JP2010261188A - Packer device for water interception - Google Patents
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Abstract
Description
本発明は、地中に掘削したボーリング孔の内部を不透水層において遮水し、地下水の流出を防止したり、地層内の地下水流動層に関する情報を検出するための、遮水するパッカー技術に関するものである。 TECHNICAL FIELD The present invention relates to a water-blocking packer technique for blocking the inside of a bored hole excavated in the ground in an impermeable layer and preventing outflow of groundwater or detecting information on a groundwater fluidized layer in the formation. Is.
地下構造物等を構築する場合に、その安全性や周囲への影響を予測・評価するため、ボーリング調査を行い、土質や岩盤や地下水等の試料を採集し、地下の地質状態を正確に把握し基礎資料を得る。この場合、地下水調査において、地下水位や地下水の流れる速さや流れる方向等を確認すること等が含まれている。 When building an underground structure, in order to predict and evaluate its safety and impact on the surroundings, a borehole survey is conducted, and samples such as soil quality, bedrock, and groundwater are collected to accurately grasp the underground geological condition. And get basic materials. In this case, the groundwater survey includes checking the groundwater level, the speed and direction of the groundwater flow, and the like.
地中に掘削したボーリング孔に、ロッド軸に接続し、下端近傍に遮水用エアパッカーを有する測定装置を挿入し、コンプレッサーを備えたパッカー作動装置により前記エアパッカーを膨張させて、ボーリング孔内の地下水位や地下水の流れる速さや流れる方向等を確認する特許文献1が挙げられる。遮水用エアパッカーの例としてゴム又は軟質プラスチック等の柔軟で気密性を有する素材よりなるチューブ体を、ポリエステル繊維、ナイロン繊維、アラミド繊維などの強度部材で補強した遮水用エアパッカーの例として特許文献2及び特許文献3が挙げられる。
A boring hole excavated in the ground is connected to the rod shaft, a measuring device having a water shielding air packer is inserted near the lower end, and the air packer is expanded by a packer operating device equipped with a compressor.
地中に掘削したボーリング孔内、又は、ボーリング孔の孔壁の崩壊防止用に設けられたケーシングチューブ内に、ロッド軸に接続し、下端近傍に遮水用エアパッカーを有する測定装置を挿入し、コンプレッサーを備えたパッカー作動装置により前記エアパッカーを膨張させて、地下水調査を終了すると次の調査位置に遮水用エアパッカーを移動させたり、抜き上げる。この時、削孔の孔壁の岩石等の障害物やケーシングチューブ内側に引っ掛かり摩耗したり傷付き、遮水用エアパッカーの寿命が短いという問題点があった。本発明はこのような点に鑑みて成されたものであり、その目的は、表面に金属を用いて耐摩耗性や強度を向上させ、自己復元力を有する遮水用パッカー装置を提供することにある。 Insert a measuring device connected to the rod shaft in the borehole drilled into the ground or in the casing tube provided to prevent the borehole wall from collapsing and having a water-impervious air packer near the lower end. The air packer is inflated by a packer actuating device equipped with a compressor, and when the groundwater survey is completed, the impermeable air packer is moved to the next survey position or pulled out. At this time, there is a problem that obstacles such as rocks on the hole wall of the drilling hole and the inner wall of the casing tube get caught and worn or scratched, and the life of the water shielding air packer is short. The present invention has been made in view of these points, and an object of the present invention is to provide a water-impervious packer device that uses a metal on the surface to improve wear resistance and strength and has a self-restoring force. It is in.
上述の目的を達成するために、請求項1の発明は、地中に掘削したボーリング孔内、又は、ボーリング孔壁の崩壊防止用に設けられたケーシングチューブ内に、挿入される測定部の支持パイプに取り付けて膨張させて前記ボーリング孔内、又は、前記ケーシングチューブ内部を遮水するための遮水用パッカー装置において、超弾性合金製の異径円筒体を備えたことを特徴とする遮水用パッカー装置である。
請求項2の発明は、外側に超弾性合金製の網状素材から成る異径円筒体と、内側に複数の補強リブを有する遮水ゴム体とを備えたことを特徴とする遮水用パッカー装置である。
請求項3の発明は、遮水ゴム体を外側と、内側とから超弾性合金製の網状素材から成る異径円筒体により挟持してなることを特徴とする遮水用パッカー装置である。
請求項4の発明は、遮水ゴム体の外側に超弾性合金製の網状素材から成る異径円筒体を設け、内側に超弾性合金製のたる形ばねを設けてなることを特徴とする遮水用パッカー装置である。
In order to achieve the above-mentioned object, the invention of
According to a second aspect of the present invention, there is provided a water-impervious packer device comprising: a cylindrical body having a different diameter made of a net-like material made of a superelastic alloy on the outside; and a water-impervious rubber body having a plurality of reinforcing ribs on the inner side. It is.
According to a third aspect of the present invention, there is provided a water-impervious packer device characterized in that a water-impervious rubber body is sandwiched by a different-diameter cylindrical body made of a net-like material made of a superelastic alloy from the outside and the inside.
The invention according to claim 4 is characterized in that a cylindrical body made of a superelastic alloy net is provided on the outer side of the water-impervious rubber body, and a barrel spring made of a superelastic alloy is provided on the inner side. This is a water packer device.
請求項1の場合、表面が超弾性合金製部材の異径円筒体に保護されているために、変形しても自己復元力が働き、このためにボーリング孔内、又は、ボーリング孔の孔壁の崩壊防止用に設けられたケーシングチューブ内にて、パッカー装置は膨張した状態で、気密性、水密性を確実に保持し遮水すると共に測定部4を確実に固定する。従来、図1の鎖線表示されているような、エアーコンプレッサーの関係の装置が省略できて、地下水流測定装置が安価であり省資源で、且つ、その取扱が容易となり、便利である。
請求項2の場合、表面の異径円筒体が、網状の超弾性合金製の素材から成り立っているために、しなやかに変形し、しなやかに自己復元力が働き、膨張形態を容易に保持する働きがある。更に、第1の遮水ゴム体の太鼓状突部を含む表面に対して内側に直角に設けてある複数の補強リブにより、元の形状を保とうとする働き(補強リブによる変形防止の作用(自己復元力))により、変形しても太鼓状突部を含む第1の遮水ゴム体が膨張して元の形状に回復する。このためにボーリング孔内、又は、ボーリング孔の孔壁の崩壊防止用に設けられたケーシングチューブ内にて、遮水用パッカー装置は膨張した状態で、第1の遮水ゴム体により気密性、水密性を確実に保持し遮水すると共に測定部を確実に固定することが可能である。従来、図1の鎖線表示されているような、エアーコンプレッサーの関係の装置が省略できて、地下水流測定装置が安価となり省資源で、且つ、その取扱が容易となり、便利である。
請求項3の場合は、遮水ゴム体を外側と、内側とから超弾性合金製の網状素材から成る異径円筒体により挟持してなることを特徴とする遮水用パッカー装置であるから、外側と、内側との二つの網状の超弾性合金製の素材から成る異径円筒体により、表裏二面から遮水ゴム体が挟持支持されているために、しなやかに変形し、しなやかに自己復元力が働き、膨張形態を容易に確実に保持する働きがあり、確実に遮水することが出来ると共に測定部を確実に固定することが可能である。これにより従来、図1の鎖線表示されているような、エアーコンプレッサーの関係の装置が省略できて、地下水流測定装置が安価となり省資源で、且つ、その取扱が容易となり、便利である。
請求項4の場合は、請求項3と同様に、遮水ゴム体の外側に超弾性合金製の網状素材から成る異径円筒体を設け、内側に超弾性合金製のたる形ばねを設けてなることを特徴とする遮水用パッカー装置であるから、外側の網状の超弾性合金製の素材から成る異径円筒体と、内側の超弾性合金製のたる形ばねにより、表裏二面から遮水ゴム体が挟持支持されているために、しなやかに変形し、しなやかに自己復元力が働き、膨張形態を容易に確実に保持する働きがあり、確実に遮水することが出来ると共に測定部を確実に固定することが可能である。これにより従来、図1の鎖線表示されているような、エアーコンプレッサーの関係の装置が省略できて、地下水流測定装置が安価となり省資源で、且つ、その取扱が容易となり、便利である。
In the case of
In the case of
In the case of
In the case of Claim 4, similarly to
本発明の実施をするための形態について図面を参照して説明する。 An embodiment for carrying out the present invention will be described with reference to the drawings.
図1において、岩盤等の地盤2に掘削したボーリング孔壁の崩壊を防ぐためにボーリング孔3内にケーシングチューブ3aを挿入し、そのケーシングチューブ3aの下方端部に螺合等により接続させたストレーナーチューブ3bを設け、これらのケーシングチューブ3a内から、それに続くストレーナチューブ3b内に、本発明に係る測定部4を配置させる。この測定部4は、地上に配設した昇降駆動部30、制御部35、コンピュータ60(本発明に係る実施例では鎖線表示のエアーコンプレッサー70関係の装置は不要である。)とで、一実施形態としての地下水流測定装置1の構成図を示している。
In FIG. 1, in order to prevent the collapse of the borehole wall excavated in the
次に、地下水Wの流速、流向を測定する作業について説明する。まず、ボーリング孔3内に測定部4を吊り下ろし、所定の深度になった時に、測定部4に設けられた遮水用パッカー装置10が、しばらくして自動的に膨張し落ち着くのを待ってから、所要の深度位置に測定部4を固定し、遮水用パッカー装置10にて、地下水Wを上部水W1と下部水W2に区分けしていて、地下水Wの上部水W1の影響を遮断して、下部水W2部分の、例えば、従来開示されている流速、流向センサー40等(計画されている各種のセンサー)により計測することが出来る。
Next, the operation | work which measures the flow velocity and flow direction of groundwater W is demonstrated. First, the measurement unit 4 is suspended in the
ここで例えば、流速、流向センサー40に直交する方向から一様な地下水流があるとすると、熱伝達特性等により、流速が大きい場合には温度上昇が低く抑えられ、逆に流速が小さい場合には高くなります。また、流れに面している位置では温度は低くなり、流れの反対側では高くなります。これらの事実により流速、流向センサー40内発熱部41(図示せず)、及びその近傍での温度上昇や円周方向温度分布を用いて地下水の流動状態を計測することが出来る。これらの取得されるデーターは制御部55に転送され、その制御部55において各深度毎の地下水Wの流速と流向を算出する。コンピュータ60のディスプレイ上に各深度の地下水W2ひいては地下水Wの流速と流向が表示される。
Here, for example, if there is a uniform groundwater flow from the direction perpendicular to the flow velocity and flow
次に、測定部4を固定する第1の実施例の遮水用パッカー装置10は膨張した状態で、測定部4を順次所定の深度に半強制的に昇降移動させて、上記と同様にして、ボーリング孔3内のケーシングチューブ3a内及びそれに続くストレーナチューブ3b内にて、測定部4を強制的に吊り下ろし移動させて、所定の深度になった時に、測定部4に設けられた第1の実施例の遮水用パッカー装置10が、自動的に膨張し落ち着くのを待ってから、所要の深度位置に測定部4を固定し、第1の実施例の遮水用パッカー装置10に区分された地下水Wの内の下部水W2内に設けられたセンサー40(例えば地下水圧センサー、水質センサー、水流、水向センサー等)にて、下部水W2ひいては地下水Wにおける地下水位や地下水の流れる速さや流れる方向等を確認する基礎データを得ることが出来る。
Next, in the expanded state, the water-
図2(a)は、本発明に係る第1の実施例の遮水用パッカー装置10の断面A−O−Aの縦断面図であり、図2(b)は、本発明に係る第1の実施例の遮水用パッカー装置10の断面B−Bの横断面図である。図1、図2を参照して、測定部4において、網状の第1の異径円筒体11の内側に第1の遮水ゴム体16を挿入し、この遮水ゴム体16の両端部のボス部21に網状の第1の異径円筒体11の両端部のボス部15を重ねて、ケース本体(支持パイプ)5に設けられた上下二組の取付用の溝6、6に、前記両端部の重ねたボス部21とボス部15とを嵌め込んで、更に、その表面に押さえコイルばね24、24を組込んで、第1の実施例の遮水用パッカー装置10が、取り付けられる。尚、ケース本体(支持パイプ)5は、合成樹脂製でも金属製でも良い。
FIG. 2A is a longitudinal sectional view of a cross section A-O-A of the water shielding
図3(a)は、本発明に係る超弾性合金製の網状素材から成る第1の異径円筒体11の正面図であり、図3(d)は、超弾性合金製の網状素材から成る第1の異径円筒体11の側面図である。第1の異径円筒体11を形成する網状の超弾性合金製の素材の、超弾性合金としては、チタンとニッケルの合金や、鉄―マンガン―ケイ素合金などが考えられる。網状の例として、図3(b)は、網状の第1の異径円筒体11の超弾性合金製の金属細線13aを用いた網組素材12aの正面図の例であり、図3(c)は、菱形抜き孔13bを有する超弾性合金板を用いた素材12bの正面図の例である。但し、網状の例としては、菱形網組や菱形抜き孔等に限定されるものではなく、他の種々の形が考えられることは勿論である。
FIG. 3A is a front view of the first different-diameter
図3を参照して、網状の第1の異径円筒体11は、超弾性合金製の網状の円筒体を、必要に応じて電解研磨或いは化学研磨を施し、内側に異径円筒体の成形型の中子を挿入させ、外側を成形外型にて挟持して、所要の熱処理を施して、両端部にボス部15,15を有し、中央部が太鼓状突部14の網状の第1の異径円筒体11を形成して成る。
Referring to FIG. 3, a net-like first different-diameter
図4は、本発明に係る第1の遮水ゴム体16の外観斜視図(一部破断)である。第1の遮水ゴム体16は、天然ゴムや、合成ゴムや軟質プラスチック等の柔軟で弾性、且つ、気密性、水密性を有する素材より形成されている。第1の遮水ゴム体16は、内部に複数(ここでは6個)の補強リブ17を有し、各補強リブ17の中央部には凸部18が形成されており、当然その両側は凹部19,19が形成されている。そして、外側には、太鼓状突部20と、両端部にボス部21、21が形成されて成る。この一方のボス部21から太鼓状突部20を経て他方のボス部21までの第1の遮水ゴム体16の輪郭は、膨張時の形態の前記異径円筒体11の内側に嵌り込む形状となっている。
FIG. 4 is an external perspective view (partially broken) of the first water-
第1の遮水ゴム体16は、内部に複数(ここでは6個)の補強リブ17を有し、各補強リブ17の中央部には凸部18が形成されており、その両側には凹部19,19が形成されていることは前述した。これは、図2(b)、図5(b)に示すように、各々補強リブ17、17とケース本体5とにて区画された各内部空間22a、22b、22c、22d、22e、22fが、各々の凹部19,19にて各空間が連通しており、各空間内の圧力の偏りが無い構造と成っていると共に、複数の補強リブ17、17は第1の遮水ゴム体16の膨張時の形態を保持する働きがある。即ち、第1の遮水ゴム体16の太鼓状突部20とこれに続く斜面部を形成する面に直角に設けてある内側の補強リブ17、17により、元の形状を保とうとする働き(補強リブ17による変形防止の作用)により、第1の遮水ゴム体16が外部から加えられた力により変形しても、太鼓状突部20とこれに続く斜面部を形成する面を含む第1の遮水ゴム体16が膨張して元の形状に回復する。
The first water-
ケース本体(支持パイプ)5に設けられた二組の取付用の溝6、6に、両端部のボス部21、21と、各々これに重ねられたボス部15、15とを、それぞれ重ねたまま嵌め込み、更に、その表面上に図6に示す押さえコイルばね24、24を組込んで、第1の実施例の遮水用パッカー装置10が、上下2個所に確実に、取り付けられていることは前述した。このために、測定部4を固定する第1の実施例の遮水用パッカー装置10は膨張した状態で、測定部4を順次所定の深度に半強制的にボーリング孔3内、又は、ボーリング孔壁の崩壊防止用に設けられたケーシングチューブ3a(ストレーナパイプ3bを含む)内にて、昇降移動させても、第1の実施例の遮水用パッカー装置10は、表面を保護する網状の超弾性合金製の素材から成る第1の異径円筒体11の自己復元力と共に、内側に嵌り込み複数の補強リブ17、17を有する第1の遮水ゴム体16の自己復元力とを有するために、第1の実施例の遮水用パッカー装置10は、外力により変形したとしても自己復元力が働き、膨張形態を保持する。即ち、第1の遮水ゴム体16の太鼓状突部20を含む表面に直角に設けてある補強リブ17により、元の形状を保とうとする働き(補強リブ17による変形防止の作用)により、たとえ外力にて変形しても太鼓状突部20を含む第1の遮水ゴム体16が膨張して元の形状に回復する。このためにボーリング孔3内、又は、ボーリング孔壁の崩壊防止用に設けられたケーシングチューブ3a(ストレーナパイプ3bを含む)内にて、第1の実施例の遮水用パッカー装置10は膨張した状態で、前記第1の異円筒体11と、第1の遮水ゴム体16により気密性、水密性を保持し遮水すると共に測定部4を確実に固定する。この自己復元力を有する第1の実施例の遮水用パッカー装置10は、図1の鎖線表示されている、従来、使用していたエアーコンプレッサー70の関係の装置が省略できて、地下水流測定装置1が安価であり省資源で、且つ、その取扱が容易となり、便利である。尚、押さえコイルばね24は、ピアノ線やばね用鋼材等に耐腐食処理を施した弾性材料や、ばね用ステンレス線等が望ましい。
Two sets of mounting
図7は、本発明に係る第2実施例の遮水用パッカー装置30の正面図である。図8(a)は、本発明に係るシール部材36の正面図であり、図8(b)は、シール部材36の側面図である。図7を参照して、薄板状の超弾性合金製の第2の異径円筒体31内にスぺーサリング37を挿入し、更に、前記第2の異径円筒体31の両端のボス部35、35の内側に図8に示すシール部材36,36を挿入し、次に、これらのシール部材36,36とスぺーサリング37を備えた状態の第2の異径円筒体31を、ケース本体(支持パイプ)32に被着させる。そして、このケース本体(支持パイプ)32上に二組の取付用の溝33、33を形成するように、押さえリング38a,38b、を止めネジ39、39にて固定する。そして、ケース本体(支持パイプ)32に形成された二組の取付用の溝33、33内に、各々シール部材36,36の上に両端部のボス部35、35を重ねて各々嵌め込み、更に、その表面上に図6に示す押さえコイルばね24、24を組込んで、第2の実施例の遮水用パッカー装置30が、上下2個所にてケース本体(支持パイプ)32に確実に、取り付けられている。即ち、この形成されたケース本体(支持パイプ)32上の二組の取付用の溝33、33内に、シール部材36、36の上に前記第2の異径円筒体31の両端部のボス部35、35を各々重ねて嵌め込み、更に、その上から各々押さえコイルばね24、24を組み込んで第2実施例の遮水用パッカー装置30が、ケース本体(支持パイプ)32に形成されている。ところで、前記スぺーサリング37は、ケース本体(支持パイプ)5、32と同様に、合成樹脂製でも良いし、金属製でも良い。シール部材36は、天然ゴムや、合成ゴムや軟質プラスチック等の柔軟で弾性、且つ、気密性、水密性を有する素材より形成されている。
FIG. 7 is a front view of the water shielding
この第2実施例の遮水用パッカー装置30における第2の異径円筒体31は、表面が薄板状の超弾性合金製の素材から成り立っているために、外力により変形してもしなやかで自己復元力が働き、第2の異径円筒体31の中央部の太鼓状突部34の膨張形態を保持する働きがある。このためにボーリング孔3内、又は、ボーリング孔壁の崩壊防止用に設けられたケーシングチューブ3a(ストレーナパイプ3bを含む)内にて、ケース本体(支持パイプ)32に取り付けられている第2の実施例の遮水用パッカー装置30は膨張した状態で、表面が薄板状の超弾性合金製の素材から成る第2の異径円筒体31とシール部材36、36とにより気密性、水密性を保持し遮水すると共に測定部4を確実に固定する。これにより従来、使用していたエアーコンプレッサー70の関係の装置が省略できて、地下水流測定装置1が安価であり省資源で、且つ、その取扱が容易となり、便利である。
The second
図9は、本発明に係る第3実施例の遮水用パッカー装置80の正面図(一部断面)である。図10は、第3実施例の遮水用パッカー装置80の断面図(断面E―E)である。図11は、本発明に係る第2の遮水ゴム体86の外観斜視図(一部破断)である。
FIG. 9 is a front view (partially cross-sectional view) of a water shielding
図11を参照して、第2の遮水ゴム体86は、天然ゴムや、合成ゴムや軟質プラスチック等の柔軟で弾性、且つ、気密性、水密性を有する素材より形成されている。第2の遮水ゴム体86は、前記第1の遮水ゴム体16の内部に設けられていた複数(ここでは6個)の補強リブ17が設けられていない形状である。そして、外側には、太鼓状突部90と、両端部にボス部91、91が形成されて成る。この一方のボス部121から太鼓状突部90を経て他方のボス部91までの第2の遮水ゴム体86の輪郭は、膨張時の形態の前記異径円筒体11の内側に嵌り込む形状となっている。第2の遮水ゴム体86の内側の輪郭に、膨張時の形態の網状の第3の異径円筒体101の外側の輪郭が嵌り込む形状となっている。
Referring to FIG. 11, the second water-
網状の超弾性合金製の素材から成る第1の異径円筒体11内に、図11に示す第2の遮水ゴム体86を挿入し、更に、この第2の遮水ゴム体86内に網状の超弾性合金製の素材から成る第3の異径円筒体101を挿入し、同時に、網状の第1の異径円筒体11の両端部のボス部15、15内に、各々第2の遮水ゴム体86のボス部91、91と、網状の超弾性合金製の素材から成る第3の異径円筒体101の各々のボス部105、105とを内側に順に重ねて成る。そして、第3の異径円筒体101は、図3(a)の網状の第1の異径円筒体10の正面図において、第1の異径円筒体11を第3の異径円筒体101に、太鼓状突部14を太鼓状突部104に、ボス部15をボス部105と読み替える。そして、第3の異径円筒体101の外形寸法は、第1の異径円筒体10の内側寸法に対して、間に挟まれる前記第2の遮水ゴム体86の肉厚分だけ小さい寸法にて制作されている。即ち、第2の遮水ゴム体86の外側に自己復元力を有する網状の超弾性合金製の素材から成る第1の異径円筒体11を被せ、内側に自己復元力を有する網状の超弾性合金製の素材から成る第3の異径円筒体101を挿入して成り、この第2の遮水ゴム体86を外と内とから自己復元力を有する網状の超弾性合金製の素材により挟持したサンドイッチ構造を成し、確実に第2の遮水ゴム体86が膨張状態を保つように、各部材は成形されている。
A second water-
そして、ケース本体(支持パイプ)82に設けられた二組の取付用の溝83、83内の各々に、まず、シール部材36、36を組み込み、更に、その上に、網状の超弾性合金製の素材から成るの第3の異径円筒体101の各々のボス部105、105を、その上に、各々第2の遮水ゴム体86の各々のボス部91、91を、その上に、網状の第1の異径円筒体11の両端部の各々のボス部15、15を順に重ねたまま嵌め込み、更に、その表面に各々押さえコイルばね24、24を組込んで、第3の実施例の遮水用パッカー装置80が、ケース本体(支持パイプ)82に取り付けられている。そして、第2の遮水ゴム体86は、天然ゴムや、合成ゴムや軟質プラスチック等の柔軟で弾性、且つ、気密性、水密性を有する素材より形成されている。ケース本体(支持パイプ)82は、ケース本体(支持パイプ)5、32と同様に、合成樹脂製でも良いし、金属製でも良い。
The
そして、第2の遮水ゴム体86の中央部の太鼓状突部90は、内側から自己復元力を有する網状の超弾性合金製の素材から成る第3の異径円筒体101の太鼓状突部104に支持され、外側から自己復元力を有する網状の超弾性合金製の素材から成る第1の異径円筒体11の太鼓状突部14に保護され支持されている。このために、測定部4を固定する第3の実施例の遮水用パッカー装置80は膨張した状態で、測定部4を順次所定の深度に半強制的にボーリング孔3内、又は、ボーリング孔壁の崩壊防止用に設けられたケーシングチューブ3a(ストレーナパイプ3bを含む)内にて、昇降移動させても、外力を受ける第3の実施例の遮水用パッカー装置80は、表面が自己復元力を有する第1の異径円筒体11に保護され、支持されて、且つ、内面も自己復元力を有する第3の異径円筒体101に支持されており、中央部の太鼓状突部90を含む第2の遮水ゴム体86の膨張した形状は、外力により変形してもしなやかに確実に自己復元力が働き、膨張形態を保持する働きがある。このためにボーリング孔3内、又は、ボーリング孔壁の崩壊防止用に設けられたケーシングチューブ3a(ストレーナパイプ3bを含む)内にて、ケース本体(支持パイプ)82に設けられた第3の実施例の遮水用パッカー装置80は膨張した状態で、第2の遮水ゴム体86とシール部材36、36とにより気密性、水密性を保持し遮水すると共に、第1の異径円筒体11と第3の異径円筒体101とにより測定部4を確実に固定する。よって従来、使用していたエアーコンプレッサー70の関係の装置が省略できて、地下水流測定装置1が安価であり省資源で、且つ、その取扱が
容易となり、便利である。
The drum-
図12は、本発明に係る第4の実施例の遮水用パッカー装置110の正面図である。図13は、たる形ばね111の縦断面図である。そして、自己復元力を有する網状の超弾性合金製の素材から成る第1の異径円筒体11の内側に、図11に示す第2の遮水ゴム体86を挿入し、更に、この第2の遮水ゴム体86の内側に、太鼓状突部90を中心に膨張状態を保持するように、図13に示す自己復元力を有する超弾性合金製の素材から成るたる形ばね111を挿入してある。そして、同時に、前記第1の異径円筒体11の両端部のボス部15、15の内側に、各々第2の遮水ゴム体86のボス部91、91を内部に重ね、この状態でケース本体(支持パイプ)5に設けられた上下二組の取付用の各々の溝6、6内に、それぞれ重ねたボス部91、91とボス部15、15とをこの順に嵌め込んで、更に、その表面に押さえコイルばね24、24を組込んで、第4の実施例の遮水用パッカー装置110が、ケース本体(支持パイプ)5に取り付けられている。
FIG. 12 is a front view of a water shielding
そして、前記たる形ばね111において、中央の太鼓状突部112を含むその外形寸法が、第1の異径円筒体11の内側寸法に対して、間に挟まれる前記第2の遮水ゴム体86の肉厚分だけ小さい寸法にて制作されている。即ち、第2の遮水ゴム体86の外側に自己復元力を有する網状の超弾性合金製の素材から成る第1の異径円筒体11を被せ、内側に自己復元力を有する超弾性合金製の素材から成るたる形ばね111を挿入して成り、太鼓状突部90を中心とする第2の遮水ゴム体86を外と内とから自己復元力を有する網状の超弾性合金製の素材により成る第1の異径円筒体11とたる形ばね111にて挟持されたサンドイッチ構造を成し、確実に第2の遮水ゴム体86が膨張状態を保つように、各部材は成形されている。そして、前述した通り、第2の遮水ゴム体86は、天然ゴムや、合成ゴムや軟質プラスチック等の柔軟で弾性、且つ、気密性、水密性を有する素材より形成されている。
In the
そして、第2の遮水ゴム体86の中央部の太鼓状突部90は、内側から自己復元力を有する超弾性合金製の素材から成る太鼓状突部112を含むたる形ばね111に支持され、外側から自己復元力を有する網状の超弾性合金製の素材から成る太鼓状突部14を含む第1の異径円筒体11に保護され支持されている。このために、測定部4を固定する第4の実施例の遮水用パッカー装置110は膨張した状態で、測定部4を順次所定の深度に半強制的にボーリング孔3内、又は、ボーリング孔壁の崩壊防止用に設けられたケーシングチューブ3a(ストレーナパイプ3bを含む)内にて、昇降移動させても、外力を受ける第4の実施例の遮水用パッカー装置110は、表面が自己復元力を有する第1の異径円筒体11に保護され、支持されて、且つ、内面も自己復元力を有するたる形ばね111に支持されており、中央部の太鼓状突部90を含む第2の遮水ゴム体86の膨張した形状は、外力により変形してもしなやかに確実に自己復元力が働き、膨張形態を保持する働きがある。このためにボーリング孔3内、又は、ボーリング孔壁の崩壊防止用に設けられたケーシングチューブ3a(ストレーナパイプ3bを含む)内にて、ケース本体(支持パイプ)5に設けられた第4の実施例の遮水用パッカー装置110は膨張した状態で、第1の異径円筒体11と第2の遮水ゴム体86とにより気密性、水密性を保持し遮水すると共に、測定部4を確実に固定する。よって従来、使用していたエアーコンプレッサー70の関係の装置が省略できて、地下水流測定装置1が安価であり省資源で、且つ、その取扱が容易となり、便利である。
The drum-
本発明は、土木工事や防災工事などに十分に役立つものである。 The present invention is sufficiently useful for civil engineering work and disaster prevention work.
なお、本発明は前述した実施形態に限るものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲での種々の変形実施が可能である。 The present invention is not limited to the above-described embodiments, and various modifications can be made without departing from the spirit of the invention.
2 地盤
3 ボーリング孔
3a ケーシングチューブ
3b ストレーナパイプ
4 測定部
5、32、82 支持パイプ(ケース本体)
6,33、83 溝
11,31、101 異径円筒体
14,34、90、104 太鼓状突部
16、86 遮水ゴム体
17 補強リブ
24 押さえコイルばね
36 シール部材。
2
6, 33, 83
Claims (4)
A water-impervious packer device comprising a cylindrical body made of a superelastic alloy and a barrel spring made of a superelastic alloy material provided inside the water-impervious rubber body with a different diameter cylindrical body made of a superelastic alloy mesh material. .
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009111893A JP2010261188A (en) | 2009-05-01 | 2009-05-01 | Packer device for water interception |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2009111893A JP2010261188A (en) | 2009-05-01 | 2009-05-01 | Packer device for water interception |
Publications (1)
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Family
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Family Applications (1)
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---|---|---|---|
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Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN103547769A (en) * | 2011-05-24 | 2014-01-29 | 贝克休斯公司 | Formation treatment system and method |
-
2009
- 2009-05-01 JP JP2009111893A patent/JP2010261188A/en active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN103547769A (en) * | 2011-05-24 | 2014-01-29 | 贝克休斯公司 | Formation treatment system and method |
CN103547769B (en) * | 2011-05-24 | 2016-09-07 | 贝克休斯公司 | Formation treatment system and method |
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