JP2010232190A - 二次電池用負極および二次電池 - Google Patents

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Abstract

【課題】サイクル特性を向上させることができる二次電池用負極およびそれを用いた二次電池を提供する。
【解決手段】負極集電体11にSiを含む負極活物質層12が設けられている。負極集電体11は、十点平均粗さRz1が2.0μm以下の基材11Aに突起部11Bを設けることにより粗化されている。負極集電体11の十点平均粗さRz2から基材11Aの十点平均粗さRz1を引いた差Rz2−Rz1の値は0.2μm以上5.1μm以下とされている。これにより、負極活物質層12が充放電により膨張収縮しても、負極集電体11の破断および負極活物質層12の剥離などを抑制することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、負極集電体に構成元素としてケイ素(Si)を含む負極活物質層が設けられた二次電池用負極、およびそれを備えた二次電池に関する。
近年、モバイル機器の高性能化および多機能化に伴い、それらの電源である二次電池の高容量化が要求されている。この要求に応える二次電池としてはリチウムイオン二次電池があるが、現在実用化されているものは負極に黒鉛を用いているので、電池容量は飽和状態にあり、大幅な高容量化は難しい。そこで、負極にケイ素などを用いることが検討されており、最近では、気相法などにより負極集電体に負極活物質層を形成することも報告されている。ケイ素などは充放電に伴う膨張収縮が大きいので、微粉化によるサイクル特性の低下が問題であったが、気相法などによれば、微細化を抑制することができると共に、負極集電体と負極活物質層とを一体化することができるので負極における電子伝導性が極めて良好となり、容量的にもサイクル寿命的にも高性能化が期待されている。
しかし、このように負極集電体と負極活物質層とを一体化した負極においても、充放電を繰り返すと、負極活物質層の激しい膨張および収縮により負極集電体と負極活物質層との間に応力がかかり、負極活物質層の脱落などが生じてサイクル特性が低下するなど問題があった。そこで、負極集電体を粗化することにより、負極集電体との密着性を向上させることが検討されている(例えば、特許文献1,2参照)。これらの公知例には、凹凸を有する電解銅箔に、電解めっきにより突起部を形成した負極集電体が記載されている。
国際公開第WO01/031723号パンフレット 特開2002−313319号公報
しかしながら、このように凹凸を有する電解銅箔は、一般に、厚み方向に柱状結晶が配向した構造となっており、凹部に粒界が存在する場合が多いので、充放電に伴い負極活物質層が膨張収縮すると、この凹部の粒界に沿って負極が破断してしまうことが多いという問題があった。また、電解銅箔の表面粗さは、柱状結晶の粒径に応じたものとなるので、電解銅箔の厚みが大きく影響し、厚みに関係なく表面粗さを変化させることが難しいという問題もあった。更に、このような電解銅箔では表面粗さが目的とする値よりも大きくなってしまうことが多く、しかも、両面の表面粗さを同じ程度に調節することが難しかった。
本発明はかかる問題点に鑑みてなされたもので、その目的は、負極集電体の破断および負極活物質層の剥離などを抑制し、サイクル特性などの電池特性を向上させることができる二次電池用負極および二次電池を提供することにある。
本発明による二次電池用負極は、負極集電体に構成元素としてケイ素を含む負極活物質層が設けられたものであって、負極集電体は、基材と、この基材に設けられた突起部とを有し、負極活物質層が設けられた面の基材の十点平均粗さRz1は2.0μm以下であり、負極活物質層が設けられた面の負極集電体の十点平均粗さRz2から基材の十点平均粗さRz1を引いた差Rz2−Rz1は、0.2μm以上5.1μm以下であり、基材の厚みは15μm以上18μm以下のものである。
本発明による二次電池は、正極および負極と共に電解質を備えたものであって、負極は、負極集電体に構成元素としてケイ素を含む負極活物質層が設けられており、負極集電体は、基材と、この基材に設けられた突起部とを有し、負極活物質層が設けられた面の基材の十点平均粗さRz1は2.0μm以下であり、負極活物質層が設けられた面の負極集電体の十点平均粗さRz2から基材の十点平均粗さRz1を引いた差Rz2−Rz1は、0.2μm以上5.1μm以下であり、基材の厚みは15μm以上18μm以下のものである。
本発明の二次電池用負極によれば、十点平均粗さRz1が2.0μm以下の比較的平滑な基材に突起部を設けて粗化すると共に基材の厚みを15μm以上18μm以下にしたので、充放電に伴い負極活物質層が大きく膨張収縮しても、負極集電体の破断を抑制することができる。また、負極集電体の表面粗さを自由に決定することができ、負極活物質層の密着性を容易に向上させることができる。更に、負極集電体の表面粗さを両面について容易に制御することもできる。よって、この二次電池用負極を用いた本発明の二次電池によれば、容量およびサイクル特性などの電池特性を向上させることができる。
特に、負極集電体の十点平均粗さRz2を1.3μm以上3.5μm以下とするようにすれば、より高い効果を得ることができる。
本発明の一実施の形態に係る負極の構成を表す断面図である。 図1に示した負極を用いた二次電池の構成を表す断面図である。 図1に示した負極を用いた他の二次電池の構成を表す分解斜視図である。 図3に示した二次電池のI−I線に沿った構造を表す断面図である。 実施例1−4に係る負極集電体の表面構造を表すSEM写真である。 図5に示した負極集電体の断面構造を表すSEM写真である。 図5に示した負極集電体の断面構造を表すSIM写真である。 比較例1−1に係る負極集電体の表面構造を表すSEM写真である。 比較例1−4に係る負極集電体の表面構造を表すSEM写真である。 比較例1−10に係る負極集電体の表面構造を表すSEM写真である。 図10に示した負極集電体の断面構造を表すSEM写真である。 図10に示した負極集電体の断面構造を表すSIM写真である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、説明する順序は以下の通りである。

1.二次電池用負極
2.二次電池
2−1.コイン型
2−2.ラミネートフィルム型
<1.二次電池用負極>
図1は、本発明の一実施の形態に係る負極10(二次電池用負極)の構成を表すものである。負極10は、例えば、負極集電体11に構成元素としてケイ素を含む負極活物質層12が設けられた構造を有している。ケイ素はリチウム(Li)を吸蔵および放出する能力が大きく、高いエネルギー密度を得ることができるからである。ケイ素は、単体で含まれていてもよく、合金で含まれていてもよく、化合物で含まれていてもよい。なお、図1では負極集電体11の片面に負極活物質層12が設けられた場合を示したが、負極活物質層12は負極集電体11の両面に設けられていてもよい。
負極集電体11は、基材11Aと、基材11Aに設けられた粒子状の突起部11Bとを有している。突起部11Bによるアンカー効果により、負極集電体11と負極活物質層12との密着性を向上させることができるからである。
基材11Aは、リチウムと金属間化合物を形成しない金属元素を含む金属材料により構成されていることが好ましい。リチウムと金属間化合物を形成すると、充放電に伴い膨張および収縮し、構造破壊が起こって、集電性が低下する他、負極活物質層12を支える能力が小さくなるからである。なお、本明細書において金属材料には、金属元素の単体だけでなく、2種以上の金属元素あるいは1種以上の金属元素と1種以上の半金属元素とからなる合金も含める。リチウムと金属間化合物を形成しない金属元素としては、例えば、銅(Cu),ニッケル(Ni),チタン(Ti),鉄(Fe)あるいはクロム(Cr)が挙げられる。
また、基材11Aは、負極活物質層12と合金化することが可能な金属元素を含む方がより好ましい場合もある。合金化により負極集電体11と負極活物質層12との密着性をより向上させることができるからである。リチウムと金属間化合物を形成せず、負極活物質層12と合金化する金属元素、すなわちケイ素と合金化する金属元素としては、銅,ニッケルあるいは鉄が挙げられる。
基材11Aは、単層により構成してもよいが、複数層により構成してもよい。その場合、負極活物質層12と接する層を負極活物質層12と合金化しやすい金属材料により構成し、他の層を他の金属材料により構成するようにしてもよい。
突起部11Bは、基材11Aの負極活物質層12が形成される面に少なくとも設けられていればよく、負極活物質層12と合金化することが可能な元素を含むことが好ましい。合金化により負極活物質層12との密着性をより向上させることができるからである。ケイ素と合金化しやすい元素としては、例えば、銅,ニッケル,鉄,アルミニウム(Al),インジウム(In),コバルト(Co),マンガン(Mn),亜鉛(Zn),銀(Ag),スズ(Sn),ゲルマニウム(Ge)あるいは鉛(Pb)が挙げられる。突起部11Bの構成元素は、基材11Aと同一でも異なっていてもよい。
また、基材11Aの負極活物質層12が設けられた面における十点平均粗さRz1は、2.0μm以下であることが好ましい。基材11Aの粗度が大きいと負極活物質層12の膨張収縮により凹部から破断が生じやすく、また、このように比較的平滑な基材11Aに突起部11Bを形成することにより、負極集電体11の表面形状および粗度を容易に制御することができるからである。
更に、負極集電体11の負極活物質層12が設けられた面における十点平均粗さRz2から基材11Aの十点平均粗さRz1を引いた差Rz2−Rz1は、0.2μm以上5.1μm以下であることが好ましく、負極集電体11の十点平均粗さRz2が1.3μm以上3.5μm以下であればより好ましい。この範囲内において負極集電体11と負極活物質層12との密着性をより向上させることができるからである。
これら基材11Aの十点平均粗さRz1および負極集電体11の十点平均粗さRz2は、例えば、断面を切り出したのち、断面の像を画像処理することにより求めることができる。なお、十点平均粗さはJIS B0601に規定されているものである。
負極活物質層12は、例えば、気相法により形成されたものであることが好ましい。充放電に伴う負極活物質層12の膨張・収縮による破壊を抑制することができると共に、負極集電体11と負極活物質層12とを一体化することができ、負極活物質層12における電子伝導性を向上させることができるからである。
負極活物質層12は、また、負極集電体11との界面の少なくとも一部において負極集電体11と合金化していることが好ましい。具体的には、界面において負極集電体11の構成元素が負極活物質層12に、または負極活物質層12の構成元素が負極集電体11に、またはそれらが互いに拡散していることが好ましい。密着性を向上させることができ、負極活物質層12Bが膨張収縮により負極集電体12Aから脱落してしまうことを抑制することができるからである。
負極10は、例えば、次のようにして製造することができる。
まず、基材11Aとして、例えば十点平均粗さRz1が2.0μm以下の金属箔を用意し、これに電解めっきなどにより突起部11Bを形成して負極集電体11を作製する。その際、電流値または時間などを制御することにより、突起部11Bの大きさを調節し、負極集電体11の十点平均粗さRz2を調節する。
次いで、負極集電体11に気相法により負極活物質層12を成膜する。気相法としては、例えば、物理堆積法あるいは化学堆積法が挙げられ、具体的には、真空蒸着法,スパッタ法,イオンプレーティング法,レーザーアブレーション法,CVD(Chemical Vapor Deposition ;化学気相成長)法あるいは溶射法などが挙げられる。
なお、負極活物質層12の成膜時に、負極活物質層12と負極集電体11との合金化が同時に起こる場合もあるが、負極活物質層12を成膜したのちに、真空雰囲気下または非酸化性雰囲気下で熱処理を行い、合金化するようにしてもよい。これにより図1に示した負極10が得られる。
<2.二次電池>
この負極10は、例えば、次のような二次電池に用いられる。
[2−1.コイン型]
図2は、その二次電池の構成を表すものである。この二次電池は、いわゆるコイン型といわれるものであり、外装カップ21に収容された負極10と、外装缶22の内に収容された正極23とが、セパレータ24を介して積層されたものである。
外装カップ21および外装缶22の周縁部は絶縁性のガスケット25を介してかしめることにより密閉されている。外装カップ21および外装缶22は、例えば、ステンレスあるいはアルミニウムなどの金属によりそれぞれ構成されている。
正極23は、例えば、正極集電体23Aと、正極集電体23Aに設けられた正極活物質層23Bとを有しており、正極活物質層23Bの側が負極活物質層12と対向するように配置されている。正極集電体23Aは、例えば、アルミニウム,ニッケルあるいはステンレスなどにより構成されている。
正極活物質層23Bは、例えば、正極活物質としてリチウムを吸蔵および放出することが可能な正極材料のいずれか1種または2種以上を含んでおり、必要に応じて炭素材料などの導電材およびポリフッ化ビニリデンなどのバインダーを含んでいてもよい。リチウムを吸蔵および放出することが可能な正極材料としては、例えば、一般式Lix MIO2 で表されるリチウム含有金属複合酸化物が好ましい。リチウム含有金属複合酸化物は、高電圧を発生可能であると共に、高密度であるため、二次電池の更なる高容量化を図ることができるからである。なお、MIは1種類以上の遷移金属であり、例えばコバルトおよびニッケルのうちの少なくとも一方が好ましい。xは電池の充放電状態によって異なり、通常0.05≦x≦1.10の範囲内の値である。このようなリチウム含有金属複合酸化物の具体例としては、LiCoO2 あるいはLiNiO2 などが挙げられる。
なお、正極23は、例えば、正極活物質と導電材とバインダーとを混合して合剤を調製し、この合剤をN−メチル−2−ピロリドンなどの分散媒に分散させて合剤スラリーを作製し、この合剤スラリーを金属箔よりなる正極集電体23Aに塗布し乾燥させたのち、圧縮成型し正極活物質層23Bを形成することにより作製することができる。
セパレータ24は、負極10と正極23とを隔離し、両極の接触による電流の短絡を防止しつつ、リチウムイオンを通過させるものである。このセパレータ24は、例えば、ポリエチレンやポリプロピレンにより構成されている。
セパレータ24には、液状の電解質である電解液が含浸されている。この電解液は、例えば、溶媒と、この溶媒に溶解された電解質塩とを含んでおり、必要に応じて添加剤を含んでいてもよい。溶媒としては、例えば、炭酸エチレン,炭酸プロピレン,炭酸ジメチル,炭酸ジエチルあるいは炭酸エチルメチルなどの非水溶媒が挙げられる。溶媒はいずれか1種を単独で用いてもよいが、2種以上を混合して用いてもよい。
電解質塩としては、例えば、LiPF6 ,LiCF3 SO3 あるいはLiClO4 などのリチウム塩が挙げられる。電解質塩は、いずれか1種を単独で用いてもよいが、2種以上を混合して用いてもよい。
この二次電池は、例えば、負極10、電解液が含浸されたセパレータ24および正極23を積層して、外装カップ21と外装缶22との中に入れ、それらをかしめることにより製造することができる。
この二次電池では、充電を行うと、例えば、正極23からリチウムイオンが放出され、電解液を介して負極10に吸蔵される。放電を行うと、例えば、負極10からリチウムイオンが放出され、電解液を介して正極23に吸蔵される。本実施の形態では、十点平均粗さRz1が2.0μm以下の基材11Aに突起部11Bを設けて粗化した負極集電体11を用いているので、充放電により負極活物質層12が膨張収縮しても、負極集電体が破断したり、負極活物質層12が負極集電体11から脱落することが抑制される。
本実施の形態に係る負極10は、次のような二次電池に用いてもよい。
[2−2.ラミネートフィルム型]
図3は、その二次電池の構成を表すものである。この二次電池は、リード31,32が取り付けられた電極巻回体30をフィルム状の外装部材41内部に収容したものであり、小型化,軽量化および薄型化が可能となっている。
リード31,32は、それぞれ、外装部材41の内部から外部に向かい例えば同一方向に導出されている。リード31,32は、例えば、アルミニウム,銅,ニッケルあるいはステンレスなどの金属材料によりそれぞれ構成されており、それぞれ薄板状または網目状とされている。
外装部材41は、例えば、ナイロンフィルム,アルミニウム箔およびポリエチレンフィルムをこの順に貼り合わせた矩形状のアルミラミネートフィルムにより構成されている。外装部材41は、例えば、ポリエチレンフィルム側と電極巻回体30とが対向するように配設されており、各外縁部が融着あるいは接着剤により互いに密着されている。外装部材41とリード31,32との間には、外気の侵入を防止するための密着フィルム42が挿入されている。密着フィルム42は、リード31,32に対して密着性を有する材料、例えば、ポリエチレン,ポリプロピレン,変性ポリエチレンあるいは変性ポリプロピレンなどのポリオレフィン樹脂により構成されている。
なお、外装部材41は、上述したアルミラミネートフィルムに代えて、他の構造を有するラミネートフィルム,ポリプロピレンなどの高分子フィルムあるいは金属フィルムにより構成するようにしてもよい。
図4は、図3に示した電極巻回体30のI−I線に沿った断面構造を表すものである。電極巻回体30は、負極10と正極33とをセパレータ34および電解質層35を介して積層し、巻回したものであり、最外周部は保護テープ36により保護されている。
負極10は、負極集電体11の両面に負極活物質層12が設けられた構造を有している。正極33も、正極集電体33Aの両面に正極活物質層33Bが設けられた構造を有しており、正極活物質層33Bと負極活物質層12とが対向するように配置されている。正極集電体33A,正極活物質層33Bおよびセパレータ34の構成は、それぞれ上述した正極集電体23A,正極活物質層23Bおよびセパレータ24と同様である。
電解質層35は、高分子化合物よりなる保持体に電解液を保持させたいわゆるゲル状の電解質により構成されている。ゲル状の電解質は高いイオン伝導率を得ることができると共に、電池の漏液を防止することができるので好ましい。電解液の構成は、図2に示したコイン型の二次電池と同様である。高分子材料としては、例えばポリフッ化ビニリデンが挙げられる。
この二次電池は、例えば、次のようにして製造することができる。
まず、負極10および正極33のそれぞれに、保持体に電解液を保持させた電解質層35を形成し、リード31,32を取り付ける。次いで、電解質層35が形成された負極10と正極33とをセパレータ34を介して積層し、巻回して、最外周部に保護テープ36を接着して電極巻回体30を形成する。続いて、例えば、外装部材41の間に電極巻回体30を挟み込み、外装部材41の外縁部同士を熱融着などにより密着させて封入する。その際、リード31,32と外装部材41との間には密着フィルム42を挿入する。これにより、図3および図4に示した二次電池が完成する。
また、次のようにして製造してもよい。まず、負極10および正極33のそれぞれにリード31,32を取り付けたのち、負極10と正極33とをセパレータ34を介して積層して巻回し、最外周部に保護テープ36を接着して、電極巻回体30の前駆体である巻回体を形成する。次いで、この巻回体を外装部材41に挟み、一辺を除く外周縁部を熱融着して袋状としたのち、電解液と、高分子化合物の原料であるモノマーと、重合開始剤と、必要に応じて重合禁止剤などの他の材料とを含む電解質用組成物を、外装部材41の内部に注入する。続いて、外装部材41の開口部を真空雰囲気下で熱融着して密封し、熱を加えてモノマーを重合させて高分子化合物とすることによりゲル状の電解質層35を形成する。これにより、図3および図4に示した二次電池が完成する。
この二次電池の作用は、図2に示したコイン型の二次電池と同様である。
このように本実施の形態によれば、十点平均粗さRz1が2.0μm以下の比較的平滑な基材11Aに突起部11Bを設けて粗化するようにしたので、充放電に伴い負極活物質層12が大きく膨張収縮しても、負極集電体11の破断を抑制することができる。また、負極集電体11の厚みおよび表面粗さを自由に決定することができ、負極活物質層12の密着性を容易に向上させることができる。更に、負極集電体11の表面粗さを両面について容易に制御することもできる。よって、容量およびサイクル特性などの電池特性を向上させることができる。
特に、負極集電体11の十点平均粗さRz2を1.3μm以上3.5μm以下とするようにすれば、より高い効果を得ることができる。
更に、本発明の具体的な実施例について図面を参照して詳細に説明する。
(実施例1−1〜1−19)
図3,4に示した構造の二次電池を作製した。
まず、基材11Aとして、実施例1−1〜1−9では、厚みが18μm、十点平均粗さRz1が0.8μmの電解銅箔を用意し、実施例1−10〜1−19では、厚みが15μm、十点平均粗さRz1が0.5μmの圧延銅箔を用意した。次いで、基材11Aに電解めっきにより銅の突起部11Bを形成し、負極集電体11を作製した。その際、突起部11Bの大きさを変化させることにより、負極集電体11の十点平均粗さRz2を実施例1−1〜1−19で表1に示したように変化させた。続いて、負極集電体11に電子ビーム真空蒸着法によりケイ素よりなる厚み約5.5μmの負極活物質層12を成膜した。
また、正極活物質である平均粒径5μmのコバルト酸リチウム(LiCoO2 )粉末92質量部と、導電材であるカーボンブラック3質量部と、バインダーであるポリフッ化ビニリデン5質量部とを混合し、これを分散媒であるN−メチル−2−ピロリドンに投入してスラリーとした。次いで、これを厚み15μmのアルミニウム箔よりなる正極集電体33Aに塗布して乾燥させたのちプレスを行って正極活物質層33Bを形成した。
続いて、炭酸エチレン37.5質量%と、炭酸プロピレン37.5質量%と、炭酸ビニレン10質量%と、LiPF6 15質量%とを混合して電解液を調整し、この電解液30質量%と、重量平均分子量60万のブロック共重合体であるポリフッ化ビニリデン10質量%と、炭酸ジメチル60質量%とを混合した前駆溶液を負極10および正極33の両面にそれぞれ塗布し、炭酸ジメチルを揮発させることにより電解質層35を形成した。
そののち、リード31,32を取り付け、負極10と正極33とをセパレータ34を介して積層して巻回し、アルミラミネートフィルムよりなる外装部材41に封入した。これにより実施例1−1〜1−19の二次電池を得た。
実施例1−1〜1−19に対する比較例1−1〜1−13として、表2に示したように負極集電体の構成を変えたことを除き、他は実施例1−1〜1−19と同様にして二次電池を作製した。なお、比較例1−1では実施例1−1〜1−9と同一の電解銅箔を用い、突起部を形成しなかった。比較例1−2では厚みが18μm、十点平均粗さRz1が1.2μmである電解銅箔を用い、突起部を形成しなかった。比較例1−3〜1−5では厚みが15μm、十点平均粗さRz1が0.5μmの圧延銅箔を用い、比較例1−3では突起部を形成せず、他は突起部の大きさを変化させて形成した。比較例1−6〜1−13では、十点平均粗さRz1が大きい電解銅箔を用い、比較例1−6,1−9では突起部を形成せず、他は突起部の大きさを変化させて形成した。
作製した実施例1−1〜1−19および比較例1−1〜1−13の二次電池について、25℃の条件下で充放電試験を行い、2サイクル目に対する101サイクル目の容量維持率を求めた。その際、充電は、1mA/cm2 の定電流密度で電池電圧が4.2Vに達するまで行ったのち、4.2Vの定電圧で電流密度が0.05mA/cm2 に達するまで行い、放電は、1mA/cm2 の定電流密度で電池電圧が2.5Vに達するまで行った。なお、充電を行う際には、負極10の容量の利用率が90%となるようにし、負極10に金属リチウムが析出しないようにした。容量維持率は、2サイクル目の放電容量に対する101サイクル目の放電容量の比率、すなわち(101サイクル目の放電容量/2サイクル目の放電容量)×100として算出した。それらの結果を表1,2に示す。
また、図5〜12に実施例1−4,比較例1−1,1−4,1−10で用いた負極集電体11の走査電子顕微鏡(Scanning Electron Microscope;SEM)写真および走査イオン顕微鏡(Scanning Ion Microscope ;SIM)写真を示す。図5は実施例1−4の表面構造、図6,7はその断面構造である。図8は比較例1−1の表面構造、図9は比較例1−4の表面構造、図10は比較例1−10の表面構造、図11,12はその断面構造である。図7,12に示したように、基材11Aと突起部11Bとで結晶粒子が異なっているので、その結晶構造から基材11Aの十点平均粗さRz1および負極集電体11の十点平均粗さRz2を算出することができる。
Figure 2010232190
Figure 2010232190
表1に示したように、十点平均粗さRz1が2.0μm以下の基材11Aに突起部11Bを形成し、Rz2−Rz1を0.2μm以上5.1μm以下とした実施例1−1〜1−19では、65%以上の高い容量維持率が得られた。
これに対して、表2に示したように、十点平均粗さRz1が2.0μm以下の基材を用い、突起部を形成していない比較例1−1〜1−3、および十点平均粗さRz1が2.0μm以下の基材に突起部を形成し、Rz2−Rz1を0.1μmとした比較例1−4では、負極集電体と負極活物質層との密着性が低く、容量維持率は50%以下と低かった。また、十点平均粗さRz1が2.0μm以下の基材に突起部を形成し、Rz2−Rz1を5.1μmよりも大きくした比較例1−5では、突起部の脱落により負極集電体と負極活物質層との密着性を向上させることができず、容量維持率は18%と低かった。
更に、十点平均粗さRz1が2.0μmよりも大きい基材を用い、突起部を形成していない比較例1−6,1−9、および十点平均粗さRz1が2.0μmよりも大きい基材に突起部を形成し、Rz2−Rz1を0.2μm以上5.1μm以下とした比較例1−7,1−8,1−10〜1−13でも、容量維持率は56%以下と低かった。
また、負極集電体11の十点平均粗さRz2が近い値を有する実施例1−4(容量維持率90%)と比較例1−7(容量維持率43%)、または実施例1−17(容量維持率68%)と比較例1−8(容量維持率41%)とを比較すれば分かるように、負極集電体11の表面粗度が同じでも、表面状態により容量維持率は大きく異なっていた。
すなわち、十点平均粗さRz1が2μm以下の基材11Aを用い、突起部11Bを形成することにより、負極集電体11の十点平均粗さRz2と基材11Aの十点平均粗さRz1との差Rz2−Rz1を0.2μm以上5.1μm以下とするようにすれば、サイクル特性を向上させることができることが分かった。
また、負極集電体11の十点平均粗さRz2を1.3μm以上3.5μm以下とした実施例1−2〜1−6,1−12〜1−16によれば、70%以上の容量維持率が得られた。すなわち、負極集電体11の十点平均粗さRz2を1.3μm以上3.5μm以下とすれば、より好ましいことが分かった。
(実施例2−1〜2−8)
スパッタリング法により負極活物質層12を成膜したことを除き、他は実施例1−2〜1−9と同様にして二次電池を作製した。また、実施例2−1〜2−8に対する比較例2−1〜2−5として、比較例1−10〜1−13と同様の負極集電体を用いたことを除き、他は実施例2−1〜2−8と同様にして二次電池を作製した。実施例2−1〜2−8および比較例2−1〜2−5の二次電池についても、実施例1−2〜1−9と同様にして容量維持率を求めた。それらの結果を表3に示す。
Figure 2010232190
表3に示したように、負極活物質層12をスパッタリング法により形成した場合においても同様の結果が得られた。
以上、実施の形態および実施例を挙げて本発明を説明したが、本発明は上記実施の形態および実施例に限定されるものではなく、種々変形可能である。例えば、上記実施の形態および実施例では、液状の電解質である電解液、またはいわゆるゲル状の電解質を用いる場合について説明したが、他の電解質を用いるようにしてもよい。他の電解質としては、イオン伝導性を有する固体電解質、固体電解質と電解液とを混合したもの、あるいは固体電解質とゲル状の電解質とを混合したものが挙げられる。
なお、固体電解質には、例えば、イオン伝導性を有する高分子化合物に電解質塩を分散させた高分子固体電解質、またはイオン伝導性ガラスあるいはイオン性結晶などよりなる無機固体電解質を用いることができる。高分子固体電解質の高分子化合物としては、例えば、ポリエチレンオキサイドあるいはポリエチレンオキサイドを含む架橋体などのエーテル系高分子化合物、ポリメタクリレートなどのエステル系高分子化合物、アクリレート系高分子化合物を単独あるいは混合して、または共重合させて用いることができる。また、無機固体電解質としては、窒化リチウムあるいはリン酸リチウムなどを含むもの用いることができる。
また、上記実施の形態および実施例では、コイン型および巻回ラミネート型の二次電池について説明したが、本発明は、円筒型,角型,ボタン型,薄型,大型あるいは積層ラミネート型などの他の形状を有する二次電池についても同様に適用することができる。
10…負極、11…負極集電体、11A…基材、11B…突起部、12…負極活物質層、21…外装カップ、22…外装缶、23,33…正極、23A,33A…正極集電体、23B,33B…正極活物質層、24,34…セパレータ、25…ガスケット、31,32…リード、30…電極巻回体、35…電解質層、36…保護テープ

Claims (10)

  1. 負極集電体に構成元素としてケイ素(Si)を含む負極活物質層が設けられ、
    前記負極集電体は、基材と、この基材に設けられた突起部とを有し、
    前記負極活物質層が設けられた面の前記基材の十点平均粗さRz1は2.0μm以下であり、
    前記負極活物質層が設けられた面の前記負極集電体の十点平均粗さRz2から前記基材の十点平均粗さRz1を引いた差Rz2−Rz1は、0.2μm以上5.1μm以下であり、
    前記基材の厚みは、15μm以上18μm以下である、
    二次電池用負極。
  2. 前記負極集電体の十点平均粗さRz2は1.3μm以上3.5μm以下である、請求項1記載の二次電池用負極。
  3. 前記Rz2−Rz1は、0.7μm以上2.6μm以下である、請求項1記載の二次電池用負極。
  4. 前記負極活物質層は蒸着法により形成され、前記基材は電解銅箔よりなり、前記負極集電体の十点平均粗さRz2は2.5μm以上3.5μm以下である、請求項3記載の二次電池用負極。
  5. 前記基材は、粒子状の結晶構造を有する、請求項1記載の二次電池用負極。
  6. 正極および負極と共に電解質を備え、
    前記負極は、負極集電体に構成元素としてケイ素(Si)を含む負極活物質層が設けられており、
    前記負極集電体は、基材と、この基材に設けられた突起部とを有し、
    前記負極活物質層が設けられた面の前記基材の十点平均粗さRz1は2.0μm以下であり、
    前記負極活物質層が設けられた面の前記負極集電体の十点平均粗さRz2から前記基材の十点平均粗さRz1を引いた差Rz2−Rz1は、0.2μm以上5.1μm以下であり、
    前記基材の厚みは、15μm以上18μm以下である、
    二次電池。
  7. 前記負極集電体の十点平均粗さRz2は1.3μm以上3.5μm以下である、請求項6記載の二次電池。
  8. 前記Rz2−Rz1は、0.7μm以上2.6μm以下である、請求項6記載の二次電池。
  9. 前記負極活物質層は蒸着法により形成され、前記基材は電解銅箔よりなり、前記負極集電体の十点平均粗さRz2は2.5μm以上3.5μm以下である、請求項8記載の二次電池。
  10. 前記基材は、粒子状の結晶構造を有する、請求項6記載の二次電池。
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