記載されたジェットポンプを原子炉圧力容器内のオープンエリアであるダウンカマ内に設置した場合には、吸引部での圧力損失が大きくなり、M比を大きくすることができない。また、吸引部での圧力損失を小さくし、M比を大きくするために吸引管の口径を大きくすると、環状部である高圧水供給室が大きくなり、現状のBWRで2台1セットのジェットポンプ上部の狭いダウンカマ領域に設置できなくなる。
特開2001−90700号公報の図3に記載されたジェットポンプは、ノズルから噴出される駆動水の噴出流によって、ノズルの周囲に存在する被駆動水を、第1冷却水吸引流路及び第2冷却水吸引流路をそれぞれ通してベンチュリー管内に流入させる。特開2001−90700号公報に記載されたノズルをUSP3,625,820に記載されたジェットポンプに用いることによって、ジェットポンプの効率を増大させることができる。
しかしながら、特開2001−90700号公報の図3に記載されたジェットポンプは、内側円筒と外側円筒の間に形成された駆動水用流路に駆動水供給管を通して真横から駆動水を供給している。このため、駆動水用流路内に流入した駆動水は、真横から内側円筒に衝突し、下方に向かって直角に曲げられるので、圧力損失が大きく、ノズルに接続された駆動水供給管とノズルの接続部に大きな力がかかりやすい。ノズルと駆動水供給管の接続部の強度を高める必要がある。また、BWRの原子炉圧力容器内に設置されたジェットポンプは、逆U字状のエルボ管、ノズル及びスロート部が一体となっていて取り外し可能な構造となっている。そのエルボ管に接続されるライザ管は、原子炉圧力容器内に配置されて炉心を取り囲む炉心シュラウドに固定されている。内側円筒及び外側円筒を有するノズルを取り付けるためには、ライザ管及びノズル固定具を改造しなければならない。
原子炉の増出力の度合いを大きくするためには、ジェットポンプの更なる効率向上が求められる。
本発明の目的は、効率を更に増大できるジェットポンプ及び原子炉を提供することにある。
上記した目的を達成する本発明の特徴は、被駆動流体が流れる被駆動流体通路を形成する第1管路部材を内部に有すると共に、第1管路部材を取り囲み駆動流体が導かれるヘッダー部、及びこのヘッダー部に連絡されて第1管路部材を取り囲み、駆動流体を噴出する環状の噴出口を形成しているノズル部をそれぞれ有するノズル装置と、
ノズル装置に一端が接続されて駆動流体を前記ヘッダー部に導く第2管路部材とを備え、
第1管路部材は、前記一端を通って第2管路部材内に形成される駆動流体通路内に配置され、第2管路部材の外側に開口する被駆動流体通路の開口部を形成し、
駆動流体通路は、駆動流体が第1管路部材に対し第1管路部材の軸方向において前記一端に向かって斜めに当たるように形成されていることにある。
第2管路部材内に形成される駆動流体通路が、駆動流体が第1管路部材に対し第1管路部材の軸方向において前記一端に向かって斜めに当たるように形成されているので、駆動流体通路内の圧力損失が低減される。ノズル部の環状の噴出口から噴出される駆動流体の流速がより速くなるので、ジェットポンプ本体内に吸引される被駆動流体の流量が増加する。このため、ジェットポンプの効率がさらに増大する。
被駆動流体が流れる被駆動流体通路を形成する第1管路部材を内部に有すると共に、第1管路部材を取り囲み駆動流体が導かれるヘッダー部、及びこのヘッダー部に連絡されて第1管路部材を取り囲み、駆動流体を噴出する環状の噴出口を形成しているノズル部をそれぞれ有するノズル装置と、
このノズル装置に一端が接続されて駆動流体をヘッダー部に導く逆U字状に曲げられている第2管路部材とを備え、
ノズル装置の軸方向に延びている第1管路部材は、前記一端を通って第2管路部材内に形成される駆動流体通路内に配置され、第2管路部材の外側に開口する被駆動流体通路の開口部を形成し、
第1管路部材の第2管路部材への取り付け位置を、第2管路部材の外面の頂点よりも低い位置に配置することによっても、上記した目的を達成することができる。
本発明によれば、ジェットポンプの効率をさらに増大させることができる。
本発明の好適な一実施例である、BWRに適用される実施例1のジェットポンプのノズル装置付近の縦断面図である。 図1に示すノズル装置の斜視図である。 実施例1のジェットポンプが適用される沸騰水型原子炉の縦断面図である。 実施例1のジェットポンプの側面図である。 実施例1のジェットポンプ及び比較例のジェットポンプの各特性を示す説明図である。 本発明の他の実施例である、BWRに適用される実施例2のジェットポンプのノズル装置付近の縦断面図である。 本発明の他の実施例である、BWRに適用される実施例3のジェットポンプのノズル装置付近の斜視図である。 図7に示すノズル装置付近の縦断面図である。
本発明の実施例を、図面を用いて以下に説明する。
本発明の好適な一実施例である実施例1のジェットポンプを、以下に説明する。本実施例のジェットポンプの構造を説明する前に、沸騰水型原子炉(BWR)の概略の構造を、図3及び図4を用いて以下に説明する。
沸騰水型原子炉(BWR)1は、原子炉圧力容器(以下、RPVという)2を有し、RPV2内に炉心3を配置している。炉心3には複数の燃料集合体(図示せず)が装荷されている。RPV2内に配置された炉心シュラウド4が炉心3を取り囲んでいる。気水分離器5及び蒸気乾燥器6がRPV2内で炉心3の上方に配置される。複数のジェットポンプ7が、RPV2と炉心シュラウド4の間に形成される環状流路であるダウンカマ31内に配置される。RPV2には再循環系が設けられる。この再循環系は、再循環系配管32及び再循環ポンプ33を有する。再循環ポンプ33は再循環系配管32に設けられる。再循環系配管32の一端は、RPV2に接続され、ダウンカマ31に連絡される。再循環系配管32の他端は、RPV2内に達してダウンカマ31内に配置されたライザ管34(図4参照)に接続される。給水配管36及び主蒸気配管35がRPV2に接続される。
ジェットポンプ7は、ノズル装置8、逆U字状に曲げられたエルボ管(第2管路部材)19、ベルマウス24、スロート25及びディフューザ26を有する。ディフューザ26は炉心シュラウド4に取り付けられた仕切り部材に設置される。スロート25は、ディフューザ26の上端部にジョイント部27によって結合されている。ベルマウス24はスロート25の上端に取り付けられる。ノズル装置8は、ベルマウス24の上方に配置され、複数の支持板37によってベルマウス24に取り付けられている。ノズル装置8とベルマウス24の間には、外部冷却水吸引通路38が形成される。エルボ管19の一端は、ノズル装置8の上端に取り付けられている。一本のライザ管34の両隣に二基のジェットポンプ7が配置される。それぞれのジェットポンプ7のノズル装置8は、別々のエルボ管19によってその一本のライザ管34に接続されている。
RPV2内の上部に存在する冷却水(被駆動流体、冷却材)は、給水配管36からRPV2に供給された給水と混合されてダウンカマ31内を下降する。この冷却水は、再循環ポンプ33の駆動によって再循環系配管32内に流入し、再循環ポンプ33によって昇圧される。この昇圧された冷却水を、便宜的に、駆動水(駆動流体)という。この駆動水は、再循環系配管33及びライザ管34を介してジェットポンプ7のエルボ管19内に流入し、エルボ管19によって流れ方向を180°変えられた後、ノズル装置8から噴出される。ノズル装置8の周囲に存在する冷却水は、駆動水の噴出によって、外部冷却水吸引通路38を通ってベルマウス24内に吸い込まれ、さらにスロート25内に吸い込まれる。
この冷却水は、駆動水と共にスロート25及びディフューザ26内を下降し、ディフューザ26から吐出される。吐出された冷却水(駆動水を含む)は、下部プレナム39を経て炉心3に供給される。冷却水は、炉心3を通過する際に加熱されて水及び蒸気を含む二相流となる。気水分離器5は炉心3から排出された蒸気と水を分離する。分離された蒸気は、蒸気乾燥器6でさらに湿分を除去されて主蒸気配管35に排出される。この蒸気は、蒸気タービン(図示せず)に導かれ、蒸気タービンを回転させる。蒸気タービンから排出された蒸気は、復水器(図示せず)で凝縮されて水となる。この水は、給水として給水配管36よりRPV2内に供給される。気水分離器5及び蒸気乾燥器6で分離された水は、ダウンカマ31内を下降する。
ジェットポンプ7は、再循環ポンプ33から吐出される駆動水の駆動力によってノズル装置8の周囲に存在する冷却水を効果的に吸引し、ジェットポンプ7から吐出される冷却水の流量を駆動水の流量よりも増大させる。再循環ポンプ33によって与えられた駆動水の運動エネルギーを有効に使用することによって、ジェットポンプ7から吐出される冷却水の量が増大する。このため、駆動水の運動エネルギーが増加するようにノズル装置8の出口における駆動水の流速を増加させると共に、スロート25の流路面積をベルマウス24のそれよりも小さくすることにより冷却水の速度を増加して静圧を減圧させる。これにより、冷却水をスロート25に吸い込むことができ、少ない動力で必要な炉心流量を確保することができる。
ジェットポンプ7において、M比及びN比を増大させ、効率ηを更に高めるためには、圧力損失を極力小さくすること、及び駆動水で誘発される吸引力を最大限利用することが重要となる。そこで、本実施例のジェットポンプ7は、ノズル装置8を軸方向に貫通し、上端にダウンカマ31に連通する開口部18を形成する内部冷却水吸引通路17を、ノズル装置8内に形成している。さらに、ジェットポンプ7は、内部冷却水吸引通路17がエルボ管19内を上方に向かって伸びており、開口部18がエルボ管19の頂点TPよりも下方の位置でエルボ管19の外面に形成されている。
本実施例のジェットポンプ7のノズル装置8付近の詳細な構成を、図1及び図2を用いて説明する。ジェットポンプ7は、前述したように、ノズル装置8、エルボ管(第2管路部材)19、ベルマウス24、スロート25及びディフューザ26を有する。ベルマウス24、スロート25及びディフューザ26をジェットポンプ本体と称する。スロート25は、ジェットポンプ本体内で最も流路断面積が小さくなっている。ベルマウス24は、スロート25との接続部から上方に向かって流路断面積が増大している。ディフューザ26は、スロート25との接続部から下方に向かって流路断面積が徐々に増大している。
ノズル装置8は、図1に示すように、ノズル部9及びノズルヘッダー部13を有する。
ノズルヘッダー部13は、外部円筒部材14及び外部円筒部材14の内側に配置された内部円筒部材15を有する。同心円状に配置された外部円筒部材14と内部円筒部材15の間に、環状ヘッダー部16が形成される。ノズル部9は、ノズルヘッダー部13の下方に配置され、ノズルヘッダー部13の下端部に取り付けられる。
ノズル部9は、外部円筒部材10、内部円筒部材11、外部漏斗筒部40及び内部漏斗筒部41を有する。外部円筒部材10は内部円筒部材11を取り囲み、外部円筒部材10及び内部円筒部材11は同心円状に配置される。外部漏斗筒部40は内部漏斗筒部41を取り囲み、外部漏斗筒部40と内部漏斗筒部41は同心円状に配置される。外部漏斗筒部40及び内部漏斗筒部41は、それぞれ下方に向かって横断面積が減少する。外部漏斗筒部40は外部円筒部材10の上端に取り付けられ、内部漏斗筒部41は内部円筒部材11の上端に取り付けられる。外部漏斗筒部40は外部円筒部材14の下端に設置される。内部漏斗筒部41は内部円筒部材15の下端に設置される。環状噴出口12が外部円筒部材10と内部円筒部材11の間に形成される。
エルボ管19の出口端21が、ノズルヘッダー部13、すなわち、外部円筒部材14の上端に取り付けられる。エルボ管19の入口端20がライザ管34の上端に設置される。
貫通孔42が形成された固定用台座29が、エルボ管19に設けられている。固定具30が、貫通孔42内に挿入されてライザ管34に形成されたネジ孔内に挿入され、このネジ孔に噛み合わされる。エルボ管19及びライザ管34はその固定具30によって取り外し可能に結合される。エルボ管19の出口端21の中心は、ノズルヘッダー部13、すなわち、外部円筒部材14の軸心と一致している。ノズル部9、ノズルヘッダー部13及びエルボ管19は、溶接によって接合されて一体化されている。
内部円筒部材15は、出口端21からエルボ管19内に挿入されて上方に向かって伸びている。内部円筒部材15の、上端部に位置する開口部18は、エルボ管19の外面に形成され、ダウンカマ31に連絡される。内部円筒部材15の上端がエルボ管19に溶接されている。内部円筒部材15とエルボ管19の接合部(取り付け部)のうち、最も高い位置に存在する接合部(取り付け部)23は、エルボ管19の外面の、最も高い位置にである頂点TPよりも低い位置に配置される。エルボ管19と同じ曲率を有する整流板(整流部材)22が、エルボ管19内に設置され、エルボ管19の入口端20から内部円筒部材15に向ってエルボ管19の軸心に沿って配置される。整流板22は内部円筒部材15の上流に配置されている。整流板22の設置により、上下方向において分離された上部流路44及び下部流路45がエルボ管19内に形成される。接合部23が頂点TPよりも低い位置に存在するので、出口端21に向うエルボ管19内の上部流路44及び下部流路45は、内部円筒部材15の軸心に対して傾斜するように形成されている。換言すれば、上部流路44及び下部流路45は、それらの流路内を流れる駆動水が内部円筒部材15に対し内部円筒部材15の軸方向において出口端21に向かって斜めに当たるように形成されている。
開口部18によってダウンカマ31に連絡される内部冷却水吸引通路17が、接合された内部円筒部材15、内部漏斗筒部41及び内部円筒部材11内に形成される。接合された内部円筒部材15、内部漏斗筒部41及び内部円筒部材11は第1管路部材である。内部冷却水吸引通路17は、内部漏斗筒部41において、流路断面積が下方に向かって徐々に減少し、下端がベルマウス24に向って開口している。外部漏斗筒部40と内部漏斗筒部41の間に形成され、環状ヘッダー部16と環状噴出口12を連絡する環状通路43は、下方に向かって流路断面積が徐々に減少している。
再循環ポンプ33で昇圧されてライザ管34に到達した駆動水は、エルボ管19内を通って環状ヘッダー部16内に導かれる。エルボ管19内に整流板22が配置されているので、エルボ管19内における圧力損失が低減される。エルボ管19内において、上部流路44及び下部流路45のそれぞれを流れる駆動水の一部が第1管路部材(特に、内部円筒部材15)の軸方向において出口端21に向かって斜めに内部円筒部材15の外面に当たる。環状ヘッダー部16内に導かれた駆動水は、環状通路43を通って環状噴出口12よりベルマウス24内に向って高速で噴出される。環状噴出口12より噴出された駆動水の噴出流の横断面は、環状になっている。駆動水の噴出流がスロート25内に高速で供給されることによって、スロート25内の静圧が低下し、ノズル装置8の周囲でダウンカマ31内に存在する冷却水がベルマウス24内に吸い込まれる。
スロート25内の静圧が低下することによって、ノズル装置8の周囲に存在する被駆動水である冷却水がベルマウス24内に吸い込まれる形態が2つ存在する。第1の形態では、エルボ管19より上方に存在する冷却水が、開口部18より内部冷却水吸引通路17内に流入し、内部冷却水吸引通路17を通ってベルマウス24内に達する。この形態では、内部冷却水吸引通路17を通して吸引された冷却水は、環状の噴出流の内側に流入する。
第2の形態では、ダウンカマ31内の冷却水は外部冷却水吸引通路38を通って環状の噴出流の外側でベルマウス24内に達する。
環状噴出口12から噴出された駆動水とこの駆動水の作用によってベルマウス24内に吸い込まれた冷却水(被駆動水)はスロート25内で運動量の交換を行いながら混合され、スロート25の下方に位置するディフューザ26に導かれる。ディフューザ26では、冷却水(駆動水を含む)の流れが剥離を起こさないように流路断面積が徐々に拡大され、運動エネルギーが圧力に変換される。ディフューザ26内において、冷却水の圧力は、ベルマウス24内に吸い込まれた位置での圧力よりも高くなる。圧力が増大した冷却水は、ディフューザ26から排出されて炉心3に導かれる。
本実施例では、接合部23が頂点TPよりも低い位置に存在するので、エルボ管19内において、上部流路44及び下部流路45は、内部冷却水吸引通路17を形成する内部円筒部材15に対し内部円筒部材15の軸方向において出口端21に向かって傾斜するように形成される。このため、内部円筒部材15が存在するエルボ管19内の圧力損失が低減され、環状噴出口12から噴出される冷却水の流速が増大する。スロート25内での静圧の減少幅が大きくなり、内部冷却水吸引通路17及び外部冷却水吸引通路38を通ってベルマウス24内に吸引される冷却水の流量が増大する。この冷却水流量の増大は、ジェットポンプ7の効率を向上させる。
このジェットポンプ7の効率向上を、図5を用いて具体的に説明する。図5は、本実施例のジェットポンプ及び比較例のジェットポンプにおけるM比とジェットポンプの効率の関係を示している。図5において、実線が本実施例のジェットポンプ7の特性を示し、破線が比較例のジェットポンプの特性を示している。比較例のジェットポンプは、特開2001−90700号公報の図3に記載されたノズル装置を、USP3,625,820に記載されたBWR用のジェットポンプのノズルとして用いた構造である。比較例では加圧された駆動水がノズル装置の内側円筒に真横から衝突しているのに対し、ジェットポンプ7は、エルボ管19内の冷却水通路を流れる駆動水が、上記したように、内部円筒部材15に対して斜めに当たっている。このような駆動水の流動の差により、ジェットポンプ7の圧力損失が比較例のそれよりも減少する分、ジェットポンプ7の効率が比較例の効率よりも増加する。
本実施例は、エルボ管19内に整流板22が設置されているので、エルボ管19内の圧力損失がさらに低減される。この圧力損失の低減によって、ジェットポンプ7の効率がさらに増大する。整流板22が内部円筒部材15の上流に配置されるので、エルボ管19内での流れの剥離及び速度分布の偏りを抑制でき、エルボ管19内の圧力損失が低減される。
エルボ管19内に形成される冷却水通路(上部流路44及び下部流路45)が内部円筒部材15に対して上記したように傾斜しているので、その冷却水通路内を流れる駆動水が内部円筒部材15に軸方向において内部円筒部材15の外面に斜めに当たることによって、内部円筒部材15とエルボ管19の接続部に生じる応力が小さくなる。したがって、既設のBWRにノズル装置8を適用する場合に、部材の厚みを特別に厚くしてその接合部を補強する必要が無く、ライザ管34及び固定具30の改造が不要になる。
本実施例は、ノズル装置8内に内部冷却水吸引通路17を形成しているので、噴出された環状の噴出流よりも内側の領域に生じる減圧の効果を有効に活用できる。このため、内部冷却水吸引通路17を通ってベルマウス24内に達する冷却水の流れを発生させることができる。したがって、冷却水は内部冷却水吸引通路17及び外部冷却水吸引通路38のそれぞれを通ってベルマウス24内に流入するので、ベルマウス24に流入する冷却水の流量が増加する。
内部冷却水吸引通路17がRPV2の軸方向を向いて配置されて開口部18が上方に向って開口しているため、ダウンカマ31内を下降して内部冷却水吸引通路17に供給される冷却水の流力をジェットポンプ20の吸込み力の増大に有効に活用できる。このため、スロート25内に吸引される冷却水の量を増やすことができる。また、ノズル部9に下方に向かって外径が減少する外部漏斗筒部40を用いているので、ノズル装置8は、ダウンカマ31内を下降する冷却水を、外部冷却水吸引流路38を通してベルマウス24内に吸込み易い構造となっている。これによっても、ベルマウス24内に流入する冷却水の流量が増加し、ジェットポンプ7の効率を増大できる。
BWRでは、再循環ポンプ33の回転数を制御して炉心3に供給する冷却水流量(炉心流量)を調節している。M比及びジェットポンプ効率が向上することにより少ない再循環ポンプ動力で炉心流量を増加することができる。したがって、再循環ポンプ12の駆動に要する消費電力を低減することができる。さらに、米国で実施されている原子炉の出力向上を実施する場合、M比及びジェットポンプ効率が増大する本実施例のジェットポンプ7を既設の原子炉に用いることによって、再循環ポンプ33の容量を増大させずに炉心流量をさらに増加することができる。このため、既設の原子炉のジェットポンプのノズルをノズル装置8に取り替えるだけで、その出力向上に容易に対応することができる。
さらに本実施例は、ノズル装置8に逆U字状をしたエルボ管19を接続しているので、ダウンカマ31内に配置されたで一本のライザ管34に、このライザ管34に隣接する二基のジェットポンプ7のそれぞれのノズル装置8に接続された各エルボ管19を接続することができる。このため、ジェットポンプ7相互間の間隔を既設のBWRのその間隔と同じにすることができる。
本発明の他の実施例である実施例2のジェットポンプを、図6を用いて説明する。本実施例のジェットポンプ7Aは、実施例1のジェットポンプ7において、ノズル装置8をノズル装置8Aに取り替えた構造を有する。ジェットポンプ7Aの他の構造はジェットポンプ7と同じである。ジェットポンプ7Aも、BWRのRPV2内のダウンカマ31内に設置される。ノズル装置8Aはノズル装置8の内部円筒部材15を上端部の内面に曲面46を形成した内部円筒部材15Aに替えた構成を有し、ノズル装置8Aの他の構成はノズル装置8と同じである。このような内部円筒部材15Aを設けることによって、連結された内部円筒部材15A、内部漏斗筒部41及び内部円筒部材11の内側に形成される内部冷却水吸引通路17の上端部の開口部18Aは、曲面46の形成によって、下方に向かって流路断面積が徐々に減少する。
エルボ管19の入口端20は、実施例1と同様に固定具30を用いてライザ管34に連結される。整流板22がエルボ管19内に設置される。エルボ管19の出口端21はノズルヘッダー部13の外部円筒部材14の上端に溶接にて接合される。本実施例のジェットポンプ7Aも、内部円筒部材15Aとエルボ管19の接合部のうちで最も高い位置に存在する接合部23がエルボ管19の外面の頂点TPよりも低い位置に存在するので、エルボ管19の内部に形成される冷却水通路(上部流路44及び下部流路45)が、駆動水がエルボ管19内で内部円筒部材15Aに対し内部円筒部材15Aの軸方向において出口端21に向かって斜めに当たるように形成されている。このような本実施例のジェットポンプ7Aも、ジェットポンプ7と同様に、エルボ管19内の圧力損失が低減され、ジェットポンプの効率が増大する。ジェットポンプ7Aは、整流板22が設置されるので、ジェットポンプの効率がさらに増大する。
内部冷却水吸引通路17の開口部18Aに曲面46が形成されている本実施例は、以下の効果を生じる。内部冷却水吸引通路17からベルマウス24内に吸込まれる冷却水は、開口部18Aの開口面積よりも広い範囲から内部冷却水吸引通路17内に吸込まれる。内部円筒部材15Aの上端のエッジの角度が鋭い場合には、吸い込まれる冷却水の流れの方向が急激に変わるので、圧力損失が発生し、さらに、流れの剥離が起こりやすいため圧力損失がさらに増大される可能性がある。内部円筒部材15Aの上端部の内面に曲面46を形成することによって、吸引される冷却水の流れの向きの変化がスムーズになるとともに流れの剥離が防止され、圧力損失を低減することができる。
冷却水の吸込み口である開口部18Aの流路断面積が大きい方が、冷却水が内部冷却水吸引通路17内に吸込まれ易くなる。一方、内部円筒部材15Aの外径が小さい方が、ノズルヘッダー部13内に形成される環状ヘッダー部16の流路断面積を拡大することができる。環状ヘッダー部16内を流れる駆動水の流速を低下させることができるので、ノズルヘッダー部13内の圧力損失を低減することができる。内部冷却水吸引通路17の開口部18Aに曲面46が形成されるので、開口部18Aの流路断面積を大きくすることができ、内部円筒部材15Aの外径を小さくすることができる。このため、内部冷却水吸引通路17の開口部18Aでの流路抵抗の低減、及びノズル装置8A内の圧力損失の低減によりジェットポンプ効率がさらに向上する。
本発明の他の実施例である実施例3のジェットポンプを、図7及び図8を用いて説明する。本実施例のジェットポンプ7Bは、実施例1のジェットポンプ7において、ノズル装置8をノズル装置8Bに取り替えた構造を有する。ジェットポンプ7Bの他の構造はジェットポンプ7と同じである。ジェットポンプ7Bも、BWRのRPV2内のダウンカマ31内に設置される。ノズル装置8Bに設けられる内部円筒部材15Bの長さは、実施例1におけるノズル装置8に設けられる内部円筒部材15よりも長くなっている。内部円筒部材15Bの上端部には、突出部47が形成されている。内部円筒部材15Bが長いので、エルボ管19の出口端21を外部円筒部材14の上端に溶接したとき、突出部47はエルボ管19の外面より上方に突出している。内部円筒部材15Bとエルボ管19の接合部のうち最も高い位置に位置している接合部23は、エルボ管19の外面の頂点TPよりも低い位置に存在する。突出部47の上端部の内面に曲面46Aが形成される。連結された内部円筒部材15B、内部漏斗筒部41及び内部円筒部材11の内側に形成される内部冷却水吸引通路17の上端部に存在する開口部18Bは、突出部47内に形成され、曲面46Aの存在によって下方に向かって流路断面積が徐々に減少している。
本実施例のジェットポンプ7Bも、実施例1のジェットポンプ7で生じる効果を得ることができる。本実施例は、内部冷却水吸引通路17がエルボ管19の外面よりも上方に突出しているので、内部冷却水吸引通路17の開口部18Bの内径を、エルボ管19に制限されずに大きくすることができる。開口部18Bの内径を大きくしても、突出部47の流路断面積を緩やかに減少させることができる。このため、内部円筒部材15Bの、突出部47より下方の部分の外径を小さくすることができる。本実施例では、開口部18Aの上端での内径d2は、突出部47の下端(内部円筒部材15Bのエルボ管19への取り付け位置)での突出部47の内径d1よりも大きくなっており、内部冷却水吸引通路17の抵抗を低減している。これにより内部冷却水吸引通路17への冷却水の吸込み量を増やしつつ、環状ヘッダー16内の圧力損失を低減することができる。本実施例は、ジェットポンプ効率を向上させることができる。
本実施例は、実施例1で生じる効果を得ることができる。
実施例1及び2では、開口部18,18Aの上端は傾斜しており、これらの開口部の上端の形状は楕円形状である。しかしながら、実施例3では、開口部18Bの形状は円形である。このため、内部冷却水吸引通路17は冷却水をこの通路の周方向に均一に吸込むことができる。このような本実施例は、冷却水の内部冷却水吸引通路17への吸込み時における圧力損失をさらに低減でき、ジェットポンプの効率がさらに向上する。
1…BWR、2…原子炉圧力容器、3…炉心、4…炉心シュラウド、7,7A,7B…ジェットポンプ、8,8A,8B…ノズル装置、9…ノズル部、10…外部円筒部材、11…内部円筒部材、12…環状噴出口、13…ノズルヘッダー部、14…外部円筒部材、15,15A,15B…内部円筒部材、16…環状ヘッダー部、17…内部冷却水吸引通路、19…エルボ管、22…整流板、23…接合部、24…ベルマウス、25…スロート、26…ディフューザ、32…再循環系配管、33…再循環ポンプ、34…ライザ管、38…外部冷却水吸引通路、40…外部漏斗筒部、41…内部漏斗筒部、43…環状通路、44…上部流路、45…下部流路、46,46A…曲面、47…突出部。

Claims (11)

  1. 被駆動流体が流れる被駆動流体通路を形成する第1管路部材を内部に有すると共に、前記第1管路部材を取り囲み駆動流体が導かれるヘッダー部、及びこのヘッダー部に連絡されて前記第1管路部材を取り囲み、前記駆動流体を噴出する環状の噴出口を形成しているノズル部をそれぞれ有するノズル装置と、
    前記駆動流体と前記駆動流体の噴出によって吸込まれる被駆動流体を混合し、混合された流体を排出するジェットポンプ本体と、
    前記ノズル装置に一端が接続されて前記駆動流体を前記ヘッダー部に導く第2管路部材とを備え、
    前記第1管路部材は、前記一端を通って前記第2管路部材内に形成される駆動流体通路内に配置され、前記第2管路部材の外側に開口する前記被駆動流体通路の開口部を形成し、
    前記駆動流体通路は、前記駆動流体が前記第1管路部材に対し前記第1管路部材の軸方向において前記一端に向かって斜めに当たるように形成されていることを特徴とするジェットポンプ。
  2. 前記第1管路部材は、前記開口部の内面に、前記第1管路部材の軸方向に湾曲した曲面を形成している請求項1に記載のジェットポンプ。
  3. 前記第1管路部材は前記開口部が形成される端部が前記第2管路部材の外側に突出しており、前記第1管路部材のその突出部において、前記被駆動流体通路の、前記被駆動流体の吸込み端での直径が、前記第1管路部材が前記第2管路部材を貫通する部分での前記被駆動流体通路の直径よりも大きくなっている請求項1に記載のジェットポンプ。
  4. 前記第2管路部材が逆U字状に曲げられている請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載のジェットポンプ。
  5. 前記第2管路部材内で前記第2管路部材の中心軸に沿って設置された整流部材を備えた請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載のジェットポンプ。
  6. 前記整流部材は前記第1管路部材の上流に配置されている請求項5に記載のジェットポンプ。
  7. 前記第1管路部材は、前記ノズル装置の軸方向に延びている請求項1ないし請求項3のいずれか1項に記載のジェットポンプ。
  8. 被駆動流体が流れる被駆動流体通路を形成する第1管路部材を内部に有すると共に、前記第1管路部材を取り囲み駆動流体が導かれるヘッダー部、及びこのヘッダー部に連絡されて前記第1管路部材を取り囲み、前記駆動流体を噴出する環状の噴出口を形成しているノズル部をそれぞれ有するノズル装置と、
    前記駆動流体と前記駆動流体の噴出によって吸込まれる被駆動流体を混合し、混合された流体を排出するジェットポンプ本体と、
    前記ノズル装置に一端が接続されて前記駆動流体を前記ヘッダー部に導く逆U字状に曲げられている第2管路部材とを備え、
    前記ノズル装置の軸方向に延びている前記第1管路部材は、前記一端を通って前記第2管路部材内に形成される駆動流体通路内に配置され、前記第2管路部材の外側に開口する前記被駆動流体通路の開口部を形成し、
    前記第1管路部材の前記第2管路部材への取り付け位置を、前記第2管路部材の外面の頂点よりも低い位置に配置することを特徴とするジェットポンプ。
  9. 前記第2管路部材内で前記第2管路部材の中心軸に沿って設置された整流部材を備えた請求項8に記載のジェットポンプ。
  10. 原子炉容器と、前記原子炉容器内に設置され、前記原子炉容器内に形成される炉心に冷却材を供給する複数のジェットポンプと、前記原子炉容器内に配置され、駆動流体を導くライザ管とを備え、
    前記ジェットポンプが、請求項1ないし請求項9のいずれか1項に記載されたジェットポンプであり、前記第2管路部材が前記ライザ管の上端部に接続されていることを特徴とする原子炉。
  11. 一本の前記ライザ管に、このライザ管に隣り合う二基の前記ジェットポンプのそれぞれの前記第2管路部材が接続されている請求項10に記載の原子炉。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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