JP2010232408A - 半導体装置及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】加工マージンの大きい半導体装置及びその製造方法を提供する。
【解決手段】 半導体装置は、主面を有する半導体基板と、半導体基板上に形成された第1絶縁膜と、第1絶縁膜に形成された複数のコンタクト孔と、複数のコンタクト孔内にそれぞれ形成された複数の第1コンタクトプラグと、第1絶縁膜上に形成され、該第1絶縁膜の複数の第1コンタクトプラグが形成された領域を含む所定領域を露出させる開口部を有する第2絶縁膜と、第1絶縁膜のうち開口部で露出した部分に形成され、半導体基板の主面に対して垂直方向に見て、開口部が形成されていない第1絶縁膜の上面の位置よりも低い上面の位置を有する凹部と、開口部を横切り、かつ複数の第1コンタクトプラグのそれぞれの上面に接続されるように、第1絶縁膜の凹部から第2絶縁膜の開口部を経て第2絶縁膜の上面にかけて形成された第2導電膜から成る複数の配線と、を有している。
【選択図】図1

Description

本発明は、半導体装置及びその製造方法に関し、特に、配列形成されたコンタクトプラグに接続される配線を有する半導体装置及びその製造方法に関する。
近年、MOS型集積回路の高集積化が急速に進められ、素子は微細加工技術で加工できる限界を用いて形成される。このような状況において、ホールの加工においても、開口径、及び、開口間距離を、リソグラフィー技術の最小加工寸法に近い寸法を用いて形成することが求められている。
ホールの加工を必要とする素子構造として、その上部を絶縁膜で覆われたコンタクトプラグに配線を接続する構造がある。即ち、コンタクトプラグの上に形成された絶縁膜に、ホールを開口し、ホール内に導電体を埋め込む等して、コンタクトプラグと絶縁膜の上に形成される配線との間を電気的に接続する。
従来、この種のホールは、コンタクトプラグに1対1で対応させて形成される(例えば、特許文献1参照)。それゆえ、複数のコンタクトプラグを高密度に形成する場合には、対応するホールも同様の密度で形成する必要がある。
特開2007−287794号公報(特に図5及び図6)
しかし、リソグラフィー技術を用いた微細なホールパターンの形成では、ウエハ上での光学像のコントラストが弱いため、解像に十分な光学強度が得られ難い。その結果、焦点深度が浅く、抜け不良などが発生しやすく、リソグラフィーの加工マージンが小さいという問題があることを発明者は見出した。また、このような問題は、特に、ホールの密度が低い、例えば、メモリ半導体装置のビット線コンタクトなどで顕著に発生することを発明者は見出した。
本発明の一形態に係る半導体装置は、主面を有する半導体基板と、前記半導体基板上に形成された第1絶縁膜と、前記第1絶縁膜に形成された複数のコンタクト孔と、前記複数のコンタクト孔内にそれぞれ形成された、第1導電膜から成る複数の第1コンタクトプラグと、前記第1絶縁膜上に形成され、該第1絶縁膜の前記複数の第1コンタクトプラグが形成された領域を含む所定領域を露出させる開口部を有する第2絶縁膜と、前記第1絶縁膜のうち前記開口部で露出した部分に形成され、前記半導体基板の主面に対して垂直方向に見て、前記開口部が形成されていない前記第1絶縁膜の上面の位置よりも低い上面の位置を有する凹部と、前記開口部を横切り、かつ前記複数の第1コンタクトプラグのそれぞれの上面に接続されるように、前記第1絶縁膜の前記凹部から前記第2絶縁膜の前記開口部を経て前記第2絶縁膜の上面にかけて形成された第2導電膜から成る複数の配線と、を有することを特徴とする。
また、本発明の他の形態に係る半導体装置の製造方法は、主面を有する半導体基板上に第1絶縁膜を形成する工程と、前記第1絶縁膜に複数のコンタクト孔を開口する工程と、前記複数のコンタクト孔内に第1導電膜から成る複数の第1コンタクトプラグをそれぞれ形成する工程と、前記第1絶縁膜上及び前記複数の第1コンタクトプラグ上に第2絶縁膜を形成する工程と、前記第2絶縁膜に、前記第2絶縁膜を貫き、前記複数の第1コンタクトプラグの上面とその周囲の前記第1絶縁膜を露出させる開口部を形成する工程と、前記開口部で露出した前記第1絶縁膜の表面を掘り下げて、前記第1絶縁膜に凹部を形成するエッチングを行う工程と、前記凹部から前記開口部を経て前記第2絶縁膜の上面にかけて第2導電膜を形成する工程と、前記第2導電膜をパターニングして、前記複数の第1コンタクトプラグ上面にそれぞれ接続され、かつ互いに電気的に分離された複数の配線を形成する工程と、を備えることを特徴とする。
また、本発明のさらに他の形態に係る半導体装置は、所定方向に沿って複数のコンタクト孔が形成された第1層間膜と、前記複数のコンタクト孔にそれぞれ形成された複数のコンタクトプラグと、前記第1層間膜の上に形成され、かつ前記複数のコンタクトプラグが形成された領域を含む所定の領域を露出させる開口部を備えた第2層間膜と、前記開口部を横切るように形成され、かつ前記複数のコンタクトプラグの上面にそれぞれ接触する複数の配線と、を備えることを特徴とする。
さらにまた、本発明のさらに他の実施の形態に係る半導体装置の製造方法は、第1層間膜に、所定方向に沿って配列された複数のコンタクト孔を形成し、複数のコンタクトプラグを前記複数のコンタクト孔にそれぞれ形成し、前記第1層間膜及び前記複数のコンタクトプラグの上に第2層間膜を形成し、前記複数のコンタクトプラグが形成された領域を含む所定の領域を露出させるように、前記第2層間膜に開口部を形成し、前記開口部を横切り、前記複数のコンタクトプラグにそれぞれ接触する複数の配線を形成する、ことを特徴とする。
複数のコンタクトプラグ上に形成された絶縁膜に、複数のコンタクトプラグを共に露出させる開口部を形成するようにしたことで、コンタクトプラグに個々に対応するホールを形成する場合に比べ、加工マージンを大きくすることができる。
本発明の第1の実施の形態に係る半導体装置の構成を説明するための平面図である。 図1の半導体装置の製造方法における第2層間膜を形成するまでの工程を説明するための図であって、(a)は図1のA−A’線位置における断面図であり、(b)は図1のB−B’線位置における断面図である。 図2の工程に続くビット線コンタクト形成用溝を形成する工程を説明するための図であって、(a)は図1のA−A’線位置における断面図であり、(b)は図1のB−B’線位置における断面図であり、(c)は図1の形成されたビット線コンタクト形成用溝の周辺を表す平面図である。 図3の工程に続く第2導電膜を形成する工程を説明するための図であって、(a)は図1のA−A’線位置における断面図であり、(b)は図1のB−B’線位置における断面図である。 図4の工程に続くビット線コンタクトプラグを形成する工程を説明するための図であって、(a)は図1のA−A’線位置における断面図であり、(b)は図1のB−B’線位置における断面図であり、(c)は図1のビット線コンタクト形成用溝の周辺を表す平面図である。 図5の工程に続く第3導電膜及びビット線ハードマスク膜を形成する工程を説明するための図であって、(a)は図1のA−A’線位置における断面図であり、(b)は図1のB−B’線位置における断面図である。 図6の工程に続くビット線を形成する工程を説明するための図であって、(a)は図1のA−A’線位置における断面図であり、(b)は図1のB−B’線位置における断面図であり、(c)は図1の、ビット線コンタクト形成用溝の周辺を表す平面図である。 ビット線形成時のオーバーエッチ量が不十分の場合に生じる問題点を説明するための図であって、(a)は図1のA−A’線位置における断面図であり、(b)は図1のB−B’線位置における断面図である。 本発明の第2の実施の形態に係る半導体装置の製造方法における、ビット線コンタクト形成用溝の形成及びリセスエッチングの工程を説明するための図であって、(a)は図1のA−A’線位置における断面図であり、(b)は図1のB−B’線位置における断面図である。 図9の工程に続く第2導電膜を形成する工程を説明するための図であって、(a)は図1のA−A’線位置における断面図であり、(b)は図1のB−B’線位置における断面図である。 図10の工程に続くビット線コンタクトプラグを形成する工程を説明するための図であって、(a)は図1のA−A’線位置における断面図であり、(b)は図1のB−B’線位置における断面図である。 図11の工程に続く第3導電膜及びビット線ハードマスク膜を形成する工程を説明するための図であって、(a)は図1のA−A’線位置における断面図であり、(b)は図1のB−B’線位置における断面図である。 図12の工程に続くビット線を形成する工程を説明するための図であって、(a)は図1のA−A’線位置における断面図であり、(b)は図1のB−B’線位置における断面図である。 本発明の第3の実施の形態に係る半導体装置の製造方法における、第1層間膜形成後から第2層間膜を形成するまでの工程を説明するための図であって、(a)は図1のA−A’線位置における断面図であり、(b)は図1のB−B’線位置における断面図である。 図14の工程に続くビット線コンタクト形成用溝を形成する工程を説明するための図であって、(a)は図1のA−A’線位置における断面図であり、(b)は図1のB−B’線位置における断面図である。(c)は図1のビット線コンタクト形成用溝の周辺を表す平面図である。 図15の工程に続くリセスエッチング工程を説明するための図であって、(a)は図1のA−A’線位置における断面図であり、(b)は図1のB−B’線位置における断面図である。 図16の工程に続く第2導電膜を形成する工程を説明するための図であって、(a)は図1のA−A’線位置における断面図であり、(b)は図1のB−B’線位置における断面図である。 図17の工程に続くビット線コンタクトプラグを形成する工程を説明するための図であって、(a)は図1のA−A’線位置における断面図であり、(b)は図1のB−B’線位置における断面図である。 図18の工程に続くビット線を形成する工程を説明するための図であって、(a)は図1のA−A’線位置における断面図であり、(b)は図1のB−B’線位置における断面図であり、(c)は図1のビット線コンタクト形成用溝の周辺を示す平面図である。 本発明の第4の実施の形態に係る半導体装置の製造方法における第2導電膜及びビット線ハードマスク膜を形成する工程を説明するための図であって、(a)は図1のA−A’線位置における断面図であり、(b)は図1のB−B’線位置における断面図である。 図20の工程に続くビット線を形成する工程を説明するための図であって、(a)は図1のA−A’線位置における断面図であり、(b)は図1のB−B’線位置における断面図である。 本発明の第5の実施の形態に係る半導体装置の構成を説明するための平面図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について詳細に説明する。
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る半導体装置(メモリ装置)の構成を説明するための平面図であって、配線であるビット線の形成工程までを終えた状態を示している。
図示のメモリ装置は、アクティブ領域層、メモリセルプラグ層、ビット線コンタクト形成用溝層、ワード線層、及びビット線層を有している。これらは、図1において、アクティブ領域11、第1メモリセルプラグ12と一対の第2メモリセルプラグ13、ビット線コンタクト形成用溝14、ワード線15、及びビット線16として描かれている。
アクティブ領域11はビット線16と所定に角度をなすように配列形成されている。各アクティブ領域11には、一対のトランジスタが、一方のソース・ドレイン領域を共有するように形成されている。即ち、各アクティブ領域11には、3つのソース・ドレイン領域を有する2つのトランジスタが形成されている。
第1メモリセルプラグ12は、各アクティブ領域11に形成される3つのソース・ドレイン領域のうち、中央に位置するソース・ドレイン領域上に形成され、対応するビット線16に接続される。また、第2メモリセルプラグ13は、各アクティブ領域11の両端に位置するソース・ドレイン領域上にそれぞれ形成され、図示しない電極に接続される。ここで、本メモリ装置がDRAM装置であるならば、第2メモリセルプラグ13が接続される電極はキャパシタ電極である。
ビット線コンタクト形成用溝14は、後述する第2層間膜に形成される開口部であって、ワード線15の延在方向に沿って並ぶ複数の第1メモリセルプラグ12に対応するように形成されている。図1では、3個の第1メモリセルを一組とし、各組に対応するように開口部が形成されている。
ワード線15は図の上下方向に延在するよう形成され、ビット線16はワード線に直交するように図の左右方向に延在するよう形成されている。また、ビット線16は、そのビット線16が延在する方向に関して隣接する複数の(異なる組に属する)第1メモリセルプラグ12に共通に接続されている。
以下、図1の半導体装置の製造方法について、図2乃至図7を参照して説明する。なお、各図において(a)は、図1におけるA−A’線位置での断面図、(b)は、B−B’線位置での断面図である。また、(c)が存在する場合、同図は、ビット線コンタクト形成用溝14の周辺を表す平面図である。
まず、図2(a)及び(b)に示すように、P型基板(半導体基板)21に、素子分離領域22、ゲート絶縁膜23とゲート導電膜24とマスク窒化膜25とスペーサ窒化膜26から成るワード線15、及びトランジスタを構成するN型のソース・ドレイン領域27を形成する。
次に、第1絶縁膜としての第1層間膜28を形成する。第1層間膜28の材料としては、例えば、シリコン酸化膜、BPSG(Boron-doped Phospho-Silicate Glass)膜、SOG(Spin On Glass)膜などが用いられる。
次に、基板21上のソース・ドレイン領域27に達するコンタクト孔としてのメモリセルコンタクトホールを、第1層間膜28に開口させる。そして、メモリセルコンタクトホール内に第1導電膜からなるメモリセルプラグ12(及び13)を第1コンタクトプラグとして形成する。第1導電膜としては、例えばリンドープトシリコン膜が用いられる。あるいは、Ti膜とTiN膜をバリアメタル膜として成長し、その後W膜を成長して第1導電膜としてもよい。
メモリセルプラグ12(及び13)の形成は、メモリコンタクトホールを埋め込むように第1導電膜を形成し、CMP法などで第1層間膜28上の第1導電膜を除去することにより形成される。また、エッチング技術を用いてエッチバックを行うことで形成してもよい。メモリセルプラグ12(及び13)の上面と第1層間膜28の上面は、基板21の主面に対して垂直方向(図2の上下方向)に見て、略平坦に形成される。
次に、第1層間膜28とメモリセルプラグ12(及び13)の上に第2絶縁膜としての第2層間膜29を形成する。第2層間膜29の材料としては例えば、シリコン酸化膜、BPSG膜、SOG膜などが用いられる。
次に、図3(a)、(b)及び(c)に示すように、第2層間膜29に開口部としてのビット線コンタクト形成用溝14を形成する。このビット線コンタクト形成用溝14は、複数(ここでは3個)の第1メモリセルプラグ12の表面及びその周囲の第1層間膜28が露出するように形成される。換言すると、このビット線コンタクト形成用溝14は、第1層間膜28の第1メモリセルプラグ12が形成された領域を含む所定領域を露出させるように形成される。つまり、この所定領域は、ワード線15の延在方向に関して隣接する複数の第1メモリセルプラグ12に対応している。
ビット線コンタクト形成用溝14の形成は、リソグラフィー技術を用いて、第2層間膜29の上に、ビット線コンタクト形成用溝14のレジストパターンを形成し、それをマスクとして第2層間膜29をエッチングすることにより行うことができる。レジストパターンはその後除去される。
次に、露出した第1メモリセルプラグ12に接続されるビット線コンタクトプラグの形成に備え、露出した第1メモリセルプラグ12の表面を清浄化する前処理を行う。この前処理は、エッチングにより行われるが、半導体装置の微細化が進むに従い処理対象のホールや溝も微細化しているためその実行が困難になっている。また、コンタクトサイズは小さくなっているので、コンタクト抵抗の低減化が重要になっており、十分な清浄化が必要である。このような背景状況から、前処理として十分なエッチングを行う必要がある。
前処理に用いられる洗浄方法としては、湿式前処理法を用いることができる。薬液として希フッ酸(HF:水=1:200)液を用い、熱酸化膜を3nm厚エッチングするのに相当する量のエッチングを行う。自然酸化膜が1nm付着している場合、その自然酸化膜を除去するのに必要なエッチング量の100〜200%オーバーとなる。希フッ酸(HF:水=1:200)を用いる場合、エッチング時間は約2分である。このエッチング量は、第1メモリセルプラグ12の表面状態にも依存するため、さらに多くのエッチングや、異なる薬液による洗浄が必要になることもある。
上記洗浄工程(前処理工程)により、第1メモリセルプラグ12の表面が清浄化されるだけでなく、第1層間膜28及び第2層間膜29の一部がエッチングされる。これにより、第2層間膜29は、その膜厚が薄くなる。また、第1層間膜28は、ビット線コンタクト形成用溝14内において掘り下げられる。その結果、ビット線コンタクト形成用溝14内における第1層間膜28の上面位置は、第1メモリセルプラグ12の上面の位置よりも低くなる。つまり、第1メモリセルプラグ12の周囲の第1層間膜28に凹部が形成され、第1メモリセルプラグ12の上部は、周囲の第1層間膜の表面から突出する。また、ビット線コンタクト形成用溝14内における第1層間膜28の上面位置は、ビット線コンタクト形成用溝14が形成されていない第1層間膜28の上面位置(即ち、第1層間膜28と第2層間膜29との界面位置)に比べて、基板21の主面に対して垂直方向に見て、低くなる。
なお、この前処理において第1層間膜28が削られる量は、熱酸化膜に比べて5倍から10倍大きいものとなる。例えば、シリコン酸化膜であればおよそ20nmがエッチングされる。これは、微細化に加え、トランジスタへの熱負荷を低減するために層間絶縁膜の熱処理にRTP(Rapid Thermal Process)などの低温高速熱処理(例えば、750℃で10分)が用いられることによって層間絶縁膜のエッチング耐性が低下しているからである。
前処理では、洗浄方法として、湿式前処理法の代わりにドライ洗浄を用いることもできる。その場合、HFガスが用いられる。ドライ洗浄は、湿式前処理法に比べて、微細なホールなどの洗浄力に優れるという利点を持つ。エッチング量は、湿式エッチングの場合と同様に、自然酸化膜を除去するのに必要な量の100〜200%オーバーとする。
次に、配線を形成するための配線用導電膜を形成する。ここでは、配線用導電膜として、第2導電膜及び第3導電膜を用いる。
まず、上述のようにして清浄化されたビット線コンタクト形成用溝14にビット線コンタクトプラグを形成するため、図4(a)及び(b)に示すように、第2導電膜41を成膜する。これにより、ビット線コンタクト形成用溝14に第2導電膜41が埋め込まれる。第2導電膜41としては、Ti膜、TiN膜及びW膜を、順次成膜した積層膜を用いることができる。成膜方法としては、CVD法を用いることができる。また、コンタクト抵抗に問題がない場合には、第2導電膜41として不純物ドープトシリコンなどを用いることもできる。
次に、第2導電膜41のビット線コンタクト形成用溝14に埋め込まれた部分を残すように、CMP法を用いて第2導電膜41を研磨する。これにより、図5(a)、(b)及び(c)に示すように、ビット線コンタクト形成用溝14に埋め込まれたビット線コンタクトプラグ51が、第2コンタクトプラグとして形成される。また、第2層間膜29の上面が露出する。
次に、図6(a)及び(b)に示すように、配線としてのビット線16となる第3導電膜61を形成し、その上にビット線ハードマスク膜62を形成する。
第3導電膜61は、例えばTiN膜とW膜を順次、スパッタ法で成膜することにより形成することができる。第3導電膜61の他の材料としては、WSi膜、WSiポリサイド膜(WSi/ドープトシリコン)などを用いてもよい。また、ビット線ハードマスク膜62は、材料としてシリコン窒化膜を用い、プラズマCVD法を用いて形成することができる。
次に、第1メモリセルプラグ12の上方をそれぞれ通り、ビット線コンタクト形成用溝14を横切るように配置されたビット線パターンのレジストマスクを、フォトリソグラフィー技術を用いて形成する。そして、このマスクを用いてビット線ハードマスク膜62と第3導電膜61を順次エッチングし、第2層間膜29の表面を露出させる。さらに、ビット線コンタクト形成用溝14内に埋め込まれているビット線コンタクトプラグ51(第2導電膜41)をエッチングし、ビット線コンタクト形成用溝14の底部の第1層間膜28の表面を露出させる。第3導電膜61及び第2導電膜41のエッチングには、Clを含むガスなどを用いることができる。こうして、図7(a)、(b)及び(c)に示されるように、ビット線コンタクトプラグ51は、ビット線16のパターンでパターニングされ、第1メモリセルプラグ12に各々対応するように分割される。これにより、同一のビット線コンタクト形成用溝14内に露出した複数の第1メモリセルプラグ12間は、電気的に分離される。こうして、第3導電膜61からなり、第1メモリセルプラグ12に第2導電膜41(即ち、ビット線コンタクトプラグ51)を介して接続されたビット線16が形成される。換言すると、ビット線16は、開口部を横切り、かつ複数の第1コンタクトプラグのそれぞれの上面に電気的に接続される、第1絶縁膜の凹部から第2絶縁膜の開口部を経て第2絶縁膜の上面にかけて形成された複数の配線となる。
以上のように、本実施の形態では、ビット線コンタクトを実現するために、第1メモリセルプラグに各々対応するホールを形成する代わりに、複数の第1メモリセルプラグに対応する溝を形成するようにしたことで、リソグラフィーマージンを大きくすることができる。
また、ホールの場合は、第1メモリセルプラグとビット線コンタクトプラグとの接触面積を大きくするために、第1メモリセルプラグの上面全面を露出させるように開口することが望まれる。この場合、ホール間の距離は狭く、ホール間を規定するレジストパターンの幅が狭くなるので、ホール形成時のドライエッチングによって、レジストパターンが(一部)消失し、隣接するホール間が連結される(短絡する)おそれがある。これに対して、本実施の形態では、隣接する複数の第1メモリセルプラグに対応する溝を形成し、この溝にビット線コンタクトプラグを埋め込み、ビット線をパターニングする際にビット線コンタクトプラグもエッチングする。このように、本実施の形態では、ビット線コンタクトを自己整合的に形成するので、短絡の問題は生じない。
さらに、本実施の形態では、ビット線コンタクトプラグとなる第2導電膜を成膜する前に、前処理を十分に行うので低抵抗なコンタクトを形成することができる。また、この前処理により、第1層間膜に凹部を形成し、第1メモリセルプラグを突出させるようにしたことで、第1メモリセルプラグとビット線コンタクトプラグとの接触面積を大きくすることができ、低抵抗を実現できる。
以上のように、本実施の形態によれば、微細なコンタクトの形成が可能となる。
次に、本発明の第2の実施の形態について説明する。
上述したように、第1の実施の形態に係る半導体装置では、第1メモリセルプラグ12が、第1層間膜28から突出する構造を有している。そして、これら第1メモリセルプラグ12同士の間には、第2導電膜41が成膜され、その後エッチングにより除去される。さて、半導体装置の微細化がさらに進むと、第1メモリセルプラグ12間の間隔はさらに狭くなる。すると、そこに成膜された第2導電膜41を除去するためには、オーバーエッチング量を増加させる必要が生じる。特に、第2導電膜41としてTiN膜、Ti膜、WN膜などのバリアメタル膜が用いられた場合は、これらの膜のエッチング速度が遅いので、残渣が出ないように除去するためには、さらにオーバーエッチング量を増加させる必要がある。オーバーエッチング量の増加は、ビット線ハードマスク膜62の厚膜化を招くことになり、微細化の阻害要因となる。
一方、オーバーエッチ量が不十分の場合には、図8(a)及び(b)に示すように、第1メモリセルプラグ12間に残渣81が生じ、短絡の原因ともなる。
そこで、第2の実施の形態に係る半導体装置は、不要な第2導電膜41のエッチング残りが発生しにくく、配線のパターニングを容易にする構造を採用する。以下、本実施の形態に係る半導体装置の製造方法について説明し、合わせてその構造をも明らかにする。
本実施の形態に係る半導体装置は、第1の実施の形態と同様にメモリ装置であって、図1に示す構成を有する。また、その製造工程は、図3(a)及び(b)に示す状態まで、第1の実施の形態と同じである。
図3(a)及び(b)に示すように、ビット線コンタクト形成用溝14を形成した後、図9(a)及び(b)に示すように、第1メモリセルプラグ12(第1導電膜)をリセスエッチングする。このエッチングは、第1メモリセルプラグ12の上面位置が、基板21の主面に対して垂直方向に見て、ビット線コンタクト形成用溝14底部の第1層間膜28の上面(第1層間膜28と第2層間膜29との界面)の位置よりも50nm程度低くなるように行う。ここで、第1メモリセルプラグ1の上面が低くなりすぎると、後のビット線16を形成するためのエッチングによって基板がエッチングされるおそれがあるため、第1メモリセルプラグの上面位置は、基板から100nm以上となるように、リセスエッチングを行う。
次に、図10(a)及び(b)に示すように,第2導電膜41を形成する。第1の実施の形態の場合と同様に、第2導電膜41の形成に先立ち前処理(洗浄)を十分に行う。この前処理により、第2層間膜29の膜厚は減少し、第1層間膜28には、ビット線コンタクト形成用溝14内において凹部が形成される。前述した第1メモリセルプラグの上面位置を低くするリセスエッチング工程は、前処理後の状態で、第1メモリセルプラグ12間に位置する第1絶縁膜28の主表面の位置h1よりも第1メモリセルプラグ12の上面位置h2が低くなるように行っておく。例えば、前処理により第1層間膜28が20〜30nm後退するのであれば、第1メモリセルプラグ12の上面を50nmリセスエッチングするようにすれば、第1メモリセルプラグ12の上面は、第1層間膜28の主表面位置よりも20〜30nm低くすることができる。
以降、第1の実施の形態と同様の工程が実行される。
即ち、第2導電膜41をCMP法により研磨し、図11(a)及び(b)に示すように、第2層間膜29を露出させるとともに、ビット線コンタクト形成用溝14内に埋め込まれたビット線コンタクトプラグ51を形成する。
次に、図12(a)及び(b)に示すように、ビット線16となる第3導電膜61及びビット線ハードマスク膜62を順次形成する。
続いて、ビット線パターンのレジストマスクを用いて、ビット線ハードマスク膜62、第3導電膜61、及びビット線コンタクトプラグ51をエッチング(パターニング)し、ビット線16を形成する。
本実施の形態によれば、第1メモリセルプラグ12が第1層間膜28に対してリセスしているので、第2導電膜41(ビット線コンタクトプラグ51)に接している第1メモリセルプラグ12の側壁の面積は少ない。このため、ビット線コンタクトプラグ51をパターニングする際に、第1メモリセルプラグ12の側壁に接している第2導電膜41がスペーサ状に残ることがほとんどない。こうして、本実施の形態によれば、隣接するビット線間の短絡発生防止に強い構造が得られる。
また、本実施の形態によれば、隣接する第1メモリセルプラグ12間のような狭い隙間に形成された第2導電膜41を除去する必要がないので、オーバーエッチング量を低減できる。それゆえ、本実施の形態によれば、ビット線ハードマスク膜62の薄膜化を実現でき、微細化に有望な構造が得られる。
なお、第1メモリセルプラグ12のリセスした部分であって、ビット線が形成されない部分に、第2導電膜41が残ることがあるが、残っても問題はない。
次に、図14乃至図19を参照して、本発明の第3の実施の形態に係る半導体装置について説明する。
上述した第1及び第2の実施の形態では、第1層間膜28がワード線15上にも存在する構成としたが、本実施の形態では、ワード線15上には第1層間膜28が存在しない構成とした。
詳述すると、本実施の形態に係る半導体装置の製造は、第1層間膜28を成膜する工程までは、第1の実施の形態と同様に行われる。
ワード線15上に第1層間膜28を成膜した後、ワード線15の上部、即ちマスク窒化膜25、が露出するまで第1層間膜28を削り込む。CMP法を用いれば、ワード線15の上部のマスク窒化膜25をストッパとする研磨が可能である。その後、第1の実施の形態と同様に第1メモリセルプラグ12を形成する。そして、図14(a)及び(b)に示すように、ワード線15の上部のマスク窒化膜25、スペーサ窒化膜26、及び第1メモリセルプラグ12の上部に接する第2層間膜29を形成する。
次に、図15(a)、(b)及び(c)に示すように、第2層間膜29にビット線コンタクト形成用溝14を開口する。ビット線コンタクト形成用溝14内には、第1メモリプラグ12の上部、その周囲の第1層間膜28、マスク窒化膜25及びスペーサ窒化膜26が露出する。
以降、第2の実施の形態と同様の工程を実行する。
即ち、図16(a)及び(b)に示すように、第1メモリセルプラグ12の上面をリセスエッチングする。
次に、前処理工程によりビット線コンタクト形成用溝14内の洗浄を行い、図17(a)及び(b)に示すように、ビット線コンタクト形成用溝14を埋め込むように、第2導電膜41を形成する。
続いて、図18(a)及び(b)に示すように、第2導電膜41を研磨して、第2層間膜29を露出させ、ビット線コンタクト形成用溝14内にビット線コンタクトプラグ51を形成する。
最後に、図19(a)及び(b)に示すように、第3導電膜61及びビット線ハードマスク膜62を順次形成し、形成した膜をパターニングして、ビット線16を形成する。
以上のようにして本実施の形態に係る半導体装置が製造される。
本実施の形態によれば、第1層間膜28の上面を、ワード線15の上部のマスク窒化膜25の上面に一致させるようにしたことで、第1層間膜28の厚さに関し、チップ内での均一性を改善することができる。
また、本実施の形態によれば、第1メモリプラグ12の高さを低減できるので、コンタクト抵抗を低減することができる。
次に、図20及び図21を参照して、本発明の第4の実施の形態について説明する。
第1乃至第3の実施の形態では、配線用導電膜として第2導電膜及び第3導電膜を用いる場合について説明したが、本実施の形態では、配線用導電膜として第2導電膜を単独で用いる。即ち、ビット線コンタクトプラグの材料である第2導電膜をそのまま配線に用いる。
本実施の形態に係る半導体装置の製造方法は、第2導電膜を形成する工程まで、第1乃至第3の実施の形態のいずれかと同じである。以下では、第2の実施の形態と同じ場合について説明する。
第2の導電膜41を形成した後、即ち、図10(a)及び(b)に示す状態とした後、図20(a)及び(b)に示すように、ビット線ハードマスク膜62を成膜する。
次に、ビット線パターンを持つレジストマスクを用いて、ビット線ハードマスク膜62及び第2導電膜41をパターニングし、ビット線16を形成する。
以上のように、本実施の形態によれば、第3の導電膜を形成することなく、ビット線16を形成することができる。
本実施の形態によれば、ビット線コンタクトプラグの形成工程(図5、図11又は図18に示す工程)及び第3導電膜を形成する工程を削減することができ、工程の簡略化とコスト削減を実現できるという利点がある。
次に、本発明の第5の実施の形態に係る半導体装置について説明する。
第1乃至第4の実施の形態では、半導体装置がメモリ装置である場合について説明したが、本発明はメモリ装置以外の半導体装置にも適用できる。本実施の形態に係る半導体装置は、一般的な集積回路を想定している。
図22は、本実施の形態に係る半導体装置の概略構成を説明するための平面図であって、配線形成工程までを終えた状態を示している。
図示の半導体装置は、配列形成された複数(ここでは、4つ)のトランジスタTr1〜4を構成する、アクティブ領域層、ゲート電極層、第1コンタクトプラグ層、第2コンタクト形成用溝層、配線層を有している。これらは、図22において、アクティブ領域101、ゲート電極102、第1コンタクトプラグ103、第2コンタクト形成用溝104、及び配線105として描かれている。
第1コンタクトプラグ103の上部には、図示しない第2コンタクトプラグが形成されている。第1コンタクトプラグ103上に形成された層間絶縁膜に第2コンタクト形成用溝104を形成し、第1コンタクトプラグ103の上部を露出させた後、第2コンタクトプラグを形成する。配線105は、第2コンタクトプラグを介して第1コンタクトプラグ103に電気的に接続される。各配線105は、図の左右方向に隣接する複数の第1コンタクトプラグ103を電気的に接続するように形成されている。
本実施の形態に係る半導体装置は、第1乃至第4の実施の形態に係る半導体装置と同様の方法により製造することができる。なお、本実施の形態におけるゲート電極102、第1コンタクトプラグ103、第2コンタクト形成用溝104、及び配線105が、それぞれ、ワード線15、メモリセルプラグ12、ビット線コンタクト形成用溝14、及びビット線16にそれぞれ対応する。
本実施の形態によれば、第1コンタクトプラグ103に各々対応するホールを設ける代わりに、複数(ここでは4個)の第1コンタクトプラグに対応する第2コンタクト形成用溝104を形成するようにしたことで、第1コンタクトプラグ103が高密度に集積(配列)される場合であっても、第2コンタクトプラグに対するリソグラフィー工程を容易に行うことができる。
このように、本発明は、メモリ装置に限らず、コンタクトプラグの上に、絶縁膜が形成され、コンタクトプラグ上面に接続する配線を形成する構造の半導体装置に、広く適用可能である。
以上、本発明について、いくつかの実施の形態に即して説明したが、本発明は上記実施の形態に限定されず、本発明を逸脱しない範囲で、種々の変更、変形が可能である。例えば、第1層間膜及び第2層間膜として、例示した材料以外の材料からなる絶縁膜を用いてもよい。同様に、第1導電膜、第2導電膜及び第3導電膜についても、例示した材料以外の材料からなる導電膜を用いてもよい。その場合において、バリアメタルを適宜用いることができる。さらに、コンタクト形成用溝内に露出させるコンタクトプラグの数は、2以上であればよい。その場合、所定方向に沿って配列形成されたコンタクトプラグの列に各々対応するように、コンタクト形成用溝を形成することができる。
11 アクティブ領域
12 第1メモリセルプラグ
13 第2メモリセルプラグ
14 ビット線コンタクト形成用溝
15 ワード線
16 ビット線
21 P型基板
22 素子分離領域
23 ゲート絶縁膜
24 ゲート導電膜
25 マスク窒化膜
26 スペーサ窒化膜
27 ソース・ドレイン領域
28 第1層間膜
29 第2層間膜
41 第2導電膜
51 ビット線コンタクトプラグ
61 第3導電膜
62 ビット線ハードマスク膜
101 アクティブ領域
102 ゲート電極
103 第1コンタクトプラグ
104 第2コンタクト形成用溝
105 配線

Claims (16)

  1. 主面を有する半導体基板と、
    前記半導体基板上に形成された第1絶縁膜と、
    前記第1絶縁膜に形成された複数のコンタクト孔と、
    前記複数のコンタクト孔内にそれぞれ形成された、第1導電膜から成る複数の第1コンタクトプラグと、
    前記第1絶縁膜上に形成され、該第1絶縁膜の前記複数の第1コンタクトプラグが形成された領域を含む所定領域を露出させる開口部を有する第2絶縁膜と、
    前記第1絶縁膜のうち前記開口部で露出した部分に形成され、前記半導体基板の主面に対して垂直方向に見て、前記開口部が形成されていない前記第1絶縁膜の上面の位置よりも低い上面の位置を有する凹部と、
    前記開口部を横切り、かつ前記複数の第1コンタクトプラグのそれぞれの上面に接続されるように、前記第1絶縁膜の前記凹部から前記第2絶縁膜の前記開口部を経て前記第2絶縁膜の上面にかけて形成された複数の配線と、
    を有することを特徴とする半導体装置。
  2. 請求項1記載の半導体装置において、
    前記第1の絶縁膜の前記凹部の上面の位置は、前記半導体基板の主面に対して垂直方向に見て、前記第1コンタクトプラグの上面の位置よりも、高い部分を有することを特徴とする半導体装置。
  3. 請求項1記載の半導体装置において、
    前記複数の配線のそれぞれは、前記第2絶縁膜の開口部から前記第1絶縁膜の前記凹部にかけて埋め込まれた第2導電膜から成る第2コンタクトプラグを含み、該第2コンタクトプラグが前記第1コンタクトプラグ上面と接続していること
    を特徴とする半導体装置。
  4. 請求項1記載の半導体装置において、
    前記複数の第1コンタクトプラグを複数組備え、各組に対応して前記開口部が形成されていることを特徴とする半導体装置。
  5. 請求項4記載の半導体装置において、
    前記複数の配線のそれぞれが、互いに異なる組に属する複数の前記第1コンタクトプラグの上面に接続されていることを特徴とする半導体装置。
  6. 主面を有する半導体基板上に第1絶縁膜を形成する工程と、
    前記第1絶縁膜に複数のコンタクト孔を開口する工程と、
    前記複数のコンタクト孔内に第1導電膜から成る複数の第1コンタクトプラグをそれぞれ形成する工程と、
    前記第1絶縁膜上及び前記複数の第1コンタクトプラグ上に第2絶縁膜を形成する工程と、
    前記第2絶縁膜に、前記第2絶縁膜を貫き、前記複数の第1コンタクトプラグの上面とその周囲の前記第1絶縁膜を露出させる開口部を形成する工程と、
    前記開口部で露出した前記第1絶縁膜の表面を掘り下げて、前記第1絶縁膜に凹部を形成するエッチングを行う工程と、
    前記凹部から前記開口部を経て前記第2絶縁膜の上面にかけて配線用導電膜を形成する工程と、
    前記配線用導電膜をパターニングして、前記複数の第1コンタクトプラグ上面にそれぞれ接続され、かつ互いに電気的に分離された複数の配線を形成する工程と、
    を備えることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  7. 請求項6記載の半導体装置の製造方法において、
    前記第2絶縁膜に、前記開口部を形成する工程の後で、且つ、前記エッチングを行う工程の前に、さらに
    前記半導体基板の主面に対して垂直方向に見て、第1コンタクトプラグの上面の位置を下げる工程を
    含むことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  8. 請求項7記載の半導体装置の製造方法において、
    前記凹部における前記第1の絶縁膜の上面の位置は、前記半導体基板の主面に対して垂直方向に見て、前記第1コンタクトプラグの上面の位置よりも、高い部分を有するように形成されることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  9. 請求項6記載の半導体装置の製造方法において、
    前記凹部から前記開口部を経て前記第2絶縁膜上面にかけて配線用導電膜を形成する工程は、
    前記凹部から前記開口部を経て前記第2絶縁膜上面にかけて第2導電膜を形成する工程と、
    前記第2導電膜を上面側から部分的に除去して、前記第2絶縁膜を露出させると共に、前記開口部から前記凹部にかけて埋め込まれた前記第2導電膜を第2コンタクトプラグとして残す工程と、
    第3導電膜を、前記第2絶縁膜上及び前記第2コンタクトプラグ上に形成する工程から成ることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  10. 請求項9記載の半導体装置の製造方法において、
    複数の配線を形成する工程は、前記第3導電膜と前記第2導電膜を順次パターニングして行われることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  11. 所定方向に沿って複数のコンタクト孔が形成された第1層間膜と、
    前記複数のコンタクト孔にそれぞれ形成された複数のコンタクトプラグと、
    前記第1層間膜上に形成され、かつ前記複数のコンタクトプラグが形成された領域を含む所定の領域を露出させる開口部を備えた第2層間膜と、
    前記開口部を横切るように形成され、かつ前記複数のコンタクトプラグの上面にそれぞれ接触する複数の配線と、
    を備えることを特徴とする半導体装置。
  12. 請求項11記載の半導体装置において、
    前記第1層間膜は、前記開口部内で掘り下げられていることを特徴とする半導体装置。
  13. 請求項11又は12記載の半導体装置において、
    前記コンタクトプラグの上面位置が、前記第1層間膜と前記第2層間膜との界面位置よりも低い位置にあることを特徴とする半導体装置。
  14. 第1層間膜に、所定方向に沿って配列された複数のコンタクト孔を形成し、
    複数のコンタクトプラグを前記複数のコンタクト孔にそれぞれ形成し、
    前記第1層間膜及び前記複数のコンタクトプラグの上に第2層間膜を形成し、
    前記複数のコンタクトプラグが形成された領域を含む所定の領域を露出させるように、前記第2層間膜に開口部を形成し、
    前記開口部を横切り、前記複数のコンタクトプラグにそれぞれ接触する複数の配線を形成する、
    ことを特徴とする半導体装置の製造方法。
  15. 請求項14記載の半導体装置の製造方法において、
    前記配線を形成する前に、前記第1層間膜の前記開口部に露出している部分を掘り下げることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  16. 請求項14又は15記載の半導体装置の製造方法において、
    前記配線を形成する前に、前記コンタクトプラグをエッチングし、その上面位置を前記第1の層間膜と前記第2の層間膜との界面位置よりも低い位置にすることを特徴とする半導体装置の製造方法。
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