JP2010250111A - 時分割2眼立体視に対応した表示装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】2次元表示と立体表示の両方に対応した有機EL表示装置において、同じ駆動方法を取った場合に、立体表現に使われない期間の発光で無駄な電力が消費される。
【解決手段】2次元表示と立体表示の両方に対応した有機EL表示装置において、入力された映像ソースが2次元表示か立体表示かを判別し、立体表示用データが入力された場合、発光期間をシャッタ眼鏡のシャッタが開となる期間と同期した期間に限定することで、立体視認に用いられない発光を抑制して明るさを維持しつつ、消費電力を低減する。又は、インターレース駆動とし、発光ラインを半分にすることで、消費電力を低減する。2次元データが入力された場合、線順次の書込み・発光の駆動とすることで、解像度低下の無い、明るい映像を得ることが出来る。
【選択図】図3
【解決手段】2次元表示と立体表示の両方に対応した有機EL表示装置において、入力された映像ソースが2次元表示か立体表示かを判別し、立体表示用データが入力された場合、発光期間をシャッタ眼鏡のシャッタが開となる期間と同期した期間に限定することで、立体視認に用いられない発光を抑制して明るさを維持しつつ、消費電力を低減する。又は、インターレース駆動とし、発光ラインを半分にすることで、消費電力を低減する。2次元データが入力された場合、線順次の書込み・発光の駆動とすることで、解像度低下の無い、明るい映像を得ることが出来る。
【選択図】図3
Description
本発明は、時分割2眼立体視に対応した表示装置、特に有機エレクトロルミネッセンス(以下、有機EL)表示装置の駆動方法と、2次元表示と立体表示が可能な有機EL表示装置に関する。
近年、家庭用ディスプレイ装置の解像度がフルHDになるなど高画質表示装置の普及が進み、立体表示しても許容される画質レベルになってきている。また、映像を記録・再生する装置もDVD規格からBD(ブルーレイディスク)規格への移行が進みつつあり、2眼方式の立体視に用いる高解像度の映像を記録できる程度まで大容量化も進んでいる。これらを背景に立体表示に対応した放送が開始され、表示装置も市販され始めている。
しかし、立体映像ソースとしては、BDに記録された映画などからの普及が予想されている。映画の視聴については、部屋の視聴環境も暗くしての視聴が想定される。一方、現状の一般放送における2次元表示においては、リビングなどの明るい環境下での視聴が主な用途となるため、明るい表示が必要である。
立体表示の方式としては、色々な方法が存在しているが、観察位置の制限が無い、時分割2眼立体視の方式が表示性能面で優れている。時分割2眼立体視の方式は、表示装置側で左右の目に観察させる画像を交互に表示させ、その画像の切換えに同期して開閉するシャッタ機構を有するシャッタ眼鏡を通して、観察者は左目には左目用の画像を、右目には右目用の画像を観察することで立体視を行う方式である。映像の切換えとシャッタ眼鏡のシャッタの開閉の同期手段としては、表示装置側に赤外線同期信号を発生するエミッタを取り付け、シャッタ眼鏡側でこの信号を受信して同期をとる方式が一般的である。
また、映像を記録・再生するビデオ再生装置と映像データを表示するテレビ受像機の間を結ぶインターフェイス規格として、HDMI(High-Definition Multimedia Interface)規格がある。HDMI規格は、映像データを各色の原色データとして1画素単位で伝送する規格で、音声データについても映像データのブランキング期間に映像データの伝送ラインを使用して伝送するようにしている。
シャッタ眼鏡方式におよる2眼立体視の例として、特許文献1では、液晶ディスプレイ等の表示装置とシャッタ眼鏡を用いて、簡便に立体映像の表示を可能とする立体映像表示方法が開示されている。この方式では、次の映像信号が来るまで直前の映像信号を表示し続ける電子式ディスプレイ(いわゆる、ホールド型表示装置)において、例えば、垂直同期信号が入っている期間(立体用画像の書き換えが行われていない期間)だけシャッタ眼鏡のシャッタを開ける駆動シーケンスとなっている。
また、特許文献2には、有機EL表示装置において、通常1画素当り4つのトランジスタで構成するところを、同じ列の行方向に隣接する画素間で少なくとも電流−電圧変換用トランジスタを共通で使用することで画素内のトランジスタ個数を減らす方式が提案されている(図8参照)。
上記特許文献1の駆動シーケンスでは、左右の映像のクロストークを防ぐ為に、シャッタを開ける時間が限定されていて、この方式では、シャッタを開とする期間が短いため、視認される映像が、暗くなる点が問題である。
また、一般に液晶表示装置では液晶の応答時間が遅いため、クロストークを防ぐ観点から、シャッタ眼鏡のシャッタを開とする期間が短くなり、視認される映像が暗くなる問題がある。これに対して、液晶ディスプレイと同様のアクティブマトリックス方式の有機EL表示装置では、有機EL素子の応答時間は、ナノ秒オーダーと短いため、液晶ディスプレイに比較して、シャッタ眼鏡のシャッタを開とする時間を長くとれることから、視認される映像を明るくできる利点がある。
図4に、アクティブマトリックス方式の有機EL表示装置の画素回路(単位画素の回路)の例を示す。この例に係る画素回路はアノード(陽極)が正電源VDDに接続された有機EL素子とドレインが有機EL素子のカソード(陰極)に接続され、ソースが接地されたTFT(TDr)と、そのTFTのゲートとグランドとの間に接続されたキャパシタ(C)とドレインが前記TFT(TDr)のゲートに、ソースがデータ線にゲートが走査線にそれぞれ接続されたTFT(TWr)を有する構成となっている。
ここで、上記構成の画素回路の動作を説明する。まず、走査線の電位を選択状態とし、データ線に書込み電位VWrを印加するとTFT(TWr)が導通してキャパシタ(C)が充電され、駆動TFT(TDr)のゲート電位は書込み電位VWrとなる。次に走査線の電位を非選択にすると、走査線と駆動TFT(TDr)とは電気的に切り離され、駆動TFT(TDr)のゲート電位はキャパシタ(C)により保持されている。そして、駆動用TFT(TDr)と有機EL素子に流れる電流は、駆動TFT(TDr)のゲート−ソース間電位Vgsに応じた値となり、有機EL素子は、その電流に応じた輝度で発光し続ける。
ここで、走査線を選択してデータ線から与えられた輝度情報を画素内部に伝える動作を書込みと呼ぶこととする。図4に示す画素回路では、一度電位VWrの書込みを行えば次に書込みが行われるまでの間、有機EL素子は一定の輝度で発光を継続する。
この様な画素回路を、図5に示すようにマトリックス状に並べ、n本の走査線駆動回路により、順次選択しながら、データ線駆動回路からデータ線を通して書込みを繰り返すことにより、アクティブマトリックス型の有機EL表示装置を構成できる。ここでは、m列n行の画素配列とした。
シャッタ眼鏡を用いた時分割2眼立体視の方式としては、視認される映像を明るくできる利点があるアクティブマトリックス方式の有機EL表示装置が適している。
ここで、アクティブマトリックス方式の有機EL表示装置でシャッタ眼鏡のシャッタ開閉タイミングと、有機EL表示装置の表示シーケンスのタイミングの関係を図6に示す。
有機EL表示装置においては、色々な駆動方法が提案されている。ここでは、電流書込みのホールド型の表示を行った場合について説明する。ホールド型表示を行っている場合、前述の様に次のフレームのデータ書込みまでの間、画素は所望の輝度となるように発光を続ける。
この為、アクティブマトリックス方式の有機EL表示装置において、2次元映像の表示と同様の駆動シーケンスで、時分割2眼立体視用の映像を表示している場合に、シャッタ眼鏡のシャッタを開としていない期間の発光については、シャッタ眼鏡を透過しないことから、観察者に視認される明るさには寄与しておらず、この期間の発光は立体視に用いられていないため、無駄な電力が消費されているという問題点があった。
本発明の表示装置は、時分割で左目用映像データと右目用映像データを交互に表示することが可能な表示装置であって、映像ソース側装置から入力される映像データを2次元表示用か立体表示用かを判別するデータ判別部と、前記データ判別部からの信号により駆動方法を選択する駆動制御部を有し、前記駆動制御部からの信号によって選択された駆動シーケンスに応じて全画素の発光期間を制御可能なスイッチング手段を有し、立体表示用の映像ソースが入力された場合に、表示装置の全走査ラインへのデータ書込みが完了した後、前記スイッチング手段により全画素を同時に発光させる駆動とし、時分割立体視の為に用いるシャッタ眼鏡のシャッタを前記発光と同期して開とすることを特徴とする。
また、本発明の表示装置は、時分割で左目用映像データと右目用映像データを交互に表示することが可能な表示装置であって、映像ソース側装置から入力される映像データを2次元表示用か立体表示用かを判別するデータ判別部と、前記データ判別部からの信号により駆動方法を選択する駆動制御部を有し、前記駆動制御部からの信号によって選択された駆動シーケンスに応じて全画素の発光期間を制御可能なスイッチング手段を有し、2次元表示用の映像ソースが入力された場合に、表示装置の各走査ラインへのデータ書込みに引き続いて、前記スイッチング手段により順次走査ラインの画素を発光させることを特徴とする。
本発明によれば、シャッタ眼鏡を用いた時分割2眼立体視に用いるアクティブマトリックス型の表示装置において、時分割2眼立体視用の映像ソースが入力された場合に、シャッタ眼鏡のシャッタが閉となっている期間の発光を抑制し、表示装置の全走査ラインにデータの書込みが完了した後、全ての走査ラインを同時に発光させ、それに同期して、シャッタ眼鏡のシャッタを開とする駆動を行うことで、シャッタ眼鏡を介した立体映像の視認には寄与しない部分の消費電力を抑制でき、時分割2眼立体視に用いるディスプレイの消費電力を低減することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。
図1〜図3に、本発明の原理説明図を示す。シャッタ眼鏡を用いた時分割2眼立体視に用いるアクティブマトリックス型の有機EL表示装置において、時分割2眼立体視用の映像ソースが入力された場合に、シャッタ眼鏡のシャッタが閉となっている期間の発光を抑制し、表示装置の全走査ラインにデータの書込みが完了した後、全ての走査ラインを同時に発光させる。この発光に同期して、シャッタ眼鏡のシャッタを開とする。
図1〜図3に、本発明の原理説明図を示す。シャッタ眼鏡を用いた時分割2眼立体視に用いるアクティブマトリックス型の有機EL表示装置において、時分割2眼立体視用の映像ソースが入力された場合に、シャッタ眼鏡のシャッタが閉となっている期間の発光を抑制し、表示装置の全走査ラインにデータの書込みが完了した後、全ての走査ラインを同時に発光させる。この発光に同期して、シャッタ眼鏡のシャッタを開とする。
全てのセルを同時に発光させる方法としては、例えば、図7の様な4つのトランジスタを用いた画素回路を適用でき、各発光セル(画素)内に設けた発光タイミング制御用のトランジスタ(TFT、図7中のT3)を同時にオンにすることで、全画素の発光タイミングを揃えることができる。また、発光タイミング制御用のスイッチング機構を表示領域外部に設けても良く、これによって、画素内のTFT素子数を1つ減らすことが可能となり、開口率が向上する。
表示領域外部にスイッチング機構を設ける場合、有機EL表示装置の表示領域を複数個に分割し、分割された表示領域毎にスイッチング手段を共通化しても良い。スイッチング機構としては、有機ELのカソード側の端子をグランドに落とすか否かで制御を行う。
例えば、サブピクセルの色毎に有機ELのカソード側端子を共通化し、この単位でスイッチング手段を分ける。有機ELでは、発光の効率が発光色(有機EL材料)毎に異なる為、色毎に発光期間を変更することで、ホワイトバランスの調整が可能となる。
通常の2次元映像ソースが入力された場合には、表示装置の各走査ラインに順次データを書き込んだ後、発光させる駆動とする。
駆動シーケンスを変更するための判断を行う為には、映像ソースのデータ自身に立体表示用データであることを示す情報を付加することで、表示装置側でその部分を読んで判断する。
以下、HDMIのインターフェイスを用いた場合について説明する。
ビデオ再生装置では、映像処理部においてチューナか記録媒体からの映像データを伝送用の映像データとする処理が行われる。同様に音声処理部では、伝送用の音声データとする処理が行われる。
ビデオ再生装置では、映像処理部においてチューナか記録媒体からの映像データを伝送用の映像データとする処理が行われる。同様に音声処理部では、伝送用の音声データとする処理が行われる。
映像処理部及び音声処理部が出力するデータはHDMI伝送処理部に供給される。伝送処理部において、映像データと音声データの多重化処理が行われ、その後、HDCP(High-bandwidth Digital Content Protection System)と言う方法で暗号化処理が行われる。暗号化されたデータが伝送処理部を通ってHDMIケーブルへ送出される。
テレビ受像機側では、HDMI伝送処理部内の伝送処理部で、送出されてきた信号を検出し、HDCP複合化部で送信時の暗号化からの複合化を行う。複合化されたデータは、多重分離回路に供給され、多重化されたデータを分離する。ここで分離処理としては、音声データと映像データの分離などを行い、それぞれの処理部へ供給する。音声データは、音声処理部でアナログ変換などの処理を行い、出力処理部を通って、スピーカから再生される。映像データは、映像処理部で必要な映像処理を行い、表示パネルにおいて再生される。
制御データは、映像データと音声データと一緒に送られることもできるが、制御データ用のチャンネルを使用して送ることもできる。
HDMIの伝送処理部は、映像データ、音声データなどを送るTMDS(Transition
Minimized Differential Signaling)チャンネル0、1、2の3つのチャンネルとピクセルクロックを伝送するクロックチャンネルがある。また、制御データ伝送チャンネルとしてDDC(Display Data Channel)ライン、及びCEC(Consumer Electronics Control)ラインを有する。DDCラインは、主として表示を制御するデータを伝送し、CECラインは、主として接続された機器間で機器制御のデータなどを伝送する伝送路である。
Minimized Differential Signaling)チャンネル0、1、2の3つのチャンネルとピクセルクロックを伝送するクロックチャンネルがある。また、制御データ伝送チャンネルとしてDDC(Display Data Channel)ライン、及びCEC(Consumer Electronics Control)ラインを有する。DDCラインは、主として表示を制御するデータを伝送し、CECラインは、主として接続された機器間で機器制御のデータなどを伝送する伝送路である。
DDCラインを使用して伝送されるVSDB(Vendor-Specific Data Block)の部分に立体表示用のデータであることを記載しておくことで、このデータを元に立体表示用のデータか2次元表示用のデータかを判断することができる。
テレビジョン受像機の制御部がデータ判別部となり、このVSDBのデータから判断することになる。
立体表示用のデータであった場合、制御部から立体表示用の駆動に変更する信号を表示処理部に送る。表示処理部では、左目用画像と右目用画像を交互に表示するとともに、発光期間を制御可能なスイッチング手段を用いて、シャッタ眼鏡のシャッタが開となる期間にのみ発光する駆動を行う。
2次元表示用のデータであった場合、制御部から2次元表示用の駆動に変更する信号を表示処理部に送る。表示処理部で、線順次の書込み・発光とする駆動を行う。
つまり、テレビジョン受像機の制御部と表示処理部が駆動制御部となる。また、表示処理部に発光期間を制御可能なスイッチング手段も含まれる。
2次元表示用のデータの場合、映像処理部のフレームメモリで連続した2枚のフレームから中間のフレームを作成し、中間フレームを挿入した映像データを表示処理部へ送出し、映像データソースの2倍速以上の駆動で表示を行う。
また、上述のように、特許文献2では、有機EL表示装置において、通常1画素当り4つのトランジスタで構成するところを、同じ列の行方向に隣接する画素間で少なくとも電流−電圧変換用トランジスタを共通で使用することで画素内のトランジスタ個数を減らす方式が提案されている(図8参照)。
この画素回路を用いて、2次元表示用のデータが入力された場合には、図10に記載の駆動シーケンスとし、立体表示用データが入力された場合には、図11に記載の駆動シーケンスとし、左目用と右目用の画像を交互に表示する切換えを行う。左目用、又は右目用の画像を表示する際にScanB(2k−1)とScanB(2k)を同時に駆動することで、垂直方向の解像度は2次元表示時の半分に落ちるが、比較的明るい映像を得ることができる。また、左目用、又は右目用の画像を表示する際に、インターレースで表示することで、消費電力を低減することができる。
以上の説明から明らかな様に、シャッタ眼鏡を用いた時分割2眼立体視に用いるアクティブマトリックス型の有機EL表示装置において、時分割2眼立体視用の映像ソースが入力された場合に、シャッタ眼鏡のシャッタが閉となっている期間の発光を抑制し、全走査ラインにデータの書込みが完了した後、全ての走査ラインを同時に発光させ、それに同期して、シャッタ眼鏡のシャッタを開とする駆動を行うことで、シャッタ眼鏡を介した立体映像の視認には寄与しない部分の消費電力を抑制でき、時分割2眼立体視に用いる有機ELディスプレイの消費電力を低減できる。
上述の駆動とする為には、先に述べた4つのトランジスタを用いた画素回路(図7)を適用でき、画素内に設けた発光タイミング制御用のトランジスタを同時にオンすることで、全画素の発光タイミングを揃えることができる。
また、発光タイミング制御用のスイッチを画素の外部に設けることで、画素内のトランジスタ数を1つ減らすことができ、画素内の開口率が上がり、輝度向上などの効果がある。
表示領域外部にスイッチング機構を設ける場合に、有機EL表示装置の表示領域をサブピクセルの色毎に複数個に分割し、分割された表示領域毎にスイッチング手段を共通化することで、色毎に発光期間を変更することができ、ホワイトバランスの調整を行うことが可能となる。
HDMIインターフェイスを用いた場合に、VSDBに立体表示用データであることを記載しておくことで、このデータを元に立体表示用データか否かを判断することができる。
また、通常の2次元映像ソースが入力された場合には、表示装置の各走査ラインに順次データを書き込んだ後、発光させる駆動とすることで、2次元映像の輝度を低下することなく表示することが可能となる。
また、同じ列の行方向に隣接する画素間で少なくとも電流−電圧変換用トランジスタを共通で使用し、2次元表示用データが入力された場合には、線順次の書込み、発光シーケンスとし、立体表示用データが入力された場合には、右目用と左目用の画像を交互に表示するシーケンスで、隣接画素に個別に設けられたスキャンラインを同時に駆動することで、垂直方向の解像度は半分になるものの、明るい映像を得ることができる。
また、右目用、又は左目用の画像を表示する際に隣接画素に個別に設けられたスキャンラインの一方だけを駆動し、インターレースとすることで、消費電力を低減することができる。また、交互に表示されるフレーム間で異なる画素を用いて表示することで、表示に用いる画素を均一化し、寿命を均一化できる。
更には、2次元表示用データの場合、映像処理部のフレームメモリで連続した2枚のフレームから中間のフレームを作成し、中間フレームを挿入した映像データを表示処理部へ送出し、映像データソースフレームレートの2倍速以上の駆動で表示を行うことにより、フリッカの無いスムースな表示が実現できる。
図1〜3と図12に本発明の第1の実施例を示す。テレビ受像機側の有機EL表示装置は、映像ビデオ再生装置側の装置と接続される。接続方法としては、例えば、HDMI(High-Definition Multimedia Interface)ケーブルなどが適用できる。
HDMIで送信するデータのVSDBの部分に2次元表示用データか、立体表示用データかを記述しておくことができる。ディスプレイ側で、このVSDBデータを参照し、2次元表示用か立表示体用の判別を行い、制御部から駆動を制御する表示処理部へ対応した信号を送信する。表示処理部では、立体表示用データの場合には、表示装置の全走査ラインへのデータ書込みが完了した後、全画素を同時に発光させる駆動を行う。時分割立体視の為に用いるシャッタ眼鏡のシャッタをこの発光期間に同期させて開とすることで、右目と左目の夫々に対応した画像を観察させることができる。
通常シャッタとして用いられるシャッタ眼鏡の液晶シャッタの応答時間の方がトランジスタの切換えより時間がかかり、シャッタを開とする電圧が印加された時間(t1)とシャッタが十分に開となった時間(t2)にずれがある。同様にシャッタを閉とする電圧に切り替わった時間(t3)とシャッタが完全に閉となる時間(t4)までにもずれがある。シャッタ眼鏡の開閉と発光期間の関係については、t1からt4までを発光期間としても良いし、t2からt3までを発光期間としても良い。シャッタ眼鏡が十分に開となった期間のみ発光させることで、有機EL表示装置としては、より消費電力を低減できる。
また2次元表示用データの場合には、表示装置の各走査ラインへのデータ書込みに引き続いて順次走査ラインの画素を発光させる駆動を行う。全画素の発光期間を制御可能なスイッチング手段としては、各画素内にスイッチング用トランジスタを設けることで実現が可能である。
実施例1の変形例として、表示領域外部にスイッチング機構を設けた例を示す(図14参照)。有機EL表示装置の表示領域をサブピクセルの色毎に複数個に分割し、分割された表示領域毎にスイッチング手段を共通化した。これにより、有機ELでは、発光の効率が発光色(有機EL材料)毎に異なる為、色毎に発光期間を変更することができ、ホワイトバランスの調整も可能となる。
図8〜図11に本発明の第2の実施例を示す。テレビ受像機側の有機EL表示装置と映像ビデオ再生装置側の装置との接続は、HDMI接続で、2次元表示データか立体表示データかの判断については、実施例1と同様の為、省略する。
2次元表示用のデータが入力された場合には、図10の様にscanBラインを順番にデータの書込み・発光が行われる駆動シーケンスとする。
立体表示用のデータが入力された場合、scanAラインで共通に書込みが可能な隣接画素において、同じ映像信号を書き込む様にscanAラインを順番にデータの書込み・発光が行われる駆動シーケンスとする。scanAラインの本数分の書込み時間で良い為、書込み時間は半分となる利点がある。
または、scanAラインで共通に書込みが可能な隣接画素において、一方の画素だけに映像信号を書き込む様にscanAラインを順番にデータの書込み・発光が行われる駆動シーケンスとする。発光ラインを半分にできる為、消費電力を低減できる。また、交互に表示されるフレーム間で異なる画素を用いて表示することで、表示に用いる画素を均一化し、パネルの寿命を均一化できる利点もある。
本発明は、時分割2眼立体視に対応した表示装置、とくに有機EL表示装置において利用が可能である。
1 伝送処理(HDMIソース)
2 伝送処理(HDMIシンク)
2 伝送処理(HDMIシンク)
Claims (10)
- 時分割で左目用映像データと右目用映像データを交互に表示することが可能な表示装置であって、
映像ソース側装置から入力される映像データを2次元表示用か立体表示用かを判別するデータ判別部と、前記データ判別部からの信号により駆動方法を選択する駆動制御部を有し、
前記駆動制御部からの信号によって選択された駆動シーケンスに応じて全画素の発光期間を制御可能なスイッチング手段を有し、
立体表示用の映像ソースが入力された場合に、表示装置の全走査ラインへのデータ書込みが完了した後、前記スイッチング手段により全画素を同時に発光させる駆動とし、
時分割立体視の為に用いるシャッタ眼鏡のシャッタを前記発光と同期して開とすることを特徴とする表示装置。 - 時分割で左目用映像データと右目用映像データを交互に表示することが可能な表示装置であって、
映像ソース側装置から入力される映像データを2次元表示用か立体表示用かを判別するデータ判別部と、前記データ判別部からの信号により駆動方法を選択する駆動制御部を有し、
前記駆動制御部からの信号によって選択された駆動シーケンスに応じて全画素の発光期間を制御可能なスイッチング手段を有し、
2次元表示用の映像ソースが入力された場合に、表示装置の各走査ラインへのデータ書込みに引き続いて、前記スイッチング手段により順次走査ラインの画素を発光させることを特徴とする表示装置。 - 時分割で左目用映像データと右目用映像データを交互に表示することが可能な有機EL表示装置であって、
映像ソース側装置から入力される映像データを2次元表示用か立体表示用かを判別するデータ判別部と、前記データ判別部からの信号により駆動方法を選択する駆動制御部を有し、
前記駆動制御部からの信号によって選択された駆動シーケンスに応じて全画素の発光期間を制御可能なスイッチング手段を有し、
立体表示用の映像ソースが入力された場合に、表示装置の全走査ラインへのデータ書込みが完了した後、前記スイッチング手段により全画素を同時に発光させる駆動とし、
時分割立体視の為に用いるシャッタ眼鏡のシャッタを前記発光と同期して開とすることを特徴とする有機EL表示装置。 - 時分割で左目用映像データと右目用映像データを交互に表示することが可能な有機EL表示装置であって、
映像ソース側装置から入力される映像データを2次元表示用か立体表示用かを判別するデータ判別部と、前記データ判別部からの信号により駆動方法を選択する駆動制御部を有し、
前記駆動制御部からの信号によって選択された駆動シーケンスに応じて全画素の発光期間を制御可能なスイッチング手段を有し、
2次元表示用の映像ソースが入力された場合に、表示装置の各走査ラインへのデータ書込みに引き続いて、前記スイッチング手段により順次走査ラインの画素を発光させることを特徴とする有機EL表示装置。 - 請求項3に記載の有機EL表示装置であって、画素のスイッチング手段が表示領域外部に設けられると共に、有機EL表示領域が複数個に分割され、前記分割された各表示領域内の画素間で、スイッチング手段を共通で使用することを特徴とする有機EL表示装置。
- 時分割で左目用映像データと右目用映像データを交互に表示することが可能な有機EL表示装置であって、
映像ソース側装置から入力される映像データを2次元表示用か立体表示用かを判別するデータ判別部と、前記データ判別部からの信号により駆動方法を選択する駆動制御部を有し、
前記駆動制御部からの信号によって選択された駆動シーケンスに応じて全画素の発光期間を制御可能なスイッチング手段を有し、
行方向に隣接した画素間で少なくとも1つのトランジスタを共通で使用し、入力された映像データが2次元表示用データか立体表示用データかに応じて駆動を変更することを特徴とする有機EL表示装置。 - 請求項6に記載の有機EL表示装置であって、
2次元表示用データが入力された場合は、線順次の駆動とし、
立体表示用データが入力された場合は、隣接する行間で共通に使用する走査ライン順に駆動を行い、隣接画素を同じ映像信号とすることを特徴とする有機EL表示装置。 - 請求項6に記載の有機EL表示装置であって、
立体表示用データが入力された場合に、隣接する行間で共通に使用する走査ライン順に駆動を行い、隣接画素の一方だけを使って表示を行うことを特徴とする有機EL表示装置。 - 請求項8に記載の有機EL表示装置であって、
立体表示用データが入力された場合に、隣接する行間で共通に使用する走査ライン順に駆動を行い、隣接画素の一方だけを使って表示を行い、交互に表示されるフレーム間で異なる画素を用いて表示することを特徴とする有機EL表示装置。 - 時分割で左目用映像データと右目用映像データを交互に表示することが可能な有機EL表示装置であって、
映像ソース側装置から入力される映像データを2次元表示用か立体表示用かを判別するデータ判別部と、前記データ判別部からの信号により駆動方法を選択する駆動制御部を有し、
前記駆動制御部からの信号によって選択された駆動シーケンスに応じて全画素の発光期間を制御可能なスイッチング手段を有し、
2次元表示用の映像ソースが入力された場合に、入力された映像データソースから中間画像を作成する機能を持った画像生成部を有し、作成した中間画像を挿入して表示することにより前記映像データソースの2倍速以上の駆動で表示を行うことを特徴とする有機EL表示装置。
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