JP2010233638A - ミストサウナ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ミストノズルから低温の湯水が噴出されることに起因して使用者に不快感を与えることを抑制できるようにしながら、使用者がミスト運転の開始を指令してから待ち時間の少ない状態でミスト状に噴出される湯水を浴びたいと希望する場合に、それを満足させることが可能となるミストサウナ装置を提供する。
【解決手段】予備運転指令手段にて予備運転が指令されると、通流状態切換手段28、37、38を、ミストノズル11への湯水の供給を停止する停止状態に切り換えた状態で加熱手段29を作動させる予備運転処理を実行し、予備運転指令手段の指令に基づいて予備運転処理を実行している状態で、ミスト運転指令手段にてミスト運転の開始が指令されると、ミスト噴出許可条件が満たされているか否かにかかわらず、通流状態切換手段をミストノズル11に湯水を供給する供給状態に切り換えるミスト運転処理を実行する。
【選択図】図1

Description

本発明は、湯水供給用流路を通して供給される湯水を浴室内にミスト状に噴出するミストノズルと、前記湯水供給用流路の途中に配設されて、前記ミストノズルに供給される湯水を加熱する加熱手段と、前記湯水供給用流路の途中に配設されて、前記ミストノズルに湯水を供給する供給状態と湯水の供給を停止する停止状態とに切り換える通流状態切換手段と、ミスト運転を指令するミスト運転指令手段と、運転を制御する運転制御手段とが備えられ、前記運転制御手段が、前記ミスト運転指令手段にてミスト運転の開始が指令されると、前記通流状態切換手段を前記停止状態に切り換えた状態で前記加熱手段を作動させる予備運転処理、及び、ミスト噴出許可条件が満たされると、前記通流状態切換手段を前記供給状態に切り換えるミスト運転処理を実行するように構成されているミストサウナ装置に関する。
かかるミストサウナ装置は、ミスト運転の開始が指令されたときに、予備運転処理を行わせて、湯水供給用流路内の湯水を予熱することにより、ミスト噴出許可条件が満たされてミスト運転処理を行うときに、ミストノズルから加熱された温かい湯水が噴出されるようにして、ミストノズルから低温の湯水が噴出されることに起因して使用者に不快感を与えることを抑制できるようにしたものである。
かかるミストサウナ装置の従来例として、次のように構成されたものがある。
すなわち、加熱手段が、熱源機より熱媒が循環供給される湯水加熱用熱交換器にて構成され、熱源機より熱媒が循環供給される空気加熱用熱交換器、及び、その空気加熱用熱交換器を通して浴室から吸引した空気を流動させ且つ加熱した空気を浴室に供給するように通風する通風手段が設けられ、さらに、通風手段によって浴室から吸引される空気の温度を検出する浴室温度検出手段が設けられている。そして、例えば、脱衣室リモコンや浴室リモコン等に備えられたミスト運転指令手段としてのミストサウナスイッチが操作されて、ミスト運転の開始指令が指令されると、運転制御手段が、予備運転処理として、通流状態切換手段を停止状態に切り換えた状態で、湯水加熱用熱交換器及び空気加熱用熱交換器に対する熱媒の供給を開始し、供給される熱媒の温度が設定温度(例えば60℃)以上になると、通風手段の作動を開始する処理を実行するようになっており、その後、浴室温度検出手段にて検出される浴室の温度が設定温度(例えば28℃)以上になると、ミスト噴出許可条件が満たされたものとして、通流状態切換手段を供給状態に切り換えるミスト運転処理を実行して、浴室内に湯水をミスト状に噴出するように構成されたものがある(例えば、特許文献1参照。)。
又、別の従来例として、次のように構成されたものがある。
すなわち、加熱手段が、熱源機より熱媒が循環供給される熱交換器にて構成され、運転制御手段が、ミスト運転の開始指令が指令されると、予備運転処理として、通流状態切換手段を停止状態に切り換えた状態で、熱交換器に対して熱媒の供給を開始するようになっており、その後、湯水供給用流路における熱交換器の近くに位置する流路部分における湯水の温度を検出する湯水温度検出手段が、設定温度以上の温度を検出すると、ミスト噴出許可条件が満たされたものとして、通流状態切換手段を供給状態に切り換えるミスト運転処理を実行して、浴室内に湯水をミスト状に噴出するように構成されたものがある(例えば、特許文献2参照。)。
特開2006−071443号公報 特開2007−136048号公報
上記ミストサウナ装置を使用するにあたり、使用者が浴室内でミスト運転の開始を指令する場合、ミスト運転の開始を指令してから湯水が噴出されるまでに少し時間がかかることがあっても、ミストノズルから湯水が噴出されるときに加熱された温かい湯水が噴出されることを希望するのが一般的であるが、ミスト運転の開始を指令してから待ち時間の少ない状態ですぐにミストノズルから湯水が噴出されることを希望する使用者も存在する。
説明を加えると、かかるミストサウナ装置を使用する場合、使用者が入浴するために浴室に入室する前に、あるいは、浴室に入室した直後にミスト運転の開始を指令しておき、使用者が浴槽で温まったり洗い場で身体を洗ったのちに、加熱された温かい湯水をミストノズルから噴出させるという使用形態が一般的であるが、例えば、使用者が浴室に入室した直後にミスト運転の開始を指令すべきところ、その操作を忘れてしまい、浴室に入室してからある程度時間が経過してからミスト運転の開始を指令することがある。
このように浴室に入室してからある程度時間が経過していると、使用者は浴槽で温まったりあるいはシャワーを浴びること等により、使用者の身体が温まっている状態であると考えることができるから、このような場合には、ミスト運転の開始を指令してから待ち時間の少ない状態ですぐにミストノズルから湯水を噴出させることが望まれるものである。
又、夏期等の外気温度が高いときに屋外で運動を行った後に、浴室に入ったときに直ちにミスト状の湯水を浴びたいような場合があるが、このような場合にも、ミスト運転の開始を指令してから待ち時間の少ない状態でミストノズルから湯水が噴出されることが望まれるものである。
ところで、上述したようにミスト運転の開始を指令してから待ち時間の少ない状態でミストノズルから湯水を噴出させることが望まれる場合においては、充分に加熱されていない低温の湯水がミストノズルから噴出することがあっても、使用者は身体が充分に温まっており、ミスト状の湯水を浴びても不快に感じるおそれは少ないと考えられる。
しかしながら、上記従来構成では、使用者がすぐにミスト状に噴出される湯水を浴びたいと希望するような場合であっても、ミスト運転の開始指令が指令されてから湯水が噴出されるまでに時間がかかるものとなり、使用者が不快に感じる等の不利な面があった。
説明を加えると、例えば、特許文献1に記載されるものでは、予備運転処理として、通流状態切換手段を停止状態に切り換えた状態で、湯水加熱用熱交換器及び空気加熱用熱交換器に対する熱媒の供給を開始し、供給される熱媒の温度が設定温度以上になると、通風手段の作動を開始する処理を実行するが、このように熱媒の供給を行い且つ通風手段による作動を開始しても、浴室の温度が設定温度以上になるまでには時間がかかるものであり、そのことが原因でミスト運転の開始指令が指令されてから湯水が噴出されるまでに時間がかかるおそれがあった。
又、特許文献2に記載されるものでは、予備運転処理として、通流状態切換手段を停止状態に切り換えた状態で、熱源機より熱交換器に対して熱媒の供給を開始するようになっているが、熱交換器の近くに位置する流路部分での湯水の温度が設定温度以上の温度になるまでに時間がかかるものであり、そのことが原因でミスト運転の開始が指令されてから湯水が噴出されるまでに時間がかかるおそれがあった。
本発明の目的は、ミストノズルから低温の湯水が噴出されることに起因して使用者に不快感を与えることを抑制できるようにしながら、使用者がミスト運転の開始を指令してから待ち時間の少ない状態でミスト状に噴出される湯水を浴びたいと希望する場合に、それを満足させることが可能となるミストサウナ装置を提供する点にある。
本発明に係るミストサウナ装置は、湯水供給用流路を通して供給される湯水を浴室内にミスト状に噴出するミストノズルと、
前記湯水供給用流路の途中に配設されて、前記ミストノズルに供給される湯水を加熱する加熱手段と、
前記湯水供給用流路の途中に配設されて、前記ミストノズルに湯水を供給する供給状態と湯水の供給を停止する停止状態とに切り換える通流状態切換手段と、
ミスト運転を指令するミスト運転指令手段と、
運転を制御する運転制御手段とが備えられ、
前記運転制御手段が、
前記ミスト運転指令手段にてミスト運転の開始が指令されると、前記通流状態切換手段を前記停止状態に切り換えた状態で前記加熱手段を作動させる予備運転処理、及び、ミスト噴出許可条件が満たされると、前記通流状態切換手段を前記供給状態に切り換えるミスト運転処理を実行するように構成されているものであって、その第1特徴構成は、
前記ミスト運転指令手段、及び、予備運転を指令する予備運転指令手段が前記浴室内に設けられ、
前記運転制御手段が、
前記予備運転指令手段にて予備運転が指令されると、前記予備運転処理を実行するように構成され、且つ、
前記予備運転指令手段の指令に基づいて前記予備運転処理を実行している状態で、前記ミスト運転指令手段にてミスト運転の開始が指令されると、前記ミスト噴出許可条件が満たされているか否かにかかわらず、前記ミスト運転処理を実行するように構成されている点にある。
すなわち、運転制御手段は、浴室内に設けられる予備運転指令手段にて予備運転が指令されると、通流状態切換手段を停止状態に切り換えた状態で加熱手段を作動させる予備運転処理を実行する。そして、予備運転指令手段の指令に基づいて予備運転処理を実行している状態で、浴室内に設けられるミスト運転指令手段にてミスト運転の開始が指令されると、運転制御手段は、ミスト噴出許可条件が満たされているか否かにかかわらず、通流状態切換手段を供給状態に切り換えるミスト運転処理を実行する。
一方、運転制御手段は、予備運転指令手段にて予備運転が指令されることなく、ミスト運転指令手段にてミスト運転の開始が指令されると、通流状態切換手段を停止状態に切り換えた状態で加熱手段を作動させる予備運転処理を実行して、ミスト噴出許可条件が満たされると、通流状態切換手段を供給状態に切り換えるミスト運転処理を実行する。
従って、例えば、使用者が入浴するために浴室に入室してから、ある程度時間が経過して身体が温まったのちにミスト運転の開始を指令するような場合や、使用者が夏期等の外気温度が高いときに屋外で運動を行った後に浴室にてミスト状の湯水を浴びるためにミスト運転の開始を指令するような場合等においては、浴室内に設けられる予備運転指令手段にて予備運転を指令したのちに、ミスト運転指令手段にてミスト運転の開始を指令することにより、ミスト運転の開始を指令してから待ち時間の少ない状態でミストノズルから湯水を噴出させることができる。
又、使用者が入浴するために浴室に入ったのちに、できるだけ高温のミスト状の湯水を浴びたいと希望するような場合であって、しかも、希望するタイミングでミスト状の湯水を浴びたいと希望するような場合であれば、浴室に入ったときに予め予備運転指令手段にて予備運転を指令しておき、ミスト状の湯水を浴びたいときにミスト運転指令手段にてミスト運転の開始を指令することにより、ミスト運転の開始を指令してから待ち時間の少ない状態でミストノズルから高温の湯水を噴出させることができる。
さらに、使用者が入浴するために浴室に入ったのちに確実に高温のミスト状の湯水を浴びたいと希望するような場合であれば、予備運転指令手段にて予備運転を指令することなく、ミスト運転指令手段にてミスト運転の開始を指令することにより、予備運転処理が実行されてミスト噴出許可条件が満たされたのちにミスト運転処理が実行されるから、ミストノズルから加熱された高温の湯水をミスト状に噴出させることができるものとなり、ミストノズルから低温の湯水が噴出されることに起因して使用者に不快感を与えることがない。
ところで、予備運転が指令されたのちに、直ちにミスト運転指令手段にてミスト運転の開始が指令されると、加熱手段により加熱されていない状態の湯水がミストノズルから噴出されることがあるが、そのとき、使用者は、予備運転指令手段による予備運転の指令と、ミスト運転指令手段によるミスト運転の開始の指令とを行うことになるので、使用者がミスト状に噴出される湯水がたとえ冷たくても、湯水を浴びることを希望していることが明らかであるから、使用者が不快に感じるおそれは少ない。
一方、使用者が、ミストノズルから湯水が噴出されるときに確実に高温のミスト状の湯水が噴出されることを希望するような場合に、誤操作により予備運転指令手段にて予備運転を指令することがあっても、その指令に基づいてすぐにミストノズルから湯水が噴出されることはないので、ミストノズルから低温の湯水が誤って噴出されることに起因して使用者に不快感を与えることがない。
要するに、第1特徴構成によれば、ミストノズルから低温の湯水が噴出されることに起因して使用者に不快感を与えることを抑制できるようにしながら、使用者がミスト運転の開始を指令してから待ち時間の少ない状態でミスト状に噴出される湯水を浴びたいと希望する場合に、それを満足させることが可能となるミストサウナ装置を提供できるに至った。
本発明の第2特徴構成は、第1特徴構成に加えて、
温風を前記浴室内に吹出して前記浴室を暖房する浴室暖房手段と、前記浴室の温度を検出する浴室温度検出手段とが備えられ、
前記運転制御手段が、
前記予備運転処理として、前記通流状態切換手段を前記停止状態に切り換えた状態で前記加熱手段を作動させることに加えて、前記浴室暖房手段を作動させるように構成され、
前記浴室温度検出手段にて検出される前記浴室の温度が設定温度以上になると、前記ミスト噴出許可条件が満たされたものとして、前記ミスト運転処理を実行するように構成されている点にある。
すなわち、予備運転指令手段にて予備運転が指令されることなく、ミスト運転指令手段にてミスト運転の開始が指令されると、運転制御手段が、通流状態切換手段を停止状態に切り換えた状態で加熱手段を作動させることに加えて、浴室暖房手段を作動させる予備運転処理を実行するのであり、そして、ミスト噴出許可条件が満たされると、通流状態切換手段を供給状態に切り換えるミスト運転処理を実行して、ミストノズルから湯水を噴出させることになる。
一方、予備運転指令手段にて予備運転が指令されたのちに、ミスト運転指令手段にてミスト運転の開始が指令される場合には、運転制御手段は、予備運転が指令されると、通流状態切換手段を前記停止状態に切り換えた状態で加熱手段を作動させることに加えて、浴室暖房手段を作動させる予備運転処理を実行し、ミスト運転指令手段にてミスト運転の開始が指令されると、ミスト噴出許可条件が満たされているか否かにかかわらず、通流状態切換手段を供給状態に切り換えるミスト運転処理を実行して、ミストノズルから湯水を噴出させることになる。
つまり、予備運転指令手段にて予備運転が指令されることなく、ミスト運転指令手段にてミスト運転の開始が指令される場合には、ミストノズルから湯水を噴出させるときは、湯水が加熱されていることに加えて、浴室の温度が上昇していることになり、使用者は暖房された暖かい浴室内でミスト状に噴出される高温の湯水を浴びることができる。
そして、予備運転指令手段にて予備運転が指令されたのちに、すぐにミスト運転指令手段にてミスト運転の開始が指令される場合には、ミストノズルから湯水を噴出させるときに、浴室の温度が上昇していないことも考えられるが、この場合は、使用者は待ち時間の少ない状態で湯水をミスト状に噴出させることを希望する状態であって、使用者の意思によりミストノズルから湯水を噴出させるものであるから、使用者が不快に感じるおそれは少ない。尚、そのとき、予備運転指令手段にて予備運転が指令されて浴室の暖房が行われているから、その後の使用においては、浴室の温度が上昇することになり、使用者は暖房された暖かい浴室内で快適な状態でミスト状に噴出される湯水を浴びることができる。
又、使用者が予め予備運転指令手段にて予備運転が指令されたのちに、ある程度の時間が経過してからミスト運転指令手段にてミスト運転の開始が指令される場合には、ミスト運転を開始したのち待ち時間の少ない状態でミストノズルから湯水を噴出させることができ、しかも、そのときは、湯水が加熱されていることに加えて、浴室の温度が上昇していることになり、暖房された暖かい浴室内で快適にミスト状に噴出される湯水を浴びることができる。
要するに、第2特徴構成によれば、暖房された暖かい浴室内で快適にミスト状に噴出される湯水を浴びることができ、使用者が快適に使用することが可能となるミストサウナ装置を提供できるに至った。
本発明の第3特徴構成は、第1特徴構成又は第2特徴構成に加えて、
前記浴室及び脱衣室の夫々に前記運転制御手段に運転指令を指令するためのリモコン操作部が備えられ、
前記浴室側のリモコン操作部及び前記脱衣室側のリモコン操作部の夫々に、前記ミスト運転指令手段が備えられ、
前記浴室側のリモコン操作部に前記予備運転指令手段が備えられている点にある。
すなわち、入浴前の使用者がミスト運転を指令するような場合には、脱衣室側のリモコン操作部に備えられたミスト運転指令手段を操作してミスト運転を指令することができる。
一方、例えば、使用者が入浴するために浴室に入室してからある程度時間が経過して身体が温まったのちにミスト運転の開始を指令するような場合や、使用者が夏期等の外気温度が高いときに屋外で運動を行った後に浴室にてミスト状の湯水を浴びるためにミスト運転の開始を指令するような場合等においては、浴室側のリモコン操作部に備えられる予備運転指令手段にて予備運転を指令したのちに、すぐに浴室側のリモコン操作部に備えられたミスト運転指令手段にてミスト運転の開始を指令することにより対応できる。
又、使用者が入浴するために浴室に入ったのちに、できるだけ高温のミスト状の湯水を浴びたいと希望するような場合であって、しかも、希望するタイミングでミスト状の湯水を浴びたいと希望するような場合であれば、入浴してすぐに浴室側のリモコン操作部に備えられる予備運転指令手段にて予備運転を指令しておき、ミスト状の湯水を浴びたいときに浴室側のリモコン操作部に備えられたミスト運転指令手段にてミスト運転の開始を指令することにより対応できる。
さらに、使用者が入浴するために浴室に入ったのちに確実に高温のミスト状の湯水を浴びたいと希望するような場合であれば、入浴してすぐに予備運転指令手段にて予備運転を指令することなく浴室側のリモコン操作部に備えられたミスト運転指令手段にてミスト運転の開始を指令することにより対応できる。
ところで、脱衣室側のリモコン操作部に予備運転指令手段を設けることも考えられるが、浴室に入室している使用者とは別の使用者が誤操作にて予備運転指令手段にて予備運転を指令して、その後、浴室に入室している使用者がそのことを知らずに浴室側のリモコン操作部に備えられたミスト運転指令手段にてミスト運転の開始を指令すると、使用者の意思に反して、加熱されていない湯水がミストノズルから噴出され不快に感じるおそれがあるが、浴室側のリモコン操作部にのみ予備運転指令手段を備えることで、このような誤操作に起因した不利を回避できる。
要するに、第3特徴構成によれば、脱衣室側のリモコン操作部におけるミスト運転指令手段にてミスト運転の開始を指令する場合、及び、浴室側のリモコン操作部におけるミスト運転指令手段にてミスト運転の開始を指令する場合のいずれの場合であっても、使用者が不快に感じるおそれが少ない状態で使用することが可能となるミストサウナ装置を提供できるに至った。
浴室暖房乾燥機の概略構成図 浴室への設置状態を示す斜視図 脱衣室リモコン及び浴室リモコンを示す正面図 制御フローチャート 制御フローチャート
以下、図面に基づいて、本発明に係るミストサウナ装置をミストサウナ機能付き浴室暖房乾燥機に適用した場合の実施の形態を説明する。
図2に示すように、ミストサウナ機能付き浴室暖房乾燥機は、装置本体1と、運転を制御する運転制御手段としての運転制御部3と、浴室4内に備えられて運転制御部3に各種の制御指令を指令する浴室側のリモコン操作部としての浴室リモコンR1と、脱衣室に備えられて運転制御部3に各種の制御指令を指令する脱衣室側のリモコン操作部としての脱衣室リモコンR2とを備えて構成され、そして、熱源機2より熱媒が循環供給されるようになっている。
次に、装置本体1について説明する。
図2に示すように、装置本体1は、天井裏に配置してあり、吊り金具5にて天井スラブ等に吊り支持してあり、その下面を浴室4の天井板6の開口に臨ませる状態で取り付けられている。そして、図1に示すように、装置本体1は、浴室4内の空気を循環通風するための循環ファン7、その循環ファン7にて通風される空気を加熱する空調用熱交換器8、浴室4を換気するための換気ファン9、給水路10を通して供給される湯水を浴室4内にミスト状に噴出する2個のミストノズル11等を本体ケーシング12内に装備して構成されている。そして、本体ケーシング12を浴室4の天井裏に入り込ませた状態で、本体ケーシング12の下方にグリル板13が浴室4の天井の表面側に位置するように設置されている。
前記グリル板13には、吸気口14と吹出口15が並設され、本体ケーシング12内には、吸気口14を通して浴室4内の空気を吸引して吹出口15を通して吹出すための循環通風路16が形成されている。又、循環ファン7が、吸気口14に吸引作用してその吸気口14から吸引した浴室内の空気を吹出口15から浴室4内に吹出すように通風作用する状態で循環通風路16内に設けられている。又、その循環通風路16内における循環ファン7よりも通風方向上流側に空調用熱交換器8が設けられ、熱源機2から循環供給される熱媒との熱交換により、循環通風路16内を通風する空気を加熱するよう構成されている。つまり、循環ファン7の通風作用により、吸気口14を通して浴室4内の空気を吸引し、空調用熱交換器8にて加熱して吹出口15を通して浴室4内に吹出して、浴室4内を暖房するように構成されている。
浴室4の外部に設置された熱源機2から熱媒(具体的には加熱された温水)が供給される熱媒循環路17の往路18が、2つの熱媒分岐路19、20に分岐しており、そのうちの一方の熱媒分岐路20が空調用熱交換器8に接続され、且つ、その熱媒分岐路20における空調用熱交換器8の下流側が熱媒循環路17の復路21に接続されており、熱源機2にて加熱された熱媒が熱媒循環路17を通して空調用熱交換器8に循環供給されるように構成されている。前記一方の熱媒分岐路20には、その熱媒分岐路20を開閉することにより空調用熱交換器8への熱媒の供給を断続自在な熱動弁22が設けられている。
循環通風路16内における空調用熱交換器8よりも上流側の箇所には、通流する空気の温度を浴室4内の温度として検出する浴室温度検出手段としての浴室温サーミスタ23が設けられている。又、吹出口15には、図示しない電動モータにより揺動駆動される可動ルーバ24が設けられ、その可動ルーバ24により、吹出口15から吹出される空気の吹出し方向を変更することができるように構成されている。
換気ファン9は、吸気口14から吸引した浴室4内の空気を排気ダクト25を通して外部に排気するように、本体ケーシング12内に設けられ、その換気ファン9の通風作用により、浴室4内の空気が排気ダクト25を通して外部に排出されて、浴室4が換気されるように構成されている。そして、グリル板13における吸気口14と吹出口15との間の箇所に、2個のミストノズル11が温水の噴出方向を下向きにした状態で支持されている。
本体ケーシング12の上部には、ミスト用の温水を発生してミストノズル11に供給するための温水発生ユニット26が備えられている。この温水発生ユニット26は、ミスト用ケーシング27内に、水道等から水が供給される給水路10、その給水路10を開閉する給水弁28、給水路10から供給される水を熱源機2から循環供給される熱媒(具体的には温水)との熱交換により加熱する液液熱交換器29、給水路10から供給されて液液熱交換器29にて加熱された湯水が通流する下手側通流路30、その下手側通流路30から分岐された排出路31を開閉する排水弁32、下手側通流路30を通流する湯水の温度を検出するミスト温サーミスタ33等が備えられている。ちなみに、液液熱交換器29は複数の波板状の伝熱プレートを間隔をあけて積層配置したプレート式熱交換器で構成されている。
前記下手側通流路30からは排出路31とは別のミスト供給路34が分岐形成され、このミスト供給路34は、本体ケーシング12内にまで延びる状態で配管されており、そのミスト供給路34が経路途中でさらに2つの分岐路35、36に分岐されて、それらの分岐路35、36が各ミストノズル11に夫々接続されている。そして、2つの分岐路35、36には、夫々、通路を開閉することにより各ミストノズル11への湯水の供給を断続自在なミスト開閉弁37、38が設けられている。
従って、給水路10、下手側通流路30、ミスト供給路34、分岐路35、36により、湯水供給用流路Yが構成され、給水弁28及びミスト開閉弁37、38により、ミストノズル11に湯水を供給する供給状態と湯水の供給を停止する停止状態とに切り換える通流状態切換手段Kが構成されている。又、液液熱交換器29により、ミストノズル11に供給される湯水を加熱する加熱手段が構成されている。
熱源機2から熱媒が供給される熱媒循環路17の往路18が分岐される2つの熱媒分岐路19、20のうちの他方の熱媒分岐路20が液液熱交換器29に接続され、且つ、その熱媒分岐路19の液液熱交換器29の下流側が熱媒循環路17の復路21に接続されており、熱源機2にて加熱された熱媒が熱媒循環路17を通して液液熱交換器29に循環供給されるように構成されている。又、前記他方の熱媒分岐路19には、その熱媒分岐路19を断続自在で且つ液液熱交換器29への熱媒の通流量を変更調整自在な熱媒流量調整弁39が設けられている。
又、熱媒循環路17の往路18には、通流する熱媒の温度を検出する熱媒温度検出手段としての熱媒サーミスタ40が設けられている。
つまり、給水路10から供給される湯水が液液熱交換器29にて加熱され、その加熱された湯水が、下手側通流路30及びミスト供給路34を通してミストノズル11に供給され、湯水をミストノズル11から浴室4内にミスト状に噴出するミスト運転を行えるように構成されている。
前記排水路31は、前回にミスト運転を実行してから長時間にわたりミスト運転が行われていない場合に、給水路10の内部や液液熱交換器29の内部配管等に滞留していた汚れた湯水を外部に排出させて新鮮な湯水をミストノズル11に供給するためのものであり、排水処理を行うときは、ミスト開閉弁37、38を閉弁状態に維持したまま、給水弁28及び排水弁32を開弁状態に切り換えることで対応できるようになっている。
脱衣室リモコンR2は、図3に示すように、運転用のタイマー時間を表示するタイマー表示部41、ミスト運転指令手段としてのミストサウナスイッチ42、運転用タイマー時間を変更設定するためのタイマー設定スイッチ43、可動ルーバ24の吹き出し方向の変更を指令する風向スイッチ44、乾燥運転を指令する乾燥スイッチ45、浴室の暖房を行う暖房運転を指令する暖房スイッチ46、換気ファン9を作動させる換気運転を指令する換気スイッチ47、循環ファン7を作動させる涼風運転を指令する涼風スイッチ48、運転を停止させる停止スイッチ49等が設けられている。
一方、浴室リモコンR1は、図3に示すように、脱衣室リモコンR2と同様に、タイマー表示部41、ミスト運転指令手段としてのミストサウナスイッチ42、タイマー設定スイッチ43、風向スイッチ44、乾燥スイッチ45、暖房スイッチ46、換気スイッチ47、涼風スイッチ48、停止スイッチ49等が設けられているが、この浴室リモコンR1には、それらの各スイッチとは別に、予備運転指令手段としてのスタンバイスイッチ50が設けられている。
つまり、浴室リモコンR1及び脱衣室リモコンR2の夫々に、ミスト運転指令手段としてのミストサウナスイッチ42が備えられ、浴室リモコンR1に予備運転指令手段としてのスタンバイスイッチ50が備えられる。従って、ミスト運転指令手段としてのミストサウナスイッチ42及び予備運転指令手段としてのスタンバイスイッチ50が浴室4に設けられている。
タイマー運転について説明すると、運転用のタイマー時間は、ミストサウナ運転を開始してから使用者が入浴してからミストサウナ運転を自動停止するまでの運転時間であり、その運転時間が経過するとミストサウナ運転を自動で停止させるように構成されている。そして、タイマー時間は、初期設定値から時間の経過に伴って漸次減少していく状態でタイマー表示部42に表示されるようになっており、タイマー時間の初期設定値は、タイマー設定スイッチ43を操作することにより使用者が任意に変更設定することができるように構成されている。
そして、運転制御部3は、ミストサウナスイッチ42にてミスト運転の開始が指令されると、給水弁28及びミスト開閉弁37、38を閉状態に維持したまま液液熱交換器29を作動させる予備運転処理、及び、ミスト噴出許可条件が満たされると、給水弁28及びミスト開閉弁37、38を開状態に切り換えるミスト運転処理を実行するように構成されている。
又、運転制御部3は、前記予備運転処理として、給水弁28及びミスト開閉弁37、38を閉状態に維持したまま液液熱交換器29を作動させることに加えて、浴室暖房手段Aを作動させるように構成され、浴室温サーミスタ23にて検出される浴室4の温度が設定温度としてのミスト用設定温度以上になると、前記ミスト噴出許可条件が満たされたものとして、ミスト運転処理を実行するように構成されている。
さらに、運転制御部3は、スタンバイスイッチ50が操作されることにより予備運転が指令されると、予備運転処理を実行するように構成され、且つ、スタンバイスイッチ50の指令に基づいて予備運転処理を実行している状態で、ミストサウナスイッチ42が操作されてミスト運転の開始が指令されると、ミスト噴出許可条件が満たされているか否かにかかわらず、ミスト運転処理を実行するように構成されている。
次に、図4及び図5のフローチャートを参照しながら運転制御部3のミストサウナ運転を実行する場合における制御動作について説明する。
スタンバイスイッチ50がオン操作されていない状態で、ミストサウナスイッチ42がオン操作されてミスト運転の開始が指令されると、熱源機2を作動させて熱媒を循環供給可能な状態に設定し(ステップ1〜4)、熱媒流量調整弁39を開弁状態に切り換え(ステップ5、6)、さらに、熱動弁22を開弁状態に切り換えて(ステップ7、8)、空調用熱交換器8及び液液熱交換器29への熱媒の循環供給を開始する。次に、熱媒サーミスタ40の検出値Tnが設定温度(60℃)以上になると、循環ファン7を作動させて浴室4の暖房を行う(ステップ9、10、11)。尚、詳述はしないが、このとき、可動ルーバ24を作動させて吹出口15から吹出される空気の吹出し方向を調整する。
浴室4の暖房が開始されるに伴って浴室4内の温度は上昇することになるが、浴室温サーミスタ23にて検出される浴室4の温度Tyがミスト用設定温度(28℃)に上昇すると、ミスト噴出許可条件が満たされたと判別して、給水弁28及びミスト開閉弁37、38を閉弁状態から開弁状態に切り換えるミスト運転処理を実行する(ステップ12、13、14)。その結果、湯水供給用流路Yを通してミストノズル11に湯水が供給され、湯水供給用流路Yの途中に配設された液液熱交換器29にて加熱された湯水がミストノズル11より浴室4内へミスト状態で噴出されることになる。
そして、運転タイマーがタイムアップしてタイマー時間が零になる、又は、停止スイッチ49が操作されて運転停止が指令されると(ステップ15、16)、運転停止処理を実行して(ステップ17)、ミスト運転を終了する。つまり、給水弁28及びミスト開閉弁37、38を閉弁状態に切り換えて湯水の噴出を停止させ、循環ファン7の作動を停止して暖房運転を停止し、さらに、熱媒流量調整弁39及び熱動弁22を閉弁状態に切り換えて熱媒の循環作動を停止する。
次に、ミストサウナスイッチ42がオン操作される前にスタンバイスイッチ50がオン操作されている場合について説明する。
スタンバイスイッチ50がオン操作されて予備運転が指令されると、予備運転処理を実行する。すなわち、図5に示すように、熱源機2を作動させて熱媒を循環供給可能な状態に設定し(ステップ18、19)、熱媒流量調整弁39を開弁状態に切り換え(ステップ20、21)、さらに、熱動弁22を開弁状態に切り換えて(ステップ22、23)、空調用熱交換器8及び液液熱交換器29への熱媒の循環供給を開始する。
その後、熱媒サーミスタ40の検出値が設定温度(60℃)以上になると、循環ファン7を作動させて浴室4の暖房を行う(ステップ24、25、26)。
そして、ミストサウナスイッチ42がオン操作されると、直ちに、給水弁28及びミスト開閉弁37、38を開弁状態に切り換える(ステップ27、28、29)。その結果、湯水供給用流路Yを通してミストノズル11に湯水が供給され、湯水供給用流路Yの途中に配設された液液熱交換器29にて加熱された湯水がミストノズル11より浴室4内へミスト状態で噴出される。
運転タイマーがタイムアップしてタイマー時間が零になるか、又は、停止スイッチ49が操作されて運転停止が指令されると(ステップ30、31)、ステップ17と同じ運転停止処理を実行して(ステップ32)、ミスト運転を終了する。
このように、スタンバイスイッチ50がオン操作されて予備運転が指令されて予備運転処理を実行している状態においては、ミスト噴出許可条件が満たされているか否か、つまり、浴室温サーミスタ23にて検出される浴室4の温度がミスト用設定温度に上昇しているか否かについての判別は行われないのであり、スタンバイスイッチ50の指令に基づいて予備運転処理を実行している状態で、ミストサウナスイッチ42が操作されてミスト運転の開始が指令されると、ミスト噴出許可条件が満たされているか否かにかかわらず、ミスト運転処理を実行するようになっている。
又、ステップ24の判別にて熱媒サーミスタ40の検出値が設定温度(60℃)以上になっていないと判別される状態、すなわち、循環ファン7を作動させていない状態で、ミストサウナスイッチ42がオン操作されると、この場合にも、直ちに、給水弁28及びミスト開閉弁37、38を開弁状態に切り換えるのであり、予備運転処理が終了していない状態であってもミストサウナスイッチ42がオン操作されるとミスト運転処理を実行するようになっている。
〔別実施形態〕
以下、別実施形態を説明する。
(1)上記実施形態では、予備運転指令手段として予備運転を指令するための専用のスイッチであるスタンバイスイッチが設けられる構成したが、このような構成に代えて、例えば、他のスイッチを兼用する構成としてもよい。例えば、ミストサウナスイッチを押し操作スイッチにて構成し、その押し操作スイッチを設定時間より短い短時間だけ押し操作するとミスト運転を指令し、設定時間より長い時間押し操作すると予備運転を指令するように予備運転指令手段としての機能を持たせるように構成したり、あるいは、他のスイッチ、例えば乾燥スイッチと換気スイッチとを同時に数秒間以上操作することで予備運転指令手段としての機能を持たせるようにする等、予備運転指令手段としては種々の構成で実施することができる。
(2)上記実施形態では、温風を浴室内に吹出して浴室を暖房する浴室暖房手段が備えられ、運転制御手段が、予備運転処理として、通流状態切換手段を閉弁状態に切り換えた状態で液液熱交換器を作動させることに加えて、浴室暖房手段を作動させるように構成されるものを例示したが、このような構成に代えて、予備運転処理として、通流状態切換手段を閉弁状態に切り換えてその状態を維持する処理を実行し、浴室暖房手段を作動させないように構成するものでもよい。
そして、このように、予備運転処理として通流状態切換手段を閉弁状態に切り換えてその状態を維持する処理を実行し、浴室暖房手段を作動させない構成のものにおいて、湯水供給用流路における熱交換器の近くに位置する流路部分における湯水の温度を検出する湯水温度検出手段が、設定温度以上の温度を検出すると、ミスト噴出許可条件が満たされたものとしてミスト運転処理を実行するように構成するものでもよい。
(3)上記実施形態では、湯水供給用流路における液液熱交換器よりも湯水通流方向下手側から分岐する状態で排水路が設けられ、通流状態切換手段が、湯水供給用流路における液液熱交換器よりも湯水通流方向上手側に位置する給水弁と湯水供給用流路における液液熱交換器よりも湯水通流方向下手側に位置するミスト開閉弁とを夫々備えて構成されるものを例示したが、排水路を備えない構成として、通流状態切換手段として、給水弁及びミスト開閉弁のうちのいずれか一方だけを備える構成としてもよい。
(4)上記実施形態では、ミストノズルが一対備えられ、ミスト運転を実行するときは、それら一対のミストノズルから湯水を噴出させる構成としたが、いずれか1つのミストノズルからのみ湯水を噴出させる少量噴出モードに切り換え可能に構成するものでもよい。又、ミストノズルを一対設けるものに限らず、1つのミストノズルを備える構成としてもよい。
(5)上記実施形態では、ミストサウナ装置をミストサウナ機能付き浴室暖房乾燥機に適用した場合について説明したが、ミストサウナ機能だけを備えるミストサウナ専用の装置であってもよい。
3 運転制御手段
4 浴室
11 ミストノズル
23 浴室温度検出手段
29 加熱手段
42 ミスト運転指令手段
50 予備運転指令手段
A 浴室暖房手段
R1 浴室側のリモコン操作部
R2 脱衣室側のリモコン操作部
Y 湯水供給用流路

Claims (3)

  1. 湯水供給用流路を通して供給される湯水を浴室内にミスト状に噴出するミストノズルと、
    前記湯水供給用流路の途中に配設されて、前記ミストノズルに供給される湯水を加熱する加熱手段と、
    前記湯水供給用流路の途中に配設されて、前記ミストノズルに湯水を供給する供給状態と湯水の供給を停止する停止状態とに切り換える通流状態切換手段と、
    ミスト運転を指令するミスト運転指令手段と、
    運転を制御する運転制御手段とが備えられ、
    前記運転制御手段が、
    前記ミスト運転指令手段にてミスト運転の開始が指令されると、前記通流状態切換手段を前記停止状態に切り換えた状態で前記加熱手段を作動させる予備運転処理、及び、ミスト噴出許可条件が満たされると、前記通流状態切換手段を前記供給状態に切り換えるミスト運転処理を実行するように構成されているミストサウナ装置であって、
    前記ミスト運転指令手段、及び、予備運転を指令する予備運転指令手段が、前記浴室内に設けられ、
    前記運転制御手段が、
    前記予備運転指令手段にて予備運転が指令されると、前記予備運転処理を実行するように構成され、且つ、
    前記予備運転指令手段の指令に基づいて前記予備運転処理を実行している状態で、前記ミスト運転指令手段にてミスト運転の開始が指令されると、前記ミスト噴出許可条件が満たされているか否かにかかわらず、前記ミスト運転処理を実行するように構成されているミストサウナ装置。
  2. 温風を前記浴室内に吹出して前記浴室を暖房する浴室暖房手段と、前記浴室の温度を検出する浴室温度検出手段とが備えられ、
    前記運転制御手段が、
    前記予備運転処理として、前記通流状態切換手段を前記停止状態に切り換えた状態で前記加熱手段を作動させることに加えて、前記浴室暖房手段を作動させるように構成され、
    前記浴室温度検出手段にて検出される前記浴室の温度が設定温度以上になると、前記ミスト噴出許可条件が満たされたものとして、前記ミスト運転処理を実行するように構成されている請求項1記載のミストサウナ装置。
  3. 前記浴室及び脱衣室の夫々に前記運転制御手段に運転指令を指令するためのリモコン操作部が備えられ、
    前記浴室側のリモコン操作部及び前記脱衣室側のリモコン操作部の夫々に、前記ミスト運転指令手段が備えられ、
    前記浴室側のリモコン操作部に前記予備運転指令手段が備えられている請求項1又は2記載のミストサウナ装置。
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