JP2010245145A - プラズマ処理装置 - Google Patents

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Takashi Miyamoto
高志 宮本
Koji Takeishi
浩司 武石
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Abstract

【課題】異常放電の発生を抑制することができるプラズマ処理装置を提供する。
【解決手段】被処理物Wを収容し大気圧よりも減圧された雰囲気を維持可能な処理容器1と、前記処理容器に設けられた排気口7を介して前記処理容器内を減圧する減圧手段31と、前記処理容器内のプラズマを発生させる空間にプラズマを発生させるプラズマ発生手段6と、前記プラズマを発生させる空間に処理ガスを供給する処理ガス供給手段30と、誘電体から形成され、前記プラズマを発生させる空間を囲うように設けられた異常放電抑制手段10と、導電体から形成され、前記異常放電抑制手段を囲うように設けられるとともに電気的に絶縁された第1の遮蔽体12と、を備えたことを特徴とするプラズマ処理装置。
【選択図】図1

Description

本発明は、プラズマ処理装置に関する。
プラズマを利用したドライプロセスは、半導体装置の製造、金属部品の表面硬化、プラスチック部品の表面活性化、無薬剤殺菌など、幅広い技術分野において活用されている。例えば、半導体装置やフラットパネルディスプレイなどの製造に関しては、アッシング、ドライエッチング、薄膜堆積あるいは表面改質などの各種のプラズマ処理が行われている。プラズマを利用したドライプロセスは、低コストで、高速であり、薬剤を用いないために環境汚染を低減できる点でも有利である。
この様なプラズマ処理において製品歩留まりや生産性を向上させるためには、処理の面内均一性を高める必要がある。そして、処理の面内均一性を高めるためには、均一なプラズマを発生させるようにする必要がある。
そのため、被処理物を載置する載置台の周囲を囲むようにして遮蔽体(シールド壁板)を設け、プラズマの拡がりを抑制するとともに安定化を図る技術が提案されている(特許文献1を参照)。
しかしながら、特許文献1に開示がされた技術においては、ニッケル合金やアルミニウムなどの金属で遮蔽体(シールド壁板)を形成するようにしている。そのため、プラズマを発生させる際に異常放電が起こるおそれがある。特に、近年においては処理能力を向上させるために、プラズマを発生させる際に大電力を電極に印加するようになってきている。そのため、異常放電の発生がより増加するおそれがある。
異常放電が発生すると、均一なプラズマが得られないおそれがある。また、異常放電による電力ロスで所望のエッチング性能が得られなかったり、処理容器内壁がエッチングされることによりダストや金属汚染が発生したりするおそれがある。
特開2002−329711号公報
本発明は、異常放電の発生を抑制することができるプラズマ処理装置を提供する。
本発明の一態様によれば、被処理物を収容し大気圧よりも減圧された雰囲気を維持可能な処理容器と、前記処理容器に設けられた排気口を介して前記処理容器内を減圧する減圧手段と、前記処理容器内のプラズマを発生させる空間にプラズマを発生させるプラズマ発生手段と、前記プラズマを発生させる空間に処理ガスを供給する処理ガス供給手段と、誘電体から形成され、前記プラズマを発生させる空間を囲うように設けられた異常放電抑制手段と、導電体から形成され、前記異常放電抑制手段を囲うように設けられるとともに電気的に絶縁された第1の遮蔽体と、を備えたことを特徴とするプラズマ処理装置が提供される。
本発明によれば、大電力を投入しても異常放電の発生を抑制することができるので、所望のエッチング性能を得ることができるうえに、処理容器内壁がエッチングされて発生する汚染やダストの影響を極力受けることのない処理を実現できるプラズマ処理装置が提供される。
本実施の形態に係るプラズマ処理装置を例示するための模式断面図である。 本実施の形態に係るプラズマ処理装置を例示するための模式断面図である。 異常放電の抑制効果を例示するための模式グラフ図である。 他の実施形態に係る異常放電抑制手段を例示するための模式部分断面図である。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施の形態について例示をする。なお、各図面中、同様の構成要素には同一の符号を付して詳細な説明は適宜省略する。
図1および図2は、本実施の形態に係るプラズマ処理装置を例示するための模式断面図である。なお、図1は遮蔽部12を上昇させた場合を表し、図2は遮蔽部12を下降させた場合を表している。
図1、図2に示すように、プラズマ処理装置1は、処理容器2、電極4、高周波電源6、異常放電抑制手段10、遮蔽部12、処理ガス供給手段30、減圧手段31などを備えている。
処理容器2は、略円筒形状を呈し、その上下端が板状部材で塞がれている。処理容器2は金属(例えば、ステンレスやアルミニウム合金など)などの導電体から形成され、電気的に接地されている。この場合、プラズマ生成物による損傷を抑制するために、処理容器2の内壁面に、例えば、アルマイト(Al)処理、フッ素樹脂処理、イットリア(Y)コート処理などを施すようにすることもできる。また、処理容器2は、ウェーハやガラス基板などの被処理物Wを収容し大気圧よりも減圧された雰囲気を維持できるようになっている。
処理容器2の天井中央部分には、処理ガスGを導入するための処理ガス導入口15が設けられている。そして、処理ガス導入口15には、流量制御弁(Mass Flow Controller:MFC)32を介して処理ガス供給手段30が接続されている。処理ガス供給手段30は、プラズマPを発生させる空間3に処理ガスGを供給する。そのため、流量制御弁32により流量調整がされた処理ガスGを処理容器2内に供給することができる。処理ガスGとしては、例えば、CF、NF、Oなどを例示することができる。ただし、これらに限定されるわけではなく、エッチングや薄膜堆積などの処理内容に応じて適宜変更することができる。
処理容器2の底面近傍には排気口7が設けられ、圧力制御器(Auto Pressure Controller:APC)8を介してターボ分子ポンプ(TMP)などの減圧手段31が接続されている。すなわち、処理容器2の底面近傍には、処理容器2に設けられた排気口7を介して処理容器内を減圧する減圧手段31が接続されている。圧力制御器8は、処理容器2の内圧を検出する図示しない真空計などの出力に基づいて、処理容器2の内圧が所定の圧力となるように制御する。
処理容器2の内部には、プラズマPを発生させる空間3が設けられている。また、空間3の下方には電極4が設けられており、この電極4と処理容器2の天井部分とで平行平板電極を構成している。また、電極4には高周波電源6が整合器16を介して電気的に接続されている。すなわち、本実施の形態においては、電極4や高周波電源6などが処理容器2内のプラズマPを発生させる空間3にプラズマPを発生させるプラズマ発生手段となる。
また、電極4の周囲を覆うようにして円筒状の絶縁リング5が設けられている。電極4の上面(載置面)には被処理物Wが載置可能となっている。なお、電極4には、被処理物Wを保持するための静電チャック(図示せず)や被処理物Wの受け渡しを行うための昇降ピン(図示せず)などを内蔵させることができる。
絶縁リング5の周囲を覆うようにして円筒状のアノードリング33が設けられている。アノードリング33は、金属(例えば、ステンレスやアルミニウム合金など)などの導電体から形成され、処理容器2と接触させることで電気的に接地されている。この場合、プラズマ生成物による損傷を抑制するために、アノードリング33の表面に、例えば、アルマイト(Al)処理、フッ素樹脂処理、イットリア(Y)コート処理などを施すようにすることもできる。アノードリング33は、電極4の側面を電気的に接地状態にすることで、処理容器2の下部空間における電極4からの放電を防止するために設けられている。
電極4の上面には、被処理物Wが載置される領域を囲うようにしてフォーカスリング34が設けられている。フォーカスリング34は、例えば、シリコン(Si)などから形成され、電極4と絶縁リング5との両方に跨って設けられている。フォーカスリング34は、被処理物Wの周縁近傍のプラズマ生成物を拡散させて処理の面内均一性を向上させるために設けられている。
処理容器2の側壁には、被処理物Wを搬入搬出するための搬入搬出口9が設けられ、気密に閉鎖ができるようにゲート17が設けられている。ゲート17は、O(オー)リングのようなシール部材14を備える扉13を有し、図示しないゲート開閉機構により開閉される。扉13が閉まった時には、シール部材14が搬入搬出口9の壁面に押しつけられ、搬入搬出口9は気密に閉鎖される。
アノードリング33の外側には、遮蔽部12が設けられている。
遮蔽部12には、遮蔽体12a、基部12b、軸12cが設けられている。遮蔽体12aは略円筒状を呈し、処理容器2の内壁に近接させるようにして基部12bに設けられている。基部12bは円板状を呈し、外周部の端面が処理容器2の内壁に近接するような寸法となっている。また、基部12bの内周部の端面がアノードリング33に近接するような寸法となっている。なお、本実施の形態においては、遮蔽体12aを略円筒状、基部12bを略円板状としているが、これに限定されるわけではない。例えば、遮蔽体12aを略角柱状としたり、基部12bを略多角形板としたりすることもできる。
また、基部12bには、その厚み方向を貫通する図示しない通気孔が設けられている。図示しない通気孔は、後述する排出物G1(残余の処理ガスGや残余のプラズマ生成物など)が処理容器2の底面側に排出されるのを容易にするために設けられている。なお、図示しない通気孔は、板状の基部12bに設けられた貫通孔とすることもできるし、基部12bを網目構造とすることで図示しない通気孔を設けるようにすることもできる。また、基部12bを多孔質材料から形成することで図示しない通気孔を設けるようにすることもできる。
遮蔽体12aは、金属(例えば、ステンレスやアルミニウム合金など)などの導電体から形成されている。この場合、プラズマ生成物による損傷を抑制するために、遮蔽体12aの表面に、例えば、フッ素樹脂処理やイットリア(Y)コート処理などを施すようにすることもできる。基部12bは、絶縁材料から形成されている。この場合、プラズマ生成物による損傷を抑制するために、例えば、フッ素樹脂や石英などから形成されるものとすることができる。なお、遮蔽体12aは絶縁体である基部12bを介して設けられることになるので、電気的に絶縁(フローティング)された状態となる。すなわち、導電体から形成され、異常放電抑制手段10を囲うように設けられるとともに電気的に絶縁された遮蔽体12aが設けられている。
軸12cの一端は、基部12bに接続されており、他端は上下に移動する移動手段11に接続されている。軸12cは略円柱状を呈しているがこれに限定されるわけではない。例えば、四角柱や多角柱、円筒状などであってもよい。移動手段11の動力源としては、例えば、モータ、エアシリンダ、油圧シリンダなどを例示することができる。ただし、これらに限定されるわけではなく同様の機能を有する駆動源を適宜選択することができる。遮蔽部12(遮蔽体12a)の上昇端位置と下降端位置は、図示しない検出器からの信号により制御することができるが、タイマなどを用いた時間管理により制御することもできる。
遮蔽部12(遮蔽体12a)の上昇端位置(図1)においては、遮蔽体12aの上部端面と処理容器2の天井部分との間に、わずかに隙間が空くようにすることが好ましい。遮蔽体12aの上部端面と処理容器2の天井部分とが接触すればパーティクルなどの汚染物が発生するおそれがあるからである。また、この時、基部12bの上面(空間3側の面)は、電極4の上面位置と略同一、あるいは、それより低い位置にある。
遮蔽部12(遮蔽体12a)の下降端位置(図2)においては、遮蔽体12aの上部端面の位置は、被処理物Wの搬入搬出を考慮して、電極4の上面位置と略同一、あるいは、若干低い位置にあるようにすることが好ましい。ただし、これに限定されるものではなく、例えば、被処理物Wの受け渡しを行うための図示しない昇降ピンなどが設けられている場合には、被処理物Wの受け渡し位置を考慮して適宜変更することもできる。また、遮蔽部12(遮蔽体12a)の下降端位置においては、基部12bと処理容器2の底部との間に隙間が空くようにすることが好ましい。基部12bと処理容器2の底部とが接触すると、パーティクルなどの汚染物が発生するおそれがあるからである。
遮蔽体12aの内側には、プラズマPを発生させる空間3を囲うように略円筒状を呈する異常放電抑制手段10が設けられている。異常放電抑制手段10は基部12bに設けられ、遮蔽体12aとともに移動するようになっている。なお、遮蔽部12(遮蔽体12a)の上昇端位置(図1)においては、異常放電抑制手段10の上部端面と処理容器2の天井部分との間に、わずかに隙間が空くようにすることが好ましい。異常放電抑制手段10の上部端面と処理容器2の天井部分とが接触すればパーティクルなどの汚染物が発生するおそれがあるからである。
異常放電抑制手段10には、通気部10aが設けられている。通気部10aは、異常放電抑制手段10の内側に位置する空間3から排出される排出物G1を処理容器2の底面側に排出させるために設けられている。すなわち、通気部10aはプラズマPを発生させる空間3からの排出物G1を流通させる。本実施の形態においては、異常放電抑制手段10を半径方向に貫通する孔が通気部10aとして設けられている。すなわち、通気部10aは、一端がプラズマPを発生させる空間3に向けて開口され、他端が遮蔽体12aに向けて開口されている。また、最も下方(処理容器2の底面側)に設けられる通気部10aの位置は、載置された被処理物Wの上面よりは上方(処理容器2の天井側)に設けられている。通気部10aの形状、個数などには特に限定がなく適宜変更することができる。ただし、通気部10aの大きさを余り大きくしすぎると、後述する異常放電の抑制効果が低下するおそれがある。また、余り小さくしすぎると排出物G1の流通が阻害されるおそれがある。そのため、通気部10aの大きさは、異常放電の抑制効果と排出物G1の排出性とを考慮して決定することが好ましい。
また、穴状(例えば、丸穴状など)の通気部10aを放射状に複数設けるようにすることもできるが、異常放電抑制手段10の外周に沿って延設されたスリット状の通気部10aを設けるようにすることもできる。
ここで、プラズマ生成物などによる侵食で通気部10aの大きさが大きくなると異常放電の抑制効果が低下するおそれがある。この場合、スリット状の通気部10aとすれば侵食による寸法変動の影響を軽減することができる。そのため、異常放電の抑制効果が経時的に変動することを抑制することができ、異常放電抑制手段10の寿命を延ばすこともできる。
異常放電抑制手段10は誘電体から形成されている。すなわち、異常放電抑制手段10は、誘電体から形成され、プラズマPを発生させる空間3を囲うように設けられている。誘電体としては、例えば、石英(SiO)、アルミナ(Al)、サファイア、窒化ホウ素(BN)、窒化アルミニウム、酸化イットリウム・アルミニウム・ガーネット(YAG;Yttrium Aluminum Garnet)などからなる群より選ばれた少なくとも1種を含むものとすることができる。
この場合、異常放電抑制手段10が侵食された場合に被処理物Wが汚染されるような物質を排出し難いものとすることがより好ましい。そのようなものとしては、例えば、石英(SiO)などを例示することができる。
次に、プラズマ処理装置1の作用について例示をする。
まず、ゲート17の扉13を図示しないゲート開閉機構により開き、図示しない搬送手段により被処理物W(例えば、ウェーハやガラス基板など)を処理容器2内に搬入する。搬入された被処理物Wは電極4の上面(載置面)に載置され、電極4に内蔵された図示しない静電チャックなどにより保持される。
次に、図示しない搬送手段を処理容器2の外に退避させ、ゲート17の扉13を閉じる。また、移動手段11により遮蔽部12、異常放電抑制手段10を上昇端位置にまで移動させる(図1を参照)。すなわち、移動手段11は、プラズマPを発生させる際にはプラズマPを発生させる空間3が囲まれるように遮蔽部12、異常放電抑制手段10を移動する。
次に、処理容器2内を減圧手段31により所定圧力にまで減圧する。この際、圧力制御器8により処理容器2内の圧力を調整する。また、処理ガス供給手段30から供給され、流量制御弁32により流量調整がされた処理ガスG(例えば、CF、NF、Oなど)が、処理容器2内のプラズマPを発生させる空間3に向けて導入される。
一方、高周波電源6により100KHz〜100MHz程度の高周波電力を電極4に印加する。この際、電極4と処理容器2の天井部分とが平行平板電極を構成するため、電極間に放電が起こりプラズマPが発生する。すなわち、処理容器2内のプラズマPを発生させる空間3にプラズマPが発生する。なお、整合器16に内蔵されている図示しないチューニング回路により反射波を調整することで、プラズマPの制御が行われる。
そして、発生したプラズマPにより処理ガスGが励起、活性化され中性活性種、イオン、電子などのプラズマ生成物が生成される。生成されたプラズマ生成物は、空間3内を下降して被処理物Wの表面に到達し、エッチング処理などのプラズマ処理が行われる。
このとき、電極4の側面部を覆うアノードリング33が電気的に接地状態にあるので、電極4の側面部表面も接地状態にあることになる。これにより、側面部周辺と処理容器2の下部空間におけるプラズマ処理に不必要な放電を抑止することができる。
また、フォーカスリング34により被処理物Wの周縁近傍のプラズマ生成物が拡散される。そのため、プラズマ処理における面内均一性が向上する。
また、本実施の形態においては、誘電体から形成され、プラズマPを発生させる空間3を囲うように異常放電抑制手段10が設けられている。そのため、プラズマポテンシャル(プラズマ電位)が高い部分が処理容器2の内壁側に向けて拡がることが抑制される。また、プラズマポテンシャル(プラズマ電位)が高い部分と、異常放電抑制手段10の外側に位置する接地された処理容器2との間や、異常放電抑制手段10とフォーカスリング34との下方に位置する接地されたアノードリング33などとの間の電位差を低減させることができる。その結果、遮蔽体12と、処理容器2の内壁やアノードリング33などとの間で生じ得る異常放電を抑制することができる。特に近年においては、処理能力を向上させるために大電力を電極4に印加するようになってきている。そのため、異常放電が生じやすくなっているが、本実施の形態によれば大電力を電極4に印加する場合であっても効果的に異常放電を抑制することができる。
図3は、異常放電の抑制効果を例示するための模式グラフ図である。
なお、横軸は電極4に印加する電力を表し、縦軸はプロセス性能(例えば、エッチングレートなど)を表している。また、図中のAは異常放電抑制手段10を設けている場合、Bは異常放電抑制手段10を設けていない場合である。
異常放電抑制手段10を設けていない場合には、図3中のBに示すように、電極4に印加する電力を大きくしていくとプロセス性能(例えば、エッチングレートなど)がかえって低下してしまう。これは、電極4に印加する電力を大きくしすぎると異常放電が生じ、かえってプロセス性能が低下するからである。
一方、異常放電抑制手段10を設けている場合には、図3中のAに示すように、電極4に印加する電力を大きくするほどプロセス性能を向上させることができる。これは、異常放電抑制手段10を設けるようにすれば、大電力を電極4に印加する場合であっても効果的に異常放電を抑制することができるからである。
ここで、プラズマPからの電界は、誘電体から形成された異常放電抑制手段10を透過することになる。しかしながら、導電体から形成された遮蔽体12aが異常放電抑制手段10の外側を囲うように設けられ、その遮蔽体12aは電気的に絶縁(フローティング)されている。そのため、異常放電抑制手段10より漏洩した電界が遮蔽体12aに遮られることにより処理容器2の内壁に到達することが抑制されるので、漏洩した電界による異常放電の発生をも抑制することができる。
プラズマPを発生させる空間3から排出される排出物G1(残余の処理ガスGや残余のプラズマ生成物など)は、通気部10aを介して異常放電抑制手段10の外側に排出される。異常放電抑制手段10の外側に排出された排出物G1は、基部12bに設けられた図示しない通気孔を通って処理容器2の底面側に排出される。そして、処理容器2の底面側に排出された排出物G1は、排気口7から処理容器2の外部に排出される。
本実施の形態においては、異常放電抑制手段10に通気部10aを設けるようにしている。そのため、プラズマPを発生させる空間3を囲うように異常放電抑制手段10を設けるようにしても排出物G1の排出が阻害されることがない。そのため、プラズマ処理における面内均一性が低下したり、堆積物が堆積したりすることを抑制することができる。
プラズマ処理が終了すると、処理容器2内の圧力とゲート17の扉13の外側の圧力とがほぼ等しくなるように、処理容器2内にパージガス(例えば、窒素などの不活性ガスなど)が導入される。この際、処理容器2内の圧力を若干高めにすれば、扉13を開けたときにパーティクルなどの汚染物が処理容器2内に侵入してくるのを抑制することができる。なお、パージガスは図示しないパージガス供給手段から処理ガス導入口15などを介して処理容器2内に導入することができる。
次に、移動手段11により遮蔽部12、異常放電抑制手段10を下降端位置にまで移動させる(図2を参照)。すなわち、移動手段11は、被処理物Wを搬入または搬出する際には、プラズマPを発生させる空間3が開放されるように遮蔽部12、異常放電抑制手段10を移動する。そして、ゲート17の扉13を図示しないゲート開閉機構により開き、図示しない搬送手段によりプラズマ処理が終了した被処理物Wを処理容器2の外部に搬出する。この後、必要があれば、前述のプラズマ処理が繰り返される。
以上例示をしたように、本実施の形態によれば、誘電体から形成され、プラズマPを発生させる空間3を囲うように異常放電抑制手段10を設けているので、プラズマポテンシャル(プラズマ電位)が高い部分が処理容器2の内壁側に向けて拡がることを抑制することができる。そのため、プラズマポテンシャル(プラズマ電位)が高い部分と、処理容器2やアノードリング33などとの間の電位差を低減させることができるので、異常放電を抑制することができる。この場合、処理能力を向上させるために大電力を電極4に印加しても効果的に異常放電を抑制することができる。
また、導電体から形成され、異常放電抑制手段10を囲うように設けられるとともに電気的に絶縁された遮蔽体12aが設けられているので、プラズマPからの電界が処理容器2の内壁にまで到達することを抑制することができる。そのため、異常放電の発生をさらに抑制することができる。
また、異常放電抑制手段10に通気部10aを設けるようにしているので、プラズマPを発生させる空間3を囲うように異常放電抑制手段10を設けるようにしても排出物G1の排出が阻害されることがない。そのため、プラズマ処理における面内均一性が低下したり、堆積物が堆積したりすることを抑制することができる。
図4は、他の実施形態に係る異常放電抑制手段を例示するための模式部分断面図である。すなわち、プラズマPを発生させる空間3を囲うように設けられた異常放電抑制手段の一部分を表す模式部分断面図である。
図4(a)に示すように、誘電体から形成され、プラズマPを発生させる空間3を囲うように異常放電抑制手段20が設けられている。また、異常放電抑制手段20の断面形状は階段状を呈しており、外側(遮蔽体12a側)になるほど高さ寸法が大きくなっている。また、異常放電抑制手段20は基部12bに設けられ、遮蔽体12aとともに移動するようになっている。
異常放電抑制手段20には、通気部20aが設けられている。通気部20aは、異常放電抑制手段20の内側に位置する空間3から排出される排出物G1を処理容器2の底面側に排出させるために設けられている。すなわち、通気部20aはプラズマPを発生させる空間3からの排出物G1を流通させる。
本実施の形態においては、異常放電抑制手段20を軸方向に貫通する孔が通気部20aとして設けられている。そして、階段状断面の側壁には通気部20aの一端が開口され、異常放電抑制手段20の基部12bに面する側の端面には通気部20aの他端が開口されている。すなわち、通気部20aは、一端がプラズマPを発生させる空間に向けて開口され、他端が排気口7に連通する空間に向けて開口されている。通気部20aの形状、個数などには特に限定がなく適宜変更することができる。
本実施の形態においては、異常放電抑制手段20の通気部20aを軸方向に貫通するように設けるようにしている。そのため、通気部20aを介してプラズマPが遮蔽体12a側に拡がることを抑制することができる。
図4(b)に示すように、誘電体から形成され、プラズマPを発生させる空間3を囲うように異常放電抑制手段21が設けられている。また、異常放電抑制手段21は基部12bに設けられ、遮蔽体12aとともに移動するようになっている。
異常放電抑制手段21には、通気部21aが設けられている。通気部21aは、異常放電抑制手段21の内側に位置する空間3から排出される排出物G1を処理容器2の底面側に排出させるために設けられている。本実施の形態においては、異常放電抑制手段21を軸方向に貫通する孔が通気部21aとして設けられている。そして、異常放電抑制手段21の内側側壁には通気部21aの一端が開口され、基部12bに面する側の端面には通気部21aの他端が開口されている。この場合、通気部21aは、屈曲するようにして異常放電抑制手段21の内部に設けられている。すなわち、通気部21aは、一端がプラズマPを発生させる空間に向けて開口され、他端が排気口7に連通する空間に向けて開口されている。通気部21aの形状、個数などには特に限定がなく適宜変更することができる。
本実施の形態においては、異常放電抑制手段21の通気部21aを軸方向に貫通するように設けるようにしている。そのため、通気部21aを介してプラズマPが遮蔽体12a側に拡がることを抑制することができる。
図4(c)に示すように、誘電体から形成され、異常放電抑制手段10と、遮蔽体12aと、の間に設けられた第2の遮蔽体22が備えられている。遮蔽体22は、例えば、略円筒状のものとすることができる。ただし、遮蔽体22の形状はこれに限定されるわけではなく適宜変更することができる。
遮蔽体22は、基部12bに設けられ、遮蔽体12a、異常放電抑制手段10とともに移動するようになっている。また、遮蔽体12aと異常放電抑制手段10との間には隙間23が設けられている。隙間23は、通気部10aを介して異常放電抑制手段10の内側に位置する空間3から排出される排出物G1を処理容器2の底面側に排出させるために設けられている。
本実施の形態においては、異常放電抑制手段10の外側を囲うようにして遮蔽体22を設けるようにしている。そのため、通気部10aを介してプラズマPが遮蔽体12a側に拡がることを抑制することができる。
なお、遮蔽部12(遮蔽体12a)の上昇端位置においては、異常放電抑制手段20、異常放電抑制手段21、遮蔽体22の上部端面と処理容器2の天井部分との間に、わずかに隙間が空くようにすることが好ましい。これらの上部端面と処理容器2の天井部分とが接触すればパーティクルなどの汚染物が発生するおそれがあるからである。
また、通気部20a、通気部21aの大きさを余り大きくしすぎると、異常放電の抑制効果が低下するおそれがある。また、余り小さくしすぎると排出物G1の排出が阻害されるおそれがある。そのため、通気部20a、通気部21aの大きさは、異常放電の抑制効果と排出物G1の排出性とを考慮して決定することが好ましい。
なお、前述した通気部10aと同様に通気部20a、通気部21aをスリット状とすれば、侵食による寸法変動の影響を軽減することができる。そのため、異常放電の抑制効果が経時的に変動することを抑制することができ、異常放電抑制手段20、異常放電抑制手段21の寿命を延ばすこともできる。
異常放電抑制手段20、異常放電抑制手段21、遮蔽体22は誘電体から形成されている。誘電体としては、例えば、石英(SiO)、アルミナ(Al)、サファイア、窒化ホウ素(BN)、窒化アルミニウム、酸化イットリウム・アルミニウム・ガーネット(YAG;Yttrium Aluminum Garnet)などからなる群より選ばれた少なくとも1種を含むものとすることができる。
この場合、異常放電抑制手段20、異常放電抑制手段21、遮蔽体22が侵食された場合に被処理物Wが汚染されるような物質を排出し難いものとすることがより好ましい。そのようなものとしては、例えば、石英(SiO)などを例示することができる。
また、以上に例示をした被処理物Wとしては、例えば、半導体装置のウェーハやフラットパネルディスプレイのガラス基板などを例示することができる。ただし、これらに限定されるわけではなく、プラズマ処理が施される各種の部材を含めることができる。
また、プラズマ処理としては、ウェーハなどのエッチング処理やアッシング処理などを例示することができる。ただし、これらに限定されるわけではなく、例えば、フラットパネルディスプレイの製造におけるパターンのエッチング処理、位相シフトマスクの製造におけるパターンのエッチング処理、太陽電池の製造における反射防止膜のエッチング処理などとすることもできる。また、エッチング処理やアッシング処理のみならず、金属部品の表面硬化処理、プラスチック部品の表面活性化処理、無薬剤殺菌処理など、幅広い技術分野において活用されているプラズマ処理とすることができる。
また、平行平板電極に高周波電力を印加することでプラズマPを発生させる場合を例示したが、これに限定されるわけではない。処理容器2の内部においてプラズマPを発生させるものであればよい。例えば、誘電体から形成された透過窓を介して処理容器2の内部にマイクロ波を導入することでプラズマPを発生させるようなものなどであってもよい。また、コイルに高周波電力を印加してプラズマPを発生させるようなものなどであってもよい。すなわち、プラズマPを発生させる空間3に電磁波を作用させてプラズマPを発生させるプラズマ発生手段であればよい。
以上、本実施の形態について例示をした。しかし、本発明はこれらの記述に限定されるものではない。
前述の実施の形態に関して、当業者が適宜設計変更を加えたものも、本発明の特徴を備えている限り、本発明の範囲に包含される。
例えば、プラズマ処理装置1などが備える各要素の形状、寸法、材質、配置などは、例示をしたものに限定されるわけではなく適宜変更することができる。
また、前述した各実施の形態が備える各要素は、可能な限りにおいて組み合わせることができ、これらを組み合わせたものも本発明の特徴を含む限り本発明の範囲に包含される。
1 プラズマ処理装置、2 処理容器、4 電極、6 高周波電源、7 排気口、10 異常放電抑制手段、10a 通気部、11 移動手段、12 遮蔽部、12a 遮蔽体、12b 基部、12c 軸、20 異常放電抑制手段、20a 通気部、21 異常放電抑制手段、21a 通気部、22、遮蔽体、30 処理ガス供給手段、31 減圧手段、G 処理ガス、G1 排出物、P プラズマ、W 被処理物

Claims (7)

  1. 被処理物を収容し大気圧よりも減圧された雰囲気を維持可能な処理容器と、
    前記処理容器に設けられた排気口を介して前記処理容器内を減圧する減圧手段と、
    前記処理容器内のプラズマを発生させる空間にプラズマを発生させるプラズマ発生手段と、
    前記プラズマを発生させる空間に処理ガスを供給する処理ガス供給手段と、
    誘電体から形成され、前記プラズマを発生させる空間を囲うように設けられた異常放電抑制手段と、
    導電体から形成され、前記異常放電抑制手段を囲うように設けられるとともに電気的に絶縁された第1の遮蔽体と、
    を備えたことを特徴とするプラズマ処理装置。
  2. 前記異常放電抑制手段には、前記プラズマを発生させる空間からの排出物を流通させる通気部が設けられていること、を特徴とする請求項1記載のプラズマ処理装置。
  3. 前記通気部は、一端が前記プラズマを発生させる空間に向けて開口され、他端が前記排気口に連通する空間に向けて開口されていること、を特徴とする請求項2記載のプラズマ処理装置。
  4. 前記通気部は、一端が前記プラズマを発生させる空間に向けて開口され、他端が前記第1の遮蔽体に向けて開口されていること、を特徴とする請求項2記載のプラズマ処理装置。
  5. 誘電体から形成され、前記異常放電抑制手段と、前記第1の遮蔽体と、の間に設けられた第2の遮蔽体をさらに備えたこと、を特徴とする請求項4記載のプラズマ処理装置。
  6. 前記異常放電抑制手段を移動する移動手段を備え、
    前記移動手段は、前記被処理物を搬入または搬出する際には、前記プラズマを発生させる空間が開放されるように前記異常放電抑制手段を移動すること、を特徴とする請求項1〜5のいずれか1つに記載のプラズマ処理装置。
  7. 前記誘電体は、石英(SiO)、アルミナ(Al)、サファイア、窒化ホウ素(BN)、窒化アルミニウム、酸化イットリウム・アルミニウム・ガーネット(YAG;Yttrium Aluminum Garnet)からなる群より選ばれた少なくとも1種を含むこと、を特徴とする請求項1〜6のいずれか1つに記載のプラズマ処理装置。
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