JP2010247652A - 車両用電源システム - Google Patents

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Abstract

【課題】設定電圧で駆動される電磁モータを駆動源とする電磁式サスペンション装置を備えた車両に搭載される車両用電源システムの実用性を向上させる。
【解決手段】(i)モータ54の端子電圧EMが設定電圧EDより高く設定されたモータ閾電圧を超える場合と、モータ端子電圧EMがモータ閾電圧以下で、かつ、キャパシタ120の端子電圧ECがキャパシタ閾電圧以上である場合とに、電力消費回路140を作動させず、電力需給状態切換器130によってキャパシタ140の充放電を許容する電力需給許容状態を実現し、(ii)モータ端子電圧EMがモータ閾電圧以下で、かつ、キャパシタ端子電圧ECがキャパシタ閾電圧より低い場合に、電力需給状態切換器130によってキャパシタ120の充放電を禁止する電力需給禁止状態を実現するとともに、電力消費回路140を作動させてキャパシタ120に蓄えられた電力が消費されるように構成する。
【選択図】図3

Description

本発明は、ばね上部とばね下部とに間に配設される電磁式のサスペンション装置を備えた車両に搭載される車両用電源システムに関する。
近年では、車両用のサスペンション装置として、電磁モータの力に依拠してばね上部とばね下部とに対してそれらが接近・離間する方向の力を発生させる電磁式のアクチュエータを含んで構成される電磁式サスペンション装置が検討されており、例えば、下記特許文献1に記載されている装置が存在する。その電磁式サスペンション装置を備えたサスペンションシステムは、一般的に、下記特許文献1に記載されているシステムのように、アクチュエータが有する電磁モータを駆動するための駆動回路を備えている。その駆動回路は、電磁モータに生じた起電力に依拠して発生した電力を電源に回生可能な構造とされる場合がある。そのようなシステムにおいては、例えば、路面の凹凸等によりばね下部が勢いよく動作させられた場合、つまり、外部から大きな力の入力があった場合に、電磁モータに大きな起電力が生じ、その大きな起電力による大きな回生電力によって、電源に大きな負担がかかることになる。その電源にかかる大きな負担は、電磁式サスペンション装置を備えた車両が抱える問題となっている。
下記特許文献1ないし3に記載の車両用電源システムは、充放電時に化学反応を伴うために充放電にかかる時間が長いバッテリの他に、充放電にかかる時間が短い電気二重層コンデンサ等のキャパシタを備え、電磁モータによる発電電力が大きな場合に、その発電電力の一部をキャパシタに送ることで、バッテリにかかる負担を軽減するようにされている。
特開2007−118714号公報 特開2002−315109号公報 実開平6−66204号公報
しかし、上記特許文献2に記載された車両用電源システムのように、単にバッテリとキャパシタとを並列に接続しただけの構成を採用しても、バッテリによって電磁モータを駆動するための電圧である駆動電圧が常にキャパシタにかかっており、キャパシタにはその駆動電圧に応じた電気エネルギが蓄えられた状態となっている。そのため、電磁モータに大きな起電力が生じた場合、キャパシタに蓄えられるエネルギ量は、その電磁モータによる発電電力の電圧と駆動電圧との差分に関係するエネルギ量だけであり、バッテリにかかる負担を十分に軽減できるとは言い難い。
また、上記特許文献3に記載された車両用電源システムは、コンデンサが、コンバータを介してバッテリと並列に接続されており、そのコンバータによってコンデンサの電圧を昇圧させて、コンデンサに蓄えられた電気エネルギ量をすべて利用されるように構成されている。ところが、この構成の電源システムを採用した場合、コンデンサの電圧が低下する程、コンデンサの電圧をコンバータによって昇圧する際の効率が悪くなるという問題がある。そのような種々の問題に対処することにより、電磁式サスペンション装置を搭載した車両の電源システムの実用性を向上させ得ると考えられる。本発明は、そのような実情に鑑みてなされたものであり、電磁式サスペンション装置を備えた車両に搭載される電源システムの実用性を向上させることを課題とする。
上記課題を解決するために、本発明の車両用電源システムは、設定電圧で駆動される電磁モータを駆動源とする電磁式サスペンション装置を備えた車両に搭載され、バッテリを有して電磁モータへ電力を供給するとともにその電磁モータによる発電電力が回生される主蓄電装置と、バッテリと並列に接続されたキャパシタを有してそのバッテリを補助する補助蓄電装置とを含んで構成される車両用電源システムであって、その補助蓄電装置が、(A)キャパシタへの充電およびそのキャパシタからの電力供給を許容する電力需給許容状態と、キャパシタへの充電およびそのキャパシタからの電力供給を禁止する電力需給禁止状態とを選択的に実現する電力需給状態切換器と、(B)キャパシタと並列に接続され、自身の作動によってキャパシタに蓄えられた電力を消費させる電力消費回路とを備え、(i)電磁モータの端子電圧が設定電圧より高く設定されたモータ閾電圧を超える場合と、電磁モータの端子電圧がモータ閾電圧以下で、かつ、キャパシタの電圧がキャパシタ閾電圧以上である場合とに、電力需給状態切換器によって電力需給許容状態が実現され、電力消費回路が作動せず、(ii)電磁モータの端子電圧がモータ閾電圧以下で、かつ、キャパシタの電圧がキャパシタ閾電圧より低い場合に、電力需給状態切換器によって電力需給禁止状態が実現され、電力消費回路が作動するように構成される。
本発明の車両用電源システムにおいては、電磁モータ(以下、単に「モータ」という場合がある)の端子電圧が設定電圧より高く設定されたモータ閾電圧を超える場合に、電力需給状態切換器によって電力需給許容状態が実現されることで、そのモータによる発電電力によってキャパシタが充電される状態(以下、「充電状態」という場合がある)となる。また、モータの端子電圧がモータ閾電圧以下で、かつ、キャパシタの電圧がキャパシタ閾電圧以上である場合に、電力需給状態切換器によって電力需給許容状態が実現されることで、キャパシタからモータに電力が供給される、あるいは、バッテリが充電される状態(以下、「放電状態」という場合がある)となる。さらに、モータの端子電圧がモータ閾電圧以下で、かつ、キャパシタの電圧がキャパシタ閾電圧より低い場合に、電力需給状態切換器によって電力需給禁止状態が実現されるとともに、電力消費回路が作動することで、キャパシタに蓄えられた電力が消費される状態(以下、「電力消費状態」という場合がある)となる。
本発明の電源システムにおける「電力需給状態切換器」は、キャパシタを、モータおよびバッテリに電気的に接続した状態と、その接続を断った状態とを切り換えるものであれば、電力需給許容状態と電力需給禁止状態とを実現することが可能である。しかし、キャパシタに蓄えられた電力を多く利用するという観点からすれば、キャパシタの電圧を、モータを駆動するための設定電圧より高い電圧に昇圧させる機能を有するものであることが望ましい。つまり、電力需給状態切換器として、コンバータを採用することが可能である。そのコンバータを採用すれば、急速に放電させずに徐々に放電することが可能であるため、充電にかかる時間が長いバッテリを充電させる際に、バッテリにかかる負担を軽減することが可能である。
つまり、本発明の車両用電源システムによれば、モータによる発電電力が大きくなっている場合に、充電状態が実現されて、その発電電力の少なくとも一部がキャパシタに送られることで、バッテリを含む主蓄電装置への負担が軽減されることになる。また、先に説明したように、放電状態が実現されることで、そのキャパシタに蓄えられた電力を、電力需給状態切換器によって急速に放電させずに徐々に放電することで、充電にかかる時間が長いバッテリを充電させる際に、バッテリにかかる負担を軽減することが可能である。

さらに、キャパシタの電圧が低下するほど、電力需給状態切換器によるキャパシタの電圧を昇圧させる効率が悪くなるが、本発明の電源システムによれば、放電によってキャパシタの電圧がある程度低下した場合に、電力消費状態が実現されて、キャパシタの電力が減らされることで、次の大きな発電電力をできる限り多く蓄えられるようになっている。したがって、本発明の車両用電源システムは、主蓄電装置への負担が軽減されるとともに、キャパシタに蓄えられた電力を効率的に利用可能であるという利点を有しており、実用性の高いものとなる。
本発明の車両用電源システムが備える「主蓄電装置」は、電磁式サスペンション装置専用のバッテリを主体として構成されたものであってもよく、ハイブリッド自動車や電気自動車などの車両おいて車両に駆動力を与えるためのモータに電力を供給するためのもの、具体的に言えば、電磁式サスペンション装置のモータが駆動される電圧より高い公称電圧とされたバッテリと、そのバッテリの電圧を電磁式サスペンション装置のモータが駆動される電圧に降圧するコンバータとを含んで構成されたものであってもよい。
本発明の車両用電源システムが備える補助蓄電装置の「キャパシタ」は、1つのキャパシタセルであるものに限定されず、複数のキャパシタセルによって構成されたものであってもよい。一般的に、キャパシタセル単体での耐電圧は、モータの駆動電圧やモータによる発電電力の電圧に比較して小さいため、例えば、複数のキャパシタセルを直列に接続すれば、充電時のキャパシタの電圧を高くすることができ、電力需給状態切換器による放電を効率的に行うことが可能となる。その「電力需給状態切換器」には、上述したキャパシタの電圧を昇圧する機能に加えて、電磁モータによる発電電力の電圧を降圧する機能を有するものとすることが可能である。そのような電力需給状態切換器を採用すれば、キャパシタにそれの耐電圧以上の電圧が印加されないようにすることが可能である。
なお、車両が、複数の車輪に対応して複数の電磁式サスペンション装置を備える場合を考える。それら複数の電磁式サスペンション装置の各々が有する電磁モータの端子は、一般的に並列に接続されるため、それら複数のモータの端子電圧は等しい。つまり、本項の態様においては、コンバータおよび電力消費回路の制御は、それら複数のモータのうちのいずれかのものの端子電圧によって行われてもよく、それらが接続された箇所の電圧によって行われてもよい。
請求可能発明の実施例である車両用電源システムを搭載する車両の全体構成を示す概略図である。 図1に示す電磁式サスペンション装置を示す正面断面図である。 図1に示す車両用電源システムの回路図である。 モータの端子電圧とキャパシタの端子電圧とに応じた補助蓄電装置の制御状態を示した図である。 図1に示す電源電子制御ユニットによって実行される電源制御プログラムを表すフローチャートである。 モータの端子電圧とキャパシタの端子電圧との時間変化を示す図である。
以下、本発明を実施するための最良の形態として、本発明の一実施例を、図を参照しつつ詳しく説明する。なお、本発明は、下記の実施例に限定されるものではなく、当業者の知識に基づいて種々の変更、改良を施した種々の態様で実施することができる。
<車両用電源システムを搭載した車両の構成>
i)ハイブリッドシステムの構成
図1に、請求可能発明の実施例である車両用電源システム10を搭載した車両を模式的に示す。本車両は、ハイブリッド自動車である。つまり、本車両は、車両に駆動力を与えるためのエンジン12と車両駆動用モータ14との両者を含んで構成されるハイブリッドシステムを搭載している。それらエンジン12と車両駆動用モータ14との間には、動力分配機構16が設けられ、その動力分配機構16に、ジェネレータ18を介してエンジン12が接続されるとともに、車両駆動用モータ14とが接続されている。その動力分配機構16により、エンジン12の駆動力と車両駆動用モータ14の駆動力との両方を伝達するか、それらのうちの一方の駆動力のみを伝達するかが変更され、その駆動力が減速機構20等を介して、前輪22FR,22FLに伝達される。なお、車輪22に付したFR,FLは、図に示すように車輪位置を示す添え字であり、以下の説明においても、4つの車輪のいずれに対応するものであるかを明確にする必要のある場合には、左前輪,右前輪,左後輪,右後輪の各々に対応するものにFL,FR,RL,RRを付す場合がある。
上記ハイブリッドシステムでは、ハイブリッド電子制御ユニット30(以下、「ハイブリッドECU30」という場合がある)によって、各種の制御が行われる。ハイブリッドECU30には、車両駆動用モータ14およびジェネレータ18に対応するインバータ32,34が接続されている。ハイブリッドECU30は、それらインバータ32,34を制御することによって、駆動力の制御等が行われるようになっている。なお、インバータ32,34は、後に詳しく説明する車両用電源システム10に接続されており、車両駆動用モータ14には、その電源システム10から電力が供給される。
ii)サスペンション装置の構成
また、当該車両は、前後左右の車輪22の各々に対応する独立懸架式の4つの電磁式のサスペンション装置40を備えている。それらサスペンション装置40は、図2に示すように、車輪22を保持してばね下部の一部分を構成するサスペンションロアアーム42と、車体に設けられてばね上部の一部分を構成するマウント部44との間に、それらを連結するようにして配設されている。そして、サスペンション装置40は、電磁式のアクチュエータ46と、サスペンションスプリングとしてのコイルスプリング48とを含んで構成されており、それらが一体化されたものとなっている。
アクチュエータ46は、ねじ溝が形成された雄ねじ部としてのねじロッド50と、ベアリングボールを保持してねじロッド50と螺合する雌ねじ部としてのナット52とを含んで構成されるボールねじ機構と、動力源としての電磁モータ54(以下、単に「モータ54」という場合がある)と、そのモータ54を収容するケーシング56とを備えている。そのケーシング56は、ねじロッド50を回転可能に保持するとともに、外周部において防振ゴム58を介してマウント部44に連結されている。モータ54は、中空とされたモータ軸60を有しており、そのモータ軸60には、それの内側を貫通して上端部においてねじロッド50が固定されている。つまり、モータ54は、ねじロッド50に回転力を付与するものとなっている。
また、アクチュエータ46は、アウターチューブ70と、そのアウターチューブ70に嵌入してそれの上端部から上方に突出するインナチューブ72とを含んで構成されるシリンダ74を有している。アウターチューブ70は、それの下端部に設けられた取付ブシュ76を介してロアアーム42に連結され、インナチューブ72は、上記ねじロッド50を挿通させた状態で上端部がケーシング56に固定されている。インナチューブ72には、それの内底部にナット支持筒78が立設され、それの上端部の内側には、上記ナット52が、ねじロッド50と螺合させられた状態で固定されている。
さらに、アクチュエータ46は、カバーチューブ80を有しており、そのカバーチューブ80が、上端部において防振ゴム82を介してマウント部44の下面側に、上記シリンダ74を挿通させた状態で連結されている。なお、このカバーチューブ80の上端部には、フランジ部84(上部リテーナとして機能する)が形成されており、そのフランジ部84と、アウタチューブ70の外周面に設けられた環状の下部リテーナ86とによって、サスペンションスプリングとしてのコイルスプリング48が挟まれる状態で支持されている。
上述のような構造から、アクチュエータ46は、ねじロッド50,モータ54,ケーシング56,インナチューブ72,カバーチューブ80等を含んでマウント部44に連結されるばね上部側ユニットと、ナット52,インナチューブ70,ナット支持筒78等を含んでロアアーム42に連結されるばね下部側ユニットとを有する構造のものとなっており、相対回転不能、かつ、ばね上部とばね上部との接近離間動作に伴って軸線方向に相対移動可能、換言すれば、伸縮可能な構造とされている。
アクチュエータ46は、ばね上部とばね下部とが接近・離間動作する場合に、ばね上部側ユニットとばね下部側ユニットとが軸線方向に相対移動可能、つまり、ねじロッド50とナット52とが軸線方向に相対移動可能とされ、その相対移動に伴って、ねじロッド50がナット52に対して回転する。それによって、モータ軸60も回転する。モータ54は、ねじロッド50に回転トルクを付与可能とされ、この回転トルクによって、ねじロッド50とナット52との相対回転に対して、その相対回転を阻止する方向の抵抗力を発生させることが可能である。この抵抗力を、ばね上部側ユニットとばね下部側ユニットとの相対移動に対する減衰力、ひいては、ばね上部とばね下部との接近離間動作に対する減衰力として作用させることで、アクチュエータ46は、いわゆるショックアブソーバとして機能するものとなっている。また、アクチュエータ46は、ばね上部とばね下部との相対動作に対する推進力をも発生させることが可能とされており、いわゆるスカイフックダンパ理論,擬似的なグランドフック理論等に基づく制御を実行することが可能とされている。
4つのサスペンション装置40は、サスペンション電子制御ユニット90(以下、「サスペンションECU90」という場合がある)によって、アクチュエータ46の制御が行われる。サスペンションECU90には、各アクチュエータ46が有するモータ54に対応して設けられて、それぞれが、対応するモータ54の駆動回路として機能する4つのインバータ92が接続されている。サスペンションECU90は、それら4つのインバータ92を制御することによって、アクチュエータ46が発生させるアクチュエータ力を制御するようになっている。なお、4つのインバータ92は、後述する車両用電源システム10に接続されており、各アクチュエータ46のモータ54には、その電源システム10から電力が供給される。
図3に示すように、各アクチュエータ46のモータ54は、コイルがスター結線(Y結線)された3相DCブラシレスモータであり、上述したインバータ92によって制御される。インバータ92は、図3に示すような一般的なものであり、電源のhigh側(高電位側)のスイッチング素子と、low側(低電位側)のスイッチング素子とからなるスイッチング素子対を、モータ54の3つの相であるU相,V相,W相に対応して3対有するものである。また、インバータ92は、スイッチング素子を開閉作動させるスイッチング素子制御回路94を有している。
インバータ92は、電源システム10からの供給電流であるか、起電力に依拠して生じた発電電流であるかに拘わらず、モータ54を流れる電流、つまり、モータ54の通電電流を調整して、モータ力を制御する構造とされている。つまり、モータ54は、供給電流に依存したモータ力だけでなく、起電力に依存したモータ力を発生可能となっている。なお、電源システム10から電力の供給を受ける場合、モータ54は設定電圧ED(例えば、45V)で定電圧駆動されるようになっている。ちなみに、通電電流は、各インバータ92がPWM(Pulse Width Modulation)によるパルスオン時間とパルスオフ時間との比(デューティ比)を変更することによって調整される。
iii)車両用電源システムの構成
次いで、上述したハイブリッドシステムやサスペンション装置40等に電力を供給する本請求可能発明の車両電源システム10について、図1に加えて、図3をも参照しつつ、詳しく説明する。本電源システム10は、図1に示すように、ハイブリッドバッテリ100(以下、単に「バッテリ」という場合がある)を備えており、そのバッテリ100には、ハイブリッドシステムの車両駆動用モータ14が、前述したインバータ32を介して接続される。つまり、車両駆動用モータ14は、バッテリ100から電力の供給を受けて、前輪22FR,22FLに駆動力を与えることが可能に構成される。なお、バッテリ100は、サスペンション装置40のモータ54が駆動される設定電圧EDより高い公称電圧EN(例えば、288V)とされたものである。
また、バッテリ100には、4つのサスペンション装置40のモータ54も、接続される。詳しくは、4つのモータ54に対応するインバータ92が、第1DC−DCコンバータ102(以下、単に「第1コンバータ102」という場合がある)を介して、バッテリ100に接続される。その第1コンバータ102は、ノイズフィルタ部104と、トランジスタ−ブリッジ回路であるDC−AC変換部106と、トランス108と、整流部110と、平滑部112と、コンバータ制御回路114とを含んで構成され、DC−AC変換部106が制御されることで、バッテリ100からモータ54への電力供給とバッテリ100の充電を許容する電力需給許容状態(ON状態)と、それらを禁止した電力需給禁止状態(OFF状態)とが切り換えられるように構成されている。そして、第1コンバータ102は、電力需給許容状態を実現することで、バッテリ100の放電電圧を設定電圧EDに降圧するとともに、モータ54によって発電された電力の電圧をバッテリ100の公称電圧ENより僅かに高い電圧に変換して、モータ54の発電電力をバッテリ100に回生することが可能とされている。つまり、本電源システム10においては、バッテリ100と第1コンバータ102とを含んで、主蓄電装置116が構成されているのである。
また、本電源システム10は、キャパシタ120を主体として構成されてバッテリ100を補助する蓄電装置である補助蓄電装置122を備えている。バッテリ100は、蓄電容量は大きいものの、充放電時に化学反応を伴うため比較的長い充電時間を必要とするものである。それに対して、補助蓄電装置122の構成主体となるキャパシタ120は、アルミ電解コンデンサであり、バッテリ100と比較すれば蓄電容量は小さいものの、短時間で充電できるとともに、充放電による劣化がほとんどないものである。つまり、そのようなキャパシタの特徴を生かして、補助蓄電装置122は、バッテリ100を補助するものとなっている。
キャパシタ120には、第2DC−DCコンバータ130(以下、単に「第2コンバータ130」という場合がある)を介して、4つのモータ54に対応するインバータ92が接続されている。その第2コンバータ130は、上記第1コンバータ102と同様に構成されたものであり、キャパシタの充放電を許容する電力需給許容状態とキャパシタの充放電を禁止する電力需給禁止状態とを切り換え可能とされており、電力需給状態切換器として機能するものである。そして、第2コンバータ130は、電力需給許容状態を実現することで、モータ54によって発電された電力の電圧を、キャパシタ120の耐電圧ECMAX(例えば、48V)より僅かに低い電圧に降圧して、モータ54の発電電力によってキャパシタ120を充電することが可能とされるとともに、キャパシタ120が充電された後には、そのキャパシタ120の電圧を設定電圧EDより僅かに高い電圧に昇圧して、キャパシタ120に充電された電力を放電させることが可能とされている。
また、補助蓄電装置122は、キャパシタ120と並列に接続された電力消費回路140(いわゆるダイナミックブレーキである)を有している。その電力消費回路140は、抵抗器142と、その抵抗器142に電流が流れる状態と流れない状態とを切り換えるスイッチング素子144とを含んで構成される。この電力消費回路140は、後に詳しく説明するが、スイッチング素子144が制御されることで、キャパシタ120から抵抗器142に電流が流され、キャパシタ120に充電されている電力を消費させることが可能とされている。
本車両用電源システム10では、電源電子制御ユニット150(以下、「電源ECU150」という場合がある)によって、バッテリ100およびキャパシタ120の充電状態の監視や、それらからの電力供給あるいはそれらの充電のための制御、つまり、2つのコンバータ102,130、および、電力消費回路140の制御が行われる。具体的には、電源ECU150には、2つのコンバータ102,130の各々が有するコンバータ制御回路114が接続されており、電気エネルギを需給するか否かに関する指令、および、電気エネルギを需給する場合には、その出力側の端子の電圧を一定にするための指令等が、電源ECU150から、コンバータ制御回路114に送信される。
iv)車両に搭載されるセンサ
なお、車両には、図1に示すように、各車輪12に対応する車体の各マウント部24の縦加速度(上下加速度)を検出する4つのばね上縦加速度センサ[Gzs]160,各車輪12の縦加速度を検出する4つのばね下縦加速度センサ[Gzg]162や、図3に示すように、モータ54の端子電圧を測定する電圧計[EM]164,キャパシタ120の電圧を測定する電圧計[EC]166等が設けられている。上記ばね上縦加速度センサ160,ばね下縦加速度センサ162は、サスペンションECU90に接続され、2つの電圧計164,166は、電源ECU150に接続されている。サスペンションECU90および電源ECU150は、それらのセンサからの信号に基づいて、制御を行うものとされている。ちなみに、[ ]の文字は、上記スイッチ,センサ等を図面において表わす場合に用いる符号である。また、サスペンションECU90および電源ECU150には、制御に関するプログラム,各種のデータ等が記憶されている。
<車両用電源システムを搭載した車両における制御>
i)サスペンション装置の制御
サスペンションECU90は、4つのスサスペンション装置40の各々を独立して制御することが可能となっている。それらサスペンション装置40の各々において、アクチュエータ46のアクチュエータ力が独立して制御されて、車体および車輪22の振動、つまり、ばね上振動およびばね下振動を減衰するための制御が実行される。その制御では、車体および車輪22の振動を減衰するためにその振動の速度に応じた大きさのアクチュエータ力を発生させるべく、目標アクチュエータ力F*が決定される。つまり、いわゆるスカイフックダンパ理論に基づいた制御と、擬似的なグランドフックダンパ理論に基づいた制御との両者を総合して行う制御である。具体的には、車体のマウント部44に設けられたばね上縦加速度センサ160によって検出されるばね上縦加速度から得られる車体のマウント部44の上下方向の動作速度、いわゆる、ばね上絶対速度Vsと、ロアアーム42に設けられたばね下縦加速度センサ162によって検出されるばね下縦加速度から得られる車輪22の上下方向の動作速度、いわゆる、ばね下絶対速度Vgとに基づいて、次式に従って、目標アクチュエータ力F*が演算される。
*=Cs・Vs−Cg・Vg
ここで、Csは、車体のマウント部44の上下方向の動作速度に応じた減衰力を発生させるためのばね上制振ゲインであり、Cgは、車輪22の上下方向の動作速度に応じた減衰力を発生させるためのばね下制振ゲインである。つまり、Cs,Cgは、いわゆるばね上,ばね下絶対振動に対する減衰係数と考えることができる。
そして、上述のように決定された目標アクチュエータ力F*を発生させるためのモータ54作動制御が、インバータ92によって行われる。詳しく言えば、上述のように決定された目標アクチュエータ力F*に基づいて、目標となるデューティ比が決定され、そのデューティ比に基づいた指令がインバータ92に送信される。インバータ92は、その適切なデューティ比の下、インバータ92の備えるスイッチング素子の開閉が、スイッチング素子制御回路94によって制御されて、目標アクチュエータ力F*を発生させるようにモータ54を作動させる。つまり、アクチュエータ46の発生させるアクチュエータ力が、モータ54の作動が制御されることによって制御されるのである。
ii)車両用電源システムの制御
基本的には、本電源システム10では、サスペンション装置40のモータ54が電力を必要とする場合には、バッテリ100から、それの放電電圧を第1コンバータ102によって設定電圧EDに降圧して、モータ54に電力を供給する。一方、モータ54が電力を発生させている場合には、電源システム10は、その発電電力を、それの電圧を第1コンバータ102によってバッテリ100の公称電圧ENより僅かに高い電圧に変換して、バッテリ100に回生するようになっている。ところが、例えば、路面の凹凸等によりばね下部が勢いよく動作させられた場合、モータ54に大きな起電力が生じ、その大きな起電力による大きな回生電力によって、第1コンバータ102,バッテリ100に大きな負担がかかることになる。
そして、上記バッテリ100の負担の軽減等を目的として、そのバッテリ100を補助すべく、電源ECU150は、補助蓄電装置122を制御すること、詳しく言えば、第2コンバータ130、および、電力消費回路140が有するスイッチング素子144を制御することで、キャパシタ120の充放電を制御する。詳しく言えば、電源ECU150は、電圧計164によって検出されたモータ54の端子電圧EM(以下、「モータ端子電圧EM」という場合がある)と、電圧計166によって検出されたキャパシタ120の端子電圧EC(以下、「キャパシタ端子電圧EC」という場合がある)とに基づいて、第2コンバータ130に実現させる状態を切り換えるとともに、電力消費回路140を作動させた状態と作動させない状態とを切り換えるようになっている。
図4を参照しつつ具体的に説明すれば、まず、モータ端子電圧EMがモータ閾電圧EM0(例えば、48V)を超えた場合には、モータ54による発電電力が大きくなっていると考えられるため、電源ECU150は、電力消費回路140を作動させず、第2コンバータ130によって電力需給許容状態を実現する。そのことにより、第2コンバータ130によって、モータ54による発電電力の少なくとも一部が、キャパシタ120に充電される。なお、第2コンバータ130は、モータ54による発電電力の電圧を、耐電圧ECMAXより低い電圧に降圧するため、キャパシタ120に負担がかからないようになっている。また、電源ECU150は、キャパシタ端子電圧ECが耐電圧ECMAXに達した時点で、第2コンバータ130に電力需給禁止状態を実現させることで、キャパシタ120へ負担をかけないようにもなっている。
次に、モータ端子電圧EMがモータ閾電圧EM0以下である場合を考える。キャパシタ120に蓄えられた電気エネルギが比較的多い場合、つまり、キャパシタ端子電圧ECがキャパシタ閾電圧EC0(例えば、22V)以上である場合には、バッテリ100の電力供給を補助する、あるいは、バッテリ100を充電すべく、キャパシタ120を放電させるのである。つまり、電源ECU150は、電力消費回路140を作動させず、第2コンバータ130によって電力需給許容状態を実現するのである。それに対して、キャパシタ端子電圧ECがキャパシタ閾電圧EC0より低い場合には、第2コンバータ130によって昇圧させる際のエネルギ効率が悪化するため、電力消費回路140によってキャパシタ120に残っている電気エネルギを消費させるようになっている。つまり、電源ECU150は、第2コンバータ130によって電力需給禁止状態を実現するとともに、電力消費回路140を作動させるのである。そのことにより、次にモータ54によって大きな発電電力が発生した場合に、できる限り多くの電力をキャパシタ120で回収し、バッテリ100にかかる負担を軽減することが可能である。
ちなみに、キャパシタ120の静電容量について、以下に詳しく説明する。例えば、路面の凹凸等によりばね下部が勢いよく動作させられた場合において生じる最大の回生電力量WMAXを5.0kW×50msecと想定すれば、必要となるキャパシタ120の静電容量Cは、下記の演算で求められる。
C=2・WMAX/ECMAX 2
=2×5.0kW×50msec/482
≒0.22 [F]
なお、第2コンバータ130を備えておらず、単にバッテリ100とキャパシタとが並列に接続された構成のシステムである場合に、そのキャパシタの必要な静電容量C0は、下記の演算で求められる。
0=2×5.0kW×50msec/(482−452
≒1.79 [F]
したがって、本電源システム10が備えたキャパシタ120は、単にバッテリ100と並列に接続した場合のキャパシタに比較して、非常に小さな静電容量のものとすることができるのである。
<制御プログラム>
上述した車両用電源システム10が備える補助蓄電装置122の制御は、図5にフローチャートを示す補助蓄電装置制御プログラムが、イグニッションスイッチがON状態とされている間、短い時間間隔をおいて、電源ECU150により繰り返し実行されることによって行われる。以下に、その制御のフローを、図に示すフローチャートを参照しつつ、簡単に説明する。
補助蓄電装置制御プログラムにおいては、まず、ステップ1(以下、「S1」と略す、他のステップも同様である)〜S3において、電圧計164により測定されたモータ54の端子電圧EMと、電圧計166により測定されたキャパシタ120の端子電圧ECとが確認される。S1において、キャパシタ120端子電圧ECが耐電圧ECMAXに達しているか否かが判定される。例えば、キャパシタ120が空の状態であれば、S2において、モータ端子電圧EMがモータ閾電圧EM0を超えるか否かが判定される。モータ端子電圧EMがモータ閾電圧EM0を超える場合には、S4,S5において、第2コンバータ130がON状態,電力消費回路140がOFF状態とされ、キャパシタ120が充電される。そして、キャパシタ端子電圧ECが耐電圧ECMAXに達した場合には、S1においてYESと判定され、S6において、第2コンバータ130がOFF状態に切り換えられる。
また、S2において、モータ端子電圧EMがモータ閾電圧EM0を超えないと判定された場合には、S3において、キャパシタ端子電圧ECがキャパシタ閾電圧EC0より低いか否かが判定される。キャパシタ端子電圧ECがキャパシタ閾電圧EC0以上である場合には、S4,S5において、第2コンバータ130がON状態,電力消費回路140がOFF状態とされ、キャパシタ120が放電される。つまり、キャパシタ120に蓄えられた電力がモータ54に供給される、あるいは、キャパシタ120に蓄えられた電力によってバッテリ100が充電されるのである。そして、キャパシタ端子電圧ECがキャパシタ閾電圧EC0より低くなった場合には、S3においてYESと判定され、S8,S9において、第2コンバータ130がOFF状態に切り換えられるとともに、電力消費回路140がON状態に切り換えられ、キャパシタ120に残っている電力が電力消費回路140によって消費される。
<本電源システムの効果>
図6に、本実施例の車両用電源システム10におけるモータ54の端子電圧EMと、キャパシタ120の端子電圧ECとの時間的な変化の例を示す。この図6からも分かるように、本実施例の車両用電源システム10によれば、モータ54による発電電力が大きくなっている場合に、その発電電力の少なくとも一部がキャパシタに送られることで、バッテリ100および第1コンバータ102への負担が軽減される。また、そのキャパシタ120に蓄えられた電力は、第2コンバータ130のキャパシタ120の電圧を昇圧させる機能によって、急速に放電されずに徐々に放電されるため、充電にかかる時間が長いバッテリ100を充電させる際に、バッテリ100にかかる負担が軽減されることになる。さらに、放電によってキャパシタ120の端子電圧ECが、第2コンバータ130のキャパシタ120の電圧を昇圧させる際の効率が悪くなるまで低下した場合には、電力消費回140によって、キャパシタ120に残っている電力が消費されることで、次に、モータ54によって大きな発電電力が発生した場合に、できる限り多くの電力をキャパシタ120に蓄えられるようになっており、バッテリ100および第1コンバータ102への負担がさらに軽減されることになる。
10:車両用電源システム 12:エンジン[ENG] 14:車両駆動用モータ[MO] 30:ハイブリッド電子制御ユニット[ハイブリッドECU] 40:電磁式サスペンション装置 54:電磁モータ 90:サスペンション電子制御ユニット[サスペンションECU] 92:インバータ 100:バッテリ[HV BAT] 102:第1コンバータ[CONV1] 116:主蓄電装置 120:キャパシタ 122:補助蓄電装置 130:第2コンバータ(電力需給状態切換器)[CONV2] 140:電力消費回路 142:抵抗器 144:スイッチング素子 150:電源電子制御ユニット[電源ECU] 164:電圧計[EM] 166:電圧計[EC
D:設定電圧(45V) EN:バッテリの公称電圧(288V) EM:電磁モータの端子電圧 EM0:モータ閾電圧(48V) EC:キャパシタの端子電圧 EC0:キャパシタの耐電圧(48V) EC0:キャパシタ閾電圧(22V)

Claims (1)

  1. 設定電圧で駆動される電磁モータを駆動源とする電磁式サスペンション装置を備えた車両に搭載され、バッテリを有して前記電磁モータへ電力を供給するとともにその電磁モータによる発電電力が回生される主蓄電装置と、前記バッテリと並列に接続されたキャパシタを有してそのバッテリを補助する補助蓄電装置とを含んで構成される車両用電源システムであって、
    前記補助蓄電装置が、
    前記キャパシタへの充電およびそのキャパシタからの電力供給を許容する電力需給許容状態と、前記キャパシタへの充電およびそのキャパシタからの電力供給を禁止する電力需給禁止状態とを選択的に実現する電力需給状態切換器と、
    前記キャパシタと並列に接続され、自身の作動によって前記キャパシタに蓄えられた電力を消費させる電力消費回路と
    を備え、
    (i)前記電磁モータの端子電圧が前記設定電圧より高く設定されたモータ閾電圧を超える場合と、前記電磁モータの端子電圧が前記モータ閾電圧以下で、かつ、前記キャパシタの電圧がキャパシタ閾電圧以上である場合とに、前記電力需給状態切換器によって電力需給許容状態が実現され、前記電力消費回路が作動せず、(ii)前記電磁モータの端子電圧が前記モータ閾電圧以下で、かつ、前記キャパシタの電圧が前記キャパシタ閾電圧より低い場合に、前記電力需給状態切換器によって電力需給禁止状態が実現され、前記電力消費回路が作動するように構成された車両用電源システム。
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JP2022105552A (ja) * 2013-03-15 2022-07-14 クリアモーション,インコーポレイテッド 車両高電力電気システムならびにシステム状態を信号伝達するために電圧バスレベルを使用するためのシステムおよび方法

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