JP2010227223A - 電気かみそり - Google Patents

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Kenji Narita
憲二 成田
Shigetoshi Sakon
茂俊 佐近
Wataru Jitsumatsu
渉 実松
Toshiharu Hashimoto
俊治 橋本
Hiroyuki Kameoka
浩幸 亀岡
Shinji Suematsu
真二 末松
Satoshi Nakayama
敏 中山
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Abstract

【課題】外刃の肌に対する密着性を向上させ、剃り性能を向上させることができる電気かみそりを提供する。
【解決手段】外刃15a〜17aを有するヘッド部13に対して、電気かみそり11の幅方向Yに沿った軸(Y軸)を中心とする前後傾動、その幅方向Yの軸と直交する前後方向Xに沿った軸(X軸)を中心とする左右傾動、及びその各軸(X軸及びY軸)と直交する上下方向Zへの上下動をさせる第2駆動手段としてのヘッド駆動装置25と、電気かみそり11の操作状態を検出するための検出手段としての加速度センサ26と、加速度センサ26からの検出信号に基づきヘッド駆動装置25を制御する制御手段としての制御回路とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、髭等の体毛の切除を行う電気かみそりに関するものである。
髭用の電気かみそりとしては、例えば特許文献1にて示されているように、ヘッド部において往復動可能に設けられた内刃と該内刃を覆うように設けられた網目状の外刃とから構成された刃ブロックが複数備えられており、外刃内に導入された髭がその外刃と電磁アクチュエータにて往復振動する内刃とで挟んで切除されるようになっている。
特開平7−265560号公報
しかしながら、上記したような電気かみそりでは、使用者の操作状態(電気かみそりの角度や動かし方等)によっては、外刃の肌に対する密着性が安定せず、髭等が外刃に導入され難くなってしまうため、この点の改善が求められていた。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであって、その目的は、外刃の肌に対する密着性を向上させ、剃り性能を向上させることができる電気かみそりを提供することにある。
上記課題を解決するために、請求項1に記載の発明は、把持部と、前記把持部の先端部に設けられ、電気かみそりの幅方向に往復振動可能に設けられた内刃及び該内刃を覆うように設けられた網目状の外刃からなる刃ブロックを有するヘッド部と、前記内刃を往復振動させるための内刃駆動手段とを備えた電気かみそりにおいて、前記ヘッド部の少なくとも前記外刃に対して、前記電気かみそりの幅方向に沿った軸(Y軸)を中心とする前後傾動、その幅方向の軸と直交する前後方向に沿った軸(X軸)を中心とする左右傾動、その各軸(X軸及びY軸)と直交する上下方向への上下動のうちの少なくとも1つの動作をさせる第2駆動手段と、前記電気かみそりの操作状態を検出するための検出手段と、前記検出手段からの検出信号に基づき前記第2駆動手段を制御する制御手段とを備えたことを特徴とする。
この発明では、様々な操作状態に応じてヘッド部の少なくとも外刃の上下方向に変位する動作が制御されるため、外刃の肌に対する密着性を向上させることが可能となり、剃り性能を向上させることが可能となる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の電気かみそりにおいて、前記制御手段は、前記検出手段の検出信号に基づき前記ヘッド部の少なくとも前記外刃の駆動周波数を可変すべく前記第2駆動手段を制御することを特徴とする。
この発明では、電気かみそりの操作状態に応じてヘッド部の少なくとも外刃の駆動周波数が可変制御されるため、外刃の肌に対する密着性を好適に向上させることが可能となる。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の電気かみそりにおいて、前記制御手段は、前記検出手段の検出信号に基づき前記ヘッド部の少なくとも外刃の駆動振幅を可変すべく前記第2駆動手段を制御することを特徴とする。
この発明では、電気かみそりの操作状態に応じてヘッド部の少なくとも外刃の駆動振幅が可変制御されるため、剃り性能を向上させることが可能となる。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3のいずれか1項に記載の電気かみそりにおいて、前記制御手段は、前記検出手段の検出信号に基づき前記ヘッド部の少なくとも外刃の駆動速度を可変すべく前記第2駆動手段を制御することを特徴とする。
この発明では、電気かみそりの操作状態に応じてヘッド部の少なくとも外刃の駆動速度が可変制御されるため、剃り性能を向上させることが可能となる。
請求項5に記載の発明は、請求項1〜4のいずれか1項に記載の電気かみそりにおいて、前記制御手段は、前記検出手段の検出信号に基づき前記ヘッド部の少なくとも外刃の駆動加速度を可変すべく前記第2駆動手段を制御することを特徴とする。
この発明では、電気かみそりの操作状態に応じてヘッド部の少なくとも外刃の駆動加速度が可変制御されるため、剃り性能を向上させることが可能となる。
請求項6に記載の発明は、請求項1〜5のいずれか1項に記載の電気かみそりにおいて、前記検出手段は、前記電気かみそりの操作状態として、前記ヘッド部の移動速度を検出することを特徴とする。
この発明では、ヘッド部の移動速度に応じてヘッド部の少なくとも外刃の上下方向に変位する動作が制御されるため、外刃の肌に対する密着性を安定させることが可能となる。
請求項7に記載の発明は、請求項1〜6のいずれか1項に記載の電気かみそりにおいて、前記検出手段は、前記電気かみそりの操作状態として、前記ヘッド部の移動加速度を検出することを特徴とする。
この発明では、ヘッド部の移動加速度に応じてヘッド部の少なくとも外刃の上下方向に変位する動作が制御されるため、外刃の肌に対する密着性を安定させることが可能となる。
請求項8に記載の発明は、請求項1〜7のいずれか1項に記載の電気かみそりにおいて、前記検出手段は、前記電気かみそりの操作状態として、前記外刃が肌から受ける接触圧を検出することを特徴とする。
この発明では、外刃が肌から受ける接触圧に応じてヘッド部の少なくとも外刃の上下方向に変位する動作が制御されるため、例えば接触圧が低い場合に外刃の駆動振幅を大きく制御をすることで、外刃の肌に対する密着性を安定させることが可能となる。また、反対に接触圧が高い場合に外刃の駆動振幅を小さく制御をすることで、外刃の接触圧を緩和させることが可能となる。
請求項9に記載の発明は、請求項8に記載の電気かみそりにおいて、前記検出手段は、前記接触圧として、前記ヘッド部、前記外刃及び前記内刃にそれぞれ連結されたサスペンションバネのうちの少なくとも1つの変位量、又はそのうちの少なくとも1つに加わる応力を検出することを特徴とする。
この発明では、外刃が肌から受ける接触圧を好適に検出することが可能となる。
請求項10に記載の発明は、請求項1〜9のいずれか1項に記載の電気かみそりにおいて、前記ヘッド部の少なくとも外刃は、前記前後傾動と前記左右傾動の少なくとも一方が可能に構成され、前記検出手段は、前記電気かみそりの操作状態として前記ヘッド部の少なくとも外刃の傾き角度を検出することを特徴とする。
この発明では、ヘッド部の少なくとも外刃の傾き角度に応じてその上下方向に変位する動作が制御されるため、外刃の肌に対する密着性を安定させることが可能となる。
請求項11に記載の発明は、請求項10に記載の電気かみそりにおいて、前記検出手段は、前記ヘッド部の少なくとも外刃の傾き角度として、前記前後傾動又は前記左右傾動を補助するためのスイングバネの変位量、又は前記スイングバネに加わる応力を検出することを特徴とする。
この発明では、ヘッド部の少なくとも外刃の傾き角度を好適に検出することが可能となる。
請求項12に記載の発明は、請求項1〜11のいずれか1項に記載の電気かみそりにおいて、前記検出手段は、前記電気かみそりの操作状態として、前記外刃と肌との距離を検出することを特徴とする。
この発明では、外刃と肌との距離に応じてヘッド部の少なくとも外刃の上下方向に変位する動作が制御されるため、外刃の肌に対する密着性を安定させることが可能となる。
従って、上記記載の発明によれば、外刃の肌に対する密着性を向上させ、剃り性能を向上させることができる。
本実施形態の電気かみそりの概略構成を説明するための斜視図。 (a)ヘッド部を幅方向から見た側面図、(b)ヘッド部を前後方向から見た側面図。 電気かみそりの電気的構成を説明するためのブロック図。 (a)(b)(c)別例構成を説明するための模式図。 別例の電気かみそりを示す斜視図。
以下、本発明を具体化した一実施形態を図面に従って説明する。
図1に示すように、本実施形態の髭用の電気かみそり11は、使用者が把持可能な把持部12と、該把持部12の上部に設けられたヘッド部13とからなる。ヘッド部13は、前後方向X(剃り方向)に沿う軸(X軸)を中心とする左右傾動動作と、幅方向Y(剃り方向の直交方向)に沿う軸(Y軸)を中心とする前後傾動動作と、上下方向Zへの往復動作(振動)の各動作をすることが可能となるように構成されている。尚、電気かみそり11の前後方向X、幅方向Y、及び上下方向Zは、それぞれ互いに直交する方向である。
ヘッド部13は刃ブロック15〜17を備えてなり、その刃ブロック15〜17は、網目状外刃15a,16aを有する一対の網目状刃ブロック15,16と、その間に配置されスリット状外刃17aを有するスリット状刃ブロック17とからなり、これら3つの刃ブロック15〜17がヘッド部13の上部の前後方向Xに並設される所謂3枚刃の電気かみそり11として構成されている。
ヘッド部13の内部には、網目状外刃15a,16aに対応して設けられる内刃15b,16b及びスリット状外刃17aに対応して設けられる内刃17b(図2及び図3参照)のそれぞれを幅方向Yに往復振動させるための電動の内刃駆動装置21(内刃駆動手段)が備えられている。内刃駆動装置21は、把持部12の外側面に備えられる操作スイッチ22のオン操作に基づいて、該把持部12内のバッテリ23(図4参照)からの給電に基づき制御手段としての制御回路24にて生成した駆動電源が供給されて動作する。内刃駆動装置21にて内刃15b,16b,17bが振動すると、外刃15a〜17a内に導入された髭がその振動する内刃15b,16b,17bとで挟まれることで切除される。
また、ヘッド部13の内部には、図2(a)にて示す幅方向Yの回動軸O1を中心としたヘッド部13の前後傾動動作と、図2(b)にて示す前後方向Xの回動軸O2を中心としたヘッド部13の左右傾動動作と、ヘッド部13の上下方向Zの振動動作とを行う電動の第2駆動手段としてのヘッド駆動装置25と、検出手段としての加速度センサ26とが備えられている。
ヘッド駆動装置25は、制御回路24による制御に基づいてバッテリ23(図3参照)から電源供給がなされて動作する。ヘッド駆動装置25の駆動によりヘッド部13が上記3つの動作(前後傾動、左右傾動及び上下振動)のうちの少なくとも1つの動作をすると、外刃15a〜17aの少なくとも一部が上下方向Z(即ち、電気かみそり11の使用状態において肌に対する方向)に変位し、これにより、外刃15a〜17aの肌に対する密着性が向上するようになっている。
加速度センサ26は、少なくとも前後方向X(剃り方向)のヘッド部13の加速度を検出可能となっており、その検出値(検出信号)を制御回路24に出力する。制御回路24は、加速度センサ26にて検出した検出値(加速度)からヘッド部13の移動速度(操作速度)を算出し、その算出値に基づくヘッド駆動装置25の動作制御を行っている。本実施形態では、制御回路24は、ヘッド部13の移動速度に基づき、ヘッド部13の前後及び左右傾動の駆動周波数及び上下振動の駆動周波数を可変すべくヘッド駆動装置25の動作制御を行う。
これにより、電気かみそり11の使用時において、例えば、ヘッド部13を速く移動させたときにはヘッド部13の前後及び左右傾動と上下振動の駆動周波数を上げ、ヘッド部13を遅く移動させたときにはヘッド部13の前後及び左右傾動と上下振動の駆動周波数を下げるような制御が可能となっている。ヘッド部13を速く移動させると外刃15a〜17aの肌に対する密着性が安定しない傾向があるが、このときにヘッド部13の前後及び左右傾動と上下振動の駆動周波数を上げることで、密着性が安定するようになっている。また、ヘッド部13を遅く移動させたときには、ヘッド部13の高周波数での駆動は必要ではなく、使用者が摩擦による不快感を覚えることもあるため、ヘッド部13の前後及び左右傾動と上下振動の駆動周波数を下げることで好適なヘッド部13の動作が可能となっている。
次に、本実施形態の特徴的な作用効果を記載する。
(1)本実施形態では、外刃15a〜17aを有するヘッド部13に対して、電気かみそり11の幅方向Yに沿った軸(Y軸)を中心とする前後傾動、その幅方向Yの軸と直交する前後方向Xに沿った軸(X軸)を中心とする左右傾動、及びその各軸(X軸及びY軸)と直交する上下方向Zへの上下動をさせる第2駆動手段としてのヘッド駆動装置25と、電気かみそり11の操作状態を検出するための検出手段としての加速度センサ26と、加速度センサ26からの検出信号に基づきヘッド駆動装置25を制御する制御手段としての制御回路24とを備える。このため、様々な操作状態に応じてヘッド部13の上下方向Zに変位する動作が制御されるため、外刃15a〜17aの肌に対する密着性を向上させることが可能となり、剃り性能を向上させることが可能となる。
(2)本実施形態では、制御回路24は、加速度センサ26の検出信号に基づきヘッド部13の駆動周波数を可変すべくヘッド駆動装置25を制御するため、電気かみそり11の操作状態に応じて外刃15a〜17aの肌に対する密着性を好適に向上させることが可能となる。
(3)本実施形態では、電気かみそり11の操作状態として、ヘッド部13の移動速度を検出し、その移動速度に応じてヘッド部13の上下方向に変位する動作(前後及び左右傾動と上下振動)が制御されるため、外刃15a〜17aの肌に対する密着性を安定させることが可能となる。
尚、本発明の実施形態は、以下のように変更してもよい。
・上記実施形態では、加速度センサ26をヘッド部13内に設けたが、これ以外に例えば、把持部12に内に設けてもよい。
・上記実施形態では、検出手段に加速度センサ26を用い、その検出値から移動速度を算出したが、これ以外に例えば、検出手段に速度センサを用いてもよい。
・上記実施形態では、電気かみそり11の操作状態(ヘッド部13の移動速度)に基づき、ヘッド部13の前後及び左右傾動の駆動周波数及び上下振動の駆動周波数を可変制御したが、これ以外に例えば、ヘッド部13の前後及び左右傾動の駆動振幅及び上下振動の駆動振幅を可変制御するように構成してもよい。このような構成では、例えば、ヘッド部13を速く移動させたときにはヘッド部13の前後及び左右傾動と上下振動の駆動振幅を上げ、ヘッド部13を遅く移動させたときにはヘッド部13の前後及び左右傾動と上下振動の駆動振幅を下げるような制御が可能となっており、上記実施形態と略同様な作用効果を得ることができる。
また、ヘッド部13の移動速度に基づき、ヘッド部13の前後及び左右傾動の速度及び上下振動の速度を可変制御するように構成してもよい。このような構成では、例えば、ヘッド部13を速く移動させたときにはヘッド部13の前後及び左右傾動と上下振動の駆動速度を上げ、ヘッド部13を遅く移動させたときにはヘッド部13の前後及び左右傾動と上下振動の駆動速度を下げるような制御が可能となっており、上記実施形態と略同様な作用効果を得ることができる。
また、ヘッド部13の移動速度に基づき、ヘッド部13の前後及び左右傾動の駆動加速度及び上下振動の駆動加速度(立ち上げ速度)を可変制御するように構成してもよい。このような構成では、例えば、ヘッド部13を速く移動させたときにはヘッド部13の前後及び左右傾動と上下振動の駆動加速度を上げ、ヘッド部13を遅く移動させたときにはヘッド部13の前後及び左右傾動と上下振動の駆動加速度を下げるような制御が可能となっており、上記実施形態と略同様な作用効果を得ることができる。
・上記実施形態では、制御回路24は、加速度センサ26の検出値からヘッド部13の移動速度を算出し、その移動速度に基づいてヘッド部13の動作制御を行ったが、これ以外に例えば、ヘッド部13の移動加速度に基づいてヘッド部13の動作制御を行うようにしてもよい。この構成によっても、上記実施形態と略同様な作用効果を得ることができる。
また、例えば図4(a)(b)(c)に示すように、電気かみそり11の操作状態として外刃15a〜17aが肌から受ける接触圧を検出するための検出センサ31(検出手段)を設け、該接触圧に基づいてヘッド部13の動作制御がなされるように構成してもよい。尚、図4(a)(b)(c)では、説明の便宜のため、3つの外刃15a〜17a及び内刃15b〜17bのうち、外刃15a及び内刃15bのみ図示している。図4(a)では、検出センサ31は、前記接触圧として、ヘッド部13に連結されたヘッドサスペンションバネ32の上下方向Zの変位量、又はヘッドサスペンションバネ32に加わる上下方向Zの応力を検出し、その検出信号に基づいて制御回路24はヘッド部13の動作制御を行うようになっている。
このような構成によれば、例えば、外刃15a〜17aが肌から受ける接触圧が低い(即ち、ヘッドサスペンションバネ32の上下方向Zの変位量、又はヘッドサスペンションバネ32に加わる上下方向Zの応力が小さい)ときには、ヘッド部13の前後及び左右傾動と上下振動の駆動振幅を上げ、接触圧が高いときには反対に駆動振幅を下げるような動作制御が可能となる。これにより、外刃15a〜17aの接触圧が低く肌に対する密着性が確保されていない状態では、ヘッド部13の駆動振幅を上げることで、密着性を安定させることが可能となっている。また、反対に接触圧が高い場合には、ヘッド部13の駆動振幅を小さく制御をすることで、外刃15a〜17aの接触圧を緩和させることが可能となる。また、検出センサ31は、前記接触圧として、ヘッド部13に連結されたヘッドサスペンションバネ32の変位量、又はヘッドサスペンションバネ32に加わる応力を検出するため、外刃15a〜17aが肌から受ける接触圧を好適に検出することが可能となる。
また、図4(b)では、検出センサ31は、前記接触圧として、外刃15a〜17aにそれぞれ連結された外刃サスペンションバネ33の上下方向Zの変位量、又は外刃サスペンションバネ33に加わる上下方向Zの応力を検出し、その検出信号に基づいて制御回路24はヘッド部13の動作制御を行うようになっている。また、図4(c)では、検出センサ31は、前記接触圧として、内刃15b〜17bにそれぞれ連結された内刃サスペンションバネ34の上下方向Zの変位量、又は内刃サスペンションバネ34に加わる上下方向Zの応力を検出し、その検出信号に基づいて制御回路24はヘッド部13の動作制御を行うようになっている。このような図4(b)(c)に示す構成においても、図4(a)で示した構成と略同様な作用効果を得ることが可能となっている。尚、各サスペンションバネ32〜34は、上下方向Zに変位したヘッド部13、外刃15a〜17a又は内刃15b〜17bを初期位置に復帰させるためのものである。
また、例えば図4(a)に示すように、電気かみそり11の操作状態としてヘッド部13の傾き角度を検出するための検出センサ41(検出手段)を設け、該傾き角度に基づいてヘッド部13の動作制御がなされるように構成してもよい。図4(a)では、検出センサ41は、ヘッド部13の傾き角度として、該ヘッド部13にそれぞれ連結された前後スイングバネ42及び左右スイングバネ43の少なくとも一方の変位量、又は前後スイングバネ42及び左右スイングバネ43の少なくとも一方に加わる応力を検出し、その検出信号に基づいて制御回路24はヘッド部13の動作制御を行うようになっている。尚、各スイングバネ42,43は、ヘッド部13の傾動を補助するためのものであり、前後又は左右に傾動したヘッド部13を初期位置に復帰させるためのものである。
このような構成によれば、例えば、ヘッド部13の傾き角度が大きいときには、ヘッド部13の前後及び左右傾動と上下振動の駆動周波数(又は駆動振幅、駆動速度、駆動加速度)を上げ、反対に傾き角度が小さいときには駆動周波数(又は駆動振幅、駆動速度、駆動加速度)を下げる、というような動作制御が可能となり、外刃15a〜17aの肌に対する密着性を安定させることが可能となっている。また、検出センサ41は、ヘッド部13の傾き角度として、前後スイングバネ42及び左右スイングバネ43の少なくとも一方の変位量、又は前後スイングバネ42及び左右スイングバネ43の少なくとも一方に加わる応力を検出するため、外刃15a〜17aが肌から受ける接触圧を好適に検出することが可能となる。
また、例えば図5に示すように、電気かみそり11の操作状態として外刃15a〜17aと肌との距離を検出するための検出センサ51(検出手段)を設け、その検出センサ51にて検出された距離に基づいてヘッド部13の動作制御がなされるように構成してもよい。尚、検出センサ51は、ヘッド部13の表面に設けられ、外刃15a〜17aと肌との距離を光学的手段、電気的手段又は超音波等により検出するものである。このような構成によれば、例えば、外刃15a〜17aと肌との距離が大きいときには、ヘッド部13の前後及び左右傾動と上下振動の駆動振幅を上げ、反対に距離が小さいときには駆動振幅を下げる、というような動作制御が可能となり、外刃15a〜17aの肌に対する密着性を安定させることが可能となっている。
また、電気かみそりの操作状態として外刃15a〜17aの肌に対する接触を電気的に検出する検出センサ(検出手段)を設け、該検出センサの接触判定に基づき外刃15a〜17aの肌に対する接触が改善される方向にヘッド部13の動作制御がなされるように構成してもよい。このような構成によっても、上記実施形態と略同様な作用効果を得ることが可能となる。
また、電気かみそりの操作状態として外刃15a〜17aの温度分布を検出する検出センサ(検出手段)を設け、該検出センサにて検出された温度分布に基づいてヘッド部13の動作制御がなされるように構成してもよい。外刃15a〜17aの温度分布は、肌に対する外刃15a〜17aの接触状況と相関関係にある(例えば、肌に対して外刃15a〜17aが略均一に接触している状態では温度分布も略均一である)ため、外刃15a〜17aの肌に対する接触状況が改善される方向にヘッド部13の動作制御することで、外刃15a〜17aの肌に対する密着性を向上させることが可能となる。
・上記実施形態では、外刃15a〜17aを含むヘッド部13全体が前後及び左右傾動と上下振動を行うように構成されたが、これ以外に例えば、外刃15a〜17a部分のみが前後及び左右傾動と上下振動を行うように構成してもよい。
・上記実施形態では、ヘッド部13は、前後及び左右傾動と上下振動とが可能に構成されたが、この3つの動作のうちの1つ又は2つのみが可能となるように構成してもよい。また、上記3つの動作に加えて、前後振動、左右振動、又は上下方向Zに沿う軸(Z軸)を中心とする回動動作(旋回動作)が可能となるように構成してもよい。
・上記実施形態では、3つの刃ブロック15〜17が前後方向Xに並設される所謂3枚刃の電気かみそり11として構成されたが、特にこれに限定されるものではなく、例えば1つの刃ブロックのみで構成された1枚刃としてもよく、また、2つの刃ブロックで2枚刃としてもよく、また、刃ブロックを4つ以上並設した構成としてもよい。
・上記実施形態では、髭用の電気かみそり11に適用したが、髭以外の体毛の切除を行う電気かみそりに適用してもよい。
11…電気かみそり、12…把持部、13…ヘッド部、15〜17…刃ブロック、15a〜17a…外刃、15b〜17b…内刃、21…内刃駆動手段としての内刃駆動装置、24…制御手段としての制御回路、25…第2駆動手段としてのヘッド駆動装置、26…検出手段としての加速度センサ、31,41,51…検出手段としての検出センサ、32〜34…サスペンションバネ、42,43…スイングバネ、X…前後方向、Y…幅方向、Z…上下方向。

Claims (12)

  1. 把持部と、
    前記把持部の先端部に設けられ、電気かみそりの幅方向に往復振動可能に設けられた内刃及び該内刃を覆うように設けられた網目状の外刃からなる刃ブロックを有するヘッド部と、
    前記内刃を往復振動させるための内刃駆動手段と
    を備えた電気かみそりにおいて、
    前記ヘッド部の少なくとも前記外刃に対して、前記電気かみそりの幅方向に沿った軸(Y軸)を中心とする前後傾動、その幅方向の軸と直交する前後方向に沿った軸(X軸)を中心とする左右傾動、その各軸(X軸及びY軸)と直交する上下方向への上下動のうちの少なくとも1つの動作をさせる第2駆動手段と、
    前記電気かみそりの操作状態を検出するための検出手段と、
    前記検出手段からの検出信号に基づき前記第2駆動手段を制御する制御手段と
    を備えたことを特徴とする電気かみそり。
  2. 請求項1に記載の電気かみそりにおいて、
    前記制御手段は、前記検出手段の検出信号に基づき前記ヘッド部の少なくとも前記外刃の駆動周波数を可変すべく前記第2駆動手段を制御することを特徴とする電気かみそり。
  3. 請求項1又は2に記載の電気かみそりにおいて、
    前記制御手段は、前記検出手段の検出信号に基づき前記ヘッド部の少なくとも外刃の駆動振幅を可変すべく前記第2駆動手段を制御することを特徴とする電気かみそり。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の電気かみそりにおいて、
    前記制御手段は、前記検出手段の検出信号に基づき前記ヘッド部の少なくとも外刃の駆動速度を可変すべく前記第2駆動手段を制御することを特徴とする電気かみそり。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の電気かみそりにおいて、
    前記制御手段は、前記検出手段の検出信号に基づき前記ヘッド部の少なくとも外刃の駆動加速度を可変すべく前記第2駆動手段を制御することを特徴とする電気かみそり。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載の電気かみそりにおいて、
    前記検出手段は、前記電気かみそりの操作状態として、前記ヘッド部の移動速度を検出することを特徴とする電気かみそり。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項に記載の電気かみそりにおいて、
    前記検出手段は、前記電気かみそりの操作状態として、前記ヘッド部の移動加速度を検出することを特徴とする電気かみそり。
  8. 請求項1〜7のいずれか1項に記載の電気かみそりにおいて、
    前記検出手段は、前記電気かみそりの操作状態として、前記外刃が肌から受ける接触圧を検出することを特徴とする電気かみそり。
  9. 請求項8に記載の電気かみそりにおいて、
    前記検出手段は、前記接触圧として、前記ヘッド部、前記外刃及び前記内刃にそれぞれ連結されたサスペンションバネのうちの少なくとも1つの変位量、又はそのうちの少なくとも1つに加わる応力を検出することを特徴とする電気かみそり。
  10. 請求項1〜9のいずれか1項に記載の電気かみそりにおいて、
    前記ヘッド部の少なくとも外刃は、前記前後傾動と前記左右傾動の少なくとも一方が可能に構成され、
    前記検出手段は、前記電気かみそりの操作状態として前記ヘッド部の少なくとも外刃の傾き角度を検出することを特徴とする電気かみそり。
  11. 請求項10に記載の電気かみそりにおいて、
    前記検出手段は、前記ヘッド部の少なくとも外刃の傾き角度として、前記前後傾動又は前記左右傾動を補助するためのスイングバネの変位量、又は前記スイングバネに加わる応力を検出することを特徴とする電気かみそり。
  12. 請求項1〜11のいずれか1項に記載の電気かみそりにおいて、
    前記検出手段は、前記電気かみそりの操作状態として、前記外刃と肌との距離を検出することを特徴とする電気かみそり。
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