JP2010249259A - 防錆装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】不断流状態で切断された既設流体管の切断端面に対して、より安価に切断端面に防錆を行うことができる防錆装置を提供すること。
【解決手段】既設流体管1を密封した筐体2と、筐体2の上部を開閉可能とする弁体3aと、筐体2に対して弁体3aを介して密封状に接続される作業ケース4と、作業ケース4内に配置された環状の防錆カバー5と、を備え、筐体2内において、不断流状態で切断された既設流体管1の切断面1aに防錆カバー5を当接保持させることで、切断面1aを防錆する防錆装置7であって、一端が作業ケース4内に、他端が作業ケース4外の上方にそれぞれ配置され、作業ケース4の上下方向及び既設流体管1の軸方向に移動可能な操作棒8を備え、操作棒8は防錆カバー5を保持する保持部8aを備え、操作棒8を操作することで、保持部8aで保持された防錆カバー5を切断面1aの全面に当接保持させる。
【選択図】図6

Description

本発明は、筐体内において、不断流状態で切断された既設流体管の切断面に防錆カバーを当接保持させることで、切断面を防錆する防錆装置に関する。
従来、不断流状態で切断された既設流体管の切断残置管部の切断面に、防錆カバーを装着することによって切断面の防錆を行うカバー装着機としては、防錆カバーを保持するカバー保持部と、このカバー保持部を押圧するための第1流体圧シリンダと第2流体圧シリンダとを備えており、切断残置管部間に配置されたカバー装着機から第1流体圧シリンダと第2流体圧シリンダとによってカバー保持部を切断残置管部の切断端面に対して押圧し、切断残置管部の切断端面を防錆カバーの環状凹部に挿入させることで切断残置管部の切断端面の防錆を行っているものがある(例えば、特許文献1参照)。
特開2009−8120号公報(第13頁、第9図)
しかしながら、特許文献1にあっては、切断残置管部の切断端面への防錆カバーの取り付けは、第1流体圧シリンダと第2流体圧シリンダとの押圧力によってなされるため、カバー装着機には第1流体圧シリンダと第2流体圧シリンダとを作動させるための比較的高価な機構が必要であり、より安価に切断残置管部の切断端面への防錆を行いたいという要望があった。
本発明は、このような問題点に着目してなされたもので、不断流状態で切断された既設流体管の切断端面に対して、より安価に切断端面に防錆を行うことができる防錆装置を提供することを目的とする。
前記課題を解決するために、本発明の防錆装置は、
既設流体管を密封した筐体と、該筐体の上部を開閉可能とする弁体と、前記筐体に対して前記弁体を介して密封状に接続される作業ケースと、該作業ケース内に配置された環状の防錆カバーと、を備え、前記筐体内において、不断流状態で切断された前記既設流体管の切断面に前記防錆カバーを当接保持させることで、前記切断面を防錆する防錆装置であって、
一端が前記作業ケース内に、他端が該作業ケース外の上方にそれぞれ配置され、該作業ケースの上下方向及び前記既設流体管の軸方向に移動可能な操作棒を備え、
該操作棒は前記防錆カバーを保持する保持部を備え、
前記操作棒を操作することで、前記保持部で保持された前記防錆カバーを前記切断面の全面に当接保持させることを特徴としている。
この特徴によれば、作業ケース内で防錆カバーを保持した操作棒を既設流体管の切断面に向けて移動させることで切断面に防錆カバーを当接保持させることができるので、防錆カバーを既設流体管の切断面に対して特別な機構を用いずに安価に防錆を行うことができる。
本発明の防錆装置は、
前記保持部は、前記操作棒に形成された、前記防錆カバーに螺合する螺合部を備えることを特徴としている。
この特徴によれば、操作棒を回動させることで螺合部の防錆カバーに対する螺合を容易に解除させることができるので、既設流体管の一方の切断面に防錆カバーを当接させた後に防錆カバーから操作棒を取り外し、操作棒を他方の切断面の防錆に使用することも可能である。
本発明の防錆装置は、
前記筐体の前記切断面近傍には、該切断面に当接した前記防錆カバーを係止する、前記筐体の外方から操作可能な係止手段が備えられていることを特徴としている。
この特徴によれば、既設流体管の不断流状態を保ったままで、操作棒を取り外したとしても防錆カバーを既設流体管の切断面に当接保持した状態で係止させることができる。
本発明の防錆装置は、
前記防錆カバーは、前記係止手段が当接する当接面を備えていることを特徴としている。
この特徴によれば、防錆カバーが係止手段と当接面で面接触することで、防錆カバーの係止を確実に行うことができる。
本発明の防錆装置は、
前記操作棒が前記既設流体管の軸方向と平行にスライド移動可能な軸方向移動手段を備えることを特徴としている。
この特徴によれば、防錆カバーを既設流体管の切断面に当接させる際に操作棒が上下方向にぶれることがないので、操作棒の既設流体管の軸方向と平行の移動によって防錆カバーの上下位置を変化させずに切断面に防錆カバーを当接させることができる。
実施例における切断された既設流体管を示す一部破断平面図である。 (a)は、防錆カバーを取り付ける前の防錆装置を示す断面図であり、(b)は、図2(a)におけるA−A断面図である。 (a)は、既設流体管の切断面に取り付けられる防錆カバーを示す正面図であり、(b)は、防錆カバーを示す背面図であり、(c)は、防錆カバーを示す平面図であり、(d)は、図3(a)における防錆カバーのB−B断面図である。 (a)は、防錆装置の操作部を示す断面図であり、(b)は、図4(a)におけるC−C断面図ある。 図2(a)における係止部を示す一部拡大断面図である。 (a)は、防錆カバーを既設流体管の切断面の対向位置まで移動させた状態を示す防錆装置の断面図であり、(b)は、防錆カバーを既設流体管の切断面に当接保持させた状態を示す防錆装置の断面図である。 (a)は、防錆カバーを既設流体管の切断面の対向位置まで移動させた状態を示す断面図であり、(b)は、防錆カバーを既設流体管の切断面に当接保持させた状態を示す断面図である。 (a)は、防錆カバーを既設流体管の切断面に当接させた状態を示す係止部の一部拡大断面図であり、(b)は、防錆カバーを既設流体管の切断面に当接保持させた状態を示す係止片の一部拡大断面図である。
本発明に係る防錆装置を実施するための形態を実施例に基づいて以下に説明する。
実施例に係る防錆装置につき、図1から図8を参照して説明する。以下、本実施例では図3(c)の紙面下方側を防錆カバーの正面側とするとともに、紙面左右側を防錆カバーの左右側とし、図3(a)の紙面上下側を防錆カバーの上下側として説明する。図1の符号1は、本発明の防錆装置が適用される既設流体管である。この既設流体管1は、例えば、内部に流体としての上水が流れている水道管であり、この既設流体管1に新たな弁体等を設けるために、所定箇所を図示しないホールソー等の切削工具によって切断されている。
具体的には、図1及び図2(a)に示すように、先ず既設流体管1には、既設流体管1を水密に密封するための筐体2が取り付けられる。この筐体2の上部には、水平方向にスライド移動することで筐体2内を開閉自在とする弁体3aを備えた仕切部3が水密に取り付けられている。
この仕切部3の上端部に図示しないホールソーを備えた作業ケースを水密に取り付け、弁体3aを開放した状態でホールソーを下方に向けて移動させることで、既設流体管1を不断流状態で切断する。したがって、既設流体管1の切断面1aは、ホールソーによって切断されたことで平面視円弧状に形成されている。
既設流体管1を切断した後は、ホールソーと既設流体管1の切断部とを作業ケース内に収納した後に弁体3aを閉塞し、作業ケースを仕切部3から取り外すことで既設流体管1の切断作業を終了する。このとき、既設流体管1は図1に示すように、切断された状態で筐体2と仕切部3とで水密に密封されている。
本発明の防錆装置は、前述のようにして筐体2内で切断された既設流体管1の切断面1aを防錆するための装置である。
図2(a)に示すように、仕切部3の上端部には作業ケース4が水密に取り付けられている。この作業ケース4内には、既設流体管1の切断面1aを防錆するための防錆カバー5が配置されている。また、作業ケース4の上部には、上下方向を向き、且つ既設流体管1の軸方向に長寸に形成された長孔4aが形成されている。
更に、作業ケース4の上端部には、防錆カバー5を操作するための操作部6が設けられている。そして、この操作部6は、長孔4aを介して作業ケース4内に下端部側が挿通配置された操作棒8を備えており、この操作棒8下端部に防錆カバー5が保持されている。
この防錆カバー5は、図3(a)〜図3(d)に示すように、既設流体管1の切断面1aと略同形に形成された後述の環状溝5cを有する防錆フレーム5aと、この防錆フレーム5aの環状溝5cに取り付けられた防錆ゴム5bと、から主に構成されている。具体的には、防錆フレーム5aは、既設流体管1の切断面1aに当接するために、正面視で既設流体管1と同径の環状且つ平面視で切断面1aと同曲率の円弧形状に形成されている。
また、防錆フレーム5aの背面には環状溝5cが形成されており、防錆フレーム5aの背面上端部には、背面側に向けてガイド片5dが突設されている。このガイド片5dは、先端部が下方に向けて屈曲した鉤状に形成されている。
更に、防錆フレーム5aの上端部と下端部とからは、正面側に向かって突片5e,5fが突設されている。このうち突片5eには、上下方向を向く貫通孔5hが形成されており、突片5fには、貫通孔5hと同一軸線上で上下方向を向く螺子孔5iが形成されている。
尚、図4(a)に示すように、操作棒8の下端部には本発明における保持部としての螺合部8bが形成されており、操作棒8は突片5eの貫通孔5hを介して突片5fの螺子孔5iに螺合部8bを螺合させることによって、防錆フレーム5aを保持するようになっている。
また、防錆フレーム5aの正面は、上部の左右2箇所と下部の左右2箇所、そして突片5fの下部の計5箇所が切り欠かれた当接面5gに形成されており、後述する係止片10が面接触可能となっている。
一方、防錆ゴム5bは、既設流体管1の切断面1aに当接可能な環状に形成されており、防錆フレーム5aの環状溝5cに嵌入されている。
次に、操作部6について説明する。図4(a)及び図4(b)に示すように、操作部6は、作業ケース4の上面で長孔4aを水密に閉塞する基台6aを備えている。この基台6aには、周面に螺子切りが施された円柱状の螺子棒6bが上方に向けて立設されている。
また、螺子棒6bには、水平方向に長寸に形成された連結片6cが取り付けられている。この連結片6cは、ナット6dを水平方向に回動可能に保持しており、ナット6dを回動させることによって連結片6cが螺子棒6b上を上下方向に移動可能となっている。更に、基台6aには、上方に向けてガイド棒6eが連結片6cの水平方向の一端側に対して貫通するように立設されている。このため、連結片6cは螺子棒6b上の上下方向の移動時にガイド棒6eに沿って移動するようになっている。
連結片6cの水平方向の他端側には、上下方向を向く円筒状のカバー体6fが取り付けられている。具体的には、このカバー体6fの上端部は連結片6cに保持されているとともに、下端部は基台6aと長孔4aとを貫通して作業ケース4内に配置されている。このカバー体6f内には、操作棒8が下端部をカバー体6fの下方に配置した状態で、水平方向に回動可能としながら水密に挿通配置されている。尚、カバー体6fが貫通する基台内にはパッキンが設けられており、カバー体6fと基台6aとの間は水密となっている。
更に尚、操作棒8の上端部には、カバー体6fの上端部よりも上方に回動突部8aが突設されており、使用者はこの回動突部8aをレンチ等の工具で把持することで、操作棒8を水平方向に回動させることができる。
また、図4(b)に示すように、基台6aの下端部には、左右方向に突設する延設片6gが形成されている。一方、基台6aの左右の作業ケース4の上面には、ガイド片6hが固定されており、そして、延設片6gは、基台6aの左右方向に配置されたガイド片6hによって、上方に離脱しないよう係止されている。
このため、基台6aは、ガイド片6hによって上方に離脱しないよう係止されているので、長孔4aの上方を長孔4aの密封を保持しながら、既設流体管1の軸方向と平行にスライド移動可能となっている。このため、カバー体6f内に挿通配置されている操作棒8も基台6aと共に既設流体管1の軸方向と平行にスライド移動可能となっている。つまり、基台6aは本発明における軸方向移動手段を構成している。
尚、図4(a)に示すように、作業ケース4の上面には、調整螺子部9が前述した操作部6を挟んで対向配置されている。具体的には、これら調整螺子部9は、基台6aを既設流体管1の軸方向から挟むように、既設流体管1の軸方向を向いて対向配置されている。これら調整螺子部9は、使用者が回動させることによって基台6aを既設流体管1の軸方向に向けて押圧し、基台6aのスライド移動量を微調整可能としている。
次に、図2(a)及び図2(b)に示すように、筐体2内における既設流体管1の切断面1a近傍には、既設流体管1の切断面1aに当接した防錆カバー5を係止するための係止部11が、計5箇所配置されている。これら係止部11について、既設流体管1の下端部の下方に配置されている係止分11について説明する。尚、他の係止部11は全て同一構成のため、説明を省略する。
図5及び図8(a)に示すように、係止部11は、筐体2に対して既設流体管1の軸方向にスライド移動可能且つ着脱自在に取り付けられた基部11aを備えている。この基部11aには、既設流体管1の軸方向における筐体2の外方に向けて周面に螺子切りが施された螺子棒11bが突設されている。
また、螺子棒11bには、垂直方向に長寸に形成された連結片11cが取り付けられている。この連結片11cは、ナット11dを垂直方向に回動可能に保持しており、ナット11dを回動させることによって連結片11cが螺子棒11b上を既設流体管1の軸方向に平行に移動可能となっている。更に、基部11aには、既設流体管1の軸方向における筐体2の外方に向けてガイド棒11eが連結片11cの下端部に対して貫通するように突設されている。このため、連結片11cは螺子棒11b上の既設流体管1の軸方向の平行移動時にガイド棒11eに沿って移動するようになっている。
尚、筐体2における既設流体管1の切断面1a下端部下方には、筐体2の外方と連通する貫通孔2aが形成されている。この貫通孔2aには、本発明における係止手段としての係止片10が挿通配置されている。この係止片10の筐体2内側に配置された端部は、側面視L字形状の係止突部10aに形成されている。一方、筐体2外側に配置された端部側の周面には既設流体管1の軸方向における筐体2の外方に向けて螺子切りが施され、ナット11fが螺着されている。
そして、係止片10の筐体2外側に配置された端部は、使用者がレンチ等の工具で把持可能な角柱形状に形成され、連結片11cの上端部に当接している。また、貫通孔2a内に配置されている係止片10の所定箇所にはパッキンが設けられており、係止片10は貫通孔2aを水密としながら、垂直方向に回動可能且つ、既設流体管1の軸方向に平行にスライド移動可能となっている。このため、係止片10は、前述した既設流体管1の切断時には、筐体2の外方側に向けてスライド移動することで、既設流体管1の切断箇所から退避可能となっている。
次に、前述したように構成された防錆装置の既設流体管1の切断面1aに対する防錆動作について説明する。先ず図2(a)及び図6(a)に示すように、仕切部3の弁体3aをスライド移動させ、筐体2内と作業ケース4内とを連通させる。このとき、既設流体管1が切断されているため、筐体2内に溜まっていた上水等の流体が作業ケース4内にまで流入する。
この状態で操作部6のナット6dを回動操作することで、操作棒8に保持されている防錆カバー5を作業ケース4内から筐体2内に向けて下方に移動させる。そして、図6(a)及び図7(a)に示すように、既設流体管1の切断面1aと対向する位置まで防錆カバー5を移動させたら、調整螺子部9を回動操作し、基台6aを既設流体管1の軸方向に平行に移動させることで、防錆ゴム5bが既設流体管1の切断面1aに当接するまで防錆カバー5を既設流体管1の切断面1aに向けて移動させる。
このとき、防錆カバー5のガイド片5dの下端部を既設流体管1の上端面に当接させながら防錆カバー5を既設流体管1の切断面1aに向けて移動させることで、既設流体管1内を流れる流体の流圧によって防錆カバー5に生じる既設流体管1の切断面1aへの位置ずれを抑えることができる。
次に、防錆ゴム5bと既設流体管1の切断面1aとが当接したら、図8(a)に示すように、ナット11dを回動操作し、連結片11cを筐体2側に向けて移動させることで係止片10を更に筐体2内に押し込む。尚、筐体2外側で連結片11cの上端部に当接している連結片10の端部には、特に図示しないが係止突部10aの向きを示す目盛りが予め書き込まれており、使用者はこの目盛りを目視することで係止突部10aの向きを正確に把握し、確実に係止突部10aを防錆カバー5に係止させることができるようになっている。
この図8(a)に示す状態から係止片10を回動操作することによって、図7(b)に示すように、係止片10の係止突部10aを防錆カバー5側に向け、係止突部10aを防錆カバー5に形成された当接面5gに面接触させる。この係止片の係止突部10aを当接面に面接触させる操作を以下の4箇所の係止片10でも行う。
更に、図8(b)に示すように、係止部11をナット11fを残して筐体2から取り外す。そして、ナット11fを回動操作し、係止片10を既設流体管1の軸方向における筐体2の外方に向けて移動させることで、係止片10が既設流体管1内の流体からの水流圧によって防錆カバー5の係止を解除しないよう位置固定されるとともに、係止突部10aによって防錆カバー5が既設流体管1の切断面1aに対して押圧される。この係止突部10aの押圧によって既設流体管1の切断面1aと防錆ゴム5bとの当接を強固とする。以上により、既設流体管1の切断面1aの防錆カバー5の当接保持が完了する。
尚、特に図示しないが、上述のように既設流体管1の切断面1aに防錆カバー5の当接保持させた後、同一の動作によってもう一方の既設流体管1の切断面1aに対しても防錆カバー5の当接保持を行うことによって、両切断面1aの防錆が完了する。
また、操作棒8を防錆カバー5から取り外すには、図7(b)に示す状態から、回動突部8aを回動させることで操作棒8の螺合部8bと螺子孔5iとの螺合を解除させる。そして、図6(b)に示すように、ナット6dを回動操作することによって操作棒8を筐体2内から作業ケース4内に引き上げ、弁体3aをスライド移動させることによって筐体2と作業ケース4との連通を解除する。
更に、作業ケース4を仕切部3から取り外す際には、作業ケース4に備えられた図示しない排水弁を開放することで作業ケース4内に溜まっている流体を外部に排出し、流体の排出完了後に取り外しを行う。尚、作業ケース4が取り外された後は、筐体2内の設置する弁体を内部に備えた図示しない作業ケースが仕切部3に取り付けられ、弁体3aをスライド移動させて筐体2と作業ケースとを連通させることで、筐体2内での弁体の取り付け作業を行い、切断された既設流体管1間に弁体を設ける。
以上、本実施例における防錆装置にあっては、既設流体管1を密封した筐体2と、筐体2の上部を開閉可能とする弁体3aと、筐体2に対して弁体3aを介して密封状に接続される作業ケース4と、作業ケース4内に配置された環状の防錆カバー5と、を備え、筐体2内において、不断流状態で切断された既設流体管1の切断面1aに防錆カバー5を当接保持させることで、切断面1aを防錆する防錆装置であって、一端が作業ケース4内に、他端が作業ケース4外の上方にそれぞれ配置され、作業ケース4の上下方向及び既設流体管1の軸方向に移動可能な操作棒8を備え、操作棒8は防錆カバー5を保持する保持部を備え、操作棒8を操作することで、保持部で保持された防錆カバー5を切断面1aの全面に当接保持させることによって、作業ケース4内で防錆カバー5を保持した操作棒8を既設流体管1の切断面1aに向けて移動させることで切断面1aに防錆カバー5を当接保持させることができるので、防錆カバー5を既設流体管1の切断面1aに対して特別な機構を用いずに安価に防錆を行うことができる。
また、保持部は、操作棒8に形成された、防錆カバー5に螺合する螺合部8bを備えることで、操作棒8を回動させることで螺合部8bの防錆カバー5に対する螺合を容易に解除させることができるので、既設流体管1の一方の切断面1aに防錆カバー5を当接させた後に防錆カバー5から操作棒8を取り外し、操作棒8を他方の切断面1aの防錆に使用することも可能である。
また、筐体2の切断面1a近傍には、切断面1aに当接した防錆カバー5を係止する、筐体2の外方から操作可能な係止片10が備えられているので、既設流体管1の不断流状態を保ったままで、操作棒8を取り外したとしても防錆カバー5を既設流体管1の切断面1aに当接保持した状態で係止させることができる。
また、防錆カバー5は、係止片10が当接する当接面5gを備えているので、防錆カバー5が係止片10と当接面5gで面接触することで、防錆カバー5の係止を確実に行うことができる。
また、操作棒8が既設流体管1の軸方向と平行にスライド移動可能な基台6aを備えることで、防錆カバー5を既設流体管1の切断面1aに当接させる際に操作棒8が上下方向にぶれることがないので、操作棒8の既設流体管1の軸方向と平行の移動によって防錆カバー5の上下位置を変化させずに切断面1aに防錆カバー5を当接させることができる。
以上、本発明の実施例を図面により説明してきたが、具体的な構成はこれら実施例に限れるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における変更や追加があっても本発明に含まれる。
例えば、前記実施例では、既設流体管1を内部に上水が流れる水道管として説明したが、既設流体管1内を流れる流体は上水の他、石油等の水以外の液体でもよく、また、液体とガス等の混合物であってもよい。
また、前記実施例では、既設流体管1をホールソー等の切削工具により切断し、防錆フレーム5aを切断面1aに当接可能な正面視で既設流体管1と同径の環状且つ平面視で切断面1aと同曲率の円弧形状に形成したが、例えば、既設流体管1をチェーンソー等の切削工具によって直線状に切断し、この切断面に対して防錆カバーを当接保持させるようにしてもよい。
また、前記実施例では、操作棒8を突片5eの貫通孔5hを介して突片5fの螺子孔5iに螺着したが、突片5eに螺子孔5iを形成することによって操作棒8が防錆フレーム5aを上端部のみで保持するようにし、操作棒8が既設流体管1の切断面1aの防錆時に既設流体管1内の流体からの水流圧を受けないようにしてもよい。
また、前記実施例では、防錆カバー5を計5箇所で係止片10により係止したが、係止片10の数は防錆カバー5の既設流体管1の切断面1aに対する防錆を保持することができれば特に限定しない。
1 既設流体管
1a 切断面
2 筐体
3a 弁体
4 作業ケース
5 防錆カバー
5b 防錆ゴム
5g 当接面
5h 貫通孔
5i 螺子孔
6 操作部
6a 基台(軸方向移動手段)
7 防錆装置
8 操作棒
8b 螺合部(保持部)
10 係止片(係止手段)
11 係止部

Claims (5)

  1. 既設流体管を密封した筐体と、該筐体の上部を開閉可能とする弁体と、前記筐体に対して前記弁体を介して密封状に接続される作業ケースと、該作業ケース内に配置された環状の防錆カバーと、を備え、前記筐体内において、不断流状態で切断された前記既設流体管の切断面に前記防錆カバーを当接保持させることで、前記切断面を防錆する防錆装置であって、
    一端が前記作業ケース内に、他端が該作業ケース外の上方にそれぞれ配置され、該作業ケースの上下方向及び前記既設流体管の軸方向に移動可能な操作棒を備え、
    該操作棒は前記防錆カバーを保持する保持部を備え、
    前記操作棒を操作することで、前記保持部で保持された前記防錆カバーを前記切断面の全面に当接保持させることを特徴とする防錆装置。
  2. 前記保持部は、前記操作棒に形成された、前記防錆カバーに螺合する螺合部を備えることを特徴とする請求項1に記載の防錆装置。
  3. 前記筐体の前記切断面近傍には、該切断面に当接した前記防錆カバーを係止する、前記筐体の外方から操作可能な係止手段が備えられていることを特徴とする請求項1または2に記載の防錆装置。
  4. 前記防錆カバーは、前記係止手段が当接する当接面を備えていることを特徴とする請求項3に記載の防錆装置。
  5. 前記操作棒が前記既設流体管の軸方向と平行にスライド移動可能な軸方向移動手段を備えることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の防錆装置。
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