JP2010228611A - 車両用シートのスピーカ構造 - Google Patents

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直樹 藤川
Shigeru Doi
滋 土井
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Abstract

【課題】極力シンプルなスピーカ構造によって、スピーカ部材の音域を好適に広げることにある。
【解決手段】車両の車室一面FLにクッション材Sを配置したのち、車両用シート2と車室一面FLの間に隙間部Cを設けつつ、車両用シート2を車室に配設するに際して、車両用シート2の隙間部側にスピーカ部材40を設けて、スピーカ部材40一側に、空間部Xを有する筐体部材30を配設するとともに、筐体部材30の一面側を開放状として、筐体部材30を車室一面FLに押付けることにより、筐体部材30の一面側をクッション材Sで覆う構成とした。
【選択図】図3

Description

本発明は、車両用シートのスピーカ構造に関する。
この種のスピーカ構造として、特許文献1に開示のスピーカ構造が公知である。この公知技術では、車室床面に凹所(専ら既存の凹所)が形成されている。
そこで公知技術では、車両用シートの下部に、スピーカ部材を配設した遮音板(平板状)を配設する。そして車両用シートを車室床面に配設しつつ、遮音板で凹所を遮蔽することで、車室床面に密閉型の筐体(エンクロージャ)を形成する。
そしてスピーカ部材の一側から出る音を筐体内に封じ込めるとともに、スピーカ部材の他側から出る音(一側の音と逆位相の音)を外部に伝達する。このように一側の音と他側の音の干渉(互いに打ち消すような干渉)を抑制して、スピーカ部材の音を外部に伝達することで、スピーカ部材の音域を広げることができる。
特開平10−291443号公報
ところでスピーカ部材の音域(特に低音域)をさらに広げるには、筺体(空間部)の容積をある程度大きくする必要がある。このとき筺体を単に大きくすればよいのではなく、スピーカ部材の特性などを考慮して筺体の最適容積を定める必要がある。
しかし上記技術では、車室床面の凹所(既存の凹所)を空間部として利用するため、筐体の容量設定の自由度が低い。このため公知技術では、必ずしも音の干渉を好適に抑制できず、スピーカ部材の音域が思い通りに広がらないことがあった。
もっとも凹所の容積を適宜変更してもよいが、そうすると車室の大幅な改変が必要であるとともに、スピーカ構造の部品点数が増加する。
本発明は上述の点に鑑みて創案されたものであり、本発明が解決しようとする課題は、極力シンプルなスピーカ構造によって、スピーカ部材の音域を好適に広げることにある。
上記課題を解決するための手段として、第1発明の車両用シートのスピーカ構造では、車両の車室一面にクッション材(例えば起毛部材やパッド部材)を配置したのち、車両用シートと車室一面の間に隙間部を設けつつ、車両用シートを車室に配設する。
そして車両用シートにスピーカ構造を配設するのであるが、この種のスピーカ構造は極力シンプルであって、スピーカ部材の音域を好適に広げられることが望ましい。
そこで本発明では、車両用シートの隙間部側にスピーカ部材を設けて、スピーカ部材一側に、空間部を有する筐体部材を配設する。
そして筐体部材の一面側を開放状として、上記配設時において筐体部材を車室一面に押付けることにより、筐体部材の一面側をクッション材で覆う。このようにクッション材を利用して筺体を形成することにより、筐体部材の部品点数を削減してシンプル化することができる。
そして本発明では、車両用シートと車室一面の間の隙間部を利用することで、筐体部材の容積を十分に確保することができる。さらに筐体部材の容積を適宜変更することで、(車室の大幅な改変を要することなく)スピーカ部材の音の干渉を好適に防止又は低減することができる。
第2発明の車両用シートのスピーカ構造は、第1発明に記載のスピーカ構造であって、車両用シートの隙間部側にレール部材を設ける。そして車両用シートをレール部材に沿って移動可能として、使い勝手の良いシート構成とする。
そして上述の筐体部材を、車両用シートの移動に追従しないようにレール部材の固定側部材に取付けることにより、筐体部材の適切な配置位置を維持する構成とした。
第3発明の車両用シートのスピーカ構造は、第1発明又は第2発明に記載のスピーカ構造であって、スピーカ部材から延びるケーブル部材を、クッション材と筐体部材の間を通過させつつ、筐体部材内から音声信号線又はスピーカ出力信号線に配索する構成とした。
本発明の第1発明では、極力シンプルなスピーカ構造によって、スピーカ部材の音域を好適に広げることができる。また第2発明によれば、スピーカ部材の適切な配置位置を維持しつつ、使い勝手の良いシート構成とすることができる。そして第3発明によれば、ケーブル部材をよりスムーズに配索することができる。
車両用シートの正面図である。 スピーカ構造一部の正面図である。 車両用シートの縦断面図である。 スピーカ構造一部の縦断面図である。 車両用シートの一部分解斜視図である。 実施例2の車両用シートの一部分解斜視図である。 実施例2の車両用シート一部の断面図である。
以下、本発明を実施するための最良の形態を、図1〜図7を参照して説明する。なお各図には、適宜、車両用シート前側に符号F、車両用シート後側に符号B、車両用シート上方に符号UP、車両用シート下方に符号DWを付す。
(車室床面)
図1の車室一面(車室床面FL)は略平面状であり、クッション材Sと、車両用シートを配設可能な配設部9を有する。
クッション材Sは、車室床面FLに載置可能な面状部材であり、押圧により凹み変形可能な柔軟性を備える。本実施例のクッション材Sは、カーペットなどの起毛部材(天然繊維製又は合成繊維製)であり、例えばループ状又は直線状の起毛(図示省略)を有する。
本実施例では、車室床面FLに複数の締結孔(配設部9)を穿設したのち、クッション材Sの孔部から露出させる(図5を参照)。
[実施例1]
車両用シート2は、シートクッション4とシートバック6とヘッドレスト8を備える(図1及び図3を参照)。この車両用シート2は、車両前後にスライド移動可能であり、車室床面FLとの間に隙間部C(後述)を設けて配設される。
そして車両用シート2にスピーカ構造(後述)を配設するのであるが、この種のスピーカ構造は、極力シンプルな構成によって、スピーカ部材40の音域を思い通りに広げられることが望ましい。そこで本実施例では、後述のスピーカ構造によって、スピーカ部材の音の干渉を防止又は低減することとした。
[スピーカ構造]
本実施例のスピーカ構造は、一対のレール部材10と、筐体部材30と、スピーカ部材40と、取付けブラケット50(取付け手段の一例)を有する(図1及び図3を参照)。これら部材は、シートクッション4の下部側(隙間部側)に配設される。
そして筐体部材30とスピーカ部材40は、取付けブラケット50を介してレール部材10に取付けられる。以下、各構成について説明する。
(レール部材)
一対のレール部材10は、車両用シート2をスライド移動させる部材(車両用シートの構成要素)であり、各々、アッパレール12(可動側部材)と、ロアレール14(固定側部材)と、一対の脚部20を有する(図1、図3を参照)。アッパレール12とロアレール14は、いずれも車両前後に長尺な板状部材である。
またアッパレール12は、略逆U字状(縦断面視)である。ロアレール14は、アッパレール12よりも幅広な略U字状であり、アッパレール12を嵌装可能である(図7を参照)。そしてロアレール14下部には、第一取付け部16が設けてある。
この第一取付け部16は、取付けブラケット50(後述)を配設する部位である。本実施例の第一取付け部16は、シート前後に並列する一対の貫通孔Hである。
また脚部20は、ロアレール14と車室床面FLをつなぐ部材である。本実施例の脚部20は、クランク状(側面視)であり、上部片22と下部片24と連結片26を有する(図3を参照)。
下部片24は、上述の車室床面FL(配設部9)に締結される部位であり、被配設部29(貫通孔H)を有する。また上部片22は、ロアレール14と連結可能なブラケットBを有する。このブラケットBは略U字状(断面視)の部位であり、ロアレール14を嵌装することができる(図7を参照)。そして連結片26は、下部片24と上部片22をつなぐ上方傾斜状の部位である。この連結片26の長さ寸法等を変更することで、脚部20の高さ寸法H1を調節することができる。
本実施例では、ロアレール14の前端と後端に脚部20を配設する。このときブラケットBにロアレール14を嵌装して、脚部20(高さ寸法H1)をロアレール14の両端に取付ける。
(筐体部材)
筐体部材30は、略矩形(正面視)の箱体であり、上面部30uと下面部30dを有する。この筐体部材30内は中空状であり、空間部Xが形成される(図1〜図4を参照)。
そして下面部30d(一面)は解放状であるとともに、防振部材34を有する。防振部材34は、押圧により弾縮可能な部材であり、例えばゴムやエラストマにて形成することができる。本実施例では、下面部30dを囲む周壁下部に輪状の防振部材34が取付けられる(図4を参照)。
また上面部30u(他面)は、スピーカ部材40(後述)と、第二取付け部32を有する。第二取付け部32は、取付けブラケット50に取付けられる部位である。本実施例の第二取付け部32は、シート前後に並列する一対の貫通孔Hであり、筐体部材30両側に二組形成される。
ここで空間部Xの寸法(筐体部材30の容積)は、後述のスピーカ部材40の特性等を考慮して設定することができる(図4、図5を参照)。例えば筐体部材30の幅寸法E1や長さ寸法E2を変更するなどして(比較的簡単な設計変更により)、空間部Xの寸法を調節することができる。
そして本実施例では、筐体部材30の高さ寸法H2を、脚部20の高さ寸法H1よりも若干長く設定するなどして、筐体部材30(開放側)をシート下方に若干突出させる。そしてシート配設時において、突出した筐体部材30が車室床面FL(クッション材S)を押圧する構成とする。
(スピーカ部材)
スピーカ部材40は、コーン型の振動部42と、ケーブル部材44を有する(図1、図3を参照)。ケーブル部材44は、図示しない音声信号線又はスピーカ出力信号線とスピーカ部材40を電気的につなぐ部材である。
本実施例では、筐体部材30の上面部30u中央に挿設孔(図示省略)を形成したのち、スピーカ部材40を嵌装する。このとき振動部42が外部を臨む配置として、ケーブル部材44を筐体部材30内に配置する。
ここでスピーカ部材40は、20Hz〜20kHz(人の可聴域)の音を発生可能であることが好ましい。
例えばスピーカ部材40として、高音域のユニット(ツィータ)、中音域のユニット(ミッド)又は低音域のユニット(ウーハ)等が配設されたスピーカ部材(マルチウェイ方式)を用いることができる。またスピーカ部材40として、一つのユニットで各音域の音を発生可能なスピーカ部材(フルレンジ方式)を用いることができる。
(取付けブラケット)
取付けブラケット50(取付け手段の一例)は、シート幅方向に長尺な平板部材であり、一対のレール部材10間に橋渡し可能な長さ寸法を有する(図5を参照)。
そして取付けブラケット50は、レール取付け部51と、筐体取付け部52を有する。レール取付け部51は一対の貫通孔Hであり、取付けブラケット50の両端に形成される(第一取付け部16に対応する位置に形成される)。
また筐体取付け部52も一対の貫通孔Hであり、レール取付け部51よりも内側に形成される(第二取付け部32に対応する位置に形成される)。
(筐体部材の配設)
図5を参照して、一対のアッパレール12を、シートクッション4下部の両側に固定したのち、各アッパレール12にロアレール14を摺動可能に組付ける。
上記組付け作業に前後して、取付けブラケット50を、一対のロアレール14間に橋渡し状に配設する。本実施例では、一対の取付けブラケット50をシート前後に並列配置する。そしてレール取付け部51と第一取付け部16を締結具(ボルト等)にて締結固定して、取付けブラケット50をロアレール14に取付ける。
そして筐体部材30を、一対の取付けブラケット50間に配置したのち、筐体取付け部52と第二取付け部32を締結具(ボルト等)にて締結固定する。こうすることで取付けブラケット50を介して、ロアレール14(固定側部材)に筐体部材30を取付けることができる。
(スピーカ構造の配設)
図3及び図5を参照して、配設部9に脚部20を位置合わせして、車両用シート2を車室床面FLに配置する。そして配設部9と被配設部29を締結具(ボルト等)にて締結固定して、車両用シート2を車室床面FLに配設する。
このとき筐体部材30(シート下方に突出)を車室床面FLに押付けて、筐体部材30の下面部30d側(開放側)をクッション材Sで覆う。ここで車室床面FLに若干の凹凸があったとしても、下面部30d(開放状)に凹凸部分を収めることで、筐体部材30を車室床面FLにスムーズに押付けることができる。
さらにケーブル部材44を、クッション材Sと筐体部材30の隙間を通過させて、筐体部材30内から外部の電源に配索する(図2、図4を参照)。
ケーブル部材44の通過箇所(隙間)は、クッション材Sの凹み変形(及び防振部材34の弾縮変形)によって確保される。これらクッション材Sと防振部材34は、下面部30dを囲む周壁全周に設けてある。このため本実施例では、ケーブル部材44の通過箇所(隙間)を筐体部材30の前後左右に形成可能であり、ケーブル部材44を自由な向きに配索できる(ケーブル部材44の配索作業をスムーズに行うことができる)。
そしてシートクッション4と車室床面FLの間には脚部20(高さ寸法H1)が配置して、両者の間に隙間部Cが形成される。この隙間部Cに、筐体部材30とクッション材Sからなる密閉状の筐体がコンパクトに配置する。
また車両用シート2は、レール部材10を介してシート前後にスライド移動可能となり、使い勝手がよくなる。このとき筐体部材30は、取付けブラケット50によってロアレール14(固定側部材)に取付けられて、車両用シート2の移動に追従しない(筐体部材30の適切な配置位置を維持する)構成である。
本実施例では、筐体部材30の下面部30d側(開放側)をクッション材Sで覆うことで密閉型の筐体を形成する。このようにクッション材Sを利用することで、筐体部材30の部品点数を削減してシンプル化することができる。
また隙間部Cを利用することで、筐体部材30の容積を十分に確保することができる。そして筐体部材30の容積を適宜変更することにより、(車室床面FLの大幅な改変を要することなく)中音域〜低音域の音の干渉を好適に防止又は低減することができる。
このため本実施例によれば、極力シンプルなスピーカ構造によって、スピーカ部材40の音域を広げることができる。
そして取付けブラケット50は、筐体部材30及びロアレール14に貫通孔Hを設けるだけで取付けることができる。このため本実施例では、スピーカ構造の大幅な改変を要することなく(可能な限り既存構成のまま)、筐体部材30をレール部材10に取付けることができる。
ここで車両は、ロードノイズやエンジンノイズなどの雑音(低音域の雑音)が発生しやすく、スピーカ部材40の低音域の音が打ち消されやすい環境にある。
本実施例では、筐体部材30の容量を適宜変更して、低音域の音の干渉を好適に防止することができるため、車両用シート2に好適なスピーカ構造である。特に本実施例では、筐体部材30の下部面30uを、柔軟なクッション材S(吸音効果を有するクッション材S)で覆うため、好適にスピーカ部材40の音を封じ込めることができる。
[実施例2]
本実施例の車両用シート2及び各部材は、実施例1の車両用シート2とほぼ同一の基本構成を備えるため、共通の構造等は対応する符号を付して詳細な説明を省略する。
そして本実施例では、他例の取付け手段によって、ロアレール14に筐体部材30を直接取付ける(図6、図7を参照)。
すなわちロアレール14に、シート前後に並列する一対の第一取付け部16a(平板状)を設ける(図6を参照)。この第一取付け部16は、略L字状(断面視)をなしており、その先端側に貫通孔Hを有して、ロアレール14からシート内方に張出す。
また筐体部材30に、シート前後に並列する一対の第二取付け部32aを設ける。この第二取付け部32aは、略L字状(断面視)をなしており、その先端側に貫通孔Hを有して、筐体部材30からシート外方に張出す。本実施例では、筐体部材30の両側面に、シート幅方向に並列して二組の第二取付け部32aが形成される。
そして一対のロアレール14間に筐体部材30を配置しつつ、第二取付け部32aと第一取付け部16aを対面配置する(図7を参照)。これら第二取付け部32aと第一取付け部16aを締結具(ボルト等)にて締結固定することで、ロアレール14に筐体部材30を直接取付けることができる。
本実施例では、スピーカ構造の部品点数を極力削減しつつ、筐体部材30を適切な位置に配設することができる。
本実施形態の車両用シート2のスピーカ構造は、上述した実施形態に限定されるものではなく、その他各種の実施形態を取り得る。
(1)実施形態では、密閉型の筺体を形成する構成を例示したが、筺体の形式を限定する趣旨ではない。
例えば筐体部材30に筒状の連通部(単数又は複数)を設けることにより、バスレフ型の筺体を形成することができる。そしてスピーカ部材40の下側から出る音を、連通部内の共鳴(ヘルムホルツ共鳴)によって位相反転したのち外部に伝達する。
また可能であるならばケルトン型の筺体(密閉型の筺体とバスレフ型の筺体を有する構成)を形成することもできる。この場合には、密閉型の筺体とバスレフ型の筺体のいずれか一方の一面が開放状とされる。
(2)また本実施形態では、略矩形の筐体部材30(単数)を例示したが、筐体部材30の形状や配設数を限定する趣旨ではない。筐体部材30の形状や配設数は、車両用シート2の構成やスピーカ部材40の特性に合わせて適宜変更可能である。
(3)また本実施形態では、クッション材Sの一例として、カーペットなどの起毛部材を例示した。クッション材Sは、押圧により凹み変形可能であればよく、パッド部材(軟質ウレタンパッドや繊維積層体等)などの各種のクッション材Sを使用できる。
(4)また本実施形態では、スピーカ部材40、防振部材34及び取付け手段の形状等を例示した。これら部材の形状や配設数は、車両用シート2の構成に応じて適宜変更可能である。例えばスピーカ部材は、振動部が筐体部材内を臨むように(上下逆に)配設することができる。
(5)また本実施形態では、各部材を締結固定する例を説明したが、各部材の固定(取付け)方法を限定する趣旨ではない。また各部材の取付け方法に応じて、各取付け部の形状などを変更することができる。
(6)また本実施形態では、車両用シート2をスライド移動させる例を説明した。本実施例のスピーカ構造は、車室一面の間に隙間部を有して配設された各種の車両用シートに適用することができる。例えば脚部材等によって、車室床面との間に隙間部が形成された車両用シートにも、本実施例のスピーカ構造を適用することができる。
(7)また本実施形態では、ロアレール14に取付けブラケット50を取付ける例を説明した。取付けブラケットは、車両内の他の固定側部材に取付けることができる。また同様に筺体部材自体を、車両内の他の固定側部材に直接取付けることができる。
2 車両用シート
4 シートクッション
6 シートバック
8 ヘッドレスト
9 配設部
10 レール部材
12 アッパレール
14 ロアレール
16 第一取付け部
20 脚部
22 上部片
24 下部片
26 連結片
29 被配設部
30 筐体部材
30u 上面部
30d 下面部
32 第二取付け部
34 防振部材
40 スピーカ部材
42 振動部
44 ケーブル部材
50 取付けブラケット
51 レール取付け部
52 筐体取付け部
C 隙間部
X 空間部
FL 車室床面
S クッション材

Claims (3)

  1. 車両用シートのスピーカ構造において、
    車両の車室一面にクッション材を配置したのち、前記車両用シートと車室一面の間に隙間部を設けつつ、前記車両用シートを前記車室に配設するに際して、
    前記車両用シートの隙間部側にスピーカ部材を設けて、前記スピーカ部材一側に、空間部を有する筐体部材を配設するとともに、
    前記筐体部材の一面側を開放状として、前記筐体部材を前記車室一面に押付けることにより、前記筐体部材の一面側を前記クッション材で覆う構成とした車両用シートのスピーカ構造。
  2. 前記車両用シートの隙間部側にレール部材を設けて、前記車両用シートを前記レール部材に沿って移動可能とするとともに、
    前記筐体部材を、前記車両用シートの移動に追従しないように、前記レール部材の固定側部材に取付けた請求項1に記載の車両用シートのスピーカ構造。
  3. 前記スピーカ部材から延びるケーブル部材を、前記クッション材と前記筐体部材の間を通過させつつ、前記筐体部材内から音声信号線又はスピーカ出力信号線に配索する構成とした請求項1又は請求項2に記載の車両用シートのスピーカ構造。
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CN109862465A (zh) * 2018-12-30 2019-06-07 瑞声科技(南京)有限公司 车载音箱以及汽车

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