JP2010256978A - コンフィグレーションデータ検証装置、検証方法及びプログラム - Google Patents

コンフィグレーションデータ検証装置、検証方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】コンフィグレーションデータの検証を簡易に行うことができるようにすること。
【解決手段】コンフィグレーションデータ検証装置は、システムのコンフィグレーションデータからシステムを構成するコンポーネント間の依存関係を抽出し、当該依存関係を表す関係グラフを生成する関係グラフ生成部と、予め与えられた基準関係グラフと生成された関係グラフとに基づいて、コンフィグレーションデータの妥当性を検証する関係グラフ検証部とを有している。
【選択図】図1

Description

本発明は、コンフィグレーションデータ検証装置、検証方法及びプログラムに関し、特に、ソフトウェア又はハードウェアの動作を規定するコンフィグレーションデータを検証するコンフィグレーションデータ検証装置、検証方法及びプログラムに関する。
コンフィグレーションデータは、コンピュータに基づくシステムの構成要素(コンポーネント)であるソフトウェア又はハードウェアの動作を規定するパラメータ設定の集合である。コンフィグレーションデータは、コンポーネントごとに、あるいはコンポーネントの機能単位でまとめられ、システムにおいてコンフィグレーションファイルと呼ばれるデータファイルに格納されている。
システムの管理者は、コンフィグレーションデータを変更することによって、システムの動作を変更することができる。管理者は、一例として、システムの入力に合わせた動作モードの選択を行うことにより、性能のチューニングを行うことができる。一方、管理者によってコンフィグレーションデータに対して誤った変更がなされると、システムに障害が起きる。
コンフィグレーションデータの誤った変更によるシステム障害を防ぐためには、変更後のコンフィグレーションデータをシステムに適用する前に、コンフィグレーションデータの検証を行うことが望ましい。
コンフィグレーションデータの検証は人手で行うことも可能であるが、特に、コンフィグレーションデータが頻繁に変更されるシステムにおいては、自動で検証を行うことが望ましい。
特に、インターネットを介してアプリケーションサービス(クラウド型サービスともいう。)を提供するサービス提供システムにおいては、サービスを利用するユーザ企業(テナント)の規模に応じて、システムのコンフィグレーションデータの変更が頻繁に発生する。
テナントの規模が拡大した場合には、トランザクション数の増加に対応することができるようにコンフィグレーションデータを変更し、テナントが用いる各コンポーネントを、機能を同等に保ちつつ、より大きい容量のものへ変更する。逆に、テナントの規模が縮小した場合には、クラウド型サービスを提供するシステムのリソース全体の利用効率を向上させるためにコンフィグレーションデータを変更し、テナントの用いる各コンポーネントを機能を同等に保ちつつ、より小さい容量のものへと変更する。
特許文献1において、コンフィグレーションデータに含まれる識別子に基づいて選択した検証規則の組を解釈してコンフィグレーションデータを検証する技術が記載されている。
特開2000−216854号公報
以下の分析は、本発明者によってなされたものである。特許文献1に記載された技術においては、検証のフレームワークのみが示され、具体的な検証の手続きが規定されていない。したがって、かかる技術によると、検証規則を別途与える必要があり、検証規則の作成に手間がかかるという問題がある。
そこで、コンフィグレーションデータの検証を簡易に行うことができるようにすることが課題となる。本発明の目的は、かかる課題を解決するコンフィグレーションデータ検証装置、検証方法及びプログラムを提供することにある。
本発明の第1の視点に係るコンフィグレーションデータ検証装置は、
システムのコンフィグレーションデータからシステムを構成するコンポーネント間の依存関係を抽出し、当該依存関係を表す関係グラフを生成する関係グラフ生成部と、
予め与えられた基準関係グラフと生成された関係グラフとに基づいて、コンフィグレーションデータの妥当性を検証する関係グラフ検証部とを有している。
本発明の第2の視点に係るコンフィグレーションデータ検証方法は、
システムのコンフィグレーションデータからシステムを構成するコンポーネント間の依存関係を抽出し、当該依存関係を表す関係グラフを生成する工程と、
予め与えられた基準関係グラフと生成された関係グラフとに基づいて、コンフィグレーションデータの妥当性を検証する工程とを含む。
本発明の第3の視点に係るプログラムは、
システムのコンフィグレーションデータからシステムを構成するコンポーネント間の依存関係を抽出し、当該依存関係を表す関係グラフを生成する処理と、
予め与えられた基準関係グラフを記憶部から読み出す処理と、
基準関係グラフと生成した関係グラフとに基づいて、コンフィグレーションデータの妥当性を検証する処理とをコンピュータに実行させる。
本発明に係るコンフィグレーションデータ検証装置、検証方法及びプログラムによると、コンフィグレーションデータの検証を簡易に行うことができる。
本発明の第1の実施形態に係るコンフィグレーションデータ検証装置の構成を示すブロック図である。 本発明の第1の実施形態に係るコンフィグレーションデータ検証装置の関係グラフ生成部の動作を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施形態に係るコンフィグレーションデータ検証装置の関係グラフ検証部の動作を示すフローチャートである。 本発明の第1の実施形態におけるコンフィグレーションデータの一例を示す図である。 本発明の第1の実施形態における関係グラフ生成ルールの一例を示す図である。 本発明の第1の実施形態における関係グラフの一例を示す図である。 本発明の第1の実施形態における検証対象システムの構成の一例を示す図である。 第2の実施例における検証対象システムの構成の一例を示す図である。 第2の実施例におけるコンフィグレーションデータの一例を示す図である。 第2の実施例における関係グラフの一例を示す図である。 第3の実施例におけるコンフィグレーションデータの一例を示す図である。 第3の実施例における関係グラフの一例を示す図である。 コンピュータのハードウェア構成を示すブロック図である。
第1の展開形態のコンフィグレーションデータ検証装置は、上記第1の視点に係るコンフィグレーションデータ検証装置であることが好ましい。
第2の展開形態のコンフィグレーションデータ検証装置は、関係グラフ検証部が、基準関係グラフと生成された関係グラフとが同型である場合には、コンフィグレーションデータが妥当であるものと判定し、それ以外の場合には、コンフィグレーションデータは失当であるものと判定することが好ましい。
第3の展開形態のコンフィグレーションデータ検証装置は、基準関係グラフが、システムが正常に稼動している場合におけるコンポーネント間の依存関係を表す関係グラフであることが好ましい。
第4の展開形態のコンフィグレーションデータ検証装置は、関係グラフ生成部が、関係グラフ生成ルールを参照して、コンフィグレーションデータを構成するパラメータ設定を解釈することによって関係グラフを生成してもよい。
第5の展開形態のコンフィグレーションデータ検証装置は、関係グラフ生成部が、コンフィグレーションデータを構成するパラメータ設定に含まれるパラメータによって特定されるコンポーネントを始点とするとともに、当該パラメータによって特定される関係グラフ生成ルールを参照して当該パラメータ設定の値を解釈することによって特定されるコンポーネントを終点とし、該始点及び該終点を有する弧を関係グラフの要素としてもよい。
第6の展開形態のコンフィグレーションデータ検証装置は、関係グラフ生成部が、コンフィグレーションデータに含まれるパラメータによって特定される関係グラフ生成ルールにおいて指定されたラベルを前記弧に付してもよい。
第7の展開形態のコンフィグレーションデータ検証方法は、上記第2の視点に係るコンフィグレーションデータ検証方法であることが好ましい。
第8の展開形態のコンフィグレーションデータ検証方法は、上記検証工程において、基準関係グラフと生成された関係グラフとが同型である場合には、コンフィグレーションデータが妥当であるものと判定し、それ以外の場合には、コンフィグレーションデータは失当であるものと判定することが好ましい。
第9の展開形態のコンフィグレーションデータ検証方法は、基準関係グラフが、システムが正常に稼動している場合におけるコンポーネント間の依存関係を表す関係グラフであることが好ましい。
第10の展開形態のプログラムは、上記第3の視点に係るプログラムであることが好ましい。
第11の展開形態のプログラムは、上記検証処理において、基準関係グラフと生成された関係グラフとが同型である場合には、コンフィグレーションデータが妥当であるものと判定し、それ以外の場合には、コンフィグレーションデータは失当であるものと判定することが好ましい。
第12の展開形態のプログラムは、基準関係グラフが、システムが正常に稼動している場合におけるコンポーネント間の依存関係を表す関係グラフであることが好ましい。
(実施形態1)
次に、本発明の第1の実施形態に係るコンフィグレーションデータ検証装置について図面を参照して説明する。
図1は本発明に係わるコンフィグレーションデータ検証装置の構成を示すブロック図である。図1を参照すると、コンフィグレーションデータ検証装置11は、関係グラフ生成部12、関係グラフ生成ルール記憶部13、関係グラフ検証部14及び基準関係グラフ記憶部15を有する。
関係グラフ生成部12は、コンフィグレーションデータからコンポーネント間の依存関係を抽出して関係グラフを作成する。関係グラフ検証部14は、生成された関係グラフが予め与えられた基準関係グラフと同型であるか否かを判定することにより、コンフィグレーションデータの妥当性を検証する。
関係グラフ生成ルール記憶部13は、関係グラフ生成ルール41を記憶する。関係グラフ生成部12は、入力されたコンフィグレーションデータ及びコンポーネント構成データ16並びに関係グラフ生成ルール41に基づいて関係グラフを生成する。基準関係グラフ記憶部15は、基準関係グラフを記憶する。関係グラフ検証部14は、関係グラフと基準関係グラフとが同型であるか否かを判定する。
図4は、本実施形態におけるコンフィグレーションデータの一例を示す図である。図4を参照すると、コンフィグレーションデータ42は、パラメータを特定するパラメータ名の文字列が含まれるパラメータ欄と、パラメータとして設定すべき値が含まれる値欄とから成る行によって構成される表形式のデータである。コンフィグレーションデータ42の各行、すなわちパラメータ欄と値欄と対を、パラメータ設定と呼ぶ。パラメータ設定は、パラメータ欄の文字列によって特定されるコンポーネントのパラメータに、値欄の値を設定すべきことを意味する。なお、パラメータ欄の文字列は、コンポーネントの特定と、そのコンポーネントのパラメータの特定との双方を行う。
図7は、本実施形態における検証対象システムの構成の一例を示す図である。図4のコンフィグレーションデータ42は、図7のシステムのコンフィグレーションデータを示す。図4及び図7を参照すると、ホストhost1上のHTTPクライアントコンポーネントC1に対して、パラメータ設定として、パラメータ名「C1:HTTPserver」に値「host2」が設定されている。また、host2上のHTTPサーバコンポーネントC2に対して、パラメータ設定として、パラメータ名「C2:SQLserver」に値「host3」が設定されている。さらに、host3上のSQLサーバコンポーネントC3に対して、パラメータ設定として、パラメータ名「C3:AllowedSQLclient」に値「host2」が設定されている。
コンフィグレーションデータの意味はシステムに依存する。ここでは、一例として、コンフィグレーションデータは、「C1はHTTPサーバとしてhost2上のHTTPサーバを用いる」、「C2はhost3上のSQLサーバを用いる」、及び、「SQLサーバはhost2上のSQLクライアントからのアクセスのみを許可する」を意味するものとする。
図5は、本施形態における関係グラフ生成ルール41の一例を示す図である。図5を参照すると、関係グラフ生成ルール41は、パラメータが含まれるパラメータ欄と、解釈ルールが含まれる解釈ルール欄と、ラベルが含まれるラベル欄とからなる行によって構成される表形式のデータである。なお、図5に示した例においては、解釈ルールは自然言語で記述されているものの、他の言語、例えば、プログラム言語のように機械的に処理可能な言語で記述されていてもよい。
図6は、本実施形態における関係グラフの一例を示す図である。図6を参照すると、関係グラフ51は、コンポーネント(正確には、コンポーネントに対応するシンボル)を頂点とし、弧にラベルが付されたラベル付き有向グラフである。一般のグラフと同様に、関係グラフGが頂点集合Vと弧集合Aとによって規定される場合には、G=(V、A)と表すことができる。関係グラフの頂点の集合は、システムに含まれるすべてのコンポーネントを要素とする。関係グラフの弧集合の要素は、(Ca、Cb、L)のように表し、コンポーネントCaを始点とし、コンポーネントCbを終点とし、ラベルLが付された弧が存在することを意味する。図6の関係グラフGは、G=({C1、C2、C3}、{(C1、C2、HTTPs)、(C2、C3、DBs)、(C3、C2、DBc)})によって表すことができる。
基準関係グラフは、検証対象のシステムが正常に動作しているときのコンポーネント間の依存関係を表す関係グラフである。基準関係グラフ記憶部15は、基準関係グラフを記憶する。基準関係グラフは、例えば、検証対象システムが正常動作しているときに、関係グラフ生成部12によって生成した関係グラフを用いることができる。
図2は、本実施形態に係るコンフィグレーションデータ検証装置11の関係グラフ生成部12の動作を示すフローチャートである。図2は、コンフィグレーションデータ検証装置11に、コンフィグレーションデータと、システムを構成するすべてのコンポーネントを列挙したコンポーネント構成データとが入力されたときの関係グラフ生成部12の動作を示す。
関係グラフ生成部12は、関係グラフG=(V、A)を初期化し、頂点集合Vが入力されたコンポーネント構成データのコンポーネント集合となるようにするとともに、弧集合Aが空集合となるようする(ステップS21)。
関係グラフ生成部12は、ループ処理(ステップS22〜S28)において、入力されたコンフィグレーションデータを構成するパラメータ設定を走査し、パラメータ設定ごとに、そのパラメータ設定を「パラメータ設定D」として、ステップS23以下の処理を行う。関係グラフ生成部12は、すべてのパラメータ設定について走査を終了した場合には、ループ処理(ステップS22〜S28)から抜けて、ステップS29に進む。
関係グラフ生成部12は、関係グラフ生成ルール記憶部13に記憶された関係グラフ生成ルール41を参照して、パラメータ欄がパラメータ設定Dのパラメータ欄の値Pと同一である行を検索する(ステップS23)。
そのような行が存在する場合には(ステップS24のYes)、当該行を行RとしてステップS25に進み、それ以外の場合には(ステップS24のNo)、ステップS28に進む。
関係グラフ生成部12は、パラメータ設定Dの値欄の値Xについて、関係グラフ生成ルール41の行Rの解釈ルール欄のルールに従って解釈して、関係先コンポーネントCdを求める(ステップS25)。
上記Xを上記のルールに従って解釈すると関係先のコンポーネントが存在するはずであるもののシステムにはそのようなコンポーネントが存在しない場合のように、関係先のコンポーネントを特定することができない場合には(ステップS26のYes)、ステップS30に進む。それ以外の場合には(ステップS26のNo)、ステップS27に進む。
関係グラフ生成部12は、パラメータ設定Dを適用すべきコンポーネント、すなわち、値Pで特定されるコンポーネントをCsとし、関係グラフ生成ルール41の行Rのラベル欄のラベルをLとして、弧集合Aに要素(Cs、Cd、L)、すなわち、始点Cs、終点Cd、ラベルLから成る弧を追加する(ステップS27)。
次に、ループの始端であるステップS22に進み、ループ処理を継続する(ステップS28)。
関係グラフ生成部12は、ループ処理(ステップS22〜S28)を終了した場合には、生成した関係グラフGを関係グラフ検証部14に入力する(ステップS29)。
関係グラフ生成部12は、関係先のコンポーネントを特定することができなかった場合には(ステップS26のYes)、入力されたコンフィグレーションデータが失当である旨を出力する(ステップS30)。
図3は、コンフィグレーションデータ検証装置11の関係グラフ検証部14の動作を示すフローチャートである。図3は、関係グラフ生成部12によって生成された関係グラフが関係グラフ検証部14に入力されたときの関係グラフ検証部14の動作を示す。関係グラフ検証部14は、関係グラフGが入力されると、基準関係グラフ記憶部15に記憶された基準関係グラフGrを読み出す(ステップS31)。
次に、関係グラフ検証部14は、入力された関係グラフGと基準関係グラフGrとが同型(Isomorphic)であるか否かを判定する(ステップS32)。
同型である場合には(ステップS32のYes)、ステップS33に進み、それ以外の場合には(ステップS32のNo)、ステップS34に進む。
関係グラフ検証部14は、入力された関係グラフGと基準関係グラフGrとが同型である場合には(ステップS32のYes)、入力されたコンフィグレーションデータは妥当である旨を出力する(ステップS33)。関係グラフ検証部14は、それ以外の場合には(ステップS32のNo)、入力されたコンフィグレーションデータは失当である旨を出力する(ステップS34)。
コンフィグレーションデータ検証装置11によると、コンフィグレーションデータの検証を簡易に行うことができる。関係グラフ生成部12は、コンフィグレーションデータからコンポーネント間の依存関係を抽出して関係グラフを作成し、関係グラフ検証部14は、その関係グラフがあらかじめ与えられた基準関係グラフと同型か否かを判定することによりコンフィグレーションデータの妥当性を検証するからである。
なお、コンフィグレーションデータ検証装置11に対して、関係グラフ生成ルール41及び基準関係グラフを予め与える必要がある。関係グラフ生成ルール41を作成する際にはシステム全体の知識は不要であり、システムを構成する個々のコンポーネントの知識で記述することができる。コンポーネントを再利用したシステムにおいては関係グラフ生成ルール41を再利用することができ、関係グラフ生成ルール41を作成する手間を省くことができる。一方、基準関係グラフは、検証対象システムが正常動作しているときに関係グラフ生成部12を用いて生成した関係グラフを利用することができる。このとき、基準関係グラフを作成するために、余計な手間を要しない。
図13は、コンフィグレーションデータ検証装置11を、コンピュータによって実現する場合におけるコンピュータのハードウェア構成を示すブロック図である。図13を参照すると、コンピュータ70は、CPU71、メモリ72、ハードディスク73、入力装置74、及び出力装置75を備えている。
これらの各部は、バスラインに接続されていてもよい。入力装置74は、マウス及びキーボードを含んでいてもよい。出力装置75は、ディスプレイを有していてもよい。ハードディスク73は、プログラム、関係グラフ生成ルール41及び基準関係グラフを記憶するようにしてもよい。CPU71は、コンフィグレーションデータ検証装置11の各部における処理を実行する。
具体例なデータに基づいて、上記のコンフィグレーションデータ検証装置11の動作について説明する。ここでは、コンフィグレーションデータとして、図7のシステム構成のシステムのコンフィグレーションデータである図4のコンフィグレーションデータ42、関係グラフ生成ルールとして、図5の関係グラフ生成ルール41、基準関係グラフとして、図6の関係グラフ51が与えられた場合のコンフィグレーションデータ検証装置11の動作について説明する。
まず、関係グラフ生成部12は、関係グラフGを初期化する(ステップS21)。次に、コンフィグレーションデータに含まれるパラメータ設定の一つが選択され、Dとして参照される(ステップS22)。ここでは、最初にDとして参照されるパラメータ設定は、コンフィグレーションデータ42の最初の行であるR21とする(図4)。
次に、関係グラフ生成部12は、Dのパラメータ欄、すなわち、「C1:HTTPserver」に関する関係グラフ生成ルール41を検索する(ステップS23)。当該パラメータに関するルールは、関係グラフ生成ルール41の行R12である。このとき、該当する行R12が存在することから(ステップS24のYes)、ステップS25に進む。
関係グラフ生成部12は、Dの値X(「host2」)を、行R12のルール(「値をホスト名と解釈し、ホスト名のホスト上のHTTPサーバを関係先とせよ」)に従って解釈し、host2上のHTTPサーバ(C2)を関係先のコンポーネントCdとする(ステップS25)。Cdを求める際に、例えば、host2上にHTTPサーバが存在せず、関係先が不定となるような問題は生じていない(ステップS26のNo)ことから、ステップS27に進む。
次に、関係グラフ生成部12は、関係グラフGの弧集合Aに対して、要素として(C1、C2、HTTPs)を加える(ステップS27)。次に、ループの始端に戻る(ステップS28)。
関係グラフ生成部12は、同様にして、コンフィグレーションデータ42の他の2つの行についても、それぞれ同様の処理を行い、ループ処理(ステップS22〜S28)を終了する。関係グラフ生成部12は、関係グラフG=({C1、C2、C3}、{(C1、C2、HTTPs)、(C2、C3、DBs)、(C3、C2、DBc)})を、関係グラフ検証部14に入力する(ステップS29)。なお、この関係グラフGは、図6に示した関係グラフ51と同一である。
関係グラフ検証部14は、関係グラフ51を基準関係グラフGrとして読み出す(ステップS31)。次に、関係グラフ検証部14は、関係グラフ生成部12によって入力された関係グラフGと、基準関係グラフGrとが同型であるか否かを判定する(ステップS32)。関係グラフG及びGrは、いずれも図6に示した関係グラフ51と同一であることから、関係グラフ検証部14は、これらは同型であると判定し(ステップS32のYes)、コンフィグレーションデータは妥当である旨を出力する(ステップS33)。
第2の具体的なデータに基づいて、コンフィグレーションデータ検証装置の動作について説明する。ここでは、コンフィグレーションデータとして、図8のシステム構成のシステムのコンフィグレーションデータである図9のコンフィグレーションデータ43、関係グラフ生成ルールとして、図5の関係グラフ生成ルール41、基準関係グラフとして、図6の関係グラフ51が与えられた場合のコンフィグレーションデータ検証装置11の動作について説明する。
なお、図8に示したシステム構成は、図7に示したシステム構成において、HTTPサーバを、host2上のC2からhost4上のC4に置き換えたものである。これは、クラウド型サービス提供システムにおいて頻繁に発生する変更、すなわち、機能が同等で容量の異なるコンポーネントへの変更を模したものである。
このとき、関係グラフ生成部12は、実施例1と同様の処理を経て、最終的に、関係グラフG=({C1、C2、C3、C4}、{(C1、C4、HTTPs)、(C4、C3、DBs)、(C3、C4、DBc)})を、関係グラフ検証部14に入力する(ステップS29)。なお、この関係グラフGは、図10の関係グラフ52と同一である。
関係グラフ検証部14は、関係グラフ生成部12によって入力された関係グラフGと、基準グラフGrとして入力された関係グラフ51とが同型か否かを判定する(ステップS32)。関係グラフG及びGrは同型であることから(ステップS32のYes)、関係グラフ検証部14は、コンフィグレーションデータは妥当である旨を出力する(ステップS33)。
第2の具体的なデータに基づいて、コンフィグレーションデータ検証装置の動作について説明する。ここでは、コンフィグレーションデータとして、図8のシステム構成のシステムに対する「誤った」コンフィグレーションデータである図11のコンフィグレーションデータ44、関係グラフ生成ルールとして、図5の関係グラフ生成ルール41、基準関係グラフとして、図6の関係グラフ51が与えられた場合の、コンフィグレーションデータ検証装置11の動作について説明する。
なお、図8のシステムに対する「正しい」コンフィグレーションデータは、図9のコンフィグレーションデータ43である。ここでは、図7のシステムから図8のシステムに移行する際に、コンフィグレーションデータの一部(すなわち、図4のR23の値欄)の変更を忘れた場合に、図11のような「誤った」コンフィグレーションデータが発生する。
関係グラフ生成部12は、実施例1と同様の処理を経て、最終的に、関係グラフG=({C1、C2、C3、C4}、{(C1、C4、HTTPs)、(C4、C3、DBs)、(C3、C2、DBc)})を、関係グラフ検証部14に入力する(ステップS29)。なお、この関係グラフGは、図12の関係グラフ53と同一である。
関係グラフ検証部14は、関係グラフ生成部12によって入力された関係グラフGと、基準グラフGrとして入力された関係グラフ51とが同型であるか否かを判定する(ステップS32)。関係グラフGと基準関係グラフGrとは同型でないことから(ステップS32のNo)、関係グラフ検証部14は、コンフィグレーションデータは失当である旨を出力する(ステップS34)。
以上の記載は、実施例に基づいて行ったが、本発明は上記実施例に限定されるものではない。
11 コンフィグレーションデータ検証装置
12 関係グラフ生成部
13 関係グラフ生成ルール記憶部
14 関係グラフ検証部
15 基準関係グラフ記憶部
16 コンフィグレーションデータ及びコンポーネント構成データ
41 関係グラフ生成ルール
42、43、44 コンフィグレーションデータ
51、52、53 関係グラフ
70 コンピュータ
71 CPU
72 メモリ
73 ハードディスク
74 入力装置
75 出力装置

Claims (12)

  1. システムのコンフィグレーションデータから該システムを構成するコンポーネント間の依存関係を抽出し、該依存関係を表す関係グラフを生成する関係グラフ生成部と、
    予め与えられた基準関係グラフと生成された関係グラフとに基づいて、前記コンフィグレーションデータの妥当性を検証する関係グラフ検証部とを備えているコンフィグレーションデータ検証装置。
  2. 前記関係グラフ検証部は、前記基準関係グラフと生成された関係グラフとが同型である場合には、前記コンフィグレーションデータが妥当であるものと判定し、それ以外の場合には、前記コンフィグレーションデータは失当であるものと判定する、請求項1に記載のコンフィグレーションデータ検証装置。
  3. 前記基準関係グラフは、前記システムが正常に稼動している場合におけるコンポーネント間の依存関係を表す関係グラフである、請求項1又は2に記載のコンフィグレーションデータ検証装置。
  4. 前記関係グラフ生成部は、関係グラフ生成ルールを参照して、前記コンフィグレーションデータを構成するパラメータ設定を解釈することによって前記関係グラフを生成する、請求項1乃至3のいずれか1項に記載のコンフィグレーションデータ検証装置。
  5. 前記関係グラフ生成部は、前記コンフィグレーションデータを構成するパラメータ設定に含まれるパラメータによって特定されるコンポーネントを始点とするとともに、当該パラメータによって特定される関係グラフ生成ルールを参照して当該パラメータ設定の値を解釈することによって特定されるコンポーネントを終点とし、該始点及び該終点を有する弧を前記関係グラフの要素とする、請求項4に記載のコンフィグレーションデータ検証装置。
  6. 前記関係グラフ生成部は、前記コンフィグレーションデータに含まれるパラメータによって特定される関係グラフ生成ルールにおいて指定されたラベルを前記弧に付する、請求項5に記載のコンフィグレーションデータ検証装置。
  7. システムのコンフィグレーションデータから該システムを構成するコンポーネント間の依存関係を抽出し、該依存関係を表す関係グラフを生成する工程と、
    予め与えられた基準関係グラフと生成された関係グラフとに基づいて、前記コンフィグレーションデータの妥当性を検証する工程とを含むコンフィグレーションデータ検証方法。
  8. 前記検証工程において、前記基準関係グラフと生成された関係グラフとが同型である場合には、前記コンフィグレーションデータが妥当であるものと判定し、それ以外の場合には、前記コンフィグレーションデータは失当であるものと判定する、請求項7に記載のコンフィグレーションデータ検証方法。
  9. 前記基準関係グラフは、前記システムが正常に稼動している場合におけるコンポーネント間の依存関係を表す関係グラフである、請求項7又は8に記載のコンフィグレーションデータ検証方法。
  10. システムのコンフィグレーションデータから該システムを構成するコンポーネント間の依存関係を抽出し、該依存関係を表す関係グラフを生成する処理と、
    予め与えられた基準関係グラフを記憶部から読み出す処理と、
    前記基準関係グラフと生成した関係グラフとに基づいて、前記コンフィグレーションデータの妥当性を検証する処理とをコンピュータに実行させるプログラム。
  11. 前記検証処理において、前記基準関係グラフと生成された関係グラフとが同型である場合には、前記コンフィグレーションデータが妥当であるものと判定し、それ以外の場合には、前記コンフィグレーションデータは失当であるものと判定する、請求項10に記載のプログラム。
  12. 前記基準関係グラフは、前記システムが正常に稼動している場合におけるコンポーネント間の依存関係を表す関係グラフである、請求項10又は11に記載のプログラム。
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