JP2010252250A - 画像読取装置、画像読み取り装置の原稿の読み取りタイミングの調整方法及び制御プログラム - Google Patents

画像読取装置、画像読み取り装置の原稿の読み取りタイミングの調整方法及び制御プログラム Download PDF

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敦 齊藤
Shogo Takeuchi
章悟 武内
Kazuho Sato
一帆 佐藤
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Abstract

【課題】原稿を搬送して読み取る方式の原稿読み取り装置において、原稿の副走査方向の読み取り位置の調整を容易に行うこと。
【解決手段】原稿搬送装置における原稿の搬送に応じて原稿を読み取る画像形成装置1であって、搬送された原稿を所定の読み取りタイミングで読み取ることにより生成された画像情報を取得する画像情報取得部301と、取得された画像情報に基づき、原稿の搬送に応じた読み取りタイミングのずれを検知する画像比較部302と、検知された読み取りタイミングのずれに基づき、原稿の搬送に応じた読み取りタイミングを決定するタイミング修正部303とを含む。
【選択図】図5

Description

本発明は、画像読取装置、画像読み取り装置の原稿の読み取りタイミングの調整方法及び制御プログラムに関し、特に、画像読取装置における原稿読み取りタイミングの調整に関する。
近年、情報の電子化が推進される傾向にあり、電子化された情報の出力に用いられるプリンタやファクシミリ及び書類の電子化に用いるスキャナ等の画像処理装置は欠かせない機器となっている。このような画像処理装置は、撮像機能、画像形成機能及び通信機能等を備えることにより、プリンタ、ファクシミリ、スキャナ、複写機として利用可能な複合機として構成されることが多い。
このような画像処理装置のうち、書類の電子化に用いるスキャナ、即ち画像読取装置においては、ADF(Auto Documennt Feeder:原稿自動搬送装置)によって自動的に搬送される原稿を読み取ることにより、ユーザの手間を軽減する方法が用いられている。このような方式は、原稿スルー方式と呼ばれている。
このような原稿スルー方式の画像読取装置においては、搬送される原稿を正確に読み取るため、原稿の搬送方向、即ち、副走査方向の読み取り位置を調整する必要がある。画像読み取り装置に含まれる読み取り機構による原稿の読み取りは、ADFによる原稿の搬送に対して所定のタイミングで実行されるため、ADFによる原稿の搬送タイミングと、読み取り機構による画像の読み取りタイミングとを合わせることにより、上記副走査方向の調整が行われる。
このような目的において、原稿を読み取る読み取り機構とADFとの相対的な位置を調整することにより、原稿読み取り位置の微調整を行う方法が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に開示された方法においては、スキャナ本体にADFを組み付ける際に、本体に設けられた突起がADFに設けられた長穴に通され、ボルトで固定される。ここで、上記長穴が副走査方向に長く設けられているため、突起が長穴に通った状態においてADFが副走査方向に移動可能であり、ADFとスキャナ本体との相対的な位置の微調整が可能となる。
特許文献1に開示された方法を用いて副走査方向の微調整を行う場合、作業者が手動でADFの位置を調整する必要があり、手間がかかる。また、作業者が作業をしている間は通常のスキャンを行うことができないため、装置の運用効率も低下する。更に、特許文献1に開示された方法に係る微調整の精度は、作業者のスキルに依存するため、誰もが高精度な調整を実行することは困難である。
本発明は、上記実情を考慮してなされたものであり、原稿を搬送して読み取る方式の原稿読み取り装置において、原稿の副走査方向の読み取り位置の調整を容易に行うことが可能な画像読取装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、原稿搬送装置における原稿の搬送に応じて前記原稿を読み取る画像読取装置であって、前記原稿搬送装置において搬送された原稿を所定の読み取りタイミングで読み取ることにより生成された画像情報を取得する画像情報取得部と、前記取得された画像情報に基づき、前記原稿の搬送に応じた前記読み取りタイミングのずれを検知する位置ずれ検知部と、前記検知された読み取りタイミングのずれに基づき、前記原稿の搬送に応じた読み取りタイミングを決定するタイミング決定部とを含む。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の画像読み取り装置において、前記画像情報取得部が、前記タイミング決定用の原稿を読み取ることにより生成された画像情報を取得し、前記位置ずれ検知部は、前記取得された画像情報及び比較用の情報に基づいて前記読み取りタイミングのずれを検知することを特徴とする。
また、請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の画像読取装置において、前記位置ずれ検知部が、前記比較用の情報として予め記憶されている情報を用いることを特徴とする。
また、請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の画像読取装置において、前記位置ずれ検知部が、前記取得された画像情報と予め記憶されている比較用の画像情報との比較結果に基づいて前記読み取りタイミングのずれを検知することを特徴とする。
また、請求項5に記載の発明は、請求項4に記載の画像読取装置において、前記タイミング決定用の原稿が、所定の図形が表示された原稿であり、前記比較用の画像情報が、前記所定の図形と同様の図形が含まれる画像情報であり、前記位置ずれ検知部が、前記取得された画像情報において表示されている前記図形の位置と、前記比較用の画像情報において表示されている前記図形の位置との差異に基づいて前記読み取りタイミングのずれを検知することを特徴とする。
また、請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の画像読取装置において、前記取得された画像情報と前記予め記憶されている比較用の画像情報との比較結果に基づき、前記取得された画像情報が前記タイミング決定用の原稿を読み取って生成された画像情報であることを確認する原稿確認部を更に含むことを特徴とする。
また、請求項7に記載の発明は、請求項3に記載の画像読み取り装置において、前記タイミング決定用の原稿が、所定の図形が表示された原稿であり、前記比較情報が、前記取得された画像情報において前記図形が表示されるべき位置を示す情報であり、前記位置ずれ検知部が、前記生成された画像情報において前記図形が表示されている位置と前記比較情報が示す位置との差異に基づいて前記読み取りタイミングのずれを検知することを特徴とする。
また、請求項8に記載の発明は、請求項2に記載の画像読取装置において、前記タイミング決定用の原稿が、所定の図形が表示された原稿であり、前記図形が、前記取得された画像情報において前記図形が表示されるべき位置を示す情報を符号化して生成された図形であり、前記位置ずれ検知部が、前記取得された画像情報において前記図形が表示されている位置と前記符号化された図形を復号することによって得られた情報が示す位置との差異に基づいて前記読み取りタイミングのずれを検知することを特徴とする。
また、請求項9に記載の発明は、請求項1に記載の画像読取装置において、前記位置ずれ検知部が、前記原稿の端部が読み取られることにより前記取得された画像情報において前記原稿の端部が表示されている場合に、前記取得された画像情報における前記端部の位置に基づいて前記読み取りタイミングのずれを検知することを特徴とする。
また、請求項10に記載の発明は、請求項9に記載の画像読取装置において、前記搬送された原稿を撮像する撮像部と、前記撮像部に対向する面に背面検知用の図形が表示されるように配置された背面部とを更に含み、前記位置ずれ検知部が、前記取得された画像情報において前記背面検知用の図形が表示されている範囲に基づき、前記取得された画像情報における前記端部の位置を認識することを特徴する。
また、請求項11に記載の発明は、請求項10に記載の画像読取装置において、前記背面検知用の図形が、前記原稿の搬送方向に平行な線であることを特徴とする。
また、請求項12に記載の発明は、請求項10または11に記載の画像読取装置において、前記背面部が、前記画像読取装置が前記読み取りタイミングの決定動作を実行する場合において前記背面検知用の図形が前記撮像部に対向するように配置されるように前記撮像部に対向する面を切り替えることを特徴とする。
また、請求項13に記載の発明は、請求項1乃至12いずれかに記載の画像読取装置において、前記読み取りタイミングが決定された後に再度読み取りを実行して前記決定されたタイミングの正否を確認するため、前記読み取られた原稿を反転させる反転制御部を更に含むことを特徴とする。
また、請求項14に記載の発明は、請求項13に記載の画像読取装置において、前記反転制御部が、前記読み取られた原稿を二回反転させることにより、前記読み取られた面と同じ面を再度読み取らせることを特徴とする。
また、請求項15に記載の発明は、原稿搬送装置における原稿の搬送に応じて前記原稿を読み取る画像読取装置の原稿の読み取りタイミングの調整方法であって、画像情報取得部が、前記原稿搬送装置において搬送された原稿を所定の読み取りタイミングで読み取ることにより生成された画像情報を取得し、位置ずれ検知部が、前記取得された画像情報に基づき、前記原稿の搬送に応じた前記読み取りタイミングのずれを検知し、タイミング決定部が、前記検知された読み取りタイミングのずれに基づき、前記原稿の搬送に応じた読み取りタイミングを決定する。
また、請求項16に記載の発明は、情報処理装置を、原稿搬送装置における原稿の搬送に応じて前記原稿を読み取る画像読取装置として動作させる制御プログラムであって、前記原稿搬送装置において搬送された原稿を所定の読み取りタイミングで読み取ることにより生成された画像情報を取得するステップと、前記取得された画像情報に基づき、前記原稿の搬送に応じた前記読み取りタイミングのずれを検知するステップと、前記検知された読み取りタイミングのずれに基づき、前記原稿の搬送に応じた読み取りタイミングを決定するステップとを前記情報処理装置に実行させる。
本発明によれば、原稿を搬送して読み取る方式の原稿読み取り装置において、原稿の副走査方向の読み取り位置の調整を容易に行うことが可能な画像読取装置を提供することができる。
本発明の実施形態に係る画像形成装置のハードウェア構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態に係る画像形成装置の機能構成を示す図である。 本発明の実施形態に係るADFの構成を示す側断面図である。 本発明の実施形態に係るレジスト信号とゲート信号との信号タイミングを示すタイミングチャートである。 本発明の実施形態に係るエンジン制御部に含まれる機能を示す図である。 本発明の実施形態に係るタイミング調整動作を示すフローチャートである。 本発明の実施形態に係る読み取り原稿と比較用原稿との比較態様を示す図である。 本発明の他の実施形態に係るタイミング調整動作を示すフローチャートである。 本発明の他の実施形態に係るエンジン制御部に含まれる機能を示すブロック図である。 本発明の他の実施形態に係る固定読取ガイド部材の読み取り面を示す図である。 本発明の他の実施形態に係る固定読取ガイド部材の読み取りによって生成される画像を示す図である。 本発明の他の実施形態に係る読み取り画像の例を示す図である。 本発明の他の実施形態に係る読み取り画像の例を示す図である。 本発明の他の実施形態に係るタイミング調整動作を示すフローチャートである。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態を詳細に説明する。本実施形態においては、副走査方向の読み取り位置の調整機能を有する複合機(MFP:Multi Function Peripheral)としての画像形成装置を例として説明する。
図1は、本実施形態に係る画像形成装置1のハードウェア構成を示すブロック図である。図1に示すように、本実施形態に係る画像形成装置1は、一般的なサーバやPC(Personal Computer)等の情報処理端末と同様の構成に加えて、画像形成を実行するエンジンを有する。即ち、本実施形態に係る画像形成装置1は、CPU(Central Processing Unit)10、RAM(Random Access Memory)20、ROM(Read Only Memory)30、エンジン40、HDD(Hard Disk Drive)50及びI/F60がバス90を介して接続されている。また、I/F60にはLCD(Liquid Crystal Display)70及び操作部80が接続されている。
CPU10は演算手段であり、画像形成装置1全体の動作を制御する。RAM20は、情報の高速な読み書きが可能な揮発性の記憶媒体であり、CPU10が情報を処理する際の作業領域として用いられる。ROM30は、読み出し専用の不揮発性記憶媒体であり、ファームウェア等のプログラムが格納されている。エンジン40は、画像形成装置1において実際に画像形成を実行する画像形成機構や、画像読み取りを実行する画像読取機構である。
HDD50は、情報の読み書きが可能な不揮発性の記憶媒体であり、OS(Operating System)や各種の制御プログラム、アプリケーション・プログラム等が格納されている。I/F60は、バス90と各種のハードウェアやネットワーク等を接続し制御する。LCD70は、ユーザが画像形成装置1の状態を確認するための視覚的ユーザインタフェースである。操作部80は、キーボードやマウス等、ユーザが画像形成装置1に情報を入力するためのユーザインタフェースである。
このようなハードウェア構成において、ROM30やHDD50若しくは図示しない光学ディスク等の記録媒体に格納されたプログラムがRAM20に読み出され、CPU10の制御に従って動作することにより、ソフトウェア制御部が構成される。このようにして構成されたソフトウェア制御部と、ハードウェアとの組み合わせによって、本実施形態に係る画像形成装置1の機能を実現する機能ブロックが構成される。
次に、図2を参照して、本実施形態に係る画像形成装置1の機能構成について説明する。図2は、本実施形態に係る画像形成装置1の機能構成を示すブロック図である。図2に示すように、本実施形態に係る画像形成装置1は、コントローラ100、ADF(Auto Documennt Feeder:原稿自動搬送装置)110、スキャナユニット120、排紙トレイ130、ディスプレイパネル140、給紙テーブル150、プリントエンジン160、排紙トレイ170及びネットワークI/F180を有する。
また、コントローラ100は、主制御部101、エンジン制御部102、入出力制御部103、画像処理部104及び操作表示制御部105を有する。図2に示すように、本実施形態に係る画像形成装置1は、スキャナユニット120、プリントエンジン160を有し、複写機や画像読取装置としても機能する複合機として構成されている。尚、図2においては、電気的接続を実線の矢印で示しており、用紙の流れを破線の矢印で示している。
ディスプレイパネル140は、画像形成装置1の状態を視覚的に表示する出力インタフェースであると共に、タッチパネルとしてユーザが画像形成装置1を直接操作し若しくは画像形成装置1に対して情報を入力する際の入力インタフェース(操作部)でもある。ネットワークI/F180は、画像形成装置1がネットワークを介して他の機器と通信するためのインタフェースであり、Ethernet(登録商標)やUSB(Universal Serial Bus)インタフェースが用いられる。
コントローラ100は、ソフトウェアとハードウェアとの組み合わせによって構成される。具体的には、ROM30や不揮発性メモリ並びにHDD50や光学ディスク等の不揮発性記録媒体に格納されたファームウェア等の制御プログラムが、RAM20等の揮発性メモリ(以下、メモリ)にロードされ、CPU10の制御に従って構成されるソフトウェア制御部と集積回路などのハードウェアとによってコントローラ100が構成される。コントローラ100は、画像形成装置1全体を制御する制御部として機能する。
主制御部101は、コントローラ100に含まれる各部を制御する役割を担い、コントローラ100の各部に命令を与える。エンジン制御部102は、プリントエンジン160やスキャナユニット120等を制御若しくは駆動する駆動手段としての役割を担う。また、エンジン制御部102は、本実施形態の用紙に係る機能として、スキャナユニット120による画像読み取りのタイミングを調整する機能を含む。エンジン制御部102の詳細な機能については後に詳述する。
入出力制御部103は、ネットワークI/F180を介して入力される信号や命令を主制御部101に入力する。また、主制御部101は、入出力制御部103を制御し、ネットワークI/F180を介して他の機器にアクセスする。
画像処理部104は、主制御部101の制御に従い、入力された印刷ジョブに含まれる印刷情報に基づいて描画情報を生成する。この描画情報とは、画像形成部であるプリントエンジン160が画像形成動作において形成すべき画像を描画するための情報である。また、印刷ジョブに含まれる印刷情報とは、PC等の情報処理装置にインストールされたプリンタドライバによって画像形成装置1が認識可能な形式に変換された画像情報である。操作表示制御部105は、ディスプレイパネル140に情報表示を行い若しくはディスプレイパネル140を介して入力された情報を主制御部101に通知する。
次に、本実施形態に係るADF110、スキャナユニット120及び排紙トレイ130の機械的な構成について、図3を参照して説明する。図3は、本実施形態に係るADF110、スキャナユニット120及び排紙トレイ130の機械的構成を模式的に示す断面図である。
図3に示すように、スキャナユニット120によって読み取られた後の原稿をスタックする排紙トレイ130は、ADF110の本体カバー201の下部に固定されており、この真上には、読み取られる前の原稿を載置する原稿載置台202が配置されている。原稿載置台202及び排紙トレイ130の図中左側には、ADF110において原稿を搬送するための搬送機構が配置されている。
搬送機構中において原稿が搬送される原稿搬送路は、図中でアルファベットの「C」字状に湾曲した形状になっている。原稿載置台202から原稿搬送炉に供給された原稿は、図中右側から左に向って搬送された後、左端の湾曲部で反転される。この反転により、原稿載置台202において鉛直方向上方に向けられていた原稿の読取面が鉛直方向下方に向けられる。その後、原稿は、原稿搬送路において図中左側から右側に向けて搬送される。
ADF110の原稿搬送路の大部分は、上下に所定の間隙を介して対向しながら複雑に湾曲する2枚のガイド板の間に形成されており、原稿はこれら2枚のガイド板の間で搬送される。但し、原稿搬送路の全工程のうち、スキャナユニット120に設けられた第1コンタクトガラス121の真上を横切る区間では、原稿搬送路が、ADF110とスキャナユニット120との間に形成されている。
ADF110の原稿搬送路における図中左端の湾曲部で反転せしめられた後、図中左側から右側に搬送されるようになった原稿は、上記固定読取部の露光位置である第1コンタクトガラス121の真上を横切る。このとき、原稿の読取面の画像が固定読取部に読み取られる。読み取られた後の原稿は、第1コンタクトガラス121と第2コンタクトガラス123との間に配設されたガイド突起122に案内されて、ADF110内に再び進入する。そして、排紙トレイ130上に送られる。
上述したように、ADF110、スキャナユニット120の動作は、エンジン制御部102が制御するが、その制御の一部をASIC(Application Specific Integrated Circuit)等のハードウェアによってADF110やスキャナユニット120自身が実行しても良い。
図3に示すように、原稿載置台202には、反射型フォトセンサからなる第1原稿長さセンサ203a、第2原稿長さセンサ203b、第3原稿長さセンサ203cが図中左側から右側に向けて順に並ぶように配設されている。これら3つの長さセンサによる原稿載置台202上の原稿の検知結果に基づいて、原稿の搬送方向の長さを把握することができる。
原稿載置台202は、図中右上から左下に向かう傾斜をもつように固定されており、原稿載置台202上に載置された原稿束は重力によってADF110の給紙口に向けて台上を滑り落ちていく。そして、原稿載置台202の上面と所定の間隙を介して対向する位置で揺動可能に支持されるレバー部材204を倒しながら、更に滑り落ちていく。このとき、倒れたレバー部材204が原稿セットセンサ205によって検知される。その後、原稿は、原稿載置台202の図中左側方に配設されたストッパー部材に突き当たって止まる。そして、原稿の幅方向(図紙面に直交する方向)の位置が、図示しないサイドフェンスによって調整される。
このようにして原稿束が原稿載置台202上にセットされた状態で、ディスプレイパネル140に設けられたスタートボタンが押されると、その信号がコントローラ100に入力される。コントローラ100においては、エンジン制御部102がADF110に含まれるモータを駆動することにより、原稿載置台202上にセットされた原稿の搬送が開始される。
原稿の搬送においては、ピックアップローラ206が原稿束を上から押さえ、そして、原稿載置台202に固定された3つの原稿長さセンサ203a〜203cによる検知結果に基づいて、原稿の搬送方向における長さを判定する。その後、給紙モータが正転し、原稿が原稿搬送路内に侵入する向きにピックアップローラ206が回転する。これにより、原稿載置台202上の原稿束における上部数枚の原稿が原稿搬送路の入り口である入口給紙ユニット207に供給される。
入口給紙ユニット207においては、駆動ローラ207aと従動ローラ207bとに無端状の給紙ベルト207cが架け渡されており、給紙モータの正転に伴う駆動ローラ207aの回転によって給紙ベルト207cが図中時計回り方向に無端移動される。給紙ベルト207cの下部張架面には、給紙モータの正転によって図中時計回りに回転駆動されるリバースコロ207dが当接している。給紙ベルト207cとリバースコロ207dとの当接部においては、給紙ベルト207cの表面が給紙方向に移動するのに対し、リバースコロ207dの表面が給紙とは反対方向に移動する。
入口給紙ユニット207に向けて送られた数枚の原稿は、上記当接部に挟まれ、給紙ベルト207cに接触する最上位の原稿に対して給紙方向の移動力が付与される。また、最上位よりも下の原稿には、リバースコロ207dによって給紙とは反対方向の移動力が付与される。これにより、数枚の原稿から最上位の原稿だけが分離される仕組みになっている。
入口給紙ユニット207の図中左側には、分離センサ208、突き当てセンサ209、プルアウト従動ローラ210、紙幅検知レバー群212が、右側から左側に向けて順に並ぶように配設されている。プルアウト従動ローラ210には、その下方からプルアウト駆動ローラ211が当接しており、これの回転駆動によってプルアウト従動ローラ210が回転する。
入口給紙ユニット207によって分離された原稿は、給紙ベルト207cによって原稿搬送路内を図中左側に向けて送られながら、分離センサ208、突き当てセンサ209に順次検知される。エンジン制御部102は、原稿の先端が突き当てセンサ209によって検知された時点からカウントを開始する。
そして、モータを制御することにより、ピックアップローラ206を原稿束上から待避させて、給紙ベルト207cの表面移動だけで原稿を送るようにする。その後、所定の値までカウントが進んだ時点で給紙モータを逆転駆動する。給紙モータの回転駆動方向が正転から逆転に繰り替えられると、給紙ベルト207cの駆動が停止するとともに、プルアウト駆動ローラ211の駆動及びプルアウト従動ローラ210の従動が開始する。
エンジン制御部102によるカウントアップ値は、原稿の先端が検知された時点から、給紙ベルト207cによって原稿をプルアウトローラ対のニップ入口に搬送するまでに要する時間よりも少し長めになっている。このため、原稿は、その先端をプルアウトローラ対のニップに突き当ててから、更に少しだけ給紙ベルト207cによって送られて中央部を撓ませた後に止まる。このような停止により、原稿は、分離給送時に発生した原稿の幅方向への傾き(スキュー)が補正される。
プルアウト駆動ローラ211は、原稿のスキューを補正し、若しくは補正後の原稿を後述する読取入口ローラ対まで搬送するためのローラである。給紙モータの逆転によってプルアウト駆動ローラ211が回転駆動を開始すると、原稿がプルアウトローラ対のニップに挟まれて、原稿搬送路内を更に左側に向けて搬送される。そして、やがて、紙幅検知レバー群212との接触位置に到達する。
紙幅検知レバー群212は、原稿面と直交する方向に並ぶ複数の紙検知レバーからなり、これらは個々に独立して揺動可能に支持されている。紙幅検知レバー群212との接触位置に到達した原稿は、複数の紙検知レバーをその紙幅に応じた数だけ倒しながら、更に図中左側へと搬送されていく。このとき、倒れた紙検知レバーの数に基づいて、原稿の紙幅が把握される。
エンジン制御部102は、原稿長さセンサ203a〜203cの検知信号に基づいて取得した原稿の長さ情報や、紙幅検知レバー群212の機能によって取得した原稿の幅寸法情報を、スキャナユニット120を駆動する際の情報として用いる。尚、原稿の搬送方向の正確な長さについては突き当てセンサ209によって原稿の先端を検知してから後端を検知しなくなるまでのカウント値に基づいて算出される。
プルアウト駆動ローラ211の駆動による原稿の搬送速度は、給紙ベルト207cによる給紙速度よりも高速に設定されている。これにより、特に2枚目以降の原稿では先行する原稿との紙間を詰めて読取速度を高速化することができる。
紙幅検知レバー群212との接触位置を通過した原稿は、原稿搬送路の図中左端に設けられた湾曲部に進入し、鉛直方向上方から下方に向けて「C」時状の弧を描くような経路によって反転される。このとき、原稿は、反転の途中で読取入口センサ213によって検知される。エンジン制御部102は、読取入口センサ213による検知に基づいてプルアウト駆動ローラ211による搬送を減速するとともに、補正カウントを開始する。そして、所定時間の補正カウントを行った後に給紙モータを停止させる。
原稿搬送路の図中左端に設けられた湾曲部の搬送方向末端付近には、読取入口駆動ローラ214と、これに対して図中左側方から当接する読取入口従動ローラ215とからなる読取入口ローラ対が配設されている。
エンジン制御部102による補正カウントのカウントアップ値は、原稿の先端が読取入口センサ213に検知された時点から、プルアウト駆動ローラ211によって原稿を読取入口ローラ対のニップ入口に搬送するまでに要する時間よりも少し長めになっている。このため、原稿は、その先端を読取入口ローラ対のニップに突き当ててから、更に少しだけプルアウト駆動ローラ211によって送られて中央部を撓ませた後に止まる。このような停止により、原稿は、プルアウトローラ対による原稿搬送時に発生したスキューが補正されて、スキャナユニット120の読取部に読み取られる直前のレジスト位置にセットされる。
エンジン制御部102は、読取入口センサ213の検知に基づいて原稿のレジスト完了を認識すると、以下のようなスルー読取制御を実施する。まず、エンジン制御部102は、ユーザのキー操作による読取モードの設定について、片面モードであるか両面モードであるかを判断し、設定に応じた読み取りを開始する。
片面、両面の何れのモードであっても、エンジン制御部102は、読取りモータを正転駆動させて読取入口駆動ローラ214を読取り倍率に応じた搬送速度で回転駆動する。これによって原稿が読取入口ローラ対のニップから送り出され、原稿搬送路の図中左端から右側に向けて搬送される。そして、読取入口ローラ対の図中右側方に配設されているレジストセンサ216によって検知された後、スキャナユニット120の露光位置に通される。この露光位置は、ADF110によって原稿を搬送する場合の原稿読取位置であり、具体的には、ADF110の固定読取ガイド部材226と、スキャナユニット120の第1コンタクトガラス121とが対向している位置である。原稿は両者間に通される際に、その下面の原稿画像が読み取られる。
エンジン制御部102は、レジストセンサ216によって原稿の先端が検知されると、パルスカウントを開始する。そして、原稿の先端がスキャナユニット120の露光位置に到達するタイミングで、スキャナユニット120に対し、副走査方向有効画像領域を示すゲート信号を送る。なお、このゲート信号は、原稿の後端が前述の露光位置を抜けるまで出力される。また、エンジン制御部102は、ゲート信号を出力すると直ちに、ゲートカウントを開始する。この、エンジン制御部102が、レジストセンサ216による検知信号を受信した後、ゲートカウントのカウント値に応じてゲート信号を出力するまでのタイミングの調整が、本実施形態に係る要旨となる。
図4は、レジストセンサ216による検知信号(以降、レジスト信号)と、エンジン制御部102が出力するゲート信号との関係を示すタイミングチャートである。図4に示すように、エンジン制御部102は、レジスト信号がアサートされたタイミングtの後、期間Tが経過したタイミングtにおいてゲート信号をアサートする。これにより、スキャナユニット120が、図3に示す露光位置において原稿の読み取りを開始する。
そして、更に搬送されることにより、原稿がレジストセンサ216の検知位置を通過し、レジスト信号がネゲートされるタイミングtの後、期間Tが経過したタイミングtにおいて、エンジン制御部102がゲート信号をネゲートする。これにより、スキャナユニット120が、原稿の読み取りを終了する。即ち、図4に示す期間Tの間、スキャナユニット120が原稿を読み取る。換言すると、図4に示す期間Tは、原稿の先端がスキャナユニット120の露光位置に到達した後、原稿の後端が露光位置を通過するまでの期間である。
ここで、図4に示す期間Tの設定が間違っていると、スキャナユニット120は、原稿の全体を好適に読み取ることができない。例えば、期間Tが短い場合、原稿が露光位置に到達する前に読み取りが開始されてしまう。結果的に、生成される画像の上部には、露光位置の背面、即ち、固定読み取りガイド部材を読み取った範囲が含まれてしまう。また、原稿が露光位置を完全に通過する前に読み取りが終了してしまうため、原稿の後端側が読み取られない。
他方、期間Tが長い場合、原稿の先端が露光入りを通り過ぎてから読み取りが開始されることになる。この場合、原稿の先端側が読み取られない。また、生成される画像の下部には、露光位置の背面を読み取った範囲が含まれてしまう。本実施形態は、図4に示すTの値を好適に調整することにより、このような課題を解決する。
スキャナユニット120の露光位置を通過した原稿は、第1コンタクトガラス121の右横に配設されたガイド突起122によってADF110内に案内される。そして、ADF110の原稿搬送路内において、読取出口駆動ローラ217とこれに当接する読取出口従動ローラ218とによる読取出口ローラ対のニップを通過した後、読取出口センサ219によって検知される。
読取出口センサ219によって検知された後の原稿MSは、排紙駆動ローラ220と、これに当接する排紙従動ローラ221とからなる排紙ローラ対のニップを通過する。これ以降は、片面モードと両面モードとで異なった制御が実施される。片面モードの場合には、排紙ローラ対のニップを通過した原稿が、図3の破線で示した状態にある切替爪222の下面に突き当たりながら、排紙トレイ130上に案内され、そこにスタックされる。排紙が完全に終わるに先立って、レジストセンサ218が原稿の後端側を検知しなくなり、その後端が露光位置を抜けきるタイミングにおいて、エンジン制御部102が、ゲート信号の出力を停止する。
一方、両面モードの場合には、原稿の先端が読取出口センサ219に検知された時点でスイッチバックソレノイドが駆動され、切替爪222が図3の破線で示された位置から実線で示された位置まで回転する。そして、排紙ローラ対のニップを通過した原稿が、切替爪222の上面に沿って搬送されて、スイッチバックセンサ223によって検知された後、スイッチバック待機路に送られる。このスイッチバック待機路では、スイッチバック駆動ローラ224と、これに当接するスイッチバック従動ローラ225とからなるスイッチバックローラ対が配設されている。原稿は、このスイッチバックローラ対のニップに挟まれてスイッチバック待機路内を進んでいく。
読取出口センサ219が原稿の後端を検知しなくなってから所定時間が経過すると、スイッチバック待機路を搬送される原稿の後端が排紙ローラ対を抜けたと判断される。そして、スイッチバックソレノイドの駆動が停止されて、切替爪222が図中実線の位置から破線の位置に回転する。この後、スイッチバックモータが逆転駆動され、スイッチバックローラ対や排紙ローラ対が逆回転を初める。これにより、原稿が今度は後端側を先頭に向けながら、リバースコロ207の真下にある再給紙路内を突き当てセンサ209に向けて再搬送される。この時、搬送時間短縮のためにスイッチバック駆動モータや、読取モータが高速回転する。また、原稿がスイッチバックを始めてから所定時間経過後に給紙モータが高速逆回転する。
その後、原稿がスイッチバックセンサ223に検知されなくなると、スイッチバックモータが停止し、原稿がプルアウトローラ対のニップに突き当たって一時停止する。その後、先の読取時と同様の制御によって原稿の裏面画像の読取が行われた後、原稿が排紙ローラ対を経て再度スイッチバックされた後、排紙トレイ130にスタックされる。但し、スイッチバック時には読取り倍率に応じた速度で搬送する必要は無いので、高速搬送のまま読取り位置を通過させ、原稿後端を読取出口センサ219にて検知したら減速することにより、原稿排出時の飛出し防止と処理時間短縮とが図られる。
画像形成装置1がプリンタとして動作する場合は、まず、入出力制御部103がネットワークI/F180を介して印刷ジョブを受信する。入出力制御部103は、受信した印刷ジョブを主制御部101に転送する。主制御部101は、印刷ジョブを受信すると、画像処理部104を制御して、印刷ジョブに含まれる印刷情報に基づいて描画情報を生成させる。
画像処理部104によって描画情報が生成されると、エンジン制御部102は、生成された描画情報に基づき、給紙テーブル150から搬送される用紙に対して画像形成を実行する。即ち、プリントエンジン160が画像形成部として機能する。プリントエンジン160の具体的態様としては、インクジェット方式による画像形成機構や電子写真方式による画像形成機構等を用いることが可能である。プリントエンジン160によって画像形成が施された文書は排紙トレイ170に排紙される。
画像形成装置1がスキャナ、即ち画像読取装置として動作する場合は、ユーザによるディスプレイパネル140の操作若しくはネットワークI/F180を介して外部のPC等から入力されるスキャン実行指示に応じて、操作表示制御部105若しくは入出力制御部103が主制御部101にスキャン実行信号を転送する。主制御部101は、受信したスキャン実行信号に基づき、エンジン制御部102を制御する。
エンジン制御部102は、ADF110を駆動し、原稿載置台202にセットされた原稿をスキャナユニット120に搬送させる。また、エンジン制御部102は、スキャナユニット120を駆動し、ADF110から搬送される原稿を撮像する。また、ADF110に原稿がセットされておらず、第2コンタクトガラス123に直接原稿がセットされた場合、セットされた原稿を撮像する。
撮像動作においては、スキャナユニット120に含まれるCCD(Charge Coupled Device)等の撮像素子が原稿を光学的に走査し、光学情報に基づいて生成された撮像情報が生成される。エンジン制御部102は、スキャナユニット120が生成した撮像情報を画像処理部104に転送する。画像処理部104は、主制御部101の制御に従い、エンジン制御部102から受信した撮像情報に基づき画像情報を生成する。画像処理部104が生成した画像情報はHDD50等の画像形成装置1に装着された記憶媒体に保存される。
画像処理部104によって生成された画像情報は、ユーザの指示に応じてそのままHDD50等に格納され若しくは入出力制御部103及びネットワークI/F180を介して外部の装置に送信される。即ち、ADF110及びエンジン制御部102が画像入力部として機能する。
また、画像形成装置1が複写機として動作する場合は、エンジン制御部102がスキャナユニット120から受信した画像情報に基づき、画像処理部104が描画情報を生成する。その描画情報に基づいてプリンタ動作の場合と同様に、エンジン制御部102がプリントエンジン160を駆動する。
このような画像形成装置1において、本実施形態に係る要旨は、上述したように、スキャナユニット120が原稿を読み取る際のゲート信号の出力タイミングの調整にある。本実施形態に係る画像形成装置1は、タイミング調整用の原稿を読み取って画像情報を生成し、生成された画像情報と予め格納されている画像情報とを比較し、画像のずれを検知することにより、ゲート信号の出力タイミングを調整する。以下、本実施形態に係るゲート信号の出力タイミングの調整動作について、図を参照して説明する。
図5は、本実施形態に係るエンジン制御部102に含まれる機能を示す図である。図5に示すように、本実施形態に係るエンジン制御部102は、画像情報取得部301、画像比較部302、タイミング修正部303、比較画像記憶部304、反転制御部305及び読取制御部306を含む。
画像情報取得部301は、スキャナユニット120が原稿を読み取って生成した画像情報を取得する。画像比較部302は、比較画像記憶部304に記憶されている比較用の画像と画像情報取得部301が取得した画像とを比較し、両者の画像のずれを検知する。
タイミング修正部303は、画像比較部302が検知した画像のずれに基づき、上述したゲート信号の出力タイミングを調整する。比較画像記憶部304は、画像比較部302によって参照される比較用の画像情報を記憶している。この比較用の画像情報とは、タイミング調整用の画像情報を好適なタイミングで読み取った場合に生成される画像情報である。
反転制御部305は、ADF110における用紙の反転機構を制御し、搬送されている原稿を反転させる。読取制御部306は、スキャナユニット120を制御し、搬送された原稿の読み取りを制御する。即ち、上述したゲート信号の出力タイミングの情報は、読取制御部306がスキャナユニット120を制御する際のパラメータの情報として設定される。
次に、本実施形態に係るゲート信号の出力タイミングの調整動作について説明する。図6は、本実施形態に係るゲート信号の出力タイミングの調整動作を示すフローチャートである。本実施形態に係る画像形成装置1においてゲート信号の出力タイミングの調整を実行する場合、装置をタイミング調整モードにし、ADF110の原稿載置台202にタイミング調整用の原稿をセットして、原稿の読み取りを実行する。
原稿の読み取りは、読取制御部306がADF110及びスキャナユニット120を制御することにより実行される。タイミング調整モードにおいて原稿の読み取りが実行されると、画像情報取得部301が、読み取りによって生成された画像情報を取得する(S601)。画像情報取得部が画像情報(以降、読み取り画像とする)を取得すると、画像比較部302が、読み取り画像と比較画像記憶部304に記憶されている比較用画像とを比較する(S602)。
ここで、S602における画像の比較処理について説明する。図7(a)は、本実施形態に係るタイミング調整用原稿を示す図である。本実施形態において、エンジン制御部102は、図7(a)に示すような画像が正確に読み取れているか否かに基づき、ゲート信号の出力タイミングを調整する。
比較画像記憶部304に記憶されている比較用画像は、図7(a)に示す画像を正確なタイミングで読み取った画像である。図7(b)に、読み取り画像と比較用画像との比較態様を示す。図7(b)においては、ゲート信号の出力タイミングが未調整であるため、画像中の図形の位置がギャップgだけずれて読み取られた場合を示している。
S602の画像比較の結果、画像比較部302は、まずタイミング調整用の原稿が読み取られたか否かを判断する(S603)。即ち、画像比較部302が、原稿確認部として機能する。現在公知の画像比較技術においては、図7(b)に示すように図形の位置がずれていても、同様の図形が表示されていれば、同様の図形が表示されている画像として判定することができる。従って、S603において、画像比較部302は、同様の図形が表示されていないと判断した場合、タイミング調整用の原稿ではないとして原稿エラーを検知する(S603/YES)。尚、S602における画像比較の具体的な方法については、公知の様々な方法を用いることが可能であり、詳細な説明を省略する。
また、S603において、エンジン制御部102は、第1原稿長さセンサ203a、第2原稿長さセンサ203b、第3原稿長さセンサ203c(以降、総じて原稿長さセンサ203とする)の検知信号を取得し、複数の原稿がセットされていないか否か確認する。一度原稿が搬送された後においても原稿長さセンサ203が原稿を検知している場合、タイミング調整モードであるにも関わらず、複数の原稿がセットされているとして、エンジン制御部102は、原稿エラーと判断する(S603/YES)。
画像比較部302が原稿エラーを検知すると、主制御部101が操作表示制御部105を制御しディスプレイパネル140にエラー通知を表示させる(S604)。そして、エンジン制御部102がADF110を制御して原稿を排紙し(S605)、処理を終了する。S602の比較の結果、タイミング調整用の原稿であると判断された場合(S603/NO)、次に、画像比較部302は、読み取り画像に表示された図形と、比較用画像に表示された図形との位置ずれの有無を判断する(S606)。即ち、画像比較部606が、位置ずれ検知部として機能する。
図7(b)に示すように、本実施形態に係るS606においては、表示された図形の最上部の位置の差異を検知することにより位置ずれを検知する。このような処理は、例えば、夫々の画像における黒画素のうち、最も画像上部に存在する黒画素の座標を比較することにより実現することができる。
S606において、図形の位置がずれていなければ(S606/YES)、画像比較部302は、ゲート信号の出力タイミングの調整は不要であると判断する。この場合、エンジン制御部102がADF110を制御して原稿を排紙し(S605)、処理を終了する。
S606において、図形の位置がずれていた場合(S606/NO)、図7(b)に示すように検知されたギャップgに基づき、タイミング修正部303が、ゲート信号出力のタイミングを修正する(S607)。上述したように、ゲート信号の出力タイミングの情報は、図4において説明したTのように、読取制御部306がスキャナユニット120を制御する際のパラメータの情報として設定されている。従って、S607において、タイミング修正部303は、読取制御部306に記憶されているパラメータの情報を修正することにより、ゲート信号の出力タイミングを修正する。即ち、タイミング修正部303が、スキャナユニット120による原稿の好適な読み取りタイミングを決定するタイミング決定部として機能する。
S607において、タイミング修正部303は、図7(b)に示すギャップgの間隔に応じて、上記パラメータを修正する値を決定する。即ち、ギャップgの間隔が広ければ、その分パラメータを修正する値も大きくする必要がある。他方、ギャップgの間隔が狭ければ、パラメータを修正する値は小さい値となる。
また、図7(b)に示すように、読み取り画像における図形の位置が比較用画像における図形の位置よりも下である場合、現在のゲート信号の出力タイミングが遅いということである。この場合、タイミング修正部303は、ゲート信号の出力タイミングが早くなるように、パラメータ調整を行う。他方、読み取り画像における図形の位置が比較用画像における図形の位置よりも上である場合、現在のゲート信号の出力タイミングが早いということである。この場合、タイミング修正部303は、ゲート信号の出力タイミングが遅くなるように、パラメータ調整を行う。
エンジン制御部102においては、反転制御部305が、S607の処理と並行して、原稿を反転させる(S608)。これにより、タイミング調整用の原稿は、図3において説明したように反転され、再度スキャナユニット120の露光位置に搬送される。これにより、S607において実行されたタイミング修正の結果が好適であるか否かを確認するための処理(S601〜S603、S606)を実行することが可能となる。
尚、S607及びS608の処理の後、タイミング調整用の原稿は反転されて読み取られ、S601以降の処理が繰り返される。従って、タイミング調整用の原稿は、その両面にタイミング調整用の画像、即ち、図7(a)に示すような画像が表示されている必要がある。これにより、原稿を1回反転させることによって、S601〜S606の処理を繰り返すことが可能となる。
尚、タイミング調整用の原稿の片面にのみ画像が表示されている場合であっても、S608において、反転制御部305がADF110を制御して原稿を2回反転させることにより、S601〜S606の処理を繰り返すことが可能となる。
S607及びS608の処理が終了すると、読取制御部306が、再度ADF110及びスキャナユニット120を制御し、S601からの処理を繰り返す。そして、S606において、読み取り画像に表示された図形と、比較用画像に表示された図形との位置ずれが無いと判断されると、ゲート信号の出力タイミングの調整が完了する。
このように、本実施形態に係る画像形成装置1においては、ゲート信号の出力タイミングの調整において、専用の原稿を用い、その原稿に対応した画像情報を予め記憶しておくことにより、読み取り画像と予め格納された画像との比較結果に基づいて自動的にゲート信号の出力タイミングを調整する。このような構成により、原稿を搬送して読み取る方式の原稿読み取り装置において、原稿の副走査方向の読み取り位置の調整を容易に行うことが可能となる。
尚、上記実施形態においては、比較画像記憶部304が、比較用の画像情報を予め記憶している場合を例として説明した。しかしながら、図6のS606の処理において、上述したように黒画素の位置ずれを判断する場合、画像そのものではなく、最も上側に存在する黒画素の座標の情報があれば、位置ずれを検知することが可能である。従って、比較用の画像に限らず、上記座標の情報、即ち、読み取り画像において、確認用の図形が表示されるべき位置を示す情報など、位置ずれを検知するための情報を予め記憶しておけば、上記と同様に、位置ずれを検知してタイミング調整を実行することが可能となる。
他方、図6のS603において説明したように、比較用の画像を記憶しておくことにより、画像の類似度判断が実行可能となり、搬送された原稿がタイミング調整用の画像であるか否かを判断することが可能となる。従って、上述したように、比較画像記憶部304を設け、比較用の画像情報を記憶しておくことが好ましい。
また、上記実施形態においては、図6(a)に示すように、専用の原稿として、所定の図形が表示された原稿を用いる場合を例として説明した。この他、例えば、バーコードやQRコード(登録商標)等、符号化された図形情報が表示された原稿を、専用の原稿として用いても良い。
上記符号化された図形情報を用いる場合、バーコードやQRコード(登録商標)等、夫々のコードが表示されるべき位置の座標の情報を埋め込むことができる。この場合、読み取り画像に含まれるコードを複合して得られた座標情報と、読み取り画像におけるコードの位置とを比較することにより、図6のS606の処理を実行することが可能となる。これにより、エンジン制御部102の構成をより簡略化することが可能であると共に、予め比較用の画像を記憶しておく場合よりも、比較的自由に専用の原稿を生成することが可能となる。
また、上記符号化情報を用いる場合の他、上記座標情報等を直接表示しても良い。この場合、OCR(Optical Character Recognition)等によって、表示された情報を読み取ることにより、上記符号化情報の場合と同様の効果を得ることが可能である。
また、図6において説明したような動作において、S601〜S603及びS606〜S608の処理を複数回繰り返しても、S606の判断結果において位置ずれ無しと判断されない場合、エンジン制御部102、ADF110、スキャナユニット120等、関連する部位に何らかの不具合が生じている可能性がある。このような場合、そのまま処理を繰り返すよりも、一度処理を停止してユーザに確認させることが好ましい。そのような例について、図8を参照して説明する。
図8は、図6においてS601〜S603及びS606〜S608の処理が所定回数繰り返された場合に、処理を停止する場合の動作を示すフローチャートである。図8に示すように、S601〜S606は、図6のS601〜S606と同様である。ここで、図8の例においては、S606において位置ずれありと判断された場合(S606/NO)、画像比較部302は、繰り返し回数のカウンタをインクリメントする。この繰り返し回数のカウンタは画像比較部302が記憶している。
繰り返し回数のカウンタがインクリメントされた結果、カウンタの値がそのカウンタに対して設定された閾値の値に達した場合(S609/YES)、画像比較部302は、上述したように、エンジン制御部102、ADF110、スキャナユニット120等、関連する部位に何らかの不具合が生じていると判断する。この場合、主制御部101が操作表示制御部105を制御しディスプレイパネル140にエラー通知を表示させる(S610)。そして、エンジン制御部102がADF110を制御して原稿を排紙し(S605)、処理を終了する。
他方、繰り返し回数のカウンタが閾値に達していなければ(S609/NO)、図6において説明したS607及びS608の処理を実行する。このような処理により、画像形成装置1において何らかの異常が発生している場合に、処理が永久に繰り返されてしまう課題を解決することができる。
また、上記実施形態においては、図7(a)に示すように、専用の原稿に図形が表示されている場合を例として説明した。この専用の原稿に表示される図形は、図6のS606において副走査方向の位置ずれを検知可能な図形であればどのようなものでも良く、より簡単な例としては、例えば、主走査方向、即ち、図7(a)の横方向の直線である。このような場合であっても、上記と同様の効果を得ることが可能である。
また、上記実施形態においては、図6のS607及びS608の処理を並行して実行する場合を例として説明した。これにより、再度の位置ずれの検知を迅速に実行することが可能となる。しかしながら、並列処理は必須ではなく、いずれか一方を先に実行し、他方を後から実行しても良い。
実施の形態2.
実施の形態1においては、ゲート信号の出力タイミングのずれを検知するために、専用の原稿を用いる場合を例として説明した。本実施形態においては、専用の原稿でなくとも、ゲート信号の出力タイミングを調整可能な例について説明する。
ADF110において、読み取り位置の背景、即ち背面部となる固定読取ガイド部材226は、一般的に白色である。本実施形態においては、この固定読取ガイド部材226に所定のパターンを表示することにより、読み取り原稿の端部を検知することが要旨の一つとなる。
図9に、本実施形態に係るエンジン制御部102に含まれる機能を示す。図9に示すように、本実施形態に係るエンジン制御部102は、実施の形態1と同様の構成として、画像情報取得部301、タイミング修正部303、反転制御部305及び読取制御部306を含む。また、本実施形態に係るエンジン制御部102においては、比較画像記憶部304が省略されており、画像比較部302に替えて用紙端検知部307が設けられている。
用紙端検知部307は、スキャナユニットが原稿を読み取ることにより生成され、画像情報取得部301が取得した画像情報において、原稿の端部が表示されている位置を検知する。以下、用紙端検知部307による用紙端部の検知態様について説明する。
図10は、本実施形態に係る固定読取ガイド部材226と原稿の搬送方向との関係を示す図である。図10に示す矢印の方向が原稿の搬送方向である。図10に示すように、本実施形態に係る固定読取ガイド部材226の読み取り面に対抗する面は、背面検知用の図形として主走査方向に一定の白黒のパターンが設けられている。換言すると、固定読取ガイド部材226に表示されている図形は、原稿の搬送方向、即ち副走査方向に平行な複数の線である。従って、ADF110において原稿を搬送することなく、スキャナユニット120が固定読取ガイド部材226を読み取ると、図11に示すような縦縞のパターンが読取画像として生成される。
このようなADF110の構成において、白紙の原稿を読み取り原稿として読み取った場合を考える。この場合、固定読取ガイド部材226が図10に示すようなパターンを有していても、白紙が読み取られることにより、読み取り画像として真っ白な画像が生成されることになる。
しかしながら、図4において説明したTが好適な値よりも短い若しくは長い場合、原稿の搬送タイミングと読み取りタイミングとがずれることにより、固定読取ガイド部材226に設けられた白黒のパターンが、読み取り画像の一部に含まれることになる。本実施形態に係る用紙端検知部307は、上述したように読み取り画像に含まれた白黒のパターンに基づき、用紙の端部を検知する。
図12は、Tが好適な値よりも短い場合の読み取り画像の例を示す図である。この場合、原稿が読取位置に達する前に、スキャナユニット120が読み取りを開始するため、図12に示すように、読み取り画像の上部に白黒のパターンが含まれる。この場合、用紙端検知部307は、白黒のパターンが切れているラインEが用紙の端部であるとして検知する。
図12の場合、タイミング修正部303は、読み取り画像の端部であるラインEとラインEとの間隔Lに基づき、Tを調整する。即ち、タイミング修正部303は、図12に示す間隔Lの分、原稿の読み取り開始タイミングが遅れるように、即ち、ゲート信号の出力タイミングが遅れるように、Tの期間を長くする。
図13は、Tが好適な値よりも長い場合の読み取り画像の例を示す図である。この場合、原稿の先端が読取位置を通過した後に、スキャナユニット120が読み取りを開始し、原稿の全体が読取位置を通過した後も読み取りが行われるため、図13に示すように、読み取り画像の下部に白黒のパターンが含まれる。この場合、用紙端検知部307は、白黒のパターンが切れているラインEが用紙の端部であるとして検知する。
図12の場合、タイミング修正部303は、読み取り画像の端部であるラインEとラインEとの間隔Lに基づき、Tを調整する。即ち、タイミング修正部303は、図12に示す間隔Lの分、原稿の読み取り開始タイミングが早くなるように、即ち、ゲート信号の出力タイミングが早くなるように、Tの期間を短くする。
次に、本実施形態に係る画像形成装置1におけるゲート信号の出力タイミングの調整動作について説明する。図14は、本実施形態におけるゲート信号の出力タイミングの調整動作を示すフローチャートである。図6のS601と同様に、画像情報取得部301が読み取り画像を取得すると(S1401)、用紙端検知部307が、図12、図13において説明したように、用紙端を検知する(S1402)。
S1402の処理の結果、用紙端が検知されず、位置ずれ無しと判断された場合(S1403/YES)、エンジン制御部102がADF110を制御して原稿を排紙し(S1404)、処理を終了する。他方、用紙端が検知されて位置ずれ有りと判断された場合(S1403/NO)、タイミング修正部303が、図12、図13において説明したように、Tの値を調整する(S1405)。また、それと並行して、反転制御部305が原稿を反転させる(S1406)。そして、図6の例と同様に、S1401からの処理が繰り返される。
このような処理により、本実施形態に係る画像形成装置1においては、実施の形態1と同様の効果を得ることが可能であると共に、タイミング調整用の専用の用紙を用意する必要がなく、より簡易な構成で課題を解決することが可能となる。
尚、図14の例においては、実施の形態1と同様に、原稿を反転することにより、繰り返し調整処理を実行する場合を例として説明した。しかしながら、上述したように、本実施形態においては、タイミング調整用の原稿を要しないため、同一の原稿を繰り返し読み取る必要がない。従って、同一の用紙を繰り返し読み取るのではなく、複数枚の原稿を原稿載置台202にセットし、一度読み取った用紙はそのまま排紙し、再度他の用紙を給紙してS1401からの処理を実行しても良い。
また、上記実施形態においては、固定読取ガイド部材226の読み取り面に図10に示すようなパターンが設けられている場合を例として説明した。この他、固定読取ガイド部材226の読み取り面は、原稿の端部を検知可能な模様であれば、他の図形や画像であっても良い。しかしながら、図10に示すようなパターンである場合、固定読取ガイド部材226を読み取った場合の画像が図11に示すような縦縞の画像になるため、図12、図13において説明したように、ラインが切れる位置に基づいて容易に原稿の端部を検知することが可能となるため、好ましい。
また、固定読取ガイド部材226の読み取り面は、通常の原稿読み取り処理においては、原稿の透け等を考慮すると、図10に示すようなパターンではなく、全面が白色であることが好ましい。従って、通常のスキャナとしての動作モード及びタイミング調整モードの夫々のモードにおいて、固定読取ガイド部材226の読み取り面の状態を切り替えることが好ましい。
1 画像形成装置、
10 CPU、
20 RAM、
30 ROM、
40 エンジン、
50 HDD、
60 I/F、
70 LCD、
80 操作部、
90 バス、
100 コントローラ、
101 主制御部、
102 エンジン制御部、
103 入出力制御部、
104 画像処理部、
105 操作表示制御部、
110 ADF、
120 スキャナユニット、
121 第1コンタクトガラス、
122 ガイド突起、
123 第2コンタクトガラス、
130 排紙トレイ、
140 ディスプレイパネル、
150 給紙テーブル、
160 プリントエンジン、
170 排紙トレイ、
201 本体カバー、
202 原稿載置台、
203 原稿長さセンサ、
203a 第1原稿長さセンサ、
203b 第2原稿長さセンサ、
203c 第3原稿長さセンサ、
204 レバー部材、
205 原稿セットセンサ、
206 ピックアップローラ、
207 入口給紙ユニット、
207 リバースコロ、
207a 駆動ローラ、
207b 従動ローラ、
207c 給紙ベルト、
207d リバースコロ、
208 分離センサ、
209 突き当てセンサ、
210 プルアウト従動ローラ、
211 プルアウト駆動ローラ、
212 紙幅検知レバー群、
213 読取入口センサ、
214 読取入口駆動ローラ、
215 読取入口従動ローラ、
216 レジストセンサ、
217 読取出口駆動ローラ、
218 読取出口従動ローラ、
219 読取出口センサ、
220 排紙駆動ローラ、
221 排紙従動ローラ、
222 切替爪、
223 スイッチバックセンサ、
224 スイッチバック駆動ローラ、
225 スイッチバック従動ローラ、
226 固定読取ガイド部材、
301 画像情報取得部、
302 画像比較部、
303 タイミング修正部、
304 比較画像記憶部、
305 反転制御部、
306 読取制御部、
307 用紙端検知部
特開2007−68024号公報

Claims (16)

  1. 原稿搬送装置における原稿の搬送に応じて前記原稿を読み取る画像読取装置であって、
    前記原稿搬送装置において搬送された原稿を所定の読み取りタイミングで読み取ることにより生成された画像情報を取得する画像情報取得部と、
    前記取得された画像情報に基づき、前記原稿の搬送に応じた前記読み取りタイミングのずれを検知する位置ずれ検知部と、
    前記検知された読み取りタイミングのずれに基づき、前記原稿の搬送に応じた読み取りタイミングを決定するタイミング決定部とを含む、画像読取装置。
  2. 前記画像情報取得部は、前記タイミング決定用の原稿を読み取ることにより生成された画像情報を取得し、
    前記位置ずれ検知部は、前記取得された画像情報及び比較用の情報に基づいて前記読み取りタイミングのずれを検知することを特徴とする、請求項1に記載の画像読み取り装置。
  3. 前記位置ずれ検知部は、前記比較用の情報として予め記憶されている情報を用いることを特徴とする、請求項2に記載の画像読取装置。
  4. 前記位置ずれ検知部は、前記取得された画像情報と予め記憶されている比較用の画像情報との比較結果に基づいて前記読み取りタイミングのずれを検知することを特徴とする、請求項3に記載の画像読取装置。
  5. 前記タイミング決定用の原稿は、所定の図形が表示された原稿であり、
    前記比較用の画像情報は、前記所定の図形と同様の図形が含まれる画像情報であり、
    前記位置ずれ検知部は、前記取得された画像情報において表示されている前記図形の位置と、前記比較用の画像情報において表示されている前記図形の位置との差異に基づいて前記読み取りタイミングのずれを検知することを特徴とする、請求項4に記載の画像読取装置。
  6. 前記取得された画像情報と前記予め記憶されている比較用の画像情報との比較結果に基づき、前記取得された画像情報が前記タイミング決定用の原稿を読み取って生成された画像情報であることを確認する原稿確認部を更に含むことを特徴とする、請求項5に記載の画像読取装置。
  7. 前記タイミング決定用の原稿は、所定の図形が表示された原稿であり、
    前記比較情報は、前記取得された画像情報において前記図形が表示されるべき位置を示す情報であり、
    前記位置ずれ検知部は、前記生成された画像情報において前記図形が表示されている位置と前記比較情報が示す位置との差異に基づいて前記読み取りタイミングのずれを検知することを特徴とする、請求項3に記載の画像読み取り装置。
  8. 前記タイミング決定用の原稿は、所定の図形が表示された原稿であり、
    前記図形は、前記取得された画像情報において前記図形が表示されるべき位置を示す情報を符号化して生成された図形であり、
    前記位置ずれ検知部は、前記取得された画像情報において前記図形が表示されている位置と前記符号化された図形を復号することによって得られた情報が示す位置との差異に基づいて前記読み取りタイミングのずれを検知することを特徴とする、請求項2に記載の画像読取装置。
  9. 前記位置ずれ検知部は、前記原稿の端部が読み取られることにより前記取得された画像情報において前記原稿の端部が表示されている場合に、前記取得された画像情報における前記端部の位置に基づいて前記読み取りタイミングのずれを検知することを特徴とする、請求項1に記載の画像読取装置。
  10. 前記搬送された原稿を撮像する撮像部と、
    前記撮像部に対向する面に背面検知用の図形が表示されるように配置された背面部とを更に含み、
    前記位置ずれ検知部は、前記取得された画像情報において前記背面検知用の図形が表示されている範囲に基づき、前記取得された画像情報における前記端部の位置を認識することを特徴する、請求項9に記載の画像読取装置。
  11. 前記背面検知用の図形は、前記原稿の搬送方向に平行な線であることを特徴とする、請求項10に記載の画像読取装置。
  12. 前記背面部は、前記画像読取装置が前記読み取りタイミングの決定動作を実行する場合において前記背面検知用の図形が前記撮像部に対向するように配置されるように前記撮像部に対向する面を切り替えることを特徴とする、請求項10または11に記載の画像読取装置。
  13. 前記読み取りタイミングが決定された後に再度読み取りを実行して前記決定されたタイミングの正否を確認するため、前記読み取られた原稿を反転させる反転制御部を更に含むことを特徴とする、請求項1乃至12いずれかに記載の画像読取装置。
  14. 前記反転制御部は、前記読み取られた原稿を二回反転させることにより、前記読み取られた面と同じ面を再度読み取らせることを特徴とする、請求項13に記載の画像読取装置。
  15. 原稿搬送装置における原稿の搬送に応じて前記原稿を読み取る画像読取装置の原稿の読み取りタイミングの調整方法であって、
    画像情報取得部が、前記原稿搬送装置において搬送された原稿を所定の読み取りタイミングで読み取ることにより生成された画像情報を取得し、
    位置ずれ検知部が、前記取得された画像情報に基づき、前記原稿の搬送に応じた前記読み取りタイミングのずれを検知し、
    タイミング決定部が、前記検知された読み取りタイミングのずれに基づき、前記原稿の搬送に応じた読み取りタイミングを決定する、画像読取装置の原稿の地読み取りタイミングの調整方法。
  16. 情報処理装置を、原稿搬送装置における原稿の搬送に応じて前記原稿を読み取る画像読取装置として動作させる制御プログラムであって、
    前記原稿搬送装置において搬送された原稿を所定の読み取りタイミングで読み取ることにより生成された画像情報を取得するステップと、
    前記取得された画像情報に基づき、前記原稿の搬送に応じた前記読み取りタイミングのずれを検知するステップと、
    前記検知された読み取りタイミングのずれに基づき、前記原稿の搬送に応じた読み取りタイミングを決定するステップとを前記情報処理装置に実行させる、制御プログラム。
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JP7435070B2 (ja) 2020-03-12 2024-02-21 株式会社リコー 画像読取装置、画像形成システム

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