JP2010226169A - 光送信装置、光通信方法および光通信システム - Google Patents

光送信装置、光通信方法および光通信システム Download PDF

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Abstract

【課題】光通信技術において、伝送容量の増大を図ること。システムに応じて波長の間隔を設定すること。
【解決手段】光送信装置1は、波長間隔処理部5により、複数の送信部2から送信される光の波長の間隔を変化させながら、多重部3で多重された光を送信する。波長間隔処理部5は、光送信装置1から送信された光を受信した光受信装置6から通知される情報に基づいて、送信部2から送信される光の隣り合う波長の間隔を制御する。光送信装置1は、伝送品質の良い帯域では、ITU−Tによって推奨されている波長の間隔よりも狭い間隔で波長を配置する。
【選択図】図1

Description

この発明は、光送信装置、光通信方法および光通信システムに関する。光送信装置、光通信方法および光通信システムとして、例えばWavelength Division Multiplexing(WDM、波長分割多重)方式の光送信装置、光通信方法および光通信システムが含まれる。
従来、波長分割多重方式の光通信システムでは、International Telecommunications Union Telecommunications Standardization Sector(ITU−T、国際電気通信連合電気通信標準化部門)によって、基準周波数に対してある一定の間隔で配置された周波数グリッドが推奨されている。一般的には、多重化される波長は、この周波数グリッドに従って配置される。ITU−Tによれば、Dense WDM(DWDM、高密度波長分割多重)方式における波長の間隔として200GHz、100GHz、50GHzまたは25GHzが推奨されている。また、Coarse WDM(CWDM、低密度波長分割多重)方式では、波長の間隔として20nmが推奨されている。例えば、25GHz間隔の波長グリッド上に10Gbit/sおよび40Gbit/sの各信号光を配置した光を伝送するシステムが知られている(例えば、特許文献1参照)。なお、周波数グリッドは、光信号のスペクトルの中心を周波数で表したものであり、波長グリッドは、光信号のスペクトルの中心を波長で表したものである。
特開2006−86920号公報
一般に、光通信の伝送品質は、帯域全体にわたって均一ではなく、波長依存性を有する。従って、波長の異なる光を多重する場合、波長に応じて最適な波長の間隔が異なることがある。また、伝送品質の良い帯域では、前記ITU−Tによって推奨されている波長の間隔よりも狭い間隔で波長を配置しても、所望の伝送品質を確保することができる場合がある。しかしながら、従来の光通信システムでは、全帯域にわたって前記ITU−Tの推奨通りの間隔で均等に波長が配置されているため、システムの伝送容量を大きくすることができないという問題点がある。
また、変調方式の異なる光やビットレートの異なる光を多重する場合、変調方式やビットレートに応じて最適な波長の間隔が異なることがある。しかしながら、従来の光通信システムでは、波長の間隔が設計の段階で決まってしまい、後に波長の間隔を変えることができない。そのため、将来、設計時とは異なる波長の間隔のシステムが必要になった場合、既存の光送信装置を改造する手間や、新たな波長の間隔に対応した光送信装置を設計する手間が生じるという問題点がある。
伝送容量の増大を図ることができる光送信装置、光通信方法および光通信システムを提供することを目的とする。また、システムに応じて波長の間隔を設定することができる光送信装置、光通信方法および光通信システムを提供することを目的とする。
この光送信装置、光通信方法および光通信システムは、複数の送信部、多重部および制御部を備えている。各送信部は、異なる波長の光を送信することができる。多重部は、複数の送信部から送信された光を多重する。制御部は、波長間隔処理部を備えている。波長間隔処理部は、送信部から送信される光の波長の間隔を変化させながら、多重部で多重された光に対して該光を受信した装置から通知される情報に基づいて、送信部から送信される光の隣り合う波長の間隔を制御する処理を行う。
この光送信装置、光通信方法および光通信システムによれば、光送信装置から送信された光を受信した装置から通知される情報に基づいて、送信部から送信される光の隣り合う波長の間隔が制御される。従って、伝送品質の良い帯域では、ITU−Tによって推奨されている波長の間隔よりも狭い間隔で波長を配置することができる。また、システムに応じて隣り合う波長の間隔を変更することができる。
この光送信装置、光通信方法および光通信システムによれば、伝送容量の増大を図ることができるという効果を奏する。また、システムに応じて波長の間隔を設定することができるという効果を奏する。
本発明の一実施例における光通信システムの構成を示すブロック図である。 本発明の一実施例における波長の配置処理手順を示すフローチャートである。 本発明の一実施例における光通信システムの構成を示すブロック図である。 本発明の一実施例における光送信装置の構成を示すブロック図である。 本発明の一実施例における光送信装置の別の構成を示すブロック図である。 本発明の一実施例における光送信装置のさらに別の構成を示すブロック図である。 本発明の一実施例における送信部の構成を示すブロック図である。 本発明の一実施例における制御部の構成を示すブロック図である。 本発明の一実施例における光受信装置の構成を示すブロック図である。 本発明の一実施例における受信部の構成を示すブロック図である。 本発明の一実施例におけるフィルタの特性を示す説明図である。 本発明の一実施例における波長の配置処理手順を示すフローチャートである。 本発明の一実施例における波長の配置例を示す説明図である。 本発明の一実施例における波長の配置例を示す説明図である。 本発明の一実施例における波長の配置例を示す説明図である。 本発明の一実施例における特性の測定処理手順を示すフローチャートである。 本発明の一実施例におけるQ値と分散補償量との関係の一例を示すグラフである。 本発明の一実施例におけるQ値とPE値との関係の一例を示すグラフである。 本発明の一実施例におけるQ値とPE値との関係の測定データの一例を示す図表である。 本発明の一実施例におけるQ値と波長の間隔との関係の一例を示すグラフである。 本発明の一実施例におけるQ値と波長の間隔との関係の測定データの一例を示す図表である。
以下に添付図面を参照して、この光送信装置、光通信方法および光通信システムの好適な実施の形態を詳細に説明する。
(実施の形態1)
・光通信システムの構成
図1は、本発明の一実施例における光通信システムの構成を示すブロック図である。図1に示すように、光通信システムは、光送信装置1を備えている。光送信装置1は、複数の送信部2、多重部3および制御部4を備えている。送信部2は、異なる波長の光を送信することができる。多重部3は、送信部2から送信された複数の光を多重する。光送信装置1は、多重部3で多重された光を送信する。制御部4は、送信部2を制御して、送信部2から送信される光の波長を制御する。制御部4は、波長間隔処理部5を備えている。
波長間隔処理部5は、光送信装置1が光受信装置6へ光を送信する際に、送信部2から送信される隣り合う光の波長の間隔を変化させる。波長間隔処理部5は、光送信装置1から送信された光を受信した光受信装置6から情報を受け取る。波長間隔処理部5が光受信装置6から受け取る情報としては、光受信装置6における受信状態に関する情報、例えば伝送品質に関する情報が挙げられる。伝送品質に関する情報として、例えば伝送特性の評価基準の一つであるQ値が挙げられる。波長間隔処理部5は、光受信装置6から受け取った情報に基づいて、送信部2から送信される光の隣り合う波長の間隔を制御する。
光受信装置6は、光送信装置1から送信された光の受信状態を検出し、受信状態に関する情報を光送信装置1へ通知する。光送信装置1から送信された光は、光伝送路7を介して光受信装置6へ送信される。光受信装置6から光送信装置1へ送信される前記情報は、光伝送路8を介して光信号として送信されてもよいし、その他の有線通信技術や無線通信技術を用いて送信されてもよい。光伝送路7,8には、光ファイバ、光コネクタ、光カプラ、光導波路などの光デバイスが含まれる。
・波長の配置処理手順
図2は、本発明の一実施例における波長の配置処理手順を示すフローチャートである。図2に示すように、光送信装置1において、波長の配置処理が開始されると、まず、光送信装置1は、波長間隔処理部5により隣り合う波長の間隔を変化させながら、複数の異なる波長の光を多重化して光受信装置6へ送信する(ステップS1)。一般に、隣り合う波長の間隔が狭くなるのに伴って、例えば伝送中に生じる非線形効果(相互位相変調や4光波混合)により、伝送品質などの受信状態が悪化する傾向がある。従って、隣り合う波長の間隔を変化させる態様の一例として、隣り合う波長の間隔を徐々にまたは段階的に狭くしていくことが挙げられる。あるいは、別の態様の例として、隣り合う波長の間隔を徐々にまたは段階的に広くしていくことが挙げられる。光受信装置6は、光送信装置1から送信された光を波長ごとに分離して受信する。光受信装置6は、受信状態を検出し、受信状態に関する情報を光送信装置1へ通知する。
次いで、光送信装置1は、光受信装置6から通知される情報に基づいて、波長間隔処理部5により隣り合う波長の間隔を制御する(ステップS2)。波長間隔処理部5による制御の態様の一例として、システムに許容される伝送品質の範囲において、隣り合う波長の間隔を最も狭くすることが挙げられる。次いで、光送信装置1は、波長間隔処理部5により制御された波長の間隔に基づいて、複数の波長を配置する(ステップS3)。複数の波長を配置する態様の一例として、波長間隔処理部5により隣り合う波長の間隔が最も狭い間隔に制御された場合、複数の波長を、隣り合う波長の最も狭い間隔で配置することや、または隣り合う波長の最も狭い間隔の整数倍の間隔で配置することが挙げられる。
実施の形態1によれば、光送信装置1から送信される光の隣り合う波長の間隔が、光送信装置1から送信された光を受信した光受信装置6から通知される情報に基づいて、光送信装置1により制御される。従って、伝送品質の良い帯域では、ITU−Tによって推奨されている波長の間隔よりも狭い間隔で波長を配置することができるので、伝送容量の増大を図ることができる。また、システムに応じて隣り合う波長の間隔を変更することができるので、システムに応じて波長の間隔を設定することができる。
(実施の形態2)
・光通信システムの構成
図3は、本発明の一実施例における光通信システムの構成を示すブロック図である。図3に示すように、光通信システムは、複数の光送受信装置、図示例では第1光送受信装置11および第2光送受信装置12を備えている。光送受信装置11,12は、光送信装置13,14および光受信装置15,16を備えている。第1光送受信装置11の光送信装置13は、光伝送路17を介して第2光送受信装置12の光受信装置16に接続されている。第2光送受信装置12の光送信装置14は、光伝送路18を介して第1光送受信装置11の光受信装置15に接続されている。光伝送路17,18には、光ファイバ、光コネクタ、光カプラ、光導波路などの光デバイスが含まれる。第1光送受信装置11において、光送信装置13と光受信装置15は、バスなどの信号線19により接続されている。第2光送受信装置12において、光送信装置14と光受信装置16は、バスなどの信号線20により接続されている。光伝送路17,18に、光伝送路17,18での損失を補償する光増幅器が設けられていてもよい。第1光送受信装置11と第2光送受信装置12とは同様の構成であるので、光送受信装置の構成として第1光送受信装置11について説明する。
・光送信装置の構成
図4は、本発明の一実施例における光送信装置の構成を示すブロック図である。図4に示すように、光送信装置13は、複数の送信部31、複数の合波器32、制御部33および光増幅器34を備えている。送信部31は、任意の波長の光または段階的に異なる波長の光を送信する。多重部は、例えば多段に接続された複数の合波器32を備えており、複数の送信部31から送信された光を多段の合波器32により一つの光にして出力する。制御部33は、送信部31から送信される光に対して、隣り合う波長の間隔や分散補償量や光強度などの制御を行う。光増幅器34は、光送信装置13から送信される光の送信パワーを調整する。
合波器32は、例えば波長依存性のない光カプラを備えている。光カプラとしては、特定の波長同士を合分波するものではなく、例えば複数の入力経路からの光を一つの出力経路へ出力するカプラが挙げられる。図示例では、合波器32は、二つの入力光を合波して一つの光にして出力しているが、三つ以上の入力光を一つの光にして出力するものであってもよい。合波器32として、例えば入力経路が二つで出力経路が一つであるカプラを用いると、光カプラでの損失が例えば3dB程度である。また、合波器32として、例えば二つの入力経路と一つの出力経路を有するカプラを用いると、多重部で多重される波長の数を増やすときに多重部の構成を柔軟に対応させることができる。すなわち、多重される波長の数が2個であるとき、合波器32の数はΣ2個(ただし、kは0からm−1までの整数)となる。従って、多重される波長の数を2個から2m+1個に増やす場合、合波器32を2個増やせばよいことになるので、多重部の構成を柔軟に対応させることができる。
図5は、本発明の一実施例における光送信装置の別の構成を示すブロック図である。図5に示すように、光送信装置13は、前段の合波器32と後段の合波器32との間に光増幅器35が設けられている構成であってもよい。このようにすれば、合波器32で発生する光減衰量を補うことができるので、合波器32の段数が多い場合に、多重部での損失を抑えることができる。
図6は、本発明の一実施例における光送信装置のさらに別の構成を示すブロック図である。図6に示すように、光送信装置13は、前段の合波器32と後段の合波器32との間に波長依存性のない分散補償器36が設けられている構成であってもよい。このようにすれば、帯域が広く、波長分散量が大きい場合に、送信部31および後述する受信部にそれぞれ設けられた分散補償器とともに合波器間の分散補償器36により波長分散を十分に補償することができる。また、前段の合波器32と後段の合波器32との間に分散補償器36とともに光増幅器35を設けて、分散補償器36を設けたことによる損失を補うようにしてもよい。
・送信部の構成
図7は、本発明の一実施例における送信部の構成を示すブロック図である。図7に示すように、送信部31は、光送信器41、分散補償器42および減衰器43を備えている。光送信器41は、例えば任意の波長の光を送信することができるチューナブルレーザ(波長可変レーザ)、またはITU−Tにより推奨されている波長の間隔よりも十分に狭い間隔で段階的に波長を変えて送信することができるチューナブルレーザを備えている。ITU−Tにより推奨されている波長の間隔よりも十分に狭い間隔として、例えば数GHz程度の間隔が挙げられる。光送信器41が送信する光の波長は、光送信装置13の制御部33から与えられる波長設定情報により設定される。なお、光送信器41は、任意の波長の光、またはITU−Tにより推奨されている波長の間隔よりも十分に狭い間隔で段階的に波長の異なる光を送信することができれば、チューナブルレーザに限らない。
分散補償器42は、波長依存性がなく、広帯域にわたって正分散および負分散のいずれに対しても分散補償量を変更可能な可変分散補償器である。可変分散補償器は、任意の波長について任意の補償量で波長分散を補償することができる。分散補償器42としては、例えばファイバ型のデバイスである分散補償光ファイバや、エタロンを用いた分散補償器や、その他の分散補償器が挙げられる。分散補償器42の補償量は、光送信装置13の制御部33から与えられる分散補償設定情報により設定される。
減衰器43は、可変光減衰器であり、例えば送信光強度レベルを調整する。送信光強度レベルとして、例えばプリエンファシスを行う場合の設定値(以下、PE値とする)が挙げられる。可変光減衰器としては、例えばマッハツェンダー型の位相変調回路を備えた可変光減衰器や、その他の可変光減衰器が挙げられる。減衰器43の光減衰量、換言すれば送信光強度レベルは、光送信装置13の制御部33から与えられる光強度設定情報により設定される。
・制御部の構成
図8は、本発明の一実施例における制御部の構成を示すブロック図である。図8に示すように、制御部33は、第1インタフェース部51、第2インタフェース部52、演算装置53、波長処理部54、測定処理部55およびメモリ56を備えている。これらの各部は、バス57を介して相互に接続されている。波長処理部54は、帯域分割処理部61、初期波長配置処理部62および増設波長配置処理部63を備えている。測定処理部55は、測定波長処理部65、分散補償量処理部66、光強度処理部67および波長間隔処理部68を備えている。
第1インタフェース部51は、送信部31に対して波長設定情報や分散補償設定情報や光強度設定情報を送受する際の制御を行う。第2インタフェース部52は、後述する光受信装置15の制御部に対する送受信の制御を行う。演算装置53は、光送信装置13の全体を制御する。メモリ56は、波長設定情報や分散補償設定情報や光強度設定情報などの各種設定情報や、測定処理部55の各処理部による測定により得られたデータを格納する。メモリ56は、不揮発性メモリであるとよい。不揮発性メモリとしては、フラッシュメモリなどのElectrically Erasable Programmable Read Only Memory(EEPROM、電気的消去再書き込み可能なROM)やFerroelectric Random Access Memory(FeRAM、強誘電体メモリ)などの半導体メモリが挙げられる。
帯域分割処理部61は、システムの全帯域を複数のブロックに分割する。分割されたブロックごとに、測定処理部55により帯域の特性として伝送品質の波長依存性が測定される。測定にあたって、ブロック数が多くなると、ブロックあたりの帯域が狭くなるので、ブロック内での特性をより正確に測定することができる。一方、ブロック数が少なくなると、測定に要する時間を短縮することができる。また、測定によって得られるデータ量が減るので、蓄積するデータ量を少なくすることができる。一般に、システムの全帯域を、中央付近のブロック、中央のブロックよりも短波長側のブロック、および中央のブロックよりも長波長側のブロックの三つに分けた場合、この三つのブロックで異なる特性が得られる。従って、少なくとも帯域の中央付近のブロック、中央のブロックよりも短波長側のブロック、および中央のブロックよりも長波長側のブロックの三つに分割するのが好ましい。ただし、ブロック数を四つ以上にしてもよい。
初期波長配置処理部62は、システムの運用開始時に、波長間隔処理部68により求められた波長の間隔に基づいて、複数の波長を配置する。増設波長配置処理部63は、システムの運用中に新たに波長を追加する際に、波長間隔処理部68により求められた波長の間隔に基づいて、追加される波長を配置する。
測定波長処理部65は、測定を行う際の波長を設定し、光送信器41へ波長設定情報を出力する。測定波長処理部65により設定される波長の数は、三つ以上であるとよい。三つ以上の波長を設定することによって、波長間隔処理部68により、ある波長λに対して短波長側および長波長側にそれぞれ隣り合う波長λおよびλをλに近づけていったときの伝送品質の劣化の程度を測定することができる。測定波長処理部65により設定される波長の間隔は、例えばITU−Tで推奨されている200GHz、100GHz、50GHzまたは25GHzの間隔であるとよい。なお、システムの波長や分散補償量などの初期設定を行う際には、送信に利用される波長を特定することができないので、ITU−Tで推奨されている周波数グリッドに従った波長配置を基準として、徐々に波長の間隔を狭めていくとよい。測定波長処理部65により設定された波長の情報は、例えばオーバーヘッドを利用して通信相手の光受信装置へ送信されてもよい。
分散補償量処理部66は、分散補償器42へ分散補償設定情報を出力し、分散補償器42による分散補償量を制御する。分散補償量処理部66は、測定を行う際に、例えば送信部31から送信される光の分散補償量を変化させながら、通信相手の光送受信装置から返される伝送品質に関する情報を測定する。分散補償量処理部66は、伝送品質に関する情報の測定結果に基づいて、送信部31から送信される光の分散補償量を制御する。
光強度処理部67は、減衰器43へ光強度設定情報を出力し、例えば減衰器43による送信光強度レベルを調整する。光強度処理部67は、測定を行う際に、例えば送信部31から送信される光の送信光強度レベルを変化させながら、通信相手の光送受信装置から返される伝送品質に関する情報を測定する。光強度処理部67は、伝送品質に関する情報の測定結果に基づいて、送信部31から送信される光の送信光強度レベルを制御する。
波長間隔処理部68は、測定を行う際に、光送信器41へ波長設定情報を出力し、送信部31から送信される光の隣り合う波長の間隔を変化させながら、通信相手の光送受信装置から返される伝送品質に関する情報を測定する。波長間隔処理部68は、伝送品質に関する情報の測定結果に基づいて、送信部31から送信される光の隣り合う波長の例えば最小間隔を求める。帯域分割処理部61、初期波長配置処理部62、増設波長配置処理部63、測定波長処理部65、分散補償量処理部66、光強度処理部67および波長間隔処理部68のうちの一部の処理部または全部の処理部は、ハードウェアで構成されていてもよいし、演算装置53が例えばメモリ56に格納されているソフトウェアを実行することにより実現される構成であってもよい。
光送信装置13は、自身を含む光送受信装置が伝送品質の波長依存性を測定する対象の装置である場合、前記波長設定情報、前記分散補償設定情報および前記光強度設定情報のうちの一つの情報または二つ以上の情報を、例えばオーバーヘッドを利用して通信相手の光送受信装置へ送信する。光送信装置13は、通信相手の光送受信装置が伝送品質の波長依存性を測定する対象の装置である場合、通信相手の光送受信装置から送られてきた光の伝送品質に関する情報を、例えばオーバーヘッドを利用して通信相手の光送受信装置へ送信する。
・光受信装置の構成
図9は、本発明の一実施例における光受信装置の構成を示すブロック図である。図9に示すように、光受信装置15は、複数の受信部71、複数の分波器72、制御部73および光増幅器74を備えている。光増幅器74は、光伝送路で減衰した光を増幅する。複数の分波器72は、例えば多段に接続されており、光増幅器74で増幅された光を波長ごとに分離する。分波器72は、例えば波長依存性のない光カプラを備えている。光カプラとしては、光送信装置13の合波器32に用いられるカプラと同様のものが挙げられる。図示例では、分波器72は、一つの入力光を分波して二つの光にして出力しているが、一つの入力光を三つ以上の光にして出力するものであってもよい。なお、光送信装置13の多重部と同様に、前段の分波器72と後段の分波器72との間に光増幅器および波長依存性のない分散補償器の一方または両方が設けられている構成であってもよい。
受信部71は、複数の分波器72により波長ごとに分離された光を受信する。制御部73は、受信部71を制御する。制御部73は、受信部71および光送信装置13の制御部33に対する送受信の制御を行うインタフェース部、光受信装置15の全体を制御する演算装置、およびメモリを備えている。これらインタフェース部、演算装置およびメモリは、バスを介して相互に接続されている。
・受信部の構成
図10は、本発明の一実施例における受信部の構成を示すブロック図である。図11は、本発明の一実施例におけるフィルタの特性を示す説明図である。図10に示すように、受信部71は、光受信器81、分散補償器82およびフィルタ83を備えている。図11に示すように、フィルタ83は、累積した雑音光および所望の波長以外の波長を除去して、特定の狭い帯域のみを透過させる。フィルタ83は、例えば可変光フィルタであり、制御部73から与えられる波長設定情報に基づいて、広い帯域の中から任意の透過帯域を設定することができる。波長設定情報は、通信相手の光送受信装置から送られてくる。分散補償器82は、波長依存性がなく、広帯域にわたって正分散および負分散のいずれに対しても分散補償量を変更可能な可変分散補償器である。分散補償器82としては、光送信装置13の分散補償器42と同様のものが挙げられる。分散補償器82の補償量は、制御部73から与えられる分散補償設定情報により設定される。
光受信器81は、分散補償器82から出力された光を受信する。光受信器81は、通信相手の光送受信装置が伝送品質の波長依存性を測定する対象の装置である場合、通信相手の光送受信装置から送信された測定波長の光を受信する。そして、光受信器81は、受信したときの伝送品質を測定し、伝送品質に関する情報を制御部73へ通知する。伝送品質に関する情報は、制御部73から光送信装置13の制御部33へ送られ、例えばオーバーヘッドを利用して光送信装置13から通信相手の光送受信装置へ送信される。光受信器81は、自身を含む光送受信装置が伝送品質の波長依存性を測定する対象の装置である場合、通信相手の光送受信装置から例えばオーバーヘッドを利用して送られてきた伝送品質に関する情報を受信する。そして、光受信器81は、伝送品質に関する情報を制御部73を介して光送信装置13の制御部33へ送る。光送信装置13は、光受信装置15から送られてきた伝送品質に関する情報に基づいて、上述したように、送信部31から送信される光の分散補償量および送信光強度レベルを制御し、隣り合う波長の例えば最小間隔を求める。
・波長の配置処理手順
図12は、本発明の一実施例における波長の配置処理手順を示すフローチャートである。ここでは、図3に示す光通信システムにおいて、第1光送受信装置11から送信される光の波長を配置する場合について説明する。図12に示すように、第1光送受信装置11において波長の配置処理が開始されると、まず、光送信装置13の帯域分割処理部61は、システムの全帯域をN個のブロックに分割する(ステップS11)。Nは2以上の整数であり、予め設定されている。上述したように、全帯域を少なくとも三つのブロックに分割するのが好ましいので、Nは3以上であるのが好ましい。ここでは、Nは3以上の整数とする。
次いで、変数nの値を1に設定する(ステップS12)。そして、N個のブロックに便宜上、1から番号をつけ、1番目のブロック(ブロック1)の特性を測定する(ステップS13)。ブロックの特性を測定する処理については、後述する。ブロック1の測定が終了すると、ブロック1における波長の間隔が求まる。次いで、nの値をインクリメントして、2とする(ステップS14)。そして、nの値とNの値とを比較する。nの値が2であり、Nの値が3以上の整数であるので、nの値はNの値よりも大きくない(ステップS15:No)。従って、ステップS13に戻り、2番目のブロック(ブロック2)の特性を測定する。これによって、ブロック2における波長の最小間隔が求まる。ステップS13〜ステップS15を繰り返し、全てのブロックについて特性を測定して、各ブロックにおける波長の最小間隔を求める。ステップS15でnの値がNの値よりも大きくなったら(ステップS15:Yes)、光送信装置13の初期波長配置処理部62は、ステップS15において求められた各ブロックの波長の最小間隔に基づいて、システムの運用開始時の波長を配置する(ステップS16)。そして、一連の波長の配置処理が終了する。
図13〜図15は、本発明の一実施例における波長の配置例を示す説明図である。図13に示すように、波長を均等な間隔Δλで配置する例91では、帯域幅Bwに対して[Bw/Δλ+1]個の波長が配置される。波長の間隔Δλが均等な場合、図13に示す配置例91では、例えばλ〜λの9個の波長が配置されている。それに対して、図12に示す波長の配置処理に従って波長を配置した例92では、ブロックによっては波長の最小間隔がΔλよりも小さくなるので、例えばλ〜λ11の11個の波長が配置されている。なお、配置されている波長の数は一例である。
システムの運用開始時の波長を配置する態様として、次の態様が挙げられる。例えば、初期波長配置処理部62は、システムの運用開始時に配置される複数の波長を、システムの全帯域にわたってできるだけ均一に配置するようにしてもよい。例えば、各ブロック内に、ブロックの波長の最小間隔に対してm倍の間隔で波長が配置されるようにしてもよい。mは、2以上の整数である。例えば、図14に示す配置例93のように、各ブロック内に、ブロックの波長の最小間隔に対して2倍の間隔で波長が配置されるようにしてもよい。このように波長を配置すれば、波長が配置されない帯域において雑音光が増幅されることによって生じるOptical Signal−to−Noise Ratio(OSNR、光信号雑音比)の劣化を防ぐことができる。
あるいは、図15に示す配置例94のように、システムの運用開始時から多くの波長が配置される場合には、初期波長配置処理部62は、伝送後の累積した波長分散量が多い帯域では密に波長を配置し、一方、伝送中の波長分散が少ない帯域では疎に波長を配置するようにしてもよい。例えば、伝送中の波長分散が少ない帯域における前記mの値が、伝送後の累積した波長分散量が多い帯域における値よりも大きくなるようにしてもよい。波長分散が少ない帯域では、波長の間隔が狭くなると相互位相変調の影響によって伝送品質、例えばQ値の劣化の程度が大きくなるが、このような波長の配置とすることによって、より特性を確保しやすくなる。なお、図14および図15においては、システムの運用開始時に配置される波長を「初期の波長」とし、システムの運用中に新たに追加される波長を「増設可能な波長」としている。
システムの運用中に新たに波長を配置する態様として、次の態様が挙げられる。例えば、増設波長配置処理部63は、まず、各ブロックにおいて、ブロックの波長の最小間隔に対して前記m倍の間隔で波長を配置するようにしてもよい。その際、あるブロックが、ブロックの波長の最小間隔に対してm倍の間隔で配置された波長で満たされたら、順次他のブロックに対して同様に波長が配置されるようにしてもよい。全てのブロックが、ブロックの波長の最小間隔に対してm倍の間隔で配置された波長で満たされたら、増設波長配置処理部63は、全帯域の例えば中心付近から短波長側または長波長側へ順に、既に配置されている波長の間に、ブロックの波長の最小間隔を満たすように新しい波長を配置するようにしてもよい。全てのブロックが、ブロックの波長の最小間隔で配置された波長で満たされると、光通信システムの伝送容量が最大となる。
・特性の測定処理手順
図16は、本発明の一実施例における特性の測定処理手順を示すフローチャートである。ここでは、一例として、伝送品質に関する情報および送信光強度レベルはそれぞれQ値およびPE値であるとする。前記ステップS11で分割された複数のブロックのうちの測定対象のブロックについて測定が開始されると、まず、第1光送受信装置11において、光送信装置13の測定波長処理部65は、測定対象のブロックの帯域に複数の波長を所定の間隔で設定する。ここでは、例えば100GHzの間隔で三つの波長を設定する。そして、光送信装置13は、三つの波長の光を多重して通信相手の第2光送受信装置12へ送信する。その際、第1光送受信装置11は、オーバーヘッドを利用して波長設定情報を第2光送受信装置12へ送信する。受信側の第2光送受信装置12は、オーバーヘッドから波長設定情報を読み取り、光受信装置16のフィルタ83を調節して、第1光送受信装置11から送信された光を受信する。
ただし、初めて第1光送受信装置11から第2光送受信装置12へ送信する際には、第1光送受信装置11の測定波長処理部65で設定された波長が、第2光送受信装置12のフィルタ83の透過帯域に一致していないことがある。この場合、第2光送受信装置12は、オーバーヘッドの情報を読み取ることができない。従って、このような場合には、第2光送受信装置12は、フィルタ83の透過帯域を広範囲に変化させ、受信パワーが最大となる帯域にフィルタ83の透過帯域を合わせるようにしてもよい。
第2光送受信装置12が受信できる状態となったら、図16に示すように、第1光送受信装置11は、光送信装置13の分散補償量処理部66により送信部31の分散補償器42を制御して分散補償量を変更しながら、第1光送受信装置11から第2光送受信装置12へ送信する。その際、第2光送受信装置12において、受信部71の分散補償器82の分散補償量が調節されるようにしてもよい。つまり、送信側の分散補償器42と受信側の分散補償器82の両方で分散補償量が変更されるようにしてもよい。例えば、送信側の分散補償器42については、分散補償量が下限値から段階的に変更され、受信側の分散補償器82については、送信側の分散補償量の各段階に対して、分散補償量が広範囲に変更されるようにしてもよい。第2光送受信装置12は、受信したときの伝送品質に関する情報として例えばQ値を第1光送受信装置11へ返す。第1光送受信装置11は、第2光送受信装置12から返されてきたQ値を測定し、メモリ56にQ値と分散補償量との関係を示すデータを蓄積する(ステップS21)。
第1光送受信装置11は、Q値が最大となるまで、分散補償量を変更しながらQ値を測定し、Q値と分散補償量との関係を示すデータを蓄積する(ステップS22:No、ステップS21)。図17に、Q値と分散補償量との関係の一例を示す。図17に示すグラフ95において、λ、λおよびλは、測定処理の開始直後に設定された三つの波長を示しており、例えばλ<λ<λである。また、QLimitはシステムに許容されるQ値の下限値であり、αはQ値の下限値に対するマージンである(他の図においても同じ)。マージンαとしては、例えば2dBが挙げられる。なお、伝送距離や分散量や分散スロープなどから推定して手動で分散補償量が調節されるようにしてもよい。ステップS21およびステップS22で分散補償量を調節しておくことによって、以下の測定においてBit Error Rate(BER、ビット誤り率)を良くすることができる。また、Q値と分散補償量との関係を示すデータを蓄積しておくことによって、分散補償量を最適に設定することができる。
Q値が最大となったら(ステップS22:Yes)、第1光送受信装置11は、分散補償量を固定し、光送信装置13の光強度処理部67により、測定波長処理部65で設定された三つの波長のPE値をほぼ同じ値に設定する。そして、第1光送受信装置11は、各波長について第2光送受信装置12から返されてきたQ値を測定し、メモリ56にQ値とPE値との関係を示すデータを蓄積する。光強度処理部67は、このときのQ値が所定値よりも大きい場合(ステップS23:Yes)、PE値を段階的に下げながらQ値の推移を測定し、メモリ56にQ値とPE値との関係を示すデータを蓄積する(ステップS24)。所定値としては、例えばQLimitにマージンを足した値が挙げられる。マージンとしては、例えば3dbが挙げられる。
ステップS23において、Q値がQLimitよりも小さい場合(ステップS23:No)、光強度処理部67はPE値を上げる。そして、Q値がQLimitよりも所定の値、例えば3dB程度高い値になったら(ステップS23:Yes)、光強度処理部67は、PE値を段階的に下げながらQ値の推移を測定し、メモリ56にQ値とPE値との関係を示すデータを蓄積する(ステップS24)。ステップS23において、PE値を上げてもQ値がQLimitよりも所定の値、例えば3dB程度高い値にならない場合(ステップS23:No)、光強度処理部67は、Q値が最大となるまでPE値を上げる。Q値が最大となったら(ステップS23:Yes)、PE値を段階的に下げながらQ値の推移を測定し、メモリ56にQ値とPE値との関係を示すデータを蓄積する(ステップS24)。ステップS24において、Q値とPE値との関係は、Q値がQLimitになるまで繰り返し測定される。
PE値を上げると、伝送後のOSNRが良くなり、Q値が高くなる。図18に、Q値とPE値との関係の一例を示す。図18に示すグラフ96のように、伝送中の光のパワーがある程度高くなると、伝送路で生じる自己位相変調などの非線形効果によりQ値の上昇が止まり、それ以上PE値を上げるとQ値が悪くなることが知られている。図19に一例として、Q値とPE値との関係の測定データ97を示す。Q値とPE値との関係を示すデータを蓄積しておくことによって、PE値を最適に設定することができる。
次いで、第1光送受信装置11は、光強度処理部67により、Q値がQLimitよりも所定の値、例えば2dB程度高い値になるようにPE値を設定する。そして、分散補償量処理部66により、再度、分散補償器を調節して分散補償量を最適値に設定する(ステップS25)。次いで、第1光送受信装置11は、分散補償量を最適値に固定し、光送信装置13の波長間隔処理部68により、測定用に設定された三つの波長の間隔を狭めていく。例えば、波長間隔処理部68は、前記λとλをλに近づけていく。そして、波長間隔処理部68は、波長の間隔を狭めながらQ値の推移を測定し、メモリ56にQ値と波長の間隔との関係を示すデータを蓄積する(ステップS26)。
図20に、Q値と波長の間隔との関係の一例を示す。図20に示すグラフ98のように、波長の間隔が狭くなると、伝送中に生じる相互位相変調や4光波混合などの非線形効果により、Q値が劣化する傾向がある。Q値と波長の間隔との関係を示すデータを蓄積することによって、波長の間隔を狭くしたときのQ値の劣化量をペナルティPとして測定することができる。図21に一例として、Q値と波長の間隔との関係の測定データ99を示す。Q値と波長の間隔との関係を示すデータを蓄積しておくことによって、Q値がQLimitよりも小さくならない範囲で波長の最小間隔を設定することができる。
波長の間隔を狭めてQ値を測定している途中で、Q値がQLimitに達したら、波長間隔処理部68は、そのときの波長の間隔で波長を固定する。そして、第1光送受信装置11は、光強度処理部67により再度、Q値とPE値との関係を測定する(ステップS27)。このときの測定範囲は、Q値が、QLimitよりも所定の値、例えば2dB程度高い値になるまででよい。Q値とPE値との関係を再度測定することにより、波長の間隔を最小にした設定として波長を最大限配置した状態、すなわち光通信システムの伝送容量が最大となった状態で、PE値を調整したときの効果を測定することができる。以上の測定処理により蓄積したデータに基づいて、波長間隔処理部68は、測定対象のブロックについて、光通信システムの伝送容量が最大であるときに、Q値が所望の値よりも高くなるようなPE値の最低値と最小の波長の間隔を決定することができる(ステップS28)。そして、一連の特性の測定処理が終了する。
なお、上述した波長の配置処理および特性の測定処理は、Q値、波長の間隔、分散およびPE値についての相互の関係性に基づいて波長の配置を決定するので、変調方式の異なる波長や異なるビットレートの波長(10Gb/sと40Gb/sなど)が混在するシステムにおいても、有効である。すなわち、隣接する波長と変調方式の異なる波長や異なるビットレートの波長が混在するシステムにおいても、変調方式やビットレートの違いに依存することなく、所望のQ値を満足する波長の最小間隔を決定して、波長を配置することができる。
予め異なる変調方式が混在することが判明している場合には、上述した特性の測定処理時に、測定用の波長として変調方式の異なる波長を隣接させることによって、各ブロックにおいて各々の変調方式についての波長の最小間隔を決定することができる。また、システムの運用中に異なる変調方式を混在させる場合、最初に測定されたQ値のペナルティPと波長の間隔との関係を示すデータに基づいて、隣接する波長を異なる変調方式に置き換えて再度、同様の測定を行うことによって、蓄積されているデータが更新される。更新されたデータに基づいて、システムの運用開始時の変調方式と新たに導入される変調方式のそれぞれについて、所望のQ値を満足する波長の最小間隔を決定することができる。
実施の形態2によれば、実施の形態1と同様の効果が得られる。また、光送受信装置11,12において、送信部31が全ての波長について同一の構成でよいので、予備として用意しておく送信部31の数を減らすことができる。また、受信部71についても同様であり、予備として用意しておく数を減らすことができる。
上述した各実施の形態に関し、さらに以下の付記を開示する。
(付記1)異なる波長の光を送信可能な複数の送信部と、該送信部から送信された複数の光を多重する多重部と、該送信部から送信される光の波長を制御する制御部と、を備え、該制御部は、該送信部から送信される光の波長の間隔を変化させながら、該多重部で多重された光に対して該光を受信した装置から通知される情報に基づいて、該送信部から送信される光の隣り合う波長の間隔を制御する波長間隔処理部、を有することを特徴とする光送信装置。
(付記2)前記送信部は、前記送信部から送信される光の分散補償量を変化させる分散補償器を有し、前記制御部は、該分散補償器により前記送信部から送信される光の分散補償量を変化させながら前記情報に基づいて、前記送信部から送信される光の分散補償量を制御する分散補償量処理部、を有することを特徴とする付記1に記載の光送信装置。
(付記3)前記送信部は、前記送信部から送信される光の強度を変化させる減衰器を有し、前記制御部は、該減衰器により前記送信部から送信される光の強度を変化させながら前記情報に基づいて、前記送信部から送信される光の強度を制御する光強度処理部、を有することを特徴とする付記1または2に記載の光送信装置。
(付記4)前記制御部は、帯域を複数に分割する帯域分割処理部、を有し、前記波長間隔処理部は、該帯域分割処理部により分割された帯域ごとに、前記送信部から送信される光の隣り合う波長の間隔を制御することを特徴とする付記1〜3のいずれか一つに記載の光送信装置。
(付記5)前記帯域分割処理部は、前記帯域を中央部のブロック、該中央部のブロックよりも短波長側のブロック、および該中央部のブロックよりも長波長側のブロックに分割することを特徴とする付記4に記載の光送信装置。
(付記6)前記制御部は、前記波長間隔処理部により求められた波長の間隔に基づいて、複数の波長を配置する波長配置処理部、を有することを特徴とする付記1〜5のいずれか一つに記載の光送信装置。
(付記7)複数の異なる波長の光を、該光の波長の間隔を変化させながら多重して送信する第1送信工程と、前記第1送信工程で送信された光に対して該光を受信した装置から通知される情報に基づいて、前記光の隣り合う波長の間隔を制御する波長間隔処理工程と、前記波長間隔処理工程で制御された波長の間隔に基づいて、複数の波長を配置する波長配置処理工程と、を含むことを特徴とする光通信方法。
(付記8)前記第1送信工程の前に、複数の異なる波長の光を、該光の分散補償量を変化させながら多重して送信する第2送信工程と、前記第2送信工程で送信された光に対して該光を受信した装置から通知される情報に基づいて、前記光の分散補償量を制御する分散補償量処理工程と、を含むことを特徴とする付記7に記載の光通信方法。
(付記9)前記分散補償量処理工程では、前記光を送信した装置および前記光を受信した前記装置の両方で分散補償量を制御することを特徴とする付記8に記載の光通信方法。
(付記10)前記分散補償量処理工程の後、前記第1送信工程の前に、複数の異なる波長の光を、該光の強度を変化させながら多重して送信する第3送信工程と、前記第3送信工程で送信された光に対して該光を受信した装置から通知される情報に基づいて、前記光の強度を制御する光強度処理工程と、を含むことを特徴とする付記8または9に記載の光通信方法。
(付記11)異なる波長の光を送信可能な複数の送信部、該送信部から送信された複数の光を多重する多重部、および該送信部から送信される光の波長を制御する制御部、を備え、該制御部が、該送信部から送信される光の波長の間隔を変化させながら、該多重部で多重された光に対して該光を受信した光受信装置から通知される情報に基づいて、該送信部から送信される光の隣り合う波長の間隔を制御する波長間隔処理部、を有する光送信装置と、該光送信装置から送信された光を複数の波長の光に分離して波長ごとに受信したときの受信状態を検出し、該受信状態に関する前記情報を前記光送信装置へ通知する光受信装置と、前記光送信装置と前記光受信装置とを接続する光伝送路と、を備えることを特徴とする光通信システム。
(付記12)前記送信部は、前記送信部から送信される光の分散補償量を変化させる分散補償器を有し、前記制御部は、該分散補償器により前記送信部から送信される光の分散補償量を変化させながら前記情報に基づいて、前記送信部から送信される光の分散補償量を制御する分散補償量処理部、を有することを特徴とする付記11に記載の光通信システム。
(付記13)前記送信部は、前記送信部から送信される光の強度を変化させる減衰器を有し、前記制御部は、該減衰器により前記送信部から送信される光の強度を変化させながら前記情報に基づいて、前記送信部から送信される光の強度を制御する光強度処理部、を有することを特徴とする付記11または12に記載の光通信システム。
(付記14)前記制御部は、帯域を複数に分割する帯域分割処理部、を有し、前記波長間隔処理部は、該帯域分割処理部により分割された帯域ごとに、前記送信部から送信される光の隣り合う波長の間隔を制御することを特徴とする付記11〜13のいずれか一つに記載の光通信システム。
(付記15)前記帯域分割処理部は、前記帯域を中央部のブロック、該中央部のブロックよりも短波長側のブロック、および該中央部のブロックよりも長波長側のブロックに分割することを特徴とする付記14に記載の光通信システム。
(付記16)前記制御部は、前記波長間隔処理部により求められた波長の間隔に基づいて、複数の波長を配置する波長配置処理部、を有することを特徴とする付記11〜15のいずれか一つに記載の光通信システム。
1,13,14 光送信装置
2,31 送信部
3 多重部
4,33 制御部
5,68 波長間隔処理部
6,15,16 光受信装置
7,8,17,18 光伝送路
42 分散補償器
43 減衰器
61 帯域分割処理部
62,63 波長配置処理部
66 分散補償量処理部
67 光強度処理部

Claims (7)

  1. 異なる波長の光を送信可能な複数の送信部と、
    該送信部から送信された複数の光を多重する多重部と、
    該送信部から送信される光の波長を制御する制御部と、
    を備え、
    該制御部は、該送信部から送信される光の波長の間隔を変化させながら、該多重部で多重された光に対して該光を受信した装置から通知される情報に基づいて、該送信部から送信される光の隣り合う波長の間隔を制御する波長間隔処理部、を有することを特徴とする光送信装置。
  2. 前記送信部は、前記送信部から送信される光の分散補償量を変化させる分散補償器を有し、
    前記制御部は、該分散補償器により前記送信部から送信される光の分散補償量を変化させながら前記情報に基づいて、前記送信部から送信される光の分散補償量を制御する分散補償量処理部、を有することを特徴とする請求項1に記載の光送信装置。
  3. 前記送信部は、前記送信部から送信される光の強度を変化させる減衰器を有し、
    前記制御部は、該減衰器により前記送信部から送信される光の強度を変化させながら前記情報に基づいて、前記送信部から送信される光の強度を制御する光強度処理部、を有することを特徴とする請求項1または2に記載の光送信装置。
  4. 前記制御部は、帯域を複数に分割する帯域分割処理部、を有し、
    前記波長間隔処理部は、該帯域分割処理部により分割された帯域ごとに、前記送信部から送信される光の隣り合う波長の間隔を制御することを特徴とする請求項1〜3のいずれか一つに記載の光送信装置。
  5. 前記制御部は、前記波長間隔処理部により求められた波長の間隔に基づいて、複数の波長を配置する波長配置処理部、を有することを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載の光送信装置。
  6. 複数の異なる波長の光を、該光の波長の間隔を変化させながら多重して送信する第1送信工程と、
    前記第1送信工程で送信された光に対して該光を受信した装置から通知される情報に基づいて、前記光の隣り合う波長の間隔を制御する波長間隔処理工程と、
    前記波長間隔処理工程で制御された波長の間隔に基づいて、複数の波長を配置する波長配置処理工程と、
    を含むことを特徴とする光通信方法。
  7. 異なる波長の光を送信可能な複数の送信部、該送信部から送信された複数の光を多重する多重部、および該送信部から送信される光の波長を制御する制御部、を備え、該制御部が、該送信部から送信される光の波長の間隔を変化させながら、該多重部で多重された光に対して該光を受信した光受信装置から通知される情報に基づいて、該送信部から送信される光の隣り合う波長の間隔を制御する波長間隔処理部、を有する光送信装置と、
    該光送信装置から送信された光を複数の波長の光に分離して波長ごとに受信したときの受信状態を検出し、該受信状態に関する前記情報を前記光送信装置へ通知する光受信装置と、
    前記光送信装置と前記光受信装置とを接続する光伝送路と、
    を備えることを特徴とする光通信システム。
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