JP2010238114A - 通信システム、サーバ、および通信制御方法 - Google Patents

通信システム、サーバ、および通信制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】先読みリストの自動作成を実現し、開発者の作業負荷を軽減しつつ、ウェブアプリケーション実行処理の高速化・効率化を図る。
【解決手段】サーバ10は、送信要求されたファイル名に対するユーザアクセス情報をウェブアプリケーション毎に生成し保存するアクセス情報生成保存部13と、ウェブアプリケーション毎の先読みリストを生成する先読みリスト生成部14と、あるウェブアプリケーションの先読みリストの要求に対し、当該ウェブアプリケーションの先読みリストを要求元に送信する先読みリスト送信部16と、を備え、先読みリスト生成部14は、対象ユーザからの先読みリストの要求に対し、対象ユーザ以外の他のユーザのユーザアクセス情報より得られる、ファイル毎の送信要求頻度に基づいて、先読みリストに記載すべきファイルを選択し、選択されたファイル名を記載した先読みリストを生成する。
【選択図】図1

Description

本発明は、通信端末およびサーバを含んで構成される通信システム、当該通信システムにて実行される通信制御方法、並びに、当該通信システムを構成するサーバに関する。
通信端末にてアプリケーションを実行中に、当該アプリケーションが、URL(Uniform Resource Locator)で一意に識別されるファイルをネットワーク経由でサーバに要求し、当該ファイルをサーバからダウンロードする処理が一般的に広く行われている。なお、上記のように、実行中に必要になったファイルをネットワーク経由でサーバに要求するアプリケーションは、「ウェブアプリケーション」と一般に呼ばれている。ところが、ファイルをネットワーク経由でサーバから通信端末へダウンロードするには、かなりの処理時間がかかるため、処理の高速化・効率化を図るべく、ウェブアプリケーション実行中に使用することが見込まれるファイルを予めサーバから通信端末へダウンロードしてキャッシュメモリに記憶しておく処理(いわゆる先読みキャッシュ処理)が広く知られている。
先読みキャッシュ処理では、対象とするファイルの識別情報を記載した先読みリストをウェブアプリケーション毎に予め用意しておき、ウェブアプリケーションの起動時などに当該ウェブアプリケーションの先読みリストに基づいて対象のファイルをサーバから通信端末へダウンロードしキャッシュメモリに格納しておくのが一般的であった。
特開2000−250803号公報
しかし、従来は、各ウェブアプリケーションの開発者が、当該ウェブアプリケーションの実行中に頻繁に使用されると見込まれるファイルを予測して、先読みリストを作成しなければならなかった。そのため、先読みリスト作成に要する開発者の作業負荷が大きかった。
また、先読みリストは、開発者による予測に基づいて作成されるため、ウェブアプリケーション実行中に実際に頻繁に使用されるファイルと先読みリストに記載されたファイルとが一致せず、両者が乖離しているケースも想定され、かかる場合、当該ウェブアプリケーションの実行処理は高速化・効率化が困難となっていた。
本発明は、上記課題を解決するために成されたものであり、先読みリストの自動作成を実現し、ウェブアプリケーション開発者の作業負荷を軽減しつつ、ウェブアプリケーションの実行処理の高速化・効率化を図ることを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明に係る通信システムは、ウェブアプリケーションの実行時に使用される複数のファイルを保存し管理しているサーバと、ネットワークを介して前記サーバと接続可能とされた1つ以上の通信端末と、を含んで構成される通信システムであって、前記通信端末は、キャッシュメモリと、ウェブアプリケーションの起動時および実行中の所定タイミングで、前記ウェブアプリケーション実行のために先読みすべきファイル名を記載した先読みリストを前記サーバに要求する先読みリスト要求部と、前記ウェブアプリケーションの先読みリストを前記サーバから受信し保存する先読みリスト受信保存部と、前記先読みリストに記載されたファイルの送信要求を前記サーバに送信する先読みファイル要求部と、前記先読みファイル要求部による送信要求に対しサーバから送信されたファイルを受信し前記キャッシュメモリに格納する先読みファイル受信格納部と、前記ウェブアプリケーションの実行中に前記ウェブアプリケーションから要求されたファイルが前記キャッシュメモリに保存されているか否かを判定する判定部と、前記要求されたファイルが保存されている場合、前記要求されたファイルを前記キャッシュメモリから読み出して前記ウェブアプリケーションに渡し、前記要求されたファイルが保存されていない場合、前記要求されたファイルの送信要求を前記サーバに送信し、前記要求されたファイルを前記サーバから受信して前記キャッシュメモリに格納するとともに前記ウェブアプリケーションに渡すキャッシュ制御部と、を備え、前記サーバは、前記通信端末からファイルの送信要求を受信する受信部と、送信要求された前記ファイルを要求元の通信端末に送信する送信部と、受信された複数の通信端末からの送信要求に基づいて、送信要求されたファイル名に対するユーザアクセス情報をウェブアプリケーション毎に生成し保存するアクセス情報生成保存部と、保存された前記ユーザアクセス情報に基づいて、ウェブアプリケーション毎の先読みリストを生成する先読みリスト生成部と、生成されたウェブアプリケーション毎の先読みリストを保存する保存部と、あるウェブアプリケーションについての先読みリストを前記通信端末から要求された場合、当該ウェブアプリケーションについての先読みリストを前記保存部から読み出し、前記通信端末に送信する先読みリスト送信部と、を備えることを特徴とする。
また、別の態様として、通信端末のユーザを特定するためのユーザIDを用いる以下の通信システムも、上記の目的を達成するために有効である。即ち、本発明に係る通信システムは、ウェブアプリケーションの実行時に使用される複数のファイルを保存し管理しているサーバと、ネットワークを介して前記サーバと接続可能とされた1つ以上の通信端末と、を含んで構成される通信システムであって、前記通信端末は、キャッシュメモリと、ウェブアプリケーションの起動時および実行中の所定タイミングで、前記ウェブアプリケーション実行のために先読みすべきファイル名を記載した先読みリストを前記サーバに要求する先読みリスト要求部と、前記ウェブアプリケーションの先読みリストを前記サーバから受信し保存する先読みリスト受信保存部と、前記先読みリストに記載されたファイルの送信要求をユーザIDとともに前記サーバに送信する先読みファイル要求部と、前記先読みファイル要求部による送信要求に対しサーバから送信されたファイルを受信し前記キャッシュメモリに格納する先読みファイル受信格納部と、前記ウェブアプリケーションの実行中に前記ウェブアプリケーションから要求されたファイルが前記キャッシュメモリに保存されているか否かを判定する判定部と、前記要求されたファイルが保存されている場合、前記要求されたファイルを前記キャッシュメモリから読み出して前記ウェブアプリケーションに渡し、前記要求されたファイルが保存されていない場合、前記要求されたファイルの送信要求をユーザIDとともに前記サーバに送信し、前記要求されたファイルを前記サーバから受信して前記キャッシュメモリに格納するとともに前記ウェブアプリケーションに渡すキャッシュ制御部と、を備え、前記サーバは、前記通信端末からファイルの送信要求およびユーザIDを受信する受信部と、送信要求された前記ファイルを要求元の通信端末に送信する送信部と、受信された複数の通信端末からの送信要求に基づいて、ユーザIDと送信要求されたファイル名とを対応付けたユーザアクセス情報をウェブアプリケーション毎に生成し保存するアクセス情報生成保存部と、保存された前記ユーザアクセス情報に基づいて、ウェブアプリケーション毎の先読みリストを生成する先読みリスト生成部と、生成されたウェブアプリケーション毎の先読みリストを保存する保存部と、あるウェブアプリケーションについての先読みリストを前記通信端末から要求された場合、当該ウェブアプリケーションについての先読みリストを前記保存部から読み出し、前記通信端末に送信する先読みリスト送信部と、を備えることを特徴とする。
上記の通信システムでは、サーバは、先読みリスト生成部を備え、この先読みリスト生成部により、ユーザアクセス情報に基づいてウェブアプリケーション毎の先読みリストを自動的に生成する。先読みリストの生成手法については、以下のように、さまざまなバリエーションがある。
例えば、先読みリスト生成部は、ある対象ユーザからの先読みリストの要求に対し、当該対象ユーザ以外の他のユーザのユーザアクセス情報より得られる、ファイル毎の送信要求頻度に基づいて、先読みリストに記載すべきファイルを選択し、選択されたファイル名を記載した先読みリストを生成することができる。
また、先読みリスト生成部は、ある対象ユーザからの先読みリストの要求に対し、当該対象ユーザ以外の他のユーザのうち、ユーザアクセス情報より得られるアクセス傾向が、所定基準に照らし対象ユーザのアクセス傾向に類似した1人以上の他のユーザを特定し、当該類似した1人以上の他のユーザについてのファイル毎の送信要求頻度に基づいて、先読みリストに記載すべきファイルを選択し、選択されたファイル名を記載した先読みリストを生成することができる。
さらに、先読みリスト生成部は、ある対象ユーザからの先読みリストの要求に対し、当該対象ユーザの過去のユーザアクセス情報より得られる、ファイル毎の送信要求頻度に基づいて、先読みリストに記載すべきファイルを選択し、選択されたファイル名を記載した先読みリストを生成することができる。
ところで、上記のような通信システムに係る発明は、サーバに係る発明として捉えることもでき、以下のように記述することができる。
本発明に係るサーバは、ウェブアプリケーションの実行時に使用される複数のファイルを保存し管理しているサーバであって、通信端末からファイルの送信要求を受信する受信部と、送信要求された前記ファイルを要求元の通信端末に送信する送信部と、受信された複数の通信端末からの送信要求に基づいて、送信要求されたファイル名に対するユーザアクセス情報をウェブアプリケーション毎に生成し保存するアクセス情報生成保存部と、保存された前記ユーザアクセス情報に基づいて、ウェブアプリケーション毎の先読みリストを生成する先読みリスト生成部と、生成されたウェブアプリケーション毎の先読みリストを保存する保存部と、あるウェブアプリケーションについての先読みリストを前記通信端末から要求された場合、当該ウェブアプリケーションについての先読みリストを前記保存部から読み出し、前記通信端末に送信する先読みリスト送信部と、を備えることを特徴とする。
また、別の態様として、通信端末のユーザを特定するためのユーザIDを用いる以下のサーバも、上記の目的を達成するために有効である。即ち、本発明に係るサーバは、ウェブアプリケーションの実行時に使用される複数のファイルを保存し管理しているサーバであって、通信端末からファイルの送信要求およびユーザIDを受信する受信部と、送信要求された前記ファイルを要求元の通信端末に送信する送信部と、受信された複数の通信端末からの送信要求に基づいて、ユーザIDと送信要求されたファイル名とを対応付けたユーザアクセス情報をウェブアプリケーション毎に生成し保存するアクセス情報生成保存部と、保存された前記ユーザアクセス情報に基づいて、ウェブアプリケーション毎の先読みリストを生成する先読みリスト生成部と、生成されたウェブアプリケーション毎の先読みリストを保存する保存部と、あるウェブアプリケーションについての先読みリストを前記通信端末から要求された場合、当該ウェブアプリケーションについての先読みリストを前記保存部から読み出し、前記通信端末に送信する先読みリスト送信部と、を備えることを特徴とする。
上述したサーバが備えた先読みリスト生成部による先読みリストの生成手法については、以下のように、さまざまなバリエーションがある。
例えば、先読みリスト生成部は、ある対象ユーザからの先読みリストの要求に対し、当該対象ユーザ以外の他のユーザのユーザアクセス情報より得られる、ファイル毎の送信要求頻度に基づいて、先読みリストに記載すべきファイルを選択し、選択されたファイル名を記載した先読みリストを生成することができる。
また、先読みリスト生成部は、ある対象ユーザからの先読みリストの要求に対し、当該対象ユーザ以外の他のユーザのうち、ユーザアクセス情報より得られるアクセス傾向が、所定基準に照らし対象ユーザのアクセス傾向に類似した1人以上の他のユーザを特定し、当該類似した1人以上の他のユーザについてのファイル毎の送信要求頻度に基づいて、先読みリストに記載すべきファイルを選択し、選択されたファイル名を記載した先読みリストを生成することができる。
さらに、先読みリスト生成部は、ある対象ユーザからの先読みリストの要求に対し、当該対象ユーザの過去のユーザアクセス情報より得られる、ファイル毎の送信要求頻度に基づいて、先読みリストに記載すべきファイルを選択し、選択されたファイル名を記載した先読みリストを生成することができる。
ところで、上記のようなサーバに係る発明は、サーバにより実行される通信制御方法に係る発明として捉えることもでき、以下のように記述することができる。
本発明に係る通信制御方法は、ウェブアプリケーションの実行時に使用される複数のファイルを保存し管理しているサーバ、により実行される通信制御方法であって、通信端末からファイルの送信要求を受信する受信ステップと、送信要求された前記ファイルを要求元の通信端末に送信する送信ステップと、受信された複数の通信端末からの送信要求に基づいて、送信要求されたファイル名に対するユーザアクセス情報をウェブアプリケーション毎に生成し保存するアクセス情報生成保存ステップと、保存された前記ユーザアクセス情報に基づいて、ウェブアプリケーション毎の先読みリストを生成する先読みリスト生成ステップと、生成されたウェブアプリケーション毎の先読みリストを保存する保存ステップと、あるウェブアプリケーションについての先読みリストを前記通信端末から要求された場合、前記保存ステップで保存された前記ウェブアプリケーションについての先読みリストを読み出し、前記通信端末に送信する先読みリスト送信ステップと、を備えることを特徴とする。
また、別の態様として、通信端末のユーザを特定するためのユーザIDを用いる以下の通信制御方法も、上記の目的を達成するために有効である。即ち、本発明に係る通信制御方法は、ウェブアプリケーションの実行時に使用される複数のファイルを保存し管理しているサーバ、により実行される通信制御方法であって、通信端末からファイルの送信要求およびユーザIDを受信する受信ステップと、送信要求された前記ファイルを要求元の通信端末に送信する送信ステップと、受信された複数の通信端末からの送信要求に基づいて、ユーザIDと送信要求されたファイル名とを対応付けたユーザアクセス情報をウェブアプリケーション毎に生成し保存するアクセス情報生成保存ステップと、保存された前記ユーザアクセス情報に基づいて、ウェブアプリケーション毎の先読みリストを生成する先読みリスト生成ステップと、生成されたウェブアプリケーション毎の先読みリストを保存する保存ステップと、あるウェブアプリケーションについての先読みリストを前記通信端末から要求された場合、前記保存ステップで保存された前記ウェブアプリケーションについての先読みリストを読み出し、前記通信端末に送信する先読みリスト送信ステップと、を備えることを特徴とする。
以上説明した本発明に係る通信システム、サーバ、通信制御方法によれば、サーバにおいて、ユーザアクセス情報に基づいてウェブアプリケーション毎の先読みリストを自動的に生成することができ、これにより、ウェブアプリケーション開発者の作業負荷を軽減しつつ、ウェブアプリケーションの実行処理の高速化・効率化を図ることができる。
本発明によれば、先読みリストの自動作成を実現し、ウェブアプリケーション開発者の作業負荷を軽減しつつ、ウェブアプリケーションの実行処理の高速化・効率化を図ることができる。
第1〜第3実施形態のシステム構成図である。 サーバおよび通信端末のハードウェア構成図である。 第1実施形態の通信システムで実行される処理を示す流れ図である。 図3の処理を説明するための図である。 第2実施形態の通信システムで実行される処理を示す流れ図である。 図5の処理を説明するための図である。 第3実施形態の通信システムで実行される処理の前半を示す流れ図である。 第3実施形態の通信システムで実行される処理の後半を示す流れ図である。 図7と図8の処理を説明するための図である。
以下、図面を参照して、本発明に係る実施形態1〜3を順に説明する。
[実施形態1]
実施形態1では、対象ユーザ以外の他のユーザのユーザアクセス情報より得られる、ファイル毎の送信要求頻度に基づいて先読みリストを生成する形態を説明する。なお、以下では、通信端末のユーザを特定するためのユーザIDを用いるケースを例示する(実施形態2、3も同様)。
図1に示すように、実施形態1に係る通信システム1は、莫大な量のファイルを記憶・管理するサーバ10と、通信端末30と、を含んで構成され、これらはネットワーク20を介して相互に接続可能とされている。
まず、通信端末30の構成について説明する。通信端末30は、キャッシュメモリ31、先読みリスト要求部32、先読みリスト受信保存部33、先読みファイル要求部34、先読みファイル受信格納部35、判定部36、およびキャッシュ制御部37を備える。
このうち、先読みリスト要求部32は、ウェブアプリケーションの起動時および実行中の所定タイミングで、ウェブアプリケーション実行のために先読みすべきファイル名を記載した先読みリストをサーバ10に要求する。先読みリスト受信保存部33は、ウェブアプリケーションの先読みリストをサーバ10から受信し保存する。先読みファイル要求部34は、先読みリストに記載されたファイルの送信要求をユーザIDとともにサーバ10に送信する。
先読みファイル受信格納部35は、先読みファイル要求部34による送信要求に対しサーバ10から送信されたファイルを受信しキャッシュメモリ31に格納する。判定部36は、ウェブアプリケーションの実行中に当該ウェブアプリケーションから要求されたファイルがキャッシュメモリ31に保存されているか否かを判定する。
キャッシュ制御部37は、実行中のウェブアプリケーションから要求されたファイルを当該ウェブアプリケーションに渡す。より具体的には、判定部36による判定で要求されたファイルがキャッシュメモリ31に保存されている場合、キャッシュ制御部37は、要求されたファイルをキャッシュメモリ31から読み出してウェブアプリケーションに渡す。一方、判定部36による判定で要求されたファイルがキャッシュメモリ31に保存されていない場合、キャッシュ制御部37は、要求されたファイルの送信要求をユーザIDとともにサーバ10に送信し、当該要求されたファイルをサーバ10から受信してキャッシュメモリ31に格納するとともにウェブアプリケーションに渡す。
なお、図2(b)には、通信端末30のハードウェア構成の一例を示す。通信端末30は、ハードウェア構成として、CPU30Aと、RAM30Bと、ROM30Cと、入力デバイスであるキーボードやマウス等の入力装置30Dと、外部装置との通信を行う通信装置30Eと、キャッシュメモリ30Fと、出力デバイスであるディスプレイやプリンタ等の出力装置30Gとを備え、特別なハードウェア構成を必要とするものではない。前述した通信端末30の各機能ブロックの機能は、RAM30B等に所定のプログラムを読み込ませ、CPU30Aの制御の下で入力装置30D、通信装置30E、出力装置30Gを動作させ、キャッシュメモリ30F等に対しデータの読み書きを行うことで実行される。このような通信端末30のハードウェア構成は、後述する実施形態2、3でも同様である。
次に、サーバ10の構成について説明する。図1に示すように、サーバ10は、莫大な量のファイルを記憶したファイルデータベース17と、ファイルデータベース17へのファイル入出力を管理するファイル管理部18と、通信端末30からのファイル要求等を受信する受信部11と、要求されたファイルを通信端末30へ送信する送信部12と、アクセス情報生成保存部13と、先読みリスト生成部14と、保存部15と、先読みリスト送信部16と、を備える。
このうち、アクセス情報生成保存部13は、受信された複数の通信端末からの送信要求に基づいて、ユーザIDと送信要求されたファイル名とを対応付けたユーザアクセス情報をウェブアプリケーション毎に生成し保存する。先読みリスト生成部14は、保存されたユーザアクセス情報に基づいて、ウェブアプリケーション毎の先読みリストを生成する。前述したように実施形態1では、先読みリスト生成部14は、対象ユーザ以外の他のユーザのユーザアクセス情報より得られる、ファイル毎の送信要求頻度に基づいて先読みリストを生成する。
保存部15は、生成されたウェブアプリケーション毎の先読みリストを保存する。先読みリスト送信部16は、あるウェブアプリケーションについての先読みリストを通信端末30から要求された場合、当該ウェブアプリケーションについての先読みリストを保存部15から読み出して通信端末30に送信する。
なお、図2(a)には、サーバ10のハードウェア構成の一例を示す。サーバ10は、ハードウェア構成として、CPU10Aと、RAM10Bと、ROM10Cと、入力デバイスであるキーボードやマウス等の入力装置10Dと、外部装置との通信を行う通信装置10Eと、莫大な量のファイルを記憶するための補助記憶装置10Fと、出力デバイスであるディスプレイやプリンタ等の出力装置10Gとを備え、特別なハードウェア構成を必要とするものではない。前述したサーバ10の各機能ブロックの機能は、RAM10B等に所定のプログラムを読み込ませ、CPU10Aの制御の下で入力装置10D、通信装置10E、出力装置10Gを動作させ、補助記憶装置10F等に対しデータの読み書きを行うことで実行される。このようなサーバ10のハードウェア構成は、後述する実施形態2、3でも同様である。
続いて、図3を用いて、第1実施形態の通信システム1において実行される処理について説明する。ここでは、ユーザAの通信端末(以下「端末A」と称する)、ユーザBの通信端末(以下「端末B」と称する)、ユーザCの通信端末(以下「端末C」と称する)が、順にサーバ10に対し先読みリストを要求する状況において、サーバ10の先読みリスト生成部14が、ユーザA、Bのユーザアクセス情報より得られるファイル毎の送信要求頻度に基づいてユーザC向けの先読みリストを生成するケースを説明する。なお、図3では、ウェブアプリケーションを「アプリ」と略記している。
最初に、端末Aにおいて、あるウェブアプリケーション(以下「対象ウェブアプリケーション」という)が起動され、先読みリスト要求部32が、対象ウェブアプリケーション実行のために先読みすべきファイル名を記載した先読みリストをサーバ10に要求する(図3のステップT1)。
サーバ10では、受信部11が上記要求を受信すると(ステップS1)、先読みリスト送信部16が対象ウェブアプリケーションの先読みリストを保存部15から読み出して端末Aへ送信する。ただし、ここでは、対象ウェブアプリケーションの先読みリストが保存部15に保存されていないものとする。したがって、先読みリスト送信部16は、空の先読みリストを端末Aへ送信する(ステップS2)。
端末Aでは、先読みリスト受信保存部33が空の先読みリストを受信すると(ステップT2)、受信した先読みリストが空であるので、この時点では先読みすべきファイルの要求は行われない。
その後、実行中の対象ウェブアプリケーションがファイルを要求すると、判定部36は、要求されたファイルがキャッシュメモリ31に保存されているか否かを判定する(ステップT3)。もし、要求されたファイルがキャッシュメモリ31に保存されていれば、キャッシュ制御部37が、当該ファイルをキャッシュメモリ31から読み出して対象ウェブアプリケーションに渡す(ステップT6)。但し、ここでは、要求されたファイルが、ダウンロード元のアドレスがURL1であるファイル(以下「URL1のファイル」と称する)と、ダウンロード元のアドレスがURL2であるファイル(以下「URL2のファイル」と称する)の2つであり、これらはキャッシュメモリ31に保存されていないものとする。よって、ステップT3で保存されていないと判定され、キャッシュ制御部37は、要求されたファイル(URL1、2のファイル)の送信要求をユーザAのユーザIDとともにサーバ10に送信する(ステップT4)。
サーバ10では、受信部11が上記送信要求を受信すると(ステップS3)、ファイル管理部18が上記URL1、2のファイルをファイルデータベース17から読み出して端末Aへ送信する(ステップS4)。そして、アクセス情報生成保存部13は、上記送信要求に基づいて、ユーザID(ユーザA)と、送信要求されたファイル名(ここでは識別のために便宜上、ダウンロード元のアドレスである「URL1」、「URL2」を用いる)とを対応付けたユーザアクセス情報を生成し保存する(ステップS5)。例えば、図4(a)に示すように「ユーザA」と、「URL1」および「URL2」とを対応付けたユーザアクセス情報が生成され保存される。
端末Aでは、キャッシュ制御部37が、要求したファイル(URL1、2のファイル)をサーバ10から受信し、これらURL1、2のファイルをキャッシュメモリ31に格納するとともに、実行中のウェブアプリケーションに渡す(ステップT5)。
次に、端末Bとサーバ10との間でも、上述したステップT1〜T6、S1〜S5の処理が同様に実行される。ここでは重複した説明は省略する。ただし、端末Bで実行中の同じウェブアプリケーション(対象ウェブアプリケーション)は、URL1、2のファイルに加え、URL3のファイルも要求したとする。したがって、ステップS5では、アクセス情報生成保存部13は、端末Bからの送信要求に基づいて、ユーザID(ユーザB)と、送信要求されたファイル名(URL1、URL2、URL3)とを対応付けたユーザアクセス情報を生成し保存する。例えば、図4(b)に示すように「ユーザA」と、「URL1」、「URL2」および「URL3」とを対応付けたユーザアクセス情報が生成され保存される。
以上の結果、図4(b)に示すように、対象ウェブアプリケーションに関するユーザアクセス情報として、複数ユーザ(ユーザA、B)についてのユーザアクセス情報が保存されるに至った。
そこで、サーバ10では、先読みリスト生成部14が、複数ユーザのユーザアクセス情報より得られる、ファイル毎の送信要求頻度に基づいて先読みリストを生成する(ステップS6)。ここでは、説明をわかりやすくするために、先読みリスト生成部14は、複数ユーザ全員から送信要求があったファイル(図4(c)に太線で囲んだURL1、2)を、先読みリストに記載すべきファイルとして選択し、選択したファイル(URL1、2)を記載した先読みリストを生成する。そして、生成された先読みリストは、保存部15により保存される(ステップS7)。
その後、端末Cにおいて、対象ウェブアプリケーションが起動され、先読みリスト要求部32が、対象ウェブアプリケーション実行のための先読みリストをサーバ10に要求する(ステップT7)。
サーバ10では、受信部11が上記要求を受信すると(ステップS8)、先読みリスト送信部16が対象ウェブアプリケーションの先読みリスト(即ち、URL1、2が記載された先読みリスト)を保存部15から読み出して端末Cへ送信する(ステップS9)。
端末Cでは、先読みリスト受信保存部33が上記先読みリストを受信し保存する(ステップT8)。今回は、空の先読みリストではないので、以下のように、先読みすべきファイルの要求が行われる。即ち、先読みファイル要求部34が、上記の先読みリストに記載されたファイル(ここでは、URL1、2)の送信要求をユーザID(ユーザC)とともにサーバ10に送信する(ステップT9)。
サーバ10では、受信部11が上記送信要求を受信すると(ステップS10)、ファイル管理部18が、送信要求された上記URL1、2のファイルをファイルデータベース17から読み出して端末Cへ送信する(ステップS11)。
端末Cでは、先読みファイル受信格納部35が、先読みファイル要求部34による送信要求に対しサーバ10から送信されてきたファイル(URL1、2のファイル)を受信しキャッシュメモリ31に格納する(ステップT10)。
以上説明した実施形態1によれば、ユーザCからみると、他のユーザA、Bのユーザアクセス情報より得られる、ファイル毎の送信要求頻度に基づいて先読みリストを自動的に生成することができる。また、端末Cは、生成された先読みリスト、および、当該先読みリストに記載されたファイルを自動的に受信し保存することができる。
[実施形態2]
実施形態2では、対象ユーザの過去のユーザアクセス情報より得られる、ファイル毎の送信要求頻度に基づいて先読みリストを生成する形態を説明する。
実施形態2における通信システムの構成、サーバおよび通信端末の構成は、実施形態1の構成(図1)と同様であるので、ここでは説明を省略する。
ただし、サーバ10の先読みリスト生成部14は、対象ユーザの過去のユーザアクセス情報より得られる、ファイル毎の送信要求頻度に基づいて先読みリストを生成する。この点が実施形態1とは異なる。
続いて、図5を用いて、第2実施形態の通信システム1において実行される処理について説明する。ここでは、ユーザAの通信端末30(以下「端末A」という)において、同じウェブアプリケーション(対象ウェブアプリケーション)の起動時又はその実行中の所定タイミングに、計3回にわたり、サーバ10に対し先読みリストを要求する状況を想定する。その状況でサーバ10の先読みリスト生成部14が、ユーザAに関する過去2回のユーザアクセス情報より得られる、ファイル毎の送信要求頻度に基づいて、先読みリストを生成するケースを説明する。なお、図5では、ウェブアプリケーションを「アプリ」と略記している。
最初に、端末Aにおいて、対象ウェブアプリケーションが起動され、先読みリスト要求部32が、対象ウェブアプリケーション実行のために先読みすべきファイル名を記載した先読みリストをサーバ10に要求する(図5のステップT21)。
サーバ10では、受信部11が上記要求を受信すると(ステップS21)、先読みリスト送信部16が対象ウェブアプリケーションの先読みリストを保存部15から読み出して端末Aへ送信する。ただし、ここでは、対象ウェブアプリケーションの先読みリストが保存部15に保存されていないものとする。したがって、先読みリスト送信部16は、空の先読みリストを端末Aへ送信する(ステップS22)。
端末Aでは、先読みリスト受信保存部33が空の先読みリストを受信すると(ステップT22)、受信した先読みリストが空であるので、この時点では先読みすべきファイルの要求は行われない。
その後、実行中の対象ウェブアプリケーションがファイルを要求すると、判定部36は、要求されたファイルがキャッシュメモリ31に保存されているか否かを判定する(ステップT23)。もし、要求されたファイルがキャッシュメモリ31に保存されていれば、キャッシュ制御部37が、当該ファイルをキャッシュメモリ31から読み出して対象ウェブアプリケーションに渡す(ステップT26)。但し、ここでは、要求されたファイルが、ダウンロード元のアドレスがURL1であるファイル(URL1のファイル)と、ダウンロード元のアドレスがURL2であるファイル(URL2のファイル)と、ダウンロード元のアドレスがURL3であるファイル(URL3のファイル)の3つであり、これらはキャッシュメモリ31に保存されていないものとする。よって、ステップT23で保存されていないと判定され、キャッシュ制御部37は、要求されたファイル(URL1、2、3のファイル)の送信要求をユーザAのユーザIDとともにサーバ10に送信する(ステップT24)。
サーバ10では、受信部11が上記送信要求を受信すると(ステップS23)、ファイル管理部18が上記URL1、2、3のファイルをファイルデータベース17から読み出して端末Aへ送信する(ステップS24)。そして、アクセス情報生成保存部13は、上記送信要求に基づいて、ユーザIDおよび要求回数と、送信要求されたファイル名(ここでは識別のために便宜上、ダウンロード元のアドレスである「URL1」、「URL2」、「URL3」を用いる)とを対応付けたユーザアクセス情報を生成し保存する(ステップS25)。例えば、図6(a)に示すように「ユーザA(1回目)」と、「URL1」、「URL2」および「URL3」とを対応付けたユーザアクセス情報が生成され保存される。
端末Aでは、キャッシュ制御部37が、要求したファイル(URL1、2、3のファイル)をサーバ10から受信し、これらURL1、2、3のファイルをキャッシュメモリ31に格納するとともに、実行中のウェブアプリケーションに渡す(ステップT25)。
次に、しばらく時間が経過して、端末Aにおいて、対象ウェブアプリケーションが再度起動されたケースを想定する。このとき、端末Aの先読みリスト要求部32が、対象ウェブアプリケーションに関する先読みリストをサーバ10に再度要求する(図5のステップT21)。以後、上述したステップS21〜S25、T22〜T26の処理が同様に実行される。ここでは重複した説明は省略する。
ただし、2回目は、対象ウェブアプリケーションが、URL2、3、4のファイルを要求したとする。したがって、ステップS25では、アクセス情報生成保存部13は、端末Aからの2回目の送信要求に基づいて、ユーザIDおよび要求回数と、送信要求されたファイル名とを対応付けたユーザアクセス情報を生成し保存する。例えば、図6(b)に示すように「ユーザA(2回目)」と、「URL2」、「URL3」および「URL4」とを対応付けたユーザアクセス情報が生成され保存される。
以上の結果、図6(b)に示すように、対象ウェブアプリケーションに関するユーザアクセス情報として、ユーザAの1回目と2回目についてのユーザアクセス情報が保存されるに至った。
そこで、サーバ10では、先読みリスト生成部14が、ユーザAの複数回にわたるユーザアクセス情報より得られる、ファイル毎の送信要求頻度に基づいて先読みリストを生成する(ステップS26)。ここでは、説明をわかりやすくするために、先読みリスト生成部14は、複数回の送信要求に共通するファイル(図6(c)に太線で囲んだURL2、3)を、先読みリストに記載すべきファイルとして選択し、選択したファイル(URL2、3)を記載した先読みリストを生成する。そして、生成された先読みリストは、保存部15により保存される(ステップS27)。
その後、端末Aにおいて、対象ウェブアプリケーションが再度起動され、先読みリスト要求部32が、対象ウェブアプリケーション実行のための先読みリストをサーバ10に再度要求する(ステップT27)。
サーバ10では、受信部11が上記要求を受信すると(ステップS28)、先読みリスト送信部16が対象ウェブアプリケーションの先読みリスト(即ち、URL2、3が記載された先読みリスト)を保存部15から読み出して端末Aへ送信する(ステップS29)。
端末Aでは、先読みリスト受信保存部33が上記先読みリストを受信し保存する(ステップT28)。今回は、空の先読みリストではないので、以下のように、先読みすべきファイルの要求が行われる。即ち、先読みファイル要求部34が、上記の先読みリストに記載されたファイル(ここでは、URL2、3)の送信要求をユーザID(ユーザA)とともにサーバ10に送信する(ステップT29)。
サーバ10では、受信部11が上記送信要求を受信すると(ステップS30)、ファイル管理部18が、送信要求された上記URL2、3のファイルをファイルデータベース17から読み出して端末Aへ送信する(ステップS31)。
端末Aでは、先読みファイル受信格納部35が、先読みファイル要求部34による送信要求に対しサーバ10から送信されてきたファイル(URL2、3のファイル)を受信しキャッシュメモリ31に格納する(ステップT30)。
以上説明した実施形態2によれば、同じユーザAの過去のユーザアクセス情報より得られる、ファイル毎の送信要求頻度に基づいて先読みリストを自動的に生成することができる。また、端末Aは、生成された先読みリスト、および、当該先読みリストに記載されたファイルを自動的に受信し保存することができる。
[実施形態3]
実施形態3では、類似ユーザ(アクセス傾向が対象ユーザに類似した他のユーザ)に関するファイル毎の送信要求頻度に基づいて先読みリストを生成する形態を説明する。
実施形態3における通信システムの構成、サーバおよび通信端末の構成は、実施形態1の構成(図1)と同様であるので、ここでは説明を省略する。
ただし、サーバ10の先読みリスト生成部14は、類似ユーザ(アクセス傾向が対象ユーザに類似した他のユーザ)に関するファイル毎の送信要求頻度に基づいて先読みリストを生成する。この点が上記実施形態1、2とは異なる。
続いて、図7、図8を用いて、第3実施形態の通信システム1において実行される処理について説明する。ここでは、既に、ユーザAの通信端末(端末A)、ユーザBの通信端末(端末B)、ユーザCの通信端末(端末C)が、順にサーバ10に対しファイルの送信要求を行い、図9(a)に示すユーザアクセス情報がサーバ10のアクセス情報生成保存部13により生成され保存されているものとする。かかる状況において、ユーザDの通信端末(端末D)において同じウェブアプリケーション(対象ウェブアプリケーション)が起動され、端末Dがサーバ10に対し先読みリストを要求し、そして、サーバ10の先読みリスト生成部14が、ユーザDの類似ユーザ(アクセス傾向がユーザDに類似した他のユーザ)に関するファイル毎の送信要求頻度に基づいて先読みリストを生成するケースを説明する。なお、図7、図8では、ウェブアプリケーションを「アプリ」と略記している。
まず、端末Dにおいて、対象ウェブアプリケーションが起動され、先読みリスト要求部32が、対象ウェブアプリケーション実行のために先読みすべきファイル名を記載した先読みリストをサーバ10に要求する(図7のステップT41)。
サーバ10では、受信部11が上記要求を受信すると(ステップS41)、先読みリスト送信部16が対象ウェブアプリケーションの先読みリストを保存部15から読み出して端末Dへ送信する。ただし、ここでは、対象ウェブアプリケーションの先読みリストが保存部15に保存されていないものとする。したがって、先読みリスト送信部16は、空の先読みリストを端末Dへ送信する(ステップS42)。
端末Dでは、先読みリスト受信保存部33が空の先読みリストを受信すると(ステップT42)、受信した先読みリストが空であるので、この時点では先読みすべきファイルの要求は行われない。
その後、実行中の対象ウェブアプリケーションが、ダウンロード元のアドレスがURL1であるファイル(以下「URL1のファイル」又は「ファイル1」と称する)を要求したとする。ここで判定部36は、要求されたファイル1がキャッシュメモリ31に保存されているか否かを判定する(ステップT43)。もし、ファイル1がキャッシュメモリ31に保存されていれば、キャッシュ制御部37が、当該ファイル1をキャッシュメモリ31から読み出して対象ウェブアプリケーションに渡す(ステップT46)。但し、ここでは、ファイル1がキャッシュメモリ31に保存されていないものとする。よって、ステップT43で保存されていないと判定され、キャッシュ制御部37は、ファイル1の送信要求をユーザDのユーザIDとともにサーバ10に送信する(ステップT44)。
サーバ10では、受信部11が上記送信要求を受信すると(ステップS43)、ファイル管理部18がファイル1をファイルデータベース17から読み出して端末Dへ送信する(ステップS44)。そして、アクセス情報生成保存部13は、上記送信要求に基づいて、ユーザID(ユーザD)と、送信要求されたファイル名(ファイル1)とを対応付けたユーザアクセス情報を生成し保存する(ステップS45)。例えば、図9(b)に示すように「ユーザD」と、ファイル1に相当する「URL1」とを対応付けたユーザアクセス情報が生成され保存される。
端末Dでは、キャッシュ制御部37が、ファイル1をサーバ10から受信し、該ファイル1を、キャッシュメモリ31に格納するとともに実行中の対象ウェブアプリケーションに渡す(ステップT45)。
一方、サーバ10では、先読みリスト生成部14が、ユーザDの類似ユーザ(アクセス傾向がユーザDに類似した他のユーザ)に関するファイル毎の送信要求頻度に基づいて先読みリストを生成する(ステップS46)。具体的には、ユーザDと同様に、ファイル1を要求した他のユーザをユーザDの類似ユーザとする。図9(b)に示すようにファイル1を要求した他のユーザとしては、ユーザAとユーザBが存在するが、ここでは一例として、ユーザA、Bのうち、時系列上で後にファイル1を要求したユーザ(即ち、より新しい時点でファイル1を要求したユーザ)であるユーザBを、ユーザDの類似ユーザとする。そして、先読みリスト生成部14は、ユーザBが送信要求したファイル1、2(図9(b)のURL1、2)を、先読みリストに記載すべきファイルとして選択し、選択したファイル1、2を記載した先読みリストを生成する。そして、生成された先読みリストは、保存部15により保存される(ステップS47)。
その後、端末Dにおいて、対象ウェブアプリケーションが再度起動されたとき、又は、対象ウェブアプリケーション実行中に所定の先読みリスト要求タイミングが到来したとき、先読みリスト要求部32が、対象ウェブアプリケーション実行のための先読みリストをサーバ10に要求する(ステップT47)。
サーバ10では、受信部11が上記要求を受信すると(ステップS48)、先読みリスト送信部16が対象ウェブアプリケーションの先読みリスト(即ち、ファイル1、2が記載された先読みリスト)を保存部15から読み出して端末Dへ送信する(ステップS49)。
端末Dでは、先読みリスト受信保存部33が上記先読みリストを受信し保存する(ステップT48)。今回は空の先読みリストではないので、先読みファイル要求部34が、上記の先読みリストに記載されたファイル1、2の送信要求をユーザID(ユーザD)とともにサーバ10に送信する(ステップT49)。
サーバ10では、受信部11が上記送信要求を受信すると(ステップS50)、ファイル管理部18が、送信要求されたファイル1、2をファイルデータベース17から読み出して端末Dへ送信する(ステップS51)。
端末Dでは、先読みファイル受信格納部35が、先読みファイル要求部34による送信要求に対しサーバ10から送信されてきたファイル1、2を受信しキャッシュメモリ31に格納する(ステップT50)。
その後、実行中の対象ウェブアプリケーションが、ダウンロード元のアドレスがURL3であるファイル(以下「URL3のファイル」又は「ファイル3」と称する)を要求したとする。ここで判定部36は、要求されたファイル3がキャッシュメモリ31に保存されているか否かを判定する(ステップT51)。もし、ファイル3がキャッシュメモリ31に保存されていれば、キャッシュ制御部37が、当該ファイル3をキャッシュメモリ31から読み出して対象ウェブアプリケーションに渡す(ステップT54)。但し、ここでは、ファイル3がキャッシュメモリ31に保存されていないものとする。よって、ステップT51で保存されていないと判定され、キャッシュ制御部37は、ファイル3の送信要求をユーザDのユーザIDとともにサーバ10に送信する(ステップT52)。
サーバ10では、受信部11が上記送信要求を受信すると(ステップS52)、ファイル管理部18がファイル3をファイルデータベース17から読み出して端末Dへ送信する(ステップS53)。そして、アクセス情報生成保存部13は、上記送信要求に基づいて、ユーザID(ユーザD)と、送信要求されたファイル名(ファイル3)とを対応付けたユーザアクセス情報を生成し保存する(ステップS54)。例えば、図9(c)に示すように「ユーザD」と、ファイル3に相当する「URL3」とを対応付けたユーザアクセス情報が生成され保存される。
端末Dでは、キャッシュ制御部37が、ファイル3をサーバ10から受信し、該ファイル3を、キャッシュメモリ31に格納するとともに実行中の対象ウェブアプリケーションに渡す(ステップT53)。
一方、サーバ10では、先読みリスト生成部14が、ユーザDの類似ユーザ(アクセス傾向がユーザDに類似した他のユーザ)に関するファイル毎の送信要求頻度に基づいて先読みリストを生成する(ステップS55)。具体的には、ユーザDと同様に、ファイル3を要求した他のユーザをユーザDの類似ユーザとする。図9(c)に示すようにファイル3を要求した他のユーザはユーザAのみなので、ユーザAを、ユーザDの類似ユーザとする。そして、先読みリスト生成部14は、ユーザAが送信要求したファイル1、3、5(図9(c)のURL1、3、5)を、先読みリストに記載すべきファイルとして選択し、選択したファイル1、3、5を記載した先読みリストを生成する。そして、生成された先読みリストは、保存部15により保存される(ステップS56)。
その後、端末Dにおいて、対象ウェブアプリケーションが再度起動されたとき、又は、対象ウェブアプリケーション実行中に所定の先読みリスト要求タイミングが到来したとき、先読みリスト要求部32が、対象ウェブアプリケーション実行のための先読みリストをサーバ10に要求する(ステップT55)。
サーバ10では、受信部11が上記要求を受信すると(ステップS57)、先読みリスト送信部16が対象ウェブアプリケーションの先読みリスト(即ち、ファイル1、3、5が記載された先読みリスト)を保存部15から読み出して端末Dへ送信する(ステップS58)。
端末Dでは、先読みリスト受信保存部33が上記先読みリストを受信し保存する(ステップT56)。今回も空の先読みリストではないので、先読みファイル要求部34が、上記の先読みリストに記載されたファイル1、3、5の送信要求をユーザID(ユーザD)とともにサーバ10に送信する(ステップT57)。
サーバ10では、受信部11が上記送信要求を受信すると(ステップS59)、ファイル管理部18が、送信要求されたファイル1、3、5をファイルデータベース17から読み出して端末Dへ送信する(ステップS60)。
端末Dでは、先読みファイル受信格納部35が、先読みファイル要求部34による送信要求に対しサーバ10から送信されてきたファイル1、3、5を受信しキャッシュメモリ31に格納する(ステップT58)。
以上説明した実施形態3によれば、ユーザDからみた類似ユーザのユーザアクセス情報より得られる、ファイル毎の送信要求頻度に基づいて先読みリストを自動的に生成することができる。また、端末Dは、生成された先読みリスト、および、当該先読みリストに記載されたファイルを自動的に受信し保存することができる。
以上の実施形態1〜3に共通した効果として、ユーザアクセス情報に基づいてウェブアプリケーション毎の先読みリストを自動的に生成することができるという効果、および、先読みリストの自動作成の実現により、ウェブアプリケーション開発者の作業負荷を軽減しつつウェブアプリケーションの実行処理の高速化・効率化を図ることができるという効果が挙げられる。
なお、実施形態3では、先読みリスト生成部14は、類似ユーザとして1人のユーザを定めたが、類似ユーザとしては、複数人から成るグループを定めてもよい。例えば、先読みリスト生成部14は、図9(c)において、ファイル1、3のうち少なくとも1つを送信要求したユーザ(ユーザAとB)から成るグループを定め、そのグループに属するユーザAとBの何れかが送信要求したファイルであるファイル1、2、3、5を、先読みリストに記載すべきファイルとして選択し、選択したファイル1、2、3、5を記載した先読みリストを生成してもよい。
また、上記の実施形態1〜3では、通信端末のユーザを特定するためのユーザIDを用いるケースを例示したが、ユーザIDを用いないケースでも本発明は有効である。例えば、ユーザを特定することなく、ウェブアプリケーションを構成するファイルに対するアクセス頻度を求め、かかるアクセス頻度をもとに、先読みリストを生成し保存する。そして、任意のユーザから先読みリストの送信要求があったときに、当該送信要求に対して、保存しておいた先読みリストを返信することができる。このようなケースでも、上記の実施形態1〜3と同様の効果を得ることができる。
1…通信システム、10…サーバ、10A…CPU、10B…RAM、10C…ROM、10D…入力装置、10E…通信装置、10F…補助記憶装置、10G…出力装置、11…受信部、12…送信部、13…アクセス情報生成保存部、14…先読みリスト生成部、15…保存部、16…先読みリスト送信部、17…ファイルデータベース、18…ファイル管理部、20…ネットワーク、30…通信端末、30A…CPU、30B…RAM、30C…ROM、30D…入力装置、30E…通信装置、30F…キャッシュメモリ、30G…出力装置、31…キャッシュメモリ、32…先読みリスト要求部、33…先読みリスト受信保存部、34…先読みファイル要求部、35…先読みファイル受信格納部、36…判定部、37…キャッシュ制御部。

Claims (12)

  1. ウェブアプリケーションの実行時に使用される複数のファイルを保存し管理しているサーバと、ネットワークを介して前記サーバと接続可能とされた1つ以上の通信端末と、を含んで構成される通信システムであって、
    前記通信端末は、
    キャッシュメモリと、
    ウェブアプリケーションの起動時および実行中の所定タイミングで、前記ウェブアプリケーション実行のために先読みすべきファイル名を記載した先読みリストを前記サーバに要求する先読みリスト要求部と、
    前記ウェブアプリケーションの先読みリストを前記サーバから受信し保存する先読みリスト受信保存部と、
    前記先読みリストに記載されたファイルの送信要求を前記サーバに送信する先読みファイル要求部と、
    前記先読みファイル要求部による送信要求に対しサーバから送信されたファイルを受信し前記キャッシュメモリに格納する先読みファイル受信格納部と、
    前記ウェブアプリケーションの実行中に前記ウェブアプリケーションから要求されたファイルが前記キャッシュメモリに保存されているか否かを判定する判定部と、
    前記要求されたファイルが保存されている場合、前記要求されたファイルを前記キャッシュメモリから読み出して前記ウェブアプリケーションに渡し、前記要求されたファイルが保存されていない場合、前記要求されたファイルの送信要求を前記サーバに送信し、前記要求されたファイルを前記サーバから受信して前記キャッシュメモリに格納するとともに前記ウェブアプリケーションに渡すキャッシュ制御部と、
    を備え、
    前記サーバは、
    前記通信端末からファイルの送信要求を受信する受信部と、
    送信要求された前記ファイルを要求元の通信端末に送信する送信部と、
    受信された複数の通信端末からの送信要求に基づいて、送信要求されたファイル名に対するユーザアクセス情報をウェブアプリケーション毎に生成し保存するアクセス情報生成保存部と、
    保存された前記ユーザアクセス情報に基づいて、ウェブアプリケーション毎の先読みリストを生成する先読みリスト生成部と、
    生成されたウェブアプリケーション毎の先読みリストを保存する保存部と、
    あるウェブアプリケーションについての先読みリストを前記通信端末から要求された場合、当該ウェブアプリケーションについての先読みリストを前記保存部から読み出し、前記通信端末に送信する先読みリスト送信部と、
    を備える
    ことを特徴とする通信システム。
  2. ウェブアプリケーションの実行時に使用される複数のファイルを保存し管理しているサーバと、ネットワークを介して前記サーバと接続可能とされた1つ以上の通信端末と、を含んで構成される通信システムであって、
    前記通信端末は、
    キャッシュメモリと、
    ウェブアプリケーションの起動時および実行中の所定タイミングで、前記ウェブアプリケーション実行のために先読みすべきファイル名を記載した先読みリストを前記サーバに要求する先読みリスト要求部と、
    前記ウェブアプリケーションの先読みリストを前記サーバから受信し保存する先読みリスト受信保存部と、
    前記先読みリストに記載されたファイルの送信要求をユーザIDとともに前記サーバに送信する先読みファイル要求部と、
    前記先読みファイル要求部による送信要求に対しサーバから送信されたファイルを受信し前記キャッシュメモリに格納する先読みファイル受信格納部と、
    前記ウェブアプリケーションの実行中に前記ウェブアプリケーションから要求されたファイルが前記キャッシュメモリに保存されているか否かを判定する判定部と、
    前記要求されたファイルが保存されている場合、前記要求されたファイルを前記キャッシュメモリから読み出して前記ウェブアプリケーションに渡し、前記要求されたファイルが保存されていない場合、前記要求されたファイルの送信要求をユーザIDとともに前記サーバに送信し、前記要求されたファイルを前記サーバから受信して前記キャッシュメモリに格納するとともに前記ウェブアプリケーションに渡すキャッシュ制御部と、
    を備え、
    前記サーバは、
    前記通信端末からファイルの送信要求およびユーザIDを受信する受信部と、
    送信要求された前記ファイルを要求元の通信端末に送信する送信部と、
    受信された複数の通信端末からの送信要求に基づいて、ユーザIDと送信要求されたファイル名とを対応付けたユーザアクセス情報をウェブアプリケーション毎に生成し保存するアクセス情報生成保存部と、
    保存された前記ユーザアクセス情報に基づいて、ウェブアプリケーション毎の先読みリストを生成する先読みリスト生成部と、
    生成されたウェブアプリケーション毎の先読みリストを保存する保存部と、
    あるウェブアプリケーションについての先読みリストを前記通信端末から要求された場合、当該ウェブアプリケーションについての先読みリストを前記保存部から読み出し、前記通信端末に送信する先読みリスト送信部と、
    を備える
    ことを特徴とする通信システム。
  3. 前記先読みリスト生成部は、
    ある対象ユーザからの前記先読みリストの要求に対し、
    当該対象ユーザ以外の他のユーザのユーザアクセス情報より得られる、ファイル毎の送信要求頻度に基づいて、前記先読みリストに記載すべきファイルを選択し、選択されたファイル名を記載した先読みリストを生成する、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の通信システム。
  4. 前記先読みリスト生成部は、
    ある対象ユーザからの前記先読みリストの要求に対し、
    当該対象ユーザ以外の他のユーザのうち、前記ユーザアクセス情報より得られるアクセス傾向が、所定基準に照らし前記対象ユーザのアクセス傾向に類似した1人以上の他のユーザを特定し、当該類似した1人以上の他のユーザについてのファイル毎の送信要求頻度に基づいて、前記先読みリストに記載すべきファイルを選択し、選択されたファイル名を記載した先読みリストを生成する、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の通信システム。
  5. 前記先読みリスト生成部は、
    ある対象ユーザからの前記先読みリストの要求に対し、
    当該対象ユーザの過去のユーザアクセス情報より得られる、ファイル毎の送信要求頻度に基づいて、前記先読みリストに記載すべきファイルを選択し、選択されたファイル名を記載した先読みリストを生成する、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の通信システム。
  6. ウェブアプリケーションの実行時に使用される複数のファイルを保存し管理しているサーバであって、
    通信端末からファイルの送信要求を受信する受信部と、
    送信要求された前記ファイルを要求元の通信端末に送信する送信部と、
    受信された複数の通信端末からの送信要求に基づいて、送信要求されたファイル名に対するユーザアクセス情報をウェブアプリケーション毎に生成し保存するアクセス情報生成保存部と、
    保存された前記ユーザアクセス情報に基づいて、ウェブアプリケーション毎の先読みリストを生成する先読みリスト生成部と、
    生成されたウェブアプリケーション毎の先読みリストを保存する保存部と、
    あるウェブアプリケーションについての先読みリストを前記通信端末から要求された場合、当該ウェブアプリケーションについての先読みリストを前記保存部から読み出し、前記通信端末に送信する先読みリスト送信部と、
    を備えるサーバ。
  7. ウェブアプリケーションの実行時に使用される複数のファイルを保存し管理しているサーバであって、
    通信端末からファイルの送信要求およびユーザIDを受信する受信部と、
    送信要求された前記ファイルを要求元の通信端末に送信する送信部と、
    受信された複数の通信端末からの送信要求に基づいて、ユーザIDと送信要求されたファイル名とを対応付けたユーザアクセス情報をウェブアプリケーション毎に生成し保存するアクセス情報生成保存部と、
    保存された前記ユーザアクセス情報に基づいて、ウェブアプリケーション毎の先読みリストを生成する先読みリスト生成部と、
    生成されたウェブアプリケーション毎の先読みリストを保存する保存部と、
    あるウェブアプリケーションについての先読みリストを前記通信端末から要求された場合、当該ウェブアプリケーションについての先読みリストを前記保存部から読み出し、前記通信端末に送信する先読みリスト送信部と、
    を備えるサーバ。
  8. 前記先読みリスト生成部は、
    ある対象ユーザからの前記先読みリストの要求に対し、
    当該対象ユーザ以外の他のユーザのユーザアクセス情報より得られる、ファイル毎の送信要求頻度に基づいて、前記先読みリストに記載すべきファイルを選択し、選択されたファイル名を記載した先読みリストを生成する、
    ことを特徴とする請求項6又は7に記載のサーバ。
  9. 前記先読みリスト生成部は、
    ある対象ユーザからの前記先読みリストの要求に対し、
    当該対象ユーザ以外の他のユーザのうち、前記ユーザアクセス情報より得られるアクセス傾向が、所定基準に照らし前記対象ユーザのアクセス傾向に類似した1人以上の他のユーザを特定し、当該類似した1人以上の他のユーザについてのファイル毎の送信要求頻度に基づいて、前記先読みリストに記載すべきファイルを選択し、選択されたファイル名を記載した先読みリストを生成する、
    ことを特徴とする請求項6又は7に記載のサーバ。
  10. 前記先読みリスト生成部は、
    ある対象ユーザからの前記先読みリストの要求に対し、
    当該対象ユーザの過去のユーザアクセス情報より得られる、ファイル毎の送信要求頻度に基づいて、前記先読みリストに記載すべきファイルを選択し、選択されたファイル名を記載した先読みリストを生成する、
    ことを特徴とする請求項6又は7に記載のサーバ。
  11. ウェブアプリケーションの実行時に使用される複数のファイルを保存し管理しているサーバ、により実行される通信制御方法であって、
    通信端末からファイルの送信要求を受信する受信ステップと、
    送信要求された前記ファイルを要求元の通信端末に送信する送信ステップと、
    受信された複数の通信端末からの送信要求に基づいて、送信要求されたファイル名に対するユーザアクセス情報をウェブアプリケーション毎に生成し保存するアクセス情報生成保存ステップと、
    保存された前記ユーザアクセス情報に基づいて、ウェブアプリケーション毎の先読みリストを生成する先読みリスト生成ステップと、
    生成されたウェブアプリケーション毎の先読みリストを保存する保存ステップと、
    あるウェブアプリケーションについての先読みリストを前記通信端末から要求された場合、前記保存ステップで保存された前記ウェブアプリケーションについての先読みリストを読み出し、前記通信端末に送信する先読みリスト送信ステップと、
    を備える通信制御方法。
  12. ウェブアプリケーションの実行時に使用される複数のファイルを保存し管理しているサーバ、により実行される通信制御方法であって、
    通信端末からファイルの送信要求およびユーザIDを受信する受信ステップと、
    送信要求された前記ファイルを要求元の通信端末に送信する送信ステップと、
    受信された複数の通信端末からの送信要求に基づいて、ユーザIDと送信要求されたファイル名とを対応付けたユーザアクセス情報をウェブアプリケーション毎に生成し保存するアクセス情報生成保存ステップと、
    保存された前記ユーザアクセス情報に基づいて、ウェブアプリケーション毎の先読みリストを生成する先読みリスト生成ステップと、
    生成されたウェブアプリケーション毎の先読みリストを保存する保存ステップと、
    あるウェブアプリケーションについての先読みリストを前記通信端末から要求された場合、前記保存ステップで保存された前記ウェブアプリケーションについての先読みリストを読み出し、前記通信端末に送信する先読みリスト送信ステップと、
    を備える通信制御方法。
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JP2021012441A (ja) * 2019-07-04 2021-02-04 東芝テック株式会社 情報処理装置、情報処理方法及び情報処理プログラム

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