JP2010226220A - 電力増幅回路、送信装置及び出力制御方法 - Google Patents

電力増幅回路、送信装置及び出力制御方法 Download PDF

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健二 岩井
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Abstract

【課題】負荷変動等によるACLRの劣化を防止することにある。
【解決手段】負荷に電力を供給する電力増幅回路、該電力増幅回路を含む送信装置、電力増幅器の出力制御方法である。定在波比検出部(VSWR検出部20)では、負荷(アンテナ6)に供給する出力電力と、負荷側からの反射電力とにより定在波比(VSWR)を算出する。電力増幅器(18)は、前記負荷に出力電力を供給し、かつ、該出力電力が前記定在波に応じて制御される。これにより、出力電力は隣接チャネル漏洩電力比を劣化させない程度の電力値に制御される。
【選択図】図1

Description

本発明は、電圧定在波比(VSWR:Voltage Standing Wave Ratio )の悪化や、隣接チャネル漏洩電力比(ACLR:Adjacent Channel Leakage Ratio)の劣化の防止等に用いられる出力制御に関し、例えば、携帯電話機等の無線通信装置に搭載される電力増幅回路、送信装置及び出力制御方法に関する。
携帯電話機等、携帯される無線通信装置では、必要な機能を必要最小限の部品を以て実現し、装置の小型化や軽量化を図っている。また、携帯される無線通信装置では、アンテナの負荷インピーダンスがアンテナ周囲の状態によって大きな影響を受け、電圧定在波比(VSWR:Voltage Standing Wave Ratio )が変動する。
このような無線通信装置に関し、アンテナからの反射波が過大である場合の影響に対し、アンテナからの反射波を検出し、その検出信号を電力増幅器の振幅制御信号に重畳し、電力増幅器の送信出力を制御することが知られている(例えば、特許文献1)。
電力増幅回路に関し、負荷からの反射波電力を検出し、その検出出力で電力増幅器の電源電圧を降下させ、出力を抑制することが知られている(例えば、特許文献2)。また、入力電力や反射電力の検出について、双方向性結合器が用いられ、検出された入力電力と反射電力とを用いてVSWRを検出することが知られている(例えば、特許文献3)。また、アンテナと整合回路との間に可変アッテネータが設置され、この可変アッテネータにインピーダンス不整合時の反射電力を吸収させ、反射電力に応じてアッテネータ値を制御し、減衰量を制御することが知られている(例えば、特許文献4)。
特開平7−094959号公報 特開2005−191791号公報 特開平8−148951号公報 特開2006−060729号公報
ところで、アンテナに出力する電力増幅回路の負荷インピーダンスは、アンテナ周囲の状態により、大きな影響を受ける。アンテナ周囲に遮蔽物がない自由空間の場合と、アンテナ周囲に人体等の誘電体がある場合では負荷インピーダンスが大きく異なる。例えば、無線通信装置が金属製の机等に設置された場合には、アンテナ近傍に金属の遮蔽物が存在することとなり、負荷インピーダンスは著しく変化する。
また、電力増幅回路を含む送信装置は、標準インピーダンスを定め、アンテナからの放射電力を最大となるように設定する。また、アンテナ周囲の状態により、アンテナ側のインピーダンスが変化しても、電力増幅回路の負荷インピーダンスの値が変わらないように電力増幅器とアンテナとの間には例えば、方向性結合器(ISO:Isolator) が配置される場合がある。
電力増幅回路に対する負荷インピーダンスは、出力電力、消費電流、ACLR等の電気的特性に密接な関係を持っており、負荷インピーダンスに応じて出力電力、消費電流、ACLR等の電気的特性が影響を受ける。ACLRは3GPP(3rd Generation Partnership Project)等に定義されている通り、隣接チャネルにどのくらいの影響を及ぼすかを表す指標であり、その劣化防止が課題である。
このような課題について、特許文献1〜4にはその開示はなく、その解決手段も開示されていない。
そこで、本開示の電力増幅回路、送信装置又は出力制御方法の目的は、負荷変動等によるACLRの劣化を防止することにある。
また、本開示の電力増幅回路、送信装置又は出力制御方法の他の目的は、ISOを要することなくACLRの劣化を防止し、電力増幅回路又は送信装置の小型化、軽量化又は集積化を図ることにある。
上記目的を達成するため、本開示の電力増幅回路、送信装置又は出力制御方法では、負荷に供給する出力電力と、この出力電力に基づく負荷側からの反射電力とを用いて定在波比を求める。この定在波比を用いて隣接チャネル漏洩電力比を劣化させない程度の電力値に出力電力を制御する。
そこで、本開示の電力増幅回路は、負荷に電力を供給する電力増幅回路であって、定在波比検出部と、電力増幅器とを備える。定在波比検出部は、前記負荷に供給する出力電力と、前記負荷側からの反射電力とにより定在波比を算出する。電力増幅器は、前記負荷に出力電力を供給し、かつ、該出力電力が前記定在波に応じて制御される。これにより、出力電力は隣接チャネル漏洩電力比を劣化させない程度の電力値に制御される。
また、本開示の送信装置は、アンテナを備えて送信電力を放射させる送信装置であって、定在波比検出部と、電力増幅器とを備える。定在波比検出部は、前記アンテナに供給する出力電力と、前記アンテナからの反射電力とにより定在波比を算出する。電力増幅器は、前記アンテナに出力電力を供給し、かつ、該出力電力が前記定在波に応じて制御される。これにより、出力電力は隣接チャネル漏洩電力比を劣化させない程度の電力値に制御される。
また、本開示の出力制御方法は、アンテナに供給する出力を制御する出力制御方法であって、定在波の算出ステップと、出力電力の制御ステップとを含む。定在波の算出ステップでは、前記アンテナに供給される出力電力と、前記アンテナ側からの反射電力とにより定在波比を算出する。出力電力の制御ステップでは、前記アンテナに出力電力を供給し、かつ、前記定在波比に基づいて隣接チャネル漏洩電力比を予測し、その予測値に応じて前記出力電力を制御する。この出力制御方法においても、出力電力が隣接チャネル漏洩電力比を劣化させない程度の電力値に制御される。
本開示の電力増幅回路、送信装置又は出力制御方法によれば、次のような効果が得られる。
(1) 負荷の変動に対応し、出力電力を制御できるので、出力電力の歪みを抑制することができる。
(2) 負荷インピーダンスの変動に対応して出力電力が制御されるので、歪みのない出力電力を負荷に供給することができる。
(3) 負荷にアンテナを用いる場合では、負荷インピーダンスの変動に対応して電力増幅器の出力電力を制御するので、アンテナから歪みのない送信電力を放射することができ、送信電波の品質が高められる。
そして、本発明の他の目的、特徴及び利点は、添付図面及び各実施の形態を参照することにより、一層明確になるであろう。
第1の実施の形態に係る携帯端末装置の送信部の一例を示す図である。 VSWR検出部の構成例を示す図である。 出力電力とACLRの特性を示す図である。 電力増幅器の一般的な負荷マップを示すスミスチャートである。 電力増幅器の負荷インピーダンスと出力電力の関係を示すスミスチャートである。 電力増幅器の負荷インピーダンスとACLRの関係を示すスミスチャートである。 出力制御の処理手順を示すフローチャートである。 携帯端末装置の送信部の比較例を示す図である。 第2の実施の形態に係るVSWR−ACLRテーブルを示す図である。 ACLR−出力電力テーブルを示す図である。 出力制御の処理手順を示すフローチャートである。 第3の実施の形態に係る携帯端末装置の送信部の一例を示す図である。 VSWR検出部及び出力制御部の一例を示す図である。 他の実施の形態に係る出力制御部を示す図である。 他の実施の形態に係る電力増幅器を示す図である。 他の実施の形態に係る携帯端末装置を示す図である。 他の実施の形態に係る携帯情報端末機を示す図である。 他の実施の形態に係るパーソナルコンピュータを示す図である。
〔第1の実施の形態〕
この第1の実施の形態では、負荷(例えば、アンテナ)への出力電力と負荷からの反射電力とにより定在波比を算出し、該定在波比に応じて電力増幅器の出力電力の低減要求等を生成し、電力増幅器の出力電力を制御する。
この第1の実施の形態について、図1を参照する。図1は携帯端末装置の送信部を示す図である。図1に示す構成は一例であって、係る構成に本発明が限定されるものではない。
携帯端末装置2は、無線信号で通信する無線通信装置であって、無線信号を送信するための送信部4と、アンテナ6とを備える。送信部4は、無線信号を送信する送信装置の一例であって、送信電力をアンテナ6に給電する。アンテナ6は負荷の一例であって、送信電力の供給を受け、高周波信号(無線信号)を相手装置(基地局等)に向けて空間に放射する。
この送信部4には、電力増幅回路8と、分配器(DET:Detector)10と、デュープレクサ(DUP:Duplexer)12とが備えられる。電力増幅回路8は、高周波信号を増幅する手段であるとともに、その送信電力をアンテナ6に供給する手段である。そこで、アンテナ6は、電力増幅回路8の負荷の一例である。
電力増幅回路8は、ACLRを劣化させない程度に出力電力を低減させる増幅回路であって、電力増幅器18と、VSWR(Voltage Standing Wave Ratio )検出部20とを備える。電力増幅器18は、音声信号やデータ信号で変調された高周波信号を所望の電力(送信電力)まで増幅する手段であって、出力の増減が可能な増幅器で構成され、VSWR検出部20から発せられた制御出力として例えば、出力低減要求によりACLRの値が例えば、規格値(基準値)を充足する出力電力に制御される。
VSWR検出部20は、電圧定在波比の検出手段の一例であるとともに、アンテナ6側の負荷を検出する手段であって、電力増幅器18とDET10との間に設置されて、アンテナ6に向かう進行波の電力(PFWD)と、アンテナ6からの反射波の電力(PREV)とから電圧定在波比を求める手段である。PFWDは、電力増幅器18からアンテナ6に向かう進行波電力であり、PREVは、アンテナ6等の負荷からの反射波電力である。
そして、DET10は、電力増幅回路8の出力電力(送信電力)を分岐して取り出す分配手段であって、この実施の形態では、送信部4の送信電力をモニターするために電力増幅回路8の出力電力がDET10によって分配される。この実施の形態では、電力増幅回路8でACLRを劣化させない程度に低減された出力電力は、DET10によって分配されて制御回路14に加えられている。この制御回路14は、その出力電力を制御情報として送信部4を制御する制御手段であるとともに、受信部16の制御手段である。受信部16は、アンテナ6を通して受信された受信信号から音声信号やデータ信号を復調する手段である。また、DUP12は、送信側の経路と受信側の経路とを統合する手段であって、送信電力をアンテナ6に給電し、アンテナ6の受信信号を受信経路側に供給し、この場合、受信部16に供給している。
斯かる構成によれば、VSWRを求め、そのVSWRからACLRを予測し、そのACLRの予測値から出力電力を算出し、その出力電力が電力増幅器18に設定されることにより、出力電力が低減され、ACLRの劣化が防止される。また、ACLRの劣化をVSWRに基づき、電力増幅器18の出力電力によって抑制できる。この場合、VSWRが改善されれば、電力増幅器18の出力電力を増強でき、ACLRを劣化させることなく、出力を増強でき、通信品質を高めることができる。
次に、VSWR検出部20について、図2を参照する。図2は、VSWR検出部の構成例を示す図である。図2に示す構成は一例であって、斯かる構成に本発明が限定されるものではない。図2において、図1と同一部分には同一符号を付してある。
VSWR検出部20は、既述の通り、VSWRの検出即ち、出力インピーダンスの変化を検出するための手段であって、第1の方向性結合器26と、第2の方向性結合器28と、演算部30とを備える。方向性結合器26及び方向性結合器28は同一の方向性結合器であって、互いに逆方向に接続されている。方向性結合器26は、電力検出手段の一例であって、電力増幅器18に結合され、電力増幅器18からの出力電力(進行波電力:PFWD)即ち、入力端子32から入力端子36に向かって出力された電力が電力モニター端子34で取り出される(モニター)。即ち、進行波電力PFWDは、方向性結合器26で検出され、電力モニター端子34から取り出される。
また、方向性結合器28は、電力検出手段の一例であって、アンテナ6に結合され、アンテナ6からの電力(反射波電力:PREV)即ち、入力端子36から入力端子32に向かう反射電力が電力モニター端子38で取り出される(モニター)。即ち、反射波電力PREVは、方向性結合器28で検出され、電力モニター端子38から取り出される電力である。
演算部30は、VSWRの演算機能と、制御出力(例えば、出力低減要求)を生成する制御機能とを有する演算手段及び制御手段の一例である。この演算部30では、VSWRとACLRの関係データ、ACLRと出力電力の関係データを保持するとともに、VSWRの演算機能により検出されたVSWRにより電力増幅器18に対する制御出力(例えば、出力低減要求)を生成する。出力低減要求等の制御出力は、出力端子39から出力され、電力増幅器18に制御入力として加えられる。
VSWRの演算には、方向性結合器26で得た進行波電力PFWDと、方向性結合器28で得た反射波電力PREVとを受け、これら進行波電力PFWD及び反射波電力PREVからVSWRを算出する。そこで、このVSWRは、
Figure 2010226220
となる。
そこで、電力増幅器18の制御機能として、演算結果であるVSWRを用いてVSWRとACLRの関係データ、ACLRと出力電力の関係データを参照することにより、ACLRの劣化を抑制するための電力増幅器18の出力電力の制御出力を生成する。ACLRが劣化している場合には、制御出力として電力増幅器18に対して出力低減要求が出力される。これにより、電力増幅器18の出力電力Pout が低減され、アンテナ6のインピーダンスが変化しても、ACLRが劣化することがない。
次に、電力増幅器18の出力電力とACLRの関係について、図3を参照する。図3は、出力電力に対するACLRの特性を示す図である。図3に示す特性は一例であって、係る特性に本発明が限定されるものではない。
この電力増幅器18の出力電力とACLRの関係では、横軸を出力電力Pout 〔dBm〕、縦軸をACLR〔dB〕で表されており、出力電力Pout の増減でACLRが変化している。この例では、Pout =20〜22.9〔dBm〕では一定のACLR〔dB〕であるのに対し、Pout =23〔dBm〕の近傍値を境にしてACLR〔dB〕が大きく変化している。この特性から、電力増幅器18の出力電力Pout に応じてACLRの値が変化し、出力電力Pout に依存して劣化することが理解できる。
次に、VSWRについて、図4を参照する。図4は、電力増幅器の一般的な負荷マップを示す図である。図4に示す負荷マップは一例であって、斯かる特性に本発明が限定されるものではない。
この負荷マップにおいて、各出力電力Pout1、Pout2、Pout3、Pout4は例えば、Pout1=30〔dBm〕、Pout2=31〔dBm〕、Pout3=32〔dBm〕、Pout4=33〔dBm〕である。そして、VSWRは、負荷マップ(図4)の中心からの距離で規定される。
次に、電力増幅器18の負荷インピーダンスと出力電力の関係、電力増幅器18の負荷インピーダンスとACLRの関係について、図5及び図6を参照する。図5は、電力増幅器の負荷マップ例として負荷インピーダンスと出力電力の関係を示す図、図6は、負荷インピーダンスとACLRの関係を示す図である。図5及び図6に示す特性や数値は一例であって、係る特性や数値に本発明が限定されるものではない。
この負荷マップ例(図5)において、各出力電力Pout1、Pout2、Pout3、Pout4は既述の通り例えば、Pout1=30〔dBm〕、Pout2=31〔dBm〕、Pout3=32〔dBm〕、Pout4=33〔dBm〕である。また、図6に示す負荷マップ例において、各ACLR1、ACLR2、ACLR3、ACLR4、ACLR5は例えば、ACLR1=−50〔dBc〕、ACLR2=−45〔dBc〕、ACLR3=−40〔dBc〕、ACLR4=−35〔dBc〕、ACLR5=−30〔dBc〕である。
各図5及び図6において、Zaは標準状態の負荷インピーダンス、Zbは標準状態から外れた負荷インピーダンスである。負荷インピーダンスが標準状態(この場合、Za=50〔Ω〕)から外れると、図5、図6の中心からずれ、その負荷インピーダンスによっては、出力電力とともにACLRが変化する。図5及び図6に示すように、負荷変動により負荷インピーダンスがZaの位置からZbの位置に変位すると、出力電力Pout は、図5に示すように、Pout =32.5〔dBm〕からPout =31.5〔dBm〕に低下する。このとき、ACLRは、図6に示すように、ACLR=−42〔dBc〕からACLR=−32〔dBc〕に変化している。このような状態で負荷インピーダンスZを変えずにACLRを改善するには、出力電力Pout を低下させればよく、即ち、ACLRの改善は出力電力Pout の抑制によって実現される。
そこで、出力電力Pout を低減すると、ACLRが改善方向に向い、ACLRが所望の規格を満足するまで出力電力を低減すればよい。その場合、ACLRの改善が図られ、ACLRが所望の規格を満足するのであれば、出力電力Pout は増強される。
このようにACLRは電力増幅器18の歪特性を反映しており、その特性は負荷インピーダンスZと出力電力Pout の影響を受ける(図3)。負荷インピーダンスZが通常値であるZ=50〔Ω〕の標準状態からずれると、ACLRが変化し、場合によっては劣化するが、ACLRが劣化した分だけ出力電力を低減すれば歪特性を改善できる。
そして、ACLRは測定結果として事前にデータとして保持され、そのACLRと既述のVSWRとの関係を用いてACLR値の予測をすることができ、特に、ACLRの最悪値を予測でき、その予測は容易に行える。
次に、出力電力の制御について、図7を参照する。図7は、出力電力制御の処理手順を表すフローチャートである。図7に示す構成は一例であって、係る構成に本発明が限定されるものではない。
この処理手順は、出力制御方法の一例であって、既述のVSWRによりACLRを予測し、出力電力を得ることにより、その出力電力を電力増幅器18に設定する処理である。そこで、この処理手順では、図7に示すように、進行波電力(PFWD)と反射波電力(PREV)とを用いてVSWRを計算する(ステップS1)。この計算には、既述の演算式(1) を用いればよい。
このVSWRとACLRとの関係データを参照し、ACLRの値を予測する(ステップS2)。このVSWRとACLRとの関係データとして例えば、図6に示すデータを用いればよい。
このようにして得たACLRの予測値と、出力電力の関係データを参照し、出力電力を算出する(ステップS3)。この算出には出力電力の関係データとして例えば、図3に示すデータを用いればよい。
このようにして求められた出力電力Pout を電力増幅器18に設定する(ステップS4)。設定された出力電力Pout は、上記の通りACLRを劣化させない程度の電力値に抑制されており、ACLRを劣化させない送信電力がアンテナ6に供給される。その結果、アンテナ6のインピーダンスが変化しても、ACLRの劣化は生じないので、品質の高い電波を用いた通信を実現することができる。
携帯端末装置2から送信される電力の不均一が許容されるシステムにおいては、携帯端末装置2の出力電力は制御回路14によって制御される。この場合、上記の出力電力の低減手段を用いても、システム全体に影響を及ぼすことなく、アンテナ6から放射される送信出力は所望のACLRを確保することができる。
この実施の形態の比較例について、図8を参照する。図8は、従来の携帯端末装置の送信部を示す図である。
比較例である携帯端末装置200では、送信部204と、高周波信号を空間に放出するアンテナ206とを備え、送信部204には、変調した高周波信号を所望の電力まで増幅する電力増幅器218と、送信電力をモニターするために分岐し取り出すDET210と、信号を一方向のみに通過させて電力増幅器方向へ戻さないための方向性結合器 (ISO:Isolator) 214と、送信側の経路と図示していない受信側の経路とを統合するDUP212とを備えている。DET210の出力は制御回路222に加えられる。
この比較例では、ISO214が電力増幅器218とアンテナ206との間に設置されている。このISO214は、アンテナ206の周囲の状態により、アンテナ206のインピーダンスが変わった場合でも電力増幅器218の負荷インピーダンスが設計値と変わらないようにするための手段である。
このACLRの劣化防止手段として使用されるISOは、フェライト等の磁性体を備える。このような素子や回路は電力増幅器等の回路や素子ととともに集積化することは困難であり、電力増幅回路や無線通信装置の小型化や集積化の妨げとなる。
一方、電力増幅器218は負荷変動に対して電気的特性があまり変わらない設計技術を取り入れてはいるものの、完全ではないため負荷インピーダンスが変わってしまう。その際、出力電力、消費電流、ACLR等の電気的特性が変わってしまう。このため、ACLRを満足することは必要事項であり、インピーダンスが変わるのを防ぐためにはISOの削減が比較例では困難である。
このような比較例に対し、第1の実施の形態では、ISOの設置はなく、出力電力の制御ないし低減によりACLRの劣化を防止し、質の高い送信電力が得られ、通信品質を高めることができる。また、このようなISOを設置しないので、電力増幅回路8の集積化が容易化され、第1の実施の形態(図1)では、電力増幅回路8、送信部4又は携帯端末装置2の小型化や集積化を実現することができる。
〔第2の実施の形態〕
第2の実施の形態では、VSWR−ACLRテーブルやACLR−出力電力(Pout)テーブルを用いて電力増幅器18の出力制御を実現する。これらVSWR−ACLRテーブルやACLR−出力電力テーブルは、第1の実施の形態であれば、演算部30(図2)に保持すればよい。
この第2の実施の形態について、図9、図10及び図11を参照する。図9は、第2の実施の形態に係るVSWR−ACLRテーブルを示す図、図10は、ACLR−Poutテーブルを示す図、図11は、出力電力制御の処理手順を表すフローチャートである。図9、図10及び図11に示す構成は一例であって、係る構成に本発明が限定されるものではない。
第1の実施の形態では、図4、図5及び図6に示すスミスチャートを用いてVSWR−ACLRの関係データ、ACLR−出力電力の関係データを用いたが、この実施の形態では、VSWR−ACLRテーブル40(図9)やACLR−出力電力(Pout)テーブル42(図10)を用いる。
VSWR−ACLRテーブル40には、VSWR44とACLR46との関係データが記録されている。この場合、VSWR44は、既述のVSWR検出部20で検出されるVSWR値であり、ACLR46は、VSWR値を用いてVSWR−ACLRの関係データ(図6)から求められたACLR値である。
ACLR−Poutテーブル42には、ACLR46と出力電力Pout48との関係データが記録されている。この場合、ACLR46は、VSWR値を用いてVSWR−ACLRの関係データ(図6)から求められたACLR値(図9)であり、出力電力Pout48は、ACLR値を用いてACLR−出力電力の関係データ(図3、図5)から求められた出力電力値である。
そして、この出力電力の制御の処理手順では、これらVSWR−ACLRテーブル40(図9)やACLR−Poutテーブル42(図10)を用いる。この処理手順は、出力制御方法の一例であって、図11に示すように、進行波電力(PFWD)と反射波電力(PREV)とを用いてVSWRを計算する(ステップS11)。この計算には、既述の演算式(1) を用いればよい。
このVSWRを用いてACLRの値を予測する(ステップS12)。このACLRの予測には、VSWR−ACLRテーブル40(図9)を参照し、VSWRに対応するACLRを求め、このACLRから最適なACLRの値を予測する。
このACLRを用いて出力電力の関係データを参照し、出力電力を算出する(ステップS3)。この算出には出力電力の関係データとしてACLR−Poutテーブル42(図10)を参照し、規格を充足するACLRに対応する出力電力Poutを求める。
このようにして求められた出力電力Poutを電力増幅器18に設定する(ステップS14)。設定された出力電力Poutは、上記の通りACLRを劣化させない程度の電力値に抑制されており、ACLRを劣化させない送信電力がアンテナ6に供給される。その結果、アンテナ6のインピーダンスが変化しても、ACLRの劣化は生じないので、品質の高い電波を用いた通信を実現することができる。
〔第3の実施の形態〕
この第3の実施の形態では、電力増幅器18の出力制御手段としてVSWR検出部20と別個に出力制御部22を構成している。出力制御部22は、VSWR検出部20で検出された定在波比(VSWR)によりACLRを予測し、電力増幅器18の出力電力を制御する。
この第3の実施の形態について、図12及び図13を参照する。図12は第3の実施の形態に係る携帯端末装置を示す図、図13は、VSWR検出部及び出力制御部の構成例を示す図である。図12及び図13に示す構成は一例であって、斯かる構成に本発明が限定されるものではない。図12において、図1と同一部分には同一符号を付し、図13において、図2と同一部分には同一符号を付してある。
この第3の実施の形態の電力増幅回路8では、図12に示すように、VSWR検出部20と出力制御部22とを別個に構成している。出力制御部22は、VSWR検出部20で検出したVSWRを制御情報に用いて電力増幅器18の出力制御を行う制御手段である。VSWR検出部20は、既述の通り、VSWRを検出するものであり、第1の実施の形態(図2)と同一であるので同一符号を付し、その説明を省略する。
そこで、出力制御部22は、図13に示すように、ACLR予測部50と、出力電力算出部52と、データ保持部53とを備える。ACLR予測部50は、与えられたVSWRからACLRを予測する手段であって、この実施の形態では、VSWR検出部20の検出値からACLRの予測値を求める。この場合、第1の実施の形態と同様に、スミスチャート(図6)を用いてもよいし、VSWR−ACLRテーブル40(図9)を参照してもよい。
出力電力算出部52は、ACLRを劣化させないための出力電力を算出する算出手段であって、この実施の形態では、ACLR予測部50から与えられたACLRの予測値から出力電力を算出する。この場合、第1の実施の形態と同様に、スミスチャート(図5)を用いてもよいし、ACLR−Poutテーブル42(図10)を参照してもよい。
そして、データ保持部53は出力電力の制御に必要な関係データを保持する手段であって、スミスチャート(図6)又はVSWR−ACLRテーブル40(図9)、スミスチャート(図5)又はACLR−Poutテーブル42(図10)が格納される。このデータ保持部53は、メモリ等の記録媒体で構成すればよい。
斯かる構成によっても、図7又は図11に示すフローチャートに記載の通りの出力電力制御を実現することができる。即ち、出力制御部22ではVSWR検出部20で検出したVSWRからACLR(隣接チャネル漏洩電力比)を予測し、そのACLRの予測値から出力電力を算出し、その出力電力を電力増幅器18に設定する。この場合、検出されたVSWRが低い場合には、電力増幅部18に対して出力低減要求となり、電力増幅器18の出力電力が低減される。
〔他の実施の形態〕
(1) 電力増幅器18の出力制御には、図14に示すように、プロセッサ54と、メモリ56とを用いてもよい。プロセッサ54は、出力制御部22に設置され、メモリ56に格納されているプログラムの実行により、VSWR検出部20で検出したVSWRを取り込み、ACLRを劣化させない出力電力Poutを算出する。この場合、メモリ56には、既述のVSWR−ACLRテーブル40と、ACLR−Poutテーブル42とを格納してもよいし、スミスチャート(図6)又はスミスチャート(図5)を格納してもよい。
斯かる構成によっても、プロセッサ54の処理により、VSWR検出部20で検出したVSWRの取り込みに基づき、VSWR−ACLRテーブル40を参照してACLRを予測し、そのACLRから出力電力値Poutを算出し、この出力電力値Poutを電力増幅器18に設定し、ACLRの劣化を抑制できる。
(2) 上記実施の形態では、電力増幅器18の外部回路として出力制御部22(図12)を設置したが、図15に示すように、電力増幅器18の内部に増幅部182とともに出力制御部184を設置してもよい。出力制御部184の構成は、出力制御手段である演算部30(図2)又は出力制御部22(図12)の何れでもよく、また、図14に示す構成であってもよい。
(3) 既述の携帯端末装置2は、例えば、図16に示すように、第1の筐体部58と、第2の筐体部60とをヒンジ部62で開閉可能に連結し、筐体部58には操作入力部64やマイクロホン66が備えられ、筐体部60には表示部68やレシーバ70が備えられる。送信部4(図1)は、筐体部58又は筐体部60の何れに設置してもよい。
(4) 上記実施の形態では、携帯端末装置2を例示したが、本発明は、携帯端末装置2に限定されるものではなく、送信装置を備える電子機器であればよく、送信装置を備える携帯情報端末機(PDA:Personal Digital Assistant)3(図17)や、送信装置を備えるパーソナルコンピュータ(PC)5(図18)に適用してもよい。PDA3では、図17に示すように、筐体部72に操作部74や表示部76が設置されるとともに、その内部に送信部4(図1)が内蔵される。また、PC5では、図18に示すように、第1の筐体部78と、第2の筐体部80とをヒンジ部82で開閉可能に連結し、筐体部78には操作入力部84が設置され、筐体部80には表示部86等が備えられている。送信部4(図1)は、筐体部78又は筐体部80の何れに設置してもよい。
(5) 上記実施の形態では、VSWRからACLRを求め、ACLRからPoutの値を制御(低減)する構成としたが、ACLRを介在させることなく、VSWRとPoutとの関係から最適なPoutを求める構成としてもよい。
次に、以上述べた実施の形態から抽出される技術的思想を請求項の記載形式に準じて付記として列挙する。本発明に係る技術的思想は上位概念から下位概念まで、様々なレベルやバリエーションにより把握できるものであり、以下の付記に本発明が限定されるものではない。
(付記1) 負荷に電力を供給する電力増幅回路であって、
前記負荷に供給する出力電力と、前記負荷側からの反射電力とにより定在波比を算出する定在波比検出部と、
前記負荷に出力電力を供給し、かつ、該出力電力が前記定在波に応じて制御される電力増幅器と、
を備えることを特徴とする電力増幅回路。
(付記2) 前記電力増幅器の出力電力を制御する出力制御手段を備え、該出力制御手段は、前記電力増幅器の出力電力を前記定在波比により予測される隣接チャネル漏洩電力比に応じた電力値に制御することを特徴とする請求項1記載の電力増幅回路。
(付記3) 前記定在波比検出部は、前記電力増幅器と前記負荷との間に備えられたことを特徴とする付記1記載の電力制御回路。
(付記4) 前記電力増幅器は、前記定在波比検出部で検出された前記定在波比により予測される隣接チャネル漏洩電力比に応じて前記出力電力が制御されることを特徴とする付記1記載の電力増幅回路。
(付記5) 前記出力制御手段は、前記定在波比により隣接チャネル漏洩電力比を予測する隣接チャネル漏洩電力比予測部と、
この隣接チャネル漏洩電力比予測部で予測された予測値に応じて前記電力増幅器の出力電力を算出する出力電力算出部と、
を備えることを特徴とする付記2記載の電力増幅回路。
(付記6) 前記定在波比検出部は、前記電力増幅器から前記負荷に供給される進行波電力と、前記負荷側からの反射波電力とから前記定在波比を算出する演算手段を備えることを特徴とする付記1又は2記載の電力増幅回路。
(付記7) 前記負荷は、前記電力増幅器から前記出力電力として送信電力が供給されるアンテナであることを特徴とする付記1記載の電力増幅回路。
(付記8) アンテナを備えて送信電力を放射させる送信装置であって、
前記アンテナに供給される出力電力と、前記アンテナからの反射電力とにより定在波比を算出する定在波比検出部と、
前記アンテナに出力電力を供給し、かつ、該出力電力が前記定在波に応じて制御される電力増幅器と、
を備えることを特徴とする送信装置。
(付記9) 前記電力増幅器の出力電力を制御する出力制御手段を備え、該出力制御手段は、前記電力増幅器の出力電力を前記定在波比により予測される隣接チャネル漏洩電力比に応じて制御することを特徴とする付記8記載の送信装置。
(付記10) 前記定在波比検出部は、前記電力増幅器と前記アンテナとの間に備えられたことを特徴とする付記8記載の送信装置。
(付記11) 前記電力増幅器は、前記定在波比検出部で検出された前記定在波比により予測される隣接チャネル漏洩電力比に応じて前記出力電力が制御されることを特徴とする付記8記載の送信装置。
(付記12) 前記出力制御手段は、前記定在波比により隣接チャネル漏洩電力比を予測する隣接チャネル漏洩電力比予測部と、
この隣接チャネル漏洩電力比予測部で予測された予測値に応じて前記電力増幅器の出力電力を算出する出力電力算出部と、
を備えることを特徴とする付記9記載の送信装置。
(付記13) 前記定在波比検出部は、前記電力増幅器から前記アンテナに供給される進行波電力と、前記アンテナ側からの反射波電力とから前記定在波比を算出する演算手段を備えることを特徴とする付記8記載の送信装置。
(付記14) アンテナに供給する出力を制御する出力制御方法であって、
前記アンテナに供給される出力電力と、前記アンテナ側からの反射電力とにより定在波比を算出するステップと、
前記アンテナに出力電力を供給し、かつ、前記定在波比に基づいて隣接チャネル漏洩電力比を予測し、その予測値に応じて前記出力電力を制御するステップと、
を含むことを特徴とする出力制御方法。
以上説明したように、電力増幅回路、送信装置又は出力制御方法の好ましい実施の形態について説明したが、本発明は、上記記載に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載され、又は発明を実施するための形態に開示された発明の要旨に基づき、当業者において様々な変形や変更が可能であることは勿論であり、斯かる変形や変更が、本発明の範囲に含まれることは言うまでもない。
本開示の電力増幅回路、送信装置又は出力制御方法は、負荷インピーダンスの変動に対して出力電力を低減することにより、ACLRの劣化を防止でき、質の高い電力を出力できる等、有用である。
2 携帯端末装置
4 送信部
6 アンテナ
8 電力増幅回路
18 電力増幅器
20 VSWR検出部
22 出力制御部
28 方向性結合器
30 演算部
32 入力端子
38 電力モニター端子
52 出力電力算出部
53 データ保持部
54 プロセッサ
56 メモリ

Claims (4)

  1. 負荷に電力を供給する電力増幅回路であって、
    前記負荷に供給する出力電力と、前記負荷側からの反射電力とにより定在波比を算出する定在波比検出部と、
    前記負荷に出力電力を供給し、かつ、該出力電力が前記定在波に応じて制御される電力増幅器と、
    を備えることを特徴とする電力増幅回路。
  2. 前記電力増幅器の出力電力を制御する出力制御手段を備え、該出力制御手段は、前記電力増幅器の出力電力を前記定在波比により予測される隣接チャネル漏洩電力比に応じた電力値に制御することを特徴とする請求項1記載の電力増幅回路。
  3. アンテナを備えて送信電力を放射させる送信装置であって、
    前記アンテナに供給される出力電力と、前記アンテナからの反射電力とにより定在波比を算出する定在波比検出部と、
    前記アンテナに出力電力を供給し、かつ、該出力電力が前記定在波に応じて制御される電力増幅器と、
    を備えることを特徴とする送信装置。
  4. アンテナに供給する出力を制御する出力制御方法であって、
    前記アンテナに供給される出力電力と、前記アンテナ側からの反射電力とにより定在波比を算出するステップと、
    前記アンテナに出力電力を供給し、かつ、前記定在波比に基づいて隣接チャネル漏洩電力比を予測し、その予測値に応じて前記出力電力を制御するステップと、
    を含むことを特徴とする出力制御方法。
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